山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

喫茶店・カフェ

巨大な直方体の建物であるスカルノ・ハッタ空港第3ターミナルは、国際線と国内線を共用しているために、途中に仕切りがある。国際線ロビーに到着したら入国審査を受けた後は、一旦、建物の外に出されエレベーターで国内線出発ゲートへと移動。チェックインカウンターは素通りして、手荷物検査場へ暫く歩かされる。この移動が結構、長い。
無事、手荷物検査場を通過すれば、さっき到着した国際線到着ゲートのすぐ隣に戻ったことになる。さて、これだけターミナル内を移動しても、まだゲートが開く時間(13時05分)まで1時間半以上ある。ゲート前のベンチで、本を読みながらのんびり待つのも悪くないが、せっかくなので、やはり何処かでお茶でもするかと、広いターミナル内をぶらぶらしながら店を探す。
それにしても、このターミナルは無駄に天井が高い。云わばここは巨大なサンルームなので、エアコンの電気代は馬鹿にならないと思う。インドネシアはエネルギー資源が豊富なせいか、この辺はかなり鷹揚な感じがする。持てる国の違いか(でも、ガソリンは輸入しているらしいが)。
ガソリン代は1リットルIDR6,500(≒52円)と、日本の1/3ぐらいだけれど、一人当たりGDPはそれよりも更に低いので、生活費への負担はまだ大きいはず。だから、乗用車よりもバイクが幅を利かせているのかも知れない。一人当たりGDPが1万ドルを超えたら、乗用車が爆発的に増えて、プカロンガンなどの地方都市でも交通渋滞が日常化するのかも知れない。閑話休題。
ふと、カフェが目に留まったので、入ることにした。"Anomali Coffee"という店。外資ではなくインドネシア資本のカフェチェーンで、扱うコーヒーもインドネシア国内の様々な産地から取り寄せるのだそうな。とは云え、今飲みたいのは冷たいお茶。Iced Java Breakfast(IDR38,000≒300円)を注文。店員は、やけに愛想がない。コーヒー店で、お茶を注文したせいか。

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ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港第3ターミナルには、11時05分のほぼ定刻通りの到着。1階の国内線到着ロビーから2階の国際線出発ロビーへ移動し、既にチェックインは済ませてあるのでそのまま出国ゲートへ。東西に長いターミナルビルを西へ移動し、ゲートを潜ったら今度は東へ。
なんだか随分歩かされる感じだが、もうちょっとショートカットできるルートもあるのかも知れない。途中、レストランやカフェが立ち並んでいるところがあり、スカルノ・ハッタ空港も随分変わったもんだ、と感じる。よく見ると、吉野家や丸亀製麺など、日本食レストランもある。
イミグレーションで出国手続きを済ませたら11時半過ぎ。次に乗り継ぐGA836便は13時15分搭乗開始なのでまだ1時間半以上ある。なので、ターミナル内をぶらぶら。と云っても唯、歩き回るのも芸がないので少々店を物色。
「ファミリーマート」に入ってみたものの、取り立てて珍しいものは見当たらない。日本のコンビニと、インドネシアの地元のコンビニとの、品揃えの違いは良く判らない。ということでそのままスルー。次に本屋があった。ふとインドネシア語の辞書でも買うか、と一瞬思ったが、Web上の辞書でもそれなりに事足りるので、やはり紙はやめておこうと思い止まる。
隣にカフェがあった。"Djournal Coffee Bar"という名の店。コーヒーでも飲むかとメニューを眺めると、おー、ビール(1パイント(≒500cc)、IDR75,000(≒600円))があるじゃないの。いいね、いいね。それならばコーヒーはやめだ。さっそくビールを注文。店内はそれなりに客が入っているが、ビールを呑んでいるのは欧米人ひとりだけ。銘柄はビンタンしか無いが、まあいいだろう。
渡されたレシートを見ると「Cash IDR 50,000、Cash IDR 20,000、Cash IDR5,000」と書いてある。つまり小生が渡した3枚の紙幣が、そのまま記録されているのだ。紙幣1枚1枚を管理しているレジは、初めて見た。たまげた。

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今のところ、ビールは店で呑むしかない。バタンに小売している店(いわゆるヤミ店)があるらしいが、少なくともGoogle Mapなどには現れない。知っている人に口コミで聞くしかなく、まだその機会がない。
ということで、ビールを呑みたくなったらビールを出すレストランかカフェに行くことになる。そういう店は、どうやら判った範囲ではホテル・ホリゾン以外に3軒だけ。そして今宵は、そのうちの一つ、バンブー(BAMBOO)に行くことにした。ここにはビールが複数種類置いてあるので、ビール好きには申し分ない。4、5人で来るのであれば、3.1リットルサイズのサーバーごと注文するのがお徳。実際、近くのテーブルではジャワ系の若者4人組が、テーブルの上にデーンとサーバーを置いて景気良くやっていた。我々は、いつもの二人組。いつかサーバーから注いだビールを呑む日が来るかな。
とりあえずバリハイの大瓶(Balihai Bottle、IDR50,000≒400円)を注文。日本の大瓶が633ccに対して、こちらでは微妙に小さくて600ccの大きさ。それでもひとりで呑むぶんには、なかなか無くならない。同僚はビンタンビールのピルスナー小瓶(Pilsner Bottle、IDR52,000≒420円)を注文。
料理は、チキン(Chicken Malaka、IDR30,000≒240円)、ビーフ(Beef Steak、IDR35,000≒280円)、パスタ(Aglio Olio Tuna、IDR28,000≒220円)を注文。マラッカ風チキンとは意味不明だったが、なんのことは無い、チキン入りナシ・ゴレンにちょっとソース(これがマラッカ風なのか?)が掛かったもの。まあまあ。パスタは、激辛。久々、しびれた。インドネシア人はこれを、涼しい顔をして喰うのだろうか。クールダウンするために、ビンタン・ラドラー(IDR30,000≒240円)を注文したら、レモンが入ったビールだった。超、苦い。普通のビールの方がずっと美味い。失敗だった。

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2回目の「COFFEE AND BEYOND」。前回はエアコンが利いた店内のテーブルに着いたが、今日は屋根はあるが外とつながったスペースのテーブルにしてみた。特段、暑くはない。同僚はスモーカーなので、ここだったら吸えるという訳。奥のテーブルには、若者たちが楽しげに語らい中。
前回来て、メニューを見たときには、ここはウェスタンスタイルの店だからローカルの料理がないなと思っていたが、今日はそれらしき料理が二つあった。メニューにあったのは、"Tuna Lombok Idjo Pasta"が値段はIDR35,000(≒280円)。もうひとつが"Arsik Dori Tapanuli"でこれもIDR35,000。この店は、だいたいがIDR45,000(≒360円)前後するので、この二つは安め。ローカル料理なので、価格を安くしているのではないかと推測する。ちなみに、ここのメニューの価格表示は、千単位で省略。IDR35,000だったら、単に"35"と書かれているだけである(たいていの店はそんな感じ)。
気になったのは前者の料理。英語の説明書きには、"Pasta with tuna chunk, cooked in our signature fragment lombok idjo paste"とある。なんだか判ったような判らないような説明だが、地元風のパスタのようだから、とりあえず頼んでみた。飲みものはアイスコーヒー(IDR21,000≒170円)。
"lombok"はロンボク島のことだろうが、"idjo"が良く判らない。"Lombok Idjo"でググってみると、このジャワ島にあるレストランチェーンの名前しか出てこない。とにかくこの店自家製の"lombok idjo paste"で和えたツナのパスタが出てくる、としか判らない。
はたして出てきたのは、ツナにジェノベーゼソースを使ったパスタのように見える。喰ってみると、少なくともバジリコではない。なにかハーブのペーストのようだが、一緒に入っているレモングラスの香りが強いので良く判らない。トウガラシの辛味は無い。"Lombok Idjo Paste"、結構イケる。何処かでこのペースト、売っていないかな。

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仕事帰りに、バタン郡にある「BAMBOO」という名前の店で夕食をとることにした。ここはレストランではなくカフェ。それもウェスタンスタイルなので、この界隈でビールが呑める数少ない店の一つとなっている。
1階がスマホ・ショップ。2階が「BAMBOO」となっていて外階段を上がる。外観はまだしも、店に入るとここはかつて倉庫だったことが明らか。倉庫を改造してカフェにするというのは、欧米や日本でも時々見かけるスタイルだが、イスラムの国にもそのトレンドが定着しているとは思わなかった。
かなり広い倉庫だったようなので、テーブルと椅子はずいぶん疎らに置かれている感じ、隣のテーブルと非常に離れている。何はともあれ、ビールをいただこう。何も銘柄を云わずに「ビール」といえば「ビンタン」、しかも大瓶になるらしい。この頃ビールを呑む頻度が減ってきたせいか、レギュラーサイズの缶ビールぐらいが丁度いい感じ。大瓶だとやや呑み応えを感じる。
料理は、フィッシュアンドチップス、マッシュルームのから揚げ、ミックスピザを2人でシェア。フィッシュアンドチップスは、フライドポテトが随分、貧相である。やはり常夏の国では、ジャガイモは高価なのだろうか。それとも、マクドナルドとかのフライドポテトを見たことがないのだろうか。
マッシュルームのから揚げは、椎茸のから揚げだった。日本では、椎茸の天ぷらはあるが、から揚げは有りそうで無い。思った以上にイケる。何故、日本では見掛けないのだろう。ピザはまあ普通。しめてIDR209,000。これでひとりあたま約1,000円なのだから、安いといえば安い。日本人にとっては、ちょっとビールが呑みたくなったらやって来たくなる、沙漠のオアシス的店かも知れない。

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プカロンガン滞在4日目の夕食。先達者からの情報を元に、今夜はウェスタンスタイルの店に入ってみることになった。建物の壁に「COFFEE AND BEYOND」と描かれている。かなりしゃれた建物なので、リゾート地か何処かにありそうな感じ、ちょっとプカロンガンの街中には相応しくいない(失礼!)。
扉を開ければ、天井がずいぶん高い。外観そのままの高さ。倉庫のような造り。店内はほぼ、地元の若者が客だ。しかも、女性が多い。ジャワ人の年齢が良く判らないけれど、恐らくは皆、ティーンエイジャーのようである。女子高生や女子大生が学校の帰りにちょっと寄る、そんな店に日本人のオヤジ2名で入ってみた。
この店も、ウェスタンスタイルながらビールは置いていない。やはりプカロンガンはイスラムに厳格な街のようである。その代わりにということも無いが、この店はプカロンガンで、ちゃんとしたバリスタがいる唯一の店、らしい。
メニューを見ると、やはりインドネシア料理は殆ど見当たらない。あるのはナシゴレンのようなもの(ピラフのつもりかも知れない)ぐらいか。パスタやグラタンなどがある。もう時間もだいぶ遅いので(8時半過ぎ)、炭水化物はいらない感じ。どれにしようかとちょっと考え、チキンソテー(IDR45,000(≒360円)だったような・・・)にしてみた。飲みものは、コーヒーではなくアイスティー(IDR20,000≒160円)にした。この店は、ちゃんとガムシロップは別に付いてくる。それだけでも、インドネシアらしくないと感じてしまう。
アイスティーは程なく出てきたが、料理はなかなか出てこない。アイスティーが半分以上無くなった頃、漸く登場。ブラウンソースとホワイトソースを使い、まるでスイーツのようにデコレーションしてある。店もおしゃれだが、料理もおしゃれ。味はほぼ見た目通りに美味い。プカロンガンにいることを、一瞬だけ忘れさせてしまう一品だった。

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A232便は、ほぼ9時20分の定刻通りに、アフマド・ヤニ国際空港に到着。スマランにあるこの空港には、ごく最近に運用開始したらしい、真っ白で思った以上に立派なターミナルがある。田舎の空港なので飛行機から降りるのもタラップかなと馬鹿にしていたが、全然想像と違っていた。
なにせスマランは人口164万人(Wikipediaによる)の大都市で中部ジャワ州の州都、インドネシアでは5番目に大きな都市なのだ。日本だったら、福岡よりも大きい。このくらいのターミナルがあるのは、むしろ当然かも知れない。この空港は、軍隊と民間の共用空港。タッチダウン後、ターミナルへの移動中に、ちらりと軍用ヘリコプターが見えた。
手荷物受取所でも、スーツケースはすぐに出て来た。このあと、予約していたタクシー2台(我々日本人は4人)が来るはずなのだが、まだ1台しか来ていない。まあ、このくらいはご愛嬌というものだろう。すでに1台来ているのはむしろ大したものである。
もう1台のタクシーを待つため、到着ロビーにあるカフェに入ることにした。"TIMBOO"という名の、これもローカルのコーヒーチェーンらしい。奥に喫煙コーナーもある。ホット・カフェ・ラテはIDR20,000(≒160円)。もちろん、シュガー抜き。インドネシアは一大コーヒー産地。だったら安そうなものだが、それほどでもない。味は、う~ん普通か。
そうこうするうちに、もう一人のタクシー運転手が現れた。さて、インドネシア生活の始まりだ。どんな店、どんな料理があるのか楽しみである。

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ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港に午前5時5分到着、7時間35分の旅だったがなんとか2時間ぐらい寝られたかも知れない。到着は第2ターミナル。まだ辺りは真っ暗である。ここのターミナルはインドネシア独特の建築様式で建てられているので唯一無二、世界の空港と較べてもかなり特徴的だと思う。久しぶりなので懐かしい。イミグレーションの手前で35USドルを支払ってVOA(VISA on arrival)を購入、イミグレーション窓口でハンコを貰ったら入国手続き完了。スーツケースを引き取ったらさて次だ。
ここからスマラン行きの国内便が出る第3ターミナルへ移動するのだが、第3ターミナルは出来たてホヤホヤ(2017年5月より運用開始)で、既存の第1、第2ターミナルとはまだ直結していない。一旦、外に出ることを強いられる。早朝ながら外は、もあっと湿っぽい。その後、「スカイトレイン」で移動。標識が不十分なのでよく判らないが、係員がポツン、ポツンと立っていて進む方向を教えてもらえるので、迷うことは無い。
ターミナル入口にはセキュリティチェック、そしてスーツケースを預けたあと出発ロビーへ入るのにまたセキュリティチェック。現代的な第3ターミナルは、直線的な巨大建物で、端から端まで長さはたっぷり1km以上ある。誇張ではなく、遠くが霞んで見える。進む途中にファミマがあったが、日本とちょっと違う。
我々の出発ゲートは一番端っこなので、中央から歩いてもおよそ600mある。動く歩道もあるが、電気自動車がかなり頻繁に走っている。足の不自由な者を乗せるイメージがあるが、ここでは普通に電気自動車用の停留所があって、乗ろうとする普通の人の長い行列が出来ている。
次のセマラン行は7時55分発。ゲートが開くまでまだ1時間以上あるので、ゲート脇にあったカフェでお茶を飲むことにした。看板には「Roti'O」と書いてある。地元のチェーン店なのだろう。Iced Black Tea IDR15,000(≒120円)。我々には安いが、こちらの物価水準から云えば、地元民にはきっと高い。店の女の子にしつこく「ノンシュガー」と云ったので、ちゃんと甘くないアイスティーが、プラスチックカップに溢れるほど出てきた。まあ、まずまずの味だ。

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「浅草うな鐵」を出る前、このあと上野にでも行こうかという話になる。上野の何処に行くかだが、カミさん曰く、そろそろシャンシャン人気も一段落ついたから、それほど並ばずに見れるはず、とのことだったので、じゃあ上野動物園にしてみようかということで決まり。「うな鐵」から稲荷町駅まで徒歩移動、焼け付きそうなほど暑い。慌てて逃げ込む地下鉄は、都会の避暑地のようだ。
地下鉄を出て、上野公園までも暑い。よたよたと動物園に到着。入園料は大人600円。こんな値段だっけ、さすが東京都、意外に安いなとなんだか感心。昨今、ちょっとした展覧会でもすぐ1,500円とか2,000円くらい取るから、上野動物園はなかなかすごい。入って直ぐ右がパンダ舎。少なくなったとはいえ、結構並んでいる。行列の半分以上はテントの下で日差しは遮られるが、耐えきれるか・・・。
結果的にはなんとか熱中症にならないうちに、パンダの目の前まで来れた。でも警備員が「立ち止まらないでください!」と喉を嗄らして連呼しているので、面の皮を厚くしてギリギリ粘っても30秒が限界。30分待ちで30秒をゲットしたことになる。シャンシャンを含め、3頭とも起きていたのでまあよかった。シャンシャン母子はお食事中だった。
パンダを見てしまったら、暑いので他の動物を見る気にもならず、さっさと退園。600円は、パンダ3頭だけでも安いと思う。しかしこの暑さ、もし1,200円払えば待ち時間が半分になると囁かれたら、かなり心が揺れたはずだ(そんなシステムは無いだろうか)。とにかく暑いので、他の美術館や博物館に入るのも悪くはないが、何処かで涼んでかつ渇きを癒したい。手近な広場には、スタバともうひとつカフェがあったはず。「スタバ」にはビールがないね、もうひとつのカフェにしようと、灼熱の広場を横断。
そこが「パーク・サイド・カフェ」だ。入口に掲げられたメニューにもビールの記述あり。いいねー。店内は避暑中の老若男女に溢れている。中はエアコン、ガンガンということもないが、程ほどに涼しい。このくらいの方がかえってビールが美味い。こりゃ、なかなか外に出られそうにない。今日は、この店の回転はとても悪そうだ。

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上田で泊った翌日は途中、上州富岡に寄って、旧富岡製糸場を見学。前回、4年前に来た時に較べると、大雪で潰れていた建物はすっかり撤去されていて、長大な西置繭所が修理中だった。今日も暑いが、あちらこちらボランティアの人たちがいて、我々がやってくると特にお願いもしないのに、懇切丁寧に説明をしてくれる。
月曜なので来場者は少ないが、それでも団体客が結構やってきている。主に中高年の団体とどこかの学校の生徒達だ。富岡製糸場設立に携わったフランス人技術者フランソワ・ポール・ブリュナの伝記ビデオをたっぷり鑑賞して、だいぶ詳しくなった。もうここへ来ることはないかも知れない。それにしても今日は暑い。そういえば前回来たときも暑かった。何故か、そんな巡り合わせである。
すっかり喉が渇いたので、何処かでお茶したいところ。さっき駐車場からやってくる途中、小洒落たカフェがあった気がしたのでそちらに行ってみる。富岡には、路地裏に結構、店がある。旧富岡製糸場の正面から延びる、門前の参堂のような道、そのすぐ右側にその「カフェ・ドローム」があった。
店内には女性店員が二人。大正ロマンの頃のような、いわゆるメイド風の制服を着ている。エアコンは効いていないが、天井が高くて少しだけひんやりしている。訊けば、昔の長屋を改装した建物らしい。店内の装飾も調度品も、その雰囲気にマッチしたものを設えていて、なかなか凝った店だ。旧富岡製糸場の門前にある店らしく、奥ではシルク製小物を売っていた。
先客はいないので、好きなテーブルにつく。アイスコーヒーでもいいけど、もしメニューにあればビールがいいなと思っていたら、果たしてフランスビールが置いてあった。BGMはシャンソン。フランソワ・ポール・ブリュナに敬意を表しているのかも知れない。有難く、クロ-ネンブルク1664(600円)をいただく。すっと汗が引く感じ。まさに一服の清涼である。

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船場亭を出たのがやや早かったせいか、タクシーで下今市駅に着いても、まだ帰りの列車までだいぶ間がある。ホームでぼーっとするのも気が利かない。天気が天気なので、あまりうろうろする気にもならないが、駅前をざっと見渡した限りでは、「驛のまえ」という名の居酒屋しか見当たらず。しかも居酒屋だけあって、この時間は閉まっている。ちょっと西へ戻ると、「カフェる・ぶらん」なる喫茶店があり、そこはやっているようだ。
他に店は見当たらない。残念ながら、駅前には喫茶店以外の店が開いていない。ネットで調べた範囲では、ちょっと離れた大谷川沿いに「モスバーガー」と「ガスト」があるらしい。「モスバーガー」はアルコールは置いていないだろうが、さすがに「ガスト」にはあるだろう。しかし、日光にやってきて「ガスト」もないなと思い、やめた。
結局、またまた喫茶店に入ることになった。外観もさることながら、入ってみるとすこぶる立派な店である。喫茶店というよりもケーキ屋かも知れぬ。レジで注文するスタイル。到底、ビールなど置いていない雰囲気だったので、訊くのもやめた。レジの前で我々を出迎えたのは、品の良さそうなおばあちゃん。訊きもしないのに、留守番を頼まれたとのことで、「ちゃんとやらないと息子に叱られる」と呟きながら、一生懸命レジをたたいていた。
小生は珈琲はもういい感じだったので、せめて炭酸系にしようと、梅ソーダ(520円)を注文。これが意外に美味い。梅の香りエッセンスだけかと思ったら、ちゃんと梅そのものだ。カミさんは、「船場亭」でもう食べられないと云っていたのに、嬉々として、なんちゃらタルトを食っていた。

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日光2日目はもう、適当に観光して昼飯を喰って帰るだけ。でもせっかくなので、東照宮を参拝することにする。ここも、何度やってきたか覚えていないが、毎度来る度にその荘厳さ華麗さには目を見張るばかりだ。その前に、輪王寺に行ってカミさんが御朱印をもらう。輪王寺の本堂は改修中。記帳してもらうまで時間が掛かるので、その間を利用して東照宮参拝。
今日も朝から本降りの雨だが、参拝客は引きも切らない。やはり団体客が多いようである。神厩舎の前には、三猿を見ようとする傘の群れが邪魔で、ご神馬(白馬)が今日もちゃんと出勤しているのか見損なった。陽明門は平成の大修理が終わったばかりとのことで、こんな天気にも拘らず、輝いている。
廻廊の内側で、ふと奉納された酒樽を見ると、福島・会津の「末廣」、栃木・小山の「鳳凰美田」、山形・酒田の「初孫」、宮城の「一ノ蔵」、灘の「澤の鶴」などが並んでいて、さすが全国区の東照宮である。良く見なかったが、さすがに長州や肥前、土佐の日本酒とか、薩摩の焼酎はないでしょうなあ。
「眠り猫」を見た後は、こんな雨なので拝殿も奥宮も行くのはやめにして、輪王寺に向かって下る。途中、現代的で真新しい日光東照宮新宝物館があり、その1階に上島珈琲店の看板が見えた。超モダンな宝物殿といい、そのなかにコーヒー店を入れるとは、随分、東照宮も今風になったものだと感心。雨が激しくなってきたこともあり、ちょっとお茶することにした。
さすがに珈琲専門店なのでビールは無い。アイスコーヒー(440円)にする。ツアー団体客はこんな店にはやって来ないとみえて、店内はスカスカ。店員のほうが多いくらい。BGMはモダンジャズ。ここが東照宮の境内であることを忘れてしまう。

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「鹿の子」を出た後、中禅寺湖畔を時計回りに散歩。塀に囲まれたフランス大使館別荘を通り過ぎ、同じく塀が続くベルギー大使館別荘の脇を通ろうとすると、塀の扉が開いていて、そこに立っていた男性が「ご覧になりませんか?」と仰る。「エ?入れるんですか?」と思わず聞き返す。
そもそもここは、英国大使館別荘やイタリア大使館別荘と違って、現役の別荘である。当然、入れる訳が無いと思っていたら、今日は偶然にも「栃木県民の日」(実際は6月15日)の記念イベントとして、「別荘建築90周年記念・ベルギー王国大使館別荘特別公開」の日だった。しかも無料。なんか得した気分である。イタリア大使館別荘と較べると、こじんまりした感じだが、生活観が感じられて良かった。
次はイギリス大使館別荘。こちらも無料だった。外装は真っ黒いが、内装は一転、真っ白である。ちょっと盛土してあるせいで、中禅寺湖の眺めはここが一番良い感じ。元々はアーネスト・サトウ個人の別荘だったとの由。息子の武田久吉も、ここで遊んだことがあったのだろうか、と思いを馳せてみる。最後にイタリア大使館別荘も見学した。ここはほんとに建物も調度品もシックであり、イタリア人の粋さを感じさせてくれる。
ひととおり鑑賞した後、また喉が渇いた。たしか何処かでイタリア国旗の看板が見えたはず、と思いながら引き返すと、果たして歌ヶ浜駐車場の奥の高台に「ボスコ(BOSCO)」という名のカフェがあった。いってみると、庭にはクリンソウが咲いていた。湿地じゃなくても咲くのか。
普通の一軒家のような玄関を入り、応接間のような部屋のテーブルにつく。熟年夫婦がやっている。ここはパスタの店のようであるが、生憎間に合っている。また恐る恐る「ビールありますか?」と訊けば、「あります」との回答。ふう、ひと安心。

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BOSCOのHP: こちら

赤沼茶屋からバスに乗って、中宮祠まで移動する。まだ時間が早く、宿のチェックインまで間があるので、雨は多少降っているものの散歩に出掛けることにした。とりあえず余計な荷物は置かせてもらい、身軽になって出掛ける。
さしあたっての目当ては旧イギリス大使館別荘の見学だが、そのまえにちょっとお茶しようということになり、中宮祠の街なかをふらふら探し歩く。中禅寺湖は霞んでいて対岸は見えない。この中禅寺湖畔にもインバウンド需要があると見えて、この雨の中でも中国系の家族連れが、遊歩道を闊歩している。かたや、日本人の観光客はたいていがカップルである。
道を隔てて宿の目の前にあったとんかつ屋「浅井」。もちろんこちとら、とんかつなんかお呼びじゃないが、もうとっくに1時は過ぎたというのに、長い行列が出来ているのでびっくりする。人気の店ということのようだが、ここでとんかつを喰う機会が我々にも訪れるだろうか。
一方、カミさんの目に留まったのは、「鹿の子」という名前のカフェ。「鹿の子」というと和菓子を連想するが、ここは工房兼カフェの店。何の工房かと云えば、トンボ玉や消しゴム版画、ほかにアクセサリー類等々、何れも女性趣味的世界なので、小生の琴線には触れない。建物はややメルヘンチック、スイスアルプス的な山小屋風かペンション風である。
店の扉を開けると、途端にスパイシーなカレーの匂いに包まれる。ここはカレーもウリのようである。この匂いに刺激を受けやや腹が空いたが、宿の夕食が待っているので我慢する。店内はほぼカップルか女性連れ。女性店員に、恐る恐るビールが無いかと聞いてみたが、申し訳無さそうに否定される。ならば仕方が無いとカフェ・オ・レ(450円)を注文した。

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鹿の子のHP: こちら

「原美術館」を出たあと、品川へ出るにはまた御殿山BSへ戻る方が良いのかも知れないが、特に急ぐことも無いので、そのままJR品川駅までブラブラ歩くことにした。
バス通りを右に折れると、左手に高い塀と鬱蒼とした森に囲まれた広大な敷地が何処までも続く。ググってみると、ここはかつて伊藤博文の邸宅があって、それを岩崎弥太郎が譲り受けた土地らしい。敷地面積は約一万二千坪もあるとのこと。今は三菱グループの倶楽部・関東閣になっていて一般公開はされていないようだ。岩崎家が所有していた土地は、都内のいたる処で目にする。
やがて八ツ山橋の国道15号、いわゆる第1京浜に出る。道路の東側、京浜急行の高架下には何故かラーメン店が軒を連ねている。京急がプロデュースした「品達品川」という名のフードパークらしい。ちょっと寄ってみるが、ほんとにラーメン店ばかりなので、炭水化物は間に合っている我々には不向きだ。
そのまま何の気無しに品川駅へ。何となく喉が渇いた(≒ビールが呑みたい)。そういえば、もう3年前になるが(その時のレポはこちら)、「タミルズ」という小洒落たカフェがあったっけと思い出し、行ってみることにした。前回は朝に入ったが、夕刻まではまだ時間があるこの時間は、意外に客が入っている。巨大ハブ駅構内で、身の置き所に困った都会難民がやってくるようだ。窓際のカウンター席が空いていたのでそこを陣取る。
カウンター席からは、ガラス越しに駅のコンコースが良く見える。コンコースは、右へ左へと行き交う人の群れ。老若男女、日本人だけでなく中国系、韓国系、東南アジア系、欧米系。人の歩く様を眺めていると、まるで「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 ・・・」の方丈記の一節を思い出す。「タミルズ」は喉の渇きを癒すだけでなく、都会の無常を感じられる場所でもある。

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「野田岩」でうなぎを堪能した後は、飯倉片町BSから都バス([反96系統]五反田駅行)に乗って約20分、御殿山BSで下車。この辺りはまったくの住宅街。「原美術館」に通じる細い道を進むと、突き当たりに何やら東南アジア系の沢山の人間が行列を作っている。Google Mapを見れば、ミャンマー大使館。ヴィザの延長申請でもする連中のようだ。
その手前の左手に「原美術館」の門がある。建物自体は、実業家・原邦造氏の私邸だったもので(これが私邸だったとは、それだけでも驚きである)、東京国立博物館や銀座和光ビル、横浜ホテルニューグランドなどを手がけた建築家・渡辺仁の設計によるもの。昭和13年(西暦1938年)竣工とのことだから、かなりモダンな様式に見える。
建物に入った右手に窓口があり、入館料1,100円を支払って中に入る。小生は現代アートの良さがあまり判らない類の人間だが、ここ「原美術館」は、現代アートと建築が融合したような不思議な世界である。実際、ゲイジツ作品と建物との境界が判らないものもいくつかあった。
殆どのゲイジツ作家の名前は知らなかったが、聞いたことがあるのは草間彌生と奈良美智。草間彌生のお化け南瓜は誰でも知っている。奈良美智が描く、あの少々目付きが悪い個性的な二頭身少女の絵も、誰もが一度は、何処かで目にしているだろう。
正直云って、何処が凄いのかさっぱり判らないが、個性的であることは確かである。誰も描かない(造らない)ものがゲイジツであるとすれば、あの少女像は立派なゲイジツだ。ここにある奈良美智の作品は「My Drawing Room」。つまりアトリエがゲイジツ。この建物の一室が、ゲイジツそのものとなっている。
ゲイジツ作品に触れたあとはティータイム。世の中の美術館には洒落たカフェやレストラン当たり前になりつつあるが、ここにある「カフェ・ダール」はその草分け的存在のようだ。それほど広くは無いが気持ちが良い芝生の庭に面している。建物もアートの一部なのだから、このカフェもアートの一部だと云える。そうなると、そこのテーブル席についている我々だって、もうアートに融合していることになるのかも知れない。

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昨今、ご当地アルプスが流行りのようである。大菩薩連嶺ですら(この頃何故か、小金沢連嶺という呼び方が増えて来たように思う)、いつの間にか「甲州アルプス」と呼ばれ始めている。何れにしても、「大菩薩」という呼び方が廃れるのは残念な気がする(小生も古い人間の仲間入りと云うことか)。
我々も特に意識している訳ではないが、なんだかんだ結構ご当地アルプスに登っている。今回は同じ中央線沿線にある、JR藤野駅から歩いて行けるアルプスを登ることにした。ググってみると、「藤野アルプス」と「日連アルプス」という呼び方がある。
調べた範囲では、何れが「藤野アルプス」で、「日連アルプス」なのか、実はハッキリしない。そもそも明確な定義は為されていないようだ。少なくとも秋山川の右岸の山々は「日連アルプス」でほぼ一致しているように見えるが、「藤野アルプス」は右岸と左岸の両方をまとめて指しているような感じがする。我々はこの際、秋山川の左岸の山塊を「藤野アルプス」、右岸を「日連アルプス」と呼ぶことにする。
今回は、「藤野アルプス」と「日連アルプス」をまとめて登ることにしたが、実際歩いてみると、結構歩き堪えがある。途中、秋山川で隔てられているところは、舗装道路を歩くのでやや興ざめだが、船宿がいくつかあって思いの外釣り客で賑わっている。直ぐ近くに、我々とはまた違った世界があることを知る。
ともあれ、最高峰の鶴島金剛山(491m)を始めとして都合12ヶ所のピークを踏んで(山の記録はこちら)、その足で辿り着いたのは「カフェ・Shu」というちょっと小洒落た店。店内だけでなくテラス席もある。今日は陽気が良いので外のテーブルに着いた。
メニューを開くと結構いろいろある。ビールで喉を潤すぐらいのつもりだったが、皆さん何やら食欲満点、鮭、銀鱈、鯖燻製の「おまかせ惣菜ワンプレート」(1,100円、1,500円、1,300円)を其々注文してもりもりばくばく喰う。呑みものもビールじゃ物足りなくなり、ワイン(キザンのブラッククイーン500円)もいただく。山の帰りに寄る店としては、日連アルプスだけというのが玉にキズ。この次は、雪が積もった日連アルプスが狙いか。

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高崎ワインバールでたっぷりワインを呑んだせいで、もう在来線で帰ろうなどという気はさらさらなく、躊躇なく新幹線のりばへ移動。次の列車までちょっと時間があったので、「一番搾り」という看板に魅かれてベックスコーヒーに入る。
べックスコーヒーは、時々時間を潰すために、大宮駅にある店に入って珈琲を飲むことはあるが、勿論それは朝だけで、陽が落ちてからは入ることは無い。そもそも仕事でも無い限り、夕方に珈琲を飲むことすら無い。今回も、ビールのサインが出ていなければ入ることは無かった。
入って一番搾りを頼もうとすると、「C61 20ピルスナー」という文字が目に入る。ピルスナーというからにはビールの筈だ。早速、カウンターで注文してみる。良く見ると、「C61 20ピルスナー」だけでなく「D51498 BLACK」もあった。C61形20号機は、云わずと知れた現役SL、2011年に復元された後、JR高崎支社所属で「SLばんえつ物語号」、「SL奥利根号」、「SL碓氷号」などを牽引して人気だ。
味わいは、普通に喉ごし感があって、かつフルーティーさもある。なかなかイケる。調べてみると、製造元は月夜野クラフトビール、販売はJR東日本高崎支社というコラボレーション。まだ発売開始から1年経っていないようだ。2種類をあわせて、「上越線ビール」と呼ぶらしい。
呑み鉄ならば、このビールが眼に入ったら看過は出来そうにない。美味いかどうかは二の次としても、呑み鉄ごころを擽る、実に憎い商品だと感じ入った。こういう商品開発はこれからもどしどしやっていただきたい。

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2週間前に、ICI石井スポーツ越谷レイクタウン店(2018年1月末で閉店)に預けたスノーシュー(結局、修理ではなくベルトを買って自分で交換)を引き取るために、再び越谷レイクタウンに行く。ICI石井スポーツは、JRの駅から歩いてたっぷり20分ぐらいかかるところにある。
さすが越谷レイクタウンは広い。商業施設面積は245,223m²で日本一。だけど上には上があるもので、世界ランキングでは46位に過ぎないそうだ(Wikipediaによる)。世界最大は、やっぱり中国の広東省東莞市にある"South China Mall"で、なんと659,612 m²というから、ざっとレイクタウンの3倍弱(東京ドーム14個分)。こんなに広いと、もはや1日掛けても廻れそうにないし、そもそも廻りたくも無い。ちなみに、世界5位になっているマレーシア、クアラルンプール郊外にある"1 Utama"(480,700m2)には何度か行ったことがあるが、とても全部は見切れていない。ショッピングモールは程々の大きさで良いと思う。
目出度くスノーシューを回収し、新品ベルトを購入した後、やはりそろそろ昼時。試しにレストラン街やらフードコートに行ってみるが、どの店も客で埋め尽くされていて、とてもじゃないがその中に独りで分け入って、ランチしようなどという気が湧かない。
ということで、越谷レイクタウンの外に出ようと駅に向かって歩くと、ふと目の前にラ・キッシュ(La Quiche)という名のカフェがあった。何故かファッション関連のフロアにポツンとある。よく見ると、ここはその名の通りキッシュ専門店だ。客は殆ど入っていない。こりゃ、入らねばなるまい。
パスタとキッシュ1個とサラダとスープとドリンクがセットで980円とのこと、ではそれにしよう。パスタはジェノベーゼソース、キッシュはロレーヌ(単品だったら350円)にした。出て来たキッシュは直径約7cmでひとくちサイズ。ちょっと厚さが薄めか。齧ってみると、ほぼオムレツという感じで、クリーミーさが欠けている。正直云って、小生が焼いた方が美味いと思う。

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上越妙高駅に着いた後、昼食までまだたっぷり時間があるので、「妙高はねうまライン」に乗り換えて高田駅で途中下車。かつてのJR信越本線高田駅は、第三セクターの「えちごトキめき鉄道」が運営する「妙高はねうまライン」の駅となっていた。長野駅と直江津駅間の旧信越本線は、長野県側が「しなの鉄道」、新潟県側が「妙高はねうまライン」になったという、複雑な状態。
ちなみに信越本線は、北陸新幹線開通に伴い、高崎駅~横川駅間、篠ノ井駅~長野駅間、直江津駅~新潟駅間と、3つに泣き別れとなった。もし長野駅から直江津駅まで行きたい場合、「しなの鉄道」と「妙高はねうまライン」を乗り継げば2時間強の距離だが(途中、新幹線を使えばもっと早いが)、JRの青春18きっぷユーザーの場合は、長野から松本へ出て、中央線で新宿まで行き、山手線、高崎線、上越線を乗り継いで、長岡でようやく直江津行の信越本線に乗れるという、たぶんたっぷり12時間以上かかる、とてつもない長旅になる。まあ、乗り鉄だったら苦にはならないかもしれないが。閑話休題。
高田駅は、かなり個性的な駅舎であり、高田らしく雁木のようなアーケードが左右に連なっている。ここへ来るのはおそらくアユラシの結婚式以来なので凡そ30年ぶりだが、かつての面影は殆どない。折角なので、高田城までいってみる。雪は、日影に僅か残っているだけ。この時期としては随分少ないのだろう。本丸は残っておらず、三重櫓が復元されていたが、流石に年の瀬で休館日。ついでに県立高田高等学校(アユラシの母校)と、旧師団長官舎も見学。結構歩き回ったので喉が渇いた。ビールが呑みたいところだが、この際何でも良いと入ったのが、「City Light」つまり「街の灯」という名の珈琲専門店。とんぼ玉作りが趣味と云う女将さんがいる、ほっこりと暖かい店だった。

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