山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

宿泊施設

3ヶ月ぶりにグマヤホテルに泊まることになった。前回は仕事だったが今回は完全プライベートなので自腹。スマランには、他にも気が利いたホテルはあるのかも知れないが、我々の仲間内ではこのホテルがリーズナブルでしかも設備が充実しているという点で人気が高い。
第一に、設備が新しい。部屋は無駄に広いし、TV画面も部屋の大きさに相応して十分過ぎるサイズ。当然ながら金庫もあるし、クロゼットもたっぷりな大きさ(定宿のホテル・ホリゾンには何れも無い)。1泊ではなんとも勿体無い。切り取って、プカロンガンのホテル・ホリゾンへ持ち帰りたい。日頃、ホテル・ホリゾンではシャワーしかないので、バスタブに浸かるのも楽しみのひとつ。
ここのトイレはウォシュレットが付いている。ホテル・ホリゾンのそれは、インドネシアで一般的なハンディータイプのウォシュレット。これって、使い方にコツが要る(この頃、だいぶ慣れてきて、周りを水浸しにせずに済むようになった)が、日本式ではそんな手間は要らない。
朝食は勿論ビュッフェタイプ、これはホテル・ホリゾンと同様だが、中身はだいぶ異なる。ホリゾンは基本的にローカル料理で、ウェスタンは卵焼きとソーセージ、トーストぐらいだが(日本食は基本的には無し)、グマヤはローカル、チャイニーズ、ウェスタン、ジャパニーズまで、夫々が充実している。とてもじゃないが、全部は味見出来ない。
ということで優れた点が多々あるにもかかわらずこれで1泊朝食付きが、日本円で約7,500円なのだからちょっと驚く。このホテルが東京にあったならば、どう考えても20,000円、いやいや30,000円は下らないはずである。偶にはこのようなホテルに泊って日頃の息抜きをしたくなる、皆の気持ちがとても良く判る。

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夕食後、ベッドに寝転がって本(電子書籍)を読んでいると、ドアフォンが鳴った。時計を見れば午後9時。小生にとってはもうそろそろ寝る時間だ。今頃なんだろうとドアを開けると、ボーイが「ハッピー・サンクスギヴィング!」と云いながら、四角いプレートを差し出した。
なんでサンクスギヴィングなんだろうと思いつつ、とりあえず「ありがとう」と受け取る。プレートには、短冊切りのパンのようなものと、メッセージカードが乗っている。カードには、"Thank you for staying with us. We hope this cake can brighten up your day."などと書いてある。パンじゃなくて、ケーキだ。
サンクスギヴィングはちょっと早過ぎるんじゃないかと調べてみれば、11月の第4木曜日、まだ再来週の話だ。それとも、インドネシアのサンクスギヴィングは今週なのか? まあ、そんなことはどうでもいいか。
日本人的には、イスラム教徒ばかりの国だから、サンクスギヴィングも無いだろうと思ってしまうが、実はインドネシアの祝祭日には、イスラム教由来だけでなく、キリスト教や仏教、ヒンズー教にまつわるものがちゃんと含まれている(但し、サンクスギヴィング・デーは祝祭日ではない)。中国的な春節だって立派に祝祭日だ。これは、イスラム教徒だって他宗教の休みを楽しんじゃおうという、良いとこ取りの如何にもインドネシア的発想である(マレーシアも同様)。日本では、宗教的にニュートラルじゃないと祝祭日になり難いので(右翼も左翼も文句を云うので)、日本人には、インドネシア人やマレーシア人の無邪気さが羨ましい。話が逸れた。
ともかく、たっぷり夕食を摂った後なので、今日はとても無理。翌朝に喰うことにし、ケーキは冷蔵庫へ。翌朝、齧り付いてみると、(インドネシアらしく無く)ちょっとだけ甘くって、中にはチーズも練り込まれていて、生地はしっとり。なんだかんだ、結局全部喰ってしまった。なかなかイケる。なんて云う名前のケーキだろうか。もちろん、朝食はこれでやめにした。

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この頃、夕食は2日に1回はホテルで喰うパターンになっている。選ぶのは、対象がNasi(ご飯)か、Mie(中華麺)か、Udon(うどん)か、Mihun(米粉)か、Kwey Teow(河粉)かは別にして、安易にGoreng(炒め物)ばかり頼んでいた。
Nasiは、たいてい朝飯と昼飯で喰うことになるので、夕食には余り多くはない、というか意識的に外している。そうなると基本的に麺類。その日の気分(寺田寅彦曰く、その日の宇宙線被曝量次第)で決めることが多いが、Udonは必ずしもいつも在庫がある訳ではないので巡り会うことは少なく、残りの3種類を入れ代わり立ち代わりでチョイスしていた。
今日はふと、馬鹿の一つ覚えみたいにGorengではなく、偶には違った料理方法にしてみようと、Siramを選んでみることにした(たぶん、今日の宇宙線被曝量は殊の外、多かったようだ)。
なんちゃらSiramという料理がいくつかあるのは、メニューで見ていて知ってはいたが、どのような料理方法かは聞いたことが無かった。今回改めて聞いてみると、なかなか端的に説明するのは難しそう。喋る方のインドネシアボーイも、聞く方の日本人オヤジも、英語力はほぼ同程度、彼の表現力では、小生の頭の中に確固たるイメージがなかなか浮かんでこなかったが、どうやらなんとなく、あんかけのようなものらしい、というところまで判った。ならば、それにしてみようと、Kwey Teow Siram Ayam Chasio(IDR45,000≒360円税別、サービス料別)を注文。Ayamは鶏肉、Chasioは叉焼である。
部屋で待っていると、ボーイがKwey Teow Siram Ayamを持って登場。あんかけというよりも、炒めた最後に片栗粉でとろみをつけたもので、広東料理でよくある感じ。これならばGorengよりもいいかも知れない。今後は、こっちを主体にすることにした(当然かも知れないが、Nasi Siramという料理はメニューには無い)。

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やや定刻より遅れたが、無事スマラン空港に到着。外を見ると、窓ガラスが濡れている。久しぶりに見た、インドネシアの雨。これから雨季が始まるらしいので、イヤというほど見られるのだろう。バッゲージ・クレームでも滞りなく荷物は出てきた。もうちょっと早い時間に着けば、何処かの店に入って一杯やってみようかとも思ったかも知れないが、すでに午後9時を過ぎ、そんな気持ちにもなれない。ホテルへ行って寝るだけだ。
更には、空港に着くまでは、迎えの運転手に、何処かの「闇の酒屋」に寄ってビールを買いたい、と我が儘を告げようかとも思っていたが、別に一日や二日呑めなくったって、そのストレスで胃に悪いことも無かろう、もう俎板の上に乗った鯉だ、ジタバタしないことにした。
インドネシアのホテルやオフィス・ビルには、ほぼ間違いなく屋根付きの車寄せが付いている。ここ"HOM Hotel"だって、車をぐるりと回せるほどのスペースはないものの、立派な屋根が迫り出している。以前は、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す演出かと思っていたが、実際に東南アジアの国に来てみてみると、これは全く実用的な手段なのだと判る。今夜もこの屋根が無かったら、車から降りた瞬間ずぶ濡れになったはず。日本でも、ゲリラ豪雨が日常化すれば、このようなスタイルを見習う必要があるかも知れない。
翌朝はやっぱり4時ごろ、何処か近くのモスクから流れてくる、大音声のアザーンで叩き起こされる。でもそのままでは起きず、うつらうつらしているうちに、だんだん外が明るくなるので、諦めて起床。カーテンを開いて外を見れば、窓の下には競技場が見えた。なにやらこんな朝から走っている者もいる。ご苦労なことだ。いや違う、こんな時間だからこそ走っている者がいるのだ、と気が付いた。真昼間にトラックを走るなんて、いくらインドネシア人でもしないはずだ。

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天気もいまいちだし、先週の志賀山に登った際、右膝の脇の筋をちょっと伸ばしたので(古傷の再発のようなもの)、今週はちょっと軽めの山ということで、大菩薩連嶺に平行して連なる日川尾根に行ってみることにした(山の記録はこちら)。
この尾根は、いったん上がってしまえば殆どアップダウンが無く(なにしろピークらしいピークが無い)、しかもバス停がある上日川峠が終点なので、最後に麓へ下るようなことにもならない。まこと、膝の具合が悪い者にとっては好都合なところで、しかも人気が無いので静かなのが更に良い。
嵯峨塩館前からの登りも、ほんの一時間我慢すればもう尾根の上。あとはゆったり稜線漫歩。行き掛けの駄賃に、尾根上からほんの少々外れた「梅子婆」(仮称、標高1,540mぐらい)に寄り道。あとは忠実に尾根を北上する。途中、下日川峠の先で、相次いで二人の中高年男子単独行とすれ違った。こちらもそうだが、むこうも「こんな尾根を歩くなんて、酔狂な連中だなあ」と思ったに違いない。
今回の最高点は1,637m峰、地形図上の破線はその三角点を通るようになっているものの、実際の踏み跡は巻いてしまっている。こちらも、あえて三角点を踏むようなことはせず、淡々と先へ進む。
午後1時過ぎに、上日川峠に到着。4月に大菩薩嶺北尾根を登って以来、ほぼ半年振りにまた「ロッヂ長兵衛」にやってきた(前回はこちら)。こんな天気の割には、ハイカーでかなり賑わっている。やはり目当ては大菩薩嶺か。若者が多いようだ。やや肌寒いが、やっぱりビールを呑みたい。缶ビールにしようか、生ビールにしようかちょっと迷ったが、折角なので生ビール(600円)で、お疲れさんの乾杯。
建物の煙突から煙が出ている。あの薪ストーブの煙だろう。寒いのでストーブの前で呑みたい感じ。どうせならこのまままた、「ロッヂ長兵衛」に泊りたいところだ。......おっとあぶない、あぶない、そんな訳にはいかない、明日は海外出張の準備をしなくてはならない。しまった、ついうっかり現実に戻ってしまった。

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2日目は岩菅山に登るため、蓮池BSから一ノ瀬BSまでバス移動。一番バスは思ったとおり、我々の貸切状態。空は、今にも泣き出しそうな雲行きだ。どこまで降られずに登れるか。昨日、右膝脇の筋をちょっと伸ばして痛みは残っているが、まあなんとかなるだろう。
歩き始めから、アライタ沢を渡るまでの用水路沿いの道はほぼ平坦で、丁度紅葉が見頃。那須の、峠の茶屋を越えて三斗小屋温泉までの水平歩道を彷彿させる。途中でちょっと腹ごしらえ。今日は宿の朝食は食べられなかったが、弁当は用意してくれた。それをいただく。
沢から離れ2つ目の急登に掛かった辺りで、とうとう雨が落ち始め、視界もゼロ状態。気温もどんどん下がる感じだ。こうなるとさすがの女子連も黙って登るだけとなる。必ずしも、天候が悪くて残念なことばかりではない。途中、30人余りの学生の集団が下りて来て、我々とすれ違う。彼らは雨でも賑やかだ。
やがて山頂に到着。眺望なし。寒いので山頂直下の避難小屋に這い込んで小休止。先客は1パーティーのみ。証拠写真を撮ったら、長居してもいいことは何も無い、さっさと下山。雨の中、下りも黙々と歩くだけと思ったら、登頂して気分は晴れたと見えて、女子連は忽ち姦しくなる。
あとの楽しみは、一ノ瀬で一杯やれるかどうか、だったが、下りてみるとホテルは数多く立ち並んでいるものの、ひっそり、ひと気が無い。バス停待合所で、各ホテル宛の新聞が並んでいるのを見れば、ホテルには誰かが居るようだとわかるが、営業しているところは見当たらず。バスがやってくるまで、悶々と時を過ごすだけとなった。
ホテルに戻ったら、今日も先ず風呂。今日もやはり貸切。風呂から上ればビールが待っている。ちょっと小腹が空いているので、昼の弁当の残りを摘まむ。しばらくまどろんでいると、もう夕飯の時間なので、食堂へ移動。今日の献立一覧をみると、昨晩と違うメニューになっている。これはありがたい。メインは虹鱒のホイル焼き。こういうので一杯やるのは最高だ。

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木戸池BSにやってきた湯田中行きバスは、小生を含め数人しか乗っていなかったが、下車した蓮池BSからは、入れ替わりに随分多くの中高年(主に女性)が乗り込んできた。何処かで紅葉狩り(というか紅葉を見ながらのおしゃべり)を楽しんで、もうお帰りということかも知れない。
スキーシーズンでないとこんなものかも知れないが、皆、車でやってきて、ちゃちゃっと紅葉を見たらおしまいじゃあ、ちょっと勿体ない。或る瞬間を眺めるだけでなく、夜明けから夕暮れまで移ろい行く光に照らされた紅葉の変化を堪能することこそが、ここへやってくる価値ではなかろうか。
そんな中高年集団を見送った後、宿に戻る。女子達はもう風呂から上がっている頃だろう。こちらも3階の部屋に荷物を置いて、さっそく1階の風呂場に直行。帰りに2階にある自動販売機でビールを買うために、500円硬貨1枚を懐に忍ばせる。思ったとおり、風呂場には誰もいなかった。
窓の外はさして眺めは無いが、視界を遮るのは色付いた葉っぱなので、それなりに風情は良い。ここの源泉は単純硫黄泉(源泉 61.0℃)というが、硫化水素臭は微かに感じられる程度。山の下りでちょっと脛に傷を負ったので(まあ、生傷は絶えないもの)、片足だけ湯船から出してゆったり浸かる。
部屋に戻ったら、さっそくビールをグビっとやる。は~~、いつものことだが堪えられない。窓の外を見ると、目の前に東舘山から赤石山までの稜線を彩る紅葉の或る部分が夕日に照らされて、申し分ない眺めである。そのうち女子達も集まり、ワインやら日本酒やらをいただく。
ここ「ホテル白樺荘」は、大きからず小さからずの、程よい規模である。シーズンオフなので、館内は閑散としている。夕食時になったので食堂へ向かうと、宿泊客は、我々以外に3組ぐらいのようだ。この時期の志賀高原は、紅葉の絶景が見られるのにも拘らず、ホテルは至って静かという、とても贅沢な時間を過ごせる場所である。

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スマランから移動し、スーツケースはタクシーで預かって貰ったまま、暫し仕事に没頭。夕刻、そのタクシーで「ホテル・ホリゾン」へ向かいチェックイン。たかだか2回目とは云え、やっぱり慣れたホテルだと何となくほっとする。ヒトは慣れない環境では無意識のうちに緊張しているらしい。
今回は3階の部屋。眺めは悪いが、窓枠はちゃんと嵌っているので、隙間から蚊が侵入していることはなさそう。せっかく電子蚊取りの詰め替え用まで用意してきたのだが、活躍する機会は無いかも知れない。前回はツインの部屋だったが今回はセミダブル。相変わらず、衣装箪笥が見当たらない。皆さん、どうしているのだろうか。まさか箪笥を持ち込んでいるのかしらん。
今回やって来るに当たって知ったことだが、テレビのローカルのチャンネルながら、日本を紹介する"WAKU WAKU JAPAN"という名のチャンネルがあり、このホテルでも見られる。日本を紹介する番組だけでなく、民放のバラエティやドラマを、インドネシア語字幕で放送している。
NHKワールドプレミアムはもちろんNHKの番組(たぶんEテレ)だけだが、これはこれで見る機会はある。土曜日や日曜日の日中は、何故か子供番組ばかりなので、その間は"WAKU WAKU JAPAN"を見ることになるだろうが、朝や夜は、ニュースを見る機会が多い。別にインドネシアで日本のニュースを見たからと云って、何か役立つことがある訳でもないが、何となく見てしまう。
生活パターンが単調なので、朝ドラや大河ドラマは、ほぼ必然的に毎回見る。インドネシアでも、日本とリアルタイムで放送している。朝ドラなんて見続けるのは、何十年ぶりかも知れない。土曜の朝は、朝ドラの流れで「チコちゃんに叱られる」を見てしまうが、仕事に出かける時間が6時30分なので(日本時間で8時30分)なので、いつも話の途中で部屋を出ざるを得ないのがやや残念である。

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今日はスマラン泊まり。朝、東京を出ても、その日のうちには目的地に着かない。どんだけ遠いの?って感じだが、インドネシアはそれなりに広いということ。まるで最果ての地に住む日本人を千原セイジが訪ねる、某バラエティ番組的である。
ホテルが手配するタクシーで、"Hotel @HOM Semarang"には午後10時頃に到着。見かけは、まあまあのホテル。チェックインしたら8階へ。眺めもまあまあ。もう、外に出かけようなんて気は起こらない。でものどが渇いたので、ルームサービスでビールを頼もうとしたら、素気無く「ノー、ビール、サー」ときた(インドネシア人は、「ビア」とは発音しない。オランダ語の影響だろう)。
人口130万ぐらいある大都市スマランでも、ビールを置いていないホテルがあるとは驚いた。部屋も寝るだけならば仕方が無いか、という程度。テレビ放送も、ローカルかヨーロッパサッカーのチャンネルぐらい。まあ1泊IDR400,000(≒3,200円)じゃあ、文句は云えないか。
これならば、あとは本でも読んでさっさと寝るだけだ。次回は、自腹を切ってIDR1,000,000(≒8,000円)の高級ホテルGUMAYA HOTELにでも泊るか、という気になるかも知れない。GUMAYAならば、レストランでもルームサービスでも、ビールやワインを注文できる。
翌朝は、6時から朝食があるというので行ってみる。もちろんビュッフェ形式だが、料理の品数はナシ・ゴレン、ミー・ゴレンを含め6品程度。他にパンや粥がある。こちらのパンは、見かけは日本のサンドウィッチ用のパンと同じだが、何故だか香りが違う。パン酵母の種類が違うのだろうか。
総じて朝食の味は、プカロンガンのホテル・ホリゾンと同程度で、まあまあというところ。実は、Hotel @HOMグループは、ホテル・ホリゾンと同じ経営者らしい。なので味も近いのかも知れない。もうすっかり、またインドネシアに戻ってきた気分である。

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所用があって、スマランにやってきた。夕食を摂ったあとの帰り道、ホテルに近い"Indomaret"(コンビニ)に入って、ビールが無いかなと物色したが見当たらない。レジのおねえちゃんに「ビール、無い?」と訊いても、ちっとも通じない。インドネシア女性はビールという言葉を知らないのか。それとも知らないふりをしているのか。仕方がないのでC1000タケダ(IDR6,800≒54円)を買って紛らわす。
マレーシアと比較すると随分、アルコール事情が違うようだ。マレーシアだったら、何処のコンビニだって、タイガービールぐらいは普通に手に入る。もちろん、スーパーマーケットに行けば、日本のビールも含め何種類もずらりと並んでいる。ワインだって普通に売っている。
もうこちらに長く居る事情通に訊くところによれば、インドネシアはイスラムに一層厳格な国のようで、大っぴらにアルコールを売ることは基本的にダメ。裏路地の看板がないような店で、こっそりと売っているだけとのこと。つまり事情を知らない者は、そのような事情通に訊くしか買う手立てが無いということになる。スマランは中華系が比較的多いので、アルコール類はマレーシア並みかと期待して、買い物袋まで用意してきたが、あてが外れた。
そうなると、さしあたってビールを呑むには、ローカルフードではない飲食店に入るか、ホテルで呑むか、という選択肢が残る。呑み喰いに無頓着な同行者は、もう店に入るのは億劫そうなので、ホテルに帰ってからルームサービスで部屋呑みすることにした。
ルームサービスのメニューに載っているビール銘柄は、地元ビンタン以外に、ハイネケンとホーガーデン(ヒューガルテン)。流石、旧宗主国オランダの影響は依然として残っている。やっぱりBINTANG BEER(IDR45,000税・サービス料別)にした。もうすっかり呑み慣れたが、この味は悪くないと思っている。少なくとも、タイガーやシンハーなどよりも、上じゃないかな。

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GUMAYA TOWER HOTEL SEMARANGのHP: こちら

喰い気や呑み気よりも、ギャンブルをこよなく愛する同僚を置いてひとり「ホテル・イビス」に戻る。途中、何処かに寄ろうかと一瞬思ったが、やっぱり独りで夜、バーに入るのはちょっと物悲しいし、オープンバーは暑い。
それともうひとつ、スマホが故障しているままなので、「取材」する気力が沸いてこない。ということで、今夜もコンビニでアルコールを調達して、テレビを見ながら部屋呑みすることにした。こんなシンガポールの夜を二晩も続けたのは、これまで記憶が無い。
セブン・イレブンは到るところにあるので、最寄の店に入って一応、店内をぐるっと物色。この店は、昨日の店よりもアルコール類の販売スペースがずいぶん広い。ビールも何種類かある。つい、プカロンガンとシンガポールを比較してしまう。なんてシンガポールはいいところなんだろう。
ふと気が付いたが、「アンカー」とか「ハイネケン」などのロング缶はSGD6~8(≒490円~650円)ぐらいするのに、「キリン一番絞り」はなんとSGD5.8だった。そんなに日本のビールは人気が無いのかね。でもまあ、それはそれ、小生にとっては願ったり叶ったりの状況、有難く一番安い「キリン一番絞り」をゲットする。つまみはなんでもいいが、とりあえず目に留まった"SUN CHIPS French Onions"(SGD1.85)を買ってみた。
当然ながら、久々に呑んだ「キリン一番絞り」はやっぱり美味い。"SUN CHIPS French Onions"を摘んでみた。袋を見ると、アメリカのブランドらしい。味はまあまあだけれど、ポテトチップもやっぱりカルビーか湖池屋の方が上かなと感じた。

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シンガポールには何度も来たことがあるが、ベンクーレン辺りに泊ったこととなると、せいぜい「インターコンチネンタルホテル」ぐらいだろうか。一番多いのはたぶん、チャンギ空港内にある「クラウンプラザ」。シンガポールを経由地にしてクアラルンプールやジャカルタ、ジョグジャカルタなどに行くことが多かったせいだと思う。
我々が今回泊まる「イビス」はいちおう、3つ星ホテル。1泊朝食付きで180SGD(≒14,800円)ぐらいだろうか(会社が直接支払っているので、いくらなのか判らず)。設備はやや古く感じられるかも知れないが、この界隈では標準的なホテルだと思う。
フードコートでチキンライスを喰ったので、取り敢えず腹は満たされたが、気分は満たされず。漸く禁欲の国からパラダイスに遁れてきたのだ、このまま寝るのはちょっと惜しい。かと云って、独り何処かのバーに湿気込む気分にもならない。
そこで折衷案として酒を買いに行くことにした。ここはシンガポール、日本と同様、酒はコンビニでも売っている(ちょっと高いけど)。その当り前さに慣れてしまっているので、アルコールに対して厳格なインドネシアのプカロンガン市からやってくると、ほっとする。ありがたや、ありがたや。
街中にセブンイレブンは、犬も歩けば棒に当たる的にいっぱいある。"The Bencoolen"というショッピングモールの1階にあるセブンイレブンに入り、タイガービール・ロング缶(SGD5.9≒470円)、白ワインボトル(Charmer Sauvignyn Blanc(SGD27.4≒2,200円))、スナック(Lays Baked Tomato&Cheese(SGD2.3≒185円))を購入。店番のお母さんは、「ありがとうございました。またお待ちしております。」と真っ当な日本語で声をかけてくれた。

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「ホテル ホリゾン」で喰う、最初で独りだけの夕食。ダイニングルームにはいつも見かける、お腹が出た欧米系中高年が独りだけ。従業員の方がずっと多い。寂しいけれども、おかげで静かで良い。ローカルの家族とかが来ると、たったひと家族でも随分と賑やかになるのだ(子供は走り回るし)。いっそプールサイドの席にでも座ろうかと思ったけれど、やっぱりちょっと暑いし、それに蚊の攻撃も少々気になる。
蚊は室内でも時々攻撃を受ける。マラリヤなどの感染が気になるけれど、正直のところ蚊に刺されたらマラリヤになるとしたら、もうとっくになっているぐらい、蚊には刺されまくっている。しかし、日本でヒトスジシマカなどに刺された場合のようにあまり腫れることがないし、而してあまり痒くならない感じなので、それほどの脅威でもない。でもやっぱり鬱陶しいので、やっぱり室内がいい。
ウェイトレスを呼んだら、まずビールを注文。といっても選択の余地はなく、ビンタン・ビールのレギュラーサイズ缶(IDR70,000≒560円税別、サービス料別、以下同様)しか置いていない(しつこく訊いた訳ではないので、本当かどうかは不明)。料理はたいていIDR40,000~60,000(≒320円~480円)ぐらいなので、マレーシアと同様、アルコールはずいぶん高い。考えると馬鹿馬鹿しいのでいっそのこと、プカロンガン滞在中は禁酒でもするか、という気持ちにもちょびっとだけ傾く。
ビールには、豆のつまみが付いてくる。でんろく豆風だが、こちらの方は甘くないので、ビールに合う。なかなか美味い。料理は、NASI GORENG BUNTUT(IDR70,000≒560円)を注文してみた。これは、いわゆる焼飯にえびせんとサテー(インドネシア風焼鳥)が付いてくるセット料理。サテーのピーナッツソースはやっぱりちょっと甘いが、マレーシアのサテー程ではない気がする。少なくともビールのアテにはなる。ビールを頼むときには、この料理はなかなか良い。

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プカロンガンは中部ジャワ州にあり、人口は約29万人(Wikipediaによる)と、意外に大きな都市である。人口密度を調べてみると、東京で云えば町田市と日野市の間ぐらい。周りは水田が広がっているので、都市部はかなり家が密集している印象である。
そんな街のほぼ中心、プカロンガン駅前にあるホテル ホリゾン(Hotel Horizon)が我々の滞在拠点。いちおう、4つ星ホテルらしいがちょっと盛り過ぎな感じ。1泊朝食付きで、洗濯代(5着まで)も含め日本円で4,000円くらい。客室はツインルームなのでまずまずの広さがあるが、衣装箪笥とかクロゼットは無く(ハンガーが4つあるだけ)、長期宿泊には不向きなつくりと感じる。
それに、金庫も無い。そもそもホテルに長期宿泊した経験が無いので、ちょっと調子が狂う。金めのものは基本、持ち歩くにしろ、スーツケースを開けっ放しにしておくのは気持ちが悪いので、毎朝スーツケースの鍵を掛けて出かけるのが少々煩わしい。小生の部屋は6階。辺りにこのくらいの高さのビルは少ないので眺めは良いはずだが、目の前にも丁度同じ高さのホテルがあり、視界は遮られている。
1階のダイニングルームの奥の庭には小さなプールがある。今のところ、誰か泳いでいる人を見たことが無い。たぶん、日本人もインドネシア人も使うことは無いと思うので、欧米人が泊まったときに可能性があるかも知れない。
毎朝、そんなプールを眺めながら朝飯を喰う。ビュッフェ形式で、パンやサラダなど欧米風の料理も若干あるが、基本はインドネシア料理。皿の真ん中にご飯(Nasi)を盛り、その周りにおかずを載せていくスタイルは、マレーシアと同じ。マレーシアではこれを中国語で「経済飯」と呼んでいたが、こちらではどう云うのか判らない。
味付けはどれも悪くない。辛い料理もあるが、全てではない。飲み物も、シュガー抜きと云えば、ちゃんと甘くない紅茶が出てくる。ビールも置いてある(ちゃんと云わないと、室温のビールが出てくる)。料理は比較的、野菜が多いイメージ。これから暫くは、運動はせず、喰って寝て、エアコンがガンガン効いた部屋で仕事をするだけの毎日なので、炭水化物控えめ、野菜は多目を心掛けたい。

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白根御池山荘に泊まった翌朝は、4時過ぎに出発して稜線までは上がったものの、体調が優れない者がいたので小太郎山はさっさと諦め、下山に掛かる。ちょびっとだけ稜線の風を感じ、ガス渦巻く中に地蔵ヶ岳のオベリスクと、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳もちらりと見え、多くの高山植物にも会えたのでまあ良し。
3,000mの稜線に上がるのに、1泊2日の弾丸ツアーは少々きつかったのかも知れない。鳳凰三山を眺めつつ、野鳥の囀りに耳を澄ませながら草すべりを下れば、いつのまにか再び白根御池山荘。もちろんビールが気になるところだが、ここで呑んでしまうとまた、もう1泊しなくてはならず(それも魅力的だけど)、ぐっと我慢して、デポした荷物を回収し、広河原を目指してさらに下る。
いくら標高が高いとはいえ、下るに従い段々暑くなる。暑くなるともうビール以外のことが考えられない。もどかしい時間が続く。やがて植生も変わればいつしか広河原の森の中。目の前に広河原山荘が現れた。その脇には自動販売機。ジュースだけでなく、ビールも並んでいる。ありがたや、ありがたや。さっそく頂こう。グビっと呷ればもう山登りは打ち留め。エゾハルゼミの大合唱が我々の無事帰還を祝福してくれる。
この小屋は昔からいつも登山道から横目に眺めるだけだった。この小屋が新築になった頃にも、只通り過ぎたことがあった。もう30年ぐらい前の話か。いつの間にかその小屋もだいぶ貫禄が付いてきた。声をかけたことは無いけれど、昔から顔だけは知っていたご近所さんみたいなものか。今回、漸く挨拶を交わすことができた。
調べてみると、近々、広河原山荘は野呂川の左岸へ移転し建て替えるらしい。3階建てにして風呂も作り、登山客だけでなく一般の観光客も泊まれる施設にするそうな。もう山小屋じゃあ無くなるわけだ。完成は2021年とのこと。山小屋の広河原山荘があるうちに、小太郎山をリベンジできるか。

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随分以前から、小太郎山が気になっていた。個人的には、その隣にある北岳にはもう食指は動かないが、小太郎山だったら行ってみたい。しかし、なかなか機会が無くずるずると時が経ってしまった。漸くやってきたチャンスだが、今回のプランは1泊2日の弾丸山行。果たして首尾良くいくか。
広河原から白根御池小屋までは、ずいぶん久しぶりだが土地勘はある。急勾配ながら2時間だけ我慢すればあとは楽チン。登り始めから久しぶりの雨に降られたが、順調に白根御池小屋に到着。なかなか綺麗でいい小屋だ。
今回、元々はテント泊のつもりだったが、雨じゃ気分も萎えるだろうと、小屋泊まりに切り替えていた。でも、どこかの高校山岳部の大パーティーは雨をものともせず、既にテントを張って食事の準備中だった。馬齢を重ねるとどうも億劫になっていかんな、と吾が身を振り返る。
我々は8人部屋を5人で独占。この時期ならではの優雅さと云えよう。受付の際、引換券を渡された。タダでジュースかビールと交換できるという、素晴らしいサービス。ジュースと交換するなんて、有り得ない。荷物を置いたらさっそく食堂へまっしぐら。ほんとにビールをくれた。有難く、グビっとやる。皆が持ち寄ったつまみもなかなか豪華。他の連中も次第に集まり、食堂は賑やかになった。
でも暫くしたら、準備があるので出て下さいとの告知があり、退散。我々も食事の支度にしよう。炊事場のひとつは高校生に占領されているので、もうひとつのトイレ脇へ食材を持って移動。我々には主婦が4人もいるので、小生は手出し出来ず、辺りをぶらぶら。食堂を覗いてみると演奏リハーサル中。そう、今夜は偶々山崎泰之氏の横笛コンサートがあるそうだ。料理が出来上がったので部屋に戻ってディナー。コンビーフハッシュを使ったパスタはまずまずだった。
ディナーのあとは、皆さん食堂へ集合し音楽鑑賞。雨が上がったようなので、小生はひとりぶらぶら、ひっそり静かな御池の周りを、夕暮れの散歩と洒落込んだ。(山の記録はこちら)

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今回、日光へやってくるに当たって、泊まってみたい宿があった。それは中禅寺にある「湖上苑」という名のホテル。1泊2食付、「益子焼で生ビール」プランでひとり13,400円(入湯税込、消費税別)。日光は、小学生の修学旅行を皮切りに何度もやってきて、様々な宿に泊まっているが、たいてい湯元に泊まることになるので、中禅寺界隈に泊まったことは無かった。
ここ「湖上苑」はホテルといっても、ペンションよりやや大きめ、プチホテルのような規模である。かつてはここにも某大使館の別荘があったらしい(当時の建物をそのまま使っているか否かは定かではない)。
中禅寺湖の直ぐ脇、中禅寺湖遊覧船発着所のすぐ隣。生憎の天気なので視界は100~200mぐらいだが、我々の部屋の窓の下には、本降りの雨の中、根気よく魚の当たりを待っている釣人が見えている。
白壁に木の柱や梁が剥き出しとなっている外観は、ヨーロッパアルプス的と云えなくもない。内装もどこか山荘風である。ここの風呂はもちろん、日光湯元から引いた温泉。源泉から10km以上も引いているせいか、湯はやわらかい感じで丁度いい具合。硫化水素臭も殆ど感じられない。
そろそろ夕食に時間になったので1階のダイニングルームへ。テーブルはほぼ埋まった感じ。外国人らしきカップルが一組だけいた。このホテルは家族経営のようである。受付に居たのはたぶん、大女将。食事中には、何人も女性が給仕に現れたが、男性は皆無。厨房で料理番なのか。とにかく皆さん、とても物腰が柔らかい。
ここの夕食は、虹鱒のから揚げ・オレンジソース掛けが有名。でもそれだけではなく、前菜の5種盛り(ゆば煮物、ゆば刺身、豚の鶏レバーのパテ、クリームチーズのたまり漬、サラダ)から始まり、きのこの豆乳グラタンまで平らげないと虹鱒は現れず、そのあともご飯とデザートは別にしても、ビーフステーキを喰わねば終わらない。それぞれ美味かったが、もちろん喰っているだけという訳にはいかないので、プランに入っていた益子焼ビアマグでビールを呑み干した後、日本酒も赤ワインもいただいた。腹は必然的にぱんぱんになった。
肝心の虹鱒は、確かにオレンジソースが際立っているものの、甘さは仄かに感じる程度、むしろオレンジの香りが虹鱒と良く合っている様に感じた。虹鱒は頭からしっぽ(尾鰭)まできれいに食べられる。なかなかの一品である。

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北アルプスなどの雪と岩、沢に熱中している時期には、樹木や草花に目が向かないと同様に、栃木や群馬など地方の寂峰なぞには見向きもしないものだが、他の者達と較べると小生は10代の頃からそのような中高年的嗜好に合う山にも関心があった。庚申山もそんな山のひとつ。
庚申山は皇海山の前衛峰でもあるので、皇海山をアタックするときに是非まとめて登りたいと思っていた。ところが昨今、不動沢を詰めて皇海山をアタックする安直なルートが開拓されたため、庚申山を経由して登るルートは篤志家の世界になりつつある。百名山を制覇するがために、安直なルートを登って満足するような輩に同調するつもりは無いものの、庚申山からアタックする場合は庚申山荘に2泊する必要があり、この40年間ずっとなかなか同行者が現れず二の足を踏み続けていた。
最近になって、とりあえず1泊で庚申山だけでも登っておこうかと考えていたところ、この頃庚申山の東側に延びる中倉尾根が俄然注目されている。なんでも「孤高のブナ」なる木があるらしい。興味が沸いたので、それを組み合わせることで行ってみようと計画したのが今回の山行だった(山の記録はこちら)。
そのために先ずは庚申山荘に泊まる。事前情報どおり、随分立派な小屋である。避難小屋としては最大級だろう。トイレは外だが、発電機付きのバイオトイレなので問題なし。寝具としては、多少湿っている感じはするが、布団もふんだんにある。
入って左側はテーブルがあるのでダイニングルームのような感じだが、祭壇もあるので祈祷室のようなところでもある。その奥の部屋を寝床と決め、女子連はお山巡り。小生はWOODYさんと共に、ダイニングテーブルで一杯やり始める。女子連が帰ってきたら早速すきやき。山で喰うすきやきは美味い。ふと外を見たらシカが草を食んでいた。我々の後から宿泊者がどんどん増え、結局今日は40人ぐらいが泊まったものと思われる。
この次にここへ来るのは勿論、庚申山から鋸山を経て皇海山をアタックするときだ。

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2日目は一切経山と東大巓を登って浄土平に戻るつもりだったが、吾妻小舎のオヤジさん(高橋さん)から、高湯に泊まるのであれば、一切経山からそのまま下ったらどうかとアドバイスをいただいたので、それもそうだなと思い、出発。
高橋さんは、ここ(吾妻小舎)から5時間もあれば高湯に着くだろうと、早く着き過ぎて時間を持て余すかも知れないような口ぶりだったが、豈図らんや、家形山への分岐を過ぎてからがウンザリするほど長かった。結局、小舎から今宵の宿、「静心山荘」まで7時間かかった。無積雪期ならばいざ知らず、5時間はかなりの健脚者でないと難しいと感じた(山の記録はこちら)。
それでも、宿に着いたのはまだ午後2時過ぎ。ちょうど外に出ていた女将さんの出迎えを受ける。中へ入るとご主人と愛犬もお出迎え。まるで某テレビの「人生の楽園」に出てきそうなご夫婦である。
今日は陽気が良いのでだいぶ汗をかいた。直ちに風呂に入りたいところだったが、それよりも何よりもビールを呑みたい。ご主人に早く呑ませてくれと強請る。
ビールを呑み干してひと安心したら、次は風呂だ。ここは自前の源泉を持っているとのこと。風呂場は渡り階段を上がったところにあって、宿の母屋も庭も見下すことができる。ご主人自慢の湯船と床はすべて木を使っていてとても味わいがある。三斗小屋温泉大黒屋の風呂を彷彿させる。もちろん、小生だけの貸切状態。身も心もさっぱり出来た。
その後、部屋でちびちびワイン等を呑んだ後は、いつの間にかもう夕食時。1階の食堂でいただく。女将さんの手料理が後から後から現れて、全く以て勿体ないことだが結局喰い切れなかった。これで1泊2食付9,330円(税込)は安過ぎる。

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ゴールデンウィーク明けのこの時期、浄土平を越える磐梯吾妻スカイラインには路線バスは走っていない。5月に入ると運行されるようになるが、それも一日二便のみ。しかも、何故か一方通行で、浄土平から野地温泉方面へバスで行くには、一旦、福島駅まで出て次の便(次の日)の乗らなくてはならない。つまり、バスではその日のうちに野地温泉には辿り着けない(!)という、超ローカルな領域である。これじゃ、誰もバスを利用しないだろう。小屋番の高橋さんに云わせると、「便数を減らしたので客が減った」という負のスパイラルに陥った結果らしい。
そんな状態なので当然、我々は福島駅から浄土平までタクシーを利用するつもりだったが(事実、予約もしていたが)、前日になって小屋番の高橋さんから連絡が入り、福島に用事があるからその帰りに乗せてくれる!とのこと。まさに願ったり叶ったりだった。
東吾妻山に登って浄土平レストハウスでビールを呑み、ふらふらと吾妻小舎に戻った。今日の宿泊客は、我々以外にお二人の男性だけ。そのうちのひとりは喜多方の山の会の方で、他のメンバーよりも一日早く小屋にやってきたとのこと。一升瓶(喜多方の地酒「弥右衛門」)をどんとテーブルに置いて、「好きに呑んで下さい」と云い残したまま、微温湯温泉に入ってくると車で出掛けて行った。
流石に勝手には呑めないので、持参した酒をちびちび呑んでいるうちに夕食タイム。正直云って、ここの夕食は、山小屋にいることを忘れる程だ。確かに業務用車は小屋の前まで乗り付けることが可能だが、ここは全くの山の中。夜は、ここ以外、半径数km以内にヒトはいなくなる。こんな贅沢はなかなか出来ない。
夕食後は、他のお二人も含め「弥右衛門」をいただく。そのうち、高橋さんも仲間入りして、色々興味深い話を聞かせてもらった。朝起きたらちょっと胸やけ。良く覚えていないが、些か呑み過ぎたようだった。

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