山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

メトロ日比谷線沿線

最近は仕事で都心に行くことが無くなり、もっぱらプライベートの呑み喰いか買い物目的ばかりとなってきた。そのせいで、ランチ時で何処かの店に入る機会もすっかり無くなった。その結果、牛丼やカツ丼、カレーライス、ラーメンは云うに及ばず、何とか定食の類も含め、もう何年もランチしたことが無い状態。
例えば「大戸屋」には何時以来入っていないかも覚えておらず、「ザめしや」とか「やよい軒」などは未だ入ったことすら無い。何もすることが無くなって(完全リタイヤして家にも居ずらい場合があれば)、平日の昼間に入るかも知れないが、まだだいぶ先の話だろうし、取り立てて喰えなくて残念ということは無いので、まだまだこの状態は続きそうである。
ということで、今回も仕事とは無関係で東京へ。以前の職場仲間との呑み会の場所が、八丁堀の「博多もつ鍋 一慶」だった。八丁堀はあまり土地勘が無いせいもあり、Google Mapが頼り(初めて入る店の場合は、スマホ+Google Mapの組み合わせが欠かせない。いったい昔はどうしていたんだろう)。そもそも、とても判り難い場所にあり、しかも八丁堀には何故か「一慶」が2店舗があって紛らわしい。
この「一慶」、博多では有名なもつ鍋店らしいが、博多の街も、もつ鍋店も、全く疎いので知らなかった。ググッた限り、博多では「炙りもつ鍋」なるシロモノが流行のようである。スープはしょうゆ味とみそ味があるとのこと、どっちが一般的と訊けば「しょうゆ味です」と店員。ならばそれでいこうとなった。
一人前で1,280円。たしかに味は悪くない。しかしもつの匂いが店内を充満していて、身体に染み付きそう。それが証拠に、その臭いがコートに染み付いたのか、翌日の通勤電車で隣に座ったOLがやや怪訝な顔をしていた。気の毒なことをした。

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「宮沢湖温泉喜楽里別邸」で温まった後、飯能駅まで路線バスで移動。飯能駅では少々時間があったので、駅ビル内の「くまざわ書店」で立ち読みして過ごす。何だか、山に来たことを忘れる。飯能駅からは「レッドアロー号」に乗って、ちょっとリッチに池袋へ出る。
ここまでは快適だが、このあと山手線と地下鉄大江戸線に乗らねばならぬ。今宵は六本木で忘年会なのだ。リュックサックを背負って通勤電車に乗るのは少々気が重い。今回、六本木にある「ぶどう酒食堂さくら」をセレクトしたのはアユラシ。何度か来ているらしい。
小生だったら六本木の店なんぞは思い付きもしない。職場が海浜幕張なので、会社帰りに六本木へやってくることも、とても少ない。せいぜいカミさんと国立新美術館に来る時に寄るぐらいだろうか。ましてや、まさかリュックサックを背負ってやってくることになるとは想定外だった。
「ぶどう酒食堂さくら」は外装が全てガラス張りになっていて、煌びやかさが外に漏れている。年の瀬だから尚更なのだろうが、やっぱり六本木の呑み屋はちょっと違うなと感心。こちとらは北千住の裏路地ばかり歩きまわっているので、六本木の灯りはやけに眩しい。
山帰りの2人が到着すると、既に呑み会直行組は着いていた。120分呑み放題付5,000円ぽっきりなので、全員揃ったところでスタート。料理は全て洋風。前菜は生ハムとサラミの盛り合わせ、サラダ、白身魚のカルパッチョ、フレンチフライポテト、ムール貝の白ワイン蒸し、ピザ、豚ロース炭火焼きステーキなど、続々と出て来るのでボリューム十分。ビールで乾杯した後は、ひたすらワインで盛り上がった。偶には山から下りて六本木も悪くはない。

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その4

その3

その2

その1

ダリ展を見に行った。ダリの作品を見たのは、モンマルトルにあったダリ美術館以来、随分久しぶりだ。ダリというと、柔らかい時計や宇宙象の印象が強いが、今回の展覧会ではそのような作品は少なかった。如何にして、あのようなダリの世界が出来上がったのか、というところに主眼が置かれていたようだ。
ダリ展のあと、昼時は六本木へ。折角だからと小洒落た店に入るのも良いが、ちょっと気になっていたビリヤニの店があったので其処にしてみた。マレーシアでビリヤニの美味さに目覚めた小生としては、この頃、インド・パキスタン料理店があれば、カレーは二の次にして、ビリヤニを試してみたくなる。ここ六本木にある「サヒファ・ケバブ・ビリヤニ」も、店名にビリヤニが入っているくらいだから、素通りは出来ない。
場所は東京ミッドタウンから六本木交差点へ向かってすぐの左側。小さな雑居ビル1階の奥にあり、表に看板が出ていなければ素通りしそうな程、目立たない店。店内は照明がやや抑えめで、ランチ時とは思えない雰囲気。先客は一組のみ。日本語が達者なインド人ウェイターが二人、奥の厨房にいるのもインド人だろう、早口のヒンドゥー語(?)らしき会話が聞こえて来る。勿論、BGMもインド音楽だが、店内に飾られている絵画は現代アート。
ランチメニューを暫し睨む。ビリヤニにはラム、チキンとベジタブルの3種類があるようだ。少々迷ったが、注文したのは、ラムビリヤニ(1,855円税込、以下同様)ライタ付きと、タンドリーチキン 1P(810円)。豆のカレーもおまけで出して呉れた。それとやっぱり生ビール。カミさんは、アプサナランチ(1,080円)でカレー3種類(シーフード、野菜、豆をチョイス)とナン、サラダのランチセット。
カレーセットはともかく、タンドリーチキンとビリヤニはちょっと高めか。六本木価格なのかも知れぬ、と思ったが、出て来たタンドリーチキンを見ると、かなりのボリューム。独りだったら、持て余す大きさだ。齧ってみると、んまいっ。味付けもしっかりしていてとてもスパイシー。そんじょそこらのタンドリーチキンとはちょっと違う。
ビリヤニも、ボリュームたっぷり。大ぶりのラム肉が中に隠れている。様々なスパイスがふんだんに使われているが、ハーモニーと云うか、バランスが実にいい。こりゃ、レベルが高い。きっとディナーだったら様々な料理が楽しめるだろうが、ビリヤニを喰う以上は、余りよそ見はできない。次回はやっぱりランチどきに、ベジタリアンのビリヤニにトライしてみたい。 

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たらふく「もんじゃ」を喰った後、ついでに、かみさんが行きたいと云っていた聖路加タワーの「レストラン・ルーク」へハシゴ。直線距離はたいしたことはないが、歩くにはちょっと離れているので、徒歩とバスで移動する。途中、堀の向こう側に、白く輝く晴海トリトンスクエアが望め、昔ながらの月島と近未来都市が同居している今を感じる。
聖路加タワーに入るのは初めて。仕事で築地に通っていた時代もあったが、こんなところまで足を延ばすことは無いまま、もう20数年が経過した。もちろん、会社帰りに一杯やるには少々、敷居が高過ぎる。
レストランへ向かうためには、何処にエレベータがあるのかと建物内をまごまごする。46階まで共用エレベータで上がり、そこから47階まで何故か1階分だけの専用エレベータがある。どうしてここだけ切り離されているのかが不明。エントランスは重厚な雰囲気だが、なんとなく無駄なスペースが多いと感じてしまう。やたらと派手で無駄に広い、クアラルンプールやジャカルタのオフィスビルを彷彿させる。
レストランに着くと、テーブル席へ案内される。天井が高く開放感があるし、外の眺めも抜群だ。とても山から下りて、リュックサックを背負って入る店ではない(笑)。店内は100人ぐらい入れそうなほど広いが、半分も埋まっていない。今日は金曜日なのにこんなものか。ここはアクセスの点で今一つかも知れない。ダイニング以外にラウンジや個室もあるようだ。
メニューを眺めてみる。ここはフレンチが基本かも知れないが、色々な料理を取り入れたインターナショナルキュイジーヌとのこと。さっきの「岸田屋」と「もへじ」で、もう腹一杯だが、アペタイザーぐらいならばなんとかなりそう。ビール(プレモル小、800円税別、以下同様)と共に、魚介サラダ(失念???円)と生ハム(1,200円)を注文。どちらもイタリアンな盛り付けで出て来る。
偶には、こんなところで優雅に呑むのも悪くない。

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かつての職場の飲み仲間からお呼びがかかり、急きょ東京へ酒呑み出張(笑)。場所はこれから決めるから、小生にとっての都合が良い駅近辺でも良いと云うので、八丁堀駅を所望してみる。すると蕎麦好きおやじさん(「接点の人形町を選んだ」と書いているが八丁堀である。人形町は別の機会。)が見つけてきた店が、今回の「串だおれ」だった。
18時30分までは、ハイボールやチューハイ、ライムサワーが1杯100円という格安ハッピーアワーだったようだが、小生が着いた時には既に終わっていたので、生ビール(390円)でスタート。その後は角ハイボール(390円)。
店の名前に「串」が入っているように、ここはとにかく、串ものがウリ。串揚げ10本セットを2セット注文。串揚げは、パン粉の粒が細かい、いわゆる関西風。ソースはウスターソース系で、二度漬け厳禁は他と同様。様々な具材が串揚げになっていて飽きさせない。他に、ポテトカラムーチョ(450円)なんて頼んだが、辛いばっかりで何処が美味いのか判らない。牛スジ焼きそば(880円)はまずまず美味いが、CP的にはいまいち。
結果、酒はひとり当たり1,600円、料理は1,800円ということだった。常にひとり2,500円以下がマストと考えている蕎麦好きおやじさんには不満が残ったようである。(小生以外の)3人が、ハッピーアワーで8杯も(つまり800円)呑んだ割には安くない。他の飲み物や喰い物が比較的高いせいもあるが、ま、単に呑み過ぎということだろう。
他の居酒屋チェーンと同様、この店も特色を出すために色々努力しているのは判る気がする。でもやはり、その他大勢と一緒で、魅力的とは云いかねるし、どっちつかずだ。ついでに云えば、居心地良さも、やや御座なりになっている感がある。雰囲気なんぞ二の次で、酒と料理が(味は凡庸でも)安ければいいというスタイルもあっていい(現にそういう客だっている)が、そんな勝負をしない(できない)場合には、接客態度も含めた雰囲気作りが必要と思う。この店はまだまだ伸び代がある。 
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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乃木坂の国立新美術館で、「マグリット展」と「ルーブル美術館展」をまとめて鑑賞。やはりネームバリューが違うのか、客の入りは「ルーブル」の方が遥かに多かった。「ルーブル」では、有名なフェルメールの「天文学者」以外、目ぼしい絵画がなかったにもかかわらず、である。小生も、クエンティン・マセイエスの「両替商とその妻」だけが微かに見た記憶があったに過ぎない。「ルーブル」と「フェルメール」の何れのネームバリューなのか知らないが、流石に「天文学者」の1枚だけでは展示会にはならないだろう。
それにしても今回の、「日常を描く」という展示会のテーマは少々強引ではなかったか。紀元前のギリシアの壺から、19世紀末のバルビゾン派まで、「日常を描いた」絵を寄せ集めただけで、作風やコンセプトには全く一貫性がなかった。逆に云えば、これまでそのような見方でしか、展示会を捉えていなかったことに対するアンチテーゼを狙ったのかもしれぬ。
ともあれ、個人的には「マグリット展」の方に満足。一番お気に入りの「光の帝国(L'empire des Lumieres)」や、「ピレネーの城(La durée poignardée)」が出品されていなかった(「光の帝国Ⅱ」はあった)のは残念だったが、二番目に気に入っている「大家族(La Grande Famille)」は見られたのでまずまず。
絵画鑑賞の前に、同じ乃木坂で腹ごしらえをしていた。予約していたその店は、ちょっと高級イタリアン。シチリア料理店だと云うだけあって、店内は原色を使った装飾が目立つ。昼のランチは2,000円前後だが、ディナーは8,000円から、というので、夜に来るのは少々清水の舞台が必要だ。有閑マダム(って死語?)達の、常連と思しき客も多い。イタリア人シェフがわざわざ出て来る。きっと、今日も相変わらずお美しいですね、ぐらいのお世辞を云っているに違いない(聞こえないけど)。あとから飛び込みの客も何組か来たが、皆、丁重に追い返された。
さて料理は、というと前菜については特段、インパクトは感じなかったが、手作りショートパスタ(名前は不明)は歯触りも味もなかなか良かった。グラスワインもまあまあのクオリティ。でもこの店で、ボトルを頼むのはかなり勇気が必要。リストをちらっと見た限り、最低、1万円って感じである。いくら美味くてもなー。

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Ristorante da NinoのHP: こちら 

「太平山酒蔵」を出た後のこと。2軒目に行こう!と云うことで、蕎麦好きおやじさんに連れられて「誠や9号店」という変わった名前の蕎麦屋(9号店と云っても、1から8号店までがある訳ではないらしい)に行ってみた。ところが、生憎、今日は貸し切りで入店ならず!ならばと云うことで入ったのがこの「魚串さくらさく」だ。
調べてみると、東京を中心に15店舗を展開している、魚の串焼き(又は揚げ)をウリにするという、ありそうでないコンセプトの店。スペインバルのピンチョスの向こうを張った和風バル、ということかも知れない。それが証拠に、この店の1階は立ち呑みである。
入ってみると、なんと満員。店員に「3人なんだけど・・・」と告げると、2階へどうぞと云われる。上がってみるとそこは4人掛けテーブル席が6つほどで、先客は1組のみ。1階は満員だが2階はスカスカ。何故、皆さん、立席の方を好むのか。単にトレンドなのか、連れの女性がそう云ったからなのか、足腰の鍛錬のつもりなのか、階段を上がるのが面倒なのか、チョイ呑みで直ぐ帰るからか、はたまた皆ひとり呑みで、他の人と話がしたかったせいなのか。鍛錬と面倒くささ以外はどれもアリそうだが・・・。
さて飲み物は、と辺りを見回すと、「ハイボールで運だめし」の張り紙。もう日本酒と云う感じでもないので、ならばチャレンジしてみるか。サイコロ2個を振って、ぞろ目が出るとタダ、偶数だと半額になるが、奇数が出ると、メガジョッキで倍額のハイボールを呑まなくてはならないというルール。もちろん、どうせ最初から2杯以上飲むつもりの輩には、罰ゲーム的要素はないので、チャレンジする価値は十分ある。結果は、メガハイボール。あまり残念な気持ちにならないところがいい。あてには「まぐろスモーク」を注文。これもありそうでないシロモノ。なかなかいける。
そのあと、「サメ軟骨の梅和え」なるものも頼んでみる。コリコリしていて珍味。こりゃ日本酒に合いそうだ。試しにネットでググってみると、気仙沼産で「梅水晶」なる商品名で通信販売されているらしい。取り寄せてみたい気もあったが、最小単位が700gでは、量が多すぎて夢で魘されそうだ。となると、食べたいときにはこの店に来るしかない。姉妹店は立川にもあるらしいので、今度はそちらにも行ってみよう。

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魚串のHP: こちら 

久しぶりに蕎麦好きおやじさん主催の格安居酒屋訪問シリーズ。そして久しぶりの人形町。ここ人形町は、活気や派手さはないが、小粋な店が多いイメージがある(今回はそうでもないけど)。本社が日本橋にあった頃は、通り道だったので時々人形町に途中下車することがあった。
目当ての店は、地下鉄の駅から小舟町方面へ向かって歩くと、右手に見えてくる。渋い店構えである。店名は「太平山」の直営店そのもののようだが、資本関係は無いらしい。入って右側がテーブル席が4つ、左側が厨房&カウンター席、奥が小上がりとなっている。19時近い入店だったが、客の入りはいま一つのようである。
その理由を考えてみると、近所の親爺が入り浸るような感じでもなく、近頃のトレンドとなっているらしい、店と客との距離が近い老舗大衆居酒屋とも、少々違う雰囲気か。従って店内には、近所の旦那衆も、情報に敏感な若い女性やそれに追従する男子の姿もなく、ちらほら居る客の全ては普通の親爺さらりーまんである。でもそのせいか、結構、我々には居心地は良い。
小生だけが遅れてやってきたため、蕎麦好きおやじさん他は、先行していてもう太平山の升酒をぐびぐびやって良い調子になっている。さしあたり生ビールで追撃開始。その後、升酒に移行する。小生が頼んだ肴は、肉野菜炒め(460円)、そしてベンチマークのポテトサラダ(450円)とハムカツ(???円)。ポテトサラダは手作り感があって何故か懐かしい。ハムカツはぺらぺらでやや残念な感じ。メニューを良く見ると、生ガキ1個400円という料理が最低価格で、だいたい450~460円が主体。蕎麦好きおやじさんプロデュースにしては、価格設定がやや高めな印象である。結果は、しめてひとり3,000円弱と、世間的には普通だろう。
ちなみに、太平山を一合升で頼むと320円だが、徳利だと800円する。当然、徳利が二合では間尺に合わないので、三合くらいの大きさなのだろうか、そんな大きい徳利はあまり見たこと無いけど。店員に訊きそびれた。次回はそれを口実に来てみるか。

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月いちの、蕎麦好きおやじさん主催の格安居酒屋ツアー。今日の目的地は六本木。こんなことでもないと、会社帰りに六本木に来ることはない。場所は六本木のど真ん中、俳優座ビルの3階にある「小松」。六本木らしい洒落た店とは真逆でまったく飾らない、場違い的コンセプトの店。裏通りに入口があるので少々判りにくい。例の神楽坂「竹子」と同じ、謎の格安チェーンのひとつらしい。釣り天井が無く、天井裏がむき出しで、テーブル席の上に手荷物用の網棚があるところも良く似ている。
入口の看板には「本日生ビール210円」の文字が堂々と書かれている。つまり、曜日限定(もしかすると「本日」は毎日か?)ではあるものの、フルタイム、この価格ということ。本当にビールなのか疑いたくなる。そして、この鶏手羽揚げは、ひとつなんと50円。従って、生ビール4杯飲んで、手羽揚げ3つ食べても1,000円でおつりがくると云う、まさにセンベロ、育ち盛り御用達の店なのだ(勿論、小生は"量"には魅力を感じないので、そんな飲み方はしないけど)。ビールの後は、焼酎(いいちこ、ボトル2,100円)のお湯割りに移行。
到着は19時頃で意外に空いていたが、20時を過ぎる頃になると、いつのまにかほぼいっぱい。出足が遅いのは、この店は2次会で利用すると云う意味なのか・・・?、ちょっと謎である。麻婆豆腐(580円)、焼餃子(440円/2皿)、ミックスピザ(?忘れた?)、焼き鳥(?忘れた?)なども注文。それぞれ普通に美味い。ベンチマークのポテトサラダは喰い損ねた。きっと、「竹子」と同様、テンコ盛りで出てくるのだろう。わざわざ六本木に行って、ちっとも六本木らしくない店に入るのも、なかなか粋狂かも知れない。・・・そうか、粋狂しか来ないのか、だから直ぐには混まないのかー?!

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蕎麦好きおやじ連とのほぼ定例飲み会。茅場町とは、居酒屋目的としてはいささか辺鄙な場所だが、老舗立ち飲み居酒屋「ニューカヤバ」に入ることが元々の計画。ところが残念ながら、18時頃で既に満杯状態で入ることが叶わず。それにしても、昨今の立ち食い立ち飲み礼讃の風潮は些か眉を顰めるしかない。安くて酔えればいい、腹が一杯になればいい、という考えに全く同調するつもりはないが、それはそれとしても「ニューカヤバ」には一度でいいから入ってみたい。ともあれ、急きょ代替店を探すことになり、偶々近くにあった、何の前知識がないこの店に入った次第。店の看板を見れば一目瞭然だが、ここは基本的に鶏肉がウリの店。2011年開店とのことなので3年目。扉を開けるといきなり2階へ(1階は厨房?)。席は基本的に掘り炬燵式テーブル席で、典型的な今風居酒屋スタイル。客は全てサラリーマンである。先ず飲み物は、一杯299円也のサントリープレミアムモルツ、その後はハイボール。料理は、ねぎま、砂肝、ぼんじり、つくね、ポテサラ、鶏唐揚げ、コロッケ、じゃがいもアンチョビバター、鉄板鶏餃子などを注文。みんなまずまず美味。結構食べても一人当たり2,500円弱、基礎代謝量が高い方々には申し分ないと言えよう。

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