山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

メトロ銀座線沿線

いつもの病院の定期検診日。検査も診察も待ち時間は相変わらず長いが、検査と診察自体はあっと云う間だ。今回も「ちょっと***の値が高いですけど、まあ様子を見ましょう」的な診察結果で終わる。あとは薬局に行って薬をもらったら全て終了(それにしても、病院の周りに薬局がごまんとあるが、いったいどう差別化しているのだろうか。ちなみに小生は、気紛れ的に最初入った薬局へ、惰性的に通っているだけ)。
昼飯は久しぶりに、カミさんと銀座に出かけてみた。狙いの店は、銀座5丁目の雑居ビルの5Fにある「真田」という蕎麦屋。入るとJAZZのBGM。念のため予約を入れてあったが、行ってみると昼時だというのに半分程度の客の入り。一番安いせいろでも950円(税別、以下同様)と銀座価格なので、さらりーまんやOLが普段使いするにはやや敷居が高いせいだろう。昼のコースもいろいろあるが、我々はお好みで単品を頼むことにする。
ともかく先ずはビールだ、瓶ビール(サッポロ赤星大瓶900円)を注文。あてには、くらかけ豆(660円)と鴨たたき(980円)にした。メニューを良く見ると、くらかけ豆もそうだが、信州の食材が並んでいる。この蕎麦屋は、信濃の国を体現する店のようだ。
追加で、信州産生野菜の盛り合わせ味噌添え(1,500円)とアナゴと旬野菜の天ぷら(1,900円)も注文。この生野菜に付いてくる味噌がやけに美味いし、たっぷりと出てくる(持って帰りたいくらいだった)。こうなったらやっぱり日本酒だ。頼んだのは、上諏訪は、酒ぬのや本金の「本金 純米」(2合2,100円)にしてみた。すると、頼みもしないのに水も出てきて、「これは「佐久の花」の仕込み水」です、と仰る。随分ちゃんとしているし、しかも徹底的に信州だ。
仕上げは勿論せいろを二人で一枚。コシも申し分ないがツルツルだし香りも高い。ここ「真田」は、
ランチタイムであっても普段使いする店とは一線を画す、ちょっと気取って入るような、かなり粋な店であった。何だか軽井沢の「川上庵」に似た感じだが、気のせいか。

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大学同級生同士のプチ忘年会。東京の呑み屋事情に詳しいアユラシが幹事。小生は、この頃、東京以外の呑み屋にはやけに詳しくなってきたが(例えば、所沢や、立川、高尾、大月、大宮、松田等々は我ながら地元民並みに詳しい)、代わりに都心はすっかり疎くなってきた。今はせいぜい浅草や北千住ぐらいか。そんなアユラシが選んだ店は、なんと「フーターズ」だった。そんな店で忘年会とは、型破りだなー、と感心。
入ったことは勿論無かったが、その名前とそこがどんな店かぐらいはよーく知っている。小生がテキサス・ベイタウンにいた頃、話の種にフーターズに行こうと若者中心に盛り上がったが(小生も末席に加えてもらえそうだったが)、皆忙しくて都合が合わず、結局実現はしなかった(連れて行ってもらえなかっただけかも知れない)。
日本にフーターズは7店舗もあるらしい(つい最近、民事再生法の適用を申請したので、それでどうなるのかは不明)。いずれにせよ、銀座ナインにも店が出来ていたとは知らなかった。銀座の雰囲気とはやや相容れない感じもあるが、まあ良かろう。ここで接客する女性は全てタンクトップにホットパンツのチアリーディング・スタイル(男性従業員はごく普通の格好)で、いかにもアメリカナイズされた雰囲気を盛り上げる。
アユラシがチョイスしたのは、5,000円で呑み放題のコース。料理はサラダ、カナッペ、フライドチキン、タコスチップス、ムール貝のワイン蒸し、リブステーキ、ジャンバラヤなど、これもいわゆるアメリカン。量は、我々には十分過ぎるほどである。
そのうち、女性従業員が皆通路に出てきて、音楽に合わせ我々を盛り上げる。最後は客の我々と記念撮影。徹頭徹尾、如何にもアメリカンな文化を体現している店である。

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仕事中だが所用があり、銀座へ行くことになった。時間は特に拘束されなかったので、昼を挟んで往復することし、昼食は銀座でとることにした。平日の銀座は久しぶり、行きの電車の中で何処へ入ろうかとあれこれ悩む。
悩んだ結果は、やっぱり蕎麦屋。それでもせっかくのチャンスなので、ずっと入ってみたかった「泰明庵」を覗いてみることにした。昼にはちょっと早い11時45分頃に到着。問題なく入れ、花番に何処でもどうぞと云われる。
結構、一人客でも四人掛テーブルに座っているので、そいじゃ小生もそうするかと、入り口目の前の四人テーブルを占拠することにした。案の定、花番は何にも云わない。今日は陽気が良くて朝から暑い。汗を拭き吹き着席。すっかり喉が渇いた。でも、まだこれから仕事が残っているので、こころを鬼にしてビールは我慢。蕎麦は「もり」が基本だが、ビールを我慢した分だけちょっと奢ってやれと、「鴨せいろ」(1,150円)を注文。
小生の後からも、次々に客はやってくるが、空いているテーブル席に座ったり、二階へ上がったりと、相席を求められることもないまま、鴨せいろがやってきた。鴨汁の香りはいい感じだ。塩味はやや濃い目だが、江戸前は普通こんなもの。
しかし、蕎麦は意外にもコシはいまひとつで、のど越しもかなり弱い。有名な店だが、蕎麦そのものが有名なわけではなさそうである。鴨汁はたっぷりあったが、すべて蕎麦湯で割って飲み干した。大変美味。この店は、蕎麦そのものよりも酒の肴が豊富。是が非でも次回は、夜に来てみようかと思う。

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16時45分に東武浅草駅着。まだ明るい。5人で浅草の街に繰り出す。行く当ては、スペーシアの中で呑んでいる最中に、Woodyさんのご要望を伺い、「おいしいシチューが食べたい」ということで、ちょっと考えて「ぱいち」に行ってみようか、ということになっていた。開店は16時30分とのことだが、なんとかなるだろうと店に向かう。
建物の風情は相変わらず。どちらかと云えば、洋食屋よりも居酒屋が似合う感じ。暖簾を潜ると、左手前の8人ぐらいは座れそうな大きいテーブル席に通される。カウンター席はまだ空いていたが、我々の後からどんどん客がやってきて、忽ちほぼ埋まってしまった。いいタイミングだったようだ。ここには2階もあるようで、印半纏を羽織った旦那衆が雪駄を脱いで上がっていった。もう三社祭は終わったはずだが、世話役の慰労会だろうか。
この店は個人的には何度か入ったことがあり、やってきたのは随分暫くぶりだ。食の街、浅草には洋食屋も数多いが、浅草で初めて入った洋食屋がここだった。名前の由来は、お酒を「いっぱい」を業界風にひっくり返した「ぱいいち」が元とのこと。
やっぱりビール(中瓶650円税込、以下同様)でちょっと喉を潤した後、ポテトサラダ(750円)に続き、名物のビーフシチュー(2,200円)を注文。ここのシチューはとろみが少ないタイプ、味わいは優しくまずまずだと思う。あとはカニコロッケ(1,050円)、メンチカツ(1,100円)、ヒレカツ(1,600円)と、洋食の王道を頼む。
いつものように女子連が「水くださーい」と頼むと、まるごと凍らせたような、キンキンに冷えた水ボトルが出てきた。陽気がいい季節には有難いサービスである。今日は徹頭徹尾いい具合だった。

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1年前と同様、「アカヤシオ鑑賞山行&トロッコ列車ツアー」の後は終点の浅草で下車して反省会(≒打ち上げ)に行くことにした。なんとなく東武浅草駅は、JR上野駅と同様、旅愁を感じさせる駅である。やはりターミナル駅だからだろう、同じ上野駅でも13番線から17番線じゃないとその雰囲気は得られない(ちなみに、かのエグゼクティブ御用達「四季島」は、13.5番線(正確には「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」)から発車する。まるでキングズ・クロス駅の「9と4分の3番線」を彷彿させるではないか。いっそ、「13.5番線」ではなく「13と2分の1番線」という呼び方にして欲しかった!)。
四国の高松駅も似た雰囲気がある(青森駅もそうかもしれないが、実は行ったことが無い)。岡山の宇野駅やマレーシアのバターワース駅もいちおうターミナル駅ではあるものの、あまりに殺風景過ぎるので旅愁というよりも哀愁を感じさせてくれる。
ヨーロッパにはターミナル形式の駅が結構ある。ローマのテルミニ駅(ちょっと現代的になっていたけど)しかり、パリのリヨン駅しかり(駅構内にあるレストラン「ル・トラン・ブルー」はベル・エポックを彷彿させる内装が素晴らしかった。もちろん料理も)。どちらも大変良い雰囲気だった。東武浅草駅も、特急列車の発着が見られる場所に、レストランか何か、いっそのこと神谷バーの支店でも作ったら如何だろうか。名物店になるのは間違いないと思うのだが。閑話休題。
今回も、1階の「神谷バー」には満席で入れず、2階の「レストランカミヤ」に入る。席に着いたら早速、生ビール(小500円税込、以下同様)とデンキブラン(270円)を注文。ここでは、やっぱりこのペアを呑まずばなるまい。料理は、ウインナー・サラミ(580円)、カニコロッケ(760円)、ジャーマンポテト(560円)、メンチカツ(750円)、たこサラダ(630円)を注文。この店のジャーマンポテトはウスターソース味なので、ちょっと変わっていて気に入っている。暫くするとまた喰いたくなる味である。

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今月の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は、日本橋室町にある「三吉や(みよしや)」という、創業昭和22年の老舗居酒屋だ。ネットの口コミをみて、コスパが良い店として評判のようだったのでチョイスしてみたのだが、低価格にひと一倍拘る「蕎麦好きオヤジさん」が欠席だったのでやや拍子抜け。最寄りはメトロ銀座線三越前駅なのだが、千葉くんだりからやって来る小生にとっては、JR神田駅から歩いた方が便利だ。神田駅周辺の歓楽街から少々離れているので、意外と静かなエリアである。
いつものように、小生以外の面々は既に到着して、酒も料理もガンガンやっている。入口は完全に開け放たれているので、店内は丸見え。今日は陽気が良いので問題ないが、北風が吹く頃にはビニルシートなどで囲いが必要だろう。
午後6時半でももう大した賑わいで、空いているテーブルは見当たらない。テーブル同士の幅も、東京の昔乍らの居酒屋的にかなり狭いので、椅子は腹につかえそうな程引き気味にする等、後の席への配慮も必要だし、その間を通ろうものなら、両側のお客へ丁重にエクスキューズしなければならない。しかし、そんな狭さが店の味でもある。
ここ「三吉や」は午後7時まではいわゆるハッパーアワーで、生ビールは190円(税別、以下同様)、トリスハイボールは150円という超破格値。料理も、めざし4匹280円、冷奴278円なんて値段なので、センベロも夢ではない(このツアー参加者は皆、もっと呑むし喰うので無理)。料理は一般的な居酒屋に較べると、魚介系が多い感じだ。ポテトサラダは普通に美味い。
今度来る時には(もちろんその時は「蕎麦好きオヤジさん」も連れて)、開店時間の午後5時に合わせてやってきて、支払が一体いくらで収まるのか確認してみたい。

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足利の山と蕎麦と史跡と銭湯とワイナリーを満喫した後、「特急りょうもう」で東武浅草駅に18時25着。浅草となると、呑み屋よりも喰いもの屋の方が多い。腹が空いた感じもあるので後者でもいいが、流石に天ぷらやすき焼き、寿司、鰻などはちょっと重い。それらに代わるものが思い付かないまま、何処に入ろうかとうろうろした挙句、偶々目に付いた「浅草弥太郎」という居酒屋に入ることにした。何も考えないと、足は自然と居酒屋に向くようになっているようだ。
この店は、パッと見、如何にも浅草の場末の大衆酒場らしい、風采の上がらない構えだが(それが逆に味があるとも云えるが)、新橋や錦糸町に支店を持っている、いわゆる本店なのだ。以前、新橋店に入ろうとしたことがあったが(その時のレポはこちら)、予約無しには入れない程、それなりの人気店なのだった。
しかし御本家は、今日が土曜日のせいもあるかも知れないが、あっさりと入れた。ビニルシートで囲まれた(つまり道にはみ出た)テラス席はそれなりに客がいたが、店の中は先客が一組だけ。余裕で、4人席に2人で陣取る。
さて何を呑もうかとメニューを見ると、見慣れない呑みものが並んでいる。「バイス」って何?「ニューガナー」、「金魚ハイ」、「ホイス」、「カンダハイボール」、「ハイッピー」等々・・・。どれも「ホッピー」の如く、焼酎を割るものの様なのだが、聞いたことも無いし、味を想像することも出来ない。とりあえず、「ホイス」(350円)を頼んでみた。出て来たのは、「ホッピー」的な色合い。味はと云うと、苦くは無く意外にスッキリ、ほんのり甘さも感じる。調べてみると、こんなブログ記事があった。つまり業務用限定とのこと、かなりレアな呑みのものだった。
次は「バイス」(300円)を注文。今度は、焼酎のナカと共に瓶が出て来た。妖しいピンク色をしている。駄菓子屋のラムネのようだが、味はちょっと酸味がある感じ。シソ系か?美味いとは云い難いが、これはこれで病みつきになる輩も出るかも知れない。下町には、如何わしいが独特の酎ハイワールドがあると知った。次回は、他の謎の呑みものも試さなくてはならない。

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「川松別館」を出たあと、やはりちょっと物足りないと云うか、喰い足りない感じもあったので(鰻屋で腹一杯喰うと、あっという間に終わってしまうために自重した結果なので、あえて云えば、この物足りなさを計算していたと云って良い)、もう一軒、寄ることにした。とりあえず雷門通りに出れば、店はそれなりにある。
浅草で、いままで入ったことが無い店も次第に減ってきたが、まだまだある。そんな店のなかで、一番最寄りだった「酒富士」を覗いてみることにした。外観は、これぞ浅草の居酒屋。暖簾をたくし上げると、カウンター席もテーブル席も空いている。2階も3階もあるらしい。入ると、なかはほっこり暖かい。我々二人は、テーブル席へどうぞと云われる。カウンター席に座っているのは如何にも常連らしく、カウンター内の大女将(?)と丁々発止の掛け合い中。吾輩も、常連になってみたい。
腰を落ち着けたらまた、ビール(大瓶650円)をいただく。つまみは、サバみそ煮(550円)とアジたたき(750円)にした。やっぱりまだ、魚に飢えている。

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酒富士のHP: こちら

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

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アメリカ出張が延びたせいで遅れていた、4半期毎の定期検診をようやく受けた後、夕餉は浅草へ。何せお手軽だし、様々な和食店が軒を連ねているので、アメリカ料理に飽きたら、先ず浅草へ来るのがいちばん真っ当という気がする。色々喰いたいものはあるが、今回は鰻を喰おうということになった。図らずも、前回の定期検診後に引き続き、鰻屋だ。
そこで、浅草の鰻屋でまだ入ったことが無い「色川」へ行こうとしたら、ここは昼だけ(14時閉店)の店で入れず。近くにある「初小川」は、予約を入れないと到底入れない(予約無しで「入れますか?」と店のひとに訊くと、あんたナニ云ってんの?という顔をされる)ので、確かめるまでも無い。さて、どうするか。
この近くとなると、「川松別館」があるはず。以前、雷門通りにある「川松本店」には入ったことがある。行ってみると、鰻屋と云うよりは料亭風な入口に、客待ち顔の仲居さんが立っているので、予約してませんが、と恐る恐る訊ねると、どうぞ入れますよ、との返事。そうこなくちゃ。
通されたところは、小上がりの様なテーブル席が6つある。先客はひと組だけだったが、そのうちどこも埋まった。ひと組は中国系親子連れだ(子供は小上がりを理解出来ず、靴のままだ)。他にも(例えば2階にも)部屋があるのかも知れない。メニューを開くと、コース料理は別にして、基本、鰻だけだが、鳥唐揚げとか天ぷらとかもある。締めは何にするかは後で考えるとして、とりあえずビール(中瓶800円)と胡麻豆腐(540円)、う巻き(1,500円)、柳川(1,620円)を注文。その後で日本酒(菊正宗750円)も頼んだ。
ビールと共に、葉唐辛子の佃煮が出て来た。これは付き出しなのか、ビールのおまけなのか判らない。胡麻豆腐はごく普通の感じだったが、とにかく、しんみり美味い。柳川は、鰻を使っているのかと思いきや、スタンダードに泥鰌だった。さてそろそろ締めは何にしようか、勿論うな重は魅力的だが、ここは少々炭水化物はセーブして、蒲焼にしてみた。身はほっこり、タレも甘からず辛からず、いい塩梅だ。アメリカでも鰻を喰えないことはなかった(当然だが中国産だ)が、やっぱり鰻は日本の鰻屋で喰うのに限る。日本に帰ってきたことを実感した。

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帰国してそろそろ一週間。目論見通りに、ここぞとばかりに和食を喰い捲くってきたが、寿司は喰った、串焼きも喰った、鮎も喰ったと指折り数えていくうちにハタと、そう云えばまだ蕎麦を手繰っていない、と気が付く。このままテキサスへ帰る訳にはいかない。
新蕎麦にはやや早いかも知れないが、出来ればそれもなんとか喰ってみたいとの思いが強くなり、早速、次の日曜日に行ってみようと、手頃な店を検索開始。そのうちに、以前から気になっていた浅草の「丹想庵 健次郎」を思い出すが、この店は日曜日が休業だ。むぅ、残念・・・、と思ったが、ふと、ならば今度の金曜日に会社を休んで行けばイイじゃん、と妙案を思いつき、早速休暇届を出すと共にカミさんに都合を打診、すると返信でもう「予約入れた」と返事。
当日の金曜日は本降りの雨。仕事だと出掛けるのは憂鬱だが、蕎麦屋が目的となると、ものともせずに浅草へ。黄昏時の雨の浅草は、外国人観光客も見当たらず、JRAの場外馬券売り場も閉まっているので、おやっと思うほど閑散としている。浅草寺の北側、言問通りを隔てた浅草3丁目は飲食店が点在しているものの、普段でも外国人観光客は殆ど見かけない地区で、浅草寺界隈の喧騒とは別世界。今宵も何時もに増して静か。「丹想庵 健次郎」はそんな路地にひっそりとある。
17時30分の開店時刻に合わせて行ってみると、我々が本日の入店第1号。浅草の蕎麦屋らしく落ち着いた内装。カウンター席と小上がりがあるが、思いの外、若い店主がどこでもいいと仰るので、一番奥の小上がりへ。ガラス戸の外は箱庭が設えている。
店内を見渡すと、「新蕎麦」との貼紙。来た甲斐があった。ともあれ、先ずはビール(サッポロ赤星650円税込、以下同様)で喉を潤しながら、メニューを眺める。肴も酒も色々あってうれしい。それでは、日本酒へ移ろう。口火は会津の酒、野恩・生酛仕込特別純米無濾過原酒(1,200円)をいただく。骨太な酒だ。
やがて蕎麦焼味噌(550円)と銀だらの西京焼(950円)が登場。焼味噌は、味噌の塩気がかなり上品で、酒の肴にはもってこい。こんな美味い焼味噌は、秩父のこいけ以来だと思う。銀だらもぷりぷりで、我が身が蕩けそうである。客はその後三々五々やってきて、いつの間にか満席。
その後、太刀魚の炙り(値段失念<(_ _)>)、めごち天ぷら、ねぎぬたをもらうがどれも申し分ない。ねぎぬたは、箸休めに丁度良い。そして仕上げは二種もり(1,500円)にしてみた。二八蕎麦と田舎蕎麦。喉越しの違いはあれど、どちらも香り高い。久々の新蕎麦を堪能し、この店の雰囲気にも堪能した。また、季節を変えて来てみたい。

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「モルチェ」を出た後、せっかくなので「スナック・モルチェ」に梯子してみた。
以前の「モルチェ」の入口右手には、カウンターと立席用のテーブルが二つ並んだスペースがあった。実はそこは、「モルチェ」とは料理も飲物も別メニューで、会計も別。カウンター内にいるバーテンダー(というか店員)に注文すると同時に金も払い、そこで呑み物やつまみの出来上がりを待つシステム。
立ち呑みだけあって、こちらはかなりリーズナブルだった。大人数のときや、文字通りじっくり腰を据えて呑み喰いしたい場合には「モルチェ」になるが、軽~くやりたい時には何度かこちらにもお世話になった。こちらのバーテンダーにも顔を覚えられる程度にかよった。
今回、ビル全体がリニューアルされるに伴い、「モルチェ」へのアプローチは随分変わったが、「スナック・モルチェ」は以前のとおり、地下鉄銀座線の京橋駅改札を出て、階段を上がった踊場付近に入口がある。勿論、エントランスはすっかり変わって「スナック・モルチェ」というシックな看板が掲げられている。厨房の奥は「モルチェ」とつながっているようだが、パッと見は目出度く独立したような印象だ。
バーテンダーは、女性に代わっていた。訊けば、以前のバーテンダーはリニューアルに伴いやめたらしい。店内の大きさは、以前と大して変わっていないようだが、立ち呑みスペースはだいぶ小さくなり、椅子席が増えた。
つまみのメニューも随分様変わりしたようだ。明治屋の「おいしい缶詰」シリーズが食べられるところがうれしい。もちろん明治屋系列の店だけあって、スコッチは、ホワイト&マッカイがシングルで300円と、リーズナブルさは変わっていなかった。

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今日は4人で京橋のモルチェにやってきた。今回も念のため予約を入れたが、7時を過ぎても客の入りは半分に満たない。天気が悪い訳でもないのにどういうことだろう。それはともかく、先ず生ビール(500円税込、以下同様)でちょっと喉を湿らせてから、料理を注文。
料理はオイルサーディン(680円)、チーズ4種盛り合わせ(400円)、ポークウィンナー(650円)、オニオンフライ(850円)、呑みものはANGAS BRUTというオーストラリアのスパークリングワイン(3,500円)を注文した。勿論このスパークリングは明治屋が輸入しているので、リーズナブルな価格で呑める。味はフルーティさもあるが、かなり切れ味がある。
続いてこの店の定番である、砂肝ガーリック(600円)、ジャンボハンバーグ(2,100円)、ジャンボカツレツ(2,100円)を注文。ジャンボハンバーグはその名の通り巨大で、目玉焼きも4つ乗っている。4人で喰うのに丁度いい。
ここまででもかなり腹に堪えるが、更に塩茹でパスタ(1,000円)とミックスピザ(1,100円)、若鶏の唐揚げ(580円)も注文。例によって、塩茹でパスタにはタバスコと粉チーズを、もうそのくらいで十分じゃ、と思う量の2倍ぐらい懸ける。
これらに合わせる赤ワインはパリーニ・ネロ・ダーヴォラ(2,500円)。ついでに白ワイン(銘柄忘れた!2,500円)もいった。今宵はかなり喰い過ぎだが、それでもこれで、一人あたま5,000円ちょっと。みんな大満足だった。

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「リバティけごん40号」は18時15分、黄昏時の浅草到着。とうきょうスカイツリー駅(かつての業平橋駅という名前の方が数段、粋だと思うが・・・)を過ぎて隅田川を渡ると、ああ、もう浅草に着いたか、と微かな旅愁を感じる。川面に屋形船でも浮かんでいると尚のことだ。この頃は、スカイツリーという大きな目印が出来たが、浅草の景色に馴染むまではまだ時間が必要だと思う。
今宵は早いうちから、浅草へ行くのであれば、ほぼ1年ぶりに「水口食堂」を覗いてみるつもりだった。もちろん、浅草には食事処は数多あるが、生粋の居酒屋は意外に少ない。そもそも「水口食堂」も居酒屋ではない。大衆食堂である。それでも、如何にも浅草らしい雰囲気を漂わせているので、個人的にお勧め。連れの3人も、浅草で呑むことは少ないだろうから、特に異論は出なかった。
1階はそこそこ客が入っていたので、2階へ通される。こちらはテーブル席も小上がりも疏らだったが、女性店員(エスパー店員はこの子だった・・・!?)が我々のなりを見ると、小上がりへどうぞ通され、有り難くリュックサックを置かせてもらう。
腰を落ち着かせたら、生ビール(中ジョッキ580円税込、以下同様)で乾杯。さてつまみは、何にしようか。ここ程、メニューが充実した店も少ない。少なくとも浅草では此所が一番。小生はまず、この店の名物である、いり豚(580円)を注文。皆さんもお好きなのをどうぞ、と云っても頼んだのは、栃尾の油揚げ焼き(380円)に厚焼き玉子(530円)。それって、普通の居酒屋と同じじゃん、ということで、その後に野菜炒め(580円)、揚げ出し豆腐(480円)、焼にしん(530円)、自家製ポテトサラダ(380円)、豚肉生姜焼(630円)、あじフライ(480円)なども注文。んー、それでも皆さん、なかなか普段喰っているものから離れられないもんだなー、と妙に感心した。

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「特急りょうもう40号」で浅草に18時55分着。もうとっぷりと日が暮れ、ネオンサインが目立つ時間。今宵は、半年ぶりに神谷バーに入店(前回はこちら)。神谷バーといっても、やはり1階は混んでいて入れそうに無かったので、前回同様、2階の「レストランカミヤ」へ入ることにした。こちらの方がまだ空いているはずだし、ゆっくりと呑むには、落ち着いた雰囲気のこちらの方がむしろ良いと思う。
それでも覗いてみるとテーブルが埋まっている状態で、数人が入口で待っている。確かにちょうど混む時間帯。仕方ない、我々も暫し待たされた。ちなみに、根岸に「レストラン香味屋」と書いて「こうみや」ではなく「かみや」と読ませる高級老舗洋食屋(カレーライスでも1,750円もする)があるが、そちらとはまったく関係が無い。
20分ほど待たされて漸く入店が叶う。テーブルに着いたら、先ずいつものように、デンキブラン(270円税込、以下同様)とチェイサー代わりの生ビール(中770円)を同時に注文。やっぱりこれでないと神谷バーに来た気がしない。断酒宣言したクマちゃんの前で堂々と呑むのはやや気が引けるが、呑み始めるとすっかり忘れてしまう。
料理は各自の思いに任せ、スパゲティ・ナポリタン(630円)、海老マカロニグラタン(730円)、メンチカツ(750円)、大皿ソーセージ(1,380円)、カニコロッケ(760円)、ビーフシチュー(1,250円)など、いかにも洋食屋風な料理を注文。どれも本格的でしかもリーズナブルな価格。これがやっぱりカミヤの真骨頂だ。
山から下りてレストランカミヤで喰って呑むのは、かなりリッチな気分になれる。東武特急で浅草へ帰ってくるときには、また是非寄りたい。

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今日も会社帰りに、東京へ大幅な寄り道。およそ3ヶ月ぶりにまた、モルチェ訪問(前回のレポはこちら)。今回は3人。念のため電話予約をすると、馴染みのウェイターが応対。特段、予約するまでも無い様子だった。開店直後のご祝儀は一段落着いたようだ。
店に入ると、前回いなかったウェイターに、おひさしぶりですね、と挨拶を受ける。我々が如何にこの店に足繁く通ったのかを実感する。
さっそく生ビールで喉を潤したあと、料理を注文。「チーズの盛り合わせ」、「ソーセージの盛り合わせ」、「イワシの酢漬け」、「オムレツ」など、定番の料理を注文。以前と変わらない盛り付け。パスタも注文。メニューには載っていないが、塩味だけでプレーンなスパゲッティに、タバスコを振りかけて喰う。シンプルだが、これがなかなかイケる。これも以前と同じ。
最後に頼んだ「まるごとオニオンフライ」は、つい最近、米国ベイタウンにあったTexas Roadhouseで喰った、CACTUS BLOSSOM®とそっくりだ。
赤ワインは、Ch. Saintongey Rouge Vieilles Vignes 2014、白はスパークリングのFiore dell Amore Blanc de Blancsを注文。赤は、ボルドーにしては大人しい香りと味だが、まずまず。スパークリングは赤いバラの花束が瓶に印刷されていて(逆さにすると花束そのもの!)、直訳すればまさに愛の花束、オヤジ3人にはちょっと持て余すデザイン。
これでしめて、ひとり4,500円ぐらい。普段呑みとはいかないが、ときどき東京までやってきて、料理とワインを楽しむにはもってこいの店である。また、近いうちに来ることになるだろう。

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湯島から銀座へ移動し、ぶらぶら。結果的にウィンドーショッピングになった(カミさんはなにやら買っていた)。6丁目の好日山荘にも寄ってみたが、物欲を刺激するモノは見当たらない。いつも新機能のウェアには関心がいくものの、結局、これまでの素材との違いにはやや懐疑的になる。
例えば、買う前に無料でモニターをさせてくれることって、できないものか。1回だけ、実際に山行で試着することができて、気に入らなかったらそのまま返品できる(洗濯代も返送料も店持ち)なんてシステムは如何だろう。それだったら、多少の不安が残ったままでも、納得して買うことが出来そう。でも、洗濯代も返送料も店がOKと云ったとしても、1回使用した古着を安値で(アウトレットか何処かで)売りさばくのは、なかなか難しいかな。
ウィンドーショッピングの後、少々喉が渇いたので久しぶりに「ライオン」を覗いてみた。偶々、1階のビヤホールはリフレッシュ工事中だった(2017年2月末まで)。ここで呑めないのはかなり残念だが、店の案内係が2階のレストランへどうぞ、と云うのでそのまま階段を上がることにした。
一番道路側の席(と云っても窓がある訳ではない)へ案内される。ビールは、エビスのハーフ&ハーフにしよう。つまみはにしんの酢漬けにしてみた。なかなか脂が乗っているにしん、美味い。
周りには中国系の客がかなりいる。何かと姦しい。どうして大声でしか話せないのだろう。レジも中国系で大渋滞。中国語を解せないレジ係では、こういう店では務まらない時代なのだ。最早、「ライオン」は我々にとって、憩いの場所ではなくなってしまったような気がした。

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「宮戸川」ですっかり不完全燃焼を起こしたので、験直しにもう一軒入ることにした。その店は「赤垣」という古典酒場。吉田類の「酒場放浪記」にも出て来る。藍染めの暖簾と、ぶら下がった提灯にも「酒夏酒冬」という文字が見える。どういう意味だろうか(「春夏秋冬」の洒落のようである)。
創業は100年にもなるらしい。ということは、大正ノスタルジーの世界。そういう店ならば、客あしらいも馴れているだろうと、その点では安心して入れるが、ここは予約が利かない店なので、やはり恐る恐る暖簾を潜る。
間口が2間ぐらいしかない小ぢんまりした店、入口右手にテーブル席、奥がカウンター席になっている。既に先客は10数人いてほぼ満席だが、女性店員(もしかすると女将?)がすっとカウンターを指して「如何?」と眼で合図。上手い具合にカウンター席が2つ空いていた。
この時間でも、仲見世界隈は外国人観光客で溢れ返っていると思われるが、一歩この店に入ると別世界。耳に入って来る話し声のトーンも抑えめで、むしろ心地良い。若者がいないかと思うとそうでもない。若いカップルが静かに呑んでいる。年季が入った居酒屋ならではの雰囲気が、そうさせるのだろうと思う。常連客が多そうな感じだが、一見客でもとても居心地が良い。これぞ酒場。
付き出しはパスタサラダときゅうりの酢の物が、2人で1セット。この心遣いも粋に感じる。酒は高清水純米(500円税込、以下同様)にしてみる。つまみは、カンパチのカマ焼き(750円)、カキフライ(650円)、合鴨つくね(450円)を注文。当然かもしれないが、そろそろかな、と思う頃にちゃんと出て来る。しかも、美味い。あ~、救われた。

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赤垣のHPはこちら 

用事で出掛けていたカミさんと、浅草で待ち合わせ。ほぼ3ヶ月ぶりの浅草である。待ち合わせ時間までぶらぶらしてみたが、相変わらず外国人観光客は多い。伝法院通りはまだそれ程でもないが、仲見世辺りは凄い人混み、近付きたくもない。
今宵の目当ては、浅草寺の西参道にある「宮戸川」という居酒屋。このネーミングは、佐伯泰英の時代小説「陽炎の辻」に出て来る鰻屋をイメージしているのか。それとも、古典落語の演目に肖ってのことだろうか。この落語に依れば、隅田川のうち、浅草付近を「宮戸川」と呼ぶらしい。
メニューを見ると、なかなか面白い料理が揃っている。曰く、江戸下町料理とのこと。天麩羅串や、豆腐田楽、揚げ出し大根など、興味がある。とりあえずはビール、その後、刺身盛り合わせを注文。1階には客は我々だけだったが、2階に上がって行く客がやってくる。どうやら宴会の様子。店員も頻繁に階段を行き来する。
ビールの後は日本酒。桑乃都があったのでそれをいただく。唯一、八王子にある酒蔵が造る酒。妙に懐かしい。それにしても、料理がなかなか出て来ない。2階で宴会をやっているせいだろうが、1階の客は我々だけなのに、すでに厨房のキャパを超えてしまっているのだろう。ならば、宴会が入っている時は、入店を断るか、客に予め料理を出せる見込みぐらい、伝えることをすべきだろう。客扱いに慣れていないようだ。
30分以上待って漸く出て来た刺身(蛸、鮪赤身、鰤、鮭)は、なかなか美味かった。でも、もうこれ以上注文する気にはなれない。食べ終わったら直ぐに会計してもらう。店のコンセプトは悪くないので、極めて残念な接客だった。
カミさんはもう二度と来たくないだろうが、小生は結局食べられなかった料理をそのまま諦める気にもなれない。空いている(宴会が入らない)タイミングを見計らって、もう一度来てみたい。それまで店があれば、の話ではあるが。 

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「景虎」で、流石に焼き餃子と牛すじ煮込みだけでは、呑み足りなかったし喰い足りなかったので、日本橋界隈をふらふら彷徨う。そのうちに、この店に入ってみようとなったのは「かっぽうぎ」という居酒屋。おふくろの味をウリにした店で、東京に20店舗ぐらい展開しているチェーン店である。この店も、昼間のランチ時には大衆食堂になるようだ。
その名の通り、割烹着を着たおばちゃんが店員。「いづみや」ほど貫録があるおばちゃんはいない。店内は、オヤジさらりーまんばかりと思いきや、OLや女子大生と思しき客もいて、老若男女が渦巻いている状態。結構な賑わいだが満席ではなく、5人がすっと入れた。虎ノ門の「升本」を彷彿させるような、長テーブルと背もたれが無い丸椅子がズラリと並んでいる。
さて2軒目なのでもうビールはいらない。店のおばちゃんが、「キャンペーン中なので一刻者(いっこもん)がお得です。通常2,800円(税別、以下同様)のところ、今なら1,850円なんです。」と勧めるので、じゃ、それでいこう、となる。「一刻者」の紫ラベルを呑むのは初めてだ。
手っ取り早く酔うことが目的であれば、やっぱり焼酎が一番CPが良い。酔うことだけに止まらず、焼酎そのものに拘りを感じるようになると、だいたい芋焼酎になるようである。それが更に高じると、麹も米麹ではなく、芋麹を使った焼酎に手を出すようである(芋焼酎でも、米麹を使ったものが結構ある)。この「一刻者」も芋麹が使われている。その先は、個別の銘柄に拘ることになるのだろう。小生は、せいぜい第2段階ぐらいで、「一刻者」は安くて美味いと思う。
今日は寒くないので、皆、焼酎はロックで呑む。付き出しは、4人分其々の種類が異なり、皆で突いて呉れ、ということのようだ。つまみは他に、烏賊わた焼き(480円)、バイ貝旨煮(380円)、鶏肝煮(280円)、ポテトサラダ(380円)、さんま塩焼き(380円×2)、おでん(560円)をもらう。どれも全く庶民的な料理で、庶民的な味付け、庶民的な価格設定である。ポテトサラダは、見掛けも食感もかなりクリーミー。居酒屋のポテトサラダらしくない。牛乳でも入っているのだろうか。
まわりを見渡すと、独り客も結構いる。こういう店は、東京へ単身赴任でやってくるさらりーまんには有り難い存在かも知れない。

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会社帰りに時折、銀座線京橋駅で途中下車し、上野寄り階段を上がれば目の前の、明治屋の地下にある洋食屋「モルチェ」に行っていた。ここは明治屋直営の店。そのせいで、扱っているウィスキーやワインを安く提供してくれていたので、結構贔屓にしていた。営業時間も朝の10時から通しで開いていたので、何かと便利だった。
料理も、値段の割にはボリュームがあり、食欲旺盛な者を連れて行っても十分満足できる程だった。其の脇には立ち飲みの「スナックモルチェ」もあって、長居出来ない時には安く呑むことも出来てとても重宝していた。
ところが、老朽化した明治屋本社ビルの建て替えに伴い、休業することとなり、暫く待ち遠しい思いをしていた。そしてこの11月に、3年4ヶ月ぶりにリニューアルオープンしたと聞いたので、ワクワク、満を持して行ってみた。
以前は勿論、建物そのものが古風だったので、それに較べると随分洗練された雰囲気。入口には、まだ開店祝いの胡蝶蘭の鉢がずらりと並んでいる。それにしても、新しく生まれた「京橋エドグラン」の地下階には、「モルチェ」以外にも数多くの飲食店が入っている。競争がし烈になりそうだが、「モルチェ」の顔馴染みウェイター曰く、うちは常連さんが多いので楽です、とのこと。
リニューアルオープンでやってくる客の殆どは(我々も含め)、常連だそうである。我々が入った時間はまだ、多少、予約無しでも入れるテーブルがあったが、間もなく新たにやって来る客を断るようになった。人気の老舗にはアドバンテージがあるようである。
さて、やっぱりビールでいこう。ここはキリンのハーフ&ハーフ(650円税込、以下同様)で。その後はウェイターの勧めに従い、赤ワインとしてマセット・エノフィル・ハロウィン2015(2,500円)を呑んだ。明らかにハロウィンの売れ残りだが、その分、安くしてくれたものと思う。
料理は、ハム盛り合わせ(950円)、チーズ4種(400円)、スパニッシュオムレツ(800円)、スパイシーフライ(1,100円)を注文。そして仕上げは、塩茹でパスタ(700円)と、牛すじ煮込み(800円)を注文。このパスタと牛すじ煮込みは、元々この店の定番。新しいメニューにはまだ載っていなかったが、顔馴染みウェイターに云ったら、すぐ出て来た。塩茹でしたパスタに粉チーズを振りかけ、それに牛すじ煮込みをかけて喰うのが、この店にやってくる常連客の流儀。これが美味いんだ。

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