山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

日帰り温泉

夏に向かって次第に気温が上昇すると、できるだけ標高の高い(できるだけ涼しい)山に行きたくなる。万人がそうとは限らないだろうが、熱中症恐怖症の小生にとっては断然、最優先事項である。標高1,000m以下の山には、もう秋が来るまで魅力を感じない(きっぱり)。東京から日帰り且つ公共交通機関利用の場合、小金沢連嶺は「避暑地」として手頃なエリア。そうなると、牛奥ノ雁ヶ腹摺山から下って1時間余の処にある「ペンションすずらん」の存在価値も自ずから大きい。
同じ日川沿いの「嵯峨塩館」にも同程度の価値はあるのだが、こちらは14時までに着かないとお湯に入れないので、いまいち融通が利かないのが玉にキズ。
昨年8月以来の「ペンションすずらん」訪問。今回は、白谷ノ丸東南尾根を登り、白谷ノ丸、黒岳、川胡桃沢ノ頭、牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経てやってきた(山の記録はこちら)。天気はいまいちで今回も富士山を望むことが出来なかったが、小金沢連嶺らしさは味わうことができた。特に、白谷ノ丸への登りは、笹藪から解放され草原に出るところが白眉。長年の課題がまたひとつクリアできた次第。
「ペンションすずらん」は変わらぬ佇まい。花壇にはハマナスが咲いている。表のベンチに座ってスパッツを外し、靴の紐を緩めているうちに、のんちゃんが宿の女将に挨拶がてら、まとめて入浴料(500円内税/人)を払ってくれる。玄関を上がり、廊下の突き当たりに風呂場がある。今日も貸切状態だ。明るくて、辺りの緑が良く見えるのがこの風呂の魅力。さっぱりしたあとは、レストランへ移動。
先客はいない。早速、ビールを頼む。突き出しには、きゃらぶきが出てきた。時々窓の外から風が入ってくるのが気持ちいい。きゃらぶきを摘まみながら、ちびちび呑んでいるうちに、三々五々、みんなが集まってきて、乾杯。前回も頼んで美味かった椎茸のバター焼きと、山菜天麩羅を注文。この椎茸はなかなかのもの。暫くすれば、あの風呂とこの味を求めてまたここにやってくるだろう。

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予てから行ってみたかった、三ツ峠山の水雲山を登ることができた。そのお陰で、三ッ峠山の植生の豊富さに、改めて触れることが出来た。天気がいまいちで目の前にある筈の富士山も見えなかったし、花も思ったより少なかったが、基本的には大満足で下山、そのまま表登山道を下り「三ツ峠グリーンセンター」へ。
実はここも課題のひとつで、以前より少々興味があった。この施設は、15年ほど前にできたそうだ。入浴設備以外に、食堂、宿泊施設、キャンプ場、体験工房、フットサル場、テニスコート、ゲートボール場、武道館まである、複合スポーツ・レジャー施設である。西桂町は儲かっている財政が豊かなのかな。
ごく最近知ったのだが、この頃、「聖地巡礼」と称して、少女アニメの「ヤマノススメ」に出てくる舞台探訪をするツアーがあるそうで、ここ「三ツ峠グリーンセンター」もそうらしい。マンガの中の話とは云え、高校生の分際で、山の後に立ち寄り湯に入るとはびっくり。我々が学生の頃は考えもしなかった(って云うか、そもそも銭湯ぐらいしか無かった)。今はそういう時代なのだ。
入口にあったポスターを見ると、1,600円で風呂代とビールとつまみのセットがあった。それほど安い訳では無いな(なにせ、新橋立呑みだったら生ビールにハムカツが付いてワンコイン)、と思っていたが、よくよく聞けば、これには三ツ峠駅までの送迎も付いているとのこと。しかも乗りたい電車の時間に合わせてくれるらしい。そりゃすごい!こんなサービスは聞いたことが無い。歩けばたかだか20分位の距離だが、ビールが入ったらもう1歩も歩きたくないので、これは実に良い。早速、1,600円を支払って、入湯。
風呂は明るく清潔、広々としていて気持ちが良い。湯そのものは温泉ではないようだが、薬草風呂や、竹酢液を添加した湯など、趣向を凝らしている。風呂から上がったら、食堂へ。誰もいないが、厨房には料理人がいて、セットを頼んでいる旨告げる。つまみも思った以上に豪勢だった。これじゃあ、ビール1杯で止めとくのは難しい程だ。
やがて、電車の時間に近付いたので出口へ。丁度、送迎バスがスタンバイ。バスの運転手曰く「場所が悪いので送迎を始めました」とのことだが、路線バスとは無縁の場所にある日帰り温泉は、それこそ山ほどある。 やるなー、西桂町。

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日帰り温泉で、都心だったら入浴料1,500円はまあ普通だが、御殿場の外れの日帰り温泉としては明らかにちょっと高い。これは「須走温泉・天恵」に対する率直な感想。では別のところにしようか、と云っても近所では他には見あたらない。ちょっと離れたところにもっと安い日帰り温泉(御胎内温泉健康センター;700円)があるが、タクシーで行ったら逆に高くつく。
あるいはそのまま我慢して、御殿場線に乗り、どこか打ち上げが出来る場所の近くにある日帰り温泉か銭湯に入るしかない(風呂と打ち上げを別々の場所にすると、その分余計な時間がかかるので困る)。かつて下北沢まで戻ってきて風呂に入ったことがあったが、下北沢のその肝心な銭湯はもう廃業してしまった。新宿駅界隈には、当然の如く銭湯は無い。
そう云う意味では、三国山稜から下りてくる登山客は、もう基本的に「須走温泉天恵」以外、選択の余地が無い。我々も観念して、せっかくだからゆっくり寛ごうということになった。用意周到なWoodyさんとなおちゃんは、「大プ~ロ」(混浴露天風呂の名称)目当てに、しっかり水着を持参してきた。Woodyさんにとっては、長年(?)の念願が叶った訳で、最もエンジョイした筈である。
一方、水着を持参していない小生の場合、460円の銭湯だろうが、1,500円の高級日帰り温泉だろうが、風呂場滞留時間になんら違いは無い。後者の場合は空いている分だけ、時間が短いくらいである。風呂場自体にそれほどの高級感は感じられない。 
さっぱりしたら、3階にあるセルフサービス大食堂に行ってみる。かなりの大広間であるが、がらんとして人けがない。窓からは、さぞや富士山がでかく見えるだろうが、今日は生憎の天気で全くガスの中。
ここの生ビールは「御殿場高原ビール」である。大手のビールを置いていないと云うのはずいぶん強気だが、このビール、なかなかのものである。クラフトビールらしくない、本格的な味がする。醸造所直営レストランは「ブルワリーレストランとしては日本一の醸造量を誇る」そうである。今度、機会を作って行ってみたい。もうひとつ、「伊豆の国ビール」もあったので呑んでみた。結構イケる。このクラフトビールも修善寺近くにビアホールがあるようだ。この頃のクラフトビールはなかなかやる。
つまみには、みしまコロッケと浜松餃子をいただく。みしまコロッケなんて初めて聞いた。特段、変わったところが判らない、普通のコロッケのようだが・・・。浜松餃子は、噂には聞いていたが初めて食べる。浜松には2年間住んでいたが(30年以上前)、その頃、浜松餃子なんて言葉は無かった。茹でたもやしが載っているのが特徴らしい。餃子そのものには、特徴はなさそうだ。それはそれとしても、ここはご当地メニューが色々あって楽しめる。今度来るときには是非、間近で富士山を眺めてみたいものだ。

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塩原の山を登り、「山の駅たかはら」でひと息ついた後、タクシーの運転手が勧める「まことの湯」に行ってみる。見掛けは普通の日帰り温泉施設なのだが、中に入るとなんとなく素朴な造りで、のんびりした空気。湯治場の雰囲気が漂う。
ここの湯はまったくの天然かけ流しで、源泉は75℃もあるそうである。流石は那須火山帯にある温泉である。塩化物硫酸塩温泉でpHは8.9と、これはノーマル。
玄関を入り、券売機で500円を投入し、右手のカウンターで券を渡したら風呂場へ。時間が早いせいか(14時過ぎ)、脱衣所に客は殆どおらず広々している。洗い場も湯船もゆったり使えて申し分ない。特に露天風呂はかなり大きな造りとなっていて開放感がある。これで500円はお得。かと云って長湯することもなく、さっと入ってさっと出る。
さっぱりしたら、いつものように休憩室(食事処)へ。ここも券売機で選んでカウンターで受け渡しするシステム。焼き餃子が目に入ったので生ビールと共に注文。直ぐに呑みたいのを我慢して「ビールは餃子といっしょでお願いします」と店員に伝える。
辺りを見渡すと、近所のおかあさん達が、陸に上がったトドのようにゴロンと横になっている、何処の日帰り温泉でも目にするいつもの光景。我々も、今日、帰らずに済むのであれば、見習ってゴロンとなってみたいものだと羨ましく思う。将棋を指している熟年グループもいる。ここにはまだ縁台将棋が生きていた。
そうこうしているうちに他のメンバーもやってきて、餃子付き生ビールも出来上がり、乾杯。さっき「山の駅たかはら」で「汗が引かないうちのビール」を呑んだばっかりだが、やっぱり「風呂上がりのビール」も必要。悩ましいことながら、山から下りた直ぐの処に日帰り温泉があれば、先ず汗を流すことになるだろう。もし直ぐの場所にビールだけがあり、日帰り温泉が離れた場所にあれば、移動は多少面倒乍らも、今回のように両方楽しめる訳だ。どちらも甲乙付け難い。まこと嬉しい悩みである。

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サンショウバラ目当てに不老山に行き(山の記録はこちら)、今年もなんとか辛うじて名残り花を愛でることとなった。特に今年は開花が早かったようだが、こちらのスケジュール調整がついて行けず、またしても満開のタイミングを逃すこととなった。
ともあれ、花の観賞が終わったら下山。不老山の下りは、西丹沢方面からのバス時刻や御殿場線のダイヤを勘案すると、駿河小山駅に戻るしか方策がない。
かつて駿河小山駅前には「小山町健康福祉会館 ふじみセンターゆったり湯」という立ち寄り湯があったようだが、閉鎖になってしまっていた。聞くところによると、利用料金が300円だったようで、それはちょっと安過ぎたのではなかろうか。それが理由で閉鎖になったとしたら勿体ない話である。
もし、予算不足が閉鎖の原因としたら、小山町町民は300円でも、外来者は700~800円ぐらい取ってもそれなりに集客があるのではなかろうか。でも復活の際は、休憩室にビールサーバを置くことを、くれぐれも忘れないで欲しい。
じゃらんHPを見ると、窓の外はこんなにも素晴らしい眺めだった(しかし、閉鎖されたことが、このサイトに限らず、反映されていないのは考えものだ)。とは云うものの、こっちだって不老山の帰りぐらいしか寄る理由が無い。つまり、今後も年1回有るか無いかの利用頻度なので、あまり声を大にできないのが少々辛い。
そうなると次善策は、山北駅まで電車移動し、いつもの「さくらの湯」に入ることとなる。こちらは今年の2月以来で、だいぶ利用頻度が高い(でもその頻度は、個人的に「ポッポ駅前屋」の存在に依存するところが大きい)。今日は、ランナー達の集まりが大型バスでやってきていて、先日の「やしおの湯」に引き続き、こりゃ拙い!?と思ったが、大半は既に風呂上がりに1階のロビー(ともしびショップ「さくら」という軽食コーナーがあるが、残念ながらビールは無い)で寛いでいた。ふぅ~、やれやれ。

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シトシト雨の中、細尾峠から薬師岳に登り(山の記録はこちら)、あとは「やしおの湯」を目指してズッキンバッコンの尾根歩きをしてきた。それにしても、アカヤシオを見た昨年とたった一週間しか違わないのに、今年はアカヤシオの花は影も形も見当たらず、トウゴクミツバツツジもごく僅か、シロヤシオは終わり掛け、ヤマツツジが丁度花盛り、そして新緑が目に沁みるようだった。去年と比べれば、今年は少なくとも3週間は早い。まことに花のタイミングは難しい。それだけ、春から初夏にかけては、季節の移ろいがダイナミックだと改めて感じる。
山から下りるとどんぴしゃり、目の前が「やしおの湯」だった。合羽を脱いでスパッツを外していると、目の前に大型バスがすーっと横付けされ、中高年ハイカー達がドヤドヤと建物へ入って行った。ひ~!タイミング悪し! 風呂場に行くと案の定、洗い場は順番待ち。恐らくは、女湯の方がさらに大混雑だろう。
湯はややカルキ臭を感じるが、無色透明のつるつるすべすべ系。直ぐ近く(と云っても直線で20kmぐらい離れているが)の、日光湯元のにごり湯とは全く趣が異なるから不思議だ。
風呂から上がったら、ロビーのソファー席へ。団体客はここには来ないと見え、そこそこ空いている。反対側には畳敷きの交流室(何故「交流」なんだろ)もある。ロビーの手前には飲食コーナーがあって、食券販売機が置いてある。ここで、ビールと餃子をいただき、暫し寛いでいると、だいぶ遅れてなおちゃんも風呂から上がって来た。大変な混みようだったらしい。それにしても、団体ツアーで公共施設にやってくるのは、止めてほしいものである。 
ところで、東武日光まで向かったタクシーの運転手は、「やしおの湯」よりも「東照温泉」がお気に入りとのことだった。「以前は、女夫渕温泉だったが・・・」と。へ?だったとは・・・?と訊くと、今は閉館しているとのこと。女夫渕温泉が廃業していたとは知らなかった。これも3.11大震災によるものだそうだ。露天風呂(混浴)は開放感たっぷりで気に入っていたのに残念である。

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鶴寝山でニリンソウに出会った(山の記録はこちら)あとは、凡そ3年ぶりに「小菅の湯」に下ってさっぱりした。いつものように湯上りはビールを求めて、食事処「ひのき」に入り込む。大広間は閑散としている。ふとメニューを見ると、ここは一品料理が充実しているのに気付く。いわな刺身を注文してみた。川魚の刺身を肴に呑むビールも乙である。
かつては、山梨県ではあっても、奥多摩の西の果てというイメージが強かった小菅村だが、その後、上野原駅から松姫峠までのバス線が開通するようになると、山梨の、しかも上野原文化圏にも影響を受けるようになった。この頃は、大月駅と繋ぐ路線も出来たようだ。こうなれば、やはりここは山梨県の一部だとつくづく感じる。
ついでにいうと、奥多摩駅7時25分発が一番バス(間に合わない~(T_T))、次が10時33分発(遅すぎる~(T_T))なので、埼玉くんだりからやってくる登山者にとっては、全く利便性に欠けるバスダイヤである(西東京バスさんよ、これじゃ富士急山梨バスに敵わないですよ)。
ところで小菅村の人口は、なんと700人を割っているそうである(Wikipediaによる、2015年2月現在の推定人口)。いったい何人いたら地方自治体として維持可能なのだろうか、と心配になる数字である。村内に棲息している鹿の数の方がはるかに多いだろう。「もし世界が100人の村だったら」なんて詩があったが、それほど絵空事ではない。ちなみに小菅村役場の職員数は15人ほど。一人で何役もこなす必要があるだろうなあと思う。
他の村の人口を調べてみると、隣りの丹波山村(山梨県)は600人を割っていた。最少の青ヶ島村(東京都)に至っては200人を割っているが、こちらはここ数年殆ど推移に変化が無い。一方、小菅村も丹波山村も、毎年着実に減っていて、もうあと10数年経てばゼロになりそうな勢いだ。
地域の活性化策などで、自治体の魅力を増す取り組みが為されているものの、結局は雇用を生み出せるかどうかにかかっている。いくら「小菅の湯」や「道の駅こすげ」が魅力的で、観光客が集まるからと云って、直ちに雇用が増えると云う訳でもないだろう。これを根っことして、地道に広げて行くのが唯一最善の方法かもしれない。

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小菅の湯HP: こちら 

久しぶりに蕨山に登った(山の記録はこちら)のだが、予想外の雨(とアカヤシオの不作)で気分的に盛り下がったため、当初の予定を途中で切り上げ、名郷に下ることにした。バス停近くの酒屋(中屋商店)でビールを呷ったあと、バスで「さわらびの湯」へ移動し入湯。ここへ来るのも久しぶりである。旧名栗村が建てた日帰り温泉施設で、名栗の材木をふんだんに使っていて良い雰囲気。以前より気に入っていたのだが、久しぶりに今日入ってみて、他の施設と比べると更衣室が狭いな、という印象。
ともあれ、風呂上がりはラウンジで缶ビール(残念ながら軽食コーナーが無いので自動販売機)。大きな窓から外の緑が見えて気持ちいい。年中ビールは呑むが、この頃気温が上がってきて、ビールが一層美味いと感じる季節になってきてうれしい。
ところで、世界の1人当たりのビール消費量は、日本が52位で43.1リットル/年、1位チェコでは147.1リットル/年だそうである(2013年統計、キリンビール調べ)。ちなみに日本の統計は、ビールだけでなく、発泡酒、新ジャンルも入っているそうである。個人的にどうかと云えば、平均で毎日ロング缶1本ぐらいは呑む勘定(勿論、それだけでは済まない・・・)。と云うことは、0.5×365=182.5リットル/年となる。日本の平均値を押し上げるのに、多少貢献しているようであるが、チェコ人の間に入ると、ごく普通の人ということになる。日本人がビール(含、発泡酒+新ジャンル)をあまり呑まないのは、好きじゃないと云うよりは、そもそもアルコールを呑まない(呑めない)人の割合が多いと云うことではなかろうか。この頃、会社の帰りに呑むと云うことは、(小生だけでなく)全般的に減ってきているようだし、今の20代、30代の連中はそもそも、半ばオフィシャルな呑み会(歓送迎会など)にも参加しない者が結構いる。今どきの若者には、呑みニケーションは流行らない。
閑話休題。今回、往路で飯能駅から名郷BSまでと、復路の名郷BSからさわらびの湯BSまで乗ったバスの車内には、「ヤマノススメ」という少女アニメのラッピングが為されていた。そのようなコミックやアニメがあることは知らなかったが、山登りをテーマにしていて、全国各地の地方自治体や観光協会とコラボをしているようである。少女アニメが地域活性化に一役買っている時代なのだ。このバスから外を眺めると、旧名栗村の景色も、ちょっと変わって見えてくるから不思議だ。

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ヤマノススメのHP: こちら
 

今回が4回目ぐらいの入湯だろうか、いつも尾瀬から帰ってくると、最寄駅の沼田に近い、ここに寄るというパターンが出来ていた。戸神山から下りてきた今回は、事前のリサーチで、戸神山に比較的近い「かねまんやすらぎセンター 沼田岡谷温泉」と云う、長い名前の日帰り温泉に寄ってみようかと思っていた(そう云えば「ゆにーいく」も正式には長い名前だ)。ところが、時間が早すぎて残念ながらまだやってなかった(午後0時開店)ので、古馴染みの、ここ「ゆにーいく」へ、久しぶりにやって来た次第。
到着してみると、駐車場が随分と空いていたのだが、これはタクシーの運転手曰く、今まさに開催中の、沼田公園のさくらまつりのせいらしい。実際、その界隈の道路は激混みだった。桜の開花は都心とは2週間ほどの違いか。それでも沼田市は2次元的な広がりだけでなく、垂直方向にも広がりをもっているため(皇海山も沼田市だ)、山間部では5月にならないと咲かないところだってある。ゴールデンウィークに、日本ロマンチック街道を尾瀬方面へ向かうと、いつも満開の桜に出会える。
受付で650円を支払ったら風呂場へ。ナトリウム塩化物温泉で、源泉50.9℃、PH8.3というから、肌に優しいタイプ。浴室の中も、今日は大変空いていてゆったりのんびりできる。マッサージ&アカスリエステコーナーの女性達も手持無沙汰のご様子で、何故かせっせと窓を拭いていた。こちらとしては、かといって長湯することもなく、ましてやマッサージをしてもらうこともなく、いつものようにさっと入ってさっと出る。
風呂から上がったら休憩室兼食事処へ。ここもガラ空き状態である。先ずは生ビールを注文、一人でお先にグビッとやる。つまみに栃尾の油揚げがあったのでそれを頼む。間にネギ味噌が入っていてなかなかイケる。ここの食事処は、メニューが豊富である。麺類や丼物だけでなく、カレーやパスタ、ハンバーグなどの洋食系もある。それに、天麩羅や刺身など、一品物もかなり充実している。蕎麦屋に行く当てが無ければ、ここでがっつり呑むことができそうである。たまにはそんな山行があってもいいかも知れない。
 
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 ゆにーいくのHP: こちら

明星ヶ岳から下り、長興山紹太寺で老木枝垂れ桜を愛でた後(見頃は過ぎていた、残念! 山の記録はこちら)、入生田駅から風祭駅まで電車移動し、「小田原温泉八里」に入湯。直ぐ手前の、立派な鈴廣蒲鉾の建物を見た直後のせいか、箱根の玄関口にしては、かなり地味な日帰り温泉である。ぱっと見は、入浴、そば、休憩と書いてある看板が無ければ、寒村の公民館か、建設工事現場の仮設事務所と云われても可笑しくない。
もちろん、我々はこれまで鄙びた立ち寄り湯にさんざん入ってきたので、たじろぐことはない。入ってみると、正面が靴箱、右手に廊下が延びていて、手前右側が受付(というよりも事務室って感じ)、左側が襖で仕切られた休憩室という配置。廊下の奥(左手)が浴室の様である。受付にいた女将さん(というよりも古参事務員って感じ)から、さっき団体が帰ったところなので丁度良かった、と云われる。
その後、料金(500円)を払ってさあ入ろうか、と廊下を行こうとすると、女将さんから色々注意事項の説明がある。曰く、張り紙の注意事項を良く読んでくれ、浴室の窓は開けないように、料金500円は1時間1回限りだ、浴室に入るときスリッパは外へ出すよう、云々。なかなか離して呉れない。しかも同じ言葉を繰り返す。後に、我々の女子連から「あのような姑がいると嫁は大変だ」という呟きが聞こえてきたが、同感である。
男湯に入ると、先客は若者ひとりだけ。湯船は3人ぐらいがちょうどいい大きさ。たしかに団体がいたら外で待っていた方が良さそうだ。張り紙をふと見ると、ドライヤーの使用は100円とある。ここにドライヤーがある訳ではない。つまり電気使用料が100円ということ。何時間使うことを想定しているか目を疑うが、そもそも、わざわざここにドライヤーを持ってくる人がいるだろうか。
もう一つ気になったことだが、休憩室の使用料は1,500円とのこと。ここに限らず、時々このような有料システムの日帰り温泉に出くわすことがあるが、果たして利用者が居るのか疑問である。ここは地元に愛されている湯だと思われる。でも休憩室が有料では地元の社交場にはならない。じゃあ、そのために、いっそ休憩室を無料開放すればと思うが、すると客がいっぱい来るようになって、今度は湯船の狭さが問題化するのだろう。上手い手だてがなさそうだ。
それはともかく、温泉の湯自体はやわらかく、質はたいへん宜しい。これで500円ならば、女将さんの話が長かろうが、お湯の出が悪かろうが、張り紙の注意事項がどうのこうの、何の文句があろうか。これまで通りで全く問題ない。みんなさっと入ってさっと帰ればいいのだ。

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ミツマタを鑑賞するため、中川橋から遠見山を経て大杉山へ登った後(山の記録はこちら)、中川温泉に向かってまっしぐら。まだ汗が止まらない状態で「ぶなの湯」到着、昨年9月以来の入湯。ここは、山北町が運営する2つある日帰り温泉のひとつ。我々はもうひとつの「さくらの湯」も贔屓にしている。
脱衣所を抜けて中に入ると、洗い場がかなり狭い印象を受けるが、(後で気が付いたが)露天風呂の脇にも洗い場があるので何とかなっているようだ。それに、今日の入浴客は10名ほどなので全く問題ない。天気が良いと、やっぱり露天風呂が気持ちいい。ここの湯のpHは10.3というから、相当高い。このつるつる感も気持ちいい。
風呂上がりは2階の休憩室へ。かなり広いが、見渡してみても大広間以外、何もない。商売っ気がないせいか、 休憩室が2階にあるのに、ビールは1階にしか売っていない。それも自動販売機のみ。料理やつまみの販売もなし。まあ確かに、長居するわけでもなし、乾きものは誰かのリュックサックの中にたいてい入っているし、さしたる問題ではないが、少々寂しい。
それにあえて云えば、もっと集客力を上げようという気概が感じられない。山北町の福祉の一環と割り切っているのかも知れないが、上手くいけば、町の財政も助かる筈なので、トライする価値はあると思うけど。レストランコーナーがあることで、どれだけ皮算用ができるか知らないが、他の自治体の日帰り温泉の様に、外部へ委託すれば如何だろう。
そもそもいつも思うのだが、入口に職員(まさか町役場の役人じゃないと思うけど)が2~3人、接客のためかぶらぶらしているのがやや気になる。彼らの食い扶持稼ぎだけを考えても、もうちっとアイデアが必要だと思うけど。とは云え、小生にとっては、レストランコーナーで湯上りに良く冷えた生ビールを呑むことができ、それと一緒に頼む肴一品が美味いかどうかが唯一の関心事だ。善処を期待したい。

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大山三峰山に登り、そのままの勢いで鐘ヶ嶽も登った後(山の記録はこちら)、麓の七沢温泉郷へ。そのなかで一番近くにある「七沢荘」の日帰り温泉(1,000円)に入湯。ここは旅館なのだが、一角に日帰り客専用の風呂及び休憩スペース(屋外)がある。我々も含め、かなりの登山客が、それも大パーティでやってきている。休憩スペースでは中高年パーティがビール等を呑んで良い調子になっている。いったい今日、何人やってきているのか知らないが、随分と儲かっていそうである。
ここは、パワースポットなんだそうである。宿が自らそう云っているんだから間違いない。その根拠は「ゼロ磁場」とのこと。じゅうぶん胡散臭いが、結局は気の持ちよう。信心さえあれば、宇宙と地中からパワーを貰って元気になる(気がする?)そうである。小生は疑り深いのでぜんぜん無理である。宿としても、あまりパワースポットを謳って儲け過ぎると、誇大広告だとして訴えられないよう(物品だと景品表示法違反となる可能性があるが、宿だとなんだろう)注意した方が宜しかろう。
この宿の湯はかなりアルカリ性が強く(pH=9.54)、馴染みの「やまと天目山温泉(pH=10.3)」にも匹敵する程である。ちなみに、この近くにある飯山温泉・元湯旅館はpH=11.3、白馬八方温泉・おびなたの湯はpH=11.5と、もう指紋が溶けて無くなりそうな高さである(まあ、溶けたとしてもまた元に戻るけど)。(こんな奇特なサイトもありました。勝手にリンクさせて頂きます。) 
風呂上がりは休憩スペースへ。まだ中高年大パーティは盛り上がっている。我らのパーティも三々五々、湯上り美人、男子が集合。目の前にある自動販売機で買ったビールで乾杯。リュックサックの片隅に忍ばせておいた酒「花陽浴八反錦純米吟醸」も少々披露。酒ボトルを取り出しながら、なおちゃんに、「呑んだことがあるよ」というヒントを与えると、その場で未だ栓も開けず、飲みもしないうちに見事に当てられた。げに恐るべきは舌でも鼻でもなく、霊感である(もしかしてテレパスだった?)。これからは、安易なヒントは慎まねばならぬ。
風呂上がり、呑みながら、このちゃんから、「モンベルカードを見せると、入浴料1,000円が500円になる」との情報を聞かされた。そりゃ、随分とお得だ。さっそくフロントに行ってみると、「受付時に提示してくれないと困る」と、あからさまに嫌な顔をされた。良く見れば、たしかにカウンターテーブルにも、玄関にも張り紙があったが、気が付かなかったのだからしょうがない。すみませんね~、と低姿勢で500円回収。
のんちゃんの場合も、この紋所張り紙が目に入らぬか~、と嫌味を云われたそうだが、見えなかったものはしょうがない。今後は是非、受付時にモンベルカードを持っているかどうか、面倒でも逐次聞いて欲しいものである。モンベルにも、ちゃんと指導するよう投書しておいた方がいいかな。張り紙を見なかった客が悪い、ではカスタマー・サティスファクションとしては落第だろう。それが嫌ならば、割引サービスを止めれば済む話だ。
一方、客側としても、割引が利く施設を事前にチェックしておくことが肝要であろう。そもそもカードを持参していないと話にならない。実際、ググってみると、この界隈の旅館(=日帰り温泉)は何処もモンベルカード割引が利く、云わば特異的な地域だった。こちらにお出かけの際は、くれぐれもカード持参をお忘れなく。

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田浦梅林での梅見&野点(と云っても勿論茶ではない)のあと、京急田浦駅から弘明寺駅へ電車移動、商店街と住宅街を抜けて10分ほどの「みうら湯弘明寺店」に入湯した。こちらも、ジモピーWoodyさんのお奨め。ここは天然温泉であり、「みうら湯」のHPによればナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉とのこと(泉温の記述はない)。ちなみに看板にも小さく「弘明寺店」と書いてあるが、ここの他に本店や支店がある訳ではないらしく(我らの「日本支部」のようなものかな(^^ゞ)、今後、店舗を増やしていきたいと云う願望の表れのようでもある。
入口を入ると先ず登山靴を靴箱(100円、利用後返却される)に預けるが、鍵そのものはフロントに預ける必要がない。券売機で利用券(非会員750円)を買ってフロントへ渡す仕組み。脱衣所のロッカー(100円、利用後返却される)も、勝手に好きな場所を選ぶことができる。こういったシステムは、施設毎で微妙に違うもの。フロントの人から脱衣所のロッカーの鍵を渡される(つまりロッカーを指定される)ような場合、我々の様にリュックサックを背負って入る者にとって、相応しくないロッカーの種類(大きさ)とか位置をあてがわれることがあり、利便性に欠けることがある。だが、ここ「みうら湯」はその点、自由度が高くてありがたい。
ここには「さっぱりの湯」と「しっとりの湯」があり、週替わりで男女が入れ替わるようだ。今日の男湯は「さっぱりの湯」。無色透明の湯は弱アルカリ性でやわらかい。黒湯もあったらしいが入らなかった。女性陣の話では、「しっとりの湯」は全て黒湯だったとのこと。
黒湯について調べてみるとこんな記事があった。つまり、この色は植物由来の「フミン酸」だと。この「フミン酸」は非火山性地下水には多かれ少なかれ含まれているもので、要は、黒く見えるほど多く含まれているということになる。これら「フミン酸」や「フルボ酸」の地下水内での挙動は、放射性廃棄物の地層処分評価上、関心事の一つである、っとちょっと昔を思い出した。閑話休題。
風呂でさっぱりしたら、(皆が出てくるまで少々時間がありそうなので)やっぱりビールを呑みに食事処へ。この日帰り温泉は京急の橋桁の下にあるせいで、うなぎの寝床の如く、入口からずいぶん奥行きがある。一番奥にある食事処には「みうら亭」という名前がついていた。食券を買って、カウンターで生ビール(520円)を受け取る方式。残念ながら、焼き餃子はメニューに見あたらず。ふと見ると、三崎港が近いせいか、まぐろの竜田揚げ(390円←やや記憶曖昧)なんてものがあったので、それを追加注文。揚がるまで暫し待つ。アツアツを食べてみると、表面がしっとり系。この頃の竜田揚げは、しっとりが主流なのだろうか。でも悪くない。
聞くところによれば、近々京急の橋桁耐震補強工事が行われるため、そのとばっちりで、この4月初めから当分休業するとのこと。ともかく今回、入ることが出来て良かった。

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みうら湯のHP: こちら

「湯立人(ゆたんど)鉱泉」は、このブログには初登場だが、このところ結構、頻繁に来ていて、2年余りの間に今日で5回目(以前の山の記録はこちら⇒第288回第292回第300回第333回)の入湯。今回は、百蔵山から直接下りて来た(山の記録はこちら)。大洞岩の山頂をはじめ、一日中富士山が見えた、富士見日和だった。
ここはかつて旅館だったそうだが、現在は日帰り温泉(1,000円、時間無制限?)になっていて、近所のおばあちゃん達の社交の場に、我々の様な山帰りの無頼漢が時々闖入する構図になっている。
大広間(休憩室)に荷物を置いたら早速、風呂へ。湯が少々温かったので、勝手に蛇口を開いてじゃんじゃんお湯を足すと良い具合になった。地元のおばあちゃん達(2~3人?)は、我々が来る前から隣りの女風呂に入っていて(仕切りが低いし、地声がでかいので、他愛もない四方山話が普通に聞こえてくる)、我々が帰る時も未だ、出てこなかった。恐るべき長風呂である。我々が入った後、青年男子の単独行と、男子二人連れがやってきて、我々よりも早く帰って行った。長居の程度は、年齢に比例するようだ。
風呂から上がったらビール(大瓶650円)を頂く。つまみ(お茶受け)はいつもの小梅の梅干し。もう少し経つと、玄関の近くにある竹やぶで採れた筍の煮物を、サービスで頂くことができる。崖の様な急斜面に筍が生えるので、採るのが大変なの、と女将さんが云っていた。この鉱泉の庭には季節の花が咲き、庭の奥の桂川を隔てた猿橋城山あたりが借景になっていて、眺めているだけでとてものんびりできるが、この日はまだ梅がようやく綻んできた程度だった。
首に鈴を付けた、ここの飼い猫がやってきてちょこんと座り、お女将さんに向かってにゃーにゃー云う。きっと腹が空いたのに違いない。でも女将さんはどこ吹く風で(時々「う~る~さ~い~」と呟きながら)、我々がビールを呑んでいる大広間で淡々と花を生けていた。決められた夕食の時間はまだ先なのだろう。ここはやけに時間の流れが緩やかだ。
ところで、バス通りからの入口にある、何度も見ている看板には「酒のこころ いちふる 湯立人鉱泉」とあるが、「いちふる」とはいったい何なのか気になった。今度、女将さんに訊いてみよう。
予定の電車まで時間があったので、久々、日本三奇橋のひとつ、猿橋を観光。でもこの三奇橋、諸説あるようで、ここ猿橋と岩国の錦帯橋まではほぼ確実なのだが、三つ目は、木曽の桟(かけはし)(現存せず)、日光の神橋、祖谷のかずら橋、宇奈月の愛本刎橋(現存せず)など色々あるようだ。
猿橋のすぐ東側に古びたコンクリート橋が見えるが、調べてみると「八ツ沢発電所施設 第一号水路橋」というシロモノだった。国指定重要文化財で1912年(明治45年)竣工。でも全くの現役で、確かに水がどうどうと流れている音が聞こえてくる。気になったので、更にこの水路について調べてみると、こんなHPがあった(勝手にリンクしました。どの分野でも奇特な方がいらっしゃるものです)。つまり、大月と猿橋で取水したあと、途中、大野貯水池を経由して延々と上野原にある発電所まで14kmを導水する、東京電力の施設。日本最大規模の重要文化財でもあるそうだ。

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本仁田山に登ったあと(山の記録はこちら)、「もえぎの湯」に入湯。ゴンザス尾根を下れば、汗も引かないまま「もえぎの湯」(780円。あれ、いつ値上げしたんだっけ?)に辿り着く。相変わらず賑わっているかと思いきや、それほどでもない。やはり冬季は人の動きが不活発ということか、むしろ我々にはありがたいが。思えばここは、昨年3月に御前山から下りた際に寄って以来。その時は、例の歴史的大雪の後、ようやく路線バスの運行が再開したころだったので、今回よりももっと空いていた。
この湯の繁忙期がいつか判らないが(たぶん冬以外全部)、夏とか紅葉の頃等は間違いなくイモ洗い状態になるので(整理券による入場制限をしてもそうなる)、ちょっと腰が引けてしまう。ロケーションの良さで人気が高いのだろうが、基本的に風呂場が狭く、特に洗い場は順番待ちになるのが常である。だいたいカラン&シャワーが7つしかないのは如何にも少ないよね~。
従って我々の場合、シーズン中は「もえぎの湯」を敬遠し、近くの「玉翠荘」(ただし、温泉でない)か、いっそのこと立川まで我慢して「高砂湯」か「梅の湯」に入ることが多くなる。「もえぎの湯」の経営者には、あまり評判を落とさないうちに拡張改装を検討した方が宜しいのでは、と強く提案したい。
ともあれ空いてさえいれば、ここはなかなか居心地が良い。お湯もアルカリ性でつるつるすべすべ。休憩室は早春の日差しが射し込んで気持ちが良い。ビールは「天益」まで我慢しようかと思っていたが、少々時間もあったし、やっぱり耐えきれず生ビール(600円)を注文、ぐびっとやった。山から下りたら、湯上りのビールに勝るもの無し。すべて世は事も無し。ありがたい、ありがたい。

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もえぎの湯のHP: こちら 
 

東京都檜原村の京岳BSから「トヤド浅間」に登って生藤山まで歩き、山梨県上野原市の井戸BSまで歩いたが、思いの外、時間がかかった(山の記録はこちら)。やや積雪があったせいだろうと思う。北面に限らず、南側の植林帯にも結構、雪が残っていたし、林道に出ても轍は凍結状態(のんちゃん、滑って転んで、手に持っていたアイゼンのバンドを破損!)、なかなかアイゼンを外すタイミングが難しかった。
当初計画では神奈川県相模原市の鎌沢入口BSへ下る予定だったが、時間短縮のためには井戸BS側に下り、タクシーを呼んだ方がいいと判断し、軍刀利神社を過ぎたあたりで藤野タクシーに電話すると、受付の女性は、軍刀利神社も井戸BSも判らないと云う。マジですか。上野原のタクシー会社に電話した方が良いとか、挙句には車が出払っているとか云い出すので、はいはいと電話を切った。それではということで、電話番号を登録してあった富士急山梨ハイヤーに電話すると、最寄りの営業所は大月なので、上野原にあるタクシー会社さんへ電話した方が良いと云う。仕方ないのでネット検索してから、上野原タクシーに電話、漸く井戸BSが判るヒトと話が出来た。
それにしても、藤野駅と上野原駅とは隣り駅で、井戸BSからもほぼ同距離だし、東尾垂の湯からも似たり寄ったり。何故、藤野タクシーがそれほどまでに井戸BSに対して消極的なのか判らぬ。逆に、東尾垂の湯からタクシーに乗って、井戸BSへ行く場合には、上野原タクシーだったら遠まわしに断られるのかも知れない。山梨県と神奈川県との行政区の違いがそうさせているのか。ともかくも、県境の近傍を往ったり来たりするには、予め地図での場所確認が必要なようだ。
とにかくタクシーによるリカバリーは不発に終わり、東尾垂の湯にはほぼ1時間遅れで到着。結局、なおちゃんを2時間も待ちぼうけさせてしまった。辺鄙な場所だが、意外に客が多い。その大多数は車利用の客である。
ここは初入湯。源泉かけ流しで、源泉の湯温も45.8℃あり、正真正銘の高温泉。4時間で880円(貸タオル付き)。こういう料金体系を見ていつも思うが、その半分の時間でいいからもうちょっと安いプランもお願いしますよ。「酒類・弁当類の持ち込みは出来ません」とのこと、そのぶんメニューも豊富で、食堂にチカラを入れている様子が窺える。今回はビールの友に、餃子と冷奴、枝豆、げそ揚げを賞味。餃子は皮も具もちょっと変わっていて美味かった(但し、具体的に何故どう違うのかがよく判らなかった)。
藤野駅への送迎バスが、16時15分の次が17時40分までないので(何故きっかり1時間おきじゃないのかな)、その分、ビールを余計に呑んだのは云うまでもない。

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東尾垂の湯のHP: こちら 

雪の加入道山に登った後(山の記録はこちら)、ほぼ1年ぶりの入湯。
ここはいわゆる天然温泉ではないが、安価で、駅前の便利な場所にあるので割と気に入っている。玉に(大きな)キズは、ビールを売っていないこと、である(まあそのおかげで「ポッポ駅前屋」が繁盛する訳だけど)。ここ「さくらの湯」は、山北町健康福祉センターの一部。健康福祉の場で酔っ払って管を巻いちゃいかん、というのは分からないでもない。しかし、持ち込みは自由と云うことになっている。だったら自動販売機ぐらい置いてくれないものか。なにしろ呑みたいのは「キンキンに冷えた」ビールなのですよ。せっかく駅前の酒屋でビールを買ってきても、風呂に浸かっている間にぬるくなってしまう。自動販売機を置けないのであれば、せめて冷蔵庫にビールを置かせてもらえないだろうか。
山北は、かつて御殿場線にSLが走っていた頃、その勾配のキツさ故の、補助機関車(主にD52)の基地(機関区)があったことぐらいしかイメージが無かった(旧信越本線碓氷峠越えの、横川機関区のEF63みたいなものですな)。神奈川県全体の人口は増え続けているが、ここ山北町は戦後から減少の一途らしい。減少に転じたのは、SL機関区が無くなった時期とほぼ重なる。やはり雇用があるかどうかがカギということか。
山北駅をググってみて気が付いたことがあるが、3年前から「情緒豊かな町づくり」なるNPO法人に切符販売を委託しているようだ。10年前に設立されたこのNPO、設立目的は「SLの復活運転、山北町所在の文化財、歴史遺産、伝統芸能の普及および地域住民の生活支援事業を通して、情緒豊かな町づくりに寄与することを目的とする。」となっている。SLの復活とは、今は駅の直ぐ傍にある鉄道公園に、静態保存されている「D52 70」のこと。是非とも実現させて欲しいものである。
改めて地図を広げてみると(って云い方はそのうち無くなるだろうな、Google Mapを開いてみると、とか)、山北町はけっこう広い。北は加入道山、東は塔ノ岳、西は三国山、つまり西丹沢のすべてが山北町である。そう考えてみれば、随分、山北町にはお世話になっていることに気が付く。山北町には日帰り温泉が二つあるが、もう一つは中川温泉にある「ぶなの湯」(こちらは日帰り温泉施設そのものなので、当然、ビールは販売している)。こちらも何度かお世話になっている。つまりは観光客(登山客)はそれなりにやってくるのだが、ここに住もうと思う人が少ないという訳か。やっぱり雇用を増やすための起爆剤は、D52の運転なのかもしれない。D52は、京都にあるSLのメッカ、梅小路蒸気機関車館でも静態保存しかしていない。御殿場線にSLを走らせたら海外からだって客を呼べるだろう。JR東海さん、便利さだけが売り物では無い筈ですよ。ご高配を宜しく。

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さくらの湯(山北町健康福祉センター)のHP: こちら

元々の計画だった「矢倉岳」の代わりに「金時山」に登ったため(山の記録はこちら)、下山は仙石原。まだ午後1時。さて何処で汗を流そうか。仙石原には温泉付きの旅館やホテルは数多くあるが、日帰り温泉専用施設は無いように思う。そのため、多くの場合、(宿泊客優先のため)時間制限があり、例えば15時までならば入れる、と云うところが多い。以前、「福島館」には入ったことがある。そこで今回は、仙石バス停からもほど近くて、時間制限が無い温泉旅館「万寿屋」にいってみようかと思っていた。ところが、仙石バス停の近くでふと「マウントビュー箱根」の看板が目に入った。曰く「にごり湯露天風呂あります」というセリフと写真。ではこちらに行ってみよう、と気が変わる。ちょっとした看板につい釣られてしまう。
この辺り、近くには「ラリック美術館」や「星の王子様ミュージアム」、ちょっと離れたところには「ガラスの森美術館」、女子の心をくすぐる施設ばかりある(ありゃ、全部入ったことがあるぞ)。でもそんなのには気を取られず風呂へまっしぐら。予め、1,000円以上だったら止めようか、と云っていたのだが、フロントで聞くと1,100円と微妙。う~ん、ここまで来たので100円オーバーでも良しとするか、とやっぱり入湯することに。にごり湯露天風呂の威力に降参した感じである。
その風呂だが、内湯と露天風呂の泉質が明らかに違う。内湯は無臭無色透明だが、露天風呂はやや褐色掛かった乳白色で微かな硫化水素臭。露天風呂の源泉は大涌谷らしいが、内湯は温泉かどうかも定かではない。それでも肌触り、湯加減は悪くない。何故2種類の湯を使うのかで皆の感想は異なる。2つの湯船を満たすほどのにごり湯量を引いていないと云う経済的理由か、2種類の温泉を味わってもらおうと云うサービス優先か。個人的には、前者ではないかと勘繰っている。
さっぱりした後は、フロントの右手奥にある休憩室へ。かなり広いスペースに飲み物の自動販売機(もちろんビールあり)と共に、ソファーセットと籐製の椅子が並んでいるが、ど~んと卓球台もある。この建物の感じからすれば温泉卓球という雰囲気では無いが、日頃の憂さ、鬱憤を晴らすにはとにかく卓球に興じたい、という輩もいるのかも知れない。まあ、もしここに泊りで来ることがあれば、気分次第でやってみても良いか。

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マウントビュー箱根のHP: こちら 

芦ヶ久保駅前の道の駅で一息ついた後、下りの西武秩父線に乗り西武秩父駅へ逆モーション移動、タクシーに乗り込む。わざわざの目当ては丸山鉱泉に浸かることにある(芦ヶ久保駅のひとつ先、横瀬駅から登り約2kmを歩く手もないことはないが、すでに身体はビールで弛緩状態)。この鉱泉は、丸山に登って直接下りてくるには絶好のシテュエーションにあるのだが、これまで機会に恵まれず、且つ、もう丸山は様々なルートから何回も登っているのでなかなか食指が動かない。従って、今回は芦ヶ久保から強引に行くことにした。
ここは名前は鉱泉だが、泉質は温泉法による成分規定を満足していないらしい。そのせいか、ここのウリは薬草風呂と云うことになっている。でも入った感じでは、それほど薬草臭さは感じられない。湯温も丁度良い。風呂は宿泊者用と日帰り客用と別れていて、後者は「花悦の湯」という名前が付いており、旅館棟とは別建屋にある。シンプルな造りだが、清潔感がありかつ湯治場の雰囲気も併せ持っていて、居心地はかなりいい。旅館でありながら、独立した立ち寄り湯を経営しているのは珍しいかも知れない。受付の脇にはビール、チューハイの自動販売機があり、乾きもののつまみも売っていて(一応、飲食物持ち込み不可である)、その奥は畳敷きで結構広い休憩室がある。窓の外は木々の間から武甲山も望める。
ここの魅力は山の中腹にあって自然に囲まれていること、露天風呂からも休憩室からも武甲山が望めること、そしてかなり空いていること(男子風呂場は先客2名のみ、休憩室は2組のみ)と云っていいだろう。実際、武甲温泉などは何時行ってもかなり混んでいるのが普通だ。それにひきかえここは静かで、思った以上に高台にあり、辺りには建物が無いので、空に近い感じすらする。秩父界隈の他の風呂ではなかなか味わえない。帰りに呼んだタクシー運転手は、個人的にはイチオシだと云っていた。ちなみに武甲温泉には入る気もしないとのこと。正直で結構だが、秩父の観光が衰退するとタクシーの売り上げにも響くと思うので、そんなことは余り軽々しく公言しない方が宜しい(と云いつつ、ここで書くのも如何なものか)。代わりに、武甲温泉に足りないのは何で、どう改善したら良いかを具申しては如何だろうか。良い温泉が一つでも増えることは、我々利用者にとっては大歓迎なのだから。

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丸山鉱泉のHP: こちら 

周助山から子の権現まで(前半だけプチバリエーション)を歩いた後(山の記録はこちら)、吾野駅と西吾野駅との間にある「こもれびの湯」に行ってみた。かつては「国民宿舎・あじさい館」だったのが、いつのまにか「休暇村・奥武蔵」となっていた。経営母体が変わって、立ち寄り湯の受付終了時間が、15時から16時に変わったのはHPで判っていたが、はたして中身がどれだけ変わったのかにも関心があった。外観は特に変化はないようだが、ロビーに入ってみると、土産物売り場やドリンクコーナー等が変わったなと感じる。
ともあれフロントで620円を支払って「こもれびの湯」へ。通路の右側に飲み物(含、ビール)の自動販売機があるのは以前と同様である。左側のかつての荷物置き場は、湯あがり休憩処となっていた。従って、リュックサックを背負ったまま脱衣所へ。他の立ち寄り湯ではロッカーの鍵を受付で渡される(つまり場所が指定される)場合が多いが、ここはロッカーは好きな場所を好きなだけ使えるのがいい。風呂は意外に空いていた。造りは以前と同じようだ。
ゆったりさっぱりした後、風呂上がりのビールを飲むため、館内を探索。「あじさい食堂」は準備中となっていた(昼の営業時間は14時30分まで)。カフェ「Café de 634」では残念ながらアルコールを売っていないし、二階にあるオープンダイニング「アガ フォレスターノ」は宿泊者専用で18時から。つまり、山から下りて立ち寄り湯に浸かった我々は、ビールを自動販売機で買ってロビーで飲むしかない。結局、これは「あじさい館」の頃と変わらない。ロビーは天井が高く開放感があって雰囲気は悪くないが、人が行き来する場所なのでややリラックスしにくい。立ち寄り湯客を大事にするのならば、今後「あじさい食堂」の営業時間延長をお願いしたい。
ついでにもうひとつ。今回、我々が秩父御嶽神社の入口に下りて来たのが14時頃。「休暇村・奥武蔵」へそのまま歩くにも、吾野駅に行くのも同じくらい時間(20分程度)がかかる。吾野駅に行ってもマイクロバスの送迎時間は14時40分まで無いので、やむなく「休暇村・奥武蔵」へ向かったのだが、願わくばマイクロバス送迎の頻度を増やし、且つ自由乗降システムを導入してくれると、我々の様な登山客にとっての利便性は一気に向上し、同時に「休暇村・奥武蔵」に対する評価はぐっと高まる筈、ぜひ、ご検討願いたい。
なお、15時25分にマイクロバスで吾野駅へ出発する際、「休暇村・奥武蔵」の従業員が真っ赤なハリボテ手形を持って、我々が見えなくなるまで手を振っていてくれた。これ自身、さして有難い訳でもないが、サービス向上の表れとして取り敢えず肯定的に評価しておこう。

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休暇村・奥武蔵のHP: こちら 

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