山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

山手線沿線

月いち居酒屋ツアー。今日は1人欠席で5人の宴。先週の初め、軽いぎっくり腰を患ってしまい、残念ながら山は暫くお休みとならざるを得ない。山に登らないと勿論、「山から下りた」ネタを仕入れることができず、このブログは忽ち干上がってしまう。そこで、さしあたり多少の腰痛は我慢して、なんとか「番外編」で喰いつなごうと云う、姑息な手段に頼るしかないが、平にご容赦願いたい。
今日の店は、神田の「鶴亀」という、神田のオヤジ連御用達の大衆居酒屋。居酒屋にしては中華料理がかなり豊富なので、中華居酒屋と云った方が相応しいかも知れない。店員も須らく中国系の若い女性である。
この「鶴亀」の在る場所は、神田駅北口を出て直ぐ。かつて「小次郎」という、我らが隊長のお気に入り焼きとり屋があった場所の、すぐ向かい側。「小次郎」の場所には、外観の風情そのままに、別の店(名前は失念)が入っていた。
個人的には、久しぶりの「鶴亀」入店となったが、いつのまにかだいぶ小奇麗になった感じがする。もうちょっと昭和感があったような記憶があるが、ホントに改装したのか、気のせいか、記憶が惚けてきたせいか判らない。
いちおう予約を入れたためか、席は2階とのこと。1階しか入ったことが無かったので、2階があるとは知らなかった。階段を上がると、いつものように先行組は、既に良い調子になっていて、焼酎のボトルを並べている。料理も、ソース焼きそば(500円税込、以下同様)、鳥皮煎餅(350円)、焼き鳥盛り合わせ(550円)、焼きビーフン(600円)、肉野菜炒め(450円)が並んでいる。最初から、炭水化物系が多めだな。
今日もやっぱり暑いので、生ビールで追い駆ける。その後は他の者と同様に、焼酎水割り。追加料理は、焼き餃子(600円)、バンバンジー(350円)、ホルモン炒め(450円)、ポテトサラダ(320円)、ネギ玉(450円)、梅キュウ(280円)にした。焼き餃子は、この店にしては随分高めだが、タレなんか不要な程、しっかり味が付いていて、如何にも居酒屋の餃子という感じで美味い。 ポテトサラダはきゅうりとニンジンが入ったスタンダード。これも普通以上に美味い。ネギ玉は、ニラの代わりにネギが入ったもの、と云う感じだが、意外と見掛けない。醤油をかけるべきか、ソースをかけるべきか悩むところだが、どちらも美味かった。ケチャップでも良いかも知れない。
かなり呑んで喰って、5人でしめて10,560円。計算間違いじゃないの?と、つい思う程、格安である。センベロとまではいかないが、蕎麦好きおやじさんが大満足であるのは、云うまでもない。この低成長時代にこそ相応しい居酒屋である。

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買い物があったので、久しぶりに独りで銀座へ出た。ちょっと早過ぎて、店の開店時間はまだだったので、「サンマルクカフェ銀座マロニエ通店」で電子書籍を読みながら時間潰し。時間は9時半頃。こんな時間でもかなり混んでいる。友達と待ち合わせというよりも、本を読みながら、のんびり休日を過ごしているひとり客が多い。外国人も結構多いのは、やはりデパートやブランドショップの開店を待っている感じだ。
やがて買い物を済ませた後、ついでに「好日山荘」で登山用品を物色。あれこれ見たが、さほど物欲が湧いてこないので、手ぶらで店を出る。もう11時過ぎ。せっかくなので何処かでビールでも呑もうかと、少々考えあぐねた末、銀座1丁目の「マロニエゲート」内にある「クラフトビールタップ」に入ることにした。この姉妹店である、ヨドバシAKIBA内の店も先日訪問済み(そのときのレポはこちら)。
「マロニエゲート」は11階と12階がレストランフロアで、「クラフトビールタップ」は11階にある。5階から9階まで東急ハンズが入っているので、ついでにうろうろするが、やはり買いたいものは見つからない。どうもこの頃は、目的を持っていないと購買意欲が働かない。別に余計なものまで買う必要は無いが、目を惹くものが無いのも、馬齢を重ねたことに起因するかと思うとやや切ない。
ともあれ、「クラフトビールタップ」に入店。秋葉原の姉妹店は窓に面していない店だったが、ここはかなり外の眺めが良い。先客はひと組のみ。まだ時間が早いせいだろうが、帰る頃になっても客はせいぜい4組ほど。銀座では、クラフトビールの昼間呑みはそれほど好まれていない様子。というか、呑み助は銀座にはやってこない、ということか。これが上野のガード下や浅草だったらこうはいかない。もうこの時間だったら、賑やか過ぎて、気後れして入れない恐れだってある。銀座は狙い目なのか、それともこの店のネームバリューがいまひとつなのか、良く判らない。
さて、ビールは何にしようかと暫し思案。せっかくだから、樽生クラフトビールの、パイクIPA(1,050円/330ml税込、以下同様)にしてみた。このIPAは、香りも苦味も申し分ない。アメリカのクラフトビールだって、イケてると思う。料理はポロネーゼのシュペツレ(1,000円パン、サラダ、コーヒー付)にしてみた。いわゆるドイツ風パスタ。ビールによく合う。銀座で、気取らない店に入りたいときにはここはお奨め。ディナーにも興味はあるが、やはりこの店は、太陽の日差しが良く似合うような気がする。

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月いち居酒屋ツアー、今回は中華料理の店にしてみた。勿論、ひとくちに中華料理と云っても様々あるが、その中から「客家料理」の店をチョイス。ご存じのように、客家は土地の名前ではなく、民族の名前なので、様々な地域に分散してその土地の料理とも融合しているので、客家料理も実に様々。今回の店「新竹」は、台湾客家料理とのことである。
しばらくクアラルンプール近郊に住んでいたので馴染みがあるが、マレーシアにも客家料理が普及している。むしろ、福建料理なども含め最早、マレーシア料理の一部になっている。日本では聞き慣れないが、きっとマレーシアにも客家人が移住して、独自の進化を遂げたものと思われる。
「新竹」の所在は御徒町(住所は台東区台東)だが、ガード下界隈の賑やかな場所からは少々離れていて、むしろ寂しい雰囲気の路地裏にひっそりとある。店に入ると、いくつかある円形テーブルはほぼ埋まった状態で、繁盛している様子だ。いつものように、小生以外はとっくにビールから紹興酒に切り替わって、もう良い調子になっている。
今回頼んだ料理は、「客家飯」、「豚レバーの冷製」、「新筍蒸し物」、「牛筋肉の煮込み」、「客家豆腐」、「空芯菜のにんにく炒め」、「トマトと玉子炒め」、「台湾高菜と豚バラ醤油煮」を注文。豚レバーは柔らかく、しっかりと味が染み込んでいる。新筍は、穂先でもないのに柔らかで、トウモロコシのような甘みがある。思わず美味い!と云いそうになる。これは珍味と云っても良さそうだ。他の料理も、しっかり味が付いているのが特徴か。
これらのなかで「客家飯」と「台湾高菜と豚バラ醤油煮」は、かなりマレーシアの客家料理に近いものだった。そう云えば、クアラルンプールの中心街にあった客家レストランは、この豚バラ醤油煮を饅頭の生地に挟んで喰うのだが、これが絶品。あ~、無性にマレーシアの経済飯(例えばこんなシロモノ)が喰いたくなった。

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なんとか最終日に「カラヴァッジョ展」を見ることができた。実は前の週の月曜日にも、わざわざ会社をサボって半休にして上野まで行ったのだが、迂闊にも閉館日であることを失念していた。もうこの日曜日を措いて他に無い、と思い、やってきた。念のため、約1時間前の8時20分に着いたのだが、門の前には数えれば10人の列。かなり拍子抜け。
先月の「若冲展」では、この10倍はいただろう。カラヴァッジョの人気度ってそんなものなんだ、とびっくりする。ゴッホやルノアール等の印象派だったら、もうちょっと違うのだろうが、日本ではカラヴァッジョの知名度はそれ以下のようである。ちなみに、カラヴァッジョ大好きな方のブログ(こちら)によれば、一日当たり平均入場者数は4,280人だっととのこと。一方、先日の若冲展では平均約14,300人。
開館時間までタブレットで電子書籍を読みながら待つ。今日は朝から日差しが強く暑いせいか、突然、タブレットのバックライトが温度上昇によりoffとなってしまい、大変見難い状況となった。スマホで続きを読む。ふと、前売り券を買っていなかったことに気が付き、ネットで購入。こういう時に、改めてスマホは便利と感じる。
どんなに暑くても、時間に正確な国立西洋美術館の職員は、きっちり9時30分に開門。ここで初めて列は、前売り券を持っている人とそうでない人とに分かれる。既に持っている人は約半分で、余裕の入館。展示室に入ってもガラガラ。特に世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」の前は誰もいない。真正面から見上げると、とてもインパクトがあり、心ゆくまで堪能できた。
今回の展覧会でやってきたカラバッジョの作品は11点。カラバッジョは意外に寡作で、世界に60数点しかないそうなので、今回はとても大規模、もちろん日本では過去最多だそうである。今回は、フィレンツェのウフィツィ美術館とピッティ美術館、ローマのボルゲーゼ美術館、バチカン美術館で見たことがある作品も来ていたので、懐かしい思いもあった。
さてひと通り見終わったところで、喉が渇いたので何処かに入りたい。ここ、西洋美術館には「Caféすいれん」という店があるのだが、行ってみたかった店を思い出したので、上野の山を下り、御徒町駅前へ向かう。その名は「吉池食堂」。かつて建て替え前の吉池デパートの最上階にあった時に入って以来である。その時は、デパートの大食堂でありながら、一品料理(≒酒の肴)が豊富なせいか、近所の旦那衆やひと仕事終わった肉体労働者達が、酒を呑んで管を巻いていた。その隣ではお子様ランチを喰っているファミリーがいたりして、何でも有りの、カオス的光景だった。
そんなレトロ感満載の食堂が、ビルのリニューアルと共に生まれ変わったと聞いたので行ってみた。開店は午前11時。ほぼ丁度に着いたのだが、入口には大勢の客が入店を待っていた。まさに老若男女、客層は以前とそう変わらない感じ(作業服のままのおっちゃん達はいなかった)。まったく小奇麗になってしまったので、雰囲気は全く変わってしまった。個人的には以前の方が味があって良かったのでちょっぴり残念。
しかし、メニューは、昔通りに和洋中なんでもござれ、実にバリエーションが豊富である。アルコール類も様々あるが、やはりここは生ビール。そして料理はミックスフライ定食にした。これもデパートの大食堂の定番。大満足のランチだった。ここには数えきれないほどのメニューがある。次回が楽しみである。

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アユラシが山形から帰ってくると云うので、池袋で一杯やることになった。我々下山組は、高原山からの帰りだが19時だったらなんとかなる。のんちゃんや和尚も夜の部に参加とのこと。店を何処にしようかとあれこれ考えたが、安くて美味くて評判の「ずぼら」へ行ってみることにした。
東口のサンシャイン通りから、ちょっと南側へ逸れたところに「美久仁小路」という路地がある。ひと昔前まではかなり胡散臭い昭和酒場街の風情で、常連オヤジでないと入り辛い雰囲気を醸していたが、今回行ってみると小路の入口に立派なアーチが出来ていて、路の石畳もこざっぱりしている。随分おしゃれな感じになっていた。これならば池袋ギャルだって入って来そうだ。
「ずぼら」はこの小路の東側入口にあった。それも一軒だけでなく、小路の反対側にもある。しかし、どちらも建て坪は随分狭い。カウンター席はせいぜい8人くらいが限界だろうか、隣の客と肩を振れ合わせながら呑むような感じだ。
店の人に、予約している旨告げると、階段を上がれと云われ、3階へ。靴を脱いで座敷に上がると、4人掛けのテーブルが2つと、2人掛けのテーブルが1つ。こじんまりした部屋だ。先客の若者3人が一つのテーブルについている。簾が下がった窓は2方向あり、時折、爽やかな風も吹き抜ける。下の小路から、新内流しの三味線の音色でも聞こえてきそうだ。さして広い部屋ではないが、その狭さ加減も含め、なんとも居心地が良い。
のんちゃんは既に到着済み、アユラシも程なくやってきたが、(GPSを持たない)和尚からは「迷った」という連絡。確かに目印がある訳でもないので、この小路を見付けるのは少々難しいか。それでも、それほど待つこともなく到着し、乾杯。さて料理。注文したのは、うどの酢味噌和え、ハムカツ、ポテトサラダ、刺身盛り合わせ、ちくわ天麩羅、豚肉生姜焼き、小鯵の南蛮漬け、焼き餃子、ごぼうかき揚げ、キャベツ塩こぶ和え。それぞれ300円から600円くらいで、どれも在り来たりだけれど、文句なく美味いのでCPも十分と感じた。評判通りだ。随分頼んだが、まだ味わってないメニューが山ほどある。これからも楽しみ。
是非今度、ここで宴会をやりたい。3階には10人ぐらい入るので、ここを貸し切るのがベスト。窓を開けて、外の風が入って来ても良い季節が良さそうだ。

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月いちの居酒屋ツアー。今回は、肉好きの方のご希望にお応えするため、秋葉原にある「肉アバンギャルド」と云う肉バルに入ろうかと企んでいたのだが、残念ながら予約で既に満席とのこと(この時点で、小生はまだ電車の中で、店には到着していなかった)。やっぱりと云うか、予約無しでこの手の店に入るのは難しい。昨今「熟成肉」で火が付いた、「肉バル」人気は止まることを知らないようだ。
それでは仕方が無い、その代わりに、蕎麦好きおやじさんが選んだのは「金子屋」という居酒屋。やきとんがメインなので、ここだって昔ながらの「和式肉バル」と云えなくもない。同じく総武線の高架下近くにある店。如何にも典型的なやきとん屋という感じで、外見よりも中身で勝負だとアピールしている。
小生を除く先行組5名は、すでにもりもり喰っている。聞けば、生ビールは19時までだったら200円とのこと、そりゃいい。ならば、生ビールで追撃開始。しかし、先行組はハイボールやチュウハイで、だいぶ周回遅れ状態。やきものは既に粗方注文済みの様なので、ポテトサラダを追加注文。ほどなく、注文済みの豚バラとハラミ、到着。どちらもけっこう大ぶり。これで90円はCPが良い。
次に、ハムカツ2皿分、到着。ハムの厚さはこんなものかも知れないが、このCPもまずまずだろう。その後、シロ、鶏唐揚げ、ポテトサラダが雪崩を打って到着。シロも大ぶりだが、ちょっと弾力が有り過ぎでやや残念な感じ。逆に云えば、これをもぐもぐ噛んでいるだけで結構、ビールが進む。鳥唐揚げとポテトサラダは、特段のインパクト無しだが、合格点はあげられる。
さてビールも無くなったし、次にホッピーにするか。メニューを見ると「全ドリンクホッピースタイル」と書いてある。何のことか一瞬判らないが、これはチューハイもハイボールも、全て「ナカ」と「ソト」を別々に頼めると云うこと。割り加減はお好みでどうぞ、という訳。考えてみれば、何故、ホッピーだけがそのスタイルだったのか、何故、他は店員任せだったのか。この店、なかなか合理的だ。
結構呑んで喰って、ひとり2,600円は、蕎麦好きおやじさんならずとも、合格点をあげていいと思う。

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「肉の大山」で少々腹を満たした後は、やっぱり蕎麦で締めくくることにして、さて何処にしようか。「上野藪」は目の前だが、できれば入ったことが無い店にしてみたい。そこで、予てより気になっていた「蓮玉庵」へ行ってみることにした。
安政六年創業。桜田門外の変が安政七年だそうだから、それよりも古いことになる。日本刀を手挟んだ武士が跋扈していた時代からやっていた、と聞くだけでなにやら畏れ多い。逆に、武家の時代が、そんなに昔ではないような気もして来る。明治の文豪、森鴎外や斉藤茂吉も贔屓にしていたとのこと。斉藤茂吉は「蓮玉庵」の実名を入れて詠んだ短歌もあるそうだから、相当な入れ込みである。福山雅治がロハで「蓮玉庵」のテーマソングを作ったようなものである(ちょっと違うか)。坪内逍遥や樋口一葉も、作品の中で描写しているそうだが、どちらも確認できそうに無い(旧かな遣いの文章は、かなり抵抗があるし・・・)。
外観はなかなか渋いが、なかに入ると意外にモダン。丁度、テーブル席が埋まったところのようで、少々お待ち下さいと、姉御肌の女性店員が仰る。すると偶々、もう帰ると立ち上がった客が居て、すんなりと座れた。客はほぼ全て、夫婦かカップルである。たしかに場末居酒屋大好きオヤジ連や、姦しおばさん同志では何だかしっくりこない。みなさん殆ど酒なんか呑まずに、蕎麦を手繰っているだけだ。
こっちはそんな気、毛頭にない。メニューを見ると、板わさや焼き海苔、つくね、玉子焼きなど、ほぼ蕎麦屋定番の一品料理が並んでいる。でも、そのうち、つくねと玉子焼は5時からとなっていて、ランチ時には頼めない。ふーむ、他に無いものかとあたりを見回すと、「鴨の薫製」の貼り紙。では、それを頂こう。さっき、「肉の大山」で揚げものを喰ったので、これ以上頼むと蕎麦が喰えなくなる。ビールもやめて、最初から冷酒。「菊水の辛口」をちびちび呑む。
そうこうしているうちに、せいろそばがやってくる。手繰ってみると、コシと云うよりも弾力を感じる。つるつるっと直ぐに無くなってしまった。蕎麦湯は、やかんに入って出てきた。やけに年季が入っている。モダンな店内で、そこだけがこの店の歴史を語っているような気がした。

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なんと・・・、池之端藪蕎麦が閉店してしまった・・・。大ショック。

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東京都美術館を出たら、真っ直ぐ蕎麦屋に行こうかと思ったが、時計を見るとまだ開店時間には早い。なので、その前にちょっと寄り道していこうかと、上野ガード下へ行ってみる。午前中から大賑わいのアメ横を抜ければ、ガード下の呑み屋街も相変わらず呑んべえだらけ。GW真っ只中だというのに、旅行に行かず呑み歩きか。それとも地方や海外から観光で、呑み屋街に来たのか。
どこも満席状態のようで、なかなか入り難い。「肉の大山」だったら、入れるかもしれないと覗いてみると、外で立喰い立呑みは既にOKだが、店内は11時開店がもうすぐ。10人余が行列を作っているが、その後ろに並ぶことにした。今日は、並ぶことが運命付けられている日かも知れない。我々は10組目。
程なく開店したが、何故か、8組だけ入れたら、後はお待ち下さい、と。以前、開店時に来たことが無かったので少々びっくり、マゴマゴする。店員が少なくて捌ききれないのだろうか。暫し待った後、2回目で目出度く入店となる。店内はまだまだ空いているテーブルがある。先発組は、呑み喰いが始まっている状態。我々の後、3回目の入場組が入ったところで、テーブルはほぼ埋まった。
ここのウリはメンチカツであるが、一番安価な「やみつきメンチ」(130円税別、以下同様)から「特製メンチ」(200円)、「匠の和牛メンチ」(400円)までと、和牛肉の添加量に応じて3種類もある。我々は特製メンチを、ビールと共に注文。併せて、盛り合わせランチプレート(900円)も注文した。
二人で、これだけ頼めばほぼ十分。ライスはいらないと店員に云う。程なく出てきた特製メンチはジューシー。これで200円はお得だと思う。続いて盛り合わせランチプレートも出てきた。これもボリュームは申し分ない。味も、さすがに肉屋がやっているだけあって文句無し。できればワインも頼みたいところだったが、このままだと蕎麦まで辿り着けそうにない。程々にして切り上げる。
ところでこの店、ランチ時に、何が頼めて、何が頼めないのかが、いまいち判り辛い。常連と思しき連中は、ランチメニューには無い料理を注文しているようだ。それに、偶々かも知れないが、隣りのテーブルでは、頼んだビールがぬるい、とクレームしている。この店のホスピタリティはもう一つのようである。

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肉の大山のHP: こちら

また上野公園にやってきた。今日の目当ては、泣く子も黙る「若冲展」である。午前9時30分開場なのだが、いちおう念のためと云うか、混雑を予想して、8時30分にやってきた。上野駅から西洋美術館の前を通り過ぎる。こちらでは「カラバッジオ展」をやっている筈なのだが、誰も並んでいない。カラバッジオって、その程度? 「法悦のマグダラのマリア」だけでも、若冲なんか、ぶっ飛ぶくらいじゃないの? 思わず、こっちにしようか、とよろめきそうだったが、既に「若冲展」のチケットは購入済み。初心貫徹である。
東京都美術館に近付くにつれ、群衆が見えてくる。先日の「ボッティチェリ展」よりも明らかに多い。ボッティチェリも形無しである。ともあれ、覚悟するしかない。さっそく並んでいると、我々のうしろに列がみるみる延びていく。早く来て正解だ。チケットを買う人の列もできているが、買った後にまたこちらの列に並ばなくてはならないかと思うと、気絶しそうである。
1時間は我慢、と覚悟していたが、9時15分くらいから列が動き始めた。扉が開いたようだ。美術館側の配慮によるものだろう。目出度く入場し、ひと通り見終わった後、前回同様、2階のM Caféに入る。既に開店しているが、先客は誰もいない。店員が手持無沙汰にしていた。テーブル席につき、さっそくビールを注文。窓の外を眺めると、入場を待つ人の列は益々延びているようである。列が動いていないところをみると、入場を制限しているのかも知れない。たしかに、展示スペースでは皆、絵に齧りついてなかなか動こうとしない。滞在時間が自然と延びているのだろう。
それにしても、こんなに並んだのは、2005年の北斎展(於:国立博物館)以来だと思う。でも後日、聞くところによれば、我々はまだまだ幸運の部類。会期末に近付くにつれ、入場待ちの行列はどんどん延び続け、最大でなんと320分待ちになったそうな。クレイジーな「若冲」人気というか、流行りに敏感な日本人気質というか、全く凄まじい。この狂乱に関する分析はこちらに詳しい(勝手にリンクさせて頂いたが、とても多角的な分析である)。ちなみに、最終日は意外に空いていたそうである(それでも120分待ち)。あまりのメディア報道に皆、恐れをなしたのだろう。
日本人は統計的に見ても、世界一展覧会好き、だそうである。云うなれば、我慢強く並ぶことに長けているということだ。そんな日本においても、この若冲狂騒劇は暫く、語り草になるだろう。

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秋葉原の「Meat Winery」でたらふく食ったのだが、そのせいか少々呑みの方が足りない感じ。そこで上野まで行って、何処かに寄ることにした。ガード下界隈ならば、何時だってやっている店がある。聞くところによれば、朝7時から開いている呑み屋があるそうだ。呑んべえには天国の様な処だ。
午後4時。行ってみると、いるわいるわ、呑んべえだらけ。日が傾き出したとは云え、まだまだ明るい呑み屋街は、呑んべえ達で溢れ返っている。老若男女が外まで溢れている店もある。気後れしたせいか、なかなか入れそうな店が見つからない。ならば、立ち呑みだったら何とかなるだろうと、目の前にあった「たきおか」に入ってみる。すると元気のいい兄さんが、丁度、特等席が空いたよ!とカウンターを指差す。
「たきおか」は、4号店(?)以来、ほぼ1年ぶり(前回はこちら)。その4号店(?)があった場所は、もう違う店になっていた。入れ替わりが激しい。
今回の「たきおか」は1号店(本店)である。それにしても、(自分のことは棚に上げるが)こいつら他にやることないのかね、と思う程、店内は呑んべえでぎっしり。この店、平米当たりの単価、高いだろうな、などとどうでもいいことも考えてしまう。
立呑みは普通、ひとりかふたり連れぐらいの客が多いと思っていたが、盛り上がっている様子から察するに、結構大人数でも来ているようだ。もしかすると、袖摺り合うも多少の縁とばかり、呑み友達が発展しているのかも知れぬ。外国人も、異文化コミュニケーションに参加中。皆さん、声がでかい。奇声を上げている奴までいて、なかなか騒々しい。「いづみや」で黙々と呑んで喰って、さっと帰っていくひとり客を見習ってほしいものである。
こちらは、そんな喧騒を眺めつつ、生ビール(410円税込、以下同様)をやる。つまみは、さっきまで肉まみれだったので、あっさりと空豆(160円)と竹の子煮(190円)にする。この店は、生ビールも安いがつまみも安い。流石は立ち呑みである。やはり、こんな店はうだうだと長居してはいけない。我々も、ビールの後、ハイボールを一杯呑んでさくっと帰った。

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秋葉原に、美味い肉バルがあると聞きつけた人に誘われ、男三人でGW最中に行ってみることにした。せっかくの休日なので、真昼間からやろう、という企画である。この頃、誰が焚き付けたのか知らないが、「肉バル」とか「熟成肉」と云う言葉を良く目にするようになった。
「肉バル」とは、なかなか面白いネーミングだと思う。「ステーキハウス」などと云うと少々堅苦しい雰囲気だが、「肉バル」だと何となくカジュアルな感じで、「肉は酒の肴」的なニュアンスもある。敷居が低く感じるのが狙い目なのではなかろうか。「熟成肉」も一つのブーム。元々はビーフステーキ大国、アメリカからやってきた技術らしい。向こうでは「ドライエージングビーフ」と呼ぶらしい。別に規格やランク付けがある訳でもないようなので、これからの整備が待たれる。
休日の秋葉原に来ることはこの頃無かったが、駅前はかなりの人ごみだ。老若男女、様々な人がやってくる。もちろん、外国人の多さも目立つ。東京観光でエキサイティングさを求めるならば、秋葉原は良い選択かも知れない。電気店、アニメキャラクター店、メイドカフェが渾然一体となった街は、世界を見ても珍しいだろう。目当ての「肉バル」はそんな街の真っ只中にあった。
雑居ビルの6階が目的地。その1階から3階にはソフマップが入っている。主にゲーム機やゲームソフト、フィギュア、ガンプラなどの新品、中古品を売っているところ。まあ、先ず入ることは無い世界。そんな店の入口でエレベータを待っていると、明らかにメイドカフェの店員然とした女の子もエレベータに乗ろうとしていた。どうやら制服で出勤のようである。
一緒に乗り込むと、「何階ですか?」と如才なく聞いてくる。その子は4階のボタンを押す。暫し無言。4階でドアが開くと突然、大音声が飛び込んでくる。エレベータの目の前にはソファが並んでいて、わさわさ女の子達が居る。男性客もいる。店内はピンク一色。メイドカフェって、真昼間からこんなにノリノリなんだ、とあっけにとられる。
ドアが閉まって静かになり、6階でドアが開くとジャズの調べ。まだメイドカフェのインパクトから解放されていないが、ともかく「Meat Winery」と云う肉バルに到着。店内には若い男性が多く、黙々と肉を喰っている。さっそく我々も生ビール(550円税別、以下同様)を呷ったら肉を注文しよう。色々コースもあるが、アラカルトで楽しむことにする。ハラミステーキ200g(1,500円)、完熟牛ロースステーキ200g(2,980円)、ランプステーキ150g(1,000円)、ラムチョップのオーブン焼き300g(1,500円)を注文。肉以外にはアボカドとオリーブのタルタル(500円)、具だくさんメリメロサラダ(720円)と、やっぱりポテサラ(480円)も注文。突き出し(?)でオニオンスープが付いてくる。これがなかなか美味い。ワインは、トキ・アンディーノ・カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ2015(2,700円)と、シンフォニア・テンプラニーリョ・ボデガス・アバニコ2014(3,000円)。どちらもまずまずのコスパか。
肉は、熟成によって旨味が増しているのかどうかは、いまひとつ判らないが、柔らかいのは間違いない。特にハラミステーキはかなりイケる。また来てみたい気持ちもあるが、あのメイドカフェの喧噪を通り抜けねばならないと思うと、やや憂鬱である。

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用事があったので午後は半休にして、秋葉原でひとり昼食。ヨドバシカメラ・アキバ店のレストラン街に行ってみる。このアキバ店は昨今の外国人観光客ブームの以前から、外国人客が多かったが、今では7階のレストラン街も、外国人にほぼ占拠されている状態。そのため、客の入りが最も少ない店にしようと思い、端から端まで物色。
その結果が「クラフトビールタップ」だった。まあ、ビールがウリの店なので、平日の昼間が空いていても、何の不思議もないが、小生にとっては願ったり叶ったりである。入ると、かなり広めな店内に客は二組、三人のみ。うち、二人組は欧米系。さすがビールを呑む姿が、様になっている。ひとり連れ日本人は、ビールは呑まず、パスタを喰いながらスマホに夢中。
ここのヨドバシカメラは、つくばエクスプレスの駅に直結していることもあり、電気品以外にも本屋があるので、個人的には重宝している店である。食事をすることも時々あるが、この「クラフトビールタップ」は知らなかった。最近、できたのだろう。
部屋の隅っこにテーブルを陣取り、さて何を頼もうか。メニューをざっと眺め、先ずビールは、ブルッグス・ゾット・ダベル(S750円)を注文。典型的なベルギービールの感じで、苦味はやや足りないものの、複雑なフルーティさがある。
では喰い物は何がいいか。ハンバーガーもタコライス(だったか?)も今日はノーサンキューな感じなので、パスタにした。春キャベツとサーモンのスパゲティにしてみた。ガンガンに、にんにくが利いているので、オフじゃないと傍迷惑なシロモノ。年休で良かった。
メニューを見ると、フィッシュアンドチップスやポークスペアリブがイチオシだそうだ。ビールのラインナップを見るとドイツやベルギー産が多いが、料理となるとイギリス風になってしまうようだ。それでも、生ハムやソーセージなどもあるので、それなりには楽しめそう。次回は完全オフの時に来ることとしよう。

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クラフトビールタップのHP:  こちら

オヤジ6人衆による月いち居酒屋ツアー。場所は相変わらず新橋なのだが、それでも偶にはオヤジの溜まり場的な店ではなく、多少洒落た処にしてみようかと思い、しばしネット検索。なにかとこの頃「魚金」ばかりヒットするが、とりあえずパス。やがて、ここはどうかな、と目に止まったのは「IZAKAYAハーリー」という店。なんとなく沖縄料理を思わせるネーミングだが(たしかに沖縄風の料理もあるが)、どうやら洋風居酒屋のようである。呑み放題のコースもあるようだが、とりあえず席だけを予約した。
さて当日。勝手知ったる新橋三丁目界隈の店なのだが、Google Mapを見ながら、路地を歩きつつ見回しても、それらしき店が見当たらない。行きつ戻りつして、ようやく「ハーリー」と書かれた小さな白い看板に目が止まった。建物に入ると階段が工事中。そのせいで看板が良く判らなかったようだ。
店の扉を開けると、下北沢辺りにありそうな雰囲気の店(ごく個人的な感想)。カウンター席の奥がオープンキッチンと云う感じで、テーブル席もなかなかシックで大人の雰囲気。全体的に照明が抑えめで、モノトーンな陰影がなかなか良い。オヤジ6人が集まると、少々場違いな感じがしないでもない。でもそんなのは、呑み始めたら気にならない筈だ。
今夜は珍しく一番乗り。いつも出遅れてばかりいるので、今日ぐらいは先行してしまおうと、ひとり生ビールを注文。ついでになにか肴も喰ってしまおうと、メニューを眺め、やっぱりポテサラを注文。ぐいっとビールを呷ったところで、ポテサラが到着。クラッカー4枚に囲まれた真ん中に、まん丸で微かにきつね色のポテサラが鎮座し、その上に燻製ゆで卵が乗っかっていて、粉チーズが掛かっている。鏡餅を彷彿させる。卵を割ると、黄身が流れ出す。さっそく口に入れると、ポテサラの味が少々変わっているようだが、何が入っているのか、良く判らない。ニンジンやきゅうりのような野菜類は一切なし。ツナだろうか、アーティーチョークだろうか。でも、美味い。なかなか、やるなあ。
そうこうしているうちに他のメンバーもドヤドヤと現れ、ポテサラに含まれる食材がなんだか判らないうちに、皆に喰い尽されてしまった。今度はじっくりポテサラに向き合ってみたい。

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「炉ばた武蔵」を出た後、まだ時間も早いので、もう一軒行こう、とまた烏森神社界隈の路地裏をうろうろ。どの店も丁度、客の入れ替わり時だが、上手く入れるかはタイミング次第。いくつか覗いてダメだったので、そのついでにダメもとで「大露路」を覗いてみると、まさに先客が店を出る瞬間に巡り会うことができた。暖簾を手繰って中を覗けば、店の人間ではなく、常連と思しきその先客と目があったとたん、その方がおいでおいでと手招き、入店が叶った次第である。
ここは常に人気があって、入るのが本当に難しいという点で、新橋の居酒屋を代表する店。もし入ることが出来たらば「今日はついている!」と本気で思える店である。美味くて安くて狭いという、3つの要素を兼ね備えているので、慢性的に混んでいるのは仕方が無いのだ。
ここは、基本的につまみは全て300円である。さっきの「炉ばた武蔵」も基本は300円だったが、例外も結構あった。しかしこの店は例外は(たぶん)無い。料理メニューは壁に貼られた短冊だが、いくらとは書かれていない。飲み物も、ビール以外は全て300円である(生ビールは450円)。
先ずは再び生ビールで喉を潤し、そのあとは日本酒。つまみはここの名物、ポテトサラダとハムカツを注文。どちらもこれで300円!と思わず感動してしまう。ポテトサラダは、昔懐かしい商店街の肉屋の味。ハムカツは他で例を見ないぶ厚さである。
それにしても、こんな安い店ばかり連れて行くと、ケチな叔父さんということになってしまうので、この次はもうちょっと良い店にするか。

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今宵もオヤジ達の聖地、新橋で一杯やることになった。今回は、西新橋に住んでいる甥とSL広場で待ち合わせ。偶々、古本市を開催中で、いつもより人出が多いし、待ち人を見付け難い。いつもながらオヤジ達が多いが、時節柄か、若者達の集まりや、女子連も結構いる。
上手く会えたら、さて何処へいくか。二人だけなので、何処か入れるだろうと特に予約は入れていない。何故か、甥は新橋で呑むことが無いと云うので、如何にも新橋らしい店に行ってみることにした。いくつか候補はあるが、ここは小生が新入社員の頃から通っていた「炉ばた武蔵」を覗くことに。この店は新橋に2軒あるが、どちらかと云えば烏森口にある店の方が、昔から行く機会が多かったように思う。
以前より贔屓にしていた「均一軒」は、いつのまにか廃業していた。店主はそんなに歳では無かったように思ったが、身体でも悪くしたのだろうか。カウンターだけのこじんまりした店で、鯵のたたきが特に美味かった。もう、あれを喰うことが無いかと思うと、非常に残念である。
「武蔵」の暖簾を潜ると、上手い具合にカウンター席が空いていた。この店は、その名の通り炉端焼きがウリの店である。コノ字型のカウンター席の真ん中に炉端焼きの食材が並べられ、その奥に店員が正座して焼いている。食材や焼き台が無ければ、落語の一席でも始まりそうな姿である。
焼き上がったものは、皿に盛られた後、カヌーのオールの様な長いしゃもじに載せて、客の目の前に差し出され、受け取るスタイルである。カウンター席以外にテーブル席もあるが、この店はやはりカウンターじゃないと雰囲気が出ない。これぞ大衆酒場の原風景だと思う。 
主だった料理はだいたい300円(税込)なので、ちから一杯呑んで喰っても大した勘定にはならない。ここだったら何回だって奢ってあげられる、懐にとても優しい店である。

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「すすむ」を出た後、案の定、ちょっと喰い足りない、このままじゃ帰れない、と云う意見が大勢を占めたので、はしごすることになった。予め、そんな状況を想定していて、2軒目の候補を2、3考えていたのだったが、何処も満席だったので、ならばと久しぶりに「大越」を覗いてみることにした。
入口から見た限り満席のようだったが、店員に「6人なんだけど・・・」と告げると、少々待たされたものの「どうぞ」と案内される。連れて行かれたのは、下の写真に示す場所。
少なくとも、この写真を見た範囲では、「ここも大越?」と思っても不思議はない。実はここ、2階なのである。たしかに以前から、奥に階段があることは知っていたし、その階段を上り下りする客がいたことも気が付いていたが、2階がどうなっているのかは知る由も無かった。
だいいち、この店はガード下である。そんなスペースなんてあるのか、と半信半疑だった。そのイメージは確かに正しかった。ご覧の様に、2階の部屋へ入るための通路は相当低く、子供でないと立ったままでは通り抜けられない。部屋に入っても、ガード下のレンガ造りのアーチそのままの曲線が、天井に反映されていて、アーチの真ん中から外れると直立は出来ない。座った状態からうっかりそのまま立ち上がると、天井に頭をぶつけることになる(実際、ぶつけてよろめいた)。従って、酔っ払いにはとてもアブナイスペースである。
ともあれ、居場所を決めたらオーダー。皆、思い思いの飲み物(小生はホッピー黒セット)で乾杯。は~、2階席とはいえ、やっぱり落ち着くね。これぞThe 居酒屋。さて、喰い足りなかったのを取り戻すため、料理を注文。トラふぐ皮ポンズ、手羽餃子、ポテトサラダ、肉豆腐、野菜炒め。この店は、どれを喰っても外れは無い。皆、十分満足して「大越」を後にしたのは云うまでも無い。

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第一水曜日は月いち居酒屋ツアー。今宵は、神田の「すすむ」にしてみた。いわゆる謎の激安居酒屋グループの店。激安と云っても、生ビールとハイボールとチューハイが220円と安い(あれっ、200円だった筈では・・・?)他は、料理などは普通の価格設定。個人的には、酔えさえすればハッピー、という呑み方には賛成しかねるが、とりあえず入ってみて確かめねば落ち着かないので、今回プランしてみた次第である。早いとこ、激安居酒屋グループを完全制覇して、もう確認に行く必要が無い状態にしたい。
店は神田駅の東側の、随分と細い路地を入った奥なので、大層判り難い。地図が読めない女性では、辿り着くことはできないだろう。店の外観は、一見、高級料亭風である。これも謎の激安居酒屋グループの特徴と云えるかも知れない。一旦中へ入れば、シロウトの日曜大工の如く、粗雑な内装(含、頭上に据え付けられた荷物用の棚)であるところも共通である。
18時30分到着。小生以外はすでに一杯やっているが、酒に比べて割高なつまみを、どう注文すべきかで喧々諤々議論中であった。こちらもキャッチアップすべく、生ビールだけでなく料理も注文。結果、注文した酒と料理は、

・生ビール(220円×8、税込、以下同様)・・・この店のウリ。とても安い。
・ハイボール(220円)・・・同上
・チューハイ(220円)・・・同上
・いいちこボトル(2,100円)・・・まずまずの価格設定。
・お湯(430円×6)・・・いくら呑み放題とは云え、白湯で430円は高くないか?
・豚バラ七味セット(530円)・・・味も価格も、まあ普通。
・細巻き3本セット(590円×2)・・・定番だが、寿司屋ならばともかく、居酒屋としてはちょっと高い感じ。
・手羽中スパイシー揚げ(390円)・・・少々、貧弱。
・ホルモン鉄板焼き(640円)・・・普通に美味い。
・もつ煮(440円)・・・普通に美味い。

しめて10,210円(≒1,700円/ひとり) 。蕎麦好きオヤジさんがブレーキを踏み続けた成果である。これで済めば肝臓にも懐にも優しいのだが、そうは簡単に問屋は卸さないのである。

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アユラシが「新宿まで来ない?」と云うので、奥多摩駅からそのまま中央線で新宿へ移動。雨はすっかり本降りになっている。店はアユラシにお任せ。入った店は「てけてけ」と云う、博多テイストの居酒屋。以前、茅場町の店に入ったことがある(そのときの投稿はこちら)。「てけてけ」は新宿西口だけでも3店舗あり、今回の店は新宿総本店であった。
靴を脱いで店に入る。茅場町の店はさすがにほぼ100%さらりーまんだったが、こちら新宿店はやはり学生が多い感じ。鶏肉がウリの店。焼き鶏を突きながらちびちび呑む、と云うよりはぱくぱく食べてぐびぐび呑む感じの店。従って、飲み物はやはり炭酸系。ホッピー黒セット(422円/税込、以下同様)を頼む。ナカは216円とまずまず値段。その後はバーボンハイボール。
料理は、自家製鶏ハム(378円)、自家製ポテトサラダ(422円)、名物鉄板鶏餃子(519円)、秘伝の手羽揚げ白こしょう(368円/3個)、秘伝のにんにく醤油ダレ焼き鶏(86円/本)と鶏尽くし。鶏ハムとは珍しいが、味自体は特別ではない。ポテトサラダもごく普通。
ここはやっぱり焼き鶏か鶏餃子が美味いと感じた。特に、秘伝のにんにく醤油ダレがなかなかである。昨今の新興居酒屋チェーンは何かしらの特色を前面に打ち出したものが多いが、ここは鶏肉に特化した店ということだろうか。確かにバリエーションが豊富である。それにしても、どの辺りが博多風なのかはいまいち判らない。次回来る時は、やはり水炊きを試さねばなるまい。

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上野の山に「韻松亭」と云う料亭があり、桜の頃には大変な賑わいになるという話は、予てより良く耳にしていた。カミさんも2度ほど入ったことがあるらしい。なにしろ一等地だ。どうしてこの「韻松亭」が、土地を所有していた筈の寛永寺から入手できた(借りた?)のか判らないが、つい何かしらのドラマを感じてしまうのは気のせいか。奥にある「上野精養軒」と同様、ここは浮世の喧噪から隔絶した場所である。
東京都美術館に近いので、いい機会だから入ってみようと、11時開店の10分程前にやってきたのだが、すでに何組かが店の入口で屯していた。当然、予約も入っているだろうが、何とか入れそうだ。順番に、受付の店員へ名前を告げたら、少々時間が出来たので直ぐ傍の「上野大仏」を参拝。お顔だけが鎮座していて、首から下は旧日本軍に接収されてしまった(即ち、鉄砲の弾になってしまった)とのこと。そのおかげか、(もう)落ちない、という語呂合わせで合格祈願の仏になっている。沢山の絵馬が奉納されていた。
「韻松亭」に戻ると、まだ11時前なのに既に開店したようで、案内の店員しかいない。その案内係が曰く、今日は混んでいるので席は1時間だけでお願いしますとのこと。こんな寒空でも1時間制なのだ。花見シーズンの頃の混雑ぶりは、想像するに難くない。
靴を脱いで階段を上がり通されたところは、テーブルが4卓ある比較的大きな部屋。不忍池を見下ろすような位置にあり、大きな窓からは、見頃となった紅梅と、まだ一分咲きの白梅、その左手にはひときわ大きな桜の木が見える。真下に五条天神社の屋根。多少木々が茂って煩いが、佳景と云っていいだろう。それが証拠に、我々も含め、この部屋に入って来る客は、先ず窓に齧り付き、写真を撮りまくることになる。都合、この部屋には4組11人がやってきたが、うち男は小生を含め2人。
ランチは、コースか弁当。量的には弁当で十分だと思い、茶壷三段弁当(1,680円税込、以下同様)と花籠膳・雪(2,000円)を注文。先ず、生ビール。そして、やっぱり和風弁当には日本酒だろう。千駒を注文すると、片口に注がれて出てきた。なかなか骨太な味わいである。そうこうしているうちに、弁当。将に色とりどり、女性ゴコロの擽り方をご存じの様だ。
廊下が騒々しいと思っていると、着物姿の女性団体がどやどややってきた。トイレに行ったついでに覗いてみると、隣りの部屋には30人ほどの妙齢からお局さままでの着物姿がぞろり。いま将に、乾杯の音頭をお師匠さん(?)が取っているところ。思わず立ち止まってしまいそうになるほど実に壮観だが、世の男性諸氏は知ってますかね、巷の女子連はこんないい店で、こんないい料理を喰って、管を巻いているのですよ。 

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「ボッティチェリ展(当日券1,600円)」をやっていると云うので行ってみた。ボッティチェリと云えば、先ず思い浮かぶのは「ラ・プリマベーラ」か「ヴィーナスの誕生」だが、今回は「東方三博士の礼拝」や「書物の聖母」が見どころとのこと。「東方三博士の礼拝」は以前見たような気がするが、「書物の聖母」はたぶん初めて。いったい、「東方三博士(または三賢人)」は、「聖母」と同様、様々な画家が絵画のモチーフに使っているが、いま一つ判らない。新約聖書に、イエスの誕生時にやってきて拝んだとされる人たち、と書かれているそうだが、だから何なの?それで?と思わず聞いてみたくなる。例えば、中国、インド、ペルシャからやってきた賢人が、キリストの誕生を祝うことにより、キリスト教が世界宗教として約束された、とでも云いたかったのだろうか。幸か不幸か、その三つの国では普及しなかったけれど。
そんなことはさておき、9時30分開場の20分前に東京都美術館前へ行ってみると、すでに20人ぐらいが列を作っていた。今日は日当たりが良いので耐えられるが、曇天で風がぴゅーぴゅー吹いていたら厳しい時間。やがて建物の中へ通されると、並んでいた人々が全て「ボッティチェリ展」ではなく、相当の人数が同時開催の「盆栽展」のコーナーへ流れて行った。外国人もかなりいる。「ボッティチェリ」並みに「盆栽」の人気が高いようで、時代は変わったと感じ入った。
(立ったままじっと絵画を見ていると、どうも腰が疲れてくるので)てきぱきと絵画を鑑賞した後、何処かでお茶(含、ビール)をしようと上に上がると、2階にはレストランがあったが11時から開店とのこと。ならばと云うことで、M Café(エム・カフェ)に入ってみた。シンプルなカフェだが、2方向がガラス張りになっていて開放的。ビールをちびちび呑みつつ窓の外を見ると、客が引切り無しにぞろぞろとやってくる。やはり早くやってきたのは正解だ。 
さて、そろそろランチのことを考えなくてはならない。あーだこーだと相談するにはCaféが丁度良い。

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