山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

信越本線沿線

戸隠からの帰り、長野駅に到着したら先ず復路新幹線の座席を確保するため、みどりの窓口へ。毎度のことながら、復路の乗車券を持っている人、持っていない人、支払は自分のクレジットカードでしたい人、現金で払いたい、大人の休日クラブの割引が利く人等々、条件がまちまちなのだが、だけどもまとめて購入したい(可能な限りまとまった席にしたい)という最大限の我儘を云うので、いつも窓口係員の器量と力量が問われることになる。今回は、かなり丁寧でスキルが高そうな人だったが、それでもたっぷり15分以上は掛かっただろう(実際、発券を間違えたりしていた)。結局、席はばらばら、やはり三連休の影響だろうか。
それでもまだ小1時間余裕があるので、ちょっと軽くやっていきたい。ならば駅に最寄りで、間違いなく空いている店があるので行こうと、「大久保西の茶屋 長野駅前店」へみんなを連れていく。ここは、ほぼ一年ぶりだ(前回のレポはこちら)。行ってみると、先客はふた組のみ。案の定、今日も空いていて(褒め言葉にならないが、褒めているつもり)、囲炉裏が切ってある小上がりのテーブルに着く。
時間が無いので一斉に頼もうと、前回同様、馬刺し(900円)と信州サーモン造り(950円)を頼み、それに加え野沢菜天ぷら(500円)、揚げそば(500円)、揚げ出し豆腐(550円)、そば団子(420円)も注文。どれもこれもヘルシーな喰い物である。特に、そば団子は素朴だ。そして今回、戸隠にやって来て、既に戸隠蕎麦は二度手繰っているが、締めもやっぱり蕎麦ということで、徹頭徹尾、戸隠蕎麦を堪能した次第である。

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飯縄山1日目は、思いもかけぬトラブル(スノーシューのベルト切断事件)があったため、飯縄山アタックは2日目。結果的には期待通りにトレースがあり(単独行男性のトレースを有り難く拝借)、天気もまずまずだったので無事、登頂を果たすことができた(山行記録はこちら)。
山から下りたら温泉に入ろうと目指したのは、中社BSから歩いて10分ほどのところにある「神告げ温泉湯行館」。ここまでは、「白樺荘」の送迎車で送ってもらった。戸隠スキー場との往復だけでなく、昨日の蕎麦屋と云い、今日の「日帰り温泉」と云い、すっかり「白樺荘」にはお世話になった。六日町の「五十沢温泉」を思い出す。味をしめるとこれが当たり前になってしまい、送迎をしてくれない宿には泊まる気がしなくなるのが怖い。
ここの温泉は、オーナーに神のお告げがあったことで、掘ってみたら沸いたという、古今東西の神話、民話にもありそうな「ここ掘れ」話である。謂れはともかく、こんな素朴な日帰り温泉が戸隠にあるとは思わなかった。湯はすべすべ系でよく温まる。湯船に入ると筋肉が弛緩し、身体がじわ~と融けていくよう。やはり外はそれなりに寒かった訳だ。
さっぱりしてからやっぱり一番乗りで休み処へ行くと、我々よりも少々上の世代の女性だけがぽつんと一人で喰ったり呑んだりしている。そのうちにやってきて「ご一緒してもよろしい?」と仰る。訊けば、九州から仲間(含、ご主人)同士でやってきて、皆は飯縄山に登っている最中だと云う(我々が登ったルートとは別のようなので、たぶんお会いしていない)。ご主人に、お前は山は無理だから温泉で待ってろ、と云われたらしい。どんなに健脚でも往復5、6時間は掛かるだろうからその間、ひとりで待たされるのは全く不憫である。よく喋る方で、今回は「すずらん」という近くの宿に泊まっているだの(お薦めの宿らしい)、いままで何処へ行って来たか、聞きもしないのにスマホの画像を交えて懇切説明して呉れた(リンゴも呉れた)。
ところでここの食事処は、見掛けに寄らず料理が良い。イワナの活造りは、注文するや否や、店の人が玉網で水槽からイワナを取り出した。皿に盛っても暫くの間、ぱくぱくしていて、なおちゃんが気味悪がっていたが、有り難くいただいた。蕎麦もかなりイケるし、ここは穴場である。

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今回の宿は、戸隠スキー場の一つ手前のバス停、「越水ヶ原」の目の前にある「白樺荘」という宿。いわゆるペンションなのだけれど、部屋は畳敷きなので、民宿的雰囲気もある。夫婦二人だけでやっているようなペンションとは違い、部屋数も多くかなり所帯が大きいが、スキー場の目の前にあるようなペンションとしては普通なのかも知れない。従業員はやはり家族一同(3歳の可愛い娘も含め)が切り盛りしているようだ。若女将を始め、皆さん接客が大変ソフトである。食事は和洋折衷、品数も程々で有り難い。
日本野鳥の会協定施設で、「鳥の宝庫である戸隠森林植物園に一番近い宿」というのがこの宿のキャッチフレーズ。我々の部屋の窓からは小川が流れている林が見えるが、雪解けになると水芭蕉で埋め尽くされる処のようである。
ところで今回、我々が利用したスノーシューは、この宿が所有しているものではなく、近所にある「小鳥の森」という名のイタリアンレストランだった(ここの飼い犬がとても人懐っこい。ちょっとだけ遊んであげた(⇒こちらをご覧あれ)。セッターかと思ったら、HPを見る限り「ROSSO」という名の若いボーダーコリーとのこと)。旧タイプのMSRライトニングアッセントは、ベルトのストッパーが女性の力では些か止め難い(小生も、素手でないと困難と実感)こともあり、その店まで行って交換してもらった。
小生はマイ・スノーシューなので問題はないが(とは云っても、今回のように自己メンテナンスは必要)、レンタルする場合には、毎度、皆さん装着に難儀している。それは、せいぜい年に2,3回程度しか履かないせいが大きいものの、スノーシューの種類がまちまちで、装着方法が其々異なるということも影響している。ちなみに、女子連(といっても経験者は2名のみ)に人気なのが、ラチェット式のMSRライトニングエクスプローラーだ(ちなみに定価は39,000円(税別))。

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白樺荘のHP: こちら

2018年明け最初の登山は、長野まで足を延ばして飯縄山に登ることにした。新幹線と路線バスを乗り継いで、10時過ぎには宿の送迎車に乗って戸隠スキー場へ。「有るモノは使う」主義である我々は、リフトを2つ乗り継いで瑪瑙山まで労せずに到着。
早速スノーシューを履いてスタートしたが、歩き始めて数歩のうちに、小生のマイ・スノーシューのベルトが切断。このMSRライトニング・アッセントは11年前に購入したもの。まあ、プラスチックとしては妥当な寿命なのだろう。しかしこうなるともう、にっちもさっちもいかない。
この先、トレースはあるものの雪はたっぷり深く、つぼ足では忽ち腿まで潜る。途方に暮れていると、スノーシューやらワカンを履いた男女数人のパーティーが現れ、瑪瑙山と飯縄山との鞍部まで行って引き返して来たとのこと。ってことはその先は当然、トレース無し。それでもう諦めが付いた、明日、出直そう。スキー場のゲレンデをへこへこ歩いて下る。そのうちに、もう片足のスノーシューのベルトも切れた。ゲレンデが多少圧雪されているとは云え、両足つぼ足では結構大変だ。大穴をあけながら何とか麓のロッジまで下ることができた。
気が付けばもう昼を過ぎている。折角、戸隠に来たのでやっぱり蕎麦を手繰らない訳にはいかない。試しに有名な「うずら家」を覗いてみると、それなりに客が入っている。しかし店員曰く、なんとかしますと。案内してくれた店員に限らず、皆、接客がとても丁寧である。
我々は、2階の小上がりの一番奥に通される。腰を落ち着けたら先ずはビール(大瓶780円)で憂さ晴らし。ここの日本酒はすべて信州産。天墜(信濃錦の特別純米)やら佐久の花などをいただく。つまみは、山の幸の盛り合わせ(850円)、岩魚の焼き枯らし(700円)、きのこいろいろ天ぷら盛り合わせ(950円)を注文した。
山の幸の盛り合わせはどれも美味かったが、女子連には、鞍掛豆のひたし豆が大層人気だった。小生にとっても甘くない煮豆は望むところだ。個人的には、岩魚の焼き枯らしが気に入った。今まで、「焼き枯らし」なんて調理法に出会ったことがあっただろうか。身がとても柔らかいので、焼いたようには感じられない。
締めの蕎麦は極細ながら、しこしこ、つるつるで絶品。ここ「うずら家」は、接客佳し、酒佳し、つまみ佳し、蕎麦佳しの、四拍子揃った名店であると、良く判った。

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昼食は、高田で有名らしい老舗料亭「宇喜世」で喰おうかと思っていたが、生憎、年末年始休暇とのこと。ここは観光地ではないということか。観光客は路頭に迷う。ならば仕方がない、再びネットで検索すると、「軍ちゃん」という海鮮料理屋が人気のようだ。どうやら高田だけでなく、直江津にも支店がある。この後、ほくほく線に乗る必要があり、直江津まで行っておくと後がスムーズなので、再び「妙高はねうまライン」に乗り込み移動。
直江津駅は、「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」とJR信越本線の起点であり、「ほくほく線」も乗り入れているという、かなりややこしくなっている駅である。しかし駅前は閑散として人影も殆ど無く、ターミナル駅がある街とは思えない。
霙交じりの雪が降る中を4、5分歩くと、「軍ちゃん」がある。暖簾を潜って入ると、左手がカウンター、右手が小上がりと云う配置。2階もありそうで、結構大きい店だ。我々はカウンター席へ着地。まずはビールで喉を潤しながら料理を考える。
いろいろ美味そうな魚が並んでいるが、あれこれ悩んでいると目の前の板前さんが、今日はノドグロが美味いです、半身を刺身に、残りを焼きにしたらどうでしょう?と仰るので、それでお願いする。煮魚も喰いたいので、メバルも注文。他に、カニクリームコロッケ、カニの甲羅焼きももらった。
どれも文句なしだったが、もう一つ、ブリの切り身をかんずりで合えた一品(料理名不明)がなかなか美味かった。かんずりは、こうやって使うのかと感心。酒は、潟舟・本醸造生貯蔵酒と吟田川(ちびたがわ)純米吟醸をいただいた。どちらも上越の酒。吟田川は、妙高市出身のアユラシに呑ませてもらって覚えた銘柄で、普段なかなか見掛けることがない、いわゆる濃醇旨口の日本酒である。これだけで、上越に来た甲斐があった。

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「ろくもん」で長野に着いた後、そのまま、とんぼ帰りも詰まらないが、雨がシトシト降ってきたので、余り駅から離れたくも無い感じ。実は、このような状況にうってつけな店を、予め調べておいた。駅からほんの1~2分、傘もささずに行ける「大久保西の茶屋」という、あまり蕎麦屋らしくない店の名前だが、本店は蕎麦どころ、戸隠にあるらしい。
全くの裏通りにあるので、駅前にも拘らず人通りは極めて少ない。営業中の札は出ているものの、やっているのか心配になるほど、ひっそりとしている。入口を開けると、先客はゼロ。店員2人が暇を持て余していた。果たして、良かったのか悪かったのかと少々不安。小上がりとカウンター席があるが、二人なのでカウンター席に腰を落ち着ける。
とりあえず、はじめから日本酒をいただく。この店の定番酒は、地元長野市の今井酒造が醸す「若緑」という酒だ(400円税込、以下同様)。少々辛口だが、食中酒、普段呑みにうってつけの味わいである。
メニューを拝見すると、蕎麦屋にしては豊富な一品料理の数々。蕎麦も出す居酒屋、といった感じ。焼き台が故障中とのことで、焼鳥などができないようだが、それでも十分過ぎるほどある。あれこれ悩んだ末、料理は、馬刺し(900円)と信州サーモン造り(950円)と野沢菜漬け(380円)を注文。お通しには、ししとうとなすの煮浸しが出て来た。これがなかなか美味い。
信州サーモンとは、(ネットで検索してみれば)長野県水産試験場が約10年かけて開発した品種で、ニジマスとブラウントラウトの交配種だそうである。見た目はまさしくサーモン、かなり脂が乗っていて、とても淡水魚とは思えない。馬刺しも野沢菜漬けも、テンコ盛りで出て来る。馬刺しの「つま」として出て来る、ワカメもすごい量である。
締めはやはり、ざるそば。キンキンに冷やされていて、シャキッと引き締まっている。手繰ってみれば、つるつると喉越し抜群。こりゃ、いままで知らなかったのが損した気分。 
長野駅界隈でちょっと一杯やって、蕎麦も手繰りたい場合には是非、お薦めの店である。今度は戸隠の本店に行ってみたいが、店のHPを見ると、「ららぽーと新三郷」にも支店があるようだ。さっそく行ってみよう。

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あいにくの雨で、剣の峰の登りはなかなかハードだったが(山の記録はこちら)、その分、山を越えた先の「金湯館」では癒された。10年近く来ていなかったが、佇まいは概ね昔のまま。午後2時前の到着、宿の人総出で迎えてくれた。大女将が、濡れた合羽やザックカバー、スパッツ等は、干しておきましょう、と預かってくれる。有難い心遣い。通された二間続きの部屋こそが、伊藤博文等が明治憲法を起草するために逗留していた処と聞かされた。
早速、風呂へ。ぬる好きの小生でもぬるいと感じる湯だが、その分長く入っていられ、温まる。さっぱりしたら、部屋に戻り、ビールを皮切りに小宴会。豪華なつまみが集合した。ワインはコノスル・カベルネソーヴィニョン、日本酒は麓井・純米本辛 圓(まどか)、屋守(おくのかみ)・純米無調整生詰を用意。障子は雪見障子になっていて、外の紅葉が見える。ちょっと贅沢な気分。夕食、朝食とも部屋食。地のものが使われた料理はなかなか食べ応えがある。これで1泊9,500円(税別)と、北アルプス辺りの山小屋と変わらない料金。素晴らしい。
二日とも雨を覚悟していたが、翌朝は、山の神の御目溢しのような快晴だった。

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軽井沢の帰り、昼食は磯部簗(やな)に寄って鮎を食べることにした。鮎は寄居の「京亭」以来、2年ぶり。食事処の入口手前で、男衆が汗だくになって鮎を焼いている。靴を脱いで、茣蓙を敷いた板の間に上がる。結構広いので、団体でも入れそう。生ビールを(小生のみ、運転手のカミサンに遠慮がちに)注文してから、料理メニューを見る。最も期待していた鮎飯は、3人前以上で且つ事前予約が必要とのことで断念、無念・・・。セットメニューには松竹梅があり、竹(2,900円)と梅(2,500円)を各々小生とカミサンが注文。400円の違いは、鮎田楽と鮎うるかの有無。竹の場合、鮎3匹分(塩焼、田楽、天麩羅)を食べることができる。ビールを飲みながら窓の外を眺める。霧積温泉辺りを源流とする碓氷川が窓の下を水音をたてて流れているが、今日は水量が豊富な感じがする。簗らしきものも見える。壊れているのか、単なるオブジェなのか判らないが、あれでは鮎は捕らえられそうにない。やがて料理が出てきて、先ずは天麩羅。苔臭さは感じられない。その後、待望の鮎の塩焼き、田楽も熱々のままやってくる。早速、田楽から齧り、酒(新潟の鮎正宗)で流し込む。田楽は初めてかも知れない。味噌の香ばしさが堪らない。鮎は一に鮎飯、二に塩焼きだと思っているが、三に田楽でも良さそう。今シーズン中に、できれば何処かでもう一度確認したい。

_DSC3341碓氷川の流れ

_DSC3356観光用の簗?

_DSC3342愛妻橋の直ぐ袂に簗がある

_DSC3357香ばしい薫りが漂う

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_DSC3354奥が田楽
 

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