山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

五日市線沿線

「瀬音の湯」でうだうだしていたのにはちょっと訳があった。今回、御坂尾根+大岳鍾乳洞は当然ながら一つの目的だったが、実はもう一つの目的があり、それは武蔵五日市にある蕎麦屋「寿庵忠左衛門」に入って蕎麦を賞味すること。ここは5年前にも入ったことがあったが(前回はこちら)、その時はちょっと軽くつまんで呑んだだけで、蕎麦は手繰らずに出てしまったのだった。
その後、今まで何度かこの辺りの山へやってきたが、たいてい開店時間(いつしか午後4時半まで中休みとなっていた)よりも前に武蔵五日市へ来ることばかり。時間まで待てず、別の店へ入ることが続いていた。今回は何としても「寿庵忠左衛門」へ入ろうと、時間を調整していた次第。
ともあれ、首尾良く開店時間直後に入店、漸く願いが叶った。前回と同じテーブル席に陣取り、先ずビール(中瓶700円税込、以下同様)を注文。ここは単品料理がとても豊富で悩むが、やはり旬のものを頂こうと、こごみの天ぷら(680円)、そら豆の塩茹で(380円)、アスパラの味噌焼き(950円)、竹の子の味噌焼き(1,300円)を注文。天ぷらは岩塩でいただく。アスパラと竹の子の味噌焼きは、堪らない美味さである。
もちろん、これだけあればビールだけじゃ物足りない、日本酒にしようと久々、喜正生酒(2合1,240円)を頼む。つまみが美味いのか、酒が美味いのか分からないが(たぶん両方)スカスカ呑んでしまい、忽ち空となる。次は喜正純米旨辛口(1合700円×3)を頼めば、洒落たチロリに入って出てきた。これも、堪らんねー。
まだまだいこうと、蕗味噌などの小鉢三点盛り(1,200円)と桜海老と三つ葉のかき揚げ(800円)を頼むと、木の板や笊に載って、木の葉、花の小枝でデコレーションされ、やけにインスタ映えする盛り付け。板長が張り切っていました、と花番さん。こりゃ凄いと、暫し目で味わう。締めは漬物(420円)とせいろ(880円)。蕎麦は腰の強さ、喉越しとも全く期待通り、やっぱり美味かった。ともかく全ての点で大満足、また是非、来たい。

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大岳鍾乳洞でちょっとだけアドベンチャー体験をしたあとのこと、上養沢発のバスに乗って「瀬音の湯」へ向かう。「瀬音の湯」に浸かるのはいつの間にか、もう3年半ぶり(前回はこちら)。いつ行っても混む状態が続いていたので、何となく敬遠していたせいだ。
入ってみると、やっぱりと云うか男湯だけ入場制限中となっていた。女子連はさっさと女湯へ。しかし、10分も経たないうちに入場可となったのでホッとする。まだ川遊びのシーズンじゃあないのに、子供達も多い。10分足らずで入れたのはラッキーだったのかも知れない。
風呂から上がってさっぱりしたら、湯上りビールを目指していつものように「カフェせせらぎ」へ向かうと、テーブル席や座敷には客は殆ど居らず、店は閉まっていた。つまり、ビールだけでなく何も売っていない状態、ここは単に休憩スペースになってしまったようだ。
隣の「和食だいにんぐ川霧」も休憩時間なので閉まっている。仕方なく一旦外へ出て「物産販売所・朝露」で缶ビール(310円)と枝豆(140円)を買って、また「カフェせせらぎ」前のテーブル席に戻る。これでなんとか風呂上りビールを呑むことができた。
そもそもここに限らず、日帰り温泉は車で来る客が圧倒的に多いので、元からビールの需要が少ないのは仕方が無い。とは云え、ここで生ビールが呑めなくなったのは正直云って痛い。今後は、この数馬街道で、湯上りビールを呑める、他の入浴施設に寄るプランを考える機会が増えるかも知れない。「瀬音の湯」の魅力が、少し色褪せた気がした。

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北アルプス・蝶ヶ岳&涸沢(実際は、蝶ヶ岳は敗退して涸沢のみ)へ行った翌週は、ちょいと軽い山にしようと、久しぶりに大岳山に登ってみることにした。しかし一般道から登るのはとっくに飽きたし、出来るだけ人ごみを避けたいので、以前からちょっと気になっていた御坂尾根を登ってみることを思い付いた。そのついでに、未だ入ったことが無い大岳鍾乳洞も覗いてみようという趣向である。
登ってみれば、尾根の取り付きから縦走路に出るまで、殆ど無駄のない一直線な登りで、とても気持ちイイ。最後は巨大な岩(護摩壇岩というらしい)を巻き、泥の急斜面を這い蹲って一気に登れば、縦走路にポンと出る。途端に現実に戻った感じ。思ったとおり山頂は激混みなので、ちょっと馬頭刈尾根側に下ったところでランチ。遠くで雷が鳴り出したようなので、さっさと下山する。
帰路は大岳沢に沿って下る一般道、大滝までは意外に静かな山旅を楽しめるが、立派な大滝はそれなりに観光客もやってくるので、もうここから先は下界だ。暫く林道を下れば大岳鍾乳洞に到着。入口には売店があり、キャンプ場の受付所でもあるせいか、うれしいことに缶ビールを売っている。ということで、鍾乳洞へ入る前に売店内のテーブルでグビっとやった。今日は陽気がいいのでビールが一段と美味い。
受付で600円を払うと、簡易ヘルメットを渡される。ヘルメットが必要な理由は、鍾乳洞に入ってみると良く判る。洞窟内は思ったよりも狭く、曲がりくねっているし、しかも照明も十分ではないので、つい岩に頭をぶつけしまう。
どれが鍾乳石なのか分からないところもあるが、それはともかくとして洞内は半袖では凍えるくらい涼しく、中腰にならないと潜れないところや、梯子を登ったり降りたりと、家族経営の手作り感満載の鍾乳洞は大人でも結構楽しめた。近くには「三合鍾乳洞」という鍾乳洞もある。また、山と絡めて行ってみようかと思う。

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藤倉から浅間尾根を越えて「数馬の湯」でさっぱりした後、バスに乗り武蔵五日市駅の一つ手前の東町BSで途中下車。時間はまだ4時前、目当ては、たしかこの時間でも入れた「音羽鮨」だが(その時のレポはこちら)、行ってみると閉まっている。入口には、夜の部は4時半から、との表示。3年前が偶々だったのか、それとも中休みをするようになったのかは判らないが、とにかく残念無念。
近所には蕎麦処の「寿庵忠左衛門」もあるが、やっぱり4時半にならないと開かない。夜の部が始まるまで中休みという「音羽鮨」にフラれ、「寿庵忠左衛門」にもフラれたので(そう云えば今日は朝からハプニング続き)、どうしようかとやや困ったが、偶々目の前にあった「魚治」に暖簾が出ていた。渡りに舟、さっそく入ってみる。
寿司屋のようだが、それ以外のメニューも結構豊富。カウンター席よりもテーブル席の方がずっと広い。丁度先客が帰ったばかりのようで、我々の貸切状態。テーブル席を陣取り、先ずは生ビール(440円税込、以下同様)をいただく。出される小皿や箸置きは女性が喜びそうなもの。
店内を眺めると、ミニチュアサイズの笊だの篭だのが飾られていたり(大旦那の作)、植物の細密画やトイレにはドールハウスがあったり(何れも女将の作)だの、何かとミニチュアが満載。何れも趣味の域を超えている。
注文は、鶏唐揚げ(980円×2皿)、蛸の柔らか煮(870円)、天ぷら(1,100円×2皿)、にぎり寿司(1,510円)にしてみた。併せて酒(喜正760円×2合)も頼む。どれも美味かったが、調理過程の音が煩かった(とにかく叩きまくるらしい)蛸の柔らか煮には皆、ウケた。料理は大旦那、大女将、娘(女将)、婿(旦那)が、入れ替わり立ち替わり現われ、提供される。
ここは中休みが無いので、次回も4時半前に五日市の街に来ることがあれば、今度は迷わず「魚治」へ入ろうと思う。

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月夜見山に登るはずが、図らずも国の重要文化財である「旧小林家住宅」を見学したあとのこと、もう月夜見山を巡る時間はないし、さりとてこのまま帰るのは芸が無いし早過ぎるので、代案として浅間尾根を登り、久しぶりに「木庵」へ下ってみようと思い立つ。
「山と高原地図」を開くと、シンナソーとヒヤマゴ沢に挟まれた尾根に破線が付いているが、小生の持っている2017年版では、更にそこには「2016年11月現在、法面工事のため通行禁止」との記述がある。「旧小林家住宅」の管理人に聞いても「あんなところ登る人はいないと思う」と、否定的意見。
でも「とりあえず行ってみよう」と再び藤倉バス停まで戻り、尾根の取り付きに行ってみると立派な階段が設えてあって、傍には「植物を採るな!! 地主」との看板。登るな、とは書いて無いので登ってみることにした(山の記録はこちら)。
階段をずんずんと登っていくと、法面工事は既に終了していて、階段はその法面の上端に沿って延々と続いている。遮るものが無いので、辺りの眺めは良い。階段から外れて尾根径を辿るようになっても、勾配はかなり強いのであっという間に浅間尾根に出る。
念のため、数馬分岐でなおちゃんに「木庵」へ電話を入れてもらうと、まだシーズンオフとのこと。そういえば未だ1月、さもありなん。しからば代案の代案で、元々予定していた「数馬の湯」を目指すことに。様々なハプニングが続いたものの、結局、当初計画通りの時間に「数馬の湯」に到着した。
従って、残念ながら長湯はできず(小生にとってはいつもと同じで影響無しだが、もうちょっと長湯がしたかったあひるちゃんにとっては期待外れで「ちぇっ!」という感じだったようだ)、さっと入って食事処で生ビールをグビっとやった。

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個人的に、奥多摩で登ったことが無い山はもう殆ど無くなってきているが、そのうち数少ない山の一つが月夜見山だった。山の会では、15年も前に登っているが(その記録はこちら)、何故かそのときは参加できなかった。
今回は、藤倉からダイレクトに月夜見山を目指す山行をプラン。ところが様々なハプニングが発生し、再び月夜見山はお預けとなった。その余禄として、成り行きで、国の重要文化財である「旧小林家住宅」を見学することとなった。というか、藤倉バス停での貼紙を見るまで、ここに国の重要文化財があるなどとは知らなかったので、これ自体もハプニングと云えるかも知れない。
「旧小林家住宅」は標高750メートルの場所にある。一方、終点の藤倉バス停は標高480メートル、山登りをしないひとにはちょっとハードルが高い。そこで檜原村(?)は考え、観光客の送迎用にモノレールを作ってしまった。ただし予約制なので、我々のように気紛れ観光客は徒歩でやってくるしかない。舗装が行き届いているとは云え、かなりの急勾配の径なので、ひと汗かかされる。
管理人に色々お話を伺った。建物は、茅葺屋根などは葺き替えられていてかなり立派、それもそのはず総費用はなんと約4億円もかかったとのこと。葺き替え業者は京都から呼んだとのことだから、それなりに金は掛かるのだろう。炭焼きを生業としたためにこのような高地に住居があるとのこと。職住直結で便利だが、出来上がった炭の輸送や買い物は難儀したことだろう。
お茶をいただき、ほのぼののんびりしてしまったので、これから気合を入れ直して山に登るか、という感じに中々ならないが、流石にこのまま帰るには早過ぎる。ちょっと思案して、浅間尾根を登ってみることに切り替えた。

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笹尾根は高校生の頃から何度もトレースしているが、何かと、三頭山か生藤山辺りを登ることが多い。その分、丸山界隈は頻度が低いのは、やはり眺めが良い場所が少ないせいかも知れない。そこで今回、冬枯れの時期に訪れてみることにした。登りは上野原側からとし、「数馬の湯」を目指して下ることにした(山の記録はこちら)。
飯尾行のバスには、意外にハイカー姿が多い。それでも新山王橋BSで降りたのは我々だけ。このバス路線から笹尾根に登るのは、どのルートでもそれなりに登り応えがある。程々の雪を期待していたが、見掛けることは無かった。まだ雪はこれからなのだろう。
数馬峠だけはとても眺めが良く、真っ白な富士山を真正面から望める。ここから「数馬の湯」への下りは落葉がたっぷりでしかも馬でも越せる緩やかな径なので、膝にも優しい。考えてみれば、この笹尾根を越える峠径はたいてい、こんな感じだ。
数馬峠からは、50分足らずで「数馬の湯」に到着。夏だったらもちろんだが、冬でも下りは短いに越したことはない。ここは理想的な位置関係だ。ほぼ2年ぶりの「数馬の湯」(前回はこちら)。スパッツを外し靴を脱いだらとっとと風呂場へ直行。洗い場は今日も閑散としていた。内湯には浸からずに露天風呂へ。青空を仰ぎながら浸かる露天風呂は最高、湯加減も丁度良い。
温まったら、食事処へ。何か違うと思ったら、座卓がテーブルに変わっていた。寝っ転がることは出来なくなったのかと思ったら、以前、ステージになっていた場所が畳敷きの座卓になっていた。つまり、膝が悪い客も、寝っ転がりたい客のどちらにも優しいように棲み分けが出来ていた。テーブル席の一角はおそらくは消防団の打ち上げではないかという集団が、酔っ払って大いに盛り上がっている
小生も、生ビールを注文、グビッとやる。ここは窓が大きく取られていて、明るくとても気持ちが良い。

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数馬の湯でのんびりした後、武蔵五日市駅行きのバスに乗車。そこそこ空いていたが、笹平BSの近くで、どやどやとハイカーのパーティが乗ってきた。その後、ちょっとした事件が発生(発覚?)したのだが、その顛末は山の記録に詳しいのでここでは述べない。実際のところ、ちょうどその頃、小生の頭の中は「何処の店に寄るか」という課題に支配されていたので、余りそれどころではなかった。
そのうち、武蔵五日市駅の手前、「寿庵忠左衛門」の蕎麦を未だ手繰っていないことを思い出し、このちゃん、ひろちゃんの同意を得て五日市BSで途中下車。ところが、昼夜通しで営業していると思っていたら、16時30分まで中休みだった。まだ16時前、む~残念。せっかく途中下車したので、次善策として、近所の「音羽鮨」へ入ってみることにした。
ここはその名の通り寿司屋であるが、看板には「すし」と共に「ラーメン」という文字もある。寿司屋のラーメン? 入口に掲げられたメニューを見る限り、一品料理が豊富で、中華もあるという、変わり種の寿司屋だ。後で音羽鮨のHPを見れば、午後2時から4時までは中休みがあることになっていたが、運良く入れたようだ。
入口を潜ると、登山姿の中高年集団が一組、既に盛り上がっていた。我々は、うなぎの寝床の様に長い店の奥のテーブル席に陣取る。さて、じっくりとメニューを拝見。だんべぇ汁(420円)はここ五日市のご当地グルメ。昨年のヨルイチで我々にもすっかり馴染みだ。
霜降り馬刺し(1,300円)や馬レバー刺し(1,400円)、ダチョウ刺し(1,500円)なんてものも置いてある。ダチョウには興味が湧くがちょっと勇気が出ない。居酒屋並みに、餃子(410円)もポテトサラダ(430円)もあるので、さっそく注文。あとは刺身盛り合わせ(1,860円)に厚焼き卵(570円、猛烈に甘い)、鯖塩焼き(620円)。酒は、やっぱり喜正だ。寿司屋で餃子とポテトサラダはミスマッチかも知れないが、ここが居酒屋だと思えば何の不思議はない。次回はやはり、寿司もつまんでみたい。 

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音羽鮨のHP: こちら

数馬には随分、通っているが、実は「数馬の湯」に入るのは初めて。施設がメンテナンス中で入れなかったこともあったけれど、多くの場合、始発の数馬BSに近い「蛇の湯温泉」に入ってばかりいた。三頭山に登った後は、「蛇の湯温泉」の方が始発の数馬BSに近いので、大抵そうなってしまう。この「数馬の湯」へ入るには、山から直接ここへ下りてくるしかない、と思い、しばらく前から計画を練り続けていた。
今回は、倉掛山と云うマイナーな山へ登った後、浅間尾根を経て仲の平BSへと下り、次の温泉センターBSまで歩いて到着。山の中で出会ったのは、奥多摩周遊道路の法面工事に携わっていたガードマン(曰く、一日に相手をする車は30台程度とのことで、我々との遭遇は退屈凌ぎにはなった筈)のみ。ちなみにガードマンが居たその付近が「東京都で一番高い道路」だと思う。
「数馬の湯」は、脱衣所も洗い場もさして広い訳ではないが、客が少ないのでとてものんびり出来る。風呂から上がるまでに出会った客は3人だけだった。内湯は、小生にとってもややぬるい感じ。露天風呂は丁度良い。そのせいか、男4人全員が露天風呂に集まった。
窓が大きい休憩処の開放感は、数多ある日帰り温泉でも指折りではないだろうか。天空の湯、さわらびの湯、つるつる温泉の休憩処(食事処)が気に入っているが、ここはそれらに優るとも劣らない。窓際に居場所を定めたら、生ビールを注文。会計は、ロッカーの鍵番号で精算する仕組み。
偶々だが、休憩室でアルトサックスのソロ・ミニコンサートをやっていた。舞台には、かの吉田類と見紛うがごとく、衣服も帽子も黒尽くめの中年男性。おっ渋いね、JAZZでもやるのかな、と思ったら、やはり楽曲はポピュラーと演歌。日帰り温泉のこういった舞台で流れる曲は、何故か演歌が主流である。この方は、きっと介護施設などでもボランティア演奏しているに違いない。
生ビールを呑みながら外の雪景色を眺めつつ、地元のお爺ちゃんお婆ちゃんに交じって、サックスによる生演歌に耳を傾けていると、何故か日本の田舎を感じる。そう云えば、ここも東京だった。

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数馬の湯のHP: こちら 

「そば処みちこ」を出た後、下りの車道(一部山道)を、ほろ酔い加減で払沢ノ滝まで歩き、滝観賞。さすがに客は少ない。その後、タクシーを呼んで「瀬音の湯」へ。図らずも前回も今回も、浅間嶺を登った後となったが、物理的に他に行くところと云えば立川の銭湯(梅の湯か高砂湯)になるので、概ね順当な成り行きである。
行ってみると、入場規制されるほど混んでいた。こんな天気なので、紅葉狩りなんか早々に切り上げて温泉で温まろう、という輩が多いものと見える。毎週のように出かけていると、山へやって来る行楽客の行動パターンが読めてくる。でも選択の余地は少ないし、順番待ちの行列の長さもそれ程ではないので、行列に加わる。
入場規制していると云っても、ここ「瀬音の湯」は脱衣場のロッカー鍵をフロント(番台)で渡す仕組みになっているので、鍵を渡せなくなった時点で自動的に入場規制が掛かる。そうすると、番台に人が群がることになり、さらに混雑に拍車をかけることになるので、靴を脱ぐ前に規制をかけていると云うこと。合理的な手段だろう。少なくとも、脱衣所でロッカーが空くのを待っているよりは、はるかにましだ(みくりが池ではそうやって待たされた)。
やがて、そんなに待たされること無く、先ずは男子風呂の方が入ることが出来た。やはり、女性の滞在時間の方が長いと云うことか。公衆トイレで見受けられる現象が、ここでも生じている。
いつものように「カフェせせらぎに集合」、と云い残して男風呂へ。小生に較べれば遥かに長風呂している人の方が多いので、そう云う人たちのロッカーの入れ替わりはゆっくりしている訳で、渡す鍵が無くなったからと云って、脱衣所が大混雑になっていることはない。一方、芋洗いと云う程ではないにしろ、湯船は大賑わいである。 
早々に切り上げて、さっぱりしたら湯上りビール。「カフェせせらぎ」も、トドやアシカの群れに占領され座敷は一杯だったが、テーブル席は空いていた。生ビール(470円)を呑んで暫しまったり。ビールの残りが少なくなり、もう一杯呑もうかどうしようかと思案している頃、後続部隊が到着し乾杯となる。じゃあ、もう一杯いただくとするか。

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かねてより気になっていた、時坂峠の傍にあるという「そば処みちこ」を訪ねるプランを立てた。勿論、直行では芸がないので、個人的には久しぶりの松生山から浅間嶺を回ることにした(山の記録はこちら)。
今日も朝から雨模様。浅間嶺は、そんな天気にはもってこいかも知れないが、松生山はそれほどイージーな山ではなく、笹平から標高差600m余、それなりのしたたかな登りが続く。両手を使う程ではないにしろ、じっくりと登る山だと感じる。そう云えば、偶然だが浅間嶺から「浅間坂・木庵」に下りた時も雨だった。折角眺めが良い展望台もあるのだが、ここは雨の山と云うイメージが出来上がっている。 
浅間嶺直下の東屋から、なだらかな道を30分余り下れば「そば処みちこ」に到着。入口には新品の水車が回っている。少し動きがぎこちない。雨具を脱ぎ、座卓に着くまで暫しの時間を要する。畳の広間には、ストーブが焚かれている。歩いている時には気がつかないが、今日は意外に底冷えがしている。
といってもここは温かいし、一応、歩いてきたので喉が渇いた。やっぱりビールを頂こう。部屋の周りを見渡すと、有名人の色紙などが飾られている。きっと何処かのTV番組で取材されたのだろう。TVの威力は絶大だ。
蕎麦を頂く前に、自家製こんにゃくと山菜天麩羅を貰うことにした。こんにゃくは、ぷるんぷるんである。山菜天麩羅は、金時草、ミツバ、ヤツバ、葉わさび、(あれ、もうひとつなんだっけ?)
締めはざる蕎麦。さほど腰があるタイプではないが、しっかり蕎麦の風味を感じる。
予約を入れてから行ったのだが、この天気のせいか、時間が昼を過ぎていたせいか、我々が席に着く頃には、客は我々以外に一組のみ。のんびり静かな昼食である。時間を忘れるほどゆったりした雰囲気だが、我々は一応、山歩きの途中。これからまだ1時間ほど歩かねばならぬ。日本酒を呑むのは程々にしてやや重くなった腰を上げることにした。

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今日は偶々、武蔵五日市では「ヨルイチ」当日だった。
1年前近く前、その年の「ヨルイチ」がちょうど終わった頃、ネットでその存在を知り、できれば来年、機会を見て行ってみようかと、その時に思ったのだった。ところが、それから幾らも経たないうちにきれいさっぱり忘れてしまい、元々今日は、西丹沢の世附川へ沢歩き(≒水浴び)に行く計画を立てていたのだが、今年は偶々、この秋雨前線の到来ですっかり肌寒くなり、水浴びどころではなくなってしまった。ならば計画を変えて尾根歩きにしようと、但し「ヨルイチ」のことは全く思い出さないまま、偶々選んだのが南秋川の浅間尾根だった。つまり偶然が重なり、図らずも個人的希望が叶ったという次第。日頃の行いが良いと、こう云うこともあるのだ(単に結果オーライ)。
イベントの雰囲気を味わう前に、ちょっと一杯やりたいと、予てより気になっていた居酒屋「まるま」に行ってみた。壁には「登山帰り大歓迎」と書いてあるので、いつか覗かねば、と思っていた店である。開店は午後4時とのこと、若干早かったがなんとか入れてもらった。店の主曰く、「ヨルイチ」は今年で13回目、この店は開店10周年とのことである。
掘り炬燵式テーブル席が4つとカウンターの店内。なにしろ一番客なので、一番奥のテーブル席を確保する。今日は「ヨルイチ」特別メニューとのことで、通常よりもメニューが少ないのだそうだ。数より量を作らねばならない、ということか。それでも枝豆、ごぼうの唐揚げ、鶏の唐揚げ、ちぢみ焼き、いかの一夜干し、きゅうりごま和えなどを頂くことができた。
ここの日本酒は勿論、地酒の喜正である。これと併せてこの地域の名物、だんべえ汁も頂いてみた。いわゆる、すいとん汁、何だか昔懐かしい感じがする。
一杯やって、良い調子なったので店を出て、街並みを一回り。狐の嫁入りのように、化粧をした女の子達がいる。そのうち、行列でもするのだろうか。ヨルイチは午後10時まで続くようである。できれば今度は、もっと日が暮れて「夜の市」らしくなってからそぞろ歩きしてみたい。

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ヨルイチ実行委員会HP: こちら
 

この日は、元々沢歩きの予定だったのだが、どうやら天気が思わしくなく、水浴びするような陽気ではなくなったので、急きょ、雨天向きの山として、浅間嶺を考えてみた。個人的には随分と久しぶりである。
コース取りに際しては、2つのオプションを考えてみた。ひとつは、浅間嶺から時坂峠に向かい、「そば処みちこ」に寄ってみるケース、もうひとつは西へ向かって民宿「浅間坂」へ下るケース。前者の場合は、汗を流す場所がないので、先週と同じ「瀬音の湯」か、または立川の銭湯に行くことになるが、途中、払沢の滝にも寄ることが出来る。「そば処みちこ」の築400年余の建物も見てみたい。
一方、「浅間坂」はどうかなとWebで調べてみると、「浅間坂」が風呂付食事処「木庵」になっていた。以前から「浅間坂」という民宿があるのは知っていたが、つい2年前、火災に遭ったとは知らなかった。それが今年の4月になって、食事処をオープンさせたとのこと。俄然興味が湧いたので、こっちにしてみよう、「そば処みちこ」はこの次の機会にしよう、ということにした。
いきなり行っても、まだ風呂は沸いてません、と云われるのが怖いので、途中、浅間尾根を歩いている最中に何度か電話してみたが、ちっとも繋がらない。そもそもやっていないのか、4月にオープンしてもう潰れたのか、などと悲観的になってくる。そぼ降る雨の中、ダメ元で直接行ってみると、入口にはちゃんと暖簾が掛かっている。恐る恐る入口を開けてみると、店の女将さんとお姐さんのお二人がお食事中。遠慮がちに訊けば、営業中だし、風呂も沸いていると云う。やったー。電話したんですけどね、と云っても、あらごめんなさい、で終わった。まあ結果的に、やっていれば全く問題ない。合羽とスパッツを片付けたら、先ず風呂へ(600円税込)。
出来立てほやほやの湯屋は、ちょっと離れたところにある。女湯は檜風呂、男湯は岩風呂。日によって入れ替えるそうだ。脱衣所や風呂場の窓の外に、鬱蒼とした山の緑が見えてとても気持ちが良い。湯上りは再び店へ。ビールを頼むと、付き出しできゅうりの味噌和えが出てくるが、このきゅうりが変わっている。ピーラーで薄く剥いたようなきゅうり。味噌とよく合う。女将さん曰く、この界隈のキュウリはウリに近いとのこと。他にこんにゃくの煮しめも出てきた。他に、鹿肉とスモークチーズ、合鴨スモークも頼んでみた。こんな山の中で、こんな洒落た喰いものが出てくるとは意外(失礼!)である。
暫し酒とつまみを堪能したあと、バスの時間に合わせて店を出る。坂道を下りながら見上げると、建物は完全に櫓の上。まさに清水の舞台のようである。おっと、そう云えばここは蕎麦屋だった。肝心の蕎麦を喰い損なった。また来るしかない。しょうがない、しょうがない。

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癒し処 木庵(民宿浅間坂)のHP: こちら 

南秋川の矢沢で水遊びした後(遡行記録はこちら)、タクシーで「瀬音の湯」へ直行した。今日はまこと、沢日和だった。しかしその割には、矢沢中流域は川底がやや浅く、腰まで浸かるところが少ない(逆に背が立たない釜もあったが)ので、水浴びを堪能した、という程ではなかったのはやや残念。グッチー師匠にとっては尚更、不完全燃焼だったはず。でもやっぱり、沢で喰うソーメンは格別だ。
「瀬音の湯」には、昨年の11月以来の入湯。今日も相変わらず、繁盛している。何時ものように、リュックサックを専用置場に置き、着替えだけを取り出したら、番台(って感じとはちょっと違うが)に下駄箱の鍵と入浴券(800円)を渡し、左側の男湯へ。脱衣所もそれなりに混んでいるが、スペースは十分にあるので、誰かの着替えを待つようなことにはならない。洗い場も同様、十分なカランが並んでいる。
源泉は25.8℃でpH10.1というから、冷泉ながら、日の出町の「つるつる温泉」と同様、つるすべ系のお湯である。窓の外は眩しいほど。真昼間に入るのは、多少の罪悪感と相まって気持ちが良い。露天風呂に屯している人が多いようなので、今日は内湯に浸かっただけで出る。
着替えを済ませ、衣類をリュックサックへ突っ込んだら、やはり何時ものように、「カフェせせらぎ」へ向かう。ここにもそこそこ客がいるが、なんとかテーブル席を確保。ここの店のお姐さんは、いつも感じが良い。先ずは生ビール(470円)を注文し、ぐびっとやる。
それにしてもここは、テラスからの眺めが良い。見ているだけでまったりできそうだ。しかし、不思議とここへ来るのは暑いか寒いかどちらかで、テラスに出ようと云う陽気ではない。今度ここへ来るときは、しのぎ易くなってから、是非、泊まりが良い。

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三頭山で紅葉を愛でた後(山の記録はこちら)、元々は奥多摩湖へ下りるつもりだったが、手っ取り早く数馬に下ることとし、十里木で途中下車、「瀬音の湯」に立ち寄った。ここは、あきる野市が中心となった第三セクターが運営している日帰り温泉。宿泊施設も併設されていて、この手の施設としてはかなり大規模だが、今日もかなりの人出、相変わらず繁盛している様子。洗い場もさることながら、湯船は内湯も露天風呂も大賑わいである。それでも汗を流して湯船に浸かるのは(たとえカラスの行水にしても)気持ちが良い。リフレッシュしたら奥のカフェへ。さらに奥にあるレストラン(和風だいにんぐ川霧)は、午後3時から5時までは中休みなので、だいたいいつも閉まっているところしか見ない。
カフェで席を確保し、生ビール(470円)を注文。グラスはここのオリジナル。ここはつまみになるようなものは、牛肉コロッケ(130円)、鶏唐揚げ(420円)、味噌おでん(330円/3本)、もろきゅう(310円)があり、飲み物もビール以外に、秋川沿いにある蔵元の地酒が置いてある。川に面したテラス席もあり、本当はここでゆったりしたい気分もあるが、だいたいいつもバスの時間を気にしながら慌ただしくビールを飲み干すことになる。いつか泊まりで来てのんびり過ごすのも良いかもしれない。

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瀬音の湯公式HP: こちら 

小坂志川中流部で沢歩き(山の記録はこちら)をして涼んだ後、久しぶりの「瀬音の湯」でさっぱりしてから武蔵五日市行のバスに乗ったが、まだ時間が早いことに気が付き、それではということで途中下車。立ち寄った店は「寿庵忠左衛門」という、檜原街道沿いの蕎麦屋。武蔵五日市から歩ける距離にあるものの、今まで常に素通りしていた店なので、このようなチャンスを生かさないとまた当分入ることが無いかも知れない、という思いがあった。とはいえ、ここで蕎麦まで喰ってしまうと立川で何も喰えず、ということを危惧したので、今日は涙を呑んで酒と軽い肴だけにした。時間が時間だけに、客は我々だけ。店員も手持無沙汰だった様子。それでも昼休みをとらずに営業しているのはまったく有難い限りである。
入ってみると、蕎麦屋というよりはちょっとした割烹の様な、シックで落ち着いた店構え。部屋の照明もかなり抑えめである。先ずはビール(エビス)を注文。一品料理は結構色々あって迷うが、湯葉刺し、茄子のみぞれあんかけ、白瓜の漬物を頂くことにした。白瓜は実に程良く漬かっていて美味い。茄子のみぞれあんかけもやさしい味。こりゃしょうがない、酒を頼むしかない。置いてある日本酒は、喜正のみ。野崎酒造はきっと泣いて喜んでいるはず。大吟醸、しろやま桜、純米、生酒、燗酒とある中から、生酒をもらう。程無く、お洒落なガラスの銚釐(ちろり)に入ってでてきた。ちびちびとやりながら、肴をつまむ。思いもかけず、まったりとしたひとときを過ごせた。何れにせよ、次回はなんとしても蕎麦を食べに来なくてはならない。

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