山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

東北本線沿線

駅地下の「エキチカバル」で腹ごしらえを兼ねて一杯やった後、それでもまだ宿のチェックインには随分と早い。どうするかと考えてもいいアイデアは生れてこないし、最寄りのパッとしない名所(例えば春でもないのに石割桜を見るのもねぇ~)へ歩いていくのもかったるいというか足が重い。
あーだこーだやっているうちに女子連が「珈琲が飲みたい」と云い出し、別に拒否する積極的理由はないので付いて行くことにした。場所は、歩いてすぐのところにある「カプチーノ詩季」という珈琲専門店。昨日入った「ももどり食堂」のすぐ手前にある。珈琲専門店に入ったのは半年前の「TAKAO COFFEE」以来か。
珈琲を飲むとなるとこの頃は大抵、カミさんとばかりだ。ひとりで珈琲を飲みに店へ入ることはすっかり無くなった。以前、本屋の帰りに近くの喫茶店に入って買った本を読む、というパターンはあったが、この頃は(家に紙の本を置くスペースがもう無いため)買うのは殆ど電子書籍だし、たまに本屋(例えば山岳書専門店)へ行ってもその帰りに寄るとなると、自然とビールを呑める店に目が行ってしまう。かつては、大抵の珈琲の産地だったら飲んで判ったものだったが、珈琲に対するこだわりも好みも、我ながらこの程度なのだと知る。
「カプチーノ詩季」に入ると、まさしく典型的なクラシック珈琲専門店の内装。このような様式は何故、何時、何処で生まれたのだろう。ルーツを調べた人はいるのだろうか、ちょっと気になる。
一番奥のテーブルに座り、小生はエスプレッソを注文。少しずつゆっくり飲んでも三口、1分で終了。で、もうやることがない。女子連は井戸端会議に余念がない。小生は本を読んだり転寝をしたりして、何とか時間を過ごす。結局、珈琲一杯で1時間半以上も粘ったのは、たぶん生まれて初めてだ。

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「ベアレン」で出来立てビールを呑んだあと、ちょっと昼飯時には早いがとにかく暇だし、朝食も早かったので店に入ろうかとなった。さて何処にするかと考えていたとき、「ベアレン」の人からお勧めの店(≒ベアレンビールを置いてある店)を紹介して貰った。
それが「エキチカバル」という、昼呑みができるありがたい店。小規模ながら盛岡駅にも「めんこい横丁」という名前が付いた地下街があって、その一角にある。調べてみるとオープンしたのが2019年4月で、まだ新しい店だ。どうやらそれ以前も店はあったらしく、「ベアレン」の直営店だったらしい。現在は、経営者が地元酒販店(山田酒店)に変わり、それでビールだけでなくワインも置くようになったとのこと。
到着はまだ11時過ぎだったが開いていた。またググってみれば、営業開始は午前10時。ということは10時から呑めるということ。実にエラい。地下通路側はガラス張りで店の中が良く見える。20席ぐらいのこじんまりした店で、店員は男女ひとりずつ。今風でカジュアルな雰囲気だ。
先客はいなかったが、後から若者グループがひと組だけ入ってきた。我々は通路側の丸テーブル2つをチョイス。リュックサックを降ろして席に着いたら、やっぱり先ずはベアレンビールのシュバルツ(600円)をいただく。でもビールばかりでは腹が膨れるのでワインに切り替え。メニューを見れば山梨・勝沼、大和葡萄酒の「ハギー&YUKI 甲州 スパークリング」(600円)があった。ここで勝沼ワインに逢えるのは奇遇だし、「ハギー&YUKI」はもっと奇遇。この頃日本のスパークリングは美味くなったと感じてきたがこれはその一つ、今日もそれを再確認した。
つまみも豊富。我々はトマト・生ハム・モッツァレラチーズのカプレーゼ(600円)、カキフライ(4個、730円)、カリーブルスト(600円)、パテ・ド・カンパーニュ(700円)を頼んでみた。どれもビールに、スパークリングワインに良く合う。
出来れば次回は山を敗退した時ではなく、早い時間に東京へ帰らなくてはならない場合に使わせて貰いたい。

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岩手山を早々に敗退したので、ひと風呂浴びたのにまだ昼前。流石にこの時間から宿へ行くわけにもいかず、大いに時間を持て余す。こういう時には地元タクシー運転手が強い味方。「何処か近所に観光名所はありませんかね?」と訊いてみるが、運転手曰く、岩手には歴史に名を残すような傑物は明治なるまで現れなかったので、城や史跡など特に見るべきものが無い、せいぜい石割桜ぐらいだと。歴史上の人物となると、平安中期の奥州藤原氏まで遡らねばならないらしい(その藤原氏の遺跡にしても盛岡ではなく平泉だ)。なるほど道理でネット検索してもパッとした名所が出て来なかった訳だ。でも知りたかったのは、地元の人しか知らない穴場のような名所。でもうまく伝わらなかったのか、それともホントに穴場も無いのか判らない。
ともかく、そう云われてしまうと取り付く島もない。では歴史遺産の類は諦め、趣向を変えて造り酒屋やワイナリーなどはどうでしょうか?と訊けば、その場で呑めるようなところは無いですね、と極めて消極的な答え。地元アピールの最前線にいるような方がそれでいいの?ちゃんと情報収集してる?
仕方がない、こんな時の為に予め調べてあった、クラフトビールのブリュワリーへ行ってもらうことにした。街中からちょっと外れたところにある「ベアレンビール醸造所」がそれ。小雨が降り続くなか辿り着いてみると、レンガ造りのなかなかお洒落な醸造所。
早速入ってビールを呑ませて貰おうとするが、買うのは買えるが呑む処が無いと若い女性店員が仰る。じゃあ仕方がない、外のベンチで呑むかと。雨も小康状態になったので丁度いい。そのうち、中年男性店員がやってきて濡れたベンチを雑巾で拭いてくれた。さっきのねーちゃんと違って気が利く。漸く呑むと、なかなかイケる。首都圏じゃ見掛けないけど、隠れた地ビールはそれなりにあるということだ。
工場見学は予約が必要だけど、一部だったら自由に見られると云うので2階へ上がってみる。大麦を粉砕する機械と、それを茹でる釜があった。わざわざドイツから取り寄せたという、アンティークなシロモノだが現役らしい。それらを見学できる場所には、いくつかテーブルと椅子が設えてあった。なんだ、ここで呑めるんじゃないのぉ。ここの人たちは客あしらいが下手ですね。

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明けましておめでとうございます。本年こそより良い年でありますように。

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盛岡2日目は朝3時に起きるつもりだったが、ふと気が付いたら3時20分。危ない、危ない。山に行く日は普通、早くても3時半が起床時間のせいか、昨日はよく呑んでよく喰ったにせよ、なかなか身体が対応できないのかも知れない。ともあれ急いで支度をしたら、フロントでチェックアウトし、タクシーに乗車。菊丸は頭痛なのでホテルで寝ているという。
天気予報で知っていたとはいえ、今日もやはり愚図ついた空模様。馬返し登山口からはレインウェアを着て出発(山行記録はこちら)。寒冷前線がそのうちに通過する筈と思っていたら、2.5合目を過ぎることから案の定、本降りの雨。この先進んでも良いことが無さそうなので、思い切って引き返すことにした。
途中、あまりの雨で立ち尽くした儘の相合傘カップルや、合羽も着ていない軽装若者グループなどもいて、「それじゃ無理なんじゃない?」と思わず声を掛けようと思ったがやめにした。云わなくても、森林限界を越えたら気が付くだろう。
帰りは早い。あっという間に登山口のキャンプ場に戻り、東屋でタクシーを待つ。その間、これから鞍掛山に登るつもりだが雨で逡巡していた地元男性としばし雑談。訊けば、網張温泉のロープウェイで働いているとのこと。我々は岩手山を敗退し、そのロープウェイに乗り損なったんです、と返す。
タクシーに乗ったら、「喜盛の湯」に行こうと思っているけど他にいい所ありませんか?と運転手に訊くと、「開運の湯」の方が近いし、お勧めだというので、じゃあそこでお願いしますと「開運の湯」へ向かう。ここは朝6時半から開いているという。ちなみに「喜盛の湯」は朝5時からだった。何故か盛岡の人たちは随分早起きだ。
「東横イン」で菊丸(幸い、頭痛は回復したとのこと)をピックアップしたら、「開運の湯」は雫石川を渡ってすぐのところ。入浴料は早朝割引が利いて530円とお得(通常は660円)。まだ9時過ぎだが、結構客がいる。ここの温泉にはラドンが含まれているらしい。湯船に浸かると丁度いい湯加減、身体がジワリと融けるようで気持ちいい。真夏でも雨中の岩手山は、それなりに身体が強張っていたようだ。温まったおかげで、岩手山を敗退したにもかかわらず、湯上り後の朝ビールは美味かった。

079 【第2日目】岩手山馬返し登山口。

080 ここにはキャンプ場がある。

081 今日も岩手山はガスの中。

082 こんなところがあった。

083 ちょっとだけ眺めが良いところ。

084 明るくなってきた。

085 まだ0.5合目。

086 1時間歩いてようやく1合目。

087 階段。

088 こんな岩にだって名前を付けている。

089 振り返るとこんな眺め。

090 ホツツジ。

091 この先はこの花が目立った。

092 火山弾が積もった径。

093 雨が降っているが下界が見えた。

094 湿度は高い。

095 2.5合目からは新道をチョイス。

096 ここで引き返すことにした。

097 径はたちまち川となる。

102 身体が冷えたのでここで温まることに。

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姫神山で程良い足慣らしをしたその晩は、盛岡駅前の東横インに宿泊。ドタバタで松本で作った会員カードを、それなりに有効活用している(と云ってもこれでやっと4回目)。チェックインしてシャワーを浴びたら、夕食を喰いに出かける。外は本降りの雨、明日の天気が思いやられる。
盛岡の歓楽街は駅前よりも北上川を渡った先にある様だが、今宵は開運橋のすぐ手前にある「ももどり駅前食堂」へ入ることにした。この店は、橋の先にある「沢内甚句」という店の姉妹店だった。いまだ感染者ゼロ(8月末時点では19名になった)の岩手県にある店に入るのは、首都圏から来た我々としてはやや緊張する。
店側もかなり対策を講じているように見受けられ、東京周辺の店よりもしっかりしている感じ。テーブルには透明アクリル板の衝立が置いてあるし、おしぼりも頻繁に交換するし、要求しなくても料理には必ず取り箸が付いてくる。かといって、ホスピタリティは全く疎かにしておらず、気配りもちゃんとしている。なかなかの店である。
生ビール(中580円税別、以下同様)で乾杯したら、各自思い思いの料理を頼む。焼き餃子(470円)、大根のビール漬け(420円)、寄せ豆富(420円)、たたき胡瓜(400円)、ミズの酢味噌和え(600円)、ももどり(970円)、きのこ柳川(800円)、豚肉の生姜焼き(650円)、揚げ出し豆富(680円)、あみ茸おろし(480円)など、がんがん注文。締めに太巻き寿司(???円)を頼んだひともいた。小生はもう締めに炭水化物は卒業した(以前はおにぎりやラーメンを喰ったことはあったが)ので手は出さず。日本酒は、浜千鳥・純米(300ml、1,150円)と酔右衛門・特別純米(300ml、1,500円)を味わった。
全般的になかなか郷土色が出た料理で、特にミズは初めてお目にかかった。東北では結構ポピュラーな山菜のようである(翌々日に、小岩井農場の道端にわんさか生えていた)。また別の季節に行けば、違った料理が食べられそうで楽しみだ。

076 今宵のディナーはここ。

077 見にくいがアクリル板衝立越しに乾杯。

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078 ここは料理が美味かった。

高湯温泉に泊まった翌日は、観光モード。福島市にはパッとした観光地が無さそうだったので、皆の要望を集約した結果、会津若松まで行って蕎麦を喰って街を観光しようと云うことになった。移動だけで2時間半も懸かるが、今日中に帰れれば良いので特に異存は無い。明るいうちに帰りたいと希望した者は、ほとんど蕎麦と鶴ヶ城観光だけになるで、移動時間と滞在時間はほぼ同じ。
先ずは福島駅で、郡山から乗車する新幹線の指定席をとる。ゴールデンウィーク中なので、それなりには混んでいるようだが、なんとか確保。人によって切符を買う条件が微妙に異なるので、まとめて購入しようとしても、結局人数分の時間が掛かる。
次に、福島駅から郡山駅まで移動。その前に小生だけ、キオスクで缶ビール(仙台づくり・一番搾り)をゲット。普通の「キリン一番搾り」は麦芽とホップ以外の原材料を使わない筈だが、この「仙台づくり」はササニシキが使われている。それって、「一番搾り」のコンセプトから外れていないのか?と感じてしまうが如何。
ちなみに「一番搾り」を生産しているキリンのビール工場は9ヶ所あって、其々のオリジナル「一番搾り」があるらしい。でも、並べて呑み比べてみないと、違いが判らないような気がする。
8時40分発の仙台駅始発郡山行の電車に乗る。車両は701系で、恐れていたようにロングシートのみ。旅情も何もあったもんじゃないが、仕方がない。まだ朝の時間帯なので、ちらほら通勤客や通学客も乗っている。そんな状況で缶ビールを呑むのはやや気が引けたが、「プシュッ」とやってしまえばもう自分の世界。外の景色を眺められないので、向かい側ロングシートに座っている人々の人生、人物像を妄想しながら、グビグビやった。訝しいオヤジだと思われたかも知れない。

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2日目は一切経山と東大巓を登って浄土平に戻るつもりだったが、吾妻小舎のオヤジさん(高橋さん)から、高湯に泊まるのであれば、一切経山からそのまま下ったらどうかとアドバイスをいただいたので、それもそうだなと思い、出発。
高橋さんは、ここ(吾妻小舎)から5時間もあれば高湯に着くだろうと、早く着き過ぎて時間を持て余すかも知れないような口ぶりだったが、豈図らんや、家形山への分岐を過ぎてからがウンザリするほど長かった。結局、小舎から今宵の宿、「静心山荘」まで7時間かかった。無積雪期ならばいざ知らず、5時間はかなりの健脚者でないと難しいと感じた(山の記録はこちら)。
それでも、宿に着いたのはまだ午後2時過ぎ。ちょうど外に出ていた女将さんの出迎えを受ける。中へ入るとご主人と愛犬もお出迎え。まるで某テレビの「人生の楽園」に出てきそうなご夫婦である。
今日は陽気が良いのでだいぶ汗をかいた。直ちに風呂に入りたいところだったが、それよりも何よりもビールを呑みたい。ご主人に早く呑ませてくれと強請る。
ビールを呑み干してひと安心したら、次は風呂だ。ここは自前の源泉を持っているとのこと。風呂場は渡り階段を上がったところにあって、宿の母屋も庭も見下すことができる。ご主人自慢の湯船と床はすべて木を使っていてとても味わいがある。三斗小屋温泉大黒屋の風呂を彷彿させる。もちろん、小生だけの貸切状態。身も心もさっぱり出来た。
その後、部屋でちびちびワイン等を呑んだ後は、いつの間にかもう夕食時。1階の食堂でいただく。女将さんの手料理が後から後から現れて、全く以て勿体ないことだが結局喰い切れなかった。これで1泊2食付9,330円(税込)は安過ぎる。

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ゴールデンウィーク明けのこの時期、浄土平を越える磐梯吾妻スカイラインには路線バスは走っていない。5月に入ると運行されるようになるが、それも一日二便のみ。しかも、何故か一方通行で、浄土平から野地温泉方面へバスで行くには、一旦、福島駅まで出て次の便(次の日)の乗らなくてはならない。つまり、バスではその日のうちに野地温泉には辿り着けない(!)という、超ローカルな領域である。これじゃ、誰もバスを利用しないだろう。小屋番の高橋さんに云わせると、「便数を減らしたので客が減った」という負のスパイラルに陥った結果らしい。
そんな状態なので当然、我々は福島駅から浄土平までタクシーを利用するつもりだったが(事実、予約もしていたが)、前日になって小屋番の高橋さんから連絡が入り、福島に用事があるからその帰りに乗せてくれる!とのこと。まさに願ったり叶ったりだった。
東吾妻山に登って浄土平レストハウスでビールを呑み、ふらふらと吾妻小舎に戻った。今日の宿泊客は、我々以外にお二人の男性だけ。そのうちのひとりは喜多方の山の会の方で、他のメンバーよりも一日早く小屋にやってきたとのこと。一升瓶(喜多方の地酒「弥右衛門」)をどんとテーブルに置いて、「好きに呑んで下さい」と云い残したまま、微温湯温泉に入ってくると車で出掛けて行った。
流石に勝手には呑めないので、持参した酒をちびちび呑んでいるうちに夕食タイム。正直云って、ここの夕食は、山小屋にいることを忘れる程だ。確かに業務用車は小屋の前まで乗り付けることが可能だが、ここは全くの山の中。夜は、ここ以外、半径数km以内にヒトはいなくなる。こんな贅沢はなかなか出来ない。
夕食後は、他のお二人も含め「弥右衛門」をいただく。そのうち、高橋さんも仲間入りして、色々興味深い話を聞かせてもらった。朝起きたらちょっと胸やけ。良く覚えていないが、些か呑み過ぎたようだった。

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今年のゴールデンウィークは吾妻連峰をチョイス。冬の降雪量はそれなりに多かったようだが、雪解けが早いと聞いていたので少々気を揉んだ。結果的には、まあまあ残っていてくれた。
初日は吾妻小舎に荷物をデポした後、水とおにぎりを持って東吾妻山に登った(山の記録はこちら)。ぬーぼーとした山容なのでちょろいと思っていたが、登りは問題なかったものの、下りで踏み跡が見つからずに(というか踏み跡がいっぱいあって)少々戸惑った。踏み跡が行き詰ると、手強いシャクナゲの藪が行く手を阻むのだ。迷路から解放されると、途端に視野が開ける。雪原の向こうには吾妻小富士が見える。地熱のせいか、木が無いせいか、全く雪は付いていない。
今日も天気が良いので、雪原の上は風でも吹かないとフライパンの上のように暑い。暑いと喉が渇く。喉が渇くと条件反射的にビールを連想する。吾妻小舎に戻ってビールを呑むことでも構わないが、多少なりとも早く呑みたい。「浄土平レストハウス」の方へ行ってみることにした。
ここにレストランがあることは事前にリサーチ済みである。レストランならばビールぐらいあるだろうと読んでいた。着いてみると、建物は随分と立派である。どんな豪雪や嵐が吹いてもへっちゃらそうである。レストランは2階のようなので、階段を上がる。
入口には、「サペレ吾妻」と書いてある。「サペレ」とはいったいどういう意味なのかググってみると、 "sapere" はラテン語で「味わう」という意味らしい。それだと確かに納得できるが、随分ハイカラな名前にしたものだ。下々の者にも判り易い呼び名にしてもらいたい、と感じるのは小生だけだろうか。ともあれ、ビールだ。
ここは、食券を買う仕組み。生ビールは無いのでビール中瓶(500円)を購入。何かつまみになるようなものは無いかと探したが、有るのは炭水化物系とスイーツだけ。仕方がない。移動手段はマイカーではなく、山から下りたらビールを呑みたい、ついでにつまみも欲しい我々はマイノリティなのかと、ここでも感じるのだった。

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ぎっくり腰を患ってから3週間、さすがにまだ、立ったり座ったりの繰り返しがしんどいので、山も自重するしかない。元々の計画では三斗小屋温泉から大峠、三本槍岳、甲子山を経て、甲子温泉大黒屋に投宿する予定だったが、下界を廻って電車で新白河まで移動することとし、宿へ連絡を入れて送迎バス(15時50分発)に乗せて貰うことにした。
この送迎バスに間に合うために、那須塩原駅から新白河駅までの移動は、在来線だったら、那須塩原駅(13時55分発)⇒黒磯駅乗り換え⇒新白河駅(14時41分着)しかないが、これはもう「那須観光やな」を出た時点で、既に間に合わない。次の電車だと、那須塩原駅(15時22分発)⇒黒磯駅乗り換え⇒新白河駅(15時55分着)となって5分、間に合わない。新幹線も在来線と同様、1時間に1本だが、こちらは都合よく、那須塩原駅(15時22分発)⇒新白河駅(15時32分着)となっていて、まるで新幹線に乗るよう、仕組まれているようだ。
ところが送迎バスに乗ったのは小生ひとりだけ。それが判っていれば、5分待っていてくれ、と云えたかもしれないが後の祭り。
甲子温泉に到着すると、既にWoodyさんは無事到着していた。雨を突いてバリバリ登っていたヒトよりも、下界で呑んだ呉れていた方が遅いとは、まことに恐縮である。それにしても、Woodyさんと二人だけで、ここに泊まることになるとは思わなかった(Woodyさんも同じ感想)。
とりあえず、先ず風呂にいってみよう。行くなら名物の大岩風呂だ。説明された通りに通路を辿ると、スリッパからサンダルに履き替え(長靴も置いてある)、そのうち地下道(トンネル?)の階段を暫し下ると、出口。沢の音が響いてくる。扉の手前には、傘がいっぱい並んでいるが、それ程の雨ではないので、そのまま外階段を下ると、橋だ。この川が阿武隈川なのだろう。大岩風呂の建物は対岸にある。
中へ入ると大きな湯船が見え、数人が屯している。何十人入れるのか判らないが、かなり大きい。右の衝立の奥が脱衣所。湯加減は丁度良く、肌触りもやさしい感じ。
風呂から上がったら、生ビールをオーダー。部屋に持ってきてくれるところが、うれしい。ビールを呑みながら窓の外を眺める。窓の外は鬱蒼とした緑。周りにはもちろん何も無い。最寄りの新甲子温泉まで4kmぐらいは離れているので、こんな景色をこの宿は独り占めだ。見渡す限りほぼ全てが広葉樹林。今度は是非、紅葉の頃に来てみたい。

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甲子温泉大黒屋のHP: こちら

那須塩原駅で、東京方面へ帰る3人組と別れた後、下りの新幹線まで多少時間があるので、かなり満腹ではあるけれど、独りで駅の外へ出て店探し。あらかじめ行っていた事前調査に依ると(そして実際に見た通りだが)、那須塩原駅前には殆ど店(≒呑める処)が無い。
ちょっと離れれば、地元の客に利用されている店も有りそうだが、電車待ち時間を利用してとなると、汗をかいて歩いて辿り着き、呑んだらまた汗をかいて戻るようなことになってしまいそうで、気が乗らない。それに、これは他の地方駅でも同様なのだが、14時以降、中休みを取る店が殆ど。那須塩原駅はいちおう、観光地の入口でもあるのだから、中休みなんて、観光客(≒呑んべえ)のことを考えていないとしか思えない(勝手な妄想)。
そんな中で、ほんとに駅前で、しかも中休みが無い、理想的な店が唯一軒あった。なんと有り難いことか。まるで、今回、奇しくも独り旅となった小生のために、予め用意されたような店だ。「平成」という名の蕎麦屋である。店に入ると、独り客が二人。お一人は遅い昼食(スーツを着た中年男性)、もうひと方(中年女性)は日本酒をちびちびやっていた。どちらも、電車待ちの様である。女性従業員二人が奥で立ったまま、カウンターでお食事中。どんな賄い飯なのだろうか。
窓際のテーブル席を確保し、店内を見渡す。壁にはお品書きの短冊。蕎麦屋でありながら、様々な定食もあるようだ。そして一品料理もけっこう豊富で嬉しい限りだ。殆ど何も入りそうにないが、とりあえず生ビール(エビス)を注文してから、暫し思案。おや、酒盗、ほや塩辛がある。だったら、日本酒にすればよかった。地元産うなぎ白焼きも気になるが・・・。結局、鮎の一夜干し(また鮎か!とお思いだろうが、先ほどの「那須観光やな」では一夜干しは食べなかったので)を頼むことにした。
ビールは、キンキンに冷えている。美味い。冷えたビールは何故、美味いのだろうか。普通、美味い不味いは舌と鼻で感じるものだが、ビールはどうもそれだけではなさそうだ。そのうちに、炙った鮎の一夜干しが出て来た。やっぱりこれも日本酒だったかなと思いつつ、頭から齧る。まったく鮎は、どうやっても美味いな。
新幹線の時間が迫って来たので、結局日本酒は呑まずに退散。蕎麦屋へ入ったのに蕎麦を手繰らなかったが、また次回まで勘弁してもらおう。

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三斗小屋温泉泊まりの帰り路。そもそも「那須観光やな」に寄ろうという話になったのは、1日目の往路のバス車中から「『那須観光やな』まで600m」と書かれた看板を見たから。そんな距離だったら雨でも行けそうだ、今年最後の鮎を喰うチャンスだから行くか、ということになった。
那須湯本10時40分発に乗ったのだが、メインストリートである「那須街道」の上り線(黒磯駅方面)は思いの外、大渋滞。今日は3連休の中日、日曜日なので、帰る車がいるのは判るが、やってくる車よりもはるかに多いのは良く判らない。結局、その渋滞の先頭は高速入口ではなく、「お菓子の城」だった。
「那須観光やな」最寄りの上松子BSまで、定刻通りであれば20分のところを、1時間以上もかかって到着。バス停から少々戻ったところに立派な看板があり、ここを左折。途中から周りには何も無くなる。簗(とクレー射撃場)への取り付け道路を進んでいるうちに、車が2台ほど追い越して行った。昼時の割には、客はそれ程多くは無さそうである。
道が緩やかな下りとなり、右へカーブすると、左下に建物が見えて来るが、パッと見は工事現場の飯場のようである。到着したら、先ず受付で料理を注文するよう、云われる。右手には生け簀があって、鮎がうじゃうじゃ泳いでいる。
テーブルは屋内と屋外があるが、暑くも寒くも無いので、屋根付きの屋外テーブルをチョイス。川面(那珂川)は見えないので、簗場感はいまいちだが、まずまずの雰囲気。屋内に先客が3組ほどいる以外、ほかには誰もいない。先ず、生ビールでスタート。真っ先にやって来た料理は、鮎コロッケ。鮎が入ったコロッケなんて初体験。齧ってみると、確かに魚肉が入っているとは判るが、鮎だかどうかは全く判らない。店を信じるしかない。何事も経験だが、個人的には、別にコロッケにしなくてもいいかな、と思う。
次に出て来たのは、刺身と背越し。刺身も勿論美味いが、鮎は骨はそれほど硬くないので、これだけ薄く切れば背越しもイケる。あとは好みの問題か。女性店員が、サービスと称して、あらの唐揚げを持ってきた。これは予想以上に美味、ビールに持ってこいだ。
ビールの後は、日本酒にしよう。冷酒を頼んだら、旭興・生酒が出て来た。これは近所の、栃木県大田原市の酒。一昨年の大丸温泉旅館でも呑んだ。栃木にもなかなか旨い酒がある。
そしてやってきたのは塩焼き、フライ、そして鮎飯。やはり王道は塩焼きと鮎飯。塩焼きは丸齧りでいける。フライは、珍しく「開き」になっていた。鮎飯はおこげも入っていてかなり美味いが、やや苦味が物足りない感じ。だいぶ腹が膨らんできたが、まだ終わらない。この後、鮎餃子と天ぷらが出て来た。餃子はよく判んなかったけど、天ぷら、美味し。何れにしても、こんなに鮎料理の種類が豊富な簗は初めて。今日の夕食(甲子温泉大黒屋が待っている)に差支えそうなほど、呑んで喰って大満足だった。

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那須観光やなのHP: こちら
 

那須ツアー2日目、今日はわずか2時間だが、いちおう山歩きは終了したので、さっぱり汗を流そうと温泉を目指す。那須には日帰り入浴が可能な施設はそれなりにあるが、やはり「鹿の湯」を素通りする訳にはいかない。何しろ開湯1,300年を誇る由緒正しき湯だ。雰囲気も含め、ほぼ全ての点で申し分ないが、唯一、ビールの販売が無いのが玉にキズである。
バスで移動中から、もう皆の心は風呂上がり後の、「那須観光やな」の鮎に飛んでいる。やがて那須湯本に近付き、バス通りから見下ろすと、鹿の湯の周りには多くの車が駐車している。こりゃ混んでいるようだ。芋洗い状態はイヤだなと思いつつ階段を下りて行くと、渡り廊下や入口付近で所在なさげに屯している輩が多い。ここは無料休憩室が無いのでこんな状態になってしまう。
帳場で620円を支払い、渡り廊下を進み男湯へ。脱衣所と風呂場を見渡すことが出来る。手前の湯船は人で埋まっているが奥は空いている。それもそのはず、6つある湯船の内、奥は46℃と48℃。もう、ゆで卵が出来そうなほどの温度だ(ホントは58℃辺りから凝固が始まるので心配いらない)。
脱衣所には注意書きの貼紙があり、48℃の湯船に入る際、先客がいる場合には、波を立ててはいけない、と書いてある。そのような経験は無いが、うそのようなホントの話である。昔、テレビのCMで、今は亡き「古今亭志ん朝」が、我慢しながら熱い湯船に浸かっている状態で、湯に入っていたもうひとりが湯から上がろうとすると、「動くんじゃない!」と一喝していたのを思い出した(何のCMか覚えていないので、CMとしての効果は無かったかも知れない)。
小生はもちろん、そんな湯船には入らず、一番手前の41℃にゆったり浸かる。ゆったりと云ってもせいぜい5分ほどで上がり、さっと着替えたらさっさと湯本温泉街に戻る。
まだ10時10分、何処かビールを呑めるところが無いかとうろうろしてみるが、当てにしていた「Licca nasu hutte」も、「青木屋」も、「とらや食堂」も開いていなかった。この天気のせいだろうか、と雨に濡れながら暫し途方に暮れる。
そうこうしているうちに、唯一「蕎麦専科麺之匠」に暖簾が出たのを見届け、「やったー」と思って、後からやってきた皆に伝えたところ、3人とも「那須観光やな」へ一刻も早く行きたいらしく、間もなくやってくる10時40分のバスに乗ろう、と云い出したので、結局そこで取材はボツ。この先バスの中で、暫くの間、悶々とすることとなった。

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三斗小屋温泉2日目は、夜半から雨。時々、豪雨の音で目覚める。こんな雨の中を歩くのは気が重いが、まあどうせ小生はロープウェイ山麓駅へ戻るだけ、2時間我慢すればいいのだから、風さえ吹かなければ問題ないと、タカをくくってまた眠りに落ちる。そして朝。依然として雨は降っているが、庇を叩く音はそれ程ではなく、風も無い。下山日和だ。
朝飯を軽く一膳いただき(なにしろ動いていないので・・・)、7時前に出発。結局、三本槍を越えて甲子温泉を目指す、初心貫徹単独行Woodyさん(A班)と別れ、小生(新白河経由で甲子温泉を目指し、Woodyさんと合流予定)を含むB班4人は、水平歩道を辿り峰の茶屋へ向かう。途中、避難小屋で小休止。
峰の茶屋では、まったく風が吹いていなかった。こんなことはかなり珍しい。雨雲がすっぽり、じっとしているのかも知れない。我々以外にお一人だけ、茶屋の前に居て、やがて剣ヶ峰のトラバース径へ向かって行く。朝日岳を見上げると、山頂にシルエットが二人分。我々は峠の茶屋に向かってゆるゆると下る。
峰の茶屋は閉まっていた。こんな天気では仕方が無いだろう。さらに車道をてくてく下れば、やがてガスの中から、ロープウェイ山麓駅がこつぜんと姿を現す。東野バスの社員やロープウェイ駅の警備員の方が、暇そうにしていて、歓迎される。
こんな天気じゃロープウェイも動いてないだろうと思っていたら、ちゃんと運行していた。ただし、山頂駅に上がっても、突然ロープウェイの運行が中止される場合があるので覚悟しろ(そんな乱暴には云っていない)、というアナウンスが流れている。客もちらほらいて、改札を通って駅に入っていく。
そんな観光客を横目で眺めつつ、ビールの自動販売機を探すが見当たらない。半分諦めかけたが、構内の売店「丸喜」の係員に訊くと、ありますよ、と冷蔵庫を示される。土産物と紛れてよく見えなかったが、置いてあってなによりだ。身体が冷えて来ないうちに、さっそくアサヒスーパードライ缶ビール(400円)を4本購入し、みんなで乾杯。
まだ午前9時。今日もわずか2時間しか歩いていないが、まあよしとしよう。この後、今日の予定も確認。9時20分発のバスで那須湯本まで移動し、「鹿の湯」に浸かったら、何処かの店で待ち合わせ(≒風呂上がりのビール)して、11時25分発のバスで「那須観光やな」へ行こうと云うことにする。
ひとごこちついたら雨具を片付け、ふと外を見るともうバスが来ていた。まだ早いかな、と思いながらもひとり乗り込み、念のため発車時刻を訊くと9時10分とのこと。皆には9時20分と伝えていたので、慌てて皆を呼び寄せ(他に客はいないのでさして慌てる必要も無かったが)、無事乗車。さて次は風呂だ。

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和尚が三斗小屋温泉に行きたい、と云い出したので、ほぼ2年ぶりにやってきた。計画では茶臼岳、南月山、朝日岳をトレースしてから三斗小屋温泉へ向かう予定だったが、3週間前のぎっくり腰のため、小生だけ自重して三斗小屋温泉へ直行することとした。今回の宿も、前回同様、大黒屋にした(レポはこちら)。
当日は生憎の天気だが、なんとか降られずに済んで欲しいと思いつつ、ロープウェイ山頂駅を出発。途中で、牛首経由で南月山へ向かう二人パーティ(B班)と別れ、茶臼岳を目指す。天気の割には結構、ファミリーハイカーが多い。山頂からは微かに日光連山が望めた。
峰の茶屋へ下る途中で今度は、南月山を往復してから朝日岳へ向かう二人パーティ(A班)と別れ、C班単独行として峰の茶屋のコルに到着。このまま三斗小屋温泉方面へ下ると、12時には大黒屋についてしまう。いくらなんでもちょっと早過ぎるが、かといって朝日岳なんぞに登る気もしない。しかたなく、休み休み、だらだら進むことにした。
避難小屋まで下れば、あとはほぼ水平移動。こんな時間、こんなところは誰も歩かないかと思ったが、三斗小屋温泉方面からぽつりぽつりとやってくる登山者がいる。三斗小屋温泉の宿を随分とゆっくりチェックアウトしたのだろうか。この辺りの緑は多少色付き始めたようで、その微妙な色加減がなかなか味わい深い。
ゆっくり歩いても結局、11時50分に大黒屋到着。まだ掃除中とのこと。囲炉裏端で待たせてくれるかと思ったら、外で待ってくれとのこと。仕方ない、と電子書籍を読む。1時間ぐらいは待たされそうな雰囲気だったが、12時半には部屋へ通して呉れた。風呂も入れるとのことなので、早速直行。
はっきり云って、ここ大黒屋の大風呂に優る内風呂は、無いと思う(キッパリ)。それでも多少条件がある。少なくとも、明るいうちに入りたい。真っ暗だったら良さは半減。そして、晴れていればベスト。今日は晴れていないのでベストではないが、まずまずベター。窓は全て開け放たれていて、風呂場には緑が溢れている。また此処の風呂に入れることに感謝。
風呂から上がって、部屋でビールを呑みながらまた電子書籍。Woodyさんから託された日本酒があるが、コップが無い。お茶や湯呑みもまだ部屋に配られていないし、取りに行くのも面倒だな、皆が来るまで待つとするか・・・。そうこうしているうちに、うとうとzzzz。夢心地の頃、ようやくA班、B班が到着。さあ、宴会だ。
(山の記録はこちら)

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今宵は池袋で、アユラシの帰京に合わせた呑み会がある。19時からの予定だが、このまま普通電車で池袋まで行くとなると、全然間に合わないことが判った。今日の山は、意外に時間が掛かったようだ。そのため、JR矢板駅から「快速ラビット」上野行に乗り、宇都宮駅で新幹線に乗り換え、再び大宮駅で湘南新宿ラインに乗ることにした。
矢板駅を17時ちょうどに出る「快速ラビット」に乗る。これまでの経験から、セミクロスシートは車両の両端にあることを知っていたので、ホームの一番宇都宮寄りへ移動し、乗車。一つだけ空いていたクロスシートに行くと、丁度、もう一つのドアから乗ってきた小学生と鉢合わせ。
その小学生、すかさず「では、いっしょに座りますか?」とおっしゃる。小学生に、こんなことを言われると、少々ドギマギする。何年生か問うと、5年生とのこと。5年生って、こんなちょっぴり微笑ましい「大人の対応」するんだっけ。もうちょっと大きくなると、きっと何も云わずそのまま座るか、でなければさっと他の席へ行くかだろう。
それにしても、子供に「大人の器量」を見せられると、リュックサックの中から、ちょっと酒を出し辛い雰囲気。代わりに、少々小学生と会話する。
我々は宇都宮までだが、その子はもう一つ先の雀宮まで行くと云う。平日は、矢板にある祖父母の家に住み、学校に通っていて、土日は父母の家へ行く(帰る)と云う。複雑な家庭事情があるようだが、それ以上小学5年生に問い質すのも憚れるので、少々会話が途切れる。 
その後、その子は、バッグとPETボトルを置いたまま暫く何処かへ行ってしまったので(トイレ?それとも他の車両にいる友達を訪問?)、 こちらは「得たり」とばかり、そそくさと酒ボトルとカップを取り出し、長閑な田園風景を眺めつつちびちびやる。
そのうちその小学生が戻ってきたが、我々の呑んでる姿を無視するでもなく、かと云って嫌な顔をするでも無い「大人の対応」を見せてくれた。こちらもそれに甘えて、ありがたく、ちびちび呑み続けた。

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山の駅「たかはら」でビールを一杯やれなかったので、タクシーでの移動中は多少じりじりしながら過ごすが、汗もすっかり引いてしまったので、次第に渇望するという程でも無くなる。ビールはTPOが大事である。行先は、やはり矢板駅に近い「まことの湯」にした。ここもほぼ1年ぶりの入湯ということになる(前回はこちら)。相変わらず、シンプルで飾らない雰囲気だ。
風呂場は、この近所からやってきたと思しき方々が数人だけ。閑散としているだけに、広々と感じる。何だか長閑だ。さっぱりしたら、男風呂の暖簾から歩いて数歩の休憩室(まこと庵)へ移動。
ここの休憩室は、前回にも増して客が少ない。券売機で先ず、生ビールを購入。やはりビール以外にも何か欲しいなと思い至り、もう一度、券売機に戻り、並んでいるボタンに書かれたメニューを眺める。ここには二つの券売機があるのだが、良く見ると、ビールなどの飲み物はどちらも共通なのに、料理はそれぞれ別。ここは料理メニューが豊富である。
少し悩んだ挙句、自家製焼き餃子(400円/5個、税込、以下同様)と特製ハーブチキン(500円)も購入。厨房の方を見ると誰もいない。いったい店の人は何処へ行ったのかと、食券を持ってうろうろしていると、常連と思しきおばあちゃん連中と共にとぐろを巻いて、四方山話の真っ最中、そのうち気付いて呉れた。前回は、料理と一緒にビールを出して貰ったが、流石に今日は待ちきれない。生ビールを先にと、お願いする。
大広間には、他に、ビールを呑まない(車かバイクで来た)若者がひとり。前回、将棋を指していたおじいちゃん連も、今日はいない。
ほどなく生ビール到着(店の人が暇なせいか、席まで持って来てくれた)。焼き餃子が出て来る頃には、粗方ビールは無くなってしまった。ここの餃子は、少々高いが味はなかなかイケると思う。もう一つ頼んだハーブチキンも到着。わさびと粒マスタードが付いてきた。試してみると、粒マスタードが合う感じ。ハーブとは何だったのか、今一つ判らないが、そこそこ美味い。
JR矢板駅発の電車は17時。それまで小一時間、のんびり過ごした。

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今回の大入道は、昨年のリベンジ(前回の山の記録はこちら)。やや時期を過ぎていたようだが、なんとかシロヤシオの花をめでることができた(今回の山の記録はこちら)。大入道から八方ヶ原にかけては、ヤマツツジとレンゲツツジが花盛り。高原山はこれでもか、と云うくらい、ツツジばかりだ。
学校平まで下りたら、目当ては「山の駅たかはら」のビール、となるのは必定。ともかく、建物に入ったら食堂へ直行。レジで、さて注文しようとすると、お品書きに、生ビールが見当たらない。変だな。店員に訊くと「今はやっていません」とのこと。近くにある、缶ビールの自動販売機も、「販売調整中」と云う、訳の判らない貼り紙がしてある。何てことだ。
余りの出来事に、ショックを隠しきれない。とりあえず、喉の渇きを癒すか、と血迷って自動販売機でQooを購入。ともかく落ち着くことだけは出来た。改めて店員に問い質すと、偶々今だけで、夏になったら再開します、とのことだった。
つまりこんなタイミングの時に、狙いを澄ませてやってきた我々が、ついていなかった、ということだろうか。何があったのかは知らないが(例えば、車でやってきた客がビールを呑もうと注文し、店側が拒否したら、怒り狂った客が生ビールサーバーとビールの自動販売機を破壊した、とか)、この状態ではもうここにやってくる理由がなくなったと、危うく絶交宣言を発するところだった。
とりあえず、大入道のシロヤシオに出会うことが出来たし、八方ヶ原のヤマツツジやレンゲツツジを愛でることができたので、もうしばらくここへ来ることも無いだろうけど、いつかやって来た時に、やはりビールがあると無いとでは、山行計画の立て甲斐も無くなる。その意味ではちょっぴりだけ安心して山を下りることが出来た。 

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宇都宮で餃子バリエーションを楽しんだ後は、湘南新宿ラインに乗って池袋へ移動。凡そ2時間弱の鉄道旅。新幹線を使えばほぼ半分、1時間の道程だが、さして急ぐ訳でもないし、酒とつまみさえあれば、全く問題がない。それどころか、その時間を楽しむことさえ可能だ。
鉄道オタクのつもりは全くないが、しいて云えば「呑み鉄」というジャンルが一番近いか。勿論、それだけを目的にすることは無い。あくまでも山の帰りの余禄である。但し、この過程を楽しむにはひとつ、重要な条件がある。それはクロスシート(ボックスシート)に座ること、である。
ロングシートでは、移動酒場の雰囲気も旅の情緒もへったくれもない。日常の通勤と同じである。求めているのは、非日常の週末。ロングシートに乗りたい筈が無い。何故、JRは判ってくれないかな。大月まで伸びた中央線快速電車と、青梅線・五日市線の唯一最大の欠点は、ロングシート車両しか走っていないことである。中央線では、辛うじてホリデー快速がかつての特急車両やオール二階建てクロスシート車両を使っているので、まだ多少救われているが、青梅線・五日市線は例外なく通勤用ロングシートである。せめてホリデー快速ぐらい、もっと云えば上りのホリデー快速だけでも、クロスシート(又はセミクロスシート)車両にならないものかと思っているが、JRは小生の願いを尽く聞き流し続けている。
それはともかく、宇都宮駅に停車中の湘南新宿ラインに乗ろうとすると、うっ・・・・・・ロングシートだった。ガラ空きなので座ること自体に問題は無いが、これでは2時間が一層長く感じる。そこでふと思いついたが、このE231系の15両編成では、一番端っこに、セミクロスシート車両があるのではないか・・・。上野寄りのホームの端まで、てくてく行ってみると、果たしてセミクロスシート車はあった。宇都宮線はエライ!中央線快速も見習って欲しい。
腰を落ち着かせれば、さっそく日本酒を取り出す。今宵の日本酒は、山口・澄川酒造場の「東洋美人 原点 直汲み生」。芳香とジューシーさが特徴。これさえあれば、他には何もいらない、と云いたいところだが、やっぱりつまみは必要。酒とつまみがあってこそ、2時間なんてあっという間である。

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矢板で一風呂浴びた後は、大宮あたりで打ち上げと云う感じだが、今日はアユラシが池袋で待っているので、途中下車はなし。一方、このちゃんはこの後に用事があるため、それまでの少々の時間を利用して、宇都宮にちょっとだけ寄り道し、餃子を喰おうということになった。さっき「まことの湯」でも餃子を喰ったので、餃子をハシゴすることになった次第。
宇都宮には餃子を食べに何度か来ているが、今回寄った「宇都宮餃子館」は初めて。宇都宮周辺に9店舗を展開しているので、結構、人気があるようだ。たいていは西口に向かうのだが、今日は時間の関係で東口を出て直ぐの、イベント広場にある店をチョイス。
時間が中途半端なせいか、多くいる店員が暇そうにしている。みな中国系だろうか。席は選り取り見取り。やっぱり餃子を喰うからには生ビールなので、さっそく注文。餃子は、「ヨクバリ5種餃子盛り合わせ」(5種類×6個=30個で1,700円)を注文してみた。一般的な宇都宮餃子より値段高め(普通、40~50円/個ぐらいか?)。ここは変わり種餃子がウリのようである。内訳は健太餃子(この店のスタンダード)、お肉餃子、ニンニク餃子、シソ餃子、エビ餃子の5つ。
食べてみると思いの外、皮はパリッとしておらず、モチモチ感もいまひとつ。正直言って、皮と焼き加減は普通かなー。小生が焼く羽根付き餃子の方が上手いかも(云い過ぎました)。具材はバリエーションがあって結構、その違いを楽しめる。個人的にはニンニク餃子が良い感じであった。数多くの餃子を食べたい時には、このような盛り合わせが便利だろう。
そうこうしているうちに、このちゃんが乗る電車の時間になる。程なくして我々残りも店を出て、池袋に向かった。宇都宮にはまだまだ様々な店がある筈。今度、立ち寄るときには、また違った店で違った味を楽しみたい。

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