山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

大衆食堂

「鬼怒川パークホテルズ」へ向かう前、風呂上がりの待ち合わせ場所は途中にある「浜一」という蕎麦屋で、と決めておいたのだったが、さっぱりしてから戻り、暖簾は出ていたので中を覗くと、目が合った女将さん(?)から「もうおしまいです」と、すげない手ぶり。そりゃ困ったなと、一つ手前の「きぬ太茶屋」に戻ってみると、中に客は居るものの、やはり女将が「すみません」との手ぶり。向かい側の「ラーメン八海山」も閉まっている。時刻は16時。考えてみれば土曜日のこの時間は、鬼怒川に居る客はたいてい宿に着いてのんびり風呂に浸かる頃。そんな時に店を開いても、閑古鳥が鳴くと云うものだ。
仕方なく、駅前に戻ってみると、先週入った「いっぷく味処 つるや」は、やっていた。ひと安心。土産物屋を兼ねている店なので、開いているのはそのせいだろうと思ったが、ふと見た隣の食事処「杉ん子」も開いていたので、今回はそちらに入ることにした。店に入ると、1階にはテーブル席と土産物売り場、2階にもレストランがある様だが、女将さん(?)に「1階でも大丈夫ですよ」と云われる。先客は2グループ。奥の客は、学生のような男子4人、手前がおばさん2人連れ。どちらも、遅い昼食(又は早い夕食)をとっている様子。
さて、腰を下ろしたら、所在を知らせるべく、女子連にラインを入れた後、ガラケーの和尚へは電話。すると、和尚の携帯は小生が預かっていることに気付かされる。これでは連絡の仕様がないが、「浜一」辺りの店は皆閉まっているので、そのうち必然的に駅前に来るだろうし、そうしたらこの店の前を通るだろうと思い、安心して生ビール(650円税込、以下同様)を注文。ついでに、メニューを見て気になった鴨の紅茶スモーク(900円)も注文してみる。
紅茶スモークは、まずまずの美味しさだが、紅茶らしさはもうひとつ判然としない。そのうち、通りを行く和尚の顔が見え、やや遅れて女子連も到着。皆さん、だいぶ「鬼怒川パークホテルズ」のラグジュアリー風呂を堪能したようである。その頃にはもう、こちらの生ビールはすっかり無くなったが、おかわりは自重することにした。

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「大吉庵」を出た後の鬼怒川温泉駅前。まだ電車の出発時刻には間があったので、さっき呑んだ燗酒の口直し(?)に、もう一軒入ることにした。駅前のロータリーに面したところには、何軒か土産物屋兼食事処が並んでいるが、そのなかで、客の呼び込みが熱心だった「いっぷく味処 つるや」に入る。
食事処は2階。上がってみると、かなり賑わっていて、我々はまとめて座ることが出来ず、2ヶ所のテーブルに分かれることになった。今日は三連休の最後の祝日(国民の祝日)なので、さもありなん。内装は意外とモダンで、食事処というよりはCaféという感じである。
皆、思い思いの飲み物や食べ物を注文する。小生は湯葉刺しに冷酒(鬼笑い純米生貯蔵酒)にしたが、鬼怒川温泉麦酒や、クリームあんみつを頼んだ者もいた。場所柄、女性が多いような気がするのは、気のせいか。なんとなく、一杯やる感じとは違う。目の前であんみつを喰っている者がいると尚更だ。この頃は、職場旅行なんてないだろうから、かつてとはだいぶ様子が違う。
職場旅行で鬼怒川へ来た時は、2日目にいったい何処で呑んでいただろうかと思い返してみるが、場所が浮かんでこない。よくよく考えてみるに、鬼怒川温泉に限らず、どこの温泉場へ行っても、2日目は朝に解散することが普通だった。なかに朝食でもビールを呑む豪の者もいたが、大抵はもう酒はたくさん、と軽く朝食をすますか、二日酔いで朝食どころではないものが殆どだった。
鬼怒川温泉の場合、酔い覚ましに観光するような、気の利いた場所が見当たらないせいもある。最寄りは龍王峡か日光江戸村ぐらいが相場だが、しらふの男同士で渓谷見物しても始まらない。さっさと朝に解散して、特急「きぬ」に乗って浅草へ戻るのが妥当な選択だ。浅草に戻るころには胃の具合も正常になり、ではちょっと「神谷バー」にでも寄っていこうか、という方がありそうな成り行きである。

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いっぷく味処 つるやのHP: こちら 

勝沼ぶどう郷からの帰り道、寄り道は何処でも良かったが、高尾駅北口の再開発事業が遅れている、という話を先日、耳にしたので、ならば立退きエリアにあるという「あさかわ」も、まだそのまま残っているかも知れないと思い、確認しに行くことにした。
果たして、「あさかわ」は以前とちっとも変わらぬ姿で営業していた。よく見ると、店の前はちょっと小奇麗になっていて、バスのターンテーブルが無くなっていた。これまで、駅前広場が狭いことから、バスがUターン(又は切り返しが)出来ないために設置されていたもの。この手のものは、時々、見掛けることがある。JR上越線の後閑駅前のターンテーブルは、乗客が乗ったまま廻るので、なかなか面白い。同じような停留所は、南善福寺にもあるらしく、バスマニアの間では有名とのこと。
そんなことはともかく、高尾駅北口は、ターンテーブルの代わりに、奥が広く整備されていて、バスが向きを変えられるようになっていた。ってことは、これ以上のスペースはいらないので、「あさかわ」も立ち退く必要が無くなったのでは? という気もする。
入口に掛かった暖簾は、どうやったらこんなにボロボロになるだろう、と思う程、味がある。中に入ると、まだ時間が早かったせいか、客はカウンター席のみで、左側のテーブル席も、奥の小上がりも空いていた。一番奥のテーブル席に着地し、やっぱりビール(大瓶600円税込、以下同様)を注文。今日は陽気の加減か、喉が渇く。
ひと息ついていると、7人ぐらいの中高年ハイカー集団がやってきた。忽ち、テーブル席は満席状態。その後も次々と高尾山帰りのハイカーが現れ、小上がりも一杯になり、その後の客を断るようになる。さすが、相変わらず人気の店である。結局、ほぼオヤジばかりで占拠された。女性は2~3人か。
つまみには、摺差の豆腐を使った冷奴(300円)、ポテトサラダ(400円)、サバ魚醤漬け焼き(600円)、もつ煮(450円)、サンマ塩焼き(700円だったっけ?)を注文。どれも美味い。大まかな価格体系が、この店らしい感じ。
女将さんが云うには、年内はやっています、とのこと。このセリフは去年の今頃も聞いた。年が明けたらまた確かめに来るとしよう。

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勝沼ぶどう郷駅に、「銀月」という駅前食堂があることは以前から知っていたが、これまでなかなか入る機会がなかった。山から下りて、勝沼ぶどう郷にやって来る場合は、ほぼ必然的に「天空の湯」で汗を流すと云うことになり、その流れで湯上りビールもそこで呷り、電車の時間に合わせてゆっくりするということになるので、駅前にある「銀月」は結果的にスルー。「銀月」に入る上での必要条件は、どうしても山からここへ、直接下りて来ることしかない。
勝沼ぶどう郷駅へ直接下りて来る山は、意外に少ない。一つは、今回登ったように、恩若峰から南西尾根を下りてくるケース。このコースを辿ると、尾根の末端にある青苔寺から「銀月」までは約1km。タクシーを呼ぼうと云う気にはならない距離なので、すんなり「銀月」に行ける。
二つ目は、棚横手&甲州高尾山。この場合も、手近な大滝不動へ下ってしまうと、そこから先は舗装道路となるため、ついタクシーを呼びたくなり、そのまま「天空の湯へ行って下さい」と云ってしまうことになる。従って、甲州高尾山に登っても、下りを大善寺方面にとり、かつ880m圏ピークから尾根を外れて、勝沼ぶどう郷駅へ真っ直ぐ下るしかない。尾根を末端まで辿り、大善寺まで行ってしまうと、やっぱり駅までの舗装道路歩きが鬱陶しくて、タクシーの登場を願うことになりかねない。
もう一つは、徳並山から勝沼尾根を西進し、車道に下りたら、大日影トンネル遊歩道を経由して勝沼ぶどう郷駅へ向かうコース。今回も候補に挙げていたのだが、勝沼ぶどう郷駅前での情報によると、今日は偶々なのか通行不可とのこと。危ないところだった(後に甲州市のHPを調べてみると、当分の間、通行止めの様である)。そう考えると、やはり「銀月」へ寄るのは、かなりレアなケースなのだ。
今日は一日中雨の予報だったので、蒸し暑くてもレインウェアを着っ放しだったが、結果的に雨は落ちて来なかった(山の記録はこちら)。おかげですっかり喉が渇いた。倒れこむように入店し、先ずビールを注文(残念ながら、生ビールは置いていない)。お通しは、ゴーヤの煮物の様だが、持ってきたおばちゃんは「あたしが作ったんじゃないので判らない」と正直。
つまみには、タコの唐揚げを注文。ここは基本、食堂なので、ほうとうとか、ラーメン、炒飯、ソース焼きそばなどがメインだが、他に馬刺しなど、つまみも多少ある。なおちゃんは、グラスワイン(赤)を追加注文。駅前食堂でワインを出すところは、さすが勝沼である。窓の外、目の前に「ぶどうの丘」が見える。さて、呑み終わってひと心地ついたので、そろそろ「天空の湯」へ行くとしよう。次回は、大日影トンネル遊歩道が通行可能となるまで待つか、思案のしどころである。

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なんとか最終日に「カラヴァッジョ展」を見ることができた。実は前の週の月曜日にも、わざわざ会社をサボって半休にして上野まで行ったのだが、迂闊にも閉館日であることを失念していた。もうこの日曜日を措いて他に無い、と思い、やってきた。念のため、約1時間前の8時20分に着いたのだが、門の前には数えれば10人の列。かなり拍子抜け。
先月の「若冲展」では、この10倍はいただろう。カラヴァッジョの人気度ってそんなものなんだ、とびっくりする。ゴッホやルノアール等の印象派だったら、もうちょっと違うのだろうが、日本ではカラヴァッジョの知名度はそれ以下のようである。ちなみに、カラヴァッジョ大好きな方のブログ(こちら)によれば、一日当たり平均入場者数は4,280人だっととのこと。一方、先日の若冲展では平均約14,300人。
開館時間までタブレットで電子書籍を読みながら待つ。今日は朝から日差しが強く暑いせいか、突然、タブレットのバックライトが温度上昇によりoffとなってしまい、大変見難い状況となった。スマホで続きを読む。ふと、前売り券を買っていなかったことに気が付き、ネットで購入。こういう時に、改めてスマホは便利と感じる。
どんなに暑くても、時間に正確な国立西洋美術館の職員は、きっちり9時30分に開門。ここで初めて列は、前売り券を持っている人とそうでない人とに分かれる。既に持っている人は約半分で、余裕の入館。展示室に入ってもガラガラ。特に世界初公開の「法悦のマグダラのマリア」の前は誰もいない。真正面から見上げると、とてもインパクトがあり、心ゆくまで堪能できた。
今回の展覧会でやってきたカラバッジョの作品は11点。カラバッジョは意外に寡作で、世界に60数点しかないそうなので、今回はとても大規模、もちろん日本では過去最多だそうである。今回は、フィレンツェのウフィツィ美術館とピッティ美術館、ローマのボルゲーゼ美術館、バチカン美術館で見たことがある作品も来ていたので、懐かしい思いもあった。
さてひと通り見終わったところで、喉が渇いたので何処かに入りたい。ここ、西洋美術館には「Caféすいれん」という店があるのだが、行ってみたかった店を思い出したので、上野の山を下り、御徒町駅前へ向かう。その名は「吉池食堂」。かつて建て替え前の吉池デパートの最上階にあった時に入って以来である。その時は、デパートの大食堂でありながら、一品料理(≒酒の肴)が豊富なせいか、近所の旦那衆やひと仕事終わった肉体労働者達が、酒を呑んで管を巻いていた。その隣ではお子様ランチを喰っているファミリーがいたりして、何でも有りの、カオス的光景だった。
そんなレトロ感満載の食堂が、ビルのリニューアルと共に生まれ変わったと聞いたので行ってみた。開店は午前11時。ほぼ丁度に着いたのだが、入口には大勢の客が入店を待っていた。まさに老若男女、客層は以前とそう変わらない感じ(作業服のままのおっちゃん達はいなかった)。まったく小奇麗になってしまったので、雰囲気は全く変わってしまった。個人的には以前の方が味があって良かったのでちょっぴり残念。
しかし、メニューは、昔通りに和洋中なんでもござれ、実にバリエーションが豊富である。アルコール類も様々あるが、やはりここは生ビール。そして料理はミックスフライ定食にした。これもデパートの大食堂の定番。大満足のランチだった。ここには数えきれないほどのメニューがある。次回が楽しみである。

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この頃、奥多摩から足が遠のきがち。そこで、メインコースながら余り歩く人が少ない、千本ツツジを目指すことにした。もちろん時間が許せば、いまだに鷹ノ巣山に登ったことが無い方もいるので、そちらにも寄るつもり。とにかく、全てを前倒しでトレースすれば、明るいうちに下山できるはず、と踏んでいた(山の記録はこちら)。
峰谷のさらに奥にある「峰」集落は、「奥」集落と並んで標高は海抜900mを越えていて、まさに東京のチベットと呼ぶに相応しい(この辺りの集落は、普通名詞が固有名詞になっているのでややこしい)。今回は、峰集落の一番上(標高970m付近)まで、タクシーで上がってしまったので、千本ツツジまでは700m強、2時間少々の登りだけで済んだ。金さえ掛ければ、標高およそ1700mの石尾根稜線に上がるには、このコースが一番効率的のようである。
赤指尾根を登るのは個人的に初めて。自然林と植林が混在しているが、なかなか趣きがあっていい感じの尾根だ。この次は、末端から赤指山に登るのも良さそうだ。植林は見事に手入れが為されていて、見ていて気持ちが良い。
千本ツツジから巳ノ戸の大クビレまでは、やや盛りは過ぎたものの、ヤマツツジの花も見ることが出来たし、タイム的に順調に登れたので(というよりも、思った以上にタクシーで高度を稼げたせいで)、鷹ノ巣山にも寄ることが出来た。山頂は相変わらずの賑わいぶりで、証拠写真を撮ったらとっとと下山。
榧ノ木尾根は全体的に緩やかな道なので、下るにはもってこいだ。約2時間半で、熱海集落の丹下堂に到着。昨年の秋以来(レポートはこちら)。今日は珍しく、先客が温泉に浸かっていた。皆はさっさと風呂場へ行ってしまったが、個人的に、汗が引かないうちにビールをいただく。今日は湿度が高かったせいか、持参したPETボトル4本分の水とスポーツドリンクは粗方呑み干したが、それでもビール大瓶がすっと胃の中に消えた。
風呂場でさっぱりしたら、再び食堂に戻る。路線バスの発車時刻までまだ30分余りあるので、またビールと、定番の鹿肉鉄板焼きを注文。やはりここに来たならば、鹿肉を喰わない訳にはいかない。8人で2皿では、堪能するところまでいかないが、それなりに味わうことはできる。しかし、返ってこのくらいだと、また次回が待ち遠しくなってしまう。次に「丹下堂」へ来るため、倉戸山の桜を狙いとするか。

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また「たぬきや」に行きたくなる季節が巡ってきた。ほぼ1年ぶりの「たぬきや」。冬は冬で良いらしいが、とりあえず小生は、暑かった日の夕方に、対岸の明かりがぽつぽつ瞬き始める頃、風に吹かれながら呑むビールが好きである。
今日は我々、箱根・明神ヶ岳からの下山組5名以外に、「たぬきや」直行組もいて、総勢10名(あとでゲストもやってきたので11名。内訳は男子4名、女子7名)という、大所帯になった。テーブルの確保は、先発の女子直行組にお願いした。
下山組が到着すると、店は相変わらずの賑わい。比較的、子連れのママ友連中が多い感じで、全体としてやはり女性の割合が多いようである。ボーダーコリーを連れた常連さん(男性)も、1年前にお会いしたようにいらっしゃる。
直行組は、一番奥の小上がりを確保して呉れていた。店内とはいえ、二方向のガラス戸も開けられていて、外と大差は無い。直行組には、ずいぶん顔を見ていなかった菊丸や、膝の療養中のくまちゃんもいて、だいぶ盛り上がっている様子。
この店はキャッシュオンデリバリ。さしあたり、ビールなどを注文をするため厨房(レジカウンター)へ行くと、注文待ちの長い行列が出来ていて、店の女将さんはてんてこ舞い。焼きそばや焼き鳥ができたよ!と呼んでも、誰も取りに来ない!!!とかなりイラついているご様子である(店内は結構賑やかなので、注意深く聞いていないと、聞き逃す恐れ大なのだ)。
いくらキャッシュオンデリバリの店でも、女将さん一人で何十人も相手をするのは大変なことである。しかし、バイトを雇う気はないようである。見るに見かねて、お手伝いをする常連さんもいらっしゃる。それでも客は次々に注文を出す。女将さんのイラつく気持ちも判るので、こちらは丁重に注文し、辛抱強くビールやつまみ(焼き鳥など)が出て来るのを待つのみ。
とりあえずビールが揃ったところで乾杯。その後も、なかなか喰い物にありつけない状態だが、直行組のおこぼれを頂戴するので気にならない(そのせいで、呼ばれても気が付かず、また女将さんがイラつく)。今日は空は曇っていて、夕焼けは見られそうにないが、それも大した問題ではない。車窓から灯りが零れる電車が、鉄橋を渡るのを、ビールを呑みながら見上げるのもなかなか乙だ。ここにいると、あらゆることが大した問題と感じなくなる恐れがある。注意しよう。

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斑尾高原から再び乗合バスに乗って飯山駅へ移動。やはり乗客は我々だけ。バスの到着時刻から飯山線の列車時刻まで小1時間あるので、何処かに入りたいところ。バス車中で、暫しネットで検索。あまり見過ぎると車酔いするので、適当に窓の外も眺める。バスはかなりの高低差の車道を一気に駆け下る。
検索結果によれば、いくつか食堂らしきものは有るが、ランチタイム以降、通しで営業している店は殆ど無い。そのなかで「イナリ食堂」という店があったので行ってみることにした。終点飯山駅の一つ手前で途中下車し、てくてくと歩くこと約10分、こんなところに、と思うような駅から離れた場所に「イナリ食堂」はあった。
「これぞ大衆食堂」という外観。店の前には随分、車が止まっている。長野ナンバー以外も多い。やな予感。恐る恐る店に入ると、客がぎっしり。何か食べている人よりも、料理が出て来るのを待っている人の方が多い。手持無沙汰な客が一斉に、ジロリとこちらを睨む。・・・こりゃだめか。店員曰く、40分待ちとのこと。残念ながら、諦めるしかない。 
後でちょっと調べて見ると、創業は大正時代と云うから、もう90年以上やっているということになる。相当なものだ。きっと地元に愛されている大衆食堂なのだろう。ウリは色々あるらしいが、餃子とラーメンが人気らしい。一品料理もかなりの充実ぶりだ。返す返すも、逃した魚は大きい。この頃、「大衆食堂で餃子とビール」と云うパターンに嵌っている者としては、今回の事態を看過するには忍びないが、果たしてまた、山の帰りに飯山駅へやってくるチャンスは訪れるだろうか。それとも山は適当なところにして、無理矢理プランを立てるか・・・。午後2時に来てあの状態だから、次回は3時以降だな。その日に何処か泊まるとしたら、夕飯抜きにした方が良さそうだ。この次に備えて、しっかりしたプランを立ててみるか。 

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やはりこの時期、気になるのはアカヤシオ。そうなると自然に、上州か下州の山行を考えることになる。「残馬山」なんて、つい数年前までは全く知らなかったが、ネットを調べていくうちにいくつかの山行記事を見付け、興味が湧いた。特に、わたらせ渓谷鉄道に近いことが気に入った。
わたらせ渓谷鉄道は、かつての国鉄足尾線時代も含め、これまで乗ったことが無かった。山に登るための手段(即ち往路)としては、いまいち乗り継ぎなどが不便なためである。でも復路の手段としては別。特に第三セクターのわたらせ渓谷鉄道になってから、神戸駅に列車レストラン、水沼駅に駅ナカ温泉、それにトロッコ列車が走っていることから、極めて魅力的、いつか機会を捉えて行ってみたい、そのためにはどの山に登ろうかと常々考えていた。
往路は別の手段を考え、復路のみ、わたらせ渓谷鉄道を使うと云う条件に合致したのが「残馬山」だった。そして今回、JR桐生駅からタクシーを奮発して、三境トンネルまで上がり、残馬山周辺の満開アカヤシオを満喫し、ほぼ予定時刻通り、神戸(ごうど)駅に下山することができた(山の記録はこちら)。
駅員さんが、「掘りたての竹の子どうですか」などと声をかけてくるが、こちらの頭の中はビールでいっぱい、それどころではない。跨線橋を渡って「列車のレストラン・清流」へまっしぐら。昨今、駅ナカのレストランは珍しくないが、 列車そのものを、まるごとレストランにしているのはなかなか無いだろう。列車の車体は、かつて東武特急「けごん」に使われていた1720系だった。
入口正面で食券を買い、厨房にいるお姐さんに渡して呑みもの、食べ物を受け取る、つまり学食形式。席は、シートを向かい合わせにしただけでは大きなテーブルが入らないので、シートピッチを改造して拡げてある。先客は3組ほどいたが、我々がビールを呑んでいるうちに、我々だけになった。
やがて列車が到着すると、時々客がレストランに入ってくる。ホームには駅員だけでなく、レストランの店員まで総出で、土産物やアイスクリーム、掘りたて竹の子の売り子に変身。列車が行ってしまうとまた、鳥の鳴き声しか聞こえない静かな駅に戻る。
それにしても、シーズンの頃はどうなのか判らないが、今日はこんなに良い陽気で、辺りは新緑で溢れているというのに、列車レストランに入る客の少ないことよ。観光バスや自家用車でやってくる輩には、このレストランの有難さは判らないと思う。ここへ来るには、是非、山から下りて来ることをお奨めしたい。

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 列車レストラン・清流のHP: こちら

春の嵐がやって来るとのこと。少々考えた末、個人的に未踏だった甲東不老山に登ってみることにした。流石に上野原駅から不老下BS行のバスは、登山者は我々だけ。今日も静かな山が約束された(でも山は、風の音で賑やかだった)。日曜日なので、さっさと登り、さっさと下りることに如くはない(山の記録はこちら)。今回は往路も復路も上野原。そうなれば、行く店は決まる。
結局、山中では雨に降られず、桑久保入口BSへ下りたらタクシーを呼び、まっしぐらに「一福食堂」へ向かう。丁度昼時だが、客は奥の座敷にハイカーと思しき団体がとぐろを巻いているだけだった。我々よりも早く下山とは、何処の山に登ったのか。それともこの強風で山行を中止して、午前中からやけ酒のふりだろうか。
それはともかく、我々は5ヶ月ぶりの入店(前回はこちら)。さっそく生ビールで乾杯。汗も引かぬうち、とはいかなかったが、喉は乾いているのでやっぱり美味い。山はこの一瞬のためにある(きっぱり)。その点、ここ「一福食堂」は良い場所にある。営業時間は午前11時から午後8時30分まで。中休みが無いところがエライ。山の入口にあるどの駅にも、一軒はこのような駅前食堂が必要である、と云いたい。
ビールでひと心地したら、何か注文しよう。やっぱり「焼き餃子」は外せないとして、もうひとつ、Woodyさんが興味を示した「牡蠣のカレー焼きめし」をいってみる。こんなメニュー、この店のオリジナルではなかろうか。他にも「牡蠣のペペロン焼きそば」とか、「バジルかつライス」なんてのもあって、面白い。
「牡蠣のカレー焼きめし」が出てきた。ぷりぷり牡蠣が5個、カレーやきめしの上に乗っかっている。ドライカレーと云わず、カレー焼きめしとなっているところが奥ゆかしい。それほどスパイシーでないところが「焼きめし」感を主張していると思う。「焼き餃子」は前回同様、申し分ない美味さである。
さて、少々小腹を満たしたら汗を流しに移動しますか。今日は立川かな。店の外へ出ると、いつの間にか雨は止み、空は晴れ渡っていた。次に「一福食堂」へ来たら、「牡蠣のペペロン焼きそば」をいってみようか。

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相変わらず浅草の仲見世通り界隈は、外国人観光客で溢れ返っている。毎日がお祭りのようだ。あまりの混雑ぶりなので、仲見世通りをそぞろ歩く気にはちっともならないが、単に通りを横断するだけでも難儀する。従って、浅草に来ることがあってもこの通りの傍には近づかないようにしている。浅草寺を参拝することも面倒だかなり大変である。
とは云ってもせっかくの浅草なので、最近、六区に新たな観光スポットとして開業したと云う「まるごとにっぽん」に行ってみた。入ってみて判ったが、平たく云えば、都道府県のアンテナショップの要約版みたいな施設。多くの市町村の特産品を、まとめて見ることができるという点では便利である。まだ開業間もないせいか、店員の接客がややぎこちない。4階の食堂街にある何れかの店に入ってみようかと思ったが、良さげな店は準備が整っていない様子だったので諦める。
ならば何処に行こうかと、「まるごとにっぽん」を出た後、近くに良い店が無いかと少々思案、久しぶりに「水口食堂」に行ってみる。扉を開けると、今日は中途半端な時間帯のせいか、客の入りは少ない。1階でも客は疎ら、殆どがひとり客。一番奥のテーブルに着き、ビールを注文。ここのビールはサッポロの「赤星」。最近の店では見掛けることは少ないが、老舗の食堂や居酒屋へ行くと出会うことが多い。ここ「水口食堂」以外にも、神田の「大越」や北千住の「千住の永見」でも呑める。
相変わらずメニューの多さに目移りするが、つまみには、今日もいり豚を頼んでみる。他に、厚揚げ焼き、ぶり照り焼きも注文。いり豚はビールに良く合う。
残念ながらエスパー店員(詳しくは前回をご覧あれ)は見当たらなかった。今日も2階を担当しているのか、それとも何処かにスカウトされたのか、定かではない。 

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どれほど合掌造りの建物が珍しかろうとも、そればかり見ていると、段々そのうちに飽きてくる。もう暫くは見なくても済みそうな気持ち。興味は、店で売っているものや周りに移る。途中、「乃むら」と云う蕎麦屋があったが随分、長い行列が出来ていた。人気なりに美味そうな雰囲気だが、こっちも蕎麦を手繰ってから未だ腹がこなれていないので、「喰い」はとりあえずいい。
そのうち目線はもっと上の方に行くようになる。白川郷はもちろん周囲が雪山で囲まれているが、西の方にはひときわ白い山が見える。全く土地勘が無いので、スマホで探してみると、どうやら野谷荘司山(標高1,797m)という山の様だ。加賀との国境にある山で、尾根をそのまま南下すれば白山へと連なる。そう訊けば、登っても見たくなる。あの山に登れば白山を望めるのだろうか。もし、白川郷に泊まる機会があれば、登ってみたいと思わせる、気高さがある。
ひと通り巡った感じだが、高山へ戻るバスの時間まで、まだ少々時間があるので、再び喉を潤しに店へ。バスの発着所に近い「古太神」という食堂に入ってみた。ここも、外観は合掌造り風だが、中は小奇麗に民芸風。古い民家を利用した居酒屋、というのがこの頃では流行りだが、この店はその先駆けか。そのせいか、注文は食券を買うアーバンスタイル。とたんに、田舎食堂の雰囲気ではなく、何処かのテーマパーク内にあるようなファミリーレストランに入った錯覚。店員も皆、若者。店員がおばちゃんでないと、何となく田舎感が感じられない。不思議なものである。
ビールは頼むとして、そのつまみには何にするか。「飛騨牛コロッケと」とどちらにしようか迷った挙句、「鶏肉のキャベツメンチカツ」(200円)を食べることにしてみた。鶏肉のメンチカツは、有りそうでなかなか見掛けない。しかもキャベツが入っているとは面白い。ジューシーさにはやや欠けるが、割とあっさり美味い。しかし、白川郷の名物にするには、使用する鶏肉は単なる「国産」ではなく、「白川郷産」のブランド鶏を開発すべきと思うが如何だろうか。

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河口湖ステーション・インでさっぱりした後、小腹が空いたので何処かへ入りたい。河口湖駅前には「土浦食堂」という駅前食堂があるのだが、残念ながらこの時間では開いていない。毎度思うことながら、観光地にあっては、中休みは営業機会を逸する行為だと思う。少なくとも我々の様な山屋は、昼時に入るのはほぼ不可能だし、帰りのことを考えると、夕食時まで居ることも困難だ。店の立場とすれば、仕込みの都合等、事情は色々とあるだろうが、現実的には中休み無しで営業している店もある訳で、やればできることだろうと思う。
ま、そんなことはさておき、次善策を講じなくてはならない。そこで、ステーション・インの隣りにある「平井売店」に入ってみた。1階は土産物売り場、2階は食堂と云う、観光地には有りがちな営業スタイルである。
帰ってからよくよく見れば、ホームページのURLはステーション・インと同じだった。と云うことは、経営も同じか。図らずも2段階で金を落とすことになった。店にとっては、してやったりだろう。
2階のテーブル席からは、やっぱり富士が良く見える。それにしてもこの2日間、明けても暮れても富士山ばかりだった。それも、遮るものが無く、圧倒的にでかく明け透けな姿は、やや奥ゆかしさに欠ける印象。離れた所から、周りの山々を従えてすっと立っている慎ましげな姿を眺める位がちょうどいい。個人的には、編笠山の青年小屋から見る富士が、一番優美なような気がするが如何だろうか。
メニューを見たあと、ほうとうを頼むと、出てくるまでどれ位時間が掛かるか店員に聞いてみると、20分くらいですと仰る。17時27分発の快速山梨富士4号に乗るつもりなので、それだとちょっとキビシイか。ならばと、ワカサギのフライ、野菜炒め、もつ煮込みを注文。ワカサギはちょっと小ぶり。もつ煮込みは、かなり煮込んである様子。
飲み物は、日本酒。「甲斐の開運」という河口湖の地酒だった。富士山に一番近い造り酒屋と云うことになるらしい。兎にも角にも、富士山尽くしの2日間だった。

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平井売店のHP: こちら 

「あさぎり」で新宿に着いた後、やっぱりそのまま西口を北の方へふらふら。相変わらず、大層な人ごみである。ともかく早いとこ何処かに入ろう。特に意識もせず、思い出横丁へ。カメラやスマホを構えた外国人観光客が目立つ。今夜も、どの店も繁盛している。
この横丁でまだ入った事がない店は多いけれど、特に拘りを持たずに来ると、何となく馴染みの店に入りたくなる。「つるかめ食堂」を覗いてみると丁度、ひとテーブル空いていたので入ることにした。今年の3月以来の入店ということになる。
前回は「ソイの頭」しか食べられなかったので、今日は他の料理も喰ってみよう。とは云え、のんちゃんは初入店とのことなので、やっぱり「ソイの頭」も注文。他に牛すじ煮込み、ポテトサラダ、ハムカツと、この店の名物の一つ、「トルティージャ」を食べてみる。飲み物はハイボールやウーロンハイで、また乾杯。 
何故かこの店にはスペイン料理がメニューにあるが、こんな外観の店(失礼!)でスペイン料理が出てくるとは誰も思わないだろう。これでも昔よりはだいぶ小奇麗になったけれど、全くスペイン料理を彷彿させる外観ではない。小生も来たての頃はそうだったし、「トルティージャ」もスペイン料理の一つだと気が付いたのはだいぶ後になってからである。「トルティージャ」は、いわゆるスペイン風オムレツである。本場でも同じようなシロモノなのかは判らない。とは云え、これがまた、酒に良く合うのだ。
もちろん、この店はスペイン料理屋ではない。食堂とは云いながら、和風居酒屋メニューもかなり豊富である。居酒屋の定番料理、牛すじ煮込み、ポテトサラダ、ハムカツも普通以上に美味い。ハムカツはやや薄いけれど、その感じが何となく思い出横丁的である。今日も満足。次回は是非、残りのスペイン風料理、「バカでアホでフラメンキン」と「バカコンポジャ」をいただくことにしよう。

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上野原駅で降りると、いつもの富士急山梨バス上野原営業所の係員(お名前は存じ上げませんが、気さくなお方)が、何処へ行くのか訊いて来たり、今度新しいハイキングコースが出来たので行ってみないか、と手製案内図を渡されたりするのが毎朝の光景。いつもながらこの駅は、ハイカーに対してフレンドリーである。今回、我々は無生野から雛鶴峠に登り、日向舟、サンショ平、棚ノ入山、秋山二十六夜山と巡り、珍しく無生野線の往復だった(山の記録はこちら)。
「一福食堂」は、以前から、上野原駅前のその存在は知っていたが、毎度帰りを急ぐあまり、立ち止まることすらしなかった。今回はバスで上野原駅に戻ってくるという、絶好のチャンス。これを逃すと当分先に持ち越しになってしまうので、汗を流すのは後回しにして、先ず「一福食堂」へ入ることにした。
午後3時過ぎの入店。外観は、典型的な駅前食堂の佇まい。並んだ赤ちょうちんが良い味出している。この頃は、このような渋い店を見掛けることは少なくなった。中を覗くと、テーブル席が窓側に並んでおり、反対側には厨房、奥が小上がりになっていて、既に数人が盛り上がっている。ゴルフ客だろうか。テーブル席には二人連れが一組。店内の設えも誂えも、これぞ大衆食堂、という雰囲気。厨房のカウンターの下にはずらりと焼酎ボトルのキープ。けっこう常連がいるのだろう。リュックサックを入口付近に置かせてもらったら、一番手前のテーブル席に着く。我々の後からも、ゴルフ帰りや山帰りの客が次々入って来て、忽ち満席状態。なかなか人気の様子。2階もあるようだ。
見渡すと、厨房側の壁には色々お品書きの短冊が貼ってある。牡蠣のカレー焼きめし、なんてちょっと変わったメニューもある。大衆食堂なのに、シャトー・ルミエールのワインも置いてある。大衆食堂と云うと普通、ご飯ものや麺類ばかりの店が多いが、ここではそれなりに一品料理も揃っていて、呑んべえには嬉しい。やがて女子高生とおぼしき店員が注文取りにやってくる。我々は先ず生ビール(630円税込、以下同様)、併せて焼き餃子(440円)とモツ煮込み(550円)も注文する。生ビールの後は、日本酒(400円)をいただく。ここは、笹一酒造が造る「君が代」というブランド。笹一らしい、淡麗辛口系である。さらに、肉野菜炒め(540円)も頼んだ。どの料理もポイントが高い(特に餃子、美味い)。これならばリピーターがいるのが頷ける。我々も、遅まきながらその仲間に入れて頂こう。

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一福食堂のブログ: こちら 

冴えない天気の割には、奥多摩駅前はバスを待つハイカーでやっぱり溢れかえっていた。当然、東日原行のバスも増便されたが、それに先だって川乗橋行きの臨時バスが出て行った。東日原方面の客は、大半が川乗橋で降りるため、そのような運行措置にしたのだろうが、川乗橋行きバスなんて初めて見た(いったい大型バスが、あんな狭い場所で反転して帰って来られるのだろうか・・・)。
我々は東日原から鷹ノ巣山、久しぶりだ(山の記録はこちら)。往路はほぼ10年ぶりの稲村岩尾根。約3時間、ヒルメシクイノタワ以外ほぼ一本調子で登りっぱなしの尾根だが、登り始めは紅葉のはじまり、途中で最盛期、山頂付近は既に冬景色と、変化のある眺めで癒される。まさに、下降中の紅葉前線と擦れ違うように登ったことになる。高校山岳部時代は紅葉なんて眼中になく、只、早く山頂に着かないかと思いながら登っていただけのような気がする。
榧ノ木尾根もほぼ同様の錦模様、飽きることなくあっという間に「丹下堂」に辿り着いた。朝からどんよりした空だったが、なんとか降られずに済んだ。
今年の1月以来の「丹下堂」訪問。前回は雲取山の帰り、鴨沢西からバスに乗り、わざわざ途中下車して寄ったのだが、今回は榧ノ木尾根を駆け下っての入店。店内は一組だけ。天気がいまいちだと、行楽客(特に二輪派)は敏感に反応するようだ。
山から下りて汗だくだったら、風呂に入る前に先ずビールを呑みたいところだが、今日は山頂の寒さで凝り固まった筋肉を弛緩させるため、風呂が先。今日も男風呂はひとりで貸切状態。
風呂から上がったら、早速、ビールと鹿肉(鉄板焼き)を注文。ひとりでやらせていただく。う~ん、美味い。ビールに良く合う。つい、みんなが風呂から上がって来るまでに平らげてしまいそうだ、まずいまずい、ゆっくり味わおう。

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奥鬼怒・奥日光ツアーの3日目は、日光湯元から龍頭の滝まで、ほぼ観光モードの散策。湯滝と龍頭の滝の部分だけ、ガクンと下るが、あとは概ね水平移動。溢れんばかりの日差しを浴びた紅葉や、男体山をはじめとする日光連山を眺めながらの移動はとてもいい気分、あっという間に終了してしまった。龍頭の滝界隈では、マイカーの駐車場待ち渋滞で、バスは遅れてやってきたが(少なくともシーズン中は、いろは坂から上はマイカー規制すべきと思うが如何)、思いの外、バスの座席は空いていて、うたた寝をしたり紅葉を眺めたりしていると、いつのまにか東武日光駅に着いた。
さて、腹が空いたし喉も乾いた。朝からなにも喰っていない。元々は、神橋辺りで途中下車して日光名物の湯波でも喰おうかと云っていたが、(かつら荘でも結構食べたし)道路の混雑を考え、なるべく駅に近いところで店を探す方が良いのでは、との判断で一気に東武日光駅まで来た次第。のんちゃんが見つけ出した、「ダイニングカフェまるひで食堂」に行ってみると、なかなか湯波料理が充実しているようだったが、残念ながらカウンター席しか空いておらず断念。
再び東武日光駅前に戻る。ここの駅前の風情は、昔から意外に変わっていない。洒落た店は皆無。でもそれが、観光地らしさを演出している。駅前には土産物屋の2階が食堂になっている店が並んでいるが、今回はその中から「旭屋本店」をチョイス。リュックサックは1階に置いていってくれとのこと。2階に上がると、昔風の食堂。右側にテーブル席、左手に小上がり。我々は窓際のテーブル席へ。
ビールで乾杯の後、やはり湯波でしょ、と云うことで、湯波さしみ、湯波やっこと湯波煮付けを注文。酒は日光の地酒、清開。呑み飽きないタイプだ。他にも焼き餃子やおでんなどもいただく。そして締めはざるそば。細打ちで、思いの外(失礼!)、つるつると美味い。
我々が入った頃は客の入りは半分くらいだったが、後から次々と客が上がって来て、忽ちほぼ満席状態。欧米系観光客も、器用に蕎麦を手繰っている。 日光が日光であり続ける限り、この店は未来永劫潰れそうにない。

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さくらの湯で汗を流した後は、やっぱり「ポッポ駅前屋」。今日は陽気が良く、箒沢権現山から畦ヶ丸を回って下りてきたので、しっかり歩いてたっぷり汗をかいた。「ポッポ駅前屋」に辿り着くまでビールを待てず、西丹沢自然教室で缶ビールを呑んだが(注:西丹沢自然教室は居酒屋ではない)、バスで小1時間移動し(少々うたた寝をし)、風呂でさっぱりすると、やはりまたビールを呑みたくなるから不思議だ。
「ポッポ駅前屋」へ向かうと、となりのラーメン屋「柳麺八」が開いていた。初めて見たような気がする。14時から17時まで中休みがあるせいで、今まで「柳麺八」には入ったことは無いが、(「ポッポ駅前屋」から図らずも注文できたので)叉焼の味だけは知っている。今日は17時過ぎ、いつもより遅い。「ポッポ駅前屋」の暖簾を潜ると、今日は先日ほどは混んでいない。
小上がりのテーブルを確保。生ビールを呑んでいるうちに全員が揃う。黒はんぺん、煮豆腐、エリンギ炒め等を肴にぐびぐびやる。毎度のことながらここは落ち着く。
今日は腹が減った。おにぎり1個とカップラーメンを持参したのだったが、先を急いだためカップラーメンは喰わず仕舞。結局おにぎり1個とあひるちゃんから貰ったりんごひと欠けで済ませた。いまどき、こんなサイトがあり、コンビニ別の商品のカロリーが載っている(すんごい情報量である)。それによれば、今回持参した「こだわりおむすび 辛子明太子」は207kcalだそうである。一方、りんごひと欠け(1/6個の場合)では49kcal(根拠はここ)。合計すると256kcalということになる。それ以外、ポカリスエット(55kcal/500ml)を飲んでいたので、これも加えると311kcalだった。
これに対して消費はどうだったか。このサイトの計算で出してみると、消費カロリーは2,888kcalと出た(当然、体重と荷物の重さに比例する)。差し引き、2,577kcal足りなかった訳だが、この分、体脂肪を消費したことになる。体脂肪はカロリー換算すると、1g当たり7kcalらしいので(根拠はこちら)、これで割ると、体重が368g減ったということになる。ハードに5時間歩いてもこれだけ。実際には、別に基礎代謝分もあるし、必ずしも完全燃焼する訳でもないし(その根拠は後日)、運動することによって筋肉が増量するので一概には云えないが、大掴みではこういうことである。逆に云えば、脂肪を10kg減らしたかったら、このような登山が24回分必要だ。たぶん、日頃呑む酒で、この368g位は帳消しになるだろう。山登りで体重を減らそうと思ったら、もっと激しい山にいくか、酒を減らすか、どちらかしかない。難しい問題だ。

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岩崎山(別名:日影雁ヶ腹摺山)に登り(山の記録はこちら)、天空の湯でさっぱりした後、今日は高尾で打ち上げしようと云うことになり、それならばと、ダメもとで「あさかわ」を覗いてみると、丁度、4人掛けのテーブルがひとつ空いていた。この頃、(呑み屋の場合に限っては)天使が微笑んでくれることが多いな、と自画自賛しつつ、途中下車せずに帰るつもりだった、のんちゃんも一緒に入店。
これで今回が2回目(前回はこちら)。まだ午後5時過ぎなのに、我々が入ったら一杯。大した盛況ぶり。これでまもなく廃業とは、全く勿体ない話だ。客のほぼ全てが、山から下りてきた方々のようである。もっとも、この高尾駅界隈の店は、どこも大抵、山帰りの客で潤っているはず。まさに高尾山、陣場山へのゲートウェイにある強みである。その利便性を更に広げるため、駅前の再開発と橋上駅化が行われる訳で、やむを得ない仕儀とは云え、それによって「あさかわ」と趣ある駅舎が無くなるのは、まことに残念である。
ここのポテトサラダ(400円、税別、以下同様)は既にチェック済みだが、つい頼んでしまう。やはり、味は奇を衒わない、安心できる美味さ。その他に、板わさ(450円)、いか一夜干し(550円)、さば味噌煮(450円)、はたはた生干し焼き(500円)、さば魚醤漬焼き(500円)を注文。前回喰った「ししっぽ」もそうだが、この店の海産物は能登のものらしい。
能登では魚醤のことを「いしり(又はいしる)」と云うそうで、調べてみると日本三大魚醤というものがあって(日本人はとかく三大○○○が好きだな)、残りの二つは秋田の「しょっつる」、香川の「いかなご醤油」だそうである。「しょっつる」は知っていたが、「いしり」と「いかなご醤油」は聞いたことが無かった。「いしり」の原料は、イカかイワシとのこと。イワシはそれこそ世界標準だろうが、イカとかハタハタとかイカナゴとかは、他に例は少ないだろう。意外にも、日本の魚醤文化は幅が広い。

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熊野古道をちょっぴり体感したあと、土産物を物色にまた「とれとれ市場」に。魚の干物など、仕入れた海産物は、クール宅急便で送ることにする。18時30分発羽田行の最終便までだいぶあるが、もう他に見たいところも買いたいものもないので、南紀白浜空港に戻る。夕食は、空港のレストランでとることにした。
まだ4時前。羽田行の第2便が飛び立って、もう3時間以上経っている。チェックインカウンターも、出発ロビーもまだ閉まったまま。係員の姿も気配も無い。まだ出勤していないのかも知れないし、休憩室で安眠中なのかも知れない。土産物屋もなく、あるのは唯一、「レストラン・スカイアドベンチャー」のみ。何れにしても、ひと気が無いのは殺風景だ。1日3往復しかないのだから仕方が無いか。
酒田の庄内空港に行ったこともあった。羽田線のANAが4往復だけだが、機材はA320なので乗客は約2倍。もうちょっと活気があった。食事処も2軒あった。一番寂しかった利尻空港は、1日2往復(うち、1往復は冬季は運休)で、空港内には喫茶兼軽食レストランがあっただけ。でもまわりは花畑で、利尻富士がどーんとあって、飽きない感じだった。南紀白浜空港は、離島並みといえるかも知れない。
ともあれ、唯一の「レストラン・スカイアドベンチャー」に入る。店の一角は土産物売り場になっていて、パンダのぬいぐるみなどが並んでいる。良く見れば、「アドベンチャーワールド」で売っていたものと同じだ。つまりここは、「アドベンチャーワールド」の直営店なのであった。空港を利用する客の何割が「アドベンチャーワールド」に行くのか判らないが、少なくとも南紀白浜に「アドベンチャーワールド」が無ければ、この空港の存在はかなり厳しいものになりそうな感じがする。在原業平の「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という歌を思い出す。
店に入ったら先ず生ビールを注文。カミさんもようやく呑める。ビールのつまみに良さそうな、ソーセージ盛り合わせを頼む。まあ、競争原理が働かない店はこんな感じだろう。窓の外を見れば、滑走路も向こう側に、「アドベンチャーワールド」と白亜のリゾートホテル「エクシブ白浜」が見えている。
ビールとソーセージだけではちょっと物足りないのでラーメンを頼んだ。一応、和歌山ラーメンらしいが、何処が和歌山ラーメンの特徴なのか判らない。かまぼこ? 良く見ると、パンダが描かれている。海苔には、ホッキョクギマらしい。やはりここは「アドベンチャーワールド」とは切っても切り離せないようである。

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