山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

中央本線沿線

甲府駅からは「お座敷列車」に乗ろうという話になり、わざわざ「みどりの窓口」に並んだのだが、小生が「みたまの湯に携帯を忘れた~( ̄▽ ̄;)!!ガーン」と騒ぎ出したので、そのおかげで皆を道連れにして乗れず仕舞いになってしまった<(_ _)>。
でも直ぐにその騒動は収まった(よく見たらポケットに入っていた!(^^ゞもうボケが入ったのか・・・)ので、その後に発車する「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗れることが出来た。
売店で呑みもの(珍しく、濃いめの角ハイボールを購入)とつまみをゲット。ちなみに甲府駅構内の売店では、我々の仲間内で今まで色々と探して見つからなかった、金精軒の生信玄餅(正確には「極上生信玄餅」)が普通に売っていた。でも小生は左党なので食指は動かない。
1年半ぶりに「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車(前回はこちら)。空いているので何処でも座れるが、リュックサックを置くとなると、1階と2階に分かれていない部分(平屋階)の席が網棚も広くてあって具合が良い。他の客は皆、眺めが良い2階席へ向かう。
朝方はまだ雨が降っていたが、その後天気は急速に回復して、今はもうほぼ快晴状態。甲府盆地の周りを見渡すと、山に懸かっていたガスは殆どとれてきた。御坂山塊の山の連なりもくっきりと見える。山岳同座をするには、どうしても先ず、特徴的な山容である黒駒釈迦ヶ岳を探すことになる。今日乗った身延線から眺めると、黒駒釈迦ヶ岳はかなり鋭角的に見えるので直ぐ判る。更に甲府駅から東へ移動すると、今度は右肩を落としたような非対称な山容なので、それはそれで見分け易い。甲府盆地側から見る限り黒駒釈迦ヶ岳はランドマークとしてとても重宝する。

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「みたまの湯」ですっかり寛いだので、そろそろ帰ろうかということになり、ならば甲斐上野駅に出る必要があるのだが、路線バスはなんと一日一本、15時30分発しかない。「みたまの湯」の、唯一残念なところかも知れない。仕方がないのでまたタクシーを呼ぶが、それでも駅まで千円足らずなので、まあ気にならない距離(駅まで約2キロメートル、一貫して下り坂なので、シラフであれば歩けないことはない)。
甲斐上野駅は、スイカ、パスモ(JR東海ではトイカ)などのICカードが使えないどころか、切符の販売機も無い超田舎駅。一方、駅舎は随分モダンで、壁にはなにやら文様が描かれている。これは歌舞伎役者市川団十郎の市川家の家紋である「三枡」とのこと。甲斐上野駅周辺は、市川團十郎の祖先にゆかりのある土地なのだそうである。
身延線で甲府駅までトコトコと移動。長閑な各駅停車の鉄道旅。途中、目立つ山は黒駒釈迦ヶ岳だ。
甲府駅に着いたら、まだ少々早いので北口を散策。駅前では宝飾品の青空市をやっていた。東寄りには「甲州夢小路」なる洒落た観光スポットがある。その中に、「甲州ワイン蔵Tasting」という看板を発見。いわゆるワインのテイスティングが出来ると云う訳。こういう店を見つけると、なかなか素通り出来ない性分なので、ついふらふらと入店。グラス1杯432円(税込、以下同様)とのことだが、ハーフサイズ(216円)もある。自重してハーフにしよう。
先ず目に付いたのは、「白百合・ロリアン・ブラッククィーン樽熟成2015」。ロリアンワインは余り呑む機会がないが、ブラッククイーンは馴染みになりつつある。でもこれはかなりスパイシーなフルボディーだ。もうひとつ呑んだのはシャトー・ルミエールの「イストワール赤2011」で、こちらはカベルネ・フランとブラッククイーン。酸味も程々に利いているので、日本食だっていけそうだ。それにしてもロリアンワインはなかなかインパクトがあった。こんど、ワイン祭りに行ってみたい。

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大菩薩嶺北尾根を登った翌日は、石丸峠から長峰を辿るつもりでいたが、朝はまだ雨が残っていたし、早めに帰りたいという人もいたので、暗黙のうちに山行は止めにして、どこか気の利いた店でランチを喰って帰ろうということで意見が一致した。
ランチとなったら、甲府盆地のワイナリーに併設されたようなイタリアンかフレンチ、勿論、これまでに入ったことが無い店にしたいと物色した挙句、勝沼ぶどう郷駅から歩いて行ける「レストラン鳥居平」にしようと、早速このちゃんに予約を入れてもらう。
上日川峠発の始発バスに乗り、甲斐大和駅からひと駅だけ電車で移動、勝沼ぶどう郷駅で下車。駅前には客待ち顔のタクシーが沢山屯している。ぶどう畑を間を縫ってしばし徒歩移動。この時期、ぶどうの芽吹きは未だなので、棚に張られたワイヤーに毛細血管のように張り巡らされたぶどうの枝が良く見える。
凡そ20分ほどで「シャトー勝沼」に到着。「レストラン鳥居平」は、この勝沼で最も歴史があるワイナリーが直営している。1階がワインの直売所で2階がレストラン。別棟に工場があって、随時見学もできる。小生以外は折角だからと見学。小生は、1階でワインのテイスティング。鳥居平倶楽部という赤ワインを呑んでみた(500円)。ボトル1本で10,800円もするだけあって、香りは複雑で濃厚。これを呑んでしまうと、他のワインはやけに平板的に感じてしまう。
11時の開店とともにレストランへ。高台にあって眺めが良い筈だが、天気の回復は未だ半ばで、山の上は見えない。料理は皆、Aコース(1,500円税別、以下同様)にしたが、メインディッシュを魚貝マリネ(+300円✕2)にしたり牛ラグー(+500✕4)にすると、其々プラスされる。やはりワインも頼まなくてはならない。ざっとワインリストを眺め、菱山ブラッククイーン(2,160円)にする。値段の割に結構香る。昨今、ブラッククイーンなる品種に出会うことが増えた。フレンチにも良く合う様な気がする。昨日はガリガリ登ったので、翌日は多少優雅でも良いかも知れないが、山岳会の名折れにならないように心掛けたい。

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今を去る43年前、高校山岳部で初めての冬山トレーニング山行が大菩薩嶺北尾根だった。午前中の授業を受けたあと、青梅線と西東京バスを乗り継いで丹波まで向かった。金のない高校生なので、終点から青梅街道を西へへこへこ歩き、三条新橋を経て北尾根に取り付いた時点で概ね夕刻。篠竹に覆われた藪尾根を漕いで、僅かに平らな部分に無理矢理テントを張った。その時点では、翌日は裂石まで抜けられるものだと何の疑いも持っていなかった(なにしろ一年生なので)。ところが次の日、登るにつれ急斜面の藪の上に雪が積もっている状態となり、藪漕ぎしながら一歩登って半歩ずり落ちることを延々と繰り返すはめに。気が付くと、いつの間にかまた夕刻。結局、山頂へ抜けられぬまま、またテントを張った。後にも先にも、ひとつの尾根に10数時間もがき続け、抜け切れなかったのはこの時だけ。篠竹の藪漕ぎは強烈な印象となった。
あれから時は過ぎ、大菩薩嶺北尾根のことはすっかり忘れていたが、ある時偶々目にした「静かなる尾根歩き」(松浦隆康著、新ハイキング選書)に、紀行文が載っているのに気が付いた。読む限りまだ篠竹はあるようだが、無積雪期だったら日帰りができると紹介されている。時代は変わったものだと思っていたら、この頃WEBを見ると、もうすっかり篠竹は枯れてしまったとのこと。この現象はこの尾根に限ったことではないが、これならば再び大菩薩嶺北尾根をアタックしてみようかという気になった。
結果、天気が危ぶまれたが、なんとか降られずに済んだ。三条新橋から大菩薩嶺山頂まで、休みを入れて5時間半。篠竹は殆ど見当たらず、あっても枯れた残骸だけ。踏み跡を見失うことは余り無く済んだ。43年前とは比較にはならないが、それでもたっぷり登り応えはあり、充実の山行だった(山の記録はこちら)。
山頂から下りたら、今宵は「ロッジ長兵衛」で一泊。着いたら何をさて置いても先ずビールをいただく。実は、ここに泊まるのは今回初めて。ログハウス調でなかなか趣きある雰囲気である。客は、我々以外に若者3人グループと、広島から来たという熟年単独行だけだった。風呂があって有り難いが、湯の出が悪くやや寒い思いをした。
暖房器具は1階にある薪ストーブだけなので、自然とそこに集まるようになる。夕飯は、地のものも添えられてバリエーション豊富。これで1泊2食付8,000円はお値打ちだと思う。またぜひ来たいが、まだ「福ちゃん荘」に泊まったことが無いので、とりあえず次はそちらだろう。

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「お座敷桃源郷パノラマ号」で立川に到着したあとは、何処へ行こうかと思案。偶には「狸穴」を覗いてみようかということになり、5人で入店。随分久しぶりで、調べてみればほぼ2年ぶりだった(前回はこちら)。
ここは酒の種類が豊富だし、ひと手間かかった酒の肴も美味い。その分、大衆居酒屋よりは平均単価は若干高めだが、偶には入りたくなる。外観は隠れ家的雰囲気は変わらず、内装も民芸調の落ち着いた空間を演出している。店主も相変わらずのご様子である。
立川の南口でこの手の店となると、なかなか無い。「青海」などは酒の種類では引けを取らないが、料理は「狸穴」の方がやや凝っているような気がする。あとは内装がお洒落な「波平」もあるが、やはり料理はひと手間違う感じだ。
「狸穴」が出す料理は、月替わり日替わりでメニューを見ただけでも美味そうだし、実際にもその通り。盛り付けも調理方法も、店主(?)のセンスがなかなか良いのだ。一方、量的には少なめなので、育ち盛りの者にはいざ知らず我々には、まことにほど良い具合で、良いこと尽くめなのである。
今日の最初の酒は(誰が頼んだのか忘れたが)、「小左衛門・純米吟醸・初のしぼり」。ふと思い返してみると、前回も同じものを呑んでいる。意外と気に入られているということだ。その後は色々呑んだ(覚えていない・・・)。
料理は、ホタルイカの酢味噌掛け、本日の鮮魚の創作刺身の3点盛り、ふきのとう天ぷら、竹の子の刺身、自家製魚介の燻製盛り等々を注文。どれも期待通り。今宵もとてもいい気持に成れた。

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「石和温泉」でかるく一杯やったあと、徒歩でふらふらと石和温泉駅まで移動。今日のメインイベントは、桃の花の観賞もさることながら、「お座敷桃源郷パノラマ号」の乗車である。昨年に引き続き(前回はこちら)の「お座敷桃源郷パノラマ号」。今回は、参加者が偶々6人だったので、6人掛けのテーブル席を上手い具合に確保できた。
手前のテーブルは女性二人連れのグループと、男性一人客。女性二人はテーブルには付かず、ずっと窓際のカウンターテーブルに齧り付いたままだった。やはり、ここのテーブルは仲間同士だけで共有するのが居心地がよさそう。
この列車はこの時期限定の増発列車で、4月7日から22日まで土日だけの運転。今年は桃の開花が早かったので、7日はどんぴしゃりの見頃。きっと22日には花なんて残っていないだろうと思うが、この列車の運行を企画したのはだいぶ前の話だろうから、多少的外れになるのは致し方ない。小生も山行プランを早くて半年前、遅くとも3ヶ月前には企画するので、その企画のベースとなる開花予想が実際と外れることは間々ある。当たって当然のように思われ、外せば何を云われるか判らないJR東日本八王子支社の企画担当者の苦労が判る気がする。
今回も1時間余はあっという間で少々物足りない。特に、桃の花を眺められる時間はほんの僅か。これじゃあ列車名が泣いている。出来れば、もうちょっとゆっくり走ってもらいたいくらい。それでも石和温泉駅(甲府駅からでも同じ)から立川駅まで980円は、やっぱりお得だと感じた。この手の列車には何度でも乗りたい。

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すっかり桃源郷(=桃の花)を堪能し「ももの里温泉」に浸かった後は、バスで甲府に出て、偶には駅前の店で一杯やりたいと思っていたのだが、思いの外、時間が押したので(というか、そもそも山での所要コースタイムの目算を見誤ったので)、そんなに時間の余裕はなくなった。とはいえ、帰りの電車にはまだ早過ぎる。どうするか。
とりあえず甲府は止めにして、石和温泉に出るとすれば、時間を潰す場所は自ずと限られてくる。この時間に入れる店として思い付くのは、駅前のイオン内にある「中華料理・大唐」か、駅ナカの観光案内所の一角にある「ワイン立呑みコーナー」か、蕎麦屋「し奈乃」か、大衆食堂付き天然温泉銭湯の「石和温泉」ぐらいか。そう考えると、ちょい呑みに最も相応しいのは「石和温泉」かなということになる。
もう「ももの里温泉」でひと風呂浴びているので、入浴は不要。風呂にも入らずに「石和温泉」に入るのは少々気が引ける感じもするがまあ良かろう。決まったところでタクシーを呼び、石和温泉に乗り付ける。
「石和温泉」はほぼ一年ぶり(前回はこちら)。当然かもしれないが、食堂で一杯やっている客はまだおらず、風呂に入っている先客も一人だけのようだ。その後、ぽつぽつと客はやってくるが、皆、食堂は見向きもせずに風呂へ向かう。
我々は、すでにビールはいらないので、日本酒を注文。ここには「七賢」(一合400円)がある。料理は蕨の卵とじ(350円)とモツ煮込み(???円)を注文。蕨の卵とじなんて、この季節限定だろうが、それにしても珍しい。これだけで田舎の大衆食堂に来たと実感する。小一時間ほど居て、電車待ちには丁度良い。
今回は風呂には入らずに、呑みだけにしたが、こんな使い方も出来るこの店は、偶に石和温泉駅にやってくる我々にはとても便利な公衆浴場兼大衆食堂だ。また、そのうち来るに違いない。

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2016年から三年続けて、桃源郷(甲府盆地のモモ)の開花を狙ってしつこく山旅を計画して来た。今年はドンピシャリの満開状態、天気がいま一つだったものの、奥秩父連山や南アルプスの高嶺も眺めることが出来、これ以上のタイミングはもう望むべくもないだろう。(山の記録はこちら)
これまで二回続けて山から下りて「花は何処?」と苦言を呈され、苦節三年目、おかげで漸く溜飲を下げることができた。アカヤシオやシロヤシオもそうだが、ことほど左様にモモの開花のタイミングを何ヶ月も前から計るのは困難。
今後また桃源郷を求める山旅をするにしても、狙いを外す度にいじられるのも堪らないので、もうこれからは事前に期日を計画するのはやめにして、開花情報を入手次第、他の計画を突然反故にして、桃源郷ツアーを強行する手を使おうかと思っている。
それはさておき、モモの花を堪能したらそのまま「ももの里温泉」に到着。この周りも桃の木畑一色で、露天風呂からも眺めることができるので、引き続き桃源郷にいる気分。ここも昨年のモモのシーズン以来だから、ほぼ1年ぶりの入湯となった(前回は当然ながら、周りにモモの花は咲いておらず)。
さっぱりして御食事処に行くと、先客はパラパラしかいない。モモの花が満開でも「ももの里温泉」にやってくる客は意外に少ないということだ。6人分の座布団を押入れから持って来てテーブルの周りに並べ、ひとり生ビールをぐびぐびやっていると、高齢の女性とその娘らしき二人連れが隣りのテーブルにやって来て、何食わぬ顔をしてこちらの座布団のうち2枚を持って行ってしまった。どうも小生が並べたものと気が付かない(というか小生の存在自体に気が付かない)様子。そこで「必要だったら自分で押入れから持って来て下さい」と苦言を述べると、初めて気が付いた様子で二人とも大変恐縮していた。なにか、小生が口煩い意地悪オヤジになってしまったようで、些か気分が悪い。

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今日の山行には、横浜へ帰るWoodyさんもお出でだったので、横浜線が便利な八王子で打ち上げとなった。そのため「稲荷湯」で汗を流してさっぱりしたあとは、直ぐ近くにある蕎麦屋「まかど」へ。およそ一年半ぶりの訪問(前回はこちら)。丁度、開店時間の5時30分だったら良かったのだが、到着が少々早過ぎて入口には鍵が懸かっていた。
ごそごそやっているうちに、気が付いたのか、引き戸がガラリと開いて店主が顔を覗かせた。結局いつものように、今宵最初の客となった。我々のテーブルはいつもの通り右奥の一角。店主はまだ仕込中だと見えるので、早いところ湯上りビールを呑みたい我々が、勝手にビール(中瓶550円税込、以下同様)やらコップやらを持ち出して、さっさと一杯やり始める。
そうこうしているうちに準備が整ったようなので、つまみを注文しよう。枝豆(320円)、豆腐味噌漬け(350円)、鴨のくんせい(600円)、おつまみ餃子(350円)、野菜天盛り合わせ(950円)、牡蠣オーブン焼き(???)などを頼んだ。鴨のくんせいは、ここへ来ると毎度頼んでしまうが、美味いので仕方がない。
そして締めはいつものように、せいろ(700円)。喉越しも良さは変わらず、あっという間に平らげた。
今日は日連の「 藤野/カフェ・Shu」でも、おかず+ご飯のワンプレートを3つも頼んでばくばく喰ったのがつい2時間程前にもかかわらず、ここ「まかど」でもやっぱりせいろ(=炭水化物)をつるつるっと手繰った。(健啖家のWoodyさんは当然としても)皆、食欲旺盛だ。藤野アルプス&日連アルプスは結構ハードで、消耗したということだろう。

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「藤野アルプス&日連アルプス」に登ったあとのこと。がっつり登って、下りて店に入ったら完全リラックス、といきたいところだったが、結局、「カフェ・Shu」からJR藤野駅まで約2kmを、アルコールで重くなった足を引き摺りながらみっちり30分、歩くこととなった。これじゃあ、また「カフェ・Shu」に寄ろうというモチベーションがやや下がる。もうちょっと駅に近くないと、日連アルプス限定の店ということになってしまうだろう。
それはともかく、今回、山中を歩いている途中でカメラのレンズフードを落としてしまったらしい。「らしい」というのは、何処で落としたのか全く気が付かなかったせい。この日以降、「藤野アルプス&日連アルプス」の何処かでもし拾った人がいたとしても、まるで役に立たないシロモノだと思う。DSC-RX1Rを持っている人が、偶々拾うという確率はほぼ皆無。
同じような話で、山径でハンカチや手袋が落ちているのをよく見掛けるが(そもそも拾って交番に届けるなんてことはしないし)、ネコババしようと思っても洗濯して自分で使う気なんて起こる筈もない。従ってこれらは、持主にとっては大切なモノであっても、我々には単なるゴミ。持ち主の手を離れた瞬間からゴミになるのは何となく勿体ない話だ。せいぜい、ストックの先端のゴムだったら、拾って有り難いと思うが(勿論、拾うよりも落とす方が圧倒的に多い。Woodyさんは接着剤で固定しているそうだ)。
この間、「ぶなの湯」から戻る道で手袋が落ちているのを見つけ、「勿体ないなー」と思ったら、菊丸が「それ、あたしの!」と云った。往路と同じ径を復路でも辿ると、偶にはそんなラッキーなこともある。
藤野駅に着いたら、八王子駅まで移動し、「稲荷湯」へ。今日は1階が男湯だった。まだ5時前なのに、かなり賑わっていた。早々と一日の汗を流す者と、さっぱりしてこれから仕事だという者が交差したようだった。

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昨今、ご当地アルプスが流行りのようである。大菩薩連嶺ですら(この頃何故か、小金沢連嶺という呼び方が増えて来たように思う)、いつの間にか「甲州アルプス」と呼ばれ始めている。何れにしても、「大菩薩」という呼び方が廃れるのは残念な気がする(小生も古い人間の仲間入りと云うことか)。
我々も特に意識している訳ではないが、なんだかんだ結構ご当地アルプスに登っている。今回は同じ中央線沿線にある、JR藤野駅から歩いて行けるアルプスを登ることにした。ググってみると、「藤野アルプス」と「日連アルプス」という呼び方がある。
調べた範囲では、何れが「藤野アルプス」で、「日連アルプス」なのか、実はハッキリしない。そもそも明確な定義は為されていないようだ。少なくとも秋山川の右岸の山々は「日連アルプス」でほぼ一致しているように見えるが、「藤野アルプス」は右岸と左岸の両方をまとめて指しているような感じがする。我々はこの際、秋山川の左岸の山塊を「藤野アルプス」、右岸を「日連アルプス」と呼ぶことにする。
今回は、「藤野アルプス」と「日連アルプス」をまとめて登ることにしたが、実際歩いてみると、結構歩き堪えがある。途中、秋山川で隔てられているところは、舗装道路を歩くのでやや興ざめだが、船宿がいくつかあって思いの外釣り客で賑わっている。直ぐ近くに、我々とはまた違った世界があることを知る。
ともあれ、最高峰の鶴島金剛山(491m)を始めとして都合12ヶ所のピークを踏んで(山の記録はこちら)、その足で辿り着いたのは「カフェ・Shu」というちょっと小洒落た店。店内だけでなくテラス席もある。今日は陽気が良いので外のテーブルに着いた。
メニューを開くと結構いろいろある。ビールで喉を潤すぐらいのつもりだったが、皆さん何やら食欲満点、鮭、銀鱈、鯖燻製の「おまかせ惣菜ワンプレート」(1,100円、1,500円、1,300円)を其々注文してもりもりばくばく喰う。呑みものもビールじゃ物足りなくなり、ワイン(キザンのブラッククイーン500円)もいただく。山の帰りに寄る店としては、日連アルプスだけというのが玉にキズ。この次は、雪が積もった日連アルプスが狙いか。

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「伊勢藤」で、煩いと叱られたせいか、何となく落ち着かなくなり、暗黙の了解で「・・・河岸を変えようか」という話になった。外に出ると、まだ午後9時前だったがもう入口の灯りは消えていた。終了時間は9時半だったはずなので、客を入れないのには早いような気がする。はしごの2軒目に「伊勢藤」にやってくるかも知れない客(≒いい調子になっていて煩い可能性大)をやんわり断るためだろうか。気になるが、店主にはちょっと聞き難い。
さて2軒目、神楽坂には入ってみたい店が多い。しかしこの時間、サクッと呑んでサクッと帰りたいところなので(小生は普段、午後10時には寝ることになっている)、あそこが良かろうと「竹子」に行ってみることにした。早い時間は間違いなく空いているが、この時間ではどうか心配しつつ店に入ると、そこそこ空いていた。
久しぶりの「竹子」。ここは、例の謎の激安居酒屋チェーン店のひとつ。これまで新宿「やまと」、六本木「小松」、神田「すすむ」には入った。まだまだ他にもいっぱいあるので、何かの機会に覗いてみたいと思っている。
ここ「竹子」は2回目だが(前回はこちら)、相変わらず入り難い雰囲気の高級料亭的エントランスである。事前リサーチ無しに飛び込みで入る客を、あえて排除しているのでは、と穿った見方をしてしまう。生ビール180円という激安価格は健在。ハイボールもダブルで250円は至極お得。一方、料理は高からず安からず。前回は喰えなかった巻き寿司(1,000円/細巻4本)を頼んでみた。このメニューがこのチェーンの特徴かも知れない。「伊勢藤」で余り喰えなかったので丁度良かった。
注文の仕方は、各テーブルに配置されたタブレット端末入力で店員の省力化を図っていた。意外に先進的である。ついでに云うと、入口にはPEPPERが居て、名前を登録して呉れとせがんでいる。高級料亭的エントランスとの対比が実に妙だ。

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以前、老舗居酒屋ばかりを巡っていたことがある。神田「大越」(残念ながら廃業)を皮切りに、淡路町「みますや」、根津「甚八」、銀座「酒蔵秩父錦」、鶯谷「鍵屋」、秋葉原「赤津加」、日本橋「ふくべ」、北千住「大はし」、大門「秋田屋」、月島「岸田屋」、浅草「赤垣」などには入ったが、その後はヒューストン出張などが入ったせいもあり、とんとご無沙汰だ。勿論、いくら老舗だからと云って、ピカピカの建物ではいけない。それなりの外観、内装の風情も必要。そして、酒と肴も当然重要だ。
などと考えているうちに、そういえば未だ神楽坂の「伊勢藤」に入ってないじゃないか、と思い立ち、アユラシ、和尚、なおちゃんを誘ってみた。基本的に予約は受け付けないようであるが、18時30分に入りたいと電話を入れれば、その30分ぐらい前から、それまで居た客が帰って席が空いても、新しい客は座らせないよう、配慮して呉れるらしい。
店は、以前入ったことがある、ガレットで有名な「ル・ブルターニュ」の前だ。ここも「鍵屋」と同様、女ひとりでは入れないという、昔乍らの頑固な店。昨今、女子禁制だとすぐ話題になるが、男子禁制の店の場合は、世の中、山ほどあるのでニュースにはならない。「鍵屋」や「伊勢藤」は、オヤジにとっては最後の聖地と云えるかも知れない。
入ってみると、先客はカウンターのみ。我々は座敷に通される。実に静かである。客のしわぶきが響き渡るくらいだ。カウンター席で呑んでいる客も皆、ひとり客らしく黙々と呑んでいる。後から座敷に上がった客の中にもひとり女性がいたが、それだけ。女性率10%ぐらい。どちらもオヤジ慣れしているせいか、泰然自若としている。立場が逆だったらさぞ落ち着かないことだろう。
最初は小生となおちゃんだけだったが、やがて和尚が現れ、少々話が盛り上がったら声もやや大きくなったらしく、店主に「何方とは申し上げませんが、もう少しお静かに願います!」と、びしっと注意を受けた。どうも俺たちは声のトーンが高いようだ。今日は女性1、男性3の割合だったが、これが逆だったら、店主は発狂するに違いなく、我々は「伊勢藤」所払い(出禁)になるだろう。とりあえず次回は、ひとりで来てみよう。

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「いやしの湯」で癒されたあとのこと。最寄りの鉄道駅である藤野へ出るためには、タクシーで移動するしか無い。今朝も利用した、いつもの藤野交通のタクシーを、また2台呼ぶ。藤野交通の保有台数は3台しか無いので、今日、我々は大口のお得意様である。逆に、混んでいるときには、二進も三進もいかないリスクがある。
約20分で藤野駅に到着。駅前の「風里」に、そのまま帰りそうなのんちゃんも引っ張り込んで、6人で招き猫が描かれた暖簾を潜る。相変わらずカウンター席には常連さん達が屯していて、良い顔色になっているが、奥の座敷は我々が一番乗りだった。
座敷の一角を確保したら、酒だ。先ず笹一生酒(590円)を注文。つまみは、いか丸焼き(900円)、ビッグハンバーグ(1,000円)、チクワ磯辺揚げ(400円)、カワエビ唐揚げ(400円)、サバ塩焼き(520円)を頼む。ここへ来ると必ず頼むのがビッグハンバーグ。デミグラスソースが優しい味なので、日本酒だって合ってしまう、ありがたい一品だ。
この店は昼前から夜まで通しで営業している貴重な店。到着した午後5時は、中休みがある店だったらまだ開いていない可能性もある時間だが、ここ「風里」ではそんな心配はない。むしろ、登山やゴルフ帰りの客が早い時間から盛り上がっている恐れがあるのだが、今は立春を過ぎたと云えまだまだ雪が降ってもおかしくない頃。やはり、雪を厭うハイカーやゴルフ客がやってくる時期ではないせいだろう。前回来たのも昨年の1月で、がらがらだった。我々にとっては、将に狙い目の季節なのである。せいぜい、楽しませて頂くとしよう。

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2月のこの時期、積極的な雪山登山は別として、近所の低山に登ることを考えると、まだ芽吹きには些か早いので、基本的に冬枯れによる眺望を期待することが多い。そうした山で、個人的に未踏か、久しく登っていないルートが無いかつらつら考えているうちに、そう云えば、丹沢の焼山と黍殻山には登ったことが無い、と気が付いた。この山域から東丹沢にかけては、ヤマビルが幅を利かせている領域、とてもじゃないが陽気が良い頃には足を踏み入れたくない。行くなら今しかない、と考え山行プランに入れることとした。
焼山と黍殻山への登路は北斜面なので、多少なりとも残雪があると期待していたが、ほぼ満足がいく状態(山行記録はこちら)。総じて眺めは木々の間から得られる程度だが、丹沢の山々を北側から視認できるのは、意外と新鮮に感じる。丹沢主脈縦走を目指す登山者からは敬遠されるせいか、巻き道の方が踏み跡が顕著な黍殻山はひっそりとした山頂で、およそ丹沢らしくない、今でも「静かなる山」だ。
黍殻山から単調な下りを我慢して歩けば、やがて上青根の集落に着くが、ここから、目指す「いやしの湯」までは結構ある。標高差にして約150m。下りだからまだ良いが、逆だったら行くのを諦めるだろう。
しかも「いやしの湯」は、公共交通機関によるアクセスは「やまなみ温泉」からの乗合タクシーしか無く、我々には甚だ不便。「やまなみ温泉」で乗り替えるぐらいなら、そもそも「やまなみ温泉」を利用する。
そのおかげかどうか判らないが、風呂場も食事処も空いている。休憩処では券売機で食券を買うしくみ。生ビール(550円)は当然として、つまみは結構種類が豊富。しかも「本日のおすすめ」は200円と大変お得。結局、皆で5品も注文。これじゃあ、生ビールだけでは物足りない、冷酒(550円)も追加した。見ると、「いやしの湯」のラベルが貼られた「笹一」の酒だった。

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「あずさ26号」は立川駅に18時9分着。今日は日曜日だが、明日も休み(建国記念日)だと思うと気が楽である。これが、「明日は仕事だ!」と思い出すとそうはいかない。途端に現実に引き戻され、出社したらやらねばならないことを思い出し、少々憂鬱な気分を抱えて家路に着くことになる。
気分的な余裕と、ちょっと小腹も空いたので、やっぱり立川で途中下車し、南口へ。この頃、立川に寄る機会が少なかったせいもあり、新たな店に入る機会が無い。今日も特になにも考えていなかったので、何となくふらふら歩き、呑み気よりも喰い気が優る感じだったので、久しぶりに「五十番」に入ってみようかと思い立ち、ふらふらと入店する。
いつのまにか、もう2年以上も来ていなかった。丁度夕食時、それなりに客は居たが、すんなり入れた。家族連れが多い感じ。店のマスターにもご挨拶。ちょっと見ないうちになんだか印象が変わった。髪形のせいかしらん?
ここのマスターはアイデアマンで、店の3階で音楽ライブをやったり、寄席をやったりしている。この頃は、「うどラーメン」(762円税別、以下同様)で人気らしい。立川のうどは、知る人ぞ知るで、時々テレビでも取り上げられたりしている。少なくとも、東京では出荷量がNo.1とのこと。
我々はとりあえず糖質系は不要なので、ピータン(400 円)、蒸し鶏のゴマソースかけ(524 円)、焼きぎょうざ(571 円)、かに玉(495円)など小皿料理を頼んだ。この店は、どれも美味いので安心して注文できるのだが、小皿でないと値が張る(例えば、エビチリは小皿だと638円だが、通常は1,714円もする)。少量ずつ、色々な料理を食べるのに適した店である。

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茅野駅16時20分発のあずさ26号に乗る。車内はほぼ満席。こんな季節でも、人の移動はこれほど多いのかと感じ入る。寒くて家の中で縮こまっているのは、猫ぐらいか。個人的に、今シーズンは昨年12月までヒューストンで過ごしていたせいか、日本の寒さがやけに凍みたような気がした。それでも寝るときに、湯たんぽやら電気行火・電気毛布なぞのお世話にならなかった(靴下だって履かない)ので、結局それほどの寒さではなかったということかも知れない。
茅野駅を出た「あずさ」は、富士見駅に向かってゆるゆると登り、その後下降に転じる。余り実感はないが、富士見駅辺りが中央東線で一番標高が高い。そこは天竜川と富士川の分水嶺でもあるのだが、明確な山がある訳では無い。そう云えば、小海線は野辺山駅付近の鉄道最高地点近くも、信濃川と富士川の分水嶺になるが、そこも、でろっとした高原に過ぎない。どうも八ヶ岳の裾野は、降った雨もどっちに流れていいのか迷うような曖昧模糊としたゾーンということだ。
そんなところを走る中央東線も、小淵沢を過ぎると甲府盆地に向かって明確に駆け下るようになり、線路も複雑な地形に合わせて蛇行する。そのおかげで、車窓から望める八ヶ岳や甲斐駒・鳳凰三山は、右に左に大きく振れる。酒をのんびり呑みながらも目だけは自然と山を追うので、うっかりうたた寝をするようなことにはならない。特に千両役者、甲斐駒ヶ岳は何度見ても心躍らせる姿、中央東線の乗り鉄旅には欠かせない存在だ。だだっ広い関東平野をひたすら走る、JR高崎線や東武日光線などでは味わえない贅沢な時間である。

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上諏訪で酒蔵巡りと日帰り入浴したあとはそろそろ帰り支度、リュックサックをデポしてある茅野に戻る。茅野駅16時20分発のあずさ26号に乗車する予定なのだが、そのために上諏訪駅から乗る普通電車は15時4分発。1時間以上も前の普通列車に乗らないと間に合わない。その後、あずさ26号が発車するまで、2本の特急列車を見送る必要がある。つまり、約1時間の間に普通列車が1本なのに、特急列車が3本も走っているのである。ことほど左様に、中央本線は地元客の生活には寄り添ってはおらず、観光客やビジネス客が目当てという訳だ。
よくよく考えてみれば、帰りの特急の指定券を買う際、あずさ26号じゃなく、その前のあずさ24号(茅野15時50分発)でも、上諏訪からの移動のタイミングは同じだった。図らずも、茅野での滞在時間が延びる結果となった。
そのお陰でまだ1時間近くあるので、茅野駅前で時間を潰そうと、西口にある「そば茶屋・ちのベルビア店」に入ることにした。というか、この時間、西口で一杯やるんだったらこの店しか、いまだに選択の余地は無い。ここは、オーレン小屋に泊まった時以来なので、もう3年半ぶりだ(前回はこちら)。
駅からの渡り通路から、やや雲が懸かった八ヶ岳が見える。その左手には、ぽっこりと蓼科山まで見える。昨日はあそこに居たんだっけ。たった1日なのに懐かしい。
「そば茶屋」には先客はそこそこいたが、4人掛けのテーブル席を確保。入口付近では中高年の山グループがかなり盛り上がっていた。八ヶ岳に無事登頂を果たしたのだろうか。
ビールは「片倉館」で呑んできたので、日本酒を呑むことにする。前回も呑んだ「高天」だ。やっぱり辛口、しかも骨太な味わい。さして腹は空いていないので、蕎麦は頼まず、その代わりに馬もつ煮込み(600円)とほっけ塩焼き(580円)を注文。普通に馬もつがあるのは、やはりここは信州なのだなと感じた。

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タダ呑み酒蔵巡りをしてそれなりに良い気分になったところ、茅野に戻らなければならない時間まではまだ多少ある。ならばということで、個人的に興味があった「片倉館」に寄ってみることにした。ここは日帰り入浴ができるのだ。勿論、生粋の温泉。酒蔵が並んでいる場所からは、上諏訪駅を挟んで真反対だが、酒の勢いに任せてフラフラと歩けば、20分ほどで着いた。
由緒書きによれば、この「片倉館」は、一時期かの「富岡製糸場」も所有していた片倉工業が昭和3年(西暦1928年)に、自社でなく地元住民のための福祉施設として建てたものらしい。太っ腹と云うか、今では考えられないような慈善事業だ。
外観は、ここをレトロと呼ばずして、何処を呼べばいいのかと感じる程、良い雰囲気だ。和風、洋風の違いはあれど、道後温泉本館と相通ずる雰囲気を持っている。正面カウンターで650円を支払って男風呂へ。脱衣所には小さなロッカーが沢山並んでいて狭く、かなり混み合っている。リュックサックを背負ってきたら、置き場所に悩むかも知れない。我々はリュックサックを茅野駅に置いてきたので大正解。
それに引き換え、風呂場は広い。通称「千人風呂」。と云っても、実際に1,000人入れる訳では無く、100人ぐらいらしいが、それでも巨大。実際に入っている人はもっと少ないので、かなりゆったりしている。浴槽は思いの外、深いので尻が着かない。中腰で入る感じなので、小生ならずとも長湯は難しそうだ。
風呂から上がったら、レトロな階段を上って2階の休憩所へ。ここがまた良い雰囲気。都心にあったら、高級フレンチレストランにしても可笑しくない。そんなスペースの半分は座卓が並んでいて、多くの人が寝っ転がっている、いつもの日帰り温泉にありがちな風景。もう半分は椅子とテーブル。小生はこちらを選択。
さて何を呑もうかと(勿論ビールに決まっているが、一応)メニューを見ると、ビール以外にも地酒、地ワインがずらり。「麗人」やら「真澄」やらもあるが、ここはやっぱりビールだ。ビールは「アサヒスーパードライ」と「諏訪浪漫」(600円)があった。さっき行った麗人酒造で見掛けたビール。これも何かの縁、やっぱり、これを呑むしかない。2種類あったので、「しらかば」という名のケルシュをいただく。キレがあってなかなかイケる。この室内装飾にぴったりくるビールだった。

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タダ酒蔵元巡り4軒目は、伊東酒造。「酒ぬのや本金」から甲州街道を隔てて反対側。この酒造が造る酒には「横笛」という名がつけられており、その由来がHPに載っている。この酒造の初代店主は随分と古典に親しんだ方のようだ。小生も「平家物語」は読んだことはあるはずだが、「横笛」の話は全く覚えていない(読んだのは、吉川英治の「新・平家物語」だったか。すると「横笛」は登場しない?)。
創業は昭和33年と云うから、なんと俺達と同年代だ。しかし、創業100年や200年がざらの造り酒屋としては、まだ駆け出しの部類だろう。ちなみに100年超えの老舗企業は、日本全国で10万社以上もあるそうで、これは世界的に見ても稀らしい。一方、4千年の歴史がある中国でも100年超えは数社しかなく、韓国ではなんと1社も無いそうだから、国によって企業に対する考え方が随分違うのだ。閑話休題。
店内は結構広いが、ここにはまだ、5つの酒蔵巡りクーポン客の集団が押し寄せておらず、落ち着いて試飲させてもらった。まずは「横笛ふな口無濾過 初つくり」(1,428円税別/720ml)を呑ませてもらう。口に含むと、なんとも華やかな香り。もう一杯いただいたのは「純米酒 冬穂の香」(1,266円税別/720ml)。こちらは濃醇、旨味と酸味のバランスが程良い。結局、この季節らしくて一番華やかな香りを感じた「初つくり」を買うことにした。
「真澄」の宮坂醸造は、伊東酒造からちょっと離れているし(と云っても350m程に過ぎないが、少々酒が回ってきたし)、「真澄」は何処でも呑めるので、とりあえずここでタダ酒蔵元巡りは打ち切りとした。それにしてもこの4軒の酒蔵巡りは収穫だった。酒と関係ない土産物を売っていたり、カフェが併設されている店だって悪くは無いが、唯、自らが醸した酒だけを売る姿勢に好感が持てる。また、長野の何処かの山に登ったら、このような小さな酒蔵巡りをやるとしよう。

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