山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

インドネシア

今回もギリギリなんとか貯まったマイルを吐き出し、目出度くビジネスクラスへアップグレード。何故か事前に、アップグレードができたというメールは来なかったが(単に見過ごしただけか)、チェックインカウンターではすんなり「お取出来ています」との説明でほっとする。「但し、窓側ですが」とのことだが、ビジネスクラスだったら窓側であっても何ら関係ない。
今回も787ドリームライナー。搭乗すればさっそくCAがやってきてご挨拶。いつものように白ワインをもらう。離陸してベルト着用サインが消えたら、直ちに座席を倒してアイマスクをしたら毛布に潜り込む。酒が入ればあっという間に爆睡。
またCAに、情け容赦なく叩き起こされて目が覚める。いつも通りに気分が甚だ悪いが、それなりに深い眠りについていたということだろう。他の機材(今までは777)と違って、787は機体にカーボン素材を多く使って強度が向上している関係上、気圧も湿度も高めに設定されているせいで快適なのかも知れない。
ホットタオルで顔を拭いたらトイレへ。周りは意外に皆、寝たままだ。朝食はいらないと意思表示した客が随分多い。今日が日曜日だから到着してからゆっくり摂るつもりか、それとも昨日呑み過ぎたのだろうか。やがて日の出。787の窓は、透過光量を段階調整できる電気式なので、太陽が昇ってきても外の眺めを遮断する必要が無い。
眠い眼をなんとか開きつつ、機内サービスを操作し映画を見る。何でも良かったが、話題の「グリーン・ブック(Green Book)」を観ることにした。今の時代にまた、黒人差別を題材にする狙いはよく判らない。でもまあ面白く出来ている。ところが到着が普段よりも30分以上も早くなったせいで、ラスト15分ぐらいを残したところで機内サービス終了。激しく不完全燃焼。レンタルで観なくてはならぬ。
羽田からはモノレールで移動。時間が早いので、ガラガラで快適。窓の外を見れば、満開の桜。散らないでいてくれたようだ。

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GA241便は定刻通り、16時40分にジャカルタ/スカルノ・ハッタ空港到着。これから21時25分発のNH856便まで4時間45分、途方に暮れるほど時間があるが、これでジャカルタにでも市街観光に行ければいいのだが、実はそれほどの時間はない。タクシーでジャカルタ市街まで行こうとすると、渋滞に嵌れば片道2時間はかかるのだ(でも昨今、漸く電車が開通したらしい。どんなものか一度、確かめてみたい)。
先ずはチェックインが始まる18時まで、何処かで時間を潰す必要がある。店に入ってもいいが、どうせビールを呑める店はないし、せいぜい甘い飲物ぐらいしか置いていないのは明らか。諦めて空港の待合スペースのベンチを確保し、暫し読書。
今読んでいるのは、「ヒルビリー・エレジー(Hillbilly Elegy)」という本(J.D.Vance著、光文社刊)。「ヒルビリー」とはアメリカ南部の田舎ものを指す言葉のようで、著者自身がその「ヒルビリー」たるオハイオ州の「ラストベルト」出身者。アメリカで最も厭世的で白人貧困層が多い地域だそうである。
何故そのような民衆がトランプを熱狂的に支持しているのか、そこに興味があって読み始めた次第。でもまだ1/3ぐらいしか読んでいないせいか、正直云って貧困の原因も対策もよく判らないし、余り面白くも無いので惰性で読んでいる感じ。
そうこうしているうちに、ANAの地上スタッフがそろぞろと現れ、また客の目の前で朝礼が始まる。セレモニーは例のお辞儀の訓練で終了し、ようやくチェックイン開始。終わったらさっさとガルーダ・インドネシア航空のラウンジへ。今日は前回ほどの混み具合ではない。日本人客が割合多い感じ。
いつもと同じく、一番奥のシートを確保し荷物を置く。次ぎは何をさて置いてもビールだ。さっそく取に行ってグビっとやる。しかしここは、ビールにしろワインにしろ、いちいち係員に注文しなくてはいけない。係員がいないと何が問題なのだろう。ビールは誰でもいつでも取り出せるよう、冷蔵庫の中に並べておいて欲しいし、白ワインはアイスバケットの中に何本も入れて置いて欲しいものだ。

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GA241便は、スマランのアフマド・ヤニ空港を定刻通り15時30分に出発。本当はこの約1時間後のGA243便の方が、ジャカルタでの乗り継ぎ上都合がいいのだが、何故かこの頃、欠航となっていることが多く、この日もそうだった。LCCのバティック・エアとかライオン・エアに、客を獲られつつあるのだろうか。
アフマド・ヤニ空港は滑走路が1本しかないが、発着便が少ないのでタキシングが始まれば途中一度も止まることなく、離陸する。窓の外はスコールで真っ暗だが、特段の揺れも無く上昇し、程なくベルト着用サインが消える。
また今回も、慌しくCAがやってきてランチボックスの配布開始。別に腹を空かせているわけでもないのに、こういうときは何となくブロイラーになった気分というか、はたまた親鳥が持って来るエサを待つヒナの気分が味わえる。
ボックスを開けて見ると、先日スマランへやってきたGA246便と同様、やっぱりパンが入っていない。思わず周りを見渡しても同様の状況のようである。もしかしてケータリングサービス会社の係員が偶々ポンコツで入れるのを忘れたのか、とGA246便の時に思ったが、どうやらそれは間違いだったらしい。別にちっとも残念ではないものの、変えた理由が知りたい。
乗客からあんな不味いパンはやめてくれと苦情が出たのか、それともこれまで暫くの間、パンの支給はあくまでも試験的にやっていただけなのか、あるいは何かの期間限定販売促進キャンペーンだったのか、はたまたこの数ヶ月の間にガルーダ・インドネシア航空の経営が俄かに厳しくなって経費節減に走ったのか、などと色々妄想する。いったい何故だろう。

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今回はわずか2週間のショートステイだったので、出張はあっと云う間に終了、日本への帰途につく。つい最近、ジャカルタからスラバヤへとつながる高速道路が開通したので、スマランへの移動も実にスムーズになった。これまでのように、工事渋滞で気を揉むようなことが無くなったのは大きい。
一方で、車窓からの生活観溢れる風景が見られなくなったのは、ちょっと残念な気もする。いままで2時間半ほど掛かっていた所要時間は半分になったものの、フライトの出発時間は変わらないので、その分、仕事の時間が長く取れるようになった訳で、俄かに手放しで喜べない感じもする。
何れにしても、帰国の行程は心が軽いし足も軽い。チェックインも手荷物検査もルンルンだ。前回までは、バッゲージはジャカルタで引き取るしか無かったが、今回はそのまま羽田までOKとのこと。新に出来たアフマド・ヤニ空港内のショッピングモールで土産物を物色したあとは、毎度お馴染み、ガルーダインドネシア航空のラウンジへと向かう。
今日は、何時もに較べてやけに人影が少ない。従業員の方が多いくらいだ。この頃お気に入りの場所に荷物を置いたら、ビュッフェ・コーナーに喰い物と飲み物を探す。時間も時間なので、大した食い物が見当たらず。それに飲み物もやっぱり甘ったるいものしか見当たらず。
仕方が無いので甘ったるいお茶をグラスに注いだ後、毒を食らわば皿までの気持ちで、この際甘そうなローカル菓子を喰ってみることにした。ケーキ(焼き菓子)のようだが、かなりしっとりしていて思った通りに極甘。上に乗っているのはココナッツかも知れない。
外を見ると、滑走路の向こう側には真っ黒な雲。良く見ると、雨が落ちているのがわかる程の豪雨。如何にも南国の風物詩。小生が乗る飛行機が果たして飛ぶのかと、心配になるほどのスコールだが、目の前で離陸したバティック・エアの飛行機は、ものともせずに突っ込んでいった。

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インドネシア滞在が長い方に、今日の夕食はローカルフードの店に行かないかと誘われた。もちろんウェルカム、二つ返事で行くことになった。
行ってみれば、広場のような公園の両側に長さ100メートル以上に渡ってトタン屋根を設えたところに、屋台のような店がずらりと並んでいる。いわゆるここはフードコートなのだ。我々が入った屋台には"MBAK DEWI"と書いてある。ここは牛肉料理が美味いとのこと。既に我々の仲間(フィリピン・エンジニア・グループ)も来ていた。
"mbak"とは、ジャワ語でお姉さんという意味。つまり"MBAK DEWI"で、「デウィ姉さん(の店)」ということになるらしい。実際、見回してみると、"MBAK 何某"という看板がそこここにある。日本だって、例えば新橋に「まこちゃん」なんていう居酒屋があるが、それと同じだ。
これが典型的なインドネシア料理なのかは判らないが、まったく英語が通じないローカルの店なので、こういう店に入れるようになれば、もうどの店だろうがOK。選択肢は無限に広がる。でももうちょっと、少なくとも料理の名前ぐらいは覚えておかないといけないだろうと思う。
料理は皆に倣って、"IGA BAKAR"を注文。牛のあばら肉を直火で焼いたもの(いわゆるリブロースト)とのこと。これにご飯とスープが付いてIDR30,000(≒240円)だから、やはり牛肉はジャワ料理としては比較的高級品なのだ。さっそくかぶりついてみる。
いままでインドネシアで散々、牛肉には痛い目に遭ってきたが、ここの"IGA BAKAR"は骨から肉がするりと外れる。多少スジっぽいが、あっさり噛み切れる。じっくり焼いてあるのだろう。噛み切れる、というだけでも十分価値があるが、甘辛な味付けもなかなか良い。やはり、我々が知らないところで、美味いものが眠っているのだと知った。それにしてもビールが欲しい。

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今回のプカロンガン滞在中のタクシー移動では、小生より年長の日本人か、欧米人が同乗者。年長者の方も欧米人も、夕食は基本的に自炊しているとのこと。その欧米人は、時々別の欧米人と一緒に、数少ないウェスタンスタイルの店(プカロンガン市外)へ呑みに行くようだった。ハード・リカーが置いてあるらしいが、(怪しげなので)日本人は誰も入ったことがない店だと聞く。
小生も釣られて、スーパーで買ってきた食パン(酵母の匂いが日本と違うのでどうも気になる)と牛肉ハムとチーズでサンドウィッチで簡単に済ますことが多くなった。これだけだと味気ないので(って云うか、牛肉ハムが不味いので)、とある(道に面していないし看板も無いので知る人ぞ知る)闇の酒店から仕入れたビンタン・ビール(500mlロング缶でIDR40,000≒300円)をグビグビやりながらの夕食。ビールがあれば、物悲しい食事も多少、華やぐ。
而して、夕食を外食する機会はすっかり無くなった。でもサンドウィッチのワンパターンではさすがに飽きる。そこで週に1、2回は、同乗者に断りを入れて「ポジョッ」に寄って貰う(ケンタッキーフライドチキンは、自ら積極的に行きたいとは思わないので行かず仕舞い)。
「ポジョッ」はもうテイクアウトばかり。店の若女将(?)も、小生を見れば、直ちにテイクアウト用の油紙にご飯をよそって待ち構える。チョイスするのは、基本的に青菜の煮物と玉子と鶏肉だが、他にも色々な料理がある。なかなか得体が知れないので手が出ないが(何しろインドネシア語しか通じないので、聞きようが無い)、ある時、魚らしきものが目に入ったのでそれを頼んでみた。値段は鶏肉と違いは無く、しめてIDR15,000(≒110円)ぐらい。
その魚は素揚げではなく、珍しく焼き魚だった。何だかよく判らないが、イワシのような感じ。脂のノリはいまいちだが味は悪くない。いままで魚と云えば揚げたものばかりだったので、インドネシアには揚げ物しかないのかと思っていたが違った。けれども、これを(使い捨ての軟なプラスチック製)フォークとスプーンで喰うのはなかなか難しい。やっぱり焼き魚は箸に限る。

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今回の出張では、ホテル・ホリゾンでは泊まった数だけ、朝食は1階のレストランで摂った。ビュッフェ形式のせいもあるかも知れないが、不思議と飽きない。ビュッフェ形式だからこそ、必要な量だけ食べることが出来るにもかかわらず、ついつい意地汚く食べ過ぎてしまう。これもまったく不思議である。
勿論、ホテル住いの日本人や欧米人の中にはインドネシア料理が全然苦手な人もいて、そういう人は自分の部屋で自炊するか(朝はたいていの場合、スーパーマーケットで買ってきたパン食らしいが、パスタを作る人もいるらしい)、限られたウェスタンスタイルの料理(主食になるのはトーストかシリアル+ミルク、副食にはフレンチフライかオムレツかチキンソーセージかビーフソーセージぐらいか)だけで粘り強く食い繋ぐようだ。
やや偏るが、昼食と夕食でなんとかなるので問題は無いのだろう。偏食と云えば、朝食で出てくる野菜はほぼ、パターンが決まっている。ブロッコリー、にんじん、ベビーコーン(日本のよりだいぶ太いので、ベビーよりもヤングという感じ)、ポテトといんげん。年間を通じて、これが全て。
昼食や夕食の場合であっても、これにトマトやきゅうり(日本のよりだいぶ太い)、白菜、青菜が加わるぐらい。季節(乾季か雨季)によって違いがあるとも思えない。赤道直下の国は、意外と野菜のバリエーションが限られているのだろうか。
野菜はこんな感じだし、魚は白身魚のフライぐらい、肉は堅くて不味い牛肉を除けば鶏肉ばかり。そう考えると、果物の種類は例外的に豊富だが、インドネシアの食生活がそれほど豊かだとは感じられない。一方、日本は魚は云うに及ばず(肉類のバリエーションは欧米にはまったく敵わないが、インドネシアよりは遥かにマシだし)、野菜のバリエーションは(もちろん金さえ出せばだが)比較にならないくらい豊富だと改めて感じる。

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ジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港ターミナル3の国際線の到着ゲートは東側、一方、スマラン行きの国内線GA246便が出るのはターミナル3の西の端。しかしチェックインカウンターや手荷物検査場の位置は真ん中だったり反対側だったりして、スムーズな移動にはかなり難がある。
結果的に到着してから搭乗するまで、長さが1キロ以上ある建物のほぼ端から端までを1往復以上する感じで、それなりに良い運動になる。エアコンは利いているものの、汗が止まらなくなる。この先、またここへ戻ってくるまではほぼ運動をすることが無いので(出張先ではデスクに座っているばかりなので)、歩けるのも今のうちだと思えば苦にはならない。
しかしたいていの客(ほぼ全て、インドネシア人)は、歩くどころか動く歩道すらも使わず、ターミナル内を行ったり来たりする電気自動車の乗り場で待っている。結構なスピードで走り回っているので、確かに待っていたほうが速いかも知れない。
空港係員(警備員?)は、ドヤ顔でセグウェイに乗ってうろうろしている。あれって何時間ぐらいもつのだろうか、まさか丸1日は無理だと思うけど。取っ替え引っ替え使うんだろうか。それとも見周りは1日1時間ぐらいなのだろうか。
掃除係だって、走る電動掃除機に乗って行ったり来たりしている。歩いている空港関係者は意外に少ない。まあ、とにかくここは広いので仕方が無い。端から端まで歩くのは、歩くことしか知らない日本人旅行客ぐらいかも知れない。
今日のGA246便は、7割ぐらいの乗船率。小生の隣はインドネシア人の親子連れ。定刻通りに出発。直ぐにベルト着用サインが消えて、CAがぽんとランチボックスを手渡す。あれ、なんだか軽い。開けてみると、何故か、パンが入っていない。箱の中がスカスカなのは、小生だけじゃないみたい。ケータリングサービス会社の係員が偶々ポンコツで、入れ忘れたのかとも思ったがそうじゃないみたい。パンは金が掛かるし、止めたのかな? もう夕飯は喰ったし、別に大した問題じゃないが。でもちょっと寂しい。

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3ヶ月ぶりのジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港、ANAがターミナル3に移ってから初めての到着となった。もうあのインドネシア感がたっぷりのターミナル1及び2を利用することがないかと思うと(バティック・エアとかライオン・エアなどの、LCC専用になってしまった)、ちょっと寂しい。
世界の新しい空港は確かに機能的なのかもしれないが、何処も似たり寄ったりで画一的、あまり特色を感じない。しかし、スカルノ・ハッタ空港のターミナル1及び2は、何処にも似ていない唯一無二の、誇れるデザインだと思う。日本の空港も、如何にも日本に来た、帰ってきたと感じさせるようなデザインが欲しいとつくづく思うが如何。閑話休題。
また、ターミナル3の国内線ターミナルでディナータイム。ぶらぶら店を物色していると、呼び込みに立っていた制服を着た若い(当然、インドネシア人の)兄ちゃんが、ニコニコしながら「いかがですか?」と声をかけてきた。店を見ると、「RAMEN38」との看板。ふむ、日本式ラーメンも悪くないか。初めての店だしせっかくなので、入ってみることにした。
この店は新しいと(前回来た時には無かったように)思うが、サンパチ・ラーメン自体はインドネシア・ジャカルタでは草分け的な存在らしい。イスラム色が強いインドネシアで、あえてとんこつラーメンを売ろうとするのは随分大胆なことだと思うが、着実に発展してきているらしい。
しかし、やはり豚なので限界はある。そこでハラルのラーメンとして昨今、鶏とんこつラーメンを開発したようだ。鶏なのに「とんこつ」であるはずが無いが、同じような味を出そうということだろう。食べてみると、確かにハラルのとんこつ味という感じがするスープ。
塩味が足りないのでいまいちだけれど、ちゃんととんこつの如く白濁してまあまあ旨味もあるので、出汁は悪くない。麺もまずまずのコシ。これでIDR56K(≒450円)は、日本人的には十分許容範囲。インドネシア人にはたぶん、日本人にとって1,500~2,000円ぐらいの感覚、いくら空港内のレストランが割高と云っても、ちょって手が出難いのではと感じた。

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年度末なのでどのフライトも混雑している様子。そのおかげでいつものようには、通路側の席を確保できなかったが、たまたまエコノミークラス席でも一番前だったので、通路側の人にいちいちことわる事無くトイレに行けるので問題ない。窓側席だったら、絶対ここに限ると思った。
やや翼が邪魔だが、それなりに外は見える。離陸して旋回する際、眼下に東京湾アクアラインの人工島が見えた。さらにその先には雪を被った富士山も見える。いつもは山の上から見るばかりだが、都心のビル越に望む富士山も悪くない。
今日は天気がいいし、久しぶりの窓側席なので、まるで子供のようについつい外ばかり見てしまう。富士山を越えると眼下に見えるのは、白き南アルプス。とりわけ白いのは、白根三山と仙丈ヶ岳。やや黒っぽい甲斐駒ヶ岳も視認出来る。ここから見ても、仙丈ヶ岳はやはり大きな山だと判る。
やがて飲み物のサービス。もうビールはさっき、ラウンジで散々呑んだので、白ワインをいただく。ちびちび呑みながら、機内サービスのモニターを立ち上げる。何も考えず、直感で"L'OSPITE(英語名:The Guest)"という題名の、イタリア、スイス及びフランスの合作映画を観た。
30代の夫婦の物語で、旦那が主人公。妻は、旦那が度々、マンマの元に帰ってパスタソースを貰ってくるのが気に入らない。一方、旦那は旦那で、妻が浮気しているらしいと思い悩みながら、自分ではあっちこっちに彼女がいる状況。その旦那の男友達も、奥さんが妊娠中に昔の彼女と浮気中で、その奥さんから相談を受けている、なんだか訳が判らない映画。良くも悪くもヨーロッパ映画の雰囲気は出ているが、たぶん日本じゃ一般公開しないだろうなと思う。
一本観てすっかり疲れたので、後は本(電子書籍)を読んで時を過ごした。

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今日から3ヶ月ぶりのインドネシア出張。今回はショートステイなので気分は軽いというか、むしろ物足りないぐらいだ。またいつもの如く、早朝の北千住駅前発のリムジンバスで羽田へ移動。チェックインはスムーズだったが、手荷物チェックは結構待たされた。やはり年度末で異動やプライベート旅行シーズンなのだろうか。イミグレーションは自動化ゲート利用なので、さっと終了。
搭乗開始時間まで、まだたっぷり2時間以上ある。そして同じくいつもの如く、ANAラウンジへいってみると、こんな早い時間なのにかなりの混みよう。いつも使っていた窓際シートは埋まっていたし、他の窓際も同様で、壁際の暗いシートをなんとか確保できた。トイレに向かう人が頻繁に通る場所だが致し方なし。
普段に較べ旅行客が多いのも確かだが、やはりビジネス客が大半な感じ。しかもやっぱり日本人が圧倒的に多いので、海外赴任の方々がかなりの割合でいらっしゃるのだろうと推測する。微かな不安と期待が交錯するラウンジ。
一方、それに較べれば小生はだいぶお気楽な出張なので(ミッションははっきりしているし、気が重いような交渉事も無いので)、朝からガンガン呑ませていただこう。先ずは生ビール。グラスをセットしボタンを押すと、(必要以上に泡を立てないよう)自動的にグラスが傾き、ビールが注がれ、グラスが直立位置に戻り、最後に泡だけが出てきてキャップする、一連の動作。当然だが、無駄の無い動きなのでつい見とれてしまう。
つまみには、春巻とソーセージとスクランブルエッグと焼きそばとフレンチフライポテトをチョイス(どういう取り合わせだろう)。一応、メールをチェックしながら、ひと通り呑んで喰えばちょっと落ち着く。でもまだまだ時間はある。次にワインも仕入れ、今度は本(電子書籍)を読みながら、ちびちびやった。

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今回も、マイルをすっかり叩いて何とかビジネスクラスへアップグレード。ボーイング787のビジネスクラスは初めて。しかし、シートそのものは767と違いは感じられない。久しぶりに窓際席。もちろんエコノミーとは異なり、通路側席の人に断らないと通路に出られない、ということはない。
なにやら後ろの席は(もちろん声しか聞こえないが)、シートに着いた途端、CAを呼んでスコッチやらワインやらをがぶ飲みしている様子。離陸中は流石に静かになったが、ベルト着用サインが消えたら機関銃のように呑み始める。次から次へと、まるでこの世の終わりの如く注文している。そんなに呑まないと眠れないのか、それとも寝る時間を惜しんで呑み続けているのか。世の中、凄い人がいるものだと感慨に耽りつつ、こちらはさっさとシートを倒しアイマスクを着け、間も無く眠りに落ちる。
やっぱり午前4時に文字通り叩き起こされる。この時ばかりはCAが鬼に見える。まったく寝た気がしないが、しぶしぶシートを戻し、映画でも観ようかと画面パネルを操作。特にこれといったものは無かったが、「ミッションインポシブル・フォールアウト」を観ることにした。
もうシリーズ第6作目だそうだ。稼ぐね、トム・クルーズ。しかし、内容は特に変わり映えがしない感じだし、特段、印象にも残らない。もう、やめたほうがいいんじゃね? 皆、トム・クルーズのファンでも無ければ、惰性で観ているのかな。
窓の外を見ると、いつの間にかもう東京湾上空。富士山は雲の中。やがてタッチダウン。
入国審査も自動化ゲートでさっと通過し、ベルト回転台へ向かう。皆さん、カート進入禁止のラインからなかへ入ろうとしない。実に奥ゆかしい。インドネシア(他の国も似たり寄ったり)じゃ、みんなそんなのは無視して、回転台のぎりぎりに立ち並ぶ。日本に帰ってきたなあ、と実感する瞬間である。

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首尾よくチェックインを済ませた後は、イミグレーションで出国審査。係員に「マルチビザで、何で2ヶ月もいたのか」としつこく食い下がられる。確かにそう思うだろうなあ、とこちらも思う。苦しい言い訳をして、渋々顔でなんとかスタンプを押してもらった。
その後、ミャンマー・エンジニア君を連れてラウンジへ向かう。ミャンマー君、「ラウンジは初めてです!」とニコニコ顔。喜んでくれて、なによりである。小生も今回、初めてターミナル3のラウンジを利用する。
ここターミナル3には、ガルーダ・インドネシア航空のラウンジしか無い。従って”One World"に加盟しているJALを利用する者も、"Star Alliance"に加盟しているANAを利用する者も(って云うか、ターミナル3に入るあらゆる航空会社の利用客は)、ここへやってくる訳だ。そんな呉越同舟的なラウンジなんて、今まで他にあっただろうか。
ガルーダ・インドネシア航空のラウンジだからといって、まさかアルコールが無いなんてことはないよな~、と若干危惧していたが、それは直ぐに杞憂と判った。ビールだけでなく、ワインだってある。
やけに細長いラウンジの一番奥に居場所を定めたら、呑み食い開始。ミャンマー君には「なに呑んでも、なに食べてもオッケーだよ」と簡単に説明。嬉しそうにビュッフェテーブルへ飛んでいく。小生も後を追いかけて、先ずはドリンクコーナー。ビールは、ビンタンしか見当たらず。でもそんなのは大した問題じゃない、呑めるかどうかが重要。ビールの肴には、フィッシュボール入りのスープ麺にした。これはちっとも辛くないし優しい味。
我々は早い時間に入ったせいで、その時点ではまだ空いていたが、立ち去る頃には、ほぼ全てのシートが埋まった状態。椅子取りゲームの如く、入れ替わり立ち代り、空いているシートを探す利用客がうろうろ。そろそろ時間だと小生が荷物を持って立ち上がると、すかさず欧米系巨体オバサンがやってきて、ドシーンと座った。

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ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港では、先月からANAが(JALも同様)ターミナル3へ引越ししたので、乗り継ぎが便利になった。そのせいなのかもしれないが、スマランのアフマド・ヤニ空港でチェックインした際、同行のミャンマー・エンジニア君は「バッゲージはジャカルタでピックアップする必要がなく、そのまま羽田まで届く」と云われたそうだ。小生を担当した係員は、そんな手配はしてくれなかったので(まだ混乱があるのかも知れない)、小生だけ一旦ピックアップして、ANAのカウンターへ持っていく。
ところが、スマラン~ジャカルタ便が1本早かったせいで、カウンターはまだクローズしていた。偶然やってきた係員に尋ねると、受付開始はまだ1時間先だと。ここでぶらぶらしているのも芸が無いので、ミャンマー・エンジニア君を連れて、どこか店に入ることにした。
たまたま目に入ったのは、アンティ・アンズ(Auntie Anne's)という店。どうやらここは、プレッツェルをウリにしたチェーン店だ。ググッてみると、日本には2店舗、豊洲と吉祥寺にあるらしい。
飲みたいものが見あたらないので(みんな甘そうなので)、小生はミネラルウォーター。ミャンマー・エンジニア君は、とても甘そうなローカルの清涼飲料水とプレッツェル。まあ、若いから全く問題ないのだろうけど。
およそ1時間、20代半ばのミャンマー・エンジニア君といろいろな話をした。ミャンマーには未だ働く場所が少ないので、今は日本に来ていて(その途中でインドネシアにも来たということ)、日々実践勉強中だと云う。彼は、数年のうちにミャンマーに帰って会社を立ち上げたい、と目を輝かせる。つまり社長になる、と。志が高いなあと、彼がまぶしく見えた。

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何故か、いつも利用するスマラン~ジャカルタGA243便が欠航になったため、今回は1時間早いGA241便(スマラン15時25分発)に乗ることになった。昔はともかく、昨今のガルーダ・インドネシア航空にしては珍しい。機材(ボーイング737-800)の手配が上手くいかなかったのかも知れない。
おかげで、昼食を摂る時間が無かったので、アフマド・ヤニ空港のラウンジで軽く食べることになったのだが、それでもまだお腹に余裕はある。もうひと通りは食べたものの、今日のランチボックス(時間的にはランチでもディナーでも無い)にはどのパンが出てくるのかと、ちょっとだけ興味がある。
毎度のように離陸して15分ぐらいすると、ベルト着用サインが消えて俄かに賑やかになる。手渡されたボックスを開き、さっそくパンを齧ってみると、例の甘くないペーストが入ったバージョンだ。前回も感じたけれど、いったいこれはなんのペーストだろうか。明らかに野菜系ではないし、鶏肉でも魚でも無い。エビだろうか?それにしてはクセが無さ過ぎる。豆だろうか? なんだろう、なんだろうと思いながら齧っていたら、食べ切ってしまった。結局今回も判らず仕舞いだ。
GA241便も概ね70~80%ぐらいの搭乗率。隣は二人連れの若いローカル男子。どちらもずっとスマホを見ていた。こっちはタブレットで読書するとしよう。相変わらず惰性的に時代小説を読み続けている。今読んでいて、丁度今日で読み終わるのは、今は亡き葉室麟の「影ぞ恋しき」。「いのちなりけり」、「花や散るらん」に続く、いわゆる雨宮蔵人三部作の最終巻。前回に続き、この作品も忠臣蔵に絡めた内容。てっきり「花や散るらん」で完結していたと思っていた。しかし前作、前々作に負けず劣らず、グッとくるセリフが多い。察するに葉室麟は、「話さずとも、会わずとも友は友だ。生きておればそれでよい。」という最後のセリフを書きたいがために、この最終巻を書いたような気がする。ニクいなあ。

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今回は若いミャンマー人エンジニアと羽田まで移動することになった。彼は、いままで一人で飛行機に乗ったことが無く(インドネシアに来た際も、誰かと一緒だったようだ)、小生と一緒なので心強いと流暢な日本語で云う。
アフマド・ヤニ空港内に、新しい店がいくつかオープンしていた。土産物屋もある。殻に3つぶ入ったピーナッツも売っている。ここの特産なのか? でも結局買うのは止めてしまった。そうこうしているうちに、ミャンマーエンジニアが見当たらない。せっかく、ラウンジにでも連れて行こうかと思っていたが、何処にも見えない。未だ時間はたっぷりあるし、仕方が無いので一人で行くことにした。そのうち出発ゲートにでも現れるだろう。
スマランのガルーダ・インドネシア航空のラウンジも、なんだかんだこれで3回目。今日は昼食を摂らずにやってきたので、何か喰いたい。ビュッフェ・スペースを覗くと、なんだかよく判らないが煮物があるので、白飯といっしょに喰ってみた。まあまあ美味い。でも、飲み物は砂糖入りしか見当たらず、しぶしぶ飲む。
ラウンジの目の前は滑走路なので、離陸する飛行機や、タキシングでブリッジまでやってくる飛行機などを眺めることが出来る。みんなボーイング737だ。時折、低空でインドネシア軍のヘリがやってきたりする。ここは軍と民間の併用空港なのである。
とりあえず腹に多少なりとも喰い物を入れたので、さっさと3階のラウンジを出て、2階の待合スペースへ降りる。出発ゲートの傍に座ると、ミャンマーエンジニア君がすぐやってきて「探しました~」とニコニコ顔。タダ飯を喰わせてやれなくって残念だったが、早めにゲート前に来たことで、喜んでもらえたようで良かった。

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インドネシアにいると、3人寄れば文殊の知恵の如く、3人寄ると呑み喰いの話になることが多い。偶々、或る御仁が帰宅時のタクシーに乗っているとき、或る店の前を通った際にタクシーの運転手から「この店はビールが出る」と聞いたとのこと。そりゃビッグニュースだ!とさっそくオヤジ4人でその店に行くことになった。こういうアクションはたいてい仕事より早い。
そこは、いつもの通勤経路にある「サムデラ・シーフード(Samudera Seafood)」という店。以前からやっていたらしいが、ごく最近、新装オープンになったようである。それが証拠に、入ってみると店内には建材の匂いが漂っているし、まだ建材の切れ端が片付いていない状態だ。
店内には何人かのローカル客がいて、我々をもの珍しくジロジロ。店員がやってきて、2階へ通される。其処には先客はだれもいない。カラオケ大会でも出来そうな場所である。若い男性店員が注文取りにやってきたので、さっそく「ビール」を頼むと「今は無い」、と変なことをいう。どうすれば「有る」のか、オヤジ達がしつこく問い質すと、どうやらビールは近所から買ってくれば「有る」という事らしい。どれだけの時間が必要かと聞けば、30分はかからないとの返事。それじゃあ頼もうか、となった。
結果、若者が云うとおり、30分以内にビールが現れたが、残念ながら温い。これから氷で冷やすという。まあ、そんな時間感覚はしょうがない。料理をゆっくり喰っているうちに、ちょっとだけ冷えたビールを呑むことが出来た。しめてIDR765,900(≒6,130円)、一人あたま1,500円はまあまあか。肝心のビールは、大瓶一本IDR85,000(≒680円)だった。
ところでこの店、メニューには"Samudera"とあるが、看板には"Samudra"と書いてある。察するに誰かの名前か何かの固有名詞だと思うのだが、きっとどっちかが合っていて、もう一方は間違いなのだ。そんな名前を間違えるな!と突っ込みたいところだが、ゆるいインドネシアのこと、どっちでもいいんじゃないの?と、答えが返ってきそうな気がする。

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この頃の仕事の行き帰りは、欧米系とタクシー同乗の場合が多かったので、帰りは基本的に何処かの店に寄る事は無い。今週は久々日本人二人(どちらも小生よりかなり年長)が同乗者。道中色々な話をされるるので興味深く聞く。
このあいだはこんなことがあった、あんなことがあったなどと、主に仕事の話。それはいつ頃のことですかと訊くと、20代の頃の話だとか、澄まして仰るのでびっくり。ん十年も前の話を、「このあいだ」のように話すのはさすが年長者。見習わなくては他山の石としなくては、と感じ入る。
お二人とも、プカロンガン在住が小生よりもずっと長いので、基本的に夕食は部屋で自炊するとのこと。炊飯器やフライパンを始め、基本的な調理用具は揃えてあるそうだ。でもさすがにコンロは電気コンロ一つだそうで(ホテルの部屋の電気容量は、たかが知れているはず)、そんな凝った料理は無理のようである。
おひと方は「今日はビーフステーキ」とかで、もうひと方は考え中とのこと。100%外食の小生は、今日もホテルのルームサービスにするかどうかだが、久しぶりに「ポジョッ」にしてみようと思いついた。
お二人に断わりを入れ、テイクアウトするので店の前でちょっとだけ待っていて欲しいと告げる。すると、今宵の食事をどうしようか決めかねていた御仁も車を降り、一緒に店でテイクアウトすると仰る。
小生の今日のおかずもテンペの煮物と、空芯菜の煮物。何だかパターン化してきたが、結構、飽きないものである。女将が器用に御飯とおかずを紙に包み、プラスチックバックに入れてくれる。これで100円そこそこなのだから毎度恐縮だ。
運転手にIDR2,000札(≒16円)を渡せば、それはそのまま手旗を持った「お助け人」に渡り、今日も首尾よく帰宅となった。さて冷蔵庫から缶ビールを取り出して、テレビを見ながら夕食としよう。

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「パラゴン」の地下にある「ハイパーマート」でコピ・ルアク(Kopi Luwak)探していたときのこと、同行者はかつてバカンスでインドネシアにやってきたとき、まさにジャコウネコを飼っている農園に連れて行ってもらったことがあると話し出した。コーヒー豆さえあれば、別にジャコウネコは農園でなくても(インドネシア国内であれば)何処でも飼えるはず、スマランにもあるかも知れない、と呟きつつ「スターバックス」でスマホを検索し始めた同行者。
やがて、ここが可能性がありそうだと云い出し、行ってみようということになる。場所は昨日、ワインを呑みに行った高台の一角らしい。「パラゴン」を出て、待たせておいたタクシーに乗り込み、また、青空市の中をトロトロ進む。
急坂を上がり、高台の高級住宅街をうろうろ。なかなか見つからず、辺りにいた人にタクシー運転手に聞いて貰いながら進むと「ここがそうだ」とタクシーが止まった。看板も無いし、門も閉まっている。建物は民家と違いが判らない。同行者が、ホームページにあった電話番号にかけてみると、今は営業していないとの返事。残念だが、そんなこともある。他にも候補があるようなので、また次回にしようとなった。店を探す旅も、また楽しからず哉。
そうこうしているうちにいつのまにか昼時。もう店に入るのも面倒なので、来るときに見た「KFC」で済ますことにした。こういうときにはファストフード店は便利である。Google Mapで見る限り、「KFC」はスマランだけでも、10店舗以上はある。チキン好きなインドネシア人にとっては、マクドナルドやキング・バーガーよりも遥かに人気である。チキンチーズハンバーガーIDR20,000(≒160円)を車内で喰って、また3時間掛けてプカロンガンへ戻る。すっかりリフレッシュできた。

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せっかくスマランに来たので、ちょっとだけショッピングすることにした。スマランにもそれなりにショッピングモールがあって、そのなかでホテルに最も近い「パラゴン」へ寄ってみた。ここは以前、入ったことがあるMarugame Udonがあるショッピングモールである。
途中、青空市をやっている中を通り抜ける。混雑していてなかなか前に進まないが、辺りの店を眺めてみるだけでも結構面白い。衣類はどれもだいたい2~3万ルピア(≒160~240円)ぐらい。相場より安いのかどうかは判らない。
「パラゴン」の中に入ると、正面の吹き抜けのホールではマンションの販売、ベッドの展示即売、衣類の展示即売などをやっていて、人が群がっている。マンションの販売価格を見ると、10~20億ルピア(≒800~1,600万円)ぐらい。立派なマンションのようだが意外に高いと感じる。インドネシア人には億ションの感覚だろうか。
「パラゴン」は地上5階まで様々なテナントが入っているものの、我々に関心がある土産物屋は少ない。尤も、インドネシアで土産になるものはなかなか難しいが、一般的にはバティックとコーヒーだろうか。バティックの店は一軒だけあったので入ってみる。衣類はまず、日本で着られるような柄のものは無いが、小物入れなんかは良さそうと、いくつか仕入れることにした。
インドネシアのコーヒーはコピ・ルアク、いわゆるジャコウネコにコーヒー果実を喰わせ、排泄された豆(種)を焙煎したシロモノで、ジャカルタ空港の土産物屋などでは100グラムで100万ルピア(≒8,000円)ぐらい、思わず目を剥く。「パラゴン」の地下にある「ハイパーマート」で探した限りでは、その半値ぐらいだった。
だいぶタクシーの運転手を待たせたので、コーヒーでも買って飲ませてあげようかと同行者が気を使い、スターバックスに入った。飲んだだけでは良く判らなかったが、ここのプレンドコーヒーはやはりインドネシア産が主体なんだろうか。

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