山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

京浜東北線・根岸線沿線

今回は白駒池でテント泊が主目的だったので、それ以外は全部付け足し。それでも八千穂で予定外に時間が余ったおかげで「奥村土牛記念美術館」に見学できたし、「井筒長」で有名な「黒澤酒造」に寄ってみることも出来た。
また、立ち寄り湯は当初の予定には無かった「中棚温泉」に入り、思った以上に良い宿であることを確認したし、その流れで久しぶりに「丁字庵」に寄って美味い酒と美味いつまみと美味い蕎麦を味わうことができたし、それにも増して思いがけずまた「ろくもん」にも乗ることが出来た。
結果的にはメインディッシュのテント泊よりも(何だかウジャウジャとテントが張ってあったし、ワサワサとハイカーが居たのでオフ感が乏しい印象)、ずっとサイドディッシュの方が趣があって良かったが、これも想定外な状況に応じて前倒しで情報収集出来たのと、皆の意思決定が迅速だったことによると思う。何事につけ、先手必勝、臨機応変はアウトドアの王道とも云える。
「ろくもん」で軽井沢に着いたら、JR北陸新幹線に乗り換える。次の上り新幹線まで小1時間あるので何処かに入ろうかと一瞬思ったけれど、ちょいとひと休みするかと「さわやかホール」なる待合室で本を読みつつ暫し休憩。そんな客が我々以外にもいるが、何せインバウンド需要が無くなったせいで、軽井沢もやけに風通しが良い。
売店でオラホビールを買って新幹線に乗り込み、大宮には17時27分到着。ちょいとだけ呑んで喰ってから帰りたいところ、しかし東口の(キャバクラとかが多い)南銀商店街にはやや行き難いので、珍しく西口に出て、ロータリーのすぐ傍にある「TARUYA」というワインバー(肉バル?)に入ってみた。つい先月にオープンしたという、何とも間が悪いというか、ついていない店。雑居ビルの3階にあるせいか、客の入りも余り良くない感じ。ドリンクは全部一杯500円(オープンセール?)。白ワインとピクルスとローストビーフを頼んで、充実した山行(?)を振り返った。

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「つばさ150号」は福島駅まではのんびり走るが、「はやぶさ」と連結したら流石に速い。大宮駅に18時22分着。まだ宵の口だし、(天元台スキー場のリフト3本とロープウェイが運休になって歩いて、山麓駅まで下山したことが響いて)米沢では時間が無くて店に寄らなかったので、その代わりに大宮でちょっと寄っていこうと、家には欠食届を出している二人組で毎度おなじみ東口へ出てみる。
今日も何処にするか特に当ても無く、すずらん通りアーケード街へふらふらと入り込む。「吉野家」と「富士そば」は炭水化物専門なのでスルー。「酒蔵力」は既に2度入ったことがある。「焼とり日高」で一杯やるのも悪くはないが、若者がいっぱいいて煩そう。
更に進めば、「ろばた家むさし」か、その先の「大宮ワイン倶楽部」の何方にするかちょっと迷った挙句、比較的静かと思われる後者をチョイス。「なんたらワイン倶楽部」という店は、其処彼処で入ったことがあるが大宮では初めてである。入り口には、19時までは生ビールやハイボールやらが「何杯呑んでも1杯199円!」と書いてあった。
店内はガラガラ。若者は呑み物だけではダメで、食い物も安い店が魅力なのか。小生はハイボール(499円⇒199円税別)、なおちゃんはスパークリングワイン(499円)を注文。スパークリングワインは溢れんばかりに注がれていて、やや上品さに欠けるがともかくやけくそ的に安い。
メニューをざっと見てから頼んだのは、ごぼうチップス(???円)、大人のポテトサラダ(199円)、アンチョビキャベツ(399円)、4種チーズのオムレツ(499円)等々、つまみも安い。これで若者客が来ない理由が分からない。それにしても「なんたらワイン倶楽部」は、それぞれの店で料理や呑み物が必ずしも統一されていない感じ。経営方針で、店の自主性を重んじているのだろうか。

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草津・湯畑傍の「銀の鈴」でとりあえず腹を満たした後は、タクシーを呼んで草津・長野原口駅まで移動。駅に着くと、恐ろしいことに行列が駅から溢れている。ここにも若者の大行列! これでは、いったい何時になったら電車に乗れるんだろうか、と倒れそうになる。でも帰らない訳にはいかない。
とりあえず並んでいると、その列は切符を買うための待ち行列ではなく改札口に入る列だったと判明し、慌てて並び直す。そのうち14時6分発の「特急草津2号」の改札が始まる。が、果たして乗れるのか。とても指定席を買うのは無理だろうと(売り切れかどうかもさることながら、窓口で買うような時間が無い)、券売機で自由席券を買ってなんとか改札口を通過。
ホームに出て自由席車両まで行ってみると、あら不思議、随分空いている。それも発車時点ではほぼ埋まったが、果たしてあれだけの長蛇の列の人々は何処へ消えたのだろう。それともこの列車じゃなくて、他の列車(つまり各駅停車?)を待っていたのだろうか?謎だ(後から考えてみると、列車ではなく高速バスを待っていたのかも)。でも抑々他人事だし、我々は全員無事ボックスで着席できたので、そんなことは忽ち忘れた。
草津の「銀の鈴」でやや不完全燃焼だったので、大宮駅途中下車。手近な「いづみや第二支店」を覗いてみると、上手い具合に入口左手の「予約席」6人掛けテーブルが空いている。出てきたおかあさん店員が直ちに我々をそこへ案内してくれた。この頃、おかあさんたちの対応が機敏だ。
早速、サッポロ赤ラベル(大瓶550円)で乾杯。つまみには、もつ煮(170円)、菜の花辛し和え(300円)、きびなご南蛮漬け(350円)、レンコン梅肉和え(350円)、餃子(330円)、ポテトサラダ(350円)、オムレツ(350円)、野菜炒め(450円)、春巻(360)、肉豆腐(250円)を摘まんで草津の鬱憤を晴らした。

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山形駅15時46分発上り「つばさ148号」に乗車。車窓からふと蔵王山に目をやると、いつの間にか晴れていて山頂が見えていた。ちぇっ!午前中より大分回復したようだ。それでも、今回は2日連続で蔵王山にアタックしたにも拘らず、悉く撥ねつけられて結局、敗退したものの、それ程残念に感じないのは(女子2名がどうかは定かではない)、雪山は登頂だけが全てではなく過程にも価値があるということだろう。ボーっと歩くだけのピーカンな無積雪期と比べると、ホワイトアウトしたルートは程良い緊張感と共に充実感が違う。これからも叶うならば、プロセスが充実した山行を続けたい。手垢がついたハイキングコースなんてまっぴらだ。
それにしても冬の蔵王山の天候はかなり微妙で、山頂付近だけが別の気候と云っても良いかも知れない。麓の空模様から延長して山頂の天気を予想するのは、当てずっぽうになると考えたほうが良い。つまり蔵王山頂の天気は、ロープウェイの山頂駅まで行ってみないと分からない。
大宮駅に18時10分到着。いつもより遅い時間、腹が空いてきたので3人で途中下車して何処かへ寄ることにした。今日は日曜日なので開いている店はやや少ない。そこで勝手知ったる「北海」へ入ってみる。ここは魚料理が豊富。
客はそれなりには入っているが、まだ半分ぐらいは空いている感じ。店は結構広い。店員は皆、若くて威勢が良いが(東南アジア系が大部分)、我々の注文を取りに来たのは、如才が無い姉御日本人。喉が渇いたのでやっぱり生ビール(値段失念)を注文し、乾杯。つきだしは、小魚の天ぷら、冷奴、ニラのお浸しのセット。これだけでかなり呑める。
つまみには、肉じゃが(550円)、北海コロッケ(400円)、ぶりカマ(???円)、ナメタカレイ唐揚げ(950円)を注文。何れもボリュームは十分で魚は新鮮。魚好きには堪らない店だ(しかしWoodyさんはアジフライ以外、魚は好きではない、失礼しました)。

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長野からの帰り、大宮に17時46分着。明日も休み(成人の日)だし、小腹も空いてきたし、WoodyさんもOKと云うので、やっぱり大宮駅で下車してちょっと寄り道することにした。「呑み」よりも「喰い」をメインに考えるならば・・・、ということで入ったことが無い中華店をチョイス。
場所は南銀通りから左に入ったところ。店に入るとそれなりに広い。50席ぐらいありそうだが、そのうち半分以上の席は埋まっている状態。広い割に、中国系女性店員(女将?)がたった独りで右往左往している。なので、声を掛けてもなかなかやって来ない。あっちこっちに「順番で」と云うので、新規客の番はだいぶ後のようだ。気長に待つ。
メニューを見る限り、単なる餃子屋ではない。料理の品数は随分と豊富だ。漸く店員がやって来たので、先ず生ビール(480円税別、以下同様)を注文。とくれば、餃子も必要。焼き餃子(680円)とエビ蒸し餃子(480円)とエビ蒸し餃子(480円)を注文してみた。餃子は独特な香り。五香粉か。それともパクチーそのものか。
その後は、メニューにあったので火鍋(スープのみ800円)を頼んでみた。日本で火鍋というと大抵、四川風なものばかりだが、香港やシンガポール、クアラルンプールなどで食べた限りピリ辛は少数派で、白湯や鶏ガラスープ、魚介系スープなど様々。気候が暑くても、火鍋は美味い。
ここには麻辣か、薬膳か、豆乳スープしかないので、薬膳スープをチョイスしてみた。あとは豚肉やら野菜やらを適当にトッピング。薬膳はなかなかいい味出しているが、南の国の火鍋に比べるとやや平板的かな。そう云えば、東南アジアでトッピングというと、湯葉(おそらく由来は中国)が思いの外ポピュラーだが、日本ではまず見掛けないシロモノ。何だかあの、やや分厚くって歯応えもある湯葉が、猛烈に食べたくなってきた。

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「キリンシティ高崎店」を出た後、案の定というか酒で気が大きくなったせいで、在来線で帰るか一瞬も悩まず、新幹線乗り場へ移動する。在来線(上野東京ライン)だと88分かかる(高崎15時36分発、大宮17時04分着)のに対して、新幹線だと24分しかかからない。この64分差を金で解決すべきかが、しらふだったら判断が変わるところなのだろうが、我々には最早、そんな損得勘定は無理なのである。
切符を買った後はNewDaysで、この頃恒例になった500ccペットボトル入り「上越線ビール」をゲット、今日はD51にしてみた。15時38分発の上越新幹線「とき326号」に乗車する。今日は日曜日なのだが、乗車率は半分程度。所要時間24分は流石に短く、つい話に興じていて、気が付けばまだ半分しか呑んでいなかったので、慌てて残り半分を一気呑み。大宮16時02分着。
時間を金で買ったので、大宮でちょっと寄っていく時間が出来た、と自分自身に言い訳をしてみる。大方の居酒屋はまだ開店時間ではないので、限られた店になってしまうものの、未だ入ったことが無い店で餃子を喰える店があったので覗いてみることにした。
そこが「順順餃子酒場」。「酒場」とあるが、基本的には中華料理屋と変わらない。階段を降りて入ると、結構広い。個室もあるようである。ビール(キリンラガー中びん480円税込、以下同様)と順順特製焼餃子(5個280円)、順順特製水餃子(280円)、ピータン豆腐(300円)、豚耳の醤油漬け(300円)をまとめて注文。
餃子はやや大きめでスタンダードな美味さ。餡に味が付いているようなので醤油はいらないかも知れない。これで280円は安いと思う。次回は是非、腹を空かせてやって来たい。

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「冬桜の宿神泉」で風呂上りビールを呑んでまったりした後のこと、そろそろバスが来る時間だと、いい気分で宿の前にあるバス停に行ってみると、今日は(本来のバス道が渋滞するため)迂回路を運行するのでこのバス停には停まらないとの貼紙。ということは、さっきの坂道を城峯公園まで上がらねばならないということだ。しかも時間が無い。迂闊にも見過ごしていたが(宿の者からひと言もアドバイスが無かった!と恨み節も出たが)後悔先に立たず。頑張って歩くしかない。
今度は渋滞の列に沿って逆方向へヒイヒイ云いながら登る。ビールが入っているのでやけに身体が重いが、何とかギリギリ間に合った(実際は、ちょっとバスに待って貰った)。せっかく「冬桜の宿神泉」で汗を流したのに、またひと汗掻いてしまった。
ともあれ町営バスに乗った後、途中の神泉総合支社前で朝日バスに乗り換え、終点のJR本庄駅に到着。駅前にはいくつか居酒屋があるが、ここで呑むのは帰りが長いなあとの意見が多数。ならばと高崎線に乗って、大宮まで行くことにした。
話は遡るが、皆野駅で下車する際、多くの者がSUICA、PASMOでそのまま乗ってきたため、下車証明書を貰っていた。山に登るとこういうことは間々あったが(ついこの前までは富士急線でも)、他社線に跨る山行は初めて。乗ったのは西武線の駅なので、精算も西武線の駅でしなければSUICA、PASMOが使えないのではと危惧していたが、問題なくJRの駅で精算できた。未払運賃を他社線駅で精算できるとは知らなかったのでひとつ勉強になった。
大宮では、先日入った「多雲坊」を覗く。先客はゼロ、我々の後からはポツポツやってきた。今日も纏まった人数なので、色々と注文。やっぱりカンガルーやらは頼まず、次の課題とした。料理は皆、それぞれ美味かったが、大根の煮しめが前回と比べてちょっと塩辛かった。

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「東光飯店別館」を出ると、再びウジャウジャひとごみの中へ分け入り、揉まれながら山下公園方面へ流される。公園の広場では、偶々だがインド物産フェアが開催中。数々のインド雑貨やカレーなどの飲食露店が並んでいる他、ステージではインドっぽい踊りが披露されていて、雰囲気はまさにインド。
この手のイベントは、代々木公園でやっているのに行ったことがあったが、山下公園でもやっているとは知らなかった。もしかして日本全国を巡回しているのか。参加者には、正真正銘のインド人が(何となくネパール人ぽい人も)いっぱいいるが、サリーやパンジャビドレスを纏ったインドかぶれ日本女子達もかなりウロウロしている。まさかその格好で電車に乗ってやってきたの?だったらだいぶイカレている。カミさんは暫し、インド小物を物色。
広場から離れ、花壇が並んだ庭園に入ると、今度はインド人ではない外国人、恐らくはフィリピン人やタイ人など、東南アジア系と思われる留学生か短期就労者達が、あちこち集まっていてワイワイ盛り上がっている。彼らはきっと情報交換が目的で、カフェとかだと金がかかるので公園は使い勝手が良いのだろうと思われる。この手の光景は、マレーシアやシンガポールの公園でも良く見かけた。
他には、コスプレした日本の若者達があちこちいっぱい居て、衣装や撮った写真を見せ合って盛り上がっている。今の山下公園はそういう場所になっているのかと、なんだか「おのぼりさん」的感覚を味わうことができる。
ちょっと喉が渇いてきたので、何処かの店に入ろうと、公園の外れまで歩き大桟橋の袂に辿り着くと、ちょっと小洒落たカフェを発見、「ジャックカフェ」とあるが、10数メートル離れたところにもやはり「ジャックカフェ」がある。どうやら同じ店で、「イースト店」と「ウェスト店」の2軒があるようだ。我々は「ウェスト」に入る。入るといってもテーブルの半分が外に出ているので、かなりオープンな店。何となくヨコハマらしさを感じた。

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久しぶりの横浜・中華街。小生はWOODYさん主催の三浦アルプスツアーなどで、北京飯店には2年半ほど前に来たことがあったが、カミさんと一緒となるともうひと昔前かも知れない。今回は、日産スタジアムへ行く前に、ちょっと寄り道して観光とランチをしようとやってきた。
関内駅からぷらぷら歩いてくると、中華街だけ異様に混んでいるのが判る。単に中国料理店がいっぱい並んでいるだけで、食べ終わったらさっさとバイバイしても良さそうなものだが、この街そのものが観光目的となっているのか、食欲と無関係に街をそぞろ歩きしている客がものすごく多い気がする。
おかげでどの路地もうんざりするほど渋滞している。客層は外国人もいるが(中国系は少なそう)、殆どが日本人のようである。もちろん、ランチ時なのでどこの店にも行列が出来ている。これでは名の知られた店目当てにすると、いつ入れるか判ったものではない、行列が無い店を見つけたら問答無用に入ってしまおう、と決め、その通り飛び込んだ店が「東光飯店別館」だった。
2階にもテーブルがあるようだが、ちょうど客が出て行ったばかりなのか、1階のテーブルが空いていたのでそこへ通される。我々の後からも時々客が入ってくるが、満員で断られることはなさそうだった。この店は外から中が殆ど見えないので、やや入り難い面がありそうだ。
先ずは生ビール(550円税別、以下同様)。メニューを見るとここは台湾料理の店らしい(といっても良くは判らない)。あさりの豆鼓炒め(1,260円)、2種類前菜盛り合わせ(1,000円)、ソフトシェルクラブの辛炒め(???円)と小龍包(560円)を注文。どれも美味いが、ソフトクラブシェルが特に美味い。全般に味は濃い目な感じで喉が渇くので、ビールの後は紹興酒ではなくドラゴンハイボール(550円)を頼んだ。紹興酒に梅とレモンを合わせ炭酸割りしたシロモノ。なかなかイケる。

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越後湯沢駅13時24分発の「とき320号」に乗り、14時18分大宮着。何度でも思うけど、1時間足らずで帰ってこられる新幹線はまったく便利だ(って開業は1982年、もう38年も前だからいい加減、慣れろよ)。在来線でトコトコ帰ってくることを考えれば(たぶん、たっぷり3時間掛かる。その違いにゾッとするけど、これを目的にすれば、それはそれで楽しめる)、差額3,000円程はちっとも高くない。閑話休題。
さすがに未だ早いので、ちょっと寄っていこうと手近な「いづみや第二支店」を覗いてみる。客は疎ら、店のおかあさん達も手持ち無沙汰な様子。ここは、少人数の場合は基本的にカウンター席になるが、奥の壁際に二人掛けの小さなテーブル席が空いていたので、ここに座らせてくれ~と、おかあさんにおねだりして了解を得る。空いているせいもあるけど、この頃、おかあさん達のききわけが良くなったような気がするのは(以前は問答無用だった)、気のせいだろうか?
席に着いたら、やっぱり冷たい呑みものがいいと、デュワーズハイボール(300円)にしてみる。つまみは、マカロニサラダ(300円)、野菜炒め(450円)、ハムエッグ(350円)を注文。どれも普通に美味い。ハムエッグで酒を呑むのは、この店ならではという感じだ。
客が少ないので、他人の人間模様を肴に呑む、ということはあまり出来そうにないが、それでもちょっと離れたところに座っている、若い女性と後期高齢者との二人連れの関係がなんとなく気になる。少なくとも親子じゃなさそうだし、どちらかと云えば師匠と弟子のような感じがする。だったら何の師匠だろう。画家か写真家か。それとも教師と学生? 学生が単位をねだっている? 話し声が届かないのがもどかしいが、いろいろ妄想してみることはできそうで、これだけで、もう一杯ぐらい呑めそうだ。

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立山からの帰り道は、大宮で下車。まだ午後3時過ぎ、流石に開いている店は限られているが、大して当てがある訳でもなく、いつものように東口へ出てみる。こういう場合、頼みの一つが「いづみや本店」か「いづみや第二支店」になるのだが、とりあえず今回は何れもスルーしてみる。
試しにネオンサイン煌く南銀通りへ足を向けてみて、何処か新しい店が出来ていないかと物色してみるが、目に留まるような店は見当たらない。それしても今更ながら、ここは昭和そのままのかなり気だるい雰囲気が漂っている。立川だったら「しぇ・もと」へ向かう通りに似ているか。
昨今は上野や新橋、北千住辺りでも、場違いかと思うような小洒落た店が出来ていたりして眉を顰めることもあるが(決して残念な訳ではない)、ここ南銀通りの退廃的さはちっとも変わっていない。これでは今どきのトレンディー女子は近づくはずもないが、それがここの雰囲気を保ってこられた理由の一つではなかろうか。
とりあえず南の端まで行ってみたけれど、興味が沸くような店は見あたらず仕舞い。さて困った。そこで困ったときの「磯丸水産」に入ることにした。ここも特段、興味が沸く店ではないものの、何しろ24時間営業の店なので、いざと云うときに頼りになる。個人的に4年ぶり2回目の入店である。
さすがにこの時間、客の入りは半分にも満たないが、それでも奥の方で陣取っている集団は既に、やけに盛り上がっている。さっそく席に着いたらまた生ビール(キリン一番絞り、499円税別、以下同様)。付き出しに練物と何とかふぐの一夜干しが付いてくるのでこれだけでも十分な感じだったが、折角なので磯丸風ポテ壺サラダ(399円)も頼んでみた。意外に美味かった。この店はとにかくメニューは豊富なので、今度は一度、大人数で入ってみるべきだろう。

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「多雲坊」でそれなりに満足したので、皆なんとなくそのまま駅に向かって歩き出すと、わざわざ大宮まで来て一軒で帰るのか?という(呑兵衛として至極真っ当な)動議が出されたので、それならばと間髪を入れず、手っ取り早い場所にある「いづみや第二支店」へすっと入る。
入口の目の前のちょっと大きめテーブル席には、いつも予約の札が置いてあるが、6人でドヤドヤと入れば、店のおかあさんがさっと予約札を取り去って、「どうぞ」と目で合図。このあうんの呼吸は、「いづみや本店」にしても「いづみや第二支店」にしても久しぶりの気がして小気味良い。
そのおかあさん、さっそく注文取りにきて我々を待つ。頼んだのは、やはり瓶ビール(サッポロ赤星、510円税込、以下同様)。それと同時に、日本酒(大穴、610円、高い割りに大して美味くない(失礼!))やら泡盛を注文。
さらに併せて料理は、もつ煮込み(170円、オヤジだったら無意識で注文する)、らっきょう(200円、普段、頼む人がいないので、食べるのは久しぶり)、野菜炒め(450円、万人受けする料理だがここでは高級料理の部類)、ハムカツ(300円、何故か居酒屋でしか食べられない)も注文。呑みものの後、更に料理の注文を4つも受け付けてくれた。
他の店では当たり前だが、ここは我々よりひとまわりぐらい上のおかあさん達が仕切る「いづみや」だ。これまでたいていのおかあさんは、3つ以上の注文は受け付けられない(覚えられない)場合が多いので、それに慣れた小生としてはちょっと感動すらおぼえる。
我々を相手にしてくれた(「いづみや」にしては)やけに愛想がいいおかあさん、新人かも知れない。それとも営業方針を変えたのか(新たに立てたのか)? この仮説を検証するため、近々また来てみよう。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は久しぶりに山手線から外に出て、大宮でやることになった。久々、蕎麦好きオヤジさんが参加することになり、店も勧めていただいた「多雲坊」という居酒屋で決まり。以前、大宮東口界隈の店をリサーチしていた頃から名前だけは知っていたが、ネットを見た限りなかなか個性的な店のようで(悪い意味ではない)、ちょっと二の足を踏んでいたところだった。
個性的なのは料理。鹿刺(1,500円税込、以下同様)や鯨尾肉刺(1,500円)ぐらいは「おっ、珍しいね」という感じだが、ダチョウ刺身(1,500円)とかカンガルー刺身(1,500円)となると「え"ーっ!?」となる。他にもワニやカエルとかあるが、決してゲテモノ料理屋ではなく、「変わった料理もある」居酒屋という感じか。
店は袋小路のどん詰まり、西側からはアクセスできない。建物は古民家というか、看板が無ければ単なる荒ら屋である。大都市大宮の街中にこんな居酒屋があるとは、と少々吃驚する。総じて大宮の呑み屋街は普通の地方都市とは異なり、ゆったりした街並みでは無くカオス的にごちゃごちゃした感じだが、「多雲坊」はまさにそんな一角にあっても些か異色を放っている。
暖簾を潜ると三和土があり、靴を脱いで上がり込む。小生が一番客だった。女性店員に広間へ通され、ここでどうぞとテーブルをあてがわれたが、隣を見ると掘り炬燵形式のテーブルがひとつだけあったので、ここにして欲しいと女性店員に無理を云った。なにせ総じてオヤジは皆、身体が硬いので胡坐すら苦痛なのだ。
程なく皆が揃い、生ビール(600円税別、以下同様)で乾杯。その後は地酒。いろいろ置いてあったが、大七(800円)やら神亀(800円)やらを賞味。やはりいくつかある焼酎に切り替えた者もいた。つまみは、ポテトサラダ(500円)、自家製ザーサイ(500円)、卵焼き(500円)、まぐろ刺(800円)、太刀魚刺(???円)、大根煮(700円)、鶏竜田揚げ(800円)、へしこ焼き(800円)、鯖塩焼き(500円)と、まともな料理にした。
どれも申し分がない味だったが、特に大根煮は見掛けはギョッとするものの、味は実に優しかった。ポテトサラダは、極めてシンプルだがちゃんと美味い。他にもまだまだ料理はあるし珍味にも一切、手を付けていないので、また来ることになりそうだ。

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この頃大宮駅で途中下車しても、特に考えもせず成り行きでいつもの居酒屋に入ることが多かったので、今日はちょっと心を入れ替え、偶には未だ入ったことが無い人気の居酒屋にしてみようと検討、高崎から乗った新幹線の中から予約の電話をしてみた。
一つめと二つめは満席で、三つめの店で漸く「お待ちしています」の返答を得る。その店は「雑魚や 基」という居酒屋。場所は、南銀商店街の一本東側の通りにある雑居ビルの地下階。店の中は意外に広い。我々はカウンター席に座ったが、他にテーブル席や小上がりもあるようだ。照明を落した店内はやや薄暗く感じるが、テーブルだけは明るくなっていて、料理の見栄えが良い。その分、料理に自信があると見える。
またビールが呑みたい気分だが、そうは呑めそうに無いので生小グラス(360円税込、以下同様)をグビっとやった。料理もそんなに喰えないが、先ずさわら刺身(???円)を注文。その後は、ちょっと珍しいなとイカスミさつま揚げ(600円)を頼む。人気料理らしい。イカスミが入っただけ更に美味い筈だが、その辺りはよく判らない。さわらはイキがいい。
ビールの後はやはり日本酒、ここは様々な地酒が置いてあってうれしい。今日の気分で選んだのは「鶴齢・純米超辛口」(???円)。目の前で、片口に注いでくれる。
追加で、鮭トバ入りポテトサラダ(500円)も注文。その名の通り、鮭トバが入っているので独特の味わいがある。これはなかなかだ。ここの店ではアジフライも名物らしいが、残念ながら今日はそこまでは手が出ない。次回の宿題としよう。

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越後湯沢から大宮まで1時間足らず、一寸ウトウトしていたらもう着いてしまった。まことに速いものだが、上越新幹線は越後湯沢駅を出たら直ぐにトンネルまたトンネルで、上毛高原駅もほんの息継ぎの如く外が見える程度、ほぼ高崎に着くまで眺めが無い。
せっかくの上越国境の眺めは殆ど得られないので、はっきり云ってつまらない。上越新幹線はスピードを取った代償に、景色を失った。車窓の山旅はやはり、在来線(上越線)に限る。上越線には全国的にも珍しいループ線がまだ残っている。しかも、同じ上り線で新潟県内と群馬県内の2ヶ所にあるのは全国で上越線だけ。いつかまたドン行に乗って、久しぶりに味わってみたい。
大宮に着いてもまだ午後4時半、やはり途中下車して東口へ出る。何処へ入ろうかと少々考え、久しぶりに「三悟晶」を覗いてみることにした。暖簾を潜ると、今日はかなりの客入り。チラホラしかいなかった5年前の前回と時間は殆ど同じはずだが、だいぶ違う。何故だろう。でも何とか座れた。
昭和レトロが色濃く残る店、造りは変わっていないが、何となくちょっと小キレイになった感じ。少なくとも、お品書きと暖簾は新調したようである。それが客の入りが変わった理由とは思えないけれど。
小生は、ビールはもう新潟県内で散々呑んで来たので、ここではブラックニッカハイボール(370円税込、以下同様)にした。あてはポテトサラダ(370円)とラビオリ揚げ(370円)。図らずも5年前と同じものを頼んでしまったが、そうそう、この店にはラビオリ揚げがあるのだ。
何故、他の店ではラビオリ揚げがメニューに無いのだろう。不思議だ。ビールか炭酸系の呑みものだったら、間違いなく合うと思うのだが。この店で、ラビオリ揚げがメニューにあるのを見ると、毎度そう感じる。

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これぞ居酒屋、という感じの「まるよし」ですっかりいい気分になったあとのこと。赤羽に来たのだからやっぱりここはハシゴしようと、アユラシに連れられてぶらり、近くの「いこい」に入る。ここは支店で、本店はやはり赤羽にあるらしい。営業開始はなんと、朝7時だそうだ。
丁度、テーブルがひとつ空いたところで、得たりとそこに座る、じゃなくて立つ。なにせ、ここは立ち呑み屋なのだ。テーブルと云っても、ビールケースを積み重ねて、その上に合板を乗せただけの粗末なテーブル。でもそれだけあればOK、オヤジを満足させるのは至極簡単だ。ビニルシートで囲われた店内には、程良く客が立ち並んで、黙々と呑んで喰っている。意外と静かなのは、独り客が多いせいだろう。
立ち呑み屋で独り黙々と呑むというのは、男の悲哀が漂う。なにやら、真っ直ぐに家に帰りたくない(帰れない)ような事情が見え隠れする気がする。やるせない自らの気持ちを慰めるために、酒の力を借りているように見えるのは考え過ぎか。
一方、女の独り酒も、居酒屋では滅多にあるわけではないものの、全く見掛けない訳では無い。が、女性の場合は悲哀というよりは、独りの時間を楽しんでいるように思える。「ワカコ酒」のイメージが強すぎるせいかも知れない。
それはともかく、さっきはホッピーを呑み続けたので、ここは日本酒にする。ざっと見渡して菊水(コップ1杯300円税込、以下同様)で再び乾杯。つまみにはポテトサラダ(110円)。さすが、立ち呑み価格。最安の日本酒(菊源氏)だったらなんと一杯200円。これだったらセンベロも現実的。
でも立ち呑みは、サクッと呑んでサクッと帰るところが身上。立ち呑みでへべれけになるのは粋じゃあない。ということで、我々も2杯呑んだところでサクッと帰った。いつか、この店に独りで来てみようと思う。

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2週間のインドネシア出張で、日本食に飢えた訳ではないが、日本酒にはちょっと飢えた。やっぱり日本酒が呑みたい。それに、どうせ呑むんだったら小粋なところで呑みたいものだと思い付き、アユラシと和尚を引っ張り込んで赤羽へ行くことにした。そういえば、このあいだ「まるます家」と「丸健水産」に行ったのも、インドネシアから帰って直ぐのことだった。
定時になったら直ちに会社を飛び出して赤羽にやってきたが、やっぱりそれなりに時間が掛かる。到着はすでに午後7時、しかし小生以外の二人はもう6時半頃には店で一杯やっていたようだ。店は、アユラシが選んだ「まるよし」。「まるます家」や「丸健水産」と並んで、赤羽では有名な居酒屋である。
開店は赤羽らしく14時半とのこと。さすがである。駅を降りれば、直ちにそれと判る黄色い看板が煌々と輝いている。店先の赤提灯と白い暖簾が正統派居酒屋の証しだ。
ここは予約が出来ない店なので、とにかく早い者勝ち。常にほぼいっぱいの状態のようだが、今回、アユラシと和尚が座っていたカウンター席になんとかもう一人、ねじ込ませることができた。店員さんも客も実に協力的である。周りを見渡せば、さらりーまん100%。インドネシアでは決して見ることが出来ない眺めだ。
この店のメインは焼きとん。どれも1本90円(税込、以下同様)とリーズナブル。他の料理もたいてい200~300円ぐらいだから、センベロは無理にしても、かなり安く呑める感じ。小生はホッピー黒セット(540円)を注文。ここは日本酒も1合330円(福徳長)とお手頃。
つまみは焼きトン以外に、ポテトサラダ(220円)、煮込み(220円)、イカげそ揚げ(300円)を喰ってみた。それなりに喰って呑んでひとり2,000円足らず。次回はもっと早い時間から一杯やってみたい。

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上高地スノーシューツアーの帰り道。この頃、新幹線で途中下車といえば、毎度、毎度、大宮ばかりなので、今回は大宮で下車した後、在来線に乗り換えわざわざ赤羽までやって来た。以前、アユラシに連れて行ってもらった「まるます家」か「丸健水産」に入ってみようという魂胆である。
ところがところが勇んで行ってみたら、「まるます家」も「丸健水産」も入口に長蛇の列(「丸健水産」は完全オープンなので入口も出口も無いが)。全然お呼びじゃないし、とても並ぶ気が起きない(OLだったら、行列を見たら訳もわからず本能的に並ぶらしいが、その気が知れない)。まさか、休日が平日以上に混むとは知らなかった。ここは既に観光地なのだと知った。
ともかく、尻尾を丸めて退散。どこか代わりの店が無いかなと一番街を進むと、透明ビニルシートで囲われた店を発見。満席ではないが、ガラガラでもない程良い混み具合の様子。事前知識も無く、まさに飛び込みで入ってみたのが「赤羽 鳥一家」だった。
客は概ね、若者が主体で、女性の割合が高い。我々が入っても男女比率は変わらない感じだが、年齢構成は大きく変化したものと推測される。若者比率、女性比率が高い割にはそれほど煩くは無く、意外に静かに呑める感じだ。
今日はもうビールをかなり呑んだ感じなので、気分を変えてホッピー黒セット(450円税込、以下同様)で乾杯。この店はやっぱり鳥がウリなのだろう、ちょっと迷ってからセセリの柚子胡椒焼き(490円)を注文。他に料理は、漬けアボカド(490円)、ポテトサラダ(390円)、塩キャベツ(250円)を頼んでみた。
セセリは、串焼き状態ではなく、皿に盛られた姿で出てきた。アボカドの漬物というのもありそうで無いシロモノ、かなり変わっているが普通に美味い。
「まるます家」や「丸健水産」ほどのディープ感は無いものの、赤羽らしさを感じさせてくれる、なかなか居心地の良い店だった。

赤羽一番街
赤羽鳥一家の店内

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「川上庵」で酒と肴と蕎麦を堪能したあと、後ろ髪を引かれる思いとインバウンド喧騒から早く離れたい気持ちが交差しつつ、軽井沢駅14時59分発のあさま620号に乗車。軽井沢から大宮は、ちょっとうとうとしたぐらいで、それこそあっという間に着いてしまう。碓氷峠を越える新幹線が出来たのは1997年だそうだから、もう20年以上経つので慣れても良さそうなものだが、なかなか感覚が付いていかない(これも「三つ子の魂百まで」のせいか?)。
かつて、碓氷峠を越えるのに電気機関車2両(つまり重連)の手助けを借りていた特急「あさま」は、上野~長野間は3時間掛かっていた。東海道新幹線でいえば開通当時の東京~新大阪間にほぼ等しい(今は「のぞみ」で2時間22分。昭和は遠くになりにけり)。
つまり長野はそれほど遠い場所だったのだが、北陸新幹線が開通してからはほぼ半分の1時間半。東京~名古屋間並みになってしまった訳だ。しかし、頭で判っても実感が付いていけてない。未だに「そんなに近いんだ!」という感覚が抜けない。同様に、軽井沢~大宮間が48分(最速の「はくたか」で40分)しか掛からないのも未だ慣れない。
ともかくも、大宮駅15時46分到着。さっき「川上庵」で呑んで喰ったばかりの気がするが(気のせいではない)、やっぱり時間が早いので東口へ出てみる。相変わらず大宮は賑やかだ。一日当たりのJR乗降客数は約26万人で、流石に新宿駅(78万人)や池袋駅(57万人)には敵わないものの、埼玉県ではぶっちぎりの第1位(第2位の浦和駅は9万人)、駅を出ようとするとそのことを実感できる。
店は考えていなかったので、手っ取り早い「すずらん通り」へ入り込み、うろうろしてみると「銀座ライオン」の看板が目に入る。もう「和」は十分な感じなので「洋」が良さそうと入ってみる。時間が時間だけに、さすがに空いている。
先ずスタウト(中生745円)をグビっといってみた。やっぱりビアホールの生は美味い、と感じるのは気のせいか。その後はバーボン・ハイ(594円)。つまみは、生ハム半熟玉子のシーザースサラダ(972円)とニシンのマリネ(788円)にしてみた。ニシンのマリネを喰うと「サッポロライオンの味だ」と感じる。これは、小生だけだろうか。

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「あさま642号」で大宮駅で途中下車。辺りはもう日暮れ時だが、時計は未だ16時過ぎ。日が短い季節なので暗くなるのは寂しいが、夜はこれから。なので、やっぱりちょっと寄り道。いつものように、今日は日曜日だしこの時間。行く店が限られているので、多少は狙いを定めておく必要がある。今宵はどうするか。
南銀通りへ向かう手もあるが、今日は何となくすずらん通りの気分。何処にでもある「金の蔵」や「磯丸水産」はやっているが、こういう全国チェーン的居酒屋は最後の手段としてスルー、「力(りき)」に入るか、「アカマル屋」に入るかでちょっと迷ったが、入ったことがない「アカマル屋」にしてみた。
「アカマル屋」も、一番街店には入ったことがあったが、こちらすずらん通り店は初めてである。1階でカウンター席が多い一番街店とちょっと違っていて、地下で、しかもテーブル席が主体。それだけで、だいぶ雰囲気が違うものだ。
メニューを眺めて呑みものを考える。ビールはもういい感じなのだが、やはりこういった店ではタンサン系が欲しい。そこで目に付いたのはバイスサワー(380円税別、以下同様)。「浅草弥太郎」で呑んで以来の怪しげな呑みもの。ちょっとだけシソ風味。なおちゃんが頼んだのは抹茶ハイは、出てきたのは伊藤園の「抹茶入り緑茶」(220円)プラス「焼酎なか」(200円)だった。
つまみには、黒もつ煮込み(480円)、塩昆布キャベツ(280円)、わさびのポテトさらだ(330円)。煮込みは普通に美味い。煮込みが不味いと居酒屋はやっていけない。塩昆布キャベツも大衆酒場では定番か。しかし、わさび味のポテトサラダはありそうでない。これは「アカマル屋」の名物になっているのかも知れない。

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アカマル屋大宮すずらん通り店にて


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