山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

フレンチ

天気が良ければ、今頃は権現岳からの眺めを堪能していた筈だと思いながら、現実は甲斐小泉駅傍にある、「平山郁夫シルクロード美術館」で絵画鑑賞。この美術館に、ラクダキャラバン隊の絵が、8枚も並んで展示されているとは知らなかった。なかなか壮観。美術館内には、「キャラバンサライ」という小粋なCaféがあるのだが、まこと残念ながらソフトドリンクのみ。せめて地ビールぐらい、置いて貰いたいものである。
絵画鑑賞の後、女子連は、日本名水百選のひとつにもなっている「三分一湧水」を見に行くとのことで、ならばこちらは、何処かでひとやすみ(≒取材)しようかと、直ちにネット検索。偶々見つかった店は、甲斐小泉駅の目と鼻の先。上手い具合に11時開店、との情報の店は「亜絲花」(あしはな)という名のフレンチレストランだが、ドリンクだけでも入れてくれるだろうと思い、行ってみる。
建物はログハウス調で、中はやや薄暗いが真っ白いランチョンマットとグラスが奇麗に並んだテーブル席。まだオープンしたてで早いせいか、客はまだ誰もいない。なんちゃってフレンチかと勝手に思いこんでいたので、こんな処に(と云っては失礼だが)、かなり本格的である。奥に声をかけると、程なく現れた(たぶん)オーナーシェフの方に、飲み物だけでも良いか尋ねると、その場合は表のウッドテラス席になりますとのこと。それはむしろ望むところだ。
飲み物(全て、一律500円税込)でアルコール類となるとグラスワインのみ。赤をいただくことにした。外と云っても、日影で在れば、それなりに涼しくて快適。やはりここは高原だ。AQUOSタブレットで本を読みつつ、ワインを舐める。ふと思いついて、この店のHPでもないかとネット検索すれば、見つかった。そのHPを見ているうちに、ここのオーナーシェフは、2012年まで、大阪で「ラトリエドゥニシタニ」というフレンチレストランをやっていて、その後こちらに移って来たのだと知る。HPには回想録まであって、かなり読み応えがある。
読んでいるうちに、段々、ドリンクだけでは惜しいという気がしてきた。是非今度、ディナーを食べに来てみたい。そのためには、近くの宿に素泊りするか、近所に別荘を持っている人と仲良しになるかが必要だろうが、そのくらいの価値は有りそうな気がする。
そうこうしているうちに、そろそろ女子連が史跡見学から帰ってきそうな時間だ。こちらも駅に戻るとするか。

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亜絲花のHP: こちら

今回の軽井沢での夕食は、中軽井沢の、目立たない一軒家風のレストラン「無限」。外観から見て、レストランとして誂えた建物では無さそうだ。元は誰かの別荘か。玄関から中へ入ると、かつて応接間だったようなメインダイニングに、テーブルが5つとカウンター席があり、我々がテーブルに着くと丁度満席の状態。しかし、他にも部屋があるようだ。半分くらい、厨房の中を覗ける。料理を作っているのはシェフひとり。ウェイトレスは3人。うちひとりは奥方かも知れない。
ここは箸で食べるフレンチということで、カジュアルな店。黒板に書かれたメニューを眺め、アラカルトで頼むことにした。どうせコースを頼むと、後で腹がパンパンになって後悔するに決まっている。
前菜の盛り合わせ(値段失念。1,500円くらい)や、あじのカリカリ焼きと玉葱のロースト(1,300円)、海老の春巻(650円)、鶏のロースト(???円)、牛フィレと大根のステーキ(1,940円)、バジリコとトマトソースパスタ(値段失念。1,200円くらいか)を注文。フレンチとは云いながら、和洋中、イタリアンの要素も取り混ぜた、無国籍(多国籍?)風な感じもする。鶏のローストに振りかかっていたのは、どうみてもガラムマサラのようであり、タンドリーチキンを思い起こさせる。これも「カジュアルさ」のうちかも知れない。どれもこれも、味付けは申し分ない。
ワインリストはとてもぶ厚い。一応、ひと通り眺めた後、選んだのはイスラエル産のヤルデン(YARDEN)メルロー。ちょっと気張って注文したが、文句ない美味さ。余韻の長さも申し分ない。コスパは非常に高いと思う。日常的に呑むにはちょっと値が張るが、ちょっと気取って呑むには相応しいワインと云える。今度、シャルドネも試してみたい気になった。
造り手は、ゴラン高原にあるワイナリー、その名もゴラン・ハイツ・ワイナリーだそうだ。つまり1967年に起こった第3次中東戦争でイスラエルがシリアから分捕った土地。「YARDEN」とは、ヘブライ語でヨルダンのことらしい。ワイナリーが旧シリア領にあって、ワインのブランド名がヨルダンとは・・・、我々極東の人間には良く判らぬ。
それにしてもこの店は、ワインの在庫が素晴らしいが、値段もかなりリーズナブルなものから、ひーっと云いそうになるくらい高価なものまで、守備範囲が広い(下は3,000円台から上はン万円まで)。一般的に、このようなレストランであれば、小売価格の3倍ぐらい取るのが普通だが、ここはせいぜい2倍程度でとても良心的である。
飲み物を別にすれば、料理はひとり3,000円程度。こういう店が近くに欲しい。 家から自転車で行ける位の距離にあったら、毎月でも通いたい。ここは冬になるとジビエ料理を出すらしい。それも魅力的だ。偶には、冬の軽井沢も良いかも知れない。

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今年も、夕食はホテルのメインダイニングではなく、外に出かけることにした。ホテルの夕食に飽きたという訳では勿論ないが、軽井沢にはまだまだ行ってみたい店が色々あるので、暫くはお預けである。
タクシーで10分ほどの、「エルミタージュ・ド・タムラ」から程近い場所に、その「タムラ」で修業したシェフの店があり、そこに行ってみることにした。HPを見てみると、まだ若いシェフ、「タムラ」だけでなく、西国分寺にある蕎麦会席の店「潮」(隊長とタマちゃんと3人で入ったのはいつ頃だっけ)でも修行したという。
中軽井沢に近いこの辺りは、木々が鬱蒼としているが、木洩れ日が程良い雰囲気。かつての「エンボカ」も、この近くにあった(あの跡地は今、どうなっているのだろうか。あの建物が復活することはないのだろうか)。
ここ「無彩庵」も、緑との調和を大切にしているように見受けられる。道からは直接、店の中が見え難いよう、上手に庭木を配置してある。中に入ると、道側全面がガラス窓になっていて、とても開放感がある。反対側の、カウンター席の正面には、鏡面仕上げしたステンレス板が張ってある。何故かまっ平らではなくうねっているので、周りの木々をコラージュして写しとったような、ちょっと不思議な演出効果になっている。
先ずはビールから。その後、赤ワインリストの中から、日本のワインをチョイス。軽井沢町の隣り、東御市にあるというRue de Vin(リュードヴァン)の、ドゥー・ローブ・ヴィオレット2012にしてみた。カベルネソーヴィニョンとメルローのブレンド。かなり濃厚でスパイシー。ボルドーを彷彿させる香りと余韻だ。日本にもこんなワインがあるとは、と感じ入る。実はこのワイン、通販でも5,000円するシロモノで(ハルニレテラスの或る店では6,000円で売っていた)、ハレの日でもないと買う気は起こらない。このレストランではこれを7,100円で提供しているので、リーズナブルと云えばリーズナブル。でも率直に云えば、ここが軽井沢でなければ呑まなかっただろうな。
料理は5,500円のコースを注文。前菜に山芋を使った料理があったが(我が胃が山芋拒否症なので)、別の料理に変えてくれた。料理そのものは全般的に特段のインパクトはないものの、まずまず無難な感じ。ただ、店の雰囲気は、現代的な美術館の一角にいるような錯覚をおぼえるほどで、しかも緑を巧みに取り入れていて、如何にも軽井沢のレストランという佇まいで印象的だった。この雰囲気だけで二重丸である。

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 無彩庵 池田のHP: こちら

ありゃ、今週は全部、番外編だった。平にお許しを。
有楽町の日劇で映画「エクソダス」を見た後、小川町へ移動。まだ時間がありそうだ、と、ちょっと路地裏を探索。けっこう小洒落た、小さな立ち飲み屋がある。もう一杯だけ呑み足りない時があったら重宝しそうだ。でもひとりで入れるかはやや微妙。再び靖国通りに出て、スポーツ店を眺めつつ神保町交差点に向かう。ICI石井スポーツで山用品をチェックした後、店の脇の細い通りを北へ入りこむと「ビストロ・アリゴ」がある。
ちなみに「アリゴ(Aligot)」とは、マッシュポテトにチーズやニンニク、バター、生クリーム等を混ぜた素朴な料理で、肉料理の添え物か、パン等にのせて食すもの、とのこと。料理メニューにも載っていたので注文してみた。単なるマッシュポテトより断然こちらの方が良い。
今夜は「カギロイ」以来の古民家飲み会シリーズ。店に予約を入れてくれ、そもそも一番行きたかった筈のなおちゃんは無念の負傷欠席。多忙の隊長も出席叶わず。結果、6人が集まった。ここ「ビストロ・アリゴ」も「カギロイ」と同じ夢屋系列店。「酔の助」はすぐ近所。隣には「BILBI」という、これまたお洒落なCaféがある。
「ビストロ・アリゴ」の外観は全くビストロの雰囲気は無く、かつて氷店だったという商家の殺風景さがそのまま残っていて、果たして何処から入っていいのか一瞬悩む。でもよく見ると、右手の勝手口から入れ、勝手口まであと五歩、などと控えめに書いてあるのに気が付く。この謎解きのような店の外観も中々面白い。同じように店の表で戸惑っている客が2名ばかり。何となくみんなで連れ添って勝手口だけどもオフィシャルな入口から入る。
みんな、2階へ通される。靴を脱いで急な階段を上がってみると、3つの和室の仕切り襖を取っ払ったような空間になっていて、卓袱台が点々とある。左手奥に廊下らしき細く歪な板の間があって、そこだけ二人掛けテーブルと椅子がある。なにやら懐かしいような新鮮の様な変わった空間である。次第に客が増えて、満杯になっても卓袱台毎の車座ができるだけで、田舎の家に上がり込んで、其々グループワークをやっているようにも見える。
食事はもちろん、ビストロらしくフレンチテイストの料理が出てきて、合わせるアルコールも当然ワインなのだが、卓袱台に乗った皿をみんなで突いていると、フレンチらしさは全く感じられない、不思議な感覚。特筆すべき料理はエゾシカのロースト。ハンターから直接仕入れているとのことで、いわゆるジビエ料理。堅いとか味や臭いに癖があるとかのイメージが先行してしまうが、全くそんなことはない。大変美味しく頂いた。ポテトサラダはひとひねりしてあり、マヨネーズは使っておらず、オリーブの実のペーストが入っている。
それにしてもこの神保町界隈には意外と古民家が多い。それをできるだけ生かして居酒屋やレストランにしてしまうのは、なかなか良いアイデアだと思う。この次が楽しみである。

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ビストロアリゴのHP: こちら
 

シャトー・ルミエールで太陽のもと、およそ3時間飲み続け、散々ワインを堪能したので、一旦切り上げることにして、ぶどうの丘に移動。山の汗を流したい人は天空の湯へ、まだまだ呑み足りない人(凸さん、アユラシ、黒さん)は地下ワインカーヴで試飲(1,100円で飲み放題)することとなった。汗を流してさっぱりした後は3Fの展望レストランへ。ほぼ3カ月ぶりの訪問。ランチタイムがもうすぐ終わる時間(15:30ラストオーダー)だったため、かなり空いていた。全く良い天気なので、今日も変わらず雄大な眺めである。風呂上がりには何時もならばビールに限るが、今日は甲州種ワイン(五味ワイン樽発酵)にオードブル4種盛り合わせを注文。この樽熟成ワインは、甲州種らしいフレッシュ感と、確かに樽の木の香りがする。なかなかイケる。甲州種は飲む度に新たな発見がある。
三々五々、天空の湯から上がって集まり、思い思いの飲み物を注文する。人によってはソフトドリンクでひと休み。地下組のうち、凸さんとアユラシはなかなか上がって来ない。様子を見にワインカーヴへ下りると、すっかり他の客と意気投合し、将に宴たけなわ。シャトールミエール到着が遅くなったアユラシ、黒さんはともかく、スタート時から凸さんはタクシー移動時間以外、切れ目なしにほぼ4時間半(うち、1時間半は立ち)飲み続けていたことになる。そして立川に移動後も・・・。恐れ入りました。リバウンドしないよう祈ってます。

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万平ホテルに宿をとった夜は、あえてホテルのメインダイニングではなく、六本辻交差点にあるフレンチレストラン「ピレネー」で夕食をとることにした。如何にも軽井沢にありそうな佇まいのレストランだが、比較的カジュアルな雰囲気で、客層は家族連れか夫婦(もしくは恋人同士)が殆ど。常連と思しき別荘滞在派的夫婦もいる一方、女子大生グループが店に入るなり、席にも着かないうちに暖炉とシェフをバチバチ、スマホ撮り。屋外にもテーブル席がある(ペット同伴でもOKらしい)。
料理はアラカルトもあるが、やはりコースが基本。選ぶ際に、牛や鴨等の生肉サンプルをテーブルまで持ってきてくれるが、生肉の審美眼は全く持ち合わせていないので、残念ながら小生には意味がない。ともかくも合鴨胸肉をメインにしたコース5,500円(カミサンは魚(日替わりで、今日は鯒)をメインにしたコース4,900円)を頼むことにした。ワインは実に多くの種類が置いてあるようだが(5大シャトー等、値の張るワインは単に眼の毒である)、その中からまあまあリーズナブルなシャトー・ラネッサン1996年をチョイス。ボルドー正統派らしいフルボディだし、18年目は丁度飲み頃ではなかろうか。見た目も程良くレンガ色に枯れているようだ。ソムリエは大変話し好きで、客を和ますのが上手。この店の料理のミソは、暖炉の火を使った炙り焼き。シェフが立派な暖炉に付きっきりで肉を焼いているのが、テーブル席から良く見えるので、ディスプレイ効果もありそう。
先ずは前菜としてニシンのマリネ。保存容器ごと持ってきて、何枚でもどうぞと言われるが、一枚だけ頂く。程良い浸かり具合。スープ(玉蜀黍のポタージュ)もピッチャーでたっぷり持ってくる。最後にサラダと共に鴨肉が出てくる。塩を振っただけのシンプルな味付けで、鴨肉がもつ旨味が生きている。好みによってニンニク醬油や粒マスタードをつけて食べるようになっている。料理そのものから特段のインパクトを受けることはなかった(勿論、普通以上に美味い)が、心地よいサービスを含め軽井沢的雰囲気に酔うにはもってこいの店と言えるだろう。

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梅雨のはしりに日川尾根を歩く予定が、大雨で県道大菩薩初鹿野線が規制雨量に達し通行止めとなり、栄和交通の上日川行バスが不通となってしまったため、急きょ勝沼ぶどう郷駅からアプローチできる宮宕山に変更し、そのまま大滝不動尊からタクシーで天空の湯に入ることになった(山の記録はこちら)。勝沼ぶどう郷駅からはタクシーでワンメーターの距離。湯上りに「天空の湯 温泉ラウンジ」で生ビールを呷ったあと、まだ時間が早いのですぐ隣の「ぶどうの丘 展望レストラン」に入ってみた。あいにくの天気の割には眺めは悪くない。もし晴れていれば、南アルプスの大展望が期待できる最高の場所にある。ここはちょっと気取った店なので、ほんとは泊りで来てゆったりとディナーを楽しみたいところだが、グラスワイン一杯ぐらいであれば気楽に飲める。つまみにはオードブル盛り合わせを注文。昼下がりのひと時をまったりするには申し分のない店である。

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