山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

中央本線沿線

「喜久乃湯」でさっぱしした後、とぼとぼと甲府駅方面に向かう。今日はじりじり暑い。また汗が出てきそうだ。早いところ、何処かに入らなくてはならない。候補はいくつかあったが、最寄で久しく来ていなかった「小作」に入ることにした。ここは、中休みが無いところが気に入っている。
老舗ほうとう店として有名な「小作」の、甲府駅北口にある店舗。調べてみると2005年9月以来、なんともう13年ぶりだ。まったく月日が経つのは早い。この時は偶々、我々の山の会第100回記念山行で北沢峠にテント泊し、甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳に登った帰りだった(その記録はこちら)。
靴を脱いで上がる仕組み。店内は半分程度の客の入り。雰囲気は、以前来た時とちっとも変わっていない。我々は大きな囲炉裏テーブルに通される。先ずは、湯上り生ビール(600円税込、以下同様)で乾杯。この店は、メインのほうとう以外にも、様々な一品料理があるのでうれしい。
おや、かえる唐揚げ(530円)なんてある。前には無かった。別に女子連が嫌な顔をしないので頼んでみるか。とりもつ(550円)も、13年前は未だ甲府名物になっていなかったので無かったはず。これもいってみよう。他に、シーザーサラダ(600円)、冷奴(320円)、下足唐揚げ(420円)、揚げナス(400円)、焼き豚皿(530円)、パリパリチーズ揚げ(420円)もいってみた。
かえるはマレーシアでも何回か喰っているが、その時と同様にさっぱりした味。まさに鳥のささ身だ。ビールのあとは日本酒。やはり地酒にしようと、先ず七賢天鵞絨の味(620円)を味わう。その後は、酒の勢いが出たので、七賢生酒(800円)、谷桜生酒(800円)もじゃんじゃん注文。
締めはやっぱり、ほうとう。5人いるのだから2つ頼もうと、豚肉ほうとう(1,400円)と鴨肉ほうとう(1,600円)にした。味はまったく文句無いのだが、ボリュームが凄すぎて喰い切れず。次回も5人だったら、頼むのは1つにするしかなさそうだ。

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ビールですっかりいい気持ちになった後、広河原山荘からふらふらとバス停へ向かうと、「野呂川広河原インフォメーションセンター」(こんな立派な建物、前回に来たときは無かった)の前で数人のおじさん集団に出くわす。明らかに登山者ではなく、何れも乗り合いタクシーの運転手のようである。
バスはさっき出たばっかり、次は2時間後だよと云われるので、うぇ、じゃあタクシーしかないじゃん、と呟き、甲府までいくら?と問えば、間髪を入れず「ひとり2,800円」との答えが返ってくる。バスでも2,050円かかるから、2時間弱待つくらいだったらまあよかろうと即断即決、契約成立。但し、甲府駅でなく何処か銭湯まで連れて行ってもらうこととした。
そのタクシー運転手がお勧めだったのが「喜久乃湯」だった。銭湯だが、お湯は温泉である。甲府には何故か、温泉銭湯が4軒もある。太宰治が近所に住んでいたことがあり(といっても、甲府で大人しくしていたのは数ヶ月だったようだ)、ここの銭湯に通っていたそうな。太宰は、我々の行く先々で待ち構えるように足跡を残している。
外観は鉄筋コンクリート造り風のやや味気ない姿。創業は昭和元年(1926年)とのことなので、建て替えているようだ。中へ入れば、いつもの銭湯らしい昭和レトロな雰囲気。番台で400円を支払って(石鹸も買って)、脱衣所へ。先客はいかにも常連さんが数人。
ここの湯船は銭湯らしからぬ形。風呂場のど真ん中にひょうたん型に切ってある。数人入っても全然問題ない大きさである。こちらはちょうどいい湯加減。奥にあった湯船は源泉のまま、27℃とのこと。ちょっとだけ浸かってすぐ出た。

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「ホリデー快速ビューやまなし号」を立川18時25分着で途中下車。それまでの間、何処の店で打ち上げしようかあれこれ考えた挙句、久しぶりに和食ではなくスペイン料理、ホセの店「テンプラニージョ」に行こうか、ということになった。かれこれもう、三年半ぶりの入店になる(前回はこちら)。
以前は、「梅の湯」へ曲がる角にあったが、今は同じ立川駅北口でもまったく別の場所に移っており、そこへ行くのは今回が初めてだ。以前の店はアポなしでもまったく問題なく入れたが、果たして今度の店はどうか。
Google Mapを見ながら行ってみるが、それらしき店が見当たらない。Google Mapがここだと示す場所は、赤レンガ造りの古城のような外観をしたカプセルホテル(ファーストイン立川)だった。以前はラブホテルだったはず。その前を行きつ戻りつしているうちに、店の看板を発見。まさかカプセルホテルの地下階にあるとは思わなかった。同じ建物には他に、ラーメン屋、タイ料理店、インド料理店、キャバクラが入っている。なにやらカオス的カプセルホテルである。
階段を下りると、店の前に喫煙所があり、何人か屯しているなかにホセを見つけた。入れますかと訊けば、どうぞどうぞとの二つ返事。ちょっと見ない間に、髭もたくわえて腰周りにも随分と貫禄がついた。店の中は、いわゆるバル風。以前のいかにもレストラン然とした雰囲気とはだいぶ違う。共同経営者の日本人女性も、なんだか別人のようで、活き活きしている。店内は7割方埋まっている状況。スペイン系(?)らしい客もいる。
始めから赤ワインでいこうと、テレサ・テンプラニーリョ・ガルナッチャをボトルでもらう。料理は、サラダ、スペインオムレツ、イベリコ豚の鉄板焼き、野菜の鉄板焼きを注文。あの美味かったポテトサラダがメニューに見当たらず、女性経営者に申し出るとそれなりのものが出てきた。でもちょっと記憶と違う感じ。そして締めくくりはやっぱりパエジャ。シーフードパエジャにしてみる。もちろん、期待通りの濃厚な味と香り、大満足。やはりたまにはここへ来なくちゃ、と思いを新たにした。

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TEMPRANILLO TAPAS&WINESのHP: こちら

塩山駅で「四季島」に遭遇するという僥倖に恵まれた後、いつもの「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車。「ホリデー快速ビューやまなし号」に使われている215系は、中央線各駅停車の211系車両に較べればそれなりにハイグレードなのだが、ついさっき「四季島」の10両編成で定員34名という超ハイソ列車を見てしまうと、どうにもチープ感は否めない。云わばファーストクラスの席を見た後に、LCCの格安座席に座る以上のギャップは感じてしまうので、「ホリデー快速ビューやまなし号」を待つウキウキ感は少々萎んでしまう。
夢うつつからなんとか魔法が解けたところで、現実世界の「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車。ボックス席を通路の両サイドで確保したいがために、今日も平屋階の席を確保できた。ささやかな幸せ。「四季島」に触発されて、せめて780円を支払ってグリーン車でも奮発しようか、とならなかったところが、我ながらエラい。
呑みかけの日本酒ボトルを取り出し、乾き物も出して、ちびちびやる。「四季島」はそろそろディナーの時間だろうか・・・。今日は、雨が降らなかっただけでも儲けものだったはずだが、もうそんなことはすっかり忘れ、勝沼ぶどう郷駅からの眺めで、白根三山が見えないのは残念だと感じてしまう。
甲斐大和駅でまたしばらく停車。ホームには誰もいなかった。さて、立川に着いたら何処へいくか、そろそろ考えるとするか。

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「大菩薩の湯」内の「大菩薩亭」でまったりしたあと、帰りは「ホリデー快速ビューやまなし」に乗るつもりで、それに丁度具合が良い16時6分発の塩山駅行山梨交通バスに乗る。バスは駅に向かってぐんぐん下る。塩山駅に到着すると、目の前に何やら高級そうなバスが停車している。
降りてみると、バスの乗降口に何人もの係員が取り巻いている。どうやら、これは「四季島」のツアーバスのようだ。ってことは、「四季島」が塩山駅に停まっている!? 階段を急ぎ足で上り、跨線橋の上から見下ろすと、果たしてシャンパンゴールドの車体。うーん、塩山駅には似合わない感じ。それにしても奇遇だ。
ホームに下りてみると、キャビンアテンダントの女性と、真っ白なスーツの駅長(?)と、桃の着ぐるみがお出迎え。これは、JRの山梨キャンペーンキャラクター「モモずきん」ちゃん、だそうだ。
乗車口にはシェフもお出迎え。やっぱり「四季島」は、ホスピタリティが違うようである。調べた範囲では、この1泊ツアーは最低クラスでも30万円するそうである。それでも忽ち予約はいっぱいになってしまうようで、今から申し込めるのは来年の予約。みんな、そんなに列車好きなのか。まあ小生はそんなラグジュアリーな列車じゃなくてもいいけど。
しかし、目にするのは別。新幹線の「ドクターイエロー」に出会うと幸せになれると云うけれど、少なくても「四季島」に出会っても幸せな気分になれるようだ。気さくな車掌さんから栞をもらった。こんな紙っぺらだって、「SHIKI-SHIMA」と書いてあると魔力が生じる。
やがて「四季島」はすべるように出て行った。何となくその余韻に浸ったまま、ホームでちょいと一杯。普段呑んでいる日本酒がひと味違う気がした。

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めでたく柳沢峠の茶屋でビールを飲むことができた後は、再びタクシーを2台呼んで「大菩薩の湯」へ向かう。ここに立ち寄るのは、いつの間にか約4年ぶりだ(前回はこちら)。甲州市には公共の温泉施設が4つあるが、ここはその一つ。
他の「天空の湯」、「やまと天目山温泉」、「田野の湯」も、我々にとっては馴染みの湯。甲州市には随分お世話になっている(と云うか、売り上げに貢献している)。かつては大菩薩方面から下山して風呂に入るのは、「裂石温泉雲峰荘」だったが、この頃は平日しか入れないし、しかも13時まで。甚だ入り難い立ち寄り湯となってしまった。
券売機に610円(市内在住者は300円と、銭湯よりも安い)を入れ入浴券を買ったら風呂場へ。ここも他の甲州市内の日帰り温泉と同様、つるすべの湯。今日は殆ど汗をかいていない感じだが、それでもさっぱり気持ちが良くなったところで、さて湯上りビール。
以前は、人がごろごろ寝ていた休憩所でビールを呑んでいたが、今日は食事処へ入ってみた(休憩所でも注文が出来るので、実態に違いは無さそうだ)。食事処「大菩薩亭」は、受け付けカウンターの後ろにあるので、ちょっと判り難いし、入り辛い。そのせいか、先客は誰もおらず、我々の貸切状態。ここも注文は券売機で券を買ってから。
ビールと共に各自、いろいろつまみを注文したので盛り沢山。生ビールだけでは止められなくなり、日本酒・冷酒も注文、笹一だった。ここの女性店員はとても気配りが利く人で、これならばやっぱり休憩所でセルフサービスではなく、またこの食事処に寄ろうかという気にもなる。日帰り温泉と云えども、やはりサービスは大事だ。

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奥多摩駅16時54分発の「ホリデー快速おくたま6号」を逃すと、もう立川駅まで直通で行ける電車は無い。いつからこんなに不便になったのか。そのため18時16分発の青梅行きに乗り、青梅で乗り換えて立川に着いたのは19時25分。乗換えがあっても所要時間は以前と変わらないから、まっいいか。今日は、昭和酒場「弁慶」大好きWoodyさんがいるので、あれこれ悩むことも無く「弁慶」直行。
こんな時間なので、果たして入れるのかどうか危ぶんだが、まったく問題なく入れた。ほぼ1年ぶりの入店である(前回はこちら)。ちょうど入れ替わりの客が居たのかもしれない。相変わらずの佇まいで、賑やかである。リュックサック姿が4人も入ると、入口付近の客はたいてい、おやっと目を上げる。時々、何処を登ってきたの?と聞かれることがあるが、説明に窮することが多い。
いつもの小上がりには、予約席の札が立っていた。何はともあれ、先ず生ビール(550円税込、以下同様)で、無事、天祖山からタワ尾根までトレース出来たことを祝して乾杯。今日は密度が濃い一日だった。
やはり山が充実すると、満足度も高くなる。この次は、また酉谷山狙いかな。そういえば、小川谷林道の開通はいつのことになるのだろうか。シェルターの設置工事は手こずっているようだが、またいつか、三又でテント泊したいものである。閑話休題。
ビールの後は角ハイボール(400円)にした。喉の渇きを覚えると炭酸系が欲しくなる。料理は、冷奴(200円)、ジャンボコロッケ(540円)、肉じゃが(???円)、たこ刺身(490円)、ホッケ開き(530円)、川海老唐揚げ(520円)、さつま揚げ(310円)などを注文。
健啖家Woodyさんは、「カレーライス(450円)、頼んでイイですか?」を仰る。もちろん、どうぞどうぞ。注文を聞きにきた女性店員によれば、ひとつも注文が無い日もあるとのこと。やっぱりWoodyさんの食欲は普通ではなかった。
さんざん呑んで喰って、4人で9,000円ぴったり。今日も仕舞いまできりが良かった。

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「快速・青梅奥多摩新緑号」は終点の立川駅に18時55分到着。八王子組男三人とは既に拝島で別れ、菊丸とは立川でお別れ。ガラガラで企画倒れだったのかも知れないが、それに懲りずにまた来期も是非走らせて欲しい。駅を出ても、まだ辺りは黄昏時で明るい。それにしても「新緑号」は快適だった。
実は今朝、和尚が瑞牆山の帰りに立川で合流したいとのメールが来たので(この頃、SNSじゃない連絡をする者はかなり希であるが、和尚はまだその一人)、和尚が入ったことが無いはずの「だるま」を覗いてみることにした。和尚はこの頃、メジャーな山に走っている様子。それとも、もしかしてひとり静かな山を登る方がいい、と気が付いたか。
暖簾を潜ってみると、上手い具合にテーブル席が空いていた。この店の雰囲気は、まったく感心するほど変わっていない。店員は多少入れ替わっているが、いつもちょっと愛想が良いあんちゃんは相変わらずだ。ただいま、って感じ。以前、倉戸山で敗退して以来の「だるま」入店となった(そのときのレポはこちら)。
居場所が決まったら、ビールはもういい感じなので角ハイボール(400円税別、以下同様)で乾杯。頼んだ牛すじ煮(480円)は、食べたことがあったかどうか思い出せないが、さっぱりした塩味で美味い。テッポウ(1本160円)とかしら(1本160円)はいつもの美味さ。
そうこうしているうちに、そろそろ和尚が乗った特急あずさが到着する時刻。改札口まで迎えにいって首尾よくピックアップ。「だるま」に戻ったら、瑞牆山の報告を聞きながら、また呑み直し。山談義に花を咲かせた。

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山ノ神尾根から六ツ石山に登った帰り、奥多摩駅から立川駅まで、2週間限定しかも土日だけのE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」を満喫した。事前予想に反して結局、ガラガラ状態のまま、終点の立川駅に到着。この列車はあと3日間走ることになるが、今日と同じ状態が続くとなると、このある意味大胆な臨時列車を企画したJRの担当者はきっとガッカリするだろうし、周りの者は、それ見たことかと冷ややかな批評、評価を下すかと想像される。宣伝が足りなかったのだろうか。
季節限定どころか、毎週末走らせてほしいと思っている小生にとっても、極めて残念なことだ。皆、こぞって乗りに来て満員で座れなくなるのも困りものだが、ガラガラでは次の「新緑号」だって、もしかすると「紅葉号」の可能性も潰えることは間違いないだろう。何とかあと3日のうちに人気を挽回してもらいたい。
ともあれ、立川で途中下車。禁酒中で、普段はノンアルビールを呑んでいるくまちゃんは、今日はノンアルビールを置いていない店に入ったおかげで不完全燃焼状態。それならば、とビールの種類ではほかに引けを取らない(もちろん、ノンアルビールもちゃんとある)「諸国のみくい My TaBReW」に行ってみることにした。
およそ2年ぶりの入店。まずはやっぱり生ビール。サントリープレミアムモルツ(580円)からいただく。そのあとは「Double Hop Monster IPA」(970円)を試してみる。アルコール度数7.2%とやや高め。IBUは65。かなりガツンと来るが、甘い香りも秀逸。これはかなりイケている。
ここはビールの種類も特徴あるが、料理のバリエーションもなかなかである。和洋も悪くないけど、ウリはエスニック系だろうか。頼んだもののうち、春菊を炒めたもの(料理名も値段も???)が特に美味かった。今日はクラフトビールで始まり、クラフトビールで締めくくった山行だった。

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甲府駅からは「お座敷列車」に乗ろうという話になり、わざわざ「みどりの窓口」に並んだのだが、小生が「みたまの湯に携帯を忘れた~( ̄▽ ̄;)!!ガーン」と騒ぎ出したので、そのおかげで皆を道連れにして乗れず仕舞いになってしまった<(_ _)>。
でも直ぐにその騒動は収まった(よく見たらポケットに入っていた!(^^ゞもうボケが入ったのか・・・)ので、その後に発車する「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗れることが出来た。
売店で呑みもの(珍しく、濃いめの角ハイボールを購入)とつまみをゲット。ちなみに甲府駅構内の売店では、我々の仲間内で今まで色々と探して見つからなかった、金精軒の生信玄餅(正確には「極上生信玄餅」)が普通に売っていた。でも小生は左党なので食指は動かない。
1年半ぶりに「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車(前回はこちら)。空いているので何処でも座れるが、リュックサックを置くとなると、1階と2階に分かれていない部分(平屋階)の席が網棚も広くてあって具合が良い。他の客は皆、眺めが良い2階席へ向かう。
朝方はまだ雨が降っていたが、その後天気は急速に回復して、今はもうほぼ快晴状態。甲府盆地の周りを見渡すと、山に懸かっていたガスは殆どとれてきた。御坂山塊の山の連なりもくっきりと見える。山岳同座をするには、どうしても先ず、特徴的な山容である黒駒釈迦ヶ岳を探すことになる。今日乗った身延線から眺めると、黒駒釈迦ヶ岳はかなり鋭角的に見えるので直ぐ判る。更に甲府駅から東へ移動すると、今度は右肩を落としたような非対称な山容なので、それはそれで見分け易い。甲府盆地側から見る限り黒駒釈迦ヶ岳はランドマークとしてとても重宝する。

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「みたまの湯」ですっかり寛いだので、そろそろ帰ろうかということになり、ならば甲斐上野駅に出る必要があるのだが、路線バスはなんと一日一本、15時30分発しかない。「みたまの湯」の、唯一残念なところかも知れない。仕方がないのでまたタクシーを呼ぶが、それでも駅まで千円足らずなので、まあ気にならない距離(駅まで約2キロメートル、一貫して下り坂なので、シラフであれば歩けないことはない)。
甲斐上野駅は、スイカ、パスモ(JR東海ではトイカ)などのICカードが使えないどころか、切符の販売機も無い超田舎駅。一方、駅舎は随分モダンで、壁にはなにやら文様が描かれている。これは歌舞伎役者市川団十郎の市川家の家紋である「三枡」とのこと。甲斐上野駅周辺は、市川團十郎の祖先にゆかりのある土地なのだそうである。
身延線で甲府駅までトコトコと移動。長閑な各駅停車の鉄道旅。途中、目立つ山は黒駒釈迦ヶ岳だ。
甲府駅に着いたら、まだ少々早いので北口を散策。駅前では宝飾品の青空市をやっていた。東寄りには「甲州夢小路」なる洒落た観光スポットがある。その中に、「甲州ワイン蔵Tasting」という看板を発見。いわゆるワインのテイスティングが出来ると云う訳。こういう店を見つけると、なかなか素通り出来ない性分なので、ついふらふらと入店。グラス1杯432円(税込、以下同様)とのことだが、ハーフサイズ(216円)もある。自重してハーフにしよう。
先ず目に付いたのは、「白百合・ロリアン・ブラッククィーン樽熟成2015」。ロリアンワインは余り呑む機会がないが、ブラッククイーンは馴染みになりつつある。でもこれはかなりスパイシーなフルボディーだ。もうひとつ呑んだのはシャトー・ルミエールの「イストワール赤2011」で、こちらはカベルネ・フランとブラッククイーン。酸味も程々に利いているので、日本食だっていけそうだ。それにしてもロリアンワインはなかなかインパクトがあった。こんど、ワイン祭りに行ってみたい。

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大菩薩嶺北尾根を登った翌日は、石丸峠から長峰を辿るつもりでいたが、朝はまだ雨が残っていたし、早めに帰りたいという人もいたので、暗黙のうちに山行は止めにして、どこか気の利いた店でランチを喰って帰ろうということで意見が一致した。
ランチとなったら、甲府盆地のワイナリーに併設されたようなイタリアンかフレンチ、勿論、これまでに入ったことが無い店にしたいと物色した挙句、勝沼ぶどう郷駅から歩いて行ける「レストラン鳥居平」にしようと、早速このちゃんに予約を入れてもらう。
上日川峠発の始発バスに乗り、甲斐大和駅からひと駅だけ電車で移動、勝沼ぶどう郷駅で下車。駅前には客待ち顔のタクシーが沢山屯している。ぶどう畑を間を縫ってしばし徒歩移動。この時期、ぶどうの芽吹きは未だなので、棚に張られたワイヤーに毛細血管のように張り巡らされたぶどうの枝が良く見える。
凡そ20分ほどで「シャトー勝沼」に到着。「レストラン鳥居平」は、この勝沼で最も歴史があるワイナリーが直営している。1階がワインの直売所で2階がレストラン。別棟に工場があって、随時見学もできる。小生以外は折角だからと見学。小生は、1階でワインのテイスティング。鳥居平倶楽部という赤ワインを呑んでみた(500円)。ボトル1本で10,800円もするだけあって、香りは複雑で濃厚。これを呑んでしまうと、他のワインはやけに平板的に感じてしまう。
11時の開店とともにレストランへ。高台にあって眺めが良い筈だが、天気の回復は未だ半ばで、山の上は見えない。料理は皆、Aコース(1,500円税別、以下同様)にしたが、メインディッシュを魚貝マリネ(+300円✕2)にしたり牛ラグー(+500✕4)にすると、其々プラスされる。やはりワインも頼まなくてはならない。ざっとワインリストを眺め、菱山ブラッククイーン(2,160円)にする。値段の割に結構香る。昨今、ブラッククイーンなる品種に出会うことが増えた。フレンチにも良く合う様な気がする。昨日はガリガリ登ったので、翌日は多少優雅でも良いかも知れないが、山岳会の名折れにならないように心掛けたい。

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今を去る43年前、高校山岳部で初めての冬山トレーニング山行が大菩薩嶺北尾根だった。午前中の授業を受けたあと、青梅線と西東京バスを乗り継いで丹波まで向かった。金のない高校生なので、終点から青梅街道を西へへこへこ歩き、三条新橋を経て北尾根に取り付いた時点で概ね夕刻。篠竹に覆われた藪尾根を漕いで、僅かに平らな部分に無理矢理テントを張った。その時点では、翌日は裂石まで抜けられるものだと何の疑いも持っていなかった(なにしろ一年生なので)。ところが次の日、登るにつれ急斜面の藪の上に雪が積もっている状態となり、藪漕ぎしながら一歩登って半歩ずり落ちることを延々と繰り返すはめに。気が付くと、いつの間にかまた夕刻。結局、山頂へ抜けられぬまま、またテントを張った。後にも先にも、ひとつの尾根に10数時間もがき続け、抜け切れなかったのはこの時だけ。篠竹の藪漕ぎは強烈な印象となった。
あれから時は過ぎ、大菩薩嶺北尾根のことはすっかり忘れていたが、ある時偶々目にした「静かなる尾根歩き」(松浦隆康著、新ハイキング選書)に、紀行文が載っているのに気が付いた。読む限りまだ篠竹はあるようだが、無積雪期だったら日帰りができると紹介されている。時代は変わったものだと思っていたら、この頃WEBを見ると、もうすっかり篠竹は枯れてしまったとのこと。この現象はこの尾根に限ったことではないが、これならば再び大菩薩嶺北尾根をアタックしてみようかという気になった。
結果、天気が危ぶまれたが、なんとか降られずに済んだ。三条新橋から大菩薩嶺山頂まで、休みを入れて5時間半。篠竹は殆ど見当たらず、あっても枯れた残骸だけ。踏み跡を見失うことは余り無く済んだ。43年前とは比較にはならないが、それでもたっぷり登り応えはあり、充実の山行だった(山の記録はこちら)。
山頂から下りたら、今宵は「ロッジ長兵衛」で一泊。着いたら何をさて置いても先ずビールをいただく。実は、ここに泊まるのは今回初めて。ログハウス調でなかなか趣きある雰囲気である。客は、我々以外に若者3人グループと、広島から来たという熟年単独行だけだった。風呂があって有り難いが、湯の出が悪くやや寒い思いをした。
暖房器具は1階にある薪ストーブだけなので、自然とそこに集まるようになる。夕飯は、地のものも添えられてバリエーション豊富。これで1泊2食付8,000円はお値打ちだと思う。またぜひ来たいが、まだ「福ちゃん荘」に泊まったことが無いので、とりあえず次はそちらだろう。

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「お座敷桃源郷パノラマ号」で立川に到着したあとは、何処へ行こうかと思案。偶には「狸穴」を覗いてみようかということになり、5人で入店。随分久しぶりで、調べてみればほぼ2年ぶりだった(前回はこちら)。
ここは酒の種類が豊富だし、ひと手間かかった酒の肴も美味い。その分、大衆居酒屋よりは平均単価は若干高めだが、偶には入りたくなる。外観は隠れ家的雰囲気は変わらず、内装も民芸調の落ち着いた空間を演出している。店主も相変わらずのご様子である。
立川の南口でこの手の店となると、なかなか無い。「青海」などは酒の種類では引けを取らないが、料理は「狸穴」の方がやや凝っているような気がする。あとは内装がお洒落な「波平」もあるが、やはり料理はひと手間違う感じだ。
「狸穴」が出す料理は、月替わり日替わりでメニューを見ただけでも美味そうだし、実際にもその通り。盛り付けも調理方法も、店主(?)のセンスがなかなか良いのだ。一方、量的には少なめなので、育ち盛りの者にはいざ知らず我々には、まことにほど良い具合で、良いこと尽くめなのである。
今日の最初の酒は(誰が頼んだのか忘れたが)、「小左衛門・純米吟醸・初のしぼり」。ふと思い返してみると、前回も同じものを呑んでいる。意外と気に入られているということだ。その後は色々呑んだ(覚えていない・・・)。
料理は、ホタルイカの酢味噌掛け、本日の鮮魚の創作刺身の3点盛り、ふきのとう天ぷら、竹の子の刺身、自家製魚介の燻製盛り等々を注文。どれも期待通り。今宵もとてもいい気持に成れた。

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「石和温泉」でかるく一杯やったあと、徒歩でふらふらと石和温泉駅まで移動。今日のメインイベントは、桃の花の観賞もさることながら、「お座敷桃源郷パノラマ号」の乗車である。昨年に引き続き(前回はこちら)の「お座敷桃源郷パノラマ号」。今回は、参加者が偶々6人だったので、6人掛けのテーブル席を上手い具合に確保できた。
手前のテーブルは女性二人連れのグループと、男性一人客。女性二人はテーブルには付かず、ずっと窓際のカウンターテーブルに齧り付いたままだった。やはり、ここのテーブルは仲間同士だけで共有するのが居心地がよさそう。
この列車はこの時期限定の増発列車で、4月7日から22日まで土日だけの運転。今年は桃の開花が早かったので、7日はどんぴしゃりの見頃。きっと22日には花なんて残っていないだろうと思うが、この列車の運行を企画したのはだいぶ前の話だろうから、多少的外れになるのは致し方ない。小生も山行プランを早くて半年前、遅くとも3ヶ月前には企画するので、その企画のベースとなる開花予想が実際と外れることは間々ある。当たって当然のように思われ、外せば何を云われるか判らないJR東日本八王子支社の企画担当者の苦労が判る気がする。
今回も1時間余はあっという間で少々物足りない。特に、桃の花を眺められる時間はほんの僅か。これじゃあ列車名が泣いている。出来れば、もうちょっとゆっくり走ってもらいたいくらい。それでも石和温泉駅(甲府駅からでも同じ)から立川駅まで980円は、やっぱりお得だと感じた。この手の列車には何度でも乗りたい。

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すっかり桃源郷(=桃の花)を堪能し「ももの里温泉」に浸かった後は、バスで甲府に出て、偶には駅前の店で一杯やりたいと思っていたのだが、思いの外、時間が押したので(というか、そもそも山での所要コースタイムの目算を見誤ったので)、そんなに時間の余裕はなくなった。とはいえ、帰りの電車にはまだ早過ぎる。どうするか。
とりあえず甲府は止めにして、石和温泉に出るとすれば、時間を潰す場所は自ずと限られてくる。この時間に入れる店として思い付くのは、駅前のイオン内にある「中華料理・大唐」か、駅ナカの観光案内所の一角にある「ワイン立呑みコーナー」か、蕎麦屋「し奈乃」か、大衆食堂付き天然温泉銭湯の「石和温泉」ぐらいか。そう考えると、ちょい呑みに最も相応しいのは「石和温泉」かなということになる。
もう「ももの里温泉」でひと風呂浴びているので、入浴は不要。風呂にも入らずに「石和温泉」に入るのは少々気が引ける感じもするがまあ良かろう。決まったところでタクシーを呼び、石和温泉に乗り付ける。
「石和温泉」はほぼ一年ぶり(前回はこちら)。当然かもしれないが、食堂で一杯やっている客はまだおらず、風呂に入っている先客も一人だけのようだ。その後、ぽつぽつと客はやってくるが、皆、食堂は見向きもせずに風呂へ向かう。
我々は、すでにビールはいらないので、日本酒を注文。ここには「七賢」(一合400円)がある。料理は蕨の卵とじ(350円)とモツ煮込み(???円)を注文。蕨の卵とじなんて、この季節限定だろうが、それにしても珍しい。これだけで田舎の大衆食堂に来たと実感する。小一時間ほど居て、電車待ちには丁度良い。
今回は風呂には入らずに、呑みだけにしたが、こんな使い方も出来るこの店は、偶に石和温泉駅にやってくる我々にはとても便利な公衆浴場兼大衆食堂だ。また、そのうち来るに違いない。

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2016年から三年続けて、桃源郷(甲府盆地のモモ)の開花を狙ってしつこく山旅を計画して来た。今年はドンピシャリの満開状態、天気がいま一つだったものの、奥秩父連山や南アルプスの高嶺も眺めることが出来、これ以上のタイミングはもう望むべくもないだろう。(山の記録はこちら)
これまで二回続けて山から下りて「花は何処?」と苦言を呈され、苦節三年目、おかげで漸く溜飲を下げることができた。アカヤシオやシロヤシオもそうだが、ことほど左様にモモの開花のタイミングを何ヶ月も前から計るのは困難。
今後また桃源郷を求める山旅をするにしても、狙いを外す度にいじられるのも堪らないので、もうこれからは事前に期日を計画するのはやめにして、開花情報を入手次第、他の計画を突然反故にして、桃源郷ツアーを強行する手を使おうかと思っている。
それはさておき、モモの花を堪能したらそのまま「ももの里温泉」に到着。この周りも桃の木畑一色で、露天風呂からも眺めることができるので、引き続き桃源郷にいる気分。ここも昨年のモモのシーズン以来だから、ほぼ1年ぶりの入湯となった(前回は当然ながら、周りにモモの花は咲いておらず)。
さっぱりして御食事処に行くと、先客はパラパラしかいない。モモの花が満開でも「ももの里温泉」にやってくる客は意外に少ないということだ。6人分の座布団を押入れから持って来てテーブルの周りに並べ、ひとり生ビールをぐびぐびやっていると、高齢の女性とその娘らしき二人連れが隣りのテーブルにやって来て、何食わぬ顔をしてこちらの座布団のうち2枚を持って行ってしまった。どうも小生が並べたものと気が付かない(というか小生の存在自体に気が付かない)様子。そこで「必要だったら自分で押入れから持って来て下さい」と苦言を述べると、初めて気が付いた様子で二人とも大変恐縮していた。なにか、小生が口煩い意地悪オヤジになってしまったようで、些か気分が悪い。

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今日の山行には、横浜へ帰るWoodyさんもお出でだったので、横浜線が便利な八王子で打ち上げとなった。そのため「稲荷湯」で汗を流してさっぱりしたあとは、直ぐ近くにある蕎麦屋「まかど」へ。およそ一年半ぶりの訪問(前回はこちら)。丁度、開店時間の5時30分だったら良かったのだが、到着が少々早過ぎて入口には鍵が懸かっていた。
ごそごそやっているうちに、気が付いたのか、引き戸がガラリと開いて店主が顔を覗かせた。結局いつものように、今宵最初の客となった。我々のテーブルはいつもの通り右奥の一角。店主はまだ仕込中だと見えるので、早いところ湯上りビールを呑みたい我々が、勝手にビール(中瓶550円税込、以下同様)やらコップやらを持ち出して、さっさと一杯やり始める。
そうこうしているうちに準備が整ったようなので、つまみを注文しよう。枝豆(320円)、豆腐味噌漬け(350円)、鴨のくんせい(600円)、おつまみ餃子(350円)、野菜天盛り合わせ(950円)、牡蠣オーブン焼き(???)などを頼んだ。鴨のくんせいは、ここへ来ると毎度頼んでしまうが、美味いので仕方がない。
そして締めはいつものように、せいろ(700円)。喉越しも良さは変わらず、あっという間に平らげた。
今日は日連の「 藤野/カフェ・Shu」でも、おかず+ご飯のワンプレートを3つも頼んでばくばく喰ったのがつい2時間程前にもかかわらず、ここ「まかど」でもやっぱりせいろ(=炭水化物)をつるつるっと手繰った。(健啖家のWoodyさんは当然としても)皆、食欲旺盛だ。藤野アルプス&日連アルプスは結構ハードで、消耗したということだろう。

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「藤野アルプス&日連アルプス」に登ったあとのこと。がっつり登って、下りて店に入ったら完全リラックス、といきたいところだったが、結局、「カフェ・Shu」からJR藤野駅まで約2kmを、アルコールで重くなった足を引き摺りながらみっちり30分、歩くこととなった。これじゃあ、また「カフェ・Shu」に寄ろうというモチベーションがやや下がる。もうちょっと駅に近くないと、日連アルプス限定の店ということになってしまうだろう。
それはともかく、今回、山中を歩いている途中でカメラのレンズフードを落としてしまったらしい。「らしい」というのは、何処で落としたのか全く気が付かなかったせい。この日以降、「藤野アルプス&日連アルプス」の何処かでもし拾った人がいたとしても、まるで役に立たないシロモノだと思う。DSC-RX1Rを持っている人が、偶々拾うという確率はほぼ皆無。
同じような話で、山径でハンカチや手袋が落ちているのをよく見掛けるが(そもそも拾って交番に届けるなんてことはしないし)、ネコババしようと思っても洗濯して自分で使う気なんて起こる筈もない。従ってこれらは、持主にとっては大切なモノであっても、我々には単なるゴミ。持ち主の手を離れた瞬間からゴミになるのは何となく勿体ない話だ。せいぜい、ストックの先端のゴムだったら、拾って有り難いと思うが(勿論、拾うよりも落とす方が圧倒的に多い。Woodyさんは接着剤で固定しているそうだ)。
この間、「ぶなの湯」から戻る道で手袋が落ちているのを見つけ、「勿体ないなー」と思ったら、菊丸が「それ、あたしの!」と云った。往路と同じ径を復路でも辿ると、偶にはそんなラッキーなこともある。
藤野駅に着いたら、八王子駅まで移動し、「稲荷湯」へ。今日は1階が男湯だった。まだ5時前なのに、かなり賑わっていた。早々と一日の汗を流す者と、さっぱりしてこれから仕事だという者が交差したようだった。

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昨今、ご当地アルプスが流行りのようである。大菩薩連嶺ですら(この頃何故か、小金沢連嶺という呼び方が増えて来たように思う)、いつの間にか「甲州アルプス」と呼ばれ始めている。何れにしても、「大菩薩」という呼び方が廃れるのは残念な気がする(小生も古い人間の仲間入りと云うことか)。
我々も特に意識している訳ではないが、なんだかんだ結構ご当地アルプスに登っている。今回は同じ中央線沿線にある、JR藤野駅から歩いて行けるアルプスを登ることにした。ググってみると、「藤野アルプス」と「日連アルプス」という呼び方がある。
調べた範囲では、何れが「藤野アルプス」で、「日連アルプス」なのか、実はハッキリしない。そもそも明確な定義は為されていないようだ。少なくとも秋山川の右岸の山々は「日連アルプス」でほぼ一致しているように見えるが、「藤野アルプス」は右岸と左岸の両方をまとめて指しているような感じがする。我々はこの際、秋山川の左岸の山塊を「藤野アルプス」、右岸を「日連アルプス」と呼ぶことにする。
今回は、「藤野アルプス」と「日連アルプス」をまとめて登ることにしたが、実際歩いてみると、結構歩き堪えがある。途中、秋山川で隔てられているところは、舗装道路を歩くのでやや興ざめだが、船宿がいくつかあって思いの外釣り客で賑わっている。直ぐ近くに、我々とはまた違った世界があることを知る。
ともあれ、最高峰の鶴島金剛山(491m)を始めとして都合12ヶ所のピークを踏んで(山の記録はこちら)、その足で辿り着いたのは「カフェ・Shu」というちょっと小洒落た店。店内だけでなくテラス席もある。今日は陽気が良いので外のテーブルに着いた。
メニューを開くと結構いろいろある。ビールで喉を潤すぐらいのつもりだったが、皆さん何やら食欲満点、鮭、銀鱈、鯖燻製の「おまかせ惣菜ワンプレート」(1,100円、1,500円、1,300円)を其々注文してもりもりばくばく喰う。呑みものもビールじゃ物足りなくなり、ワイン(キザンのブラッククイーン500円)もいただく。山の帰りに寄る店としては、日連アルプスだけというのが玉にキズ。この次は、雪が積もった日連アルプスが狙いか。

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