山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

居酒屋

火曜日は恒例の4人会ランチ会。4人揃ったところで、小生だけが初めての店という、新橋3丁目にある「鳥一代」へ入ってみた。名前の通り焼き鳥の店。人気店のようであり、入口で暫し待たされる。1階はカウンター席、2階はテーブル席となっているらしい。
やがて通されたのは2階。席に着いたらさて何にしようか。ランチメニューは9種類もあって迷う。ここは韓国料理店ではなさそうだけど、鶏白湯スープが置いてある。鶏白湯ラーメンなんて、ちょっと惹かれたけど、今日のところはスタンダードに、きじ焼丼(900円)にしてみた。
入ったときはほぼ一杯だったが、料理を待つうちにだいぶ客がいなくなる。我々が入った頃がピークだったようだ。
やがて、きじ焼丼が到着。見れば丼だけでなく、参鶏湯スープ、野菜サラダも付いてくる。さらに、ご飯大盛やスープお代りは無料とのこと。なかなか太っ腹、参鶏湯スープ好きにとっては泣いて喜ぶサービスだろう。この店が人気なのが判ったような気がする。
丼にはきじ焼だけでなく、もう半分は鶏そぼろとその下に海苔が敷いてあるようだ。なかなか凝った丼である。ともあれ、さて頂こう。先ずきじ焼だが、タレは小生にはやや甘めで塩味控えめ。それでも美味さは申し分ない。
これに200円プラスすれば、鶏白湯スープを鶏白湯ミニラーメンに変更可能だという。でも、きじ焼もたっぷり乗っているので量的に十分、さらにミニラーメンはもう要らない感じがする。参鶏湯スープは期待通りちゃんと美味かった。また次回が楽しみである。1階に戻り現金で支払った後、PayPayが使えることに気付く。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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今週の新潟山旅&鉄道旅も長野駅に着いて大団円。今回は目当てだった信越トレイルは歩けなかったけど、青田難波山の山行で雪国の春を堪能できたし、飯山線の「おいこっと」も良かった。長野駅からは16時25分発の「あさま626号」に乗り込み、大宮駅には17時47分着。
今回はWoodyさんも大宮に立ち寄るということなので、だったらちょっと腹に溜まるような料理を出す店を考える。考えてみれば昨日から今日の昼まで、Woodyさん好みの肉系料理は喰っていない。先ず思いついたのは「多万里」という大衆食堂だ。
でも行ってみると焼き餃子以外はいわゆる炭水化物メニューしかない。肉料理が無いだけでなくちょっと一杯やるにも不都合だ。店のレトロ感はとても良いが残念だなあと思いつつ店を後にして、次に目指したのは南銀通りの1本東側にある通りに面した「オオミヤバル」という洋風居酒屋。
ここはメニューは申し分ないし、立地のせいか先客も少ないので全く問題なし。ここだったらWoodyさんの嗜好にもばっちりである。店内はかなり広くてゆったりとした配置。新橋だったらもう一列、4人掛けのテーブルを並べても可笑しくない。
我々は一番奥の4人掛けテーブルに通された。先ずは吞みものの注文。この店はいまどきらしく、タブレットで注文するシステム。なみなみスパークリング(660円)を3人で頼んでみた。文字通り、フルートグラスになみなみ注いでくれる。ちょっと品が無いけど。
頼んだ料理は、ブロッコリーとアンチョビのマリネ、ポテトサラダ、シャルキュトリ盛り合わせ、ピッツア・マルゲリータ。どれも申し分ない美味さ。でももうこれ以上喰えない。次回来たら、ラムチョップか何か、血が滴るような肉料理をWoodyさんに食べさせてあげたい。

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174 大宮のここに入った。
175 和食が続いたので洋風居酒屋にした。DSC_3737
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176 これでおしまい。

「特急けごん38号」は北千住駅に17時21分到着。まだ時間が早いので、今日も「かほりや」に寄り道することにした。つい、先々月に来たばかり。日本酒の種類はそれ程多くは無いものの、日本酒に合った料理が出てくるし、雰囲気もいいので「日本酒と料理」を手軽に楽しめる店として重宝している。その料理も、そんなに手の込んだものではないのにしみじみ美味いのだ。
北千住には数多の居酒屋があるけれど、おざなり的な料理を出す店が殆ど。別にだからといって決して不味い訳ではないが、ホスピタリティというか、云わばぬくもりのようなものを感じさせないのだ。勿論、北千住にもちゃんとした料理を出すし雰囲気も良い店はそれなりにあるけれど、値段もそれなりになるので気軽には入れないし、人気の店が多いためどうしても予約が必要となる。居酒屋なんて、とにかく安くて多少美味ければそれで十分!という輩には分かっては貰えない話でした。閑話休題。
今日は予約が結構入っているとのこと。いつもそんなだったっけ?今まで、土曜日に来たことが無かったせいだろうか。我々は事前に電話を入れたので助かったが、飛び込みでは座れなかったかも知れない。我々の席は階段下のテーブル席。ここは何となく落ち着ける。
もうビールは「スペーシア」で呑んできたので最初から日本酒。浦霞・特別純米をいただくことにした。料理は、前回食べて気に入った、茹でアスパラ、極太焼ネギ。あとは、うど酢味噌和え。こんなシンプルな料理でもしみじみ美味い。というか、こんなに油っ気のない料理でも酒に合うのが、不思議というか、馬齢を重ねたせいなのか。それを見透かしていたのかどうか分からないが、女将さんが「焼売とハンバーグもお勧めですよ」というので仰せに従ってやっぱり注文した。勿論、美味かった。
いつの間にかカウンター席は満席、満員御礼状態。ここが人気店であることを初めて実感した。

87 北千住「かほりや」で打ち上げ。
88 しらたきとタラコの和え物がお通し。
89 この店のオシは焼売。
90 茹でアスパラガスが美味い。
91 ウドの酢味噌和え。
93 女将さん推薦のハンバーグ。
92 またネギの素焼きも頼んだ。
94 芯は山芋なので味見せず。
95 いい気分になりました。

「桜商店603」で勢いが付いたので、その流れで2次会の店を探しに赤羽の歓楽街を徘徊する。以前入ったことがある(って云ってもテーブルは路上だけど)「丸健水産」は、今日水曜日は残念ながら休業日とのこと。って、すぐ隣の居酒屋の兄ちゃんがいて、尋ねもしないのに教えてくれた。人情商店街なのだ。
うろうろした挙句、2軒目で入ったのが、北区立赤羽小学校校門の隣にある「やきとん大王」という居酒屋。路上でもやきとんの匂いが漂ってくる。外から中が丸見え状態の店である。丁度、児童たちの下校時間。この店は子供たちの情操教育に役立っているようだ。
真昼間の呑んだくれオヤジ達の姿が、小学生の目にどう映っているのか、とても興味深い(ボクも早く大人になりたい!と思うか、ぜったいああはならないぞ!と思うか、それとも60年後のわが身のなれの果てはあの姿か・・・、と思うか)。思わずインタビューしてみたい気分になったがやめた。
それなりに客は入っていたが丁度、我々6人がすっぽり収まることが出来た。店の外にもテーブルがあったが、目の前を行き交う小学生を肴に吞むのは流石に抵抗がある。2時間1,500円呑み放題を注文。でも頼むのは基本的ホッピーばかり。料理はやきとんが中心なれど、韓国料理風な感じもある。
それでも頼んだのは、ハツ白(80円/本)、レバー黒(80円/本)、シロコロ黒(50円/本)、ガツ白、ハラミ黒(130円/本)等々。どれも安くて美味い。やきとん好きには堪らない店だろう。他にポテトサラダ(390円)も頼んだが、こちらは至って普通だった。キャベツはお通し。
話はどうしても昔の仕事場の話。20年も同じ釜の飯を喰うと自然と話題豊富、それに基本皆揃って吞み助なので、釣られてつい呑み過ぎるのだった。

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今回の「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(またの名を「一水会」)は赤羽。ランチを食べに来る客の目線を感じることなく昼から呑める店を探すには、経験と感だけでは不十分で、事前のリサーチがとても重要だけど、こと赤羽に限れば適当にブラついても見つかるし、情報も豊富だ。
今回は朝7時からやっている「いこい」とか、人気の「まるます家」など有名どころではなく、もっとマイナーだけど昼呑みできる店に入ることにした。先ず一軒目は「桜商店603」という立ち吞み屋である。ここはなんと、24時間営業なのである。
集合時間の12時よりだいぶ早く着いたので、吞みながら待つことにした。店に入ると、厨房は分からないけど、フロアには中国系女性店員がひとりだけだった。先客はいない。流石にまだ時間が早いということか。この店は席料300円を支払うと、椅子付きテーブル席に座ることが出来る。ということで席料をケチらずに着席。
先ずは生ビール(450円)。この店では生ビールは高級品である。つまみにはハムカツ(350円)とポテトサラダ(250円)を頼んだ。現金前金制なので、小銭が必要だ。そのうちに皆さんがやってきて、結局椅子付きテーブル席を我々6人が独占することになった。我々が揃った後、ぽつりぽつりと独り客が来ただけで、終始閑散としていた。
この店はチューハイが一番安くて200円。鶏皮せんべい(50円)だけを肴に吞めばかなり安くあがるけど、せんべろはちょっと難しいと思う(1、2杯でベロベロになっちゃう人は別にして)。それに何故かこんな時間からもう、鶏皮せんべいは売り切れです、と女性店員。
生ビールの後は、ジムビームハイボール(350円)を呑む。真昼間にほぼ我々以外の客はおらず、中国系女性店員も手持ち無沙汰な様子。外はやけに明るいけど、ちょっと暗めで静かな店内でちびちび呑んでいる我々の姿は、自分でも何となくシュールである。

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4人ランチ会で3人参加。今日は個人的に2回目の居酒屋「あじひろ」(前回はこちら)。この店は、この会のメンバー内では人気の店ということになっている。その理由は、どちらかというと料理の美味さよりも酒の種類の豊富さ、かも知れない。ちなみに、夜は地酒呑み放題コース(4,500円)とかあるらしいので、次回はそれにしよう、という話になった。
個人的には、料理の美味さと店員のホスピタリティが気に入っている。何れにしても酒も含め、バランスが良い居酒屋であることは間違いないところだ。階段を下ると、ラッキーなことに今日もすんなりと席に座れるようである。先客はやはり、100%さらりーまん&OLである。
席に着く前に、とろ鯖塩焼き定食(900円)を注文。これに付けるサービスとして、納豆と生卵とほぐし明太子のどれにしますか?と店員に聞かれると、何となく条件反射的にほぐし明太子と云ってしまう。何故ならば、個人的には納豆も生卵も、朝食メニューのカテゴリーに入ってしまうからだ(明太子もどちらかといえば朝に喰うことが多いけど)。
考えてみると昼にしか喰わないおかず、なんて無いかも知れない。というのは、昼飯は家で喰う機会がそもそも少なかったということだ。一番多かったのは、生まれてから学校に入るまでの期間と、このコロナ禍ぐらいではなかろうか。閑話休題。
とろ鯖塩焼き定食がやってきた。この店に限らず、昼定食で鯖は割とポピュラーだけど、自分が喰うのはものすごく久しぶりかも知れない(学生時代に大衆食堂で喰ったような・・・)。ともかく普通に美味い。今日のご飯の量は普通だった(前回はこちらの体調のせいだろうか?)。同行者が云っていたが、ここには出汁がタダでもらえるらしい。つまり最後はお茶漬的に、さらさらっといけるという訳。知らなかった。それなりに広い店だけど、出るとき階段で4人が待っている状態となった。やはり人気店なのだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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山形駅15時03分発山形新幹線つばさ146号に乗車し、大宮駅に17時23分到着。時間にして2時間20分は大して遠い感じはしないのは、馴染みのある中央線の「特急あずさ」だと松本駅から新宿駅まで最速でも2時間40分かかるせいだと思う。
でもそれはむしろ中央線方面だけの特殊事情であって、2時間20分は東海道新幹線「のぞみ」に乗ればほぼ新大阪駅近くまで行ってしまうし、北陸新幹線だと富山駅まで行ける時間。そう考えると松本が随分遠いところのような気がしてくる。それでも「中央線感覚」の我々からすれば、山形はそんなに遠くない、ということで良いだろう。まだ山形には登ってみたい山が山ほどあるし。
それにしても今回、蔵王山にあっさり登ってしまったのは、拍子抜けというか物足りないというか、収まりがついていない気分ではある。心情としては3年前と同様、厳冬期にチャレンジしてみたい気もあるが、だからと云ってそのような機会が訪れる可能性はそれ程高い訳ではない。
多くの場合はまた、GPS専用機を持っていかない限り、視界不良で引き返すことになるだろうし、たとえ持って行ったとしても地吹雪に耐えられずに敗退する可能性も高い。それに同じ山に何度もチャレンジするほど、暇を持て余している訳でもない。ということで、基本的には今回で自分を納得させるのが妥当と云えるが、どうなることやら。閑話休題。
まだ宵の口なのでやっぱり東口に出て、南銀通りをふらふらし、昭和な居酒屋「三悟晶」に転がり込んだ。ほぼ半年ぶりである。客はそこそこ入っていた。そしていつものようにラビオリを注文。何となく来る度に数減っているような気がしてしまうが、数えてみれば12個。少なくとも前回と変わりは無かった。

230 大宮のここに寄った。
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3日間で、3つの山を登った充実の山形山旅もこれでおしまい。山に登っていると、一日が特に速く過ぎ去っていく(最近、仕事では一日がなかなか終わらずに難儀する)。「テルメ」でさっぱりした後は山形駅へ戻る。締めは3年前にも入った、駅ビルの中にあって昼呑みもできる貴重な店「澤正宗」にしようと行ってみると、我々が入る直前に丁度満席となってしまい、暫し待たされた。
漸く入店が許されて通された席は、まさしく3年前にも座った4人掛けテーブルだった。さっき「テルメ」で生ビールを呑んでいるので、ここは最初から日本酒。勿論、この店の看板通り「澤正宗」の純米をいただく。いわゆる飽きのこない食中酒系である。
つまみで先ず頼んだのはいかソーメンと、だしかけ豆腐。冷奴の上に「だし」が乗っているのが如何にも山形らしい。「だし」は何となく朝食の際、ご飯に乗せて喰うイメージがあるが、このように積極的に料理の食材としても使うべきだと思った。
次に出てきたのは、えご刺し。上に酢味噌が掛かっている。これは3年前にこの店で初めて食べた料理。食べた瞬間、「これって何処かで食べたことがあるような・・・」と思い続けていたが、今回食べて「おきゅうと」と同じでは?と感じた。以前、銀座に豪快な女将がやっている「博多」という店があって、何度か通ったことがある。そこで初めて「おきゅうと」を喰ったのだった(その後、実際に博多の居酒屋でも喰った)。
違いを調べてみると、まさしくどちらも原料はエゴグサで、「おきゅうと」の方はこれに更にテングサとかが混ぜられているらしい。でもこのプルプル感はやはり似ているのだ。福岡と山形の共通点がこんなところにあるのかと、暫し意外さの余韻に浸った。

222 山形エキナカにある澤正宗で仕上げ。
223 イカソーメン。
224 冷奴に、だし。
225 エゴの刺身は酢味噌で。
226 鶏つくね。
227 このフキの青さよ!
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山形での逗留はいつもの「東横INN」。山形駅周辺で唯一の「東横INN山形駅西口」は東側の繁華街からはちょっと離れたところにある。別に「東横INN」に義理は無いので、最寄りの何れかのホテルにすれば良かったのかも知れない。ともあれ、チェックインし荷物を置いたら夕食。
以前、アユラシに連れられて入った、山形駅から直ぐの場所にある「伝七」が今宵のディナー場所である。あれからもう7年になる(前回は2016年11月3日のこと)。その時の酒と料理の美味さに魂消たので、もう一度味わってみたいとまたやってきた。
ほぼ開店時間にやって来たのに、既に半分ぐらいは埋まっている。やはりここは一人二人はともかく、それ以上では予約無しには入れないと思われる。我々が料理に箸をつける頃にはもう満席状態だ。ここの料理は、セット料理3,300円一択。足りなければ追加を頼めるらしいが、出てきた料理だけで全然十分、とてもこれ以上は喰えない。
7年前とは季節が違うので、素材が違うし料理も違うはずだが、変わらぬ味。どれも実に美味い(最後に出てきたスープがまたまた美味い)。何故美味いのか、よく分からない。素材の美味さも勿論あるだろうけど、恐らくは味付けが絶妙なのだ、としか云いようがない。
酒は、山形の酒ばかりを注文。福島や新潟、秋田、長野の酒も美味いけど、山形の酒も美味い。個人的には「朝日鷹」が気に入っている。9年前、月山に登る前、天童の蕎麦屋で初めて呑んで虜になった。「山川光男」もお気に入りの酒である。他にも色々呑んだが記憶が飛んで覚えていない。
何から何まで良い居酒屋だけど、玉に瑕なのは、カウンター席を除きここは全て座敷。足首が硬い者にとっては2時間は限界。できれば掘炬燵形式にしてくれると満点である。

065 今宵は来店2回目のここ。DSC00164
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066 いただきます。
067 ピンク色の短冊が山形の酒。
068 料理は3,300円のコース。
069 鯨ベーコンも出てきた。
070 鍋は旬の筍。
071 これがまた美味かった。
072 大満足でした。

会社の元同僚を含めた4人での新橋呑み会。今宵集まった店は、外堀通り沿いにある「日本酒原価酒蔵 新橋二号店」という居酒屋。二号店というからには、新橋にはもう一軒あるのかと思ったが、探しても見つからない。もう閉業してしまったのかも知れない。
同じ地域に、同じコンセプトで、同じ宣伝をして、同じ品揃えしても、かたや存続、かたや閉業という結果。店が存続できるか否かは様々な理由が
(立地の優劣も)あるだろうが、その成り行きを決めるのは、客の立場から云えば、きっとホスピタリティだろうと思う。
と想像を膨らませたところで、期待しながら行ってみることにした。場所は外堀通りの新橋二丁目交差点のすぐ傍。ビルの1階なので直ぐに判るだろうと思っていたら、看板は分かり難いし、店は随分奥にあるし、入口の脇には色々とモノが置いてあるので店らしくないので、少々戸惑った。入口にいた店員に、開いてますか?と思わず聞いてしまうくらいだ。集合時刻の17時ちょっと前に到着。
店の中まで入れば今風の普通の居酒屋。先客はいないのでやや殺風景である。この店は15時開店なのだから、もっと居ても良さそうだ。何となく不安にさせる。でもそれはそれ。ここは日本酒の種類がとても豊富(でも吟醸系が多いので、最近の小生の嗜好とはちょっと違う)で、しかもホントに原価かどうかは分からないけど確かに安い。
時間無制限吞み放題プラン2,340円にした。そんなに呑めるのか余り自信がない。例えば「醸し人九平次・純米大吟醸」は一杯380円だから、それを7杯呑まないと元が取れない計算。会計すると料理も色々頼んだせいか、ひとりあたま4,363円。結局安かったのかどうか、良く分からなかった。結局、何故二号店が生き残ったのかも良く分からなかった。

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「有楽町産直横丁/北海道食市」で北海道の味を楽しんだ後、そのままぶらぶらと線路に沿って東京方面へ移動する。ガード下であれば、この時間でもやっている店があるはずだ、という目論見だ。この界隈は新橋ほどではないが、結構良く来た。
一時期、「日の基」、「新日の基」とかには良く入ったことがあった。如何にもガード下の場末の居酒屋感があって、コロナ禍前であれば欧米系の外国人観光客がかなり居たイメージがある。もしBBCとか、欧米のテレビ局が「世界入りにくい居酒屋」を企画したならば、有楽町ガード下は何れの店もディープなので、取り上げられそうな感じである。
でも「日の基」、「新日の基」とかは開店が17時で、今の我々のニーズには応えてくれない。そんな状況下で見つかったのが、「もつやき登運とん」だった。ここは午前11時半からやっているという、とても有難い存在。ぱっと見も正真正銘、ガード下の居酒屋という風情で、とてもいい雰囲気。これぞ「有楽町のガード下」そのものである。
天井はガード下のレンガアーチに沿って、緩くカーブを描いている。入口に扉は無く、店の幅全体が開け放たれていて歩道に面している。誰が来ているか、一目瞭然である。この時期ならば丁度いいが、真夏とか真冬は我々には耐えられそうにない。
結構客は入っているが、我々が収まるテーブルぐらいは空いていた。早速、ビールと共にもつ焼き(テッポウ、ハツ、レバ等)を注文。他に、らっきょ、そら豆なども頼んでみた。それにしても、こういうところで喰うもつ焼きは、何故ひと味違う気がするのだろうか。

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今月の「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」(ホントの名を「一水会」)は、有楽町で一杯やることにした。午後0時に集まったのは3人。まず目指したのは日比谷シャンテのすぐ隣にある「魚〇本店/一軒まるごと!日比谷産直飲食街店」という店。
でも普通に(アルコール抜きで)ランチを食べている客もそれなりにいるせいで何となく入り難い雰囲気だったので、ならばこっちはどうかとガード下にある「有楽町産直横丁」へ行ってみることに。
こちらは似たような店がいくつか並んでいて、それぞれ開店しているようなのに全然客が入っていない状況で、逆に入り難い。でもせっかくだからここに入るか、と決めたのが「北海道食市」。その名の通り、ここは北海道の食材をウリにしているようである。
生ビール(599円)で乾杯。安普請の割に結構高いのは、賃貸料が高いせいなのか、でもガード下だからそんなことも無さそうだな、だったら改装費が思ったよりも掛かったせいなのか、それとも全然客が入らないせいなのか、などと呑みながら色々考えてみるが、結局よく分からない。
生ビールの後は、日本酒。「来福」(699円)にしてみた。これは茨城の酒。北海道とは関係ないな、コンセプトに一貫性が無いな、などとぶつぶつ独り言。その後は、静岡の酒「開運」(873円)にした。
つまみは、やっぱり刺身にしようと、北海道漁船盛(3,999円)をどーんと注文。さすがに豪華。雰囲気が出てきた。そのあと、蟹味噌あんかけの出汁巻き玉子(999円)、烏賊と雲丹の松前漬け(899円)、帆立グラタン(899円)と、北海道らしい料理ばかり注文。それぞれなかなか美味くていい気分。
でも締めてみたら1人当たり約6,000円、やはりちょっと高かった。日本の相場をよく知らない、インバウンド需要が目当ての店かも知れない。

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先日、高校時代の旧友と一杯やった「椿」に、今日は昼どきに入ってみた。これまで、夜は時々入ったことがあったが、ランチをやっているとはごく最近まで気が付かなかった。きっとランチも美味いに違いないと、半ば確信を以って入店した。
混み具合は夜と同程度か、カウンター席は半分埋まっている状態だった。なんと奥の小上がりは全て埋まっているようで、どうやら年金生活者達が集まって旧交を温めている様子である。かなり賑やかで楽しそうだ。この店で、この時間から一杯やれるとは知らなかった。今度使ってみるか?
なにせここは新橋、昼間から一杯やれる店はそれなりにあるはずだが、一つのフロアで普通にランチを喰っているさらりーまんばかりいる中で、堂々と一杯やりながら気勢を上げるのは聊か憚れる。周りの殆どが呑んでいる、大宮の「いづみや」とか浅草の「カミヤバー」とかであれば気にならない。
だが、そういう類の店は新橋には殆どないように思う。差し障りが無いのはせいぜいビヤホール(例えば「BIER REISE 98」)ぐらいか。他には個室がある中華料理店ぐらいしか思い浮かばなかったのだが(といっても料理はランチメニューしかない場合があるので注意が必要)、こういう店があったのか、と新たな地平が開けた気がした。やはり最後は、足で情報を稼ぐしかないのだ。
ランチは3種類あったがその中から、めぬけだい西京焼き定食(900円)を、厨房に居るご主人に頼んだ。出てきたのは、めぬけだい以外に切り干し大根煮もの、白菜浅漬け、しじみ汁、オレンジ1/8個、ご飯軽く一膳、というラインナップ。めぬけだいは勿論、美味いがそれ以外も、思った通り何を喰っても美味い。しじみ汁も味噌の加減が絶妙。ご飯も良い炊き具合。安定の美味さだった。何れにせよ、次回は小上がりで昼呑みにしたい。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★★

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「98BEERs」で美味しいクラフトビールを味わった後は、タクシーを呼んで風呂である。今日は久しぶり(前回は2021年5月に大菩薩峠越えをした後)に「宏池荘」で温まることにした。でも実はその後が問題だった。その時まで頼りにしていた町中華の「日の出食堂」が、それから間も無くして廃業してしまい、「宏池荘」を出た後の湯上りビールを呑む店が無くなってしまったのだ。
由々しき問題、このままだと「宏池荘」に寄ることも遠のいてしまいそう。ということで懸命にリサーチした結果、塩山温泉からそれほど離れていないところに、でも駅からはちょっと遠ざかるところに「いろは」という居酒屋があり、16時からだったら開いているらしいと判った。やれやれ。
ということで「宏池荘」のつるつるの湯で温まった後、その「いろは」には図ったように丁度16時に(後続部隊はやや遅れて)到着となった。暖簾を潜って入ると、右側に小上がり、左側は厨房とカウンタ席という配置。店はご夫婦で切り盛りしているようだった。
小上がりに腰を落としたら何はさておき生ビールを注文。グビッとやって落ち着いたところでメニューを拝見。メニューは壁にズラリ、短冊として並んでいる。その数ざっと100種類。こんな数の短冊は、恐らく「いづみや」以外でお目に掛ったことが無い。壮観である。
そんな中から頼んだのはほんの数種類。もちろん外せないのは餃子で、ここのは巨大羽根付の自家製餃子(400円)だった。あとは、ジャーマン風ポテトチーズ(720円)、銀だら煮付(?円)、もつ煮(500円)、たこ唐揚げ(650円)、トンテキ(600円)等々。
ビールの後はハイボールに切り替えたが、ボトルでも入れた方が良かったかも知れない。何れにせよ、あっという間に2時間が過ぎお開きとなった。塩山ではなかなか長居が出来ないのが残念だ。

79 宏池荘でさっぱりした後、初めてここに入った。16時開店。
80 見かけによらずメニュー豊富。
81 どうですかこの数!DSC_3543
82 お疲れ様でした~
83 餃子にはこんな立派な羽根が付いていた!
84 ジャーマン風ポテトチーズ。
85 ギンダラ煮つけ。絶品です。
86 定番モツ煮。
87 タコ唐揚げ。
88 この店で人気一番、トンテキ。
89 大満足でした。

「そば処和田」で会津の味を楽しんだ後は、鶴ヶ城に寄って今度は城と桜を観光する。やや満開を過ぎた感じだったが十分楽しめた。その桜目当てに多くの花見客がやって来ていた。中にはタイ人かベトナム人のグループもいる。
コロナ禍が終わったせいもあるけれど、最近は円が安くなってきたせいか、東南アジア人の観光客は結構目立つ。確かにタイ・バーツにしてもマレーシア・リンギットにしても、ここ2年ぐらいの間に20~30%ぐらい円安になっているのでだいぶ割安感が出てきたはず。
逆に我々が例えばベトナムへ行っても、以前は一杯200円ぐらいで喰えたフォーが、今だと250円ぐらいになっている勘定だから、何となく行き難くなっている状況にある。それはヨーロッパやアメリカへ行くと尚更だろうから、フルコースのディナーなんて今は夢のまた夢だ(食欲の点でも同様だ)。
それはともかく会津若松駅に戻ったら、磐越西線に乗車。やや雲が多かったが磐梯山にはまだたっぷり雪が残っていた。今回は、残雪と桜を両方楽しむことが出来た。
越後三山もそうだったが、桜には雪山が良く似合うと思う。首都圏にいるとこういった景色は味わえないので、この時ばかりは特に新潟とか長野に住んでいる人が羨ましいと思う。
磐梯山が見えなくなったら車窓の山旅もおしまい。郡山で新幹線に乗れば大宮までは1時間足らずで到着。時間はまだ17時。ということでまた今宵も大宮の街へ繰り出す。今日はこの頃ご無沙汰(前回はこちら)になっていた「北海」へ行ってみることにした。
この時間でももう結構人が入っていて賑やかである。付き出しはほうれん草のお浸しと冷奴とめひかりのから揚げが出る。これだけで十分一杯やれるが、他にほや刺身、北海グラタン、ホッケの塩焼きを頼む。ホッケは開きではなく、なんと生だった。

199 最後は大宮のここに寄った。
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東京にいれば、世界中の大抵のものを食べることが出来るが、その土地の雰囲気も一緒に味わいたいとなれば、交通費に大枚叩いて現地へ行く気にもなる。でも喰うことだけに金を掛けるのは流石に一寸勿体ないという気にもなるのは道理だ。となれば、そこで山があれば一石二鳥、それ程腹も傷まない。
という屁理屈を付けてこれまでいろいろな処へ足を伸ばしてきた。このような方針に則れば、折角遠くまで山を登りに行って、コンビニめしとか全国チェーンのファミレスで空腹を満たすようなマネは極力避けたい。而して、その土地ならではの店を探すのが、山旅の基本のスタイルということになる。
今回は小出泊まり、魚沼の幸を喰う絶好の機会である。事前に探す手立ては、食べログやぐるなび等のグルメサイトや、Google Map。この頃のGoogle Mapは写真は勿論、口コミやメニューなども載っているので結構参考になる。一方、地元観光協会による店紹介はメリハリが少ないので、選択するための判断材料に乏しい。
小出の街にある何軒かの居酒屋の中から、今回選んだのは「須藤魚屋」という店。JR小出駅前にあるホテルから1kmぐらいのところにあるので、ぶらぶら歩いて行った。魚野川を渡った先にある小出の街並は、ご多分に漏れずほぼシャッター街だが、朝食を仕入れるために立ち寄ったスーパーマーケット「サカキヤ本町店」と、目当ての「須藤魚屋」だけはほっこりと明るい。
「須藤魚屋」には開店時間の17時直後に到着。店内は思ったよりもゆったりしていて、カウンター席やテーブル席、我々が座った小上がりだけでなく、奥の座敷もあるようだ。ビールで喉を潤した後は日本酒。塩沢町の「鶴齢」とか小千谷市の「長者盛」をいただく。料理メニューを見ると、色々珍しい料理が並んでいて目移りする。
頼んだのは刺身盛り合わせ(生にしんが吃驚するほど美味い!)、しめ小肌、フキノトウ天ぷら、ウルイの炒め物、にしん煮付等々。特ににしん煮付も生にしんを使っていて、普段、身欠きにしんしか喰う機会が無い我々には絶品の美味さだった。

127 小出商店街はほぼシャッター商店街。
129 今宵はここで一杯。P4080360
130 広い店内。
131 付き出し、美味い。
132 ビールの後はこれ。
133 刺身盛り合わせ。
134 小肌は軽く〆てある。
135 フキノトウの天ぷら。
136 ウルイは洋風な味付け。
137 生ニシンの煮付け。絶品です。
138 このホタルイカ沖漬けも新鮮な感じ。
139 これに越後の酒。
140 米ナス田楽。
141 焼うどんで締める。
142 大満足でした。

ミツマタが群生するエドラルド尾根から椿丸を巡る山旅で、見積もっていた以上に時間が掛かったせいで、「さくらの湯」で汗を流す時間が無くなってしまった。2台目のタクシー(パーティーが大きくなったので2台必要)がなかなかやってこなかったことも大きいし、運転手が行き先を間違えた(山北駅じゃなくて谷峨駅へ行ってしまったが、ちゃんと行き先を確認しなかったこちらにも非がある)のが痛かった。
でもそれ程気温は上がらなかったので、あまり気にならない。「若松食堂」で満足した後、いつものようにJRの松田駅まで移動し、「特急ふじさん6号」の指定を取る。この頃、もう松田駅ではドラマは起こらなくなってしまった。なんだか残念である。
相変わらず「ふじさん6号」は空いていた。乗っているのは、やはりインバウンドの方が多いような気がする。次第に街灯りが増えていく夜の景色を眺めつつ、新宿へ。駅に着くと、電車から降りる客よりも、この電車を待っていたと思しき人々の方がずっと多い。
駅を出たら、特に考えもなく酒の匂いがする(?)小田急ハルク方面へ向かう。歩きながらどの店にしようかと考え、思い付いたのが「十徳」だ。ここは5年ぶりになるが、その後も何度かトライしながら入れず仕舞のことがあった。
この店の良さはやはり昭和感。酒の種類が豊富で、比較的廉価なのも魅力かも知れない。入ってみると、場所柄、若者が多い。彼らにとってこの昭和感はどう映るのか。数えてみれば、今年は昭和97年に相当するから、これは我々世代から見た明治とほぼ同じ。
昭和は遠くなりにけり。

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77 新宿のここで仕上げ。安くて美味い。

久しぶりに高校時代の級友と新橋で呑んで、旧交を温めた。と、さらりと書きたいところだが、(仕事に係るとはいえ)実は待ち合わせ時間から1時間以上も大、大、大遅刻してしまった。全く弁解の余地もない。次回はきっと奢りますね。
入った店はニュー新橋ビルの地下にある「椿」という居酒屋。まだ仕事で築地に通っていた頃には無かったが、恐らくは10数年前に偶々新橋で呑む機会があり、何の前知識もなく飛び込んだらとても気に入り、その後も新橋に寄る機会が殆ど無かった頃だから頻繁ではないけれど、これまで何度か入ったことがあった。
ということでこの店は今や、新橋では個人的にとっておきの居酒屋の一つである。何が良いと云えば、程々に静かで(全く話し声がしないということはないが、声を張り上げる客はまず来ない)、店の大きさがこじんまりとしているけど宴会をやろうと思えばできるし(奥に小上がりがある)、何よりも、決して目を瞠るようなことはないけれど、ひと手間かけた肴がしみじみ美味いのだ。きっと丁寧に出汁をとっているはず。
ニュー新橋ビルには数多の居酒屋があって、特徴もそれぞれで、地下街全体が一つのカオスというか、小宇宙のような世界。真っ当な店もあればいい加減な店もある、美味い店もあるけどかなり残念な店もある、吃驚するほど安い店はないけれどぼったくりのような店はある、など振れ幅もかなり大きいので、見極めも必要。結局は何度か足を運ばないと、自分に合った店は見つからない。
最初はもちろんビールで乾杯したが、その後はひたすら日本酒。何回頼んだのか記憶が朧気だけど、たぶん10回ぐらい。ということはひとり5合ぐらい呑んだことになる。その証拠に3時間ぐらい後に店を出るころにはかなり酩酊状態だった。ひとり4,000円ぐらい払ったはずだけど、合っているかな。

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結局のところ、しびれを切らせてクラフトビールの店「マァーマー・ビールスタンド」を出て東武日光駅まで雨の中歩いている間に、女子連2名が乗ったバスは通り過ぎて、先に駅に着いていたのだった。今度からは、途中で待つなんて馬鹿な真似は止めよう、と固く心に誓う。
それはともかく、15時少し前に東武日光駅に着いたら、また喉が乾いたので車内用にビールを購入。そして15時26分発の「特急けごん62号」に乗車する。随分この列車には乗ったが、今年はスペーシアXが登場することになっているので、今後この100系に乗るのもそう多くはないはずだ。まだコンパートメントに乗ったことが無いので、何とか1回だけでも乗ってみたい。なにしろ人気の席なので、勿論、今回もその夢は叶っていない。
ビールをちびちび呑んでいるうちに、やがて荒川鉄橋を渡り北千住に停車。まだ17時なので今回もここで下車してちょっとだけ寄っていくことにした。日曜日は何かと東口に出ることが多い。西口に比べると全体的に店の数は少ないが、その割には開いている店が日曜日に多い印象がある。
ということで今宵も東口に出る。立ち呑み屋の「ごっつり」は一度も入ったことが無い。すでに随分盛り上がっている様子。その向かいにある最近できた「鶏ヤロー」や「タコとハイボール」などもやけに明るくって眩しいくらい。こんな店には、きっと死ぬまで入らないだろう。
ということでお決まりのように角を左に曲がって「かほりや」に入る。開店直後で、まだ客は誰もいない。でも知る人ぞ知る店なので、そのうちいっぱいになるはずだ。野菜たっぷり玉子焼きを始め、いくつか頼んだが、特に美味かったのは極太ネギ焼きと、茹でアスパラ。こんなシンプルな料理でも、食材の旨味だけで十分、酒に合うのだと実感。趣向を凝らせば良いというものでもない、と改めて実感した。

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64 締めは北千住のここ。

2日続けて「麺屋 味方」にトライしてはみたが、やはり今日も10人以上の待ち行列で即刻断念。殆どが若者男子。これだけ長いと、昼休み時間をオーバーする可能性大。いったい皆さん、大丈夫なのか? 学生ばかりじゃないと思うけど。何れにしても、行列がせいぜい1、2人ぐらいじゃないと並ぶ気にはならない。ということで「麺屋 味方」にも未来永劫入れそうにない。
では仕方がないと、今日は「麺屋 味方」に最寄りの「いろは」に入ることにした。前回(2022年8月)からもう半年過ぎたことになる。日替わり(800円)は、カウンター席の前に並んだ大皿料理の中から2つ選べるようになっている。
今日のメインメニューにはチンジャオロースなど4つあったが、残っていたのはそのうちズッキーニのマリネだけ。ということでその代わりとして煮物とチキンカレーがあるとのこと。で、チキンカレーを所望する。これ以外に小鉢が2つ付くのでおかず的には申し分ない。
ズッキーニのマリネも美味かったけど、カレーはその辺りのカレー専門店のカレーよりも、間違いなく美味い。これを大盛で貰えれば、他に何も要らない。だけどこれだけではなく、味噌汁の味付けも申し分ないし、ご飯もやっぱり美味い。
小生の後からやってくる客には、小生同様、選択の余地が少ない。という状況を女将さんはひと通り説明するのだが、皆、有るもので構わないというスタンスでうわの空、女将さんの説明をちゃんと聞かない。ということで女将さんが、どうしますか?と聞いても答えられない。
女将さんも2度は説明したくないので、後は勝手にどうぞと放り出す。で、女性店員が説明を引き継ぐ。ということを3人に繰り返されるのを横目にする。小生の立場から見れば、今のところとにかく何を食べても美味いので、他の客が考えている「何でもいい」という境地になるのも頷けるのだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★★

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