山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

山小屋

以前は、北八ヶ岳は積雪期にしか歩かないことにしていた。第一の理由は、厳冬期であっても割と天気に関係なく(とはいえ暴風雪は止めた方がいい)歩けることで、天狗岳以北であればピッケルが無くても安心して歩けるのがメリット(東天狗を登降するにはピッケルがあった方が良い)。それと、基本的にドカ雪が降ることは無いので、ラッセルに苦労することも無い。
この頃さらに思うのは、無積雪期は丸っこい岩がゴロゴロしていて甚だ歩き難いのに対して、雪が積もればそれがすっかり隠され、気分良く歩けることが良い。しかし今回チョイスしたルートは、冬では1泊が困難な(麦草峠まで時間が掛かる)のでやむを得ずこの季節に登ることにした(山行記録はこちら)。
今回のポイントは、八柱山に登ること。ほぼ誰も登らない地味な山で、個人的には、国土地理院地形図で名前のある北八ヶ岳の山のうち、数少ない未踏の山なのだ。後は雨池を通って双子池ヒュッテに到着。到着したら、チェックインはさておき缶ビールをいただく。到着直後のビールは格別だ。
ここのキャンプ場は人気がある。雌池と雄池の2つの池があって幻想的な雰囲気を味わえるせいのようなのだが、トイレから遠いのが(特に女性にとって)難点。
ということで今回は、皆揃って小屋泊となった。ところがこの小屋のコロナ対策はちょっと変わっていて、大部屋の中にテントが張ってあり、その中に布団が敷かれている。ということでテント泊気分もちょっぴり味わえて、キレイなトイレも近いという、いいとこ取りな小屋泊になっている。
食堂は明るい雰囲気で、大きな窓から雄池が見える。モンベルカードを見せると飲み物が1本無料。ビールでもOKだった(太っ腹だ)。ありがたく雄池を眺めながらグビグビやった。夕食は天ぷらがメインディッシュ。他にとろろそば(とろろアレルギーなので、その部分は他の人に取っていただく)と豚汁が付いてくるのでボリュームは十分。この頃、山小屋の食事はまことに充実している。

001 【第1日目】麦草峠からスタート。いい天気。10時43分
005 池を横断。
007 山径らしくない。
008 この石ころゴロゴロは北八ヶ岳的。
011 でもこれがまた滑り易い。
012 林道に出た。
016 相変わらず平坦。
013 とても車は走れそうにない。
017 雨池に出た。11時46分
020 ここまで3km。
023 マイナーな径だけどちゃんとしている。
026 木々の幹の太さもちょっと違う。
027 八柱山に到着。12時26分
028 山頂にはこんな施設もある。
031 本日唯一のピーク。
035 雨池の畔に戻る。
037 雨池の東側を巡る。
040 この林道はジープでも走れそうにない。
041 ショートカット径は背丈ぐらいの笹を掻き分けて。
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043 こちらの林道は車通行可能。
045 建物が見えてきた。
046 双子池ヒュッテに到着。14時39分
047 こちらが入口。
050 チェックインの前にこれ。
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051 山に同化したような池。
052 背戸の山は大岳。
053 我々が泊まるのは大広間。
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054 図らずもテントに泊まることになった。
055 テントの中に布団を敷くのが面白い。
056 こういう使い方もできる。
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057 食堂。
058 天ぷら用のつゆ。
059 あちらが厨房。
060 女性従業員の心遣い。
061 スタンバイできました。
062 今宵のメニュー。
063 メインは天ぷら。
064 豚汁は具沢山。
065 いただきます。
066 八ヶ岳のクラフトビール。
067 【第2日目】早朝の雄池。
068 お湯を沸かしているところ。
069 もう陽は昇っているらしい。
070 では出発。また機会があれば来てみたい。5時45分

2日目は切合(きりあわせ)小屋まで、コースタイムで7時間の行程。頑張れば本山小屋まで行けないことも無かったが、3日目を麓の「いいで白川荘」に泊まる予定にしたので、切合小屋で十分なのだ。これも大人の余裕である(山行記録はこちら)。
午前5時前に「いいで白川荘」を送迎車でスタートし、大日杉小屋で下車。駐車場だけでなく、手前の取り付け道路にも路上駐車が溢れている。マイカー族は東京を夜半に出発し、未明から登り始めれば、小屋に1泊だけで東京へ帰ることも出来るのだろう。
5時30分に出発。今日も朝から暑い。地蔵岳に着くまでにたっぷり汗を掻いたし、水も一杯飲んだ。こんなに汗を掻いたのも珍しい。汗を拭いたタオルが、休む度に(隊長の如く)絞る必要があるほどだ。こんな調子では、小屋に着くまでに持ってきた水が無くなりそうだ。
地図によれば、途中に水場(目洗清水)があるとのこと。ここかなと行ってみると、随分と下らなくてはならない。でもそこには冷たくて美味い水がコンコンと湧いていた。お蔭ですっかり生き返った。この先は森林限界を越えていて、稜線漫歩気分。渇きが癒されると気持ちも蘇るから不思議だ。
切合小屋の手前で、最高峰の大日岳が見える場所があったが、残念ながら山頂には雲が懸かっていた。あそこまで行くにはもう1泊が必要、遥かな山だ。切合小屋には12時半過ぎに到着。休みを含めてコースタイム通りだった。受付を済ませたら缶ビールを買って乾杯。雪渓の雪でいい具合に冷えていた。ここはトイレ(小屋専用ではなく公衆用)が何と水洗式だ(翌日知ったが、この上にある本山小屋も水洗式)。水は天水らしい。東北の山小屋も進化している。
寝床は小屋の2階、暑くてとても居られないが、外も日向だったら同じ。皆、日陰になっている小屋の壁に沿って時間を過ごす。夕食はカレー。ここはそもそも避難小屋なのに、常駐管理人がいて、ちゃんと食事が出るのは有難い。でも食堂が無いので、やはり外のベンチに座って喰った。なかなか美味かった。

025 路駐の車がいっぱいだった。
026 立派な大日小屋。でもひと気が薄い。
027 さて張り切って行こう!5時30分
029 ザンゲ坂。
032 尾根歩き。気温は高い。
034 アキアカネが飛び交っている。
033 1回目の休憩。早いけど水分補給が必要な状況。6時9分
039 何処が見えているのか判らない。
041 右手に朝日連峰。
043 だまし地蔵を越えたら飯豊本山が見えた。
044 こちらもようやく見えた地蔵岳。
046 振り返ると端正な山容は会津磐梯山。
047 径の両脇はきれいに刈られている。
048 左奥は吾妻連峰。
051 近く見えるが、ルートは左を大きく迂回する。
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054 雄大な眺め。
056 ハクサンコザクラとチングルマ。
059 アオノツガザクラ。
061 終わりかけのタカネマツムシソウ。
063 標高1,600mを超えた。
067 切合小屋クローズアップ。
069 ここでも雪解け水を飲んだ。
074 ヒメサユリ。
075 高山でこの色はヒメサユリだけ。
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077 こんなところ。
080 稜線に出た。
081 大日岳はガスの中。
082 もう切合小屋は目の前。12時34分
084 大日岳に向かう稜線には雪が豊富。
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086 切合小屋前で待望のビール。
087 2階は暑い。
088 小屋から望む草履塚と飯豊本山。
090 夕食はカレー。小屋の外で喰う。
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道東3日目は、羅臼岳アタック(山行記録はこちら)。登山口と山頂との標高差は1,450mで、今日が一番の登り応えがあるはず。天気も上々なので、急がずにゆっくり登ることにした。しかし今日のフライトで羽田に帰る者もいるので、ちょっと早め目にホテルを出ることにして、岩尾別温泉登山口を5時30分にスタート。
結果的にはこれが正解。結局、往復で実働時間8時間、休憩を含め9時間弱掛った。予定通りの出発時間だったら、今日帰るB班は斜里グリーン温泉で汗を流すことは出来なかったかも知れない。やはり山は早立ちが鉄則だ。
行程はそれなりに長かったものの、変化に富んでいて飽きさせなかった。ヒグマに遭遇することも無く(足跡とかフンは見当たらず、全く気配は感じられなかった)、登降に支障が有るような残雪もなし、オホーツク海や知床連山、雲海に浮かぶ国後島の山も望むことが出来たのは幸い、羅臼岳ならではの景色を見ることが出来た。
高山植物は、3つの山では羅臼岳が一番豊富だったかも知れない。それも大沢に沿って登る辺りはまさに花園状態、時期的にも一番いいタイミングだったようだ。小さなエゾツツジのピンク色が印象的だった。一方、山頂からは360度の大展望が得られるはずだったが、残念ながら丁度ガスが懸かってしまい、期待した斜里岳や雌阿寒岳の姿は見られなかった。
下りも景色や花にそれなりに楽しんで、登山口にある木下小屋まで4時間近く掛かって到着。覗いてみると小屋主がいたので、との~には申し訳ないと思いつつ「ビール、おいてありますか?」と訊いてみると、あるよ、との返事。全然期待せずに下りてきたので、望外のビールにありつくことが出来た。

210 車の中から見えた山は羅臼岳か?
213 あれが羅臼岳かな。
214 あっちは硫黄山辺りか。
215 ダケカンバの径。
216 快適な径だ。
217 極楽平を通過中。
219 オホーツク海が見えた。
220 今日は期待以上に良い天気だ。
221 銀冷水。8時8分
222 ここにはトイレブースがある。
223 羽衣峠通過。8時20分
225 ここが大沢。
226 雪はアイゼンを使う程ではなかった。
227 振り返ればオホーツク海。
228 昨日とは別世界ですね。
229 エゾコザクラ。
230 下に見えてきたのは知床五湖。
231 エゾノツガザクラ。
232 一ノ岩場。8時49分
234 辺りはお花畑。
235 テンションも上がる。
237 エゾコザクラ。
238 エゾコザクラとチングルマ。
239 もう羅臼平が近い。
242 雲海の上に国後島の山。名前は分からない。
240 羅臼平から見上げる羅臼岳。9時12分
243 ハイマツの海。
244 溶岩ドームを攀じ登る。
245 山頂に着いた。10時26分
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246 菊丸到着。
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246 みんな揃って記念撮影。10時31分
249 下りも結構、時間がかかる。
250 知床連山と国後島。
251 山頂を振り返る。
252 イワヒゲ。
253 岩場はほぼ終わり。
254 知床連山がすっかり見えてきた。
257 エゾノツガザクラ。
258 オホーツク海は遠い。
259 一ノ岩場付近を通過。
260 雪渓の傍はひんやり気持ちイイ。
262 傾斜は緩いので問題なし。
267 木下小屋に到着。14時26分

2日目は今回の目玉、白尾山の南にある寂峰、荷鞍山(標高2,024.2m)のアタック。前日、小屋の主に山行計画を提出するとき「そんな山に行くのか?」と少し驚かれた。確かに変わり者か篤志家じゃないと行かない山かも知れない。
この山行プランを立てるに当たっては、幾つかの懸念があった。一つは長沢新道に取り付く前の沢に、渡れるようなスノーブリッジが掛かっているかどうか。そしてその長沢新道に、トレースが付いているかも気になっていた。最後の一つは、荷鞍山への尾根に藪が出ていないか、あるいはアイスバーンになっていないか、だった。
この時期、沢の状況は毎度気になるものだが、実際には懸案のスノーブリッジは、思ったよりもしっかりしていて、そのまま上を渡ることが出来た。場合によっては、リュックサックを先に投げて、空身で飛び越えなくてはならないかと懸念していたが、杞憂に終わった。
長沢新道のトレースも全く心配は不要で、急斜面の登り(無積雪期は階段があるところ)も含め、しっかり出来ていた。恐らくは、ゴールデンウィークとして後半に山へ入ったせいもあるはずだ。4月29日や30日だったら、きっとこうはなっていなかっただろう。5月3日出発にして正解だと、密かに自画自賛。
荷鞍山へと連なる尾根は、一部急斜面があったものの、藪は無く、アイスバーンにもなっていなかったので、気持ち良く辿ることが出来た。荷鞍山山頂にちゃんとした標識(とはいえ、個人の手作り)があったのには少々吃驚した。奇特な方はいるものである。
順調に往復することが出来、しかも終日ピーカンの天気だったので、GWの尾瀬としても久々、会心の山行となった。龍宮小屋には14時前に到着。小屋の主に荷鞍山山行結果を報告し、また雪原を眺めながら缶ビールで乾杯した。

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064 小さな流れにはスノーブリッジがある。
076 眼下には尾瀬ヶ原。
082 富士見田代に到着。8時42分
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093 ピラミダルな山が目指す荷鞍山。
095 荷鞍山が目の前。
097 一旦、急降下。
101 カモシカのトレースを追いかける。
105 標高差は100m余り。
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108 山頂標識があった。
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135 シリセードはやりにくい。
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146 着いたらコレ。
148 3時前から風呂に入れた。
149 2日目の夕食。

振り返ってみれば、GWの尾瀬へ行くのはもう13年ぶりだと知る。この頃行かなくなったのは、尾瀬の山はほぼ登り尽くしたせいもあるが、尾瀬ばかりに拘り合っている場合じゃない、他に行きたいところは山ほどある、と考えたせいだ。とはいえ、偶には尾瀬も良い。今回は、数少ない未踏の、荷鞍山に登ってみようかと思い立ち、ついでに未だ泊まったことが無い、龍宮小屋へ行くのを目当てにしてみた(山の記録はこちら)。
1日目は龍宮小屋まで、アプローチは鳩待峠から。鎌田でトイレ休憩があったり、尾瀬戸倉でシャトルバスに乗り換えるのは以前と変わりがないが、尾瀬戸倉の関越交通バス停とシャトルバス停とが随分離れていた。何か事情があるのかも知れないが、ユーザーには却って不便になっていないか。
シャトルバスも、鳩待峠までは行ってくれず、手前の駐車場で降ろされ、少しだけだが車道を歩かされることになる。鳩待峠辺りの雪の量は多いとも少ないとも云えない状況だったが、山ノ鼻へ下り出すと、何時もよりも多い感じがした。山ノ鼻に着くとそれは明らかで、雪が融けたら顔を出すミズバショウは殆ど見掛けないし、だいいち尾瀬ヶ原の木道は殆ど雪の下だった。
鳩待峠から龍宮小屋まで2時間半ほどで到着。晴れていたとはいえ、適当に雲が太陽を遮ってくれていたせいで、雪はそれほど腐らず歩き易かったし、またそれほど暑い思いをせずに尾瀬ヶ原を歩くことが出来た。着いたら先ず、小屋のご主人から宿泊に当たっての注意事項等の説明がある。
それが終わったら支払、部屋割り等があるが、その前にとりあえずビールをいただくことにした。真っ白な尾瀬ヶ原と、その先に聳える至仏山を眺めながらの一杯は至福の時間である。そうこうしているうちに、風呂に入れるようになったというので、早速入らせてもらうことにした。尾瀬で浸かる風呂も贅沢。風呂から上がったら、また雪の平原を眺めながらビールを呑ませてもらおう。

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046 先ずはお疲れさんでした。
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050 17時30分ディナータイム。
051 アクリル衝立がびっしり。

今週末の山行は、入笠山から釜無山を目指そうというプラン。入笠山は6年前にも日帰りで登っているが、その時は雪が殆ど無くてただ寒いだけだった。今年はそこそこ降ったようなので、スノーシューを抱えて勇んで行った。
富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗り込むときから感じていたが、この山に犬を連れてくる観光客が何かと目立つ。どうやら入笠湿原やお花畑(何方もこの時期は単に雪原)へやって来て、犬を遊ばせているようなのだ。云わば天然のドッグラン。雪が好きな犬には堪えられないと思う。
同じく雪に塗れるのが好きな我々は、入笠山を越え、大阿原湿原を越えたところでタイムアップ、釜無山はまた次の機会となった。でもトレースが無いところを代わる代わるラッセルし、雪が深いところでは股下ぐらいまで沈んだり、中には転げて雪塗れになったりと、存分に雪を楽しんだ。
今宵は「マナスル山荘」に投宿。昔から一度泊まってみたいと思っていた。実際に泊まってみて感じたのは、とにかく小屋のホスピタリティが高いというか、宿泊客をもてなそうとする意欲が随分高い。子供が退屈しないような玩具とか、消灯後の読書用スタンド照明だとか、ランチメニューが充実しているとか、スノーシューやチェーンスパイク、そり等を無料で貸してくれるとか、就寝時に湯たんぽを貸してくれるとか、とにかく様々な気遣いを感じるのだ。
そんな小屋だから、夕食も充実している。メインディッシュの塩釜ローストポークからデザートまでなんと12品目の料理。それをビュッフェスタイルで好きなだけ盛ることが出来る。もうこれだけで普通の山小屋を超えていると思う。でも実は、平日に来れば、色々な料理をその都度注文できるというから驚く。それはもう山小屋ではなく、居酒屋だ。次回はぜったい、平日に来るぞ!

001 【第1日目】車窓から南アルプス。
002 甲斐駒ヶ岳。
003 富士見パノラマリゾートの山麓駅から見えた八ヶ岳。
004 これからゴンドラに乗る。
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005 山頂駅からスノーシューを履いてスタート。
007 湿原を横断。
008 ここを登れば・・・
010 ランチメニューが豊富。
012 宿泊者はタダで借りられる。
015 落葉松林を行く。
016 サルオガセですよ!
019 急登の始まり。
021 ワサワサひとがいる。
022 山頂に到着。
023 八ヶ岳は丁度ガスに隠れてしまった。
025 甲斐駒ヶ岳や鋸岳は見えそうで見えない。
027 入笠山から下りきったところ。
028 この先もトレースあり。
030 夏道に沿ってトレースがある。
033 湿原を横断する遊歩道。
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035 この先はガチ、ラッセル。
036 僕の前に道はない。
041 このちゃんコケました。
042 Woodyさんコケました。
043 マナスル山荘へ戻ってきた。
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044 取るもの取りあえず。
045 夕食はビュッフェスタイル。
046 マナスル山荘オリジナルワイン。
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047 山小屋にしてこのメニュー。
048 ローストビーフは塩釜焼。
049 【第2日目】朝焼け。
050 朝食も山小屋らしからぬメニュー。

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051 Woodyさんにじゃれ付きたい、あじ。
053 しまった、ペッカリービール呑み損なった!
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昨年に引き続き「大峯奥駈道」第2弾。前回は行者還トンネル西口から南を目指し、前鬼口までトレースしたが、今回は北側。大普賢岳、山上ヶ岳を経て五番関を目指す行程。同行してくれる菊丸とは阿弥陀ヶ森女人結界でサヨナラするので、4時間余りは一人旅となる。
行者還トンネル西口を出発し、奥駈出合から五番関まで一日では到底無理なので、途中、行者還避難小屋での宿泊が必要。そのために防寒具、シュラフ、食料、水等、普段よりも余計な荷物を背負っての縦走となる。腰の調子がいまいちな状態だったが、背負ってみると意外と何とかなるものだ(山の記録はこちら)。
昨年の奥駈出合から右へ向かう弥山方面は、最高峰で深田百名山の八経ヶ岳を目指す登山者と頻繁に出会ったが、今回の奥駈出合から左は実に静か。忽ち仙境の雰囲気に浸れる。
登山口から3時間強で行者還避難小屋に到着。誰もいない。建物内部はかなりキレイな状態(トイレはそうでもない)。気になっていた水場を見に行くついでに、奥駈道からやや外れている行者還岳に登ることとする。行者還岳の南側は絶壁なので、東側を北へ回り込んで登るようになっている。
水場はよく分からなかったが、それらしきところを一寸登ると、水の音が聞こえてきた。ホースは外れていたが、水は普通に流れていた。この先、小笹ノ宿まで水場はないので貴重だ。奥駈道まで戻り、行者還岳へ向かうと梯子が連なる急こう配。しかも浮石が多い。梯子が無ければかなりの難所だ。明日はリュックサックを背負ってまたここを登るのかと思うと気が重い。
無事、行者還岳登頂を果たしたら小屋まで戻る。夕食前に、菊丸が持参してくれたつまみを突きつつ、ちびちびと赤ワインを呑んでいたら、単独行男子がやってきた。結局その晩は、我々含め3人だけが投宿した。泊りで奥駈道を縦走する輩は意外と少ないということだ。
軽量化を図ったので、夕食は(朝食も)アルファ米リゾット。結構、美味かった。夜半はかなり風が吹いていて山が唸っていた。そのせいか、思ったよりも冷え込まず、比較的よく寝られたようだ。

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001 【第1日目】行者還トンネル西口。
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001 【第1日目】
002 ここが登山口。張り切っていこう!11時58分
003 ゆるゆると歩き始める。
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005 リュックサックの重さを感じながら。
006 シャクナゲが出てきた。
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007 稜線は近い。
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008 「出合」に到着。13時7分
009 これから奥駈道を西へ向かう。
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010 行く手には大普賢岳。
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011 茫洋たる紀伊山地。今日は快晴。
012 穏やかな尾根を辿る。
013 懐かしの仏性岳&孔雀岳。
014 西側斜面を進む。
015 一ノ垰(いちのたわ)に到着。13時44分
016 北西の眺め。左端は鉄山(てっせん)、右端が稲村ヶ岳。
017 東の眺め。大台ケ原。
018 西の眺め。弥山とその左に八経ヶ岳。
019 ここから行者還トンネル東口へ下れるようだ。
020 小さな水溜まり(池)がある。
021 ここは靡(なびき)の一つ。
022 靡だけど、ここは全く岩々していない。
023 今日のランチも2年前と同様、わさび葉寿司。
024 長閑なところでひと休み。
025 目の前には行者還岳、右奥の大普賢岳が高い。
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026 岩が出てきた。
027 行者還岳の正面には岩壁。
028 おやっ、人工物。
029 行者還避難小屋に到着。15時11分
030 随分立派だ。
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031 行者雫水へ向かう。
032 ホースは外れているが・・・
033 水は湧いていた。
034 あの木造物のなかに貯水タンクがある?
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035 あそこが行者還岳山頂か?
036 到着。
037 一個目のピーク、ゲットしました。15時54分
038 なんとか大普賢岳が見えた。
039 小屋へ戻る。
040 明日ここを登るのはイヤだな~。
041 行者還避難小屋の大部屋。
042 2階もある。
043 我々は1階の小部屋。
044 auは動画が再生できる!(docomoは全然ダメ)
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045 夕食はドライフーズ。
046 でも赤ワインとつまみも。
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047 【第2日目】朝5時8分。朝焼けに見惚れる。
048 パッキング中。
049 日の出の刻。
050 同宿の単独行。
051 それでは出発。5時33分

今回も挙ってオーレン小屋詣り。8人が集まった。いつものようにアプローチは桜平から。タクシーが駐車場へ辿り着くだいぶ前から、路上駐車しているクルマが一杯。要するに、上の駐車場に入り切らないクルマがわんさかある。上には入れなかったけど、下の駐車場には戻りたくない(そっちはガラガラ状態)輩が多かったということだ。それはそれで構わないが、路駐ばかりだと行き違いが出来なくて運転手は難儀するだろう。
タクシーから降りて荷物をパッキングし直しているうちに、いつの間にか誰もいなくなっていた。もう頭が山の上に行っていて、誰が揃っていないかなどは関係ないようだ。今日はオーレン小屋に着いたら自由行動と云ってあるので、別に桜平から自由行動でも構わない。夏沢鉱泉からは槍穂連峰が見えた。
オーレン小屋に着いて、元気そうな(去年よりもずっと生き生きしている)クマちゃんの顔を見たら、単独行で赤岩ノ頭を往復することにした。小屋で夕食まで読書でも良かったが、今日は小屋に居たら勿体ない天気。テントサイトは家族連れで賑やかだ。
今まで赤岩ノ頭に登って眺めが良かった記憶が薄いが、今日は文句ない大展望。東側こそ硫黄岳が視界を遮っているものの、それ以外はぐるっと素晴らしい眺めだ。赤岩ノ頭の山頂には学生が群がっていて、奇声を上げているので近付きたくないのが唯一のマイナスポイントだった。
オーレン小屋に戻ったら、さっそくビールを買ってベンチでグビッとやる。間も無く根石岳山荘まで往復してきたチームが戻ってきた。陽気が良過ぎるので、屋根の下に移動して乾杯。真昼間からビールを呑んで、筋肉を弛緩させるのはやめられない。そのうちに、休憩タイムのクマちゃんも合流、青空のもと楽しく歓談した。

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013 (A+C班)オーレン小屋に到着。11時42分
020 (B班)箕冠山の向こうから東西天狗岳。12時32分
021 (B班)シラビソからダケカンバに変わると途端に明るい。
022 (B班)振り返ると乗鞍岳から北アルプスまでが見えた。12時45分
024 (B班)こちらは西天狗岳と蓼科山。
027 (B班)横岳。一番手前の岩峰が大同心。
028 (B班)赤岩ノ頭山頂は学生たちに占拠されている。
030 (B班)手前の高原は霧ヶ峰。右端に美ヶ原。
035 (B班)若者集団と硫黄岳。13時11分
039 (B班)赤岩ノ頭から浅間山が見えると知りました。
040 (B班)峰ノ松目に向かって下る。13時15分
041 (C班)眼下にA班。
042 (C班)根石岳山荘と根石岳と天狗岳。
043 (B班)これから下ります。
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046 (A班)真ん中あたりに焼岳と霞沢岳。
053 (A班)箕冠山直下から根石岳を振り返る。13時37分
054 (C班)東天狗岳への登り。13時42分
058 (C班)東天狗岳に到着。14時12分
059 (C班)東天狗岳から南を眺める。
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060 (B班)オーレン小屋に戻って一杯。14時13分
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061 (A+B班)合流してまったり中。
062 今宵のディナー。
063 勿論、これがメインディッシュ。
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065 こちらでは、くまちゃんと。
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068 【第2日目】峰の松目に朝日が当たってきた。4時52分
069 朝食。
071 くまちゃんとお別れして出発。6時2分

今回は久しぶりの大菩薩連嶺。通常であれば甲斐大和駅か塩山駅からのアプローチになるが、今回は奥多摩駅から。それには理由があるが、ここでは省略。ともあれ、県道508号大菩薩峠線で白糸の滝駐車場までタクシーで入る。もっと先まで舗装されているのに、何故か「営業用車両はここまでしか入れない」のだと運転手は云っていた(山行記録はこちら)。
白糸の滝をちょっと鑑賞したあと、車道を外れて山に入る。この径はいにしえからの生活道路で、馬でも往来できるような緩やかに造られている。そのせいで、大菩薩峠まで凡そ900mの高低差があってもそれを感じさせない。眺めは無いが新緑が気分いいので、3時間余をかけてゆっくりと登った。
今までは殆ど人には遭わなかったが、さすがに大菩薩峠には多くのハイカーが屯している。今日の眺めはいまいちだけど、気分は上々、暫くのんびりしてから大菩薩嶺には登らず、上日川峠へ向かって下ることにした。
福ちゃん荘には多くのテント。このコロナ禍にあっては、ソロテント泊がリスクが低いという共通認識が出来ているようで、大した賑わいだ。確かにテント内のリスクは低いかも知れないが、テントの周りは結構、高そうだ。
程なく上日川峠の「ロッヂ長兵衛」に到着。前回はコロナ禍前の2018年10月13日。嵯峨塩鉱泉から登って日川尾根を辿ってやってきた。今日は、その時よりも人は少ない。着いた途端、なおちゃんは生ビール(600円)を買いに建物に飛び込む。流石に行動が早い。気温はやや下がってきたが、おかげで汗を引かないうちのビールを呑むことが出来た。

02 白糸の滝駐車場。
07 わざわざ寄り道するだけの価値はある。
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10 やっとここから山道。
11 橋はしっかりしている。
12 如何にもむかし道。
14 斜面をゆるくトラバースする径。
18 ヒノキ林を通過。
22 あくまでも緩い登り。
24 この道標もクマに齧られている。
25 なかなか標高が上がらない。
33 ミツバツツジを見上げながら登る。
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34 ようやく標高1,550mを越えた。
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42 大菩薩連嶺らしくなってきた。
43 大菩薩峠に到着。
47 眼下に大菩薩湖。富士山はやっぱりガスの中。
48 いつもの風景。
50 そんな登山客は我々ぐらいか。
51 のんびり過ごす。
52 今までは圏外だったので。
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54 福ちゃん荘にはテント泊客が多かった。
55 ロッヂ長兵衛に到着。
56 生ビール、冷えてます。
57 いただきます。
58 タクシーを待つ。

2週続けての八ヶ岳、今回はオーレン小屋で働いているくまちゃんへの慰問団(のような仕事ぶり見学会のような)ツアー。総勢8名となった。元々はテントを持っている者はテント泊のつもりだったが、天気が悪そうとか、せっかく部屋を確保してくれそうだから、ということで、揃って小屋泊りということになった。何かと易き方向に流れるものである。
先ずは茅野駅からタクシーで桜平まで。訊けば、山ノ神から先、桜平までは定額3,750円という。本来、タクシー料金は国土交通省の認可制のはず、果たして区間定額運賃なんて認められているのだろうか、それとも業者間の協定(ヤミ協定?)なのか、ちょっと謎だ。
桜平からオーレン小屋までは、コースタイムで1時間20分の距離。皆、スタートこそ纏まって出発したが、突如このちゃんは、糸が切れた凧の如く脇目も振らずに猛スピードで登っていき、一方、他のハイカーの熊鈴が煩いから離れたいと同じくスピードを上げる者、とても付いていけないとマイペースで登る者など、次第にバラけていき、三々五々、オーレン小屋に到着。結局、一番遅い者でも休みなしでコースタイム通りだった。コロナ禍で小屋泊もテント泊も定員を減らしているらしいが、それなりに登山客は来ている様子。やはりオーレン小屋は人気が高い。
小屋に着いたらあとは自由行動。雲行きはかなり怪しいものの、小生はひとり箕冠山を目指して歩き出す。ところが案の定、ほんの数分後に雨が落ち始めたので、濡れてまで登るつもりは無いと直ちに中止。また小屋へ戻って、ひとりビールを呑みながら読書に勤しむ。そのうち、風呂が沸いたとのことで、有難く一番風呂に入らせていただく。
女子連+Woodyさんは結局、雨に降られながらも纏まって夏沢峠までは往復してきたようだ。小屋に揃ったところで、離れの部屋(別館)、そのわきのテラス席などで、酒とつまみで暫しまったり。こうやって漫然と小屋で過ごすのは久しぶり、とても贅沢な時間である。(その後の、くまちゃんとの交流、他は山行記録をご覧あれ。)

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今回は白駒池でのテント泊が目的。もう彼是5年ぶりとなる(前回の山行記録はこちら)。前回同様、八千穂駅から白駒池入口までタクシーを利用、そこからキャンプ地まで歩いて15分のお手軽さは変わらない。変わったのは、まだ午前中なのに青苔荘キャンプ場が、既にかなりテントで埋まっているということ。これもウィズコロナ時代の現象だろうか。
我々も先ず、良い場所を選んでテントを設営(ひと張1,000円、ボードの上はプラス500円)。勿論我々も今風に、ソロテント5張である。
テントを張り終えたらまだ時間は早いので、暇つぶしに縞枯山へと向かう。麦草峠を越えたら、先ずは茶臼山をひと登り。北八ヶ岳は総じて火山ばかりのせいか、全体としては緩やかな山容なのに、個々の山はおわん型になっているため急登が多い。この茶臼山も例外ではない。
山頂そのものはコメツガ・シラビソの森に覆われていて眺めは得られないが、ちょっと入ったところに展望台があり、西側が開けている。ハイカーが結構、集まっていて眺めを楽しんでいる。しかしどうも雲行きが怪しいので、縞枯山はヤメにして五辻を回ってから戻ることにした。
縞枯れた樹林帯を抜け、五辻からはほぼ水平に樹林帯を散策。そうこうしているうちに案の定、雨が落ち始め、間もなく本降りとなった。ひと登りすればまた麦草峠、せっかくなので麦草ヒュッテで雨宿りさせてもらうことにした。勿論、タダではダメ、小生は缶ビールをゲットしグビッとやる。
他の者はと目を向ければ、皆、アイスクリームを喰っている。いつのまにか当山岳会はアイスや菓子が好きな輩ばっかりの集まりに成り果てていた。嘆かわしいことだ。きっと隊長は今ごろ、異郷の地の空を眺めつつ泣いているに違いない。

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053 麦草ヒュッテで雨宿りがてら一杯。

054 うちの会はアイスクリームを喰う輩ばかりの集まりに成り果てた。

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ウィズコロナ時代になり山小屋には泊まりにくくなったので、代わりにテント泊にしようと久しぶりに三条の湯へ行くことにしてみた。1日目は三条の湯まで、2日目は空身で雲取山往復するとして、7月の最終週ならばもう梅雨も明けているだろうと目論んでいたのに、今年はとにかく良く降るし、まだ明けない(結局、明けたのは8月1日)。テント泊なのに当日も朝から本降りでは、気分も盛り上がらない(山行記録はこちら)。
奥多摩駅のバス停には先客が2名、うち1名は関西からやって来たという(深田百名山の雲取山狙いの)、小生と同年配の男性。土地勘が無いので、と云いながら色々質問された。今日は七ツ石小屋に泊まる予定とのこと。もう1名は建築工学専攻の東工大大学院生だというスウェーデン男子。リュックサックがやけに小さいので日帰りのようだが、欧米系男子なら本降りの雨だって雲取山往復は問題ないだろう。丹波行のバスは、青梅街道が鴨沢から先、大雨で通行止めになっているので留浦BS止まり。昔のバスは留浦行きが普通だったので、何だか懐かしい。
傘を差して歩き始めたら偶々鴨沢登山口にいた人に「三条の湯へ行くんだったらゲートまで送っていくよ」と声を掛けて貰う。勿論、断る理由なんてない。何だか見たことがある人だなと思っていたら、車の中で話を聞いていくうちに、以前泊まった「くろがね小屋」の小屋番だった人と判る。奇遇だ。明日も電話を呉れれば迎えに来るよ、と有難い言葉を掛けてもらいつつ後山林道を歩き出す。
雨の林道歩きは、それ程嫌いではない。カンカン照りに歩くよりはずっと良い。緑は濃いし、沢の水量がやけに多い。沢に落ちたらそのまま奥多摩湖まで直行だろうな等と妄想しつつ、2時間半程で三条の湯に到着。
とりあえずチェックインし、缶ビールを入手してからテントサイトまで戻り(小屋と高低差が30mぐらいあるので結構大変)、雨の中テント設営。3人ともニーモ1人用だが小生はブレイズ、なおちゃんがタニ、このちゃんがホーネットと三者三様。パーツや設営方法もそれぞれ違っていて、技術改良の跡が垣間見られる。
テントから顔とビールを出して乾杯した後、夕食は小屋の食堂を使わせてもらえないかと小屋に上がってみると、小屋番さんに「小屋泊まり客に支障が出ない範囲でどうぞ」と云われる(結局、その晩は誰も来なかった)。
食堂の一番奥に陣取り、つまみを喰いながらだらだらと吞み始める。風呂が沸いたと聞いたので、早速入らせてもらう。当然、一番風呂。湯上りに食堂に戻りまたビールを呑む。そのうち小屋番さん(山岸さん)が現れ、我々と暫しおしゃべり、様々な山談義を聞かせてもらいながら、贅沢で楽しいひと時を過ごした。やっぱり偶には山小屋がいいもんだ。

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今週の山行は、黒金山からゴトメキ、遠見山(別名:大丸戸)を経て柳平へ下ろうという少々チャレンジングなプラン。大ダオから遠見山辺りまでは、奥秩父にあっても未だ人跡の乏しいエリアなので、自ずと気分は高揚してくる(ちゃんとした道を望む者は、想像しただけで萎えてくる)。
黒金山まではもう3回目なので勝手知ったる径だが、やはり今回もすっかりガスに包まれ黒金山山頂からの眺めは無かった。何故かそういう巡り合わせになっている。ここから乾徳山へ向かう径も必ずしもはっきりしている訳ではないが(特に倒木が惑わせるが)、分岐から大ダオへと足を向けると途端に原始の森を彷彿させる世界が広がる。
踏み跡はそれなりにあるものの、朽ち果てて苔とほぼ同化したようなものから、つい最近倒れたと思われるものまで、大小様々な倒木が次々と現れ我々の行く手を阻む。平坦であればそれ程難儀しないが、上り斜面だと潜るのも乗り越えるのもひと苦労するし、下りは下りで大きな段差が転倒や滑落を誘うので神経も使う。のんびりなんか歩けないが、それが良い。生憎の雨もさして気にならない。
ともかく、なかなかこれだけ数を越える(潜るか跨ぐ)ことは無いので、ゲップが出るほど倒木を堪能できる。倒木ヲタクには堪らないはずだ。それ以外にも、サルオガセがびっしりと付いた落葉松林や胸まで没する笹薮、最後は急傾斜の法面を下るところもあって、文字通り障害物レースをたっぷり味わった(山行記録はこちら)。
予想以上に時間は掛かったが無事、柳平に降り立つ。タクシーを呼ぶ時間を利用して「金峰山荘」に寄る。ビールを注文する際、せっかくなので「ウッドデッキで呑んでもいいですか?」と店の人に訊いてみると二つ返事で快諾、直ぐに人数分の椅子を持ってきてくれた。山行の余韻に浸りながら呑んだビール(プレミアムモルツ)が、格別美味かったことは云うまでもない。

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今度の山行は、奈良の大峰。大峰どころか、抑々個人的に関西の山は今回が初めて。大峰と云えば山上ヶ岳が有名だが、深田百名山狙いの者にとっては最高峰の八経ヶ岳となる。山上ヶ岳はこのご時世であっても(フェミニストですらタジタジの)女人結界の中にあるし今回の参加者は男子は小生のみ、而して今回は後者に登ることとし、でも折角の機会なので奥駈道を少々辿って前鬼へ下るプランにした(山行記録はこちら)。
初日は行者還トンネル西口から弥山(みせん)小屋まで。家を午前5時に出ても、登山口にようやく着くのは11時30分。やっぱり大峰となるとアプローチに時間が(勿論運賃も)掛かる。関西近郊の自家用車でやってきた登山者はとっくに登り始めていて、登山口前の駐車場には吃驚するほど車が停まっている。
奥駈道に上るころには、もう八経ヶ岳から下りてくる登山者と頻繁にすれ違うようになる。今日は天気が良いので、東側の見通しが利くところでは、山上ヶ岳まで連なる奥駈道の全貌が見渡せ、いつの日にか彼方の方にも行ってみたいという気持ちになる。奥には大台ヶ原と思しき山も視認できる。一方、目を南に転ずると、茫洋とした紀伊山地が果てしなく広がっていて、何処まで見えているのか判らない。いったい、どの辺りが熊野なのだろうか。
弥山には午後3時過ぎに到着。山頂には立派な天河大弁財天奥ノ院があって、その前からは八経ヶ岳が良く見える。弥山小屋はなかなか大きな小屋だが、今日の宿泊者は約30人ぐらいだろうか。訊けば、来週末には営業終了とのこと。そのためか、料理のメインディッシュはハンバーグでなく塩シャケだった。
寝る段になっても、客室はストーブが無いと寒いくらい。関西だったらもうちょっと暖かいかも、と思っていたが関東とちっとも変わらないので少しだけ吃驚した。

042 眺めが良くなってきた。

052 お参り。

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昨年、突然の海外出張で、計画していた山行(その時の記録はこちら)をドタキャンしたため、改めて仕切り直ししたリベンジ計画。今回は苗場山山頂で1泊し、下って赤湯でもう1泊するという超のんびり贅沢プラン。台風来襲のため、暫し進路予想とにらめっこしたが、何とかなりそうなので予定通りに出発した。
和田小屋からの径(祓川コース)は岩ゴロゴロで歩き難いところもあるが、基本的にはしっかり整備されていて、順調に高度を稼げる。しかし、深田百名山へ登る径にしては、行き交う登山者が随分と少ない。やはり台風の進路が危ぶまれたせいだろう。
神楽ヶ峰から一旦下って暫しの急登を我慢すれば、突然、目の前に平坦な世界。ガスに包まれていて視界は無いが、まさしくテーブルマウンテンの縁に立ったと実感する。湿原は草紅葉の季節を迎えているようだ。ここから今日泊まる山頂ヒュッテ(正式名称は「苗場山自然体験交流センター」という青少年向きな名前)まではもう、指呼の距離である。
丁度昼時なので小屋の中はガランとしているが、結局、今宵の宿泊客は収容人数(定員92名)の半分にも満たない程度だった。やはり天候を危ぶんでキャンセルが出たらしい。おかげで、我々は伸び伸びゆったりできる。この建物は1998年に出来たということだから、もう20年以上経っているわけだが、それにしてはキレイで手入れが行き届いている印象だ。山頂にある小屋にしては、トイレも水洗(浄化槽方式)で申し分ない。
到着したら先ず、売店(兼受付)で缶ビールをゲットし、外のテラスでグビっとやる。晴れていたらさぞや気分がいいだろうが、視界ゼロだし段々冷えてくるので、適当なところで切り上げて、続きは談話室でのんびりする。ここもなかなか居心地が良い。
翌朝は、予想外に良い天気で、ご来光を拝むこともできた。朝日に照らされた湿原は、言葉に表せないほど美しい彼岸の世界。次回は花の咲く頃に来て、秋山郷に下るとしようか。

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両俣小屋は、随分前から(たぶん30年ぐらい前から)いっぺん泊まってみたいと思っていた。もちろん、「41人の嵐」に描かれた1982年の出来事を知ったせいもあるが(本は読んでいない)、他の小屋とは違ってのんびりできそうな感じが気になっていた。山ヤよりも釣り師に有名と聞いたことも、更に云えば何もせずにぼ~っとしたい人間が集まるところとの話も知っていた。少なくとも南アルプスの北半分(三伏峠以北)にある山小屋の中では、最高にディープな山小屋だろうと想像していた。
とはいえ、釣り師や独りになりたい人のように、単に野呂川を遡って行くだけでは山ヤがすたる。となれば一般的には、①北沢峠から仙丈ヶ岳を越えていくか、②三伏峠から塩見岳を越えていくか、③広河原から北岳、間ノ岳を越えていくか、あるいは④大門沢から農鳥岳を越えていくか、という4つの選択肢がある。
2泊3日で、という制約を加えると②と④の選択は無くなり、③は前泊する白根御池小屋か肩ノ小屋が激混みしそうなので却下すれば、自ずから仙丈ヶ岳を越えるのが真っ当だろうと分かる。長大な仙塩尾根のうち、三峰岳と仙丈ヶ岳の間は小生にとっての空白地帯なのだが、このうち仙丈ヶ岳と野呂川越の間をトレースすることもできる。
実際に歩いてみると、仙塩尾根は単調で長いだけの退屈な尾根歩きかと思っていたが、豈図らんや、なかなか変化に富んでいるし、少なくとも半分ぐらいは眺めが抜群に良いし、眺めが無い樹林帯もこれぞ南アルプスというしっとりした感じだし、なにしろ人が少ないという点でも大いに気に入った(山行記録はこちら)。
辿り着いた両俣小屋は、予想通りひっそりした場所にある小屋、野呂川の流れが見えて開放感は十分、小屋主の星さんの人柄もあって大層居心地がよろしい。この次は、なんとか三峰岳と野呂川越の間をトレースするタイミングでまた来たい。しかし、単に野呂川を遡って来るのもなんか良さそうだなあ。

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久しぶりに北沢峠を訪れることになった。これまで北沢峠は数え切れないほど通ったが、「仙水小屋」に1回、「長衛小屋」に1回泊まった以外は、全てテント泊ばかりだった。長衛小屋前のテント場には春夏秋冬、合わせて何度か泊まった。
今回は仙丈ヶ岳を越えて仙塩尾根を辿り、両俣小屋まで縦走する予定なので軽量化を優先、3回目の山小屋泊まり。となると、泊まる小屋はもう、「こもれび山荘」にするしかない。北沢峠バス停の目の前にある「こもれび山荘」、昔は「長衛荘」と呼ばれていた頃から随分立派に見えて、テント泊する我が身が恨めしく思ったこともあった。
外観の瀟洒な造りは変わっていない。しかし中は意外にこじんまりとした感じ。入ると目の前は食堂兼談話室で、右手の奥はカーテンで独りずつの間仕切りがある寝室(いわゆる個室では無いけれど)、左手は厨房と管理人室、2階は昔乍らの大部屋スタイルの寝室だ。基本的に完全予約制なので、刺身になった気分で寝るしかない某山小屋の如く、詰め込まれる心配が無いのがうれしい。
今日、甲斐駒ヶ岳に登った、との~とタイミング良く小屋で再会し、もう1泊するという(つまり明日は仙丈ヶ岳までごいっしょ)。1泊目は2階の大部屋だったが、2泊目はカーテン仕切りがある1階とのこと、連泊すると待遇が上がるようだ。我々は今日、一歩も歩いていないので疲れていないが、それでもお疲れさんとビール(伊那のクラフトビールだった)で乾杯。表のベンチの方が気持ちが良さそうだったが、意外に外は冷えるので、談話室でしばしまったりする。
やがて夕食。ここは料理がちょっと違う。献立は「あさりとチキンのクリームシチュー」に始まり、「ペンネアラビアータ」、「ビーンズミックスサラダ」、「サーモンの香草焼き・タルタルソースがけ」、そしてデザートが「チーズヨーグルト・ミックスベリーのせ」。すごいなあ、ここ。

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立山・室堂までやってきた。そもそもの計画では剣岳を登るつもりだったのだが、天気予報を見てさっさと諦め、その代わりに立山でも登るかと考えていたのに(山の記録はこちら)、バスターミナルの建物を出ると叩き付けるような土砂降り。これではせいぜい剣御前小舎の往復ぐらいが関の山、と諦め歩き出す。小舎までは3時間足らずの我慢だ。
幸い風はそれほど強くはない(≒飛ばされそうになるほどではない)が、豪雨で登山道は川のようになっている。雨具を叩き付ける雨音が煩い。ところが、「クライマーズ・ハイ」じゃないけど苛酷な環境になればなるほどアドレナリンかエンドルフィンがそれなりに分泌されるようで、大してめげることなくむしろこの状況を楽しみながら、思った以上に早く剣御前小舎に到着。
扉を開けて入ると中は静寂、ほっこり暖かい別世界。こういうときの小屋は心強い。登山客は見かけず、従業員も手持ち無沙汰な様子。荷物を整理し、濡れたものをさっさと乾燥室内にぶら下げたら、売店でビールをゲット、食堂で乾杯、グビっとやってまったりする。とても外が嵐とは思えない。
あとは酒をちびちびやりつつ、談話室で高校野球の決勝をのんびり見る。談話室は独占状態で、テレビもストーブも占有だ。明日は明日の風が吹くとばかり、今を楽しむ。甲子園の熱気と、外の嵐と、談話室ののんびりさとの対比が面白い。
やがて夕食の知らせ。結局、我々以外に9名がやってきたようだ。従業員数と大して変わらない。この天気にしては意外に多いというか、この時期にこれしか泊り客がいないというか。何れにしても、困難を乗り越えた先には恩恵が待っている。

008 室堂到着。土砂降り。

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024 ここまででずぶ濡れ。

025 でもこれがあればチャラ。

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032 夕食の時間。

033 今日の宿泊者は我々を含め12名。

039 【第2日目】朝食は5人だけ。

040 雨は止んだが風は強い。

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3年前、八ヶ岳のキレット小屋に泊まってみたいと思い立ち、そのために、おそらく最短ルートだろうツルネ東稜を登ることにしたのだったが、悪天候で諦めて(その時の顛末はこちら)今回が再挑戦。バスを降りて暫くはちゃんとした径だったが、途中からは、土砂が洗い流され大きな石ばかり残った河原のようになって、甚だ歩き難い。
その後は地獄谷に出て、やはり巨石がゴロゴロしたところを縫って進む。ツルネ東稜に取り付くまでは10数回の渡渉が必要なため、沢の水量が一番の気掛かりだったが、結果的にはそれ程でもなく、1回も靴を脱ぐこと無く無事クリア。噂に聞いた出合小屋は左岸にあるとばかり思い込んでいたが、今回、右岸にあることを知った。
ツルネ東稜は想像通りに容赦のない登りだったが、ぐいぐい高度が上がるのを実感できる。天気は悪くとも、ガスの中に権現岳や大天狗などがちらりと見えると、気分は次第に高揚してくる。概ね予定通りの時間でツルネまで登り切り、明るいうちにキレット小屋到着。
小屋番一人だけで切り盛りしているのにちょっと吃驚。高見石小屋やくろがね小屋でもそんなことがあったが、それは積雪期のこと。今夜の宿泊客は我々以外に10人程度、うれしいことに我々には偶々(キャンセルがあったらしい)個室が与えられた。荷物を整理し濡れたものを干したら、さっそくビールをゲット。グビっとやれば、ツルネ東稜の苦労は忽ち報いられる。やはり毎年1回ぐらいは、登り堪えがあるところを登るべきだと実感。
夕食は釜炊きご飯のカレーライス。懐かしい味がする。同じテーブルに、単独行の女性がいた。訊けば旦那と二人、真教寺尾根を登っている途中、旦那がギブアップしたので置いてきたとのこと。旦那はそのまま家に帰って明日たぶん、迎えに来て呉れるはずという。なかなかドライな関係だといたく感心した。女王陛下としもべの関係だったらわかる。

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昭和8年に釜トンネルが貫通して、梓川沿いに抜けられるようになる以前は、岳人だけでなく、高村幸太郎や芥川龍之介などの文人墨客だって例外なく、徳本峠を越えないと上高地には入れなかった。もちろん今は、わざわざそんなことをするのは物好きの謗りを免れないだろうが、それには構わず、やはりかつて先人達が通った徳本越えを自分もしてみたい、と思う輩はそれなりに居て、実は小生もその端くれだった。馬齢を重ねると、何故かクラシックルートが気になるようだ。
今回は、4年前の霞沢岳リベンジも兼ねた山行計画を立ててみた。新島々駅から朝一番のバスに乗り、島々から歩き始めた。約16kmの道程のうち、岩魚止小屋までの12km余りは沢沿いなので、大して高低差が無く楽チンと云えば楽チン。木道は滑り易いところもあったが、基本的に緊張を強いられるようなところは無い。
岩魚止小屋から徳本峠小屋までは高度差約900mの登りが待っているが、馬でも越えられそうに緩やかな九十九折になっているので、それほど扱かれもせずに歩き通すことが出来た。結局、休みを含め7時間半かかった計算だが、それ以上の充実感は得られる。小屋の前には数人が思い思いに過ごしていたが、どうやら皆、テント泊の様子だった。
さっそく小屋で缶ビールを仕入れて乾杯。間も無く、明神経由でやってきたあひるちゃんも合流し、再会を祝してまた乾杯。そうこうしている内に陽も陰り寒くなってきたので、小屋の中に入る。食堂兼談話室には誰も居らず、実に静かだ。
夕食時になって、今宵の宿泊客は我々を含め6人と判る。昨今は独りテントが流行りかも知れないが、ここまで来たら、山小屋として数少ない国重要文化財(他には室堂小屋とか)である徳本峠小屋に泊まってみるべきではなかろうか。

045 【第2日目】安曇支所前BS。7時22分。

046 ここから徳本峠越えが始まる。

055 まだまだ道はほぼ平坦。

061 川沿いは涼しい。9時ちょうど。

064 この先が二俣。

068 これから山径。

073 木製の桟道。
076 こんなに穏やかなところもある。

079 ここもいい感じ。

083 漸く半分を過ぎた。9時59分。

087 ちゃんとした石垣。9時20分。

090 左岸から振り返る。

092 左岸の桟道。

094 狭隘な瀬戸。

098 岩魚留まであと1.4km。

099 まだ、ほぼ平坦。

105 あれが橋で、あれが岩魚留小屋。

107 ビール500円の表示。

111 またまた右岸へ。

114 沢から段々離れる。

117 もう沢音は聞こえない。

119 歩き始めて6時間。

120 この水は最高に美味い。

125 峠の近さを実感。

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