山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

ワインバー、ダイニングバー

職場の4人ワイン会。場所は「汐留シティセンター」の2階にある「Wine&Bistro barchetta」というワインバー。ワイン(特にドイツワイン)に造詣が深い方が店を選んでくれた。ここ「汐留シティセンター」には、全体で40軒ぐらいの飲食店があるようで、低層階だけでなく41階、42階にも店があるらしい(そんなところには入ったことどころか、上がったことも無いけど)。
2階に行ってみてウロウロしてみると、それらしき店が見当たらない。フロアマップを見てもそんな名前の店は無い。フロアを間違えたのかと、3階から地下2階まで上下してフロアマップを見たが無い。進退窮まって、店に電話をすると、店員曰く「麺屋武一の隣です」と。
半信半疑で行ってみると、確かに「Wine&Bistro barchetta」があった。何故か「麺屋武一(ラーメン)」、「罪なたらすぱ(パスタ)」、「barchetta(ビストロ)」の3軒が同じ区画に同居するようなことになっていて、フロアマップには「麺屋武一」だけが代表として(?)書かれていると知る。これでは初めての者には場所が判り難い筈だ。やれやれ。でも一度理解すればもう間違えることは無いだろう。
開店と同時に4人揃って入店、客は我々だけだった。その後も、我々が帰るまで他の客はやって来なかった。大丈夫か、この店!? それはともかく、店内は小じんまりとしていて基本、テーブル席だが、奥に個室もあるようだ。
この店は、60分1,200円でワイン30種類呑み放題のシステム。延長は30分ずつ600円追加と良心的である。棚に並んだワインは、恐らくはだいたい店頭販売で2,000円以下のシロモノだと思うが、初めて呑むものも多い。個人的な好みに合って、コスパが良さそうなボトルもいくつかあった。
料理はさすが、ワインに合いそうな一品が並んでいる。とりあえずパテ・ド・カンパーニュ(950円)、ニース風サラダ(750円)と牛ハラミ肉の炙り焼き(1,030円)を注文。何だかんだ5、6杯は呑んだところで、60分が終了。もちろん、時間を延長することを4人とも合意し、更に宴が続いた。結果、4,000円ぐらい支払った筈だが余り記憶に自信がない。

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まだ時間が早かったので、菊丸と品川駅で途中下車。品川駅界隈で一杯やる店となると全く思いつかない。あるのは、ホテルのラウンジとかバーとか。その代わり、品川には駅ナカがある。割と気に入っているのは、「タミルズ (Tameals Café & Bar) 品川」という店。でも今日はそこではない。
エキュート品川の一番北の端、改札を通らずに品川駅の東西を行き来できる自由通路の直ぐ脇に、テーブルが2列並べられる程度の細長い屋外スペースがあるのをご存じだろうか。実はここ、「バルマルシェ・コダマ エキュート品川店」の店内である。
勿論、屋内にも席はあるけれど、寒いときとか雨が降っている時で無ければ、開放感がある屋外の方がずっと気持ち良い(自由通路の屋根がもうちょっとキレイだったらもっといい)。今日は12月にしては穏やかな陽気だったのでまずまずだった。
ここはいわゆるワインバーで勿論、食事もできる。「バルマルシェコダマ」をググってみると、食品加工メーカーの「コダマ」が手掛けているバル・レストランだと。その「コダマ」は1955年に創業し、現在では大田区京浜島に食肉加工製造とパン・菓子製造と製麺工場の3つの自社工場を持っていて、これら食品の製造・販売事業の他に、生ハムやワインの輸入事業も手掛けている。つまり、こういう店をやるには打ってつけな会社という感じなのだ。そこでハタと気が付いた、7年前(2015年)に「トラットリア コダマ 銀座店」に入店したことに。つまり、レストラン経営は結構以前からやっていたのだ。
それと比べれば「バルマルシェ・コダマ」はずっとリーズナブル。ワインもつまみも美味いので、ついつい暗くなるまで長居をしてしまった。また、陽気が良い頃に来てみたい。

141 品川駅のエキナカで。左側は駅の通路。
142 もうちょっと掃除してほしいわね、と菊丸。
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「かっぱ天国」で温まったあと、箱根湯本は打ち上げをするのに適当な店がないため(せいぜいランチ向けの店ばかりなので)、小田原まで移動する。
ちなみに、小田原までは本来、箱根登山鉄道の路線なので、箱根登山鉄道の車両が走っていてもおかしくないが、最近は(いつからそうなったのかは定かではない)小田急の車両しか走らなくなった。親会社たる小田急が、ものが云えない子会社の箱根登山鉄道に対して、いいようにやっている感がある。
急こう配、急カーブが続く箱根湯本から先は、流石に箱根登山鉄道の車両しか走れないので、結果的にそこだけに押し込められたように思ってしまうのは考え過ぎか。
それはさておき、小田原には様々な店があるし、入ってみたい店も多い。でも今日は5年前に入ってなかなか良かった「MORI-MESHI」に、また久しぶりに行ってみようかという気になった。人気の店のようなので、前以って電話を入れてみると、混んでいますがなんとかしますとのこと。そうこなくっちゃ。
17時半過ぎに到着。既にかなりの客が入っている。客層は若いカップルから、家族連れ、おやじ集団まで、老若男女幅広い。その理由は恐らくは、店内のセンスもさることながら、料理の幅の広さがあると思う。パッと見は洋風居酒屋だが、和食メニューも豊富、アルコール類も日本酒からサワー系、ワインまで様々ある。
ビール(サッポロラガー中瓶880円)で乾杯した後は、日本酒。山北町の酒、「丹沢山・秀峰」(950円)を呑む。つまみには、カキフライ(1,580円)、アンチョビポテト(650円)、キャベツのアンチョビ焼き(780円)、だし巻き卵(880円)、生桜えびのかき揚げ(1,380円)、刺身5種盛(2,650円)をいただく。やはり魚が美味い。でも酒をいっぱい呑みたい輩には、酒がやや高めなのが玉に瑕かも知れない。

73 小田原のここで打ち上げ。
74 モダンな店。結構にぎわっている。
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75 お通しが、白菜と豚ひき肉としめじのスープ。
76 キャベツのアンチョビ焼き。キャベツが甘い。
77 出汁巻き玉子は甘くない。
78 大ぶり牡蠣フライ。
79 刺身五点盛り。
80 アンチョビポテト。
81 桜エビかき揚げは、最初から取り分けられて出てきた。
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ひと頃1日当たり2万人を超えていた東京都の第6波陽性者数も、この頃漸く1万人を切るようになってきた。考えてみれば2年前の第1波はせいぜい1日200人ぐらい、今から較べれば可愛いものだった。が、それでもその頃は先行きが見えない、暗雲の中にいるような雰囲気があった。
その頃と較べると、まだ1万人近い割に、世の中はずいぶん平穏になってきた。重症化率が低くなったのもあるが、何となく、こうすれば陽性にならない、というコツのようなものが、朧気乍ら見えるようになったせいがあるような気がする(そのコツがホントに正解なのかはいまいち分からず、なんとなくモヤモヤしているけど)。
ともかくそんな雰囲気が出てきたせいか、「河辺温泉・梅の湯」でサッパリした後、まだ午後5時ということもあり立川で途中下車してみることにした。入ってみようと思ったのは、南口から5分程のところにある、クラフトビールとワインの店「はるばる」である。
客はそれなりに入っていたが、予約無しでもなんとか入れた。若者カップルが目立つ。先ずはクラフトビール。東京IPA(780円)にしてみた。これは小菅村にあるFar East Brewingのビール。その後は、グラスワイン。勝沼に中原ワイナリーなんてあるの、知らなかった。この頃、日本のワインも益々美味く、かつ個性的になっていてうれしい。
料理はポテサラ、串焼き盛り合わせ、カルパッチョ、ハムエッグをチョイス。どれも美味かったが、ミディアムレアのレバーを(騙されたと思って)胡椒と蜂蜜を付けて喰ったのが斬新だった。そのうちふと、ここは入ったことがある店と気付いた。調べてみると8年前のことだった。

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45 立川のこの店に寄り道。
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46 突き出しがスープでしたよ。
47 クラフトビールで乾杯。
48 筍と鳥そぼろが入ったポテトサラダ。
49 ビールの後はこれを呑んでみた。
50 「まどぎわ」という名のワイン。
51 品種はデラウェアと甲州。
52 レバーははちみつと胡椒をつけて。
53 これでもワインです。
54 瀬戸内産真鯛のカルパッチョ。
55 ぜいたくハムエッグ。
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56 暫く経ってから「ここ入ったことある!」と気が付きました。

今日は1軒目どころか、2次会でも終わらない。アユラシを呼び出して新宿で会おうということになっていたのだ。つまり3次会が待っている。全ては「さくらの湯」が臨時休業していたせいである。それはともかく、いつものように松田駅から特急「ふじさん6号」に乗車。乗車率は以前よりもだいぶ増えたように見える。
すっかり夜の帳が下りて窓の外は真っ暗。山なんて見えるはずも無く、時間を持て余しそうだが、実はリュックに忍ばせてあった日本酒を取り出してチビチビやれば、新宿なんてあっという間だ。
新宿で寄り道するのは、昨年末の思い出横丁「第二宝来家」以来となる。駅構内には、多くの人が行き交っている。もうコロナ禍以前と大して違いが無さそうだ。東京の今日のコロナ陽性者数は9,164人ということで、2月初めの頃よりもだいぶ減った(半分以下になった)が、それでもまだ結構多い。
今回の第6波がなかなか直ぐには減らないのは何故だろう。それに、いまだに罹る人と罹らない人との行動パターンの違いが良く分からない。罹らないのが偶然なのか、懸かる人は必然なのか、誰も正確には答えられない感じでモヤモヤする。閑話休題。
ルミネ新宿にある「good spoon Handmade Cheese & Pizzeria」というシャレた名前の店でアユラシと待ち合わせ。ここはチーズに拘ったイタリアンな店ということだ。名前だけでなく内装もあか抜けた感じで、女性店員が目立つ。この頃、都心の店(除、新橋の店)に入ることが少ないので、何だか眩しい。
イタリアンとくればやはりワイン。赤と白をそれぞれ味わった。料理はと云うと、メニューには色々あって美味そうなのだが、なにしろ3次会目なので残念ながら大して喰えなかった。この次は是非、腹を空かせて来ないといけない。

74 新宿で3次会。
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75 アユラシ登場。
76 海老とブロッコリーのアヒージョ。
77 ベーコン&ベジタブルに・・・
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79 チーズ好きにはうれしい一品。
80 10種類のベジタブルサラダ。
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81 色々な話に花が咲き、看板まで居た。


Google Mapで飲食店を探していたら、新虎通り(マッカーサー通り)の南側に「タオ」と云う名前のダイニングバーを見つけた。名前が「タオ」というのであれば、たぶん7年前に入ったことがある店と、場所は違うが同じ店だと思う。以前は新虎通りの北側にあった洋風居酒屋が、何らかの事情でこちらへ移ったということらしい。
後で調べてみると、2018年10月にオープンしていたのでもう4年経っていることになる。暫く新橋から遠ざかっていたので(それにコロナ禍もあったせいで)、この界隈の動向にはすっかり疎くなっていた。
ということで早速、昼めし時に行ってみた。7階建ての雑居ビルの1階。この辺りは余り他に店が無い(同じビルに中華料理屋「天香府」が入っているぐらい)エリア。そのせいか、入ってみると結構客が入っている。座れないかと思ったが、丁度、入れ替わりで入れた。さらり~まんが主体だが、女子もそれなりにいる。それに客層も若いし、店員も若い。7年前の店ってこんなんだっけ?と思い起こしてみるが思い出せない。
日替わり定食(ローストビーフあんかけソース+鶏唐揚げ、1,000円)があったのでそれにしてみた。周りを見渡してみても、日替わりを食べる輩ばかりだ。メニューを見ると、日替わりには必ず鶏唐揚げが付いてくるようだ。昔の店もそうだったけど、やはりここでも鶏唐揚げがウリのようである。だから客が若いのかと納得。小生にはいささか負担が重そうである。
でも料理が出て来ると、結局、残すのは勿体ないと云うか、美味いのでつい喰ってしまうというか、意地汚くキレイにペロリと平らげた。次回は夜に来てみたい。

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「鳥茶屋別亭」でうどんすきを平らげた後、仕事が残っているという和尚とは分かれて(あれだけ呑んでまだ仕事が出来るのだろうか、と怪しむ)、アユラシともう一軒、行くことにした。午後2時半。平日のこんな時間でも、神楽坂だったら問題ないと、再び坂道へ繰り出す。
実は「鳥茶屋別亭」へやって来る前に、開いていることをチェック済みの「World Wine Bar by Pieroth」に入ってみることにした。ここは生粋のワインバー。この時間から、ワインを呑みにやって来る客を待っているところが、潔いというかエラい。訊けば、この店はワインの卸もやっているらしい。
奥に長い店で、テーブル席だけでなく、カウンター席、中2階の席とか、ソファー席とか有って、なかなかのセンス。何となく北欧を感じさせる。当然かもしれないが先客は無く、若い男子店員曰く「お好きなところへどうぞ」と。中ほどのテーブル席を確保。
メニューを眺めると、ワインに多少煩い輩も黙らせるような、かなりのラインナップだ。さらに見れば、平日の14時から17時まではハッピーアワーだと判る。通常一杯1,000円ぐらいのワインでも500円(スパークリングは640円)で呑めるというからラッキーだ。リタイヤした者へのご褒美のようなものかなと、勝手に解釈。
先ずは白。銘柄は店員に選んでもらったら、エチケットに熊が描かれたパナメラ・シャルドネ2019が出てきた。カリフォルニアの白。ドライだがかなりリッチな香り。これが500円で呑めるとはうれしい。つまみには自家製リエット(750円)を頼んでみた。
赤は牛のエチケットのオヴェハ・ネグラ・カベルネフラン・カルメネール・リゼルヴァが出てきた。これはチリワイン。口当たりは良いが、思いのほか余韻も長いフルボディ。これも「500円でいいの?!」と思う程、コスパ良し。とても得した気分で大満足だった。また次回もハッピーアワーを目指して来ようと思う。

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ナットウ箱山の帰り道、銭湯の「石和温泉」でまったりしても、時間はまだ17時。コロナ禍前だったら、じゃあこれから立川まで行って何処かで打ち上げるか、となるところだがそれもままならず。だったら、もうちょっと山梨県内でゆっくりして行こう、塩山で途中下車してワインでも呑もうか、となった。
そうなれば行く店は「グリル&ワイン」しかない。前回はつい3ヶ月前。駅を降りて店まではほんの5分。店の前まで来ると前回同様、開いていない。時計を見れば17時半。開店は17時の筈だが・・・。また前回同様、なおちゃんが店に電話を入れると、これから行きます、とのこと。
間も無くやって来たシェフ曰く、店は18時からだとか。あれっ、営業時間を変えたのか?と思ったが、何故か前からそうだったらしい。でも開けて貰えればこっちのもの。遠慮なく入店。今日は1階には予約が入っているとのことで、2階のテーブル席へ通された。前回は我々だけだったが、この頃は繁盛しているらしい。結構なことだ。
今日もどのワインにするかと暫し悩み、先ずはキスヴィンの白(グラス850円)で乾杯。相変わらず、この甲州はコスパが良いと思う。白ワインだったら、つまみはムール貝のワイン蒸しと、チーズのアヒージョが良さそうだと頼む。ムール貝は定番だが、チーズのアヒージョとは珍しい。
赤は駒園ヴィンヤードのピノ・ノワールにしてみた。結構、真っ当な感じの香り、呑みやすい感じのミディアム・ボディというところか。手軽に呑めるピノ・ノワールだ。これと合わせたのは鶏肉のソテーとトリッパのトマト煮込み。鶏肉のソテーもトマトソースだったので、ちょっと被ったがまずまず。肉がとても柔らかくてジューシー。トリッパも良く煮込んであって美味かった。やっぱり偶には山の帰りでも、ワインとイタリアンがいい。

54 ところ変わって塩山駅前の「ワイン&グリル」
55 今日のワインのラインナップ。
56 ムール貝のワイン蒸し。
57 駒園ヴィンヤードのピノ・ノアールにしてみた。イケます。
58 カマンベールチーズのアヒージョとは珍しい。
59 チキンソテー。肉が柔らかい。
60 トリッパ煮込み。これも柔らか。

小諸の「丁字庵」でまったりした後、新幹線で帰ることになる。最寄りの新幹線駅は佐久平だけど、今回はもうちょっと寄ってみたい店があるので、軽井沢駅までしなの鉄道に乗車する。
今更のことだけど、新幹線が出来たことで在来線が第3セクターになるのは一般的で、長野県側で「しなの鉄道」はそうやって出来た訳だが、一方、群馬県側は第3セクターにはならず、JR信越本線のまんま。素朴な疑問だけど何故だろう。それなりに儲かっているということかな。でもどうせなら横川~軽井沢間も残して欲しかったな。急勾配過ぎて補助機関車が必要なことが経済的ネックになるだろうけど、それをウリにも出来たはず。
軽井沢駅の北側に「オーデパール アンフェール」というカフェバーがあり、それが寄り道の理由。この店、なんと旧信越本線の駅を流用している。正確には旧信越本線上り線プラットホーム。プラットホームにテーブル席が並んでいる、呑み鉄的には見過ごせない店なのである。
店の母屋(?)にもテーブル席やカウンター席があるが、それじゃあ普通。当然プラットホームのテーブルを要望。カウンターから自らデリバリーする必要があるが全く問題なし。缶ビールとつまみを適当に見繕ってホームへ。
完全オープンエアなのに、程良い風が吹き抜けるので暑くなく気持ちが良い。軽井沢らしくは無いが、こういう店は軽井沢に似合いかも知れない。新幹線ホームが見えており、彼方には結構、客がウロウロ。その更に向こうはプリンス・アウトレットでウジャウジャ観光客がいるに違いない。一方、こちらは我々だけ。何故、ここだけ誰も来ないのか不思議。とても贅沢な空間と時間を占有した。

73 軽井沢駅にある「オーデパール アンフェール」にも寄ってみた。
74 ここは旧信越本線の軽井沢駅上り線ホーム。
75 向こうに新幹線ホームが見える。
76 テーブルが並んでいるが、客は我々だけ。
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77 とても涼しくて気持ちいい。
78 また、まったり。
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79 とても気に入りました。

「エンボカ」の酒と料理を存分に堪能した後は、万平ホテルの駐車場に車を停めてから食後の腹ごなしを兼ねて旧軽井沢を散歩。そしてそのうちに、何処かへ入ってお茶でもしようかと、店探しも兼ねた。
客はそれなりに歩いているが、去年以上に店が閉まっている印象だ。特に、テニスコート通りへ入る角にあった老舗の「大城レース店」が閉業していたのは驚き。レースなんて全く縁がないが、いつもあった店が無くなるのは何となく残念。
もっと驚いたのは老舗パン屋「フランスベーカリー」の2階の、去年も入った喫茶「ダ・ビンチ」が閉業していたこと。そろそろ店を閉めるつもりだとはご主人から聞いていたが、ホントにそうなるとは思っていなかった。一方、おしゃべりなマダム(女将)がいる「Art Café 江戸屋」は相変わらず営業中のようだ。代わりに入ってみようかとも一瞬思ったが、掴まってしまうと話が長いのでやめにした。
「ミカド珈琲」は閉業した訳ではなさそうな雰囲気だが、閉まっていた。コロナ休業中ということか、カミさんはモカソフトが食べられずに残念がっていた。なかなか入る店が無いなと思いながら歩いていると、ここだったらやっているかも、と思いつつ外階段を上がったところにある「Green Star Café KARUIZAWA」に入ってみた。ここは2回目だ(前回はこちら)。
ドアは開いているが、広い店内には客は誰もいない。でもそのうちに女性店員が現れ、訊いてみると営業中だと。外のテラス席にしようかと思ったが、そちらは今は使えない状態らしい。コロナ休業ではなく、コロナ縮小営業ということのようだ。
それにしても外廊下の左右の建物内は使える状態。これだけでも相当広いのに、先客は僅かにひと組だけしか見掛けない。これでは閉業も時間の問題ではないかと、大きなお世話だが心配してしまう。適当なテーブルに着いてメニューを開いたら、6年前と同じく生ビールはハイネケンしか置いていない。驚いた。ここは時間が止まっている。

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「はやぶさ温泉」でまったりした後、時計を見ればまだ15時。帰るのはちょっと早い。お互い、家にいる連れ合いがちょっと驚く。然らばちょっと寄っていきませんか?と2人の同意を得て、予てより気になっていた「甲斐ワイナリー」へ行ってみることにした。塩山駅からは歩ける距離だが、「はやぶさ温泉」からでは当然の如くタクシーで乗り付けるしかない。
山梨県甲州市にワイナリーは数多あるものの、行って試飲できるところとなると、そう多くはない。ましてやこの昼下がりの時間帯に席に着いて、料理を摘まみながら呑める店となるとかなり限られ、そこから気軽には入り難い本格的なレストランを除くと、もうほぼ皆無。他に知る限り、ぶどうの丘にある「展望ワインレストラン」と「シャトー・メルシャン」がそうだが、そのうち後者は(我々はワイン祭りのときに入った)、今は料理が15時半ラストオーダーとのことで、一層使い難い店となってしまった。
そんな状況の中で、ここ「甲斐ワイナリー」の「ワインカフェ古壺」は、10時半から17時まで営業しているという、とても貴重な存在。それでも山から下りて汗を流してから、17時までに余裕を以て来られるのはそうは無い。ということで、今回は千載一遇のチャンス。念には念を入れて、「はやぶさ温泉」に居た時に電話予約まで入れておいた。
国登録有形文化財になっている建物に入ると、先客はひと組だけ。特に予約は要らなかったようだ。テーブルに着いたら、さっそく赤ワインと白ワインのセット(1,530円)を注文。赤はメルロー種、白は甲州種。つまみには、チーズ盛り合わせ(1,490円)とサラミ&オリーブ実(930円)をいただくことにした。ちょっと呑むには丁度いい量で満足。他にもまだ色々あるので小腹が空いた場合にも問題ない。
こんなにいい店が塩山にあったとは迂闊だった、というのが正直な感想。ちなみに売店はワイナリーのご主人、こちらは奥方(もしかして娘か?)が取り仕切っていた。

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56 甲斐ワイナリーのワインカフェ古壺に寄ってみた。
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57 甲斐ワインをいただく。58 つまみも充実。
59 チーズ盛り合わせ。
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60 こちらは売店。
61 同じく有形文化財。

我々が専ら彷徨く午後4時頃の塩山駅界隈は、いつも殆どひと気が無く、店も駅前の数店を除き開いていないが、Google Mapを眺めている限り、意外と飲食店はある。今回はいつもより山から下りる時間が遅くなったので、そんな店の中から、気になっていた「グリル&ワイン」という店に入ってみることにした。
調べた限りではディナータイムは午後5時開店なのに、その時間に店の前に行ってみると閉まっていた。店の電話に掛けてみると、仕込みを別の場所でやっているのか、オーナーシェフと思しき相手が携帯に出て、今、店に向かっているところなのでもう一寸お待ち下さいとのこと。暫し待てば件の御仁が現れ、直ぐに店の中に入ることが出来た。思ったよりお若いオーナーシェフである。
店内はなかなかシックで小奇麗だ。あまり塩山駅前には無いタイプの店である。訊けば、オープンは4年前のこと。カウンター席とテーブル席合わせて10席も無いが、2階に12人ぐらいテーブル席があるらしいので、大人数でやって来ても大丈夫だ。
相前後してもう一人、ウェイターが現れた。何れにしても、開店時間後にやって来るのは何とも大らかでよろしい。この若いウェイター、本業は農家とのこと。こちらは相槌を打つぐらいで、とにかくよく喋る(オーナーシェフも話好きとお見受けした)。適当なところで話を切らせてもらい、注文する。
ここに置いてあるワインは、何れも近隣のワイナリー。しかも全てグラスで呑める。いいねぇ、こういう店を待ってましたよ。とりあえず機山のキザンセレクションメルロ/プティヴェルド2019から呑むが、その後は甲斐ワイナリーのメルロー2017、共栄堂ワインのK20bAK_DD、98winesのロゼ、Kisvinの甲州ロゼ2020を味わい、どれも大満足。最近の山梨のワインは美味い。
料理はスパニッシュオムレツと、チキンのアヒージョを食べただけで腹一杯になってしまった。次回はもっと腹を空かせて来ないといけない。もう、次回はどの山から下りてここに入るかを考え始めている。

85 塩山駅前のココに寄ってみた。
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86 小洒落た店内。
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87 鶏のアヒージョ。
88 ボリュームたっぷり、スパニッシュオムレツ。
89 共栄堂のK20bAK DD。甲州種なのに複雑。
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90 98ワインのロゼもイケてる。
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91 シェフにも入って貰った。

「きりふり温泉 ほの香」でサッパリしてから、さっき「かじか荘」から「きりふり温泉 ほの香」まで送って呉れたタクシー運転手をまた呼ぶと、すでに仕事明けになっていたのにも拘わらず来てくれて、東武日光駅前まで乗車。ついでに、何処か開いている店は無いですかと訊いてみると、駅前には有りませんね~、との回答。やっぱりね。
菊丸は一足早い電車へ帰り、残った我々3人はちょっと後の特急電車の指定席を取ったあと、再び駅前に繰り出して店を探す。確かに運転手に云われた通り、以前入ったことがある「旭屋食堂」も含め、土産物兼食堂の店は何処も閉まっている。予想通り、午後4時過ぎはこんなものかも知れない。駅前ではなく、神橋辺りだったら、開いている店が有りそうな気がしたが、そこまで戻るのはちょっと面倒だ。
ふと、日光街道をちょっとだけ入ったところにある「ホテル ヴィバ日光」の1階に確か店があった筈、ホテルだったら中休みなく営業してるのでは?と思い付き、試しに行ってみると果たして「ダイニングカフェ 湯波こまち」という店があり、営業中だった(入ったことは無いけど、記憶にあった店の名前と違っているような気がしたので調べてみると、確かに「まるひで食堂」という名前だった。あれ?!、ってことは東照宮西参道にある「まるひで食堂本店」の支店ってことか。奇遇だ。いずれにせよ、喰いもの屋に対する記憶は何故か風化しない)。
入るとウェスタン風な感じ。先客はなし。さっそくテーブル席に着き、メニューを開く。店の名前は和風だが、内装も料理も洋風がメインのようだ。とりあえず日光路麦酒を頼んで喉を潤す(そういえば、「まるひで食堂本店」でも呑んだっけ)。つまみには、(やっぱり日光だから)湯波刺し、野菜サラダ、ソーセージ盛り合わせ、ポテトフライ(商品名忘れた。マッシュポテトを団子にして素揚げしたようなもの)、チキンピザを注文。ビールだけだったらまだ良かったが、このあと日本酒(タクシー運転手いちおしの「清開」)に切り替えたのでミスマッチ。でも酔ってきたのでどうでも良かった。

85 場所は変わって「ダイニングカフェ 湯波こまち」で。
86 午後5時前で一杯やれるのはありがたいです。
87 湯波刺し。
88 女子は山から下りると野菜が喰いたくなるらしい。
89 男子は肉だ。
90 タクシー運転手曰く、日光で一番美味い酒はこれ。
91 ほぼチーズ。
92 腹減りびとはピザ。
93 開いててよかった「湯波こまち」。

ひと風呂浴びて身体が温まったので、次は五臓六腑を温める番だ。甲府駅界隈でこの時間でも開いている店をリサーチした中で、「やまなしプラザ」というビルの中にある「オープンカフェまるごとやまなし館」というカフェレストランが良さそうだと思い、入ってみることにした。念のため電話で予約も入れた。
次にタクシーを呼んで、運転手に「オープンカフェまるごとやまなし館まで」と伝えると、全く要領を得ない。「やまなしプラザの中ですが」と云っても、「山梨県庁の隣のビル」と云っても半信半疑。そんな店あったかな、ってな感じ。こちらまで何となく不安になって来るが(Google Mapではアイコンの位置が間違っていることが時々あるので)、まあとりあえずその辺りまで行って下さい、と走らせる。
Google Mapでナビをして「やまなしプラザ」に到着。エントランスから入ろうとすると、右手に「オープンカフェまるごとやまなし館」を発見。なにせ全面ガラス張りなので、直ぐに判る。山梨の特産品を販売している店の奥がフードコートスペースになっている。店員は全て女性で、先客も女性。女性比率がやけに高い店だ。
ここでも透明アクリル製のパーティションが載ったテーブル席に着いて、さっそくメニューを開くと、当然、山梨産のワインがずらりと並んでいる。そんな中から、呑んだことが無いマルサン葡萄酒のMIWAKUBO メルロ&プティ・ヴェルド(ボトル3,600円税込、以下同様)をチョイス。フルボディらしく、なかなか重厚で複雑な味わいで、コスパは良いと思う。
料理もワインに合った品揃えになっているようだ。各自の好みで、鳥もつ煮(650円)、ソーセージ盛り合わせ(720円)、甲斐サーモン(920円)、ポテサラカナッペ(400円)にしてみた。鳥もつ煮(写真撮り忘れ)に一番合う感じだったが、どれも夫々良かった。まだまだ試してみたいワインや料理があるので、また来てみたい。

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「天空の湯」のラウンジは、コロナ対策のせいかその前からなのか分からないが、畳敷き&座卓のスペースがなくなり、全てテーブル席になっていた。これは、この頃の日帰り温泉業界全般的な傾向。おばさん、おじさんが、大広間でトドのように寝っ転がっている姿はもうすっかり絶滅危惧種である。
各テーブル席の前後左右は×点マークが貼られているので、4人掛けのテーブルだったら2人までがOK、我々は7人だったので、6人掛けテーブルでも3つ必要な状況。そこまでしてここでゆっくりしたいという輩はいないのか、ほぼ我々だけの独占状態。おかげで自ずから「密集」状態にはならず、のんびりできた。
このまま帰るという菊丸、との~、のんちゃんが乗る電車の時間に合わせ、残り4人もとりあえず出る。「何処かでワインを呑もう」という話になり、3人が乗ったタクシーを見送ったあと、我々が向かった先はぶどうの丘のてっぺんにある「展望ワインレストラン」だ。前回は、シャトー・ルミエールのワインまつりのあと寄って以来だから、いつの間にかもう6年ぶりになる(前回はこちら)。
もう午後3時を過ぎていたが、4時半まではティータイムとして営業中。ティータイムでも、ワインやら料理やらを頼めるところがこの店のいいところ。尤も、ここでワインが呑めないなんて、あってはならないことだ。店内はそれなりに広いが、先客は若いカップルひと組だけ。ここも「密集」とは全く無縁だ。
先ずワインリストを頼むと、流石にここはズラリと勝沼のワインが並んでいる。その中から、個人的には呑んだことが無い「マルサン葡萄酒」のメルロー・プチベルド(2,970円税込、以下同様)をチョイス。勝沼でプチベルド種に出会うことは珍しい気がする(しかも自社畑産らしい)。思いの外フルボディで、コスパは申し分ない。つまみは、ソーセージ盛り合わせ(1,485円)、チーズ盛り合わせ(1,210円)、サラダ(990円)、ビーフシチュー(2,750円)。ライスが食べたいWoodyさんはカレーランチ(1,650円)。偶にはリッチにやるのも悪くない。

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今回は白駒池でテント泊が主目的だったので、それ以外は全部付け足し。それでも八千穂で予定外に時間が余ったおかげで「奥村土牛記念美術館」に見学できたし、「井筒長」で有名な「黒澤酒造」に寄ってみることも出来た。
また、立ち寄り湯は当初の予定には無かった「中棚温泉」に入り、思った以上に良い宿であることを確認したし、その流れで久しぶりに「丁字庵」に寄って美味い酒と美味いつまみと美味い蕎麦を味わうことができたし、それにも増して思いがけずまた「ろくもん」にも乗ることが出来た。
結果的にはメインディッシュのテント泊よりも(何だかウジャウジャとテントが張ってあったし、ワサワサとハイカーが居たのでオフ感が乏しい印象)、ずっとサイドディッシュの方が趣があって良かったが、これも想定外な状況に応じて前倒しで情報収集出来たのと、皆の意思決定が迅速だったことによると思う。何事につけ、先手必勝、臨機応変はアウトドアの王道とも云える。
「ろくもん」で軽井沢に着いたら、JR北陸新幹線に乗り換える。次の上り新幹線まで小1時間あるので何処かに入ろうかと一瞬思ったけれど、ちょいとひと休みするかと「さわやかホール」なる待合室で本を読みつつ暫し休憩。そんな客が我々以外にもいるが、何せインバウンド需要が無くなったせいで、軽井沢もやけに風通しが良い。
売店でオラホビールを買って新幹線に乗り込み、大宮には17時27分到着。ちょいとだけ呑んで喰ってから帰りたいところ、しかし東口の(キャバクラとかが多い)南銀商店街にはやや行き難いので、珍しく西口に出て、ロータリーのすぐ傍にある「TARUYA」というワインバー(肉バル?)に入ってみた。つい先月にオープンしたという、何とも間が悪いというか、ついていない店。雑居ビルの3階にあるせいか、客の入りも余り良くない感じ。ドリンクは全部一杯500円(オープンセール?)。白ワインとピクルスとローストビーフを頼んで、充実した山行(?)を振り返った。

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「ベアレン」で出来立てビールを呑んだあと、ちょっと昼飯時には早いがとにかく暇だし、朝食も早かったので店に入ろうかとなった。さて何処にするかと考えていたとき、「ベアレン」の人からお勧めの店(≒ベアレンビールを置いてある店)を紹介して貰った。
それが「エキチカバル」という、昼呑みができるありがたい店。小規模ながら盛岡駅にも「めんこい横丁」という名前が付いた地下街があって、その一角にある。調べてみるとオープンしたのが2019年4月で、まだ新しい店だ。どうやらそれ以前も店はあったらしく、「ベアレン」の直営店だったらしい。現在は、経営者が地元酒販店(山田酒店)に変わり、それでビールだけでなくワインも置くようになったとのこと。
到着はまだ11時過ぎだったが開いていた。またググってみれば、営業開始は午前10時。ということは10時から呑めるということ。実にエラい。地下通路側はガラス張りで店の中が良く見える。20席ぐらいのこじんまりした店で、店員は男女ひとりずつ。今風でカジュアルな雰囲気だ。
先客はいなかったが、後から若者グループがひと組だけ入ってきた。我々は通路側の丸テーブル2つをチョイス。リュックサックを降ろして席に着いたら、やっぱり先ずはベアレンビールのシュバルツ(600円)をいただく。でもビールばかりでは腹が膨れるのでワインに切り替え。メニューを見れば山梨・勝沼、大和葡萄酒の「ハギー&YUKI 甲州 スパークリング」(600円)があった。ここで勝沼ワインに逢えるのは奇遇だし、「ハギー&YUKI」はもっと奇遇。この頃日本のスパークリングは美味くなったと感じてきたがこれはその一つ、今日もそれを再確認した。
つまみも豊富。我々はトマト・生ハム・モッツァレラチーズのカプレーゼ(600円)、カキフライ(4個、730円)、カリーブルスト(600円)、パテ・ド・カンパーニュ(700円)を頼んでみた。どれもビールに、スパークリングワインに良く合う。
出来れば次回は山を敗退した時ではなく、早い時間に東京へ帰らなくてはならない場合に使わせて貰いたい。

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「つばさ150号」は福島駅まではのんびり走るが、「はやぶさ」と連結したら流石に速い。大宮駅に18時22分着。まだ宵の口だし、(天元台スキー場のリフト3本とロープウェイが運休になって歩いて、山麓駅まで下山したことが響いて)米沢では時間が無くて店に寄らなかったので、その代わりに大宮でちょっと寄っていこうと、家には欠食届を出している二人組で毎度おなじみ東口へ出てみる。
今日も何処にするか特に当ても無く、すずらん通りアーケード街へふらふらと入り込む。「吉野家」と「富士そば」は炭水化物専門なのでスルー。「酒蔵力」は既に2度入ったことがある。「焼とり日高」で一杯やるのも悪くはないが、若者がいっぱいいて煩そう。
更に進めば、「ろばた家むさし」か、その先の「大宮ワイン倶楽部」の何方にするかちょっと迷った挙句、比較的静かと思われる後者をチョイス。「なんたらワイン倶楽部」という店は、其処彼処で入ったことがあるが大宮では初めてである。入り口には、19時までは生ビールやハイボールやらが「何杯呑んでも1杯199円!」と書いてあった。
店内はガラガラ。若者は呑み物だけではダメで、食い物も安い店が魅力なのか。小生はハイボール(499円⇒199円税別)、なおちゃんはスパークリングワイン(499円)を注文。スパークリングワインは溢れんばかりに注がれていて、やや上品さに欠けるがともかくやけくそ的に安い。
メニューをざっと見てから頼んだのは、ごぼうチップス(???円)、大人のポテトサラダ(199円)、アンチョビキャベツ(399円)、4種チーズのオムレツ(499円)等々、つまみも安い。これで若者客が来ない理由が分からない。それにしても「なんたらワイン倶楽部」は、それぞれの店で料理や呑み物が必ずしも統一されていない感じ。経営方針で、店の自主性を重んじているのだろうか。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」はとりあえず新年会でもあるのだが、正月休み呑み疲れのせいもあるのか、集まったのは3人だけ。場所は、有楽町駅前の電気ビル地下街にあるその名も「有楽町ワイン倶楽部」という店にしてみた。
ここは、店に併設されてワイン専門の酒屋があり、ここで気に入ったワインを買えばプラス1,000円で店に持ち込みも出来るというシステムになっている。しかも、19時までだったらプラス500円で持ち込み可だと云うので、これは買わない手は無いと早速、ワインを物色することにした。
かなりのストック量で、フランス、イタリア、スペインを始めとして第三世界、日本産ワインもかなり並んでいる。だったらこの際、日本産ワインで赤と白を買ってみるかと選んだのは、白はKisvin Koshu Reserve 2017(2,870円税別、以下同様)、赤はKizan Wine赤 2017(1,430円)。
キスヴィンはちょっと高めだが(でもこのワイナリーのラインナップの中では最も安い部類なのだ)、以前から気になっていたワインなれど、なかなかお目に懸かれなかったので(直ぐに品切れになってしまう)、チャンスとばかりつい飛び付いてしまった。一方のキザンはこれまで何度も味わっていて、コスパは折り紙付き。図らずも赤白とも、甲州、塩山のワインを味わうことになった。
Kisvin Koshu Reserve 2017は、酸味は抑え目で軽い舌ざわりだが、香りは爽やかなのに芳醇だった。価格的に普段呑みという訳にはいかないが、ちょっとハレの気分にはぴったりくると思う。
合わせた料理は、田舎風お肉のパテ(650円)、大人のポテサラ(500円)、玉ネギとベーコンのタルトフランベ(720円)、牛ハラミステーキ300g(2,045円)、シーフードマリネ(1,280円)、カマンベールチーズのブルーベリー焼き(780円)、リードヴォーのカツレツ・クリームグレイビーソース(1,480円)。何れもちゃんと美味いし、ホスピタリティも十分で居心地良し、次回はもっと大人数でやって来たい。

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久しぶりの「自称・暴飲暴食の会」(でも次第に寄る年波に抗うことが難しくなり「美味いモノを少しだけ喰う会」に様変わりしそうな状況)。今回も肉バルにしようと、以前、新富町の支店に入ったことがある「八十郎」の、神田鍛冶町店に行ってみることにした。
ところが看板を見ると「肉バル」じゃなくて「ワイン食堂」となっている。早くも「肉バル」は時代遅れになってきたのか。「肉バル」だと、トレンドに敏感な女子の気を引けなくなったのかも知れない。それでもメニューを見た限り、出す料理自体に変化は無さそうである。
確かにこの頃、ワインをウリにしたダイニングレストランがじわじわ増えているような気はする。それに加え、これまで何かとコスパがウリでチリやアルゼンチンなど第3世界のワインばかりが持て囃された時期があったが、昨今はEUとのEPAが発効して関税が撤廃されたこともあり(とは云え1本あたり数10円しか値下げにならないが)、本場のフランスやイタリア、スペインのワインが、味だけでなくコスパ的にも見直されつつあるような感じ。そうなると、これまで第3世界ばかりのワイン知識では付いていけなくなり、また欧州の造り手の情報も蓄積が求められる訳で、我々としても単に浮かれている場合でもないのだ。
今回、呑んだワインはスパークリングがスペイン、赤はフランス。第3世界系を頼まないのは随分久しぶりな気がする。スペインのスパークリングは、いわゆるカヴァ。「ヴィーニャ サン ホセ ブリュット」(2,980円税別、以下同様)にしてみた。キリッとしているがフルーティーなタイプで、スカスカ呑んでしまう危ない系統。赤は、コート・ド・デュラスのシャトー・ガイヨ(2,980円)。地理的に近いせいもあって、なんとなくボルドー的である。何れにしてもこんなワインが店で3,000円以下であれば申し分ない。EPA発効、様様だ。

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