山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

常磐線沿線

「特急けごん38号」は北千住駅に17時21分到着。まだ時間が早いので、今日も「かほりや」に寄り道することにした。つい、先々月に来たばかり。日本酒の種類はそれ程多くは無いものの、日本酒に合った料理が出てくるし、雰囲気もいいので「日本酒と料理」を手軽に楽しめる店として重宝している。その料理も、そんなに手の込んだものではないのにしみじみ美味いのだ。
北千住には数多の居酒屋があるけれど、おざなり的な料理を出す店が殆ど。別にだからといって決して不味い訳ではないが、ホスピタリティというか、云わばぬくもりのようなものを感じさせないのだ。勿論、北千住にもちゃんとした料理を出すし雰囲気も良い店はそれなりにあるけれど、値段もそれなりになるので気軽には入れないし、人気の店が多いためどうしても予約が必要となる。居酒屋なんて、とにかく安くて多少美味ければそれで十分!という輩には分かっては貰えない話でした。閑話休題。
今日は予約が結構入っているとのこと。いつもそんなだったっけ?今まで、土曜日に来たことが無かったせいだろうか。我々は事前に電話を入れたので助かったが、飛び込みでは座れなかったかも知れない。我々の席は階段下のテーブル席。ここは何となく落ち着ける。
もうビールは「スペーシア」で呑んできたので最初から日本酒。浦霞・特別純米をいただくことにした。料理は、前回食べて気に入った、茹でアスパラ、極太焼ネギ。あとは、うど酢味噌和え。こんなシンプルな料理でもしみじみ美味い。というか、こんなに油っ気のない料理でも酒に合うのが、不思議というか、馬齢を重ねたせいなのか。それを見透かしていたのかどうか分からないが、女将さんが「焼売とハンバーグもお勧めですよ」というので仰せに従ってやっぱり注文した。勿論、美味かった。
いつの間にかカウンター席は満席、満員御礼状態。ここが人気店であることを初めて実感した。

87 北千住「かほりや」で打ち上げ。
88 しらたきとタラコの和え物がお通し。
89 この店のオシは焼売。
90 茹でアスパラガスが美味い。
91 ウドの酢味噌和え。
93 女将さん推薦のハンバーグ。
92 またネギの素焼きも頼んだ。
94 芯は山芋なので味見せず。
95 いい気分になりました。

最近、歩いても行ける、行きつけの(と云っても行くのはだいたい、3、4ヶ月に1回ぐらい)寿司屋が突然閉業してしまったので、寿司を喰うのにも事欠くようになった(除、回転寿司)。ということで今回は、電車に乗って北千住へ行くことになった。
その北千住も、実はあまり寿司屋があるイメージが無い(オヤジ酒場は多いけど)。入ったことがある寿司店はこれまで皆無である。ネットで探してみても、回転寿司を除けばあまり引っ掛からない。そんな状況で、カミさんが探してきた店が北千住駅から5、6分ぐらい離れたところにある「きく鮨」だった。
駅近くの呑み屋街からは離れているので、歩いているのは夕飯の買い物に出てきた住民ぐらいの、庶民的な雰囲気が漂う辺り。午後5時開店に合わせて入ると、流石に客は誰もいない(念のため、電話予約は入れてある)。カウンター席に座らせてもらい、先ずは瓶ビール(サッポロラガー中瓶、750円)を注文。
その後は日本酒。山形の「上喜元」特別純米(1合、1,080円)を呑んだあとは、神奈川・海老名の「いづみ橋」純米(1合、980円)に切り替える。神奈川県以外で「いづみ橋」を置いている店はなかなか見掛けない。それに合わせたつまみとして、蛍烏賊の酢味噌和え、生牡蠣、チーズの溜りしょうゆ漬け、鰆西京焼きをいただく。
我々の後から、ぽつりぽつりと客がやってきて、結構、若者でもカウンター席に座っている。でも頼むはセットの寿司。お好みで頼まないのでは、カウンター席に座った意味が無いのでは?と思ってしまうが大きなお世話か。
こちらはお好みで穴キュウ巻、ヤマゴボウ巻、中トロ、イクラ、穴子、メネギ、小肌、つぶ貝、鯖、赤海老、等々。締めて、ひとり8,000円強。やや呑み過ぎ食い過ぎかも知れない。普段使いはできないが、たまにはいいと思う。

DSC_3502
DSC_3503
DSC_3504
DSC_3505
DSC_3506
DSC_3507
DSC_3508
DSC_3509

結局のところ、しびれを切らせてクラフトビールの店「マァーマー・ビールスタンド」を出て東武日光駅まで雨の中歩いている間に、女子連2名が乗ったバスは通り過ぎて、先に駅に着いていたのだった。今度からは、途中で待つなんて馬鹿な真似は止めよう、と固く心に誓う。
それはともかく、15時少し前に東武日光駅に着いたら、また喉が乾いたので車内用にビールを購入。そして15時26分発の「特急けごん62号」に乗車する。随分この列車には乗ったが、今年はスペーシアXが登場することになっているので、今後この100系に乗るのもそう多くはないはずだ。まだコンパートメントに乗ったことが無いので、何とか1回だけでも乗ってみたい。なにしろ人気の席なので、勿論、今回もその夢は叶っていない。
ビールをちびちび呑んでいるうちに、やがて荒川鉄橋を渡り北千住に停車。まだ17時なので今回もここで下車してちょっとだけ寄っていくことにした。日曜日は何かと東口に出ることが多い。西口に比べると全体的に店の数は少ないが、その割には開いている店が日曜日に多い印象がある。
ということで今宵も東口に出る。立ち呑み屋の「ごっつり」は一度も入ったことが無い。すでに随分盛り上がっている様子。その向かいにある最近できた「鶏ヤロー」や「タコとハイボール」などもやけに明るくって眩しいくらい。こんな店には、きっと死ぬまで入らないだろう。
ということでお決まりのように角を左に曲がって「かほりや」に入る。開店直後で、まだ客は誰もいない。でも知る人ぞ知る店なので、そのうちいっぱいになるはずだ。野菜たっぷり玉子焼きを始め、いくつか頼んだが、特に美味かったのは極太ネギ焼きと、茹でアスパラ。こんなシンプルな料理でも、食材の旨味だけで十分、酒に合うのだと実感。趣向を凝らせば良いというものでもない、と改めて実感した。

P3260068
P3260069
P3260070
P3260071
P3260072
64 締めは北千住のここ。

「船場亭」で鮎塩焼きと猪鍋を楽しんだ後は、下今市駅までタクシー移動。予約していた特急までやや時間があったので、駅構内にあるSL展示館を見学。結構立派な建物なので、飲食を提供するスペースを作ったらいいのにと思ってしまう。転車台に乗ったSLを見ながら、クラフトビールを呑むのも乙だと思うが如何。
というのも、下今市駅界隈で列車を待ちながら(14時から17時までの間)軽く一杯やるような店が全く無いのである。乗換駅、かつ特急停車駅として有すべき機能が欠けていると思わざるを得ない。せいぜいあるのは「カフェる・ぶらん」というアルコールを置いていない店ぐらい(ここは4年半前にやむを得ず入ってコーヒーを飲んだことがある。カミさんはケーキと紅茶)。なお、歩いて10分ぐらい離れたところに「ガスト」があるが、そこまでして行くような店でもない。
ということで毎度、何となくやり切れない気分で特急に乗車する次第。それはさておき、15時51分発リバティけごん38号に乗車し、北千住には17時21分到着。まだ宵の口なので西口へ出る。この頃、「かほりや」に寄ることが多いが、今日は「プエドバル」にしてみた。
テラス席は予約が入っていた(それに寒そうだ)ので、奥のカウンター席に着く。考えてみると、そもそも店の中の席は初めてだ。お通しに相変わらず若芽の千切り(正確には、岩手県洋野町産天然剣山わかめ)が出てくる。ウリにしているだけあって何気にこれが美味い。つまみは他に、鶏ハムと帆立煮付を頼む。
呑んだのは、まんさくの花・生酛・純米吟醸・亀の尾仕込。秋田の酒で、ラベルには亀の背中に兎が乗ったイラストが特徴。この頃、生酛造りと書いてあれば反射的に頼んでしまう。この酒も期待に違わず濃醇かつ酸味が利いた味わいだった。

65 タクシーで移動中、目の前をSL通過。DSCF8097
67 機関庫に収まっているSL大樹。
68 SLが連結作業中。
69 これで帰る。P1290330
P1290331
P1290332
P1290334
P1290335
DSC_3399
70 北千住のここに寄った。

「凛」で舌鼓を打った後は、北千住駅前のルミネとマルイでちょっとショッピング。わが家に一番近いデパートというと、北千住のこの2つになる。以前は柏の高島屋とか松戸のそごう(既に潰れた)に行くことがあったが、つくばエクスプレスが出来てからはすっかり足が遠のいた。
埼玉の一番南東側にある三郷は、これまで文化圏的に千葉の一部、という感じがしていたが、最近はもうほぼ足立区、という感覚である(実は地理的に東京都と接しているのは足立区ではなく葛飾区だけど)。鉄道の影響というのはそれなりに大きいのだ。
ちなみに車を利用することを考えると(小生はペーパードライバーなのでカミさんの車に便乗するという観点で云えば)、三郷は首都高と外環道と常磐道が交差しているせいで、もはや地理的にどの町と接しているかということに、余り意味が無い。つまり良し悪しは別にして、文化的には近隣から何処の影響も受けないし、逆にあらゆる地域と広く薄く接しているということだと思う。閑話休題。
買い物をした後、また喉が渇いたので帰りのつくばエクスプレスに乗る前にちょっとブレイク。入ったのは駅構内にある「Z BURGER & CRAFT BEER TAP北千住」という長い名のビアカフェである。コーラを飲みながらハンバーガーを齧っている輩と、ビールを呑んでいる輩が混然としている。
何れにしても独り客が殆どで、せいぜい二人連れが一組いるくらい。何れも若者ばかりで、我々は客層的にもかなりのマイノリティである。更に気付くことは、音楽を聴いているか、動画を見ているか、あるいはパソコンを打っている割合が非常に高いということ。駅ナカであっても何となく車社会的。結局、イヤホンとかヘッドホンで自分の世界に閉じ籠っている者しかいないのだ(除、我々)。中には、zoomをやっている女性までいて、彼女の声だけが店内に鳴り響いているのに、それが気になるのは我々だけ。ちょっとシュールだ。

DSC_3132
DSC_3133

最近何かと夜が忙しいカミさんを何とか捉まえて、久しぶりに北千住へ行ってみることにした。カミさんは北千住でポピュラーな場末の居酒屋は余り好まないものの、何が変化のきっかけになっているのか分からないが(東京電機大が移転してきた頃から潮目が変わったような気はする)最近、北千住には小洒落た店が増えてきたので、特段、行き場所に困ることは無くなってきた(勿論小生は、オヤジが好む場末の居酒屋も好きである)。
今回見つけた店は「凛」という居酒屋で、もう4年ほど前に入ったことがある「下町割烹 とめだて」のすぐ傍にある。「凛」も行ってみれば判るが、外観だけでなく出てくる料理も、居酒屋と呼んだら失礼かも知れない、割烹と呼ぶ方が相応しい真っ当な店である。
17時開店に合わせて入店。早速ビールで喉を潤す。とりあえずお勧めの「お造り盛り合わせ」に、「和食屋のポテトサラダ」、「たこのから揚げ」を注文。刺身は8種類出てきて、どれも生きの良さを感じる。ポテトサラダに入っているブツブツは、どうやらとんぶりらしい。なるほど、これだけですっかり「和」だ。
酒は「天弓」にする。その後は「仙禽」やら「こなき」(本当に子泣き爺のラベルだった。醸造元はやっぱり鳥取・境港)やらを頼む。酒の品揃えにもこだわりを感じる。
時間が早かったせいか、我々の後からはしばらく誰も入って来なかったが、そのうち漸く2人組が入ってきた。この店は駅周辺の喧騒さとは無縁の場所にあるので、ふいの客は多分、やってこない、恐らくは知る人ぞ知る店だと思われる。基本的にお忍びの店も好みなので、我々には好都合である。
その後は、「あべ鶏幽庵焼き」、「和牛ローストビーフ玉ねぎソース」、「がりトマト」を注文。どれもこれも確かな腕、ひと手間かけた味わいが良い感じ。いい店を見つけた。

DSC_3113
DSC_3115
DSC_3116
DSC_3117
DSC_3118
DSC_3119
DSC_3121
DSC_3123
DSC_3125
DSC_3126
DSC_3127
DSC_3128
DSC_3129
DSC_3130

今日は台風が関東にやって来るとのことだったので、ランチを喰ったら早々に日光から引き揚げることにし、東武日光駅14時23分発の特急「リバティけごん38号」に乗車。でもその前に、駅構内の売店を物色していると、クラフトビールならぬクラフト「チューハイ」を発見。
ゆずが入っているとのこと。呑んでみるとそのゆずが苦みのアクセントになっていてなかなかイケる。ラベルを見ると宝酒造の製品だ。大手ビールメーカーに倣ったのか、大手焼酎メーカーもこの頃はクラフトブームに乗っかろうとしているようだ。地域限定とあるので、栃木県内しか売っていないのかも知れない。
北千住には16時2分到着。本格的な雨、もうすぐ台風がやって来るせいか、流石に人通りはだいぶ少ない。ここでなおちゃんと合流。店は久しぶりに「プエドバル」にしてみた。いつの間にかもう、6年ぶりということになる。その後も何度か覗いてみたが、何れも満席で入れないという状態が続いていた。人気の店なのだ。
以前から梅酒と東北地方料理をウリにしていたはずだが、それはまだ変わっていない様子である。我々の席はテラス席。でも、ちゃんと屋根があるので濡れる心配はないし、この天気なので暑くも無い。本降りの雨を眺めながら一杯やるのも乙だ。
ビールは、盛岡のベアレンがあったのでそれにしてみた。もう我々にとっては馴染みの、安心のビールである。付き出しは天然剣山わかめ。他に頼んだ料理は、マイケルさんのソーセージ、いぶりがっこ入りポテトサラダ、三角油揚げ、しらす干し、だし巻き卵。ここは特徴があってどれも美味い。やはり人気の店だけのことはある。

134 一路、北千住へ。
135 北千住のここに寄った。
P8133637
P8133634
136 なおちゃんと合流。
137 食べ放題のお通し。
P8133640
138 いぶりがっこ入りポテトサラダ。
139 三角定義あぶらあげ。
140 釜揚げシラウオの鰹節しょうゆ。
141 だし巻きたまご。
142 台風が来る前に帰りましょう。
DSC_2601

「トロッコわっしー6号」を相老駅で下車し、跨線橋を渡って東武線の駅でPASMOの改札をタッチし、また跨線橋を渡って東武線のホームへ移動。面倒と云えば面倒だが、これはもう、相老駅の儀式というべきしきたりなのでさして苦にはならない。ただ、アルコールが入っているせいで階段は息は上がる。
相老駅を17時4分発の「特急りょうもう38号」に乗車し、18時41分に北千住駅下車。今回は久しぶりに「さかづきBrewing」へ行ってみることにした。以前は東口にあったのが、今は西口に移転している。旧店舗には2年前に入ったことがあったが新店舗は初めて。楽しみだ。
駅から歩いて5分程だが、喧騒の駅西呑み屋街から外れていて閑静な場所にある。クリーム色の壁に赤い扉。1階が醸造所とタップルーム、2階がレストラン、3階に麦芽粉砕機、倉庫及びオフィスという造り。1階で立ち呑みも悪くないが(立ち呑み客は結構多い)、折角なので2階へ上がってみた。
こちらもテーブルはほぼ埋まっている感じだったが、上手い具合に丁度空いたテーブルに着くことができた。早速メニューを見ると、ビールのラインナップは10種類。何れにもアルコール度数、IBU(苦み単位)、説明書きと共に、ペアリングとして合う料理が記載されている。
目移りするが、取り敢えずは無難そうな「桜霞」ミルクシェイクIPA(アルコール6%、30IBU、780円)にしてみた。各人が夫々のビールをチョイスし、料理はグリーンサラダ(680円)、生ハムとサラミの盛り合わせ(850円)、ドイツソーセージの炭火焼き(1,600円)にしてみた。
「桜霞」は喉越しが良い感じで期待通りだった。ビールだけでなく、料理も何れもかなりまともで、美味い。単にクラフトビールを呑ませるだけの店では無い。女性オーナーの心意気が感じられた。前回もそう思ったが、次回は絶対、腹を空かせて来たい。

178 北千住の「さかづきBrewing」に立ち寄り。
_5153471
179 ここはクラフトビールだけでなく料理も美味い。
_5153470
DSC_2260
_5153465
_5153466
_5153468
DSC_2264

「ビアライゼ ’98」を出た後、同じ方向の電車に乗った二人が、ちょっと呑み足りない感じがあったので北千住に寄り道してみようか、ということになった。久しぶりに「千住の永見」はどうかなと思い、覗いてみるとガラガラだった。
この店は、小生が北千住に通い出した頃からの贔屓。北千住という下町呑み屋街をそのまま体現するような店である。少なくともコロナ前迄はかなり人気な店で、入れないこともしばしば。1階も2階も、それに目一杯、ギシギシに座るので、隣の席との距離が近い。それで、自然に声を掛けるようになったり、興が乗れば酒を勧められたりした。
今回は、コロナ禍になってから初めてだったので、緊急事態宣言などが連発した頃がどうだったのかは全く分からないが、少なくとも今日見た限り、コロナ禍前の活気は戻っていないようだった。どこでもOKという感じだったので、4人掛けのテーブルに収まる。
また喉が渇いたのでビール(大瓶520円)で潤す。そのあとは日本酒。やっぱりこの店に来たら日本酒だ。つまみは、久しぶりに千寿揚げ(520円)を注文。にんにくなし(470円)もあるけれど勿論、にんにく入りにする。基本、魚のすり身なのでさつま揚げと同じ系統。しかし、玉ねぎがたっぷり入っているところがちょっと違う。それにご飯のおかずならばともかく、酒の肴だったらにんにくが入らないといまいちな気がする。以前であれば帰りの電車の中では顰蹙を買うかも知れないが、今は皆、マスクをしているのでそれほど迷惑ではないだろう。
つまみにはもう一つ、鳥ナンコツつくね焼き(温泉卵付、470円)を頼んだ。これも鉄板な一品である。ここは他にも酒の肴が豊富なので、また是非来たい。

DSC_2253
DSC_2251
DSC_2252

今回も楽しませてもらった「トロッコわっしー6号」を相老駅で下車した後、17時4分発の東武特急「りょうもう40号」に乗換、一路南へ。まだ外は明るいが、基本的に関東平野を南下するだけなので、それほど車窓の山旅は楽しめない。北千住駅には18時42分に到着。
それなりの時間で腹も空いたので、ちょっと寄って行こうと東口に出てみた。特に当てはなかったので、ふらふらと歩き、そう云えば久しく来ていなかったなと「プエドバル」を覗いてみたら、満席とのこと。なかなか繁盛しているようで結構なことだ。
ならばここにしようか、と入ったのが直ぐ隣にある「かほりや」だった。ここは3度目で、4年半ぶりになる。女性店主らしさが随所に感じられる、小粋で落ち着いた和食カフェである。先客は女子2人組のみ、あとから男女一人づつ入ってきただけで、今日も静か。我々は3人なので、テーブル席に座る。
やはり喉が渇いたのでビール、頼んだのはハートランド。これが出て来るとうれしくなるのは、きっと小生だけではないはずだ。付き出しはシラスおろし。
料理は先ず、自家製ローストビーフ(980円)、野菜たっぷり厚焼き卵焼き(580円)、チョリソーしそ巻揚げ(550円)を注文。ローストビーフはとても柔らかいし、卵焼きも丁度良い塩味。ここで日本酒に切り替え。おすすめの八仙(1合、850円)にしてみる。料理に合うタイプの酒である。
次に頼んだ料理は、アスパラ焼き(???円)と極太ネギ焼き(500円)。何方も素焼きに塩を振っただけのシンプルな料理だが、これが甘くて美味い。それに、意外と日本酒に合う。基本的に、野菜は酒の肴になり難いが(特に葉物系サラダはそうだ)、これは申し分ない。勉強になりました。

196 北千住のここに寄った。
197 ハートランドで乾杯。
198 突き出しはしらすおろし。
199 ローストビーフはジューシー。
200 野菜がたっぷり入った厚焼き玉子。
201 チョリソーの湯葉巻き。
202 アスパラ焼きが甘い。
203 ネギ焼きはもっと甘いが、酒にも合う。
204 お疲れ様です。
205 シネマモードでもう一枚。

下今市駅で16時5分発「特急けごん38号」に乗り換え。ほぼ満席状態。毎度、スペーシアに乗ると思い出すことだけど、いっぺん、コンパートメントルームに乗ってみたい、という気持ちがある。基本、6人掛けの席なのだが、1室3,770円なのでたとえば4人で割ってもひとり1,000円足らず。
これで他の乗客の迷惑にならず(おしゃべり重視の方にはとても重要な点だ)贅沢な列車旅ができるのだから、それほど負担ではない。欧州では当たり前だが、日本でコンパートメントなんて多分このスペーシアだけだ。
ただ、当日だとほぼ間違いなく満席になっているので、どうしても事前の予約が必要。我々のように山帰りだと、たいてい下山時間が不安定なので復路の予約はし難いが、十分な余裕を持てばいいので(早ければ何処かで時間を潰せばいいので)、いつかトライしてみたいと思う。
北千住には17時32分到着。川治温泉の「いかり」でかなり喰った筈だが、陽が暮れてくると不思議に腹が減って来る。ということでちょっと寄り道。個人的にはもう5年ぶりになる「Bistro 2538」に入ってみることにした。いつも若者で賑わっているが、今宵もそんな感じ。
オヤジ御用達の店が多い北千住だが、ここは気軽にワインを呑める、北千住では知らない人はもぐりな店である。名物料理は、安くて美味い牛ほほ肉の赤ワイン煮(638円)である。他に、パテドカンパーニュ(638円)とか、カルパッチョ(858円)、トリッパのトマト煮込み(638円)等も定番。ワインはグラスで何種類も選べるのはうれしい(528円~638円)。お腹が減ったWoodyさんはハンバーガーを所望。頼んだのはロッシーニバーガー。齧り付いたWoodyさん「美味い!」を連発。そりゃそうでしょ、なにせフォアグラが挟まっていて、フレンチフライが付いて1,958円もするハンバーガーなんだから。

131 北千住のこの店に寄った。
132 15分前に予約したのにもう名札がある。
133 ここはワインで乾杯。
DSC07344
137 Woodyさんはフォアグラ・トリュフのロッシーニ風ハンバーガー。
134 タイのカルパッチョ(638円)。
135 ここのパテ・ド・カンパーニュ(638円)は安くて美味い。
136 この店の名物、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(638円)。
138 トリッパ煮込み(638円)は豆がたくさん
DSC_1957
139 大満足でした。

「特急けごん44号」は、北千住には19時2分到着。でもその前に、そんな時間に着くのだから何処かで腹ごしらえが出来る(≒一杯呑める)店に入ろうと、何か喰いたいものがあるかアニーに訊けば「魚がいい」と。「北千住で魚」となると思い付くのは「魚八 千両」だが、残念ながらこの店は日曜日は休み。ということで、スペーシア車内で暫しネット検索。
それで見つけたのは「魚八亭」という店。偶々名前が似ているが、たぶん関係は無さそう。更に調べると、ここは八丈島料理の店だと。珍しい。この北千住の店は支店(2号店)で、本店は八丈島にあるとのことだ。どうして2号店が東京のはずれの北千住なのか、ちょっと気になる。
Google Mapを見ながら行ってみると、有るべき場所に見当たらず。店に電話を入れればだいぶ外れた場所だったが、ブロックは同じ。店の人曰く「よく電話が掛かって来る」そうな。早速、表示場所の変更をGoogleへリクエストした(すると翌朝にはアイコンの位置が変更されていた)。
店は雑居ビルの3階。入ると先客はひと組だけ、店はひとりで切り盛りされている。それ程大きな店ではないが、カウンターだけでなくテーブル席もそれなりにあるのに、調理も給仕も一人でやるとは凄い。
早速、生ビール(500円税別、以下同様)で乾杯。付き出しに出てきたのは見たことのない魚の煮付け。訊けば「トミメ」という魚(正式名はナメモンガラ)で、八丈島ではポピュラーとのことだ。明日葉のおひたし(400円)は、ちっともクセがない。メニューを見るとアジのくさや(780円)があったので注文。忽ち店内に臭いが充満するが、八丈島料理の店だから遠慮は要らない。ついでにくさや入りの出汁巻き卵(???円)も注文。これは多分、ここじゃないと喰えないだろう。
八丈島料理を堪能した。出来れば今度、八丈島本店に行ってみたい。そのついでに八丈富士でも登ってみるか。

PB010200

PB010201

PB010202

PB010203

PB010204

PB010205

PB010206

PB010207

PB010208

東武日光から乗車した「特急きりふり284号」は、北千住駅に15時52分着。まだ時間が早いので、ちょっと寄り道しようと駅を出て旭町商店街(今は大学通り、だっけ?)を東へ。いくつか目当てを考えていて、その中で入ったことが無い「さかづきBrewing」というクラフトビールブリュワリー兼ビアバー(いわゆるブリューパブ)の店に行ってみた。
場所は商店街を右に入ったところ。細い路地を一寸入っただけで、途端に静かな住宅街になる。そんな場所にあるので、やや判り難い。店に入ると、まだこんな時間だというのにほぼ一杯。特に若者率高い。オジサン、オバサンはいない。で、ちょっとだけ狼狽えたが、何とかひとつと空いていたテーブルに収まった。
昨今、またクラフトビールの波がやってきているようで(何らかの規制緩和があったのか?)、思ってもみなかった場所にブリューパブが出来ていたりして吃驚する。ビールの9割以上は水だから、美味しい水が得られる場所じゃないとブリュワリーは無理なのかと思っていたが、都内でも雨後の筍の如く(比喩が古いね)出来ていて、ここ北千住の「さかづきBrewing」もその一つだった。しかし考えるに、マスプロ的大手ビールメーカーと違って、クラフトビールメーカーは製造原価に占める水の価格は相対的に低いので、元が水道水だったとしても、浄化に多少金を掛けても構わないのかも知れない。尤も、昨今の水道水はオゾン殺菌とか高度な浄化をしているので、ビールの味にさして悪影響は無いのではなかろうか。閑話休題。
ビールの種類が結構豊富で迷ったが、先ず「いぶき」(650円税込、以下同様)を呑んでみる。かなりガツンと来る香りと味。トラピストビールのようだ。2杯目は「初心不忘ヴァイツェン」(650円)。これもスモーキーな感じで個性的。つまみはソーセージ盛り合わせ(1,300円)と千住ねぎホイル焼き(780円)。ビールに良く合う。他にも色々あるが、とても食べ切れないので残念。次は絶対、腹ペコでやって来たい。(この店は現在、北千住駅の西側へ移転している)

DSC_0022

DSC04453

DSC04454

DSC_0091

カミさんが用事で出かけていたので、そのついでに夕食は北千住で待ち合わせすることにした。「店は考えておいて」とのことで、然らばちょっとググってみる。北千住は、オヤジ達が行く店と、若者達が行く店とがかなり明確に識別できると感じる街であるが、節操が無い小生はどちらにも顔を出す(後者はあまり居心地は良くない)。
目が留まった店は、「和 Bistro 2538」という居酒屋。元々北千住には2538(にこみや)というちょっと渋めの洋風居酒屋があって、それが発展して別の場所に「Bistro 2538」という名前で小綺麗な店になった。これまで、どちらの店にも入ったことがある(個人的には、昔の店のレトロ感が良かった)。
最近、その2階に「和」の支店を新たに開いたようだ。洋風居酒屋がやる「和」の店とはどうなのか、ちょっと面白そうなので行ってみることにし、予約も入れた。ということで今回は、オヤジ達が行かない店をチョイス。
店に入ると、1階の「Bistro 2538」と比べると意外に明るめでオープンな雰囲気。客層はかなり幅広い感じで、なんとなくファミレスのようだ。子連れも、お年寄り夫婦の姿もある。でも総じて若者が多数派であるのは間違いない。
まず生ビール(528円税込、以下同様)。メニューを眺めると、何となく1階と大して変わらないようだ。バロティーヌ(鶏ハム、380円)やローストビーフ寿司(2貫、660円)なんて無かったかも知れないが、他はどう違うのか判らず。頼んだつまみは、そのバロティーヌとカルパッチョ(858円)、2538の定番である牛ホホ肉赤ワイン煮込み(638円)、海老のアヒージョ(638円)、白身魚のソテー(1,078円)とローストビーフ寿司。ビールの後は、ココファームの赤ワイン、農民ロッソのボトル(5,379円)を注文。
バロティーヌはコスパがいい感じ味もグッド。カミさんにはローストビーフ寿司が好評だった。ボトルワインを除けばひとり約3,000円(合計11,495円)はまあまあか。

DSC_0038_2

DSC_0039_2

DSC_0040_2

DSC_0041_2

DSC_0043_2

DSC_0042_2

DSC_0045_2

DSC_0046_2

DSC_0047_2

DSC_0048_2

DSC_0049_2

下今市で「特急けごん44号」に乗り換え、北千住には19時2分に到着。会津若松の七日町にある「田事」でランチしてからもうたっぷり6時間、列車旅では酒とつまみがあったとは云え、さすがに腹が減った。ということで、北千住で寄り道することにした。
いつものように西口の呑み屋街へ。メインの小路よりももう一本西へ入ったところで、「あさり食堂」という店に入る。店の外観は古民家風で、中はちょっと素朴な西洋風居酒屋的。といっても純然たる居酒屋とはちょっと趣が異なる感じで、どちらかと云えば中身で勝負、だけではなく、雰囲気も重視するような店だと感じる。
ここは以前入ったことのある「萌蔵」(一軒置いた奥の店)の姉妹店で、そう云われれば良く似たところがある。何れにせよ、どちらもオヤジ独りとかオヤジ同士で入る店ではない。かなり女性を意識した隠れ家カフェ的雰囲気である。その証拠に、客は女性同士や若いカップルが多い。
席に着いたらやはり生ビール(キリン一番搾り600円税別、以下同様)で喉を潤す。メニューを見ると品数はそれほど多くはないが、やはり和洋折衷な品揃えのようだ。先ず最初に頼んだ料理は、この店の人気No.1と書いてある、牛すじと大根の赤ワイン煮込み(580円)。
牛すじはしっかり煮込んであって、ソースが良く浸み込んでいる。値段もリーズナブルなので、自慢しているだけのことはあると思う。さらには、あさりとアスパラのアヒージョ(680円)と、あさり食堂のボンゴレビアンコ(980円)も注文。どちらもなかなかイケる。もしここが締めでは無く一軒目であったならば、ワインをボトルで頼みたいところだった。

DSC01560

DSC01562

DSC01563

DSC01564

DSC01565

小生のメインバンクは銀座にあるので、ちょっと用事があってもなかなか行く機会がない。会社をサボっていくには、ちょっと遠いので些か憚る。そこで今日は思い切って年休を取って行くことにし、そのついでに昼飯をカミさんと外で摂ることにした。場所は北千住、「まじ満」といううなぎ屋。
場所は駅からみて、芸大千住キャンパスよりも更に先、ここまで来ると駅前辺りとは違って、かなり閑静である。この店はうなぎ屋であることは間違いないが、いわゆる専門店ではなく、他にも色々な料理を置いてある。うなぎ屋が、割烹も兼ねている感じだ。暖簾には、「うなぎ」という文字と共に「焼鳥」とある。小生にとってはむしろ好都合。正直、うな重だけ喰ってハイ終わり、じゃぁちょっとつまらない。どうせ我々は一人で一人前を喰うのが大変なので、箸休めというか、メインの前の前菜というか、とにかく酒の肴がちょっとだけ欲しいのだ。
入ると、4人掛けと2人掛けのテーブルが3つずつ、他にカウンター席。階段があるので2階にも座敷とかあるらしい。念のため予約をいれてあったが先客は一組だけ、その後パラパラと客がやってきたものの、テーブルが全て埋まることはなかった。ランチタイムだからこんなものなのか。
メニューを開くと様々な一品料理が並んでいる。大方の店は、夜メニューにはあるけれど、ランチタイムはランチセットだけというパターンだが、ここは昼夜関係なく同じメニューのようであり、とてもエライ。先ずはキリンのクラシックラガー(大瓶、660円税込、以下同様)で喉を湿らせたら、シャケの照り焼き(700円)と、きぬかつぎ(360円)、うなぎ白焼き(2,500円)を注文。
きぬかつぎを置いている店は珍しい。白焼きはちょっとあっさり目。冷酒ももらう(大関生酒300ml、830円)。そして締めはうな重(特上3,500円)をひとつ。たれはそれほど塩辛くない。白焼きを喰い終わるまではゆっくりだが、うな重となると、あっという間になくなってしまうのはいつものことだ。

DSC_0171

DSC_0165

DSC_0166

DSC_0167

DSC_0168

DSC_0169

DSC_0170

相老駅から「特急りょうもう」に乗って東武線を一路南下、今宵は北千住で途中下車する。Woodyさんとひろちゃんとは「お疲れ様でした~」とここでお別れ。今日はまだ店を決めていないので、駅の西側へ出て呑み屋街をぶらぶらとしながら、何処へ入ろうかと店を物色してみる。
目に止まったのは、「海ごはん山ごはん」と云う名のダイニングバー(明らかに居酒屋ではない)。看板を見れば無国籍料理的創作料理の店だと。北千住らしくない感じだが、ちょっと面白そうなのでここにしてみた。
入ると店員に「3階へどうぞ」と云われ、酔っ払いには危なそうな急勾配の階段を上がる。我々が山スタイルなので、3階へ通されたのか? このフロアにはオープンエアのテラス席があるし、更には屋上もあるみたい(夏限定か?)なので、都合4フロアもある店ということだ。
店の雰囲気は何となく南国の島を彷彿させる。「山ごはん」というよりも「海ごはん」な感じ。水沼温泉センターでビールを呑んでからだいぶ経ち、また生ビール(480円税別、以下同様)が呑みたくなったので注文。また、ビールが何杯も呑める季節になった。
つまみには、ソフトシェルクラブ~シークァーサーチリ~(780円)、海老とあさりと帆立とトマトの和風アヒージョ・バケット付き(680円)、旬野菜のグリル(850円)、3種のポテトサラダ(780円)を注文。ソフトシェルクラブが出てくるところは、やはり南国。ふと、マレーシアとかシンガポールを思い出す。旬野菜のグリルが唯一、「山ごはん」か。ポテトサラダ3種は、かぼちゃ、カレー味、アンチョビ味。確かに、無国籍な雰囲気は出ている。
北千住にはまだまだ入ってみたい店がいっぱいあるので、またこの店に入るのはいつになるか判らないが、ここは大人数でワイワイやるには良さそうな店、そういう機会には来てみようと思う。

DSC_0038

DSC01103

DSC01104

DSC01105

DSC01106

DSC01107

DSC01108

DSC01109

原宿まで「遠出」したせいか、しっかり昼飯を食ったのに、ちょっと小腹がすいた。買い物ついでに北千住で途中下車して、何処かに入ることにした。あまり駅から離れたくないので、駅前で気が利いたところとなると、マルイやルミネ以外では「銀座ライオン」ぐらいしか思い当たらない。ということで他には脇目を振らず直行。
駅前のロータリーに面した雑居ビルの地下階、というより地下鉄千代田線の地上出口の、階段途中の中地下みたいなところにある。千代田線を利用する際には、ついうっかり引き寄せられそうな、危ない場所だ。この店は何年か前に入ったことがあるので(いつだったか思い出せず)、今回は2回目。
平日のまだ午後4時ぐらいなので、こんな時間はさすがに空いている。天井は低いので、穴倉のような雰囲気である。テーブルは10もないくらいで、ビアホールとしては大して広くはない。先客は、外出先から会社に戻らずやってきたような、さらりーまん数人のひと組だけだった。
ここへ来たからにはやっぱりサッポロビール、エビスの生(570円)をいただく。つまみにはチキン唐揚げ(790円)と、6種チーズのフラムクーヘン(980円)なんてあったので注文。しかし、サワークリームを塗った上にスライスオニオンとベーコンを乗せたスタイルが一般的なフラムクーヘンなので、チーズを乗せると単にピザにしか見えない。
テキサス・ベイタウン滞在中には、フラワー・トルティーヤを使って毎週のように作って喰っていたので、なんとなく残念な気持ち。そういえば、アメリカではサワークリームが安くて何種類も手に入ったが、日本ではやたらに高価だし、手に入れにくい(たぶん、原料の生クリームが高価なせいだろう)。食文化の違いと云ってしまえばそれまでだか、このこともなんとなく残念である。

DSC_0533

DSC_0534

DSC_0535

DSC_0536

DSC_0537

DSC_0539

DSC_0540

DSC_0541

DSC_0542

「パーク・サイド・カフェ」で多少、身体をクールダウンできたので、そろそろ覚悟を決めて外に出ないといけない。もう上野は止めにして、買い物のために北千住へ向かう。
この頃、北千住が住みたい街としての人気が高まっているとのこと。俄かに信じがたいことだが、確かに交通利便性は何処にも負けないぐらい高いし(強いて云えば、山手線の池袋、新宿辺りには出にくいが)、ルミネとマルイがあるので、買い物場所としても悪くはない。大学が増えてきたので、学生相手の店も増えた。そして、その割には家賃が高くない。というところがウケている理由だろうか。
それはまあ認めるが、だからと云って住みたいかどうかはまた別じゃないの?と。20代、30代にとっては、街はおしゃれじゃなくちゃいけないはず。はっきりいって、北千住はおしゃれな街じゃない。
ちょっと分別もついて現実と折り合うことも覚えた40代、50代になれば、おしゃれを二の次にもできるはず。ってことは、北千住の人気が高まっているということは、新たなおやじ、おばさんを獲得しているということか、あるいは20代、30代がおやじ・おばさん化したか、真相はそうゆうことではないか?
小生にとっておしゃれな町はやや胡散臭いので、北千住には概ね満足している。大きな本屋もあるし、「明日のジョー」的下町雰囲気も残っていて、場末の居酒屋が多いことも勿論、気に入っている。玉に瑕は、昼間にちょっとだけ気兼ねなくビールを呑めるようなカフェが少ないことか。
ルミネで買い物をした後、ちょっと小腹が空いたのでレストラン街へ上がってみる。以前入った「紅虎餃子房」だって悪くないけれど、折角なので入ったことがない店にしようかと、「ザ・ステーション・グリル」なる店に入ってみた。
ここはいわゆる洋食屋だが、オリエント急行などヨーロッパの鉄道を彷彿させるような内装。鉄道オタクだったら、ちょっとだけ心躍る雰囲気がある。全然、北千住には似つかわしくないが。

20180713_161617

20180713_161625

20180713_161758

20180713_163245

「特急りょうもう40号」の車内にいたとき、今日は北千住で降りようか、ならば何処で打ち上げしようかという話になり、とりあえずスマホで候補店をいくつか検索したのち、順番に電話をしてみる。1軒目の「あさり食堂」は満席ですとのことでさようなら。2軒目「萌蔵」はOKとのことでお世話になります、よかったよかったと、安心して北千住へ向かう。
18時40分到着。場所はいつもの西口の飲み屋横丁。黄昏時なのでまだ酔っ払い客は少なく、ソフトな客引き(勿論ハードな客引きはご法度)人の方が多いくらい。メインの通りから一本西へ入ったところ、「佐留丹」の裏辺りに「萌蔵」はあった。よく見たら「あさり食堂」は同じ並び、もっとよく見たら姉妹店だ。
「萌蔵」は、外から見た感じはちんまりした居酒屋っぽいが、中に入ると古民家風。何処からか、内装材だけを移築したのかどうか判らないが、元々ここが古民家だった訳ではないようだ。この頃、こういう店が流行なのかも知れない。
我々は2階の席らしい。店員に云われて階段を上がってみると、我々のテーブル以外は埋まっている状態。小さい子供を連れて来ている家族連れのテーブルもある。
ここのビールはハートランド(瓶700円税別、以下同様)だ。気に入っているのだが、なかなかお目にかかれない。塩山駅前の「七福」で呑んで以来である。ビールのあとは日本酒。守破離・純米(650円)を注文。出て来た徳利は、何故か雷鳥かペンギンの親子連れの如くスタイリッシュである。
ポテトサラダ(500円)はクリーミー。刺盛二人前(2,000円)は塩で喰うスタイル。牛すじ大根(680円)もさっぱり系。里芋と蛸のやわらか煮(800円)は、ほんとにタコが柔らかい。なかなか料理にもこだわりを感じる。また来てみたいが、その前に次は姉妹店の方か。

DSC09133

DSC09134

DSC09135

DSC09136

DSC09137

DSC09138

DSC09139

DSC09140


DSC09142
DSC09141

DSC09143

DSC09145

DSC09146

DSC09147

DSC09148

DSC09149

DSC09150

DSC09151

萌蔵のHP: こちら

↑このページのトップヘ