山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

インドネシア料理

インドネシア滞在が長い方に、今日の夕食はローカルフードの店に行かないかと誘われた。もちろんウェルカム、二つ返事で行くことになった。
行ってみれば、広場のような公園の両側に長さ100メートル以上に渡ってトタン屋根を設えたところに、屋台のような店がずらりと並んでいる。いわゆるここはフードコートなのだ。我々が入った屋台には"MBAK DEWI"と書いてある。ここは牛肉料理が美味いとのこと。既に我々の仲間(フィリピン・エンジニア・グループ)も来ていた。
"mbak"とは、ジャワ語でお姉さんという意味。つまり"MBAK DEWI"で、「デウィ姉さん(の店)」ということになるらしい。実際、見回してみると、"MBAK 何某"という看板がそこここにある。日本だって、例えば新橋に「まこちゃん」なんていう居酒屋があるが、それと同じだ。
これが典型的なインドネシア料理なのかは判らないが、まったく英語が通じないローカルの店なので、こういう店に入れるようになれば、もうどの店だろうがOK。選択肢は無限に広がる。でももうちょっと、少なくとも料理の名前ぐらいは覚えておかないといけないだろうと思う。
料理は皆に倣って、"IGA BAKAR"を注文。牛のあばら肉を直火で焼いたもの(いわゆるリブロースト)とのこと。これにご飯とスープが付いてIDR30,000(≒240円)だから、やはり牛肉はジャワ料理としては比較的高級品なのだ。さっそくかぶりついてみる。
いままでインドネシアで散々、牛肉には痛い目に遭ってきたが、ここの"IGA BAKAR"は骨から肉がするりと外れる。多少スジっぽいが、あっさり噛み切れる。じっくり焼いてあるのだろう。噛み切れる、というだけでも十分価値があるが、甘辛な味付けもなかなか良い。やはり、我々が知らないところで、美味いものが眠っているのだと知った。それにしてもビールが欲しい。

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今回のプカロンガン滞在中のタクシー移動では、小生より年長の日本人か、欧米人が同乗者。年長者の方も欧米人も、夕食は基本的に自炊しているとのこと。その欧米人は、時々別の欧米人と一緒に、数少ないウェスタンスタイルの店(プカロンガン市外)へ呑みに行くようだった。ハード・リカーが置いてあるらしいが、(怪しげなので)日本人は誰も入ったことがない店だと聞く。
小生も釣られて、スーパーで買ってきた食パン(酵母の匂いが日本と違うのでどうも気になる)と牛肉ハムとチーズでサンドウィッチで簡単に済ますことが多くなった。これだけだと味気ないので(って云うか、牛肉ハムが不味いので)、とある(道に面していないし看板も無いので知る人ぞ知る)闇の酒店から仕入れたビンタン・ビール(500mlロング缶でIDR40,000≒300円)をグビグビやりながらの夕食。ビールがあれば、物悲しい食事も多少、華やぐ。
而して、夕食を外食する機会はすっかり無くなった。でもサンドウィッチのワンパターンではさすがに飽きる。そこで週に1、2回は、同乗者に断りを入れて「ポジョッ」に寄って貰う(ケンタッキーフライドチキンは、自ら積極的に行きたいとは思わないので行かず仕舞い)。
「ポジョッ」はもうテイクアウトばかり。店の若女将(?)も、小生を見れば、直ちにテイクアウト用の油紙にご飯をよそって待ち構える。チョイスするのは、基本的に青菜の煮物と玉子と鶏肉だが、他にも色々な料理がある。なかなか得体が知れないので手が出ないが(何しろインドネシア語しか通じないので、聞きようが無い)、ある時、魚らしきものが目に入ったのでそれを頼んでみた。値段は鶏肉と違いは無く、しめてIDR15,000(≒110円)ぐらい。
その魚は素揚げではなく、珍しく焼き魚だった。何だかよく判らないが、イワシのような感じ。脂のノリはいまいちだが味は悪くない。いままで魚と云えば揚げたものばかりだったので、インドネシアには揚げ物しかないのかと思っていたが違った。けれども、これを(使い捨ての軟なプラスチック製)フォークとスプーンで喰うのはなかなか難しい。やっぱり焼き魚は箸に限る。

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この頃の仕事の行き帰りは、欧米系とタクシー同乗の場合が多かったので、帰りは基本的に何処かの店に寄る事は無い。今週は久々日本人二人(どちらも小生よりかなり年長)が同乗者。道中色々な話をされるるので興味深く聞く。
このあいだはこんなことがあった、あんなことがあったなどと、主に仕事の話。それはいつ頃のことですかと訊くと、20代の頃の話だとか、澄まして仰るのでびっくり。ん十年も前の話を、「このあいだ」のように話すのはさすが年長者。見習わなくては他山の石としなくては、と感じ入る。
お二人とも、プカロンガン在住が小生よりもずっと長いので、基本的に夕食は部屋で自炊するとのこと。炊飯器やフライパンを始め、基本的な調理用具は揃えてあるそうだ。でもさすがにコンロは電気コンロ一つだそうで(ホテルの部屋の電気容量は、たかが知れているはず)、そんな凝った料理は無理のようである。
おひと方は「今日はビーフステーキ」とかで、もうひと方は考え中とのこと。100%外食の小生は、今日もホテルのルームサービスにするかどうかだが、久しぶりに「ポジョッ」にしてみようと思いついた。
お二人に断わりを入れ、テイクアウトするので店の前でちょっとだけ待っていて欲しいと告げる。すると、今宵の食事をどうしようか決めかねていた御仁も車を降り、一緒に店でテイクアウトすると仰る。
小生の今日のおかずもテンペの煮物と、空芯菜の煮物。何だかパターン化してきたが、結構、飽きないものである。女将が器用に御飯とおかずを紙に包み、プラスチックバックに入れてくれる。これで100円そこそこなのだから毎度恐縮だ。
運転手にIDR2,000札(≒16円)を渡せば、それはそのまま手旗を持った「お助け人」に渡り、今日も首尾よく帰宅となった。さて冷蔵庫から缶ビールを取り出して、テレビを見ながら夕食としよう。

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今日は偶々、タクシー同乗者が「彼女」と食事とのことで別行動、帰りが一人になったので久しぶりに「ポジョッ」に行ってみることにした。先週も今週も、タクシー同乗者は欧米系(イギリス人)。一緒にジャワ料理店なんて行くはずも無い。
この同乗者、奥方がベトナムのホーチミン・シティに住んでいるらしいが(偶に帰るらしいが)、今日の夕食の相手はやはりホーチミン・シティからやってきた(若い)ベトナム女性だと。ちなみにこのイギリス野郎は小生よりも遥かに年上。浮気なのかどうかはさておき、そういう話をいけしゃあしゃあと、同乗者たる日本人(小生)へ喋る神経がどうも理解できない。欧米系は総じて、そういうところは無神経な程オープンである。
「ポジョッ」に到着。ひとりなので誰憚ることなく、そのままタクシーを待たせ、店内へ。小生の手ぶり一つで、いつもの女将はテイクアウトだと理解してくれ、直ちに油紙の上に白飯を載せて待ち構える。今日は何にしようかと一瞬だけ考え、鶏卵(の煮物)とテンペ(の煮物)と空芯菜(の煮物)にした。
これでも価格はIDR12,000(≒96円)。やっぱりテイクアウトは申し訳ないほど安い。車に戻って運転手にIDR2,000札を渡すと、それは直ぐさま「横断お助け人」へ。路肩から車線に出るだけなので簡単だが、その「横断お助け人」の役割はそこまで。10数メートルほど直進した後右折してホテルへ入るには、今度そこにはホテルお抱えの「横断お助け人」が待ち構えている。
部屋に戻ったら早速、包みを広げて夕食。いつものことながら、香辛料は(インドネシアにしては)極めて抑え目で、やさしい味。あっという間に平らげた。
日本の料理的には、これだけのおかずでこれだけのご飯を喰えるのか、バランスが悪いのでは、と思う向きもあるかも知れないが、インドネシア料理(マレーシア料理も同様)は煮物の汁だけで飯が喰えるという感じ、まったく心配なく、ぺろりとご飯が無くなってしまう。これがなかなか病みつきになるのだ。

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小生がタクシーで同行する人は、比較的、ウェスタン・フード(≒ローカル・フード以外)を好むものが多いので、夕食にローカルフードを食す機会が少ない。偶々今日は、同行者が他の人たちと飲み会があるということで、小生はひとりでタクシーを利用することとなった。
このまま真っ直ぐホテルへ帰ってもいいが、ならばせっかくなので「ポジョッ」に行ってみようか、と思い立ち、ドライバーに告げる。しかし、今週のドライバーくんはきょとんとしていて、まったく要領を得ない。そんな店あったかな、ってな感じ。ホテルの目の前だよ、と云っても通じない。そのうち、ちょっと他のドライバーに聞いてくるよ、云い残して車を降りていった。
やがて戻ってきたドライバーは、なんだ、あのジャワ料理レストランのことだったのか、と判った様子で苦笑い。ジャワ料理の店に行くとは思わなかったよ、と云う。日本人は皆、ウェスタン・フード・レストランばかりだと決めてかかっていたようだ。
考えてみれば当たり前だが、ここはインドネシアではなくジャワなんだ、ここで喰うローカルフードはジャワ料理なんだ、と改めて感じる。
「ポジョッ」に着いても車を返さず、ちょっと待っていて呉れ、とドライバーくんに云いおいて、店に入る。いつものように、身振りでテイクアウトと説明(そろそろ、インドネシア語でテイクアウトとはなんて云うのか、覚えたほうがいいかも知れぬ)。
テンペの煮物と、空芯菜の煮物をチョイス、IDR50,000札を渡すと、おつりがIDR41,200も返ってきた。つまり、IDR8,800(≒70円)だった。やすっ!

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朝夕の通勤の車は、同乗者が時々入れ替わる。今日はフィリピンから来ているエンジニア達と一緒。彼ら曰く、ここプカロンガンの物価は、彼らが住むフィリピン・セブ島よりも安いとのこと。へー、そうなんだと純粋に驚く。日本やシンガポールに較べれば、東南アジアの国々は似たり寄ったり、フィリピンとインドネシアの物価水準も大して違わないだろうと漠然に思っていたが、そんなことはなくそれなりに違うようだ。それでも彼らは、夕食をホテルのルームサービスで済ませるようなことはしない。かといって自炊道具を揃えている訳でもなく、やはり専ら、ローカルの人たちが入る食堂に行くのだそうだ。
その一つが、小生もこれまで何回か入ったことがある「ポジョッ」(Pojok)。でも彼らは、その場で食べることはせず、毎度持ち帰るんだ、と云う。何故?と訊けば、だって、暑くって蚊がぶんぶん飛んでいる所で喰うよりも(たとえ刺されなくても)、空調が利いたホテルの部屋の方がいいでしょ?と。そりゃあ、そうだ。でも、フィリピン人に気付かされるとは思わなかった。
小生も車を降りて「ポジョッ」へ付いて行く。フィリピン・エンジニア君もインドネシア語を解せないので、身振り手振りでテイクアウトと告げる。小生は「こいつと同じ」と指をさすだけ。いつもの女将さん(?)は、油紙のような2枚の紙を重ね合わせた上にご飯をよそい、何にする?と目で聞いてくる。テンペの炒め物と、魚の南蛮漬けのようなものを乗せてもらい、IDR15,000(≒120円)。テイクアウトの方が、安いような気がする。ご飯とおかずは、実に手際よく紙の中へ丸め込まれ、袋に入れて渡された。
もう車は返してしまったので、テイクアウトしたあと、いったいどうするのかとフィリピン・エンジニア君に付いて行くと、バンバン車やバイクが行き交う国道沿いをさらに西へ進み、丁度我々のホテルの真正面まで来た。道路の反対側には、ホテルが雇っている「横断お助け人」がいる。すると、その「お助け人」が我々に気が付き、笛を吹き鳴らし旗を振りながら、こちらに向かって渡ってくるではないか。要するに、我々を迎えにきてくれた訳だ。後は、また戻っていく「お助け人」にくっ付いて渡るだけ。当然、お金はタダ。フィリピン・エンジニア君のコスト節約術に感心した。

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仕事帰りに、今日の夕食は久しぶりに「ポジョッ」(Pojok)にしてみようと、途中でタクシーを降ろして貰い、独りで店に入る。涼しいとは云わないが、ちっとも暑くない。これで蚊がいなければ申し分ないが、さすがにそうはいかない。
もう店の人にも、顔を覚えてもらっているかも知れない。今日も、客はそこそこ入っている。いつものように、注文は身振り手振りだけ。野菜の煮物と、鶏の煮物を頼んだ(つもり)。野菜は、たぶん空芯菜。鶏肉は、足の踝からちょっと上の部分のような骨付き肉が出てきた。ちょっとリアルな形状。日本では、このような部位を余り見ない気がする。でも味はしっかり染みていて美味い。
スープはいらない、と云ったつもりだったが、上手く伝わらず出てきた。出てきた以上、断るのもし難いのでそのままいただく。たぶん、せいぜい50円ぐらいのはずなので、別に腹も立たない。今日も、胡椒がたっぷり利いたスープで、いつもの様にニンジンとキャベツとトマトがザク切りで入っている。
ここはホテルに近いせいもあって、時々同僚達と顔を合わせることがある。今夜は他に3人やってきた。我々日本人以外にも、仕事帰りと思しきローカルの人たちも代わる代わるやってくる。大体バイクに乗ってくるが、もちろん車もいる。ふと道路に目をやると、今まさに車に乗った客が、「横断お助け人」の手を借りて道路に出ようとしていた。
ゆっくり食べても、せいぜい10分ぐらいでディナーは終わり。さて、離れたところの横断歩道までいくか(横断歩道が絶対安全とは限らない)、目の前の「横断お助けおじさん」に頼もうかとちょっと思案し、おじさんに頼むことにした。もう勝手は判っているので、おじさんにぴったりついてそろそろと渡る。首尾よく渡り切ったところで、IDR2,000(≒16円)を渡す。するとすかさずおじさんは、また道路の反対側に向かって渡っていく。まだ、同僚たちが飯を食っているのをちゃんと判っているはずだ。

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今日の晩御飯は、3回目のポジョッで。今日も先客はローカル数名程度だが、我々日本人の仲間もローカルに溶け込んで食事中だった。作業着を着ていなければ、うっかり見過ごしそうだった。また女将の前に行っておかずを選ぶ。試しに牛肉料理も入れてみた。
しかし食べてみると、案の定と云うか、なかなかしぶとい肉で、スプーンで切れるはずもなく、齧り付いても呑み込まれるのを頑強に抵抗する。いくら噛んでも状態が変化しないので、適当なところで諦めて呑み込む。
会計をするとIDR25,000(≒200円)。今日はスープも付けなかったのに前回、前々回のIDR20,000よりも高い。やはり相対的に牛肉が高いということが良く判った。つまり、牛肉ひと切れだけで少なくともIDR10,000はするということだ。イスラムの国では、肉はチキンに専念した方が良いように思われる。
立ち上がって店を出ようとすると、目の前に立っていたオヤジ(ほぼ、おじいちゃん)がやおら高らかにホイッスルを吹き出した。まだ、渡りたいという意思表示をした訳でもないのに、向かいのホテルに帰る客だろうと判断したようだ。
このホイッスルオヤジは、我々が食べている最中から虎視眈々と狙っていたに相違ない。どのタイミングでホイッスルを鳴らし始めたらいいかまで計っていたのだろう。横断歩道があるところまで移動しようかという気持ちも少々あったが、こうなると断りようも無い(ここで断ったら、どういうことになるのだろう?)。ほぼ必然的に、大型トラックがびゅんびゅん走る中を、オヤジの後をついて横断する羽目になった。
首尾よく渡り終わった後は、偶々ポケットに入っていたIDR2,000札を渡す。おかげで渡り方を見習ったので、ちょっとだけコツが判ったような気がしたけど、ホイッスルオヤジに頼らず渡るほどの度胸はない。この店に来るときは、やはりポケットにIDR2,000札を忍ばせておくことは必要だ。

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今日の夕食はまた、「ポジョッ」(Pojok)にした。なんだか判らない野菜の煮物と、鶏肉が混ざった煮物、それに煮玉子をトッピングした経済飯に、豆腐入り野菜スープとアイスティー付きでIDR20,000(≒160円)。日本でこのような食べ方がない理由は良く判らないが、ひと皿で合理的だと思う。日本では味が混ざるのを嫌ってしまうのかも知れない。こちらでは、煮物の汁はご飯に掛けるものだ、という思想が感じられる。たしかに、それだけでご飯が喰える感じだ。
スープはさっぱり系だが、鶏がらではない。魚かも知れないが、臭みは全く無いので自信はない。もしかすると野菜がダシかも知れない。結構美味いけど、コショウがきつ過ぎる感じ。
食べ終わった後は前回のように、目の前の通りを強行横断せず(その顛末はこちらをご覧あれ)、プカロンガン駅に寄ってみることにした。駅は思ったよりもきれいだ。列車の発着がない時間帯だったせいか、駅構内はほとんど人がない。しかし、改札脇にはガードマンのような厳しい顔をした男が椅子に座っていて、周りに目を光らせている。切符も無く改札口を通ろうとする不届きな輩は何が何でも許さない、という気迫満々である。写真を撮っただけでも文句を云われそうな雰囲気だったが、黙っていてくれた。
日本の駅の時刻表は、たいてい発車時刻しか書いていないが、ここには発車時刻表と共に、出発時刻表もある。まるで空港のようだ。それだけ、発車時刻と出発時刻に差があるということか。
発車時刻を眺めていると、昼間でもだいたい30分おきには列車がある。ここは、ジャカルタからスラバヤに到る云わばジャワ島の大動脈、日本だったら東海道本線のような路線なので、そのくらいは当然かも知れない。
駅構内見学の後は、ちょっと離れたところにある信号まで移動し、めでたく横断歩道で通りの反対側へまで渡ることができた。

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基本的に食事は、何が苦手ということは特にないので、ローカルフードだってウェルカムである。なんちゃって日本料理店や、萎びたフレンチフライを出す店に行くくらいならば、何ら味覚的に問題無ければ(勿論、あえて不味い料理は喰いたくない)、安価なローカルフード店に行きたいところ(でも同僚達はそうではないらしい)。
ホテルの目の前に「ポジョッ(Pojok)」という名のローカルフード店があることは聞いていたが、なかなか同僚は行ってもいいとは云い出さず、今回漸く入ることになった。曰く、せいぜい週1回ぐらいにして欲しいそうである。この手の店は、器をどうやって洗っているのか、とか、食材をどう調理しているのか、などを気にし出すとなかなか食欲が沸かないのは確かだ。人間、余計な考えはしない方がいい。
プカロンガン駅のすぐ脇なので、日本的に云えば駅前食堂というところだろうか。この手の店は、マレーシアでもさんざ入ったことがある。いわゆる経済飯スタイル。皿の真ん中にご飯を盛り、その後は自分か、店の人に云って、好みのおかずを乗せていく。料理の種類によって若干値段が違うようだが、だいたい3種類ぐらいのおかずを乗せると、IDR15,000~25,000(≒120~200円)ぐらいになる。牛肉料理をチョイスすると高いようである。
この店は、おかずも店の人が乗せるやり方。30代ぐらいの店の女性(この店の女将か?)は、殆ど英語は通じないが、「ビーフ」か「チキン」か「エッグ」ぐらいは判ってくれる。もっともこっちも「ビーフ」が「サピ」で、「チキン」が「アヤム」ぐらいは判るので、女将(?)の英語力で助かったのは「エッグ」だけである。「ヴェジタブル」と云っても怪訝な顔をされたが、見た目で野菜料理か否かは判別できるので、こちらとしては指を指せばこと足りる。選り好みさえしなければ何ら、不都合は生じない。
支払いは、食後。インドネシア語で金額を云っても我々には通じないだろうと判っていてくれて、紙に数字を書いて教えてくれる。おかず単位での価格は不明なので、明朗会計ではない(インドネシア語を解してからでないと、訊き出すのは無理と思う)。でも、おかず3品で、スープとティーが付いてIDR20,000(≒160円)なのだから、全く文句は無い。味付けはあっさりしていて、日本のインドネシア料理店のイメージとはだいぶ違う。

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