山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

東海道線沿線

日ノ出町からの帰り路。京急に乗ってるうちに、そういえばこの頃、川崎で降りていないなと思い、ちょっと寄り道してみることに。目当ては、JRと京急の駅の間にあった、昔ながらの立呑み屋。実は一回しか入ったことがなかったので、どうなったのか気になっていた。
川崎の競輪や競馬でさんざん摩った客でも、安心して一杯呑めるような店だったが、行ってみると、すっかりビルがきれいに建て変わっていて、有りがちな「牛角」やら「温野菜」やらが入っている。あの立呑み屋(店名はまったく覚えていない)は、建て替えで追い出されてそのままになったのかも知れない。実に残念。もっと行っておけばよかった。
仕方が無いので、代わりの店を探しにふらふらと西へ。岡田屋モアーズの脇を抜けた先の呑み屋街で、「大阪王将」を発見。ここで餃子でも喰おうか、ということになった。最近で「大阪王将」に入ったのは西葛西店以来、もう5年以上も前のこと。
「大阪王将」は、餃子専門店と云いながら、その辺の中華料理屋よりもはるかにメニューが豊富。その点は、「餃子の王将」とよく似た営業スタイル。違いは、「餃子の王将」の餃子メニューは基本的に1種類だが(他に、「にんにくゼロ餃子」があるが、個人的には対象外)、「大阪王将」は8種類もある。とはいえ、やっぱりスタンダードの「元祖餃子」が美味いと思う。ついでにいうと、スーパーで売っている餃子も「大阪餃子」の方が美味いと思う。しかも油も水も不要、というところも優れもの。
「大阪王将 川崎駅東口店」では、元祖餃子(260円税込/6個)を注文。久しぶりの、スーパーの冷凍物ではない「大阪餃子」を味わうことが出来た。怪我の功名と云うか、これはこれで結果オーライだ。

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「MORI-MESHI」でのランチ中に、そういえばもう一軒、行きたい店が有るとカミさんに告げ、適当なところで切り上げる。ランチのはしごをするのは、あまり経験が無い。目当ての店は「だるま料理店」。正直云って、料理そのものよりも、店の雰囲気が目当てである。およそ2年ぶりだ(前回のレポはこちら)。
歩くこと数分で、「だるま料理店」に到着。相変わらず重厚な店構え。なにやら店の前には人がうろうろ。どうやら順番待ちの様子。月曜日ならば、さして混んでることも無かろうと甘く見ていたが、やはり人気なのだ。しかし、折角なので待つことにした。
店内は、概ね家族連れか中高年夫婦、僅かに若者カップルなどで埋まっている。良く見ると、空いているテーブル席がちらほらあり、何故入れないのだろうかと訝しむ。もしかしたら、店員が足りていないのか。ま、そのうち何とかなるだろう。
而して、待つこと20分ほどで案内される。店内は前回同様、ゴマ油の匂いに包まれている。厨房の換気は改善するつもりはないらしい。フロアから暖簾越しに見える厨房が、やけに広い。
席に着いたら、呑みもの。沢の鶴冷酒(300ml、800円税別、以下同様)をもらう。つまみは「春の彩」と名付けられたおつまみセット(720円)と、鰆の照焼(750円)を頼んだ。「春の彩」は目で食べる感じ、なかなか箸を付け難い。鰆は旬のためか、少々切り身が小さい。
もうちょっと食べられそうなので、相模寿司(1,800円)が有るかと店員に訊くと「ございます」と。ならばいただこう。ヒラメ、タチウオ、キンメ、イナダ、アジ、スズキが一貫ずつ。皆、相模湾で獲れた地魚らしい。これだけで旅行気分に浸れる便利な一品だ。今度来るときには、ゴマ油の匂いの正体に迫ってみたい。

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三河屋旅館に泊まっているとき、我々の部屋を担当してくれた仲居さんと四方山話をしているうちに、休みの時に行く美味い店が小田原にある、という話になった。件の仲居さん曰く「小田原だったら、ここ以外では刺身は食べられない」と、きっぱり。おー、そこまで仰る。であれば行ってみようかと、店の名前を訊くと「MORI-MESHI」とのこと。あれっ、宮ノ下にも同じ名前の店があったが、姉妹店だろうか。さっそくググってみると、まさにそうだ。
翌日はもう特段、観光するつもりも無いので、しっかり朝風呂にも浸かってゆっくりとチェックアウト。そのまま登山電車に乗って箱根湯本まで移動し、カミさんの土産物の物色につきあい、その後小田原へ。小田原でも干物を仕入れ、買い物は一段落。気が付けば、そろそろ「MORI-MESHI」の開店時間。
しからば店の前に行ってみると、開店を待ちわびた女性が数人、屯していてピーチクパーチク姦しい。やっぱり人気の店なのだ。程なく開店、 わいわいどやどやと入っていく先客者たちについて入店。内部は外観と同様、モダンでシンプル。その女性たちは2階へ上がっていく。1階はかなり広く、カウンター席、テーブル席合わせて30人ぐらいは座れそう。我々は、手前の窓際のテーブル席を確保。それにしても、女性客の比率が極めて高い。
しかし、メニューを見るとランチセットメニューだけでなくアラカルトや、日本酒、ワインも豊富。昼呑みにはもってこいだ。さっそく生ビール(サッポロ黒ラベル中ジョッキ560円税別、以下同様)を注文。今日も昼呑み美味し。噂に聞いた、あじのたたき(850円)をいってみる。たしかにぷりぷり、鮮度は良さそう(でもお品書きを見る限り、小田原産ではない)。大山どりの塩唐揚げ(780円)、菜の花の芥子和え(480円)、海鮮かき揚げ(880円)もいってみた。かき揚げは意外にしっとり系。でも、美味い。
そうなると、やっぱり日本酒だ。松田の中澤酒造の亮・河津桜酵母仕込み(890円)をやってみた。先日、中澤酒造での直販イベントで手に入れ損なった酒。呑んでみると天然酵母らしく酸味と旨味のバランスが良い。残念ながら、桜の香りは感じなかった。ともあれ、ここでリベンジできるとは思わなかった。ありがたい、ありがたい。

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三島と云えば何故か、昔から「うなぎ」が有名である。うなぎの生き締めには、富士山の湧水が具合良いとの謳い文句があるようだ。確かに、三島は湧水が豊富な街である。学生の頃、この辺りをうろちょろしていたことがあるが、学生の分際では三島のうなぎは敷居が高過ぎ。それ以降、ここに来たことが無かった。この頃は、「三島コロッケ」もB級グルメとして有名になって来ているが、やはり鰻とはちょっと格が違う。
せっかくだから何処かに入りたいと、駅前商店街へ出てみても、時間が中途半端だったせいか、何処の店も閉まっている。そこで駅へ戻り、駅前にある観光案内所へ。うなぎを喰いたいが最寄りは何処かと訊くと、すぐ其処に「源氏」さんがありますよ、と仰るが、閉まっていたのは既に確認済み。しからば、「すみの坊」の本町店だったらやっている、所在地はここから10分ぐらい、との情報を得た。
メインストリートを南下して暫く進むと、駅から少々離れたところが三島の中心街のようであり、目当ての店はその界隈にあった。小ざっぱりした外観、間口は3間程だろうか、それほど大きな店ではない。暖簾を潜って中に入るとテーブル席。2階へ通されると、手前がテーブル席で奥が小上がり。時間が時間なのか、先客は見当たらない。我々は登山靴を脱いで小上がりに着陸。ここは昭和33年創業とのこと。なんだか親しみが湧く。
さて、また少々歩いて喉が渇いたので、先ず生ビール(710円税込、以下同様)を注文。メニューをじっと睨んでみると、さすが、ここには様々なうなぎ料理があり、迷う。うなぎシューマイ、うなぎハムだってある。うなぎの南蛮漬けも喰ったことないな~。白むし(2,916円。ここでは、焼きではなく、蒸し)を喰いたい感じもあったが、さんざん悩んだ挙句、つまみには定番の、う巻き(1,404円)、うざく(1,512円)、うなぎ珍味盛り合わせ(1,620円)を注文した。珍味盛り合わせは、骨せんべい、きも焼き、蒲焼、佃煮が出て来た。そう来れば、やっぱり日本酒も必要なので、白鹿上撰(473円)をいただく。
そしてメインディッシュはうな丼。この店にはうな重というものが無く、全てうな丼。上(4,644円)と並み(3,240円)の違いは、上が1.5匹分、並みが1匹分ということらしい。ちなみに特上(6,048円)というのもあり、ご飯の上だけでなく、間にも1匹分、挟まっているらしい。そこで我々は、並うな丼を、Woodyさんと凸さんは一人前ずつ、他の者は半分ずつシェアすることにして、4つ注文。 
ひとくち頬張って感じるのは、脂の乗りが結構強いこと。焼きの前に、蒸しはしていないのか、気になるところである。でも、美味いことには違いない。タレは甘からず辛からず。比較的サラッとしていて良い感じ。念願叶って、三島のうなぎを食することが出来た。今回の山旅は極めて充実、満足度が高い。

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風祭から小田原へ移動、久しぶりに「さくら駅前店」にやってきた。そう云えば、前回も今回も、明星ヶ岳から下りてきた。予め、午後4時半で予約した上での入店。我々が最初の客だったが、続いて熟年女性集団がどやどやと入ってきて、たちまちテーブル席はほぼ一杯。カウンター席も、我々のリュックサックで3分の1ほど埋め尽くされた。
カウンター席に相対して細長い厨房が丸見えの純和風スタイル、料理人姿の男衆ばかり4人が並んでいる。調理中でも、声をかければすぐに応じてくれるところが良い。
席に着いて先ずビールを呷ったあとは、料理を注文する。ここは「地魚の店」という看板を掲げるだけあって、魚料理が豊富。そこで、金目の煮付け、刺身盛り合わせ、桜エビかき揚げ、カマス塩焼き、カレイ唐揚げ、鯖刺身、等々、存分に魚を堪能した。金目鯛はやや旬を過ぎたかも知れないが、脂がのっていて身がぷりぷりである。サクラエビは丁度良い季節。他にデミグラソースを使った牛すじ煮込みや、さくらオムレツ、新竹の子刺身なんてものもいただいた。特に、生竹の子はまさに今が旬、贅沢な喰い物だ。
ビールの後は日本酒。「箱根薔薇」(つまりサンショウバラ)という名前がついた「箱根山」ブランドの吟醸造生貯蔵酒を呑む。すっきり系だが円やかさも併せ持つ、すいすい呑めるあぶない系統の酒である。
この店では、日本酒は木製徳利で出てくる。これがなかなか具合が良い。注ぎ口が細く、かつ酒がスムーズに出てくるので、目いっぱい傾けても猪口がすぐ溢れてしまうようなことにはならない。店の人が最初の一杯を注いでくれるが、その際は、徳利を高く掲げ遥か下の猪口目がけて、溢さずに注ぐパフォーマンスをやってくれる。これは、我々でもすぐ出来るほど、徳利の構造が優れているということ。かなり気に入ったので、思わず通販で探してゲット。さっそく家呑みで愛用している。

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金時山から下りて仙石原の「マウントビュー箱根」でさっぱりしたあとは、バスで小田原へ移動、駅前までは行かずに市民会館前BSで下車する。小田原にはいろいろ行ってみたい店があるが、今回はその中から、この時間(午後3時過ぎ)でもやっている「だるま料理店」にしてみた。明治26年創業と云う老舗料理店。現在の店構えは創業時の建物ではないが、それでも大正15年竣工という、ぱっと見はまさに楼閣だ。もちろん国の登録有形文化財である(文化庁データベース)。
唐破風造りの玄関を入ると、目の前の衝立が巨大。ふと上を見上げると天井が高い。富士屋ホテルや万平ホテルと同じ、格天井になっている。それとゴマ油の匂い。天麩羅はこの店のウリなのかも知れない。尤も単に厨房の換気が悪いせいかも知れぬ。1階には入れ込みのテーブル席と小上がり、2階が予約の個室になっているようだ。我々は大きなリュックサックを背負っているということで、奥の6人掛けテーブルに通される。
メニューを見ると、定食も数多くあるが、つまみも比較的豊富。やはり魚が中心か。仲居さんが、もう鯵すしは終わりました、と云う。なるほど20食限定と書いてある。さて我々の料理としては、刺身五点盛り(マダイ、ホウボウ、マトウダイ、キンメダイ、ヒラメ)、相模すし、金目鯛の煮付け、玉子焼き、板わさ、野菜天麩羅を頼んだ。すると天つゆ以外に、醤油の小皿が一人当たり3つも出てきた。醤油の種類はどれも同じだが、刺身用と寿司用と板わさ用ということだった。やっぱり場末の居酒屋とは訳が違う。やがて出てきた白身の刺身、寿司はどれも上品(っていうか、魚の違いを明確に表現できないのが少々残念(T_T))。かまぼこもプリプリである。玉子焼は甘め。玉子焼は甘くない方が良いでしょ、と云う小生の主張は皆に「やっぱり酒呑みは違うわね」と一蹴された。酒は当然、熱燗(銘柄は沢の鶴)になる。
ふと眼をやると、和服姿の熟年夫婦がちょっとやってきて、ビールと酢の物(もしかすると煮物)だけを食べて、すっと出て行った。二人とも着こなしが素晴らしく(旦那の方はまるで噺家のようだ)、この店の雰囲気に実にマッチしていて、しかも粋だ。肖りたいものである。雰囲気に酔い、料理と酒に酔って大満足。今度来る時は、2階の個室で食事をしてみたい。尤も、その前に他の店も行ってみたい。小田原にはまだまだ雰囲気の良さそうな店がありそう。さすが歴史のある街だけのことはある。ただ小田原の場合、山の数よりも店数の方が多いのが悩みの種である。

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だるま料理店のHP: こちら 

篠井山と思親山に登った後、この季節としては、ほんとは内船駅辺りで「新そば」でも手繰りたいところだったのだが、(このちゃんリサーチの結果)近所に蕎麦屋が無いことが判り断念。代わりに沼津へ移動して、新鮮な魚を喰おうということになった。JR沼津駅からタクシーで行ってみて初めて知ったのだが、この沼津港界隈は多くの飲食店が軒を連ね、それを目当てにやって来る観光客が引きも切らない状態だった。午後3時と云う中途半端な時間ですらこうなのだから、昼時はさぞや大混雑なのだろう。
タクシー運転手が推奨した、何れの店も行列ができているか、満席なのでやむなく素通り、次第に港から遠ざかる。ふと目に入ってきたのが、やや外れにある「海賊亭」という店。偶々、予めネットで見つけた店で、余り待たずに入ることができた。
また生ビールで乾杯した後、カリアゲ(300円/2尾だっけ?)、カサゴ唐揚げ(1,050円)、刺身盛り合わせ(4,000円)、金目鯛煮付け(2,100円)、マグロ赤身にぎり(700円/5貫だっけ?)を注文する。アジの干物を素揚げする食べ方を初めて知った。これを、ここ沼津では「カリアゲ」と云うのだそうだ。「カリアゲ」という言葉も耳慣れないが、アジの干物を素揚げにするという調理方法が新鮮で面白い。ご当地グルメになっているようだ。頭もヒレも尻尾も、香ばしくて全部パリパリ食べられるのが魅力。
刺身盛り合わせには、駿河湾の特産、生桜エビと生しらすを入れてもらった。どちらも甘くて美味。特に生桜エビは(山梨辺りの山ばかり漁っている我が身には尚更)なかなかお目にかかれない。他に、ヤガラの刺身などもあって、流石、港町の料理屋は違うと感じ入る。圧巻は、金目鯛の煮付け。身が柔らかく脂が程良くのっていて実に美味しい。ボリュームも文句なし。店員は、伊豆半島で獲れたものですと云っていた。わざわざ沼津で途中下車してやってきた甲斐があったというもの。たまには、山から下りたら、海に寄って帰るのも悪くない。

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