山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

ペンション

元々は大菩薩連嶺の天目山を登り、湯ノ丸峠を経て大蔵高丸まで巡ってみるつもりだったが、クソ暑い最中にガチ登りになるし、つい先日、飯豊山を登ったばかりで、今週は楽な山にして欲しいという要望が多かったため、計画を見直してユルい山行にしてみた(山行記録はこちら)。
珍しく終点の上日川峠まで栄和交通バスに乗り、あとは遊歩道を辿りペンションすずらんまで歩くプランで、基本的にほぼ登りは無い行程である。上日川峠までバスは満員状態で(我々は首尾よく全員座れた)、その乗客はほぼ全員、大菩薩峠方面へ北上する。
一方、我々は砥山方面へ南下するので、途端に我々だけの世界。毎度のことながら、大菩薩連嶺にやってくるハイカーの大半は、大菩薩嶺&大菩薩峠を偏重し過ぎるように感じる。でもそれはそれ、我々にとっては好都合、今日も静かな山旅が約束されたということだ。
展望台までは立派なウッドデッキが延々と続いているが、苔のせいかやけに滑り易い。そろそろと小股で進む。日川尾根の枝尾根南東の末端に展望台がある。ここは砥山よりも高く、晴れたら目の前に富士山、眼下に大菩薩湖が望めるようだが、今日は生憎の雨模様なので視界ゼロだ。でも、久しぶりにお湯を沸かして紅茶を飲んでみた。
ここから大菩薩湖の湖岸まで下ってから、水平移動する。砥山林道入口BSから舗装されたバス道を辿れば「ペンションすずらん」に到着。ほぼ1年ぶり。3時間も掛からなかったが、偶にはこんな日があってもいい。結局、バスを降りてからはほぼ我々だけの世界だった。
勝手知ったる「ペンションすずらん」なので、到着したら直ぐに入浴料500円×人数分を支払いに食堂に行ってくれるものがいて、残りは雨具とスパッツの仕舞い作業。それが終わったら風呂場に直行。先客はいなかったが、入れ替わりに若者2人連れがやって来た。昆虫採集ヤかライダーか、少なくとも山ヤではない。
風呂から上がってさっぱりできた後、レストランへ。今日はいつもより客が多い感じ。とりあえずビールを注文して、皆が風呂から上がって来る前にグビッとやらせてもらった。たとえ雨が降っても、ここへ来ればまた好日。来年もきっと来るはずだ。

01 上日川峠「ロッヂ長兵衛」。
02 訳有り桃を選択中。
03 ちょっとだけ小雨。我々が進む方には誰もいません。
04 先ず展望広場へ向かう。
05 ここから車道を外れる。
06 ずっとウッドデッキの径。
11 歩き易い径を下る。
12 大菩薩湖を周回する林道に出た。
18 ここも辿る者はいない。
19 雨のせいか、元々の地形がこうなのか。
21 渡渉もある。
22 何故か地図には無い東屋。
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23 後は車道を辿るだけ。
24 結局、3時間丁度の逍遥。
25 今年もやってきた。
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26 何故かいつも天気はいまいち。
27 でも、これさえあれば。
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28 乾杯は「源流ビール」で。
29 定番のヤマウドの煮物。
30 これも定番、キノコのバター炒め。
31 シイタケのバター焼きも美味いんだ。
32 盛り沢山な天ぷら盛り合わせ。
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33 ヤナギランはもう終わり。今年は早い。
34 また来ます。
35 英和交通バスで甲斐大和駅へ移動。

それにしても「みやぎ蔵王えぼしリゾート」は人気のスキー場だ。こんなにも賑わっているスキー場も久しぶりな気がする。といっても我々は、ゲレンデを滑るのではなく歩いて下るだけなので、何が人気の理由なのかさっぱり判らない。
レストハウスのレストランでまったりしたあと、それほど遠くはない「ペンションそらまめ」まで歩いて下る。歩いてこそよく判るが、ここには他に5、6軒ほどあるだけの、小さなペンション村だ。やはりスキー&スノーボードのシーズンが稼ぎ時だろうから、オフシーズンにどれだけの客が来るのかが、かなり大きな問題だろうと感じてしまう。
「そらまめ」に着いたら早速、風呂に入らせてもらいサッパリ。勿論、湯上りビールも忘れずにいただく。ここのビールはハートランドだった。その後は部屋吞みをしながらまったりと過ごす。
やがてディナータイム。1階のダイニングルームは我々だけの貸切状態。スタートはスパークリングワインを所望(未だ湯上りビールを呑んでなかった者はハートランド)。「金渓ワイン」という山形県南陽市のブランドで、見るのも呑むのも初めて。品種はデラウェアらしい。呑みやすく爽やかなスパークリングだった。ワイン2本目は白。出て来たのは、やはり山形県上山のタケダワイナリーの白だった。その後も、地酒の「遠刈田見聞録」を出してくれたりと、山岸さんから様々な地元産のお話を披露していただいた。
料理も、酒に合ったものが色々と出て、楽しんだ。珍しかったのはヤーコンというイモを使った料理。独特の食感だった。最後には皆にお土産として持たせてくれた。これだけもてなしを受けて、1泊2食付6,500円はいくら何でも安過ぎだ。次回は雪の無い季節に来るつもり。

049 ペンションそらまめの2階3人部屋。
050 まずまずの広さ。
051 湯上りの一杯。
052 1階の4人部屋。
053 ハートランドを置いてあるペンションは珍しい。
054 では改めて。
055 ダイニングルーム。
056 ハートランドで乾杯する組と・・・
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057 スパークリングワインで乾杯する組。
058 ではいただきます。
059 彩り豊かな前菜。
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060 ヤーコンの天ぷら。
061 メインディシュは牛肉と鶏肉のダッカルビ風。
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062 白ワインもいただく。
063 日本酒のようなロゼワインのような。
064 これは試飲させていただきました。
065 【第2日目】朝食。ジューシー、クロワッサン。
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ロイヤルヒルスキー場のレストハウスでビールを呑んでうっかり寛いでしまい、まだ200m程下らねばならないことにやっと気づいた後、雪道を40分下って漸く今宵の宿「サワ・ルージュ」に到着。玄関前の坂道が凍っていて何気に歩き難い。
部屋は二階、畳敷で丸い卓袱台がある居間とベッドルームの二間続きの和洋折衷で、変わった造り。部屋割りが決まったら、取るものも取り敢えずタオルだけを持って風呂場へ直行。ここは風呂が2つあるが何れも基本、貸切なので早い者勝ち。先客がいたら外で待たなくてはならない。首尾よく「檜の湯」に入れたが、二人が精一杯(Woodyさんと洗い場で並んでいると肌が触れそうになるくらい)の小さな風呂場だった。しかし24時間入れる天然温泉とのこと、おかげで芯から温まった。
風呂上りは、やっぱりビール。フロントへ行ってビールを所望すると、瓶ではなく生ビールが出て来た。部屋に持ち帰ってグビットやる。その後は、夕食時までまったり。時間になったら1階のダイニングルームへ。我々以外にもグループがいて、ほぼ満席状態。若者が目立つ。これほど繁盛しているペンションは、戸隠の「白樺荘」以来だろうか。
とにかく食事が豪華である。前菜だけで、信州そばのスパニッシュオムレツ、パテ・ド・カンパーニュ、いももち、切干大根のサラダ、豆腐のゼリー、野菜の小豆味噌ディップが出てくる。これだけで女性はハートを鷲掴みされる。小生でも、ワインボトル1本ぐらい呑める気分。
他にジャガイモとコリンキのポタージュ、ホタテと魚のパイ焼、牛サーロインステーキ、魚沼産コシヒカリのライス、ガトーショコラと自家製デザート、が出てくる。これで1泊2食付で10,000円、全く凄い。人気の宿であることはこれだけで分かる(但しサーロインステーキはスジがあって咬み切れず、ちょっと残念)。

066 お世話になりました。7時40分
054 サワ・ルージュに到着。こちらは男部屋。
055 奥にベッドルーム。
056 湯上りはこれ。
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058 今宵のメニュー。
057 夕食は18時半から。
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059 キリッと冷えた白ワインをいただきます。
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060 乾杯!
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061 ホタテと魚のパイ焼き。
062 メインディッシュはサーロインステーキ。
063 女子とWoodyさんは別腹。
064 【第2日目】朝食は7時から。
065 盛り沢山な朝食。
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毎年この時期になると、今シーズンの雪の降り方はどうかなと気になる。例年に比べると多めのようだが、それも日本海側全体ということはなくて、局所的に多寡がある。今回は裏磐梯が目的地。それほど積もるところではないが、それなりに十分降ったらしい。
狙いは猫魔ヶ岳。山の北側と南側にスキー場があるので、何れかのリフトを使うのが常套だろう。宿泊場所も考えて、今回は猫魔スキー場からアプローチすることにした。ところが詳細は山行記録に委ねるが、やれ登山届はスキー場に紙で提出のこととか、この斜面は歩行禁止とか、色々スキー場の指導員から指摘を受け、スキー場を上がったり下がったり、右往左往。2本目リフト終点から漸く登り始めたのがもう12時過ぎだった。
スキー場から上はトレースは一切なしで、初めからガチラッセルで部分的に急登もあったが、それでも標高差は100mたらずなので、1時間程もがいたら(雪と戯れたら)いつの間にか山頂だった。ガスっていて眺望はゼロ。でも、それなりに達成感を味わうことが出来た。
ひと息入れたら直ぐに下山を開始し、山頂からレストハウスまで1時間足らずで下りた。スノーシューを脱いて、ビールを呷ってひと心地着く。ひと仕事終えた後のビールはやっぱり美味い。2杯目を呑もうかと思ったらもう閉店時間だった(14時30分終業は早過ぎないか?)ので、タクシーを呼んで今宵の宿「ペンション蛍」へ移動する。
ここは3年ぶり(前回はこちら)。片付けもそこそこに、天然温泉の風呂に入る。湯上りにビールを呑みながら部屋で寛いだ後、程なく夕食タイム。前回は我々だけだったが、今夜は他の客も入っていて賑やか。白ワイン1本、赤ワイン2本呑んですっかりいい気持になった。

001 【第1日目】猫魔スキー場。10時29分
002 デビルキャットチェアに乗って。
007 フォレストキャットチェアに乗る。
008 スノーシューをつけて・・・
009 最大斜度21度のフォレスト2を下る。11時56分
016 風は無いのでコンディションは上々。
019 緩やかになったがここは山頂ではない。12時50分
021 晴れていれば眺めが良いのかも知れない。
023 また登る。
025 ここが山頂らしい。13時13分
026 標識はないけど一応、証拠写真。
028 風がないのは助かる。
029 晴れていれば後ろに磐梯山が見えているはず。
031 ここが鞍部。
033 下りは早い。
036 最大斜度は33度。
037 腰が引け気味。
038 このちゃんはシリセード。
040 ここを滑るスキーヤー、スノーボーダーは少ない。
041 更に遠くに桧原湖が見えてきた。
044 ゲレンデをわがもの顔。
046 もうすぐレストハウス。14時9分
047 猫魔食堂はレストハウスの2階。
048 何もさておきこれ。14時20分
049 お疲れさん。14時24分
050 3人で、お疲れさん。14時27分
051 のんちゃんも混ざって。14時28分
052 くまちゃんも混ざって。14時30分
053 全員揃ってお疲れさん。14時34分
054 タクシーを待つ。
055 ペンション蛍に到着。15時34分
056 さっそく風呂。ここは源泉かけ流しの温泉。
057 温泉分析書。
058 夕暮れの磐梯山。
059 湯上りビール。
060 磐梯山に乾杯。
061 揃ったところでまた乾杯。
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064 飲み物は先ず白ワイン。
065 いただきます。
066 サツマイモのポタージュ。ぎり、セーフ。
067 カラフルなサラダ。
068 白ワインに合います。
069 次はこれ。
070 ステーキも美味かった。
071 もう一本いっちゃえ。
072 女性はこれに目がない。
073 【第2日目】窓の外は深々と雪が降っていた。
074 朝食。
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075 お世話になりました。

この頃何かと中央分水嶺が気になっていて、今回は信州峠から飯盛山までトレースすることにした。最高点でも1,800mを少し超えるぐらいで、起伏もそれ程ではないため、登山というよりもワンダーフォーゲル的要素が強いルートと云える。日帰りはちょっと難しい。眺望を得るためには紅葉シーズンが過ぎた後が良さそうだと、11月に入ったこの時期とした。結果、狙い通りのいい天気。中央分水嶺トレース日和となった(山行記録はこちら)。
信州峠に近い横尾山は山梨百名山になっているせいか、ここを往復するハイカーが思った以上にいて(信州峠の駐車場にはマイカーが一杯だった)、山頂は彼らに占拠されていた。而してここでは休まずにスルー。でもその前後でも所々カヤトが広がっているため適当にひと休み、予想通り眺望は良かった。振り返れば金峰山、瑞牆山をはじめとする奥秩父連山、南には富士山と南アルプス、行く手には八ヶ岳、北には浅間連山と、まさに本州の真ん中にいる気分になる。
イヤという程富士山や八ヶ岳を眺めた後、漸く飯盛山に到着。ここからの眺めも云うまでも無く素晴らしい。平沢峠へ下ると、タイミング良く今宵の宿「ペンションドライブ気分」の女将さんが迎えに来てくれた。2014年1月以来(その時の記録はこちら)久しぶりのご対面だったが、女将さんてこんなに気さくで豪快だったっけ?
宿に着いたら早速ひと風呂浴びて、ダイニングルームで女将さんにビールを注文。すると、ビールのストックが3本しかないというではないか。それではとても我々全員に行き渡らないし、2本目は論外。グズグズ云っているうちに、夕食の準備で忙しい女将さん、ビールを買い出しに行ってくれた。それで夕食が遅くなったとしても全く異存がない、罪作りな我々である(実際には遅くなりませんでした)。

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002 かなり車が止まっている。
003 ここから横尾山へ。
005 今日はとびきりいい天気。
007 山波の先におっきな富士山。
009 小川山、瑞牆山、金峰山。
011 八ヶ岳も・・・
012 南アルプスも見える。
013 休むにはいいところ。10時32分
019 気持ちがいい登り。
021 横尾山に到着。11時4分
023 山頂は中高年集団に占領されている。
026 八ヶ岳がよく見える。11時21分
027 ここで2回目小休止。
028 豆腐岩。豆腐には見えないけど。
033 振り返ると横尾山。
035 陽だまりでひと休み。12時33分
037 槍、到着。12時44分
041 とにかく眺めはいいし天気もいいし。
042 八ヶ岳の手前に飯盛山が見えてきた。
047 径が分かりにくいが適当に下る。
048 下りながら山を眺める。
051 急登だが距離は短い。
053 また眺めがいいところに出た。
055 三ッ沢ノ頭に到着。13時25分
056 遮るものがない八ヶ岳。
059 野辺山辺り。
061 フェンス沿いに進む。
065 はい、こっち向いて。
066 下を見るとウシがいた。
068 また八ヶ岳。手前は大盛山。
069 飯盛山山頂に二人組。
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072 まだ富士山。
075 富士山と飯盛山。
077 最後の登り。
083 いつ見ても端正。
086 記念写真。
088 八ヶ岳は常に目の前。
090 平沢峠からの八ヶ岳。
091 ペンションドライブ気分のお母さんが迎えに来てくれました。
092 ペンションドライブ気分に到着。15時56分
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093 風呂上りはやっぱ美味いな~。
094 みんな揃って乾杯。
096 夕食タイム。
097 メインディッシュは結構なボリューム。
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098 ビールの後は白ワインにした。
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099 【第2日目】朝食。
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101 八ヶ岳にはガスが懸かっていた。
104 女将さんと共に。
105 ご主人と共に。
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109 富士山の上にレンズ雲。

この頃はこの時期になると、毎度避暑を兼ねて「ペンションすずらん」詣でをすることになっている(前回はこちら)。しかし毎年毎年となると次第に登る山が無くなる。というか、別に山は同じでも違うルートから登ればそれなりに楽しめるのだが、最近は登ったことが無いルートもだいぶ少なくなってきた。
そんなこんなで、今回なんとか捻り出したのはミヨリ尾根。頼みの綱は「松浦本」だ。小金沢山のちょっと南の無名峰に繋がる尾根で、栄和交通バスの砥山林道BSからちょっと戻ったミヨリ沢橋から登ることになる(山行記録はこちら)。
その栄和交通バス。今日が雨だったことと、コロナ禍による外出自粛が重なったせいだろうが、乗客は我々3人だけ。まるで我々がバスをチャーターしたようなもの。ちょっぴりだけ豪遊気分。こんなことは流石に初めて。いつもだったら、2台ぐらい増便する筈なのだから、何だかバス運転手(というかバス会社)に申し訳無い。これだったら、ミヨリ沢橋で降ろしてもらっても全く問題なかったが、つい云い忘れた。
ミヨリ尾根は予想外にワイルドな感じで、雨でもかなり楽しめた。なのでもう小金沢山には寄らずに、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登っただけでそのまま「ペンションすずらん」目指してまっしぐらに下る。結局、山の中では誰にも遭わなかった。こんなにも静かな大菩薩連嶺は、そう味わえるものではない。
一方、「ペンションすずらん」はたとえ雨であっても昆虫目当ての家族連れが沢山やって来ていて相変わらずの人気ぶりである。他に僅かながら釣り師もやって来ている。車が随分と停まっていた。風呂場も山帰りではない若者達や、昆虫系家族連れがやって来ていた。
風呂から上ったら何時ものようにレストランへ。こちらはランチタイムを一寸過ぎたばかりだった割に、我々以外にもうひと組だけだった。早速ビールを注文し、いつもの角のテーブル席でまったりした。

01 英和交通バス車内。俺たちだけ!
03 今日に限らず、たいてい誰も下りないBS。
04 林道を戻る。
07 ここまで約5分。
09 雨具を着ていないと濡れる。
11 マタマビの葉はかなり色づいている。
12 林道を離れる。
14 ちょっといい感じの道に出た。
15 ずっとこのままという訳にはいかないので・・・
18 踏み跡は無い。
20 アキノキリンソウ。
22 標高1,710m付近。尾根が緩くなる。
25 立ち枯れが多いところ。
26 コケが瑞々しい。
28 Woodyさんの息遣いが激しくなる。
30 もう標高1,900mを超えた。
33 跨いだり・・・
34 潜ったり。
37 なんと歩き易いことよ!
38 大菩薩連嶺らしい景観。
40 ここを登れば・・・
41 牛奥ノ雁ヶ原摺山山頂。
43 本数が減ったかな、となおちゃん。
44 今日もここからの眺めはない。
45 下りの途中で小休止。11時59分
46 あとはペンションすずらん目指してまっしぐら。
49 ここからまた山道。
50 マルバダケブキの群生地。
51 また落葉松林。
52 ペンションすずらんに到着。12時44分
53 カッパを脱いだら風呂場へ。
55 ここに入ったらこれ。
56 副隊長オーダーはヤマウドの煮物。
57 なおちゃんオーダー、キノコのバター炒め。
58 Woodyさんオーダーのナポリタン。
59 変わらぬ風情。
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60 ヤナギランなどの花が見頃。
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「ペンションてんとう虫」は、昨年9月に三連泊して奥白根山、尾瀬笠ヶ岳、四郎岳、燕巣山をまとめて登って以来だ。まだ1年も経っていなかったせいか、我々のことは覚えていてくれた(と云っても多分、よく喋る女性がいる登山グループ、的な印象とは思われる)。女将さんには、「(そんな女性ばかりで)大変ね~」と男子一人の小生を労ってくれたので、「もう慣れましたから」と答えておいた。
この界隈には10軒ほどのペンションがあって、今は大学クラブの(もしかして高校も?)合宿シーズンのようだが、ここ「てんとう虫」は専用テニスコートを有しているにもかかわらず、その手の客はおらず、静かで良かった。たしかに部屋の造りや料金も含め、学生向きではない。
「花咲の湯」から戻ったら、まだ夕食まで時間があるので部屋でチビチビやる。スキー場のかなり上まで迎えに来てくれたおかげで、1時間ほど余計に歩かずに済んだせいだが、ちゃんと送迎代2,000円は取られている(宿泊費は1泊2食付8,300円、送迎代は2日分で4,000円)。ここの標高は1,000m近いので、窓を開けておけばエアコンなしでもそれなりに過ごせる。
夕食時になったので1階の食堂へ移動。4人掛けテーブルに2人づつ座る、今どきのスタイル。呑みものはやっぱりワインかなと、赤ワインをセレクト(値段が分からなかったが、後で2,000円と知る。とてもリーズナブルだと思う)。前回のように取り違えられる心配も無い。ご主人は、赤ワインを氷で冷やせるデカンターに移してくれたが、そんなに冷やしてもらう必要はない。メインディッシュ(白身魚のホイル焼きとビーフステーキ)の前に野菜天ぷらが食べ切れそうにない程出てきた。当然、ご飯まで辿り着けない。
朝食はゆっくり7時半から。ワンプレートに様々なおかずが乗っていて、これだけでも腹が一杯になりそうだったが、無理してご飯もいただいた。毎度此処へ来ると、食べ過ぎる傾向があるようだ。

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119 夕食は赤ワインで乾杯。
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120 【第2日目】朝食。
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121 お世話になりました。
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丸沼で、またまた「ペンションてんとう虫」の送迎車に乗せてもらい宿へ。まだ一度も宿の風呂に入っていないので、今日は何処にも寄らずに宿へ戻ることにした。ここの風呂は、ペンションにしては十分な大きさなので、Woodyさんと二人ぐらいではゆったり入ることが出来る。
風呂から上がったら部屋に戻り、やっぱり湯上りビールを呑みながら、のんびり夕食を待つ。テレビをつけると大相撲中継をやっている。前回の7月場所は無観客開催だったが、9月場所は人数を2,500人に絞っての開催となったようだ。定員4人の升席に1人だから豪勢だ。しかしその代わり、声援を上げてはいけないだの、客席での飲食は禁止だの、座布団を投げてはいけない(これはいつもそう)だの、色々制限を付けている。拍手だけでは盛り上がりが無く、淡々と取り組みが進む感じ。一つだけいいのは、力士の息遣いとか、立ち会いの当たる音が結構リアルに聞けること。頭同士がぶつかる音はかなりエグい。
今日は、幕内最軽量力士である炎鵬と、かたや幕内最重量力士の逸ノ城との取り組みがあり、炎鵬が押し出しで勝っていた(残念ながら取り組みそのものは入浴中で見られず)。観客は喜んだだろうが、炎鵬にとっては、相手の動きが悪い重量力士ほど取り易い相手なのだろう。相手のバランスを崩せば勝ちだから。でも体重150㎏ぐらいまでの、つまり平均体重以下の力士が相手の場合はこの頃なかなか勝てない。このハードルを越えられるのだろうか。上位力士は特に波乱も無く終了。
すると6時。6時になったらディナータイム。今回3度目の夕食を食べに食堂へ向かう。今度もメニューは全然違っている。川魚(ニジマスだったか?)のホイル焼きと、合鴨のスモークがメインディッシュ。またも美味しく、しかも量的にもちょうど食べ切れる(しかしやっぱりご飯には殆ど手が届かず)くらいなので大満足だ。
翌朝はもう山には登らないので、ゆっくり起床。朝食は7時。食堂へ向かおうとすると、廊下にある椅子の上に、灰色のクッションが乗っていると思ったら、丸くなったネコだった。

236 3日目の夕食。

237 メインは合鴨。

238 【第4日目】朝起きたら椅子の上に飼い猫。

239 首を撫でてあげる。

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「花咲の湯」から戻ったらもう夕食の時間。今日は我々以外にも泊り客がいて、食堂に来ていた。さっき風呂上りビールを呑んだばかりなので、食事の呑み物にはワインにしようかと、所在無さげに食堂に居た宿のご主人にワインを所望。
するとワインクーラーの中にあるワインを好きに選んで良い、どれも値段は同じだと。スペイン・リオハの赤があったので、じゃあこれにしますとご主人に手渡す。席に着いたら、テーブルにはもう4品ほど並んでいる。
うち、ひとつはイワシを軽くスモークしたもの。これも新潟から仕入れてきたらしい。それ以外の枝豆、トマト、ピクルスは全てこの片品産だという。小生も年を重ねて来ると、このような野菜が何気に美味いと感じるようになってきた(Woodyさんはまだまだ肉派だけど)。
次に出てきたのが魚(何の魚か、忘れた)の唐揚げ。その後にようやくワインが出てきたのでWoodyさんがさっそく各グラスに注いでくれたのだが、よく見ると何故か白ワイン。あれ、サービスワインが出てきたのかなと思ったが、違う。それが証拠に、リオハの赤が隣のテーブルで開けられている。ゲゲッ。
どうやら宿の主が隣のテーブルと我々のテーブルとで取り違えたらしいのだが、隣のテーブルではそれをもう当然のように飲んでいるし、こちらも栓を開けてグラスに分けられつつある状況なので最早、後戻りが出来ない状況。それにしても小生以外、誰も気が付いていない(誰も、小生が宿の主に手渡した瞬間を見ていないし、隣のテーブルの方々も自分たちが注文したものと違うワインが出てきたと気が付いてない)様子。
仕方がないかと一旦は諦めかけたが、最後に出てきた料理はビーフシチュー。だったらやっぱり赤だったなー、となかなか諦め切れなかった。

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「座禅温泉」に入っていっぷくしているうちに、「ペンションてんとう虫」のご主人がマイクロバスで迎えに来てくれる。片品村のペンション村からここまでは小一時間かかるので大変だろうが、割とこのペンション主(小生よりもひと回り以上ご年配)は運転好きで、しかも話好きのようである。Woodyさんが助手席に乗って話し相手を務めてくれる。
沼田と日光をつなぐ国道120号線は、以前から日光や尾瀬の山へ通う際にはよく利用している。「日本ロマンチック街道」とも呼ばれているこの街道沿いには、いつもりんごを初めとする果物の簡易即売所が並んでいるのを目にしていたが、今は季節ではない。
その代わりかどうか、今回は焼きトウモロコシの店がやけに目立つ。この谷沿いにある畑で果たして美味いトウモロコシが育つのか。ペンション主の曰く、売っているトウモロコシが全て地産かどうかは定かではなさそうだった。
「ペンションてんとう虫」は10軒ほどありそうなペンション村の一角にあり、占有のテニスコートもあった。上州武尊山の麓に広がる台地で、夏もそれなりに涼しそう。その頃にはテニス好きが、そして冬は冬でスキー客がやってくるのだろう。この季節は閑散期なのか、今日の泊り客は我々だけとのこと。部屋は2階、洋室(ベッド)だが結構広くて座卓もあるので、酒と肴を広げて夕食までしばし山談義。
やがて夕食の時間。今宵のメインディッシュはビーフステーキ。それ以外にも色々並ぶので、やはりご飯には手が出なかった。秋刀魚は新潟で仕入れてきたとのこと、ここまで来ると日本海の海の幸は意外に近いのだ。
明日の朝食は何時にしますか、何時でもいいですよ、と女将さんが仰るので、お言葉に甘えて5時半にしてもらった。4時半に起きるとすれば普段と変わらないのでまだ、寝るには早過ぎる。また部屋に戻ってちびちびとやった。

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073 生ビールで乾杯。

072 1日目の夕食。

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コロナ自粛で3月下旬から6月にかけて以下の山行計画(もっと先までのプランを温めていたが)がすべて中止:
・西丹沢/椿丸(日帰り)
・上州武尊山(1泊)
・中央線沿線/扇山(+塩ノ山ワインフェス、日帰り)
・下越/五頭山(1泊)
・御坂/鬼ヶ岳(日帰り)
・中越/浅草岳(2泊)
・上州/赤城山・長七郎山(日帰り)
・南アルプス前衛/七面山(1泊)
・日光/羽黒尾根(日帰り)
・前日光/井戸湿原~横根山(1泊)
・富士山麓/三国山稜(日帰り)
・谷川連峰/大源太山(1泊)
その後、第1波が緩和され隠遁生活から復帰したら、徐に計画立案の方も立て直し。いつの間にか雪どころかツツジも終わってしまった。さて泊りの山第1弾を何処にしようかと、呑みながらWoodyさん、なおちゃんと話しているうちに、大菩薩連嶺の「ペンションすずらん」へ行ってみようか、という話になった。
「ペンションすずらん」へ下る径はほぼ歩き尽くしているので、歩き慣れた大峠からのルートを再訪してみることにして、途中、懸案だった赤岩本宮に寄ってみた。尾根から激下りしなくては(勿論帰りは激登りしなくては)ならないが、行くだけの価値があるところだった。
その後、白谷ノ丸に寄り道してから黒岳、川胡桃沢の頭、牛奥ノ雁ヶ腹摺山と辿って「ペンションすずらん」へと下った。新型コロナ自粛から解放されたせいか、風呂場もレストランも昆虫目当ての家族連れだらけ。訊けば部屋は満室とのこと。実は新型コロナ禍は夢幻だったのか、と錯覚させられる。
静かな「ペンションすずらん」に逢いたければ、冬の方が望ましいかも知れない。でも風呂上りに、窓が開け放たれたレストランでビールを呑むのは、ここだけの、そしてこの時期ならではの贅沢だ。

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今回、蔵王山アタックのベースキャンプとして選んだのは「ビーハイヴ」という名のペンション。蔵王温泉街をベースにするならば、老舗温泉旅館(出来れば木造三階建)でもあれば泊まってみたい感じだったが、普通の旅館は一寸高すぎて手が出ず、結局リーズナブルなペンションに落ち着いた。
場所はバス停にもロープウェイにも日帰り温泉施設にも近くて利便性抜群。建物は白木造りの山小屋風、なかなか凝った造りである。1泊2食付き11,500円は、今まで我々が泊まったペンションの中では最高価格だが、冬場は暖房費が嵩むだろうからこんなものだろう。和室は無く、全てツインベッドルーム。
ここはとても話好きな(というか、喋くり好きな)女将が一人で切り盛りしている宿。スキーシーズンのみの営業だそうで、今シーズンは開けるのを止めようと思案していた矢先に我々が予約を入れたらしく、全くの貸し切り状態となった。女将さん曰く、ここは現皇后が学生時代、スキー合宿の為に泊まったことがあるという、由緒正しい(?)ペンションなのだった。
1日目はホワイトアウトで蔵王山を敗退し、日帰り温泉で温まった後、部屋に戻って地ビール(月山ビール)で失意の乾杯。冬季の蔵王山は気象条件が厳しく、そう易々とは登らせて呉れないとは分かっていたものの、再び身を以て体感したことになる。女子2名は明日の方が天気が良さそうだと、既にリベンジするつもりになっているが、Woodyさんはもう十分という感じ。小生は明日は明日の風が吹くと、是々非々の境地。
ディナータイム。当然、ダイニングルームも実質的に貸切。喋くり女将はほぼダイニングルームにとどまり続け、我々と喋くりに夢中。でも酒にはとんと疎いようで、出してくれた日本酒の銘柄を訊いても判らず、その時だけ厨房に戻った。銘柄は「霞城寿」という、地元の酒だった。

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1泊2日の戸隠ツアーを計画するに当たり、何処へ泊まるか選択肢はいくつもあったが、結局のところ車で送り迎えしてくれるという点がツアーコンダクターなおちゃんとしてはポイントが高く、今回の宿泊拠点も2年前と同様、ペンション「白樺荘」で決まり。朝、長野駅からバスで到着し、余計な荷物を宿にデポしたら、早速、戸隠スキー場まで送ってもらう。
目出度く飯縄山登頂を果たした後は、「シャルマン戸隠」でお疲れさんビールを呷ってからまた、送迎車で「白樺荘」へ戻る。この時期、宿泊客の大半はスキー目的だが、珍しく我々以外に飯縄山に登るご夫婦もいた。ここ数日間は悪天候だったので(そのお二人はおかげで一週間も滞在したと!)、快晴の今日は満を持して登ったとのことだった。
部屋は、前回は別館だったが今回は本館の2階。荷物を整理したら、2年前の記憶を辿りながら、別館にある風呂場へ向かう。ここはペンションにしては、ゆったり大きい風呂場なので寛げる。ほんのちょっとだけ長風呂。さっぱりしたら、皆が持ち寄ったワイン、日本酒、つまみを並べて、暫し部屋呑みで、うだうだする。ひと仕事(?)終え、さっぱりして呑む酒で、身体も弛緩し頭も空っぽになったこのひと時が気持ちイイ。
夕食時になったので、ゾロゾロと1階の食堂へ移動。さて呑み物は何を頼もうかと考えていた時、なんと、との~からのサプライズ酒の置き土産があって皆、吃驚。とても呑み切れない量だったので、奥のテーブルで盛り上がっていた、某会社のスキー部の集まりにお裾分けした。2年前の料理は和洋折衷だったが、今宵は和食中心だった。その2年前、給仕をしてくれた可愛い娘さんがいたが、既に人見知りする年頃になってしまったようで、最後まで顔を見せなかった。
この宿の裏手には、水芭蕉が咲く湿原があると云う(この宿のポスターにそんな写真がある)。今度は、水芭蕉が咲き乱れる頃に来るのも良さそうだ。

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五色沼売店でビールを呑んで、すっかり身体が弛緩してしまったが、今宵の宿「ペンション蛍」まではさして上り坂では無かったので、何とか辿り着くことが出来た。
途中の数百メートルの間だけでも、バス通りに面して小洒落たリゾートホテルがいくつもあり、更には別のペンション村へ続く道があったりと、この界隈には実に多くの宿泊施設があると気付く。裏磐梯全体ではいったい、いくつの宿泊施設があるのか想像もつかないが、宿泊客の獲得競争が激しいことだけは確かだ。この中で差別化するのはさぞかし大変なことだろう。
バス通りを左に入ると、我々が目指すペンション村。ここだけで5軒あるが、1軒は明らかに廃業している様子。「ペンション蛍」はその向かい側で、隣が温泉供給施設となっていた。立地は申し分ないと思う。建物はなかなか立派な洋館、なんとなく名前が地味過ぎる。
ゲストルームは9つある。小生の部屋は2階のツインルームで、女子部屋は10.5畳和室。荷物を置いたら早速、風呂。先客なし。ここは天然温泉100%掛け流しとのことで、ペンションとしてはかなり恵まれている。ちょっと贅沢気分を味わったら、缶ビールで部屋呑み。窓の外には丁度、磐梯山。これも贅沢な眺めだ。
和室で暫し部屋呑みをして寛いだら、やがてディナータイム。1階のダイニングルームへ行くと、結局今宵の宿泊客は我々3人のみと知る。今がシーズンオフだとは思わないのに、それでもこの客の入り。まったくペンション経営は大変だ。
またビールで乾杯したら、ディナーの始まり。せっかくなので、コート・デゥ・ローヌの赤ワイン "La Ferme du Mont Cotes du Rhone Premiere Cote 2015"を頼む。意外に濃厚でリッチな気分。手入れされた庭を眺めつつ、スープ、サラダ、魚料理、肉料理、デザートまで、ゆっくりと楽しむことができた。
これで1泊2食付8,500円(消費税別、呑み物別)+入湯税150円というからコスパも全く申し分ない(北アルプスの小屋の宿泊代10,300円より高いか安いかが個人的な判定基準)。なのに客が我々だけというのが、どうにも理解できない。

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ロッヂ長兵衛でうだうだしたあと、そろそろバスの時間。栄和交通の運転手たちが、何処まで乗るのかとひとりひとり乗客に聞いている。たいていの客は、終点の甲斐大和駅か「やまと天目山温泉」までと云うが、我々はちょっと違う。
元々、日川尾根を歩いた今回は、久しぶりに「やまと天目山温泉」に寄ってみようかと思っていたのだが、なんとあひるちゃんが「ペンションすずらん」にまだ寄ったことが無い、という。それならば行かずばならぬ。ということで、我々は「すずらん昆虫館前BSで下車します」と運転手に告げる。
そんな我々を、そのままバスの奥の方に座らせたりすると面倒なことになるので、前の方の席を確保させるか、それとも別のバス(≒すずらん昆虫館前で降りる客だけのバス)を走らせるかで、運転手たちのあいだで暫し討議がなされる。結局、すずらん御用達専用バスを出すことに落ち着き、我々は嬉々として乗車した。
しかし今日は意外にも、「すずらん昆虫館前」BSで下りると宣言したのは、我々以外に4人もいた。とうとう拙ブログを読んで(勝手な思い込みです)、「ペンションすずらん」の魅力に気が付いたハイカーが現れたのか、そんな客が増えて風呂場がごった返すのは嫌だなと身構えたが、彼らはバスを降りるなり昆虫館へ直行したようで、元々昆虫好きだったようである(でも、我々と入れ替わりで風呂場にやってきたので、立ち寄り湯の存在はちゃんとご存知だった)。
バスから降りて建物に向かうと、広場には送迎マイクロバスがいて、オヤジたちがドヤドヤ乗り込んでいた。宴会でもあったのだろうか。何れにしても、彼らと風呂場でかち合わなくて幸いだ。今日も女将さんにお金を払って、風呂場に直行。すれ違いで風呂から出てきた若者たちは山姿でもないし、まさか昆虫マニアじゃないだろうから、釣り人かライダーかも知れない。風呂場は丁度誰も居なかった。我々だけの独占。でも、なんだかんだ、今日はけっこうニアミスがある。
風呂上りはいつものようにレストランへ直行。皆が上がってくるのを待ちきれず、独りでグビっとやる。揃ったところで乾杯、今日のつまみは、きのこの炒めもの。素朴だけど、とても美味い。

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今日の山行は基本的に一般コース(昭文社の「山と高原地図」では実線)。小屋平BSから登り、石丸峠を経由して小金沢山(標高2,014m)、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(同1,995m)を巡ったら、「ペンションすずらん」へ下るというもの。同行するうえじーは、かつて渓流釣りで日川へ来たことがあり、いつか「ペンションすずらん」に寄りたいと思っていたとのこと。面白い縁である。
梅雨が開けたら少しでも高い処へ行きたい。標高1,580mの小屋平BSからであれば、涼しくない筈は無いだろうという確信のもと、当日を迎えた。今回はなんと男ばっかり5人のパーティーだ。
9時30分発上日川峠行きの英和交通バスは、増発バスで漸く乗り切れる程の人気ぶり。皆、考えることは同じだ。最初の30分だけしっかり登れば、そのあと石丸峠まで緩やかで気持ちが良い道。遠望は利かないものの、行く手の小金沢山も見えるし、眼下には大菩薩湖も見下ろせる。
石丸峠からは主脈縦走コース。狼平まで、この辺りの笹はひところに較べると随分、背が低くなった。これも鹿の食害によるものだろうか。もちろん見通しが良いのは悪くない。小金沢山が近づくと苔生した樹林帯を進むようになる。小金沢山も牛奥ノ雁ヶ腹摺山も、南側が開けているが、今日はガスっていて富士山どころか三ツ峠山すら見えない。
あとはいつもの道を下るだけ。ほぼ1時間後に「ペンションすずらん」に到着。今日の山行は男ばっかりだったので、いつもと違いとても静か、小生だけに限らず皆、小金沢連嶺の自然と一体化できたと思う。早速レストランで女将さんとご対面し、500円×人数分を支払う。今日も、風呂場(男湯)は貸し切り状態。
さっぱりしたら、再びレストランへ。開け放した窓から、微かな風が気持ち良い。まずビールを注文。つまみは、しいたけのバター焼き、野菜天ぷら盛り合わせ、それに馬刺しも頼んだ。特にここのしいたけのバター焼きは、お気に入りである。しっかり呑んで寛いだ後、会計をする際、女将さんが「いつもお世話になっています」と、ここのオリジナルジャムをひと瓶くれた。驚いた。(山の記録はこちら)

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今回は、白樺高原国際スキー場から歩いてせいぜい5分の、とても便利なところにあるペンション「エソラ」に泊まった。この界隈には十数軒のペンションが建っていて、ちょっとしたペンション村となっている。宿泊客は我々以外、全てスキー目当ての家族連れ。今に始まった訳でもないが、ペンション利用の登山というスタイルが流行りではないことだけは確かだ。我々が到着した時には、駐車場には全く車が止まっていなかったが、翌朝見ればほぼ満車状態。皆さん、歩いても直ぐのスキー場へ、車に乗って行っていたようである。
蓼科山から下りて、スキー場にあるレストラン「ストリーム」で祝杯をあげたあと、「エソラ」に戻って直ぐに一番風呂に入る。さっぱりしたら、ビール自販機で缶ビールをゲットし、部屋に戻って独りぐびぐび。その後は、持ち寄ったつまみとワイン、日本酒で今日の山行をリフレイン。
夕食はフレンチスタイルのフルコース。各々ポーションが小さいので、デザートまでしっかり食べ切った。最後にご主人が現れて、テーブル毎に挨拶して回る。随分とご丁寧だ。到着時は女将さんだけで、ご主人とは顔を合せなかったので、何となくヒッチコックの「サイコ」を連想してしまったのだが、それは単に小生の妄想に過ぎなかった。必要以上には客と接しないというスタイルを貫いているのかも知れない(何処かのペンションとは大違い)。
朝食にはホットサンドウィッチが出てきた。ペンションではたぶん初めて、美味かったのでペロリといただいた。
今回、我々が泊まった部屋は、和洋室(洗面・トイレ付)で1泊2食付9,900円の部屋。今まで泊まったペンションとしては、高い方かなと思い、調べてみると次の通りで平均価格は9,455円、まあ普通だった。
・野辺山/ドライブ気分:8,000円
・玉原/もるげんろーて:9,720円
・神城/アビーロード:記録なし(しかも既に廃業しているのでネットでも調べられず!)
・玉原/アップル館:9,612円
・清里/ベリーベリー:9,500円
・甲斐大和/すずらん:8,600円
・峰の原高原/ひらた:9,504円
・戸隠/白樺荘:10,800円
・女神湖/エソラ:9,900円
このちゃん指標では8,000円超のペンションは高額に分類されるが、結果的に我々はまだ8,000円未満のペンションには1回も泊まっていない。もっと人気が低い地域に行く必要があるのだろうか。何処か、登山に便利で8,000円未満のペンションをご存じの方、是非ご一報願いたい。

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今回の宿は、戸隠スキー場の一つ手前のバス停、「越水ヶ原」の目の前にある「白樺荘」という宿。いわゆるペンションなのだけれど、部屋は畳敷きなので、民宿的雰囲気もある。夫婦二人だけでやっているようなペンションとは違い、部屋数も多くかなり所帯が大きいが、スキー場の目の前にあるようなペンションとしては普通なのかも知れない。従業員はやはり家族一同(3歳の可愛い娘も含め)が切り盛りしているようだ。若女将を始め、皆さん接客が大変ソフトである。食事は和洋折衷、品数も程々で有り難い。
日本野鳥の会協定施設で、「鳥の宝庫である戸隠森林植物園に一番近い宿」というのがこの宿のキャッチフレーズ。我々の部屋の窓からは小川が流れている林が見えるが、雪解けになると水芭蕉で埋め尽くされる処のようである。
ところで今回、我々が利用したスノーシューは、この宿が所有しているものではなく、近所にある「小鳥の森」という名のイタリアンレストランだった(ここの飼い犬がとても人懐っこい。ちょっとだけ遊んであげた(⇒こちらをご覧あれ)。セッターかと思ったら、HPを見る限り「ROSSO」という名の若いボーダーコリーとのこと)。旧タイプのMSRライトニングアッセントは、ベルトのストッパーが女性の力では些か止め難い(小生も、素手でないと困難と実感)こともあり、その店まで行って交換してもらった。
小生はマイ・スノーシューなので問題はないが(とは云っても、今回のように自己メンテナンスは必要)、レンタルする場合には、毎度、皆さん装着に難儀している。それは、せいぜい年に2,3回程度しか履かないせいが大きいものの、スノーシューの種類がまちまちで、装着方法が其々異なるということも影響している。ちなみに、女子連(といっても経験者は2名のみ)に人気なのが、ラチェット式のMSRライトニングエクスプローラーだ(ちなみに定価は39,000円(税別))。

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白樺荘のHP: こちら

山から2ヶ月以上離れたのは、4年ぶりのこと。今回は1週間だけの帰国で、時差ボケがあったら山どころじゃないなと思っていたら、意外に大したことが無かったので、天気は悪そうだが行ってみることにした。
JR大月駅から大峠までタクシーを奮発し、そこから林道を北へなだらかに下り、駐車場のような広場から漸く石小屋ノ尾根を辿って川胡桃沢ノ頭まで登り、あとは牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで主稜線を北上。たった2ヶ月でも離れていると、身体も足もやけに重い。これ以上山を離れたら先ずリハビリが必要だ。途中からはずっと雨模様で、山頂はじっとしていると肌寒いくらい涼しい。
やっとこさで牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。あとは駆け下るだけだが、本降りの雨なので滑らないように下山。ほぼ1時間でバス道に出る。1年半ぶりに「ペンションすずらん」へやってきた。今日もヤナギランがお出迎え。この天気なので、流石に客は少ないようだが、それでも夏休みに入った子供たちが、雨待ち顔で辺りをうろうろしている。
レインウェアを整理したら、とにかく風呂へ入って汗を流す。珍しく先客がいたし、我々の後からもやってくる客がいた。この天気なので、風呂に入って時間でも潰そうという感じだろうか。乾いた衣類に着替えたら、食堂へ。
女将さんに、ビールを頼む。ビール瓶が、つまみの葉唐辛子と一緒に出てきた。先ずは兄貴と乾杯。その後、三々五々と風呂から戻り、何度も乾杯を繰り返す。雨が降っていても、ここは極楽。つまみに、しいたけのバター焼きを注文。これも久しぶりに美味い。かなり眠くなってきたが、心地良いので寝るのは勿体無い。もうちょっとビールを呑もう。

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昨年、一昨年と、まともにスノーシューを履いていなかったので、今回、満を持して選定した山は、菅平の根子岳。地理院地形図を眺めてみても、スノーシュー向きの山であることは間違いない。隣の四阿山も考えてみたが、少々距離があるので、今回は見送った。
山が決まれば次は宿探しだが、選定のポイントは、第一にスノーシューをレンタルできること、第二に出来るだけ山に近い宿(残念ながら、ペンションしか選択の余地が無い)、ということになる。Google Mapや地理院地形図を駆使して探すと、意外なことに菅平のペンションよりも、須坂市側の峰の原高原にあるペンションの方が、根子岳に近いことに気が付く。峰の原高原は、菅平とは地名は異なるが、小さな尾根を跨げばすぐ目の前に菅平ダボススキー場がある。結果的に決まった宿は、「ペンションひらた」。既に標高は1,500m以上あるので、山頂までは700m程。登り3時間、下り2時間余りかと踏んでみたが、大体その通りになった(山の記録はこちら)。
「ペンションひらた」は、全て床暖房で、トイレは全自動ウォシュレット付きと、超快適。若旦那の話によれば、帝国ホテルよりもウォシュレット導入が早かったのが大旦那の自慢だそうである。大旦那は新しもの好きだけでなく、大の山好きだそうで、ここの眺めが気に入って、引っ越してきたとのこと(たしかに昔は窓から北アルプスが見えたとのことが、周りの木々が30年余りでだいぶ成長したようで、残念ながら今は殆ど見えない)。我々の出発前にも、山の説明(手書きの案内図(概念図?)まで呉れた)、持ち物のチェック等に余念が無い。
「親爺の話がしつこくてすみません」と若旦那は云うが、その若旦那も立派に話し好きの様子(自分からスキーを取ったら何も残らない、と仰るスキー好きでもある)、話し始めると止まらない。さすが親子、良く似ていらっしゃる。
根子岳へのコースは、想定通り、ほぼダラダラした登り。それでも、北アルプスの眺めが余りに素晴らしいので、つい立ち止まることが多くて、なかなか高度が稼げない。
なんとか根子岳登頂を果たした後は、狙い通り日暮れ前に宿へ戻り、我々が根子岳に登って来たというと、大旦那、若旦那とも、「すごい」と云っていた。そんなことを云われるとは思わなかったが、このペンションに泊まる客で、登山客は少ないということか。たしかに今宵の泊まり客も全て、スキー目当ての家族連れのようだった。
またこのペンションをベースに、根子岳を登りに来たいものだが、今回を上回るような北アルプスの絶景は得られそうにないと思うと、ややモチベーションが下がってしまうのは致し方ないことだ。 

001 【第1日目】ペンションひらたに到着。

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