山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

信越本線沿線

越後の山も、越後湯沢界隈であれば日帰りも可能だが、米山となるとそうはいかない。今回、米山登山のために、なおちゃんにチョイスしてもらった宿は「わすけ」という、上下浜にある民宿。この地区には他にも2、3軒宿があった。今日の泊まり客はそれほどいないようだったが、大広間では宴会が入っていた。
男部屋は2階の北向きの六畳間。畳敷きで床の間もある純和室。一方、女部屋は西向きの十畳間。我々の宴会場はこちらに決定。荷物を置いたらともかく風呂だ。風呂場(男湯)は、ひとりで入るには充分過ぎる大きさである。
風呂上りは十畳間でひとりビール。夕食は6時からということで、ちょっとだけまったり。やがて夕食タイム。場所は1階の個室。今日のコースのお品書きがあり、数えて見るとご飯まで含め全9品。ご飯は地元産コシヒカリだが、たぶんそこまでは辿り着けないだろう。
民宿なので、見栄えよりもボリュームとか味で勝負しているのかと思いきや(見縊って済みません)、見栄えも味も凄い。ここは立派に割烹宿なのだと判る。刺身だけでもボリュームたっぷり、6種類もある。せっかく大女将さん(?)の説明を聞いたが直ぐ忘れた。
煮魚の真鯛も大振りなので、刺身と煮魚だけでかなり腹にきた。もう食べるのに一生懸命。酒はなかなか進まない。大女将曰く、この宿の名物はイカスミコロッケなのだそうだ。これじゃあもう、コロッケは喰えそうもないと思っていたが、出てきたのはひとくちサイズだったのでなんとか喰えた。
地図を見れば、この宿は海までわずか300mぐらしか離れていない。折角だから海を見に行けばよかったと思ったが後の祭り。翌朝は、上下浜駅まで歩いて10分(車だったら2分)の距離なのに、わざわざ車で送って貰った。この宿が人気なのはとても良く判った。

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お食事の館・旅人の宿 わすけのHP

年に一度ぐらいは残雪期の越後の山に登ってみたいと、今年は上越の米山にしてみた(山行記録はこちら)。いにしえの頃から米山は越後の名山の一つに数えられており、相模湾における丹沢・大山の如く、上越沖の船から進行方向を確認するための、海上交通上の重要な目印だったらしい。ほくほく線の車窓からもその端正な山容がうかがえる。ここは国定公園(佐渡弥彦米山国定公園)の一部でもある。
当日は雲ひとつ無いピーカンの快晴。我々は西側の水野林道から登り、下牧登山口へ下りることにした。途中、雪はあったり無かったりで、持ってきたスノーシューを履いたり脱いだり忙しかったが、山頂直下の稜線は実に気持ちがいい雪稜。眺望も期待以上に素晴らしかった。これほど眼下に真っ青な日本海を眺めたことは無い。反対側(南東側)は、ずらりと上越国境の山々が真っ白く輝いていた。
大満足で下牧登山口へ下りたら、タクシーを呼んで今宵の宿へ。途中ふと思いついて、地元出身という運転手に「宿へ行く途中に酒蔵はありますかね?」と訊けば「いくつかありますよ」との返事。近い方の酒蔵を訊けば「吟田川(ちびたがわ)の代々菊酒造があります」と。
えー!ここでまさか吟田川に出会えるとは思っていなかったよ!と心の中で喝采し、早速、寄って貰う。着いてみると、運転手が先頭になって店に乗り込んで行った。もしかしてやっていないかと危ぶんだが、女将さんが出てきてくれた。ちょっといくつか、利き酒をさせてもらい、大吟醸の四合瓶をゲットすることができた。
吟田川という名前は、近くを流れる柿崎川の上流、米山の南に位置する尾神岳の、麓に沸く清水が吟田川と呼ばれていて、その水を酒造りに使っていることが由来だそうだ。アユラシに呑ませて貰って以来、なかなかお目にかかれない吟田川、まったく今日は何から何まで好日だ。

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「ぼっち」で酒と肴と蕎麦に堪能したあとは、目論見通り善光寺に参詣。昨夜に降ったと思われる雪を仄かに纏っていて良い風情。その後、長野県信濃美術館・東山魁夷館へ行こうとしたら、なんと改築工事中で閉館していた。
指定券を取った16:09発の「かがやき540号」まで、時間は有り余るほどある。ならばと、山門に初めて登ってみた。酔っ払いじゃ登ることも下ることも無理な急勾配階段。でもそれを登れば、かの京都・知恩院の三門で石川五右衛門が「絶景哉」と云ったのもかくやと思われるような眺めだ。
たっぷり時間をかけて山門を巡っても、まだまだ時間がある。そこで、参道にある「藤屋御本陳」(本「陣」ではなく本「陳」と表記しているところにこだわりを感じる)に入ってみることにした。ここは江戸時代は本陣で、その後最近までホテルだったところ。現在はイタリアンレストランとなっている。
我々は、ラウンジでお茶をすることにした。小生だけ生ビールで、他は皆、ソフトドリンク。注文をとりにきた女性店員は、6人分の注文(うち4人は飲物だけでなくスイーツも注文したので都合10品の注文)を、メモも取らずにちゃんと理解した様子で、間違えずに皆出てきた。
凄過ぎる。大宮の「いづみや」だったら、(3つ以上は覚えられない)おかあさんに5回来てもらわないと注文が完了しない勘定だ。「いづみや」のおかあさんのレベルに慣れた我々には(って云うか我々も似たようなレベルなので)、信じられない記憶力である。
それにしても、出てきたスイーツはかなりのボリューム。しかし皆さん、見事にペロリと平らげた。いくらスイーツは別腹とは云え、さっき「ぼっち」でしっかり喰ったとは思えない食欲である。さっきの女性店員にはほとほと感心したが、皆さんの「スイーツ腹」にも大いに感心した。

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長野に着いたらもう昼食時、観光(善光寺参詣)の前に腹ごしらえをすることになる。昨年の秋、志賀高原の帰りに寄った「油や」をリベンジしてみようかとも思ったが(何しろ蕎麦を手繰ったかどうか覚えていないので)、まあせっかくだから未だ入ったことが無い店を優先した方がよろしかろうと、「ぼっち」という蕎麦屋に入ってみることにした。長野は、何かと気になる蕎麦屋が多い。
Google Mapを見て、店はホテルメトロポリタンの中かと誤解したが、よく見ればそのすぐ裏の小さなホテルの地下階だった。ランチタイムは予約が出来ないようなので、11時30分開店の17分前にやってきたら先客はおらず、一番乗りだった。店の開店を待つのも珍しいが、一番乗りはもっと珍しいことだ。
店の名前になっている「ぼっち」は、どういう意図で命名したのだろうか。「一人ぼっち」などに使われる「ぼっち」と「ダイダラボッチ」の「ボッチ」は、共に「法師」が語源らしい。一方、「高ボッチ」の「ボッチ」は「凹地」が由来のようだ。この蕎麦屋の「ぼっち」は、前者の意味のような感じはするが、定かではない。
我々の後から段々列が延びてきた頃、店主が「お待たせしました」と階段を上がってくる。案内されたのは小上がり。腰を下ろしたら、生ビール(470円税込、以下同様)で乾杯。メニューを開くと、蕎麦の種類も豊富だが、一品料理もかなりある。もうそれだけで嬉しくなってくる。
それでも結局頼んだのは、だし巻き玉子(600円)、大根と揚げそばサラダ(680円)、馬刺し(赤身、1,100円)、天ぷら盛り合わせ 大(海老2本付き、1,500円)と定番メニュー。それぞれたっぷりサイズだが、6人居るのであっという間にペロリ平らげた。
そして勿論、締めは十割そば(大盛1,550円)。ここは地元戸隠産のそば粉を使用。そのせいか、こし、喉越し、香りとも申し分ない。一番乗りして並んだ価値は十分にあった。

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今回の最後の午餐は、東京へ帰る前に長野駅前で。なおちゃんがリサーチし予約を入れてくれたのは、「油や」という蕎麦屋。駅前ロータリーに面しているので、利便性は抜群である。今回は運良く、我々が志賀高原でふらふらのんびりしている間に、黒部峡谷・下ノ廊下を踏破してきたWoodyさんと、「油や」で合流することができた。
我々の席は、奥の個室のような小上がり。店は大層賑わっていて、すでに席が空くのを待つ客もいる。予約を入れてくれたのは大正解である。乾杯は、Woodyさんも含めたいていの者はビールだが、小生はもう、「特急ゆけむり」でしっかり呑んできたので、ここは日本酒でいこう。ぱらぱらとメニューを捲って、これにするかと選んだのは地酒、「松尾」白ラベル純米(1,100円/300ml税込、以下同様)。日本酒らしい口当たり。そのあとは、「西之門」生酒(1,100円/300ml)を呑んでみた。これも、長野の地酒。やはり昔風な味わいである。
この店は、一品料理が極めて充実していて、居酒屋も顔負けである。酒の肴には、若鶏から揚げ(470円)、揚げ出し豆腐(390円)、肉じゃが(480円)、エリンギ天ぷら(360円)、しめじと舞茸チーズ焼(400円)、馬もつ煮込み(540円)をそれぞれ2つずつ注文した。全般的にコスパはかなり高いと感じた。
ところがこの先、すっかり記憶が飛んでいる。最後に蕎麦を喰ったような気がするが全然覚えていない(日本酒を呑み過ぎたか)。証拠写真もないので、確かめようもない。折角、蕎麦屋に入って蕎麦を覚えていないのでは洒落にならないので、また長野に寄ることがあれば(無理矢理、プランするか)、何が何でも「油や」に入って確かめねばならない。ところで今更ですが、ちゃんと勘定、払いましたよね?

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戸隠からの帰り、長野駅に到着したら先ず復路新幹線の座席を確保するため、みどりの窓口へ。毎度のことながら、復路の乗車券を持っている人、持っていない人、支払は自分のクレジットカードでしたい人、現金で払いたい、大人の休日クラブの割引が利く人等々、条件がまちまちなのだが、だけどもまとめて購入したい(可能な限りまとまった席にしたい)という最大限の我儘を云うので、いつも窓口係員の器量と力量が問われることになる。今回は、かなり丁寧でスキルが高そうな人だったが、それでもたっぷり15分以上は掛かっただろう(実際、発券を間違えたりしていた)。結局、席はばらばら、やはり三連休の影響だろうか。
それでもまだ小1時間余裕があるので、ちょっと軽くやっていきたい。ならば駅に最寄りで、間違いなく空いている店があるので行こうと、「大久保西の茶屋 長野駅前店」へみんなを連れていく。ここは、ほぼ一年ぶりだ(前回のレポはこちら)。行ってみると、先客はふた組のみ。案の定、今日も空いていて(褒め言葉にならないが、褒めているつもり)、囲炉裏が切ってある小上がりのテーブルに着く。
時間が無いので一斉に頼もうと、前回同様、馬刺し(900円)と信州サーモン造り(950円)を頼み、それに加え野沢菜天ぷら(500円)、揚げそば(500円)、揚げ出し豆腐(550円)、そば団子(420円)も注文。どれもこれもヘルシーな喰い物である。特に、そば団子は素朴だ。そして今回、戸隠にやって来て、既に戸隠蕎麦は二度手繰っているが、締めもやっぱり蕎麦ということで、徹頭徹尾、戸隠蕎麦を堪能した次第である。

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飯縄山1日目は、思いもかけぬトラブル(スノーシューのベルト切断事件)があったため、飯縄山アタックは2日目。結果的には期待通りにトレースがあり(単独行男性のトレースを有り難く拝借)、天気もまずまずだったので無事、登頂を果たすことができた(山行記録はこちら)。
山から下りたら温泉に入ろうと目指したのは、中社BSから歩いて10分ほどのところにある「神告げ温泉湯行館」。ここまでは、「白樺荘」の送迎車で送ってもらった。戸隠スキー場との往復だけでなく、昨日の蕎麦屋と云い、今日の「日帰り温泉」と云い、すっかり「白樺荘」にはお世話になった。六日町の「五十沢温泉」を思い出す。味をしめるとこれが当たり前になってしまい、送迎をしてくれない宿には泊まる気がしなくなるのが怖い。
ここの温泉は、オーナーに神のお告げがあったことで、掘ってみたら沸いたという、古今東西の神話、民話にもありそうな「ここ掘れ」話である。謂れはともかく、こんな素朴な日帰り温泉が戸隠にあるとは思わなかった。湯はすべすべ系でよく温まる。湯船に入ると筋肉が弛緩し、身体がじわ~と融けていくよう。やはり外はそれなりに寒かった訳だ。
さっぱりしてからやっぱり一番乗りで休み処へ行くと、我々よりも少々上の世代の女性だけがぽつんと一人で喰ったり呑んだりしている。そのうちにやってきて「ご一緒してもよろしい?」と仰る。訊けば、九州から仲間(含、ご主人)同士でやってきて、皆は飯縄山に登っている最中だと云う(我々が登ったルートとは別のようなので、たぶんお会いしていない)。ご主人に、お前は山は無理だから温泉で待ってろ、と云われたらしい。どんなに健脚でも往復5、6時間は掛かるだろうからその間、ひとりで待たされるのは全く不憫である。よく喋る方で、今回は「すずらん」という近くの宿に泊まっているだの(お薦めの宿らしい)、いままで何処へ行って来たか、聞きもしないのにスマホの画像を交えて懇切説明して呉れた(リンゴも呉れた)。
ところでここの食事処は、見掛けに寄らず料理が良い。イワナの活造りは、注文するや否や、店の人が玉網で水槽からイワナを取り出した。皿に盛っても暫くの間、ぱくぱくしていて、なおちゃんが気味悪がっていたが、有り難くいただいた。蕎麦もかなりイケるし、ここは穴場である。

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今回の宿は、戸隠スキー場の一つ手前のバス停、「越水ヶ原」の目の前にある「白樺荘」という宿。いわゆるペンションなのだけれど、部屋は畳敷きなので、民宿的雰囲気もある。夫婦二人だけでやっているようなペンションとは違い、部屋数も多くかなり所帯が大きいが、スキー場の目の前にあるようなペンションとしては普通なのかも知れない。従業員はやはり家族一同(3歳の可愛い娘も含め)が切り盛りしているようだ。若女将を始め、皆さん接客が大変ソフトである。食事は和洋折衷、品数も程々で有り難い。
日本野鳥の会協定施設で、「鳥の宝庫である戸隠森林植物園に一番近い宿」というのがこの宿のキャッチフレーズ。我々の部屋の窓からは小川が流れている林が見えるが、雪解けになると水芭蕉で埋め尽くされる処のようである。
ところで今回、我々が利用したスノーシューは、この宿が所有しているものではなく、近所にある「小鳥の森」という名のイタリアンレストランだった(ここの飼い犬がとても人懐っこい。ちょっとだけ遊んであげた(⇒こちらをご覧あれ)。セッターかと思ったら、HPを見る限り「ROSSO」という名の若いボーダーコリーとのこと)。旧タイプのMSRライトニングアッセントは、ベルトのストッパーが女性の力では些か止め難い(小生も、素手でないと困難と実感)こともあり、その店まで行って交換してもらった。
小生はマイ・スノーシューなので問題はないが(とは云っても、今回のように自己メンテナンスは必要)、レンタルする場合には、毎度、皆さん装着に難儀している。それは、せいぜい年に2,3回程度しか履かないせいが大きいものの、スノーシューの種類がまちまちで、装着方法が其々異なるということも影響している。ちなみに、女子連(といっても経験者は2名のみ)に人気なのが、ラチェット式のMSRライトニングエクスプローラーだ(ちなみに定価は39,000円(税別))。

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白樺荘のHP: こちら

2018年明け最初の登山は、長野まで足を延ばして飯縄山に登ることにした。新幹線と路線バスを乗り継いで、10時過ぎには宿の送迎車に乗って戸隠スキー場へ。「有るモノは使う」主義である我々は、リフトを2つ乗り継いで瑪瑙山まで労せずに到着。
早速スノーシューを履いてスタートしたが、歩き始めて数歩のうちに、小生のマイ・スノーシューのベルトが切断。このMSRライトニング・アッセントは11年前に購入したもの。まあ、プラスチックとしては妥当な寿命なのだろう。しかしこうなるともう、にっちもさっちもいかない。
この先、トレースはあるものの雪はたっぷり深く、つぼ足では忽ち腿まで潜る。途方に暮れていると、スノーシューやらワカンを履いた男女数人のパーティーが現れ、瑪瑙山と飯縄山との鞍部まで行って引き返して来たとのこと。ってことはその先は当然、トレース無し。それでもう諦めが付いた、明日、出直そう。スキー場のゲレンデをへこへこ歩いて下る。そのうちに、もう片足のスノーシューのベルトも切れた。ゲレンデが多少圧雪されているとは云え、両足つぼ足では結構大変だ。大穴をあけながら何とか麓のロッジまで下ることができた。
気が付けばもう昼を過ぎている。折角、戸隠に来たのでやっぱり蕎麦を手繰らない訳にはいかない。試しに有名な「うずら家」を覗いてみると、それなりに客が入っている。しかし店員曰く、なんとかしますと。案内してくれた店員に限らず、皆、接客がとても丁寧である。
我々は、2階の小上がりの一番奥に通される。腰を落ち着けたら先ずはビール(大瓶780円)で憂さ晴らし。ここの日本酒はすべて信州産。天墜(信濃錦の特別純米)やら佐久の花などをいただく。つまみは、山の幸の盛り合わせ(850円)、岩魚の焼き枯らし(700円)、きのこいろいろ天ぷら盛り合わせ(950円)を注文した。
山の幸の盛り合わせはどれも美味かったが、女子連には、鞍掛豆のひたし豆が大層人気だった。小生にとっても甘くない煮豆は望むところだ。個人的には、岩魚の焼き枯らしが気に入った。今まで、「焼き枯らし」なんて調理法に出会ったことがあっただろうか。身がとても柔らかいので、焼いたようには感じられない。
締めの蕎麦は極細ながら、しこしこ、つるつるで絶品。ここ「うずら家」は、接客佳し、酒佳し、つまみ佳し、蕎麦佳しの、四拍子揃った名店であると、良く判った。

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昼食は、高田で有名らしい老舗料亭「宇喜世」で喰おうかと思っていたが、生憎、年末年始休暇とのこと。ここは観光地ではないということか。観光客は路頭に迷う。ならば仕方がない、再びネットで検索すると、「軍ちゃん」という海鮮料理屋が人気のようだ。どうやら高田だけでなく、直江津にも支店がある。この後、ほくほく線に乗る必要があり、直江津まで行っておくと後がスムーズなので、再び「妙高はねうまライン」に乗り込み移動。
直江津駅は、「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」とJR信越本線の起点であり、「ほくほく線」も乗り入れているという、かなりややこしくなっている駅である。しかし駅前は閑散として人影も殆ど無く、ターミナル駅がある街とは思えない。
霙交じりの雪が降る中を4、5分歩くと、「軍ちゃん」がある。暖簾を潜って入ると、左手がカウンター、右手が小上がりと云う配置。2階もありそうで、結構大きい店だ。我々はカウンター席へ着地。まずはビールで喉を潤しながら料理を考える。
いろいろ美味そうな魚が並んでいるが、あれこれ悩んでいると目の前の板前さんが、今日はノドグロが美味いです、半身を刺身に、残りを焼きにしたらどうでしょう?と仰るので、それでお願いする。煮魚も喰いたいので、メバルも注文。他に、カニクリームコロッケ、カニの甲羅焼きももらった。
どれも文句なしだったが、もう一つ、ブリの切り身をかんずりで合えた一品(料理名不明)がなかなか美味かった。かんずりは、こうやって使うのかと感心。酒は、潟舟・本醸造生貯蔵酒と吟田川(ちびたがわ)純米吟醸をいただいた。どちらも上越の酒。吟田川は、妙高市出身のアユラシに呑ませてもらって覚えた銘柄で、普段なかなか見掛けることがない、いわゆる濃醇旨口の日本酒である。これだけで、上越に来た甲斐があった。

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「ろくもん」で長野に着いた後、そのまま、とんぼ帰りも詰まらないが、雨がシトシト降ってきたので、余り駅から離れたくも無い感じ。実は、このような状況にうってつけな店を、予め調べておいた。駅からほんの1~2分、傘もささずに行ける「大久保西の茶屋」という、あまり蕎麦屋らしくない店の名前だが、本店は蕎麦どころ、戸隠にあるらしい。
全くの裏通りにあるので、駅前にも拘らず人通りは極めて少ない。営業中の札は出ているものの、やっているのか心配になるほど、ひっそりとしている。入口を開けると、先客はゼロ。店員2人が暇を持て余していた。果たして、良かったのか悪かったのかと少々不安。小上がりとカウンター席があるが、二人なのでカウンター席に腰を落ち着ける。
とりあえず、はじめから日本酒をいただく。この店の定番酒は、地元長野市の今井酒造が醸す「若緑」という酒だ(400円税込、以下同様)。少々辛口だが、食中酒、普段呑みにうってつけの味わいである。
メニューを拝見すると、蕎麦屋にしては豊富な一品料理の数々。蕎麦も出す居酒屋、といった感じ。焼き台が故障中とのことで、焼鳥などができないようだが、それでも十分過ぎるほどある。あれこれ悩んだ末、料理は、馬刺し(900円)と信州サーモン造り(950円)と野沢菜漬け(380円)を注文。お通しには、ししとうとなすの煮浸しが出て来た。これがなかなか美味い。
信州サーモンとは、(ネットで検索してみれば)長野県水産試験場が約10年かけて開発した品種で、ニジマスとブラウントラウトの交配種だそうである。見た目はまさしくサーモン、かなり脂が乗っていて、とても淡水魚とは思えない。馬刺しも野沢菜漬けも、テンコ盛りで出て来る。馬刺しの「つま」として出て来る、ワカメもすごい量である。
締めはやはり、ざるそば。キンキンに冷やされていて、シャキッと引き締まっている。手繰ってみれば、つるつると喉越し抜群。こりゃ、いままで知らなかったのが損した気分。 
長野駅界隈でちょっと一杯やって、蕎麦も手繰りたい場合には是非、お薦めの店である。今度は戸隠の本店に行ってみたいが、店のHPを見ると、「ららぽーと新三郷」にも支店があるようだ。さっそく行ってみよう。

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あいにくの雨で、剣の峰の登りはなかなかハードだったが(山の記録はこちら)、その分、山を越えた先の「金湯館」では癒された。10年近く来ていなかったが、佇まいは概ね昔のまま。午後2時前の到着、宿の人総出で迎えてくれた。大女将が、濡れた合羽やザックカバー、スパッツ等は、干しておきましょう、と預かってくれる。有難い心遣い。通された二間続きの部屋こそが、伊藤博文等が明治憲法を起草するために逗留していた処と聞かされた。
早速、風呂へ。ぬる好きの小生でもぬるいと感じる湯だが、その分長く入っていられ、温まる。さっぱりしたら、部屋に戻り、ビールを皮切りに小宴会。豪華なつまみが集合した。ワインはコノスル・カベルネソーヴィニョン、日本酒は麓井・純米本辛 圓(まどか)、屋守(おくのかみ)・純米無調整生詰を用意。障子は雪見障子になっていて、外の紅葉が見える。ちょっと贅沢な気分。夕食、朝食とも部屋食。地のものが使われた料理はなかなか食べ応えがある。これで1泊9,500円(税別)と、北アルプス辺りの山小屋と変わらない料金。素晴らしい。
二日とも雨を覚悟していたが、翌朝は、山の神の御目溢しのような快晴だった。

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軽井沢の帰り、昼食は磯部簗(やな)に寄って鮎を食べることにした。鮎は寄居の「京亭」以来、2年ぶり。食事処の入口手前で、男衆が汗だくになって鮎を焼いている。靴を脱いで、茣蓙を敷いた板の間に上がる。結構広いので、団体でも入れそう。生ビールを(小生のみ、運転手のカミサンに遠慮がちに)注文してから、料理メニューを見る。最も期待していた鮎飯は、3人前以上で且つ事前予約が必要とのことで断念、無念・・・。セットメニューには松竹梅があり、竹(2,900円)と梅(2,500円)を各々小生とカミサンが注文。400円の違いは、鮎田楽と鮎うるかの有無。竹の場合、鮎3匹分(塩焼、田楽、天麩羅)を食べることができる。ビールを飲みながら窓の外を眺める。霧積温泉辺りを源流とする碓氷川が窓の下を水音をたてて流れているが、今日は水量が豊富な感じがする。簗らしきものも見える。壊れているのか、単なるオブジェなのか判らないが、あれでは鮎は捕らえられそうにない。やがて料理が出てきて、先ずは天麩羅。苔臭さは感じられない。その後、待望の鮎の塩焼き、田楽も熱々のままやってくる。早速、田楽から齧り、酒(新潟の鮎正宗)で流し込む。田楽は初めてかも知れない。味噌の香ばしさが堪らない。鮎は一に鮎飯、二に塩焼きだと思っているが、三に田楽でも良さそう。今シーズン中に、できれば何処かでもう一度確認したい。

_DSC3341碓氷川の流れ

_DSC3356観光用の簗?

_DSC3342愛妻橋の直ぐ袂に簗がある

_DSC3357香ばしい薫りが漂う

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_DSC3354奥が田楽
 

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