山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

しなの鉄道沿線

小諸駅からしなの鉄道に乗り、終点の軽井沢駅で下りたら、もうランチタイム。人ごみの南口(プリンス・アウトレット側)へ行く気はしないので、北口の店に行こうと「フレスガッセ」を覗いてみたが、やっていなかった。軽井沢では有りがちなように、やっぱり冬は閉めているのだろうか。ならばと今度はタクシーに乗って旧軽井沢へ行ってみる。
ロータリーの目の前にある「川上庵」を先ず覗くと、すんなり入れた。しかし、我々が席に着いた直後からわさわさと客がやって来て、広い店内も忽ち満席、店の中だけでは収まらず、外にも席待ちの行列が出来上がる。この寒空に気の毒なことだし、待つ人の無言の目線に多少、プレッシャーを感じるものの、我々だって高峰温泉くんだりからわざわざやって来たこともあり、せっかくの機会なのでのんびりやらせていただくことにする。
気が付けばもう5年ぶり(前回はこちら)。それにしてもシーズンオフでもこの人出なのだから、避暑シーズンはどれほどの混みようなのか、想像するだけでゾッとする。少なくともランチ時は避けたほうが良さそうだ。
やっぱり始めは生ビール(中750円税別、以下同様)。そのあとはいつものように日本酒になるが、メニューをみると聞いたことが無い銘柄があったので頼んでみる。先ずは斬九郎・特別純米芳醇辛口(2合1960円)。酸が立っているが旨みも感じられ、深みがある。次は辛口五郎兵衛(グラス730円)にしてみると、こちらはスッキリタイプで口当たりがとても軽い。毎度そうだが、この店の酒の選び方にはセンスを感じる。
一方、料理は牡蠣オイル漬け(980円)、鴨焼き(1,440円)、出汁巻き玉子(900円)、下仁田ネギ辛子味噌(820円)、自家製ぬか漬け盛り合わせ(800円)を注文してみた。期待通りどれもこれも美味いし、日本酒に良く合う。特に牡蠣オイル漬けは絶品。素人が気紛れに作るのとは全然違う。腕が違うのか、素材が違うのか(たぶん、両方だろう)。そして締めは勿論、せいろ(880円)。これも全く文句の付けようがない。とても幸せな時間を過ごせた。

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「高峰温泉」でまったりした翌朝は、ちょっと早く起きて高峰山で日の出を見る。昨日以上に天気が良く、白銀の北アルプスがモルゲンロートに染まる姿も久しぶりに視認できた。宿に戻って朝食を摂ったあとは、雪上車で路線バスの発着所へ移動。
9時50分発の佐久平行きバスに乗車する。小諸駅前で途中下車し、佐久平から新幹線で直帰する3人を見送る。ここで降りたのは軽井沢でランチをしたいがため。この頃小諸駅を利用することは、ほんとに少なくなった。小海線に乗り換えるのも、湯の丸峠や高峰高原へ行くバスも佐久平駅から利用できるので、東京からやってくる場合には、小諸駅を利用することは無い。駅前の「丁字庵」に入る機会はもうやってこないのだろうか。
程なくやってきた電車は、しなの鉄道独自のカラーリングをした115系。115系は旧国鉄時代、高尾駅以西の中央線ではかなりお世話になった車両なので、正直、見飽きた感が強いが、カラーリングが異なるとそれなりに新鮮に見える。
いまどき、JR東日本区間で旧国鉄時代に製造された115系を見ることは殆ど無いが、しなの鉄道の車両は現在全て115系なのだそうである。そう云えば、あの「ろくもん」だって内装はまったく様変わりしているが、115系を改造した車両だ。東日本で115系に乗りたければ、しなの鉄道がお手軽だと思う。
一方、JR西日本にはまだ115系は結構残っているらしい。JRに限らず、総じて関西は関東に較べて電車の寿命が長いようである。使えるものは擦り切れるまで使おうとする、関西人気質が今も生きているようだ。
車窓からの風景を眺めながら、小諸駅の売店で買った缶ビールをグビっとやる。今回、手に入れたのはThe軽井沢ビールのクリア。ピルスナータイプで、クラフトビールにしてはすっきりキレが良い、呑み飽きない味わいである。

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以前から、標高2千メートルにあるランプの温泉宿として有名な「高峰温泉旅館」。といっても、昔は今のように山の上ではなく、谷沿いあったので(昔の五万分の一地形図では、位置がだいぶ違っていた記憶がある)、場所を移して建て替えたのは30数年前のこと。
今回、その「高峰温泉旅館」へやってきたのは実に11年ぶり(記録はこちら)となった。そのときは、篭ノ登山と水ノ塔山に登った(隊長と小生とタマちゃんはマイスノーシュー)。高峰高原は、標高が高いので、厳冬期でなくても雪質が良いという評判で、スキー場もある。
小生にとっては高山植物が咲く季節よりも、雪の方が魅力を感じるせいか、いまだに無積雪期にやってきたことはない。雪山に登れなくなったら来るのを楽しみにとっておこう、という感じである。
黒斑山から下りて、スキー場で生ビールを呷った後は、迎えの雪上車に乗ってスキー場を横切り「高峰温泉旅館」へ向かい、ほんの数分で到着。宿の佇まいは、基本的に11年前と変わっていない感じ。ともかくも、先ずは風呂だ。露天風呂はちょっと離れているので、手っ取り早い内湯でさっぱりする。
風呂場の脇にあった自動販売機で、変わったビールを買う。雷電カンヌキIPAなんて初めてだが、よく見れば地元東御市の、オラホビールのブランドらしい。缶のデザインも斬新的。呑んでみると、苦味もさることながら香りも悪くない。IBUは63とのことだが、それほどではなくかなり呑み易い。
皆が風呂から戻ってからも暫し、部屋呑み。窓から丁度、夕暮れが望め、いい感じだ。さすが、標高2,000mの宿だけのことはある。谷沿いからここへ移転したのは大正解だろう。また次にここへ来るときも、雪見酒がいいと思う。

客室からの眺め
ダイニングルーム

024 高峰温泉の雪上車が迎えに来た。

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黒斑山は、まだ登ったことがなかった。一度、6年前の3月にスノーシュー登山をプランしたのだが(その時の記録はこちら)、突然の発熱でやむなく参加断念、そのリベンジの機会が漸く今回訪れた。
佐久平から高峰高原までは路線バス利用。ところで事後に知ったのだが、アサマ2000パーク・スキー場で同じく佐久平から無料送迎バス(要予約)を走らせていることに気が付かず仕舞い。普段、スキー場を利用しない者にとっては盲点なのかも知れないが、まさか路線バスで1,380円も掛かるところを、無料で送迎しているとは思わない。
路線バスを走らせているJRバス関東から苦情は出ていないのか、それともスキーのリフト券を持っていないと送迎バスには乗れないのか、それとも登山客は皆、ちっとも送迎バスに気が付かないから結果的に争いは起こらないのか(実際、路線バスの乗り場は長蛇の列なのに、一方、無料送迎バスはガラガラで運転していた)、よく判らない。次の機会には、もうちょっと調べておく必要がありそうだ。
それはともかく、今日は上天気、車坂峠からスノーシューを履いて快調に登った。人気のコースになっているのか、登山者が頻繁に行き交う。黒斑山山頂には団体ツアーが屯していて、しかも中国系の言葉が飛び交う。昨今、インバウンド需要が著しいが、登山ツアーにもその波はやってきている様子である。それにしても大した賑わいだ。雪山をスノーシューで手軽に楽しむ嗜好が高まってきていることを実感する。
無事登頂を果たした後は、下山も快調。首尾よく1時間半ほどでバス停まで戻ってきた。このまま宿へ向かうこともできるが、やっぱりここは汗が引かないうちのビールを呑もうと、スキー場のレストハウスへ向かい「ラクーン」というカフェテリアに入店。まだ15時前、中途半端な時間なのでガラガラ。ビールを呑んでいる輩も見当たらないが、気にせずグビっとやった。
(全天球画像はこちら)

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元旦早々、蕎麦を手繰ったあとは、プリンス・アウトレット内を暫しうろうろ。老若男女、日本人、外国人を問わず、かなりの盛況振りである。普段とは違い、このアウトレットにいると、日本経済は堅調かも知れない、という気にもなる。
以前と較べると、また店舗が増えたような気がするし、端から端まで店を回るのは広くてとにかく難儀だ。カミさんとは異なり、さして物欲も沸いてこなかったので、ウィンドーショッピングだけで終わった。帰りの新幹線まではまだ時間があるが、もうアウトレット内の店はノーサンキューな感じ。
そこで再び駅まで戻り、構内にあるカフェ「フェルマータ」を覗いてみることにした。元旦なんでどうかなと恐る恐るドアを開けると、なんとかテーブルひとつが空いている。注文はカミさんに任せて、小生は場所取り(ここはカウンターで金を払って注文し、飲食物を受け取るセルフ形式)。
シートに座ってぼーっとしていると、目の前の席は欧米系の家族連れ。数えてみると子供は4人。小さい子供を4人も連れて、よりによってこんな時期に、しかも日本まで旅行に来るものだと感心する(もしかすると我々同様、東京近郊に住んでいるのかも知れないが)。6人分の料理と飲みものを頼むのは、ひと苦労の様子だ。
こちらは、歩き回ってまた喉が渇いたので、軽井沢ビール(550円税込、以下同様)をグビっとやる。つまみになるようなものは殆ど置いて無いが(例によって炭水化物系ばかりある)、唯一あったのはやきとり(370円)。スーパーの冷凍食品コーナーにありそうなシロモノだが、無いよりはるかにマシだ。駅カフェで、目の前の離山(はなれやま)の冬景色を眺めつつ、やきとりとビールはなかなか乙である。ビールは直ぐに無くなってしまったので、今日は元旦なので良かろうと、憚りなく追加のビールを注文した。

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万座温泉で元旦を迎えたあと、再び9時35分発の長距離バスに乗って軽井沢へ移動。今日も、単にバス移動だけでは勿体無いくらいの、超いい天気。途中、万座・鹿沢口駅で何人か降りた後は、暫く何処にも停まらずひたすら南下。目の前にどーんと、ほんのり雪化粧の巨大な浅間山が見え続けている。
「鬼押し出し」でも誰も乗り降りしなかったが、意外に多くの車が止まっているということは、こんな時期でも観光客がいるということだろう。何が嬉しくて元旦にこんな殺風景で極寒の「鬼押し出し」までやってくるのか判らない。
軽井沢には11時15分到着。まだ昼飯には早いが、元旦に空いている飲食店なんて、プリンスアウトレットぐらいしかないだろうと端から諦めて覗いてみたら、さすがに開いているのは開いていたが、何処の店もゾッとするほど行列ができていて、途端に目の前がだんだん暗くなる。
久しぶりに人混みのなかに紛れて長時間待つしかないか、と諦めかけた頃、一番端っこにあった蕎麦屋「やまへい」には僅かしか行列が出来ていなかったので、ここで覚悟して待つことにした。やはり家族連れだと、蕎麦よりもパスタや牛肉の方が好まれるのだろう。
ここはアーケード街にある多くの店とは異なり、単独の二階家なのでそれなりにキャパもある。そのせいか、さして待たされることなく、2階へ案内される。先ずはビール(軽井沢高原ビール、グラス中750円税別、以下同様)を注文し、その間にメニューを確認。
正月だからか、ランチタイムだからか分からないが、一品料理はてんぷら盛り合わせ(1,250円)、ソーセージ(950円)、和風サラダ(750円)、板わさ(400円)のみ。蕎麦屋でソーセージ、というのも変わっている。軽井沢ならでは、かな。ということで、ソーセージと板わさを注文。板わさは、正月らしく赤い蒲鉾だ。板わさにはやっぱり日本酒、佐久の「深山桜」純米(300ml、800円)を頼む。
締めのせいろ(750円)はまずまずの喉越し。今年も始まりは蕎麦だった。元旦のプリンス・アウトレットでランチするには、蕎麦がお勧めである。

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軽井沢駅9時49分着。ここで乗り継ぎの、万座行きのバスは14時10分発なので、時間はたっぷりある。当然、ランチだけでは時間を潰しきれないので、プリンスのアウトレットでもぶらつく必要がある。が、ともかく先ずは何処かでランチだが、さすがにまだ時間が早過ぎる。駅の待合室に行ってみるとポカポカ、ちょっとここで暫し読書タイム。
ひとつの目当ての店は、暫く入っていない「フレスガッセ」だったが、なにしろ今日は大晦日、只でさえ客足が疎らな店(失礼!)なので、さすがに今日はやっていないだろうと思い至り、確かめることもやめた。駅の界隈か、じゃなけれりゃそれこそアウトレットの中しか無いかも知れない。
10時半過ぎ、とりあえず北口に出てみると一転、寒風吹き荒ぶ状況だが、意外に客はうろうろ結構いる。どうやら皆、インバウンド客の様子。海外からわざわざこんな季節に、避暑地・軽井沢へ何しに来るのだろうか、理解に苦しむ。それはともかく、歩道橋の上から眺めてみると、目の前に蕎麦屋が見えた。軽井沢駅のまん前に、こんな鄙びた蕎麦屋があるとは知らなかった。大晦日なので、もちろん蕎麦はウェルカム。
近づいてみると11時の開店との貼紙。まだ少々時間がある。せっかくなので待ってみることにして、とは云え外で待つのは凍えそうなので、買う気がないのに隣の土産物屋に入ってうろうろ。商売っ気がない店のオヤジは無言のまま、椅子に座って我々を眺めている。そんな時間が暫く続いた後、そろそろ頃合かと思い、蕎麦屋「本陣」へ向かう。
丁度、亭主が暖簾を出したところで、我々を含め3組が相次いで入店。店内はほっこり暖かく、思わず顔が綻ぶ。どうやら花番は亭主で、奥方が料理番のようである。さっそく日本酒を注文。くろさわ特別純米(一合850円)をいただく。これは佐久の酒。つまみは、にしん煮付(550円)と天ぷら盛り合わせ(1,500円)にした。にしんは良い味、酒と良く合う。蕎麦は、二人でざるそば大盛(1,150円)一枚を注文。良い香りの蕎麦で大変満足した。この店は駅に至近なので、また利用させて貰うこともありそうだ。

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子檀嶺岳から下りた後、青木村の田沢温泉「くつろぎの湯」で温まることが出来たものの、湯あがりの一杯を逃したままタクシーに乗車。上田駅へ向かいながら、満たされない気持ちで暫し、悶々とする。とっくに12時も過ぎているので、喉の渇きだけでなく腹も空いた。駅に着いたら、とりあえず帰りの新幹線の指定を取り、次はメシだ。
上田といえば真っ先に蕎麦屋を思いつくが(久しぶりに「刀屋」の蕎麦を手繰ってみたいし、まだ「おお西本店」に入ったことも無いが)、どちらもちょっと駅から離れているのでやや面倒。駅に至近の店を思い浮かべると、以前、つけば小屋に入ったことがある「鯉西」の本店に入ってみようか、と気が付いた。
しかし、果たしてこんな時期に鮎があるのかとも思ったが、それ以外でも何かの魚がある筈と信じて店へ向かう。もう時間は午後1時、そのせいか2階には客は殆ど居らず、我々の貸切状態。好きなところに座らせてもらう。ともかく皆が揃ったところで、漸く生ビール(550円税別、以下同様)で乾杯。
付き出しは鮎の甘露煮、それに、うるか(1,200円)も貰う。しかしこれはビール向きではない、やっぱり日本酒(福無量、1合800円)も注文。次にメニューを見れば、鮎は普通にある。ならば、先ずは塩焼き(1,000円)。それとせっかくなので田楽(1,000円)と柳川(1,000円)も貰う。
塩焼きも田楽も、かなり大ぶり。訊けば案の定、養殖だった。ま、この時期では当然だ。しかし、食べでがあるし、焼きたてなので文句はまったく無い。これを日本酒をやりながら喰うのは格別だ。忽ち日本酒が無くなったので、今度はいわな骨酒(2合1,500円)を貰う。生臭さが気になる向きの方もおいでだが、小生はまったく問題ない。女性陣にも意外に好評だった。
締めは鮎雑炊(1,200円)。この店のつけば小屋も含め、これまでに何度か鮎飯は喰ったものの、鮎雑炊は初めて。意外に鮎雑炊を出す店は少ないようだが、これはこれで、なかなかイケる。今度は是非、天然ものが喰える時期に来てみたい。

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今回、軽井沢に寄っても泊らなかったのは、その先の上田が目的だったため。上田あたりの千曲川沿いには「つけば小屋」という簗場が何軒かあってが、5月から6月頃に賑わうらしい。そこで供される魚は伝統的にアユではなく、ウグイ。残念ながら、そのタイミングは逸した。
しかし、この「つけば小屋」のうち、「鯉西」は4月から10月まで営業していて、季節にはアユを喰わせてくれるという情報を得たので今回、行ってみた次第。以前、上田駅ナカで鮎弁当を販売しているのを目撃したことがあるが(看板だけで、モノは売り切れていた)、この「鯉西」はその店。
上田駅の北側にあるホテルにチェックインした後、徒歩で移動。駅を越えて千曲川の堤防沿いの道に出ると、目的の「つけば小屋・鯉西」が見える。河川敷にあるという点では、かの「たぬきや」と同じだが、河川敷は千曲川の方が広いのか、「鯉西」の方が川の流れそのものからはやや離れている。
建物は、まさに川の家そのもの。店内に設えられた巨大液晶テレビでは、この「つけば小屋」がどこかのテレビ局で取材を受けたときのビデオを複数、入れ替わり流し続けている。そのビデオによると、さっき店先にいた男性が「鯉西」の社長だ。「本店」じゃなくて「つけば小屋」に来ていていいのかね。ほかに客はひと組のみ。それにしても、客が少ないなあ。
生ビール(600円税別、以下同様)を頼むと、付き出しはなんと鮎の甘露煮、豪勢だ。生ビールのあとは日本酒。熱燗の竹酒にした(650円)。他に料理は、鮎塩焼き(2尾2,000円)、鮎天ぷら(1,200円)を注文。塩焼きも天ぷらも、頭から尾鰭までぜんぶいただく。まことに塩焼きは香ばしい。酢の物が欲しくなったので、バスのマリネ(350円)を頼んだ。厄介な外来種であるバスの駆除を目的に、先月からメニューに入れたようだ。淡白でまったくクセがない。
締めは鮎飯(1,000円)と鮎こく(800円)。ここは鮎飯が1人前から注文できる。実に良心的である。やっぱり鮎は、鮎飯にとどめをさす。これを喰わずには帰れない。「京亭」の味には一歩及ばないかも知れないが、それでも十分美味い。メニューにあった(ビデオでも宣伝していた)、鮎ラーメン(1,200円)が気になったが、やはり次回、つけば小屋に来るときは、ウグイを喰いに来なくてはならないと思っている。

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つけば小屋・鯉西のHP: こちら

久しぶりに軽井沢には宿泊せず、立ち寄りで行ってみた。「プリンス・アウトレット」をぶらぶらしたあと、ランチは「軽井沢千住博美術館」のちょっと先。軽井沢は林に覆われたイメージが強いが、中軽井沢の更に南側はそうでもない。そんな一角にカミさんが見つけてきた店「TOEDA」があった。
外観はモダンな住居に見えなくもない。実際、入ると応接間に通される雰囲気。テーブルは6つほどあるようだが、我々のテーブル以外は既に埋まっていた。先客は女性同士かカップル。やっぱりフレンチってそういうところだ。
ランチは6,000円のプランのみで、アラカルトは無い。ドライバーのカミさんには申し訳ないが、先ず生ビールで喉を潤す。カミさんはノンアルビールを「美味くない」と云いつつ呑む。ビールのあとはまた恐縮しつつワインをグラスで。カミさんはノンアルワイン。強いて云えば、甘味が少なく酸味が強いぶどうジュースという感じで、まことに申し訳ない。
前菜からスイーツまで全7品。それらが淀みなく出てくる。くどくど説明は不要。とにかくどれもこれも、目で美味いし、舌でも美味い。さいころのようなパンだって美味いのでつい、あっという間に喰ってしまった。このシェフ、かなりヤルと感じる。
途中、「軽井沢産野菜/信州産キノコ」が出てくる前。女性給仕係(もしかしてシェフの奥方?)がスプーンを一瞬右に置こうとしたが、途中でやめて左側に置いた。小生が左利きであることを、どこかで判ったらしい。スプーンを左に置いてくれた店は間違いなくここが初めて、この齢になって生まれて初めての瞬間だった。
これだけで、この店がすっかり気に入ってしまった。ことほど左様にホスピタリティーは重要な要素である。軽井沢のレストランは、クオリティが高い店が多いが、ここには完全にしてやられた。またディナーに来なくてはならないと思う。

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「酒蔵 信濃」から駅に戻って新幹線の切符を買おうとすると、意外に夕刻の本数が少なく、しかも直近の18時34分の「はくたか572号」、19時20分の「あさま628号」は既に指定席が満席状態。そんなに「信濃」に長居した訳でも無いが、やっぱり念には念を入れて、呑む前に指定券を買っておけばよかったか、迂闊だったと反省。立ったまま帰る選択肢も無い訳では無いが、せっかく良い気分になっているのに興醒めだ。明日も休みなので、今日はゆっくり帰るとしようと、19時50分発の「はくたか574号」の指定席を確保。席はバラバラだが、座れるだけ有り難い。
残念ながら、と云うか嬉しいことに、と云うか、まだ1時間半ある。もちろん、小生としてはハシゴをすること自体、吝かではない。ともかく再び、駅の外へ繰り出す。雪がしんしんと降っているので、やはり近場にしようと、「ゴールデン酒場」と書かれた看板に釣られて店に入る。
1階はかなり混んでいる様子で、2階へ通される。この店は、居酒屋ではあるが若者が好みそうな雰囲気。調べてみると、長野県内に展開している居酒屋チェーン店のようである。午後3時から営業しているので、我々のように帰りが遠い者向きの店である。
飲み物のメニューを覗くと、ここにも信濃の地酒が色々あるが、ハイボールの類もずらりと並んでいる。さっきは日本酒だったので、ここでは炭酸系でいくことにする。この店では、普通のハイボール(ウイスキーベース)のことを、態々ウイスキーハイボール(380円税別、以下同様)と呼んでいる。ゴールデンボール(380円)というのがあったので、それを呑むことにした。よくみると、キンボール(380円)というのもある。「ゴールデン」も「キン」も同じじゃないの? なんだか即物的なネーミングだなあ、と思いきや、実は「ゴールデン」の方は、宝焼酎ゴールデン(と云う名の焼酎)がベース、「キン」はキンミヤ焼酎がベースのハイボールだった。なかなかウケる。もうひとつ、単にボール(380円)というのもある。これは、この店オリジナルの焼酎らしい。
つまみもかなり豊富。どれにしようか迷うが、焼き餃子(380円)、ねぎメンマ(300円)、とりもも串(150円×3)、信州サーモン刺身(650円)を注文してみた。何れもさっきの「信濃」には無かった料理。信州サーモンは蕩ける。
こうやって梯子酒を呑んでいると、何だか、出張の帰りのようでもあり、事故かなにかで不通になっていて再会まで云い訳がましく呑みにいくような感じでもある。女性(特に主婦)にとって、列車待ちで一杯やるのは殆ど経験が無いと思うが、さらりーまん族は、出張の帰りに列車待ち、フライト待ちで一杯やるのは、ごく一般的な行動。そう云えば、この頃、すっかり国内出張が無くなったなと思い出した。

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ひと通りの観光を終えた後は、ちょっと腹が空いてきたので何処かに入ろうかとなるが、その前に一応、駅のみどりの窓口へ行って上り新幹線の空席状態を確認。どの列車も「空席有」となっているので、どうやら予約は要りそうにない、安心して店に入ることとしよう。
予め調べた範囲では、駅前ビルの地下に早い時間から開いている居酒屋があったので、そこを覗いてみることにする。店構えは、如何にも酒場という雰囲気。その名も「信濃」というストレートな店名で、場所柄、列車待ちに使う上で便利そうだし、夜が待ちきれない呑んべえにとっても使い勝手が良さそうだが、意外にも常連が屯している店のようである。しかし、だからと云って、一見客には敷居が高いということはない。
扉を開けると、右手にカウンター席と厨房、左手は小上がり。我々は、誰も先客がいない小上がりに着陸する。内観も、ごく普通の駅前居酒屋という感じだが、メニューを見ると信濃の地酒がずらり。こういうところが、山の帰りの楽しみの一つである。つまみも奇を衒わない品揃え。
ならば最初から日本酒でいくか。まずはやっぱり信州亀齢(400円税込、以下同様)で。メニューには、「きれい」と平仮名だけ、書いてある。付き出しは、おから。この頃、あまり目にすることが無い。他に、湯豆腐(450円)、馬刺し(800円)、ポテトサラダ(350円)、おでん(450円)、味噌煮込みうどん(680円)を注文してみた。
馬刺しは長野に来るとつい頼んでしまう。柔らかくって良い感じの歯応え。ポテトサラダは正統派。それ以外の料理は、どれも素朴だが、安心できる味。この安心感が、駅前居酒屋では重要。程良く呑んでいい気持になったところで外へ出ると、雪はすっかり本降りとなっていた。ここが信濃の国だったことを思い出した。

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岡崎酒造を出た後、女子連は、上田城を観光したいと云うのでご案内。途中、「おお西」の本店も外から見物。何故か「切られ与三郎」の看板が目印。次は本店の蕎麦を手繰るか。その先に、「菱屋」という味噌店があったので立ち寄り(武田味噌醸造の直売店だった)。霙交じりの氷雨が降ってきたので、少々足早に移動。
堀に掛かる道を進むと、上田城址の入口にある「真田丸大河ドラマ館」の前に、数軒の露店が並んでいた。真田茶屋と呼ばれているようだ。その中に、さっき上田電鉄・上田駅前で、店が閉まっていた焼鳥屋「番長」の露店があるのに気が付く。美味(おい)だれ焼き鳥が気になる・・・。
・・・上田城そのものはもう、2、3度入っているので、個人的には別に見なくてもいい。ならば、「ここで女子連が戻って来るのを待つのは良い手かも知れない・・・」と思い付き、ご案内はここまでにして「ここで一杯やりながら待ってます」と宣言した。寒空の下では、さすがに缶ビールには手が出ない。
カップ酒を飲み干す頃には戻って来るだろうと思い、熱燗を購入。銘柄は、「明峰・喜久盛」とあり、醸造元は「信州銘醸」。上田の丸子にある酒蔵のようだ。カップの周囲に、上田から眺められる山々が鮮やかに描かれている。昨日登って来た、根子岳も描かれている。こういうのって、いいなあ。
折角なので、つまみには、美味だれ焼き鳥をゲット。齧ってみると、焼鳥に、にんにく醤油だれをかけたもののようだ。なかなか美味い。
ちびちびやっているうちに、霙はいつしか雪に変わり、じっとしているとじんじんと冷えるが、カップ酒の熱燗があるうちは大丈夫。丁度飲み干した頃、女子連がお帰り。1月15日を以て、上田城真田茶屋は終了となった。従って、この店に寄ったのは、最初で最後ということになる。

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別所温泉観光の後は、再び上田電鉄に乗って、上田へ移動。今度は、旧市街を歩いてみようと旧北国街道沿いにある柳町へ。目当ては、「亀齢」を醸す岡崎酒造。この頃、すっかり「亀齢」の知名度が上がったのは、女性杜氏(当主でもある)のせいか、雑誌やテレビでの露出度が高くなったためらしい。昨年は、「真田丸」が大河ドラマだったため、地元、上田も観光地として人気が上がって来ていることもあるだろう。
岡崎酒造の外観は白壁造りで、この街道の風情に溶け込んでいる。吊るされた杉玉には、〆縄が付いている。創業は寛文5年(1665年)というから、もう350年も経っている超老舗酒蔵である。
「亀齢」を呑むようになったのは、ごく最近のこと。生産量がわずか120石(=21.6キロリットル)とのことなので、人気となれば、なかなか巡り合うことも少ないのだろう。なお、同じ名前で広島にも「亀齢」を醸す亀齢酒造があり、紛らわしいせいか、岡崎酒造のラベルには「信州亀齢」と書かれている。こちらが正式名なのだろうか。
 直売店で、利き酒をさせていただく。応対してくれた女性が杜氏兼ご当主か。つい意地汚く、タダですか、おいくらですか、などと訊いてしまうが、無料であるとのこと。小さい酒蔵なのに、細かいことを云わないのが潔い。
「亀齢・うすがすみ・特別純米生酒」と「純米・小境屋平助」、「上田城」を呑み比べてみて、小境屋平助(1,550円/720ml)を購入することにした。ちなみに「小境屋」とは、岡崎酒造の屋号のことであり、「平助」は代々、当主が襲名していたそうな。だけど今は女性当主なので、「平助」って名を襲名したのかどうかは判らない。
ふと、見上げると壁に、花鳥風月を描いた、丸い板絵が6枚飾られている。川船水棹という明治時代の日本画家が描いたものらしい。直売店の脇には、相当古そうな雛人形が飾られていた。歴史がある酒蔵だと、何気ないものが良い雰囲気を醸している。

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昨年、一昨年と、まともにスノーシューを履いていなかったので、今回、満を持して選定した山は、菅平の根子岳。地理院地形図を眺めてみても、スノーシュー向きの山であることは間違いない。隣の四阿山も考えてみたが、少々距離があるので、今回は見送った。
山が決まれば次は宿探しだが、選定のポイントは、第一にスノーシューをレンタルできること、第二に出来るだけ山に近い宿(残念ながら、ペンションしか選択の余地が無い)、ということになる。Google Mapや地理院地形図を駆使して探すと、意外なことに菅平のペンションよりも、須坂市側の峰の原高原にあるペンションの方が、根子岳に近いことに気が付く。峰の原高原は、菅平とは地名は異なるが、小さな尾根を跨げばすぐ目の前に菅平ダボススキー場がある。結果的に決まった宿は、「ペンションひらた」。既に標高は1,500m以上あるので、山頂までは700m程。登り3時間、下り2時間余りかと踏んでみたが、大体その通りになった(山の記録はこちら)。
「ペンションひらた」は、全て床暖房で、トイレは全自動ウォシュレット付きと、超快適。若旦那の話によれば、帝国ホテルよりもウォシュレット導入が早かったのが大旦那の自慢だそうである。大旦那は新しもの好きだけでなく、大の山好きだそうで、ここの眺めが気に入って、引っ越してきたとのこと(たしかに昔は窓から北アルプスが見えたとのことが、周りの木々が30年余りでだいぶ成長したようで、残念ながら今は殆ど見えない)。我々の出発前にも、山の説明(手書きの案内図(概念図?)まで呉れた)、持ち物のチェック等に余念が無い。
「親爺の話がしつこくてすみません」と若旦那は云うが、その若旦那も立派に話し好きの様子(自分からスキーを取ったら何も残らない、と仰るスキー好きでもある)、話し始めると止まらない。さすが親子、良く似ていらっしゃる。
根子岳へのコースは、想定通り、ほぼダラダラした登り。それでも、北アルプスの眺めが余りに素晴らしいので、つい立ち止まることが多くて、なかなか高度が稼げない。
なんとか根子岳登頂を果たした後は、狙い通り日暮れ前に宿へ戻り、我々が根子岳に登って来たというと、大旦那、若旦那とも、「すごい」と云っていた。そんなことを云われるとは思わなかったが、このペンションに泊まる客で、登山客は少ないということか。たしかに今宵の泊まり客も全て、スキー目当ての家族連れのようだった。
またこのペンションをベースに、根子岳を登りに来たいものだが、今回を上回るような北アルプスの絶景は得られそうにないと思うと、ややモチベーションが下がってしまうのは致し方ないことだ。 

001 【第1日目】ペンションひらたに到着。

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今年の5月以来のグルメ列車の旅。今回は、軽井沢、長野間を走る「ろくもん」が目当て。それなりに混んでいるようなので、前もっての予約が必要である。終点は長野だが、もちろん、長野へ行くことが目的ではない。この手の列車は、これに乗り、ランチなりをいただくことが目的。
軽井沢駅から篠ノ井駅までの間は、云わずと知れた「しなの鉄道」。第3セクターに移行した頃は、赤字経営が続いていたが、この頃は黒字を維持し続けていて、好調を持続している様子。「真田丸」景気が終わった後が、しなの鉄道と「ろくもん」の真価を問われる時期かも知れない。
「ろくもん」の収益について、勝手に大雑把な試算をすれば、週4日、1往復とすると年間ざっと約3億円の売り上げ。しなの鉄道全体での売り上げが約44億(2016年3月期)とのことなので、売上全体に占める割合はそれほど大きい訳では無いが、利益率はそれなりにありそうなので、しなの鉄道の経営には貢献しているように見える。
「ろくもん」は運行開始から3年目とのことで、小生も漸く乗車。ホームに下りると、すでに「ろくもん」は入線している。3両編成で車両毎に座席、テーブルの配置が異なる。我々は2号車で、座席は何故か、全て浅間山側を向いている。乗客は、ほぼすべて、おばさん集団か、中高年夫婦。
発車時刻に近付くと、法螺貝を鳴らすパフォーマンスを女性乗務員が行う。基本的に、「ろくもん」の乗務員(アテンダント)は全て女性だ。皆さん、しなの鉄道の社員なんでしょうかね。「ろくもん」の運転は週4日。「ろくもん」を運転していない時は、皆さん何をやっているんでしょう。
まだ発車していないうちから、飲み物が振舞われる。我々はワインを所望。ラベルを見ると、ヴィラデスト・プリマヴェーラ。玉村豊男氏がオーナーの、この「しなの鉄道」沿線にあるワイナリーで醸されるワインだ。ワインを呑んでいるとやがて、ゆるやかに発車。駅長さんが手を振ってお見送り。車両の揺れ方は、いすみ鉄道に較べるとかなり小さい。
発車して間もなく、料理がやってくる。先ずはきのこの洋風茶碗蒸しとパン。洋風茶碗蒸しは、いわゆる茶碗蒸しとはだいぶ違うシロモノ。ほんのひと口で無くなってしまうので、味が良く判らない。パンに付いてくるジャムは「沢屋」のものだそうだ。次に出て来るオードブル盛り合わせは、軽井沢の「アトリエ・フロマージュ」の料理。ちなみに食後のコーヒーは「ミカドコーヒー」とのこと。所々で、軽井沢好きには気になるブランドが顔を出す。
そしてメインディッシュのプレート。どれもなかなか美味いが、やっぱりひと口で無くなってしまうので、ゆっくり、ちびちび喰う必要がある。デザートはチーズケーキ。これらをゆっくり、2時間以上かけていただかなくてはならないわけだが、道中、「ろくもん」は途中駅にゆっくり停車し、土産物を買ったり、鎧兜を身に付けた駅員の歓迎を受けたりするので、時間を持て余すことはない。料理のボリュームは、いささか育ち盛りには不満が残るので、「ろくもん」は、まさしく中高年がターゲット。
この「ろくもん」ならではの、時間の進み方があるような気がする。この次に乗る機会があれば、3号車に乗ってみたい。

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大宮から新幹線に乗れば、軽井沢までわずか40分。ビールを呑む暇もない(そんなことはないが、今朝は少し自重)。軽井沢駅周辺には、3日前に降った雪がまだ残っていた。やはりこちらは気温が低いようである。今日、軽井沢へ来たのは、しなの鉄道の「ろくもん」に乗るためである。
列車の発車時間までまだ小一時間あるので、お茶(ビール)でもしたいところ。軽井沢アウトレットの開店までは、まだ少々時間が早い。そこで、駅の北側に出て店を物色。考えてみれば、あまり電車(新幹線)で軽井沢に来ることが無いので、北口の店は「フレスガッセ」以外あまり知らない。
ふと、外へ出る手前の右手にイタリアンぽい看板があり、「FERMATA」と書いてある(ちょっと調べてみたら「フェルマータ」は、イタリア語で停車場のことを意味すると知った)。開いているようなので、入ってみた。先客は2組。どちらも列車待ちでお茶している感じ。もしかすると、我々と同じ「ろくもん」待ちかも知れない。
この店はレジで注文し、飲み物を受け取るセルフサービス式。従業員は女性2名。先ずメニューを眺めると、ここには、意外にもホッピーが置いてある。軽井沢に、ホッピーは似つかわしくない感じがするが、それなりに売れているのかもしれない。ホッピーマガジンにもこの店の紹介があった。
しかし折角なので、やはり軽井沢の地ビールにしよう。頼んだのはThe軽井沢ビールのダークと、軽井沢高原ビールのベルジャン・ゴールデン・エール(どちらも550円税込)。前者は、つい4ヶ月前に行った「天空カフェ・アウラ」でも呑んだ馴染みのビールであり、少々コクが強い感じだが、呑み飽きないタイプのビール。後者は期間限定のビールのようである。呑んでみると、先ず甘い香りを感じる。どちらかと云えば女性向きか。
ビールを呑みながら外を眺める。寒々しい眺めで、視界はそれほどない。晴れていれば鼻曲山でも望めるはず。ここは単に電車待ちの時間潰しだけは勿体ないが、軽井沢には様々な魅力的な店があるおかげで、この店はやや貧乏くじを引いているようだ。

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フェルマータのHP: こちら 

昨年に引き続き、中軽井沢のハルニレテラスにやってきた。今日は、ここにある「川上庵」で昼食を喰おうと云う算段である。1泊で軽井沢にやって来る場合、昼食2回、夕食1回、朝食1回、都合4食のうち、1食ぐらいは和食にしてみたくなるもの。今回は、2日目の昼食を和食にしてみた次第。
「川上庵」は、旧軽井沢のロータリーにある店に何度か入ったことがあるが(最近のレポはこちら)、ここはその姉妹店。旧軽井沢店は街中にあるので、辺りの景色は取り立てて云うほどのことは無いが、ハルニレテラスの「せきれい橋 川上庵」は、自然に溶け込んだ感じがあって好ましい。特に、入口の反対側には森が広がり、その中を小川が流れているので、自然との一体感がある。こんな店に入ると、「やるなー、川上庵」と思うと同時に、「やるなー、星野リゾート」と感じる。この店には、屋外にウッドデッキのテラス席もあり、そちらでは川のせせらぎの音を聴きながら蕎麦を手繰ることが出来る。でも今日は、やや気温が高いのでクーラーが利いた店内の席へ。
先ずは、(カミさんに遠慮がちに)キリン・ハートランドビール(670円税別、以下同様)をいただく。この苦みが心地良い。これを呑むと、やっぱりビールは苦くなくてはいかん、との思いが新たになる。料理は、そば屋の鴨チャーシュー(840円)、鰊と茄子の煮付け(690円)、自家製ぬか漬けの盛り合わせ(700円)をいただくことにした。
鴨肉を叉焼にするとはなかなか斬新。鶏肉よりも脂がのっているので、より相応しいかも知れない。齧ってみると、期待通りにジューシーだ。鰊と茄子の煮付けは定番料理。こりゃ日本酒が必要だ、と言い訳を呟きながら、図に乗って「佐久の花・純米吟醸」もいただく。微発泡系で爽やか。如何にも夏向きの酒である。
そして締めはやはりせいろ(880円)。それほどの腰の強さは無いが、蕎麦の香りを感じる。これを喰うと、料理も酒も其々美味いが、この店はやはり蕎麦屋なのだ、と思い出させる。旧軽井沢店との違いは判らない。やはり軽井沢に来て蕎麦を手繰るならば、先ず「川上庵」を思い浮かべるのが素直な気持ちである。

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泊まりは飽きもせず、万平ホテル。基本的にクラシックホテル好きなので、例えば三笠ホテルでも復活しない限り、軽井沢では他に代替は見つからない。今回泊まった部屋は偶然、昨年と同じ128号室。部屋へ案内してくれるベルマンはたいてい、ここはジョン・レノンのお気に入りの部屋でした、と教えてくれる。ホテルのHPによれば、1976年から1979までの4シーズン、ここに泊まったらしい。小生はその頃、少々の受験勉強と、気儘な大学生活に埋没していた。大学生の頃は、軽井沢に近寄ることもしなかった。
この頃すっかり、万平ホテルは片泊まりの宿となってしまった。もちろん、メインダイニングで食べるディナーも悪かろう筈もないし、別館にある「たん熊北店」の和食だって申し分ないけど、軽井沢には色々と気になるレストランがあるので、しばらくは止むを得ないところ。
一方、朝食は、やはりここのメインダイニングで食べるのが常態化している。「熊魚菴」の和食(特に朝粥)も捨て難いが、メインダイニングから見る中庭は、朝の風景としてとても気持ちが良い。本来のメインダイニングルームはもうひとつある窓の更に内側の部屋であり、毎度、我々が朝食をとるスペースは、庭に向かって張り出した、かつてのサンルームだったところだ。事実、屋根の一部は天窓になっている。そう云えば以前、フレンチディナーの場合には、ここのスペースは使われず、中華料理を食するためのスペースになっていたような気がするが、記憶違いだろうか。
朝食は7時からなのだが、それより早めに行ってもたいてい開いているし、何組かのせっかちな宿泊客は既に食事中だ。いつものように、信濃毎日新聞の朝刊を持って席へ。社会面には昨日(7月3日)、2年ぶりに雨飾山の小谷口の山開きが行われたとの記事。昨年が通行止めだったとは知らなかった。もう雨飾山には20年以上登っていない。1泊では難しい山だが、そろそろまた登ってみるか。今日の朝食は、オムレツとソーセージの組み合わせにした。トマトケチャップをたっぷりかけていただく。コーヒーは久しぶりにおかわり。こんなにもゆったりとした朝食は、ここ以外では難しい。従ってこれからも、ディナーはホテルの外だとしても、やっぱり朝食はここになるはずだ。

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今回の軽井沢での夕食は、中軽井沢の、目立たない一軒家風のレストラン「無限」。外観から見て、レストランとして誂えた建物では無さそうだ。元は誰かの別荘か。玄関から中へ入ると、かつて応接間だったようなメインダイニングに、テーブルが5つとカウンター席があり、我々がテーブルに着くと丁度満席の状態。しかし、他にも部屋があるようだ。半分くらい、厨房の中を覗ける。料理を作っているのはシェフひとり。ウェイトレスは3人。うちひとりは奥方かも知れない。
ここは箸で食べるフレンチということで、カジュアルな店。黒板に書かれたメニューを眺め、アラカルトで頼むことにした。どうせコースを頼むと、後で腹がパンパンになって後悔するに決まっている。
前菜の盛り合わせ(値段失念。1,500円くらい)や、あじのカリカリ焼きと玉葱のロースト(1,300円)、海老の春巻(650円)、鶏のロースト(???円)、牛フィレと大根のステーキ(1,940円)、バジリコとトマトソースパスタ(値段失念。1,200円くらいか)を注文。フレンチとは云いながら、和洋中、イタリアンの要素も取り混ぜた、無国籍(多国籍?)風な感じもする。鶏のローストに振りかかっていたのは、どうみてもガラムマサラのようであり、タンドリーチキンを思い起こさせる。これも「カジュアルさ」のうちかも知れない。どれもこれも、味付けは申し分ない。
ワインリストはとてもぶ厚い。一応、ひと通り眺めた後、選んだのはイスラエル産のヤルデン(YARDEN)メルロー。ちょっと気張って注文したが、文句ない美味さ。余韻の長さも申し分ない。コスパは非常に高いと思う。日常的に呑むにはちょっと値が張るが、ちょっと気取って呑むには相応しいワインと云える。今度、シャルドネも試してみたい気になった。
造り手は、ゴラン高原にあるワイナリー、その名もゴラン・ハイツ・ワイナリーだそうだ。つまり1967年に起こった第3次中東戦争でイスラエルがシリアから分捕った土地。「YARDEN」とは、ヘブライ語でヨルダンのことらしい。ワイナリーが旧シリア領にあって、ワインのブランド名がヨルダンとは・・・、我々極東の人間には良く判らぬ。
それにしてもこの店は、ワインの在庫が素晴らしいが、値段もかなりリーズナブルなものから、ひーっと云いそうになるくらい高価なものまで、守備範囲が広い(下は3,000円台から上はン万円まで)。一般的に、このようなレストランであれば、小売価格の3倍ぐらい取るのが普通だが、ここはせいぜい2倍程度でとても良心的である。
飲み物を別にすれば、料理はひとり3,000円程度。こういう店が近くに欲しい。 家から自転車で行ける位の距離にあったら、毎月でも通いたい。ここは冬になるとジビエ料理を出すらしい。それも魅力的だ。偶には、冬の軽井沢も良いかも知れない。

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