山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

海鮮料理

河津駅を10時31分に出た「キンメ電車」は伊東駅に11時34分到着。ランチは何処でもよかったが、時間的に伊東が良かったので、また昨年に引き続き伊東にやって来た。相変わらず駅前は賑わっている様子。でも、一歩、商店街に入るとだいぶ静かになる。
ここはキネマ通りという呼び名が付いているので、きっと以前は映画館があったに違いない。今日は偶々、「サンデー・キネ・マーケット」という催しをやっていた。露店とかいくつか並んでいて、地元客が集まっていたりするが、観光客は少ない様子である。
道すがらいくつか干物店を物色するが、何処も高い感じがする。そこで「いでゆ橋」を渡った南詰にある「ゆのや」という小さな干物屋を覗く。実はここ、以前にも買ったことがある店で、結局のところやはりここが一番安いと感じた。ということで1枚180円のアジを4枚ゲット(家で焙って食ったら、脂がのっていてそれはそれは美味かった。伊東へ来たらここがお勧めです)。
「東海館」近くの交差点まで戻り、右折して海へ向かうと、そこに「開福丸」という海鮮料理の店がある。
既に予約済みだったので勿論そのまますんなり入れたが、予約無しでは恐らくこの店に限らず、伊東界隈の店はどうにもならないと思われる。
お品書きにはいろいろ一品料理が有るものの、刺身はアジとイカ以外は品薄状態とのことで、出せないとのこと。残念、これもコロナ禍のせいだろうか?それでもアジとイカはそれなりに美味かったし、他にサザエのつぼ焼きとか、ブリの照り焼きとかも申し分なかった。西伊豆に較べると割高なのは仕方ないとしても、十分満足できた。
食後は、腹ごなしにまた「東海館」を見学した。次回来ることがあれば、ぜったい日帰り温泉に入ろうと思う。

127 ここでランチ。
128 いただきます。DSC09434-2
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129 アジのタタキ。
130 キスのフライは珍しい。
131 イカの刺身。
132 サザエも喰った。
133 とっても大きなブリ照り焼き。DSC09437-2
134 ごちそうさまでした。
135 今年も東海館を見学。
136 大広間で宴会やってみたかった。DSC09442-2
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137 一度泊まりに来てみたかった。
138 東海館の外観。
139 伊東のキネマ通り。
140 丁度こんなのやっていた。

午前中から「ケープ真鶴」でビールを呑んで良い気持ちになったあとは先ず、女子連との待ち合わせ場所である「中川一政美術館」まで引き返さなければならない。たかだか1.3kmが随分遠い。仕方ないと、重くなった足を引き摺って歩き始めると、偶々、小さなバスとすれ違った。おやっ、あれに乗れるかな?と思い、バスを追って「ケープ真鶴」へ引き返してみた。
果たして「ケープ真鶴」BSで折り返すこの路線バスは、15分ぐらい後に発車。運転手が「乗っていて良いですよ」と云いつつ、トイレに行くのかそれとも喫煙なのか「ケープ真鶴」の建物に消えた。15分じゃ歩いてもバスを待っても同じだが、既に足が重い我々は悩むこと無く後者を選ぶ。
首尾良く「中川一政美術館」で合流した後は、再び車道をてくてく宿へ戻る。最後の急坂で顎が出た。宿でリュックサックをピックアップした後、また宿の車で真鶴駅まで送ってもらう。お世話になりました。
そうこうしているうちに、そろそろ昼飯時。二日目の昼食は、今回の山行計画を立案した段階でかなりリサーチしておいたのだった。南は網代駅界隈から熱海、真鶴、小田原など選択肢は結構あるが、今回は早川漁港。目の前の漁港をウリにした店があったはずと調べると、いくつか候補が見つかった。
駅から歩いて7、8分のところにある「漁師めし食堂」へ行ってみる。過去のあいまいな記憶と比べると、この辺りは店が少なくなった気がするが、気のせいか。沼津港界隈に較べるとだいぶ規模が小さい。
「漁師めし食堂」は結構賑わっていて、我々が入った後はすぐに入店待ちの行列ができた。ラッキーだ。とりあえず生ビール(550円税別、以下同様)で乾杯。呑んでいる輩が少ないのは、たぶんマイカー利用族が多いせい。気にせず、日本酒(箱根薔薇300ml、980円)もいただく。料理は種類が豊富で、一品料理もいくつかある。地元の土岩かまぼこ(580円)も美味かったが、魚のもつ煮込み(580円)が珍味、たぶん初めてだ。

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昼食は、高田で有名らしい老舗料亭「宇喜世」で喰おうかと思っていたが、生憎、年末年始休暇とのこと。ここは観光地ではないということか。観光客は路頭に迷う。ならば仕方がない、再びネットで検索すると、「軍ちゃん」という海鮮料理屋が人気のようだ。どうやら高田だけでなく、直江津にも支店がある。この後、ほくほく線に乗る必要があり、直江津まで行っておくと後がスムーズなので、再び「妙高はねうまライン」に乗り込み移動。
直江津駅は、「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」とJR信越本線の起点であり、「ほくほく線」も乗り入れているという、かなりややこしくなっている駅である。しかし駅前は閑散として人影も殆ど無く、ターミナル駅がある街とは思えない。
霙交じりの雪が降る中を4、5分歩くと、「軍ちゃん」がある。暖簾を潜って入ると、左手がカウンター、右手が小上がりと云う配置。2階もありそうで、結構大きい店だ。我々はカウンター席へ着地。まずはビールで喉を潤しながら料理を考える。
いろいろ美味そうな魚が並んでいるが、あれこれ悩んでいると目の前の板前さんが、今日はノドグロが美味いです、半身を刺身に、残りを焼きにしたらどうでしょう?と仰るので、それでお願いする。煮魚も喰いたいので、メバルも注文。他に、カニクリームコロッケ、カニの甲羅焼きももらった。
どれも文句なしだったが、もう一つ、ブリの切り身をかんずりで合えた一品(料理名不明)がなかなか美味かった。かんずりは、こうやって使うのかと感心。酒は、潟舟・本醸造生貯蔵酒と吟田川(ちびたがわ)純米吟醸をいただいた。どちらも上越の酒。吟田川は、妙高市出身のアユラシに呑ませてもらって覚えた銘柄で、普段なかなか見掛けることがない、いわゆる濃醇旨口の日本酒である。これだけで、上越に来た甲斐があった。

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山のことはすっかり忘れ完全に熱海観光モードの我々は、芸者の舞を鑑賞して熱海らしい雰囲気に浸った後は、もう昼食時。さてどうするかといっていると、「芸妓見番」の直ぐ傍にいい店があったわよと、くまちゃんが仰る。ほう、左様ならば行ってみましょうと歩いてみれば、ほんの1分足らずで到着。もちろん営業中だし、なかなか魚介系メニューも豊富で美味そう。さすがくまちゃん、目聡い。伊達に此処までうろうろしてきただけじゃ無い。
店は3階にあるようだ。エレベーターは、リュックを背負っていると3人が精一杯。店に入ると、テーブル席と小上がりがある。和モダンな内装。客の入りは7割程度だろうか、良いタイミングだったようだ。山靴の我々は、テーブル席の方がいいと店員に告げると、ならばここで如何でしょうかと、円卓を勧められる。6人で丁度良い大きさだ。
さっそく生ビール(594円税込、以下同様)とノンアルビール(くまちゃん、410円)で乾杯。つまみは、ソイ刺身(???円)にノドグロ兜煮(???円)、ナス揚げ出し(???円)、しらすかき揚げ(842円)、キンメ兜煮(???円)、キンメ一夜干し(???円)と、まさに魚のオンパレード。煮付けは良い味出している。Woodyさんは豪快天丼(1,566円)を注文。さすが、健啖家である。
ググってみると、この店は熱海にある水産会社の直営であり、店名の「きときと」とは、富山弁でぴちぴちしているという意味らしい(店主が富山出身なのだ)。熱海でもかなりの人気店のようだ。事前リサーチ無しに入ったが、ここは申し分ない。アメリカ帰りで些か魚に飢えている小生にとっては、願ったり叶ったりの店だった。

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魚ごころ季魚喜人本店のHP: こちら

ベイタウンにある飲食店で、日本人にも馴染みがある店と云えば、「レッド・ロブスター」もその一つだろう。日本でもある意味、一世を風靡した店だが、ひと頃に較べて人気に翳り出たのか、日本法人は2回ほど身売りされたようで、店舗数も以前よりはだいぶ少ないようだ。
ベイタウンにある「レッド・ロブスター」にやってくると、他の派手派手な店と較べてなんだか随分、地味な色使いに感じるが、この頃の日本にある店舗も落ち着いた色になったらしい(なにしろ、埼玉だったら川口にしかないらしいので、目に触れることがすっかり無くなった)。
「レッド・ロブスター」は、その名の通りシーフードがウリの店。牛肉野郎ばかりいるテキサスで、流行っているのかやや眉唾に思いながら店に入ると、案の定というか直ぐにテーブルへ案内される。客の入りは2、3割といったところだろうか。客単価も牛肉屋に比べればやや高いせいもあるのだろう。でも、偶に来る我々にとってはそれほどマイナス要因では無いし、勿論、魚介系に飢えているのでウェルカムである。
メニューを開くと、呑みものの種類が豊富。ビールだけでも10種類ぐらい揃えている。ここはやっぱり呑んだことがないものにしようと、「Sam Adams Boston Lager」にしてみた。IBUは30。ホップがそこそこ利いていて、日本人好みの味だ。
料理は例によって、経験者にお任せ。出てきたのはムール貝や海老、ホタテ、白身魚(なまずか?)など。牛以外が並んでいる光景は珍しい。最後に出てきたのは、ガンボ(Gumbo)という名のスープで、この界隈の郷土料理とのこと。いろいろなタイプがあるようだが、出てきたのはオクラがベースらしい。思った以上に美味い、ほっとするシロモノである。

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今回は、「沼津アルプス」踏破のついでに、忘年会第2弾と称して海の幸で一杯やろうという魂胆。JR沼津駅から歩き始め、三津海岸にある今宵の宿まで、交通機関を一切使わず歩き通したので、安上がりな一日となった(山の記録はこちら)。
「沼津アルプス」は、途中、主だったピークだけでも7回上り下りするので、なかなかタフなコース。眼下に海を見ながら山道を辿っていると、香港の山旅を彷彿させてくれる(以前、シャープピークだけ登ったことがある)。
「○○アルプス」という山の連なりに対する呼称は、「○○銀座」と同様、安易に付けられている節があり、この頃至る所で見聞きするが、ここ「沼津アルプス」はその走りで(と云っても、学生時代には聞かなかったはず)、かつ確かにその名に恥じない程度に登り応えがある。何故か、登りも下りも直線的。真っ直ぐ登って一気に下る径の繰り返し。特に鷲頭山は雨だったら、イヤラシそうだ。
学生の頃、富士市にあった社会人山岳会に籍を置いていたことがあり、この鷲頭山のロッククライミングゲレンデには2、3度来た覚えがある。しかしその頃の細かな記憶は霞んでしまい、ゲレンデへのアプローチがどの辺りだったか、もうすっかり忘れてしまった。その山岳会にいた頃、大抵の山を夜行日帰りで登ってしまう(谷川岳や八ヶ岳だけでなく、笛吹川東沢もそうだった)ので、学生のノリとは随分違うな、社会人は大変だなと感心した記憶がある。
沼津アルプスから下りたら、多比の集落から海岸に沿って、何処かにビールを呑ませる店はないかと、よたよた歩く。その期待通り、途中「チェレステカフェ」という洒落た店があったが、中を覗いた渉外係のあひるちゃんが、入れそうだがちょっと狭そうとのこと。すると上手い具合に、もうちょっと先に「舟平」という民宿兼食事処が見つかり入ることに。お客はおらず、店のご夫婦が丁度、遅い昼食中のようだった。
折角夫婦でのんびり昼食を喰っている最中に、どたどたと6人の客がやって来て、小上がりの一番奥に上がり込んだ。皆、ビール、ビールと騒ぐ。ったく、なんて客だ・・・と思ったかどうか判らないが、開いていると判ればもう我が物顔でテーブルを陣取り、汗を拭きつつビールの到着を待つ。
こういう時は、やっぱり生ビール。グビッといった、最初のひと口がとにかく美味い。つまみになりそうなものはなにか有りませんかね、御夫婦で喰おうとしているそのおかずでもいいんですが・・・、などとぐずぐず云っているうちに、たこときゅうりの酢味噌和えと、たこといかの刺身が出て来た。ご主人曰く、「今朝、目の前で獲れた」とのこと。そうそう、これを楽しみに「沼津アルプス」を登りに来たようなもの。奥多摩や中央線沿線の山では、獲れたてのいかは喰えない。来た甲斐があった。

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ちょっとやぼ用が有り、東京駅へ個人的出張(^^ゞ。そのままの流れで呑み屋、ということになったが、今日はあまりうろちょろせずに、八重洲界隈の店に入ることにした。別に行きつけの店も目当ての店も無いので、グランルーフの中にある店を端から物色し、適当に入ったのがここ、「北海道バル海」という店。
グランルーフでは以前、「旅する子ブタ」という店に入ったが、たぶんそれ以来だと思う。店内はほぼ全てさらりーまん。独りの客もちらほら。皆さん、出張の帰りにちょっと寄ってみました、と顔に書いてある。この店に入っている客のかなりの割合が、新幹線待ちのようである。
メニューを開いてみると、なるほど北海道に因んだものが並んでいる。ビールはもちろん、サッポロ。それでは先ず、黒ラベル生(580円税別、以下同様)をいただくとしよう。その後は、ちょっと日本酒にしてみようと、これも北海道では有名な男山(400円×2)をチョイス。同行した御仁が、次はウィスキーを呑みたいというので、最後はスーパーニッカ(380円×4)をもらう。北海道の酒をひと通り呑む仕儀となった。
料理もまた北海道尽し、カマンベールチーズフライ(600円)、釧路仙鳳趾(せんぽうし)産牡蠣フライ(500円)、刺身三種盛り合わせ(1,380円)、羅臼産ほっけ焼き(半身680円)、あんきもポン酢(680円)、オホーツクタコのザンギ(500円)、厳選ラムチョップ(480円×2)を注文。さすがに「北海道バル」と云うだけあって、北海道産をアピールした食材がずらりと並んでいる。
「仙鳳趾」という地名は聞いたことが無かった。2粒で500円とは、かなり高価な牡蠣フライだが、それなりに大ぶりで、確かにクリーミーな感じはする。「仙鳳趾」でググってみると、昆布森漁業協同組合のHPがあった。そこには「・・・年間を通じて水温が低いことから一年中牡蠣が食べられます。云々」の一文があった。ってことは、水温が低いので、産卵期が無いということなのだろうか。一般に、牡蠣はRが付く月しか食べられないというが、それは水温が上がることによって生殖巣が発達し「不味くなる」から。すると、この界隈では天然の牡蠣(例えば岩牡蠣)は存在しないのだろうか。釧路あたりは、元々の牡蠣の生息環境では無かったとなれば、人間の都合によって、そこで嫌々ながら養殖されている牡蠣が、何だか不憫に思えてきた。

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北海道バル海のHP: こちら 

会社帰りに「ちょっと寄って行かない?」と声が掛かった。勿論、金曜日以外は断らないことにしている(金曜日は、翌日の山のため、基本的に断る)。折角のお声掛りなので、ならば毎度、海浜幕張ではなく、偶には門前仲町に寄り道しようかということになった。
海浜幕張は、街自体が新しいせいで、在り来たりの店しか無く、味がある店は皆無。常日頃から、門前仲町界隈のように、昔から呑んべえに愛されてきた、手作り感たっぷりの店が並んでいる街が、つくづく羨ましいと思っている。門前仲町駅までは、電車を乗り継ぎ小1時間かかるが、そんな面倒を掛けてでも、偶には寄ってみたくなるのだ。
今回、オヤジ3人で入った店は、地下鉄門前仲町駅から歩いてすぐの「富岡水産」という魚屋が経営している店で、その名も「富水」。だいぶ前に入ったことがあったが、店の名前は失念していた。今回、暖簾を潜り店内を見回してみて、そう云えば来たことがある、と思い出した。どうやら、近所にある「魚三酒場」と、記憶がごちゃごちゃになっていたようだ。
ここは、居酒屋というよりも、海鮮食堂という感じ。それが証拠に、隣りのテーブルでは、近所の(勝手な妄想)おばちゃん同士で、魚を喰いに来ている。うな重もあるので、それだけを目当てにやってくる客もいるはずだ。
席に着いたら、先ずは駆け付けエビス生ビール(700円税別、以下同様)。その後は日本酒をいただく。料理は、コハダ酢(700円、だったっけ?)、クジラベーコン(900円)、穴子白焼き(900円)、アジフライ(1,000円)、大根煮(400円)、サバ味噌煮(500円)、漬物盛り合わせ(300円)を注文。どれもこれも100円単位という大雑把さがこの店らしいところか。一見、ちょっと高めに感じるが、量もそれなりなのでCPは悪くない。特にアジフライは後悔するほど巨大、一人で一匹を喰うとかなり腹に堪える。サバ味噌煮は味噌味が良い。しかもかなり肉厚、脂ものっているので食べ応え十分である。
「富水」には別館もあって、 そちらの方はちょっと小粋な店構え。オヤジ同士で入るには勿体ない雰囲気である。門前仲町には魅力的な店が多いが、わざわざ行かなくてはならない場所にあるのが、少々悩みのタネである。

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南紀白浜2日目。一応、観光地に行ってみようと、海岸線に沿ってぐるりと巡る。先ずは「三段壁」。高さ数10メートルの断崖が連なっていて、荒々しい景観。東尋坊に似た感じ。その通り、ここも自殺の名所であるらしい。熊野水軍の秘密基地があったと云う、洞窟までエレベータ(1,300円もする)で行ってみると、確かに天然の船隠し場だ。エレベータが無い時代、どうやってここまで上り下り出来たのだろうか。
次は「千畳敷」。これは何処にでもありそうな風景。たしか三浦半島にもあったような・・・。次は「南方熊楠記念館」に行って見る。南紀白浜まで来たからには、ここに寄らない手は無い。途中、円月島という、まんなかにぽっかり穴が空いた島が見える。白浜のシンボル的存在らしい。「南方熊楠記念館」は、照葉樹が生い茂る岬の上に建っていた。南方熊楠の遺稿や遺品が所狭しと収められていて、天才の足跡が良く判る。こういう人間のことを、博学と云うのだろう。
その後、せっかくなので、紀伊田辺まで行ってみた。本当は「南方熊楠顕彰館」に行ってみたかったのだが、残念ながら休館日(月曜日)だった。ほぼ昼食時。では、田辺で美味いという店に行ってみようかと、「銀ちろ本店」に行ったら閉まっていた。外観はやけに立派で、料理屋というよりは料亭の様だ。車を止めていた有料駐車場の管理人に訊くと、駅前店だったらやっている筈、と教えてもらえた。
その店へ行く途中に感じたことだが、JRの紀伊田辺駅前辺りは、それほど大きくない街(田辺市の人口は約8万人)にしては、意外に多くの呑み屋、スナックが軒を連ねている。この界隈の人たちは酒好きなのか、それともこの港にやって来る漁師たちを相手にしているのだろうか。
はたして、駅前店はやっていた。店の名前は「銀ちろ」と云う。うつぼ料理が有名らしいが、ちょっと勇気が出なかったので、普通のにぎり寿司(900円)を喰うことにした。カミさんはさざなみ弁当。かま揚げしらすがご飯の上にたっぷり乗っていて、なかなか美味そうだ。ここはサバの棒寿司も名物らしい。今度来たら、田辺に泊まって、「銀ちろ」本店に入ってみたい。 

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篠井山と思親山に登った後、この季節としては、ほんとは内船駅辺りで「新そば」でも手繰りたいところだったのだが、(このちゃんリサーチの結果)近所に蕎麦屋が無いことが判り断念。代わりに沼津へ移動して、新鮮な魚を喰おうということになった。JR沼津駅からタクシーで行ってみて初めて知ったのだが、この沼津港界隈は多くの飲食店が軒を連ね、それを目当てにやって来る観光客が引きも切らない状態だった。午後3時と云う中途半端な時間ですらこうなのだから、昼時はさぞや大混雑なのだろう。
タクシー運転手が推奨した、何れの店も行列ができているか、満席なのでやむなく素通り、次第に港から遠ざかる。ふと目に入ってきたのが、やや外れにある「海賊亭」という店。偶々、予めネットで見つけた店で、余り待たずに入ることができた。
また生ビールで乾杯した後、カリアゲ(300円/2尾だっけ?)、カサゴ唐揚げ(1,050円)、刺身盛り合わせ(4,000円)、金目鯛煮付け(2,100円)、マグロ赤身にぎり(700円/5貫だっけ?)を注文する。アジの干物を素揚げする食べ方を初めて知った。これを、ここ沼津では「カリアゲ」と云うのだそうだ。「カリアゲ」という言葉も耳慣れないが、アジの干物を素揚げにするという調理方法が新鮮で面白い。ご当地グルメになっているようだ。頭もヒレも尻尾も、香ばしくて全部パリパリ食べられるのが魅力。
刺身盛り合わせには、駿河湾の特産、生桜エビと生しらすを入れてもらった。どちらも甘くて美味。特に生桜エビは(山梨辺りの山ばかり漁っている我が身には尚更)なかなかお目にかかれない。他に、ヤガラの刺身などもあって、流石、港町の料理屋は違うと感じ入る。圧巻は、金目鯛の煮付け。身が柔らかく脂が程良くのっていて実に美味しい。ボリュームも文句なし。店員は、伊豆半島で獲れたものですと云っていた。わざわざ沼津で途中下車してやってきた甲斐があったというもの。たまには、山から下りたら、海に寄って帰るのも悪くない。

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カタクリ目当てでカミさんと六日町にある坂戸山に登った後のこと。その日はやけに陽気が良かったので、日陰が無い薬師尾根を汗を拭き拭きふうふう言いながら下山、魚野川に架かる橋を渡って駅の方に向かうと、左手に「コースター」なるカフェを見つけたが、どうもビールは無さそうな雰囲気。残念ですーと素通りし、ここだったらビールが飲めそうだと見つけた店が「Little北海道」という六日町駅前通り商店街にある北海道直送海鮮料理屋だった。新潟だって旬の魚がいっぱい獲れる日本海が目の前なのに、敢えて北海道の魚に拘るのがよくわからんが、さしあたりビールさえ飲めれば問題なし。残念ながらクーラーは効いていなかったものの、さっそくビールを注文し、ぐびっとやれば、暑さを忘れさせてくれた。気が付けば、この店の客は家族連れが多いようだが、明らかにファミレスとは一線を画している。周りの人たちが食べているのは寿司ばかり。落ち着いたところでメニューを見て、昼飯は一応、山頂でたべたこともあり、ちょっとだけつまみを注文しようと、桜鯛の刺身と金目鯛のポン酢を注文。どちらも単なる居酒屋では食べられない鮮度と包丁人の技を感じた。今度来るときは、夜にしてみよう。

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