山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

山手線沿線

ヨドバシAKIBAでパソコンを購入。正直云って、今どきのノートパソコンは、10万円ぐらい出せば何処のブランドであっても性能的には遜色無いので、あとは基本的に好みだけの問題。カミさんは国内ブランドであれば構わない(=中国とか台湾ブランドは嫌だ)とのこと、NECのLAVIEにしてみた(前回、前々回のノートPCはVAIOだったが、故障続きでカミさんの信頼を失った様子)。
メモリー4MB増設は自分でやる、ウィルスバスターのサポート期間をどうする、修理補償期間をどうする等々の取り決めを店員とやり取りして、何だかんだ1時間ぐらい掛かって漸く購入完了。持ち帰りとなったが、ノートPCがそれなりに軽くなったとはいえ、結構ずっしり重い。
カミさんはこれから虎ノ門で「打ち合わせ」があるとのことで、その前にちょっとお茶(≒ビール)することにした。手近な場所にあるとは云え、昼間っからやっている「村役場」とか「町役場」の居酒屋へ入るのはちょっと重いかな、アキバ・トリムの2階に確かカフェがあった筈、などと思いながら歩いていると、目の前に「プレイヤー」という名前のホットドック・カフェがあり、ビールのハッピーアワー(なんと半額)をやっているという看板を見つけ、入ってみることにした。地下にブリティッシュパブ「HUB」があるビルの1階だ。
入ってみると、典型的ビアパブの雰囲気。窓口で金を払い、ビールやつまみを受け取る方式。先客は数人。昼食でも夕食でもない時間帯だが、黙々とホットドッグに喰らい付いている輩もいる。あらゆるビールが半額というわけでもなく、いくつかに限定されている。
小生が選んだのはアンカー・ポーター。アルコール度数5.6%。通常価格1,000円が、ハッピーアワーで500円だということだが、そもそも1,000円が高過ぎるのではないだろうか(ちなみに、楽天では396円+送料とのこと)。ともあれ呑んでみると、いわゆる黒ビール。コクも苦味もそこそこで、日本人好みの感じ。もうちょっと安ければ普段使いのビールでも良さそうだ。

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帰国後7日目の金曜日は、年次休暇を取得した。特に用事は無かったのだが、カミさんのパソコンが調子悪いと云うのでこの際、買い換えることにし、秋葉原への買い物がてら、ランチも何処かでとることにした。
平日の秋葉原は、おたく系よりも外国人とサラリーマン姿が目立つ。さして当てがある訳ではないものの、あそこには結構店があった筈と、UDXビルへ。カミさんはイタリアンかベルジャンのどちらかと云うので、ベルジャンビールの店「ウルビアマン」へ入ることにした。
店のテーブル席はオープンエアと屋内が半分ずつぐらい。陽気も良いのでオープンエアの席を確保する。一方でママ友仲間のランチ会が子供の話で盛り上がり、隣のテーブルではOLが男性上司に仕事のグチを切々と語っている。
メニューにあったハヤシライス温玉添え(800円税込、以下同様)を注文しようとすると、時間が遅かったせいか、ご飯が無くなったという。やむを得ず、ハンバーグとパン(1,000円)にした。もちろん、ランチビール(500円)も忘れずに注文。
ランチビールは如何にもベルギーらしい、ホワイトビール。甘い香りがする濁り系だ。店名の「ウルビアマン」とはフラマン語で、ビール醸造所に棲みつく酵母のことらしい。ベルギーと云えばビールの種類の豊富さで有名だが、この店はベルギーの小規模な醸造所『デ・ドレ・ブルワーズ』初の海外店舗とのことで、開店してからもう1年以上経っているらしいが知らなかった。今後、秋葉原へやってくるときにはちょくちょく寄ってみたい。

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ウルビアマンのHP: こちら

「吉田博展」を観に、東郷青児美術館(いつのまにか今は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、などと無闇に長い名前になってしまっている。もっとユーザーフレンドリーにすべきだ。ってか、会社の名前をこれみよがしに美術館名にするのは、どうにも幼稚に感じてしまう。ましてや、粋じゃない。)に行ってみた。旧安田火災ビルに入ること自体、凄く久しぶり。
「吉田博展」は今年1月放送のNHKの日曜日美術館で火がついたようであるが、そもそもの仕掛け人は郡山市美術館が昨年、吉田博展を企画したのがきっかけだったと思う。キュレーター(たしか若い女性学芸員でした)としては埋もれていた芸術家を発掘するのは、してやったりの気持ちだろう。それを日曜美術館で紹介したのが去年の春の番組。偶々それを観て、こっちに巡回してこないものかと思っていたら、それが叶ったのだが、今度はこっちがアメリカへ出張することとなり、ちょっと気を揉んでいた次第。
もう何回も観てしまった気分だったが、やっぱりテレビで見るのと生とはまったく違う。油絵では当時の画壇では受け入れられず挫折したものの、版画の新たな地平を開いたと云っても良さそうだが、その後この版画技法(というか情念のようなものか)を引き継いだ弟子はいるのだろうか、とやや心配になる。来年の日本版院展でも覗いてみて、確かめてみたい。
東郷青児美術館を出たら、喉が渇いた。この辺りの店は全く疎い。そういえば、昔モーベンピックがあったな、と思ってその建物へ行ってみたら全く別の日本料理店になっていた。こうなればどこでもいいやと、適当に入ったのが「西安餃子」という店。
もうランチタイムは終わりの時間だったが、ビールと餃子があれば申し分なし。餃子は、一口タイプの羽根付き餃子。ジューシーさはいまいちだが、もっちりとしていてそれなりに美味い。ちょっと足りなかったので追加でもう一皿と、ついでにエビチリも頼んだ。

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「あさぎり6号」で新宿に着いた後、今宵はアユラシが新宿まで出て来るというので待ち合わせ。多忙なこのちゃんは駅でお別れ。新宿で呑むとなると、なにかと西口が多いが、今日は東口でしかも靖国通り沿いという、滅多に来ないところだ。個人的にも、この界隈へ来るのはもう20年ぶりぐらいかも知れない。どういう経路で行くべきかすら、俄かに思いつかない。
かつて八王子に住んでいた頃は、都心に繰り出すとなると先ず新宿で、それも何かというと新宿三丁目界隈だった。TOPSがまだビルになっていなかった頃から、その辺りをうろうろしていた。とは云っても、TOPSのチーズケーキを買うことは無かった。その代わり、建て替えられた後のレストランに時々入って一杯やった。ここで、ヤシの芽を初めて喰ったのを覚えている。
ジャズライブハウスの「ピットイン」はいつの間にか2丁目に移ったが、その頃はまだ3丁目にあって、紀伊國屋書店に行った後、時々寄ってみたりしていた。やけに暗い店なので、紀伊國屋で買った本を開いても全く読めなかった。一人でやって来て、自分のへそを見るような姿で黙々とジャズを聴く輩が多かった気がする。
今回、アユラシご指定の店は、「日本料理 三平」。1階がゲームセンターの雑居ビルの6階。入ったことは無かったが、「三平」という名前は聞いたことがあった。店内を眺めてみると、「日本料理」と銘を打っているが、基本的に大衆居酒屋。老若男女が屯している店内はかなり広い。隅々まで行ってみないと判らないが、100人やそこらは充分入れそうだ。新宿の表の華やかさとは一線を画した、ディープ感が漂っていてなかなかいい雰囲気だ。窓際の席に座ると、意外に眺めが良い。歌舞伎町の怪しいネオンが目の前だ。
こんな店、よく知っているなーと感心。アユラシに訊くと、ホットヨガの帰りに寄ることがあるそうだ。また喉が渇いたので生ビールで乾杯した後は、日本酒にしよう。ここはなんと「黒松仙醸」が定番酒。実に懐かしい。信州高遠の地酒で、甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳を戸台側から登っていた頃は(つまりスーパー林道が開通する以前は)、良く呑んでいた酒、その頃の山の景色がふと蘇った。

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月いち居酒屋ツアー。今回は7人の大所帯で、新橋の「サカナヤ オアジ」に予約。ここは富山の食材をウリにした居酒屋。この頃なんとなく、青森や山形など、郷土料理を食べさせてくれる居酒屋が続いていて、この店もその流れで注目してみた。
最近、新橋駅の浜松町寄りガード下が再開発され、この店もこの頃出来たようである。是非、神田の「大越」の様な、ガード下老舗店になるまで頑張ってほしい(さすがに老舗になった姿まで見届けられないのが残念だけど)。
先ずは生ビール(500円税別、以下同様)をもらうが、何かのキャンペーン(開店キャンペーンか?)をやっていたのか、若い女子店員が「一杯目はタダです!」と太っ腹。他の連中は既に焼酎に移行済み。頼んだのは黒霧島ボトル(2,800円✕3本)。呑み方は氷セット(200円/人✕7人)で。小生は、ビールの後もニッカリッチブレンドハイボール(530円)を一杯。他に、日本酒の苗加屋(のうかや)(700円/1合)を頼んだ方もいた。これはコクも旨味もキレもある富山の酒。
つまみには、カツオのたたき(850円✕3皿)、ポテトサラダ(480円)、牛すじ煮込み(600円)、つくね串ブラック(3本390円✕2皿)、鶏皮串ブラック(3本390円✕2皿)、富山ブラック唐揚げ(650円)、ハムカツ(550円✕3皿)、富山ブラック焼そば(750円✕2皿)、白海老唐揚げ(900円✕2皿)、ホタルイカ天ぷら(700円✕2皿)を注文。「ブラック」と云う詞が連呼されたが、胡椒がたっぷり利いた一品。富山のご当地グルメかどうかは判らない。
しめて28,780円。こんなに呑んで喰って一人あたま4,111円だが、遅れて来た人もいるので「4,500円徴収~!」と皆さんに告げると、もうだいぶ気が大きくなっているので、5,000円札を出して「釣りはいらない」と太っ腹の方もいる。おかげ様で小生の支払いは2,000円程度となった。皆さんに精一杯呑んでもらうと、自然と幹事は役得にありつける。ごちそうさまでした。

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「龜屋一睡亭」のうなぎですっかり満足したあと、御徒町界隈をそぞろ歩き。さして購買意欲を駆り立てるようなものは見当たらない。アメ横センターの地下に行ってみる。ここは知る人ぞ知る、アジアの食材マーケット。中国系食材店や、タイ等の東南アジア系の食材を扱った店もある。魚屋や肉屋もアジアンテイスト。何故か、純日本的な店がない。
いろいろ気になる食材があったが、結局買ったのはマコモダケ(1kgぐらいで1,500円)。この頃、これに嵌まっている。独特の食感と、トウモロコシのような甘さが癖になる。日本では秋が収穫期だが、ここでは年中売っている。産地は何処か判らないが、たぶん東南アジアなのだろう。焼いて醤油をかけて喰うのが、とにかく堪らなく美味いが、もちろん中華料理にも合う万能野菜なのである。
喉が渇いたので、何処かに寄りたくなった。カミさんは立ち呑みはいやだというので、ガード下に近い「地魚屋台 浜ちゃん」を覗いてみると、道路にせり出した縁台が空いていた。ここは時々、入ることがある。真っ昼間からやっている店なので、重宝している。
この時間でも、既にかなり盛り上がっているおやじグループが居るかと思うと、若いカップルが静かに呑んでいたりと、かなり様々なタイプの客が呑んでいる。
ラムハイ(390円税込み、以下同様)を注文。つまみには塩キャベツ(180円)。ぐびっとやって一息つくと、いつの間にか空模様が怪しくなり、忽ち夕立。傘を持たない道行く人たちが足早に駆け抜けていく。我々のテーブルも雨を避けきれないので内側のテーブル席へ待避。向かい側のジーンズショップは、ビニル屋根の其処此処に穴が空いているようで、店員が特に慌てた素振りも見せず、小さなバケツを屋根の下にセットしていて、その一部始終を飽きもせずに観察した。

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国立西洋美術館内の「カフェすいれん」でビールをちびちびやっていたとき、そろそろ昼飯時。さて何を喰おうかと考えているところで、カミさんが「うなぎ」を喰いたいと。個人的には半年前、沼津アルプスの帰りに三島のうなぎを喰って以来だが(そのときのレポはこちら)、カミさんとはもう、かれこれ1年前以来だ(そのときのレポはこちら)。もちろん、うなぎに異存があるはずもなく直ちに同意。
この上野界隈でうなぎと云えば、一にも二にも「伊豆栄」が思い浮かぶが、もう何度か入ったことがあるので、それではちと新鮮味が足りない。折角なので入ったことがない店にしようと、Google Mapでちょいと検索。すると見つかったのが「龜屋一睡亭」なる店。下町風俗資料館のすぐ隣。もちろん入ったことはないが、そう云えばそんな名前の店があったなと、なんとなく記憶にある。
すっかり葉桜が茂った上野山の坂をぶらぶら下って、不忍下へ。雑居ビルの1階に「龜屋一睡亭」はあった。商売敵たる「伊豆栄本店」の斜向かい。「伊豆栄本店」に負けず劣らず高級感が漂うエントランスだが、何とかなるだろうと入店。昭和25年創業と云うからもう老舗だ。この店は、静岡県大井川町の伏流水で育てた『霜降りうなぎ』を使っているとのこと。どう違うのだろうか。
店内は細かく仕切られていて全貌は判らないが、たぶんいくつか個室があるのだろう。予約なしの我々は1階の広間。席に着いたら、まずビール(サッポロ黒ラベル大瓶700円税別、以下同様)。つまみには、前菜盛り合わせ(1,500円)、鰻ざく(1,600円)、白焼き(3,100円)を注文。「伊豆栄」と比べても遜色ないお値段。自然と食べ方がゆっくりになる。白焼きにはやはり日本酒だ。そして〆はうな重(松3,600円)を二人でシェア。ここは松が一番安く、次が竹。うなぎは脂のノリは低いように思われる。タレは比較的さっぱりした感じで、「伊豆栄」とちょっと違う。などと、そんなことはちょっとだけ考えるが、もうあとは無心になってうなぎを頬張るだけ。至福の時間だ。

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せっかくのゴールデンウィーク、カミさんとちょっと上野に出て、国立科学博物館にやってきた。ここに入るのも随分久しぶり。たぶん、恐竜展以来。今日の目当ては、大英自然史博物館展の目玉、始祖鳥の化石である。この頃、鳥は恐竜そのものだと学んだので、始祖鳥の存在価値は多少薄らいだような気がしないでもないが、それでも飛び切り有名な化石であることは間違いないだろう。
大英自然史博物館に対する予備知識は乏しいので、その他に見るべきものが何か良く判らないが、ドードー鳥の化石と復元像は一見の価値があるかも知れない。近くに展示してあったモニター画面ではドードー鳥の再現動画が再生されていて、ドードー鳥の歩き回る姿はなかなか興味深かった。
もう一つ、ネアンデルタール人のゲノムにはちょっとびっくり。そんなものが残っているとは知らなかった。そのうち、ネアンデルタール人のクローンが生まれる日も来るのかも知れぬ。
ちなみに、大英自然史博物館展の展示は、再現動画以外は全て撮影OKだった。あとの展示は特に気を引くものがなかったせいか、鑑賞自体はあっという間に終わった。これで昼飯にするには早過ぎる。ついでに、隣の国立西洋美術館で開催していたシャセリオー展にも入ってみることにした。
絵の解説から、ギュスターブ・モローが描くサロメの立ち姿が、シャセリオーの絵をヒントにしていたとは知らなかった。それだけでも鑑賞した価値があった。
一気に2つの展覧会を鑑賞しのどが渇いたので、国立西洋美術館内にある「カフェすいれん」に入る。館内といってもここは展示室の外なので、入場券なしでも入れる。店内からは中庭を眺められる配置。これで中庭に池でもあって、すいれんがあれば出来過ぎだが、さすがにそうはなっていない。それでも、中庭に植えられた木々を眺めながら呑むビールは、なかなかリッチな気分にさせてくれる。

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カフェすいれんのHP: こちら

図らずも、ん10年ぶりに心太を手繰ることになったあと、ワテラスの傍をぶらぶらしていると、なにやらイベントをやっている。仮設の野外ステージでは何かの準備中。あとで調べてみると「JAZZ AUDITORIA 2017 in WATERRAS」なるジャズコンサートをやるとのこと。芝生の公園には、露店が並んでいる。相変わらず、ここはなかなかハイソでハイカラだ。
そのあとはマーチエキュート神田万世橋へ。こちらには以前入ったことがある駿河屋賀兵衛や、シェフズキッチンスタジオ#51などがあって、ちょいと一杯やるにはなかなか魅力的なところ。一方、雑貨店が並んでいるフロアは趣味が合わないのか、ちょっといまいち(それでも、デンマークのイヤマ(Irma)のグッズも並んでいたりするので、偶にはチェックに来る必要がある)。
このあとはそのまま帰っても良かったのだが、マーチエキュート神田万世橋 N1区画に、「常陸野ブルーイング・ラボ」があるのを知っていたので、さっきの心太の口直しよろしく、仕上げのビールを呑もうということになった。以前から、「常陸野ネストビール」はクラフトビールの中でもかなり本格的に美味いと思っていた。
今日は、ヴァイツェン(680円)にしてみた。いわゆる上面発酵のフルーティな香り。それでもしっかりとした深みもあってイケる。つまみにはポトフ(値段失念!)を注文。カウンターでビールを受け取ったら、川沿いのオープンエアのテーブル席に座る。
目の前が万世橋で通行人とも時折目線が重なるし、車mも頻繁に行き交うが、さして気にはならない。神田川の流れ(って、ほぼ流れていない)を見下ろしながら呑むのは、なかなか乙である。

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「のむず」を出た後、いつも通りに解散。しかし、まだ時間が早かったのと、まだ呑み足りないと仰る御仁もいたので、3人で久しぶりにハシゴすることになった。少しだけなら立呑みが良かろう、駅の近所にいくつかあったな、と思いつつふらふらと駅方向へ。
以前入った「鶴亀」が左手にある路地に入ると、なんと右手には、我らが隊長が溺愛する、かの「小次郎」が復活していた。一瞬、入ってみようかと云う気にもなったが、もし例のオヤジがいて、今日のメンバーでこの状況では、けんもほろろに入店を断られるのは間違いない。自重した。
かわりに、「鶴亀」の並びにある「さつま」へ。赤い提灯が目印。暖簾を押し上げて中を覗くと、 なんとか入れそうだ。引き戸をガラガラと開けて入ると、Lの字カウンターに常連と思しき方が3人。うち1人は独り呑み中年女性。OLというよりも、出勤前に一杯ひっかけに来た姉御という感じ(失礼!勝手な妄想です)。我々が入ると丁度収まる感じ。カウンター内には、揃いの半被を着た、ちゃきちゃきお姉さんが2人。
ここはキャッシュオンデリバリー。そして、料理はひとり一品がノルマ。小生は玉ねぎとしめじの和えもの(値段失念)を注文。呑みは、さっきまでひたすら焼酎だったので、口直しの生ビールをいただく。値段は350円と、さすが立呑み価格。でもここには、16時から18時まではいわゆるハッピータイムがあって、生ビールが250円とのこと。是非、その頃に来てみたいものだ。ビールの後は、ハウスワインの赤(350円)を呑んで、すっと出た。フットワークが軽くなるところが、立呑みの良いところだ。

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今月の月いち居酒屋ツアーは、ゲストも含め6人が集った。場所は神田駅西口から歩いて僅か2、3分の「のむず」という、変わった名前の居酒屋。雑居ビルの2階にある。いつものように、小生が到着する頃には既に皆さんエンジン全開。「蕎麦好きおやじさん」が2度目の会社人生活を終え、完全リタイヤしていたと思っていたら、いつのまにか3度目の会社人生活を始めたという話で盛り上がっていた。やはり、金も稼がずに只、家でゴロゴロしているのは何かと居心地が悪いようである。
ここは、山形料理と大阪串揚げの両方を味わえるというのが謳い文句。生ビール(ザ・プレミアムモルツ、470円税別、以下同様)で追撃開始。
既に、牡蠣クリームコロッケ(500円)、大阪串揚げ10種盛り合わせ(1,400円)、ポテトサラダ(340円)、山形醤油の特製からあげ(380円)、卵焼き(390円)は注文済み。呑みものは、焼酎(風、ボトル3,000円)水割りセットが並んでいる。牡蠣クリームコロッケはかなりイケる。蟹入りが普通だが、牡蠣入りは珍しい。ポテトサラダは殆どマヨネーズを使わないあっさりタイプ。いずれにしても、折角の山形料理、山形地酒があるのに、先行組の方々はあまり眼中に無いようである。
ならば小生が山形らしい料理を適当に注文。わらび醤油漬け(350円)、芋煮(400円)、玉こんにゃく(280円)、ぺそら漬け(280円)、赤カブ漬け(280円)を頼んだ。これでようやく山形らしくなってきた。ただし、日本酒は自重し、皆と同じ芋焼酎を呑む。結果、一人3千円でお釣りがきた。この店はかなりポイントが高い。人気が高いのも頷ける。是非、また来たい。その時はきっと地酒も呑むぞ。

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神田/居酒屋のむずのFACEBOOK: こちら

本厚木から「特急さがみ」に乗って、20時13分新宿到着。いつもより出遅れたせいでもないが、このところ「思い出横丁」が続いているので、今宵はちょっと違う店へ。とは云っても雑踏を掻き分けて、東口まで足を延ばすのは少々億劫なので、やはり西新宿1丁目界隈ということになる。
かの「ぼるが」から道を隔てた反対側に、「ROAD HOUSE DINING BEER BAR」という外国人御用達の様なビアバーがあるが、今回覗いてみた「あばらや」はその並び。入口に赤い提灯が5つ、暖簾のようにぶら下がっている。店構えはいたって地味だが、昔懐かしい雰囲気もある。一見客は、なかなか入り難いだろうと思う。この感じは、北千住界隈に多い。
店内も似たようにシンプルで、カウンター席とテーブル席が並んでいる。新橋にある一般的な居酒屋然とした感じだが、歌声喫茶を連想させる佇まいも少々感じる。かなり賑わっていたが、偶々テーブル席が一つ空いていたので、有り難くそこへ着陸。
客層は、オヤジさらりーまんもいるが、全般的には年齢層は低い。学生らしき集団もいるし、どこかの劇団員みたいな雰囲気を醸し出しているグループもいる。いかにも新宿っぽい。何れにしても、我々が入ったことで平均年齢を押し上げたのは間違いなさそうだ。
メニューを眺めると、居酒屋らしい料理はひと通り揃っているので安心。呑みものはハイボール(420円税込、以下同様)にしてみた。料理は、ポテトサラダ(420円)とあばらやオムレツ(520円)を注文。ポテトサラダには、ソースが掛かって出て来た。
小生は、家でポテトサラダを喰う時にソースをかけることはあるが、店で最初から掛かったものを見るのはかなり稀だ。味は特に可も不可も無いが、後でググったところ、作り置きはしないらしい。つまり注文毎に作るってこと。そりゃ凄いぞ! さらに、あばらやオムレツは、びっくりするほど野菜が具沢山。この店の料理は、メニューを見ただけじゃ判らない。まるで、おもちゃ箱。また来なくちゃ!

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新宿へ到着したのは三人。今宵は、思い出横丁が二度目の和尚も一緒なので、やっぱり思い出横丁へ向かう。いつものように、中通りから店を物色。今日も変わらぬ混雑ぶり。つるかめ食堂はつい先日入ったばかりだし、他の店は岐阜屋も含めどこもぎっしり。
仕方なく今度は線路通りに出て店探し。すると、さっき中通り側から見た時の岐阜屋はいっぱいだったが、こちらからは入れそう。リュックサックは店の角に積んで、上手い具合にカウンターの角に滑り込んだ。ここは「コの字」ならぬ「ロの字」カウンターの中華酒場。そう云えば、昔のつるかめ食堂も「ロの字」だった。
何故か、この店は一人で来ても落ち着ける雰囲気。こてこての居酒屋ではなく、腹ごしらえだけの目的で入れることも、気軽さになっているのかも知れない。
磯村英一という社会学者が、都市には家庭(第一空間)、職場(第二空間)の他に「第三空間」がある、と云ったそうな。「第三空間」とは、相互に匿名性の高い空間のことで、これにはいわゆる酒場なども含まれ、都市に住む者(特にオヤジ?)にはこの「第三空間」が不可欠らしい。しかし、この定義だけで「第三空間」の居心地の善し悪しまで展開するには何かが足りない。もうちょっと判り易い整理の仕方が無いものか。
例えば、「ロの字」や「コの字」のカウンター席だと他の客の顔が見えるが、個室風に仕切った大型居酒屋チェーン店では殆どそれが無い。少なくても家族又は職場の同僚同士で個室に入って呑み喰いしたら、それはもう「第三空間」ではない、とか。他の客と自然に目線が合う可能性があるのと、そうでないのには何か違いが生じないか、等々。それが明確に説明できれば、日本の酒場文化が更に発展する可能性が見えてきそう。社会学者の更なる研究を期待したい。閑話休題。
ともかく、2年ぶりに入店(前回はこちら)。ビールで乾杯し、また試しに「岐阜屋、なう。」とSNSに投稿してみたら、またまたアユラシ登場でびっくりした。

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とっぷり日が暮れて新宿に着いたら、今宵も西口「思い出横丁」へ。今日は珍しくあひるちゃんも一緒。いつものように先ず中通りへ。通りへ入ってすぐの左手に、「伸」という名の焼鳥屋が目に入る。店の間口はせいぜい一間程度。1階はカウンター席だけで既に一杯の様子だったが、若い女性店員が、2階は空いていると云う。
じゃあ、入ってみようかと、酔っ払いには危険な急階段を上がってみると、奥(韓国系らしいグループ)と窓際の席(男女日本人カップル)は埋まっていたが、テーブル席が2つ空いていた。テーブル間がやや狭いが、男女日本人カップルが気を利かせてくれ、上手くリュックサックも収まった。
各自、ウーロンハイやらレモンハイなどで乾杯。付き出しは、こりゃ珍しい、ひじきと大豆の煮物(300円税込、以下同様)。この頃、なかなかこういうものはお目にかかれない。料理はもう殆どいらない状態だが、ポテトサラダ(450円)と、ピーマン肉巻き(250円/本)、エリンギ肉巻き(250円/本)を2本ずつ注文してみた。
そうこうするうちに、窓際のカップルが帰っていき、それと行き違いに、ラテン系の家族6人組が階段を上がって来て、同じく窓際に陣取った。ちょっと狭そうなので、今度は我々がテーブルを若干引いてみた。
程なくやってきたポテトサラダは素朴な味わい。ピーマン肉巻きもエリンギ肉巻きも、見た目通りに美味い。ラテン系グループも焼き鳥を頼んだようで、恐る恐る口に運んでいる。ラテン系の方々には、焼き鳥のシンプルな味付けはどう感じるのか興味深い。でも恐らくは、狭っ苦しい日本の居酒屋で、身体を縮こませて喰うことが、もうひとつの味付けとなっていることは間違いないだろう。

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京橋からの帰り道。まだ少々時間が早かったので、帰る方向が同じもうおひと方と秋葉原で途中下車。ここで東へ向かうか西へ向かうかが大きな分かれ目。もちろん通常であれば、東へ向かうのが妥当な選択だが、今回は久しぶりに「赤津加」を覗いてみようかと、西へ向かう。
電気店が立ち並ぶ中央通りを越え、次の交差点を右に入ると、相変わらずメイド姿の女の子達の呼び込み。目を合わせないように、右の袋小路へ逃げ込む。そこが「赤津加」の入口。
暖簾を潜り、引き戸を開けると、カウンター席は半分空いた状態。テーブル席も空いているところがある。このような時間帯に入ったことが無かったが、なるほど、入りが一巡するとこんなことになるのか。ここは二軒目に来るのが狙い目なのかも知れない。まさかメイドカフェの二軒目でここに来る客はいないだろうし、近所には似たような居酒屋は皆無なので、我々のようにわざわざやってくる客だけなのだろう。
2年半ぶりの入店(前回はこちら)。どこでも良かったが、コの字カウンター席の一番左奥に着席。他には中年男子三人連れのグループと、中年女性二人連れのグループのみ。我々も含め、平均年齢は50歳を越えているはず。二階からは、団体がぞろぞろ降りて来る。やはり1次会がお開きの時間。
もう、日本酒でいこう。ここのメインは菊正宗。他に一ノ蔵と菊水が置いてある。菊水本醸造(一合500円税込、以下同様)を熱燗でいただく。これこそがこの店のスタンダード。つまみは殆ど要らないが、いかの塩辛(500円)とたたみイワシ(500円)をもらった。これで酒をちびちびやる。もうこれだけで十分。二人で三合呑んで出た。実にいい気分だ。また来る時も二軒目にしよう。

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鍋割山の帰り路、「あさぎり」で新宿に到着後、和尚は行ったことが無いと云うので、今宵も思い出横丁に突入。相変わらず、思い出横丁は外国人観光客で大賑わい。
やっぱり、なかなか空いてないなと思いつつ路地を進むと、「つるかめ食堂」のテーブルがひとつ、空いているのを発見。しかし、テーブルの上には「RESERVE」と書かれた札が置かれている。ふと見ると、カウンター席も空いているようなので、なんとかなりそうだ。
目が合った店員に「3人」と指で示すと、このテーブルでどうぞと、「RESERVE」の札を取り去った。なんだ、そうなんだと着席。そのうち、また別のテーブルの客が帰ると、店員は「RESERVE」の札をそこへ立てる。すると間もなく、海外旅行客の数人連れがやってきて、そこに座れるかとテーブル席を指すと、店員は「RESERVE」の立て札を掲げて、空いてませーん、とけんもほろろ。ふーん、どうやら、やんわりと外国人お断り、なのか。
ま、ともかく俺たちは座れた。前回は2015年11月だったから、1年ちょっとぶり。飲み物はハイボール(400円税込、以下同様)で乾杯。つまみは、ソイのあたま(400円)、トルティージャ(550円)、ナスのピリ辛味噌かけ(550円)を注文。どれも、いつもの安心できる味。ラーメン屋のおつまみ(550円)は初めて喰う。いわゆる、ラーメンの具材そのままだが、たしかに酒の肴になる。
乾杯時の写真を、SNSに「つるかめ食堂、なう」と投稿したら、なんと山形にいるはずのアユラシが現れて、たまげた。偶々、東京に帰っていた訳だが、考えてみると、これはまさにSNSの威力。ごく内輪のサークルでもこんなことが起きるのだから、不特定多数に呼びかければ、この店が溢れ返るぐらいの人は直ぐ集まるかも知れない(もちろん、単なるオヤジが呼びかけてもスルーされるか、忽ち炎上するかだろうが)と実感した。

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秋葉原駅前の、御徒町駅寄りのガード下に、「日本百貨店しょくひんかん」という店がある。この頃、銀座界隈などでは、全国各自治体のアンテナショップを良く見掛けるが、ここはそのショッピングモールの様なもので、各都道府県の特産食材が並んでいる。中はかなり広いので、見ていて飽きない。平日はそれ程でもないが、土日はかなり賑わっている。
何でもかんでもご当地の特産が、東京で手に入ればいいとは思わないが、その土地の特産品を知る(アピールする)上では、このようなアンテナショップ的店舗は必要だと思う。この店は、自治体が運営している訳ではなく、れっきとした企業のようだ。なかなか目の付けどころが良い、これもアイデアだと思う。
この店舗の一角に、軽く飲食できるコーナーがあり、ちょっと喉も渇いてきたので入ってみた。午後3時過ぎなので、客はちらほら程度。「Dining Tokushima」という店で、その名の通り徳島の食材を使っているらしい。面白そうだ。
早速お品書きを見ると、徳島の旬な食材を使った創作メニューや飲み物がずらりと並んでいる。店主(シェフ?)と思しき男性が、我々に徳島の食材を熱く語り出す。この方は徳島県人なのだろうか。先ず、せっかくなので、この店人気No.1という「すだちビール」(640円税別、以下同様)を頼んでみた。つまみは、「徳島の珍味盛り合わせ」(1,200円)にしてみた。
すだちビールは、かなり酸っぱくて苦い。正直云って、失敗。ビールはそのまま呑むのに限る。珍味盛り合わせには、イカロケット、太刀魚のみりん干し、竹ちくわ、フィッシュかつなどが載っていて楽しい。特に、このフィッシュかつは、見た目ハムカツだが、齧ってみるとカレー味の魚つみれ。面白い。
店には徳島県に関する本がいくつか並んでいる。山と渓谷社刊「徳島県の山」をパラパラ眺めてみると、かの深田百名山に選ばれている剣山は、てっきり高知県との県境にあるものだと思い込んでいたら、徳島県だけの山であることを知った。知らないことはまだ多い。ここは、東京に居て徳島に思いを馳せることができる店なのだった。

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いつもの月いち居酒屋ツアーなのだが、都合が付かない方が多く、集まったのは二人だけ。今日は新橋にある「わっつり」という居酒屋にしてみた。新橋には有りがちな、ずいぶんと狭い店。間口は一間強しかない。代わりに奥はかなり長いようだ。そもそも、この雑居ビル自体が幅二間程度なのに4階建て、薄く切った羊羹を立てたような感じである。
店は1階だけでなく地下もあるらしいが、下りるための階段は店の外に付いているので、 店員は出来上がった料理を持ったまま、引き戸を開けてまるで出前のごとく通りへ出て行く。雨の日などはいちいち大変だろう。
この店は、かなり人気店らしい。それが証拠に、後から後から客がやって来るが、予約無しの客は皆、断られている。ここ「わっつり」は、八戸情緒を味わえるのがウリとのこと。「わっつり」とは、八戸弁で「たくさん」とか「思いっ切り」という意味らしい。
ちなみに、いわゆる青森弁というものは無いそうで、青森県は大まかに南部弁、津軽弁、下北弁の3つに分けられ、この南部弁がさらに上北方言、三八方言、八戸方言から成っているというから、意外に複雑だ。昔は地域間で、人の行き来が少なかったことを想像させる。
先ずは生ビール(サントリー プレミアムモルツ 中ジョッキ、430円税別、以下同様)で喉を潤した後、日本酒。陸奥八仙(400円)にしてみる。
突き出しは、タラの切り身まるごと素揚げし、みぞれ和えしたもの。凄いボリューム。これだけで何杯も酒が呑めそうだ。青森味・貝焼き味噌(550円)も酒にぴったり。自家製ポテトサラダ(350円)は、ハムの細切れとあさつきが、ポテトの上に散らしてある。これは斬新。八戸流なのか。味はまあ、見掛け通り。マグロ酒盗&クリームチーズ(480円)は、他の居酒屋でもこの頃ときどき見掛けるスタイル。でも美味い。まだまだ八戸的料理はあるようだが、今日はここまで。次回が楽しみだ。

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ほぼ2年ぶり(前回はこちら)の、通人の酒席「ふくべ」。前回の入店は18時30分頃だったせいもあって、かなり賑わった状態だったが、今回は16時30分の開店直後。余裕の入店。もしかすると一番乗りか、とも思ったが、縄暖簾を潜ってみると、目の前のカウンター席には、既に常連と思しき方々が数名、お銚子を傾けていた。お見逸れしました。
我々はテーブル席のスペースへ。こちらは誰もいない。選り取り見取りだが、ちょっと遠慮がちに二人掛けのテーブル席へ着地。壁には、有名どころの日本酒の札がずらり。昨今の流行りの酒を置いていないところが、むしろ如何にも老舗の居酒屋っぽくて好ましい。当然、最初から日本酒で行こう。この頃、あまり呑むことが無い福岡の銘酒、西の関にしてみた。
お通しは定番のこんぶ佃煮と、何故か茹でたジャガイモ。どちらも(たぶん)何の変哲もないシロモノなのだが、こういう雰囲気の店で喰うと何故だか美味い。あっという間に食べ尽くした。在り来たりのチェーン店で同じものが出て来たら、箸もつけないような気がする。これが古典酒場の貫録というものかも知れない。
他にも何か喰おうと、メニューを暫し眺め、先ずしめ鯖(600円)を注文。酢の加減は程良い。その後、月曜の定番という、焼き油揚げ(500円)をいただく。水菜と白ねぎが乗って、ポン酢つゆが掛かっただけのとてもシンプルな一品だが、これが酒にぴったりくる。もうひとつ、たたみ鰯も頼んだ。醤油だれが掛かったたたみ鰯、ただそれだけだが、これも日本酒以外に合うものは考えられない。
「ふくべ」のつまみは、どれをとってみても、日本酒好きには堪えられないものが出て来る。この店にいると、雰囲気に酔えて、酒に酔えて、つまみにも酔える。今度はいつ来ることが出来るだろうか。その時はやはり、開店直後を狙いたい。

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アユラシが山形から週末帰ってくるという情報をキャッチし、月曜のできるだけ早い時間に会うことにしたが(アユラシは午前中に用事が終わると云うので)、そういう時に限って仕事はすんなり終わらないもの。それでも何とか、午後3時前には会社を出ることができた。
待ち合わせは東京駅「銀の鈴」。昔はそれこそ、その下に待っている人々の中から目当ての人間を探し出すのが一苦労ぐらい、混み合っていたが、昨今は待ち合わせ場所が多様化したせいか、銀の鈴が地下に移動したせいか、探し出すということも無く、直ちに見つけることが出来る。
今夜、東京発の「つばさ」で山形へ戻るとのことなので、近場の店に入ろう、せっかくだから以前入った「ふくべ」に行こうということになったが、ググってみると「ふくべ」は16時30分オープン。ならば、それまで何処かで時間調整しようと、八重洲地下街へ。
ここでどうだろう、となったのは「イタリアンバール オット」。なかなか小洒落た外観。この時間でもビールが呑めるのであれば、なにも文句はない。「オット」はイタリア語で数字の「8」だから、「八重洲」の「八」に掛けているのだろう。ティータイムの様な時間だが、この店はさすが、バールを標榜しているだけあって、何時でもディナーメニューを注文できるとのこと。ここの開店は朝8時。ってことは、朝からビールが呑めるってことかな?
ここのスタンダードビールは、何故かハイネケン。あんまりイタリアでビールのイメージが少ないせいか。ともかく、ハイネケンエクストラコールド生(中640円税別、以下同様)を頼む。ビールだけだと少々さびしいので、本日のアンティパスト盛り合わせ 3種(710円)も注文。メニューを見る限り、それぞれちょっと高めかもしれないが(しかしハウスワインは結構リーズナブルとみた)、これですっかり気分はバール。16時20分頃まで暫し憩い、店を出た。バールで、軽く一杯だけで(しかもたいていは立呑みで)すっと出るのがイタリア的でもある。

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イタリアンバール・オットのHP: こちら
 

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