山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

日帰り温泉

明星ヶ岳から下り、長興山紹太寺で老木枝垂れ桜を愛でた後(見頃は過ぎていた、残念! 山の記録はこちら)、入生田駅から風祭駅まで電車移動し、「小田原温泉八里」に入湯。直ぐ手前の、立派な鈴廣蒲鉾の建物を見た直後のせいか、箱根の玄関口にしては、かなり地味な日帰り温泉である。ぱっと見は、入浴、そば、休憩と書いてある看板が無ければ、寒村の公民館か、建設工事現場の仮設事務所と云われても可笑しくない。
もちろん、我々はこれまで鄙びた立ち寄り湯にさんざん入ってきたので、たじろぐことはない。入ってみると、正面が靴箱、右手に廊下が延びていて、手前右側が受付(というよりも事務室って感じ)、左側が襖で仕切られた休憩室という配置。廊下の奥(左手)が浴室の様である。受付にいた女将さん(というよりも古参事務員って感じ)から、さっき団体が帰ったところなので丁度良かった、と云われる。
その後、料金(500円)を払ってさあ入ろうか、と廊下を行こうとすると、女将さんから色々注意事項の説明がある。曰く、張り紙の注意事項を良く読んでくれ、浴室の窓は開けないように、料金500円は1時間1回限りだ、浴室に入るときスリッパは外へ出すよう、云々。なかなか離して呉れない。しかも同じ言葉を繰り返す。後に、我々の女子連から「あのような姑がいると嫁は大変だ」という呟きが聞こえてきたが、同感である。
男湯に入ると、先客は若者ひとりだけ。湯船は3人ぐらいがちょうどいい大きさ。たしかに団体がいたら外で待っていた方が良さそうだ。張り紙をふと見ると、ドライヤーの使用は100円とある。ここにドライヤーがある訳ではない。つまり電気使用料が100円ということ。何時間使うことを想定しているか目を疑うが、そもそも、わざわざここにドライヤーを持ってくる人がいるだろうか。
もう一つ気になったことだが、休憩室の使用料は1,500円とのこと。ここに限らず、時々このような有料システムの日帰り温泉に出くわすことがあるが、果たして利用者が居るのか疑問である。ここは地元に愛されている湯だと思われる。でも休憩室が有料では地元の社交場にはならない。じゃあ、そのために、いっそ休憩室を無料開放すればと思うが、すると客がいっぱい来るようになって、今度は湯船の狭さが問題化するのだろう。上手い手だてがなさそうだ。
それはともかく、温泉の湯自体はやわらかく、質はたいへん宜しい。これで500円ならば、女将さんの話が長かろうが、お湯の出が悪かろうが、張り紙の注意事項がどうのこうの、何の文句があろうか。これまで通りで全く問題ない。みんなさっと入ってさっと帰ればいいのだ。

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ミツマタを鑑賞するため、中川橋から遠見山を経て大杉山へ登った後(山の記録はこちら)、中川温泉に向かってまっしぐら。まだ汗が止まらない状態で「ぶなの湯」到着、昨年9月以来の入湯。ここは、山北町が運営する2つある日帰り温泉のひとつ。我々はもうひとつの「さくらの湯」も贔屓にしている。
脱衣所を抜けて中に入ると、洗い場がかなり狭い印象を受けるが、(後で気が付いたが)露天風呂の脇にも洗い場があるので何とかなっているようだ。それに、今日の入浴客は10名ほどなので全く問題ない。天気が良いと、やっぱり露天風呂が気持ちいい。ここの湯のpHは10.3というから、相当高い。このつるつる感も気持ちいい。
風呂上がりは2階の休憩室へ。かなり広いが、見渡してみても大広間以外、何もない。商売っ気がないせいか、 休憩室が2階にあるのに、ビールは1階にしか売っていない。それも自動販売機のみ。料理やつまみの販売もなし。まあ確かに、長居するわけでもなし、乾きものは誰かのリュックサックの中にたいてい入っているし、さしたる問題ではないが、少々寂しい。
それにあえて云えば、もっと集客力を上げようという気概が感じられない。山北町の福祉の一環と割り切っているのかも知れないが、上手くいけば、町の財政も助かる筈なので、トライする価値はあると思うけど。レストランコーナーがあることで、どれだけ皮算用ができるか知らないが、他の自治体の日帰り温泉の様に、外部へ委託すれば如何だろう。
そもそもいつも思うのだが、入口に職員(まさか町役場の役人じゃないと思うけど)が2~3人、接客のためかぶらぶらしているのがやや気になる。彼らの食い扶持稼ぎだけを考えても、もうちっとアイデアが必要だと思うけど。とは云え、小生にとっては、レストランコーナーで湯上りに良く冷えた生ビールを呑むことができ、それと一緒に頼む肴一品が美味いかどうかが唯一の関心事だ。善処を期待したい。

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大山三峰山に登り、そのままの勢いで鐘ヶ嶽も登った後(山の記録はこちら)、麓の七沢温泉郷へ。そのなかで一番近くにある「七沢荘」の日帰り温泉(1,000円)に入湯。ここは旅館なのだが、一角に日帰り客専用の風呂及び休憩スペース(屋外)がある。我々も含め、かなりの登山客が、それも大パーティでやってきている。休憩スペースでは中高年パーティがビール等を呑んで良い調子になっている。いったい今日、何人やってきているのか知らないが、随分と儲かっていそうである。
ここは、パワースポットなんだそうである。宿が自らそう云っているんだから間違いない。その根拠は「ゼロ磁場」とのこと。じゅうぶん胡散臭いが、結局は気の持ちよう。信心さえあれば、宇宙と地中からパワーを貰って元気になる(気がする?)そうである。小生は疑り深いのでぜんぜん無理である。宿としても、あまりパワースポットを謳って儲け過ぎると、誇大広告だとして訴えられないよう(物品だと景品表示法違反となる可能性があるが、宿だとなんだろう)注意した方が宜しかろう。
この宿の湯はかなりアルカリ性が強く(pH=9.54)、馴染みの「やまと天目山温泉(pH=10.3)」にも匹敵する程である。ちなみに、この近くにある飯山温泉・元湯旅館はpH=11.3、白馬八方温泉・おびなたの湯はpH=11.5と、もう指紋が溶けて無くなりそうな高さである(まあ、溶けたとしてもまた元に戻るけど)。(こんな奇特なサイトもありました。勝手にリンクさせて頂きます。) 
風呂上がりは休憩スペースへ。まだ中高年大パーティは盛り上がっている。我らのパーティも三々五々、湯上り美人、男子が集合。目の前にある自動販売機で買ったビールで乾杯。リュックサックの片隅に忍ばせておいた酒「花陽浴八反錦純米吟醸」も少々披露。酒ボトルを取り出しながら、なおちゃんに、「呑んだことがあるよ」というヒントを与えると、その場で未だ栓も開けず、飲みもしないうちに見事に当てられた。げに恐るべきは舌でも鼻でもなく、霊感である(もしかしてテレパスだった?)。これからは、安易なヒントは慎まねばならぬ。
風呂上がり、呑みながら、このちゃんから、「モンベルカードを見せると、入浴料1,000円が500円になる」との情報を聞かされた。そりゃ、随分とお得だ。さっそくフロントに行ってみると、「受付時に提示してくれないと困る」と、あからさまに嫌な顔をされた。良く見れば、たしかにカウンターテーブルにも、玄関にも張り紙があったが、気が付かなかったのだからしょうがない。すみませんね~、と低姿勢で500円回収。
のんちゃんの場合も、この紋所張り紙が目に入らぬか~、と嫌味を云われたそうだが、見えなかったものはしょうがない。今後は是非、受付時にモンベルカードを持っているかどうか、面倒でも逐次聞いて欲しいものである。モンベルにも、ちゃんと指導するよう投書しておいた方がいいかな。張り紙を見なかった客が悪い、ではカスタマー・サティスファクションとしては落第だろう。それが嫌ならば、割引サービスを止めれば済む話だ。
一方、客側としても、割引が利く施設を事前にチェックしておくことが肝要であろう。そもそもカードを持参していないと話にならない。実際、ググってみると、この界隈の旅館(=日帰り温泉)は何処もモンベルカード割引が利く、云わば特異的な地域だった。こちらにお出かけの際は、くれぐれもカード持参をお忘れなく。

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田浦梅林での梅見&野点(と云っても勿論茶ではない)のあと、京急田浦駅から弘明寺駅へ電車移動、商店街と住宅街を抜けて10分ほどの「みうら湯弘明寺店」に入湯した。こちらも、ジモピーWoodyさんのお奨め。ここは天然温泉であり、「みうら湯」のHPによればナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉とのこと(泉温の記述はない)。ちなみに看板にも小さく「弘明寺店」と書いてあるが、ここの他に本店や支店がある訳ではないらしく(我らの「日本支部」のようなものかな(^^ゞ)、今後、店舗を増やしていきたいと云う願望の表れのようでもある。
入口を入ると先ず登山靴を靴箱(100円、利用後返却される)に預けるが、鍵そのものはフロントに預ける必要がない。券売機で利用券(非会員750円)を買ってフロントへ渡す仕組み。脱衣所のロッカー(100円、利用後返却される)も、勝手に好きな場所を選ぶことができる。こういったシステムは、施設毎で微妙に違うもの。フロントの人から脱衣所のロッカーの鍵を渡される(つまりロッカーを指定される)ような場合、我々の様にリュックサックを背負って入る者にとって、相応しくないロッカーの種類(大きさ)とか位置をあてがわれることがあり、利便性に欠けることがある。だが、ここ「みうら湯」はその点、自由度が高くてありがたい。
ここには「さっぱりの湯」と「しっとりの湯」があり、週替わりで男女が入れ替わるようだ。今日の男湯は「さっぱりの湯」。無色透明の湯は弱アルカリ性でやわらかい。黒湯もあったらしいが入らなかった。女性陣の話では、「しっとりの湯」は全て黒湯だったとのこと。
黒湯について調べてみるとこんな記事があった。つまり、この色は植物由来の「フミン酸」だと。この「フミン酸」は非火山性地下水には多かれ少なかれ含まれているもので、要は、黒く見えるほど多く含まれているということになる。これら「フミン酸」や「フルボ酸」の地下水内での挙動は、放射性廃棄物の地層処分評価上、関心事の一つである、っとちょっと昔を思い出した。閑話休題。
風呂でさっぱりしたら、(皆が出てくるまで少々時間がありそうなので)やっぱりビールを呑みに食事処へ。この日帰り温泉は京急の橋桁の下にあるせいで、うなぎの寝床の如く、入口からずいぶん奥行きがある。一番奥にある食事処には「みうら亭」という名前がついていた。食券を買って、カウンターで生ビール(520円)を受け取る方式。残念ながら、焼き餃子はメニューに見あたらず。ふと見ると、三崎港が近いせいか、まぐろの竜田揚げ(390円←やや記憶曖昧)なんてものがあったので、それを追加注文。揚がるまで暫し待つ。アツアツを食べてみると、表面がしっとり系。この頃の竜田揚げは、しっとりが主流なのだろうか。でも悪くない。
聞くところによれば、近々京急の橋桁耐震補強工事が行われるため、そのとばっちりで、この4月初めから当分休業するとのこと。ともかく今回、入ることが出来て良かった。

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みうら湯のHP: こちら

「湯立人(ゆたんど)鉱泉」は、このブログには初登場だが、このところ結構、頻繁に来ていて、2年余りの間に今日で5回目(以前の山の記録はこちら⇒第288回第292回第300回第333回)の入湯。今回は、百蔵山から直接下りて来た(山の記録はこちら)。大洞岩の山頂をはじめ、一日中富士山が見えた、富士見日和だった。
ここはかつて旅館だったそうだが、現在は日帰り温泉(1,000円、時間無制限?)になっていて、近所のおばあちゃん達の社交の場に、我々の様な山帰りの無頼漢が時々闖入する構図になっている。
大広間(休憩室)に荷物を置いたら早速、風呂へ。湯が少々温かったので、勝手に蛇口を開いてじゃんじゃんお湯を足すと良い具合になった。地元のおばあちゃん達(2~3人?)は、我々が来る前から隣りの女風呂に入っていて(仕切りが低いし、地声がでかいので、他愛もない四方山話が普通に聞こえてくる)、我々が帰る時も未だ、出てこなかった。恐るべき長風呂である。我々が入った後、青年男子の単独行と、男子二人連れがやってきて、我々よりも早く帰って行った。長居の程度は、年齢に比例するようだ。
風呂から上がったらビール(大瓶650円)を頂く。つまみ(お茶受け)はいつもの小梅の梅干し。もう少し経つと、玄関の近くにある竹やぶで採れた筍の煮物を、サービスで頂くことができる。崖の様な急斜面に筍が生えるので、採るのが大変なの、と女将さんが云っていた。この鉱泉の庭には季節の花が咲き、庭の奥の桂川を隔てた猿橋城山あたりが借景になっていて、眺めているだけでとてものんびりできるが、この日はまだ梅がようやく綻んできた程度だった。
首に鈴を付けた、ここの飼い猫がやってきてちょこんと座り、お女将さんに向かってにゃーにゃー云う。きっと腹が空いたのに違いない。でも女将さんはどこ吹く風で(時々「う~る~さ~い~」と呟きながら)、我々がビールを呑んでいる大広間で淡々と花を生けていた。決められた夕食の時間はまだ先なのだろう。ここはやけに時間の流れが緩やかだ。
ところで、バス通りからの入口にある、何度も見ている看板には「酒のこころ いちふる 湯立人鉱泉」とあるが、「いちふる」とはいったい何なのか気になった。今度、女将さんに訊いてみよう。
予定の電車まで時間があったので、久々、日本三奇橋のひとつ、猿橋を観光。でもこの三奇橋、諸説あるようで、ここ猿橋と岩国の錦帯橋まではほぼ確実なのだが、三つ目は、木曽の桟(かけはし)(現存せず)、日光の神橋、祖谷のかずら橋、宇奈月の愛本刎橋(現存せず)など色々あるようだ。
猿橋のすぐ東側に古びたコンクリート橋が見えるが、調べてみると「八ツ沢発電所施設 第一号水路橋」というシロモノだった。国指定重要文化財で1912年(明治45年)竣工。でも全くの現役で、確かに水がどうどうと流れている音が聞こえてくる。気になったので、更にこの水路について調べてみると、こんなHPがあった(勝手にリンクしました。どの分野でも奇特な方がいらっしゃるものです)。つまり、大月と猿橋で取水したあと、途中、大野貯水池を経由して延々と上野原にある発電所まで14kmを導水する、東京電力の施設。日本最大規模の重要文化財でもあるそうだ。

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本仁田山に登ったあと(山の記録はこちら)、「もえぎの湯」に入湯。ゴンザス尾根を下れば、汗も引かないまま「もえぎの湯」(780円。あれ、いつ値上げしたんだっけ?)に辿り着く。相変わらず賑わっているかと思いきや、それほどでもない。やはり冬季は人の動きが不活発ということか、むしろ我々にはありがたいが。思えばここは、昨年3月に御前山から下りた際に寄って以来。その時は、例の歴史的大雪の後、ようやく路線バスの運行が再開したころだったので、今回よりももっと空いていた。
この湯の繁忙期がいつか判らないが(たぶん冬以外全部)、夏とか紅葉の頃等は間違いなくイモ洗い状態になるので(整理券による入場制限をしてもそうなる)、ちょっと腰が引けてしまう。ロケーションの良さで人気が高いのだろうが、基本的に風呂場が狭く、特に洗い場は順番待ちになるのが常である。だいたいカラン&シャワーが7つしかないのは如何にも少ないよね~。
従って我々の場合、シーズン中は「もえぎの湯」を敬遠し、近くの「玉翠荘」(ただし、温泉でない)か、いっそのこと立川まで我慢して「高砂湯」か「梅の湯」に入ることが多くなる。「もえぎの湯」の経営者には、あまり評判を落とさないうちに拡張改装を検討した方が宜しいのでは、と強く提案したい。
ともあれ空いてさえいれば、ここはなかなか居心地が良い。お湯もアルカリ性でつるつるすべすべ。休憩室は早春の日差しが射し込んで気持ちが良い。ビールは「天益」まで我慢しようかと思っていたが、少々時間もあったし、やっぱり耐えきれず生ビール(600円)を注文、ぐびっとやった。山から下りたら、湯上りのビールに勝るもの無し。すべて世は事も無し。ありがたい、ありがたい。

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もえぎの湯のHP: こちら 
 

東京都檜原村の京岳BSから「トヤド浅間」に登って生藤山まで歩き、山梨県上野原市の井戸BSまで歩いたが、思いの外、時間がかかった(山の記録はこちら)。やや積雪があったせいだろうと思う。北面に限らず、南側の植林帯にも結構、雪が残っていたし、林道に出ても轍は凍結状態(のんちゃん、滑って転んで、手に持っていたアイゼンのバンドを破損!)、なかなかアイゼンを外すタイミングが難しかった。
当初計画では神奈川県相模原市の鎌沢入口BSへ下る予定だったが、時間短縮のためには井戸BS側に下り、タクシーを呼んだ方がいいと判断し、軍刀利神社を過ぎたあたりで藤野タクシーに電話すると、受付の女性は、軍刀利神社も井戸BSも判らないと云う。マジですか。上野原のタクシー会社に電話した方が良いとか、挙句には車が出払っているとか云い出すので、はいはいと電話を切った。それではということで、電話番号を登録してあった富士急山梨ハイヤーに電話すると、最寄りの営業所は大月なので、上野原にあるタクシー会社さんへ電話した方が良いと云う。仕方ないのでネット検索してから、上野原タクシーに電話、漸く井戸BSが判るヒトと話が出来た。
それにしても、藤野駅と上野原駅とは隣り駅で、井戸BSからもほぼ同距離だし、東尾垂の湯からも似たり寄ったり。何故、藤野タクシーがそれほどまでに井戸BSに対して消極的なのか判らぬ。逆に、東尾垂の湯からタクシーに乗って、井戸BSへ行く場合には、上野原タクシーだったら遠まわしに断られるのかも知れない。山梨県と神奈川県との行政区の違いがそうさせているのか。ともかくも、県境の近傍を往ったり来たりするには、予め地図での場所確認が必要なようだ。
とにかくタクシーによるリカバリーは不発に終わり、東尾垂の湯にはほぼ1時間遅れで到着。結局、なおちゃんを2時間も待ちぼうけさせてしまった。辺鄙な場所だが、意外に客が多い。その大多数は車利用の客である。
ここは初入湯。源泉かけ流しで、源泉の湯温も45.8℃あり、正真正銘の高温泉。4時間で880円(貸タオル付き)。こういう料金体系を見ていつも思うが、その半分の時間でいいからもうちょっと安いプランもお願いしますよ。「酒類・弁当類の持ち込みは出来ません」とのこと、そのぶんメニューも豊富で、食堂にチカラを入れている様子が窺える。今回はビールの友に、餃子と冷奴、枝豆、げそ揚げを賞味。餃子は皮も具もちょっと変わっていて美味かった(但し、具体的に何故どう違うのかがよく判らなかった)。
藤野駅への送迎バスが、16時15分の次が17時40分までないので(何故きっかり1時間おきじゃないのかな)、その分、ビールを余計に呑んだのは云うまでもない。

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東尾垂の湯のHP: こちら 

雪の加入道山に登った後(山の記録はこちら)、ほぼ1年ぶりの入湯。
ここはいわゆる天然温泉ではないが、安価で、駅前の便利な場所にあるので割と気に入っている。玉に(大きな)キズは、ビールを売っていないこと、である(まあそのおかげで「ポッポ駅前屋」が繁盛する訳だけど)。ここ「さくらの湯」は、山北町健康福祉センターの一部。健康福祉の場で酔っ払って管を巻いちゃいかん、というのは分からないでもない。しかし、持ち込みは自由と云うことになっている。だったら自動販売機ぐらい置いてくれないものか。なにしろ呑みたいのは「キンキンに冷えた」ビールなのですよ。せっかく駅前の酒屋でビールを買ってきても、風呂に浸かっている間にぬるくなってしまう。自動販売機を置けないのであれば、せめて冷蔵庫にビールを置かせてもらえないだろうか。
山北は、かつて御殿場線にSLが走っていた頃、その勾配のキツさ故の、補助機関車(主にD52)の基地(機関区)があったことぐらいしかイメージが無かった(旧信越本線碓氷峠越えの、横川機関区のEF63みたいなものですな)。神奈川県全体の人口は増え続けているが、ここ山北町は戦後から減少の一途らしい。減少に転じたのは、SL機関区が無くなった時期とほぼ重なる。やはり雇用があるかどうかがカギということか。
山北駅をググってみて気が付いたことがあるが、3年前から「情緒豊かな町づくり」なるNPO法人に切符販売を委託しているようだ。10年前に設立されたこのNPO、設立目的は「SLの復活運転、山北町所在の文化財、歴史遺産、伝統芸能の普及および地域住民の生活支援事業を通して、情緒豊かな町づくりに寄与することを目的とする。」となっている。SLの復活とは、今は駅の直ぐ傍にある鉄道公園に、静態保存されている「D52 70」のこと。是非とも実現させて欲しいものである。
改めて地図を広げてみると(って云い方はそのうち無くなるだろうな、Google Mapを開いてみると、とか)、山北町はけっこう広い。北は加入道山、東は塔ノ岳、西は三国山、つまり西丹沢のすべてが山北町である。そう考えてみれば、随分、山北町にはお世話になっていることに気が付く。山北町には日帰り温泉が二つあるが、もう一つは中川温泉にある「ぶなの湯」(こちらは日帰り温泉施設そのものなので、当然、ビールは販売している)。こちらも何度かお世話になっている。つまりは観光客(登山客)はそれなりにやってくるのだが、ここに住もうと思う人が少ないという訳か。やっぱり雇用を増やすための起爆剤は、D52の運転なのかもしれない。D52は、京都にあるSLのメッカ、梅小路蒸気機関車館でも静態保存しかしていない。御殿場線にSLを走らせたら海外からだって客を呼べるだろう。JR東海さん、便利さだけが売り物では無い筈ですよ。ご高配を宜しく。

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さくらの湯(山北町健康福祉センター)のHP: こちら

元々の計画だった「矢倉岳」の代わりに「金時山」に登ったため(山の記録はこちら)、下山は仙石原。まだ午後1時。さて何処で汗を流そうか。仙石原には温泉付きの旅館やホテルは数多くあるが、日帰り温泉専用施設は無いように思う。そのため、多くの場合、(宿泊客優先のため)時間制限があり、例えば15時までならば入れる、と云うところが多い。以前、「福島館」には入ったことがある。そこで今回は、仙石バス停からもほど近くて、時間制限が無い温泉旅館「万寿屋」にいってみようかと思っていた。ところが、仙石バス停の近くでふと「マウントビュー箱根」の看板が目に入った。曰く「にごり湯露天風呂あります」というセリフと写真。ではこちらに行ってみよう、と気が変わる。ちょっとした看板につい釣られてしまう。
この辺り、近くには「ラリック美術館」や「星の王子様ミュージアム」、ちょっと離れたところには「ガラスの森美術館」、女子の心をくすぐる施設ばかりある(ありゃ、全部入ったことがあるぞ)。でもそんなのには気を取られず風呂へまっしぐら。予め、1,000円以上だったら止めようか、と云っていたのだが、フロントで聞くと1,100円と微妙。う~ん、ここまで来たので100円オーバーでも良しとするか、とやっぱり入湯することに。にごり湯露天風呂の威力に降参した感じである。
その風呂だが、内湯と露天風呂の泉質が明らかに違う。内湯は無臭無色透明だが、露天風呂はやや褐色掛かった乳白色で微かな硫化水素臭。露天風呂の源泉は大涌谷らしいが、内湯は温泉かどうかも定かではない。それでも肌触り、湯加減は悪くない。何故2種類の湯を使うのかで皆の感想は異なる。2つの湯船を満たすほどのにごり湯量を引いていないと云う経済的理由か、2種類の温泉を味わってもらおうと云うサービス優先か。個人的には、前者ではないかと勘繰っている。
さっぱりした後は、フロントの右手奥にある休憩室へ。かなり広いスペースに飲み物の自動販売機(もちろんビールあり)と共に、ソファーセットと籐製の椅子が並んでいるが、ど~んと卓球台もある。この建物の感じからすれば温泉卓球という雰囲気では無いが、日頃の憂さ、鬱憤を晴らすにはとにかく卓球に興じたい、という輩もいるのかも知れない。まあ、もしここに泊りで来ることがあれば、気分次第でやってみても良いか。

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マウントビュー箱根のHP: こちら 

芦ヶ久保駅前の道の駅で一息ついた後、下りの西武秩父線に乗り西武秩父駅へ逆モーション移動、タクシーに乗り込む。わざわざの目当ては丸山鉱泉に浸かることにある(芦ヶ久保駅のひとつ先、横瀬駅から登り約2kmを歩く手もないことはないが、すでに身体はビールで弛緩状態)。この鉱泉は、丸山に登って直接下りてくるには絶好のシテュエーションにあるのだが、これまで機会に恵まれず、且つ、もう丸山は様々なルートから何回も登っているのでなかなか食指が動かない。従って、今回は芦ヶ久保から強引に行くことにした。
ここは名前は鉱泉だが、泉質は温泉法による成分規定を満足していないらしい。そのせいか、ここのウリは薬草風呂と云うことになっている。でも入った感じでは、それほど薬草臭さは感じられない。湯温も丁度良い。風呂は宿泊者用と日帰り客用と別れていて、後者は「花悦の湯」という名前が付いており、旅館棟とは別建屋にある。シンプルな造りだが、清潔感がありかつ湯治場の雰囲気も併せ持っていて、居心地はかなりいい。旅館でありながら、独立した立ち寄り湯を経営しているのは珍しいかも知れない。受付の脇にはビール、チューハイの自動販売機があり、乾きもののつまみも売っていて(一応、飲食物持ち込み不可である)、その奥は畳敷きで結構広い休憩室がある。窓の外は木々の間から武甲山も望める。
ここの魅力は山の中腹にあって自然に囲まれていること、露天風呂からも休憩室からも武甲山が望めること、そしてかなり空いていること(男子風呂場は先客2名のみ、休憩室は2組のみ)と云っていいだろう。実際、武甲温泉などは何時行ってもかなり混んでいるのが普通だ。それにひきかえここは静かで、思った以上に高台にあり、辺りには建物が無いので、空に近い感じすらする。秩父界隈の他の風呂ではなかなか味わえない。帰りに呼んだタクシー運転手は、個人的にはイチオシだと云っていた。ちなみに武甲温泉には入る気もしないとのこと。正直で結構だが、秩父の観光が衰退するとタクシーの売り上げにも響くと思うので、そんなことは余り軽々しく公言しない方が宜しい(と云いつつ、ここで書くのも如何なものか)。代わりに、武甲温泉に足りないのは何で、どう改善したら良いかを具申しては如何だろうか。良い温泉が一つでも増えることは、我々利用者にとっては大歓迎なのだから。

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丸山鉱泉のHP: こちら 

周助山から子の権現まで(前半だけプチバリエーション)を歩いた後(山の記録はこちら)、吾野駅と西吾野駅との間にある「こもれびの湯」に行ってみた。かつては「国民宿舎・あじさい館」だったのが、いつのまにか「休暇村・奥武蔵」となっていた。経営母体が変わって、立ち寄り湯の受付終了時間が、15時から16時に変わったのはHPで判っていたが、はたして中身がどれだけ変わったのかにも関心があった。外観は特に変化はないようだが、ロビーに入ってみると、土産物売り場やドリンクコーナー等が変わったなと感じる。
ともあれフロントで620円を支払って「こもれびの湯」へ。通路の右側に飲み物(含、ビール)の自動販売機があるのは以前と同様である。左側のかつての荷物置き場は、湯あがり休憩処となっていた。従って、リュックサックを背負ったまま脱衣所へ。他の立ち寄り湯ではロッカーの鍵を受付で渡される(つまり場所が指定される)場合が多いが、ここはロッカーは好きな場所を好きなだけ使えるのがいい。風呂は意外に空いていた。造りは以前と同じようだ。
ゆったりさっぱりした後、風呂上がりのビールを飲むため、館内を探索。「あじさい食堂」は準備中となっていた(昼の営業時間は14時30分まで)。カフェ「Café de 634」では残念ながらアルコールを売っていないし、二階にあるオープンダイニング「アガ フォレスターノ」は宿泊者専用で18時から。つまり、山から下りて立ち寄り湯に浸かった我々は、ビールを自動販売機で買ってロビーで飲むしかない。結局、これは「あじさい館」の頃と変わらない。ロビーは天井が高く開放感があって雰囲気は悪くないが、人が行き来する場所なのでややリラックスしにくい。立ち寄り湯客を大事にするのならば、今後「あじさい食堂」の営業時間延長をお願いしたい。
ついでにもうひとつ。今回、我々が秩父御嶽神社の入口に下りて来たのが14時頃。「休暇村・奥武蔵」へそのまま歩くにも、吾野駅に行くのも同じくらい時間(20分程度)がかかる。吾野駅に行ってもマイクロバスの送迎時間は14時40分まで無いので、やむなく「休暇村・奥武蔵」へ向かったのだが、願わくばマイクロバス送迎の頻度を増やし、且つ自由乗降システムを導入してくれると、我々の様な登山客にとっての利便性は一気に向上し、同時に「休暇村・奥武蔵」に対する評価はぐっと高まる筈、ぜひ、ご検討願いたい。
なお、15時25分にマイクロバスで吾野駅へ出発する際、「休暇村・奥武蔵」の従業員が真っ赤なハリボテ手形を持って、我々が見えなくなるまで手を振っていてくれた。これ自身、さして有難い訳でもないが、サービス向上の表れとして取り敢えず肯定的に評価しておこう。

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休暇村・奥武蔵のHP: こちら 

新年の山として天覧山と多峯主山を軽く登って、余り汗もかかず、身体が冷え切ることもなかったが、たっぷり時間もあるのでやっぱり立ち寄り湯へ。入間市駅で降りてタクシーで820円のところにある「いるまの湯」に初入湯、いわゆるここはスーパー銭湯である。広い駐車場はほぼ満車状態、結構な賑わいだ。休憩室や食事処はもちろん、風呂の数も多く、サウナや岩盤浴、アカスリエステ等、設備も充実していて、これで入浴料430円はお値打ちである。数ある他の立ち寄り湯を考えれば、この価格設定でやっているのが不思議にも思える。何処かにからくりがあるのだろうか。これでやっていけるのであれば、1,000円ぐらいの日帰り温泉は大儲けして笑いが止まらないか、とてつもなく放漫経営でコストを浪費していて世間の笑い物ということにならないか。 それとも温泉掘削のためのボーリング費用が重く圧し掛かっているのだろうか。
さっぱりした風呂上がりは「お食事処・蔵」へ。館内が賑わっている割に、ここは閑散としていて、9人で纏まって座ることも問題ない。食券を買ってカウンターで引き換えする方式。アサヒのエキストラコールド生ビール(570円)とイカげそ揚げ(390円)を注文。エキストラコールドビールが置いてある立ち寄り湯は初めてだ。さすがキンキンに冷えているが、泡立ちが少ないので見た目はいまいちか。イカげそは結構、大ぶりでプリプリ。三々五々みんなが集まり、暫しまったりする。さて時計は未だ午後2時、これから所沢へ移動して打ち上げ(≒新年会)だ。

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およそ2年ぶり(記録はこちら)に葭之池温泉に入湯(600円)。前回同様、杓子山の帰りである(今回の山の記録はこちら)。程良く鄙びた風情が相変わらず。かつては旅館だったと云う大正期の建物の佇まいは、癒し効果抜群である。ここの正式名称が「翠松閣葭之池鐄泉」というのは、今日初めて知った。
ところで、杓子山から下りて、ペンション鉱泉閣前から乗ったタクシーの運転手は、この葭之池温泉の存在を知らず、単に駅名だけがあると思っていたようだった。結局場所が判らないので、偶々通り掛かった地元の人に行き方を訊く始末。この運転手は地元じゃないの? なんで俺達の方が知っているの? ついでに云うと、我々が杓子山から下りてきたことを知っていた筈なのに、下吉田駅傍の高台にある忠霊塔から見る富士山は、大変立派なので是非行くべき、としきりに勧めていた。もっと高い杓子山から、遮るものが無く富士山が見えることはご存じではなかったようだ。タクシーの運転手たるもの、もうちょっと自分の地元のことを知っておくべきだろう。
閑話休題。今日は気温もさることながら、北風が時折強く吹いていて、体が冷えていたのでここのちょっと熱めの湯が丁度良い。でも湯船以外は、天井が高いせいか、そもそも湯船が小さいせいか、浴室と脱衣所が一体化しているせいか、裸でいると寒い。洗い場のカランからの湯の出方も少々省エネ過ぎる。もうちょっと何とかならないものか。そのぶん、湯船に長く浸かることになる。
のぼせる寸前まですっかり温まったら、帳場でビール(大びん600円)を仕入れて休憩室、というか大広間へ。地元のおばあちゃん達が炬燵で丸くなっている。ここのゆったり感は、他の立ち寄り湯では味わえない。窓からは富士山も望める。ビールを飲んでしばし、まったりする。個人的に、ここは日帰り温泉としてはぴか一。本当はこのままここに泊まっていきたいくらいだが(もちろん、泊まることはできないが)、それは叶わずタクシーを呼び三つ峠駅に向かう。今度はもうちょっと暖かい頃に来て、団扇を扇ぎながらまったりしてみるか。

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葭之池温泉のHP: こちら 

一気に真冬がやってきたような週末、赤岩(松山)と二十六夜山に登ったあとは、当然ながらここ、「芭蕉月待ちの湯」に入湯(710円)。今日は38℃の湯船に入っても全然だめ、43℃の方で丁度良い。寒さで縮こまった身体がほぐれていく。さっぱりしたら休憩室へ。今日はなんだかやけに人が少ない(駐車場には結構、車があったけど・・・)。ここには何度か来ているが、休憩室がこんなにスカスカなのは初めて。これも寒気のせいだろうか。
山の中を歩いているときには「熱燗、飲みたい!」と思っていたのに、風呂上がりはやっぱりビール(生550円)。ここには焼き餃子が無いのでイカゲソ揚げ(380円)。注文後暫くして、揚げ立ての大ぶりで、ぷりぷりのゲソがたっぷり出てくる。皆が揃った後は、枝豆やタコ焼き、鶏つくね等を賞味。
それにしても二十六夜信仰といい、芭蕉の句といい、この辺りは「月」がウリ。それにあやかって、ここには「和みの月」という名の地元産古代米どぶろくがあるらしいが、今回はうっかり見過ごした。4月までの限定販売だそうなので、それまでになんとか来てみたい。

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思親山からJR寄畑駅へ下るつもりが、二万五千分の一地形図に記載の破線は、実際にはまったく廃道となっていて想定外のバリエーション、道無き斜面を適当に下り、なんとかバスが通る舗装道に出ることができた。あとは、この2日間ですっかり馴染みとなった南部タクシーを呼んで「なんぶの湯」(大人800円)に直行。JR身延線内船駅からほんの2、3分の便利なところにある。東を振り仰ぐと、さっきまでいた思親山の山頂が良く見える。
駐車場には多くの車が止まっているので混雑が予想されたが、豈図らんや、大きな風呂場は湯船も洗い場も全くスカスカで、ゆったり、まったりできた(でもカラスの行水であることは変わらない)。湯は、「やまと天目山温泉」や「天空の湯」のようにアルカリ性が強い。
湯上りに、休憩室(大広間)へ行ってみると、殆どのテーブルが埋まるほど、多くの人が屯している。ざっと100人ぐらいは居るだろうか。半分ぐらいは、浜に上がったトドのように転がっている。起きているのは、きんさん、ぎんさんみたいなおばあちゃん達で、四方山話で盛り上がっている。地元のお年寄りの社交場がここらしい。風呂に入ることもさることながら、ここで日がな一日過ごす人も多いようだ。余所者がふらりとやってきて、ひとり生ビール(500円)を飲んでいるのはちょっと場違いに見えるようで、なんとなく落ち着かない。焼き餃子(350円)を注文する。
やがて皆もやってきて、無事下山を祝して乾杯。焼き餃子以外に、牛すじ煮込み(550円)、とりモツ煮込み(550円)、フライドポテト(300円)、枝豆(300円)なども注文し、皆でつつく。メニューには他にもピリ辛大根煮物、うな胆、おつまみメンマ、厚揚げ、イカげそフライなどもあり、居酒屋顔負けである。面白いのは、鯨大和煮、サバの味噌煮、いわしなどの缶詰もそのまま売っているところ。さながら酒屋の角打ちメニューのようで、センベロ呑べえには嬉しい。もちろん、酒や肴だけでなく、麺類や定食ものも豊富。まこと、日帰り温泉のおまけにしておくのは惜しい程の食事処である。

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なんぶの湯のHP: こちら 

篠井山を登った後、奥山温泉に立ち寄る。その名の通り、富士川の本流から随分、谷を分け入ったどん詰まりの山奥にある。このあたり住所は山梨県だが、タクシーの運転手も云っていたように、文化圏は完全に静岡県のようだ。駐車場には結構、車が止まっていたようにみえたが、風呂場は思いの外閑散としていて利用者にとってはのびのびゆったり。休憩室も同様で、風呂だけの利用では500円、休憩室も使うと800円との料金体系にもかかわらず、500円払っただけでも、空いているので休憩室を使っても良いですよ、と大らかな扱い。東京近郊の日帰り温泉とはやや様相が異なる。
建物は檜をふんだんに使ったりっぱな造りで気持ちが良い。風呂場も天井が高く開放感たっぷり。湯はアルカリ性が結構強いが、温めで肌触りは柔らかな感じ。休憩室では、多少、食事もできるようであるが、我々はこれから佐野川温泉に向かう都合上、ビールだけにした。それでも、篠井山に登らない限り、絶対来ることがないであろう温泉に入ることができたのは貴重だった。

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三頭山で紅葉を愛でた後(山の記録はこちら)、元々は奥多摩湖へ下りるつもりだったが、手っ取り早く数馬に下ることとし、十里木で途中下車、「瀬音の湯」に立ち寄った。ここは、あきる野市が中心となった第三セクターが運営している日帰り温泉。宿泊施設も併設されていて、この手の施設としてはかなり大規模だが、今日もかなりの人出、相変わらず繁盛している様子。洗い場もさることながら、湯船は内湯も露天風呂も大賑わいである。それでも汗を流して湯船に浸かるのは(たとえカラスの行水にしても)気持ちが良い。リフレッシュしたら奥のカフェへ。さらに奥にあるレストラン(和風だいにんぐ川霧)は、午後3時から5時までは中休みなので、だいたいいつも閉まっているところしか見ない。
カフェで席を確保し、生ビール(470円)を注文。グラスはここのオリジナル。ここはつまみになるようなものは、牛肉コロッケ(130円)、鶏唐揚げ(420円)、味噌おでん(330円/3本)、もろきゅう(310円)があり、飲み物もビール以外に、秋川沿いにある蔵元の地酒が置いてある。川に面したテラス席もあり、本当はここでゆったりしたい気分もあるが、だいたいいつもバスの時間を気にしながら慌ただしくビールを飲み干すことになる。いつか泊まりで来てのんびり過ごすのも良いかもしれない。

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瀬音の湯公式HP: こちら 

鼻曲山の下りで、落葉松の紅葉を堪能し、カモシカにサプライズ遭遇。いつものことながら、カメラを構える余裕なし。随分とコロコロした感じのカモシカだったが、この時期に肥えていないと冬はのり切れないだろう。その後、タクシーで長日向から、日帰り温泉(1,000円)がある塩壺温泉ホテルへ(山の記録はこちら)。湯川沿いの林道はなかなかの渓谷美。道中、シカとカモシカの区別が付かないと云うタクシー運転手に、このちゃんが一生懸命説明していたがなかなか旨く伝えきれず。切羽詰まって、カモシカは「毛深い牛」みたい、という形容を捻り出したが、果たして運転手の頭の中にどんな姿が去来したのか少々興味深い。
千ヶ滝地区入口の星野温泉「とんぼの湯」辺りは賑わっていて、道路も駐車場に入れ切れない車で大渋滞。さすが軽井沢、さすが星野リゾート。かたや、そのちょっと先の塩壺温泉ホテルは、宿泊客が既にチェックアウトした後のせいかひっそりとしていて、巷の喧噪が嘘のようである。12時ちょっと前の到着。ホテルと言っても、入口でスリッパに履き替えるシステムで、旅館のようだ。貴重品をフロントに預けてから地下階へ。大浴場はほぼ貸切状態(ひとりだけ後からやってきた)。湯は熱からず温からず。
さっぱりしてロビーに戻ると、奥に、ラウンジが見える。メニューが出ているものの、客も係員もいなのでフロントで訊くと、何のことはない、フロント係の人が注文を受けますとのこと。それでは、と生ビール中(850円、乾きもの付)をオーダー。入湯料もビールもちょっと高めだが、ここが軽井沢のホテルだと思えばまあ納得。他のみんなもすぐに合流し、鼻曲山登頂を祝杯。大きな窓の外は真っ赤なもみじがあってなかなかの趣、ちょっと得した気分が味わえた。

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当初とは違って、計画外で阿夫利山に登った(山の記録はこちら)ことで、初めて秋山ネスパ(一般720円、上野原市民510円)に寄ることになった。ここは、温泉以外に温水プールなどもあって、ちょっとしたレジャーランドである。入口の販売コーナーでは秋刀魚が一尾200円で売られていた。ここで夕食のおかずを買っていく人がいるのだろうか。風呂は、湯船も洗い場もまずまずの広さ。源泉は殆ど体温並みだが、大きな湯船は加温してある。ややアルカリ性でマイルドな肌触り。湯上りは2階へ。レストランと休憩スペースがあるが、休憩スペースはほんとに畳を敷いた「スペース」があるだけ。レストランに入ると注文を取りに来てくれる。こういった施設では、食券+セルフサービスが一般的なので意外に感じる。まずビール(460円)を頼んでからメニューを見てみると、おつまみ(鶏なんこつ唐揚げ、枝豆、及び冷奴のうち一つ選択)とのセットが680円となっているのに気が付く。すぐにセットに変えてもらい、つまみは鶏なんこつ唐揚げ(単品では360円)をオーダー。日帰り温泉併設のレストランで、このようなセットメニューは珍しい。これから立川に移動して一杯やる身には、これで丁度良い。一品料理(≒酒の肴)もかなり豊富なので、ここでとことん飲みたい人にも十分応えられるようになっている。なかなか左党に優しい日帰り温泉である。阿夫利山を登った後ぐらいしか、この日帰り温泉に寄る機会がないのが少々残念である。

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夏山合宿直前なのでガチ登りは無しにして、柳沢峠から丸川峠までのユルい峠巡りとなった(山の記録はこちら)。丸川峠からはもう大菩薩嶺には向かわず(丸川荘の主に「あれ、登らないの?」と言われました。まぁ、晴れていたら考えたかも(^^ゞ)、さっさと裂石まで下ってそのまま大菩薩の湯に入湯。今日は台風の影響が出始めていまいちの天気のせいか、客の出足が悪いような気がするが、利用する側としてはゆったりとしていてこの上ない。ここの湯は、「やまと天目山温泉」や「ぶどうの丘温泉天空の湯」と同様、かなりのアルカリ泉。施設自体は甲州市の持ち物だが、運営はJR甲斐大和駅から上日川峠まで定期バスを季節運行している、栄和交通が受託しているとのこと(リサーチャーなおちゃんからの情報。やまと天目山温泉も同じとのこと)。考えてみれば、甲州市は、旧塩山市、旧勝沼町、旧大和村がそれぞれ持っていた日帰り温泉をそのまま3つとも引き継いでいるので、役所が自ら運営するのは大変なのだろう(ちなみに北杜市には10ヶ所もあるらしい。閉鎖されないうちに入っておくか)。今回はその併設レストランのレポート。
自動販売機で食券を買って、カウンターで受け取るシステムは、大体どこでも同じ。受け取った飲み物や食べ物は、レストラン内のテーブルでなく、休憩室(大広間)へ持ち出すことも可。こういうときはやっぱり座敷が良い。網戸を通して吹き込む風が心地良い。普段は、湯上がりに生ビールと持ち込みの乾きものぐらいで済ますのだが、今日は甲州B級グルメ、鶏もつ煮(600円)を頼んでみた。ビールには、きゅうりの漬物(塩麹漬け?)が付いてくる。鶏もつ煮は甘辛で程良く煮込んであり、ビールにも良く合う。その後、Woodyさんもソーセージ盛り合わせと豚もつ煮込み(どちらもかなり美味い)を注文、なかなか豪勢になった。我々は通常、(立川界隈まで戻って居酒屋で打ち上げる故)このような日帰り温泉に長居することは無いので、併設レストランの良し悪しには殆ど無頓着なのだが、ここは結構、ポイント高いのではないだろうか。地元の人々(特にご老人)にとっては貴重な憩いの場であり交流の場なので、より重要な問題だろうし、車で来て、風呂のついでに夕食までとる観光客にとっても、美味い併設レストランには敏感かも知れない。今後、機会があればチェックしてみたい。

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