「万平ホテル」は来年年明け早々から約1年半掛けて大規模改修のため休業するとのこと。次回泊まるのは、少なくとも再来年の夏以降になるので、やはり今年も泊りに来ることにした。基本的には現状の雰囲気は残すのだろうと推測するものの、それがどの程度かは気になるところ。それに合わせて料金も上がるのだろうが、その程度も気になる。
山間の古びた安価な旅館がガラリと様変わりして、宿泊料金が2倍以上になってしまった事例は数多く見てきている。客さえ離れていかなければ、その方が投資回収も早いのは間違いないのだろうが、客の中には、明治や大正の雰囲気そのままの骨董品的建築を好むのもいるはず。もしかすると「万平ホテル」に泊まるのは、これが最後になるかも知れない。
翌朝はギリギリまでベッドに中にいて、昨日の読書の続き。相変わらず「イリアス」はちっとも先に進まないが、この環境でもそうなのだから、この本は(あるいはホメロスは)自分には向いていないのかも知れない、と感じ始めている。プルーストの「失われた時を求めて」と同じ運命を辿るのか、とちょっとブルーな朝。こうなったら、コロナ隔離でホテルに数日間、缶詰めにならないとダメかも知れない。
そうこうしているうちに朝食の時間になったので、階段を降りてダイニングルームへ向かう。既に我々よりも早く客が入っている。昨年は和食も洋食もダイニングルームだったが、今年はまた元に戻ったようだ。
いつものように、中庭に面したテーブルに着く。朝露のせいか、木々の緑が鮮やか。何度も思うけど、ここの朝食が最高。この瞬間の為に、ここへ泊まりに来ている。今日はオムレツとソーセージのコンチネンタルブレックファスト。昨日は早く寝たせいで、食欲は十分、出て来たパンもキレイに平らげた。
山間の古びた安価な旅館がガラリと様変わりして、宿泊料金が2倍以上になってしまった事例は数多く見てきている。客さえ離れていかなければ、その方が投資回収も早いのは間違いないのだろうが、客の中には、明治や大正の雰囲気そのままの骨董品的建築を好むのもいるはず。もしかすると「万平ホテル」に泊まるのは、これが最後になるかも知れない。
翌朝はギリギリまでベッドに中にいて、昨日の読書の続き。相変わらず「イリアス」はちっとも先に進まないが、この環境でもそうなのだから、この本は(あるいはホメロスは)自分には向いていないのかも知れない、と感じ始めている。プルーストの「失われた時を求めて」と同じ運命を辿るのか、とちょっとブルーな朝。こうなったら、コロナ隔離でホテルに数日間、缶詰めにならないとダメかも知れない。
そうこうしているうちに朝食の時間になったので、階段を降りてダイニングルームへ向かう。既に我々よりも早く客が入っている。昨年は和食も洋食もダイニングルームだったが、今年はまた元に戻ったようだ。
いつものように、中庭に面したテーブルに着く。朝露のせいか、木々の緑が鮮やか。何度も思うけど、ここの朝食が最高。この瞬間の為に、ここへ泊まりに来ている。今日はオムレツとソーセージのコンチネンタルブレックファスト。昨日は早く寝たせいで、食欲は十分、出て来たパンもキレイに平らげた。