山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

メトロ銀座線沿線

丹沢湖に浮かぶような「落合館」に泊まった翌日は皆さん、もう登る気は無い。ということで後は帰るだけだが、何処かで昼飯でも喰おうか、そうしよう、ということになる。さて何処へ行こうかと、働きが鈍い頭を働かせる。せっかくこんな機会なのに、松田界隈とか新宿界隈じゃ在り来り過ぎるな、と。
思い付いたのが小田原か、横浜とか川崎だが、余り同意を得られなかったので、いっそ浅草はどうだろう、泥鰌を喰ったことが無ければ「駒形どぜう」はどうだろう、と聞けば、かなり寄り道になる方もいるがとりあえず皆の同意を得た。
ということで、浅草ならば品川に出て、都営浅草線が良いだろうということになり、先ずは松田駅から御殿場線に乗り、国府津駅に出る。ここからは東海道線または上野東京ラインに乗れば良いのに、ついうっかりと(というか乗り慣れていないせいで)湘南新宿ラインに乗ってしまい、大崎駅から山手線で品川駅へ戻るという逆モーション。品川駅でもJRから京浜急行の上り線ホームへの乗り換えがスムーズにいかず、まるで地方出身者の東京初体験のようなドタバタだった。
漸く浅草駅に着き、蔵前方面にちょっと戻ったらそこが「駒形どぜう」。店の入口に外国人観光客が群がっていたが、どうやら写真を撮っていただけで入るつもりはないらしい。するりと抜けて、店に入る。いつものように下足番がお出迎え。前回は2014年12月だからもう8年半ぶりである。
1階の大広間は座敷で足が痛いし、リュックサックを置くスペースも無いので、地下階のテーブル席へ案内してもらう。ビールと共に、どぜうなべと柳川を頼む。初体験の女性陣は恐る恐るだったが、臭みも骨っぽさも無いので、直ぐに箸が進むようになった。日本酒も注文。酒にどぜうは良く合う。やはり時々はどぜうなべを喰うべきだと改めて思うが、大抵の人は腰が引けるので誘う相手が難しい。

114 ところ変わって駒形どぜう。DSC00047
115 これを喰いに来た。
116 ではいただきます。
117 Woodyさんはこれだったら何とか食える、と。
118 酒は伏見。
119 たっぷりゴボウささがき。DSC_3665
120 偶にはこんなのもイイ。
121 ちょっと浅草へ行ってみる。
122 雷門前はご覧の人だかり。
123 仲見世も。
124 インバウンドが目立つ。
126 ホッピー通りは昼間から飲んだくればかり。
125 伝法院は閉まってました。
127 ヨシカミも相変わらず人気。

つくば駅前の「らしく」で打ち上げた後は、つくばエクスプレスに乗って一路秋葉原へ。小生はその手前三郷中央駅で下車の予定。でも「日本酒重視派」内部で呑み足りないという意見が出たため、浅草駅まで足を伸ばすことにした。
東武の浅草駅とつくばエクスプレスの浅草駅とでは結構離れているが、こと「呑み」の観点から云えば後者の方が利便性が高い。何処へ行こうかな、とちょっとだけ思案し、そういえばこの頃「水口食堂」に行っていないなと気が付き、覗いてみることにした。
前回は2017年のことなので、もう6年も来ていない。ちなみについ「水口食堂」と云ってしまうが、正しくは「食事処 酒肴 浅草 水口」である。でも皆、普通に「水口食堂」と呼ぶようである。
その「水口食堂」は、つくばエクスプレスの浅草駅からは指呼の間。勇んで入ると、やはり1階はいつものように常連さんが屯しているようで、店員は直ちに「2階へどうぞ」と云う。でも2階も似たような混み具合、小上がりも塞がっている様子。
見れば、部屋の角っこに開いているテーブル席を発見、ぴったりそこへ収まる。吞みものはハイボールをチョイス。ここは浅草らしく、毎日のようにやって来る客が、安心して普段呑みできる店である。而して、様々な地酒をちょっと高いけど出す、なんてことはしないのだ。
料理も須く安心の価格。でもここの品揃えは半端ないので、初見の客は大いに悩む。基本的にはどれを頼んでも間違いはないけれど、悩む人には先ず、この店の名物「いり豚」がお勧め。一人で来てもこれさえあれば、ハイボール3杯ぐらいはいけるはずである。

55 勢いで浅草「水口食堂」へ。18時23分
56 久しぶりにいり豚、喰いました。
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57 下町の味を堪能しました。
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「升本」でかなり鱈腹食べて、鱈腹呑んでいい気持ちになった後、新橋駅へ向かって新橋仲通りをふらふらと歩く。この辺りはランチ時にも時々ウロウロする処だけど、やはり陽がすっかり落ちた後は街の表情がすっかり変わり、同じ街並とは思えない。
そんな中で、あれ、こんな店があったんだと思ったのが「クラフトビアマーケット 」という店。新橋には似つかわしく無い、小洒落た感じである。決して呑み足りなかった訳では無いが、ついその雰囲気に誘われて「入ってみようか?」ということになった。
店内には若者が多い。オヤジはほぼ見当たらないが、チャキチャキした女性店員が暖かく迎えてくれる。メニューを見ると、一般的なビール(キリン・ハートランドビールとかアサヒ・マルエフなど)以外に、国内の色々なクラフトビールを取り寄せて呑ませてくれるようだ。ざっと30種類ぐらいあって、俄かに決め難い。
何れも小さいグラスだったら550円、1パイントで880円という共通プライスになっている。コロナ禍で現地へなかなか行き難いこのご時世、そんな今にピッタリな店なのだろう。ここはクラフトビール好きには有名な店なのかも知れない。
考えた挙句、折角だから呑んだことが無いビールにすれば良かったのに、結局、頼んだのは川越のCOEDOビール伽羅。これだったら成城石井でも売っている筈だ。やはりかなりいい調子だったのかも知れない。頼んだ料理はブロッコリーとウィンナソーセージのアヒージョ。酔ったせいもあるかも知れないけれど、美味かった。今度は、ランチに来てみようかと思っている。

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今回は仕事仲間との呑み会。只でさえ仕事帰りに呑みに行く機会がすっかり減ったのに、コロナ禍のせいで都心での呑み会は皆無状態になった。でもコロナが落ち着いたら行きましょうという話はいくつかあって、今回はホント久しぶりにそんな機会がやってきた。
場所は虎ノ門にある「升本」という老舗居酒屋。30数年前に溜池が職場だったこともあって、溜池で呑むことが半分以上だったものの、他には赤坂、虎ノ門、新橋辺りにも時々徘徊。この「升本」でも何度か呑んだことがあった。その頃から、ここはオヤジ達の溜まり場だな、と感じていた。給料のほぼ全てを酒に注ぎ込んでいた頃の話である。
この店は16時30分開店。我々は17時に待ち合わせ。予約は入れていなかったので、ちょっと早めに行ってみると、先客は1グループのみ。2階へどうぞ、と店員に云われて上がってみると、こちらは誰も居らずとても静か。こんな「升本」は初めてだ。
白木造りの天井、壁、テーブル、背凭れの無い椅子は、昔とちっとも変わっていない。昔のままということは無いだろうから、手入れしても元の造りにしているということか。その頃通った居酒屋は多くが廃業してしまい、余り残っていないが、ここ「升本」はそのまんまだった。
昔のメニューは殆ど覚えていないが、きっと余り変わっていないのだろう。以前から料理メニューは豊富だった。それに日本酒。ここはそもそも問屋もやっているはずで、酒の種類の多さは相変わらずな気がする。
皆が来る前にちょっとビールでも頼むか、とも思ったが、初めて呑む人もいるのでそこは自重した。

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ゴールデンウィークに入ったけれど、カミさんは何かと忙しいので、独りで浅草へランチしに出掛けた。何れかの洋食屋にでも入ろうかと目論んでいて、一番入りたかった「ガンゲット・ラ・シェーブル」は何故か14時の開店とのことで断念(あえてランチタイムを外して、そんな時間から開店するのはどういう意図だろうか、不思議だ)。
次に行ってみたいと思っていた「グリル・グランド」はちょっと離れているので今日は諦め、次善の「大宮」へ向かおうと思ったが、浅草寺方面はやけに人出が多い。なので、恐れをなしてヤメにして、ランキングは少々下がるものの、味は申し分ない「ヨシカミ」へ向かってみると、だいぶ手前から店の前に黒山の人だかり(はちょっと言い過ぎだが、かなりの行列)。とても並ぶ気にならない。この調子では「ぱいち」や「カミヤバー」だって無理だろうと、途端にブルーになった。
でも何とか気を取り戻し、だったらここはどうかと手近な「リスボン」へ向かうと、少なくとも店の前に人の列は無い。南無三と扉を開ければほぼ満席だったが、奇跡的に一つだけ、二人掛けのテーブルが空いていて、そこへ滑り込むことが出来た。小生の入った直後から、忽ち入店待ちの列が出来始めたので、危ないところだった。
この店のウリはカツレツ。ということで、気張ってロース上カツセット(1,400円)を、「ご飯は少なめで」と注文。それとビール中瓶(600円)も忘れずに注文(残念ながら生ビールは無い)。ビールを呑んでいると、何となく待っている人の目が気になる。なにせ、店内でビール瓶は小生のテーブルにしか無い。
先ずスープが出てくる。洋食屋にしては白菜が入っていて、何となく中華風。続いてカツレツ登場。トンカツと考えると、ここはキャベツが少なめ。肝心の肉はかなり柔らかい。衣もトンカツらしくない。揚げたというよりは、多めの油で、フライパンで焼いた感じ。ケチャップが掛かっているのも珍しい。ともかくも何となく個性的だが、これはこれで美味かった。会計を頼み、2,000円を出したら100円お釣りが来た。ご飯を少なめにしたせいらしい。

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この頃、すっかり銀座はご無沙汰だったが、年も押し詰まった12月30日、ちょっと行ってみようかとなった。カミさんは公共交通機関に乗るのが余り気が進まないとのことで、代わりに車で行くことにした。こんな時期だから、道もきっと空いているだろうと予想した。
実際に行ってみると、目論み通り首都高速6号線はガラガラ、30分で到着。電車の半分の時間。こんな時期だからの贅沢と云えよう。とりあえず車を駐車場に置いたら、銀座通りをショッピング。さすがに三越とかはそれなりに混んでいる。
夕食の店は、銀座2丁目にある「ブロン」という名のオイスターバー。都心でも12月30日に開いている店はそれほど多い訳ではないだろうが、銀座は比較的多い感じがする。それでも、「ブロン」に入るとテーブル席はかなり空いている状態で、我々には静かで有難い。
とりあえずプレミアムモルツ生(780円)で喉を潤しながらワインリストを眺めると、HUGGY WINEのスパークリング、Tsugai 番イ 甲州 Sur Lie(4,600円)があったのでこれを注文。キザンのトラディショナル・ブリュットに、勝るとも劣らない味わいだと思う。ほんと、この頃の日本のスパークリングは侮れない。
料理は、先ずは生牡蠣(6P、2,580円)。産地が異なる3種類を選べる。レモンを絞っただけで喰うのが美味い。確かに味の違いは判るが、優劣は付け難い。他に焼牡蠣(1,200円)、牡蠣フライ(980円)、牡蠣のアヒージョ(780円)も文句なく美味い。これだけ色々の牡蠣を楽しんだのは久しぶり。
あとは箸休めに濃密たまごのサラダ(880円)、生ハム(880円)、あさりアーリーオーリオ(1,580円)もいただいた。2人で程々の量であった。

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なんとか2週間越しの課題だった鰻を喰って「きくかわ」を出たら、中央通り(旧中山道)を南に辿り、JR神田駅の下を潜る。山手線高架橋を支える鉄構構造物はとってもレトロ。改札口からパラパラと人が出てくるが、流石に平日の昼間だから人影も疎らだ。また「かんだ光壽」や「神田 新八」、「味坊」に入れる日はいつになることやら。どうかそれまで廃業しないで持ち堪えて欲しい。
鍛治町辺りにも何回か呑みに来ている。最近は「ワイン食堂 八十郎」だったか。「すすむ」とか「三吉や」は安くて良かったが、あの客密度のままじゃあ、「三密」は避けられそうにない。「酒の大桝 kandawine-kan」が、ウィズコロナ時代になる前に閉業してしまったのは残念だった。
総武線のガードを潜れば日本橋。この辺りはすっかりお洒落になった。ショッピングモールがいっぱいあるので、買い物目的に来れば丸一日潰せる感じ。レストランも迷う程ある。ちょっとだけ日本橋室町テラスを冷やかし半分で通り抜けてみる。館内はコートを着たままでは暑くてしょうがないが、外に出ると途端に寒い。
もう2月も終わりだがまだ寒い。それにしても、この冬はコロナ禍だけで終わった。飲食業とか宿泊業だけでなく、日本経済全体がそろそろヤバい感じになってきた。行政はコロナ禍を何処まで想定していたのか判らないが、有事の頼みの綱は自衛隊だけ、(例えばイスラエルとかに較べれば)日本は平和ボケしてのるは間違いない。
漸く銀座まで辿り着いたら、裏通りにある喫茶店「野の花 司」に入ってみた。店内には色々な陶器が展示販売されていて、つい先日、ブラタモリで見たばかりの、小鹿田焼(おんたやき)の「飛び鉋」(とびかんな)模様の鉢があった。あまりの奇遇さに、思わず買いそうになった(でも我慢した)。

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カミさんと、運動不足解消、日曜散歩。もう江戸川河川敷を行ったり来たりするのは飽きたので、人形町界隈を散歩しようということになり、とうきょうスカイツリー駅から歩き始めることにした。ランチは、何処かでうなぎでも喰おうと申し合わせる。
東京スカイツリー駅で降りる客はとても少ない。コロナのせいもあるが、もうスカイツリーも飽きられたのかも知れない。ここから隅田川方面へ歩き始める客は、恐らく我々だけだ。十軒川を渡って、浅草通りを西へ。
そのまま道なりに吾妻橋方面へは向かわず、駒形橋を渡ってから隅田川沿いに南下。すぐ目の前にうなぎの「前川」があるが、まだ歩き出して20分ほど。流石にもうここで喰う訳にはいかない。隅田川沿いの遊歩道には、散歩やジョギング、サイクリングをする輩が老若男女を問わず多い。
厩橋西詰から隅田川を離れ蔵前へ入る。せっかくなので、アンティーク家具屋の「ノーチェ(NOCE)」に入ってちょっとだけ物色。若いカップル客が目立つ。江戸通りを南下するが、途中で柳橋に寄り道。以前覗いてみた時と同様、今日も「ルーサイト・ギャラリー」は閉まっていた。いったい、いつ開いているのかしらん。
神田川を渡れば清杉通り。更に南下し、久松町交差点を右折すると漸く人形町だ。腹が減った。さて、うなぎ屋は無いかと歩いてみても見つからず。喉が渇いたので「カフェ・ド・クリエ 日本橋人形町店」に入って、アイスコーヒーを飲みながら腰を落ち着けてネット検索。すると判ったのは、人形町界隈で日曜日に開いている店は無いということ。意外だが仕方がない。ならば、と更に日本橋へ向かう。ここだったら開いているだろうと、日本橋高島屋にある「野田岩」を覗くと、ウェイターが笑顔で「50分ほどお待ち頂きます」と。むぅ~、そんなに胃袋が我慢してくれそうにない。やむを得ず、同じフロアにあった「天一」に入って天丼を喰った(勿論、その前に生ビールを空けた)。ちょっとクタっとしていたが、まあ美味かった。

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今回は大学のプチ同窓会。何となく成り行きで、この頃有名な「近大マグロ」を喰いに行こうということになり、日本橋の「COREDO室町テラス」の中にある「サカナ酒場 魚盛」へ5人でやってきた。
「COREDO室町」は余り来たことがなかったが、いつの間にか「COREDO室町1」、「COREDO室町2」、「COREDO室町3」と「COREDO室町テラス」の4つのエリアが出来ていて、都心のショッピングモールとしてはかなり大規模。単に「COREDO室町」にある〇〇〇の店、ぐらいの気持ちで来ると間違いなく迷うし、「COREDO室町テラス」を目指して来ても、直ぐには見つからない感じ。「サカナ酒場 魚盛」はB1Fにあった。
オフィスビルの地下階の店にありがちな、仕切りがないオープンな店。どれだけの客が入っているのかは一目瞭然である。ここは名前の通り、魚を売りにした店だ。
全員が揃ったところで、プレミアムモルツ生(638円税込、以下同様)で乾杯。その後すぐに、魚盛大漁盛り(2,178円)を注文。この中に「近大マグロ」が入っていたが、やや少ないので追加で大漁盛(780円)を3皿分を頼む。喰った限り、これが「近大マグロ」かどうか見極めるのはやっぱり難しい。
他には、長芋の醤油揚げ(638円、小生は手を出さず)、たたき塩胡麻きゅうり(418円)、ポテトサラダ(528円)、春菊生ぶしサラダ(638円)、くじら赤身刺し(968円)、くじらユッケ(968円)、くじらハツ胡麻塩刺し(1,496円)、くじら竜田揚げ(1,650円)、しらすヤッコ(880円)、茄子一本漬け(495円)、灰干しイカ(880円)を注文。くじらのハツは喰ったことが無かったが、こりこりしてなかなか美味かった。
ビールを呑み干した後は、小生は日本酒。最初は「雪の茅舎」(二合1,452円)を味わった後、その後はこの店の名を冠したオリジナル日本酒「魚盛」(二合1,056円)を呑む。いわゆる呑み飽きないタイプの酒だ。他は、ホッピーを呑む者、ビールを呑み続ける者など、5者5様だった。
締めてひとり6,000円を超えてしまったが、かなり満足度が高い。それにしても「近大マグロ」が目当てだったが、結果的にくじらを堪能した。くじらを喰いたくなったら「魚盛」が良いと思う。

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2年前に引き続き、太田記念美術館へやって来た後は表参道をそぞろ歩き。この通りにやって来ると、東京にあって東京らしくないというか、混沌とした雰囲気が無く、パリの街並のような統一感が感じられる。それは年々強まっているような気もする。
考えるに、恐らくそれは建物の高さが(パリほどではないが)だいたい揃っているように見えることと、通り全体の色のトーンがそれ程ケバケバしくないと感じるせいだろう。何故か、欧米系観光客も目立つ(というか、しっくりくる)ので、さらに統一感も感じる。
しかし実際の建物や看板を見ると、そんなに控えめな色ばかりとは限らない(昔からある中国的アンティークショップしかり)のにそう感じるのは、やはりケヤキ並木の存在なのだろうと思う。今はすっかり葉を落としているので、益々モノトーンさ加減があって落ち着いた雰囲気だ。
雰囲気は良いが、さして小生の物欲を刺激するようなシロモノは見当たらないので(しいて云うと寄ってみたいのは新潟県のアンテナショップ「新潟館ネスパス」ぐらい)、そのまま青山通りまで出る。カミさんが、喉が渇いたのでお茶がしたいというので付いて行く。奇抜な建物の「プラダ」には中国系観光客が群がっている。
目当ては、ヨックモック青山本店にある「ブルー・ブリック・ラウンジ」。入ると、順番待ちの列。恐れていた通りだが、女子率が極めて高い。待ったのは20分ぐらいか。やけに気取った店員がやってきて、店内とテラスと何方が良いかと問われたので、外を所望。
今日は天気が良いので、それほど寒くは無い。それでも輻射式のタワー型ストーブがあると暖かい。コーヒーでも良かったが、メニューを見るとシードルがあったので頼んでみた。北千住や浅草辺りで呑むようなシロモノではないけれど、南青山にはマッチする感じがした。

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「ラ・キアーラ」でランチしたあとのこと、ちょっとだけ青山通りをぶらぶらウィンドーショッピング。行き交う人(特にヤング)も、(生活感が滲み出ている)北千住や浅草、上野辺りとはだいぶ毛色が違う。よく判らないけどこれがトレンドなのだろうか。元々徳川時代から、見栄っ張りの文化が江戸にはあったらしいが、それは下町から山の手にすっかり移ってしまっているようだ。
カミさんがお茶をしたい、ついては目当てがあるというので付いて行く。入ったところはAOビルの2階の一番奥にある、「ジェルボー(GERBEAUD)」という名のカフェ。本店がハンガリー・ブダペストにあって、創業160年の知る人ぞ知る、っていうかハンガリー人だったら知らぬ人はいない超有名カフェで、かの皇女エリーザベトもお気に入りだったらしい。
ブダペストがハンガリーの首都っていうことぐらいしか知らない小生にとっては、「ジェルボー」なんてカフェの存在を知るよしもない。でも入ってみると、調度品がやけに重厚なのできっと本店はもっと凄いのだろうと、想像を膨らませることぐらいはできる。店全体がテラスに面しているため(テラス席もあるようだ)、結構明るい。
それなりに広い店内だが、見える範囲ではテラスに近い席に女性お独りだけ。奥で有閑マダムの団体がピーチクパーチクやっているようだが(姿は見えない)、ざわめき程度にしか聞こえてこないので居心地は悪くない。それにしてもやっぱり、この手の店に男子は来ないだろう。
ここにはアルコール類は置いていないようなので、コーヒーを注文。昼下がりの時間をのんびり、読書でもしながら過ごすのにはいい感じの店かも知れない。

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いつもの定期検診の日、滅多に行かない南青山でランチすることになった。南青山なんてそれこそ自らの結婚式の二次会以来かも知れぬ(そう云えば、そんなこともあった)。何れにしても、特段の用事がなければまず来ることがないエリア。
店はカミさんにお任せしたら、やはり蕎麦屋なんぞにはならず、予約を入れた店は、表参道と青山通りの交差点にあるビル(FESTAE表参道ビル)の7階にある「ラ・キアータ」というイタリアンだった。窓際の席でなくても、表参道が彼方まで延びているのがよく見える。
ここは表参道のビューポイントとしては秀逸である。しかし其れよりも何よりも、ここの客の女子率が高いのにちょっと吃驚。客で小生以外、男性は見当たらず。しかも皆、若い。実質的に男子禁制状態で、たいへん居心地が悪い。
あまり周りをジロジロできない雰囲気だが、それでも店内には変わった絵画がいくつか展示されていて、しかもそれが売り物であること(それがまた随分とお高いこと)に気が付く。客席はざっと20席ぐらいだろうか、それに対して店には、料理人と給仕係の二人(どちらも男性)がいるだけ。とても忙しそうにしている。
頼んだのは、パスタ+メインのランチセットコース(2,300円)。辺りでアルコールを呑んでいる客はいなさそう、遠慮がちにヱビス樽生ビール(800円)を頼んでグビっとやらせてもらう。小生のメインディッシュは子羊のローストをチョイス。その前のパスタもそうだけれど、ハーブやスパイスは殆ど感じられず、しかも塩味もかなり抑え目。こうなると、イタリアンとフレンチのとの境目が判らない。これがトレンドなのか。でも美味しくいただいた。

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「ガンゲット・ラ・シェーブル」から「アウルの森」をハシゴした後も、浅草をぶらぶら。でも仲見世通はもの凄い人混みなので近づかず。おそらく半分以上は外国人観光客だろう。昨今のインバウンド需要は凄まじい。
途中、鳴門鯛焼本舗の「天然鯛焼」なんていう店があった。この頃浅草にも、新手の商売が目立つ。吸い寄せられる様に、カミさんがひとつ買った(勿論、小生の食指は動かない)。それにしても何が「天然」なのだろう。鯛焼きに「天然」も「養殖」もないだろうに。まあどうでもいいけど。
うろうろ歩き回ったので、(さっき「アウルの森」でソフトドリンクを飲んだにもかかわらず)またちょっとビールが呑みたい気分になった。どこでも良いが、帰り道に近い方が宜しかろうと、伝法院通りから浅草六区通りへ入ったところにある「浅草カフェ ラグランドカリス」に入ってみることにした。
「ホテル ビーコンテ浅草」の1階。先客は若い女性二人組のみ。赤い椅子が特徴的なカフェ。この時間(午後3時過ぎ)でも、普通にビールだけじゃなく、ウィスキーだってワイン(ボトルの種類がかなり豊富に揃っている)だって呑めるのが凄い。さすがは大観光地、浅草だ。
メニューを見る限り、料理もかなり多い。ガレット(もちろんそば粉を使ったやつ)だって5種類もある。見掛けはチャラい感じの店なのだが、実は料理もドリンクも本格的なのだ。調べてみると、ここは「酒の大桝」が仕掛けた店、そうと聞けば納得。
なのに今日は涙をのんで、一杯だけ呑むことにした。ビールにするつもりだったが、メニューを見て気が変わり、ボウモアをハイボールにしてと頼む(780円税別、以下同様)。つまみを何も頼まないのも勿体無いと、オリーブ盛り(400円)を注文。3種類ぐらいのオリーブがトマトと一緒に出てきた。たかがオリーブだけでも、ひと手間かけて洒落ていると感じた(400円はちょっと高いけど)。きっといつか、腹を空かせて来なくてはならない。

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「ガンゲット・ラ・シェーブル」でコルドンブルーを堪能したあと、国際通りを渡って新仲見世通りをそぞろ歩き。ふと、目の前にフクロウがいるのに気が付く。しかもどうやらホンモノ。殆ど動かないが、じっと見ていると偶に首を回す。
こんな人通りが多い場所で、フクロウが留まり木で大人しくしているのにちょっと吃驚。このフクロウ、フクロウ・カフェ「アウルの森」の客寄せなのだ。おかげでまんまとその営業戦略に嵌り、入ってみることにする。
ワンドリンク(但しアルコールは無し)付き時間無制限で1,000円とのこと。店の中はさして広くないが、十数羽の様々な種類のフクロウが留まり木で皆、大人しくしている。目を瞑っているフクロウも多い。他に何故か、カピバラとかハリネズミも居た。要するに皆、癒し系ということだ。
結構客が入っている。子供連れも多いが、一人で来ている大人も多い。男の方が多い感じ。引きこもり男子も、ここだったら癒されるかも知れない。たいていのフクロウは、頭を撫でても嫌がらない(撫でるのは手の甲で、と注意書き有り)。ワライカワセミも初めて見たが、そこには"Don't touch!"と書いてある。意外に強面顔だ。
受け付けの女の子店員曰く、そもそもフクロウは居場所を定めてじっと獲物を待つ習性があるので、店の中を飛び回ることなく、皆、行儀良く留まり木に並んでいるのだそうな。そのせいか、カミさんは基本的に鳥は嫌いなのに、ふくろうだけは別なのだそうだ。
ワシミミズクは何となく判るが、他は良く判らず(名前を書いておいて欲しい)。ちなみに小生は、マレーシアのペナン野鳥園でマレーワシミミズク(の幼鳥)を間近で見たことがあるので(こちら)、マレーワシミミズクだけは見分けがつくと自負しているが、ここには居なかったようだ。それにしても結構、癒された感じがした。

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いつもの病院の定期検診日。検査も診察も待ち時間は相変わらず長いが、検査と診察自体はあっと云う間だ。今回も「ちょっと***の値が高いですけど、まあ様子を見ましょう」的な診察結果で終わる。あとは薬局に行って薬をもらったら全て終了(それにしても、病院の周りに薬局がごまんとあるが、いったいどう差別化しているのだろうか。ちなみに小生は、気紛れ的に最初入った薬局へ、惰性的に通っているだけ)。
昼飯は久しぶりに、カミさんと銀座に出かけてみた。狙いの店は、銀座5丁目の雑居ビルの5Fにある「真田」という蕎麦屋。入るとJAZZのBGM。念のため予約を入れてあったが、行ってみると昼時だというのに半分程度の客の入り。一番安いせいろでも950円(税別、以下同様)と銀座価格なので、さらりーまんやOLが普段使いするにはやや敷居が高いせいだろう。昼のコースもいろいろあるが、我々はお好みで単品を頼むことにする。
ともかく先ずはビールだ、瓶ビール(サッポロ赤星大瓶900円)を注文。あてには、くらかけ豆(660円)と鴨たたき(980円)にした。メニューを良く見ると、くらかけ豆もそうだが、信州の食材が並んでいる。この蕎麦屋は、信濃の国を体現する店のようだ。
追加で、信州産生野菜の盛り合わせ味噌添え(1,500円)とアナゴと旬野菜の天ぷら(1,900円)も注文。この生野菜に付いてくる味噌がやけに美味いし、たっぷりと出てくる(持って帰りたいくらいだった)。こうなったらやっぱり日本酒だ。頼んだのは、上諏訪は、酒ぬのや本金の「本金 純米」(2合2,100円)にしてみた。すると、頼みもしないのに水も出てきて、「これは「佐久の花」の仕込み水」です、と仰る。随分ちゃんとしているし、しかも徹底的に信州だ。
仕上げは勿論せいろを二人で一枚。コシも申し分ないがツルツルだし香りも高い。ここ「真田」は、
ランチタイムであっても普段使いする店とは一線を画す、ちょっと気取って入るような、かなり粋な店であった。何だか軽井沢の「川上庵」に似た感じだが、気のせいか。

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大学同級生同士のプチ忘年会。東京の呑み屋事情に詳しいアユラシが幹事。小生は、この頃、東京以外の呑み屋にはやけに詳しくなってきたが(例えば、所沢や、立川、高尾、大月、大宮、松田等々は我ながら地元民並みに詳しい)、代わりに都心はすっかり疎くなってきた。今はせいぜい浅草や北千住ぐらいか。そんなアユラシが選んだ店は、なんと「フーターズ」だった。そんな店で忘年会とは、型破りだなー、と感心。
入ったことは勿論無かったが、その名前とそこがどんな店かぐらいはよーく知っている。小生がテキサス・ベイタウンにいた頃、話の種にフーターズに行こうと若者中心に盛り上がったが(小生も末席に加えてもらえそうだったが)、皆忙しくて都合が合わず、結局実現はしなかった(連れて行ってもらえなかっただけかも知れない)。
日本にフーターズは7店舗もあるらしい(つい最近、民事再生法の適用を申請したので、それでどうなるのかは不明)。いずれにせよ、銀座ナインにも店が出来ていたとは知らなかった。銀座の雰囲気とはやや相容れない感じもあるが、まあ良かろう。ここで接客する女性は全てタンクトップにホットパンツのチアリーディング・スタイル(男性従業員はごく普通の格好)で、いかにもアメリカナイズされた雰囲気を盛り上げる。
アユラシがチョイスしたのは、5,000円で呑み放題のコース。料理はサラダ、カナッペ、フライドチキン、タコスチップス、ムール貝のワイン蒸し、リブステーキ、ジャンバラヤなど、これもいわゆるアメリカン。量は、我々には十分過ぎるほどである。
そのうち、女性従業員が皆通路に出てきて、音楽に合わせ我々を盛り上げる。最後は客の我々と記念撮影。徹頭徹尾、如何にもアメリカンな文化を体現している店である。

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仕事中だが所用があり、銀座へ行くことになった。時間は特に拘束されなかったので、昼を挟んで往復することし、昼食は銀座でとることにした。平日の銀座は久しぶり、行きの電車の中で何処へ入ろうかとあれこれ悩む。
悩んだ結果は、やっぱり蕎麦屋。それでもせっかくのチャンスなので、ずっと入ってみたかった「泰明庵」を覗いてみることにした。昼にはちょっと早い11時45分頃に到着。問題なく入れ、花番に何処でもどうぞと云われる。
結構、一人客でも四人掛テーブルに座っているので、そいじゃ小生もそうするかと、入り口目の前の四人テーブルを占拠することにした。案の定、花番は何にも云わない。今日は陽気が良くて朝から暑い。汗を拭き吹き着席。すっかり喉が渇いた。でも、まだこれから仕事が残っているので、こころを鬼にしてビールは我慢。蕎麦は「もり」が基本だが、ビールを我慢した分だけちょっと奢ってやれと、「鴨せいろ」(1,150円)を注文。
小生の後からも、次々に客はやってくるが、空いているテーブル席に座ったり、二階へ上がったりと、相席を求められることもないまま、鴨せいろがやってきた。鴨汁の香りはいい感じだ。塩味はやや濃い目だが、江戸前は普通こんなもの。
しかし、蕎麦は意外にもコシはいまひとつで、のど越しもかなり弱い。有名な店だが、蕎麦そのものが有名なわけではなさそうである。鴨汁はたっぷりあったが、すべて蕎麦湯で割って飲み干した。大変美味。この店は、蕎麦そのものよりも酒の肴が豊富。是が非でも次回は、夜に来てみようかと思う。

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16時45分に東武浅草駅着。まだ明るい。5人で浅草の街に繰り出す。行く当ては、スペーシアの中で呑んでいる最中に、Woodyさんのご要望を伺い、「おいしいシチューが食べたい」ということで、ちょっと考えて「ぱいち」に行ってみようか、ということになっていた。開店は16時30分とのことだが、なんとかなるだろうと店に向かう。
建物の風情は相変わらず。どちらかと云えば、洋食屋よりも居酒屋が似合う感じ。暖簾を潜ると、左手前の8人ぐらいは座れそうな大きいテーブル席に通される。カウンター席はまだ空いていたが、我々の後からどんどん客がやってきて、忽ちほぼ埋まってしまった。いいタイミングだったようだ。ここには2階もあるようで、印半纏を羽織った旦那衆が雪駄を脱いで上がっていった。もう三社祭は終わったはずだが、世話役の慰労会だろうか。
この店は個人的には何度か入ったことがあり、やってきたのは随分暫くぶりだ。食の街、浅草には洋食屋も数多いが、浅草で初めて入った洋食屋がここだった。名前の由来は、お酒を「いっぱい」を業界風にひっくり返した「ぱいいち」が元とのこと。
やっぱりビール(中瓶650円税込、以下同様)でちょっと喉を潤した後、ポテトサラダ(750円)に続き、名物のビーフシチュー(2,200円)を注文。ここのシチューはとろみが少ないタイプ、味わいは優しくまずまずだと思う。あとはカニコロッケ(1,050円)、メンチカツ(1,100円)、ヒレカツ(1,600円)と、洋食の王道を頼む。
いつものように女子連が「水くださーい」と頼むと、まるごと凍らせたような、キンキンに冷えた水ボトルが出てきた。陽気がいい季節には有難いサービスである。今日は徹頭徹尾いい具合だった。

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1年前と同様、「アカヤシオ鑑賞山行&トロッコ列車ツアー」の後は終点の浅草で下車して反省会(≒打ち上げ)に行くことにした。なんとなく東武浅草駅は、JR上野駅と同様、旅愁を感じさせる駅である。やはりターミナル駅だからだろう、同じ上野駅でも13番線から17番線じゃないとその雰囲気は得られない(ちなみに、かのエグゼクティブ御用達「四季島」は、13.5番線(正確には「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」)から発車する。まるでキングズ・クロス駅の「9と4分の3番線」を彷彿させるではないか。いっそ、「13.5番線」ではなく「13と2分の1番線」という呼び方にして欲しかった!)。
四国の高松駅も似た雰囲気がある(青森駅もそうかもしれないが、実は行ったことが無い)。岡山の宇野駅やマレーシアのバターワース駅もいちおうターミナル駅ではあるものの、あまりに殺風景過ぎるので旅愁というよりも哀愁を感じさせてくれる。
ヨーロッパにはターミナル形式の駅が結構ある。ローマのテルミニ駅(ちょっと現代的になっていたけど)しかり、パリのリヨン駅しかり(駅構内にあるレストラン「ル・トラン・ブルー」はベル・エポックを彷彿させる内装が素晴らしかった。もちろん料理も)。どちらも大変良い雰囲気だった。東武浅草駅も、特急列車の発着が見られる場所に、レストランか何か、いっそのこと神谷バーの支店でも作ったら如何だろうか。名物店になるのは間違いないと思うのだが。閑話休題。
今回も、1階の「神谷バー」には満席で入れず、2階の「レストランカミヤ」に入る。席に着いたら早速、生ビール(小500円税込、以下同様)とデンキブラン(270円)を注文。ここでは、やっぱりこのペアを呑まずばなるまい。料理は、ウインナー・サラミ(580円)、カニコロッケ(760円)、ジャーマンポテト(560円)、メンチカツ(750円)、たこサラダ(630円)を注文。この店のジャーマンポテトはウスターソース味なので、ちょっと変わっていて気に入っている。暫くするとまた喰いたくなる味である。

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今月の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は、日本橋室町にある「三吉や(みよしや)」という、創業昭和22年の老舗居酒屋だ。ネットの口コミをみて、コスパが良い店として評判のようだったのでチョイスしてみたのだが、低価格にひと一倍拘る「蕎麦好きオヤジさん」が欠席だったのでやや拍子抜け。最寄りはメトロ銀座線三越前駅なのだが、千葉くんだりからやって来る小生にとっては、JR神田駅から歩いた方が便利だ。神田駅周辺の歓楽街から少々離れているので、意外と静かなエリアである。
いつものように、小生以外の面々は既に到着して、酒も料理もガンガンやっている。入口は完全に開け放たれているので、店内は丸見え。今日は陽気が良いので問題ないが、北風が吹く頃にはビニルシートなどで囲いが必要だろう。
午後6時半でももう大した賑わいで、空いているテーブルは見当たらない。テーブル同士の幅も、東京の昔乍らの居酒屋的にかなり狭いので、椅子は腹につかえそうな程引き気味にする等、後の席への配慮も必要だし、その間を通ろうものなら、両側のお客へ丁重にエクスキューズしなければならない。しかし、そんな狭さが店の味でもある。
ここ「三吉や」は午後7時まではいわゆるハッパーアワーで、生ビールは190円(税別、以下同様)、トリスハイボールは150円という超破格値。料理も、めざし4匹280円、冷奴278円なんて値段なので、センベロも夢ではない(このツアー参加者は皆、もっと呑むし喰うので無理)。料理は一般的な居酒屋に較べると、魚介系が多い感じだ。ポテトサラダは普通に美味い。
今度来る時には(もちろんその時は「蕎麦好きオヤジさん」も連れて)、開店時間の午後5時に合わせてやってきて、支払が一体いくらで収まるのか確認してみたい。

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