山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

武蔵野線沿線

仕事帰りのカミさんと待ち合わせで、三郷駅近くにある居酒屋「魚菊」へ行ってみた。もう、インドネシアから帰ってきて1ヶ月以上経ったので、魚料理に対する禁断症状はすっかり解消されているが、「魚菊」には暫く行ってなかったので、どんな状況になっているのか興味半分、魚への関心半分で覗くことにした次第。
昨年の5月以来、2回目の入店(前回はこちら)。その時は、新規開店の2日後だったし、しかも開店時間直後に入ったせいもあり、すんなり入れた。我々が入った後も満席になることはなかったが、今日はなんとテーブル席は皆、予約で埋まっていた。予約なしにやってきた我々は、当然の如くにカウンター席へどうぞとなる。それでも座れただけ、ラッキーだったのかも知れない。
それにしても順風満帆、大した繁盛振りである。つくばエクスプレス線の三郷中央駅界隈は、マンションが増え人口が増えてきているのに伴って飲食店も増えてきたが、「魚菊」があるJR三郷駅界隈はそんなことは無いはず。むしろ、全国的な傾向と同様に、人口減少基調ではなかろうか。飲食店も飽和状態で、新規開店しては忽ち潰れるという店を何度も見てきたし、未だにその状況は変わっていないと思う。そんな中にあって、時々覗く「花子家」(但し、新規開店ではなく移転だったようだが)と、ここ「魚菊」は成功しているようである。
とりあえず、生ビール(390円)と共に、たらこねぎ和え(390円)を注文。前回も頼んだが、シンプルな割りに何故か病み付きになる。他に、さわら刺身(690円)、金目かぶと焼き(???円)、ごぼう唐揚げ(390円)も注文してみた。さわらも金目も予想通りに美味いが、予想以上に美味かったのがごぼう唐揚げ。恐らくはよくある、鶏から用の唐揚げ粉を使っているのだと思われるが、これがごぼうと良くマッチしているし、ほくほくに揚がっている。魚を喰いに来たのだが、意外にごぼうで収穫があった。

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今年の冬は、まだ鴨鍋を1回しか喰っていないことに、はたと気が付いた。まずい、まずい、早くしないとシーズンが終わってしまう。インドネシアに居る頃、日本に帰ったら鍋だな、鴨鍋だけじゃなく牡丹鍋や鮟鱇鍋もいいなあ、どの店で喰うかな、などと妄想していたことを、日本に帰ってきた途端すっかり忘れていた。
この頃、妄想中に何がしかの邪魔が入ると(思考を中断する事象が発生すると)、忽ち何を妄想していたのかをすっかり忘れることが多々ある。困ったことだ。ま、それはさておき、手っ取り早いのは、越谷の「鴨ネギ鍋」の店。あわてて調べて(とは云ってもいちおう、未だ入ったことが無い店を探して)、「いちまる」という居酒屋に狙いを定め、さっそくカミさんと行くことにした。
「いちまる」がある駅前商店街(「南越谷ゴールデン街」というらしい)には、10軒程の飲食店がある。この界隈は、10数年前ぐらいまで何度か立ち寄ったことがあったが、この頃はとんと来なくなっていた。その頃からこの「いちまる」があったかどうかは覚えていない。
外観も内装も、典型的な今どきの居酒屋。席に着いたら、さっそく生ビール(480円税込、以下同様)を注文。ぐびぐびやりつつ、メニューを眺める。先ずは鍋。見ると、ここには鴨水炊き鍋と、鴨すき鍋の2種類がある。どちらも1,950円で、一人前から頼める。最低二人前から、という店が世の中に多いが、ここは良心的だ。ありがたく、鴨水炊き鍋を一人前だけ頼んだ。
他に、鯛刺身(???円)、栃尾油揚げ(???円)、鴨肉メンチカツ(670円)、銀だら西京焼(720円)を頼む。鍋が二人前だとたぶん、こうはいかない。鍋は一人前にしては、ネギだけではなく、キノコも野菜もたっぷり。鴨肉は大ぶりの切り身が三枚。水炊きなので、あっさり味で忽ち食べ尽くした。美味かったが、鴨らしい香りのクセがいまいちか(マガモでもアイガモでもなく、もしかしてアヒル?)。次回の越谷「鴨ネギ鍋」が待ち遠しい。

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正月明けの3日は、実家へ新年の挨拶。途中、府中で乗り換えるため、初詣をするでもなく大國魂神社の境内を通り抜ける。参道には露店が隙間無く並んでいて、初詣の厳かな雰囲気は全くなし、祭気分。露天の奥にはテーブル席が設えてあり、お神酒をやっていい調子になっている輩も多い。小生も仲間に入りたかったが、ここで管を巻くと、一日があっという間に終わるので(勢いを付け過ぎてしまうので)、泣く泣く自重。いつか、ここだけを目的に来てみたい。
今日は新年の挨拶以外に目的があった。以前持っていた冬山用シュラフ(「天山」という名のブランドで、ダウン以外にフェザーも混ざっていたせいか、矢鱈に嵩張るシロモノだった)はもう30年以上も使ったし、もうこの先使うことも無かろうと思って、何年か前に断捨離したのだったが、この頃になって考え直し、また冬用も欲しいと思うようになり、せっかくの機会だから越谷レイクタウンにカミさんを連れて寄ってみることにした。
とは云っても、厳冬期用である必要は無く(流石に冬の北アルプスや南アルプスに、しかもテントで行くチャンスも気概もないだろう)、ー2℃仕様ぐらいで十分だろうと、モンベルのダウンハガー800 #3をゲット。総重量600gは、たぶん「天山」の半分以下でとてもコンパクト。シュラフも進化しているなあと感じる。
このまま家に帰っても良いが、少し喉が渇いたので「日高屋」でちょい呑みすることにした。「日高屋」は云わずと知れたラーメン店だが、この頃は本家の大宮界隈の店に限らず、ちょい呑みのためのメニューも豊富。日本酒やホッピーセット、ハイボールなども普通にある。とはいえ、やっぱり呑みたいのは生ビール、それに合うのは焼き餃子。この黄金の組み合わせさえあれば、これから先も「日高屋」に寄る機会はいくらでもあるはずだ。

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会社帰りの金曜日、外出していたカミさんと待ち合わせして「花子家」で夕食。まだ、インドネシア帰りの影響が残っているせいで、せっかくならば和食の店の方が良いと感じる。考えてみれば不思議な感覚だ。それなりに一定程度和食を食べることで、累積量(又は累積回数、もしかすると一定期間内の頻度?)が閾値を越えて、もうあえて和食にしなくてもいいか、と頭の中の何処かの部位が判定を下すのかも知れない。人によって勿論、閾値が違うだろうし、年齢によっても変化するような気がする。「和食」の定義も、個人差がありそうだ。こんな研究、もう誰かやってますかね。それとももうすぐ、「チコちゃん」が教えてくれるかな。
「花子家」は、いつのまにか10ヶ月ぶり(前回はこちら)。予約もせずに入ってみると、カウンター席は別にして、上手い具合にテーブルがひとつだけ空いていた。この店のテーブル席は皆、6人で余裕に座れる大きさなので、毎度やや申し訳ないと思うが、まあ誰か来たら半分譲ればいいさ、との覚悟で座る。結局、後から客はやってこなかった。
先ずはひとり生ビール(480円税込、以下同様)。まだカミさんはやって来ていないが、とりあえずつまみには、納豆オムレツ(500円)とジャーマンポテト(700円)を注文。納豆オムレツは予想通りで、味もまずまず。ところがジャーマンポテトは、ボリューム満点。ひとりだったら、これだけでもう十分。
それにしてもジャーマンポテトほど、店によって料理方法が千差万別のものはないだろう。ジャーマンポテトの定義や如何? この店では、ソテーしたジャガイモと玉ねぎ、ピーマンに蕩けるチーズが乗ったシロモノ。よくある、ベーコンやソーセージは入っていない。ちなみに、中国で中華料理というシロモノが無いと同様、ドイツにはジャーマンポテトなる料理は存在しない(はず)。これは、日本の居酒屋(含、ビヤホール)にしかない日本料理、つまり和食の一部なのだと気が付いた。

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たった7週間ぶりの日本帰国とは云え、折角ならばやっぱり日本酒と和食の方が良い。そこで帰国した当日、かみさんと連れ立って近所の「誠家」で一杯やることにした。貸切で入れないことも無きにしも非ず、念のため予約も入れる。
しかし全くの杞憂、今日は終始貸切状態だった。日曜日のせいもあるだろうけれど、こんなに客が入らないような店ではないと思うが、行く末がやや心配ではある。でもまあそれはそれ、せっかくの静かなひと時を楽しませていただこう。店側は、ご主人と若い女性店員のお二人。
いつものことながら、ちょっとだけ考えてやはり生ビールを注文。生ビールに勝る呑み物が思い浮かばない。小生はジョッキ、かみさんはグラスで。付き出しは、湯葉の煮付けのようなもの。ここの付き出しはいつも、在り来たりではないものが出てくる。グビっとやってひと息入れたら、メニューを眺める。
取り敢えず、如何にも日本らしい喰いものにしてみようと、枝豆(茶豆、380円)、戻りカツオの刺身(620円)、秋刀魚の塩焼き(580円)を注文。何れも日本に居れば当たり前の食い物だが、インドネシアから帰ってくると、堪らなくなる。
未熟の大豆を茹でて喰う習慣は中国由来なのかも知れないが(定かではない)、少なくとも日本で「枝豆」は日蓮上人の時代には食べられていたようであり(1275年7月26日が記録初出)、和食の一部と云って間違いないだろう。枝豆とビールの組み合わせは、日本を感じさせてくれる。
カツオ刺身も申し分ない。刺身そのものが、インドネシアではなかなかお目に掛かれない。冷凍ではなく、生魚がインドネシアで流通するのはいつになるのか判らないが、まあたぶん小生がインドネシアでカツオの刺身を喰うことはないだろう。
冷凍の秋刀魚は、インドネシアで手に入るかも知れないが、自宅で(ホテルの部屋で)焼くわけにはいかないし、店で塩焼きが出て来ることも無いので、これも日本で喰うしかない。今年は去年と打って変わって秋刀魚が豊漁とのこと、今のうちにせっせと喰っておこう。

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行きつけではないが、偶には行ってみたくなるという店は、様々なところにあるが、家の近所にある「誠家」もそんな店のひとつである。ちょっとこの頃行っていないなと気が付き、調べればもう1年ぶり(前回はこちら)。こんな頻度では到底常連にはなれないだろうが、そもそもいろんな店に行ってみたいこともあり、常連になるとかえってしがらみができるで、他の店に行き辛くなるとも云える。なんとなく顔を覚えて貰っているぐらいで、丁度いいのかも知れない。
前回も海外出張の合間に慌しくやってきたのだが、今回もまたぞろ海外出張に行くことになりそうだったので、ならば今のうちに日本酒を呑んでおこう、というつもりでカミさんと行ってみた。この店は居酒屋なのだが、どちらかと云えば酒よりも料理にやや重心が偏った感じで、その料理も和風が主体だが、必ずしも和だけにこだわっている訳でもない、そんな居酒屋である。
暖簾を潜ると、先客は男独り客と、女子2人組のみ。我々の後から男2人組やってきた。だいたいいつもこんな感じ。ご主人と、カウンター内に女性店員2人。いつのまにか小上がりは、テーブル席となっていた。こっちの方がいいかも知れぬ。
いつものように、まずは生ビールで渇きを癒す。さて今日は何を喰おうかと、メニューを眺める。ここはその日のお勧めメニューがホワイトボードに書かれて示される。サラダは頼むとして、美味そうなアジの刺身、銀だら西京焼き、ごぼうから揚げを注文。
アジはとても油が乗っていて美味。銀だらも大ぶりでぷりぷりである。そうなるともう日本酒にするしかない。今日は何があるのか、ご店主に聞くとするか。

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誠家のHP: こちら

会社の帰り、カミさんと待ち合わせして夕飯を喰いに行く。場所は、三郷にある数少ないイタリアンレストランの「トラットリア・イル・カミーノ」。駅から歩いても10分ぐらい、周りは住宅街なので人通りも疎らである。
扉を開けるといつもの静かな佇まい。BGMはモダンジャズ。先客はおらず。どこでも自由に座れるが、席はいつものとおり、入って右端の二人掛けテーブル。
生ビール(550円税込、以下同様)で喉を潤した後、シェフのおまかせ前菜盛り合わせ(1,680円)、桜エビとアスパラのペペロンチーノ(1,280円)、真鯛とアサリの白ワイン蒸し(1,580円)、牛ほほ肉のやわらか赤ワイン煮(1,780円)と、今宵は全て「季節のオススメ料理」を注文した。欧米人ならば、これだけの量はひとりで平らげるだろうが、我々は二人でシェアするのが精一杯である。
基本的に二人ともにんにく好き、バジル好きなので、ガンガン利かせても全く問題は無いが、程々さも必要。この店は、にんにくとバジルの使い方が丁度いいと思う。今日は食べなかったが、ここのオニオンブレッドはなかなか美味い。
生ビールの後は、「イル・ファルコーネ・カステル・デル・モンテ・リゼルバ」(ボトル4,500円)を注文。酒屋で買ってもこの半分では買えない筈なので、この店の価格設定は良心的である。というよりも、これじゃ余り儲からないはず。客の入りがこんな状態では経営が大丈夫か心配になってしまう。この店が潰れてしまうと、三郷でイタリアンは非常に寒い状態になる。もうちょっとワインの値段を上げてもいいのではないか。この店が無くならないために、我々ももうちょっと頻繁にディナーを食べに来た方が良いのかも知れない。

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「魚菊」という居酒屋に行ってみた。三郷駅から歩いてもほんの数分の距離。一昨日開店したという、ぴかぴかの店である。小生と違い、カミさんは市内に多くのコネクションを持っているので、こんな店が出来た、あんな店ができた、という情報を直ちに入手してくる。それに便乗して小生がくっついて行ったのだった。
午後五時から開店とのことで、五時一寸過ぎに入店。入口にはおきまりの胡蝶蘭など、開店祝いの花が所狭しと飾られている。先客はおらず、我々が本日の入店第一号だったが、そのうちに二人連れが三組、独り客が二人やってきて、それなりには賑やかになった。フロア係もはじめは女性一人だったが、そのあともう一人の女性がやってきて二人になった。二人目の女性は、夜の仕事に長けていそうな雰囲気を醸している。厨房には男性二人。若い方が店主の様である。
各テーブルにはロースターが設えてある。つまり「磯丸水産」的なコンセプト。上を見ると、真新しい排気口がついている。ならば何か焼いてみようか。でもその前に、ともかくは生ビール(中ジョッキ490円税別、以下同様)。
ぐびっと、忽ち無くなってしまったので、続いて日本酒。九郎左衛門・泉氷鑑(790円)にしてみた。吟醸ではなさそうだが、旨口で呑み応えがある。つまみには先ず、たらこねぎ和え(390円)と炙り〆鯖(590円)を注文。焼き物はほっけ(???円)にしてみた。
あとは炙りさわら刺(690円)、ポテトサラダ(290円)、めひかり焼き(???円)、鶏唐揚げ(590円)。魚はどれも美味い。魚を焼くのは、焼肉と違ってのんびり焼くので悪くない。焼き肉はどうも忙しくていけない。ところで、排気口からちっとも煙を吸ってくれないようである。店内がうっすら霞んできたような。排気ファンのスイッチが入っていないのではないか、と気になった。

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病院でピロリ菌検査を受けたあと(立派に陽性でした)、カミさんの買い物に同行し、ついでにランチすることにした。目当ての店は「自然派レストラン蕎麦旬」。ここは二回目だ。レストランと云ってはいるが、基本、しっかり蕎麦屋である。
住宅展示場にあったモデルハウスを、そのまま居抜きで店にしたようだ。もちろん外観だけでなく、中もそう。客間は3ヶ所に分かれており、配置もちょっとモダン。我々が通された部屋は、入口のフロアからちょっと階段を登った中二階的なところにある。洒落てはいるが、バリアフリー的にはやや難がある。この住宅は若者向きだったようだ。
我々の部屋にはテーブルが二つ。間に衝立があるがそんなのは全く役立たず、隣りの近所の奥さん達の女子会がやけに姦しい。誰誰さんがどうのこうのと、大声で喋っているので、ちっともここだけの話にはならないんじゃないかな。
ここは一品料理も結構充実しているが、竹膳(980円税別、以下同様)にしてみた。前菜三種盛りと煮物椀、天ぷらともりそばが付いているので、バリエーション的には何の文句も無い。でもその前に小生だけ、サッポロラガービール中瓶(550円)をいただく。蕎麦以外にこれだけ料理があれば、お銚子の1本や2本は呑めるがここでは自粛。
締めのもりそばは十割蕎麦だそうである。でもしっかり、つるつる、しこしこ、喉越しはまったく良い具合である。建物はちょっとチャラいけれど、蕎麦は本格派。ここの主人はちゃんとしているとお見受けした。できれば、次回はディナーに来てみたい。

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自然派レストラン蕎麦旬のHP: こちら

ヒューストン出張から帰ってきて、そう云えば纏まった休みは取っておらず、それに年次休暇も売る程余っているし、ついでに云えばその余った年次休暇は今月末でどうせ棄てることになる、3月後半の月曜日、火曜日と休みを取って春分の日と繋げ、エイヤッと5連休にしてみた。昨年は夏休みを取り損ねたので、このくらい休んでみても、バチは当たらないだろう。
その月曜日、いつもよりちょっと寝坊だが、それでもネコが餌を強請るため、5時過ぎには起床。特段用事があるわけでも無かったので、カミさんの買い物に付き合って、そのついでに近所でランチすることにした。色々迷った挙句に入った店は、新三郷の巨大団地内にある、知る人ぞ知る「そば酒房はなわ」。何年か前にも入ったことはあった。その名が示す通り、つまりここは蕎麦屋であり、かつ居酒屋だ。
もちろん、ランチなので蕎麦を手繰る訳だが、カミさんの了承を得て生ビールだけいただく。突き出しとして、肉豆腐。さすが「酒房」。ビールだけでなく、日本酒も欲しくなる。蕎麦は、天ざるセットにするが、天ぷらはサクラエビのかき揚げ。齧るとサックサク。春を感じるメニューだ。あー、ビールだけで止めるのは残念だ。蕎麦はつるつる、喉ごししっかり。居酒屋がついでにやっている、なんちゃって蕎麦ではない。至極まっとうな蕎麦である。
徐に周りを見渡すと、店内はほぼ満席状態で、奥では(と云ってもそんなに広い店では無い)おばさん達の女子会をやっているらしく、ケタケタ大きな声の馬鹿笑いが響いてくる。今日は平日なので、他は大抵が仕事姿の男性客。能天気な女子会との対比が残酷である。
ここの居酒屋メニューは並みでは無い。是非一度、夜に来てみたいが、適当なバス路線が無いし、かといって歩く距離ではないし、自転車でも遠すぎるし(帰りが酔っ払い運転になるのも問題だし)、タクシーでは大袈裟なので、どうすべきか悩み続けている状態である。

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仕事帰りに偶々以前の職場の同僚に遭遇、何となく「ちょっと寄っていきますか」、ということになる。この頃、仕事帰りに寄り道することが殆ど無いので、こういうハプニングがあると「折角だから」という気が働くのかも知れない。
どちらも武蔵野線が通勤経路なので、途中の何処かが宜しかろうと少々思いを巡らせ、未だ入ったことが無いが気になっていた店に行ってみることにした。そこは南流山駅の直ぐ傍にある「皓太」という居酒屋。線路沿いなので武蔵野線の車窓からいつも見えていた店で、蝦茶色の大きな日除け暖簾が目印。
引き戸を潜ると、目の前がカウンター席、右手にボックス席、奥も賑やかなので座敷があるのかも知れない。我々はボックス席に着地。おや、BGMはJAZZだ。ビル・エヴァンスかな。やっぱり演歌よりはいいね。
先ずは生ビール(中生550円)でスタート。つまみは、レンコンシュウマイと温野菜(???円)、地鶏の網焼きサラダ(860円)、らっきょう酢漬け(300円)、皓太特選手作りさつま揚げ(380円/1枚)、クリームチーズといぶりがっこ(???円)を注文してみた。ここは日本酒も焼酎も種類が豊富。生ビールの後、今宵は日本酒で行こうと、鶴齢と湊屋藤助をチョイス。
手作り感があるレンコンシュウマイは、なかなかイケる。同僚が好きなので頼んだらっきょう(小生も嫌いではないが、居酒屋で頼むことは少ないし、そもそもらっきょうを置いてある居酒屋って珍しい?)は、壺に入って出て来た。漬かり具合は丁度良い。
JRとつくばエクスプレス(TX)が交差する南流山駅の乗降客は、乗り換え客が過半数という感じだが、それなりに駅前にはいくつか居酒屋がある。他の店も覗いてみたいが、さしあたりこの次も「皓太」に来て、他の料理を試してみたい。

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外出中のカミさんと夕刻に待ち合わせて、三郷駅の北、早稲田にある「花子家」にまた、寄ってみた。前回に比べると、客の入りはだいぶ多くて、我々の席(詰めれば6、7人座れる程のテーブルなので、2人だけで占めるのは、都心では味わえない贅沢)を含め、テーブル席は全て埋まっている。奥のカウンター席にも客がいるので、ほぼ満席状態となっている。胡蝶蘭はまだ飾ってあったが、もう花は殆ど残っていない。
店は女性2人(どちらかが花子さんだろうか)と若い男性1人で切り盛りしている。若い男性を称して、カミさんは「書生みたい」と云う。昨今使う言葉では無いが、明治、大正時代の小説に出て来る「学業を本分としているが、下宿しながら雑用もこなす貧乏学生」の雰囲気が漂っていたのかも知れぬ。確かに云われてみれば、何となく世間ずれしていない感じが醸し出されていて、バリバリ仕事をこなしようには見えない。閑話休題。
先ず生ビール中(480円)を頼む。ここには大(750円)もあるが、今日はそこまで呑みたい陽気では無い。その後は、日本酒。ここはさして種類が多くないが、「山廃(冷酒) 300ml」(750円)と書いてあるものがあったので、何処の山廃なのか確かめずに注文、すると現れたのは「黄桜・山廃・本醸造」だった。黄桜を呑むなんて随分久しぶり。口当たりは山廃らしからず、とても滑らか。
料理は、「うなぎと三つ葉の玉子焼き」(600円)、「ジャーマンポテト」(700円)、「手羽先の柚子胡椒焼き」(580円)を頼んだ。「うなぎと三つ葉の玉子焼き」は、う巻きのようだけど、味はうなぎの柳川のような感じでなかなか面白い。ここは肩が張らない料理で、しかし在り来たりではない手作り感があって良いと思う。できたら、埼玉の地酒をいくつか置いてくれると嬉しい。

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2週間前に、ICI石井スポーツ越谷レイクタウン店(2018年1月末で閉店)に預けたスノーシュー(結局、修理ではなくベルトを買って自分で交換)を引き取るために、再び越谷レイクタウンに行く。ICI石井スポーツは、JRの駅から歩いてたっぷり20分ぐらいかかるところにある。
さすが越谷レイクタウンは広い。商業施設面積は245,223m²で日本一。だけど上には上があるもので、世界ランキングでは46位に過ぎないそうだ(Wikipediaによる)。世界最大は、やっぱり中国の広東省東莞市にある"South China Mall"で、なんと659,612 m²というから、ざっとレイクタウンの3倍弱(東京ドーム14個分)。こんなに広いと、もはや1日掛けても廻れそうにないし、そもそも廻りたくも無い。ちなみに、世界5位になっているマレーシア、クアラルンプール郊外にある"1 Utama"(480,700m2)には何度か行ったことがあるが、とても全部は見切れていない。ショッピングモールは程々の大きさで良いと思う。
目出度くスノーシューを回収し、新品ベルトを購入した後、やはりそろそろ昼時。試しにレストラン街やらフードコートに行ってみるが、どの店も客で埋め尽くされていて、とてもじゃないがその中に独りで分け入って、ランチしようなどという気が湧かない。
ということで、越谷レイクタウンの外に出ようと駅に向かって歩くと、ふと目の前にラ・キッシュ(La Quiche)という名のカフェがあった。何故かファッション関連のフロアにポツンとある。よく見ると、ここはその名の通りキッシュ専門店だ。客は殆ど入っていない。こりゃ、入らねばなるまい。
パスタとキッシュ1個とサラダとスープとドリンクがセットで980円とのこと、ではそれにしよう。パスタはジェノベーゼソース、キッシュはロレーヌ(単品だったら350円)にした。出て来たキッシュは直径約7cmでひとくちサイズ。ちょっと厚さが薄めか。齧ってみると、ほぼオムレツという感じで、クリーミーさが欠けている。正直云って、小生が焼いた方が美味いと思う。

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所沢の「東家」をきっかり7時に出たあと、プロペ通りへ向かい「百味」を覗いてみるが、やっぱりと云うか、残念ながら一杯だった。あれだけ広い店が一杯とは驚きである。ならば仕方が無い、帰ろうかということになるが、よくよく考えてみれば、時間はまだ7時過ぎ。時間は早いし、折角なのでやっぱりもう一軒行こうかどうしようかと相談。横浜のWOODYさんは「もう十分です」とのことでここでお別れ、残った者を小生の独断により隣りの秋津駅まで連れて行く。秋津で寄り道するのは、ほぼ1年ぶりだ。
秋津駅近くの立ち喰い「やきとり野島」は、今日も大盛況で立錐の余地も無い。そのままの流れでJR新秋津駅方面へ移動し、次の目当ての「一心水産」に行ってみるが、何故か閉まっている(まさか潰れた?)。ならば、その斜向かいの「いなほ」はどうかと覗いてみれば、8時半までだったらOKとのことだったので(何故か今宵は時間限定ばかりだ)、それぐらいならば良かろうと入店。やれやれ。土曜の夜の居酒屋はどこも大賑わいだ。つくづく、日本人は居酒屋が好きなんだなー、と(自らを棚に上げて)感心する。
我々は、8人座れる囲炉裏のテーブルを5人で占有させてもらった。この店はかなり昭和的居酒屋だが、若手の客が多い。奥のテーブルは随分盛り上がっている。
席に着いたら、ここまで移動してきてちょっと喉が渇いたので小生はホッピーセットにした。他はビールだったり、サワーだったり、烏龍茶など。腹はもうだいぶいい感じなので、梅きゅう(380円)、オムレツ(525円)、じゃこ天(380円)を注文。どれも昭和の味だ。しかし、オムレツにケチャップで描いた顔は、幼稚園児のお弁当じゃあるまいし、我々の酒の肴としては如何なものだろうか、ちょっとノリが軽すぎないか。

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飯縄山登山の際にベルトが切れたスノーシューの修理のために、越谷レイクタウンにあるICI石井スポーツへ行くことにした。元々は新宿西口店で買ったと思うが、どこでも同じだろうと行ってみた。結果的にはベルトを交換すれば済むとのことで(とは云え1本700円✕6本を交換すれば、それなりの金額になる)、スノーシュー自体を店に預ける必要はなかった。
ついでに、モンベルやエル・ブレス等を覗いているうちに丁度昼どき。もう、既に多くの店では入店待ちの行列が出来ている。わざわざ行列に混ざるくらいだったら、レイクタウンでは無くどこか他の処へ行こうと思ったが、偶々目に入った店は、行列どころか店内にも客がまばらだったので、その店に入ってみることにした。
店の名前はハドウス(HADOWS)と云い、ステーキハウスだった。もう「魚食べたい症候群」はほぼ一段落したので、肉を喰っても良い気分。女性店員に案内されるが、何処へ座ってもいいですよ的な感じで、混んでいて殺伐とした他の店と較べると恐ろしく長閑である。何故、これ程まで空いているのだろうか、いまのところ全く不思議だ。
エビス生ビール(600円)、しそおろしハンバーグランチ(799円)を注文する。ハンバーグは、牛と豚の合挽肉を使っているようだ。しかしこれはこれで、日本人には合うような気がする。店内を眺めてみると、ここにはステージもあって、夜には音楽ライブもやるらしい。
先にビールが出て来たので、ちびちび呑みながら待つこと程なく、ハンバーグが登場。さっそく齧り付いてみると、これがなかなかジューシーで美味い。紫蘇の葉も大根おろしもたっぷり掛かっていて、和風だれも程良い。これで799円だったら、コスパも申し分ないと思うが、客待ちが出来ないのは全く解せない。客の心理は時として不可解、何だか随分得した気分になった。

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ハドウスのHP: こちら

昨年は12月半ばまで、テキサスで肉食的生活を送っていた反動かも知れないが、年末年始は蕎麦屋ばかり入った。蕎麦三昧だった(蕎麦屋に入っても、蕎麦を喰わないことも含め)にも拘らず、翌日曜日にカミさんと近所の蕎麦屋へ行った。「たく庵」という店で、三郷駅からも近い。ここも普段使いの店で、顔を覚えて貰っている数少ない店の一つなのだが、近頃は少々ご無沙汰していた。
ここの店主はいくつかの趣味をお持ちだが(ボーリングは、先日パーフェクトを出したというから大した腕前)、山登り(基本的に単独行)も趣味にしていて、小生たちがお邪魔するといつも山の話になる。今は「日本百高山」制覇を目指しているとのこと、先日はここに登りましたと、アルバムを披露してくれる。写真だけでなく、紀行文やコメントも手書きされていて、前時代的だがなかなか味わいがある。
「日本百高山」はもう半分以上登ったようだが、たぶん、難関は鋸岳だろう。「日本二百名山」と「山梨百名山」にも入っているが、こちらは人為的に選定したので罪作りだなと思って見ていたが、「日本百高山」は機械的に富士山から順に百座選んでいるので、誰も呪うことは出来ない。第2高点は登らなくて良いんであれば、横岳峠から往復したら如何でしょうかとアドバイスする(もし小生も登るつもりになれば、そうしたいところ。角兵衛沢なんてクレイジー過ぎる)。
ビールと共に、湯葉刺し、カツとじ、とり唐、そば味噌、出汁巻き玉子を注文。ここのカツとじ(つまりカツ丼の頭)はビールにぴったり、日本酒だってイケる。この店で日本酒とくれば、「神亀ひこ孫・純米」しか呑まない。「神亀」は埼玉・蓮田の酒。昔ながらの日本酒らしい日本酒で、飽きが来ない。もうこの店で、20年以上呑み続けているのだから、間違いない。蕎麦はいつもどおりにせいろ。この頃は、大盛り一人前を二人でシェアすることが多い。

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帰国3日目、まだ時差ボケは残っているが、堪らなく眠くなるということはない。いま布団に入ったら、忽ち眠りにつけるだろうという程度。その点、日本からアメリカへ行った場合となると、昼過ぎに猛烈に眠くなり、たとえ会議中であろうとも、うっかり目をつぶろうものなら、そのままストンと寝てしまうくらい、時差ボケは強烈だ。しかもその時差ボケは、1ヶ月以上も続く。一般に、太陽の光を浴びないと時差ボケは解消できないと聞いたことがあるので、我々のようにほぼ一日、建物の中にいる者にはなかなか厳しい状況だ。一方、夜半に目が覚めると、もう寝られない。而して暫し、メラトニン3mgにはお世話になった。
閑話休題。最近、新しい店が三郷駅の近くに出来たとカミサンに聞いたので、さっそく会社帰りに待ち合わせて行ってみる。そこには1階に店舗、2階に居住域がある、長屋の様な建物が新しく建っていた。以前の建物はどんなだったか思い出せない。目当ての店は、居酒屋と呼ぶにはだいぶ小洒落た外観。
なかに入ると、左が厨房、厨房の奥にカウンター席、右手がずらりと小上がりになっている。外観同様に、モダンな設えになっている。厨房の脇には、だいぶ花が少なくなったと思われる胡蝶蘭の鉢が並んでいる。以前、新三郷駅の方に在った店が、移って来たらしい。
アサヒ・ザ・プレミアム(480円)で喉を潤した後、つぶ貝刺身(???円)、いか丸焼き(580円)、納豆オムレツ(550円)、ローストビーフ(980円)を注文。いか丸焼きは紙でラッピングしてあって香りが良く、量もたっぷりで食べ応えがある。ローストビーフは、程良い霜降りで柔らかい。こんな肉は、アメリカじゃ喰わなかった。そして仕上げは焼そば(650円)。ごく普通の感じなのだが、それが美味い。これも日本の味だ。

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花子家のFB: こちら

そろそろまた、ベイタウンへ戻る日が逼っているので、必要なものを買出しにカミさんと出かけることにした。例えば漬物類や調味料など。テキサスにある我がアパートで料理する際、近所のスーパーからは手に入らない日本食材を買うのだ。
それ以外に必要なものに、ラップ(いわゆるサランラップやクレラップ)がある。テキサスにももちろん類似品はあるが、少々厚くて強情、しかも付随ののこぎりカッターの切れ味が悪いため、切るのに多大な労力が必要。アメリカ人の腕力に応じた製品になっているようで、虚弱な日本人には向いていない。
もうひとつ、日本で手に入れたかったものは、揚げ物用の調理器具。揚げ物用の中華鍋は既に同居人が仕入れており、足りないのは油の容器に油切り、すくい網、それとステンレスバットぐらいあればなんとかなる。揚げ物をするにはなかなか物要りだ。これらの調理用具のうち、ベイタウンのスーパーにあるのはステンレスバットぐらい(ただし、巨大なので持て余しそう)だ。いったい、アメリカは揚げ物大国だと思っていたが、このような小物は見当たらない。どのような器具を使って揚げるのだろうか。
買い物がてら、昼飯を外食。出来れば和食、お手軽となると、やはり蕎麦屋にするか。特段、行きつけではないが、偶に買い物の途中に寄ることがある「青山」に入ってみた。11時の開店直後は、さすがに先客はいない。長テーブル以外に、仕切られた4人掛けテーブル席が並んでいる。
蕎麦の注文の前に、(カミさんには申し訳なく)生ビールを注文。つまみは鶏唐揚げとなめこおろし。ここの唐揚げは、他の店とはだいぶ見掛けが違う。ほとんど、天ぷらのようである。塩味は控えめで上品に仕上がっている。締めのもりは、つるつる喉越しがいい。これで暫く蕎麦とはオサラバしても何とかなりそうだ。

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テキサスからの帰国した土曜日、成田到着は15時過ぎ。カミさんは仕事なので、家に帰るのは小生の方が早い。とりあえず、我が家の猫(ハル)は何処へ行ったのかと探し回ると、案の定、机の裏に隠れていて、見つけると「シャー」と牙を見せる。2か月もするとご主人のことをすっかり忘れてしまう、困ったハルである。
カミさんが帰って来て、待ちに待った日本の夕餉。やっぱり日本に帰ったら喰いたくなるのは先ず寿司かな、と感じたのでまた近所の「喜悦家」へ。
テキサス・ベイタウンでも、なんちゃって寿司だったら喰えないこともないが、日本の寿司屋で喰う寿司との違いが余りにも大きく、喰っているうちに段々情けなくなってくるので、喰う気力も失せてくるのが困りもの。やっぱり寿司は日本で、ステーキはアメリカで喰うべきだ。無理してテキサスで寿司なんざ、まったく乙じゃない。
いつものようにカウンターに座り、まずは生ビールを刺身で一杯。コハダはやや時季外れかも知れないが、やっぱりこれを喰わないと。そしていつものように焼き物ももらう。今日はシタビラメ。こういうシンプルな塩焼きは、アメリカでは絶対お目にかかれない。もちろん、日本酒にしよう。雪の茅舎をいただく。
仕上げに、にぎり上をひとつだけ注文。お好みで、コハダも握ってもらう。これで絞め。久しぶりに寿司を堪能した。やっぱり和食は日本で喰うのに限る。

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今日は出勤日だったが、明日は移動日。また暫し、牛肉とジャガイモの国に行かねばならぬ。ならば、しつこくもう一軒いっちゃいますか、と会社の帰りにカミさんと待ち合わせて近所の寿司屋「喜悦家」に行くことにした。前回来たときは未だ春だった(前回はこちら)。いつものように生ビールの後、冷酒。つまみで刺身を2、3品と焼き物と巻物、握りを注文。
ここも普段使いの店だが、寿司屋なのでそう頻繁には来られない。カミさんは寿司が一番好きだと断言する。小生もその意見に概ね賛成するが、世の中、美味いモノはいろいろあるので、言い切るには少々踏ん切りが付かない。いろいろ目移りしてしまう。
日本に居ないと、日本の喰い物の美味さが判らないというか、忘れているというか、とにかく灯台もと暗しとは良く云ったもので、大方の日本人はそのような状況にあると思う。例えば寿司も毎週喰っているとその美味さに慣れてしまい、仕舞いには飽きてしまうことだってあるかも知れない。幸か不幸か、現実はそんなことにはならない(金持ちには、そういう可哀相な人が居るかも知れない)。それがもっと長いスパンになっても、その気になればいつでも喰える状況にあると、それなりに有り難味が薄れてしまう。ところが、海外に出かけるとその有り難味を、身に沁みて感じる。
さしあたり今回は、寿司屋1軒、うなぎ屋1軒、居酒屋3軒に行くことが出来た。上出来ではあるがこれで十分だ、とは云いたくない。出来たら何処ぞの梁に行って鮎尽しを喰ってみたかったし、流石にそれは無理にしても、門前仲町の「山幸」で鮎を喰いながら一杯やりたかった。残念ながら蕎麦屋にも行けなかった。
それとやっぱり、山に1回だけでは不完全燃焼間違いなし。温泉に浸かってビールを呑むは何度やっても堪えられない。・・・等々、海外へ出掛ける限り、このような恨み節が出るのはやむを得ない。しかし、これがまた帰国時の渇望となって出来(しゅったい)するのはまた愉しからず哉。

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