山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

牛タン

「カフェ・モーツァルト・アトリエ」で暫しまったりしてから、仙台駅に戻った後、まだ新幹線の発車時刻までだいぶ時間があったので、駅構内をうろうろ。そして全く事前調査無しに、ここで時間を潰そうかと入ったのが「青葉亭」だった。仙台では数多ある牛タン屋のひとつなのだが、ありがちな学生食堂的牛タン屋、つまり内装は地味で、客も牛タン定食を喰ったらさっさと帰るような店とは一線を画した、ニューウェーブの牛タン店のようである。
今日の昼飯で、牛タンは止めにして蕎麦を喰ったばかりなのに、やっぱり牛タンも喰う気になった訳は・・・。第一、酒(^^ゞがあり、つまみ(アラカルト)がある。牛タンはちょっとだけ食べたいけど、ご飯なんかいらない、と云う人にも合うよう、単品で頼める。晩酌セットなんてものもあったが、こちらは午後4時半以降となる。でも、とにかく従来の牛タン屋のメニューと違うところがいい。
そのせいか、女性ひとり客もちらほら見掛け、皆さん、牛タンをばくばく喰いながらビールをぐびぐびやっている(たぶん、仕事中のOLではない。やはり、女ひとり旅?)。スタイリッシュな壁紙といい、真っ白なプレートといい、どこかで見たような雰囲気。そう、この手の内装は、東南アジアの都市、例えばクアラルンプールの繁華街で良く見たイメージである。日本が和風への拘りを捨てると、往きつくところはマレーシアと似たり寄ったりになるということか。店側としても、これはひとつの実験なのかも知れない。
もうビールではないので、「榮川(えいせん)立春朝搾り純米吟醸生原酒」を注文。福島の酒。ワイングラスで出てきた。この頃、この「立春朝搾り」に時々出会う。いつ頃から始めた行事なのだろうか。なかなか良い企画だと思う。日本酒版ボージョレーヌーボーという感じだが、はっきり云って本家の「ボージョレーヌーボー」は殆どフレッシュジュースの様なものなので、個人的にはこちらの方が美味いと思う。コクやキレ、余韻といったものは物足りないが、春を感じるには丁度良い爽やかさと清々しさである。
牛タンは、単品で注文。塩味と柚子胡椒味の2種類の牛タンを、3種類の薬味(わさび、海藻ソース、ブルーチーズソース)でいただく。こういう食べ方も、かなり女性を意識したスタイル。タンそのものも、柔らかくて食べ易い。他の牛タン屋はもちろん、もつ焼き屋とか焼肉屋で喰う牛タンともちょっと趣が違う。偶然だが、なかなか面白い店に入ることができた。これも旅の楽しみのひとつだろう。でもまあ、この店も親爺向きじゃないね。


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青葉亭のHP: こちら 

月山登頂を果たした翌日は、山寺を観光した後、仙台に出て本場牛タンを食することに(月山の記録はこちら)。先ず駅ナカの牛タン通りに行ってみると、どの店も1時間待ちは間違いなしの長蛇の列。あまりの盛況ぶりに恐れをなして街の店を探すことに。手近なアーケード街のクリスロードに行ってみると、有名な「利久」や「福助」もやはり同様の状況。仙台の牛タン屋はいつもこうなのか、それともやっぱりゴールデンウィークだからか。その手前、「べこ政宗」も多少並んでいたがここぞと決めて、比較的運良く、なんとか14時に入れた。普通の牛タン屋にはあまり無い、ちょっと小洒落た店内。エビスビールで喉を潤した後、とろタンの藻塩と味噌漬、通常牛タンの藻塩と味噌漬を各々注文。どちらも肉厚。とろタンはその名の通り流石に柔らかく濃厚だが、通常のタンも思いの外柔らかで旨みも濃い。なかなか噛み切れない牛タンに出会うことが間々あるが、この店の牛タンはだいぶ違う。味噌漬の牛タンも、有りそうで意外と無い。個人的には塩味よりも味噌味の方が酒(伯楽星をグラスで注文)に合う感じで、思わぬ収穫だった。

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