山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

日帰り温泉

今春もミツマタの花を求めて西丹沢へ。昨年、日影山(876.2m)から眺めた大ノ山(723m)の斜面がやけに黄色に染まっていたのを確かめるべく、玄倉を起点に大ノ山へ登り、そのまま遠見山(880m)、大杉山(860.8m)を越えて橅ノ平(956m)に到り、その後は日向ノ沢ノ頭(762m)を経由して中川温泉まで下ろうと計画した。
全コース、バリエーションだし、橅ノ平から先は吉備人出版刊「西丹沢登山詳細図」にも記載が無い篤志家向けコース。実際にトレースしてみて、アップダウンが何度もあるせいで方向を誤り易く、なかなかタフなコースと感じた(山行記録はこちら)。核心部は、大杉山から仲ノ俣乗越までのアップダウンだろうが、橅ノ平からの下り、日向ノ沢ノ頭からの下りとも、方向を見定め難いので気が抜けない。しかしその緊張感はそれなりに心地良い。
肝心のミツマタは、狙い通り大ノ山の途中斜面では見事に咲いていたが、標高800m以上となるとまだ蕾状態が多く、大杉山山頂あたりは全く咲いていなかった。逆に云えば、だいたいこの時期に来れば何処かで満開のミツマタに出会える、使い勝手がいいコースとも云えるだろう。 
真っ直ぐ中川温泉に向かって下るとやがて立派な仕事道となり、首尾良く沢沿いの車道に降り立つ。もう「ぶなの湯」までは僅か。2年ぶり(前回のレポはこちら)の入湯。バス通りからではなく、東から沢沿いにやってくると、「ぶなの湯」が河内川本流の直ぐ脇にあることに気が付くが、残念ながら風呂場から川面を望むことができない。
湯はつるすべで気持ちが良いが、ややカルキ臭が気になる。とりあえずさっぱりしたら、1階の自動販売機で缶ビールを購入し、2階の休憩室へ。相変わらずここは、休憩室が2階にあるのに、缶ビールの自動販売機は1階に置いてある。喰い物飲み物の持ち込みがOKであることは評価できるが、もうひとがんばりが欲しい。

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以前から、丹沢湖の真ん中に神尾田という集落があり、そこに「落合館」という宿があって、日帰り入浴(ただし、午後3時まで)が出来るとの情報は得ていた。問題は、其処へ下りてくる山をどうプランするか、だった。選択肢は、ミツバ岳から下りるか、あるいは遠見山からか、それとも今回のように日影山からか、ということになる。
ただ単に玄倉から登って日影山を経て下りて来るだけでは物足りないので、今回はシダンゴ山から登って西へ西へと進むルートにした。林道秦野峠から日影山の間はなかなかワイルドで、アップダウンも結構あり、予想通り充実したルートだった。
それでも予定時間よりもだいぶ前倒しでトレースすることができ、落合館に着いたのはまだ午後1時半(山行記録はこちら)。バスが来るまでほぼ1時間半あり、これでビールも風呂もゆっくりと楽しめる。ところが、まだ時間が早かったせいか、風呂はひとつしか沸いていなかった。女将はとても恐縮そうだったが、男性陣は待つとしよう。
ならば、先ずビールをいただこう。ビールは大瓶。休憩室は十分な大きさがあって、団体客でも宴会ができそう。そこにWoodyさんと二人で、隅っこで寛ぐ。今日は図らずも東日本大震災が起きて6年目。テレビでは、もうすぐ追悼式が行われると報じている。
大瓶をようやく呑み切った頃、女性陣と入れ替わりで入浴。風呂場もゆったり。温泉ではないらしいが、いい湯だ。さっぱりしたところで、また風呂上がりビールをいただく。この宿にいる女将さん以下、皆さん如才が無くて、やけに居心地が良い。まだ是非、ここへ午後2時位には下りて来られる山旅プランを捻り出したい。

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落合館のHP: こちら 

寄BS前で首尾良くビールを呑んで、ひと心地したあとは、路線バスに乗って新松田駅へ移動し、そこから松田健康福祉センターへは徒歩で移動。多少ビールが入って、いい気分で足取りはやや重いが、ほぼ平地なので何とかなる。途中、川音川にかかる渡渉場(「ピョンピョン橋」というらしいが、果たして「橋」と呼んでいいのか疑問。少なくとも自転車じゃ渡れない)を伝って対岸へ移る。
今朝、歩きだしたところにある四十八瀬川も、下山口の寄を流れる中津川も、この川音川の支流。今日は、川音川流域を巡る山旅と云うこともできる。
今日の「健楽の湯」到着は午後3時。受付終了の午後4時には十分間にあった。400円で利用券を買って、職員に渡した後、男風呂へ直行。今日も混み具合はほどほどで、利用上の支障は全くない。この施設が新松田駅前にあったならば、こうは上手くいかないかも知れない。程良く駅から遠いところがこの湯のいいところか。
今日は概ね良い天気だったが、残念ながら浴室の窓から富士山が見える程ではない。さっぱりした後に、間髪を入れずビールが待っていてくれると嬉しいのだが、ここではそうもいかない。皆が出て来るまで、大人しく待とうと休憩室へいってみると、ビールやら焼酎のボトルやらを持ち込んで、景気良く一杯やっている中高年二人組がいた。風呂から出るまで、いったい何処でビールを冷やしていたのだろうか。それとも、風呂とは関係なく、直接ここへやってきて怪気炎を上げているのだろうか。それにしても、羨ましい光景だ。 
皆が揃ったところでさっさと出発。建物から出るとき、車でやってきたらしい中年女性から「ここのお風呂は如何でした?」と訊かれた。さして良いも悪いも無いが「いい湯でしたよ」と答えると、その後も色々聞いてくる。初めは、この方が、入ろうかどうしようか躊躇っているようにも思えたが、そうではなさそう。もしかして某キュレーションサイトの運営上、口コミを集めに来たのかと怪しんだが、考え過ぎかも知れない。

61 川音川を渡って健楽の湯へ。

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そろそろ梅の季節。筑波山は、何度となく登っているが、今日は梅見も兼ねて登ってみることにした。行楽シーズンには驚くほどの客がやって来るので、2月でしかも梅まつりが始まっていないこのタイミングだったら良かろうとプラン。その読みはほぼ正しかったが、それでも道を譲ったり譲られたりすることが度々あり、なかなか鬱陶しい。
まだ山に登る手前の、つくば駅からバスに乗って暫く進んでいるうち、道路脇の日影部分に雪が薄っすらと積もっているのに気が付いた。はて、この辺りだけ降ったのだろうか。その後、雪は山頂にかけて山全体を覆っており、思わぬ「雪山登山」となった。登山者の通行によって雪が踏み固められた部分では、チェーンスパイクなどが無いと、下りで往生したハイカーもいたと思われる(山行記録はこちら)。
筑波山から下りてひと風呂浴びるには、筑波山神社本殿の直ぐ近くにある「江戸屋」が便利で、かれこれこれで3回目の立ち寄り。れっきとした立派な観光ホテルなのだが、日帰り温泉客も丁重に扱ってくれるところが気に入っている。
1階のフロントで900円を支払い(通常は1,000円だが、予め割引券を入手)、貴重品を預けたあと、ホテルマンの案内に従って地下2階にある男風呂まで階段を下る。これは傾斜地に建っているせいで、風呂場は東側の沢沿いに面している。先客は二人だけ、内湯と露天風呂にそれぞれ浸かっているだけで、広々としている。窓が大きいので、新緑の頃はさぞ眺めが良いだろう。内湯だけでなく露天風呂にもさっと入った後は、1階に戻り、ラウンジへ。
客だけでなく、店の人もいないので、心配になってフロントで訊くと、今まいりますとのこと。まだ午後1時、客がいなくても不思議ではない。ビールを注文すると、柿の種が山盛り出て来た。これだけで腹の足しになりそうである。女子連も戻って来て同様にビールを注文するが、店員に「柿の種はもう十分」と断った。
我々の後にも客はやってこないので、のんびりできる。さて、次は梅でも見にいくか。山の中は結構、賑やかだが、昼過ぎの江戸屋は狙い目である。

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江戸屋のHP: こちら

美の山公園で、うどんランチを楽しんだ後は(山の記録はこちら) 、以前から覗いてみたいと思っていた「梵の湯」へ向かう。皆野にあるため、なかなか山の帰りに寄り難いが、今日は絶好のチャンス。
看板には「関東屈指の重曹泉」という謳い文句がある。そもそも重曹泉なんてあまり聞いたことが無かった。後でググってみると、関東の場合、黒湯系(コーラ色系)の温泉はだいたい重曹泉である場合が多いようである。これまで何処かで入ったような気がするが、思い出せない。
利用料880円(3時間未満)を支払って、休憩所を横目に見ながら(集合場所はここだよと云いながら)風呂場へ。カランの数は十分の様子。窓が床から天井まで取られているので、内湯は明るくて気持ちが良いが、露店風呂の開放感は、内湯と較べて窓ガラスが嵌っているかいないかの違いぐらいしか無いので、いま一つ。湯も少々ぬるい。重曹泉らしさは良く判らないが、アルカリ系のように少々ぬるぬる感がある。
さっぱりしたら、休憩室に移動。生ビール(中570円税込、以下同様)と、焼き餃子(400円)の食券を買って、厨房に券を渡す。ビールの場合はそのままお待ち下さいと云われるが、料理は出来たら放送で呼び出すとのこと。
餃子を齧りながらビールを呑んでいるうちに、皆も集まって来て、冷奴(350円)、枝豆(350円)、タコ唐揚げ(520円)も並ぶ。このちゃん特製のアヒージョも現れる(原則持ち込み禁止なので、こそっと味見)。
最初、他に誰もいなかったが、そのうち湯上り客がちらほら。甚平のようなものを着ているので、一日料金(1,050円)を払っているのかも知れぬ。窓からは、荒川の流れが見える。川面を見下ろすことができる日帰り温泉は、有りそうで意外と少ない。ましてや、この荒川の滔々とした流れは、景色として新鮮(奥多摩辺りの渓谷とは全く違う)。陽気が良ければ、夕涼みに外のテラスでビールを飲むのも悪くなさそうだ。

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シダンゴ山と蝋梅園を巡り、寄に戻ってビールで喉を潤した後、さて次は新松田駅前まで戻り、汗を流しに「松田健康福祉センター」までテクテク行くことになるのだが、バス停は観梅客で長い行列。しかもバスは小さいので、一回で乗り切れるかどうかもあやしい。ならばビールが入って気が大きくなったところで、タクシーを呼び、松田健康福祉センターへ直行することにした。
昨年の4月に、思わぬ男風呂の故障でひと風呂浴びれなかった、松田健康福祉センターにある「健楽の湯」(その時のレポはこちら)。今回、漸く入ることが出来た。建物は公共施設らしく味もそっけもない。山北駅前にある山北町健康福祉センター「さくらの湯」と似たり寄ったり。
風呂場も3階にある。受付時間は16時までとのことで、これは結構、山帰りにはキツいが、役場の運営じゃ仕様がないか。2時間までだったら400円、3時間までとなると500円とのこと。もう、1時間すら無理な時間なので、当然400円を券売機へ投入し、入浴券を係員へ手渡す。券を渡してしまうと、帰る時に果たしてその客が2時間を超えているのかどうか、判らなくなってしまいそうだが、その辺は自己申告という、大人の扱いのようだ。つい、みみっちいことを考えてしまう。
浴場はカランが6つだけで、少々こじんまりとしている。団体がやってくると洗い場で渋滞が発生しそうだが、今日は程々の入りというところ。我々も含め、客の半分以上は、山帰りの格好である。湯は温泉ではないようだが、塩素臭は無い。浴室の窓は開放感たっぷり。ちょうど西に面していて、目の前は酒匂川、その先には箱根の山と富士山が望める、なかなか良い眺め。これだけは明らかに「さくらの湯」より上だ。
風呂上がりは休憩室。しかし、残念ながらソフトドリンクの自動販売機しかない。此の辺も「さくらの湯」とそっくりだが、「さくらの湯」には目の前に「ポッポ駅前屋」がある。ここは周りに何も無い。休憩室にいて、他の皆が出て来るのが待ち遠しい。そこは重大な欠点。せめて冷蔵庫でもあれば・・・。

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「道志宿」でひと息ついた後は、朝と同様、また藤野タクシーのお世話になる。朝とは別の運転手だった。本日の立ち寄り湯は、女子連が入ったことが無い(含、入ったことを忘れた)という、「やまなみ温泉」に行ってみる。
ここはほぼ3年ぶり。入口を入ると右手が受付で、正面には土産物や野菜が並んだスペース。この売り場を中心にして、男女の風呂場や、休憩室へダイレクトにアクセスできる配置。シンプルで判り易い。コンクリートの打ちっ放しで安価に作っている感じはあるが、明かり採り窓が多く、明るくて開放的なので冷たい感じはしない。
さっそく700円を支払って入浴券を買うが、ここは帰る時に受付カウンターへ入浴券を渡すシステム。こういうのって、日帰り温泉毎にシステムが違うので毎度戸惑う。出来たら厚生労働省に統一規格を作って欲しいところだ。
脱衣所のロッカーは、何処を使ってもいい方式。どの日帰り温泉もこうすればいいのに。そこそこ客はいるが、混んではいない。ここは柔らかい印象の湯。天然かけ流しらしいが、源泉温度が38℃とやや低いので加熱している。ゆっくり浸かってしっかり温まっても、結局30分足らずで上がり、休憩室スペースへ。
テーブル席もあるが、やっぱり大広間でどっかり腰を落とす。食券を買って、生ビールと枝豆をゲット。大広間に置かれたテレビでは大相撲をやっている。時間が早いので、まだ幕内ではない。こういうところで枝豆を齧りながら、のんびり大相撲を観戦するなんて、悪くない。

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2日目は、「美晴荘」から歩き始め、発端丈山に登り、ついでに葛城山にも登った後、城山の脇を抜けて下山。発端丈山は、昨日の山ほど急勾配ではないが、やはり海岸線から登るので、それなりに登りでがある。城山は遠くから見ても近くから見ても、岩峰というに相応しい風貌。ここにも有名な岩登りのゲレンデがある。
この山は、海底火山が隆起し、周りが風化・浸食されてマグマが冷えた部分が残ったものらしい。「火山の根」、専門的には「火山岩頸」と云うそうだ。この「城山」だけでなく、「美晴荘」のすぐ傍にあった「淡島」も、「葛城山」も「火山の根」らしい。この辺りはそういう特殊な場所らしい。
山から下りた後は、「百笑の湯」まで水平移動。結局、「美晴荘」から「百笑の湯」まで、昨日と同じくバスもタクシーも使わずに歩き通した(足代を節約しても、どうせその分呑みに回ってしまう)。今日は山に登らない凸さんと、「百笑の湯」で待ち合わせしていたのだが、思った以上に時間がかかり、随分待たせてしまった。
施設の入口が判らずに通り過ぎると、地元の方と思しき中高年男性に「あっちですよ」と教えて貰い逆戻り。車専用の入口かと勘違いした。確かに、歩いてやってくる客は少ないだろう。建物の正面は、道路の反対側を向いているので、判り難い。
ここは「時の栖グループ」が経営する「伊豆温泉村」の日帰り温泉だった。日帰り温泉の他にフィットネスジムやホテルもあるようだ。「時の栖グループ」の施設は、これまで山の帰りに、御殿場・須走温泉・天恵や、御殿場高原ビールに入ったことがあって、我々も多少事情通である。ここも他の施設と同様、入浴施設以外にも、様々な施設があるので、一日中ここにいるという人もいるのだろう。土日祝日の一日券は2,000円となっていて、1時間以内だったら1,000円。凸さんとはここで、めでたく再会。
帰りは、14時30分発の大仁駅行き送迎バスに乗ろうということにして、1,000円を払って風呂場へ。中はかなり広くて、風呂の種類もやけに多い。Woodyさんも凸さんも、何処に行ったのか見当たらない。小生は、内湯の大浴場と露店風呂に、ちょこちょこと入っただけで出た。
食事処に直行し、生ビールを注文。ビールは、伊豆の国ビールしか置いていない。メニューを見ると、つまみ系がかなり豊富だが、もう時間が無いので注文は泣く泣く見送った。食事処でビールを呑み損ねた女子連は、抜け目なく、何処からか缶ビールを手に入れ、バスの発着場所で湯上りビールをしていた。
「百笑の湯」から伊豆箱根鉄道(略称:いずっぱこ、と云うらしい)駿豆線の大仁駅までは、大した距離ではないので、沼津駅から来たついでに歩いてしまっても問題ないくらいだが、すでにビールを呑んでしまっているので、有り難く送迎バスに乗せて貰った。

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今日も朝から良い天気だが、昨日ほどではなく、空には薄い雲が懸かっている。ところが、見通しが良いところへ出ると、山々の重なり具合が、やけに立体的だ。それに加えて、富士山のなんと神々しい輝きよ!景色とは単に、空が快晴ならば良いという、単純なものではないのだ。
十分、景色を堪能したあとは、大滝不動尊へ下る。途中、いつも大滝がちょっとだけ見えている感じだが、今日は全貌が見えていた。落差140mとのことだが、もっとありそうに見える。今日は、意外に水量が多いのかもしれない。
大滝不動尊、到着。何だかんだ、今日も結構、歩いた。のんちゃん、菊丸はまだ歩き足りなそうな感じだったが、ここから「天空の湯」までは更に1時間半はかかるだろう。もう十分でしょ?と、不動尊の門前でいつもの勝沼観光タクシーへ電話すると、受付の女性から、「奥宮ですか?前宮ですか?」と訊かれ、あれ、そう云えば、前にも訊かれたなと思い出す。結局、毎度戸惑う訳だが、常識的には奥宮だろうと思い、「奥宮です」ときっぱり返答。たぶん前回も、適当に考え、そう答えたような気がする。
タクシーに乗れば、「天空の湯」まではそれほどではない。さすがに車は速い。途中、果樹園を抜けるところで、女性が道路脇に溜まった落葉を掻き集めていた。落葉焚きをするのか、堆肥を作るのか。いずれにしても、この頃は余り見掛けない光景だ。
こんな天気のときは、「天空の湯」の露天風呂は最高。もちろん、いつ来てもそれなりにいい気分になれるのだが、今日は一際、である。ひと風呂浴びて、さっぱりしたら展望ラウンジでさっそく生ビール。いつもはテーブル席だが、久しぶりに座敷へ行ってみた。
早くも陽は西に傾いていて、窓際は日差しが眩しいくらい。南アルプスの障壁はだいぶ霞んできているが、それでまだ山座同定は十分可能。甲府盆地越しに見る白根三山は、このラウンジならではの眺めだ。この贅沢を暫し楽しみたい。2日間、良き山行だった。

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一昨日に降った雪は、思いの外少なく、積雪時にこそ歩こうと思っていた奥武蔵の尾根道には、残念ながら全くと云って良い程残っていなかった。それでも一応、Woodyさんらの希望を踏まえて、顔振峠と関八州見晴台からの眺めを楽しんだ後は、黒山鉱泉へ下山した。
ところが、目当てにしていた「東上閣」も「黒山鉱泉館」(2014年8月末)も廃業又は休業とのことで、黒山鉱泉に汗を流せるところが無くなってしまった。山から下りたその足で風呂に入れるのが、この界隈の山歩きとして優れた点だったのに、それがもはや叶わぬ夢となった。
どうして廃業・休業したのかは定かではないが、黒山三滝だけがセールスポイントだと、泊まらずに帰る客ばかりになってしまう。やはり、宿そのものに魅力が必要だ。その辺りを突き詰めて考えないと、廃業は致し方ないということになるのだろう。
ともかくも、こうなるとこちらに下りて来てから汗を流せるのは、黒山からバスで「ニューサンピア越生」にある「梅の湯」(越生梅林に近いので、そのネーミングで文句は無いが、ついつい銭湯を連想してしまう)へ行くしか無くなってしまった訳だ。
とりあえず風呂は諦めるとしても、ビールまで諦めることになるのか。「黒山鉱泉館」の傍に、「根っ子食堂」という看板があったが、三滝の方へ戻らなくてはならないようだ。どれほど先なのか判らなかったので(後で調べてみれば、僅か100m先だった!惜しいことをした!)、代わりに黒山BS前にあった「清水屋」といううどん屋へ入ってみることにした。うどん屋だったらビールぐらいあるだろうと思った次第だが、なんと、アルコール類を置いていないと云う。なんてこった!更に打ちひしがれ、もう後はただ、バス停でバスを待つしか無くなってしまった。今日は付いていない。
(ところで、これも後で判ったことだが、関八州見晴台から下りて来る林道を、黒山の方へは向かわず、麦原入口BS方面へ進むと、途中に「山猫軒」なるカフェと、更にバス停手前に「オクムサ・マルシェ」というカフェがあり、土曜日の昼下がりに、どちらでもビールは呑めたようだ。やはり、コンティンジェンシーを考慮した、事前のリサーチは怠ってはならない。)

22 東上閣は廃業していた!

23 黒山鉱泉館も休業中!
 
 

「丹波天平」の紅葉を眺めに行って来た。今年はここに限らず、全般に少々色付きがいまいちで、かつ盛りの時節を過ぎていたが、それよりやや下の「保之瀬天平」辺りでは、概ねいい色合いだったように思う。満足して、サヲウラ峠から一気に下ると、丹波の集落は意外に近い。しかし、さらに青梅街道へ出るまでは、幾重にも張り巡らされた頑丈なフェンスを通り抜けるため、扉を何度も開け閉めすることが必要。害獣(イノシシやシカ、サル)からの農作物防護は、金も労力も実に大変なことだと実感する。
丹波BSのすぐ並びに、御食事処「仲よし」という店があり、しかも営業中だったが、「のめこい湯」までまだ少々歩かなくてはいけないので、入るのを躊躇。あとから考えれば、丹波BSへ行くこと自体、少ない機会だったので、店にも入っておくべきだったと反省。
「のめこい湯」は、9ヶ月ぶりの訪問。前回はさんざん雨に降られたあとだったが、今日はまずまず良い天気。しかし今日は全く眺めが利かない山という、皮肉な結果ではある。
この「のめこい湯」というネーミングは、ご想像通り「のめっこい」という方言から派生したものだが、国立国語研究所共同研究報告13-02「首都圏の言語の実態と動向に関する研究 成果報告書 首都圏言語研究の視野」の「首都圏における在来方言の地域資源としての再生の一事例 ― 多摩地域の「のめっこい」を例として ―」(三井はるみ、2014)によれば、「のめっこい」という方言は、「・・・秩父,丹波山及び北関東地方で発祥した言葉と思われ,西多摩や埼玉南西部地域の一部・・・」、具体的には入間、瑞穂、武蔵野、武蔵村山、立川、羽村、青梅、日の出、檜原では、実際に今でも使用されている言葉とのこと。小生は生まれも育ちも八王子で、小さい頃「のめっこい」と云う言葉は聞いて知っていたが、これによると既に八王子ではもう廃れてしまっているようだ。
今日は天気が良かったせいか、道の駅「たばやま」はかなり賑わっている。「のめこい湯」にも、前回よりははるかに多くの客が来ていた。しかし、たいていの人たちは、風呂に入っただけでさっさと帰ってしまうらしく、休憩室や食事処にはほんの一握りしかいない。明らかに我々は上々客である。いつものように生ビールを注文。鹿肉はありますか、と訊くと、ソーセージしかありませんとの回答。じゃあそれもお願い、と追加注文。
鹿肉の消費拡大に、ささやかながら協力したいと思ってみても、供給能力はまだまだ不十分のようだ。簡単に鹿を捕まえる方法を考え出したら、ひと儲け出来そうだ。ハーメルンの笛吹き男の如く、山の中をひとめぐりしたら、ぞろぞろ鹿が付いてくる、なんて上手い方法がないものか。

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強風のため熊野岳登頂を断念し、昼ごろ敗退が決まったので、その後は全て観光モードに切り替え。そうなると山形在住のアユラシだけが頼りである。さっそく、このちゃんを連れて観光中のアユラシに電話を入れ、仲間に入れてくれと連絡。
ロープウェイ駅に戻って、生ビールを呑んだら、次は風呂で温まりたい。もちろん、蔵王は温泉の宝庫なので選り取り見取りだが、アユラシお薦めの温泉は、その名も「蔵王温泉大露天風呂」という立ち寄り湯。温泉街よりだいぶ上にあるので、ちょっぴりでもビールを呑んだらもう無理。アユラシはアッシー君となり、我々を2回に分けてピストン輸送。かなりの勾配で判り難い山道を登ると、広々とした駐車場があり、その奥が入口。ここからは沢へ向かって少々下り階段。あたりは丁度、紅葉真っ只中だ。
建物はかなり鄙びた造りで、湯治場そのものの雰囲気。屋根らしきものはあるが、大きなあずまやの様に、扉が一切ないので、外気と一体になっている。夏ならば良さそうだが、11月ともなると快適とは云えない。470円を支払って脱衣所へ向かう。仕切りはあるが、やはり外と変わらないので、服を脱ぐのにちょっぴり勇気が必要だ。
風呂はまさに野趣溢れる雰囲気。その名の通り大露天風呂。ここは沢そのものが温泉、湯船は自然石を利用した造りとなっており、流れに沿って上下2段に分かれている。上段の湯加減は丁度良いが、下段はぬるめ。ぬる好きの小生でも、上段がいい。
湯船に浸かってまわりの紅葉を眺めるのは良い気分。この温泉のPhは何と1.4とのこと、胃液並みの超酸性である。長湯すると消化されそうである(嘘)が、温泉成分にたんぱく質分解酵素は含まれていないので大丈夫である。入るときと同様、出るのにも勇気がいるが、湯あたりが怖いので適当なところで意を決して上がる。
休憩所にいくと、玉こんにゃくや飲み物も売っているが、その中に缶ビールがあるのを発見。アユラシには悪いが呑ませていただく。しかし、休憩所も屋根があるだけで外と同じ。湯上りのビールを呑むにはやや気温が低過ぎたようで、美味さはいまいちだったのは残念。

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蔵王温泉大露天風呂HP: こちら 

今日はシャトールミエールの新酒まつり当日。このような時には、午前中にサクッとひと山登って、午後は会場に向かうと云うのが基本。さて、今年は何処の山に登ろうかと、いつものように考えあぐねた結果が兜山だった。これも一応、山梨百名山。春日居駅の裏山的存在だが、駅から歩くと後のスケジュールに影響が出るので、ここは大人のタクシー。
兜山から下山する場合も、目当ての岩下温泉までは1時間以上かかるため、やはりタクシーを呼んだ(山の記録はこちら)。到着した岩下温泉旅館は、新館と旧館が離れていて、日帰り温泉をやっているのは旧館だ。タクシーから降りると、作務衣姿の女性(どうやら女将らしい)が案内してくれる。
旧館は外も中も実にレトロ、明治の頃の建物だということだが、それも頷ける。鬼瓦には「湯」と「温泉」の文字が刻まれている。こんな瓦は初めて見た。玄関を入ると帳場と休憩室(Café)になっている(2階にも座敷の休憩室がある)。後でここでビールが呑めるゾ、よしよし、と確認。
帳場で500円を支払ったら風呂場へ移動。女将さんから、猫の漫画を見ながら入って下さいとレクチャーを受ける。風呂場には我々以外、誰もいない。確かに、壁には猫のキャラクター(小生にはどうも、かわうそに見えてしょうがない)が、描かれている。
多少、熱い湯に長く浸かった後としても、源泉(27℃とのこと)の湯船は冷たくて、ちょっと入り難い。夏場に来ることがあったらチャレンジしてもても良さそうだが、今日はやめておこう。廊下の向い側にも源泉の大きな湯船(霊湯と呼んでいる)があるが、見学だけに止めた。
風呂から上がったらさっきのCaféに戻るが、女将さんが見当たらない。ならばと、呼び鈴を鳴らしても現れない。何度鳴らしても同じ。これでどうだと電話をかけるが、奥の方で虚しく鳴るだけで誰も出ない。念のため、本館の方へ足を運んでも人影なし。どうなってんの?せっかく湯上りビールを呑んで、この宿の売り上げに貢献するつもりになっていたが、万策尽き、とうとう女将は現れず。すっかり項垂れて、タクシーを呼ぶことにした。すると何故か、タクシーの到着と共に女将さんも現れたが、既に手遅れ。
女将さん、今日は確実に3,600円(=ビール600円×6)の売り上げをフイにしましたよ。

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岩下温泉旅館のHP: こちら 

先日、東御殿の帰りに寄った「花かげの湯」に、今年2回目の訪問(前回のレポはこちら)。今回は柳平からの路線バスの途中下車。このあとは、塩山へ向かって「ホリデー快速ビューやまなし」に乗るつもりなので、滞在時間は40分余りと、慌ただしい。風呂から出たら、直ぐにタクシーを呼ぶ必要がある。
券売機で410円の入浴券を購入し(Web限定クーポン利用)、フロントに渡したら風呂場へ直行。もちろん、待ち合わせ場所は言わずもがなの休憩室である。
山梨市は、2006年に牧丘町と三富村と合併したため、「花かげの湯」だけでなく、「鼓川温泉」と「みとみ笛吹きの湯」も含め、3つの日帰り温泉施設を保有している。民営の「はやぶさ温泉」、「ほったらかし温泉」、「正徳寺温泉」まで含めると、6ヶ所。汗を流すには事欠かないところだが、利便性から云えば「花かげの湯」と「はやぶさ温泉」は良い勝負だろう。
前回は1月だったせいか、風呂場は閑散としていたが、今日はそれなりに客が入っている。地元の客が多そうだが、ブドウ農園関係者なのだろうか。洗い場でさっぱりしたら、今日は内湯だけちょっと浸かり、さっさと出る。素早く休憩室へ移動したら、食事処「はくさい」と繋がったカウンターでビールを注文。ちなみに「はくさい」の名物料理は富士山丼(3,776円)。もし今度、大人数で来ることがあったら試してみるか。
今日も休憩室の利用客は少ない。皆さん、風呂から上がったらさっさと帰るようである。前後して現れたなおちゃんにタクシー手配をお願いすると、最寄りの牧丘タクシーは出払っていて、直ぐには来られないとのこと。2台しかいないので、そういうこともあるだろうが残念。ならばと次は塩山のタクシー会社に電話すると、10分でやってくるとのこと。なんとかなりそう。
さっさとビールを呷って外で待っていると、なかなか現れず気が揉める。やがて遅れて現れたタクシーの運転手曰く、途中渋滞しているとのこと。それでも「何とか間に合わせます」、との言葉通り、5分前に駅に着いた。さすがだ。

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高原山の鶏頂山、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳を登った後は、西平岳登山口から車道をひたすら下り、ちゃんと舗装された道に差し掛かったところで、予約していたタクシーが丁度やってきてくれ、乗車。待ち時間は全く無しの、絶妙なタイミングだった(山の記録はこちら)。
さて、そうなると次は風呂だ。最寄りは鬼怒川公園駅に近い「鬼怒川公園岩風呂」。料金は510円と、この鬼怒川界隈では最安だが、特急スペーシアで浅草方面へ帰るには、鬼怒川温泉駅での乗り換えが必要となるし、食事処や休憩室が無いので、湯上りビールもお預けとなってしまうのが難点。
そうなると、次候補として調べてあった、鬼怒川温泉駅に最寄りの「鬼怒川パークホテルズ」に行こうということになった。タクシーは駅で降ろしてもらい、先ず切符を購入。今日は土曜日なので、先週と違って列車は選り取り見取り。頃合いが良さそうな、きぬ134号の指定をとる。
駅から鬼怒川パークホテルズまでは5分ほど。門の入口、玄関、フロントの手前、フロントと、4か所に宿の係員がいて、皆さん笑顔で「お疲れさまでした」と、まるで我々が泊まり客のように応対してくれるので、その都度、つい「風呂に入りたいだけです」と云ってしまうが、それでも笑顔は変えずに「ようこそいらっしゃいました」と応対してくれる。ちゃんとしたホテルマンのホスピタリティはさすが違うなあ、と感心。これだけでも、800円(税別)は安いと思ってしまう。
貴重品はフロントで預かってもらうスタイル。強欲な日帰り温泉施設だと、コインロッカー代を取られることになるが、ここはそんなマネはしない。ただし個人個人ではなく、女性同士、男性同士でまとめて預けることになる。フロントで応対してくれたのは、日本語ペラペラな東南アジア系女性だった。
風呂場に行くと、先客は二人程で、ほぼ貸切状態。内湯は古代檜風呂と大樽風呂、外は石造り露天風呂、屋形舟風呂などがあって広々、洗い場の設えも、日ごろ通っている日帰り温泉とは、ちょっと高級感が違う。大満足。さっさと上がってしまうのは、さすがに惜しい気がする。やはり偶には少々料金が高くても、ラグジュアリーな湯に浸かるのも悪くない。少々後ろ髪を引かれる思いで風呂から上がり、フロントに預けた貴重品(含、和尚の財布と携帯)を回収したら、さてビールを呑みに行くか。

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勝沼ぶどう郷駅前の食堂「銀月」から、ぶどうの丘にある「天空の湯」までは、ほんの1km少々なので大した距離ではないのだが、アップダウンが結構あるので、酒が入ってしまうと途轍もなく遠く感じる。駅前から「天空の湯」まで、水平の歩道橋が架かっていれば、何とかなるかも知れない。甲州市の英断を待ちたい。而して、今のところはタクシーのお世話になるしかない。このあたりの運転手は皆、ワンメータ(普通車730円)でも嫌な顔はせず乗せて呉れる。
今回も、「銀月」で少々いい気持になったので、やはり駅前からタクシー乗車。「天空の湯」に着き、フロントで入浴料(610円)を払う段になると、係の人は、我々の身なりを見てすかさず「脱衣所が狭いので、荷物は預かります」と云う。
他の日帰り温泉と較べて、そんなに違いは無いと思うのだが、要は他の客に対する迷惑さを、施設側でどれだけ神経を使っているのか、ということだと思われる。確かに、ロッカーの高さがもう少し低ければ、その上にリュックサックを置くことが出来るのだが、少々高過ぎて届かない。従って、仰せに従い、着替えだけを取り出し、リュックサックの一時保管を頼んだら2階へ。
先ほどのタクシーの運転手は、今日はぶどうまつりがあるので、呑み疲れた客がそろそろ大挙してやってくる筈だ、と我々を脅かしたが、それほど普段との違いは感じられない。露天風呂にいる客が多少多いかな、という程度だった。
さっぱりしたところで、再びフロントに戻ってリュックサックを受け取り、そのまま1Fのラウンジ(軽食コーナー)へ移動。ここは、晴れれば南アルプス・白根三山の大展望が得られる場所なのだが、たとえどんな天気であっても、それなりに佳い眺めなので、湯上りビールを呑みながらぼーっとするには申し分ない。自然に、頭が思考停止状態(=エポケー、epokhế)に陥る稀有な場所である。

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「天下茶屋」でほうとう鍋を喰って温まった後、やはり汗を流すのは早い方が良かろうと、タクシーで「河口湖ステーション・イン」へ直行。今年の1月以来の訪問(その時のレポはこちら)である。
河口湖駅周辺には、他にもいくつか立ち寄り湯があるが、何れも駅から歩いて行けるような場所ではないし、料金も観光地相場になっていて、たいてい1,000円以上するので、ちょっと二の足を踏む感じ。一方、ここ「河口湖ステーション・イン」は、河口湖駅の目の前で、料金は600円。勿論、ボディソープやシャンプー、ヘヤドライヤーも常備。しかも富士山も眺めることができる展望風呂である。残念ながら、温泉ではないのだが、我々の様に、山から下りてさっぱりする上では全く申し分がない。登山に限らず、身体を動かして汗をかいたような客が河口湖界隈にいる限り、これで来ない訳が無い、と思うのだが、今日もほぼ貸切状態(男風呂に先客1名のみ)。日帰りなんてせわしいことはせず、優雅にお泊りする客か、日帰り客であってもマイカー移動なのだろう。ともかく、我々にとってはまこと好都合である。
この頃、河口湖駅界隈には外国人観光客が目立つが、「河口湖ステーション・イン」でも同様。我々の到着時、フロントでは、若主人が外国人相手に観光スポットの説明をしていた。こんな小さなインでも、英語でコンシェルジュ的接客をしないとやっていけない時代なのだと感じ入る。
外国人が納得顔でホテルを出て行ったあと、ようやく我々も受け付け。入浴料を支払って4階へ。今日は生憎の天気で、目の前に見える筈の富士山はガスの中。それでもここの風呂場は2方向が窓なので、明るくて気持ちが良い。
さっぱりしたら、待ち合わせ場所の1Fのコーヒー&レストラン「Buffet」へ。いつも我々が乗る「ホリデー快速富士山2号」までまだ時間があるので、風呂上がりビールを呑んで時間調整。三々五々皆が風呂場から戻り、1本、また1本とビールを追加注文。全員が揃って喉を潤した頃、そろそろ電車の時間、駅に移動しよう。
「河口湖ステーション・イン」は、インバウンド需要はそれなりにありそうなので、潰れる心配は無い。従って、これからも展望風呂が混み合うことが無いよう祈りたい。

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那須ツアー2日目、今日はわずか2時間だが、いちおう山歩きは終了したので、さっぱり汗を流そうと温泉を目指す。那須には日帰り入浴が可能な施設はそれなりにあるが、やはり「鹿の湯」を素通りする訳にはいかない。何しろ開湯1,300年を誇る由緒正しき湯だ。雰囲気も含め、ほぼ全ての点で申し分ないが、唯一、ビールの販売が無いのが玉にキズである。
バスで移動中から、もう皆の心は風呂上がり後の、「那須観光やな」の鮎に飛んでいる。やがて那須湯本に近付き、バス通りから見下ろすと、鹿の湯の周りには多くの車が駐車している。こりゃ混んでいるようだ。芋洗い状態はイヤだなと思いつつ階段を下りて行くと、渡り廊下や入口付近で所在なさげに屯している輩が多い。ここは無料休憩室が無いのでこんな状態になってしまう。
帳場で620円を支払い、渡り廊下を進み男湯へ。脱衣所と風呂場を見渡すことが出来る。手前の湯船は人で埋まっているが奥は空いている。それもそのはず、6つある湯船の内、奥は46℃と48℃。もう、ゆで卵が出来そうなほどの温度だ(ホントは58℃辺りから凝固が始まるので心配いらない)。
脱衣所には注意書きの貼紙があり、48℃の湯船に入る際、先客がいる場合には、波を立ててはいけない、と書いてある。そのような経験は無いが、うそのようなホントの話である。昔、テレビのCMで、今は亡き「古今亭志ん朝」が、我慢しながら熱い湯船に浸かっている状態で、湯に入っていたもうひとりが湯から上がろうとすると、「動くんじゃない!」と一喝していたのを思い出した(何のCMか覚えていないので、CMとしての効果は無かったかも知れない)。
小生はもちろん、そんな湯船には入らず、一番手前の41℃にゆったり浸かる。ゆったりと云ってもせいぜい5分ほどで上がり、さっと着替えたらさっさと湯本温泉街に戻る。
まだ10時10分、何処かビールを呑めるところが無いかとうろうろしてみるが、当てにしていた「Licca nasu hutte」も、「青木屋」も、「とらや食堂」も開いていなかった。この天気のせいだろうか、と雨に濡れながら暫し途方に暮れる。
そうこうしているうちに、唯一「蕎麦専科麺之匠」に暖簾が出たのを見届け、「やったー」と思って、後からやってきた皆に伝えたところ、3人とも「那須観光やな」へ一刻も早く行きたいらしく、間もなくやってくる10時40分のバスに乗ろう、と云い出したので、結局そこで取材はボツ。この先バスの中で、暫くの間、悶々とすることとなった。

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「天女の湯」は一昨年の冬、飯盛山に登った帰りに立ち寄ったが、図らずも今回、またやってくることになった。汗を流すには、「ペンション・べりーべりー」内にある風呂に入るものだと思い込んでいたら、夕食前、無料券(通常料金は780円)とタオルセットを渡され、ほぼ強制的に「天女の湯」へ連れて来られた。勿論、不満がある訳ではない。
車に乗ればほんのわずか。陽気が良ければ、少なくとも往路は下り坂なので、歩いても行けそうな距離である。でも今日は結局、一日中雨降りだし、既に酒も入っているので、車移動に越したことは無い。
前回は気が付かなかったが、ここは「清里丘の公園」という広大な敷地の一角にある、「アクアリゾート清里」という建物の中の一施設だった。「アクアリゾート清里」内には他に、温水プールやレストランがある。公園内には、ゴルフコースやらテニスコート、キャンプ場、バーベキュー施設等もある。北杜市(というか、かつての清里町)は随分と金持ちなのか。ちなみに開業は1996年で、2006年にリニューアルとのこと、バブル崩壊後に建設された施設のようだ。
前回は冬だったので単純に比較はできないが、今日は客の入りが随分と多いようだ。駐車場も車でほぼ埋まっている。「天女の湯」の浴室もそれなりに混んでいるが、カランが塞がっている程ではない。源泉は47℃、pH7.7の低張性弱アルカリ性高温泉で、100%かけ流しとのこと。やや黄土色掛かった湯で、肌触りは優しい感じ。内湯も露天風呂もゆったりサイズ。
さっぱりしたら、休憩処へ行ってみる。風呂場には人が多かったが、2階にある休憩&食事処で寛いでいる客は意外なほど少なく、ましてビールをやっている者は見当たらない。勿論だからといって、遠慮はせずに生ビールを注文、ぐびぐびやる。
結局、今日は生憎の天気だったが、家を出る頃からは想像もつかない展開となって、こんな時間にこうして「天女の湯」でまったりしている我が身を返り見ると、なかなか可笑しい。何れにしても、ツルネ東稜&キレット小屋は近いうちにリベンジしないといけないが、一旦、ケチがつくとなかなかチャンスがやって来ないこともある。また今回のようになった時は、とりあえずペンションではない宿を期待したい。

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久しぶりに大菩薩嶺に登ることになった。当初は沢歩きのつもりだったが人が集まらず、和尚が「沢じゃ無ければ参加したい」と言い出したので、ごくポピュラーな大菩薩嶺をチョイス。もう8月なので、このくらいの高さには登らないと暑くて我慢できない。
その後、さすが深田百名山にしたせいか、参加者が次第に増えて(兄も参加することになり)結局合計7名となった。我々の仲間でも大菩薩嶺の人気は高く、毎年のように通っているもののいるが、小生としては11年ぶり。その頃はまだ、介山荘は建て替え前の趣ある建物で、先代の小屋主も現役だった。
今回はごく一般的なルートを大菩薩峠経由で登り、下りは唐松尾根。これで上日川峠からバスに乗って帰れば、まったく普通のハイキングだったが、今回のもう一つの目的は「ペンションすずらん」に寄ることなので、ならば「山と高原地図」で破線となっている、中日川峠から下りる道を辿ってみようか、ということにした(山の記録はこちら)。
実際に行ってみると、果たして「すずらん」を指し示す道標はしっかりあったが、登山道そのものはすっかり廃道化していて、けもの道との違いが付かない状態。あとで「ペンションすずらん」の女将さんに聞いたところでは、この頃全然手入れはしてません、とのこと(ペンションすずらんのHPにある「周辺マップ」には「山と高原地図」と同様、赤い破線の記載あり)。昭文社としても、早いところ破線の表記はやめるべきと思われる。
我々はそれでも殆ど迷うことなく、「ペンションすずらん」の南にある橋の袂に下ることが出来た。これはまったくGPSのおかげである。
「ペンションすずらん」に到着。いつものように、ライダーたちが寛ぎ、虫取り網を持った子供達がうろうろしている。我々山やは、とにかく風呂だ。ここは温泉ではないが、安くて(500円)、開放的で、空いているのでお気に入り。カランからのお湯の出が悪かったがそれは御愛嬌。すっきりさっぱりしたら、レストランへ。まずはビールで乾杯。三々五々、風呂上がりの面々が集まる。ここは時折風が通っていくので、エアコンなんて必要ない。今日は珍しく、数人の先客が寛いでいた。女将さん曰く、今日は泊まりの客が多くて、準備に忙しいとのこと。
つまみはいつもの、しいたけバター焼き、やまうど、野菜と山菜の天ぷらの他、馬刺しも注文。そうなれば日本酒も必要ということで、珍しくビール以外にも手を出し、大人の夏休みを満喫した。

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