山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

磐越西線沿線

「徳一」で美味い酒と美味い肴を味わい、そして美味い蕎麦を手繰ったあとは、再びタクシーに乗り込み、今度は鶴ヶ城の観光となる(小生は、基本的に今日はくっついて歩くだけ)。入場料410円を支払って天守閣へ。ここは内部が博物館になっていて、鶴ヶ城の歴史(というよりはほぼ会津藩の歴史)が判る。見処はやはり幕末の動乱。
薩長憎しの気運が今でも残るという会津。将軍家と盛衰存亡を共にすべしといった、藩祖保科正之の教えに従った、時の藩主松平容保以下会津藩の奮闘と苦渋は「京都守護職始末」(山川浩著、東洋文庫刊)に詳しいが、そのことは天守閣内の博物館を見学するだけでもある程度伝わってくる。鹿児島県人と山口県人は、ここの見学は少々居心地が悪いのではなかろうか。
最上階に登ると、展望台がある。ここから見渡すと、四方が山で囲まれていて会津が盆地であることが良く判る。目立つのは北東に見える会津磐梯山と、北西方向に雪を被った飯豊連峰だろうか。目を凝らすと博士山とか小野岳、大戸岳などの南会津の山々も見えて何だか楽しくなってくる。会津に住んで、近所の山々を巡ってみたい気持ちも湧いてくる。
歴史を学んだ後は、なおちゃんリサーチに基づく酒蔵訪問。会津若松市内に、造り酒屋は多い。数えてみると12軒もある。ひとつの市でこれだけあるのも珍しいだろう。今回はそのうちの一つ、末廣酒造に行くことになった。鶴ヶ城からぶらぶら歩いていくと30分ぐらいで到着。見てそれと判る建物で、なかなか貫録がある。嘉永三年(西暦1850年)創業とのこと。
さっそく売店で試飲させてもらう。いくつか味わってみたが、「嘉永蔵・山廃純米」が一番深いと感じ、買うことにした(四合瓶2,000円税込)。ここには杏(きょう)という名のカフェもあったが、そろそろ帰りの電車の時間が気になりだしたので、それはまたの機会にすることとした。

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会津若松駅に着いたら、リュックサックをコインロッカーにデポし、タクシー乗り場へ急ぐ。先ずは蕎麦屋を目指す。今日、会津若松へ行くと決まってから、くまちゃんがわざわざ会津若松出身の友人から聞き出した蕎麦屋で、街の中心よりはやや外れた場所にある「徳一」まで乗車。個人的に、会津若松で蕎麦屋に入るのは「かみしろや」に続いて二軒目。会津は、蕎麦屋のポイントは高いと思うので楽しみ。
店には、11時30分の開店時間よりも少々早く着いたが、既に待っている客がいる。我々が付いた直後からも続々と客が集まる。なかなか人気の店の様である。我々も待ち人行列に仲間入り。陽気が良いので喉が渇く。ビールへ至るプレリュード。きっちり11時30分で開店。順番に客を中へいれていくが、待っていた客はとりあえず全て席に付けたようだ。店内もそれなりに広いということ。我々は囲炉裏テーブルを充てがわれた。
注文取りも、入ってきた順番で聞きに来る。そういうところを蔑ろにしないのも人気店の要件。なにはともあれ生ビール(600円(だった?)、くまちゃんはノンアルビール)で乾杯し、ほっとひといき。さて、料理。注文したのは手造りチャーシュー(700円)、ニシンの山椒漬け(650円)、ニシンと山菜の炊き合わせ(???円)、山菜の天ぷら(???円)、アスパラと海老の包み揚げてんぷら(???円)。ビールの後は地酒。色々あるようだが、喉の渇きを癒すには冷酒がいい。さっき、電車の中でも呑んだ名倉酒造の「名倉流・生酒」を注文。これもすっきり系だ。
どれも美味そうな料理だが、チャーシューは蕎麦屋らしからぬ一品。ニシンの山椒漬けは、会津若松の名物料理、酒がすすむ。アスパラと海老の包み揚げてんぷらは、いかにも春らしい。天つゆではなく、山塩でいただく。山菜の天ぷらもそうだが、ここの天ぷらはさっくさくで絶妙な揚がり具合である。もしひとりだけでランチならば、天ざるを注文するのが良さそうだ。締めはもりそば(800円)。つるつるで喉ごし抜群、香りも高いので、客が挙ってやってくる理由が良く判った。あっという間に時間が経ってしまうのが惜しい。

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徳一のHP: こちら

郡山駅に着いたら、磐越西線用ホームへ移動。9時38分発会津若松行の各駅停車が停まっていた。車両はE721系。嬉しいことに、セミクロスシートタイプの座席だった。やっぱり、こうでなくちゃ。ボックス席の座席間隔は、211系などと較べるとゆったりしているように感じる。窓際に、呑みもの用の小さなテーブルが付いているのは、呑み鉄にも優しい設えである。
この磐越西線は郡山から会津若松、喜多方を経て新潟県の新津までだが、会津若松から西は非電化区間なので、会津若松を挟んで全くの別路線の様である。郡山から新津まで通しで走る列車は無い。まだ会津若松から西へ行ったことが無いので(新津から東へ行ったことも無いので)、何れ呑み鉄として行ってみたい。できたら「SLばんえつ物語」号にでも乗りに行くか。
座席を確保したら早速、残りのつまみを取り出し、キオスクで仕入れたカップ酒(普通酒)を開ける。買ったのは、「名倉山」という会津若松の地酒。可も無く不可も無い味わいながら、ボックスシートに座って車窓からの風景があればもう十分である。
会津若松までの所要時間は1時間18分。カップ酒1本ではやや物足りないかも知れない。ちびちびやりながら、安達太良山や会津磐梯山の山容を眺める。会津磐梯山は随分尖っていてかっこいい山だと思う。磐越西線はロングレールを採用していないので、継目を通過する音が聞こえて来る。それが郷愁を誘っていいわと、女子達の話が盛り上がる。
ところで、この磐越西線(の電化区間)は以前2、3度利用したことがあるが、各駅停車に乗った記憶がない。たしか以前は特急列車があった筈だが、時刻表を見る限り各駅停車と快速電車しか走っていない様子。ググってみると、確かにかつて特急「あいづ」が走っていた。郡山~会津若松間では1時間足らずになってしまうので、わざわざ特急車両を走らせるメリットが無く、取り止めたのかも知れない。

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