山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

中央本線沿線

今日の打ち上げは、17時に予約を入れてある「一福食堂」。その時間に合わせ、「秋山温泉」16時30分発の無料送迎バスに乗るため、「秋山温泉」に1時間半も滞在した。そんなに長くいたことは珍しい。
上野原駅に着いたら、17時にはちょっと間があるので寄り道。最近、「ハヤリテラス」という店が出来たので覗いてみた。あわよくばソーセージを買おうと思ったのだが、売り切れとのこと。こんな時間じゃ全然無理、という雰囲気が醸し出されている。この次はもうちょっと早い時間に再トライするか。
ウィズコロナ時代になって、これまでお邪魔した店がどうなっているのかは大層気になっていて、それを直接確認したい店のかなり上位にこの「一福食堂」があった。勇んで行ってみると、先ずは靴を洗ってくださいと、外にあるバケツと柄杓とブラシを指し示される。以前には無かった仕来りだが、これはウィズコロナとは関係ないかも知れない。
通された部屋は前回と同じ、2階の一番手前だった。4人なので6畳間ぐらいがまあ妥当なところだ。先ずは駆け付けビール(大瓶580円)。続いて、牡蠣のソテーに牡蠣の柳川、牡蠣のカレー焼きめしと、怒涛の牡蠣料理三連発。一気に牡蠣ワールドに突入。
それにしてもRが付く季節じゃないと牡蠣は喰うなと教えられてきた。ってことはこの牡蠣、北半球じゃないよね、どこ産だろうかと思いググってみると、何と今は産卵能力が無い三倍体の牡蠣が出回っているとのこと。だったら季節は関係ない、いい時代になった。
その後は牡蠣だけじゃなく、アジフライ、野菜炒め、いか刺も注文。ビールの後はシャトールミエールの甲州シュールリー。これがまた牡蠣に良く合うのだ。窓の外はいつの間にか陽が傾いてきた。景色も良い感じの色合い。巷のコロナをふと忘れさせる眺めだ。
結局そんなこんなで大いに喰って呑んだ。気が付けばなんと我々が最後の客になっていた。店の外で、店の大将に写真を撮っていただく。大満足でした、また来ます。

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今日も雨降り。わざわざそんな日に自虐的に雨降山に登ることになったのは別に意図したのではなく偶々そうなっただけだが、結果的に行先が雨降山になったは、15時までに上野原駅へ戻って来られる山を選んでいるうちに浮かび上がったのであって、どうしても雨降山に登りたかったわけではない。
何故、15時に上野原駅かと云えば、秋山温泉行の無料送迎バスが15時発だったから。何故、秋山温泉かは後の話として、「上野原駅に15時」から逆算して下りてこられる山は何処かと探してみると、高柄山以外にはなかなか見つからない(何せ、他の山は低過ぎて懐が浅過ぎて場が持たない)。高柄山はもう飽きるほど登っているし、上野原駅へ下るにはどうしても某ゴルフ場の脇を通らなくてはならないのに、そのフェンスが極めて邪魔で歩き難いのが業腹で歩きたくない。
ということで「歩いて下りて上野原駅」というパターンはこれ以上見当たらず、「バスで上野原駅」を探すことになるが、これも選択肢は限られている。飯尾線や無生野線だと午前中しか往路のバスが無いので論外、あるのは井戸線(生藤山の登山口)発か不老下線。二つに一つなので、今日は不老下線のバスをチョイス。不老下BSから逆算したら、自然に雨降山が浮かび上がってきただけ。そんな不埒な選び方をしても、山自体はそれなりに楽しめた。
目出度く15時発のバスに乗って秋山温泉に到着。このバス、意外に利用者が多い。入口では検温、アルコール消毒が義務となっていて、脱衣所は大部分の洗面所が使用禁止だ。汗を流してサッパリしたらいつものように2階の食事処へ行くと、テーブルが随分と少なくなっていて、椅子は一方向しか置いていない。これもご時世だが、ちゃんとビールは置いてある(しかし前回はあった「おつまみセット700円」が無くなっていた)。これだけでもありがたい。ありがたく湯上りビールをグビッとやった。

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「ペンションすずらん」に泊まった翌日、雨の日川尾根を逍遥してから天目山栖雲寺の石庭を見学し、「やまと天目山温泉」で汗を流してから高尾駅には16時33分に戻った。時間が早いので、いつもの「たまの里」に寄ってみることにした。ウィズコロナでこの店がどうなっているのか、見てみたい気もしていた。
結局、この2日間で歩いたのは20km強、ウィズコロナ時代の3回目でまだまだリハビリ中なので、程良い行程だったように思う。ずっと雨だった2日目を別にすれば、山中には予想以上にハイカーがいた感じがする。やはり皆さん、外で羽を伸ばしたいのか。特に、主稜線の白谷ノ丸から牛奥ノ雁ヶ腹摺山にかけてはそうだった。
それにしても皆(マスクをしていないのは仕方がないが)、行き交う際に我々を待って呉れるのは有難いとしても、径から殆ど離れず(つまりソーシャルディスタンスを殆ど取らずに)、然も挨拶をする(つまりご丁寧に飛沫まで飛ばして下さる)のはなんとも有難迷惑な感じだ。思わず、息を止めて通り過ぎたい気分になる。なので、向こうが立ち止まる前に、先にこちら側で径を大きく外れ、更には顔を背けるようにしたい気持ちに駆られる(少なくとも小生がトップだったら、登り降りに関係なくそうする。一方、Woodyさんはこういうことには鷹揚で、ちっとも頓着しない。ひとによって感じ方は様々なのだ)。何れにしても、行き交うハイカーが多いコースはどうにも落ち着かない。これからはより一層、人跡の薄いマイナーなコースをプランニングしたい。話が逸れた。
「たまの里」の暖簾を潜ると、ビフォーコロナの半分以下の入り具合。テーブル間には各々衝立が設けられている。「密集」でも「密接」でも無い状況は作られているが、「密閉」については客が出入りする際に自ずから外との換気が生じる程度で結果、「0.5密」ぐらいだろうか。まあ良かろうと、腰を落ち着けることにした。

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「やまと天目山温泉」の食事処でしばしのんびりしてから、14時31分発のバスに乗車。雨は上がったようだ。まだ時間が早いのかバスに乗っていた客はせいぜい10名ほど、「やまと天目山温泉」から乗車したのは我々以外に夫婦一組だけだ。甲斐大和駅には定刻の14時45分よりちょっと早めに到着。
そのまま切り返して駅に横付けするかと思ったら、一旦、中央線を渡る橋を通り、駅の反対側の小さなロータリー(こんなのあった?)を回って戻ってきた。回っている最中にかなり立派な銅像が出来ているのを見た。武田勝頼公だ。やはり終焉の地に相応しいと云うことか。信玄公銅像がある甲府駅北口に較べて、甲斐大和駅はかなり寂しいがそれも致し方あるまい。
駅に入ったら上り電車の時間を見ると、次は15時21分発の高尾行となっている。微妙に時間がある。それならばと、甲州街道沿いにあるセブンイレブンへ行って、ビール等を買出しすることにした。随分久しぶりな気がする。
戻ってきたら改札口を抜け、ホームのベンチに座ってまたグビッと一杯やる。ここは線路の両側が法面に挟まれていることもあって、妙に落ち着ける。勝沼ぶどう郷駅も悪くは無いが、ここ甲斐大和駅に較べると客が多いのと、ホームの東側には民家もあるのでやや人目を憚る感じがないでもない。ここは解放感が半端ない小海線・松原湖駅に次ぐ居心地の良さかも知れない。
さてウィズコロナ時代幕開けの1泊ツアーはこれでおしまい。また次のにんじんを考えなくてはならない。次は7月。梅雨明けとなれば、やはりテント泊のシーズンだ。ウィズコロナ以前からトレンドはソロテントだが、この先はそれが常態化するのは間違いない。小屋泊にも魅力はあるがこの時代、なかなか大変。皆に強要することは出来ないが、ソロテントの計画を増やすこともこの時代に相応しいと感じて貰えるはずだ。

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「ペンションすずらん」に泊まった翌日は、予報通りに朝から本降りの雨。梅雨の最中なので元より覚悟の上だ。今日行く日川尾根は晴れても降っても余り変わらないので(雨でもそれなりに楽しめるし、天気に関係なく行き来するハイカーは少ないので)、朝食をしっかり摂ってから8時半に出かける。
下日川峠まで上がる林道が地味にキツイだけで、後はアップダウンが程よく繰り返される。イスカが集まるというアカマツ林は、今は季節ではないのでイスカもそれを狙うカメラマンも皆無。富士山が目の前に見えるポイントは、すっかりガスっていて直ぐにそことは気付かない。
「かくれっ窪」を探してみたが見つからず、また次回の宿題となる(たぶん、もうちょっと林道を西に進んでみるべきだった)。境沢ノ頭は晴れていると遮るものが無くて暑いが、今日は梅雨寒むで逆にのんびり出来ない。今日もネジキの花が咲いていた。しかしこの時期、花と云えばヤマボウシだ。噎せ返るような緑の中に、ぽっかりと白い花が浮いて見える。
時々目の前を横切ったり、警戒鳴きが聞こえたりと鹿が目立つ。久しく人がいなかったせいだろうか?三角コンバまで来たら、後は勝手知ったる尾根径を境沢橋まで下るだけだが、トラバースする箇所が意外と荒れている。地形の記憶を頼りに進むと果たして道標があり、そこで折り返せばやがて林道に降り立つ。ここから「やまと天目山温泉」まで単調な車道歩きなので、途中、天目山栖雲寺に寄り道してみる。武田氏終焉の地として有名だが、自然そのままの石庭が見応えあってちょっと驚いた。
「やまと天目山温泉」は調べてみれば2014年6月以来、いつの間にかもう6年前だ。さっぱりしてから食事処へ行ってみると、テーブル間隔が随分広がっていてソーシャルディスタンスがたっぷり。これじゃ従業員の給料だって出そうにない。大丈夫か。

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コロナ自粛で3月下旬から6月にかけて以下の山行計画(もっと先までのプランを温めていたが)がすべて中止:
・西丹沢/椿丸(日帰り)
・上州武尊山(1泊)
・中央線沿線/扇山(+塩ノ山ワインフェス、日帰り)
・下越/五頭山(1泊)
・御坂/鬼ヶ岳(日帰り)
・中越/浅草岳(2泊)
・上州/赤城山・長七郎山(日帰り)
・南アルプス前衛/七面山(1泊)
・日光/羽黒尾根(日帰り)
・前日光/井戸湿原~横根山(1泊)
・富士山麓/三国山稜(日帰り)
・谷川連峰/大源太山(1泊)
その後、第1波が緩和され隠遁生活から復帰したら、徐に計画立案の方も立て直し。いつの間にか雪どころかツツジも終わってしまった。さて泊りの山第1弾を何処にしようかと、呑みながらWoodyさん、なおちゃんと話しているうちに、大菩薩連嶺の「ペンションすずらん」へ行ってみようか、という話になった。
「ペンションすずらん」へ下る径はほぼ歩き尽くしているので、歩き慣れた大峠からのルートを再訪してみることにして、途中、懸案だった赤岩本宮に寄ってみた。尾根から激下りしなくては(勿論帰りは激登りしなくては)ならないが、行くだけの価値があるところだった。
その後、白谷ノ丸に寄り道してから黒岳、川胡桃沢の頭、牛奥ノ雁ヶ腹摺山と辿って「ペンションすずらん」へと下った。新型コロナ自粛から解放されたせいか、風呂場もレストランも昆虫目当ての家族連れだらけ。訊けば部屋は満室とのこと。実は新型コロナ禍は夢幻だったのか、と錯覚させられる。
静かな「ペンションすずらん」に逢いたければ、冬の方が望ましいかも知れない。でも風呂上りに、窓が開け放たれたレストランでビールを呑むのは、ここだけの、そしてこの時期ならではの贅沢だ。

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奥多摩駅2階で「バテレ」で湯上りビールを呑んだものの、これで帰るのはやや切ないので、とりあえず立川で途中下車。でもCOVID-19を考えれば、今まで気軽に入っていた居酒屋のうち、客がいっぱいだったり、若者たちが盛大に飛沫を飛ばしていたり、或いは店が狭かったり、はたまた地下にあったりするような店はどうにも入り辛い。
そんな空気が漂うなかで何処に活路があるのか、と話しながら北口をうろつく。「酒亭 玉河」は地下なので換気が悪そうだし、(ウィズコロナになってどうなったのかは分からないが)席と席の間隔が狭いので涙を呑んでスルー。「ひなたかなた」や「肉バルBrut」は飛沫をふりまく若者が多そうなので敬遠。「あま利」はどうやら廃業したみたいだ(コロナ廃業?)。
「弁慶」の前まで来たので中を覗くと、客はそれほどおらず入口も開けっ放しなのでこれならばいいか、と入ることにした。それほど騒がしくない(それほど飛沫が飛び交っていない)のもまあまあ悪くない。2年ぶりの入店だ(前回はこちら)。客は山姿は我々だけ、ほぼ地元のオヤジばかりのようだ。
それにしても色々な条件を考えながら店に入り、周りを気にしながら酒を呑むというのも因果な話だ。今までは喫煙者だけが肩身の狭い思いをしていたが、これからは酒呑みもそうする必要がある。嫌な時代になった。
まず生ビール(580円税込、以下同様)で乾杯。つまみには、ハモの落とし(450円)、ハムカツ(190円)、まぐろぬた(360円)、油揚げ焼き(220円)、クジラベーコン(450円)を注文。ハモがあるなんて、関東の居酒屋じゃあちょっと珍しいのでは?もう夏だね。クジラベーコンもメニューにあるとつい頼みたくなる。昔は、それこそネコも跨いで通るくらいありふれていたと思うが、今は珍味。ありふれていた頃は未だ、酒呑みじゃなかった、ちょっと惜しいことをした。

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塩山駅から17時5分発の「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗り込み、高尾駅まで移動。塩山から乗ると、結構混んでいることが多いこの電車だが、今日は2階席はそれなりに乗っていた程度で、1階席はガラガラだった。これも新型コロナの影響かも知れない。
ウィズコロナの世界では、山へのアプローチは自家用車だとリスクが小さいのに対して、我々公共交通機関利用派はやや割を食っている状況。基本的には3密を避け、無駄な会話も控え、吊革やハンドレール、ドア把手等、人が頻繁に触る可能性がある場所は触らないか、触っても直ぐにアルコールジェルで除菌するかに意識すれば、まあ何とかリスクは下げられるか。そもそも面倒なことは嫌いだが、嫌っていると家から出られない(山に登れない)ので、ここは我慢するしかない。因果な世界だ。
皆はワクチンが出来るまでの辛抱と云うが、インフルエンザワクチン開発には何十年もかかった訳だし、しかも未だに毎年、当たるも八卦当たらぬも八卦的な混合ワクチンを打ち続けてきて、漸くこの頃特効薬的なものが出てきたことを考えれば、いったい新型コロナワクチン&治療薬が普及するのはいつのことになるやら、まして特効薬的なものとなると、それが出て来るより、我々がお陀仏する方が早いのではないかと思うのは真っ当な見方だろう。ならば暫定的な辛抱では無く、恒久的な辛抱と考える方が当たっていないか。閑話休題。
塩山駅のKIOSKで仕入れた「七賢」をちびちびやっているうちに、高尾駅到着。今日の締めは高尾駅界隈と決めてある。目先を変えて、人の入りが少なそうな(失礼!)インド・ネパール料理の店にしてみた。その「ムナル」という店のインド人ウェイターは、とても日本語が達者だしお勧め上手。偶にはインドビールを呑みながらモモを頬張るのも悪くない。

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"98wines"に見事にフラれたあと、とりあえずタクシーを呼び、汗を流すために「宏池荘」へ向かう。扉を開ければ今日も女将に出迎えられ、500円を(ちなみにここは天然温泉だけど銭湯。銭湯であれば日帰り入湯税80円は含まれていないはずだがどうだろうか?どうでもいいけど。今度、女将に聞いてみよう)支払って風呂場へ。
今日は宴会でもあるのだろうか、意外に中高年の先客が多かった(と云っても数名)。人によっては風呂場ではCOVID-19が気になるところでもあるだろうが、たとえウィルスキャリアーがいたとしても、脱衣所では会話をしなけりゃ(若者でない限り、男子は大抵無口なので)リスクは低いだろうし、籠とか棚にウィルスが付着していたとしても浴室に行けば洗い流されるし、浴室は高湿度なのでウィルスの気中移動はかなり制約され、かつ多少皮膚に付着したとしても概ね洗い流されると考えられるから(身体を洗い流さないで浴室につっ立っているだけの奴なんていないはずだ)問題ないレベルになるだろう。(ちなみに山梨市内の「花かげの湯」は、7月10日現在でも山梨市民以外には利用制限中である。何故だろう。利用市民からの余所者に対する風評的苦情だろうか。)
さっぱりしたら、女将に挨拶をしてから(女将は「あらっ、もうお帰りですか!?」と)、Woodyさんと共に集合場所の「日の出食堂」へ向かう。時計を見れば、次の電車の時間まで40分弱、あまりゆっくりもしていられない。ほぼ半年ぶりで、通算4回目の入店。「宏池荘」と同様、そろそろ常連として認めて貰えるかも知れない。
先客がいないので、4人がけテーブル2つを一緒にしてもらい着席。時計を睨みつつ、ビールと餃子を注文。追加でレバニラ炒めも頼み、慌ただしく呑んで喰ったら「ごちそうさん」と店を出た。今度はもうちょっと店主のご期待に沿えるよう、腰を落ち着けてみたい。

50 宏池荘の後はここ。

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今回の山行は柳沢峠からスタートして柳沢ノ頭、高芝山、小倉山を登り、ザゼンソウ群生地経由で、 "98wines" ワイナリーに寄ってみようという、ちょっと欲張りなプラン。少々距離はあるが、基本的に下り基調なので何とかなるだろうと踏んで計画してみた(山行記録はこちら)。昨今、甲州には新進のワイナリーが増えているが、 "98wines" もその一つで、気になっていた。
ところが当日は朝から春のなごり雪で、結局、山から下りるまで降り続いた。何故だか柳沢峠に来ると天気が悪い巡り合わせが目立つ。高芝山までは踏み跡ははっきりしていたが、その後は降雪が多くなってきたこともあり、踏み跡が途絶えがち。でも尾根を外さなければ問題は無い。高芝山西峰の登りと下りはかなり急傾斜だった。
送電線を通過すると防火帯を辿るようになる。本来は見通しは利くし歩き易いはずだが、踏み跡は隠されて追えず、雪がこんもり積もった低木と小さな岩が累々としていて我々を惑わす。足元は風化した砂礫なので、うっかり斜面に足を置くと積もった雪ごとズリっと滑るのが甚だ迷惑だ。そんな状況は上条峠まで我慢しなければならない。
最後のピークの小倉山には木製櫓式の展望台があるが、今日は全く眺望が無い。小さな沢に沿って下り始めると、何故かここだけにザゼンソウが群生している不思議な光景が見られる。ここまで来れば"98wines"はもう目の前。
勇んで行ってみると、個性的な建物。甲府盆地の眺めが佳し。ところが出てきた女性曰く、もうワインは全て売り切れていると。当然、試飲も出来ない。落胆。生産量がまだ少ないせいなのだろう。次回はタイミングを計らって、そしてもちろん事前に確認してからリベンジしてみたい。

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44 98winesは営業していなかった。残念!

45 あの椅子に座ってみたかった。

46 甲府盆地を見下ろす椅子。

47 建物は新しい。

48 いつリベンジができるだろうか。

久しぶりに「芭蕉月待の湯」で寛いだ後は、タクシーで都留市駅に向かい、富士急行線、JR中央線各駅停車を乗り継いで高尾駅下車。でもその前に、今日の打ち上げは高尾でやることにしよう、しかし毎度同じ店では芸がないので(決して「たまの里」に飽きた訳ではない)、今回は何処か入ったことがない店にしよう、と少々リサーチ。すると高尾駅南口には意外と結構、店があり、未だ入ったことが無い店も多いと分かる。
そんな中から今回選んだのは「龍縁」という名の中華レストラン。駅からやや西へ数分歩いたところにある。入ると1階が店舗で、2階は住居らしき家族経営的な店。カウンター席とテーブル席と小上がりがあるが(内訳はテーブル12席、カウンター席6席、小上がり12席)、我々は大人数なので小上がりのテーブル3つをまとめて使わせてもらった。
メニューを見ると、この店は料理の品数がとにかく豊富。北京ダックだってある。ざっと眺めるとまんべんなく中国料理があるが、ここの店主が東北部出身とのことで、なるほどラム肉や干し豆腐など、余り見かけない食材を使った東北料理も並んでいる。そういえば、クアラルンプールで唯一、焼き餃子が喰えたその名も "Dongbei Restoran"に何度か入ったのを思い出した。あそこで喰った、干し豆腐料理が美味かった。また喰いたい。どうして日本には東北料理店が少ないのだろう。
ともあれ、大人数でよかった。各自、好きなものを挙げてもらって注文することに。ずらりと8品が出てきたが、きれいにペロリ平らげた。小生は昔の記憶が蘇り、ラム肉のネギ炒め(980円)と干し豆腐和え(380円)を注文。干し豆腐はなんとなく舌触りが記憶と違っていた気がしたが、これはこれで美味かった。何れにしても、これだけでは全メニューから見れば、ほんの氷山の一角を齧ったに過ぎない。是非、また人数を集めてここへやって来て、別の料理を頼んでみたい。

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今日の山行には不参加で「一福食堂に行けなくて残念」と云っていたWoodyさんから、演奏会で中野まで来ていて、終わったら立川までやってくると連絡が入ったので、然らばと我々も「一福食堂」を後にして上野原駅に向かう。
既に薄暮も過ぎたようだが、それでも空には微かに明るさが残っていて、鶴島御前山のシルエットが浮かび上がって見える。こんな時間帯が、上野原駅のプラットホームに相応しい感じがして好きである。突然、眩しいヘッドライトを放ちながらE353系が通過していった。
高尾駅で乗り換えて、立川駅で下車。改札口で首尾よくWoodyさんをピックアップ。さて何処へ行きますか、偶には「弁慶」だっていいと思うけれど、Woodyさんは「もう飽きた」と仰るので南口へ向かう。行き当たりばったりでいこうと、先ずは手近な「だるま」を覗いてみると、空いているというので入ることにした。
ここは、いつ来ても変わらぬ雰囲気で、なんとなくホッと出来る。リュックサックを入口付近に山積みしたら、もう競馬中継の時間ではないのでギャンブラーはおらず、一番奥のテーブルへ案内される。駆け付けビール(サッポロ黒ラベル大瓶630円税別、以下同様)で再会を祝して乾杯。
つまみは各自が好きなものを注文。だいぶお腹がいい具合の小生は、鯨ベーコン(580円)にした。でも腹を空かせたWoodyさんの為に、アジフライ(420円)も頼んだ。他にはカツオたたき(???円)、厚揚げ(330円)など。料理はどれも昭和な味。昭和といえば、神田の「大越」も、稲田堤の「たぬきや」も、高尾の「あさかわ食堂」も(最近で云えば所沢「百味」も)無くなってしまった。ここ「だるま」はいつまで残っていてくれるだろうか。

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いつも「秋山温泉」の送迎バスは、我々にとって間の悪い時間帯に発着するので、今日もタクシーを呼んで上野原駅北口の「一福食堂」へ向かう。道中、タクシーの運転手が我々より以前に乗った客のこととして、行先を「上野原駅」と告げた後、暫くして「一福食堂」と付け加えることの善悪についてひとくさり話していたが、何を云っているのか良く判らなかった。
単に「上野原駅」だと南口へ向かうことになるが、「一福食堂」だと北口なので経路が変わるのは確か。「上野原駅南口」へ向かっていたあと、到着直前になってから「一福食堂」と云うと運転手は戸惑うかも知れないが、それでもメーターを倒したままだったらその分余計に料金が掛かる訳で、その分、儲かるだろうし。結局、運転手の云い分は聞き流した形で「一福食堂」に入った。
今回は「一福食堂」がメインディッシュなので、山と温泉は、前菜とかサラダのようなもの。なおちゃんに予約を入れて貰っていたので、今日も2階へ通される(この頃、1階で一杯やることがすっかり無くなった)。他にも予約が入っているようで、若女将に「狭くてすみませんね」と一番手前の部屋に案内される。確かにこじんまりしているが、かえって居心地がいいかも知れない。
先ずは駆け付けビール(大瓶580円)と餃子(440円)を注文。そのあと、メニューをひと通り眺めてから、部屋のインターフォンで牡蠣のソテー(???円)、バジルかつ(700円)、モツ煮(550円)、いか刺(480円)を注文。ここの牡蠣は大ぶりでプリプリ。牡蠣は勿論、生でも蒸しでもフライでも美味いが、ソテーの美味さはこの店で知ったような気がする。バジルかつは初めて。タルタルソースがたっぷりで嬉しい。呑みものは、ビールの後はワインへ。
締めは、牡蠣のカレー焼きめし(970円)と牡蠣のペペロンやきそば(970円)。何方も、有りそうで他所ではなかなかお目に懸かれない一品。どうもこの頃、ここの料理の虜になりつつある。

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今は世界中から輸入されるせいで年中喰えるものの、それでも寒くなると不思議と牡蠣が恋しくなってくる。牡蠣で思い出すのは、「山から下りたら」で云えば「一福食堂」だ。海産物の流通技術は日進月歩なので最早、海に近ければ美味い牡蠣が喰えるとは限らないし、逆のことも云える。
ということで、今回は「一福食堂」に行くためのプランを捻る。上野原駅界隈には風呂が無いから何処か途中で入る必要があり、それに適しているのは「秋山温泉」、というかここ以外の選択肢は電車移動になってしまうので、比較が難しい。
次に「秋山温泉」へ下りて来る山を考えると、これまた選択肢が限られていて、直接歩いてやって来るか、上野原・無生野線の路線バスを使うかだが、後者は本数が少ないので使い勝手が悪い。而して直接の山となると、秋山川右岸の山か左岸の山に絞られる。
右岸の山は阿夫利山ぐらいしか目ぼしい山が無く、それこそ1年前の「秋山温泉」+「一福食堂」パターンそのもの。左岸の山となるとデン笠か。ここもかれこれ14年前の山行で(逆コースながら)トレース済みだったが、小生以外は未経験なのでここを落しどころにした。
デン笠へは、四方津駅から大丸を経由して行ってみた。天気は良いが、日影はしんしんと冷える。新大地峠を越える立派な林道はすっかり出来上がっていたし、デン笠に至る尾根にも新たな林道を敷設中で、景色が変わっていた。
「秋山温泉」に着くと、駐車場はそこそこ車が停まっていたが館内はスカスカだった。程よく温まった後は2階の食事処へ。おつまみセット(700円)を注文。生ビール470円なので、おつまみだけで230円とお値打ちだった。でもそんな恩恵に与っているのは我々だけのようだった。

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塩山から高尾まで戻る途中で雪は霙に、その霙が雨に変わり、高尾ではもう小雨程度。中央線を60km以上も移動すると、景色も天気もそれなりに変わるが、今日は劇的だ。高尾駅を降りて行き着く先はいつもの「たまの里」。ずいぶん暫く来ていないと感じたが、調べてみればたった半年ぶり、錯覚だった(または呆け?)と判る。
暖簾を潜って入ると、相変わらずの賑わいぶり。4人掛けのテーブルは全て塞がっていたが、偶々目の前の4人掛けテーブルに座っていたひとり客が、気を利かせてくれてカウンター席へ移動してくれた。有難くそこに収まらせてもらう。
隣のテーブルも山帰りの集団で、訊けば地元、八王子の山の会とのこと。このグループはもう大分良い調子になっていて、店内で際立って賑やかだ(特に、ひとりの地声がやけにデカい)。釣られてこちらの話し声も自ずからデカくなってしまうが、そのうちその集団も帰っていったので、突然、平常状態に戻った。
こちらも2軒目(電車の中を入れれば3軒目)のはしご酒なので、それなりに良い気分、ビールは止めて最初から日本酒。いつもだったら取り揃えられた中からその日の気分で地酒を選ぶのだが、この陽気では熱燗(小徳利360円)をもらうしかない。グビッとやると、五臓六腑に沁みる~。
熱燗と来れば鍋。そんなに空腹ではないので、ちゃんこ鍋(800円)を1人前だけ頼む。他には、いつもの海鮮サラダ(440円)とカキフライ(5個600円)、揚げ出し豆腐(470円)を頼んでみた。熱燗で温まってきたので、その後は青煌(???円)をひやでやる。
この店のちゃんこ鍋はたぶん、季節限定。初めて食べたが、結構ボリュームもあってコスパが良い。冬は鍋に限る。やはり今宵も蕎麦までは辿り着かなかった。

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「大菩薩の湯」で温まった後は、路線バスに乗って塩山駅へ向かう。地元の方と思しき人が数人、乗っては降りていった。我々以外に山姿はいない。雪がしんしんと降り続けているなかを滑るように走り、あっと云う間に塩山駅南口に到着。
次の列車までちょっとだけ時間があるので、駅構内にあるKIOSK兼甲州市観光案内所(っていうスタイルは珍しくないか)に入って少々物色。「金精軒」の「生信玄餅」を買おうか、「山の湯宿はまやらわ」の「名水わらび餅」を買おうかと暫し迷ったが、やはり何方も買わないことにした。何れにせよ全部カミさんに喰わせるのは身体に毒だ。
ホームに降りると、やたらに冷えてきた。雪は一向に降り止む気配が無い。15時54分発の高尾行に乗車。持参した日本酒を取り出し。チビチビと呑む。つまみはチーズ系が2種類。ワインにも日本酒にも合うせいか(もちろんチーズの種類にもよるが)、我々の山の会では、特に申し合わせが無いとチーズ系つまみがダントツに人気が高い。
塩山駅を出ると直ぐに進行方向を南に取るので、晴れていれば甲府盆地の奥に白根三山が見えるはずだが、今は低い雲で煙って甲府盆地の僅かしか見渡せない。塩ノ山だけがぽっかりと浮き出ている。新大日影トンネルに入るとそれも終わり。
新深沢トンネルを抜けて甲斐大和駅に着くと、心なしか降雪の勢いが増した感じがする。笹子トンネルを抜けると笹子駅。何故か、明らかに笹子駅辺りが一番雪が多い。笹子駅の標高602mは、塩山駅の410mよりも高いので、ある意味当然だが、甲斐大和駅(677.7m)より雪が多いのはやや解せない。とかく、国中と郡内で気候が違うことが間々ある。

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当初の計画では、柳沢峠をスタートし、ハンゼノ頭、藤谷ノ頭を経て、赤岩御殿に登ってみようとしたのだが、タクシーで柳沢峠に降りた段階で思った以上の降雪。ならば無理をせず、是々非々で行けるところまで行ってみようということになった(山行記録はこちら)。何故か、柳沢峠にやって来ると雨か雪のことばかり。今日も、柳沢峠茶屋は開くことはないだろう。
まだ降り始めなのでそれ程積もってはいないが、それでもトレースの無い径を歩くのは気分がいい。いつの間にかもう、柳沢ノ頭に到着。ここから尾根を辿り、ハンゼノ頭までは一投足である。ここも本来は眺めが良いはずなのだが、不思議といつ来ても全く視界が得られない。ここで単独行氏がいたが、今日出会ったハイカーはそれで全て。こんな天候ではこんなもの。
この先を進んでも、何れ戻って来る必要があり余り気が乗らないので、鈴庫山までで止めて、今度は柳沢峠の東側へぶらぶらと歩く。雪は降り続いているので、積雪量も増え続いているようで、段々ラッセルをしながら進むようになってきた。程々楽しんだところで柳沢峠へ引き返し、タクシーを呼ぶ。青梅街道は基本的にいつでも走行可能なので助かる。
「大菩薩の湯」に到着。やってきたのは2年ぶり(前回はこちら)。朝ここを通過した時には雪は降っていなかったが、今は降っていて積もり始めている。そんな天気のおかげで、風呂場も休憩所も客はかなり疎ら。程よく温まったら、食事処に陣取り生ビールを注文。
前回と同じ店員だったが、さしてサービスの良さは感じなかった。気のせいだったか、それとも前回は余ほど資金繰りに瀕していて、地獄に仏、我々が大黒様に見えたのか、あるいは今回は借金取りに追われていて気もそぞろだったのか、は定かではない(単なる妄想です)。

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今宵の打ち上げは、久しぶりに大月駅前にした。それこそ1年前、「より道の湯」に泊まって以来ということになる。これまで大月は、居酒屋に入ることはそれほど多くなく(そういえば、駅前再開発の前には隊長に連れられて、今は無い居酒屋「かずちゃん」には何度か通った)、食事がメインの店に入ることの方が多かったような気がする。
今回は、くまちゃんに好みの店をチョイスしてもらった。駅前ロータリーに面した「古民家麺処 かつら」、「和DINING濱野屋」そして「月Cafe」の中から選ばれたのは、「かつら」だった。ここも同じく1年ぶり。ここはその名の通りラーメン屋なのだが、つまみと酒の種類が豊富なので、ラーメンだけを喰って帰る客は少ないと思われる。
まだ正月休みみたいな時期だから、客の入りも少ない。我々の後からは中高年の集団(我々よりも多い)が入ってきた。早速、呑み物の注文だが、もうビールは「より道の湯」で済ませてきたので、最初から日本酒。徳利売りもあるが、ここはカップ酒ばかり10数種類も置いてあるところが珍しい。
場所柄、やはり山梨県の酒が多い。その中から先ずは、「谷桜 櫻守」にしてみた。カップ酒で生酛造りも珍しいと思う。甲斐小泉にある「谷桜」は結構贔屓にしている。次に頼んだのは「春鶯囀」。これも好みの銘柄。カップ酒のラベルが葛飾北斎、富嶽三十六景の45番目「甲州石班澤」となっているのがなんとも憎い。この酒蔵は富士川沿いで、まさにこの絵に近い場所にあるのだ。
つまみに頼んだのは、お新香(430円)、餃子(450円)、冷奴(250円)、煮玉子(100円)、トロトロ玉子と豆腐のサラダ(630円)、鶏の唐揚げ(400円)、ごぼう唐揚げ(380円)、ねぎチャーシュー(580円)。これだけあれば居酒屋として十分だ。でもここはラーメン屋、Woodyさんにラーメンとかチャーハンを勧めたが、いらないとのこと。きっと帰る途中、何処かの立ち食い蕎麦屋に寄ろうとしているに違いない。

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「兜家」の元旦の朝食は午前8時からだが、普段と変わらず5時ぐらいには目が覚めてしまったので、布団の中で暫し読書(電子書籍)。寝る前だと2、3ページ読むともう眠くなってしまうので、個人的には朝のこの時間が一番捗る。今年もそんな一年になりそうだ。
朝風呂に入ってから徐に朝食、でもその前に餅つきを実演するので見ませんか、と宿の人に誘われたので行ってみる。場所は茅葺屋根の母屋。餅つきなんて見ることはこのご時世、確かに無い。ついた餅は朝食にお出ししますよ、と。夕食は部屋食だったが、朝食は大広間。そこで初めて他の客を目にした。我々以外に数組、皆、家族連れのようである。餅は雑煮ではなく、からみ餅となって出てきた。つきたての餅を喰うのは随分久しぶりだった。
宿をのんびり出て、数馬10時7分発のバスに乗車。客は我々2人だけ。武蔵五日市駅に着いたら、そのまま五日市線に乗り立川に出る。そうこうしているうちにもう昼時。朝飯が遅かったので、それほど腹は減っていないが、このまま家に帰るのはちょっと間が持たない感じ。さて元旦に、立川で開いている店が何処にあるだろうか。
とりあえず西口に出てみると、目の前の店が開いているようだ。ここでもいいかな、とカミさんに確認し入店。「ステーション・カフェ・バーゼル」という名の洒落た店、山の帰りに西口に出ることは無いので、今まで気が付かなかった。結構広い店で、壁が皆、ガラスなので明るく開放的だ。
メニューを見ると、ランチタイムでもディナータイムと同じ料理がいくつか供されているらしい。それだけでこの店、なかなかポイント高い。呑み物も色々揃っていて、クラフトビールも何種類かある。折角なので、最寄りの石川酒造のクラフトビール「多摩の恵」(グラス大950円)をいただくことにした。今年の元旦もやっぱり昼酒で始まった。

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「藍屋大月店」で生ビールをグビグビやりながら、今日の打ち上げの店を考えていた時のこと。なおちゃんが八王子に日本酒が美味しい店があるとのこと、ではそこへ行ってみようということになった。店の名は「おいしい酒倶楽部」という。八王子で「まかど」以外の店に入るのは久しぶりだ。
八王子の店はそれなりにリサーチしていたつもりだが、この店は聞いたことが無かった。最近できた店かなとググってみると、まだ「食べログ」にも「ぐるなび」にも載っていない。まるでジモピーのように情報を持っているなおちゃんに感心する。女性の井戸端ネットワークは侮れない。
場所はJR八王子駅から歩いて5分、中町にあるとのこと。中町と云えば、かつて花街もあったという八王子きって(というか多分、その頃は三多摩で唯一)の歓楽街。今も置屋が何軒かあるはず。そんな街の雑居ビルの3階に「おいしい酒倶楽部」はあった。
エレベータを降りると、ちょっと変わったエントランス。店の内装はやや照明を落とし気味で極めてシンプル、放射線通り側はガラス張りで眺めが良い。パッと見、居酒屋という雰囲気ではない。いわゆる日本酒バーか。ここの店主は、日本酒好きが高じて自ら店を持つようになったという酒ヲタな方である。
先客はおらず、何処でも好きな席と仰るので、奥の大きなテーブル席に陣取る。さっそくメニューを見ると、確かに珍しい酒がズラリと並んでいる。どれでも200mlで1,000円というので、先ず「而今」と「花陽浴」をいってみる。何方も久しぶりの味わい。つまみも充実。店主は9種類の肴を楽しめる「ナインプレート」というワンプレートを勧める。一人ではやや多過ぎるし他にも味見したいので、5人で3プレート注文。他に、塩辛クリームチーズ(???円)、サーディンポテト(800円)、豚の???焼き(1,200円)をいただく。
他に、「雁木」の純米無濾過生原酒と純米吟醸無濾過の違いも味わったし、「いづみ橋」のにごりや「篠峯」純米生原酒も味わった。他にもまだまだ聞いたこともない酒が沢山あったので、当分は通い続ける必要がありそうだ。

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