山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

奥羽本線沿線

白布温泉に泊まった翌朝、目が覚めて先ず窓の外を見れば空は雲一つないブルー。これでリベンジが出来る、と思えば気分が乗らない訳がない。慌ただしく朝食を摂って身支度してから出発、宿の車でロープウェイ駅まで送って貰う。まだ営業時間前だが、駅には多くのスキーヤーやボーダーが待っている。山ヤもちらほらいる。
ロープウェイで山頂駅まで登ったら次はリフトだが、第3リフトは未だ準備中で暫く待たされる。しかしいい天気だしそれ程寒くも無い。第3リフトを下りたら、徐に歩き出す。気の早い人がラッセルをしてくれるのでとても楽チン。
緩やかな山容の中大巓と凡天岩を越えれば、1時間半ほどで西吾妻山に到着。山頂にはモンスターとは云えない立木が生えているし、余りに広いのでひと目では周りの景色を堪能できない。南の景色を見るには南の端、西の景色は西の端へ寄ってみないといけないのは中々に面倒だ。
程々に満足したところで下りに掛かる。第3リフトまで戻ったらこれで今日はおしまい、後はビールを呑むだけだ、と思っていたらなんと、強風で運転中止とのこと。我々が歩いている分にはそんな風は感じなかったので吃驚。
ともかくそうなったら一択、歩くしかない。誰もいないゲレンデをリフト3本分、勝手気ままに下るとロープウェイの山頂駅に到着し、やれやれとスノーシューを脱ぐ。さて「レストラン白樺」でビールだ、と中へ入ると、ロープウェイも動いていないと聞いて愕然。マジか!? ならばビールを呑んでいる場合ではない、緩んだ気分を引き締め直し、ロープウェイ会社の係員が誘導する車道を下りる。結果、スノーシューで2時間強、車道をツボ足で30分、余計に歩いて漸く湯元駅に着いた。
再び宿の車を呼び、宿に着いたらまた風呂に入らさせて貰い、サッパリしたところでやっとビールで乾杯。今日はビールまでが長かった。それにしても、午前中にロープウェイとリフトが動かなかったら今日もまた敗退していた訳で、危ういところだった。分かっちゃいるつもりだが、この時期の山形の山はハードルが高い。
などと思いに更けながらビールを呑んでいると、宿にはもう既に、今日の客が到着しつつあって、宿の人々も受け入れ準備に慌ただしい。かたや昨日の客である我々は、追い出されることも無く休憩室でゆったりさせて貰っている。「不動閣」はいい宿だ。

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「上杉伯爵邸」でランチを堪能して外へ出ると相変わらず空模様は怪しい。上杉神社に参拝したことが無い人と有る人が分かれ、米沢市上杉博物館で待ち合わせ。既に神社は見ている小生は、何もしないと時間を持て余すので、博物館へ入ってみた(入館料は620円だったか?)。
米沢藩の歴史などが懇切丁寧に紹介されている。ここの設備は随分立派で、金が掛かっているように見受けられる。能舞台も展示(?)されているが、その舞台は何故か水平移動出来るようになっている(移動先には観客席があるらしい)。
外へ出てみると冷たい風が吹いていて、しかも氷雨が落ちてきたのでまた館内に戻ってタクシー待ち。やがてやってきたタクシー2台に分乗して白布温泉へ。向かった先はやはり3年前と同じ「中屋別館不動閣」だ(後で聞くと、宿で送迎してくれたらしい)。玄関脇には、客(幹事)の名前が書かれた札がずらり。巷にCOVID-19が増えてきた割に、意外に予約が入っている。
男子3人が案内された先は奇しくも(っていうか、同じプランなので必然的にそうなるのかも)3年前と同じ、オリンピック風呂の上の部屋だった。ここの座布団は、相撲力士用かと思うくらいデカくて分厚い。荷物を整理したら早速、風呂だ。露天風呂に行ってみると、温好きの小生にとっても随分と温い。さすがに温まらないので、オリンピック風呂へ入り直す。脱衣所と風呂場を仕切る自動ドアは、3年前と同様に(湯気のせい?)で誤作動を起こす。頻繁に壊れるのか、3年前から直していないのかは分からない。
風呂上りに部屋に戻ってビールを楽しんだ後はもう夕食。場所は、前回は他の客を交えた大広間だったが、今日は我々だけの個室だった(朝食も同じ)。これも新型コロナ対策だろうか。

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「沖正宗ブティック」でワイン醸造所の見学と、日本酒及びワインの試飲をしたあとは、そろそろランチタイム。またタクシーを呼んで向かった先は「上杉伯爵邸」。それこそ3年前に西吾妻山を敗退した際、「上杉伯爵邸」に予約無しでは入れないとフラれたことがあったし、アユラシからも「上杉伯爵邸の献膳料理はお勧め」だと聞いていたなおちゃんが、今日の登山中止に伴い早速電話を入れてくれてたので、西吾妻山よりこちらの方が先にリベンジとなった。
着いてみると、玉砂利に導かれて古式ゆかしい建物へと案内される。なかなか立派で、ここを料亭にしたのはいい考えだ。庭木には(上杉鷹山公の胸像ですら)全て雪囲いがなされているが、肝心の雪は欠片もない。決して雪の季節が終わったわけではなく、タクシーの運転手曰く、今年は異常に雪が少なかったのだそうだ。
部屋に通されると、畳敷なのだがテーブルに座るスタイル。それにしても部屋がやけに広いのに、いるのは我々だけという状態(後からひと組やってきた)。今日の天気がいまいちのせいなのか。
8人揃って、献膳料理(2,000円税別、以下同様)を注文。でもその前にビール(中瓶750円)で喉を湿らせる。今日は朝から出端を挫かれ、一滴の汗も掻いていないのでビールの美味さはいまいち。ついでに日本酒(上杉伯爵邸オリジナル吟醸「殿様の酒」300ml、1,200円)も頼んでやけ酒らしく呑む。
目当ての献膳料理はご当地料理が並んでいて、見る目にも味わう舌にも楽しめる。中でも一番気になるのは「うこぎご飯」。うこぎは上杉鷹山が栽培を奨励したという植物で、これも3年前に米沢に来て知った。今でも、旧家の生垣や通り街路樹として植わっているのを見ることが出来る。食べられるとは聞いていたが、実際に食べるのは初めて。口に入れてみると山菜のような、仄かに苦みを感じた。


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今回は3年前の西吾妻山リベンジ(その時の記録はこちら)。ところが往路の新幹線に乗っている最中に宿から電話があり、今日は強風のため天元台ロープウェイは動かないとのこと。うーむ、やはり山形の山は手ごわい。いずれにせよ、今日は登れない。まだ朝だが、車内販売が来たのでとの~と共に缶ビールを買ってヤケビールを呑む。
そこで翌日に予定していた、ツアコンなおちゃんプロデュースの観光に切り替える。目当ては米沢郊外にある沖正宗という造り酒屋。早速電話を入れれば大丈夫とのこと。米沢駅に着いたら、リュックサックは駅のコインロッカーにデポし(金を入れたのにロッカーの鍵が閉まらないトラブルがあったが、管理者が目の前の店だったので直ちに事なきを得た)、タクシーで向かう。
突然の訪問にもかかわらず、ブティック(売店)の担当の方だけでなく営業の方(社長さんではないと思うけれど、名前は聞きそびれた)が現れ、丁重にワイン醸造所を案内していただき、日本酒もワインもテイスティングさせて貰った。昔ながらの日本酒「興譲」と、この頃の製法による日本酒「Faucon」を飲み比べさせて貰い、その違いが良く判った。特に後者は、米麹の香りが印象的だ。
ここは最近、ワイン造りに力を入れていて、「Faucon」シリーズとして赤2種、白4種、それ以外も含め合計10種を販売している。一番高いものでも720ml瓶1本1,800円はかなりお買い得、特にFaucon 樽熟メルロー2017(1,800円)は気に入った。
結局、大人買いしたとの~も含め、8人で都合11本をお買い上げ。小生は、日本酒は「Faucon つや姫 純米吟醸 58% 生貯蔵」(1,500円)と、ワインは「Faucon 樽熟メルロー2017」(1,800円)をゲットした。
それにしてもこの営業の人は、業界の動向にやたら詳しい。利き酒をしながら、様々な逸話や耳より情報を披露してくれ、とても興味深く拝聴した。日本酒造り、ワイン造りも、情報収集が重要なのだ。

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またまた蔵王山の返り討ちに遭ったあと、ロープウェイを乗り継いで「ペンション・ビーハイヴ」に戻ると、Woodyさんは宿の女将さんと談笑中。訊けば、蔵王温泉の共同浴場へ入っただけで、あとはずっと女将さんと話してた(というか、話を聞いていた)らしい。「まいった」を連発するWoodyさんに、それは大変でしたね、と労った。
丁度都合が良い帰りのバスが無いので、タクシーを呼んで山形駅まで出る。下りなので30分ほどで到着。先ずは「みどりの窓口」へ行って「つばさ」の指定券をゲットした後、すっかり腹も減ったことだし、さて何処かで打ち上げしたい。予め調べておいた範囲では、至近となると駅ビルの中にある店が良さそうだと行ってみる。
土産物売り場フロアの奥に、ひっそりと「酒蔵 澤正宗」という店があった。その名の通り居酒屋だが、有難いことに昼間から通しでやっているエライ店だ。入ると先客は2組ほど、遅い昼飯中の様子で酒は呑んでいない。でも遠慮なく我々は生ビール(中650円税込、以下同様)で、お疲れさんと乾杯。
ビールの後は、この店の名前にもなっている「澤正宗」の純米(700円)を注文。山形は寒河江にある造り酒屋、古澤酒造が醸すブランドとのこと。初めて呑むが、昔風な呑み応えを感じる。
メニューを見ると、山形らしい料理もいくつか置いてある。頼んだのは、山形牛芋煮(850円)、ゴボウ唐揚げ(780円)、鶏つくね(880円)、秋刀魚竜田揚げ(780円)、カラカイ煮(750円)、エゴ刺身(680円)、いか刺身(800円)、たら白子(800円)。カラカイとはエイの干物のことのようで、かつて鮮魚が手に入らない内陸ならではの食べ物だったとのこと。日本酒にピッタリだった。

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2日目、窓の外を覗くと朝日が出ていて、確かに昨日よりは良さそうな天気。朝食を摂りながら、登る気満々な女子2人組に対して、Woodyさんは温泉街をぶらぶらして待っていますとのこと。ついては何時頃に戻って来るのかと問われ、「目標1時頃ですかね」と云いながら宿を出る。
朝一番のロープウェイに乗るつもりで山麓駅へ向かうと、流石にこの時間はスノーモンスター見学の外国人旅行客はおらず、バリバリのスキーヤー、スノーボーダーに交じってロープウェイに乗り込む。樹氷が朝日に輝いていて登高意欲を掻き立てるが、山頂駅に着くとやっぱりガスっていた。
ともあれ身支度をしてスノーシューを履いたら出発。風は昨日ほどではないが、やはり今日も完全ホワイトアウト、忽ちメガネが曇って役に立たなくなるので裸眼+ゴーグルに切り替え、トップは目が良いのんちゃんに任せる。ここで二人に置いてきぼりをくったら即、遭難しそうだ。
ホワイトアウトした世界に、ミニモンスター化したポールが順々に現れるのを黙々と辿る。一応は勝手知ったる地形なのでそれ程滞り無く避難小屋に到着、ここまで約1時間。さてこの先にもポールが連なっているのだが、どうも下っている様に見える。
でもこれしか進むルートが見当たらないので、暫くは辿ってみるがやはり方角が違う様子、また避難小屋まで戻り今度は約90度右へ回った方向へ進んでみる。朧気乍ら感じる地形は稜線に乗ったようで、これで方向は間違いは無さそうなのだが、途中で目印になるものがすっかり無くなってしまい、しかも地形が広くなってきた。これでは先へ進めない。
そうこうするうちに、ガスの中から6人ほどのパーティーが現れ、山頂を踏んできたと。トップはGPS専用機を持参していた。やはり、ああいうのを持っていないとどうにもならないか。恐らくは山頂まであと100~200mぐらいだろうが、目標物無しには往復は危険と判断し、涙を呑んで引き返すことにした。
帰りも手探り状態の歩みだったものの、ルートを外れることなくロープウェイ山頂駅に帰還。レストランに飛び込むと、流石に今日は時間が早いのでようやくビールを呷ることが出来た。実に美味い!
今回も結局、返り討ちに遭った訳だが、この二日間、神経を研ぎ澄ませて登る気分を久しぶりに味わい、充実した山行だった。次回の為に、GPS専用機を手に入れようかどうしようかと迷い始めている。

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今回、蔵王山アタックのベースキャンプとして選んだのは「ビーハイヴ」という名のペンション。蔵王温泉街をベースにするならば、老舗温泉旅館(出来れば木造三階建)でもあれば泊まってみたい感じだったが、普通の旅館は一寸高すぎて手が出ず、結局リーズナブルなペンションに落ち着いた。
場所はバス停にもロープウェイにも日帰り温泉施設にも近くて利便性抜群。建物は白木造りの山小屋風、なかなか凝った造りである。1泊2食付き11,500円は、今まで我々が泊まったペンションの中では最高価格だが、冬場は暖房費が嵩むだろうからこんなものだろう。和室は無く、全てツインベッドルーム。
ここはとても話好きな(というか、喋くり好きな)女将が一人で切り盛りしている宿。スキーシーズンのみの営業だそうで、今シーズンは開けるのを止めようと思案していた矢先に我々が予約を入れたらしく、全くの貸し切り状態となった。女将さん曰く、ここは現皇后が学生時代、スキー合宿の為に泊まったことがあるという、由緒正しい(?)ペンションなのだった。
1日目はホワイトアウトで蔵王山を敗退し、日帰り温泉で温まった後、部屋に戻って地ビール(月山ビール)で失意の乾杯。冬季の蔵王山は気象条件が厳しく、そう易々とは登らせて呉れないとは分かっていたものの、再び身を以て体感したことになる。女子2名は明日の方が天気が良さそうだと、既にリベンジするつもりになっているが、Woodyさんはもう十分という感じ。小生は明日は明日の風が吹くと、是々非々の境地。
ディナータイム。当然、ダイニングルームも実質的に貸切。喋くり女将はほぼダイニングルームにとどまり続け、我々と喋くりに夢中。でも酒にはとんと疎いようで、出してくれた日本酒の銘柄を訊いても判らず、その時だけ厨房に戻った。銘柄は「霞城寿」という、地元の酒だった。

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蔵王山(熊野岳)を敗退した後のこと。ロープウェイを乗り継ぎ、山頂駅から宿に戻ってリュックサックを置いたら、着替えだけを持って風呂へ行くことにした。蔵王温泉郷にはいくつか共同浴場や日帰り温泉、スーパー銭湯などがあるが、最も近くにある「新左衛門の湯」なる日帰り温泉施設へ向かう。
5分足らずで到着。半分が土産物屋になっている。先ず靴を脱いだあと、ここは券売機で入浴券を買って入る方式。Web割引クーポンを持っていたので(750円が700円になる)、券売機の釦に「700円」という文字が見えたのでそれを押すと「会員券」が出てきた。
700円に間違いはないさと、そのまま渡すと係員が「割引券と会員券とは違う」とややキレ気味。文字が読めないのか、と云いたげ。でもここは日本人以外も客もわんさかやってくるようなので(台湾系がかなり多い)、間違える客も多いはず。
小生以外もなぜか皆さん、会員券を買ってしまう。係員はその度に「違う」と連呼し、でもまあいいでしょうと苦々しく云いつつ結局、そのまま皆の券を受け取った。そんなに間違えられるのが嫌であれば(連呼する暇があれば)、「何故、客は間違えるのか」をよく分析して、対策を講じるべきと思うが如何。
風呂場は地下階。若者スキー客が目立つ。ひと風呂浴びてさっぱりしたあと、1階の食事処へ行ってみると(別にある休憩処は駅の待合室的で何となく落ち着かない)、営業開始は17時30分からだと。日帰り温泉の食事処で中休みがあるのは、かなり珍しい(この頃「瀬音の湯」もそうなった)。顧客満足度よりも料理人満足度を重視しているんです、と受け取れる。
休憩処にはビールの自動販売機が無いので、靴を履いて土産物屋の方へ行くと地ビールが置いてあり、やっとこさゲット。でもまた靴を脱いで休み処へ戻る気もしない。ビールを持って宿へ戻った。お湯そのものは良かったが、色々と残念なことが多い日帰り温泉だった。

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今回は、3シーズン前に登頂を果たせなかった蔵王山のリベンジ。ついでにスノーモンスターも見てみようと厳冬期にプランしてみた。ところがところが、今年は希にみる暖冬でスノーモンスターは全く未発達。ロープウェイで乗り合わせたベテランスキーヤー(指導員?)曰く、1月中旬までは順調に育っていたがその後雨(!)が降って全部融けてしまったとのこと。不安定な天気が続いているようだ。
山形駅からバスに乗り、蔵王温泉にある今宵の宿で余計な荷物をデポした後、ロープウェイの山麓駅へ向かう。前回は待ち時間無くロープウェイに乗れたが、今日は行列が出来ていてなかなか動かない。結局、1時間待たされた。行列に並んでいる客は、何だか外国人がいっぱい。ヒジャブを被っている女性もチラホラいる。皆、特にスキーをやる訳でもなく山頂駅まで行って、(残念ながら貧弱な)スノーモンスターを見るのが目的のようだ。
山頂駅は気温は-5℃。外へ出ると、少なくても風速10m/s(瞬間的に20m/s)位はあるので、目出し帽とゴーグル無しには即、撤退する状況。無防備な者は、せいぜい地蔵像まで往復するぐらいしか出来ない。
ほぼホワイトアウト状態だがとりあえず地蔵山へ向かうと(山行記録はこちら)、湿気が高く眼鏡が忽ち曇って前が見えない。湿気がゴーグルに付くと霜になって更に視界を悪化させる(過冷却の水滴が凍り付くような状態)。等間隔に立っている、微かに視認できるポール(何れもミニモンスター化)を辿り、何とか避難小屋(らしき氷の塊)に着き、もう熊野岳山頂は目と鼻の先の筈だが、この先に自信が持てず敗退することにした。今回、スマホのGPSアプリを持参しているものの、素手かタッチペンで操作すること自体、甚だしく難儀なのではっきり云って役立たずだ。
復路も同じくらい時間が掛かり(時々、ポールを見失うので)、何とか山頂駅に戻ると時間は15時30分、スノーシューを外しただけでそのまま「レストラン山頂」へ。店内には所在無さげな客で溢れていて(何せ暖かいのはここだけなので)、雪ダルマになった我々に皆、ギョッとする。
とにかく喉が渇いたのでビールが呑みたいと注文しようとすると、なんと「営業は終了しました」とのこと。マジか! 仕方なく、そのまま悶々としてロープウェイ乗り場へ向かった。

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秋田駅には定刻通り11時25分到着。すでに3時間以上飲み続けているというのに、とりあえず昼飯を喰おうという気になるから不思議だ。秋田となれば、たとえ昼だろうと夜だろうと、夏だろうと冬だろうと、きりたんぽ鍋かしょっつる鍋を喰うのが正しい旅行者の姿のはずだ。
一応、幹事を仰せつかっている身として事前リサーチしたところ、駅から徒歩圏内にその手の店がいくつもあると判った。その中に、以前、東京・丸の内の支店に入ったことがある(そのときのレポはこちら)「本家あべや」があったので行ってみることにした。ここは確か、比内地鶏生産者の直営店とのことだった。丸の内の店とどう違うのかを確認してみたいというのもちょっとあった。
場所は、「エリアなかいち」という名の複合施設の一角。ここには飲食店を含む商業施設以外に県立美術館もある。何処もピカピカなので、秋田にやってきた雰囲気がしない。やはりもうちょっと頑張って歩いて(酔っ払いオヤジを宥め賺しながら歩かせる必要があるが)繁華街の「川反」辺りの店にすれば、それなりに風情があったかも知れないと少々反省。幹事の悩みは尽きない。
結構、客が入っていたが、上手い具合に5人座れる席は空いていた。メニューを確認し、流石に一人一人前は難儀だろうと、比内地鶏きりたんぽ鍋(一人前2,340円税別)を三人前頼むことにした。しかし出てきた鍋を量見る限りそれ程ではない。やはり比内地鶏はブランド品なのだ。そう云えば、丸の内支店で喰ったときにもそんな感じだった。すっかり忘れていた。
量はともかく、味はと云えば出汁が良く出ていて濃厚だ。この出汁だけで酒が呑めそうである。どうやら味も本店と支店とでは違いは無さそうだ。でもやはり、本場で喰うきりたんぽ鍋は、会社帰りに東京で喰うのと違って、美味さはひと味違うと知った。

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山形蕎麦を存分に味わった後、山形市街へ向かって移動。しかし、まだ観光ツアーは終わらない。ツアコン・アユラシが事前リサーチした店に点々と連れて行ってもらう。
大石田にある団子屋「最上川千本だんご」は、もの凄い人だかり。皆、辛抱強く順番待ちしている。ここは、単に店頭販売だけでなく、イートインコーナーで喰っている人もかなりいる。その場合は、ここで炙って出されるものを喰っているようで、アユラシも、出来たてを喰うのが最高、ここで喰うと他のだんごは喰えない、とのこと。さっき、蕎麦を手繰ったばかりなので、ちょっとここでは遠慮したが、別腹の女子連はだんごを堪能。
その次は、東根にある麩の専門店「文四郎麩」。山形は焼き麩の産地でもあるようだ。この店は文久年間創業と云う老舗。麩は、軽くてお土産に最適。有り難く「車麩」を購入。ここには、麩料理店まであるが、残念ながら時間もないし、腹も一杯(そもそも、ここは予約制か?)。是非、またの機会にしたい。
さらに南下し、次に寄ったのは天童にある「出羽桜酒造」。酒蔵そのものは開いていない様子、直ぐ隣に「仲野酒店」があったのでそこを訪問。様々な種類の「出羽桜」を並べているものの、それ以外の日本酒や焼酎、ワインも置いてあるので、直営店ではないようだ。あとで調べてみると、出羽桜酒造の社長の名前が仲野さんなので、この酒屋は家族か親戚がやっている店なのかも知れぬ。
店は女性二人が接客。早速、試飲できますか、と尋ねると、OK、しかも無料と、太っ腹である。有り難く試飲させていただく。ずらりと並べてくれたが、出羽桜の吟醸で一番高級な「一路」は、ダメなようである。其々、味わわせていただく。「出羽桜は」昔から吟醸系で有名。そのせいか、特別純米酒なんて、見たことも無かったし、さらに「山廃特別純米酒・ひやおろし生詰」なんて、そもそも造っているなんて思わなかった。口に含んでみると、なかなかふくよかでズシンと厚みがある感じ。なかなか手に入らない代物だと思うので、この四合瓶をいただくことにした。やー満足、満足。 

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すっかり舟下りを堪能した後は、再びアユラシ号に乗って移動。昼時なので、蕎麦を喰いに行こうと連れて行かれたのは、大石田町の山の中、次年子(じねご)という名前の集落。こんな辺鄙な場所(失礼!)に、蕎麦屋なんて有るのだろうかと訝しく思うようなところだが、ここは知る人ぞ知る蕎麦街道なんだそうな。
休日ともなると、山形ナンバーだけでなく、宮城ナンバーの車もわんさかとやっているとのこと。そんな街道、たしかにポツリポツリと蕎麦の看板が現れ、それらしき店もあった。我々が向かう「そば座敷・平吉」は、街道から更に山の中に入ったところ。まさに知る人ぞ知る店、アユラシが山形にいなければ、未来永劫まで入ることが無かった蕎麦屋だろうと思う。外には、なにやら赤い大根の様な根菜が積まれていた。近くにいたおばあちゃんに訊いてみると、次年子かぶ、だと云う。へー、これでもかぶですか、と驚いた。世の中、結構知らない野菜があるものだ。
駐車場には結構、車が停まっているし、店の中もかなりの人。予約した時間になるまでは、外でお待ち下さいとのことで、暫し外にいた後、入店を許可される。見掛けも内部も、昔の農家の佇まいそのまま。室内には仏壇や、ご先祖の写真が飾られていて、旧家にお呼ばれされたような錯覚に陥る。
アユラシには申し訳ないと思いつつ、ビールをいただく(今回はそんなシーンばかりで恐縮です)。そばのメニューは、そば膳(1,200円)ともりそば(750円)のみ。両者の違いは、前者には「揚げ出しかいもち」と「そばおしるこ」が付いてくる。もりそばで十分そうだが、「揚げ出しかいもち」に興味があったので、それだけ単品で注文した。
その「揚げ出しかいもち」というシロモノ。出て来たものを見て、齧ってみると、どうやら、そばがきを揚げて、おろし入りのだし汁と一緒になったもの。蕎麦の香りが強いだけでなく、不思議な食感。ふーん、これはなかなか面白い料理だ。何故、他の店では揚げたりしないのだろうか。
やがて「もりそば」が出て来た。「そば膳」もそうだが、付け合わせに、玉葱のかき揚げと、ワラビの煮浸し、そして生の(乾燥ではない)きくらげが出て来た。薬味は、ねりからし、だ。これが次年子風なのかどうかは判らないが、こんなパターンは初めて。生きくらげは、昨夜、伝七でも喰ったので、山形ではポピュラーなのかも知れない。何れにしても、どれも美味いし食感も新鮮。きくらげに、からしを付けて喰うのは初めてだが、イケる。ほー。そして、麺。山形にしては極めて細打ち、香り喉越しも申し分ない。辺鄙な場所(また失礼!)に、こんな店があるとは、びっくり。山形の蕎麦、恐るべし。

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そば座敷平吉のHP: こちら 
 

今宵の宿は、アユラシが数多ある山形の温泉宿の中から厳選した、銀山温泉「古山閣」。当初は7名の予定だったが、このちゃんと和尚は急きょ所用のため涙を呑んで帰京、5名での宿泊となった。銀山温泉の温泉街に辿り着くと、先ずこの「古山閣」が目に付く。
宿は創業160年というから江戸末期、現在の主は18代目で、代々、脇本長兵衛を名乗っていると云うことである。ちなみにもう少し上流にある「能登屋」は、代々、当主は木戸佐左エ門らしく、「古山閣」と同様、宿の正面に名前が書かれた看板が堂々と飾られている。
銀山温泉は現在、10軒余の旅館がある比較的小ぢんまりした温泉街だが、ここの魅力はやはり、川沿いにそれらの旅館などが立ち並んだ姿だろうと思う。これだけを見に、わざわざ大型バスでやってくる観光客もかなりいる。車はこの温泉街には入れないので、離れた駐車場から、ガイドの小旗に導かれてぞろぞろやってくる。小生が部屋の窓から下を眺めていると、観光客が我々に(正確には建物に)向けて、デジカメやスマホでバシバシ撮っている。やや気恥ずかしい。
この「古山閣」は築90年の木造4階建て、建物の外観も古風かつ堂々としていて、確かに被写体になる姿だが、もうひとつの魅力は鏝絵(こてえ)のようである。我々の部屋の窓の上に、鏝絵が並んでいて、それも一年の行事を表したものなどが11枚の絵になっているので、なかなか壮観だ。
川に面した客室(女子部屋)は広くて眺めが良いのだが、我々男子の部屋は6畳間、窓は有るが、窓の外は隣りの建物の壁。布団部屋のような部屋であるが、寝るだけと考えれば特に不満もない。
風呂は、1階にある男湯と女湯は随分と離れていて、男湯はロビーの直ぐ脇。脱衣所から石段を数段、下った半地下にある。それほど広くは無いが、昔乍らの落ち着いた雰囲気である。湯加減も良い感じ。一方、3階にも貸し切り風呂があって、露天もある。独りでのんびりと入ることができてなかなか良い。
食事は山側の部屋。夕食は、いったい何種類出て来たのか覚えていられないほど、これでもかと出てくるが、少量ずつなので何とか食べきることはできた。やはりここでも山形牛が出て来る。山形は、何処へ行っても蕎麦か牛肉だ。
食事だけでなく、風呂も、部屋(除、布団部屋的男子部屋)も、建物の雰囲気も、温泉街の雰囲気も申し分ない。まったく、このちゃんと和尚は、惜しいことをしたよ。

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古山閣HP: こちら 
 

山形駅で、東京へ帰る和尚を見送った後、銀山温泉への移動の前に、アユラシ推奨の「紅の蔵」へ寄ってみることにした。メインの建物は白壁の蔵造り。かつての紅花商人の蔵だったとのことである。
ここも飲食店だけでなく、土産物屋や農産物直売所、展示施設もある、いわゆる複合施設。規模は違うが、昨日行った「ぐっと山形」と同じような施設だが、食事処が2つある(「紅山水」という蕎麦処と、「990」というカフェダイニング)ので、そちらに力点が置かれている感じである。蕎麦処には関心があるが、我々には宿の夕食が控えているので、今どきに、ここで喰う訳にはいかない。そこで、アユラシの事前調査結果に基づき、日本酒の試飲をしようかとやってきた次第である。
試飲が出来るのは、「あがらっしゃい」という名のお土産処。こちらも土蔵そのもの。中に入ると、小間物のお土産類が並んでいるが、右奥には日本酒を売っていて、その一角には見るからに、利き酒の自動販売機的なマシンが鎮座していた。
マシンの中には、いわゆるリボルバー式にタップが6つ並んでおり、それぞれに一升瓶がセットされている。100円コインを投入し、好みのボタンを押すと、リボルバーが回転し、選んだ日本酒のタップが真正面で停止し、下にセットしたカップ(猪口)に注がれると云う流れ。単純な仕組みだが、見ているだけでも面白い。このマシンは特注なのか、カタログ品なのかは判らないが、こんなシロモノを見たのは初めてだ。
「朝霧の里・純米・美山錦」にしてみた。「全麹酛づくり」という製法だそうだ。普通、麹米で発酵を始めた後、後から米を継ぎ足すのが、この場合だと全て麹米だけで発酵させると云うもの。それによって、どうなるのかはよく分からないけど。
店内はちょっと暑いので、赤い毛氈が敷かれた外の縁台へ。呑んだ感じは、かなりすっきり辛口。この頃、あまりこの手の日本酒は呑まなくなった。いわゆる食中酒というカテゴリーと思われる。
「おいしさ直売所」は、観光客よりも近所のおばちゃん連中が、晩御飯の食材を仕入れにやってくるといった感じ。それなりに安いと云うことなのだろう、かなり賑わっている。菊の花を買ってみたい気もしたが、どのくらい日持ちがするのか気になったので、見送った。もうひとつ、アスパラ菜という、これも初めて聞いた野菜があって、気になった。これはもしかすると、マレーシアでよく食べた、カイランという野菜に良く似ている。確かめてみたいが、わざわざ山形で菜っ葉を買って帰るのも気が引けたので止めにした。

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紅の蔵のHP: こちら 

山形の夜は、街中へ繰り出し、アユラシご推薦の店へ入ることになった。個人的に、山形市内に泊まったことはこれまで一度も無かったので(観光地以外で泊まったことがあるのは、鶴岡と酒田のビジネスホテルのみ)、市内の居酒屋も初体験、興味津々である。
連れて行かれた店は「伝七」という居酒屋。駅から歩いても5分掛からないくらい近い。地元の人が通う店で、観光客相手のタイプではないとのこと。勿論、願ったり叶ったりである。雑居ビルの地下にあり、靴を脱いで上がるしくみ。
店内には、板の間とカウンター席がある。板の間のテーブルは、既に粗方埋まっている。テーブルの上には、既に料理が用意されている。アユラシ曰く、「晩酌コース」(2,200円)を予約済みとのこと。いつもは、次々に出てくるそうであるが、今夜は全てテーブルに並んだ状態。居酒屋にしてはなかなか壮観、まさしく宴会の雰囲気だ。この店には、単品のメニューは無いらしく、あとは「おまかせコース」(3,700円)のみ。きっと、それこそ毎日のように料理が入れ替わるのだろうと想像する。
日本酒はかなり充実しているが、吟醸系が多い。山形の酒が多いが、他の有名どころも揃っている。しかし、せっかくだから山形の酒を呑もう。呑んだことも聞いたことも無い、「桜川・純米吟醸」をいただく。小国町の野澤酒造が造る酒。小国町と云えば、飯豊と朝日に挟まれた豪雪地帯。何れ、行くこともあるはず。酒は、至って上品な吟醸香がする。その後は、「十四代・中どり純米無濾過」もいただく。流石は十四代、純米酒であってもフルーティーな香りとジューシーな旨さ。
料理は、タコのやわらか煮、菊とキクラゲとホタテの炊き合わせ、キノコの煮物、牛肉と鮭の陶板焼き、そしてマグロとイカの刺身。菊の花はやっぱり山形ならでは。まったくクセが無いので、どんな料理にも使えそう。キクラゲは乾燥させたものしか食べ慣れていないので、生キクラゲの見た目と食感がとても新鮮である。
刺身に付いて来たのは、普通のわさびとはちょっと違ったもの。店員に尋ねると、いわゆる根の部分だけでなく、茎葉も一緒になっているとのこと。そのせいか、ちょっと、とろっとしているし、単に辛いだけではない。これは有りそうで無い。
なんだか、いちいち珍しく、大満足。また、違った季節の料理を食べてみたいが、遥かに離れた店なので、行きたいときに行けないのがもどかしい。

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昼飯をまだまともに喰っていない(和尚は、山形新幹線車内で買い、蔵王山の吹雪の中を旅してきた「牛肉どまん中」弁当(1,250円税込)を食べていない状態だった)ので、何処かに連れて行っておくれよ、とツアコン・アユラシにおねだりすると、大露天風呂の次に案内されたのは、「ぐっと山形」と云うところ(男子が先発隊、女子が後発隊で、アユラシ号がせっせと輸送)。
ここは、かつては山形県観光物産会館と云う、全く芸のない名前の施設だったようだが、最近、「ぐっと山形」という名前に変わったらしい。そのせいかどうか判らないが、かなり賑わっているのは確かである。買い物が出来て、呑み喰いが出来る施設となると、いわゆるショッピングモールのようなものがイメージされるが、ここは一応、観光物産がウリなので、様々な山形県特産の土産物を売っている巨大スペースがある。どちらかというと大規模な道の駅といった構成である(残念ながら立ち寄り湯は無い)。もちろん、農産物の直売所もある。今が旬はラ・フランス。このちゃんは、なんと8個も買っていた。ここから家まで持って帰ると思うと気絶しそうだ。
我々は、 先ずフードコート内のテーブルを陣取り、その後、飲み物と喰い物を物色。テラス席もあったのだがさすがにちょっと寒い。喰い物のブースに行くが、がっつり喰うもの(≒炭水化物系)ばかりで、ちょっと手が出ない。それではと、入口で目にした「肉の中村」に戻ってみると、牛すじの煮込み(600円税込、以下同様)が美味そうだったので購入。ライス付きだと750円。単品でも買えるのがうれしい。ついでに、豚角煮(500円)もゲット。角煮は塊のまま売っているが、ここで食べると云うと、店の女の子がわざわざ細かく切り刻んで呉れた。
次は酒。ついでに店の子に尋ねると、生ビールだったらあの店、日本酒だったら奥の土産物コーナーにあります、と親切に教えてくれた。ビールはもう一杯やっているので、日本酒を探しにいくと、あるわあるわ、当然ながら山形の地酒がずらり。どれでもここで(もちろん、土産物売り場ではない)呑めるとは、ありがたい。流石に一升瓶を買う勇気は無いので、羽陽一献・純米スパークリング(330ml、値段失念、500円ぐらいだったような・・・)を買ってみる。テーブルに戻って、和尚と乾杯。スパークリング酒は喉越しもすっきり爽やか。すいすい呑めてしまう、危ない酒だ。それこそあっというまに無くなったので、次は上喜元の涼夏(330ml、これも値段失念だが、たぶん同じくらい)。これもスパークリングで、もっと軽快。何れにしても、どちらも日本酒の新たな地平という感じだ。やるなあ、山形。

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強風のため熊野岳登頂を断念し、昼ごろ敗退が決まったので、その後は全て観光モードに切り替え。そうなると山形在住のアユラシだけが頼りである。さっそく、このちゃんを連れて観光中のアユラシに電話を入れ、仲間に入れてくれと連絡。
ロープウェイ駅に戻って、生ビールを呑んだら、次は風呂で温まりたい。もちろん、蔵王は温泉の宝庫なので選り取り見取りだが、アユラシお薦めの温泉は、その名も「蔵王温泉大露天風呂」という立ち寄り湯。温泉街よりだいぶ上にあるので、ちょっぴりでもビールを呑んだらもう無理。アユラシはアッシー君となり、我々を2回に分けてピストン輸送。かなりの勾配で判り難い山道を登ると、広々とした駐車場があり、その奥が入口。ここからは沢へ向かって少々下り階段。あたりは丁度、紅葉真っ只中だ。
建物はかなり鄙びた造りで、湯治場そのものの雰囲気。屋根らしきものはあるが、大きなあずまやの様に、扉が一切ないので、外気と一体になっている。夏ならば良さそうだが、11月ともなると快適とは云えない。470円を支払って脱衣所へ向かう。仕切りはあるが、やはり外と変わらないので、服を脱ぐのにちょっぴり勇気が必要だ。
風呂はまさに野趣溢れる雰囲気。その名の通り大露天風呂。ここは沢そのものが温泉、湯船は自然石を利用した造りとなっており、流れに沿って上下2段に分かれている。上段の湯加減は丁度良いが、下段はぬるめ。ぬる好きの小生でも、上段がいい。
湯船に浸かってまわりの紅葉を眺めるのは良い気分。この温泉のPhは何と1.4とのこと、胃液並みの超酸性である。長湯すると消化されそうである(嘘)が、温泉成分にたんぱく質分解酵素は含まれていないので大丈夫である。入るときと同様、出るのにも勇気がいるが、湯あたりが怖いので適当なところで意を決して上がる。
休憩所にいくと、玉こんにゃくや飲み物も売っているが、その中に缶ビールがあるのを発見。アユラシには悪いが呑ませていただく。しかし、休憩所も屋根があるだけで外と同じ。湯上りのビールを呑むにはやや気温が低過ぎたようで、美味さはいまいちだったのは残念。

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蔵王温泉大露天風呂HP: こちら 

山形ツアー初日は、蔵王山登山。2本のロープウェイを乗り継げば1,660mまで行けるので、楽チンだなんて甘く見ていたら、結局1,736mの地蔵岳まで登るのが精一杯で、熊野岳、刈田岳まで到底辿り着けずに敗退した。
行きのロープウェイ(2本目)に乗っていた時、偶々乗り合わせたロープウェイ会社の社員が「風速25m/sまでは蔵王ロープウェイは止まらない。それ以上でも安全性には問題ないが、乗っている人間が酔ってしまうので止める」と胸を叩いていたので、其処まででは無かったのかも知れないが(樹林帯の上の吹きっ晒しは、もっと強そうだったが)、とにかく上は吹雪状態で、風が強かった。
雪(霰?雹?)がビシビシ顔に当たって痛いのもさることながら、強風で真っ直ぐ歩けず、険しい場所だったら誰かしら転げ落ちる恐れもあったので、早々にやめてロープウェイ駅に戻った(山の記録はこちら)。そうなれば目指すは「レストラン山頂」。店内は閑散としていて、客は数人程度。店の従業員数と大差ない。我々5人は貴重な客である。
それにしても、外にいた時間はせいぜい1時間だったが、ジャケットもパンツも八甲田山的バリバリ状態。それが、暖かい店内に入ると一気に融けてずぶ濡れとなった。テーブルの周りは水浸し状態となり、店員の目も気になるところだが致し方ない。
罪滅ぼしにさっそく生ビール(中700円税込、以下同様)を呑むとしよう。ビールのお供は、米沢牛コロッケ(300円)にした。山形だったら玉コンニャク(1串100円)じゃないのか、と云われそうだが、まだその美味さに開眼しておらず、ビールの肴にはなりそうにないので見送った。
ビールを呑んで、ようやくひと心地ついた。まだ、昼時だがもうひと仕事終わった。もうちょっと粘れたかも知れないが、どうせ熊野岳までは行けなかった(たぶん山頂直下はそれなりに斜度がある)と考えれば結果は同じ。甘く見ていた分、あっさり撥ねつけられ、ぎゃふんと云ったところだが、吹雪の中の彷徨はそれなりに堪能した。窓の外は樹氷と吹雪、氷の世界なのに、こちらはぬくぬくと暖かいところでビールをいただく。極楽、極楽。 

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月山登頂にはどうしても2泊必要なため、1日目はアプローチのみ。そこで昼飯はちょっと天童に寄り道して「大久保そば」に行ってみた。もちろん、その前に舞鶴公園の高台に登って月山を遠望することも、山岳会としての嗜みを忘れない。「大久保そば」は、その公園から下りてきた目の前にある。午前11時開店の直前に到着し、イの一番に入店。外観も内装も、大きな古民家そのもの。先ずビールを注文した後、おつまみとして5つある、天ぷら、げそ天、昆布巻にしん、にしんの甘煮、とりチャーシューを全て注文。どれも旨いがボリュームもたっぷり。昆布巻にしんなどは、もし二人ぐらいで来たならば、もうつまみはこれで打ち止めになってしまうほど、たっぷり盛られてくる。昆布の巻き数も半端ではない。酒は「朝日鷹」特選本醸造。「十四代」で有名な高木酒造の酒とのこと。店の方がわざわざ一升瓶を持ってきてくれ、説明までしてくれた。コクも程よく全体として円やかな印象、辛みも酸味もかなり控えめでグッド。さすが「十四代」を造っている酒蔵だと感じ入った。締めは板そば。5人で昔盛り(2倍量の大盛)を2枚注文。汁は東京風に慣れた舌には若干甘めだが、麺は蕎麦の香り高く、かなりの太打ちでコシがとても強い。ガツーンとくる、山形の蕎麦、恐るべし。
 
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とりチャーシュー(250円)

562
昆布巻にしん(470円)

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天ぷら(600円)

415
げそ天(200円)

187

858
 板そば昔盛り(1,200円)

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