山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

西武池袋線沿線

西武秩父駅から特急に乗ると、飯能駅で途中下車するということはないので、この辺りで打ち上げることはなかなか無い。またコロナ前であれば、帰る方向がそれぞれ分かれるギリギリの街にしよう、ということになり、その場合でも飯能駅はまだ途中扱いになるので、これまた機会が無い。而してこれまで、飯能駅界隈はかなり疎い状態が続いていた。
今回は汗を流したのが飯能の旅館だったで、これ以上の機会は無い。そう考えて、予め事前調査はそれなりに行ってみた。そんな中で気になっていたのは、「カールヴァーン」という地ビールレストラン。駅からちょっと遠いのが難点だなと思っていたが、その姉妹店が飯能駅前にあることを知り、そこを覗くことにした。
ところがここは店が狭い。我々全員は入り切れそうにないと諦め、次善策として考えていた「王記」という中華料理店に入ってみた。打って変わって大きな店で、繁盛している様子。既に多くの客が入っていたが、それでも入ることが出来た。個室がいくつかある様だが、何れもグループ客が入っていた。
ここはひとくくりで中華料理店となっているが、実態としては広東料理、四川料理、東北料理を扱うようなので、いわゆる町中華とは違う、意外と本格的な店なのだ。先ずはメニューにあったA+B+Cセット(980円)という、酒と料理と点心のセット。酒も色々選べるが、当然皆で生ビールをチョイスして乾杯。
ところが呑んだ限り、これはビールではなく明らかに、「発泡酒」か「第3のビール」だ。銘柄までは分からんけど。まあ、文句を付けるのも面倒だし、980円に目くじらを立てるのもナニなので黙認。でもその後に出てきた料理や点心、その後に頼んだ(主に東北)料理はなかなか美味かった。特にラム肉と玉ねぎのクミン風味炒めは、久しぶりで懐かしかった(勿論、中国東北部で喰った訳ではない)。

80 ここは纏まって座れず。
81 ここに入った。
82 ビールじゃなかったけどまあ美味かった。
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83 四川料理と広東料理と東北料理を喰いました。

今週は剱岳アタックの予定だったが、生憎既に秋雨前線が本州付近に停滞している状態。となると雨の剱岳は避けた方が無難、ということであっさり諦めた。途端に3日間暇になってしまったので、せめて日帰りで何処かへ行こうという話になる。近所で雨でも問題ない山を考えた結果、久しぶりにユガテから日和田山まで抜けてみようと思った。全コースが一般道というのは滅多に無いが、偶にはいいだろう。当日は、思ったよりも太平洋側はいい天気になった(山の記録はこちら)。
桃源郷とも呼ばれるユガテの集落を越えてエビガ坂までは静かな山道だったが、次第にハイカーやトレランが何処からともなく現れ、北向地蔵辺りになると頻繁に行き交うようになる。やはりこの辺りは、雪が積もった時期に限る、という思いを新たにした。
人の密度はさらに高まり、物見山ではもう山頂(眺めが良いところが便宜上の山頂だが、ホントの山頂は展望の利かない植林の中にある)で腰を落ち着ける場所が見当たらない。高指山へ向かう途中、公衆トイレの傍に「ふじみや」という茶屋があり(ここにはビールもある)、そこで休もうかと思ったがやはりいっぱいだ。日和田山山頂も立錐の余地なく、写真を撮るのが精一杯ですぐ下山。
下りたところは巾着田。云わずと知れた彼岸花の大群落があるところ。丁度見頃で見事だったが、花以上に人が多くて吃驚し辟易した。ひと通り眺めた後はさっさと高麗駅へ移動。途中のカフェも溢れんばかりに人が群がっていたので我慢。
とりあえずビールの前に汗を流そうと、向かったのは飯能駅近くにある「奥むさし旅館」。先日は入り損なったが、今日はめでたく入ることが出来た。我々が入った直後から、トレランがいっぱい(10人ぐらい)やって来た。この立ち寄り湯はトレラン仲間には有名なのかも知れない。
我々は早速風呂上りにビールをいただく(閉まっていた食堂でビールを呑ませてもらった)。一方、我々と違ってストイックなランナーは皆、ビールは呑まずスマホをいじりながらうだうだしていた。多分、ビールの美味さを知らないだけだと思う。

01 東吾野駅。想定以上にいい天気。7時42分
04 ここが登山口。
07 気持ちイイ。
11 橋本山の登り。
13 ここは飛脚道だそうです。
15 木が茂っていて眺めはいまいちだな。
17 平らなところに出た。
20 滑り易い径。
22 エビガ坂に到着。9時7分
25 ちょっと急登。
27 ここは眺望が利く。
28 すぐ目の前でキジバトが囀っていた。
29 関東平野。
30 目立つのは武甲山。
34 車道歩きがあるのは奥武蔵的。
35 無事、Woodyさんと合流。9時49分
39 物見山山頂。10時18分
41 人の往来がどんどん増える。
42 地図上に鳥居のマークがある社。でも標識なし。
43 途中にある茶店。賑わっていたのでスルー。
45 ここは眺めが良い。
47 無駄に大きな山頂標識。
49 山頂にはワサワサひとがいる!11時15分
50 腰を下ろすどころか、立ち止まることもできない雰囲気。
51 眺めはこんな感じ。
55 天気が良いので何人も練習中。
56 右の女岩にも何人かいる。
58 巾着田。こっちはもっとすごい人だ。
61 巾着田の曼珠沙華その3。
64 巾着田の曼珠沙華その6。
65 巾着田の曼珠沙華その7。
66 巾着田の曼珠沙華その8。
67 巾着田の曼珠沙華その9。
70 巾着田から望む日和田山。
72 巾着田の曼珠沙華その13。
73 巾着田の曼珠沙華その14。
75 巾着田の曼珠沙華その16。
78 ここで汗を流した。
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79 食堂でビールを吞ませてもらえた。

「竹寺」の副住職の送迎車で、飯能駅に到着。道中、副住職の話は途切れることが無かったようだったが、いつの間にか途中で寝て仕舞い、気が付いたら飯能の市街を走っていた。程良いアルコールと、山中を走る車の揺れ具合が丁度良かったせいで、話が詰まらなかった訳ではない。
飯能駅に着いたら、汗を流す目当ては「奥むさし旅館」。駅前で電話したら「予約は出来ませんが、今だったら入れます」とのことで行ってみる。駅前から10分足らず。入るとさっき電話に出たご主人(?)が現れ申し訳なさそうに、たった今、女性6人が入ったので女湯は待ってもらうしかない、と云う。
入ったばかりであれば1時間ぐらいかかるだろう。そんなに待つ気にはならない。飯能で他に立ち寄り湯となると「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」だが、ちょっと遠い。そんなに汗は掻いてないし、だったら諦めるか、とまた飯能駅へ戻る。
でも流石にこのまま帰るにはちと早い(まだ午後3時前)。かといって、この界隈の居酒屋が開いている時間でもないので、とりあえず飯能駅から所沢駅へ移動。駅ビル(グランエミオ)の中だったら、こんな時間でも入れる店が見つかるだろうと物色し、「YEBISU BAR 」があったので入ることにした。
今日は日曜日。店内は結構、混んでいたが、何とか入れた。当然、この店に来るということは、皆、ビールを呑みに来るはず。当たり前だけど呑み助はそれなりにいて、そういう連中は必然的にこういう店に来るせいで、これほど混むということだ。我々もその仲間に入れて貰った。
「竹寺」を出てから暫く時間が経ったので、また喉が渇いたせいか、エビス・ザ・ホップ(660円)が美味かった。その後はビールからワインへ移行。つまみもいくつか頼んだ。そんな中で気に入ったのは、鶏唐揚げ紅生姜(3個704円)。紅生姜を鶏唐揚げに塗したもの。関西だったらこれはポピュラーなのだろうか?意外に美味い。これだったら、どの店でも出したらいいのにと感じた。

085 飯能のここで汗を流そうとしたが・・・
086 女子風呂が一杯とのことで諦める。
088 期間限定の「エビス・ザ・ホップ」は1杯600円。
087 所沢に出て「エビスバー」に入店。
089 おとなのポテサラ。
091 ソーセージ盛り合わせ3種。あらびき、ガーリック、チョリソー。
090 北海道産ロース生ハム。
092 軽く炙った鶏レバースモーク。美味いよ。
093 紅生姜を纏った鶏唐揚げ。
094 なかなかどれも美味かったです。

所沢の「百味」が2020年5月12日閉店したという情報に接した時は、「百味よ、お前もか!」と愕然し、そして蕭然としたが、その後、2020年12月9日に再開したと知り、ホッと胸を撫で下ろす。ズッキンバッコンというか、禍福は糾える縄の如しというか、結果的には翻弄され、気疲れしただけのような感じだったが、まあ良かった。
とはいえ、店がどうなったのかが気になる。できれば昔の儘であって欲しい。今回、せっかく秩父の山に行ったのでチャンス到来、途中下車して寄ってみることにした。個人的には、前回の入店から2年ぶりとなる。もちろんその頃はコロナ禍前だったので、同じ比較はできない。
行ってみると、当たり前かも知れないが赤い看板はそのまま。階段を降りると吃驚するほど満員、入れないかと思ったが直ぐに通された。コロナが下火になっているタイミングにしても、かなり密状態なのでちょっと気になる。皆、そんな素振りは見せないものの、でも昔よりはやや静かかも知れない、馬鹿騒ぎはしないよう多少は気を使っていると感じ(でもマスク無しで喋っている輩も目に付くが)、これが日常化しているのかも知れないとも思った。
店員はだいぶ若返った感じ、メニューに変化はなさそう、店内の雰囲気も変わらないなと思ったが何か違う。そのうち、隣のテーブルの若者が時々席を立つことで、店内が禁煙になった(店内に喫煙スペースが出来た)と気が付いた。
でもテーブル席に座ってビールを呑んでまったりしていると一瞬、何も変わっていなかったんじゃないか、コロナ禍も実はなかったんじゃないか、などという錯覚に陥いる。でも皆の顔に付いたマスクを見て、直ぐに現実に戻った。

59 所沢で途中下車し、ここへ来た。
60 変わらぬ風情。
61 すんごく混んでたけど・・・
62 何とか入れました。
63 あん肝、お久しぶりです。
64 青鯛の刺身。
65 ・・・とくれば熱燗だよね。
66 もつ煮もいただく。
67 マグロの解体ショーはこの頃始めたようです。

今回の締めは所沢の居酒屋「百味」。振り返ってみればもう3年ぶりになる(前回はこちら)。
思えばこの頃、秩父方面の山に来る機会が益々少なくなっている。そのため、自ずから所沢などで途中下車する機会も少なくなっている。もし来たら来たで、折角だから未だ入ったことが無い店も覗きたいし、とは云え「百味」に限らず久しく入っていない店にも寄ってみたいということになり、「百味」に寄る機会が更に少なくなるのは道理だ。
この調子だと、次に「百味」へやって来るのはまた数年後ということになるのは間違いないだろうし、場合によってはその後、いつの間にか店が廃業し、あれが今生の別れだった?なんて可能性だって無きにしも有らず。だから、今日は席が一杯だからまたにするか、と暢気な気分にはなれない、頼むから何とか捻じ込ませてくれ~という思いが強くなってしまうのだ。
そんな半ば祈るような気持ちで階段を下りると、当然の如く、すでにかなりの賑わいだが、そんなこちらの願いは露ほども感じていないベテラン店員は、てきぱきと機械的に「あちらへどうぞ」と。なんとか空いていた小上がりに収まることができた。ほっとひと安心、入れただけでもちょっとシアワセ。そういえば今回は「土津園」といい、「クラブ湯」といい、「パリー食堂」といい、「百味」といい、図らずも昭和の香りがたっぷりの店ばかりを巡ることになった。
ありがたくさっそく生ビール(中ジョッキ450円)で乾杯。まだ季節外れなので鍋は無いが、定番のつまみを注文。なんだかどれも今までに増して味わい深い。思うに、既に昭和が終わって30年が経った。代替わりできなかった昭和居酒屋は、普段の風景から少しずつ消えつつある。稲田堤の「たぬきや」じゃないけど、いつ突然消えてもおかしくない。今のうちに昭和居酒屋へ足繁く通っておかないと後悔する、とつくづく感じる今日この頃である。

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西武秩父からS-TRAINで入間市まで移動し、準急に乗り換えて西所沢下車。今日は満を持しての「久呂無木」詣でである。参加者は7人。タイミングさえ合えばもう少し増えたかも知れないが、なかなか皆さんお忙しいし、突発的な用事が入ることも間々あるので、これでもまあまあの人数が集まったと云えるだろう。
ほぼ1年ぶりの入店。だいたい、半年毎にやってきていたが、半年前は小生がテキサス滞在中だったこともあり、結果的に延び延びとなってこの日となった。今回の場合も計画当初、昨年末の飯能アルプスの帰りに寄ろうかと思っていたが、年末は偶々お店が臨時休業だったため、このタイミングとなったのだった。
前回ご店主から、予約をして貰った方が望みの料理を提供し易い、とのアドバイスをいただいていたので、今回、初めてコース料理にした。とは云っても我々がこれまで注文していた内容は良くご存じなので、特段、変わったのもが出て来た訳ではないが、刺身をいただいたのはたぶん初めての様な気がする。もちろん期待通りに、ぷりぷりである。鶏の炙り焼きや天ぷらも、変わらぬ美味さ。
ご店主拘りの酒からは、「仙禽・初槽・直汲み・なかどり」、「百春・五百万石・直汲・純米無濾過原酒」、「常山・純米吟醸」、「鍋島・純米吟醸・山田錦」の4種類をいただいた。「常山」だけは初めてだと思うが、「仙禽」も「百春」も「鍋島」も、たぶん以前呑んだ種類ではないだろう。
昨今の日本酒は、米の品種や研き、醸造方法、火入れの有無、ろ過方法、麹種類、酵母種類のみならず、発酵槽からの汲み出しの仕方まで細かく分類されるので(それが、味にどれほどの影響を及ぼすのか、呑み比べてみないとよく判らないが)、組み合わせは最早、何千、何万通りもあるだろう。酒蔵も、様々な組み合わせにチャンレンジしていくはず。だから一度呑んだ酒には、もう一生出会えないこともある。一回や二回、同じ銘柄の酒を呑んだからと云って、その銘柄の味は「こうだ!」等とは云えない時代になった。
ところで女性店員がまた前回来た時と違うなと思っていたら、訊けばもう何年も勤めていますとのこと。いままで、偶々巡り合わなかっただけのようだ。ついつい、隊長の「しぇ・もと」店主に対するジェラシーを連想してしまうのだ。いかん、いかん。

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「いるまの湯」でさっぱりできたので、次は所沢で途中下車。久しぶりに「百味」に電話してみると、「予約は受け付けない」と云う素気無い返事(いつの間にかシステムが変わった!?)。とりあえず行ってみるのも一案だが、先ず確実な線を狙おうと、今度は「東家」に電話を入れると「7時までだったら6人入れます」とのこと。1時間程しかないが、とにかく席は確保できた、ほぼ3年ぶりの入店となった(前回はこちら)。前回は「百味」の後だったが、今回はその逆である。
古民家風の佇まいは以前のまま。靴を脱いで2階へ上がる。店の入口の看板に、もつ鍋(2人前1,800円税別、以下同様)とあった。今日は風が吹いて寒かったので、鍋を喰いたい感じで皆、一致、先ずもつ鍋を注文する。
1時間したら叩き出されることになっているので一斉に注文しようと、他に、とりわさ(580円)、白子ぽん酢(850円)、肉味噌とゆかいな野菜達(780円)、あんかけ揚げ出し豆腐(580円)、ポテトフライ(390円)、串焼き盛り合わせ8本(1,300円)、安納芋炭火焼(800円)も頼んだ。ところで、とりわさを食べる段になって、ひろちゃんは、今まで魚以外の刺身は嫌い(喰わず嫌い)なのだ、ということを初めて知った。皆、何かしら苦手なものがあるものだ(小生の場合は、山芋系に嫌われている)。
呑みものは、もうビールは良いので最初から日本酒。ここでは全て一杯(五勺ぐらいか)500円と判り易い。皆、思い思いに「鳳凰美田」、「天明」、「青煌」、「裏陸奥男山」、「五十嵐」、「刈穂」、「仙禽」を味わう。結果、6人で合計15,480円、一人あたま2,580円ということで、たった1時間の滞在だったものの、思った以上にリーズナブルで満足。料理もなかなかだし店内の雰囲気も良いので、また、「百味」の前に来ることになるかも知れない。

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関八州見晴台から旧正丸峠までトレースしたあと、正丸駅から西武秩父線に乗車、飯能駅で準急池袋行に乗り換え入間市駅で途中下車する。その目当ては、「いるまの湯」というスーパー銭湯。いわゆる天然温泉ではないが、利用料金が430円と普通の銭湯と同じで、しかもサウナが使え(小生は使わないが)、シャンプー、ボディソープも備え付けなので、コスパは大変よろしい。
アクセスは駅から路線バスがあるものの、何故かたいていタイミングが合わないし、距離も2kmちょっとしか無いので、あまり気にせずにタクシーを利用して到着。駐車場は概ね満車状態である。ほぼ3年ぶりにやってきた(前回のレポはこちら)が、変わらぬ人気ぶりのようだ。
下駄箱も脱衣所のロッカーも、コインが不要なタイプ。いちいち100円玉を用意しなくても良いところが助かる。脱衣所のロッカーの場所が、指定されないところもグッド(他の日帰り入浴施設では、ロッカーのキーを渡されるところがそれなりにある。そもそも施設側で、場所を指定する必要が何処にあるのだろうか)。
脱衣所はかなりの人が着替え中だが、広々しているので煩わしさは感じない。洗い場はカランの数もたっぷり。内湯は水風呂を除いても4種類、露天風呂も4種類あるので、長く滞在したい者には(何せ時間制限も無い)うれしいはず。でも小生は露天風呂のうち、岩風呂に入っただけでさっと出た。
さっぱりしたところで、食事処へ。テーブル席と座敷がある。混み合っている程ではないが、我々が座るに丁度良いテーブル席は見当たらず、座敷にした。ここは、つまみの種類が少ないのが玉にキズか。小生が注文したのは、生ビール(520円)といかゲソ唐揚げ(380円だったっけ?)。風呂に入ってビールを呑んで、いかゲソを齧ればささやかながらトリップ出来る。入浴料にビール代といかゲソを足しても1,300円余りだから、ここはやっぱりお得だ。

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2017年最後の山行は、「飯能アルプス」。この頃、ご当地アルプスが流行りのようで、昔馴染みのこんなところにまさか「アルプス」のネーミングがされているとは思わなかった。誰が名付け親で、何処から何処までが「飯能アルプス」なのかは定かではない。通説としては、天覧山から伊豆ヶ岳までのようである。全部を一気に踏破するのはかなり大変なので(低山を10時間余も歩く精神力はないので)、今回は吾野駅から前坂に上がり、出来れば天覧山を越えてそのまま「宮沢湖温泉」まで行こうと考えた。
実際に歩いてみると、小さなアップダウンが数えきれないほど連なっていて、しかも殆ど眺望が得られないので、忽ち飽きて来る。せめて雪でも付いていれば楽しめるかも知れない。ここを、夏に歩く(又は走る)奴の気が知れぬ。結局、我々は天覚山から釜戸山へ逸れ、武蔵横手駅へ下りた。(山の記録はこちら)
山から下りたら電車とタクシーを乗り継いで、「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」へ行くことにする。「別邸」と称するからには「本宅」がありそうなものだが、そういう施設は見当たらない。何故「別邸」という言葉が付け加えられているのかが不明なので、従業員に訊こうと思っていたのだが、やっぱり忘れた。
利用料金はタオルセット付きで1,000円。タオルは要らないから、もうちょっと割引出来ないものか。1,340円を払うと、さらに温熱房&岩盤浴が出来て、岩盤浴着と館内着が付いてくる。実際、館内着で施設内をうろついている客が結構いる。小生は、内湯だけ入ってさっぱりしたが、風呂場にあった効能書きを見る限り、源泉は露天風呂のみで、内湯は人工(?)の炭酸泉のよう。なんだか少々損した気分。
湯上りは食事処へ。入ってみると、ここは食べ放題飲み放題(酒は別)のビュッフェ形式(1,580円)が基本だった。(このあと夜の部が控えているので)我々のようにビールをやりたいだけの客は、窓とは反対側の端っこに設けられたスペースに押しやられる。それでも湯上りビールの美味さは同じ。つまみもそれなりにあるので、概ね満足できる。この次は、「飯能アルプス」の残りを歩いた後に来るか。

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宮沢湖温泉 喜楽里 別邸のHP: こちら

秩父からの帰り道、これまで飯能で途中下車したことはなかったので、今回、寄り道してみることにした。ググってみると、駅周辺には色々と良さげな店がありそうである。なかでも気になったのは、「ひもの屋」という名の居酒屋。その名の通り、干物がウリのようで楽しみだ。
「ひもの屋」は、飯能駅から歩いてすぐ。我々は2階へ通される。階段の登り口には予約の札が掲げられていて、予約だけでも30数人がやってくるらしい。なかなか賑わっている店の様である。店員の接客も申し分なさそうだ。
建物は古民家そのものではないが、それ風にアレンジした内装となっていて、セピア色的雰囲気。テーブルは掘り炬燵式。隣りとの仕切りには、御簾が下がるようになっていて、お洒落。浅草のすしや通りにも「ひもの屋」という名前の居酒屋があり、一度覗いたことがあるが、雰囲気が似てなくもない。もしかすると姉妹店だろうか。
料理は、蒸し鶏と大根のごまだれサラダ(590円税別、以下同様)、出し巻き玉子(490円)、冷やしとまと(390円)、生ベーコンの吊るし焼き(590円)、レンコンの炭火炙り(390円)、漬物の盛合せ(490円)、梅水晶(490円)と、勿論、ひもの屋おすすめ盛り4~6人前(2,490円)を注文(中身が何か聞いたが、直ぐ忘れた(T_T))。
やっぱり看板メニューだけあって、干物の盛り合わせはなかなか圧巻。干物は何れも脂が乗っていて美味い。近所のスーパーで買って来るものとはちょっと違う。こりゃ、酒が進む。この店にはまた来たいが、まだまだ飯能には覗いてみたい店がある。嬉しい悩みだ。

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ひもの屋のHP: こちら
 

今宵は、毎度お馴染み「久呂無木」で新年会。8人でまた、有り難く奥の座敷に上がらせていただく。寒々しい三峰神社から下りてきたので、ここはほっこり暖かく有り難い。くまちゃんは前回に引き続き、店からの合流。
ビールで乾杯した後は、いつものように、ご主人にお任せのこだわり日本酒をいただく。最初に出て来た「醸し人九平次・純米吟醸」は、「火と月の間に・山田錦」という文言がラベルに付いている。どのようにイメージしたら良いのだろうか(まさか、火と月の間には、水と木と金と土と日がある、なんて下手なオヤジギャグじゃあるまいし)。何だかこの頃の日本酒は、TEVドラマや小説のタイトルのように複雑化している。
つまみは、やっぱり定番料理。今日も牡蠣は大ぶりでぷりっとしているし、サツマイモ天ぷらは甘くてほくほく、いわいどり炙り焼きはパリッとジューシー、そばサラダはパリパリ、シャキシャキ、出汁巻き玉子はほっこりアツアツ。どれも安心できる美味さだ。
日本酒は引き続き「鍋島 純米吟醸 山田錦」、「奈良萬 純米生酒 中垂れ」と続く。「鍋島」も、「奈良萬」もシュワっとジューシー。最後に出て来たのは、「大典白菊トリプルA」。これは初体験。ラベルが斬新。いただいてみると、呑みくちが軽く爽やかだ。
そして、締めの蕎麦。せいろが主だが、和尚はかけそば。つゆだけ飲ませてもらうが出汁が強烈、やっぱり美味い。今宵もあっという間に時間が経過し、名残惜しいがお開きとなった。また次回が待ち遠しい。ところでご主人に、大人数の場合は予めコースの予約を入れて貰えると助かる、と云われた。たしかに常に完璧を目指すご主人としては、急な対応ができずもどかしいのかも知れない。次回からは心しよう。

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秩父の「そばの杜」でなんとか蕎麦にありついた後、秩父駅から西武線直通電車に乗って移動。和尚が、所沢で途中下車したことが無いと云うので、「百味」へ行ってみることにした。云わずと知れた、所沢が誇る古典的大衆酒場。個人的にも久しぶり(前回はこちら)。到着は18時過ぎとなるため、念のため、予約の電話を入れておいた。所沢プロペ通りは、相変わらずの賑わいである。
「百味」は、まったく以前のままだ。しかし、いつも相手をしてくれる、字がお上手なお姐さんは見当たらず。広い店内にある、カウンター、テーブル、小上がりがほぼ、呑ん兵衛で埋め尽くされていて、その間を何人もの店員が動き回っている様はいつ見ても壮観、既に最高潮の様子である。予約を入れておいて正解。我々は、階段から見て一番奥の小上がりへ着地。先ずは、好みの飲み物(小生は再び生ビール(430円税込、以下同様))で乾杯。
隣の席の御仁も、山の帰りの様で、我々に、何処に行って来たか聞きたがるが、説明する上では少々マイナー過ぎて、なかなか難しい。この店へ来る客は、仕事帰りや山帰り、ギャンブル帰り、はたまた家からこの店へ真っ直ぐやってきたと思しき客など、様々。ここでデートする客も、いるかも知れない。
さて料理、秩父で天ぷらと蕎麦を手繰ってきたのでそれほど入らないが、「たらちりを喰いたい」という声が多数だったので、2人前を注文。相変わらず、かなりのボリューム、これで1,000円はCP的にも申し分ない。飲み物は、やはり日本酒にしよう。と、なればここの定番酒「ねのひ」だ。大徳利(430円)でいこう。料理は他に、モツ煮込み(450円)、ぎんなん揚げ(540円)、焼きニシン(490円)を注文。ここは煮物は少なく、モツ煮込みは定番料理ではない。何か、拘りがあるのか。
「たらちり」は個人的にも久しぶり。考えてみると、ここには、湯豆腐鍋、たらちり鍋、とんちり鍋、とん鍋、とんキムチ鍋、かき鍋、石狩鍋、よせ鍋と、8種類もの鍋があるのに、今までひたすら「たらちり」だけを喰ってきた。それで更に気が付いたが、この頃、ポン酢を使った鍋を喰う機会が、店だけでなく自宅も含め極めて少ない。前回、ポン酢鍋を喰ったのは、もしかするとやっぱり「百味」かも知れない。
「たらちり」を喰って、「ねのひ」を呑めば、「百味」に来た感が満喫できる。でもこの次は、他の鍋にも手を出してみようか。

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また7ヶ月ぶりに久呂無木訪問(前回はこちら)。
今回は、両神山の帰りなので、日曜日の訪問となった。両神山から下りて来た4人のうち、ひろちゃんは用事のため泣く泣く帰宅、その代わりに膝のリハビリ中のくまちゃんが、久呂無木に直接やってきたので、都合4人での入店。そのため、久しぶりに奥の座敷ではなく、小上がりに腰を落ち着けた。勿論、我々は予約済みなのだが、後から後から予約していない客がやって来て、丁重にお断り。相変わらずの人気ぶりである。
早速、久呂無木のご主人のお勧め日本酒をいただく。先ずトップバッターは「花陽浴」。最早、埼玉を代表する日本酒だと思う。この赤ラベルの山田錦(純米吟醸山田錦直汲み)は初めてだ。口に含むと、「花陽浴」ならではのジューシーさと、仄かなパイナップル系の香りが広がるが、程良く旨味も酸味も併せ持っているので、バランスの良さも感じる。流石だ。
つまみはいつもの豚炙り焼き、出汁巻き玉子、さしみゆば、鴨ロース、野菜天ぷら、板わさ、牛しぐれ煮、オニオンスライスをいただく。どれもこれも変わらぬ美味さ。
続いて登場した日本酒は「雁木 純米吟醸無濾過生原酒ノ弐」。旨味があって芳醇なのにさらっと上品。これはすいすいいってしまいそうだ。危険な酒。
次は「智則 純米吟醸 佐香錦 直汲み中取り 無濾過生原酒」。ご主人曰く、「智則」とは杜氏の名前だそうだ。自分の名前を酒の名前にするとは、かなりの自信作ということか。実際、口に含んでみると、これもまた旨味ががつんと来る、骨太な日本酒。まいった。
最後の日本酒は、「まんさくの花 純米吟醸 美郷」という、ちょっと風変わりなラベルの日本酒。裏ラベルには「・・・一際目を引くデザインボトルを作りました。上から順に「日の出」「まんさくの花」「水」をアイコニックに表現したものです。」とある。ご主人の解説によると、酒造(日の丸醸造)の若旦那が、どこぞのデザイナーに、ん百万円で頼んだら、大旦那に「金を使うなら酒造りに金を使え!」と怒られたそうな。小生も大旦那の意見に賛成。呑んでみると、酸味も旨味も程々で、とにかくフレッシュ爽やか。
締めはやっぱりもりそばがいいが、今日はおろしそばもいっしょに頼んでみた。大根おろしの辛みと蕎麦のシコシコ感が良く合う。もりばかりではなく、偶には色々なそばを食べてみるのも良いようだ。毎度様々な日本酒が楽しめるし、蕎麦もいつも通り美味い。何回お邪魔しても楽しめる店である。
 
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7ヶ月ぶりの「久呂無木」(前回はこちら)。この頃すっかり恒例(?)となった、年越しそば忘年会である。皆、この機会を楽しみにしている。もちろん、今回も店訪問を先に決めて、その後で山を考えるパターンに変わりは無い。つまり、武甲山や小持山、大持山詣では「露払い」のようなものである。さらに、昨年の反省も踏まえ、18時の開店時間に合わせて西所沢駅到着時刻から遡り、「武甲の湯」に最寄りな西武秩父線横瀬駅の発車時刻、「武甲の湯」に秩父丸通タクシーを呼ぶ時刻など、周到に行動計画を立てた。それでも店の前にはちょっと早い17時55分に到着、若干待ったが、遅れるよりはマシだ。
今夜は総勢9名なので、また奥の座敷に上がらせていただく。いつもはビールでスタートだが、今日はご主人が「いいもの、入っていますよ」とのアドバイスに従い、「獺祭」のスパークリングで、忘年会第2弾スタート。そう云えば、隊長の壮行会も入れると第3弾だが、それ以外も含めれば、今シーズンは個人的に7回目の忘年会(何度も顔を合わせている方もいるが)。だいぶ肝臓に働いて貰った。
今回も、酒は全てご主人にお任せ、「花邑 純米」、「屋守 純米おりがらみ27BY」、「大信州」、「初手思慕里」、「貴」と、「獺祭」も含め6種類の日本酒をいただく。どれも自分好みの味わいで嬉しい。赤文字に黄色ラベルの「屋守」は初めて見た。調べてみると、今シーズン(27BY)から変わったようだ。初しぼりの純米おりがらみ。やっぱりミラクルジューシー。「大信州」には番外品の荷札がついている。「花邑」と「初手思慕里」は、聞いたことも無かった。
料理は、板わさ、キビナゴ南蛮漬け、豚バラ炙り焼き、鶏肉炙り焼き、出汁巻き玉子、蕎麦味噌、じゃこ山椒焚き、牡蠣しぐれ煮、烏賊沖漬け、そして「人数分ありますよ」とご主人が気を利かせてくれる、さつま芋天麩羅。これだけの数を賞味できるのは、9人もいるから。この店に来るのは、大人数に限る。どれも定番だけど、何度食べても美味い。そして待ってました、もり蕎麦。つるつるしこしこが、相変わらず感動的、喉越し抜群の蕎麦を堪能した。そして今宵の締めくくりを、蕎麦湯でホッとする。今年も良い年だった。また来年が楽しみだ。

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まただいぶ間が空いてしまったので、先ず「久呂無木」訪問日を決めることにした。その次の問題は、何処の山を登るか、と云うことになる。可能な限り二番煎じ、三番煎じの山はやめたい訳で、これが毎度難題。暫し、国土地理院の地形図とにらめっこ。初めから昭文社/山と高原地図を眺めていると、どうしても赤線で引かれたハイキングコースにイメージが引っ張られ、発想が制約されてしまう。
やがて思い浮かんできたのは、予てより懸案だった仙元尾根だった。もちろん、東京都側から浦山大日堂へ下りることになる。登路は最短距離の倉沢林道から棒杭尾根を上がるのがベストだが、それでも結構長丁場だ。上手くすれば、シロヤシオにも逢えるかもしれない。「久呂無木」開店時間から逆算すると、丁度いい時間の奥多摩駅発東日原行バスを利用すればいいことが判る。これで何とかプランが出来た。山から下りたあとの風呂タイムと風呂上がりビールタイムの裕度は、途中の頑張り如何に掛かっている。
結果(山の記録はこちら)、ほぼ目論見どおりに、多少の余裕を持って「久呂無木」に着くことができた。残念ながら、シロヤシオは盛りを過ぎていて、ごく僅かしか咲いていなかった。昨年の都県境尾根はやや早すぎて、今年は遅すぎた次第だ。
今日の「久呂無木」訪問は前回同様、参加者7名のため、また奥の座敷に入れさせていただいた。山姿の我々にはいつもながら有難い。さて、すでに下地は出来ているので、日本酒からスタート。いつも、今日は何が置いてあるのかと楽しみである。
今回、初めて呑んだ酒は「鳴海(なるか)純米無濾過生酒」と「五十嵐純米直汲み」。「鳴海」は切れ味爽快。千葉・勝浦の酒とは少々意外、千葉にも美味い酒があった(失礼!)。「五十嵐」は地元、埼玉県飯能市の「天覧山」で有名な五十嵐酒造の限定酒。こちらも爽快で口当たり抜群。ついつい、ぐびぐびといってしまう。
肴は概ねいつもの通りに注文し、いつもの通り大満足。締めは勿論そばだが、この頃は専らもりそばしか手繰らないものの、久しぶりにかけそばも頂いてみた。つるつる喉越しが抜群なのは想像通りだが、つゆの美味さと香り高さにちょっと感動した。つゆそばも素晴らしい。ここ「久呂無木」は今年の10月でオープン10周年だそうである。今後も益々楽しみだ。

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久呂無木のブログ: こちら 

久しぶりに蕨山に登った(山の記録はこちら)のだが、予想外の雨(とアカヤシオの不作)で気分的に盛り下がったため、当初の予定を途中で切り上げ、名郷に下ることにした。バス停近くの酒屋(中屋商店)でビールを呷ったあと、バスで「さわらびの湯」へ移動し入湯。ここへ来るのも久しぶりである。旧名栗村が建てた日帰り温泉施設で、名栗の材木をふんだんに使っていて良い雰囲気。以前より気に入っていたのだが、久しぶりに今日入ってみて、他の施設と比べると更衣室が狭いな、という印象。
ともあれ、風呂上がりはラウンジで缶ビール(残念ながら軽食コーナーが無いので自動販売機)。大きな窓から外の緑が見えて気持ちいい。年中ビールは呑むが、この頃気温が上がってきて、ビールが一層美味いと感じる季節になってきてうれしい。
ところで、世界の1人当たりのビール消費量は、日本が52位で43.1リットル/年、1位チェコでは147.1リットル/年だそうである(2013年統計、キリンビール調べ)。ちなみに日本の統計は、ビールだけでなく、発泡酒、新ジャンルも入っているそうである。個人的にどうかと云えば、平均で毎日ロング缶1本ぐらいは呑む勘定(勿論、それだけでは済まない・・・)。と云うことは、0.5×365=182.5リットル/年となる。日本の平均値を押し上げるのに、多少貢献しているようであるが、チェコ人の間に入ると、ごく普通の人ということになる。日本人がビール(含、発泡酒+新ジャンル)をあまり呑まないのは、好きじゃないと云うよりは、そもそもアルコールを呑まない(呑めない)人の割合が多いと云うことではなかろうか。この頃、会社の帰りに呑むと云うことは、(小生だけでなく)全般的に減ってきているようだし、今の20代、30代の連中はそもそも、半ばオフィシャルな呑み会(歓送迎会など)にも参加しない者が結構いる。今どきの若者には、呑みニケーションは流行らない。
閑話休題。今回、往路で飯能駅から名郷BSまでと、復路の名郷BSからさわらびの湯BSまで乗ったバスの車内には、「ヤマノススメ」という少女アニメのラッピングが為されていた。そのようなコミックやアニメがあることは知らなかったが、山登りをテーマにしていて、全国各地の地方自治体や観光協会とコラボをしているようである。少女アニメが地域活性化に一役買っている時代なのだ。このバスから外を眺めると、旧名栗村の景色も、ちょっと変わって見えてくるから不思議だ。

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ヤマノススメのHP: こちら
 

今日はもう「百味」で終わりと思って良い調子に呑んでいたら、ほぼ忘れ掛けてた「東家」から電話がかかってきて、「空きましたのでどうぞ、お出で下さい」とのこと。折角掛かってきたことだし、初めての店でもあるから行かない手はない。ほろ酔いでふらふらと移動。所沢駅の南側、繁華街からは外れた、やや閑静な一角に「東家」があった。意外に落ち着いた良い感じの店。靴を脱いで上がるスタイル、いま流行り(?)の古民家風居酒屋である。客層は、さっきの「百味」から較べるべくもなく若い(って云うか、親爺はいない)。そして今流行りの、日本酒がウリの店。
メニューには、ずらりと十数種類の地酒が並んでいる。その中から今回は、常山、十旭日、宗玄、五十嵐、東洋美人を呑んだ。何れも一律グラス一杯500円で楽しめる。なかでも東洋美人は純米大吟醸だったせいもあるが、とても香り高く美味かった。これで500円は悪くない。基本的に、小生はもはや量よりもバリエーション、支払額が同じならば安い酒を大量に呑むよりも、少々高くても少しずつ色々な種類を楽しみたい訳で、そのようなニーズにこの店はマッチしている。
つまみはもう、ぴり辛生キャベツ(300円)、梅水晶(480円)、かしら(190円/本)、てっぽう(190円/本)があれば十分。「梅水晶」は先日行った人形町の魚串さくらさく人形町2号店で気に入った、鮫の軟骨の梅肉和え。またお目にかかるとは、結構ポピュラーになってきているということか。
結果、ひとり2,000円弱で、かなり良い気分になれた。居心地の良さは「百味」に引けを取らない。酒選びの楽しさはこちらの方が上。今後、所沢に途中下車する場合、偶には「百味」ではなく「東家」に来ることになるだろう。

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秩父から所沢へ移動する際、予め調べてあった居酒屋「東家」に電話を入れてみたら、今は満員なので空いたら折り返し電話を入れる、という返事。普通はせいぜい「すみませ~ん、いっぱいで~す、またよろしくお願いしま~す」ぐらいしか云われることはない。ありそうで、なかなか珍しいサービスだ。しかし現実問題として、いつ電話が掛かってくるかわからない訳で、そうなると、掛かって来ないことを前提に当面の店探し、ということになる。
所沢一の繁華街、プロペ通りをうろうろして、空いてそうな店を物色。時間が時間なので、なかなかどこの店もいっぱいである。そこで「困った時の百味」頼みで、試しに行ってみると丁度、テーブル席がひとつ空いていた。テーブル席に座ったのはいつ以来か思い出せない。もしかすると初めてだ。これだけ広い店内がほぼ埋まっている様子はなかなか壮観、でもその中に身を置いても意外に落ち着けるのは、この店の徳(人徳ならぬ店徳?)と云えるかも知れない。
さて、先ずはビールはパスして日本酒から。ここは「ねのひ」を升でいくことにした。いわゆる旨口の酒。つまみは、もし「東家」から呼び出しを受けても大丈夫なように、冷奴、なめこおろし、スティック春巻と、ややあっさりめ。これらを肴にちびちびやる。
今日の山をつらつら思い返す。昨日までは、群生が開花している期待感と共に、群生がどれだけ荒らされているのかも気になっていた。ネットでぐぐると、バスツアーを仕立てて大パーティが群生地を訪れていたそうだ。ツアー会社に対する批判めいた記事もあった。今回、下りてきて思うことは、いくら秘密の花園だからと云って、あんな場所へツアーを企画することは、やや狂気の沙汰のように思える。登りはなんとかなったとしても、下りでは皆、往生するだろう。我々の様に、尾根に抜けて帰るのもなかなか大変だが、そのまま沢を戻るのはもっと大変だ。さぞやツアー客は沢下りに難渋したのではなかろうか。
ともあれ、そんなことがあった割に、今回行ってみて、秘密の花園がさほど荒らされたようには見えなかったのはなによりだった。1年のうちにほんの1、2週間だけ、わざわざ人間が大挙して押し寄せてくるのを、福寿草たちはきっと呆れて見ているに違いない。

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新年会として、天覧山&多峰主山の帰り(山の記録はこちら)に久しぶりの「百味」入店。今日は九人の大所帯なので、念のため事前に電話予約。まだ松の内だし、それに時間もまだ午後三時前とあって、所沢プロペ通りの人通りも今一つといったところ。入口には「地元密着足かけ五十年」との張り紙。階段を下りると、テーブル席は既にかなり埋まっている状態。この時間でこの混み具合、流石に呑べえに愛されている店だ。
入ってまんなかはテーブル席がずらりと並んでいるが、右手前から奥に掛けて小上がりがあり、左手前と正面奥には広間がある。考えてみれば、この店に入ってテーブル席に座ったことは殆ど記憶なし、専ら小上がりばかりだが、今日、我々は団体なので左手の広間へ通される。ここだけで40人ぐらいは座れそうなほどゆったりしている。
腰を落ち着かせたら、早速注文の段だが、注文取りに来た店員曰く「まだ河岸(つまり魚市場)がやってないのでタラちりはできない。ネギトロ巻きもダメ」と。隊長はショックを隠し切れない。それでも他の定番メニューとして、モツ煮込み、肉じゃが、大根サラダ、豆腐わかめサラダ、コロッケ、等々を注文。どれも安心の味。ビールの後は日本酒。ここは「ねのひ」が定番、大徳利熱燗をじゃんじゃん頼む。隊長はミッチーに新社会人の心得を伝授したり、興が乗ってきてそのうちにアヒルちゃんに電話したり、ちょいと酔いが回ったWoodyさんは、畳の間で他の客もいないのでごろんと横になったり。これもこの店の魅力のうちだろう。さて次回はいつ、どうゆうプランで来ようか。

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新年の山として天覧山と多峯主山を軽く登って、余り汗もかかず、身体が冷え切ることもなかったが、たっぷり時間もあるのでやっぱり立ち寄り湯へ。入間市駅で降りてタクシーで820円のところにある「いるまの湯」に初入湯、いわゆるここはスーパー銭湯である。広い駐車場はほぼ満車状態、結構な賑わいだ。休憩室や食事処はもちろん、風呂の数も多く、サウナや岩盤浴、アカスリエステ等、設備も充実していて、これで入浴料430円はお値打ちである。数ある他の立ち寄り湯を考えれば、この価格設定でやっているのが不思議にも思える。何処かにからくりがあるのだろうか。これでやっていけるのであれば、1,000円ぐらいの日帰り温泉は大儲けして笑いが止まらないか、とてつもなく放漫経営でコストを浪費していて世間の笑い物ということにならないか。 それとも温泉掘削のためのボーリング費用が重く圧し掛かっているのだろうか。
さっぱりした風呂上がりは「お食事処・蔵」へ。館内が賑わっている割に、ここは閑散としていて、9人で纏まって座ることも問題ない。食券を買ってカウンターで引き換えする方式。アサヒのエキストラコールド生ビール(570円)とイカげそ揚げ(390円)を注文。エキストラコールドビールが置いてある立ち寄り湯は初めてだ。さすがキンキンに冷えているが、泡立ちが少ないので見た目はいまいちか。イカげそは結構、大ぶりでプリプリ。三々五々みんなが集まり、暫しまったりする。さて時計は未だ午後2時、これから所沢へ移動して打ち上げ(≒新年会)だ。

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