山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

蕎麦

甥が勤める会社が直ぐ傍なので、甥と神保町で呑むことにした。この頃、仕事の都合で都心へやってくる機会がすっかり減り、呑み会を口実にすることばかり。わざわざ小一時間かけてやってくるのではなく、会社の帰りに、神保町の裏路地にちょっと寄り道していく、なんて羨ましい限りである。
神保町と云えば、昔から「さかいや」や「ICI石井スポーツ」などの山用品店があるので、高校生の頃から知っていた街。尤も、その頃はまだ、都営新宿線が開業していなかったから、中央線のJR水道橋駅から通っていた。ちなみに、最初に買った(と云うか最初で最後の)キスリングは、「さかいや」オリジナルだった。はじめの頃、パッキングには苦労した。
呑み屋街にしても、以前、隊長の勤め先があった関係上、これまで何度も足を運んだことがあるし、この頃も「カギロイ」(但し、住所は神田小川町)や「酔の助」、「放心亭」、「ミロンガ・ヌオーバ」、「シュヴァルツヴァルト」などに入ったりしているので、結構、馴染み深い街である。しかし、ここ「こんごう庵」はいつも素通りばかりで、久しく入ったことが無かった。
19時過ぎ。覗いてみると、まだいくつかテーブル席が空いている状態。奥に座敷もあるようだ。4人掛けのテーブルに着く。生ビール(550円税別、以下同様)で喉を潤した後は日本酒。ここは越後の有名どころの酒がずらり。久保田萬寿(1,800円!)だってある。でもやっぱり、雪中梅(700円)にした。店員が「口開けですよ」と云いながら、桝に入ったグラスに注いでくれる。いつもながら、何杯でもイケる良い酒である。
つまみは、新潟おつまみ盛り合わせ(1,280円)、ジャンボ油揚げ(580円)、天然地魚盛り合わせ(1,680円)、漬物盛り合わせ(?失念?)を頼んだ。新潟おつまみ盛り合わせは、ひとりだったらこれで十分、と云うくらいのボリューム。ポテトサラダもついてくるが、殆どマヨネーズを使わない、ほっこりタイプで珍しい。天然地魚盛り合わせは、切り身が随分と大ぶりだ。他にも色々あって、もっと頼みたいところだが、腹はもうこれ以上いらない感じ。今度来るときには、違った料理を試してみたい。
そう云えば、ここは新潟の料理をウリにしている店なので、蕎麦もへぎそばである。・・・しまった、蕎麦屋に入ったのに蕎麦を喰うのを忘れた! また来る口実ができたから、いっか!

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「増富の湯」からバスに乗り、JR韮崎駅に着く頃、丁度昼どき。普通ならばここで何処かに入ろうか、ということになるのだが、生憎、韮崎駅前には気が利いた店が無い。間もなく上り電車も来ることだし、とりあえず甲府に行けば何とでもなると、11時53分発の高尾行普通電車に乗り込む。
甲府駅北口はいつのまにか随分と変わった。再開発で洒落た建物が立ち並ぶようになり、飲食店もだいぶ増えた。今回寄ってみた「きり」も、おそらくは再開発に伴ってリニューアルされたものと思われる。店に入ると、右手がカウンター席でその更に奥が厨房、正面がテーブル席、左側が小上がりという配置。我々は小上がりに通される。
ふとカウンター席の上を見ると、そば等のメニューが書かれた木札と、その下に一品料理の短冊が並んでいる。その数ざっと40。蕎麦屋にしては異例の数。でも、それは夜のメニューなのでは、と勘繰りたくなるが、恐る恐る訊けばこの店はランチでも、夜と同様のメニュー。酒も、かなり豊富。うれしくて涙が出そうである。まるで、我々のためにあるような店。蕎麦屋というよりは、居酒屋が蕎麦も打つ、という感じだ。
もうビールは止めにして、とりあえず日本酒をいただくことに。短冊を見て、気になったのが「木火土金水」という銘柄。店員に訊くと「もっかどこんすい」と読むらしい。興味が湧いたのでそれを注文。瓶を見せてもらうと、おや、醸造元は笹一酒造だ。口に含んでみると、吟醸香はそれほどではないが、酸味と旨みがバランス良い。この頃の笹一は、色々やりよる。その後、「谷桜」もいただく。これも個人的にはお気に入りの銘柄。
料理は、まず鳥もつ煮。甲府に来たらこれを喰わねば。見掛けは味が濃そうだが、それ程ではない。これはやっぱり日本酒に合う。他に天ぷら盛り合わせ、桜エビのかき揚げ、こはだ酢〆、板わさ、かにみそ豆腐、真たこ刺し、鴨葱焼きをいただく。蕎麦屋で、こはだに出会えるとは思わなかった。どれも美味いので、ついつい酒がすすんでしまう。そして、締めは忘れずにせいろをいただく。
ついここは居酒屋と思ってしまうが、普通の蕎麦屋と同様、ランチ時は蕎麦を手繰るだけで直ぐ出て行く客が殆ど。客は入れ替わり立ち替わりで回転が良いが、我々だけ2時間近く居座った。大変満足、またやってくる機会を作りたい。

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「肉の大山」で少々腹を満たした後は、やっぱり蕎麦で締めくくることにして、さて何処にしようか。「上野藪」は目の前だが、できれば入ったことが無い店にしてみたい。そこで、予てより気になっていた「蓮玉庵」へ行ってみることにした。
安政六年創業。桜田門外の変が安政七年だそうだから、それよりも古いことになる。日本刀を手挟んだ武士が跋扈していた時代からやっていた、と聞くだけでなにやら畏れ多い。逆に、武家の時代が、そんなに昔ではないような気もして来る。明治の文豪、森鴎外や斉藤茂吉も贔屓にしていたとのこと。斉藤茂吉は「蓮玉庵」の実名を入れて詠んだ短歌もあるそうだから、相当な入れ込みである。福山雅治がロハで「蓮玉庵」のテーマソングを作ったようなものである(ちょっと違うか)。坪内逍遥や樋口一葉も、作品の中で描写しているそうだが、どちらも確認できそうに無い(旧かな遣いの文章は、かなり抵抗があるし・・・)。
外観はなかなか渋いが、なかに入ると意外にモダン。丁度、テーブル席が埋まったところのようで、少々お待ち下さいと、姉御肌の女性店員が仰る。すると偶々、もう帰ると立ち上がった客が居て、すんなりと座れた。客はほぼ全て、夫婦かカップルである。たしかに場末居酒屋大好きオヤジ連や、姦しおばさん同志では何だかしっくりこない。みなさん殆ど酒なんか呑まずに、蕎麦を手繰っているだけだ。
こっちはそんな気、毛頭にない。メニューを見ると、板わさや焼き海苔、つくね、玉子焼きなど、ほぼ蕎麦屋定番の一品料理が並んでいる。でも、そのうち、つくねと玉子焼は5時からとなっていて、ランチ時には頼めない。ふーむ、他に無いものかとあたりを見回すと、「鴨の薫製」の貼り紙。では、それを頂こう。さっき、「肉の大山」で揚げものを喰ったので、これ以上頼むと蕎麦が喰えなくなる。ビールもやめて、最初から冷酒。「菊水の辛口」をちびちび呑む。
そうこうしているうちに、せいろそばがやってくる。手繰ってみると、コシと云うよりも弾力を感じる。つるつるっと直ぐに無くなってしまった。蕎麦湯は、やかんに入って出てきた。やけに年季が入っている。モダンな店内で、そこだけがこの店の歴史を語っているような気がした。

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なんと・・・、池之端藪蕎麦が閉店してしまった・・・。大ショック。

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10時55分JR高山駅到着。駅舎は改築工事中のようで、ややざわついている。駅前に出れば、明らかに外国人観光客が目立つ。約1時間の接続で白川郷行のバスが出るので、それまでに昼食を取ろうと、バスターミナルに最寄りの店を物色。路地を入って直ぐの処に「栄屋」と「飛騨」が並んで建っていた。それぞれの看板には「らーめん、そば、うどん、栄屋」、「手打ちうどん、そば、飛騨」とある。どちらもなかなか渋い外観。情報がこれだけで、目的がラーメンならば「栄屋」、蕎麦又はうどんならば「飛騨」であると解釈できる。小生は蕎麦、カミさんはうどんを所望。而して、「飛騨」に入った。
少々薄暗い店内だが小奇麗。左手が小上がり、右手がテーブル席。割烹着に三角巾の、古式ゆかしいスタイルの女性店員がやってくる。ようく見ると、奥のテーブルに先客が一組。外観も渋いが、内装も民芸調で落ち着いた雰囲気。お品書きは壁に貼った短冊。十割そばは限定とのこと。訊けば「あります」とのことなので、それでは、と「十割旨豚ざるそば」(2,000円)にしてみる。カミさんは「飛騨牛朴葉みそ煮込みうどん」(2,000円)を注文。考えてみれば、飛騨牛がウリの土地に来て豚肉を喰うのもなんだな、と思ったがまあいいだろう。
料理の前に先ずはビール。突き出しには、葉わさびのおひたし。
やがて出て来たのは、十割そばと、別の皿に肉(旨豚)と天麩羅盛り合わせが載ったセット。肉の中には野菜の炒め物が巻かれている。あまり蕎麦屋ではお目に掛かれないシロモノだがなかなか美味い。天麩羅は蕗のとう、椎茸、舞茸など。からっとしていてボリュームも充分。十割そばは、「うどん一尺、そば八寸」の基準からすれば、まさしく「寸足らず」で、少々ぼそぼそな感じ・・・。それでも喉越しは悪くなく、蕎麦の香りは高いので十分満足できた。あとは、一品料理をもうちょっと揃えてくれれば申し分ない。

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毎年、高尾山の初詣は2月の節分以降になる。今回は、家を出るのがちょっと出遅れたため、11時の護摩に間に合わせるには、山頂まで往復する時間が無くなってしまった。それでも登れるところまで登ろうと、6号路に入る。木々には雪が積もっていて、なかなか奇麗。昨晩、降ったのだろうか。
多くのハイカーは稲荷山コースへと入っていき、こちら6号路は人影もまばら。枇杷滝から6号路へ入る処が閉鎖されていた。先日の雪による倒木が道を塞いでいるらしい。やむなく1号路の方へ上がる道をとる。木々に積もった雪が、陽の光で温められ落ちてくるので、まるで本降りの雨。レインウェアが欲しい程である。途中から2号路を進んで浄心門に出る。参道はさすがに人通りが多い。
薬王院に到着、まだ護摩が始まるまでやや時間があるので、休憩所で薬王院茶を飲んでゆったり。本堂に行くと、今日は意外に護摩に集まった人々(門徒?)が多い。毎年この時期、だいたい10数人ぐらいが普通なのだが、今日はその10倍ぐらいが護摩の開始を待っている。なにか特別な日なのだろうか。流石にこの建物の中には、外国人観光客はいない。
今回気付いたのだが、ご本尊の飯縄大権現は、烏天狗あるいは迦楼羅天(いわゆるガルーダ)の化身と思っていたが、修験道の読経を聞いていて、迦楼羅天のほかに不動明王(インドではシバ)、歓喜天(インドではガネーシャ)、荼枳尼(ダキニ)天、宇賀神の五相合体の姿であることを初めて知った。随分と贅沢な神様である。御利益もそれに応じてテンコ盛りということになるのだろう。
護摩の後、もうすぐ昼飯時なので山を下りる。門前には蕎麦屋が多いが、今日、行ってみようとしている店は、高尾山口駅から高尾駅方面へしばらく歩いたところになる。こんなところに本当に店があるのだろうか、と思うような場所に「杜々」(とと)があった。ランチは予約は受け付けていないとのこと、到着は12時頃。まるで民家の様に玄関から入る。畳敷に座卓が4つ。15人ぐらいが限界だろう。丁度座れたが、我々の後から次々客が現れ、外で待っている様子。運が良かったようだ。
ビール(エチゴビールなる地ビール)と共に、前菜三種盛り、やかき揚げ、出汁巻き玉子を注文。どの料理も素朴な味わいだが、美味い。日本酒は大倉(奈良の酒)にしてみた。そして締めはせいろ。蕎麦の香りを感じる。つゆは、鰹節出汁の香りが強烈。人気の理由が良く判った。今度来る時は、もうちょっと早めにしよう。

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 杜々のブログ: こちら 

7ヶ月ぶりの「久呂無木」(前回はこちら)。この頃すっかり恒例(?)となった、年越しそば忘年会である。皆、この機会を楽しみにしている。もちろん、今回も店訪問を先に決めて、その後で山を考えるパターンに変わりは無い。つまり、武甲山や小持山、大持山詣では「露払い」のようなものである。さらに、昨年の反省も踏まえ、18時の開店時間に合わせて西所沢駅到着時刻から遡り、「武甲の湯」に最寄りな西武秩父線横瀬駅の発車時刻、「武甲の湯」に秩父丸通タクシーを呼ぶ時刻など、周到に行動計画を立てた。それでも店の前にはちょっと早い17時55分に到着、若干待ったが、遅れるよりはマシだ。
今夜は総勢9名なので、また奥の座敷に上がらせていただく。いつもはビールでスタートだが、今日はご主人が「いいもの、入っていますよ」とのアドバイスに従い、「獺祭」のスパークリングで、忘年会第2弾スタート。そう云えば、隊長の壮行会も入れると第3弾だが、それ以外も含めれば、今シーズンは個人的に7回目の忘年会(何度も顔を合わせている方もいるが)。だいぶ肝臓に働いて貰った。
今回も、酒は全てご主人にお任せ、「花邑 純米」、「屋守 純米おりがらみ27BY」、「大信州」、「初手思慕里」、「貴」と、「獺祭」も含め6種類の日本酒をいただく。どれも自分好みの味わいで嬉しい。赤文字に黄色ラベルの「屋守」は初めて見た。調べてみると、今シーズン(27BY)から変わったようだ。初しぼりの純米おりがらみ。やっぱりミラクルジューシー。「大信州」には番外品の荷札がついている。「花邑」と「初手思慕里」は、聞いたことも無かった。
料理は、板わさ、キビナゴ南蛮漬け、豚バラ炙り焼き、鶏肉炙り焼き、出汁巻き玉子、蕎麦味噌、じゃこ山椒焚き、牡蠣しぐれ煮、烏賊沖漬け、そして「人数分ありますよ」とご主人が気を利かせてくれる、さつま芋天麩羅。これだけの数を賞味できるのは、9人もいるから。この店に来るのは、大人数に限る。どれも定番だけど、何度食べても美味い。そして待ってました、もり蕎麦。つるつるしこしこが、相変わらず感動的、喉越し抜群の蕎麦を堪能した。そして今宵の締めくくりを、蕎麦湯でホッとする。今年も良い年だった。また来年が楽しみだ。

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我らが隊長の韓国転勤という大事態が発生した。本人の公私へのインパクトが最大であるのは当然だが、我等の山岳会への影響も甚大である。元々女性パワーに押されっ放しの男性陣は、今後暫く、益々劣勢に立たされることが確実、もはや風前の灯状態となった。今後はすべて女性陣に牛耳られ、男子連はおこぼれを頂戴するまで、隅っこで小さくなっているしかなさそうな、危機的状況である。もう山登りは女子連にお任せし、我々は居酒屋で山のお帰りを待つということにするか・・・。
それはさておき、壮行会である。和にするか洋にするかで少々悩んだが、当人の意向も伺ってやっぱり蕎麦屋で決定。さて次は、何処の蕎麦屋にしようかと考えるに、参加者は西は立川、東は千葉からやって来るので、適当なところとなるとお茶の水・神田あたりか・・・。そこで神楽坂にあるここ「酒蕎庵まろうど」にしてみた。総勢18名の大宴会になるが、なんとか入ることが出来た。
店に入ると、我々のテーブル席がずらりと並んでいて、左手手前がカウンター席、奥が小上がりとなっていて結構広い。今回頼んだ3,500円のコースは、前菜と刺身、かき揚げ天麩羅、メインはきのこ鍋、そして締めはもちろん蕎麦となっている。
ここの蕎麦はちょっと変わっていて、つなぎに山ゴボウの葉っぱを使っていると云う。そのせいか手繰ってみるとかなりコシが強い。その土地(長野県飯山市富倉)の名前から、富倉蕎麦と称するらしい。調べてみるとこの店は、本店が斑尾高原にある民宿だ。北信の民宿が、東京・神楽坂に蕎麦屋を開いていると云うわけ。何か強い思い入れを感じる。
酒は、妙高界隈の地酒が豊富。君の井、雪中梅、千代の光、鮎正宗、水尾、片っ端から全部頼む。旧新井市生まれのアユラシは当然、全てに通じている。
今回は隊長壮行会ということもあって、普段、なかなか会う機会がない"鳥見チーム"や、時々呑み会には姿を現す方々も一同に会し、大いに盛り上がった。都合が付かずに来られなかった方々を含め、隊長の帰朝時にはまた皆で集まり盛大にやりたい。ちなみに今回の参加者で、男性陣は18人中7人。普段の山行も、そのくらいの比率だったらまだ格好がつくが・・・。今後、残された男性諸氏の一層の奮闘を期待するしかない。

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立川北口「梅の湯」の傍で、何処かいい店がないかネットで探したところ、見つけたのが「あかつき」。電話を入れると「はいれます」との返事、さっそく向かう。
北口の立川通りから、ローソンの角を東へ入る路地は、映画館が無いのに「シネマ通り」と云うそうだ(かつてはあったらしい)。ハイカラな名前だがそもそも店が少ないし、土曜日の日暮れ時は開いている店はさらに少なく、この先に果たして店があるのか、と思うような暗く寂しい小路。それでも暫し進むと、沙漠のオアシスの如く、ライトアップされた白壁の店が現れ、そこが「あかつき」だった。
扉を開けると、左手がカウンター席、右手がテーブル席。先客は、テーブル席に数名で女子会。外装も内装も、白木または古木とクリーム色の壁との組み合わせが、清潔感を感じさせる。スペインかフランスの田舎(行ったことがないので単なる妄想)にありそうな佇まいである。カウンターの中には、店主と女性店員。店主は意外にお若い。
我々はカウンター席へ。一応、ビールは「梅の湯」で済ませてきたので、とりあえず日本酒。今日の酒はこれです、と示されたのが「天寶一おりがらみ」と「貴」と「明鏡止水」。先ず「天寶一おりがらみ」をいただく。広島の酒とのこと。口に含むと、フレッシュ感はあるが、旨みも強く深い複雑な余韻。吟醸ではなさそうだ。自分好みの酒である。
先ずは揚げ蕎麦と肉味噌(?)のお通しが出てくる。これだけで、十分、酒の肴になるが、他に小松菜とエリンギのおひたし、かますの開き、大根の天麩羅、鶏カツと油麩の卵とじなどをいただく。
どれも料理はシンプルなのだが、何れもこだわりのもの、という感じ。味付けはあっさりで、出汁と素材の旨みを生かしたもの。若い店主なのに、随分と枯れた料理を出すものだ。普段、行くような居酒屋ではなかなかお目にかかれない。大根の天麩羅はあまり見たことが無いが、じんわり美味い。個性が強い日本酒だと負けそうな、繊細な味。
最後は蕎麦だが、ご主人は、蕎麦屋をやっているつもりはない、と仰る。確かにここは蕎麦居酒屋と云うよりも、割烹に近く、締めの蕎麦を提供していると云う感じ。ご主人曰く、蕎麦は毎日3ヶ月打ち続ければ、商売ができるようになるそうだ。不出来な蕎麦を3ヶ月分喰い続けるのも大変そうだが・・・。 
日本酒は酒屋が選んで来たものだとのこと、それでも品揃えを見ると、やはりこだわりがありそうだ。ほとんど、飛び込み的に入ったのだが、いい店を見つけた。馴染みになってみたい。今度は、大人数でやって来ようか。

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あかつきのHP: こちら 

ココファーム・ワイナリーで収穫祭の雰囲気を存分に味わった後、足利の市街へ出る。立ちっぱしだったので何処かで座りたいし、些か腹も空いた。そこで、せっかく足利に来たので、「一茶庵」に寄ってみることにした。ここは知る人ぞ知る、数多くある一茶庵系蕎麦屋の総本山。かの片倉康雄氏が大正15年に新宿で開業して以来、現在は三代目とのこと。最近行った店では、秩父の「こいけ」や、越生の「梅乃里」などが、愛弟子の系列だそうである。
店構えがずいぶん立派で重厚である。さすが総本山は違うね、と感心。中へ入ると、我々の前に4組ほど(椅子に座って)並んでいて少々たじろいだが、待つことにした。やっぱり、足利まで来て一茶庵本店に寄らず帰る訳にはいかない。やがて、席へ通される。なんのことはない、空いているテーブル席が他にもある。それでも客を通さないのは、職人の数が足りないと云うことだろうか。
先ずはビール。キリンとエビスがあったが、今日はキリンの気分。柿ピーがついてくるところは意外に庶民的。喉を潤した後は蕎麦が来るまで、板わさと鴨スモークを肴に日本酒をちびちびいただく。白雪、高清水もあるが、ここは「男の酒辛口 赤城山」という地酒にしてみる。いわゆる淡麗辛口の呑み飽きしないタイプ。
頃合い良く出てきたせいろ蕎麦は、さらしなの様に色白、細打ちでしこしこ、つるんと喉越しが良い。美味い。
「一茶庵」で蕎麦を堪能した後は、街中をぶらぶら。そのうち、行く手に見えてきたのは立派な仏閣。裏門の様だが、その入口に「鑁阿寺(ばんなじ)」と書いてある。「鑁」とはまた随分難しい漢字だ。調べてみると、『大漢和辞典』( 諸橋轍次/著 大修館書店/刊)にも載っていないとのこと。いったい誰が何処から見つけてきた漢字なのだろうか。「鑁阿」はサンスクリット語の発音vanaを当て嵌めた、いわゆる「当て字」らしい。「鑁阿寺」で「大日如来の寺」という意味になるそうだ。足利が初めてなので、「鑁阿寺」も初めて。由緒書きにによれば、足利氏の氏寺で創建は1196年とのこと。本堂は国宝だそうである。今日は七五三の参拝者をちらほら見掛けることができる。

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かねてより気になっていた、時坂峠の傍にあるという「そば処みちこ」を訪ねるプランを立てた。勿論、直行では芸がないので、個人的には久しぶりの松生山から浅間嶺を回ることにした(山の記録はこちら)。
今日も朝から雨模様。浅間嶺は、そんな天気にはもってこいかも知れないが、松生山はそれほどイージーな山ではなく、笹平から標高差600m余、それなりのしたたかな登りが続く。両手を使う程ではないにしろ、じっくりと登る山だと感じる。そう云えば、偶然だが浅間嶺から「浅間坂・木庵」に下りた時も雨だった。折角眺めが良い展望台もあるのだが、ここは雨の山と云うイメージが出来上がっている。 
浅間嶺直下の東屋から、なだらかな道を30分余り下れば「そば処みちこ」に到着。入口には新品の水車が回っている。少し動きがぎこちない。雨具を脱ぎ、座卓に着くまで暫しの時間を要する。畳の広間には、ストーブが焚かれている。歩いている時には気がつかないが、今日は意外に底冷えがしている。
といってもここは温かいし、一応、歩いてきたので喉が渇いた。やっぱりビールを頂こう。部屋の周りを見渡すと、有名人の色紙などが飾られている。きっと何処かのTV番組で取材されたのだろう。TVの威力は絶大だ。
蕎麦を頂く前に、自家製こんにゃくと山菜天麩羅を貰うことにした。こんにゃくは、ぷるんぷるんである。山菜天麩羅は、金時草、ミツバ、ヤツバ、葉わさび、(あれ、もうひとつなんだっけ?)
締めはざる蕎麦。さほど腰があるタイプではないが、しっかり蕎麦の風味を感じる。
予約を入れてから行ったのだが、この天気のせいか、時間が昼を過ぎていたせいか、我々が席に着く頃には、客は我々以外に一組のみ。のんびり静かな昼食である。時間を忘れるほどゆったりした雰囲気だが、我々は一応、山歩きの途中。これからまだ1時間ほど歩かねばならぬ。日本酒を呑むのは程々にしてやや重くなった腰を上げることにした。

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ごくごくローカルな店なのだが、店内の造りが変わっていたのと、意外(失礼!)にも蕎麦が美味かったのでご紹介。場所は三郷市の外れ、三郷市民でも殆ど寄り付かない処(ふたたび失礼!)。中川が直ぐ傍の郊外だが、ナビがあれば何とか辿り着ける。ここで「蕎麦」と書いたのは、ランチメニューのはじめにせいろうがあったからで、実態は日本料理屋あるいは料亭、と云った方が相応しいかも知れない。大きな敷地に大きな駐車場があり、送迎用のマイクロバスもある。
建物(母屋?)も古民家を移築・改造したような風情で、天井がやたらに高い。中2階の宴席もあるが、総2階建てにしても全く問題が無いと思われる。むしろ、現状では天井が高過ぎて違和感を感じてしまう、そんな店である。宴会向きの大部屋は、また別の棟にあるらしい。
外観はおもいっきり昔ながらの和の雰囲気ながら、中は和モダン風に、いくつか仕切られたスペースが出来上がっている。なかなか言葉で説明し難いが、ちょうどこんなHP(ここを改装した設計事務所?)にビジュアル画面が載っていたのでご覧いただきたい。HPを見ると、つい半年ほど前に出来たようだ。主に、ちょっと斬新な和風居酒屋の内装を手掛けているようである。
母屋に入ると、着物姿の仲居さんがお出迎え。さきほどのビジュアル画面のうちの「全景」にある左側の3つのスペース(中には各々テーブル席が並んでいる)の一番奥に入った。窓に面しているので明るい。我々の後から中年夫婦が入店。別棟は判らないが、母屋の客は二組だけ。
メニューをざっと見渡し、ビールと共に天ざるを頼んだ。空いているせいか、ビールを呑み切らないうちに蕎麦と天麩羅がやって来る。そうなれば先ずは蕎麦から。細麺でつるつるしこしこ。いける。つゆも辛めで好み通り。天麩羅は、というとやや残念ながら、気持ち、サクサク感が足りないようだが、まあ合格点。
こんな僻地(またまた失礼!)のこんな大きな店が、やって行けるのか疑問を感じるが、個人客が通りすがりに入るような店ではないので、きっと会社の宴会とか、接待とか、法事とかで利用される方が多いのだろうと思う。またそのうち、その後どうなったのかを確認がてら、蕎麦を手繰りに来てみたい。

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鈴家のHP: こちら
 

小海線に乗っている間に降り始めた雨は、小渕沢に着く頃は本降りとなった。駅舎には、雨で立ち往生しているのか、それともこの頃、かの星野リゾートの「リゾナーレ八ヶ岳」が小淵沢の傍に出来たので、そこへ行くバスを待っているのだろうか、多くの人で溢れている。駅構内の立ち食い蕎麦屋にも多くの客が群がっている。ひと昔前は長閑さがあったが、この頃随分と小淵沢駅の雰囲気も様変わりしてきた。
丁度、昼食時。さて何処へ行こうか。小淵沢駅界隈には、その「リゾナーレ」内のレストランも含め、いくつか店があるが、「やっぱり蕎麦がいい」という声が上がったので、ならばと、予め調査済みの蕎麦屋「雅」に行ってみた。傘を差して(このちゃんは傘を持って来なかったので、しっかり合羽上下を着て)、へこへこ数分の距離。中央線の車窓からも見えそうな場所にある。
目指す店は、昭和の初めに建てられたと云う、古い町家。実体験は無いのに、田舎の実家に遊びに来たような錯覚を覚える雰囲気。気取りが無い分、落ち着ける。三和土に靴を脱いで上がる。畳の間が続く、昔ながらのスタイル。3つ目の部屋に通され、一番右手奥の座卓を囲む。
席に着いたら先ずビール。付き出しが2種類出てくる。つまみは板わさ、野菜天麩羅、厚焼き卵をいただく。女将(?)と思しき女性は接客がややそっけないが(小鉢も、で~ん!と置いていくが)、雇われ花番さん(?)らしき女性は、天麩羅は単品で頼むよりも天ざるの方が割安です、と優しくアドバイスしてくれる。
せっかくなので日本酒もいただこう。七賢の生酒を頼むと、青竹の徳利と猪口が出てきた。心憎い演出だ、ひと味違う感じがしてしまう。
この界隈の名物は「おざら」という、ざるうどんらしいが、締めはやっぱりもりそば。細打ちのつるつるしこしこ系。かなり満足。その後、我々が帰るまで、二組の客がやってきただけ。お値打ち感があるのに客が少ないのはやや意外。女将(?)の愛想が改善されれば、人気も高まると見たが、そうならなくても、それはそれで別に構わないように思う。また来るときに、人気が出て予約が必要、なんてなって欲しくない。

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食彩工房 雅のHP: こちら 

この日は、元々沢歩きの予定だったのだが、どうやら天気が思わしくなく、水浴びするような陽気ではなくなったので、急きょ、雨天向きの山として、浅間嶺を考えてみた。個人的には随分と久しぶりである。
コース取りに際しては、2つのオプションを考えてみた。ひとつは、浅間嶺から時坂峠に向かい、「そば処みちこ」に寄ってみるケース、もうひとつは西へ向かって民宿「浅間坂」へ下るケース。前者の場合は、汗を流す場所がないので、先週と同じ「瀬音の湯」か、または立川の銭湯に行くことになるが、途中、払沢の滝にも寄ることが出来る。「そば処みちこ」の築400年余の建物も見てみたい。
一方、「浅間坂」はどうかなとWebで調べてみると、「浅間坂」が風呂付食事処「木庵」になっていた。以前から「浅間坂」という民宿があるのは知っていたが、つい2年前、火災に遭ったとは知らなかった。それが今年の4月になって、食事処をオープンさせたとのこと。俄然興味が湧いたので、こっちにしてみよう、「そば処みちこ」はこの次の機会にしよう、ということにした。
いきなり行っても、まだ風呂は沸いてません、と云われるのが怖いので、途中、浅間尾根を歩いている最中に何度か電話してみたが、ちっとも繋がらない。そもそもやっていないのか、4月にオープンしてもう潰れたのか、などと悲観的になってくる。そぼ降る雨の中、ダメ元で直接行ってみると、入口にはちゃんと暖簾が掛かっている。恐る恐る入口を開けてみると、店の女将さんとお姐さんのお二人がお食事中。遠慮がちに訊けば、営業中だし、風呂も沸いていると云う。やったー。電話したんですけどね、と云っても、あらごめんなさい、で終わった。まあ結果的に、やっていれば全く問題ない。合羽とスパッツを片付けたら、先ず風呂へ(600円税込)。
出来立てほやほやの湯屋は、ちょっと離れたところにある。女湯は檜風呂、男湯は岩風呂。日によって入れ替えるそうだ。脱衣所や風呂場の窓の外に、鬱蒼とした山の緑が見えてとても気持ちが良い。湯上りは再び店へ。ビールを頼むと、付き出しできゅうりの味噌和えが出てくるが、このきゅうりが変わっている。ピーラーで薄く剥いたようなきゅうり。味噌とよく合う。女将さん曰く、この界隈のキュウリはウリに近いとのこと。他にこんにゃくの煮しめも出てきた。他に、鹿肉とスモークチーズ、合鴨スモークも頼んでみた。こんな山の中で、こんな洒落た喰いものが出てくるとは意外(失礼!)である。
暫し酒とつまみを堪能したあと、バスの時間に合わせて店を出る。坂道を下りながら見上げると、建物は完全に櫓の上。まさに清水の舞台のようである。おっと、そう云えばここは蕎麦屋だった。肝心の蕎麦を喰い損なった。また来るしかない。しょうがない、しょうがない。

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癒し処 木庵(民宿浅間坂)のHP: こちら 

信濃大町から移動して丁度昼時。と云うか、昼飯を食う(+一杯やる)には、やはり松本だろうな、と云う判断。信濃大町から松本の間にも、なかなか魅力的な処があるにはあったけど。例えば、穂高駅前に「田舎家」と云う、うどん屋があって、何回か行ったことがある。
入口には、頭が高いと打たれます、と張り紙があり、実際、腰を屈めて入らないといけないほど、引き戸が低かった。ここの名物は味噌煮込みうどんで、結構美味かった。ところが、店の親爺が強面と云うか偏屈と云うか、気に入らなければ客だって叱りつけるので、店に入る時には緊張したものである。今はすっかり代変わりしたようで、接客もだいぶ変わったようだ。話が逸れた。
松本駅近くで、10名で入れる蕎麦屋を色々探してみたものの、電話を入れてみると昼は予約を出来ないという店ばかり。流石に10名は厳しいか、やむを得ず、当ての無いまま街に繰り出すと、すぐに「そば」の看板が目に入り、ダメ元で入ってみると、なんとOKとのこと。そこが「郷土居酒屋・和利館」という名の蕎麦居酒屋だった。入ってみると、小上がりと云えないくらい、かなり座敷が広い。それでも10名分がよくも空いていたものである。
壁に張られたメニューを見ると、色々あって嬉しくなるのだが、訊けばやはりランチタイムは、夜メニューとは異なるとのこと。う~、残念。でも、馬刺しや天麩羅など、(松本の)普通の蕎麦屋にある一品料理は、昼のメニューには載っているので安心。 信州大豆の生湯葉刺し、なす焼き、馬刺し、きのこおろし、稚鮎天麩羅、野沢菜漬け、冷やしトマトを注文。「郷土居酒屋」という名前を冠しているだけあって、どの料理も如何にも信州の味、という雰囲気でいい。
飲み物は、ビールの後、地酒。ここは、地酒の種類も豊富。っていうか、敢えて地酒に拘っているようだ。山清やアルプス正宗などをいただく。
締めはやはり、ざるで。これを手繰ると、そうか、やっぱりここは蕎麦屋なんだと気付く。それにしてもこの店、夜のメニューはなかなか魅力的である。いつか、ここへ夜やってくる機会があるだろうか。 

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女鳥羽そばを出た後、折角なので松本城を外から観光(≒入場料払わず)。ゆっくり駅に戻ったが、まだ列車の発車時刻まで少々時間がある。そのため、昨年の焼岳の帰りと同様、松本駅前ビルの4階にある「いいだや」という蕎麦屋に入って、しばし時間を潰す(≒呑む)ことにした。とにかく暑いので、冷たい物(≒ビール)が必要。まだ、腹は十分な状態なので、つまみは野沢菜と花山葵にした。どちらも地元感があって宜しい。
多くの場合、午後2時から5時又は6時までの間は、たいていの店は休んで夜のための仕込みに入る。それは蕎麦屋とて例外ではない。蕎麦を挽いたり打ったりするため、店にとっては必要な手段(時間)なのかも知れないが、我々にとっては、山から下りる時間帯が昼にも夜にもかからない場合は間々あるので、通しで営業している店はとても有り難い。ここに、ニッチなビジネスチャンスがあると思うのだが。つまり「山から下りた処にある店は、中休みをしない方が儲かる」、かな?
その点、ここ「いいだや」は我々のニーズに適っているので、とても便利である。それに駅に至近なので、列車待ちに持ってこいである。この駅ビルには、他にもいくつか店があるが、何れも午後の中休みは無さそうである。考えてみると、駅ビルやデパートのレストラン街は、基本的に中休みはとることはない。それは、昼夜に関係なく客が集まってくるからだろう。しかし、どんな店でもいいということは無い。先ず、ビールがあること、ビールだけではなく醸造酒(地酒か地ワイン)も置いてあること、つまみも複数(できれば5、6種類)あること、が必要条件だろうか。もちろん蕎麦もあって、それが美味しければ申し分ない。
ともかく、ここ「いいだや」はどの条件もクリアしているので、我々には十分な価値がある。また松本に着く時間が中途半端であれば、きっとここに来るに違いない。

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この頃、山から下りて松本と云えば蕎麦屋、ということになっている。それはひとえに真昼間に大っぴらに呑める店が、蕎麦屋だということに尽きる。松本にも、浅草のホッピー通りや、上野のガード下にあるような居酒屋が1,2軒あると助かるんだけどな。
それはそれとして、以前、Woodyさんから、松本在住のご友人と行く蕎麦屋があると聞いていたので、今回、立山(龍王岳、浄土山)と奥大日岳を登った帰りに行ってみた。駅から歩くと15分くらいの、女鳥羽川沿いにある店で、愛嬌のある看板が目印なので判り易い。
入口を入ると左手に小上がり、右手にテーブル席があり、折角なので靴を脱いで寛ぐことにした。丁度昼時、我々の後から次々に客が入って来て、忽ちほぼ満席となる。良いタイミングだった。今日は平日(月曜日)にもかかわらず、客は近所のさらりーまんやOLではなく、観光客かご近所の家族連れという感じ。きっとここは、観光ガイドブックやネット記事にも紹介されているのに違いない。
建物の影を拾いながらも、炎天下の中を歩いてきたので、ともかくビール(エビスビール、650円)。ふ~、生き返る。流石に下界は暑い。ついさっきまで居た、室堂や黒四ダムの涼しさがもう懐かしい。つまみは、馬刺し(1,295円)、鴨ロース(975円)、とうふ(460円)、天麩羅(1,510円)にした。そうなると日本酒だ。ここの酒は「岩波」だそうだ。松本の地酒である。
馬刺しは、松本の蕎麦屋では定番と云っても良さそうだ。肉は柔らかくて申し分ない。そう云えば、この頃たいていの店に入っても、馬刺しが筋っぽくてなかなか呑み込めない、ということは無くなった。この頃は農耕馬の最終処分、なんてことはないのだろう。熊本だって長野だって、名物と云いながら、恐らくは全部アメリカなどからの輸入品なのだろう。
締めは、ざるそば1,280円と、量的にはたっぷりだがちょっと高めの価格設定。蕎麦2枚でお猪口3つというと、追加料金が必要との仰せ。つゆ一つをとっても忽せにはしない、という職人のプライドの様なものを感じた。もちろん、つゆの出汁加減も蕎麦のコシも忽せにはしていない、全く申し分なかった。

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女鳥羽そばのHP: こちら 

九鬼山の帰り、「ふろっぴぃ」でひと風呂浴びたあと、送迎バスで高尾駅に戻る。今日の目当ては、高尾駅北口の「あさかわ」か、南口にある「たまの里」のつもりだったが、まだ午後3時過ぎで「あさかわ」はやっていない。それでは、と「たまの里」に入店。今年の2月以来(前回はこちら)だが、小生以外は皆さん、初めて。
今日も店内は、高尾山から下りてきた呑んべえ達で大賑わい。この店が、呑んべえハイカーに愛されているのが良く判る。山から下りてきた時間、普通の呑み屋はまだ開いていない。大っぴらに呑めるとなるとやっぱり蕎麦屋、皆、行き着くところは一緒だ。なんとか我々も、入って左手奥の席を確保できた。前回も感じたことだが、この店は、「酒も出す蕎麦屋」と云うより、「蕎麦も出す居酒屋」に限りなく近い。
本来、高尾山から下って来たハイカー達は、小仏方面や陣場山方面からの下山客は別として、たいていの場合、登山口から高尾山口駅までの間に何軒かある蕎麦屋、例えば「高橋家」とか「栄茶屋」などに引っかかりそうなものだ。事実、小生の場合もそうやってその界隈の蕎麦屋には殆ど入った。ちょっとリッチなハイカーだったら、琵琶家(別館だったら入ったこと有)や橋本屋(敷居が高いので覗いたこともない)に寄るかも知れない。何処の蕎麦屋も、昔は蕎麦以外には、漬物かこんにゃくの味噌おでんくらいしか置いていなかったが、この頃は酒やつまみの種類はそこそこある(例えば、高橋家はこんな感じ)。店の雰囲気だって悪くない。
ハイカー達がそのような網を掻い潜って、高尾駅前の「たまの里」まで我慢してやってくるのは何故だろうか。思い至るのは酒の種類の豊富さと料理のCPだろうか。蕎麦だって安い。天ざるそばだって、870円である。でも今回は、ひたすら酒とつまみで終了、蕎麦を喰い損なった。蕎麦屋であることを忘れさせるほど、ここは酒とつまみが充実しているのである。そう考えると、今度来る時も、蕎麦を喰えるかどうかは甚だ怪しい。

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塩山駅南口界隈は、電線の地中化等で随分とスッキリ奇麗になっているが、道行く人が殆ど見あたらないのでかえって殺風景さを感じる。塩山温泉「宏池荘」でひと風呂浴びて、さて昼食にしようと駅前まで歩いて来たのだが、ここまで殆ど飲食店が見当たらない。結局、駅前にある3軒の飲食店のうち、一番離れた「七福」に入ってみた。ここは全く初めて。ほうとうと馬刺しが名物となっているが、ここは元来が蕎麦屋だ。
先客は若者の4人グループだけだったが、我々のあとからドヤドヤ家族連れなどが入って来て、結構一杯になる。何れも観光客。我々の様な山帰りはいない。大人数の家族連れが入りきれなくて、店員が本店を案内していた。車じゃないと行けない処にあるようだ。
そんな状況を眺めつつ、我々はビールからスタート。ここの生ビールはハートランドビールだった。珍しい。グラスも凍らせてあったようだ。こういうビールを置いていると、ビールだけでなく食にもこだわりがある店のように感じるから不思議だ。ビールの付け合わせに出てきたのは蕗みそ。これが美味い。お代わりを頼みたくなる美味さだ。麦粒も混ざっていて、なかなか洒落ている。こりゃ酒だ。地酒を頼むと、本醸造生酒で「七福」とラベルが貼ってある。よくみると醸造元は笹一だった。
つまみは冷奴、馬刺し、山菜天麩羅盛り合わせにした。馬刺しは柔らかい。山菜天麩羅には、コシアブラとワラビが入っていた。7月になってもまだ採れるのだろうか。それはともかく、天麩羅としては豪勢だ。上手に揚がっていてサクサク。美味い。この店、なかなかだ。締めはほうとう、1人前を3人でシェア。様々な具材が入っているのがほうとうの魅力だろう。麺の太さは店によって其々だが、ここは比較的細い方だろう。今日は陽気が良いのだが、程良く疲れ、風呂上がりの気だるさが残る身体には、ほうとうの暖かさが丁度良かった。

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七福のHP: こちら

云わずと知れた超有名店。一昨年二月に起きた火災では、あの風情ある「かんだやぶ」の建物が無くなってしまったのかと、結構、ショックだった。その後、再建され昨年10月に営業再開したのはニュース等で聞いていたが、再開したてはさぞ混んでいるだろうと、暫く様子を見ていた。今回は満を持しての入店である。
あの板塀が無くなったのも聞いていたが、今の生垣もなかなか風情があるものだ。板塀より、こちらの方が良いくらいだ。庭は多少狭くなったようで、その分、店にゆとりが出来た感じがする。門を入ると、直ぐに花番が玄関の外に出て来て、テーブル席にするか、小上がりにするか訊いてくる。中途半端な時間のせいか、どちらも空いているようだ。
店の中は、以前の雰囲気とあまり変わっていないように感じる。通された小上がりは窓に面していて、外の庭木も、店内のテーブル席の様子も眺めることが出来て、良い感じだ。小上がりの客は皆、ゆっくり一杯やっている。一方、テーブル席の客は結構、頻繁に入れ替わっているように見える。 
ひととおりメニューを眺めた後、日本酒(菊正宗、1合770円)、あいやき(1,340円)、天たね(1,340円)を注文する。日本酒は、菊正宗しか置いていない。さすが、頑固一徹である。あいやきは、美味いのは確かなのだが、まるごと、ひと口でも食べられそうなほど少ないので、いくらこの店の雰囲気料が含まれているとは云え、少々お高い。まるで、ご祝儀相場(火事見舞金?)のようだ。それとも、合鴨の市場価格が高騰しているのだろうか。
天たねの中身は芝海老。鳥の巣のように丸くて厚みがあるスタイル。さぞや高温で揚げているのであろう、パリパリだ。中までしっかり揚がっているので、箸で割るとバラバラになってしまってやや食べ難い。最後はせいろう(670円)で締める。ここの麺はやや緑がかっているのが特徴(クロレラだっけ?)。蕎麦の香りは感じないが、つるつるしこしこ感は文句ない。
この店の魅力は、一にも二にもこの店の持つ江戸情緒である。かつての建物は失われてしまったが、新しい建物がその雰囲気を引き継ぎ、女将さんを始め、花番達の、語尾を伸ばす独特の発声や、料理メニューなど、この店のスタイルは今後もきっと変わらないだろう。またそのうち、江戸を味わいに来てみよう。 

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3ヶ月おきの定期検査で往きつけの病院に行った後、昼飯を喰いに独りで上野に出てみた。検査結果が多少良好だからと云って、暴飲暴食に逸るほどアドレナリン分泌量は高くない故、今日の狙いは蕎麦屋。上野界隈には、結構、老舗蕎麦屋が多い。「上野藪」、「池の端藪」、「連玉庵」、「公望荘」などが有名どころ。しかしまだ11時だったので、この時間でも開いている「翁庵」に行ってみる。明治末期に神楽坂の「翁庵」から暖簾分けされたそうだ。
上野駅正面から浅草通りに入ると、直ぐ右手前に見える。真正面は上野警察署。あまりこちら側に来ることは無い。たいていは公園口か広小路口に出る。美術探訪には公園口、居酒屋放浪には広小路口、という訳だ。この頃は後者の方が増えてきたように思う。
「翁庵」の店の前に着くと、建物の風情に見惚れる。一度でいいから、2階の欄干に肘を掛けながら、団扇を煽いでみたい。これも戦前の建物か、よくもまあ、残っていたものだ。暖簾を潜ってガラガラっと引き戸を開けると、ひんやり涼しい。まだ昼にはだいぶ早いせいか、先客は4人ほど。1階に座敷はない。店員が何処でもどうぞと云うので、4人掛けのテーブルに独りで座る。
さてとメニューを眺める。せっかく休みを取って来た、平日の真昼間なので、皆さんに申し訳ないと思いつつ一杯いきたい。残念ながら、酒のつまみになりそうなのは漬けもの、板わさと天麩羅ぐらいか。日本酒かビールかで少々悩む。今日は陽気が良いので、ビールを注文してみると、枝豆が付いてきた。これでつまみはよしとしよう。あとは、もりにした。「続けてお持ちしていいですか?」と訊かれたので「お願いします」と答える。
ビールを飲み干さないうちに蕎麦がやってくる。細打ちで結構、色白。つるつると喉越しが良い。あっと云う間に手繰り終わり、残った枝豆をビールで流し込む。これで、すっと帰れば粋かな、と思いつつ店を後にする。

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