山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

山手線沿線

職場の4人ワイン会。場所は「汐留シティセンター」の2階にある「Wine&Bistro barchetta」というワインバー。ワイン(特にドイツワイン)に造詣が深い方が店を選んでくれた。ここ「汐留シティセンター」には、全体で40軒ぐらいの飲食店があるようで、低層階だけでなく41階、42階にも店があるらしい(そんなところには入ったことどころか、上がったことも無いけど)。
2階に行ってみてウロウロしてみると、それらしき店が見当たらない。フロアマップを見てもそんな名前の店は無い。フロアを間違えたのかと、3階から地下2階まで上下してフロアマップを見たが無い。進退窮まって、店に電話をすると、店員曰く「麺屋武一の隣です」と。
半信半疑で行ってみると、確かに「Wine&Bistro barchetta」があった。何故か「麺屋武一(ラーメン)」、「罪なたらすぱ(パスタ)」、「barchetta(ビストロ)」の3軒が同じ区画に同居するようなことになっていて、フロアマップには「麺屋武一」だけが代表として(?)書かれていると知る。これでは初めての者には場所が判り難い筈だ。やれやれ。でも一度理解すればもう間違えることは無いだろう。
開店と同時に4人揃って入店、客は我々だけだった。その後も、我々が帰るまで他の客はやって来なかった。大丈夫か、この店!? それはともかく、店内は小じんまりとしていて基本、テーブル席だが、奥に個室もあるようだ。
この店は、60分1,200円でワイン30種類呑み放題のシステム。延長は30分ずつ600円追加と良心的である。棚に並んだワインは、恐らくはだいたい店頭販売で2,000円以下のシロモノだと思うが、初めて呑むものも多い。個人的な好みに合って、コスパが良さそうなボトルもいくつかあった。
料理はさすが、ワインに合いそうな一品が並んでいる。とりあえずパテ・ド・カンパーニュ(950円)、ニース風サラダ(750円)と牛ハラミ肉の炙り焼き(1,030円)を注文。何だかんだ5、6杯は呑んだところで、60分が終了。もちろん、時間を延長することを4人とも合意し、更に宴が続いた。結果、4,000円ぐらい支払った筈だが余り記憶に自信がない。

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会社の元同僚を含めた4人での新橋呑み会。今宵集まった店は、外堀通り沿いにある「日本酒原価酒蔵 新橋二号店」という居酒屋。二号店というからには、新橋にはもう一軒あるのかと思ったが、探しても見つからない。もう閉業してしまったのかも知れない。
同じ地域に、同じコンセプトで、同じ宣伝をして、同じ品揃えしても、かたや存続、かたや閉業という結果。店が存続できるか否かは様々な理由が
(立地の優劣も)あるだろうが、その成り行きを決めるのは、客の立場から云えば、きっとホスピタリティだろうと思う。
と想像を膨らませたところで、期待しながら行ってみることにした。場所は外堀通りの新橋二丁目交差点のすぐ傍。ビルの1階なので直ぐに判るだろうと思っていたら、看板は分かり難いし、店は随分奥にあるし、入口の脇には色々とモノが置いてあるので店らしくないので、少々戸惑った。入口にいた店員に、開いてますか?と思わず聞いてしまうくらいだ。集合時刻の17時ちょっと前に到着。
店の中まで入れば今風の普通の居酒屋。先客はいないのでやや殺風景である。この店は15時開店なのだから、もっと居ても良さそうだ。何となく不安にさせる。でもそれはそれ。ここは日本酒の種類がとても豊富(でも吟醸系が多いので、最近の小生の嗜好とはちょっと違う)で、しかもホントに原価かどうかは分からないけど確かに安い。
時間無制限吞み放題プラン2,340円にした。そんなに呑めるのか余り自信がない。例えば「醸し人九平次・純米大吟醸」は一杯380円だから、それを7杯呑まないと元が取れない計算。会計すると料理も色々頼んだせいか、ひとりあたま4,363円。結局安かったのかどうか、良く分からなかった。結局、何故二号店が生き残ったのかも良く分からなかった。

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「有楽町産直横丁/北海道食市」で北海道の味を楽しんだ後、そのままぶらぶらと線路に沿って東京方面へ移動する。ガード下であれば、この時間でもやっている店があるはずだ、という目論見だ。この界隈は新橋ほどではないが、結構良く来た。
一時期、「日の基」、「新日の基」とかには良く入ったことがあった。如何にもガード下の場末の居酒屋感があって、コロナ禍前であれば欧米系の外国人観光客がかなり居たイメージがある。もしBBCとか、欧米のテレビ局が「世界入りにくい居酒屋」を企画したならば、有楽町ガード下は何れの店もディープなので、取り上げられそうな感じである。
でも「日の基」、「新日の基」とかは開店が17時で、今の我々のニーズには応えてくれない。そんな状況下で見つかったのが、「もつやき登運とん」だった。ここは午前11時半からやっているという、とても有難い存在。ぱっと見も正真正銘、ガード下の居酒屋という風情で、とてもいい雰囲気。これぞ「有楽町のガード下」そのものである。
天井はガード下のレンガアーチに沿って、緩くカーブを描いている。入口に扉は無く、店の幅全体が開け放たれていて歩道に面している。誰が来ているか、一目瞭然である。この時期ならば丁度いいが、真夏とか真冬は我々には耐えられそうにない。
結構客は入っているが、我々が収まるテーブルぐらいは空いていた。早速、ビールと共にもつ焼き(テッポウ、ハツ、レバ等)を注文。他に、らっきょ、そら豆なども頼んでみた。それにしても、こういうところで喰うもつ焼きは、何故ひと味違う気がするのだろうか。

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今月の「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(ホントの名を「一水会」)は、有楽町で一杯やることにした。午後0時に集まったのは3人。まず目指したのは日比谷シャンテのすぐ隣にある「魚〇本店/一軒まるごと!日比谷産直飲食街店」という店。
でも普通に(アルコール抜きで)ランチを食べている客もそれなりにいるせいで何となく入り難い雰囲気だったので、ならばこっちはどうかとガード下にある「有楽町産直横丁」へ行ってみることに。
こちらは似たような店がいくつか並んでいて、それぞれ開店しているようなのに全然客が入っていない状況で、逆に入り難い。でもせっかくだからここに入るか、と決めたのが「北海道食市」。その名の通り、ここは北海道の食材をウリにしているようである。
生ビール(599円)で乾杯。安普請の割に結構高いのは、賃貸料が高いせいなのか、でもガード下だからそんなことも無さそうだな、だったら改装費が思ったよりも掛かったせいなのか、それとも全然客が入らないせいなのか、などと呑みながら色々考えてみるが、結局よく分からない。
生ビールの後は、日本酒。「来福」(699円)にしてみた。これは茨城の酒。北海道とは関係ないな、コンセプトに一貫性が無いな、などとぶつぶつ独り言。その後は、静岡の酒「開運」(873円)にした。
つまみは、やっぱり刺身にしようと、北海道漁船盛(3,999円)をどーんと注文。さすがに豪華。雰囲気が出てきた。そのあと、蟹味噌あんかけの出汁巻き玉子(999円)、烏賊と雲丹の松前漬け(899円)、帆立グラタン(899円)と、北海道らしい料理ばかり注文。それぞれなかなか美味くていい気分。
でも締めてみたら1人当たり約6,000円、やはりちょっと高かった。日本の相場をよく知らない、インバウンド需要が目当ての店かも知れない。

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今日はカミさんが出掛けているので、外食して帰るつもり。さて何処に入ろうか。色々行ってみたいところはあるものの、結局手近な秋葉原駅で途中下車することにした。いったい、「ソロ・ランチ」は新橋でだいぶ慣れてきたが、「ソロ・ディナー」はまだまだハードルの高さを感じてしまうのである。
例えば「ソロ・ラーメン」とか「ソロ・カレー」は、「ソロ・ランチ」の延長線上にある感じなのであまり違和感はないものの、「ソロ・回転ずし」とか「ソロ・焼肉」などはかなり抵抗を感じるのだ。
今日は休肝日なので酒の店には行かないけれど、もし独りで呑みに行くとしてもグループ客が多い店は入りたくない。隣のテーブルがどんちゃん騒ぎなんて、考えただけでも鬱陶しい。常連が多そうなスナックとかも、以ての外である。無口なバーテンダーがいるバーぐらいだったらいいか。
でもそこまでして呑みたいのか、と自問自答すれば大抵「否」ということになるので、結局独り呑みは殆ど経験が無い。せいぜい、山から下りた時のビールとか、街中の洋食屋などでランチのついでのビールぐらい、ということになる。閑話休題。
あれこれ考えるのが面倒くさくなったので、JR秋葉原駅構内にあるフードコート「Tokyo Food Bar秋葉原」に入ってみた。ここには、カツ丼屋、うどん屋、蕎麦屋、カレー屋、カフェがある。どれでも良かったが、一番手前にあった「スパイスファクトリーTFB秋葉原」にしてみた。ここは2年前に開店したらしい。
あい盛カレー(930円)を選んで食券を買ったら、番号が呼ばれるまで席で待機する。モニター画面に、調理中か出来上がったかを番号で表示するシステム。マックと似ている。まだ午後5時前なので待ち人は殆どおらず、直ぐに自分の番号が出来上がり蘭に表示され、カウンターへ取りに行く。
あい盛なのでご飯を挟んで、シャバシャバなスパイシーチキンカレーとこく旨カレー。ご飯の量に比べてカレーが多過ぎである。でもどちらも普通に美味い。何度も通う気にはならないけれど、ゆっくりする時間が無い時には、ファストフード感覚でお勧めである。

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ミツマタが群生するエドラルド尾根から椿丸を巡る山旅で、見積もっていた以上に時間が掛かったせいで、「さくらの湯」で汗を流す時間が無くなってしまった。2台目のタクシー(パーティーが大きくなったので2台必要)がなかなかやってこなかったことも大きいし、運転手が行き先を間違えた(山北駅じゃなくて谷峨駅へ行ってしまったが、ちゃんと行き先を確認しなかったこちらにも非がある)のが痛かった。
でもそれ程気温は上がらなかったので、あまり気にならない。「若松食堂」で満足した後、いつものようにJRの松田駅まで移動し、「特急ふじさん6号」の指定を取る。この頃、もう松田駅ではドラマは起こらなくなってしまった。なんだか残念である。
相変わらず「ふじさん6号」は空いていた。乗っているのは、やはりインバウンドの方が多いような気がする。次第に街灯りが増えていく夜の景色を眺めつつ、新宿へ。駅に着くと、電車から降りる客よりも、この電車を待っていたと思しき人々の方がずっと多い。
駅を出たら、特に考えもなく酒の匂いがする(?)小田急ハルク方面へ向かう。歩きながらどの店にしようかと考え、思い付いたのが「十徳」だ。ここは5年ぶりになるが、その後も何度かトライしながら入れず仕舞のことがあった。
この店の良さはやはり昭和感。酒の種類が豊富で、比較的廉価なのも魅力かも知れない。入ってみると、場所柄、若者が多い。彼らにとってこの昭和感はどう映るのか。数えてみれば、今年は昭和97年に相当するから、これは我々世代から見た明治とほぼ同じ。
昭和は遠くなりにけり。

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77 新宿のここで仕上げ。安くて美味い。

久しぶりに高校時代の級友と新橋で呑んで、旧交を温めた。と、さらりと書きたいところだが、(仕事に係るとはいえ)実は待ち合わせ時間から1時間以上も大、大、大遅刻してしまった。全く弁解の余地もない。次回はきっと奢りますね。
入った店はニュー新橋ビルの地下にある「椿」という居酒屋。まだ仕事で築地に通っていた頃には無かったが、恐らくは10数年前に偶々新橋で呑む機会があり、何の前知識もなく飛び込んだらとても気に入り、その後も新橋に寄る機会が殆ど無かった頃だから頻繁ではないけれど、これまで何度か入ったことがあった。
ということでこの店は今や、新橋では個人的にとっておきの居酒屋の一つである。何が良いと云えば、程々に静かで(全く話し声がしないということはないが、声を張り上げる客はまず来ない)、店の大きさがこじんまりとしているけど宴会をやろうと思えばできるし(奥に小上がりがある)、何よりも、決して目を瞠るようなことはないけれど、ひと手間かけた肴がしみじみ美味いのだ。きっと丁寧に出汁をとっているはず。
ニュー新橋ビルには数多の居酒屋があって、特徴もそれぞれで、地下街全体が一つのカオスというか、小宇宙のような世界。真っ当な店もあればいい加減な店もある、美味い店もあるけどかなり残念な店もある、吃驚するほど安い店はないけれどぼったくりのような店はある、など振れ幅もかなり大きいので、見極めも必要。結局は何度か足を運ばないと、自分に合った店は見つからない。
最初はもちろんビールで乾杯したが、その後はひたすら日本酒。何回頼んだのか記憶が朧気だけど、たぶん10回ぐらい。ということはひとり5合ぐらい呑んだことになる。その証拠に3時間ぐらい後に店を出るころにはかなり酩酊状態だった。ひとり4,000円ぐらい払ったはずだけど、合っているかな。

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秋葉原駅界隈にはカレー屋が多いらしい。激戦区だ、という話も聞く。以前から神田神保町が激戦区だと思っていたので、ホントなのか?と思う。でももしそれが正しいのであれば、ちょっと気になってくる。だったら確かめてみたい、とも思う。
個人的に秋葉原駅は乗換駅なので、そのついでに食事をするということが時々ある。これまではカレー屋ではなく、なにかとラーメン屋に行くことが多かった。以前、秋葉原駅構内にあったJR東日本系のラーメン屋(名前は失念)に嵌っていたことがあり、何度か通ったことがある。
その店のラーメンは、白菜の風味が利いた独特のスープだったが、いつの間にか閉店した。万人ウケはしなかったようだった。その後もパソコン専門店が多い界隈にあった、「九州じゃんがら」にも何度か通ったことがある。その頃は、辺りにカレー屋があったのかどうかも覚えていない。
試しにGoogle Mapでカレー屋を探してみると、確かに徒歩圏内に結構出てくる。数えてみると20軒ぐらいある。これだけあれば、激戦区と呼んでもいいかも知れない。勿論、カレー専門チェーン店もいくつかある。あえて戦いの場に打って出るということだろうか。
ということでこれから時々、秋葉原駅で下車し、カレー屋に寄ってみようかと思う。今日は暇だったせいもあって、午後半休(午前中は7時から11時まで仕事)を取って行ってみることにした。とりあえずは聞いたことがない店にしてみようと、総武線に沿って千葉方面へちょっと歩いたところにある「スパイスカレー ブラックデビル」にしてみた。11時半開店なので一番客だった。 
モダンな店内。店員2人はどちらも若い女性。それだけで何となくニューウェーブな感じ。牛すじ煮込みカレー(950円)にしてみた。勿論、すぐに出てくる。牛すじがカレールーに煮込まれているのかと思ったら、トッピングされていた。カレーの味は普通に美味くて、見た目(且つネーミング)ほどのスパイシーさはない。どちらかといえばビジュアル系。まあ、値段相応かも知れないが、わざわざ途中下車してでも食べるべき、とは云えない感じだなあ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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「DESIGN FOOD MARKET」で一杯やっているうちにいつの間にか制限の2時間が経過し、丁重に店から退去通告を受ける。仕方がない、と精算し外へ出る。でも基本的に皆さん2時間ではやや物足りない気分だし、更には新橋の経済を活性化させるのが好き(ではなく、ホントは筋金入りのハシゴ好き)なので、当然の如く1軒では済まず、次は何処にするか、という話になる。
そんななかで「町中華にしよう」という意見が出され、「いいよ~♪」と同調することになった。新橋に町中華はそれこそ掃いて捨てるほどあるけれど、慣れ親しんだ店はそう多くはない。せっかくだから昔懐かしい店にしようと「蘭苑飯店」を覗いてみることにした。
この店は何度か宴会をしたことがあるし、この店を愛していた人もいたけれど、月日は流れもう消息不明の人や実際に鬼籍に入ってしまった人もいる。兵どもが夢の跡。それなりに新橋の街も変わって新しい店もずいぶん増えた。でもここ「蘭苑飯店 烏森神社店」はまるっきりそのままである。
店の中を覗いてみるとそれなりに客は入っていたが、6人が丁度収まるテーブルが空いていた。今の感覚で云うとちょっと狭い(各個人の体積が増えたせいだ)。でも、この狭さが30年近い空白をたちどころに埋めてくれる。
もうビールは要らないので(でもビール大好きな人もいるので1本だけ注文)、紹興酒をボトルで注文。勿論、氷砂糖なんて要らない。そのまま呑む。何故か注ぐ(というかボトルを空にする)のが好きな人がいるので、全てのグラスになみなみと注げば、たちどころにボトルは空になるので、また追加ボトルとなる。
つまみは八宝菜に炒飯、餃子、春巻、麻婆豆腐など定番料理ばかりを注文。結構吞んで喰って、一人1,767円だった。まあまあでしょうかね?

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「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(またの名を「一水会」)はコロナ禍のため長らく自粛していたが、漸く3年2か月ぶりに復活開催となり、6人が集まった。場所は我々にとって長年に渡り濃密な時間を過ごした新橋。だけど、店は入ったことが無いちょっとハイカラな肉バルにしてみた。中高年には良質な蛋白質が必要なのである。
新橋駅銀座口にほど近い、外堀通りと柳通りの交差点、北西の角にあるビルの10階にある「DESIGN FOOD MARKET」という店に予約を入れた。このビルの1階には「銀座ライオン」と「リンガーハット」が入っているので、目印として分かり易いはず。
エレベータで上がると、さすがに10階は少々眺めが良い。新橋では、窓の外の景色が良い店はかなり希である。明るい内装でカジュアルな雰囲気だ。この店は16時開店で、我々は17時開宴。まだ我々以外の客は殆どいない状況である。
基本的にこの店は2時間制。なのでそうのんびりは出来ない。先ずはビールだけど、ビールを呑むとお腹が張って喰えなくなる、と皆が仰るので6人で3本のレギュラーサイズ缶ビールをシェアし、喉を湿らせるだけにする。ちなみにビールは、アサヒのドライブラック(880円)という黒ビールにした。スーパードライの黒なんて初めて見た。その後はワインに移行(一部の人は日本酒)。タクン・レセルヴァ・シャルドネ(白、2,180円)と、タクン・レセルヴァ・カベルネソーヴニョン(赤、2,180円)を呑む。安くて普段呑みに良そうなワインである。
料理は、本日の鮮魚カルパッチョ3種盛り合わせ(880円)、パワーサラダ(1,180円)、厳選ハムと生ハムの盛り合わせ(1,480円)、アンチョビポテト(580円)、燻製牡蠣のオイル漬け(680円)。それとここの名物というローストビーフを注文。グラム単位で注文できるというので(17円/g)、200gにしてもらった。2時間はあっという間、結局会計は一人4,400円もいってしまったけれど、3年2か月ぶりだから問題ない。
それにしても、オヤジが集うと何故かだいたい病気や薬の話と年金生活の話になる。オバサン達が孫の話になるのと好対照である。

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松田駅近くの「CLYDE」で暫し20世紀初めのアメリカン(?)を味わった後、「特急ふじさん6号」に乗って新宿駅へ移動する。我々にとっては全く好都合だけど、今日も乗車率は極めて低い。インバウンドが戻ってくるまでの辛抱と考えているのか。
それともJR東海と小田急電鉄との乗り入れを長い間やってきて、今更廃止する決断が着かないでするずるしているだけの大企業病なのかは良く分からない(ところで存続の鍵を握っているのは小田急なのか、JR東海なのか気になる)。とりあえずコロナ禍が去った頃が、存続すべきか否かを判断するタイミングかと思われる。個人的には、御殿場線から小田急線への渡り線路を通る瞬間が、毎回少しだけゾクゾクする。
新宿駅には19時5分に到着。待ち合わせしていたアユラシに連れられて西口駅前を北へ移動。小田急百貨店が工事中なので駅前が随分暗い。この場所には2029年に地上48階建てのビルが建つらしい。あと6年も先のことだ。
連れて行かれたのは思い出横丁の外れ、その2階にある「餃子の安亭」に入った。いわゆる町中華のようである。店内は雑然としているがかなり広いようで、でも客がぎっしりと入っている。パッと見て若者が多くて、とにかくエネルギッシュだ。
その理由は、恐らくはこの規模では珍しいと思うが、喫煙全面OKの店だということだろう。煙草の煙で店内が霞んでいる情景は久しぶりに見た。とりあえず丸テーブル席を確保できたので、注文しよう。飲み物はハイボール、料理は先ず餃子。店名にもなっているのでお勧めのはずである。
それにしても目がしばしばしてしょうがない。考えてみれば今日は4軒目だし、眠気が襲ってきたのと、煙草の煙の相乗効果だと思われた。それはともかく、餃子は確かに美味かった。

73 松田駅ホームから見る富士。
75 いつものように、車内はガラガラでした。
76 アユラシと待ち合わせ。
77 怪しい餃子が並んでいる・・・。
78 でも頼んだのは真っ当な餃子。
79 餃子の皮のカレー風味揚げ。
80 皮蛋。
81 若者ばかりで大層賑やかな店でした。

アユラシを含め同じ研究室の卒業生と新橋で3人呑み会。店はアユラシが予約を入れてくれた「俺のイタリアン」。2時間呑み放題+料理で5,000円のコース。実はイタリアンに限らず「俺の」シリーズの店に入ったことは、これが初めてである。
「俺の」シリーズとなるとつい立ち喰い立ち呑みをイメージしてしまう(いったいいつの情報だ?)。でもそんなことはなく、ごく普通に椅子とテーブルが並んだ店内である。入店した17時30分時点ではガラガラだったが、2時間経って我々が帰る頃には立錐の余地なし、完全満席状態となった。さすが、人気店のようである。
しかも女性比率がとても高い。何故か、女性はイタリアンとか、フレンチとか、ベトナムとか(そう云えば、新橋にベトナム料理店ってあったっけ?)、タイに弱いようである。でもホントにそれらの料理が好みなのかは疑いが残る(単に、お喋りがし易ければOKなのではないか?と想像)。それはともかく、我々のようにオヤジ3人でイタリアンは結構目立つ。
呑み放題だから色々呑めるのに結局、口当たりがよいハウス・スパークリング・ワイン(白)の「俺の泡」ばかり吞んだ。出てきた料理は、
1品目:前菜の盛り合わせ
2品目:しらすのアヒージョと自家製フォカッチャ
3品目:サラダ
4品目:マルゲリータなどのピッツァ
5品目:大山鶏のグリル ディアボラ風
6品目:本日のパスタいかすみ
と、6種類もあった。さすがは「俺の」シリーズ、コスパは良い。でも、コースのボリュームあり過ぎて半分ぐらい残してしまった。勿体ない。もうコース料理は自分には無理なようである。

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今宵の宿は「東京ステーションホテル」。鉄っちゃんならずともクラシックホテル好きであれば、一度は泊まってみたいホテルだと思う。そもそも都心にクラシックホテルは少ない(クラシックホテルの定義は明確ではないみたいだが、個人的には戦前からある建築を使用して営業中のホテルという理解)。
神田駿河台の「山の上ホテル」もそのひとつで、道を隔てた別館に泊まったことがある。その別館は、今は明治大学が買収?して建物は無くなってしまい、本館のみの営業となっている。千鳥ヶ淵に在った「フェヤーモントホテル」は、残念ながら一度も泊まることなく閉業してしまった。たった一度だけ、その2階にあったカフェテラスから満開の桜を愛でた記憶がある。ルノアールの絵を彷彿させる眺めだった。
「東京ステーションホテル」は丸の内駅舎の中に在るので、当然のように南北に長い。フロントから我々の部屋である3095号室まで、たっぷり200mぐらい横移動させられる。白を基調とした廊下は人とは全く出会わないので、S.キューブリックの「シャイニング」を連想させる。
フロントを出て3階へ上がると、南口の吹き抜けドームをぐるりと半周するところがある。1階を見下ろすことができ、多くの駅利用客が行きかっているのを眺められる。改札口を出入りする人々は、吹き抜けの上がホテルになっていると気付く人は少ないかも知れない。
3095号室の窓の外は、目の前が「KITTE」。ということはこの部屋のすぐ下が「カメリア」ということだろう。部屋に入ったら寛ぐ間もなく、忽ち寝落ちした。
朝食は、4階にある「アトリウム」が会場。昔はアメリカンブレックファストだったのかも知れないが、今はビュッフェスタイル。それほどではないが、まあまあの品数である。ただ窓が無いので、外を見られないのが少々残念だった。

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居酒屋「御影蔵」でそこそこ呑んで喰ってそれなりにイイ気持。でも未だ宵のうちなので、もうちょっと呑むことにした。これまで何度か入ったことがある東京ステーションホテル内のオーセンティックバー「OAK」へ入ろうとしたが、生憎休業中(改装中?)とのことだったので、もう一軒ある少しカジュアルなバー「カメリア」に入ってみた。こちらは初入店。
カウンター、テーブル合わせて20席ほどの南北に長い店で、思ったよりもゆったり、狭さは全く感じない(狭い云えば、お茶の水・山の上ホテルの「ノンノン」はホントに狭い)。通常、シティホテルにしろリゾートホテルにしろ、バーというと高層階でない限り窓が無いのが普通だけど、この「カメリア」は2階なのに窓がある。
そのお蔭で街行く人や、目の前の「KITTE」に入る客が良く見えるという、かなり風変わりなバーである。だからといって、街行く人たちの目線と交差する(パリ辺りの)カフェのような至近さはないので、まさに窓から覗き見するような「裏窓」気分になれるのだ。
まだ時間が早いせいもあって、店内に客は殆どいない。窓があるせいで、店内はバーにしてはやはり明るい印象である。我々は誰もいないカウンター席に着く。目の前の棚には、様々なボトルが並んでいて、間接照明によく映えている。
何にいたしましょうか?というバーテンダーの言葉を待ってから、やはりいつものようにボウモア、12年があったのでダブルをロックでオーダー、カミさんはここのオリジナルカクテルを所望した(名前は忘れた。水色が印象的だった)。

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18日にぎっくり腰になってからまだ2週間足らず。軽いぎっくり腰だったらもう普通に歩けるぐらいになっている筈だが、今回はかなり重症というか、発症した日に無理を承知で「田沢温泉ますや旅館」から自宅まで移動したせいで悪化したのか、なかなか回復しない。
この2週間ほど、山は勿論休み、仕事も全てテレワークにしてもらったので、整体院以外には一歩も家から出ない状況が続いていたが、何とか年末になって多少は動けるようになったので、カミさんの運転する車で東京・丸の内へ行くことにした。
大晦日近くになると首都高はガラガラなので、自宅から丸の内には30分で到着。全く以って楽ちんだ。車をホテルの駐車場に停めたあと、黄昏時の丸の内をぶらつく。思った以上に人が多いのは恐らく観光客。赤煉瓦の東京駅をスマホで撮る輩(含、小生)ばかりが目立つ。
今日の夕食は、丸ビルの6階にある「御影蔵」という居酒屋にした。12月30日ともなると、流石に開いている店は少ない。生ビールを呑みながらメニューを眺めると、どうやら年末年始特別メニューのようである。つまり品数は限定的で、料金も特別料金ということらしい(通常時に入ったことが無いので確かなことは云えないけど、たぶんそうだ)。
何故か日本酒は菊正宗銘柄ばかりである。だからといって、ここが直営店という訳ではないようだ。生酛造りだけでも3種類あったので、それぞれ試してみた。菊正宗の生酛を呑むなんてたぶん初めて。つまみはどれも日本酒に合うものばかりで美味かった。メニューの品数が少なめで、選択の幅が小さかったのがやや残念だ。

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今日は家に帰っても夕飯が無いので、家に帰って一人分の飯を作ってもいいが、やはり平日はちょっと面倒だから外食。しかもとりあえず休肝日なので、一杯やっていくわけにもいかない。だったら何処かでラーメンでも手繰って帰るか、と思い秋葉原駅で途中下車。
さて何処へ行こうかと思い悩みつつ、でもその前にヨドバシカメラに入って、スマホとかカメラとかを眺めることにした。考えてみれば、コロナ禍以降初めてのヨドバシカメラだ。相変わらず中国人客がいないせいで、店内もゆったり。店員の数と客の数がいい勝負である。コロナ禍前に石井スポーツを買収したせいか、3階にアウトドア用品というかキャンプ用品コーナーが出来ていた。でも客は一人もいない。こんなんで大丈夫かー?
7階に上がり書店「有隣堂」でぶらぶら立ち読み(この直後、「有隣堂」は閉店してしまった。ショック!この頃、書店がどんどん減っているのは、小生が電子書籍ばっかり買って読んでいることと無関係ではあるまい。何れにせよ、立ち読みという風習(?)が近いうちに世の中から姿を消すのは間違いない)。
8階がレストランフロアなので、ここでラーメン屋を探すと「麺家いろは」があった。頼んだのは、富山ブラックラーメン(920円、チャーシュー2枚+メンマ+海苔+ネギ)。以前、通販で買ったインスタントを食べたことがあったが、本物は今回初めてである。いったい、富山ではポピュラーなのだろうか。
麵は中太縮れ麵、醤油でも無し、焦がし葱でも無し、まして胡椒でも無し、この黒さはいったい何?(もしかして炭?)見た目のインパクトはあるが、スープの味は至って普通、脂っこさは全くない、これならば全部飲めそうだが、塩味がやや強めなので少しだけで止めた。
応対してくれた店員はネパール系のようだ。コロナ禍がなけりゃ、オーレン小屋のような山小屋で働くつもりだったのかも知れない。慣れないラーメン店でたどたどしくレジを打っている。がんばれネパリ!

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まだ時間が早かったので、菊丸と品川駅で途中下車。品川駅界隈で一杯やる店となると全く思いつかない。あるのは、ホテルのラウンジとかバーとか。その代わり、品川には駅ナカがある。割と気に入っているのは、「タミルズ (Tameals Café & Bar) 品川」という店。でも今日はそこではない。
エキュート品川の一番北の端、改札を通らずに品川駅の東西を行き来できる自由通路の直ぐ脇に、テーブルが2列並べられる程度の細長い屋外スペースがあるのをご存じだろうか。実はここ、「バルマルシェ・コダマ エキュート品川店」の店内である。
勿論、屋内にも席はあるけれど、寒いときとか雨が降っている時で無ければ、開放感がある屋外の方がずっと気持ち良い(自由通路の屋根がもうちょっとキレイだったらもっといい)。今日は12月にしては穏やかな陽気だったのでまずまずだった。
ここはいわゆるワインバーで勿論、食事もできる。「バルマルシェコダマ」をググってみると、食品加工メーカーの「コダマ」が手掛けているバル・レストランだと。その「コダマ」は1955年に創業し、現在では大田区京浜島に食肉加工製造とパン・菓子製造と製麺工場の3つの自社工場を持っていて、これら食品の製造・販売事業の他に、生ハムやワインの輸入事業も手掛けている。つまり、こういう店をやるには打ってつけな会社という感じなのだ。そこでハタと気が付いた、7年前(2015年)に「トラットリア コダマ 銀座店」に入店したことに。つまり、レストラン経営は結構以前からやっていたのだ。
それと比べれば「バルマルシェ・コダマ」はずっとリーズナブル。ワインもつまみも美味いので、ついつい暗くなるまで長居をしてしまった。また、陽気が良い頃に来てみたい。

141 品川駅のエキナカで。左側は駅の通路。
142 もうちょっと掃除してほしいわね、と菊丸。
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久しぶりに、同じ新橋に仕事で通っているアユラシと一杯やることになった。店は予約を入れてもらった「やまや」というもつ鍋屋。なんか聞いたことがあるなと思ったら、やっぱり辛子明太子でも有名な店だった。つまり辛子明太子屋がもつ鍋屋もやっているということだ。ってか、実態としてはもつ鍋も辛子明太子もウリにしているちょっと高級な居酒屋、という感じである。
16時に会社を出た後、飲み屋街をウロウロしたり、本屋で(新橋界隈にはすっかり本屋が無くなってしまったので、汐留のセンタービルまで行って)立ち読みをしながら時間を潰した後、17時開店と同時に入店。まだ店の開店準備が完了しておらず、何となくざわついている。
案内されたのは、通りに面した窓際のテーブル席で、店内全体を見渡せるポジション。予想以上に大きな店であると気が付く。つい、こういう大きな店だと、さぞやコロナ禍のさ中には何かと大変だったろうなと想像してしまう。
入れ物が大きいと、半分だけ仕切って営業、なんて出来る筈も無いので、人件費は別にしても照明代とか空調代とか、何かと物要りなはず。やはり臨時休業していたのだろうか。アユラシも間もなく到着したので、先ずは生ビールで乾杯。
つまみには、とりあえずだし巻き明太玉子焼きに、酢もつを注文。さすがにだし巻き玉子焼きには、辛子明太子が惜しみなく入っている。なかなかこの光景は見掛けない。酢もつも、博多ではポピュラーなのかも知れないが、あまり馴染みが無い。でも結構美味い。柚子胡椒が良く合う。これだけでも酒がだいぶ吞めてしまう感じだ。
あとはチャンジャとか、からすみとかも注文。そして締めはアユラシお勧めの、うまだし明太茶漬けにしてみた。胃にやさしい味だった。あれっ、もつ鍋喰わなかったぞ。

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小田原駅近く「MORI-MESHI」での打ち上げは、19時半頃でお開きとなる。さて帰路。選択肢は、東海道線か東海道新幹線か小田急線。一番安く上げようとすれば、小田急線経由だがその分、時間は余計掛かる。時間を優先すれば勿論、新幹線で、時間は半分以下。だけど料金は2倍以上。その間を取れば、東海道線ということになる。
基本的には悩みどころだけど、もうすっかり大きな気になっているので躊躇せずに新幹線をチョイス。「こだま」に乗れば、うたた寝をする間もなく、東京駅に到着する。小田急線で帰ったらそんな気にはならなかったかも知れないが、時間を買って新幹線の乗ると、その余った時間でまた一杯やろうという気になる。考えてみれば時間を金で買って、その余った時間に金を掛けることになる訳で、まるで雪だるま式である。
東京駅周辺には数多の店があるものの、時間が時間なので(午後8時半)駅ナカが何かと便利である。改札を出ずに入れる飲食店が、東京駅にはいったい幾つあるのだろうか。でも今回も手近な「アル・デンシャル丸の内 グランスタ東京店」に入ることにした。
呑み物は、ちょっとのどが渇いたのでスパークリングワイン(550円)にしてみた。つまみは、もう軽くていいので、オランダ煎餅とカマンベール(580円)と、だだちゃ豆とトウモロコシ(550円)を頼んでみた。
だだちゃ豆は、煎り豆状態で出てきた。こんなになっても、だだちゃ豆の香りはそのまま。スパークリングワインのつまみとしては十分だ。
こんな時間でもさすがは東京駅、店の出入りはそれほど多くはないものの結構頻繁。何処からきて何処へ向かうのか、東京駅を通過していく人間模様を眺めつつ一杯やるには、この店は丁度いい感じである。

83 東京駅ナカでちょっと渇きを癒す。
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会社の同僚を含めた4人での新橋呑み会。少なくとも小生以外、日本酒が大好きでしかも大酒呑みなので、必然的に良い酒をいっぱい呑むのがこの呑み会のコンセプトになっている(このまま付いていけるか心配である)。
而して、単に良い酒を置いてあるだけでなく、それがリーズナブルでないと我々の眼鏡に適わないことになる。そして勿論、だからといって料理が疎かになっては困る。ということで店の選定条件はなかなか厳しいのだが、それに適った店の一つが今回の「升亀」である。
午後5時開店なので、会社を午後4時過ぎに出た後は近くの呑み屋街をフラフラし、ぴったり開店時間に合わせて店へ向かった。地下階なので階段を降りようかと思ったら、何故か5時になっても看板に灯りは点かないし、営業中という札も出ない。
でも皆揃ったので下ってみると、もうやっていますと。何だか営業開始が緩い店である。でもとりあえず一番客。好きなところに座れる。4人掛けの席に収まったら、先ずビールを注文。でもこの店を紹介してくれた御仁は最初から日本酒だと。さすがです。
ここには「十四代」が格安であるので、日本酒の一杯目は皆、それにする。久しぶりに呑んだが、口当たりが良すぎで物足りないくらいである。そのあとは、「而今」だの「獺祭」だの「飛露喜」だの「羽根屋」だの「作」だの、日頃呑まない吟醸系の酒をここぞとばかりに先を争うが如く注文。小生はちょっと口直しに「雪の茅舎特別純米」。ってか、もう3杯位呑んだらバカ舌になっているので、吟醸系同士では違いがよく分からなくなる。
つまみも結構、充実しているが、やはり呑みが優先されて、皆さん、なかなか注文しない。呑み喰いを両立させるのは、意外と難しいものである。

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