山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

寿司屋

カミさんと、普段使いの寿司屋「喜悦家」で待ち合わせ。普段使いと云っても、年に2、3回ぐらいしか入らないが、一応常連の顔をしていられる数少ない店。小生はカミさんとしか来ることはないが、カミさんは市内に何かと知人が多いため来る機会は多く、小生よりも上客である。
今日は先客は無く、大将も女将も手持無沙汰だったようだ。いつものように、カウンターの右端に着席。いつものように、生ビールをもらう。会社帰りのこの一杯が、オンとオフの境界。ビールの後は日本酒(冷酒)をもらう。付き出しは、ウドとホタルイカの酢味噌和え。おー、春。
いつものように、刺身をもらい、焼き魚をもらうことにする。刺身は、小肌、赤貝、鰯をチョイス。小生はひかりもの全般、好きだがとりわけ小肌に目が無い。新子の方がもっと好きなのだが、まだ時期ではない。一方、カミさんはマグロ好き。今日の焼き魚は、カンパチのカマ。煮方、焼方は女将さんの担当。
カマを喰う時にいつも思い出すのは、まだ駆け出しさらりーまんの頃。先輩方に連れられて入った店でカマを喰っていたら、カウンターの奥から見ていた板長に「そんな上品に喰ってちゃ魚が可哀想だ。もっとバラバラにして喰え。骨は残らずしゃぶれ。」と叱られた。それ以来、「バラバラにして」、骨はしゃぶることを実践している。実際、そうやって喰った方がはるかに多くの身を喰うことが出来、かつ、はるかに美味いのだ。
概ねカマを平らげたところで、握ってもらう。この店に来始めた頃は最初からお好みで握ってもらったのだが、大将に「先ずはセットを1人前たべてから、足りないものをお好みで注文した方が経済的ですよ」と教えて貰い(確かにその通りだ)、そのアドバイス以降、そうしている。今回も、小肌や穴子は、お好みで頼むことにした。客は、店に教えられ成長するのだ。

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「美し森ロッジ」から、メルヘンチックなバス(乗客は女子供ばかりで、やや居心地悪い)に乗って、清里駅に戻る。雨が止まないのでバス移動は有り難い。途中、清泉寮でかなりの人数が入れ替わり。こんな雨なのに、随分と人気だ。
駅に着いたらほぼ午後2時。まだペンションのチェックインには早過ぎるし、小腹も空いているので何処かへ入りたい。この界隈では一昨年、飯盛山に登った帰りに「さと」という蕎麦屋に立ち寄ったことがある(山の記録はこちら)。そこでも良いけど、とりあえす他にも有るだろうと、うろうろしてみるが、丁度ランチタイムが終わる頃なので、なかなか見つからない。
それに、ちょっと気が付いたことだが、駅前でも結構、売りに出ている空き店舗が多い。バブルからは随分経っているので、その名残なのか半信半疑だが、なんとなくシャッターストリート的雰囲気が漂っている。若い女の子を相手にしていたから、時代の変化に付いて行けず、飽きられたんじゃないかな。オヤジ連中だったら飽きもせず、同じ酒、同じ喰い物を当てがっておけば、満足するのだから(あとでネットを調べてみると、廃墟マニアの間では、清里はかなり有名の様である⇒例えばこんなブログ)。
そんななかで見つけたのは、「磯前」という寿司屋。寿司と云っても、蕎麦や丼物等もあるので、気軽に入れる感じだ。しかし、問題は営業時間。恐る恐る入ると、女性店員曰く、「いちおう3時ですが、かまいませんよー。」とのこと。どう、かまわないのか、いまいち判り難いが、まあ叩き出されるまで居ようか、ということでテーブル席に着陸。
「ごめんなさいねー」と云いつつ、通路でごそごそ雨具やスパッツを外す女子連に対して、件の女性店員はやっぱり「全然かまいませんよー」と。気難しい店主がいるような店じゃなくて良かった。
さて、ビール。ここは生は無く、瓶ビール(627円×2税込、以下同様)で乾杯。さっそく付き出しが出て来る。タコとイカの炙り焼きだよ、へー、珍しい。パクッと食べてみれば、これが香ばしくて美味い。なかなかやるな、この店。他の料理も期待して良さそうだ。頼んだのは、新サンマの塩焼き(864円×2)、目光唐揚げ(648円×2)、鉄火巻(1,080円)、それに締めの天ざる(1,404円×2)。今日は大して動いていない割に、結構、頼んだが、まあいいでしょ。張り切って喰おう。
サンマは個人的に、今シーズンの初ものだ。清里で初サンマを喰うとは思わなかった。なかなか脂が乗っていて、こりゃ美味い。目光(メヒカリ、正式名:アオメエソ)も、清里で出会えるとは奇遇だ。ビールの後は、日本酒にしよう。やっぱり地酒が良かろうと、七賢(864円×2)を注文。この酒は、同じ北杜市にある山梨銘醸が造っている。昔から骨太の酒。あー、結構呑んで喰った。どれも美味かった。このままじゃ、ペンションでの夕食に差支えがありそうだ。そうこうしているうちに、噂のペンションから電話が掛かって来た。これから車で迎えに来ると云う。今日のカロリー過多は、解決できずに終わりそうだ。

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磯善のHP: こちら 

数馬の湯でのんびりした後、武蔵五日市駅行きのバスに乗車。そこそこ空いていたが、笹平BSの近くで、どやどやとハイカーのパーティが乗ってきた。その後、ちょっとした事件が発生(発覚?)したのだが、その顛末は山の記録に詳しいのでここでは述べない。実際のところ、ちょうどその頃、小生の頭の中は「何処の店に寄るか」という課題に支配されていたので、余りそれどころではなかった。
そのうち、武蔵五日市駅の手前、「寿庵忠左衛門」の蕎麦を未だ手繰っていないことを思い出し、このちゃん、ひろちゃんの同意を得て五日市BSで途中下車。ところが、昼夜通しで営業していると思っていたら、16時30分まで中休みだった。まだ16時前、む~残念。せっかく途中下車したので、次善策として、近所の「音羽鮨」へ入ってみることにした。
ここはその名の通り寿司屋であるが、看板には「すし」と共に「ラーメン」という文字もある。寿司屋のラーメン? 入口に掲げられたメニューを見る限り、一品料理が豊富で、中華もあるという、変わり種の寿司屋だ。後で音羽鮨のHPを見れば、午後2時から4時までは中休みがあることになっていたが、運良く入れたようだ。
入口を潜ると、登山姿の中高年集団が一組、既に盛り上がっていた。我々は、うなぎの寝床の様に長い店の奥のテーブル席に陣取る。さて、じっくりとメニューを拝見。だんべぇ汁(420円)はここ五日市のご当地グルメ。昨年のヨルイチで我々にもすっかり馴染みだ。
霜降り馬刺し(1,300円)や馬レバー刺し(1,400円)、ダチョウ刺し(1,500円)なんてものも置いてある。ダチョウには興味が湧くがちょっと勇気が出ない。居酒屋並みに、餃子(410円)もポテトサラダ(430円)もあるので、さっそく注文。あとは刺身盛り合わせ(1,860円)に厚焼き卵(570円、猛烈に甘い)、鯖塩焼き(620円)。酒は、やっぱり喜正だ。寿司屋で餃子とポテトサラダはミスマッチかも知れないが、ここが居酒屋だと思えば何の不思議はない。次回はやはり、寿司もつまんでみたい。 

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音羽鮨のHP: こちら

羽田10時30分発、南紀白浜11時45分着の便に乗る。南紀白浜にやってくる飛行機は、一日たった3往復、しかもJAL(正確にはジェイエア)の羽田線しかない。機材はエンブラエル170、max76人しか乗れない、いわゆるリージョナルエアクラフト。航空会社も空港管理会社も、素人目で見て、こんなんでやっていけるのか不思議である。空港係員も(きっと航空管制官も)ヒマだろうな、と思う。 
エンブラエル170に乗ったのは、久しぶり。たしか、ヨーロッパの国内線で乗ったような気がする。ちょっと長いバス、という感じ。座席シートは革張りなので高級感があるし、座り心地もなかなか良い。飛行時間は1時間15分、ビールの余韻でうつらうつらしている間に着いてしまう。
南紀白浜空港に着いたら昼時、先ずは腹ごしらえ。レンタカーに乗り、ガイドブックに載っていた「とれとれ市場」に行ってみる。ここは西日本最大級の海鮮マーケットとのこと。空港からは車でわずか10分の距離。ここには、いわゆる魚介類を売っている巨大マーケット以外にも、フードコート、「とれとれ酒店」、「とれとれ亭」(バーベキュー)、「とれとれ市場海鮮寿司」、「とれとれの湯」(日帰り温泉)、「とれとれヴィレッジ」(宿泊施設)などあって、食欲と購買意欲を満たすだけではない、一大レジャーランドと云っても良さそうだ。
とにかくここには色々食べるところがあるようだが、その中から回転寿司に行ってみることにした。「とれとれ市場」の建物とは、道を隔てた反対側にある。
中はかなり広い(100人以上は入れそうである)。待っている人たち(主にファミリー)がいるが、カウンター席はすんなり入れた。皿の値段は108円から551円まで7段階。生ビールは551円の皿と共にやってくる。ネタの種類は豊富、関東とそれ程の違いは感じられないが、クエとかトラフグは余り見ない感じか。鯖の押しずしも関西らしい。ちから一杯喰っても一人2,000円強。かなり満足できた。

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とれとれ市場のHP: こちら 
とれとれ市場海鮮寿司のHP: こちら 

初めて谷中をそぞろ歩きしてみた。ほぉ~、思っていたよりずっと観光地だ。谷中と云えば墓地か寺しかイメージできなかったが、商店街そのものが観光の対象になっている。歩いてみるとたしかに味がある。なかなか洒落た店もある。外国人もちらほら見掛ける。如何にも下町らしい風情は外国人にうけるのかも知れない。
昼食は、予てよりカミさんが狙いをつけていた、千駄木駅近くにある寿司屋「乃池」に行ってみる。事前予約は受け付けず、開店は11時30分ということなので、タイミングを合わせ11時20分に行くと、すでに女性一人が待っている。お持ち帰りだけとのこと。その後開店までの僅か10分間で、我々含め10名が列を作った。件のお持ち帰り客は、この列を見て、我々に「凄いわね~」と仰った。テレビに出てから人気が高まったらしい。
11時30分きっかりに暖簾が掲げられ、大将にカウンター席へ通される。勝手知ったる他の客は、席に着くなり(持ち帰りの客は立ったまま)さっそく、穴子にぎりや鯖の棒寿司等を矢継ぎ早に注文。勝手を知らないこちらは、おもむろにメニューを眺め、先ずビールと穴子にぎり(8かん、2,500円)、上にぎり(1,900円)、蛸やわらか煮(値段失念orz)を頼む。それからだいぶ遅れて鯖棒寿司(1,600円)も持ち帰りで頼むと、早くももう最後の一本だったようで、ぎりぎりセーフ。
お通しには穴子の煮こごりが出てくる。これだけで酒が一杯飲める。ということで酒を頼もうか。いくつか並んでいる中から、鷹勇特別純米を注文。すっきり辛口だが味わいもあって、如何にも寿司屋の酒に相応しい気がした。続いて、蛸のやわらか煮が登場。見ると、なんと小豆餡が乗っかっている。蛸は箸で切れるほど柔らかい。歯応えも、他に例えるのが難しいが、少なくともこれは蛸ではない。恐る恐る餡子を載せて食べるとこれが意外に合う。餡子もあまり甘くなく、むしろ多少塩辛いくらい。ふーむ、職人の技を感じる。
にぎり寿司上に続いて、穴子にぎりが出てくる。これぞこの店の名物、かつカミさんの狙い目。押し寿司ではなく、にぎりで8貫も出てくるとまこと壮観である。穴子好きは人後に落ちないつもりなので、この光景はなんとも神々しく、見ているだけでも蕩けてくる。もちろん、味わいが見た目を裏切ることはない。
この店の大将は、客と特に無駄話をすることもなく黙々と寿司を握り続けるが、かといって愛想が無い訳でもない。寿司を味わいに来ている客にとっては丁度良い距離感と云えよう。また穴子にぎりをたらふく喰いたくなったらこの店を思い出すはずだ。

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すし乃池のHP: こちら 

利尻山に登頂した翌日、すなわち利尻島3日目は、14時30分発新千歳行ANA便(1日1往復!)までたっぷり時間があり、それまで手持無沙汰なので、島内一周観光(料金:3,200円/人、所要時間:4時間弱)に行ってみた。バス2台(うち1台は何と2階建てバス!)分の客の殆どは、稚内からフェリーで来た客で、このバス観光が終ったら礼文島行きのフェリーに乗るという、云わば利尻島立ち寄り客。中国語を話している客もいる。早朝に、雲一つなくくっきり利尻山が見えたが、バス発車時刻には全くの雲の中。正直言って、唯一無二の観光資源と言える利尻山が見えないと、バス観光は全く寂しいものとなり、殆ど土産物屋案内ツアーと化してしまう。ともあれ、先ず立ち寄ったのが姫沼という、一周1km足らずの小さな池。土産物屋もある。晴れていれば、そして風が無ければ逆さ利尻富士が見えるというが、今日は心眼頼り。次に訪れた場所は郷土資料館。昔、鰊が獲れたことを今に伝えている。かつて村役場だったという、なかなか趣ある建物。その後、オタトマリ沼にて再び下車。姫沼よりも一回り大きいこの池は、利尻山とセットで「白い恋人」のパッケージ写真に使われているとのこと。心眼で利尻山を望むよりも、多少イメージが湧くかも知れない。この沼の畔には、2件の土産物屋があり、一つが「利尻富士町レストハウス」、もうひとつが「利尻亀一オタトマリ沼店」。この前者の店の一角に、海峡鮨がある。寿司屋らしく色々のネタがあるようだが、何といってもこの店のウリはウニ。清水の舞台から飛び降りて、バフンウニ丼(ハーフサイズ3,500円)を食べてみたい感じもしたが、ぐっと我慢してバフンウニ軍艦巻き一貫(600円)を賞味することにした。バフンウニってこんなにオレンジ色だとは知らなかった。カウンターテーブルにはバフンウニ以外にムラサキウニも鎮座ましているが、全く鮮やかさが違う。もしかするとバフンウニを食べるのは生まれて初めてかも知れない、と思った。で、肝心な味はというと(店の人に、できれば醤油はつけないで食べて、と言われそのまま食べた)、もう甘さしか感じなかった。これがウニだったんだ!

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