山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

上越線沿線

平標山を登った翌日は、東谷山から日白山を目指そうかと云う声もあったが、天気予報通りに天気が悪く朝から雨となったので、きっぱりと登山は断念、観光モードとなる。
これまで、越後湯沢に観光というと、駅構内の「COCOLO湯沢・がんぎどおり」くらいしか思い浮かばなかったが、調べてみると湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」なる施設があった。こんな機会ぐらいしか無いだろうと、入ってみることにした(入館料500円)。
館内の大方の展示は、いわゆるこの地方で使われてきた家具や道具。何だかんだ、様々な地域の展示館で目にしてきたものと大差無いように感じてしまうが、よくみればこの地方特有の形だったり、工夫が凝らされているはず。我々凡人にはそこまで想像するのがやっとだ。
ここ「雪国館」にはもう一つ、目玉がある。「雪国」と云えば、川端康成の「雪国」が思い出されるが、此処には川端康成直筆の書や、川端康成が生前愛用した品々が展示されている。また、ヒロイン「駒子」のモデルだったという「松栄」が住んでいた部屋を再現した展示まである。
さて、やっぱり越後湯沢駅に来たら、ぽんしゅ館に寄らない手は無い。3年ぶりの入店。賑わいは更に増している様子。 子供連れも結構いるが、流石にここにはオレンジジュースなど無い、子供は飽きるだろう。
今回は、緑川・本醸造、村松・吟醸、カワセミの旅・純米、夢・山廃純米、今代司・純米、長者盛・大吟醸と、都合6種類を賞味。中でもカワセミの旅・純米は、世界的なショコラティエ(らしい)、ジャン=ポール・エヴァンが「ショコラに最も合う日本酒!」と絶賛しただけあって、猛烈に甘くて小生の好みと全く合わないが、インパクト大。こんな日本酒もあるのだと感心した。

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今回の山旅は平標山。残雪期に日帰りで登れる山としては、アプローチの点から見ても最善の山ではなかろうか。尤も、雪質次第では途中で断念も十分ありえると覚悟の上。今回は山スキーを履いたグッチー師匠も参加していただいた(山行記録はこちら)。
登山口からは、「平標山の家」への夏道の左にある小尾根を登る。トレースは僅かにある。多少の緩斜面はあるもののほぼ一貫した鉄砲登りが続くので、極めて効率が良い。雪質は腐っておらずまずまずだが、堅雪の上に数センチメートルの新雪が乗った状態。たとえスノーシューを履いたとしても、小生が歩くとその新雪の分、確実に沈むが、女子はその上でミズスマシの如く、すたすたと登っていける。随分とハンデがある。
日中はほぼ良い天気。稜線上はそれなりに風が有ったが、意外と効率よく平標山に着いた。目の前に見える仙ノ倉山が、夏の景色とはまた違った風格がある。苗場山も良く見える。眺めに気を取られてじっとしていると、流石にジンジン冷えてくるので早々に下山。グッチー師匠は気持ち良さそうにすーっと下っていく。
今宵の宿は「ホテル・エフ」。元々は、もっと越後湯沢寄りにある「平標茶屋」に泊まる予定だったが、我々以外に泊まる客が無く、かつ経営が同じ「ホテル・エフ」での客対応が忙しいとのことで、宿にお願いされたため同意。「平標茶屋」は良さそうな雰囲気だったので、またの機会に来てみよう。
「ホテル・エフ」は苗場スキー場が目の前。外観も中身も典型的なスキー客向けの宿と云う感じだった。先ずはジャグジー風呂に入ってみたが、薄暗くて洞窟風呂の雰囲気も味わえる。夕食はビーフシチュー。生ビールの後に日本酒(高千代)も頼んでみたが、さすがにシチューとの相性はいまいちだった。タダで苗場スキー場の花火を眺められるのはなかなかだ。

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かねてより、山から下りたら簗に寄ってみたい、と思っていた。簗と云えば、もちろん鮎。鮎と云えば、シーズンは6月から9月。簗場の場合は釣りシーズンとはちょっとずれて、だいたい6月半ば以降オープンという処が多い。つまり、基本的に暑い頃となる。その頃の日帰りの山選びとなると、いつも云うけどこれがなかなか難儀だ。
もうひとつ、場所の問題がある。関東で、簗場はだいたい群馬県の利根川水系、栃木県の鬼怒川水系、茨城県の那珂川界隈と決まっている。那珂川は山と結び付けるのは少々難しいのでとりあえず除外すれば、残りは利根川か鬼怒川界隈。どの山と組み合わせるか、あれこれ考えた結果、山は十二ヶ岳&小野子山、簗は渋川にある「落合簗」にしてみた。どちらも標高がいまいちだが、やむを得ずそこは犠牲にした。
根古屋乃湯でさっぱりした後、タクシーでそのまま「落合簗」に向かう。所々街中で祭りの準備作業を見掛ける。タクシーの運転手曰く、お盆の頃に山車を引く祭りがあるらしい。普段はひっそりとした渋川だが、この時だけは盛り上がるようだ。
細い路地のどん詰まりに「落合簗」があった。渋川の市街地から見れば、利根川を挟んだ向かい側。「落合簗」から見ると、目の前を流れる利根川の先に聳える榛名山が望めると云う、絶好のシチュエーションにある。時折、鉄橋を渡る上越線の電車も見える。建物は簗らしく、板張りに茣蓙を敷いただけ、屋根もトタン板を被せ、その下の葦簀が剥き出しとなったままの安普請だが、それがいかにも簗場の雰囲気。屋根には水を流して、暑さを和らげる工夫もされている。
今日は膝のリハビリ中のくまちゃんが、わざわざ簗だけを目指してやってきた。既に先着していて、手際よく塩焼きは注文済みとのこと。流石である。まず揃ったところで、生ビール乾杯。料理はとにかく鮎尽し。付き出しの酢のものと、いきなりメインの塩焼きから始まり、生き造り、うるか、フライ、一夜干し、鮎の土佐煮、鮎飯をいただき、ちからいっぱい、鮎を堪能する。
ビールの後は日本酒。落合簗のラベルが貼られた冷酒は、高崎市倉渕(榛名山の西麓)にある牧野酒造の「大盃」という銘柄。創業は元禄三年、現在の蔵元は十七代目だそうである。口に含むと、すっきり辛口。鮎料理を喰うには、このような淡麗系の方が相応しいと思う。生酒をちびちびやりながら、鮎を齧っていると、「快速SLみなかみ号」が、汽笛と共に利根川鉄橋を渡っていった。

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谷川岳を登った翌日は完全観光モード、リサーチャーなおちゃんが見つけ出した造り酒屋「大利根酒造」に行ってみる。日本ロマンチック街道に面しているので、尾瀬や金精峠に向かう際、何度もこの前を通っているはずだが、これまで気が付かなかった。そもそも、この酒蔵のブランド「左大臣」だって申し訳ないが知らなかった。
重厚な造りの建物に入ると、酒蔵の主と思しき男性がお出迎え。色々と説明していただく。見上げると、「國酒」と書かれた色紙が目に入る。「國酒」という云い方があるのを聞いたのも初めてだが、その色紙を歴代総理大臣が書いていたと知ったのも初めてだ。
あるWeb記事によれば、これを始めたのが大平元総理だそうだ。ここの一番右にある色紙は、まさしく大平さんの揮毫だった。ずらりと並んだ歴代総理大臣の色紙をぱっと見ると、民主党政権の方々は皆、下手っぴーである。野田さんのは、見ている方が恥ずかしくなる程ひどい。一方、自民党の歴代総理は総じて上手。大平さんの字もなかなかだと思うが、直ぐ辞めて有名な宇野元総理と、麻生現副総理は素人が見ても特に達筆である。安倍首相のは当然のごとく2枚あるが、1枚目の筆の運びがやけに自信無さげに見えるから不思議である。
その後は、しばし酒の造り方講義。興味深かったのは、酒造りでは洗米が決め手であるとの言葉。水の浸し具合によって麹菌の浸行具合を左右させるため、秒単位で時間管理するらしい。主は時間さえ許せば、いくらでも酒造りについて熱く語ってくれそうである。通常は主おひとり、最盛期でも近所から3、4人の応援を頼む程度で酒を造ってしまうらしい。杜氏は雇っていないそうである。勿論、造る量に限度はあるようだが、たったひとりでも造ることができるとは驚いた。
ひと通り説明を受けた後、待望の試飲タイム。巨大冷蔵庫から取り出された尾瀬の雫・本醸造、左大臣・純米、左大臣・本醸造、花一匁・純米吟醸、白貴・にごり酒を順々に賞味させてもらう。総じて淡麗辛口系だが、左大臣・純米と花一匁・純米吟醸は、少々複雑な味を持っていて、面白い。折角なので、純米吟醸をお買い上げ!

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大利根酒造のHP: こちら 

今年の谷川岳は、残雪の溶け具合が思いの外早く、雪が軟弱で歩き難いだけでなく、熊穴沢避難小屋までのルートの一部は、思わぬトラバースと藪漕ぎで結構扱かれた。残雪の山は、雪の状態が刻々と変化していくので、靴を通した感触での状況判断が欠かせないが、今年は特にそうだ。
登頂を果たした後(山の記録はこちら)の下りは、頭の中にビールがチラつき出すが、往路と同じく、トラバースする個所をやり過ごすまでは安心できない。その後は適宜、シリセードしながら天神平に到着してホッとする。ここでこのままビールが呑めれば最高なのだが、何故か天神平の駅にはそのような施設はない。
考えてみると、世にあるロープウェイ山上駅で、ビールが呑めない処は少ないと思う。那須岳ロープウェイぐらいか(下りで利用したことが無いため、定かではないが・・・)。今までで最高の場所は、木曽駒ケ岳ロープウェイの千畳敷駅のテラスだろう。ここにはホテルまである。そう云えば、吹雪の時に泊まり、建物から一歩も外へ出られなかったことがあった。
天神平は、木曽駒ケ岳に匹敵する眺めが得られると思うが、この豪雪エリアに展望レストランを造るのは難しいのかも知れない。でもやっぱり、この景色を見ながら呑むビールは最高だと思う。何とかならないものか。
それはともかく、仕方ないので山麓駅(ベースプラザ)でビールを呑むべく、下りのロープウェイに乗り込む。下るにつれ目の前の朝日岳、烏帽子岳が、白毛門に隠れて順々に見えなくなっていく。なかなか素晴らしい眺めの筈なのだが、もう頭の中はビールで一杯になっているので、約15分間、悶々とするのみ。
山麓駅に着いたらベースプラザへまっしぐら。外のテラス席だけは客で埋まっている。辺りの景色は天神平に較べるべくもないが、ビールさえ呑めれば、とりあえずそれは大した問題ではない。歩いた直後のビールはとにかく最高である。

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ゴールデンウィークはこの頃、露天風呂付き温泉旅館をベースキャンプにした山登りという、これ以上ない楽ちんツアーが続いている。そんな都合が良い旅館は日本広しといえども、そうはない。ここ、川古温泉は宿と温泉自体、まったく申し分ない。谷川岳に登るにはやや交通が不便(≒タクシー代がかかる)だが、そんなのはこの際、二の次。
川古温泉浜屋旅館は、自然の真っただ中に、ポツンとある感じ。まさしく俗世間とは隔絶されたところにある。ここに来る客は、基本的に自然の中でゆったりしたいと思っている方々ばかりのようで、我々のような登山姿はいない。昼間にせこせこ山登りしたりせず、何にもせずにぼーっとするにはもってこいなのだろう。湯治客向けに1泊3食付きの低価格プランもある。基礎代謝量が低空飛行の者には丁度いいかも知れないが、我々のように呑んでばかりいては、大した違いにはならない気がする。
着いたら先ずは風呂だ。広い露天風呂には、けっこう堂々と女性が入っていたりするが、この宿では(けしからぬことに女性にとってはありがたい)入浴衣(650円)を売っていて皆さん、愛用しているようである。湯はかなりぬるめなせいか、湯船に浸かりながら本を読んでいる人も見受けられる。まこと優雅な湯浴み。見習いたいものだが、こっちはうっかりすると湯当たりしてしまうのでそうもいかない。
湯上りはビールだが、部屋の冷蔵庫にあるビールは残念なことにやけにぬるかった。あとで気が付いたが、食堂にある自動販売機のビールの方がずっと冷えていた。ともあれ、さっぱり汗を流し部屋に戻り、窓の外の新緑を愛で、川の流れを聞きながら飲み干すビールは何ものにも代え難い。これだけでここに来た価値があると云うもの。
でもこのあとはいつものように、夕食前に、皆が持ち寄った日本酒、ワイン、酒の肴で一杯やる。これも泊まりの楽しみの一つである。夕食に差支えないように呑み喰いするのがなかなか難しいので、結局いつも喰い過ぎになる。たまにだから、まっ、いいか!


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川古温泉浜屋旅館のHP: こちら

吾妻耶山に登り(山の記録はこちら)、赤谷越から西側の相俣集落へ下っていくと、直ぐに車道(県道270号線)となり、あとは強い日差しの中を我慢して川古温泉浜屋旅館までテクテク下るばかりと思っていたら、遠く右手になにやら幟旗が幾つか立っている。カレーとか書いてあるようだ。近づくにつれてそのうち電光板が見えるようになり、なんと、「ビール」と書いてある。禁断の呪文。こんなところに食堂があった。よくみると女性店主らしき人が外にいた。
まだ1.5kmくらいは歩かねばならぬのだが、「ビール」という文字を見た女子連はもう足が動かなくなってしまい、呑んだってだいじょーぶ、歩ける、と目が懇願している。宿でビールにありつくまで、もう20分くらい我慢すればいいと覚悟ができていた男子2名は、突然、我慢の気合いがはじけたらしい女子連に寄り切られ、誘惑に負けることになった。待ってましたと女性店主に連れられ、ぞろぞろと入店。
カウンター席に着いて「とにかく、ビール!」と注文すれば、様々な種類の缶ビール(400円)が出てきた。長い間冷蔵庫に滞留していたと思しきビール(そもそも、我々のように山から下りてきて呑む以外、ビールを注文する輩がいったいいるだろうか?)は、キンキンに冷えている。喉に流し込むと、身体が蕩ける。あひるちゃんのチョイスした缶は、中身がかなり凍っていたようで、これを溶かし出すための援軍ビールも追加注文。
ビールの突き出しに、きゃらぶき、山椒佃煮、そしておやきのような薄皮饅頭が出てきて、豪華さにびっくりする。主人のいつみさんに色々話を聞く。我々は、今日初めての客だそうだ(と云うより、話したくってしようが無い様子なので、だいぶ久しぶりの客かも知れぬ)。この店は、以前は登来おばあさんがやっていて、トンネル工事をやっていた頃は大儲けしただの、目の前の芝生は孫の個人ゴルフ場だの、話が尽きない。
メニューに載っている様々な料理を、いつか味わってみたい気がするが、そんな機会がやってくるとも思えない。後でWebを調べてみると、こんな記事やあんな記事もあった。 ツーリングをやっているひと達に人気の店のようだが、我々にとっては、陽炎の如く現れ、消えたような体験だった。

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今回が4回目ぐらいの入湯だろうか、いつも尾瀬から帰ってくると、最寄駅の沼田に近い、ここに寄るというパターンが出来ていた。戸神山から下りてきた今回は、事前のリサーチで、戸神山に比較的近い「かねまんやすらぎセンター 沼田岡谷温泉」と云う、長い名前の日帰り温泉に寄ってみようかと思っていた(そう云えば「ゆにーいく」も正式には長い名前だ)。ところが、時間が早すぎて残念ながらまだやってなかった(午後0時開店)ので、古馴染みの、ここ「ゆにーいく」へ、久しぶりにやって来た次第。
到着してみると、駐車場が随分と空いていたのだが、これはタクシーの運転手曰く、今まさに開催中の、沼田公園のさくらまつりのせいらしい。実際、その界隈の道路は激混みだった。桜の開花は都心とは2週間ほどの違いか。それでも沼田市は2次元的な広がりだけでなく、垂直方向にも広がりをもっているため(皇海山も沼田市だ)、山間部では5月にならないと咲かないところだってある。ゴールデンウィークに、日本ロマンチック街道を尾瀬方面へ向かうと、いつも満開の桜に出会える。
受付で650円を支払ったら風呂場へ。ナトリウム塩化物温泉で、源泉50.9℃、PH8.3というから、肌に優しいタイプ。浴室の中も、今日は大変空いていてゆったりのんびりできる。マッサージ&アカスリエステコーナーの女性達も手持無沙汰のご様子で、何故かせっせと窓を拭いていた。こちらとしては、かといって長湯することもなく、ましてやマッサージをしてもらうこともなく、いつものようにさっと入ってさっと出る。
風呂から上がったら休憩室兼食事処へ。ここもガラ空き状態である。先ずは生ビールを注文、一人でお先にグビッとやる。つまみに栃尾の油揚げがあったのでそれを頼む。間にネギ味噌が入っていてなかなかイケる。ここの食事処は、メニューが豊富である。麺類や丼物だけでなく、カレーやパスタ、ハンバーグなどの洋食系もある。それに、天麩羅や刺身など、一品物もかなり充実している。蕎麦屋に行く当てが無ければ、ここでがっつり呑むことができそうである。たまにはそんな山行があってもいいかも知れない。
 
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 ゆにーいくのHP: こちら

「アップル館」は、玉原ペンション村の一番北側(鹿俣山に近いほう)にある。部屋数は8つほどの、一般的サイズのペンション。我々以外に二家族が逗留していた。どちらもスノボーが目当て。我々のような登山姿は、ここのペンションに限らず、見当たらなかった。
このようなことは、個人的には少々不思議に思う。この時期はリフトが動いているので、極めて安直に鹿俣山へ登れる。時間さえ許せば、獅子ヶ鼻山だって行って来れる。残雪の山を楽ちんにエンジョイしたければ、ここほど安直に雪山にアタックできるところはそうはない。これほど登山人口が増えているのに、雪山も楽しまないのは片落ちというものだ。
今回、鹿俣山にやってきたのは、今シーズン1回ぐらいはスノーシューを履いておこうという目論見だったのだが、残念ながら、思ったより早く、スノーシューの季節が終わっていた。 今年は雪解けが早いようである。
ともあれ、ペンションに戻ったら風呂に入って、また湯上りビールを呑もうと考えつつ、ペンション村を目指す。この界隈のペンションは、どれも似た雰囲気を漂わせている。「建売じゃないの?」と和尚。たしかに、そんな気がする。
今回厄介になったペンション「アップル館」は、若い夫婦が経営している。そんな雰囲気が室内装飾の其処彼処に表れている。バーカウンターには、アルコール類が並んでいる。なおちゃんのリサーチによると、ここのウリはワインだそうだ。
部屋でちょっと一杯やったあとは、ダイニングルームへ移動しディナー。ワインリストを見るとレ・ペルラン・ド・ラフォン・ロシェ'06があった。さっそく注文。シャトー・ラフォン・ロシェのセカンドラベル。ネット通販で買っても3,000円はする代物である。都心のフレンチレストランだったら、8,000円取られても文句は云えない。こんなフレンチワインは昨今呑んだことが無かったが、市場価格のプラス1,000円ほどで、しかもこんな山の中のペンションで飲めたのは、まさしく僥倖だ。味わい、深み、渋みとも、典型的なボルドータイプ。こんなワインをいつも飲ませてくれるんだったら、たとえ鹿俣山自体に食指は動かなくとも(でもこの界隈のぶなの森は素晴らしい)、またこのペンションに来てみたい。

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玉原スキーパークの東側にある鹿俣山に登って残雪をエンジョイした(山の記録はこちら)後は、ぶなの森を抜けてスキーパークのレストハウスへ。滑っている客はそこそこいるが、レストハウスでのんびりしている客は少ない。何故ならまだ14時半、時間が早いせいだろう。我々はひと仕事(?)終えたので、堂々とビールを呑むことにする。
山の上は雲に覆われていたが、こちらは日差しが出ていて、窓の外は眩しいほど明るい。これぞスノーリゾート気分。雪を見ながら、暖かい部屋で呑むビールが美味い。
ひと心地ついたところで、レストラン内を物色。まだ時間が早いとは云え、ペンションに戻ったら風呂上がりにまた一杯やることになるので、ここはビール一杯だけのつもり。でも、何かつまんでみたい。メニューを見ると、カレーやラーメンばかり目立つが、一品ものとして、からあげやフライドポテトの他に、「えだまメンチ」というものがあった(何れにしても揚げ物ばっかりだ)。じつは先日、沼田市観光協会のHPを眺めていて、B級グルメとしてこの「えだまメンチ」があることを知っていた。地元の高校生がプロデュースしたというシロモノ。
食べてみると、確かにそのまま、メンチに枝豆が入っているだけだが、ビールには、単なるメンチよりも一層合っていると思う。酒を飲まない高校生でなく、呑んだくれ親爺が発想したとしても不思議ではない。でも、ここ玉原スキーパークで、ビールの肴にえだまメンチを齧る輩は少なそう。実際、殆どの客は、車で日帰りと思われ、運転手たるおとうさんはビールに手を出せないので、えだまメンチとのコンビネーションを知る由もない。まこと、気の毒なことだ。今度、玉原に来る際は、是非、ペンション村に一泊する余裕をもって、ここレストラン オン&オフでビールとえだまメンチを味わうことをお勧めしたい。

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小嶋屋でへぎ蕎麦を手繰った後、同行者のご希望により、直ぐ傍にある越の室/利き酒コーナーに行ってみた。相変わらず今日も結構な賑わい。オジサン、オバサンよりも若者の方が多い。こちらはすでに小嶋屋でだいぶ酒が入っているので、4人で10種類の酒だけ賞味(1,000円分)。小生は、「麒麟山」純米、「天領盃」純米、「伝衛門」純米吟醸、「白瀧」生酛純米、「君の井」山廃純米吟醸を賞味。「麒麟山」は新潟淡麗辛口の代表格だが、深みも感じる。「天領盃」はコクが強い感じ。「伝衛門」はマイルドで芳醇。「白瀧」もマイルドで旨味強し。「君の井」はコクと旨味。何れもなかなかの逸品だと感じたが、中でも「白瀧」生酛純米と「君の井」山廃純米吟醸は、いつか取り寄せでじっくり味わいたい。どちらも、さっぱりした肴では負けそうな強さを持っている。この頃は旨味がちょっと気になる。この次も近くの山を登って、越後湯沢駅から新幹線で帰る際には、きっとまたここに来ることになるだろう。 

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雨の中を平標山から下りて、700年の歴史を持つという貝掛温泉でさっぱり汗を流したあと、越後湯沢駅に出てちょっと遅めの昼食。今日は手近な店ということで、駅構内の「湯沢がんぎどおり」にある蕎麦屋・小嶋屋に入ってみた。本店が十日町にあるらしい。結構、客の入りが多く、10卓ほどあるテーブルは概ね埋まっていて、10分ほど待ってからの入店。その間、偶々、土産物屋通りの特設ステージでやっていた、箏とバイオリンのコラボ演奏で「アナと雪の女王」主題歌を拝聴。
一番奥のテーブルに案内され席に着くと、もうビールは貝掛温泉で飲んできたので、始めから日本酒にすることに。メニューを見ると新潟の酒が7種類ほどある。先ずはその中から十日町・魚沼酒造の「天神囃子」(日本酒度±0度。種類は不明)を注文。甘口とのことだが、さらりとマイルドで旨味が引き立っている。酸味は抑えめで、吟醸香は感じない。続いて同じく十日町・松乃井酒造場の「松乃井」(日本酒度+5度。これも種類は不明。クレームするつもりはないけど、できればメニューには、吟醸とか純米とかも併記しておいて欲しい。調べた範囲では、例えば松乃井には純米、吟醸など12種類もあるのだから。店の主は酒には些か無頓着かな)を注文。これも吟醸香は感じないが、しっかり旨味が生きていてコクと酸味が程良い自分好みに感じる。
つまみは天麩羅盛り合わせ、玉子焼き、板わさ、油揚げの炙り焼きを注文。天麩羅は、海老に舞茸、茄子、さつま芋が盛り合わせ。藻塩で頂く。玉子焼きに餡が掛っているのは小嶋屋の流儀か、はたまた新潟スタイルなのか・・・。油揚げは、ぶ厚い栃尾産。そして最後の〆はもちろん、へぎそば。とても良く冷えていて、ふのりが入ったへぎそばならではの、つるつる喉越し感が気持ちいい。よく有りがちな駅ナカ蕎麦屋の蕎麦とは全く一線を画す味わいである。

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新潟の酒が好きな方には常識かも知れないが、JR越後湯沢駅構内の土産物売り場の一角に「ぽんしゅ館」という店舗がある。そこには酒の販売コーナーだけでなく、なんと酒風呂温泉(日帰り温泉)まであるが、その先には「テイスティングGALLERY越の室」なる、利き酒コーナーもある。実はつい先日、テレビでこの利き酒コーナーが紹介されていたのを偶々見たばかりだった。入口には、写真の如く、ドキッとするようなオブジェがあって、如何にも此処はのん兵衛の味方ですー、という雰囲気を醸しているようでもあるし、こうなるまで飲まないでねー、と釘を刺しているようにも感じられる。コーナーに入ってレジで500円を支払うと、専用コイン5枚とぐい飲みを渡される。ここでは、新潟にある全ての造り酒屋(95蔵あるらしい)の主要銘柄+お勧め22銘柄(=117銘柄)が自動販売器にセットされていて、ワンコインでぐい飲み1杯ずつ飲める、という有難い仕組み。ズラーッと並んでいて誠に壮観、あれこれ目移りしてしまう。偶々飲んで気に入ったのは、長岡・久須美酒造の「清泉」特別純米酒。とてもまろやかで、口当たりも喉越しも余韻も程良くサラッとしている(買って帰りたかったが、既に「高千代」の四合瓶と「八海山」の一合徳利瓶がリュックサックに入っていたので今回は断念)。500円程度ではあっという間に飲み干すと思っていたが、立ったまま何も食べず(但し、様々な味噌や塩も置いてあって、舐めることができる(つまり「利き味噌」、「利き塩」もタダでできる))カパカパ飲むと、直ぐに酔いが回ってきてしまい、結局ぐい飲み5杯で十分だった。これでは全ての銘柄の利き酒に、どれほどの年月が必要になるのか判らない。次回は、ポケットに乾きものでもこっそり忍ばせて行って、せめて1,000円分ぐらいは頑張ってみたい。

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越後湯沢駅を通る電車の窓からも、あれ、去年とは全然違う・・・と判るほど、中野屋はリニューアルされていた。中に入るとその違いは一層際立つ。洒落た和モダン調で、テーブル席以外にも、座敷があるが、そこには一人用のカウンター席もあって、客層に応じた配慮がなされているように感じた。昨年までの如何にも蕎麦屋らしい雰囲気も捨て難いが、これはこれで悪くはない。料理メニューはほとんど変わっていないように見えるし、料理を盛る器も未だ和モダンには馴染んでいない様子。先ずビールに、カニみそ豆腐、板わさ、山菜てんぷらを注文。ここの板わさは、食紅の縁取りがあって何となく田舎っぽい。山菜天ぷらはパリッとサクサク。続いて鶴齢の生酒を頼む。締めは勿論へぎそばといきたいところだったが、2人前からとなっているので、1人前だけ注文し二人でシェア。その場合、「へぎ」には盛られてこないが、つなぎにふのりを使っているところは同じです、と店員。有り難くつるつると頂く。こののど越しは全く変わっていないようだ。今度この店に来るときは、果たしてどの山に登った後だろうか。

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カタクリ目当てでカミさんと六日町にある坂戸山に登った後のこと。その日はやけに陽気が良かったので、日陰が無い薬師尾根を汗を拭き拭きふうふう言いながら下山、魚野川に架かる橋を渡って駅の方に向かうと、左手に「コースター」なるカフェを見つけたが、どうもビールは無さそうな雰囲気。残念ですーと素通りし、ここだったらビールが飲めそうだと見つけた店が「Little北海道」という六日町駅前通り商店街にある北海道直送海鮮料理屋だった。新潟だって旬の魚がいっぱい獲れる日本海が目の前なのに、敢えて北海道の魚に拘るのがよくわからんが、さしあたりビールさえ飲めれば問題なし。残念ながらクーラーは効いていなかったものの、さっそくビールを注文し、ぐびっとやれば、暑さを忘れさせてくれた。気が付けば、この店の客は家族連れが多いようだが、明らかにファミレスとは一線を画している。周りの人たちが食べているのは寿司ばかり。落ち着いたところでメニューを見て、昼飯は一応、山頂でたべたこともあり、ちょっとだけつまみを注文しようと、桜鯛の刺身と金目鯛のポン酢を注文。どちらも単なる居酒屋では食べられない鮮度と包丁人の技を感じた。今度来るときは、夜にしてみよう。

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