山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

中央線沿線

「ペンションすずらん」から土砂降りのなか、最終便の英和交通バスでJR甲斐大和駅に移動、既に入線していた高尾行普通電車に乗り込む。残念ながらロングシートだったが、怯むことなく酒ボトルを取り出してちびちび飲む。
立川に着いたら北口へ出て、久しぶりに「弁慶」へ向かう。今宵は、穂高岳登頂を果たして松本から帰ってくるかも知れない和尚も含めると総勢10人が集う予定。これだけが入れる店となると、立川では「弁慶」を置いてはなかなか見つからない。およそ1年半ぶりの入店となった(前回はこちら)。困ったときの「弁慶」頼みという構図は昔から変わらない。
横浜から、この呑み会のためだけに駆け付けてくれたWoodyさんは既に到着済み。その他の(和尚を除く)夜の部参加組も間も無く現れ、その都度乾杯。我々の予約席は、左手奥の小上がり。2階かと思ったら、違った。2階の座敷は使われていないらしい。客が減ったせいとも思えないので、従業員が足りないのかも知れない。
料理は盛大に注文しよう。各自の思い思いでポテトサラダ(260円)に厚焼き玉子(???円)、ジャンボコロッケ(520円)、魚肉ソーセージ天(180円)、厚揚げ(290円)、ナス焼き(???円)、焼き鳥盛り合わせ(140円/本)、馬刺し(730円)を注文。
久しぶりの居酒屋料理は嬉しい。どれもこれも、テキサスではお目にかかれないものばかりなので、美味さもまた一味違う。大人数が集まって、色々な料理を摘めるのもまた佳し。個人個人が料理を頼んで、一切シェアすることなく、独りで平らげる欧米スタイルとは、全く文化が違うなとつくづく感じる。中華料理がテキサスであまり流行らないのも、そういう文化の違いが根底にあるせいかも知れない。

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山から2ヶ月以上離れたのは、4年ぶりのこと。今回は1週間だけの帰国で、時差ボケがあったら山どころじゃないなと思っていたら、意外に大したことが無かったので、天気は悪そうだが行ってみることにした。
JR大月駅から大峠までタクシーを奮発し、そこから林道を北へなだらかに下り、駐車場のような広場から漸く石小屋ノ尾根を辿って川胡桃沢ノ頭まで登り、あとは牛奥ノ雁ヶ腹摺山まで主稜線を北上。たった2ヶ月でも離れていると、身体も足もやけに重い。これ以上山を離れたら先ずリハビリが必要だ。途中からはずっと雨模様で、山頂はじっとしていると肌寒いくらい涼しい。
やっとこさで牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。あとは駆け下るだけだが、本降りの雨なので滑らないように下山。ほぼ1時間でバス道に出る。1年半ぶりに「ペンションすずらん」へやってきた。今日もヤナギランがお出迎え。この天気なので、流石に客は少ないようだが、それでも夏休みに入った子供たちが、雨待ち顔で辺りをうろうろしている。
レインウェアを整理したら、とにかく風呂へ入って汗を流す。珍しく先客がいたし、我々の後からもやってくる客がいた。この天気なので、風呂に入って時間でも潰そうという感じだろうか。乾いた衣類に着替えたら、食堂へ。
女将さんに、ビールを頼む。ビール瓶が、つまみの葉唐辛子と一緒に出てきた。先ずは兄貴と乾杯。その後、三々五々と風呂から戻り、何度も乾杯を繰り返す。雨が降っていても、ここは極楽。つまみに、しいたけのバター焼きを注文。これも久しぶりに美味い。かなり眠くなってきたが、心地良いので寝るのは勿体無い。もうちょっとビールを呑もう。

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「ビア・カフェ・バテレ」でなんだかんだ2時間ぐらいまったりして、もう既に山の中にいた時間よりも、ビールをちびちび呑みつつ、うだうだしている時間の方が長くなったが、それでもまだ午後3時。ちょっと早いが、今日の打ち上げ(反省会?)は久しぶりに立川へ出ることにしようか。かれこれ半年ぐらいご無沙汰だ。
奥多摩駅15時8分発に乗り、立川16時16分到着。この時間だと、入れる店は限られている。北口へ行くか、南口へ行くか。手短なところで、北口駅前の「酒亭 玉河」を覗いてみると案の定、満員御礼。相変わらず、ここは競争率が激しい。
このまま北へ向かうと、だんだん駅から離れ候補店も疎らになるので、一転、南口へ向かうことにした。覗いたのは「だるま」。こちらもかなりの賑わいだったが、上手い具合にテーブル席が空いていた。いつのまにかもう、3年ぶり(前回はこちら)。ここの佇まいはちっとも変わっていないが、見慣れない女性店員が増えたようだ。
さて席に着いたら、もうビールは間に合っているので、日本酒にしよう。この店の酒は国盛(380円)。飽きの来ないすっきり辛口系、酔うほどに良さが判る酒という感じだ。つまみに今日は、馬刺しに梅きゅう、かしら、ささみ。
今日は、目当ての倉戸山に登れず、奥多摩湖の目と鼻の先でまさかの敗退となったが、締め括りに我々とっての原点とも云える「だるま」再訪ができたので、たいして残念な気分はない。今日も好日。

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3ヶ月に1回の定期健診のあと、カミさんと久しぶりに「山の上ホテル」に行ってみた。ホテル内の「バー・ノンノン」 、「バー・モンカーブ」、「天ぷら山の上」には入ったことがあった。今回は、「コーヒーパーラー・ヒルトップ」でのランチ。「山の上ホテル」には何度か来ているが、「コーヒーパーラー・ヒルトップ」は初めてのような気がする。そもそも在り処が判らず、フロントで聞いたくらいだ。
御茶ノ水界隈は久しぶり。メトロ千代田線の新御茶ノ水駅聖橋口からJR御茶ノ水駅の西口へ歩くと、喫茶店や画材店など、昔とあまり変わっていない感じがする。茗渓堂はビルの名前としては残っているが、店舗はすっかり楽器店だけ、とっくに書店はなくなってしまっている。山岳書専門コーナーがあった数少ない書店だったが、まったく残念なことだ。
駿河台の坂道を上がっていくと、角に「山の上ホテル」が見えてくる。いわゆるアールデコ調の佇まい。角の右手、すなわち東側にも「山ノ上ホテル」の建物(別館)があったはずなのだが、今はフェンスに囲まれ、明治大学の敷地になっていた。 調べてみると、何故か3年前に明治大学へ売却してしまったらしい。確か、泊まったことがあるのは別館だった筈なので、とても残念。メインダイニングも別館にあったような気がしたが、少なくとも今は本館にある。
「コーヒーパーラー・ヒルトップ」は正面から入ると、2階下。ホテルが斜面に立っているせいで、2階下といっても地下ではない。ちょうど昼時、店内はほぼいっぱいだったが、運良くテーブルが一つ、空いていた。客は有閑マダムや、さらりーまん、OLなど。明治大学の先生らしき者もいる。流石に学生は見当たらないが、やっぱり、浅草や北千住辺りとはだいぶ客層が違う。注文は、小生はAセット(カレーライス)と生ビール、カミさんはAセット(マカロニグラタン)と生ビール。偶にはこんな優雅なランチも悪くない。

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今宵も海浜幕張から東京へ呑み会出張(^^ゞ。早めに会社を出られそうだったため(サボったのではなく、ちゃんと休暇届を提出)、都心在住のなおちゃんに早く出て来れないか打診し快諾を得たので、行き掛けの駄賃宜しく、ちょっと入ってみたい店を取材(≒0次会)することにした。
場所は飯田橋駅の直ぐ近く。線路沿いにある「立呑み晩杯屋」にした。この店はチェーン店で、東京を中心に20数軒展開しているらしいが、これまでまだ未体験だった。営業時間は、ランチタイムの後は15時からやっているので、会社を早めに退けるときには便利だ。
暖簾を潜ると、奥に長い間取り。「たきおか」や「カドクラ」と似た雰囲気。立呑みなのでどのくらいの客が入れるのか見積難いが、少なくとも40~50人ぐらいは問題なく入れそうだ。我々が入った時点では客は数名程度だったが、我々が店を出るまでの30分くらいの間に、続々と客が集まり出した。
店員は厨房とフロアを含め3人程度。まだ時間が早いせいだろう。注文取りは、小柄な中国系女性店員がやってきた。先ずは生ビール(410円税込、以下同様)にするとして、つまみも試そうと、ポテサラと煮込み豆腐を注文。ここは他の立呑みと同様、キャッシュオンデリバリ。
早速やってきた生ビールで喉を潤す。1時間程度の移動であっても、オフに切り替わった時の1杯目はやっぱり美味い。ポテサラは130円と、格安。付け合わせのキャベツが多め。ポテトの量はともかく、価格的にはこれまで実食した中で最安値だろう。もう一つ頼んだのは煮込み豆腐(110円)。これも、なかなかお目にかかれない値段。これでしめて、ひとりあたま530円。センベロは無理にしても、1,500円ぐらい出せば相当良い気持になれそうである。また、何処かで呑み会があったら、近所にこの店が無いか探してみよう。

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「お座敷桃源郷パノラマ号」に乗った余韻醒めぬまま、西国分寺の「潮」にやってきた。いつ以来だか思い出せない(単に呆けただけかも知れぬ)くらいに来ていない。
今日は久しぶりに、ヤマショウビン氏夫妻もやってきて、都合6人で宴。いつもヤマショウビン氏には、山行の途中で聞いた野鳥の鳴き声の正体を教えて貰っているが、今日も「ウソ」と「ゴジュウカラ」を鑑定してもらったものの、忽ちどっちがどっちだったか判らなくなる始末。なかなか教科書通りには鳴いて呉れないのが素人泣かせ、と言い訳したくなる。今後も頼りにさせてもらうしかなく、一向に上達しない不肖の生徒と我慢していただきたい。
「潮」は、出される料理を見れば、蕎麦屋というよりも蕎麦会席料理店という感じだが、店の雰囲気は全く蕎麦屋然としている。敷居が高い蕎麦屋と見るか、肩の凝らない蕎麦会席料理店と見るかは、その客次第かも知れない。
我々は4,300円のコースを予約していたのだが、もちろんコースでは無く、単品で注文することも可能。昨今はそういう客は少ないのかも知れないが以前、隊長とタマちゃんと3人で来た時は、たしか単品注文だったような気がする。
コースの料理では、繊細な胡麻豆腐や、蛤の茶碗蒸しなど、なかなか蕎麦屋ではお目にかかれないシロモノが出て来るが、一番びっくりしたのは蕎麦がき。プルンプルンで蕩けるような食感と蕎麦の香り。通常の蕎麦がきの概念が崩れる一品。締めの蕎麦も申し分なし。また近いうちに是非来たいが、次回、ヤマショウビン氏を招くときは、また別の店を探すこととしてみたい。

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石和温泉駅から帰る際は、「ホリデー快速ビューやまなし」に乗ることが多いが、今日は別。1週間程前のこと、何の気なしにJR東日本の春の臨時列車の案内を見ていたら、この期間限定で「お座敷桃源郷パノラマ号」が運転されることを知った。485系の、いわゆるお座敷ジョイフルトレイン「華」という列車で、全車グリーン車である。
しかも、今回の大栃山山行と合致する。石和温泉駅の発車時刻は16時42分で、立川には18時18分着。この間のグリーン券は980円。これは「あずさ」や「かいじ」の自由席特急料金の930円と同程度、指定席特急券1,450円と較べると遥かに安い。優雅に安く行くか、それとも金をかけて急いで行くか。そりゃオフだったら前者でしょ、と早速、山行参加者の同意を得て、「えきねっと」で予約を入れた。臨時列車だけあって、間際になっても指定が取れた。
1車両当たりの定員は24人で、6人掛けの堀り炬燵テーブルが4つ並んでいる。カラオケまで設置されているようだ。さすが、ジョイフルトレイン。3つのテーブルは同じ若者グループのようで、既に大層盛り上がっている。我々は、お独り客といっしょのテーブル。この方、乗り鉄でしょうなー。でも、ジョイフルトレインに独り客は似合わないですよ。
この列車は小淵沢始発で、山梨県内はいわゆる国中の韮崎、甲府、石和温泉、山梨市と停車し、塩山を出ると八王子まで停まらない。勝沼ぶどう郷に停めても良さそうな気はするけど、JR東日本的には桃源郷は塩山で終わり、と云う訳だ。
窓は大きくて、甲府盆地に広がる桃の花畑を愛でながら一杯やる。いい感じだ。勝沼ぶどう郷の桜も丁度見頃。石和温泉から立川まで、グリーン券980円はちっとも高くない。隣りのグループは典型的「花より団子」派の様子だが、それもまた佳し。
調べてみると、同じお座敷列車が「秋の山梨 お座敷ワイン号」でも使われているらしい。半年後が楽しみになってきた。 次回は先着6人(希望者が多ければ12人)限定で乗車してみたい。

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「ももの里温泉」からタクシーでJR石和温泉駅へ。途中に点在する果樹園では、桃の花が良い感じに咲いていた。今日は、ダンコウバイに始まり、桜、桃と、それなりに春の花を愛でることが出来たので、まあ上出来だ。でも、お楽しみはこれからだ。
桔梗信玄餅工場の脇を通る。聞くところによると、ここ目当てにやって来る人気バスツアーがあって、そのウリは信玄餅の詰め放題なんだそうな。さすがに女性陣は甘いものの話題を良くご存じ。
少々時間が早いので、ちょっと駅前をぶらぶら。随分あか抜けた駅舎の1階に観光案内所があり、入ってみることにした。すると、看板に「ワインサーバ」なる言葉を発見。何のことかなと思って覗くと、中にいた女性係員(観光協会の係員であって、たぶんワイン係ではない)曰く、「全国で初めてとなる有料試飲用のワインサーバーです」と。昨年の2月にオープンしていたらしい。へー、そうだったんだ。迂闊にも今まで気が付かなかった。
ボトルを眺めてみると、笛吹市にあるワイナリーの銘柄ばかりなので(我々は、勝沼のワインだったら少々うるさい)、余り馴染みが無いボトルばかり。せっかくなので試飲してみよう。試飲用プラスチックグラス一杯当たり、だいたい200、300円。コインを入れて、ボトルの上の液晶パネルを押すと、ノズルからワインが出てくる仕組み。難を云うと、直感的にボタンを押すところが判り難いし、ノズルにグラスを引っ掛け易い(言い訳になるが、小生は実際、引っ掛けて、グラス内のワインを床に零してしまった。女性係員が直ちに掃除してくれて、ワインもタダでサービスして呉れた。酔っ払いは困るね(T_T))。
先ずはスズランワイナリーの「明野メルロー2016」をいってみる。なかなかイケるミディアムボディー。熟成が進めばいい感じになりそう。もう一つ呑んでみたのが「カベルネソーヴィニョン✕シラー」というボトル。良く見たら、これもスズランだ。こちらは少々ワイルドな感じで、フルボディーか。ヴィンテージが判らないが、やはりまだ熟成が足らない感じがする。
今日はまだ先があるのでこれで止めにした。なんだか石和温泉に来る楽しみが増えた感じでうれしい。これからちょくちょく寄らせてもらおう。

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また桃の花の季節。今シーズンは何処の山に登ろうかと、地図を眺めながら暫し思案。そう云えば、これまで大栃山に登る機会が無かったなと思い付き、ここを目指すコースにしようかと思い至る。改めて思えば、かつて神座山と呼ばれていたが、僅かこの20~30年のうちに、いつのまにか大栃山という名前に変わっていた。しかも、以前は黒打ノ頭だったピークが、代わりに神座山と呼ばれている。こういう名称の変遷は、往々にしてガイドブックやガイドマップでの誤記が原因だろう。
ともあれ、当日。天気はいまいち。先ず檜峯神社から鳶巣峠へ上がり、そのまま大栃山へ向かうと早過ぎるので、行きがけの駄賃で黒打ノ頭を往復。ガスっていて全く眺望無し。端正な釈迦ヶ岳を眺めるのはまたの機会にお預け。
そのあとは大栃山へ向かい、下山は花鳥山へ。途中の道形はやや不鮮明で、所々にある道標も大して頼りにはならない。なかなか地図読みが難しいし、足元も不安定なところがあり、ルンルン気分では下れない(山行記録はこちら)。
花鳥山は丁度、桜が見頃だった。肝心の桃の花は、花鳥山周辺では開花したばかり。しかし、展望台から目を凝らすと、薄っすらとピンク色に染まっているのが判る。甲府盆地の底の方で概ね満開状態らしい。とりあえず目的は果たしたので、タクシーを呼び「ももの里温泉」へ向かう。
「ももの里温泉」は桃の果樹園に囲まれているが、やや高台にあるせいで、開花には少々早かったようだ(HPによれば開花予想日は4月10日)。毎年感じることながら、桃の花はタイミングを合わせるのはなかなか難しい。
建物が凹形になっていて、その凹んだところに入口があると云う、ユニークな造りになっている。なおちゃんが卒なく、ネット限定入浴特別割引券を持参してくれたおかげで、市外者が620円(最大3時間)のところ、100円割引きで市内在住者の一日券と同じ料金となった。
湯はアルカリ性のいわゆる"つるすべ系"で、気持ちが良い。桃の花の眺めを期待していた露天風呂には入らず、さっぱりしたら休憩処へ。たとえ桃の花が無くとも、生ビールがあればハッピー。今日も湯上りビールが美味い!

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ももの里温泉のHP: こちら 

千人町にある了法寺(このお寺、「萌え」寺として有名。HPも凄いが、この寺の業務用車(写真参照あれ)は、思わずたじろぐ。これで檀家を巡るのだろうか)で母親の七回忌法要の後、兄貴夫婦、従兄達と共に台町にある「満留賀」という蕎麦屋に入る。表からは想像できないが、奥に長い店で、手前がテーブル席、右手がカウンターと厨房、奥が座敷になっている。座敷の間は角部屋になっていて、手入れが行き届いた庭を望める。庭には池もあり、何匹もの巨大な錦鯉がゆったりのたうっている。
庭を眺めていると、何処からともなく三毛猫が現れ、一頻り毛繕いした後、塀の上でひと休み、最後は庭木から軒を伝って屋根に上がり見えなくなった。いつもの巡回コースなのだろう、仕草に淀みが無い。そんな一部始終を目で追えるほど、客間から庭の眺めが良い。
小生が小学生だった頃、この蕎麦屋は通学路の途中にあったので、良く覚えている。つまり、個人的には最も古くから知る蕎麦屋なのだが、実際に入って蕎麦を手繰ったのはつい十数年前。この店は、酒もつまみも充実していて、昼呑みにはうってつけ。勿論、蕎麦も美味いので大変重宝な店である。今日も酒と肴と蕎麦を、呑んでつまんで手繰って堪能した。 

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「藤野やまなみ温泉」には送迎バスもあるのだが、今回は些かタイミングが悪いので、またまた藤野タクシーのお世話になって、藤野駅前まで移動。運転手はまた別の人だった。もしかすると今日は、これで全運転手と会ったことになるのかな。これで我々も、すっかり藤野タクシー通だ。
藤野駅前では、ほぼ2年ぶりに「風里」に寄ってみることにした(前回はこちら)。念のため、予約の電話を入れておいたが、カウンター席に常連さんが何人か居ただけで、座敷も奥のテーブル席も誰もいなかった。我々の後も、ひと組がやってきただけ。今はまだ、山もゴルフもシーズンオフのせいかも知れない。
座敷に並んだ座卓の一つを陣取り、最初から日本酒(笹一)で乾杯。ここの座敷は落ち着ける。「風里」は、食事も呑みも、どちらでもOKな便利な店。メニューをざっと眺めてみると、ポムポムズ(300円税込、以下同様)なる一品が気になり注文(注文を取りに来たのは、高校生ぐらいのあんちゃんとねえちゃん。この店の跡取りと娘だろうか)。出て来たものを見ると、何やら松かさのような形をしている。こんな実がなる樹木もありそうな感じ。フライドポテトの変形版か。
齧ってみると柔らかいので、きっとマッシュポテトだろう。こんな商品があるなんて聞いたことが無い。メニューに(何の解説も無く)そのまま加える程、ポピュラーなのだろうか。括弧して、フライドマッシュポテト、と書く位した方が親切なんじゃないの?なんて、余計なことを考えてしまう。
この店の名物は、ビッグハンバーグ(1,000円)。デミグラスソースがタップリの煮込み風で、文句なく美味い。他には、手造りコロッケ(400円)、手造り餃子(380円、あれっ、さっきも喰ったような・・・)、じゃこ天(420円)、サバ塩焼き(520円)、厚焼き卵(???円)を注文。どれも安心できる味で、つい日本酒もすすむ。今日も佳き山行だった。

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「道志宿」でひと息ついた後は、朝と同様、また藤野タクシーのお世話になる。朝とは別の運転手だった。本日の立ち寄り湯は、女子連が入ったことが無い(含、入ったことを忘れた)という、「やまなみ温泉」に行ってみる。
ここはほぼ3年ぶり。入口を入ると右手が受付で、正面には土産物や野菜が並んだスペース。この売り場を中心にして、男女の風呂場や、休憩室へダイレクトにアクセスできる配置。シンプルで判り易い。コンクリートの打ちっ放しで安価に作っている感じはあるが、明かり採り窓が多く、明るくて開放的なので冷たい感じはしない。
さっそく700円を支払って入浴券を買うが、ここは帰る時に受付カウンターへ入浴券を渡すシステム。こういうのって、日帰り温泉毎にシステムが違うので毎度戸惑う。出来たら厚生労働省に統一規格を作って欲しいところだ。
脱衣所のロッカーは、何処を使ってもいい方式。どの日帰り温泉もこうすればいいのに。そこそこ客はいるが、混んではいない。ここは柔らかい印象の湯。天然かけ流しらしいが、源泉温度が38℃とやや低いので加熱している。ゆっくり浸かってしっかり温まっても、結局30分足らずで上がり、休憩室スペースへ。
テーブル席もあるが、やっぱり大広間でどっかり腰を落とす。食券を買って、生ビールと枝豆をゲット。大広間に置かれたテレビでは大相撲をやっている。時間が早いので、まだ幕内ではない。こういうところで枝豆を齧りながら、のんびり大相撲を観戦するなんて、悪くない。

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公共交通機関利用派としては、道志の山はとっても行き難い山域のひとつ。最寄りはJR藤野駅か、富士急都留市駅からタクシー利用するしかない。どちらからでも7,000円以上かかるので、なるべく大人数でないと、出費が少々痛い。今回は、参加人数が二転三転したが、結局4人と云うことで落ち着いたので、リーズナブルな人数になった。
狙いは赤鞍ヶ岳から菜畑山までのトレースだったが、思った通り(?)尾根上には積雪があり、特に朝日山から先はラッセルが必要だったので、あっさりその時点で断念。ほぼ一日中良い天気で、富士山が良く見えた。
竹之本の集落に下りたら(山の記録はこちら)、やはりビール。「道志宿」というドライブインのような大衆食堂がある、和出村を目指して「道志みち」をてくてく移動。さすがにこの季節はツーリング族はおらず、静かな街道である。
10分ほどで「道志宿」に到着。いつもは、このような店に到着すると、開いているか閉まっているかで少々ドキドキするが、今回は予め、なおちゃんが店の営業状況をリサーチして呉れたお陰で、安心して入店。中に入ると、目の前にストーブが暖かい。奥にはテーブル席がずらっと並んでいて、右側に座敷。意外に広い。焼酎のキープボトルがずらりと並んでいるので、夜は居酒屋になるのだろうか。女将さんがお出迎え。さっそく生ビール(600円税込、以下同様)を注文。山中ではほとんど水分を取らなかったせいか、やっぱりビールが美味い。
メニューを眺めると、基本的には定食屋のようだが、うな重もある。蒲焼の大きさが気になるものの、1,400円は破格に安い。山女重(900円)なんてのもある。どんなものか興味が湧く。一品料理もそれなりにある。鹿さしみ(1,000円)は、感染症が気になるので少々躊躇う。結局選んだつまみは、馬もつ煮(600円)と焼き餃子(500円)。どちらも普通以上に美味い。馬もつ、なかなかお目にかかれないが、臭みは少ないようだ。漬物もサービスでいただいた。
最近、「日乃出屋」で立ち寄り湯が出来なくなったので、道志にやってくるモチベーションがやや殺がれた感じだが、「道志宿」があれば安心。菜畑山リベンジではまた寄らせてもらおう。

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明治神宮での結婚式に参列。式は随分と久しぶりだ。ちょっと早めに来たので、門のあたりをウロウロしていると、あっちでもこっちでも結婚式に臨むカップルが、屋外で記念撮影したりしたりしている。良い天気なので問題ないが、雨だったらどうするのだろう。
今日は大安吉日、控え室がある建物の入口に掲げられた名前リストを数えて見ると、18組もの結婚式が行われるようで、まさに分に刻みで進行中だ。
結婚式は行進から始まる。参列するものは、当事者の二人の後ろにずらりと並び、行列のまま南神門から式場まで練り歩く。辺りは参拝客(特に外国人観光客が目立つ)が大勢いるので、さながらパレードのようにカメラやスマホの餌食になる。白無垢と羽織袴姿の花嫁花婿の行進は、観光の対象そのものなのだ。
式の後は披露宴、送迎バスで明治記念館へ移動。代々木から信濃町まで総武線に乗った方が早いのでは、と思う程、ノロノロ運転状態。やっと辿り着いた明治記念館は、庭もエントランスもかなり立派。
昨今、地味婚か、披露宴無しなんてケースもあるようだから、こういった施設は経営が大変なのでは、と思っていたが、全然そんなことはない、かなり繁盛しているように見える。入口に書かれた披露宴会場の案内によれば、今日は16組が予定されているようである。やっぱり明治記念館は、明治神宮が経営しているんですかね。だとすれば、法人税の面では優遇されているだろうから、民間の施設に較べれば経営は恵まれているのだろう、なんてどうでもいいことを考えてしまう。
曙の間が控室。通路から広い庭を見渡すことが出来、ここにもウェディング姿のカップルがあっちにもこっちにもいて、記念写真に余念が無い。庭を隔てた向こう側にも披露宴会場があるが、全面窓ガラスになっていて、中の様子が良く見える。出し物をやっていたり、ケーキ入刀中だったりが丸判りである。この建物は、明治記念館創業当時のものらしく、憲法記念館と名前が付いている。調べてみると、明治憲法の草案審議が行われた部屋なのだそうな。
我々の披露宴会場は2階の富士の間。かなり広いし天井もやけに高い。姪の晴れ姿を拝みつつ、豪華な料理と酒(専らシャンパン)に舌鼓を打った。

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高尾駅で途中下車。つい2か月前に来たばかりだが(前回はこちら)、菊丸は未だ入ったことがないと云うので、またまた「あさかわ」に来た。なんだかんだ、場所が良いし、酒もつまみも美味い。早い時間からやっているのもいいところ。逆に、午後5時を過ぎると途端に混んでいて、入れないことが間々ある。その点では、今日は良いタイミングでやって来た。
高尾駅北口の再開発計画が、予定通り進んでいれば、この店に入ることも出来なかった筈なのだが、計画はドンドン延びて、依然として店は存続している。お陰で、この1年半余りの間で、4回もお邪魔することが出来た。高尾駅の橋上化はこれからだが、駅前のバス停整備は終了したような気もするので、もうこの店の立退き話しは無くなったのだと、勝手に解釈している。
相変わらず草臥れたままの暖簾を潜ると、やっぱり今日も、客はカウンター席だけ。やはり高尾山帰りなのか、登山姿が多い。カウンター席から埋まるのは、少人数の客が多いせいもあるが、恐らくは皆さん常連で、この店の居心地の良さに惹かれてやって来るのだろう。
ここは登山客にとっての、サロンのような場所かも知れない。今日はどの山を登っただの、あのコースは眺めが良かっただの、他のハイカーとの世間話をしたい人もいるだろう。女将さんとの世間話を楽しみにしている客も、きっと居るに違いない。山に登ることは手段(又は過程、あるいは云い訳)で、山から下りてこの店に来ることが目的という人もいるのだろう。我々のように、高尾山近郊の山ではなく、中央線沿線の山に登った帰りという人も居るかも知れない。そう考えると、何となく親近感が湧いてくる。
我々は、手前から3つ目の、4人掛けのテーブル席に着陸。何となくここが定席になりつつある。いつものように、ビール(瓶600円税込、以下同様)で喉を潤す。特に意識していないが、気が付いてみると、もつ煮込み(450円)とポテトサラダ(400円)は毎回注文している。能登名物のししっぽ焼き(600円)とサバの魚醤漬け焼き(700円)は、この店じゃないとなかなかお目にかかれない。今回は、小アジの南蛮漬け(450円)とカキフライ(700円)も頼んでみた。どれもおふくろの味。これらの肴を突きつつ、日本酒をいただく。山の話をするのに相応しい店は、奥多摩だったら「天益」、高尾ではここ、「あさかわ」ということになるだろう。

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やってきた211系の高尾行普通電車は、ロングシートだった。何だかこの頃、我々の意向を無視してロングシートが増えてきたような気がする。ホリデー快速ビューやまなし号が無い時間帯や季節外れには、特急に乗ってね、っていうJR東日本の企みが感じられるのは考え過ぎか。
ついでに云えば、特急「かいじ」や「あずさ」が高尾に停まらないのも、山梨から帰る客を(もちろん、やまなしへ向かう客も)、京王線に取られてしまうのを避けたい、というJR東日本のこすっからい戦術のように思うのも、やっぱり考え過ぎだろうか。
そう云えば、東京オリンピック開催に合わせて、中央線・青梅線にグリーン車付きの12両編成の車両を走らせる計画があるらしいが、それも睨んでのことだろうか。ちなみに大月からグリーン車に乗った場合、八王子までだったら50km以内なので570円だが、立川まで行くと僅かに50kmを超える(50.3km)ので780円。日野に着いたら、普通車両へ移動するという小技が使えるとは云え、2020年以降は、八王子で呑む機会が増えそうな予感がする。話が脱線した。
のんちゃんは、飼犬のお散歩の時間までに家に帰るとのこと。ならば前倒しで車内での呑みも必要だ。菊丸のご子息の意向に従ってもいられない。ロングシートだの云ってられない。それでも、満員の状態で呑むほど面の皮は厚くないので、高尾駅に近付かないうちにかるく一杯やろうと、そそくさと、昨晩飲み残した日本酒ボトルと、カップとつまみを取り出す。乗客は、各シートにひとりかふたりぐらいなので今のうちだ。
今日の酒は、会津坂下の曙酒造が造る「天明・焔・山廃・特別純米」。燗酒用とのことだったが、冷やでもなかなかイケる。山廃ならではの、しっかりした酸味と旨みがこの酒の特徴。鮭のトバを齧りつつ、ちびちびやる。
電車が大月駅を過ぎると、停車する毎に乗客が少しずつ増えてくる。季節柄、登山者はそれほど多くは無い。そろそろ、あまり開けっ広げ状態で呑んだくれるのもそろそろ止めた方が良さそう。まだ時間が早い(15時過ぎ)ので、ちょこっとぐらいは寄れそうだと、高尾で途中下車することにした。さて、何処へ行こうか。

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「天空の湯」で再びタクシーを呼んで、ワンメーターで勝沼ぶどう郷駅に到着。ポカポカ陽気だが季節柄、行楽客はさすがに少ないようで、駅前に屯しているタクシー運転手も、車から降りて世間話に興じている。この状態ならば、ワンメーターの距離でも上客のようだ。
「勝沼駅」が「勝沼ぶどう郷駅」に変わったのは、1993年(平成5年)からだそうである。同じタイミングで、「初鹿野駅」が「甲斐大和駅」へと変わったので、何となく覚えている人もいるだろう。ちなみに、「甲斐大和駅」の場合、元々あった初鹿野村が大和村に変わったのが1941年(昭和16年)だから、それから遅れること、50余年で地元の念願が叶って駅名が変わった訳だ。ところが2005年(平成17年)には平成の大合併で、甲州市になってしまったので、またしても旧自治体の名前が駅に残るということになった。いつかまた、甲斐大和駅も別の名前になるのだろうか。まさか、「塩山駅」を差し置いて「甲州駅」にはならないと思うけど。
「勝沼駅」が「勝沼ぶどう郷駅」に変わったときは、何だか客受けを狙った安易なネーミングかと思ったが、もう20年以上も経つといつの間にか慣れてしまった。そう云えば、この頃は「東根さくらんぼ駅」なんてのもあるくらいだから、ご当地特産を駅名に入れてしまうのは、この頃の風潮として受け入れられているのかも知れない。そう云えば、銀行の名前でも、トマト銀行とか、もみじ銀行なんてあったな。閑話休題。
駅舎に入ると、人形が飾られているショーケースの壁に、大日影トンネルの閉鎖を告げる貼紙。前回、勝沼ぶどう郷駅へ来た時に、甲州市のHPに記載されていたの確認していたが、改めて再確認してみると、経年劣化ではなかなか修復は困難だろうと思われ、このまま、未来永劫閉鎖という感じがしてくる。一度も通ったことが無いので残念だが仕方が無さそうだ。市としても無念かもしれないが、勝沼は観光資源がそれなりにあるので、トンネルの一つぐらいダメでも大勢に影響ないと思う。
電車の時間までは少々、間があるので、ホームのベンチで、酒のボトルを取り出し、ちびちびやる。ポカポカで丁度いい。菊丸は、ご子息に、車内や駅構内で呑むのはやめてくれ、と云われているそうだが、そんな目くじらなんて立てなくていいんじゃない、という良い陽気である。

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今日も朝から良い天気だが、昨日ほどではなく、空には薄い雲が懸かっている。ところが、見通しが良いところへ出ると、山々の重なり具合が、やけに立体的だ。それに加えて、富士山のなんと神々しい輝きよ!景色とは単に、空が快晴ならば良いという、単純なものではないのだ。
十分、景色を堪能したあとは、大滝不動尊へ下る。途中、いつも大滝がちょっとだけ見えている感じだが、今日は全貌が見えていた。落差140mとのことだが、もっとありそうに見える。今日は、意外に水量が多いのかもしれない。
大滝不動尊、到着。何だかんだ、今日も結構、歩いた。のんちゃん、菊丸はまだ歩き足りなそうな感じだったが、ここから「天空の湯」までは更に1時間半はかかるだろう。もう十分でしょ?と、不動尊の門前でいつもの勝沼観光タクシーへ電話すると、受付の女性から、「奥宮ですか?前宮ですか?」と訊かれ、あれ、そう云えば、前にも訊かれたなと思い出す。結局、毎度戸惑う訳だが、常識的には奥宮だろうと思い、「奥宮です」ときっぱり返答。たぶん前回も、適当に考え、そう答えたような気がする。
タクシーに乗れば、「天空の湯」まではそれほどではない。さすがに車は速い。途中、果樹園を抜けるところで、女性が道路脇に溜まった落葉を掻き集めていた。落葉焚きをするのか、堆肥を作るのか。いずれにしても、この頃は余り見掛けない光景だ。
こんな天気のときは、「天空の湯」の露天風呂は最高。もちろん、いつ来てもそれなりにいい気分になれるのだが、今日は一際、である。ひと風呂浴びて、さっぱりしたら展望ラウンジでさっそく生ビール。いつもはテーブル席だが、久しぶりに座敷へ行ってみた。
早くも陽は西に傾いていて、窓際は日差しが眩しいくらい。南アルプスの障壁はだいぶ霞んできているが、それでまだ山座同定は十分可能。甲府盆地越しに見る白根三山は、このラウンジならではの眺めだ。この贅沢を暫し楽しみたい。2日間、良き山行だった。

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いつもは、山の帰りにひと風呂浴びて、レストランでビールを呑みつつそよ風に吹かれてまったりし、最終の栄和交通バスで甲斐大和へ帰る、というのがここでのスタイルで、ペンションだと云うのに泊まったことは無かった。そこで今回は是非、泊まってこの宿の雰囲気に浸ってみようと、忘年山行を計画することにした(山の報告はこちら)。
大菩薩嶺や牛奥ノ雁ヶ腹摺山から下りて来るのはいつものパターンなので、ちょっと捻って、塩山から恩若峰、源次郎岳を越えてやってきた。源次郎岳直下の登りは、相変わらず強かだった。何とか源次郎岳まで登ったら、後は楽チンと思いがちだが、源次郎岳が1,476.4mであるのに対して、その東隣りにある梅子婆(隊長が命名。我々だけしか通用しないピーク名)は1,540mぐらいあるので、気を抜いてはいけない。
下日川峠に着いたら、流石にあとは下るだけなのだが、うっかり気を許すと地形図にも記載が無い林道に引き込まれるので(実際、そうなった)、地図&磁石やGPSの確認が必要である。
ペンションすずらんに着いたら、先ずは温まりたい。ここは24時間沸いていると云う有り難い風呂。ゆっくりと浸かった後は、やっぱりビール。家の都合で急きょ、泊まらず帰ることになったなおちゃん共々、乾杯。たとえ冬であっても、それなりに長く歩くと、やっぱりビールは美味い。
ここの客室は、全く普通の旅館と同じ畳敷き。八畳間を一人で使うのは豪勢だ。やっぱりこういう方が落ち着いていい。どうも、ペンションのベッドはいまいちだと思う。しばらく、ちょっと肴をつまみつつ、ワインと日本酒をちびちびやっているうちに、夕食の時間だ。
場所は、いつも利用するレストラン。色々バラエティに富んだ料理の数々が並んでいて、食べきれそうか不安になる。これで8,600円はお値打ちだ。客は我々だけだったが、そのうち我々よりも少々年長と思われる男性一人がだるまストーブの傍にやって来て、我々と話し始める。山のことは色々ご存知のようだが、聞かれもしないのに蘊蓄をひけらかすのは如何なものかね。
それはともかく、だるまストーブの暖かさと、料理の美味さとお酒の酔いで、良い気持ちになった。これで明日の活力も生まれるというもの。このペンションの居心地良さは、立ち寄り湯でも証明済みだが、やっぱり泊りは嬉しい。また、新たな山旅プランを考えなくては。

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店主のご厚意に甘えて(無理を云って申し訳ありません)、開店時間より1時間も早く、「まかど」入店となった。ここは、殿とアニーが常連の店なので無理が効いたらしい。我々としても2回目(前回はこちら)、つい3か月前に大菩薩嶺から下りて来て以来である。
席は前回同様、入って右奥のちょっと仕切られた一角。大きなテーブルでスペースもゆったり。この店も、「こいけ」、「梅乃里」と同じく一茶庵系(と云っても、「まかど」のご店主は、かの片倉康雄氏の孫、片倉英統氏が師匠のようである)。
さてと、リュックサックを並べたら、再び生ビール(500円税込、以下同様)で、本日3回目の乾杯。ビールの後はやはり日本酒。今日は澤乃井でいこう。既に前回確認済みだが、ここはつまみも豊富なので助かる。
先ず出て来たのは「鴨のくんせい」(600円)。たぶん、鴨ではなく合鴨だろうが、美味い。勿論、粒マスタードとの相性も申し分ない。次の、「そば屋の玉子焼き」(600円)も鉄板の蕎麦屋料理。甘くないのが良い。蕎麦屋にはあまり見掛けないのは焼き餃子(350)。いわゆるひとくち餃子というサイズ、羽根つきでパリッと香ばしい。桜エビのかき揚げ(550円)はサックサクである。粉々になった欠片まで美味い。他にも、野菜天ぷら、舞茸天ぷらなど、天ぷら尽し状態。すっかり腹が膨れたところで、仕上げは当然、せいろ(700円)。ここの蕎麦は、つるつる、しこしこ、とにかく喉ごしが良い。
今日は、山行時間よりも呑んでいる時間の方が明らかに長くなったし、そもそも山の反省会をするほど歩いていないが、これもまた一興。ただ、雨の日用として選ぶにしては、思った以上に眺めが良さそうな山だった。次回、要害山とコヤシロ山へ行くのは、降雪直後の晴れた日にして(勿論、陽気が良い季節はご免蒙りたい)、眺望を確認してみたい。

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