山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

宿泊施設

喰い気や呑み気よりも、ギャンブルをこよなく愛する同僚を置いてひとり「ホテル・イビス」に戻る。途中、何処かに寄ろうかと一瞬思ったが、やっぱり独りで夜、バーに入るのはちょっと物悲しいし、オープンバーは暑い。
それともうひとつ、スマホが故障しているままなので、「取材」する気力が沸いてこない。ということで、今夜もコンビニでアルコールを調達して、テレビを見ながら部屋呑みすることにした。こんなシンガポールの夜を二晩も続けたのは、これまで記憶が無い。
セブン・イレブンは到るところにあるので、最寄の店に入って一応、店内をぐるっと物色。この店は、昨日の店よりもアルコール類の販売スペースがずいぶん広い。ビールも何種類かある。つい、プカロンガンとシンガポールを比較してしまう。なんてシンガポールはいいところなんだろう。
ふと気が付いたが、「アンカー」とか「ハイネケン」などのロング缶はSGD6~8(≒490円~650円)ぐらいするのに、「キリン一番絞り」はなんとSGD5.8だった。そんなに日本のビールは人気が無いのかね。でもまあ、それはそれ、小生にとっては願ったり叶ったりの状況、有難く一番安い「キリン一番絞り」をゲットする。つまみはなんでもいいが、とりあえず目に留まった"SUN CHIPS French Onions"(SGD1.85)を買ってみた。
当然ながら、久々に呑んだ「キリン一番絞り」はやっぱり美味い。"SUN CHIPS French Onions"を摘んでみた。袋を見ると、アメリカのブランドらしい。味はまあまあだけれど、ポテトチップもやっぱりカルビーか湖池屋の方が上かなと感じた。

DSC_0051

シンガポールには何度も来たことがあるが、ベンクーレン辺りに泊ったこととなると、せいぜい「インターコンチネンタルホテル」ぐらいだろうか。一番多いのはたぶん、チャンギ空港内にある「クラウンプラザ」。シンガポールを経由地にしてクアラルンプールやジャカルタ、ジョグジャカルタなどに行くことが多かったせいだと思う。
我々が今回泊まる「イビス」はいちおう、3つ星ホテル。1泊朝食付きで180SGD(≒14,800円)ぐらいだろうか(会社が直接支払っているので、いくらなのか判らず)。設備はやや古く感じられるかも知れないが、この界隈では標準的なホテルだと思う。
フードコートでチキンライスを喰ったので、取り敢えず腹は満たされたが、気分は満たされず。漸く禁欲の国からパラダイスに遁れてきたのだ、このまま寝るのはちょっと惜しい。かと云って、独り何処かのバーに湿気込む気分にもならない。
そこで折衷案として酒を買いに行くことにした。ここはシンガポール、日本と同様、酒はコンビニでも売っている(ちょっと高いけど)。その当り前さに慣れてしまっているので、アルコールに対して厳格なインドネシアのプカロンガン市からやってくると、ほっとする。ありがたや、ありがたや。
街中にセブンイレブンは、犬も歩けば棒に当たる的にいっぱいある。"The Bencoolen"というショッピングモールの1階にあるセブンイレブンに入り、タイガービール・ロング缶(SGD5.9≒470円)、白ワインボトル(Charmer Sauvignyn Blanc(SGD27.4≒2,200円))、スナック(Lays Baked Tomato&Cheese(SGD2.3≒185円))を購入。店番のお母さんは、「ありがとうございました。またお待ちしております。」と真っ当な日本語で声をかけてくれた。

20180812_172205

20180812_172222

20180812_172311

20180812_172323

DSC_0001

IMG_20180812_192157

「ホテル ホリゾン」で喰う、最初で独りだけの夕食。ダイニングルームにはいつも見かける、お腹が出た欧米系中高年が独りだけ。従業員の方がずっと多い。寂しいけれども、おかげで静かで良い。ローカルの家族とかが来ると、たったひと家族でも随分と賑やかになるのだ(子供は走り回るし)。いっそプールサイドの席にでも座ろうかと思ったけれど、やっぱりちょっと暑いし、それに蚊の攻撃も少々気になる。
蚊は室内でも時々攻撃を受ける。マラリヤなどの感染が気になるけれど、正直のところ蚊に刺されたらマラリヤになるとしたら、もうとっくになっているぐらい、蚊には刺されまくっている。しかし、日本でヒトスジシマカなどに刺された場合のようにあまり腫れることがないし、而してあまり痒くならない感じなので、それほどの脅威でもない。でもやっぱり鬱陶しいので、やっぱり室内がいい。
ウェイトレスを呼んだら、まずビールを注文。といっても選択の余地はなく、ビンタン・ビールのレギュラーサイズ缶(IDR70,000≒560円税別、サービス料別、以下同様)しか置いていない(しつこく訊いた訳ではないので、本当かどうかは不明)。料理はたいていIDR40,000~60,000(≒320円~480円)ぐらいなので、マレーシアと同様、アルコールはずいぶん高い。考えると馬鹿馬鹿しいのでいっそのこと、プカロンガン滞在中は禁酒でもするか、という気持ちにもちょびっとだけ傾く。
ビールには、豆のつまみが付いてくる。でんろく豆風だが、こちらの方は甘くないので、ビールに合う。なかなか美味い。料理は、NASI GORENG BUNTUT(IDR70,000≒560円)を注文してみた。これは、いわゆる焼飯にえびせんとサテー(インドネシア風焼鳥)が付いてくるセット料理。サテーのピーナッツソースはやっぱりちょっと甘いが、マレーシアのサテー程ではない気がする。少なくともビールのアテにはなる。ビールを頼むときには、この料理はなかなか良い。

20180722_171724

20180722_171542

20180722_171559

20180722_171808

20180722_172108

20180722_173019

プカロンガンは中部ジャワ州にあり、人口は約29万人(Wikipediaによる)と、意外に大きな都市である。人口密度を調べてみると、東京で云えば町田市と日野市の間ぐらい。周りは水田が広がっているので、都市部はかなり家が密集している印象である。
そんな街のほぼ中心、プカロンガン駅前にあるホテル ホリゾン(Hotel Horizon)が我々の滞在拠点。いちおう、4つ星ホテルらしいがちょっと盛り過ぎな感じ。1泊朝食付きで、洗濯代(5着まで)も含め日本円で4,000円くらい。客室はツインルームなのでまずまずの広さがあるが、衣装箪笥とかクロゼットは無く(ハンガーが4つあるだけ)、長期宿泊には不向きなつくりと感じる。
それに、金庫も無い。そもそもホテルに長期宿泊した経験が無いので、ちょっと調子が狂う。金めのものは基本、持ち歩くにしろ、スーツケースを開けっ放しにしておくのは気持ちが悪いので、毎朝スーツケースの鍵を掛けて出かけるのが少々煩わしい。小生の部屋は6階。辺りにこのくらいの高さのビルは少ないので眺めは良いはずだが、目の前にも丁度同じ高さのホテルがあり、視界は遮られている。
1階のダイニングルームの奥の庭には小さなプールがある。今のところ、誰か泳いでいる人を見たことが無い。たぶん、日本人もインドネシア人も使うことは無いと思うので、欧米人が泊まったときに可能性があるかも知れない。
毎朝、そんなプールを眺めながら朝飯を喰う。ビュッフェ形式で、パンやサラダなど欧米風の料理も若干あるが、基本はインドネシア料理。皿の真ん中にご飯(Nasi)を盛り、その周りにおかずを載せていくスタイルは、マレーシアと同じ。マレーシアではこれを中国語で「経済飯」と呼んでいたが、こちらではどう云うのか判らない。
味付けはどれも悪くない。辛い料理もあるが、全てではない。飲み物も、シュガー抜きと云えば、ちゃんと甘くない紅茶が出てくる。ビールも置いてある(ちゃんと云わないと、室温のビールが出てくる)。料理は比較的、野菜が多いイメージ。これから暫くは、運動はせず、喰って寝て、エアコンがガンガン効いた部屋で仕事をするだけの毎日なので、炭水化物控えめ、野菜は多目を心掛けたい。

20180721_173045

20180721_173051

20180721_173100

20180721_173104

20180721_173121

20180721_173250

20180721_173356

20180721_173401

20180721_173420

20180722_171724

20180719_053711

白根御池山荘に泊まった翌朝は、4時過ぎに出発して稜線までは上がったものの、体調が優れない者がいたので小太郎山はさっさと諦め、下山に掛かる。ちょびっとだけ稜線の風を感じ、ガス渦巻く中に地蔵ヶ岳のオベリスクと、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳もちらりと見え、多くの高山植物にも会えたのでまあ良し。
3,000mの稜線に上がるのに、1泊2日の弾丸ツアーは少々きつかったのかも知れない。鳳凰三山を眺めつつ、野鳥の囀りに耳を澄ませながら草すべりを下れば、いつのまにか再び白根御池山荘。もちろんビールが気になるところだが、ここで呑んでしまうとまた、もう1泊しなくてはならず(それも魅力的だけど)、ぐっと我慢して、デポした荷物を回収し、広河原を目指してさらに下る。
いくら標高が高いとはいえ、下るに従い段々暑くなる。暑くなるともうビール以外のことが考えられない。もどかしい時間が続く。やがて植生も変わればいつしか広河原の森の中。目の前に広河原山荘が現れた。その脇には自動販売機。ジュースだけでなく、ビールも並んでいる。ありがたや、ありがたや。さっそく頂こう。グビっと呷ればもう山登りは打ち留め。エゾハルゼミの大合唱が我々の無事帰還を祝福してくれる。
この小屋は昔からいつも登山道から横目に眺めるだけだった。この小屋が新築になった頃にも、只通り過ぎたことがあった。もう30年ぐらい前の話か。いつの間にかその小屋もだいぶ貫禄が付いてきた。声をかけたことは無いけれど、昔から顔だけは知っていたご近所さんみたいなものか。今回、漸く挨拶を交わすことができた。
調べてみると、近々、広河原山荘は野呂川の左岸へ移転し建て替えるらしい。3階建てにして風呂も作り、登山客だけでなく一般の観光客も泊まれる施設にするそうな。もう山小屋じゃあ無くなるわけだ。完成は2021年とのこと。山小屋の広河原山荘があるうちに、小太郎山をリベンジできるか。

DSC09028

DSC09027

DSC09029

DSC09030

随分以前から、小太郎山が気になっていた。個人的には、その隣にある北岳にはもう食指は動かないが、小太郎山だったら行ってみたい。しかし、なかなか機会が無くずるずると時が経ってしまった。漸くやってきたチャンスだが、今回のプランは1泊2日の弾丸山行。果たして首尾良くいくか。
広河原から白根御池小屋までは、ずいぶん久しぶりだが土地勘はある。急勾配ながら2時間だけ我慢すればあとは楽チン。登り始めから久しぶりの雨に降られたが、順調に白根御池小屋に到着。なかなか綺麗でいい小屋だ。
今回、元々はテント泊のつもりだったが、雨じゃ気分も萎えるだろうと、小屋泊まりに切り替えていた。でも、どこかの高校山岳部の大パーティーは雨をものともせず、既にテントを張って食事の準備中だった。馬齢を重ねるとどうも億劫になっていかんな、と吾が身を振り返る。
我々は8人部屋を5人で独占。この時期ならではの優雅さと云えよう。受付の際、引換券を渡された。タダでジュースかビールと交換できるという、素晴らしいサービス。ジュースと交換するなんて、有り得ない。荷物を置いたらさっそく食堂へまっしぐら。ほんとにビールをくれた。有難く、グビっとやる。皆が持ち寄ったつまみもなかなか豪華。他の連中も次第に集まり、食堂は賑やかになった。
でも暫くしたら、準備があるので出て下さいとの告知があり、退散。我々も食事の支度にしよう。炊事場のひとつは高校生に占領されているので、もうひとつのトイレ脇へ食材を持って移動。我々には主婦が4人もいるので、小生は手出し出来ず、辺りをぶらぶら。食堂を覗いてみると演奏リハーサル中。そう、今夜は偶々山崎泰之氏の横笛コンサートがあるそうだ。料理が出来上がったので部屋に戻ってディナー。コンビーフハッシュを使ったパスタはまずまずだった。
ディナーのあとは、皆さん食堂へ集合し音楽鑑賞。雨が上がったようなので、小生はひとりぶらぶら、ひっそり静かな御池の周りを、夕暮れの散歩と洒落込んだ。(山の記録はこちら)

DSC08968

DSC08967

20180623_135915

20180623_135745

20180623_140619

20180623_135738

20180623_140022

DSC08961

DSC08962

DSC08964

20180623_180218

DSC08963

DSC08965

DSC08974

DSC08969

DSC08971

DSC08972

DSC08966

DSC08973

DSC08975

DSC08976

DSC08977

DSC08979

DSC08980

DSC08981

DSC08982

DSC08983

DSCF4053

DSC08984

20180623_182848

20180623_184217

DSC08985

DSC08986

DSC08987

DSC08988

DSC08989

DSC08992

DSC08993

DSC08994

DSCF4046

今回、日光へやってくるに当たって、泊まってみたい宿があった。それは中禅寺にある「湖上苑」という名のホテル。1泊2食付、「益子焼で生ビール」プランでひとり13,400円(入湯税込、消費税別)。日光は、小学生の修学旅行を皮切りに何度もやってきて、様々な宿に泊まっているが、たいてい湯元に泊まることになるので、中禅寺界隈に泊まったことは無かった。
ここ「湖上苑」はホテルといっても、ペンションよりやや大きめ、プチホテルのような規模である。かつてはここにも某大使館の別荘があったらしい(当時の建物をそのまま使っているか否かは定かではない)。
中禅寺湖の直ぐ脇、中禅寺湖遊覧船発着所のすぐ隣。生憎の天気なので視界は100~200mぐらいだが、我々の部屋の窓の下には、本降りの雨の中、根気よく魚の当たりを待っている釣人が見えている。
白壁に木の柱や梁が剥き出しとなっている外観は、ヨーロッパアルプス的と云えなくもない。内装もどこか山荘風である。ここの風呂はもちろん、日光湯元から引いた温泉。源泉から10km以上も引いているせいか、湯はやわらかい感じで丁度いい具合。硫化水素臭も殆ど感じられない。
そろそろ夕食に時間になったので1階のダイニングルームへ。テーブルはほぼ埋まった感じ。外国人らしきカップルが一組だけいた。このホテルは家族経営のようである。受付に居たのはたぶん、大女将。食事中には、何人も女性が給仕に現れたが、男性は皆無。厨房で料理番なのか。とにかく皆さん、とても物腰が柔らかい。
ここの夕食は、虹鱒のから揚げ・オレンジソース掛けが有名。でもそれだけではなく、前菜の5種盛り(ゆば煮物、ゆば刺身、豚の鶏レバーのパテ、クリームチーズのたまり漬、サラダ)から始まり、きのこの豆乳グラタンまで平らげないと虹鱒は現れず、そのあともご飯とデザートは別にしても、ビーフステーキを喰わねば終わらない。それぞれ美味かったが、もちろん喰っているだけという訳にはいかないので、プランに入っていた益子焼ビアマグでビールを呑み干した後、日本酒も赤ワインもいただいた。腹は必然的にぱんぱんになった。
肝心の虹鱒は、確かにオレンジソースが際立っているものの、甘さは仄かに感じる程度、むしろオレンジの香りが虹鱒と良く合っている様に感じた。虹鱒は頭からしっぽ(尾鰭)まできれいに食べられる。なかなかの一品である。

DSC08840

DSC08838

DSC08825

DSC08829

20180610_163000

20180610_163006

20180610_163014

DSC08827

DSC08826

DSC08828

DSC08830

DSC08831

DSC08832

DSC08833

DSC08834

DSC08836

DSC08837

北アルプスなどの雪と岩、沢に熱中している時期には、樹木や草花に目が向かないと同様に、栃木や群馬など地方の寂峰なぞには見向きもしないものだが、他の者達と較べると小生は10代の頃からそのような中高年的嗜好に合う山にも関心があった。庚申山もそんな山のひとつ。
庚申山は皇海山の前衛峰でもあるので、皇海山をアタックするときに是非まとめて登りたいと思っていた。ところが昨今、不動沢を詰めて皇海山をアタックする安直なルートが開拓されたため、庚申山を経由して登るルートは篤志家の世界になりつつある。百名山を制覇するがために、安直なルートを登って満足するような輩に同調するつもりは無いものの、庚申山からアタックする場合は庚申山荘に2泊する必要があり、この40年間ずっとなかなか同行者が現れず二の足を踏み続けていた。
最近になって、とりあえず1泊で庚申山だけでも登っておこうかと考えていたところ、この頃庚申山の東側に延びる中倉尾根が俄然注目されている。なんでも「孤高のブナ」なる木があるらしい。興味が沸いたので、それを組み合わせることで行ってみようと計画したのが今回の山行だった(山の記録はこちら)。
そのために先ずは庚申山荘に泊まる。事前情報どおり、随分立派な小屋である。避難小屋としては最大級だろう。トイレは外だが、発電機付きのバイオトイレなので問題なし。寝具としては、多少湿っている感じはするが、布団もふんだんにある。
入って左側はテーブルがあるのでダイニングルームのような感じだが、祭壇もあるので祈祷室のようなところでもある。その奥の部屋を寝床と決め、女子連はお山巡り。小生はWOODYさんと共に、ダイニングテーブルで一杯やり始める。女子連が帰ってきたら早速すきやき。山で喰うすきやきは美味い。ふと外を見たらシカが草を食んでいた。我々の後から宿泊者がどんどん増え、結局今日は40人ぐらいが泊まったものと思われる。
この次にここへ来るのは勿論、庚申山から鋸山を経て皇海山をアタックするときだ。

DSC08510

DSC08516

DSC08517

DSC08518

DSC08519

DSC08520

DSC08521

DSC08529

2日目は一切経山と東大巓を登って浄土平に戻るつもりだったが、吾妻小舎のオヤジさん(高橋さん)から、高湯に泊まるのであれば、一切経山からそのまま下ったらどうかとアドバイスをいただいたので、それもそうだなと思い、出発。
高橋さんは、ここ(吾妻小舎)から5時間もあれば高湯に着くだろうと、早く着き過ぎて時間を持て余すかも知れないような口ぶりだったが、豈図らんや、家形山への分岐を過ぎてからがウンザリするほど長かった。結局、小舎から今宵の宿、「静心山荘」まで7時間かかった。無積雪期ならばいざ知らず、5時間はかなりの健脚者でないと難しいと感じた(山の記録はこちら)。
それでも、宿に着いたのはまだ午後2時過ぎ。ちょうど外に出ていた女将さんの出迎えを受ける。中へ入るとご主人と愛犬もお出迎え。まるで某テレビの「人生の楽園」に出てきそうなご夫婦である。
今日は陽気が良いのでだいぶ汗をかいた。直ちに風呂に入りたいところだったが、それよりも何よりもビールを呑みたい。ご主人に早く呑ませてくれと強請る。
ビールを呑み干してひと安心したら、次は風呂だ。ここは自前の源泉を持っているとのこと。風呂場は渡り階段を上がったところにあって、宿の母屋も庭も見下すことができる。ご主人自慢の湯船と床はすべて木を使っていてとても味わいがある。三斗小屋温泉大黒屋の風呂を彷彿させる。もちろん、小生だけの貸切状態。身も心もさっぱり出来た。
その後、部屋でちびちびワイン等を呑んだ後は、いつの間にかもう夕食時。1階の食堂でいただく。女将さんの手料理が後から後から現れて、全く以て勿体ないことだが結局喰い切れなかった。これで1泊2食付9,330円(税込)は安過ぎる。

DSC08095

DSC08102

DSC08106

DSC08109

DSC08115

DSC08117

DSC08118

DSC08119

DSC08120

DSC08121

DSC08124

DSC08123

DSC08122

DSC08126

DSC08125


DSC08127
DSC08128

DSC08129
DSC08130

DSC08131

DSC08132

DSC08133

DSC08134

DSC08135

DSC08136

DSC08137

ゴールデンウィーク明けのこの時期、浄土平を越える磐梯吾妻スカイラインには路線バスは走っていない。5月に入ると運行されるようになるが、それも一日二便のみ。しかも、何故か一方通行で、浄土平から野地温泉方面へバスで行くには、一旦、福島駅まで出て次の便(次の日)の乗らなくてはならない。つまり、バスではその日のうちに野地温泉には辿り着けない(!)という、超ローカルな領域である。これじゃ、誰もバスを利用しないだろう。小屋番の高橋さんに云わせると、「便数を減らしたので客が減った」という負のスパイラルに陥った結果らしい。
そんな状態なので当然、我々は福島駅から浄土平までタクシーを利用するつもりだったが(事実、予約もしていたが)、前日になって小屋番の高橋さんから連絡が入り、福島に用事があるからその帰りに乗せてくれる!とのこと。まさに願ったり叶ったりだった。
東吾妻山に登って浄土平レストハウスでビールを呑み、ふらふらと吾妻小舎に戻った。今日の宿泊客は、我々以外にお二人の男性だけ。そのうちのひとりは喜多方の山の会の方で、他のメンバーよりも一日早く小屋にやってきたとのこと。一升瓶(喜多方の地酒「弥右衛門」)をどんとテーブルに置いて、「好きに呑んで下さい」と云い残したまま、微温湯温泉に入ってくると車で出掛けて行った。
流石に勝手には呑めないので、持参した酒をちびちび呑んでいるうちに夕食タイム。正直云って、ここの夕食は、山小屋にいることを忘れる程だ。確かに業務用車は小屋の前まで乗り付けることが可能だが、ここは全くの山の中。夜は、ここ以外、半径数km以内にヒトはいなくなる。こんな贅沢はなかなか出来ない。
夕食後は、他のお二人も含め「弥右衛門」をいただく。そのうち、高橋さんも仲間入りして、色々興味深い話を聞かせてもらった。朝起きたらちょっと胸やけ。良く覚えていないが、些か呑み過ぎたようだった。

DSC08012

DSC08014

DSC08015

DSC08016

DSC08061

DSC08062

DSC08063

DSC08064

DSC08065

DSC08066

DSC08067

DSC08069

DSC08070

DSC08071

DSC08072

DSC08073

DSC08074

DSC08075

DSC08076

DSC08078

DSC08079

今を去る43年前、高校山岳部で初めての冬山トレーニング山行が大菩薩嶺北尾根だった。午前中の授業を受けたあと、青梅線と西東京バスを乗り継いで丹波まで向かった。金のない高校生なので、終点から青梅街道を西へへこへこ歩き、三条新橋を経て北尾根に取り付いた時点で概ね夕刻。篠竹に覆われた藪尾根を漕いで、僅かに平らな部分に無理矢理テントを張った。その時点では、翌日は裂石まで抜けられるものだと何の疑いも持っていなかった(なにしろ一年生なので)。ところが次の日、登るにつれ急斜面の藪の上に雪が積もっている状態となり、藪漕ぎしながら一歩登って半歩ずり落ちることを延々と繰り返すはめに。気が付くと、いつの間にかまた夕刻。結局、山頂へ抜けられぬまま、またテントを張った。後にも先にも、ひとつの尾根に10数時間もがき続け、抜け切れなかったのはこの時だけ。篠竹の藪漕ぎは強烈な印象となった。
あれから時は過ぎ、大菩薩嶺北尾根のことはすっかり忘れていたが、ある時偶々目にした「静かなる尾根歩き」(松浦隆康著、新ハイキング選書)に、紀行文が載っているのに気が付いた。読む限りまだ篠竹はあるようだが、無積雪期だったら日帰りができると紹介されている。時代は変わったものだと思っていたら、この頃WEBを見ると、もうすっかり篠竹は枯れてしまったとのこと。この現象はこの尾根に限ったことではないが、これならば再び大菩薩嶺北尾根をアタックしてみようかという気になった。
結果、天気が危ぶまれたが、なんとか降られずに済んだ。三条新橋から大菩薩嶺山頂まで、休みを入れて5時間半。篠竹は殆ど見当たらず、あっても枯れた残骸だけ。踏み跡を見失うことは余り無く済んだ。43年前とは比較にはならないが、それでもたっぷり登り応えはあり、充実の山行だった(山の記録はこちら)。
山頂から下りたら、今宵は「ロッジ長兵衛」で一泊。着いたら何をさて置いても先ずビールをいただく。実は、ここに泊まるのは今回初めて。ログハウス調でなかなか趣きある雰囲気である。客は、我々以外に若者3人グループと、広島から来たという熟年単独行だけだった。風呂があって有り難いが、湯の出が悪くやや寒い思いをした。
暖房器具は1階にある薪ストーブだけなので、自然とそこに集まるようになる。夕飯は、地のものも添えられてバリエーション豊富。これで1泊2食付8,000円はお値打ちだと思う。またぜひ来たいが、まだ「福ちゃん荘」に泊まったことが無いので、とりあえず次はそちらだろう。

DSCF3224

DSC07832

DSC07834

DSC07835

DSC07836

DSC07837

DSC07838

DSC07839

DSC07840

DSC07841

DSC07842

DSC07843

DSC07844

DSC07852

DSC07845

DSC07846

DSC07847

DSC07848

DSCF3225

今回、幹事を仰せつかって、伊香保温泉の宿を予約することになったのだが、宿を決めるための判定基準があるようなないようなで、これが難しい。各人の希望は微妙に(部分的には大きく)異なり、これらを満足する最大公約数的な宿は、有るようでなかなか無い。
当然、安いのに越したことは無いが、「大江戸温泉物語グループ」や「おおるりグループ」、「伊藤園ホテルズ」等の格安ホテルチェーンの宿にするのも気が進まない。ビュッフェスタイルで、カニとかローストビーフとか人気メニューに大勢群がっているところへ、割って入るほどの気概(≒アドレナリン分泌)は持ち合わせていない。できれば、もうちょっと優雅に夕食を取りたい。
とりあえずつらつら探すと、伊香保には「おおるりグループ」の宿は無いと判り、ひと安心。「伊藤園ホテルズ」は「金太夫」に泊まったことがあるので、ここは外すこととして、それ以外で何処か無いか、予約サイトを検索してみた。すると目に留まったのは、「古久家」のひとり一万円ぽっきり(税別)の期間限定格安プラン。通常期の価格は一万五千円とのこと。これならば苦情も出ないだろうと即、予約した。
ちなみに、途中で宿泊人数変更があったのだが、予約サイトで人数変更する場合、一旦、予約をキャンセルし、新規に予約し直す必要があり、随分厄介だ。しかも、一旦キャンセルした直後に、誰かに割り込まれる可能性だって無きにしも非ず。
「古久家」からは、以前泊まったことがある「金大夫」が目の前だ。反対側(客室)からは、赤城山が良く見える。夕食は食事処「湯山亭」へ。料理は先付からデザートまで全10品。しかし、量は程々だったので、ご飯(釜飯)を含めてもなんとか食べ切れる、基礎代謝が少なくなってきた者に良い具合だ。皆さんにも満足してもらえたと思う。肝心の温泉も、最上階(6階)にあるので眺めは申し分なし。もちろん、湯も如何にも伊香保らしい(尻が真っ赤になる)、いい湯だった。

20180320_143804

20180320_145232

20180320_152647

20180320_185404

20180320_185903

20180320_190103

20180320_190617

20180320_194554

20180321_070852

20180321_072524

20180321_072447

20180321_095819

20180321_090804

20180321_092029

20180321_090813

20180321_090906

20180321_091748

20180321_091632

20180321_091019

20180321_091617

20180321_091314

日白山に首尾良く登頂を果たし、宿場の湯で温まった後は、路線バスに乗って元橋バス停下車、平標茶屋に移動する。バスには、意外に多くのスキーヤーが乗っている。いまどき、自家用車でやってくるのが普通だろうと思っていたが、聞くところによれば苗場スキー場からかぐらスキー場まで、スキーとゴンドラで移動し、またバスで戻るという客がいるらしい。
昨年、平標山に登った際、平標茶屋に泊まる予定だったのだが、宿泊客が我々だけだったため、同じ系列のホテル・エフに泊まって下さいと宿にお願いされ、宿泊が叶わなかったのだが、今回もしつこく予約を入れたせいで、やはり今年も我々だけだったが、上手い具合に泊まることができた。
1階に薪ストーブの土間と、一段上がったところに食堂、2階に客室という配置。以前は外国人が別荘として所有していたそうである。洋風の飲食店だったこともあるようで、それが証拠に、食堂にはいまでもスポットライトやミラーボール等が設えられているのだが、全体的には落ち着いたログハウス調である。
到着して荷物を整理したら、薪ストーブの周りに集まって夕食前に一杯やることにした。ビールが呑みたいと所望すると、「(ホテル・エフへ)取りに行ってきます」と云って車に乗って走っていった。ここで待たされるとは思わなかったが、まあいいか。薪の火を眺めているとそれだけで和める。外は寒風吹きすさぶ三国街道。
ビールがやってきて、改めて登頂を祝し乾杯。いい気分になっていると、すぐに夕食の準備ができたとのことで、食堂へ移動。今日のディナーはトンカツだった。そう云えば、昨年、ホテル・エフのディナーはカツカレーだった。やはりここは若者向けメニューである。ここ、平標茶屋にはスキー合宿の学生などは来ないだろうと思っていたら、将棋や囲碁サークルの学生がやって来るそうだ。学生のときからこんな宿に来られるとは羨ましい限りだ。

DSCF2991

DSC07444

DSCF2992

DSCF2993

DSCF2990

DSC07445

DSC07446

DSC07447

DSC07448

DSC07450

DSC07451

DSC07452

DSC07453

DSC07454

DSC07455

DSC07456

DSC07457

DSC07459

DSC07460

DSC07461

DSC07462

DSC07463

DSC07464

DSC07465

DSC07466

DSC07467

DSC07468

DSC07469


今回は、白樺高原国際スキー場から歩いてせいぜい5分の、とても便利なところにあるペンション「エソラ」に泊まった。この界隈には十数軒のペンションが建っていて、ちょっとしたペンション村となっている。宿泊客は我々以外、全てスキー目当ての家族連れ。今に始まった訳でもないが、ペンション利用の登山というスタイルが流行りではないことだけは確かだ。我々が到着した時には、駐車場には全く車が止まっていなかったが、翌朝見ればほぼ満車状態。皆さん、歩いても直ぐのスキー場へ、車に乗って行っていたようである。
蓼科山から下りて、スキー場にあるレストラン「ストリーム」で祝杯をあげたあと、「エソラ」に戻って直ぐに一番風呂に入る。さっぱりしたら、ビール自販機で缶ビールをゲットし、部屋に戻って独りぐびぐび。その後は、持ち寄ったつまみとワイン、日本酒で今日の山行をリフレイン。
夕食はフレンチスタイルのフルコース。各々ポーションが小さいので、デザートまでしっかり食べ切った。最後にご主人が現れて、テーブル毎に挨拶して回る。随分とご丁寧だ。到着時は女将さんだけで、ご主人とは顔を合せなかったので、何となくヒッチコックの「サイコ」を連想してしまったのだが、それは単に小生の妄想に過ぎなかった。必要以上には客と接しないというスタイルを貫いているのかも知れない(何処かのペンションとは大違い)。
朝食にはホットサンドウィッチが出てきた。ペンションではたぶん初めて、美味かったのでペロリといただいた。
今回、我々が泊まった部屋は、和洋室(洗面・トイレ付)で1泊2食付9,900円の部屋。今まで泊まったペンションとしては、高い方かなと思い、調べてみると次の通りで平均価格は9,455円、まあ普通だった。
・野辺山/ドライブ気分:8,000円
・玉原/もるげんろーて:9,720円
・神城/アビーロード:記録なし(しかも既に廃業しているのでネットでも調べられず!)
・玉原/アップル館:9,612円
・清里/ベリーベリー:9,500円
・甲斐大和/すずらん:8,600円
・峰の原高原/ひらた:9,504円
・戸隠/白樺荘:10,800円
・女神湖/エソラ:9,900円
このちゃん指標では8,000円超のペンションは高額に分類されるが、結果的に我々はまだ8,000円未満のペンションには1回も泊まっていない。もっと人気が低い地域に行く必要があるのだろうか。何処か、登山に便利で8,000円未満のペンションをご存じの方、是非ご一報願いたい。

DSCF2600

DSCF2627

20180210_154853

DSCF2628

DSC07069

DSC07068

DSC07066

DSC07067

DSC07070

DSC07071

DSC07072

DSC07073

DSC07074

DSC07075

DSC07077

DSC07078

DSC07079

今回の宿は、戸隠スキー場の一つ手前のバス停、「越水ヶ原」の目の前にある「白樺荘」という宿。いわゆるペンションなのだけれど、部屋は畳敷きなので、民宿的雰囲気もある。夫婦二人だけでやっているようなペンションとは違い、部屋数も多くかなり所帯が大きいが、スキー場の目の前にあるようなペンションとしては普通なのかも知れない。従業員はやはり家族一同(3歳の可愛い娘も含め)が切り盛りしているようだ。若女将を始め、皆さん接客が大変ソフトである。食事は和洋折衷、品数も程々で有り難い。
日本野鳥の会協定施設で、「鳥の宝庫である戸隠森林植物園に一番近い宿」というのがこの宿のキャッチフレーズ。我々の部屋の窓からは小川が流れている林が見えるが、雪解けになると水芭蕉で埋め尽くされる処のようである。
ところで今回、我々が利用したスノーシューは、この宿が所有しているものではなく、近所にある「小鳥の森」という名のイタリアンレストランだった(ここの飼い犬がとても人懐っこい。ちょっとだけ遊んであげた(⇒こちらをご覧あれ)。セッターかと思ったら、HPを見る限り「ROSSO」という名の若いボーダーコリーとのこと)。旧タイプのMSRライトニングアッセントは、ベルトのストッパーが女性の力では些か止め難い(小生も、素手でないと困難と実感)こともあり、その店まで行って交換してもらった。
小生はマイ・スノーシューなので問題はないが(とは云っても、今回のように自己メンテナンスは必要)、レンタルする場合には、毎度、皆さん装着に難儀している。それは、せいぜい年に2,3回程度しか履かないせいが大きいものの、スノーシューの種類がまちまちで、装着方法が其々異なるということも影響している。ちなみに、女子連(といっても経験者は2名のみ)に人気なのが、ラチェット式のMSRライトニングエクスプローラーだ(ちなみに定価は39,000円(税別))。

DSC06752

DSC06754

DSC06759

DSC06760

DSC06761

DSC06763

DSC06764

白樺荘のHP: こちら

今回の旅のきっかけは「雪見酒を呑みたい」と、テキサスで思い付いたことによる。自然の変化に乏しい処にいると、そんなことも考えるようになるものだ。その時に先ず頭に浮かんだのは、松之山へ行こう、というものだった。
以前より、松之山が豪雪地帯であることは知っていたので、12月であってもそれなりに積もっているだろうと踏んでいた。なかでも「凌雲閣」という名の旅館は、木造3階建と聞いていたので一度泊まってみたかった。昨今は、松之山は鳥見の地として有名だそうで、ヤマショウビン氏の一行もここに泊まったとのことだ。
まつだい駅あたりでは、思ったほどの積雪ではなく、やや当てが外れたかという感じだったが、「凌雲閣」に近付くと次第に雪の量が増え、まずまず。宿に着くころには雪も降って来て良い感じだ。木造の本館は昭和13年建築とのこと、となると約80年前ということになる。古びているとはいえ、館内は手入れが行き届いて気持ちが良い。我々の部屋は3階。窓の外の冬景色も申し分ない。
早速、風呂へいく。風呂は木造の本館ではなく、鉄筋コンクリート造の別館にある。少々残念な感じだが、湯はなかなか良い。自家源泉で84℃、ナトリウム・カルシウム塩化物泉とのこと、なめてみると確かにちょっと塩辛い。地殻変動で地下に閉じ込められた海水が含まれているらしい。
風呂から上がったら、早速ビールを調達し、部屋の窓から雪見酒(ビール)と洒落込む。これで、日本に戻ってきたことを実感する。ひと息ついたらもう夕食。再び別館へ移動。今回の宿泊プランには、利き酒セットが付いていた。これで雪見が出来たら最高なのだが、食事処からは外が見えないのだ。誠に残念!

20171230_152634

20171230_152618

20171230_152807

DSC06661

DSC06662

20171230_161005

DSC06660

DSC06651

DSC06652

DSC06654

20171231_075945

20171231_080045

20171231_080200

DSC06655

DSC06656

DSC06657

DSC06659

DSC06658

DSC06663

凌雲閣のHP: こちら

「アタミ・シーズン・ホテル」に滞在。部屋で少々呑み喰いしたらもう、夕食の時間。食事処は4階。5分前ぐらいに行ってみると、既に行列ができている。早い者勝ちで、何かいいことがあるとも思えないのだが、いつの間にか行列は通路に並びきれない程になる。一刻も早く食べたいということか。ダイニングレストランの扉は、定刻よりやや遅れて開いた。
席は決まっていたので、並ぶ理由が判らない。食事はやはり、従業員が少なくて済むビュッフェ形式。9つに区切られたプレートを持って、喰いたい料理を喰いたいだけ取り、指定されたテーブル席へ。呑み物もビールやら焼酎やら、ひとそろいある。好みは別として、好きなだけ酔えるのは間違いない。それでも大抵の客は、呑み気よりも喰い気のようで、料理コーナーには群がっているが、呑み物コーナーは閑散としている。ならば生ビールをいただこう。
料理のバリエーションはかなり豊富で、とても全てを味見することは出来そうにない。味もまずまず美味い。これで11,500円はちっとも悪くない感じ。しかしこの頃は基礎代謝がますます低下しているせいか、ちょっと食べただけでもすぐに腹いっぱいだ。アユラシはそのところをしっかり押さえていて、最初からカニ三昧だ。ここは、カニも食べ放題、「伊東園ホテルズ」の共通料金7,800円と(伊香保温泉「ホテル金太夫」も食べ放題だったが、何故かカニコーナーには見張り番がいて、取り過ぎに目を光らせていた)、ここ「アタミ・シーズン・ホテル」の11,500円の違いを感じる。ビュッフェスタイルなのだから、細かいことに目くじらを立てずに好きにさせた方が良い(勿論、食べ残しはルール違反)。
食事の後は、手回しが良いアユラシがカラオケ部屋の予約までしてあったので、みんなで揃って行ってみた。カラオケなんてものすごく久しぶりだが(たぶん、前回は隊長とタマちゃんあたりと)、何となくこれでとても熱海の夜らしい気分になった。

DSC06540

DSC06541

DSC06542

DSC06543

DSC06544

DSC06546

DSC06548

DSC06551

DSC06555

今回の忘年山行の宿は「アタミ・シーズン・ホテル」。かの「伊藤園ホテルズ」グループの一つで、個人的には伊香保温泉の「金太夫」に次いで2軒目。「金太夫」は大方の「伊藤園グループ」と同様、365日いつでも1泊2食付き7,800円の均一料金だったが、ここ「アタミ・シーズン・ホテル」は違っていて、時期と部屋によって異なるらしく、今回は一人約11,500円と、ワンランク上の料金体系になっている。
「伊藤園グループ」の宿は、熱海には他に5軒もあって、それらのホテルと熱海駅を結ぶ巡回バスが、定期的に走っている。いつの間にか、ここは「伊藤園グループ」の一大拠点になっていた。熱海に泊まるのは、30年ぶりぐらいだろうか。大学の同期生と共にKKRの宿に泊まったのだが、そこは木造2階建ての古風な宿で(宿の名前は忘れた)、また泊まってみたいくらいだが、残念ながら今はもうその建物は残っていないそうである。
我々の部屋は8階のテラス付き和洋室。高台なので、熱海の街が見渡せる。熱海は平地が殆どなく、かなり高い処までホテルやマンションが建っていて、もうちょっとシャレた建物であれば、地中海のリゾート地を彷彿させなくもない。
大浴場は設えはそれなりに充実していて、我々がよく利用する日帰り温泉より明らかにグレードが高いが、「大」というほどの大きさではなく、窓もないのでビジネスホテル的大浴場の印象。さっぱりしたら、自動販売機で缶ビールを買って、部屋に戻る。ビールを呑むにはやはり、テラスがよろしかろう。少々寒いが、この眺めを肴に呑むビールはひと味違う。これだけで、「金太夫」とはだいぶ違う印象だ。

DSC06533

DSC06535

DSC06537

DSC06538

DSC06539

20171223_220333

DSC06556

DSC06558

DSC06559

小生を除く3人は、"Orleans Grapevine Wine Bar & Bistro"を出た後、さらに呑みに行ったとのこと。何やら妖しい店(ポールダンサーがいた、ということまでは聞き出した)にも入ったらしいが、ぼったくられることもなく無事、12時半過ぎにホテルに帰ってきたようだ。それにしても、飽きもせず良く呑むものだと感心する。一方、小生は10時過ぎに帰ってそのまま、朝7時頃まで久々の快眠。
ところで、今回泊まった"Holiday Inn Express New Orleans Downtown"は、1泊朝食付きでツインルームが95.5ドル。一人あたま$47.75ということ。ゴルフ4人組はもう1泊するのだが、今晩(24日)の泊まりはなんと料金が3倍(≒$150)になるという。$47.75だと割安感を感じるが、$150だったらべらぼうだ。
23日、すなわちサンクス・ギヴィング・デーだと宿泊需要が少ないのは、我々日本人には少々判り難いが、基本的には家族は皆、家で七面鳥を喰うことになっているらしい(しかし、七面鳥はサンクス・ギヴィング・デーに限らず、年中喰われていると思う)。つまり行楽のためではなく、家に集まるための祝日ということ。日本で云えば、やはり盆と正月に当たるかも知れない。
8時過ぎにひとりで、1階のレストランへ行く(同部屋のアラフィー同行者は爆睡中)。こんな時にホテルに泊まっているのは(我々のように)アメリカ人ではないだろうと予想をつけていたが、必ずしもそうでもない感じ。たしかにメキシコ系の家族や、インド系の若者たちもいる一方で、アメリカ人らしき中高年夫婦もちらほら。レストランは、完全セルフサービスのビュッフェ形式。たいした喰いものははないが、ベーグルとオムレツとターキーソーセージを喰らう。コーヒーは、殆ど香りが無く、「苦い水」と云っていいレベル。それでもターキーを喰うことができたので、なんとなく年越し、じゃなかったサンクス・ギヴィング・デー気分を味わえた。

20171124_134159

20171123_134613

20171123_134619

20171124_090254

Holiday Inn Express New Orleans DowntownのHP: こちら

基本的に、クラシックな木造旅館が好きである。それはカミさんも同じなので都合が良い。木造三階建てなどは、見ただけで痺れる。これまでにもいくつかその手の旅館を訪れたが(最近では箱根・小涌谷温泉の三河屋旅館)、未だ泊まったことがないが気になる旅館がいくつも残っていて、ここ、四万温泉の「積善館」もそのうちの一つだった。ここの本館は、なんと元禄四年(1691年)の建築という。
昨今は、「千と千尋の神隠し」に出て来る油屋のモデルの一つとして認知されたようで(でも小生に云わせれば、宿の入り口にある、赤い欄干の橋だけが何となくそれっぽいというだけで、建物は「油屋」を連想させるようなところはない)、単に建物を見物に来る客が結構目立つ。
ところで、海外からの旅行客にとって、日本旅館はハードルが高いらしい(そんなニュースがこちら)。曰く、長期滞在に不向き、ファミリー層に不向き、ルームサービスが不十分、「夜のエンターテインメント」がない、老朽化が目立つところもある、云々。我々にとってはまことに結構なことである。今後も、海外旅行客に不便であり続けてほしい、勿論、潰れない程度に。
ここ積善館も、典型的な日本旅館のせいか、それともかなりの山奥にあるせいか、海外からの宿泊客は少ない。食堂でそれらしき夫婦一組を見掛けただけだ。本館は一般的な旅館と違って、湯治宿の雰囲気を保っていて、部屋までの案内はしないとか、布団の上げ下ろしはセルフなど、サービスは必要最低限。そのため料金も1泊2食付きで7,500円と、かなりリーズナブルになっている。料理だって十分だ。尤も、これは「本館」に限った話で、山の斜面に沿って「山荘」、「佳松亭」と別棟の建物が連なっていて、「佳松亭」では2万円は下らないらしい。さぞかし料理はそれなりに豪華だろうが、そもそも小生はそんなに量はいらないし、建物も鉄筋コンクリート造なので風情はだいぶ異なる(風呂は奇麗だった)。
本館の佇まいはまったく申し分なしだが、我々の客室あたりは一部、コンクリート造りとなっている
のが少々残念。新耐震基準への対応を余儀なくされたのかも知れぬ。一方、本館の一階にある「元禄の湯」は極めてレトロで、これだけでも来た甲斐がある。出来れば何日か湯治してみたい。

DSC06275

DSC06272

DSC06273

DSC06274

DSC06271

DSC06287

DSC06268

DSC06269

20170521_131514

DSC06267

20170521_131522

DSC06288

20170521_131258

20170521_131310

20170521_131316

20170521_131320

20170521_131329

20170521_131427

20170521_131439

20170521_131817

20170521_131956

20170521_163931

20170521_163950

20170521_164032

20170521_164046

20170521_164245

20170521_164255

20170521_180134

20170521_180236

20170521_190903

20170522_081841

積善館のHP: こちら

↑このページのトップヘ