山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

喫茶店、カフェ

日光二日目は昨日以上の雨。アウトドア向けコンディションではないので、山は一切やめて、その代わりに滅多に行かない瀧尾(たきのお)神社へ行ってみることにした。ここは二荒山神社の別宮という扱いで、日光三山(男体山、女峰山、太郎山)のうち特に女峰山の神(田心姫命。須佐之男命の娘にして、大国主命の妻)を祀る神社となっている。
山がご神体(いわゆる神奈備)となっているのは日本には結構多くて(大神神社の三輪山とか、浅間神社の富士山とか、諏訪大社の守屋山とか)、古からある原始的な信仰によるもの。一説には空海が瀧尾神社を開いたというが、恐らくは原型はもっと古くからあったに違いない。何れにしても、この神社は日光で最もスピリチュアルな場所にあると思う(尤も、超自然的とか霊的なものには一切興味は無い)。
二荒山神社そのものも瀧尾神社同様かなり古いが、徳川時代になって何故か東照宮、輪王寺の二社一寺に組み込まれたせいで随分と発展し、世界遺産にもなってしまった。そのおかげで国内外から観光客がやってきて騒々しい。一方、瀧尾神社までやってくる輩はぐっと少なく、この界隈はきっと昔から大して変わらない、静かな佇まいが保たれていて好ましい(しかし、この辺りは6月から10月頃までヤマビルが活動するとのこと、その時期を外すのがよろしい)。
とりあえず参拝を済ませたらもう腹が減ってきた。この界隈だったら洋食レストランの「明治の館」が良かろうと思って行ってみると、既に順番待ちの状況(電光掲示板に何人待ちか示されている!げげ!)。しからば、その近くにある「ふじもと」はどうかと覗いてみれば、こちらは入れるとのこと。
ここは「明治の館」のカフェなので、やはり似たような雰囲気の建物である。サービスも申し分ない。サラダと肉とビールとワインを頼んでランチを楽しんだ。

31 今日もこんな天気なので山はナシ。
32 先ず滝尾神社に行ってみる。
34 白糸の滝。
35 ここから境内。
36 運試しの鳥居。
37 神社だけどこんな門がある。
38 拝殿。
39 本殿。
40 御神体は女峰山。
41 この三本杉にも神が宿る。_3260041
44 ランチはここ。_3260034
45 ソーセージのサラダと・・・
46 三種類の肉の盛り合わせで・・・
47 ビールとワインをいただく。
48 ハウスワインはなんと、ルミエールだった。DSC_3560
49 いいランチでした。

「春の高尾山ビア・ビュッフェ」でのんびりランチをした後、ケーブルカーに乗る。山頂駅前の「天狗焼」売り場には行列ができている。この「天狗焼」、今や高尾山の一大名物となっているが、そんなに歴史があるわけではなく、まだせいぜい10数年の歴史しかないはずだ。明治時代創業の「有喜堂」の「高尾まんじゅう」から比べれば、まだ駆け出しの小僧である。
でも最近は、見れば必ず行列が出来ているほどの人気商品。売っているところが限られている希少性も人気に拍車をかけているのかも知れない。「高尾山ビアマウント」といい「天狗焼」といい、高尾登山電鉄はなかなか商売上手である(個人的には「天狗焼」に全く興味がない)。
昨今、ローカル鉄道会社はどこも存続危機に瀕しているが、ここ高尾登山電鉄はそんな世の中とは全く無縁のように見える。年間300万人が訪れるという高尾山に立地している優位性はあるものの、それに胡坐をかくことはせず、「高尾山ビアマウント」と「天狗焼」というヒット商品を生み出したアイデアは大したものである。出来たらクラフトビールにも手を出して欲しい。
清滝駅へ下る。この時間帯(午後1時半過ぎ)になっても、折り返しのケーブルに乗ってくる客はそれなりに居る。そんな客を眺めながらふらふらと高尾山口駅へ歩いていると、カミさんが食後のコーヒーを所望したので、最近出来た「TAKAO MOUNTAIN HOUSE」へ入ろうとしたが若者がいっぱい群がっていて注文するのも大変そうだ。
ということで、2年前にも入った「TAKAO COFFEE」にした。内装がアンティーク風からアウトドア風に変わってしまっていた。オーナーが変わったのか、それともオーナーの気まぐれか。コーヒーも産地別のメニューが無くなっていた。何となく残念だ。

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何だかんだでご当地アルプスには随分登ったが、意外とまだまだある。最近になって宇都宮にもあると知り、折角なので行ってみることにした(山行記録はこちら)。ご多分に漏れず、ここもアップダウンが激しく、主だったピークだけでも6つ、7つが連なっているようだ。
登山口の「うつのみや平成記念子どものもり公園」までジャンボタクシーを利用。その運転手曰く、今日はサイクルロードレースの「ジャパンカップ」があるので、午後は幹線道路が大渋滞になるだろう、と。生憎のタイミングだ。
榛名山を皮切りに、宇都宮アルプス(本当の名前は篠井冨屋連峰)の峰をひとつひとつ越えていくが、確かに上り下りが極端だ。このようなご当地アルプス共通の地形がどうして生まれたのか興味深い。この辺りは関東平野の端というか、その平野の中に取り残された山地のようでもある。
5つ目の飯盛山を越えると、何となく皆、飽きてきたようである。でもまだ、行程の半分しか踏破していない。次の高舘山をクリアする頃には口数がすっかり少なくなり、次の黒戸山を越えた後、兜山に登るかどうか尋ねても返事も出来ない状態。ということで兜山はパスして下山。
下りたところに「京屋茶舗」という洒落たカフェがある。我々以外は車でやって来た輩ばかりで、大層賑わっている。森の中に在るオープンテラスの店、この雰囲気はなかなか都心では出せない。ビールを呑んでいるのは誰もいないが、気にせずに注文し、乾杯。
山から下りて直ぐにカフェがあるというのはなかなかイイ。あとはタクシーを呼ぶだけ、の筈だったが、どのタクシー会社に電話しても「ジャパンカップ」対応で出払っていて捉まらない。もうすっかりまったり状態だったが、気合を入れ直して日帰り温泉まで歩くことにした。

01 こどものもり公園でタクシーを降りる。9時17分
07 今日は気温が高め。
05 公園は随分広そうだ。
08 展望台があった。
09 展望台の反対側からは宇都宮市街が望める。
10 展望台からは日光連山。
13 しかも結構岩っぽい。
15 登りは続く。
20 ここも山頂直下は急登。
22 最後は攀じ登る感じ。
23 男山山頂に到着。10時30分
26 次は本山の登り。
27 ここも岩っぽい。
30 なかなかガスが取れない。
32 証拠写真、撮りました。
34 巧みに径が付いている。
35 次は滑り易い径。
36 行き交うハイカーは少なくなってきた。
39 ここも急登。
44 陽が出てくると暑い。
45 飯盛山に到着。11時50分
47 ここは眺望なし。
48 激下り。
54 この辺りは珍しく水平移動が長い。
55 高舘山に到着。12時48分
57 では私が撮ります。
58 ここが最後のピークではない。
59 ここも滑る。
61 ようやく林道に出た。
63 京屋茶舗に到着。13時51分
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64 やっぱりビールでしょ。
65 タクシーが来ないので、覚悟して歩くことにした。14時20分
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午前11時から「ぴょんぴょん舎」に入ってランチをしたので、散々呑んで喰ってもまだ13時半だがもう何も入らない状態。そのせいで指定券を取った14時50分発の「はやぶさ24号」までまだ1時間以上あるという状況に陥る。
多少なりとも胃袋に余裕があれば何処かでビールでもチビチビやりながら、という手段も考えられるが(とは云え、昼吞み出来るところもなかなか見つからない。いつの間にかエキチカバルは潰れちゃったし)残念乍らもう入らない。
ということで、誠に不本意ながらまた、直ぐ傍にある珈琲専門店「詩季」に入って時間を潰すことにした。注文は勿論、エスプレッソである。二口、三口飲めばもうおしまい。女子連は飲み物はさておきしゃべくりに夢中。ってか、飲み物は不要かも知れない。
それはともあれ、今後も東北の山行の帰りに何かと盛岡を経由することはあるだろうから、時間を潰すことができるところが見つからないのは困りものだ。改めて何かないかとスマホでググってみても、結局いつも出て来るのは、石割桜とか(咲いている季節じゃないと見る価値が無い)、盛岡城とか(石垣だけを見てもいまいちつまらなそう)、もりおか歴史文化館とか(タクシー運転手が、偉人が居ないというので二の足を踏む)しか出て来ないので、もうこれ以上は探す気にもならない。盛岡に観光で来る輩は何処で何をしているのだろうか。それともそもそも来ないのか。閑話休題。
エスプレッソを呷った後は、スマホのサーチでも時間は潰せず、結局、電子書籍を開いて暫し読書ということになる。脇で女子トークは延々と続いている。

181 今年もここで時間調整することになった。
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「小斉の湯」でサッパリしたあとのランチ。この蓼科高原には忌々しい程、立ち寄り湯以上にランチする店は点在している。出来れば「小斉の湯」から歩ける範囲内に(もっと云えば登りではなく下る方向に)小洒落た蕎麦屋でもあれば申し分ないのだが、残念ながら蕎麦前が豊富な店が無い。
ということで今回は次善策として、またバスに乗って行ける範囲内の店を探してみた。そこで偶々気になったのは「ガムラスタン」というスウェーデン料理の店。正直、北欧だとニシンかサーモンかタラぐらいしか喰いモノが無いイメージだけど、そもそもスウェーデンは行ったことが無いので、どんな料理が出てくるのか大いに関心があった。
でもネット記事を見る限り、ランチはコース料理しかない。個人的には、少量ずつ、色々喰ってみたいのでコース料理はノーサンキュー。泣く泣く諦め、その代わりに見つけたのは「バラクラ・イングリッシュガーデン」の中にあるイギリス風のカフェレストラン。
このガーデンはその名の通り英国風に設えられたプライベートなバラ園という感じ。勿論、庭に興味があってここを選んだ訳ではない。「バラクラ」という英語?は聞いたことがあるような無いようなで、どういう意味だろうと色々想像してみたが、実は「バラとクラす(暮らす)」という日本語的意味の隠語と判り、ちょっと残念。入ってみると、観光地というよりも近所の有閑マダムが時間を潰す場所という感じで、おばさん達が心置きなく駄弁っている光景が目に入る。
先ずはレジに並んで飲み物や料理を注文&会計し、それらを受け取ってから屋外のテーブル席を勝手に確保して呑んで喰って駄弁る、というスタイル。料理は想像通りに、ローストビーフやフィッシュアンドチップス、サンドウィッチなど典型的なイギリス料理があるだけで、それ程バリエーション豊富ではない。それ以上にアルコールの種類が少ない(ビールとグラスワインのみ)のが残念だった。やはりここは、駄弁ることが目的の場所だったようである。

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120 締めはバラクラ・イングリッシュガーデン。
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121 イングリッシュの定番、フィッシュアンドチップス。
122 キッシュもまずまず。
123 これも定番、ローストビーフ。

上野原でジューシーなソーセージに舌鼓を打った後、立川に戻って来てもまだ19時だったので、一寸寄っていくことにした。立川で駅を出るのはだるま以来ということになる。改札口を出た後の通り抜けコンコースは人がいっぱいだ。
今日は北口。かつて屋台村があったところに新しいフードコートが出来ていている、というあひるちゃん情報を得たので、覗いてみることにした。そこは、我々お気に入りの「丸山餃子会館」の目の前。表通りからは、車はゼッタイ通れない、迷路のような小径を辿った先にある。
2021年12月20日オープンとのことだから、もうかれこれ半年経ったということになる。建物には「ガレーラ」という小洒落た名前が付いているが、訊けばこれはポルトガル語で、直訳すると「群衆」とか「集まり」ということらしい。
中には10軒ほどの店が犇めいている状態で、客も溢れんばかりである。ほぼ100%若者。何となく気後れしたので、建物の外にもテーブルがあった、「ガレーラ・プレス・コーヒー」(GALERA PRESS COFFEE)という店に入ってみた。
といってもコーヒーだけの店では無い。ちゃんとビール(でも何故かベルギービールのステラ・アルトワ(750円)しかない)もあった。つまみには、チーズ盛り合わせ(1,000円)とポテサラ(480円)。建物の中から聞こえる騒めきを聞きながら外で一杯やるのは悪くない。
でもそのうちに雨が落ちてきたので、建物の中へ入ることにした。一転、中は壮絶な煩さである。まさしく「群衆」。このエネルギーに対抗して会話をするには、若者じゃなければ大変。早々に引き上げることにした。

43 立川のここに寄ってみた。
44 外のテラス席で。
45 トリフが入ったポテサラ。
46 チーズ盛り合わせ。
47 賑やかなフードコートでした。
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「カフェ・エトランジェ・ナラッド」で満ち足りた気分になった後、そのまま奈良市街でプチ観光しても良かったが、せっかくなので満開の桜が見たい、しかし奈良市街には桜の名所が無い、ということで、京都の桜の名所、醍醐寺へ行くことになった。そういえば、吉野も醍醐寺も、秀吉が愛した桜の名所である。ということで、我々も太閤気分で花見をしよう。
土地勘が無いので、「カフェ・エトランジェ・ナラッド」からどういうルートで醍醐寺へ行くのがベストなのかはっきりしなかったが、乗り換えが一番少ないのはJR奈良駅から奈良線に乗り、六地蔵駅からタクシーで乗り付けるルートだと思われ、これで行くことになった。
JR奈良駅へ着いてみると、いつの間にか橋上駅になっていた。それに、かつてとは全く異なる、駅前の華やかさ。関西のJR線は、近鉄との競争で負け犬状態かと思っていたが、それなりに金は掛けて、それなりに効果が表れているように見える。和洋折衷な旧駅舎は、奈良市の総合観光案内所になっていた。
六地蔵駅からタクシーで醍醐寺に着くと、今までと人の数が全然違う。流石は醍醐寺である。拝観料1,000円を支払って境内へ。昔は何処の寺もだいたい500円だった気がする。桜はまさに見頃だった。
取り敢えず境内を端から端まで巡り東の外れ、弁天池でUターン。それにしても、何処も彼処も桜だらけ人だらけで些か疲れて来た。この後、皆は霊宝館へ行くというので、付いては行かず待っていることにした。何処か茶屋でもないかなと見渡せば、丁度上手い具合に「ル・クロスゥルスリジェ」というカフェがあった。境内にカフェ、しかもかなり本格的なフレンチスタイルのカフェがあるとは、なかなか洒落ている。大して客は入っていなかったので好きなところへ座ってメニューを見れば、ビールが置いてあり、しかもまたしてもハートランドだ。関西人はハートランドが好きなのかしらん。

204 旧奈良駅舎。
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205 醍醐寺に行ってみた。
206 さすがの人出。
207 桜はちょうど見ごろ。
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208 仁王門。
209 桐の御紋は秀吉の花見をイメージ?
210 金堂。
211 五重塔。
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212 弁天池と弁天堂。
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213 また喉が渇いてきたので・・・
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214 ここに立ち寄り。
215 ハートランドビールがあった。
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毎年この時期は、越後の残雪の低山を登ることにしている。しかし今年は生憎の雨の予報。越後白山に登るつもりだったが、雨に濡れながら雪山を登る気にはなれず、サッサと諦めた。その代わりに選んだのが、角田山。云わずと知れた雪割草(オオミスミソウ)が群生するという山。今年は未だ早いかも知れないと思いつつ、行ってみた(山行記録はこちら)。
いつもであれば、着替えや酒は宿にデポしてから登るプランを考えるものの、今回は宿はそのままで山だけを変えたので、そんなに都合良くはならず、全ての荷物を背負ったまま角田山に登ることになった。出逢ったハイカーには、こんなに小さな山に何故そんな大きなリュックサック?と思われたかも知れない。
それでも天気が天気なので、人気の山にしては殆ど人影が無く、とても静かな山行となった。途中、これがオオミスミソウ?と思うような草花があったが、雨に濡れそぼって萎んでいるので良く分からず。山頂から桜尾根を下ると、あっちこっちにオオミスミソウがあったが、何れも蕾か、咲いていても雨で萎んでいる株ばかり。それでも三つ、二つ、は何とか咲いていたのでとりあえず来た甲斐があった、かな。
山から下りると目の前は日本海。雨模様でも佐渡島は見えている。ここから「カーブドッチ ワイナリー」へ行くことにしていたが、余り時間が無いので目の前にあった「燦燦 cafe」に入ることにした。外観も内装も、彼氏と彼女がドライブデートの途中に寄る店的雰囲気を醸していて、実際にそんな客ばかり。勿論、アルコールなんて呑んでいない。我々だけが全く異質な輩、状態だ。
それはともかく、ありがたくビールで喉を潤す。出て来たのはサッポロ赤星。料理はカフェにしては本格的。単品で頼んだちりめん山椒の出汁巻き玉子(770円)と、村上牛100%ハンバーグ定食(2,400円)、粟島産ヒラマサ漬け丼(1,800円)を3人でシェアした。せっかくなので、ワインも日本酒も呑んでイイ気持ちになった。

002 舗装道路歩き。小雨が降っている。
004 ちょっと下がったところが登山口らしい。9時24分
007 ということでトイレ休憩。
009 径は整備されている。
010 これも蕾。
012 こちらは鮮やかな紫色。
014 まだ標高250mぐらい。9時55分
015 何やら白い花。
016 どうやらキクザキイチゲの蕾。
020 海側から風が吹く。
025 山頂付近には木道。
026 角田山山頂に到着。10時53分
033 海岸線が見えた。
036 もう海は近い。
037 またセリバオーレン。
038 ここもちゃんと整備されている。
039 急降下。
040 まだ蕾だがこれもオオミスミソウ。
042 やっぱり早かったか~
043 漁港が見えている。
044 紫色も一輪だけ開花。11時55分
045 あともうひと息。
046 ちょっと赤紫。
047 今日の天気では咲かないか。
051 これで何とか来た甲斐があったか。
052 これも今日が晴れだったら咲いていたかも。
054 潮の香がする。
058 登山口の直ぐ脇に「燦燦カフェ」がある。12時11分
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059 すぐに入れました。
060 ランチセットに付いてくるサラダ。
061 ランチセットとは別に頼んだ出汁巻き玉子。
062 漬け丼セット。
063 ハンバーグセット。
064 このワインは新潟産ではなく外国産でした。
065 地酒を注文したら片口で出てきた。
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066 いい店でした。次来る時までにワインを充実させて下さい。

カミさんと買い物へ行く際、その前にカミさんが別の用事があるというので、1時間ほど喫茶店で時間を潰すことになった。最近、喫茶店に入ることはホントに少なくなった。それはひとえに、珈琲をあまり好まなくなったせいだ。
学生時代や社会人になりたての頃は、それこそ暇さえあれば喫茶店に入り浸っていた。目当てはたいてい、JAZZがかかっている店。その頃のJAZZ喫茶といえば、客は皆、ひとり客。自分のへそを見ながら聴いている者ばかり。話声を立てると、白い目で見られるというより、殺意を感じるくらいの雰囲気だった。
珈琲豆にも結構拘っていて、ブレンドやアメリカンなんかは邪道だ!と思っていた。でもある時に珈琲を飲み過ぎたせいか(MAX1日5~6杯くらい飲んでいた)、医者にかかったら「急性胃炎です」といわれ、それ以来、珈琲は自分の体質に合わないと考え、飲む量は控えるようになった。同時に、喫茶店も滅多に行かなくなった。
最近、世の中ではカフェに何時間も籠って、勉強や仕事、あるいは自己啓発に勤しんでいるらしいが、そんな真似は出来ない。せいぜい時間を潰すための場所でしかない。今日もそんなつもりで入った店は、カミさんに勧められた「珈琲屋OB」という珈琲専門店。ログハウス調で悪くない雰囲気。随分広い(全部を見渡せない)が、先客は2組ぐらいしか目にしなかった。
埼玉県を中心に展開しているチェーン店らしい。この店の特徴は、とにかく何でもデカい、ということ。初めに持ってくる、水のグラスの大きさ(ビール大ジョッキぐらいある)に思わず笑ってしまう。久しぶりにコロンビア(400円)を飲んでみることにした。間もなく出てきたカップもやけに背が高い。普通の2倍以上、容量は恐らく通常の4杯分ぐらいはあるだろう。とても飲みきれないが、これだけあれば1時間でも2時間でも時間は潰せる。持ってきたタブレットで本を読みながら、ちびちび珈琲を啜った(結局、半分近く残した)。

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久しぶりの表丹沢。最近、東京駅八重洲口から大倉BSまで直通バスが走るようになり、それを利用してみた。乗り換えなしで大倉まで行けるのはとても魅力的だが、渋滞に嵌ると待ち合わせ時間に間に合うかどうか気を揉むリスクもある(実際、遅れたが、渋沢駅からの路線バス乗り継ぎ組と丁度同時に到着したので、結果オーライだった)。
12月になっても今日は気温が高め。そのため、木々にほぼ覆われ単調で長い三ノ塔尾根を登るのは、むしろ丁度良かったようだ。何かと人が多い表丹沢でも、三ノ塔尾根はぐっと少ないので、割と静かな歩きが味わえるのも気に入った。でも今日はピーカンな天気。何処かで富士山でも見えないかと思いながら登る。(山行記録はこちら)
表尾根に出ると辺りは低木ばかり、風が強くて帽子が飛ばされそうだ。三ノ塔に立つと、その風のおかげか、視界はくっきりすっきり、富士山は云うに及ばず、南アルプスや相模湾もクリアに見えた。多少、人は多いが、この解放感は表尾根の良さ、魅力だろう。
大方のハイカーは二ノ塔から富士見山荘へ向かうようだが、我々は菩提峠から岳ノ台を越えてヤビツ峠へ下りた。こちらのコースも意外とひと気が少なく、思った以上に味わい深い。岳ノ台は丹沢らしからぬ、地味な山頂である。
今回の山行の目的の一つは、最近、ヤビツ峠に出来たレストハウスに寄ること。バス停から木段を上がったところに、新しくてこじんまりとしたレストハウスがあった。ここのウリは丹沢ロイヤルカレー(1,200円)らしい。でも我々は喰い気より呑み気。
建物内のテーブルはほぼ満席状態だったので、我々は外のテラス席を陣取る。風があってちょっと寒いので、フリースを羽織ってから生ビール(400円)で乾杯。眺めはそれ程良い訳ではないが、なかなかいい感じ。ヤビツ峠でこんな雰囲気に浸れる時が来るとは思わなかった。次は大山から下って来るとするか。

02 大山が見えている。今日もいい天気。
03 暫し林道歩き。
06 植林の中の緩やかな尾根。
13 標高は漸く650mを超えたぐらい。
16 もう3.3km。10時18分
17 あれは岳ノ台のようだ。
18 ちゃんとした富士山が見えた。
20 花立山荘が見えている。
21 大倉尾根が借景。
23 ここが一番の急登。
28 三ノ塔に到着。12時
29 塔ノ岳が目の前。
31 箱根連山。
32 富士の右は赤石岳や荒川三山。
34 あちらは小田原の街と真鶴半島。
36 二ノ塔から見る三ノ塔。
37 二ノ塔からも富士山。
38 パラグライダーとハンググライダー。
40 大山がだいぶ高くなった。
41 パラグライダーの滑走台。
43 二ノ塔を振り返る。
45 塔ノ岳はよく見える。
46 相変わらず海は霞んでいる。
50 「ヤビツ峠レストハウス」に初入店。
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51 テラス席でお疲れさん。
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今週末の山は、久しぶりに奥武蔵の大持山(前回2015年の山行記録はこちら、今回の山行記録はこちら)。でもホントは、もっとずっと久しぶりに、ウノタワに行ってみる気になったせいだった。尾根の途中にポッカリある不思議な平地。どのような経緯でこんな地形が出来たのか判らないが、かつては池があって、それが湿原になり、やがて今のような草原になったような感じはする。
最寄りは名郷BSで、ウノタワまでは2時間半ほどの道程。飯能駅から乗ったバスは満員御礼状態だったが、殆どはさわらびの湯BSで降りた。まさか朝から温泉という訳ではないだろうから、皆さん、棒ノ折山に登るらしい。大した人気ぶりだ。
ウノタワのあとは大持山を往復し、妻坂峠目指してまっしぐらに下降。まだ昼過ぎなのに木々の影は長く伸びて、もうすっかり冬の雰囲気。妻坂峠は風の通り道になっていて寒いので、そのまま素通り。あとは一の鳥居までは僅かだ。
今日の狙いは、実はウノタワ以外にもいくつかあって(何しろこっち方面は大分ご無沙汰なので)、その一つが一の鳥居のちょっと上、生川集落にある「LOGMOG」という店がそれ。最近できたらしい。若い夫婦と小さな子供と山羊が2頭いた。こんな山奥だが、結構、客が来ている。何れも若者達。アウトドア系カップルのデートコースなのか。何れにしてもこの店は、「山と渓谷」とか「岳人」ではなく(とは云え、この頃は何方もストイックさが無くなり、すっかり俗化したが)、「ランドネ」とか「PEAKS」に似合う感じがする。
2人の世界に浸ることは出来ない我々は、ともかく汗が引かないうちに缶ビールをゲットして、グビッとやる。店内は薪ストーブが焚かれているが、窓は全開状態。暖かさと解放感とコロナ対策をいいとこ取りということだ。あらゆる登山口(下山口)に、このような店が出来ることを願いたい。

01 名郷行バスはぎっしり。大半はさわらびの湯で下車。
02 名郷までやって来たのは我々を含め数名。8時48分
03 暫し林道を進む。
04 紅葉のグラデーション。
06 落ち葉で敷き詰められた林道。
09 復旧は大変だろう。
13 これから急登。
18 ウノタワに到着。11時5分
20 かつては池があってそれが湿地になり草原になったのか。
24 こんな標識もあった。
25 関東平野が見えた。
26 遠くに筑波山。
27 気持ちが良いい尾根。
28 風は結構強い。
29 西(左手)の方で風がゴウゴウ鳴っている。
33 折角なので大持山まで。
36 木々の間から武甲山。
37 肩まで戻り、また関東平野を眺める。
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38 木々の縞模様。
42 高度が下がるにつれ風が弱まる。
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44 一ノ鳥居の狛犬。13時29分
45 ちょっと武甲山側へ上がったところにあったカフェ。
47 やや寒いけどビール。
48 部屋の中は薪ストーブが焚かれていた。
49 山羊が飼われていた。かわいい。

「中央分水嶺」&「ぐんま県境稜線トレイル」の2日目は、またゴンドラで稜線まで戻り、今回の最高峰、四阿山(標高2,354m)を登る(山行記録はこちら)。その後は「ぐんま県境稜線トレイル」から離れ、根子岳を通って菅平へ下る予定。ゴンドラの山頂駅でもう標高2,050mぐらいあるので、高低差は苦にならない。
「ぐんま県境稜線トレイル」のうち、今回の踏破距離は2日間合わせても12km余。全長100kmということだから、せいぜい1/8しか歩かないし、そもそも群馬県境は総延長615.7kmもあるらしいので(こんな奇特なサイトがあった。勿論、中には川が県境だったりするので全部歩けるわけではない)、端っこを一寸齧ったぐらいだ。
地図を見ると一目瞭然だが、実際に歩いてみても浦倉山から小根子岳まで、左側はなだらかなのに、右側は急斜面。浦倉山から四阿山、根子岳を経て小根子岳まで、「四阿カルデラ」という巨大カルデラの外輪山を辿ることになると知る。凡そ4時間掛けてもカルデラを半周するくらいなので、その大きさが判るというものだ。ちなみに、この辺りの一等三角点は四阿山でも根子岳でもなく、小根子岳である(しかも本点だ。しかし何故か点名は「猫岳」になっている)。
小根子岳から峰の原高原まで下ったあとは、車道を辿って菅平のバス停まで歩いた。車道歩きがちょっと長かった。ヤレヤレとスパッツを外した後、辺りを見回すとバス停の傍は建物が一つだけ。その建物には「菅平レジャーセンター ダック・菅池」との看板。
パっと見には土産物屋のような雰囲気だが念のため中に入ると、申し訳程度に土産物が並んでいる。奥に声を掛けてみれば品の良い女将さんが現れたので、恐る恐る「ビールは呑めますか?」と訊くと「はい!」との返答と共に、店の奥にテーブル席があることを発見。ありがたや~。

071 先ず四阿山を目指す。
072 スキー場ゲレンデ。
074 木道。
075 ちゃんとした道標。
079 九十九折に緩く登る。
084 路傍のクルマユリでも眺めるか。
085 と思っているうちにガシガシ登るようになる。
088 アルペン的になってきた。
089 眠気も醒めた。
090 鳥居峠へと続く尾根も見えている。
091 あそこが山頂らしい。
092 岩を一つ一つ乗り越える。
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096 さて下ろう。
098 今日も笹の花。
100 根子岳が見えてきた。
102 一旦、300mほど下る。
104 最低鞍部でひと休み。
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107 では出発。
111 笹原の中にマルバダケブキ。
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112 マツムシソウ。
113 だいぶ登ってきた。
115 ちょっと色が薄めな感じ。
116 皆、スルーするノアザミ。
117 これもスルーされるオヤマソバ。
119 ミネウスユキソウか?
120 ハクサンオミナエシ。
121 山頂直下の岩峰が見える。
123 クロマメノキには実がついている。
124 岩峰直下。
125 岩峰の上に出た。
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126 山頂の祠が見えた。
128 板状節理の岩を巻いて行く。
129 この辺りは花が多い。
131 いったん、下る。
133 ミネウスユキソウとミヤマシャジン。
134 イブキジャコウソウ。
135 またミヤマシャジン。
136 はい、根子岳到着。
137 はい、記念撮影。
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140 マルバダケブキを見向きもせずに下山開始。
141 ここにもトモエシオガマ。
142 雨と雷がやってきた。
144 折角なので小根子岳に寄る。
145 マツムシソウ。
146 はい、小根子岳山頂。
148 径はちゃんと整備されている。
149 前方が菅平。
150 オオバギボウシ。
151 ウツボグサ。
154 雷に追い駆けられている感じ。
157 牧場に沿って下る。
158 雷のせいか、暑いせいか、牛が固まっている。
159 根子岳を振り返る。
160 車道に出た。
162 菅平高原BSの前にあった店。
163 うれしいことに開いていた。
164 もっとうれしいことにビールがあった。

「うな百」でうな重を堪能した後、近くにカフェがあるとカミさんが云うので行ってみる。歩いても5分ぐらいの距離にある「カフェタイム」という店。ここもさっきの「うな百」も、住所は番匠免(ばんしょうめん)という変わった町名。
番匠とは江戸時代に大工を指す用語で、ここに住むことで、税を免除されていた土地をいうらしい。でも江戸時代に、大工が多く住んでいたということがイメージできない。今は民家と農地と小規模工場が混在する地域。
三郷には、民家を改築したカフェがそこここにある。この「カフェタイム」もそんな店のひとつ。通りがかりに寄ってみた、という感じでは絶対に入れない店である。入口にはビーチパラソルと葦簀があって夏らしさを感じる。
店内は、一部が吹き抜けになっている。民家としては贅沢な造り。観葉植物がアクセント。数組がテーブル席、カウンター席にいるが、「密」は感じない。客層は比較的若く皆さん、何れも近所の住民のような感じ。我々は、部屋のコーナーに置かれた2人掛けテーブル席。居心地は悪くない。家から歩けるぐらいに近くにあれば、偶にはひとりで寄ってみてもイイ感じ。カウンター席が良さそう。
小生は(ビールが置いてあるかどうか分からなかったが、もう腹が一杯なので)ホットコーヒー、カミさんはアイスコーヒーとケーキを注文。
外はとても暑いのでなかなか店を出る勇気が出ない。うだうだ1時間近くいてから、漸く意を決して店を出た。

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佐久の「磊庵はぎわら」で極太蕎麦を堪能してから、再びタクシーを呼ぶ。コロナ禍のせいか、結局蕎麦は無くなり仕舞いにはならないまま(でも我々の後から多くの客が押し寄せたかどうかは不明)、店を後にして再び佐久平駅へ戻る。
一方、途中にある「佐久の草笛」は「はぎわら」へ行く時と同様、帰りの時に見ても次から次へと客が入って、駐車場は常に満杯の状態。大した人気ぶりだ(でも以前入って手繰った限りは、蕎麦そのものはいまいちだった印象。客受けするのは別の理由かも知れない)。
佐久平駅に着いた後、まだ新幹線の時間までには時間があるので、ちょっと時間を潰す必要がある。そこで、駅に併設されたプラザ佐久の1階にある「Cosmos Cafe」へ入ることにした。珈琲だけでなく、遅いランチなのか、ラーメンとか食べている客も目立つ。エキナカにこのような店があるのは、やはり貴重だし便利だろう。
ちょっとした喫茶店かなと思っていたら、うれしいことにビールも置いてあった。しかも、地ビール(軽井沢ビール)にソーセージ2本と野沢菜漬け(これが付くところが実に長野らしくていい)がセットになった「ビールおつまみセット(990円)」があったのでそれにする。これさえあれば、待ち時間は全く気にならない。
軽井沢ビールを十分味わったあと、そろそろ時間になったので店を出て2階にある土産物売り場へいく。ついでにKIOSKに入り、新幹線車内用の呑みものも物色。すると七味唐からしビールなるシロモノを発見。よく見ると上諏訪・麗人酒造の「信州浪漫」と長野・八幡屋礒五郎の「七味唐からし」とのコラボレーション。物珍しさ故に、つい手が出てゲットし呑んでみたが、個人的にはビールに七味唐辛子は特に不要かな、と感じた。でも麗人酒造、色々とおやりになる。

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「月夜野びーどろパーク」内の「カフェ・ド・ヴェール」で、「ペンションてんとう虫」のご主人が運転する車に乗ってそのまま帰る4人組を見送った後、2本目の月夜野ビール(今度はヴァイツェンにした)を呑みながら、また「ペンションてんとう虫」のご主人が戻ってくるのを待つ。
ご主人は、(送迎料を払っているとはいえ)こちらが「もう結構です」と云うまで、徹底的に付き合ってくれる。早く戻って家(ペンション)でぶらぶらしていると、女将さんに仕事を云い付けられるせいだとか我々は陰口を叩くが、ありがたいことだ。
やがて戻ってきたご主人の車に再び乗りこみ、沼田へと向かう。時間が丁度良ければ、そのままランチを予定している店まで直行してもらうところだが、ちょっとまだ早い。だからと云って、何処か観光名所に連れて行ってもらう処も特に無い。前回の時に、「吹割の滝」と「沼田城址」には連れて行ってもらっているし、他には酒蔵とか日帰り温泉ぐらいしか思い付かない(沼田の観光名所ってそんなものかな?)。ので、今日はそのまま沼田駅前で下ろしてもらう。
ご主人に「また来ます」と別れの挨拶をした後、駅前で時間を潰すのはここしかないと(他には蕎麦屋と定食屋ぐらいしかないし、そこで何かを喰う訳にもいかないので)、土産物屋の諸田商店の2階にある「カフェ・ハイマート」に入る。ここは前回にもやってきた。
店内には先客がお一人だけ。ここも各テーブルには透明アクリル衝立が乗っていて、4人掛けは2人までに制限されている。衝立は感染防止には殆ど役に立たず、気流を妨げることにもなるので却って感染リスクが高くなる恐れもある。そう理解してからは、わざわざ金を出して無用な衝立を購入し、かつ客数を制限するこの奇妙な風習はいったいいつまで続くのか(とはいうものの、店主に止めるよう進言しても詮無きことだ)と、世の無常を感じるこの頃である。

126 時間調整で入るのはここしかない。
127 入ったらやはりこれ。

「ペンションてんとう虫」でゆっくり朝食を摂った後、今日は完全観光日なので、なおちゃんが事前リサーチしていてくれた「月夜野びーどろパーク」へ向かう。勿論、「ペンションてんとう虫」のご主人が運転する車での移動である。ご主人は、我々が「月夜野びーどろパーク」の見学を終えるまで待っていてくれた。
ここは上越クリスタル硝子という企業が運営する施設。説明書きを見ればこの上越クリスタル硝子、手作りガラスの製造、販売を生業としていて、創業は1905年という老舗、皇居宮殿や大使館などの照明ガラス、帝国ホテルのシャンデリアを手掛けた、知る人ぞ知る会社なのだ。
ここではガラス工房を見学できるだけでなく、体験コーナーもある。今日は生憎の雨模様なので観光客は少ないが天気が良ければ、施設の大きさからそれなりに客がやって来るのだろうと想像できる。とは云え、こちとらは興味は別のところにある。
体験コーナー行くという女子連と別れ、売店や工房をひと通り眺めた後、併設された地ビールレストラン「ドブリーデン」へ行ってみる。すると、なんと午前11時開店とのこと。誠に残念、昼食は別のところを考えていたので今回は見送るしかない。
その代わりに見つけたのが「カフェ・ド・ヴェール」という売店兼喫茶コーナー。ここでは単に呑むだけだが、ちゃんと月夜野クラフトビールが置いてある。地ビールは1杯600円、プラス200円出せばオリジナルグラス付き(持ち帰りOK)とのことだが、別にグラスに困っていないので丁重にお断りした。
頼んだピルスナーをチビチビ呑んでいるうちに、見学を終えた女子達も合流、ここでそのまま帰るチームと別れ、またしばらく月夜野クラフトビールを楽しんだ。でも、なんでガラス工房がビール造りを始めたのだろう?謎だ。

122 月夜野びーどろパークのガラス工房を見学。
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123 レストランは閉まっているのでここで・・・
124 月夜野クラフトビールを吞んだ。
125 もう一杯呑んだ。

今回はひろちゃんのリクエストに応えて、櫛形山に登ることにした。個人的にももう30年ぶりぐらいになる。その時もアヤメを狙いにいったのだが、大して咲いていなかった割にはアヤメ平にはハイカーがうじゃうじゃいて、しかも一日中雨。あまり楽しかった記憶は無い。その後、唐松岳を経て、道形が薄いルートを辿って桃の木温泉へ下り、一泊して帰った。
その時の往路は平林の登山口。最もポピュラーなルートだったが、山頂までたっぷり3時間掛かるので、アプローチも含め都心から日帰りはなかなか大変な山だった。30年ぶりに色々調べてみると今は林道の終点、池ノ茶屋まで車で上れ、そこを起点にすれば山頂まで1時間も掛からない。これだけで隔世の感がある。
実際登ってみてもう一つ驚いたことは、かつて櫛形山の山頂と云えば標高2,051.7mの奥仙重だったが、今はその北側にあるピーク(地形図を見れば、確かにこちらの方が高そうだ)に山梨百名山の標識が立っていた。時間が経つと、山頂が変わってしまうとは思わなかった(山行記録はこちら)。
登山口から数えて4重目の鹿柵で囲まれた裸山直下には、アヤメを初めとした高山植物が咲いていてヤレヤレ良かったと胸をなでおろす。一方、アヤメ平にはアヤメは見当たらなかったが、30年前の雰囲気はそのままだったように感じた。
今回は北尾根登山道を下り、伊奈ヶ湖レストハウスに降り立った。ここにはキャンプ場があるので、家族連れのマイカーがやって来ていて、標高900mぐらいあるけれどもう下界と同じ雰囲気。レストハウスは営業中だったが、客は誰もいなかった。生ビールは無かったので瓶ビールを注文し、早速グビッとやった。結構汗をかいていたので、堪らなく美味かった。

03 ということでここからスタート。
07 ここまで30分余。車がいっぱい。
10 バイケイソウが目立つ。
11 2つ目の鹿柵を潜る。
12 この辺りはワラビばかり。
14 またバイケイソウの群落地を抜ければ・・・
15 3つ目の扉。そんな厳重にする必要があるのか。
17 気持ち良く高度を稼げる。
20 ダケカンバの巨木。
24 とにかく至る所にサルオガセ
26 またまた巨大ダケカンバ。
27 広い尾根を漫歩。
33 証拠写真。
37 ということで再び証拠写真。
42 裸山へ向かう。
49 アヤメ。
50 アヤメに群がる。
51 アヤメとタカネグンナイフウロ。
52 ミヤマキンポウゲ。
55 この先も緩い径。
59 ベンチの下にマイヅルソウ。
61 この扉を潜ると・・・
64 で調べてみればミズキでした。
65 こちらはクサタチバナ。
67 右下がり斜面がずっと続く。
70 標高は1,500m付近。
72 コアジサイ。
75 梅雨時のこの景色は上出来でしょ。
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79 レストハウス伊奈ヶ湖に到着。
80 なにはともあれ、・・・
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81 お疲れ様でした。
82 キッシュはちょっと個性的。


ピッツェリア「GONZO」を出て振り返ると、さっきまでいた鋸山の、採石跡が良く見える。よくぞ削ったものだと感心するが、観光客は必ずしも採石跡や「百尺観音」を見に来るわけではない、やはりこの山の頂から見る東京湾の景色と、足元に見える断崖絶壁が魅力なのだろうと感じる。
日本の名山を集大成したものとしては、文筆家深田久弥が1964年に発刊した「日本百名山」があまりに有名だが、それよりも150年以上前の1812年(文化9年)に、著名な画家である谷文晁が刊した「日本名山図会」はあまり知られていないと思う。小生も「日本名山図会」そのものを手に取って見たことは無い。
この「日本名山図会」には89座の山が表されていて(但し山そのものでなく、中には妙義山中腹の「中嶽石門」のように「奇勝・奇景」を対象にしたものもある)、「深田百名山」に無い山も多い。時代背景も違うし、文筆家と画家の視点の違いもある筈で、比較すること自体、余り意味がないかも知れないが、凡人の小生にはちょっと興味がある。個人的には、ビジュアルを重視したはずの「文晁名山」に惹かれるところがある。「深田百名山」には無い「米山」や「姫神山」が入っているのが、何となく親しみが沸く。
また、これには千葉県の山として「鹿野山」と共に、「鋸山」が採り上げられている。構図は浜金谷側の海上から見た姿のように見えるが、その後1985年まで採石されてきているため、今見るように切り刻まれた鋸山とはちょっと違う感じで、とにかく鋸山らしくギザギザが強調されている(ちなみに「鹿野山」も海から見た構図であるが、これで名山?と思うような凡庸な姿が描かれている)。
そんな鋸山を見た後、ぶらぶら浜金谷駅に向かうと途中に古民家カフェがあったので入ってみた。内部に設えられた調度品もかなり古式ゆかしい感じだ。メニューを見ると、ここは珈琲専門店、残念ながらビールは無い。ならばと本日の珈琲を注文(一杯800円もする!)。値段に相応しい味と香りかどうか分からないが、この雰囲気も合わせればそれほど高くは無いと感じる店である。店主も物腰柔らかで如才がない。

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なんとか2週間越しの課題だった鰻を喰って「きくかわ」を出たら、中央通り(旧中山道)を南に辿り、JR神田駅の下を潜る。山手線高架橋を支える鉄構構造物はとってもレトロ。改札口からパラパラと人が出てくるが、流石に平日の昼間だから人影も疎らだ。また「かんだ光壽」や「神田 新八」、「味坊」に入れる日はいつになることやら。どうかそれまで廃業しないで持ち堪えて欲しい。
鍛治町辺りにも何回か呑みに来ている。最近は「ワイン食堂 八十郎」だったか。「すすむ」とか「三吉や」は安くて良かったが、あの客密度のままじゃあ、「三密」は避けられそうにない。「酒の大桝 kandawine-kan」が、ウィズコロナ時代になる前に閉業してしまったのは残念だった。
総武線のガードを潜れば日本橋。この辺りはすっかりお洒落になった。ショッピングモールがいっぱいあるので、買い物目的に来れば丸一日潰せる感じ。レストランも迷う程ある。ちょっとだけ日本橋室町テラスを冷やかし半分で通り抜けてみる。館内はコートを着たままでは暑くてしょうがないが、外に出ると途端に寒い。
もう2月も終わりだがまだ寒い。それにしても、この冬はコロナ禍だけで終わった。飲食業とか宿泊業だけでなく、日本経済全体がそろそろヤバい感じになってきた。行政はコロナ禍を何処まで想定していたのか判らないが、有事の頼みの綱は自衛隊だけ、(例えばイスラエルとかに較べれば)日本は平和ボケしてのるは間違いない。
漸く銀座まで辿り着いたら、裏通りにある喫茶店「野の花 司」に入ってみた。店内には色々な陶器が展示販売されていて、つい先日、ブラタモリで見たばかりの、小鹿田焼(おんたやき)の「飛び鉋」(とびかんな)模様の鉢があった。あまりの奇遇さに、思わず買いそうになった(でも我慢した)。

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「橋本屋」でビールは吞まずに鴨汁せいろ蕎麦を手繰ったあと、食後のコーヒーが飲みたいとカミさんが云うので、また近所の「TAKAO COFFEE」へ入ることにした。行ってみると、扉を開けるまでもなく(ガラス張りなので中が良く見えるので)、1年前に比べると今日は客の入りが随分疎らだ。界隈の蕎麦屋は何処も賑わっているのに、何故かこの店に来る客が少ない。
まだ昼飯時で、食後のコーヒーを飲む時間には早かったのかも知れない。何れにせよ我々には好都合。好きなテーブル席を選べる。といっても窓際はちょっと眩しいので中ほどのテーブルをチョイス。もはやこの店は、我々にとって(個人的にはコーヒーとスイーツしか置いていないところがやや不満だが)高尾山口の定番な店になりつつある。
さて何を頼もうか。メニューを見ると「本日のブレンド」以外に、変わり種ブレンドが4種類ある。後者の方が100円高い。「本日のブレンド」がドリップマシンで淹れるのに対して、これらはハンドドリップと書かれているのは、要は淹れたてだと云いたいのか。それともマシンよりも、丁寧に淹れるハンドの方が美味いのか。
いまいち分からないので、ちょっとモヤモヤ。それに比較もせずに味の違いが分かると思えないが、でもせっかくなので、何となく100円高い「高尾ブレンド」(M550円)をチョイスした。この辺の消費者意識を狙って100円高いブレンドを並べているのかも知れない。まんまと嵌ったか。
「高尾ブレンド」は、ブラジル、ケニア、コロンビアのブレンド。「甘みと酸味と苦みの調和」とのこと。でも個人的には3つとも単独でバランスが取れた豆という(大雑把な)記憶。飲んで見た感じも特に特徴は感じない。これだったら「本日のブレンド」でも良かったか。「本日のブレンド」がどこ産の豆を使っているのか気になった。

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