山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

喫茶店・カフェ

寄居で鮎に舌鼓を打ったあと、今日はこれから新宿へ向かうことになっている。そのままだとちょっと早過ぎるので、東武東上線の朝霞台で途中下車。カミさんが何度か入ったことがあると云う、Caféに入ってみることにした。朝霞台駅(武蔵野線、北朝霞駅)の北口にあるその店は「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ(Segafredo Zanetti Espresso)」という名前。如何にもイタリアからやって来た感じの店名である。
基本はエスプレッソを飲ませる店らしいが、アルコールも出すので(でないと入らない)、いわゆるバールのたぐいだろう。店の装飾は赤と黒が基本で、オシャレではあるが決して落ち着いた感じではない。通常のファストフード店と同様、レジで支払ってから品物を受け取るしくみ。飲み物以外に、パニーニやパスタを出すところがいかにもイタリア資本の店という感じだ。
いちおうビールを注文。小腹が空いていれば何かアンティパストでも頼みたいところだが、残念ながら今日はそれどころではない。土日は朝8時からやっているようなので、今度もし、東武東上線沿線で、遅出の山登りの機会でもあれば、朝食に寄っていくのも良さそうだ。

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昼食後、カミさんが仕入れて来た情報をもとに、「天空カフェ・アウラ」に行ってみた。旧軽井沢の中心から、車で10分程度。旧三笠ホテルの先、白糸の滝へ抜ける手前を左に入り、少々道なりに進むと、上に変わった建物が見えて来る。
かなりの斜面に建つその店は、「天空」というだけあって、眺めは抜群に良い。今日は特に空気が澄んでいる訳でもないが、妙義山や西上州の、特徴ある山々はもちろん、両神山、その奥の奥秩父連峰まで見える。空が広いので、夜の星空も期待できそうだ。
本来、軽井沢は森に囲まれているので、眺めが良い店と云うのは基本的に有り得ない。ここよりも眺めの良さはだいぶ落ちるが、せいぜい旧碓氷峠にある、力餅を売っている茶屋ぐらいだろうか。このような背景が、この店の「逆転の発想」かも知れない。
建物の斬新さにも目を奪われる。Webを調べてみると、とある建築事務所のHPがあり、この建物を紹介していた。どうやら別荘兼店舗ということだろうか。それなりに客は入っているものの、とても建設資金を借り入れて、儲けで返済できるような店には見えない。
店はキャッシュオンデリバリのスタイル(考えてみればこの頃、そんな店ばかりだ)。レジで飲み物を受け取り、気に入ったテーブルを探す。ちなみにここは、ドリンク全て800円と大雑把。コーヒーとビール(ここも軽井沢ビール!)がどちらも800円だったら、運転手でない限り、ビールを選ぶのは必然。コーヒーが800円とは破格に高いが、この景色を眺めるための入場料と思えばさほど気にならないはず。
建物から張り出したテラス席が面白そうだったが、満席だったので、屋外の一番高いところにある(←小生の性(さが)のようなもの)テーブルにつく。真下には、軽井沢を覆う森。建物が見えるところは、旧軽井沢の街と、軽井沢駅前辺りの商店街、そしてプリンスのアウトレットモールのようである。
時折涼しい風が吹き抜け、気持ちが良い。いつまでも眺めていたい雰囲気がある。軽井沢の店らしくない景色だが、ここが軽井沢の有名店になるのは間違いないだろう。

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カフェ・アウラのHP: こちら 

今年の夏も、飽きもせず軽井沢に1泊で出掛けることにした。例年はたいてい7月半ば過ぎだが、今年は仕事の都合で月初めにやってきた。もちろん、まだ梅雨の最中なのだが、今日は偶々良い天気。標高1,000m近い軽井沢にしても結構、蒸し暑い。プリンス・アウトレットショッピングプラザの、広いエリア内を歩いていても、出来る限り日影を辿りたい感じである。一方、東京ではかなりの猛暑だったようで、軽井沢ならではの避暑になったようである。
ここのアウトレットは、なんだかんだほぼ毎年のようにやってきているが、思い返してみると、昔に比べて随分エリアが拡大した。今では、端から端まで歩くのは一苦労である。暑い日はやや躊躇する。そんな時は、時間も節約になるため、カミさんとは適宜、別行動をとることになる。
さて、昼どき。今回は手近なところで済まそうと、アウトレット内の店に入ることにした(昨年のランチはこちら)。これまでも何回かはアウトレット内の店で食べたことがあるが、何時の間にか別の店に変わっていたりして、入れ替わりが結構ある。今日のプリンス・アウトレットは相当な賑わいだが、早めの時間であればレストランもそれなりに空いている。
「カフェ・コムサ」は東京周辺でも時々見掛ける店。勿論、これまで何処にも入ったことは無い。このアウトレットに出来たのは比較的新しいと思う。ここに入ろうと決めたのは、入口のメニュー表示にビールを見付けたから(だけど330mlで980円(税込、以下同様)とは、いくらクラフトビールにしても高過ぎないか)で、基本的にスイーツの店に入ることはほぼ有り得ないが、ビールが置いてあるのならばとりあえず許せる。
モノトーンの店内へ入ると、やっぱり女性多し。ひとり客も目立つ。ランチは3種類で、何れもパスタランチ。小えびとそら豆のトマトソースパスタ(サラダ、ドリンク付き1,400円)を注文。ビール(軽井沢ビール)はキンキンに冷えているのがありがたい。グビッとひと息で無くなってしまいそうな量だが、大切にちびちび呑む。我々の後から次々に客がやって来て忽ち満席状態となった。
ほどなくパスタ登場。にんにくの香りは無く、トマトソースも甘みが強めで、如何にも女性向けの趣き。小生には可もなく不可もない感じ。
外に出れば、アウトレットの入口に向かって、車の渋滞が延々と続いている。今日も大繁盛の様相である。

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また上野公園にやってきた。今日の目当ては、泣く子も黙る「若冲展」である。午前9時30分開場なのだが、いちおう念のためと云うか、混雑を予想して、8時30分にやってきた。上野駅から西洋美術館の前を通り過ぎる。こちらでは「カラバッジオ展」をやっている筈なのだが、誰も並んでいない。カラバッジオって、その程度? 「法悦のマグダラのマリア」だけでも、若冲なんか、ぶっ飛ぶくらいじゃないの? 思わず、こっちにしようか、とよろめきそうだったが、既に「若冲展」のチケットは購入済み。初心貫徹である。
東京都美術館に近付くにつれ、群衆が見えてくる。先日の「ボッティチェリ展」よりも明らかに多い。ボッティチェリも形無しである。ともあれ、覚悟するしかない。さっそく並んでいると、我々のうしろに列がみるみる延びていく。早く来て正解だ。チケットを買う人の列もできているが、買った後にまたこちらの列に並ばなくてはならないかと思うと、気絶しそうである。
1時間は我慢、と覚悟していたが、9時15分くらいから列が動き始めた。扉が開いたようだ。美術館側の配慮によるものだろう。目出度く入場し、ひと通り見終わった後、前回同様、2階のM Caféに入る。既に開店しているが、先客は誰もいない。店員が手持無沙汰にしていた。テーブル席につき、さっそくビールを注文。窓の外を眺めると、入場を待つ人の列は益々延びているようである。列が動いていないところをみると、入場を制限しているのかも知れない。たしかに、展示スペースでは皆、絵に齧りついてなかなか動こうとしない。滞在時間が自然と延びているのだろう。
それにしても、こんなに並んだのは、2005年の北斎展(於:国立博物館)以来だと思う。でも後日、聞くところによれば、我々はまだまだ幸運の部類。会期末に近付くにつれ、入場待ちの行列はどんどん延び続け、最大でなんと320分待ちになったそうな。クレイジーな「若冲」人気というか、流行りに敏感な日本人気質というか、全く凄まじい。この狂乱に関する分析はこちらに詳しい(勝手にリンクさせて頂いたが、とても多角的な分析である)。ちなみに、最終日は意外に空いていたそうである(それでも120分待ち)。あまりのメディア報道に皆、恐れをなしたのだろう。
日本人は統計的に見ても、世界一展覧会好き、だそうである。云うなれば、我慢強く並ぶことに長けているということだ。そんな日本においても、この若冲狂騒劇は暫く、語り草になるだろう。

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「イナリ食堂」にフラれて、とぼとぼと飯山駅に戻る。何か他に店は無いかと見回してみても、飲食店らしき建物は見つからない。この飯山駅界隈は、意外に道路も建物も新しいが、こういう状況だったらファミレスでもいいのに、と思っても見当たらず。調べて見ると飯山駅は、北陸新幹線が通るまでは、300mほど、もっと北側にあったらしい。駅の移設に対して、駅前商店街はさぞや難色を示したと思われるが、新幹線の威光には従わざるを得なかったのだろう。
北陸新幹線が、この飯山界隈の雰囲気を一変させたことは間違いない。駅に着くと、なにやら2階にテラスの様な設備がある。椅子も並んでいる。もしかすると、単なる洒落た待合室かも知れないが行ってみようと、エスカレーターを上がると、果たしてそこはカフェだった。その名も「パノラマカフェ」。片側が床から天井まで全てガラス張りなので、ぴったりのネーミングである。
中に入ると、登山者姿が場違いに感じるほど、洒落た空間。しかし奥のテーブルで、近所の主婦連が賑やかに井戸端会議中なので、ごくありふれた雰囲気だ。飲みものは基本的に珈琲か紅茶だが、ワインやビールもあるので問題ない。ビールはしかも、キリン一番搾りやハイネケンだけでなく、地ビール(志賀高原ビール)もある。おっと、日本酒も置いてある。気に入った。しかし、やはり喉が渇いているし、この場で日本酒はちょっと自重しておこうと、志賀高原ビール(500円)を注文。つまみもミックスナッツ、チーズ、ソーセージ、ぶなしめじのピザ、笹ずし、おやきなどもあるので、小腹を満たすには十分である。
ビールは、インディアペールエール(IPA)というタイプ。コクだけでなく、かなりホップが利いていて、クラフトビールらしからぬ苦さ。アルコール度数も6%と高め。なかなか良い。
この店で出す日本酒の銘柄は「水尾」と「北光」の二つ。どちらもここ、飯山の酒である。「水尾」を醸す田中屋酒造は、斑尾高原行きのバスの車窓から、杉玉が下がっているのを見ていた。ちょっと心が動いたが、酒蔵に寄る時間は無い。またの機会とするしかない。「水尾」は、たしか神楽坂の「酒蕎庵まろうど」でも呑んだ筈だが、良く覚えていない(T_T)。なんとかしてこの3日間に、どちらもちょっと味を見てみたい。さてどうなるか。

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パノラマテラスのHP: こちら

今年のGWは何処へ行こうかと、あれこれ悩んだが、この頃話題の信越トレイル(開田山脈)がどんな処か確かめて見ることにした。信越トレイルとは、斑尾山から天水山の全長80kmをさし、一般的にはこれを6つのセクションに分けて歩くそうである。今回は、残雪のことも考え、その中から斑尾山と鍋倉山をつまみ食いして、その全体像に触れてみようと考えた。先ず第1日目は斑尾山だが、今年はこの時点で雪が全くないとのこと。あとで斑尾高原ホテルのホテルマンに訊いたところによれば、この30年来無かったことだそうな。
それでも、斑尾山に登ること自体、初めてなので、それ程残念ではない。当日は生憎の天候で強風が吹いていたが、天気予報がやや外れて雨に振られることは無く、レインウェアを着る必要も無かった。スキー場は3月末で閉鎖されていたが、特に雪が少ない今年に限った訳ではないようだ(山の記録はこちら)。
スキー場のゲレンデの脇を登り、斑尾山まではほんのひと息。山頂は眺望が無く、地味でひっそりとしているが、ちょっと下がったところにある大明神岳からは直下に野尻湖が望める。天気が良ければ、北信五岳の残りの山が見えるに違いない。
気温はどんどん下がっている。復路は、往路と同じ道。あっという間に斑尾高原に戻る。周囲には、グラススキー場やパターゴルフ場、バギーカーコースなど、夏にも客を集めるための様々な工夫がなされている。しかし今日は天候のせいか我々以外、だれもいない。冷たい風が吹き抜けるだけ。
飯山行きのバスまでまだ1時間あるので、斑尾高原ホテルのティーラウンジに入る。真ん中に暖炉がある、いかにも雪国のリゾートホテルらしいスタイル。当然ながら客はいない。ホテルの従業員も暇を持て余している様子。さっそく生ビールを注文。枝豆とソーセージがあったので、それもいただく。
ビールを呑みつつ、まったりしていると、いつの間にか外は吹雪。ちょうど、はぐれた雪雲がやってきたらしい。ぬくぬくと暖かい部屋から大きな窓を通して吹雪を眺めていると、何か映像を見ているような、現実離れした雰囲気になる。ふと、スタンリーキューブリックの「シャイニング」を思い出した。

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斑尾高原ホテルのHP: こちら 

銀座から浅草へ移動。どっちだって、中心街は外国人だらけ。それでもちょっと離れれば思いの外、浅草の街は静かである。吾妻橋の袂から少しだけ江戸通りを南へ下ると、「ギャラリー・エフ」というカフェがある。猫好きのカミさんが見つけて来た店。ここから以前入ったカフェ・ムルソーは目と鼻の先。訊けば、銀次親分という名前のネコで有名な店らしい。この店のブログも「浅草・銀次親分日記」という名前である。
この店の手前にも「きゃらふ」と云う名前のネコカフェがある。カミさんは入ったことがあるらしい。店内には9匹も猫がいるそうである。何故かこの頃、猫カフェがブームなのだそうな。癒し効果があるかどうか知らないが、猫の素っ気無さに萌える方もいらっしゃるらしいので、とにかく猫がいれば何でも良いのだろう。
扉を開けると、内装は、抑えめな塗装を施した木造りで落ち着いた雰囲気。奥で店員が遅い昼食中。壁には「銀次親分物語」という本のポスターが貼ってある。なるほど親分らしく、ちょっと顎を突き出した感じが威風堂々である。ノラ猫だったらしいが、何故かこの店が気に入り住みついたようだ。まだいるのか訊いてみたところ、もう亡くなったとのことだった。残念。
ともあれ、窓際の席に座り、飲み物をオーダー。メニューには2種類のビールが載っていて、どちらも日本のビールではなく、聞いたことも無い。それではと、シュナイダーヴァイセを呑んでみることにした。TAP7は創業当初のスタイルを踏襲して製造したビールらしい。酸味に比べ苦味は少なく、ややフルーティな感じは、白ビールの特徴か。外の風景はともかく、この店の雰囲気にはマッチしたビールである。

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今日はWoodyさんプロデュースにより、北鎌倉駅から「鎌倉アルプス」を辿って洋光台まで踏破することになっている。いつもよりだいぶ遅い集合時間なので、北鎌倉駅にはついつい早めに着いてしまった。久しぶりの鎌倉、せっかくだから少々個人的に観光しようと、辺りを散策。Woodyさんは何処から鎌倉アルプスへアプローチするつもりなのか判らないので、もしかすると建長寺か円覚寺か、どちらかダブるかも知れないなと思いつつ、両方とも廻ってみることにする。
先ずは建長寺。入口には震災復興支援として気仙沼屋台祭りのテントが出ていた。色々、美味そうなものを売っていたが、これから一応、山に登る身なので自重した。境内に入ると、ビャクシン(柏真)の巨木がひと際目を引く。樹齢約750年は伊達ではない。
再び北鎌倉駅前に戻って、今度は円覚寺。武骨な感じの建長寺と較べると、こちらは花の寺と云われるだけあって柔和な雰囲気。丁度、梅が見頃だった。門前で、犬を連れたご婦人が何時までも手を合わせていたのが印象的。
少々喉が渇いたのでビール、といきたいところだが、我慢して駅前の喫茶店に入る。高校1年生の頃、鎌倉へ神社仏閣めぐりに来たことがあり、その時に寄ったのがここ、「門」と云う名の喫茶店。扉を開けると、先客は見当たらず。店のご主人と思しき女性が迎えてくれる。以前、どうだったか思い出せないが、店主は代変わりしたかもしれない。当時、入口を入ると奥に大きなガラス窓があり、そこを通して見える外の緑が心象に残っていたが、今日、それが俄かに蘇った気がした。

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「京や」を出た後、腹ごなしにまた古い街並をぶらぶら。旧市街もさることながら、宮川を東へ渡った新市街でも味わいがある店がある。リストランテ・ル・ミディアイは道の両側にあって結構目立つリストランテ。高山でイタリアンが喰いたくなったら良さそうだ。
もうすっかり高山市街の地理は理解した。理解する上で一番大事なのは参照する地図の正確さ。高山市が無料配布している地図は全く申し分ないのだが、場所によっては東西南北を曖昧にした地図やスケールがいい加減な地図があったり、酷いのは東西又は南北を反転したような地図があるのでとても難儀する。
まだ電車の時間まで少々あるので、喫茶店でひと休み。偶々目に付いたのが、宮川に架かる橋(筏橋。通称「味噌買い橋」)の袂にある「バグパイプ」。もちろん、珈琲しか出さないのであれば少々躊躇するが、「飛騨高山麦酒」の垂れ幕が見えたので入ることにした。あとで調べてみると、この店は「氷菓」という名のTVアニメの「聖地」になっているそうだ。この頃、「ヤマノススメ」の如く、実在の町や店を忠実に再現したアニメが流行っているようである。作為的なプロパガンダの臭いがしないでもないが、このようなアニメを見て、実際の店にやって来て満足する人々がいるのは間違いない訳で、それはそれでいいのかも知れない。
「バグパイプ」の外観はヨーロッパ調(スコットランド調?)だが、すっかり高山の街並みに溶け込んでいる。店内もアンティーク調。しかしスコットランドのパブ、というよりは、やはり日本の珈琲専門店の雰囲気。先客は二組だけ。ビールを呑んでいる客はいない。全く静か。
「飛騨高山麦酒ダークエール」(700円)を注文。「飛騨高原ロースハム」(800円)なるメニューもあったのでこれも頼んでみた。ビールは、苦味は少ないもののコクはなかなか。この頃の地ビールらしい味わい。ハムはサラダ仕立てで出てきた。静かに呑んで、静かに食べる、そんな雰囲気の店だった。

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高山旧市街をそぞろ歩き。次に目についた店には「ろうそく立て」という看板があった。「藤田鉄工工芸店」と、名前は少々地味だが、ろうそく立てと、どちらかと云えばそのついでに和ろうそくを売っている店。ろうそく立てをメイン商品にしている店が、ちゃんと成り立っているなんてところが、歴史ある街の証しか。
ふと眼をやると、「ろうそく立て」屋の先に、煉瓦造りの煙突が印象的な、造り酒屋があるのを発見。どうしてもそちらの方が気になる。カミさんが「ろうそく立て」を物色している隙に、行ってみると「二木酒造」とあった。「玉の井」という酒がブランド。創業は元禄八年(西暦1695年)とあるから相当な老舗。残念ながら、店頭での利き酒はやっていない様子。
再びメインストリートに戻り、更に北へ。今度目に入ったのは、またまた造り酒屋の「老田酒造店」。ここの外観も渋いが、ふらっと中に入ってみると、舩坂酒造店と同様、土産物屋や小物屋などもやっていて、うなぎの寝床の如く奥へ奥へと旅人を誘う。ここのブランドは有名な「鬼ころし」だ。
入口にも利き酒コーナーがあったのだが、ちょっと腰を下ろしたい気分。すると奥に「Café青」という看板を発見、靴を脱いで座敷に上がることにした。暖簾を潜ると、旧家にお邪魔した雰囲気だが、家具が洋風だったりと、一寸した異空間。客には外国人観光客もいる様子。
カミさんは、新幹線+宿泊パックにおまけで付いていた特典で、ロールケーキと飲み物のセットを注文(もちろん無料)。小生はやっぱりビールかなと思いつつメニューを探しても見あたらない。載っていたのは、「鬼ころしのみぞれ酒」か「鬼ころしの熱燗」。そう来たか。さすがは、造り酒屋。自家ブランドじゃないビールで、お茶お濁すようなことはしたくないようだ。 
そこで「鬼ころしのみぞれ酒」を注文。すると、かき氷が入ったグラスと、「鬼ころし」が入った猪口と共に、「コアントロー」が入った猪口が出てきた。先ずは「鬼ころし」だけでみぞれ酒を嗜む。そして「コアントロー」を少々垂らしてからまたひと口。ふーむ、これはこれで一興。まさか日本酒とフランス酒のコラボレーションを高山で体験するとは思わなかった。

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 藤田鉄工工芸店のHP: こちら

Café青のHP: こちら

神保町の古本屋街に行き「悠久堂」で、山関係の古本を暫し物色。望月達夫著、茗渓堂刊「折々の山」初版本がややしみがあるものの、外箱付き、著者の毛筆署名落款入で1,000円だったので手に入れた。この手の本には皆の関心が無いのか、随分と得した気分。他にもう1冊仕入れた後、ちょっと喉が渇いたので何処かに入ろうということになった。
この界隈は、全くの喫茶店(含、珈琲専門店)には事欠かないが、ビールも呑める店となると、意外に少ない。まして今日は祝日。目当てのひとつだった「ラドリオ」も今日は休み。ビヤホールの場合、有名な「ランチョン」も日曜日・祝日は休み。かと云ってまた「放心亭」に入って、アイスバインで淋しい思いをする気にもならず。神保町の祝日の午後は、沙漠状態である。
当てもなくうろうろしていると、ふとドイツ国旗が目に入った。ってことは、ビヤホールか? 高まる期待を抑えつつ近づくと、ありゃカフェだ。しかもドイツカフェとは珍しい。でも、ビールもありそうなので入ることにした。店の名前は「シュヴァルツヴァルト」、即ちドイツの「黒森」のこと。
かつてのドイツの森は、戦争で自然林は全て失われ、現在の黒森はトウヒの植林が主であると聞いたことがあった。実際にフランクフルト近郊を車で通ったとき、遥か彼方まで1本1本の木が整然と並んでいるのを見て、ドイツ人気質に触れた気がした。
店の中に入ると、山小屋風の内装、壁面にはずらりと様々な鳩時計(カッコウ時計)が並んでいいる。見ているうちに何処かのカッコーが鳴き始める。良く見れば、どの時計も実際の時間には合っていない。そう云えば、つい最近、その鳩時計をテレビ東京の「もやさま」(2月7日放送)で見たばかりだと思っていたら、この店を経営しているのが、まさしくその鳩時計専門店「森の時計」だった。恐ろしい程奇遇だ。番組の中で店の経営者は、元々はカッコウ時計なのだが、カッコウは閑古鳥を連想させ縁起が悪いので、日本では鳩時計となった、云々の説明をしていた。
この店はキャッシュオンデリバリー。ケーニッヒ・ルーヴィッヒ・ヴァイスビアと、カリーブルストをいただく。ヴァイスビアはいわゆる上面発酵ビールでろ過をしていないもの。ドイツビールにしては、ちょっとフルーティか。カリーブルストはその名の通り、ボイルしたソーセージにカレー粉が塗してあり、玉ねぎのみじん切りが掛かったシロモノ。なかなかイケる。バータイムの方がメニューは豊富なので、やっぱり今度来る時は夜が良いだろう。

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シュヴァルツヴァルトのHP: こちら 

「ボッティチェリ展(当日券1,600円)」をやっていると云うので行ってみた。ボッティチェリと云えば、先ず思い浮かぶのは「ラ・プリマベーラ」か「ヴィーナスの誕生」だが、今回は「東方三博士の礼拝」や「書物の聖母」が見どころとのこと。「東方三博士の礼拝」は以前見たような気がするが、「書物の聖母」はたぶん初めて。いったい、「東方三博士(または三賢人)」は、「聖母」と同様、様々な画家が絵画のモチーフに使っているが、いま一つ判らない。新約聖書に、イエスの誕生時にやってきて拝んだとされる人たち、と書かれているそうだが、だから何なの?それで?と思わず聞いてみたくなる。例えば、中国、インド、ペルシャからやってきた賢人が、キリストの誕生を祝うことにより、キリスト教が世界宗教として約束された、とでも云いたかったのだろうか。幸か不幸か、その三つの国では普及しなかったけれど。
そんなことはさておき、9時30分開場の20分前に東京都美術館前へ行ってみると、すでに20人ぐらいが列を作っていた。今日は日当たりが良いので耐えられるが、曇天で風がぴゅーぴゅー吹いていたら厳しい時間。やがて建物の中へ通されると、並んでいた人々が全て「ボッティチェリ展」ではなく、相当の人数が同時開催の「盆栽展」のコーナーへ流れて行った。外国人もかなりいる。「ボッティチェリ」並みに「盆栽」の人気が高いようで、時代は変わったと感じ入った。
(立ったままじっと絵画を見ていると、どうも腰が疲れてくるので)てきぱきと絵画を鑑賞した後、何処かでお茶(含、ビール)をしようと上に上がると、2階にはレストランがあったが11時から開店とのこと。ならばと云うことで、M Café(エム・カフェ)に入ってみた。シンプルなカフェだが、2方向がガラス張りになっていて開放的。ビールをちびちび呑みつつ窓の外を見ると、客が引切り無しにぞろぞろとやってくる。やはり早くやってきたのは正解だ。 
さて、そろそろランチのことを考えなくてはならない。あーだこーだと相談するにはCaféが丁度良い。

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高尾山からの帰り道、京王線から武蔵野線に乗り換える際は、天気さえ悪くなければ、京王線府中駅から武蔵野線府中本町駅まで、府中市内を歩くことが多い。その場合、たいてい(参拝もせず)大国魂神社の境内を抜けて行くことになる。つい先日の正月2日にも通ったことがあったが、大層な賑わいを見せていたので、つい、茶店に入って熱燗でも呑もうか、という気持ちになるほどだった。
今回は節分の後で人影もまばら。参道を進み随神門の手前で右に折れ、路地を府中本町駅方面に進もうとすると、直ぐ左手に「Café CINQ」がある。前回は気が付かなかったが、2015年10月に新規オープンとのこと。
入口の脇には焙煎機が回っていた。自家焙煎に拘りがあるようだ。ガラスのケーシングなので、中身が良く見えるタイプ。これならば焙煎の具合が良く見えそうだ。もしかすると、珈琲好きには有名な店なのかも知れない。入口に入ると、先ずレジで注文する方式。ビールはハートランドだった。
店内は、シンプルな造りで、調度品もシック。目の前には、ずらりと音響設備。オーディオには詳しくないが、一見して高そうなアンプやらスピーカーが並んでいる。かかっている曲はJAZZ。せっかくのオーディオなのに、音量は極めて小さいので、宝の持ち腐れの様である。客の中には、イヤホンで自分の好みの音楽(それとも語学の勉強?)を聞いている輩までいるので、豪華な音響設備はオブジェと化している。 
やがて出てきたハートランドビールには、タマゴサラダが付いてきた。なんだか嬉しい。
窓の外は、眺めが良い訳ではない。大國魂神社の塀が見えるほど近い。それでも、微かなJAZZを聞きながら外を眺めていると、結構、ゆったりした気分になれる。この店ならば、独りでも悪くない。

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「中清」で腹一杯、雷神揚げ丼を喰った後、腹ごなしに、カミさんが雑誌で調べたというカフェまで行ってみる。駒形橋西詰からちょっと吾妻橋側へ上がったあたり。手前に「四方酒店」という、角打ちがある(既に昼過ぎだと云うのに客はゼロ。せっかくなので入ってみたかったが、また次の機会にしよう。日曜休業だが、祝日は開いているようだ)。
目当ての「カフェ・ムルソー」は、建物の1階(道から見れば半地下)にケーキ店、二階と三階がカフェという造り。建物自体に洒落っ気はないが、店内のアンティーク家具と上手くマッチしていて、落ち着いた空間を醸している。店の東側が隅田川に面していて、フロアが完全に開け放たれているので、川が店の一部の様な感じ。時折、水上バスや屋形船が上ったり下ったり。店内の何処のテーブル席に座っていても、隅田川の流れだけでなく、対岸の建物群、スカイツリー、例のアサヒビールの觔斗雲的オブジェが載ったビル、駒形橋等が見渡せる。実に開放的。パリのセーヌ川か、ローマのテヴェレ川沿いにありそうな店である(単なるイメージである)。
ビールを呑みながら(もちろん、コーヒーでも構わないが)、隅田川の流れをぼう~っと眺めていると、時の流れを忘れそうだ。
この建物に目を付けた、この店のプロデューサーはエライと思う。浅草の中心街からやや離れているので客が少なめだが、これば吾妻橋の袂辺りにあったら、忽ち予約が必要な(或いは予約が取れない)店になるだろう。むしろ、この店を知る者にとっては、このくらいの距離感が丁度良いのかもしれない。ちょっと褒め過ぎだが、あまりヒトに教えたくない店であることは間違いない。ちなみにムルソーとは、知る人ぞ知るブルゴーニュ地方の有名ワインブランド(村の名前でもある)のひとつである。

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カフェ・ムルソーのHP: こちら 

伝法院の庭園を見た4月以来、久しぶりに浅草へ出てきた。まだ11時前、何れ何処かで昼飯にするのだが、その前に少々ぶらぶら。ほんの半年しか経っていなくても、なんとなく店が変わっているのに気が付くが、あれ、此処は前は何だったっけ、ともう思い出せない。たいして関心が無い店(≠酒を呑める店)だったのだろう。
相変わらず、仲見世通りは外国人観光客で混雑している。浅草寺の境内は、別に何かの祭りがある訳でもないが露店が軒を連ねている。境内の一角に、円形の空間を観光客が幾重にも取り巻いていて、何かが始まるのを待っているようである。何かがこの円形空間の中で行われるのだろうが、そう云えば、以前もそんな光景を見たような・・・。何かの舞を見たような気がするが思い出せない(あとで、浅草寺のHPを探したら、その時は「金龍の舞(きんりゅうのまい)」を見たのだった。そうだ、思い出した。そして今回(11月3日)は「白鷺の舞(しらさぎのまい)」だった)。浅草寺は、世界から観光客がやって来るのを意識しているが如く、割と頻繁にこのような行事があるので、何かと出くわす機会がある。
何処かでお茶(≒ビール)しようかと、奥山参り道からホッピー通りへ抜けてみる。意外に客が少ないのは、まだ時間が早いのか、だいぶ涼しくなってきたので外のテーブルで呑んでいる客が少なくなったのか、たぶんその両方だろう。
ふと目に留まったのが「グッド・フェローズ」と云う名のカフェ。エントランスがウッドデッキになっていて、およそホッピー通りの店らしからぬ外観。きっと、三浦半島や湘南辺りだったら違和感が無い。随分思い切ったことをするものだが、訊くところによると、開店は昨年の10月というから一周年を過ぎた訳だ。とりあえず、認知はされているようである。
メニューを見て、先ずビールを注文。さらに良く見ると、一品料理もいくつかある。昼間からこういうものがあるのは、さすが浅草、さすがホッピー通り。有難く、しかし昼食前なので軽く、オリーブと生ハムにした。ビーチ風の内装を見渡しながら、ビールを呑み、生ハムを突いていると、ここが浅草であることを忘れそうだ。

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今年の谷川岳は、残雪の溶け具合が思いの外早く、雪が軟弱で歩き難いだけでなく、熊穴沢避難小屋までのルートの一部は、思わぬトラバースと藪漕ぎで結構扱かれた。残雪の山は、雪の状態が刻々と変化していくので、靴を通した感触での状況判断が欠かせないが、今年は特にそうだ。
登頂を果たした後(山の記録はこちら)の下りは、頭の中にビールがチラつき出すが、往路と同じく、トラバースする個所をやり過ごすまでは安心できない。その後は適宜、シリセードしながら天神平に到着してホッとする。ここでこのままビールが呑めれば最高なのだが、何故か天神平の駅にはそのような施設はない。
考えてみると、世にあるロープウェイ山上駅で、ビールが呑めない処は少ないと思う。那須岳ロープウェイぐらいか(下りで利用したことが無いため、定かではないが・・・)。今までで最高の場所は、木曽駒ケ岳ロープウェイの千畳敷駅のテラスだろう。ここにはホテルまである。そう云えば、吹雪の時に泊まり、建物から一歩も外へ出られなかったことがあった。
天神平は、木曽駒ケ岳に匹敵する眺めが得られると思うが、この豪雪エリアに展望レストランを造るのは難しいのかも知れない。でもやっぱり、この景色を見ながら呑むビールは最高だと思う。何とかならないものか。
それはともかく、仕方ないので山麓駅(ベースプラザ)でビールを呑むべく、下りのロープウェイに乗り込む。下るにつれ目の前の朝日岳、烏帽子岳が、白毛門に隠れて順々に見えなくなっていく。なかなか素晴らしい眺めの筈なのだが、もう頭の中はビールで一杯になっているので、約15分間、悶々とするのみ。
山麓駅に着いたらベースプラザへまっしぐら。外のテラス席だけは客で埋まっている。辺りの景色は天神平に較べるべくもないが、ビールさえ呑めれば、とりあえずそれは大した問題ではない。歩いた直後のビールはとにかく最高である。

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昼食後は、江東区森下文化センター内にある「田河水泡のらくろ館」に行ってみる。これはもう我々にとっては二世代以上前の漫画だが、キャラクターのゆるさが、今の時代でも受けるかも知れない。その後は清澄庭園を散策。大きな池には様々な水鳥が何羽も羽を休めているが、どれが何なのかさっぱり判らない。
その南側にある重厚な深川図書館を見学したあと、通りの反対側になかなか小洒落た外観の店があった。ビールでもあるかなと思って入ったら、珈琲専門店だった。じゃあ珈琲でも飲むか。
せっかくだから馴染みのない豆にしようと、メニューを睨み、エルサルバドルを注文。たぶん、初めて飲むはずだ。暫くして紙カップに入った珈琲が出てくる。香りはそれ程強くないが、酸味が殊のほか強い。グアテマラに近い感じか。中米で隣同志の国なのでさも有りなん。
お隣の席では、女性二人連れ(ママ友?)客が、子供の高校受験話でたいそう盛り上がっていて、嫌でも耳に入ってくる(って云うか、店内中で聞こえそう)。やれ、都立を選ぶべきだの、国立という選択肢もある、だの。そのうち、店員(店主?)とも話を始める。曰く、この店の珈琲は誰が入れたかどうかまで判る、とドヤ顔。随分とこの店に投資してきたと見える。
ま、それはともかく、思いがけず、クオリティの高いコーヒーを飲むことができた。ちょっと量が多いので、飲み干すのにやや堪えるが、珈琲好きにはたまらないのだろう。でも小生の場合、ちょっと量が多いのはビールだったら大歓迎である。

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ARISE COFFEEのHP: こちら 

まだ、しつこく仙台ネタで御免蒙ります。<(_ _)>

仙台中心街からちょっと外れた広瀬川沿いにあるCafé。ここも蕎麦好きおやじさんに教えてもらった店(蕎麦屋と居酒屋以外に、こんな洒落たCaféをご存じとは、失礼ながら意外である。いったい、誰と来たのだろうか・・・)。となりには「珈琲まめ坊」なる店もあった。こちらも良さげである。
扉を開けると地下に向かって階段が付いている。下り切ってもう一つ扉を開けると、予想外に明るい店内。地下室ではない。この建物は、車道側から広瀬川に掛けての傾斜地に建っているようだ。大きな窓の外は緑に囲まれたテーブルが見える。雨模様なので窓の外へは出られないが、陽気が良ければ庭のテーブル席でうたた寝をしたり、ゆったり本でも読むには良さそうである。
先客数人は、東北大の学生か教員という感じ。それも基本的には女性がマジョリティ。少なくとも、呑んだくれ親爺が似合う店ではない。時間の流れがゆったりしている。なにかしら文学論でも思索するには良さそうである。こっちは生憎そのようなセンスは持ち合わせていないので、唯々、頭をからっぽにして外の緑や他の客を眺めたりするぐらいだ。どこを向いてもそれなりに絵になるので、暇を持て余したら(それに多少のデッサン力を持ちあわせていれば)、ここでスケッチでもしたら良いかも知れない。
カミさんは珈琲とケーキのセット、小生はと云えば、おっとここにはグラスワインがある。酒が入ったら最後(と云っても、さっきの蕎麦屋で既に入っているけど(^^ゞ)、思索もスケッチも怪しくなるが、瞑想に耽るぐらいはできそうだ。ならばと云うことで、白ワインを注文。皆が仕事に精を出している月曜日の昼下がりに頂くのは、少々禁断の味がプラスされて、ひと味違うのは間違いない。

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カフェ・モーツァルト・アトリエのHP: こちら
 

宮城に来たもう一つの目的は、カミさんがJR仙石線の陸前小野駅に行きたかったと云うこと。全く知らなかったことだが、そこの応急仮設住宅の一角に、「おのくん」という名前の手造り人形による復興支援プロジェクトがあった。「おのくん」の里親を募る(「おのくん」を1体1,000円で買って貰う)ことがその狙い。通販だと半年待ちなどという状態らしいが、直接販売を優先しているとのことで、今回やってきた次第。「おのくん」は、靴下を活用した人形らしい。
仙石線は、松島海岸駅から先が被災していて、現状、陸前小野駅へ行くには代行バスかタクシーとなる。丁度、バスが出た後だったので、タクシーで移動。道中、運転手からは、津波がやってきたときにはこの辺りがどれほど悲惨な状況だったのか、生々しい解説があった。日頃の防災計画、対策がなっちゃなかった、と吐き捨てるように云う。でも今日見る穏やかな風景からは、なかなか結びつかない部分もある。松島の中心街あたりは、海側に多くの小島があったおかげで「奇跡的」に津波の被災を免れたとのことだが、実際の土産物屋の入口には、ここまで波が来た、と人の背丈ほどの位置に記しが付いていた。
陸前小野駅の西側に、10数棟の応急仮設住宅があり、その集会所的な建物が「おのくん」の工房兼販売所だった。中に入ると、4~5人ほどのおかあさん達が人形作りに精を出していた。首尾よく2体の「おのくん」の里親となった。建物の中には様々な写真が飾ってあるが、ちゃっかりしっかり安倍首相も「おのくん」と一緒に写真に収まっている。ボルシア・ドルトムントの香川の写真もある。
代行バスに乗って松島海岸駅まで戻る。途中、津波で壊滅した野蒜駅が、線路を敷き直し、山側に新たに出来上がっているのを眺める。高校時代、野蒜駅にほど近いユースホステルに泊まったことがあったが、そのユースホステルも震災で廃業したようだ。30数年前に見た景色も、4年前の景色も、現在の風景からは全く想像が付かない。
松島海岸駅に戻ったあと、どこか喫茶店でも入ろうとふらふら街中を歩いたが、どこもかしこも、牡蠣の香りをぷんぷんさせた食堂ばかりで、入る気が起きない。やがて、福浦島へ渡る橋の袂までやってきた。この橋を渡るには通行料として200円必要だが、袂にある施設で券を買うようになっている。その料金所兼軽食店が「カフェ・ベイランド」。ビールも置いてあるので(←ここ重要)入った。天気も良くないので福浦島へ渡るつもりはない。良く見たら、ここのメニューにも牡蠣の殻焼きがあった。この時期、松島で牡蠣から逃れるすべは無いようだ。
南側にあたる海側は全面ガラス窓で、松島湾が良く見える。店の造りは至ってシンプルだが、ウリはやっぱりこの景色。窓際のカウンター席に座って、何も考えず、島々が浮かぶ松島湾をぼーっと眺めるのは悪くない。凡そ4年前、ここに津波がやってきたなんてことは、この景色からは想像がつかない。

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おのくんのHP: こちら 
おのくんのFB: こちら 

今朝は、新逗子駅から三浦アルプスを歩いて田浦梅林に行くため、珍しく品川駅で乗り換え。だいぶ早く着いてしまったため、何処かでコーヒーでも飲んで時間を潰そうと、JR駅構内をうろうろ探索。人の流れを見ていると、この時間は新幹線乗り場に向かう旅行客が多いように見える。
品川駅は、大宮駅と並んでエキナカの先駆者とも云え、店舗数はかなり充実しているはずだが、土曜日の午前7時過ぎで空いている店となると、意外に殆ど見あたらない。数少ない店のひとつがここ「TAMEALS」だった。平日のもっと遅い時間であれば、さぞや混んでいることだろう。ちなみにこのネーミングは英語辞書を引いても出てこない。ということは誰かの名前なのかな、とネットでググってみると、Terminal + And + MEALをもじった造語であることが判った。まさにエキナカに相応しいネーミングだった。
店に入ってコーヒーを注文し、席に落ち着く。ちょっびりデカダンス感が漂う内装と調度品。モチーフは19世紀末のヨーロッパ、ウィーンあたりをイメージしているような気もする。改めてメニューを眺めてみると、結構、アルコール類が色々置いてある。特段、時間が書いてないと云うことは、そのつもりさえあれば、この時間からも呑めるということか。なるほど、なおちゃんの池袋駅構内での往きつけは、この手の店なのだろう。これから山を登る身でなければ、ちょっと喉を潤してみたい気もあるがここは我慢、我慢。
これまでプラットホームの数が多い割に(東海道本線用に8本も線路がある)、臨時列車や団体列車の発着ぐらいしか使い道がなかった品川駅だが、上野東京ライン開通により常磐線特急の発着駅にもなったようだし、ますます駅構内での人の往来が増えることだろう。そうなると当然、ここTAMEALSで一杯やる輩も増えそうだから、益々繁盛、結構なことだが、とは云え次回、ビールを飲みに来た時には、さっと入れる程度の混み具合を期待したい。

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