山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

両毛線沿線

めでたく「赤城山頂駅記念館 サントリービア・ハイランドホール」でビールを呑んでリベンジを果たした後のこと、ちょっと良い気分になったところでそろそろ帰路につく時間、ぶらぶらとバス停まで移動する。
緩い下り坂なので酔っぱらいでも楽ちんである。右側には覚満淵という湿原があるはずなのだが、木々に隠れていてよく見えない。
ビジターセンターBSには予想以上に前橋駅行きのバス待ちハイカーが屯していた。若者連れが多い。でも何とか座れた。立ったまま前橋駅まで1時間強を我慢するのは大変だ。
我々は途中の富士見温泉BSで下車、ここにある「富士見温泉・見晴らしの湯・ふれあい館」で汗を流すことにする。我々と一緒に降りた客は殆どおらず、ほぼそのままの乗客を乗せて前橋駅へ向かって走り去った。
3年前にやはり赤城山(鍋割山)の帰りに寄ろうとしたことがあったが、その時はなんと臨時休業だった。なんでも風呂場の天井板が落下したせいだと聞いた覚えがある。そんなに老朽化してたのか、手抜き工事だったのかは不明。
となると前回入ったのは2014年5月以来ということになる。
もう8年前だから、ということには特に関係なく、どんな風呂場だったかは大抵、記憶にないものである。落下前の天井との違いは全く分からなかったが、露天風呂に出ると眺めが良いので、それでそういえば以前もそうだった、と何となく記憶が蘇った。
さっぱりした後は、何処とも同様、食事処へ向かい生ビールを呷った。

76 富士見温泉でも湯上りにこれ。
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今回は赤城山。荒山から長七郎山までトレースするちょっとマイナーなプランにしてみた。目玉は「銚子の伽藍」。4年前に鍋割山へ行った時に、路線バスがとても混んでいた(奥多摩の西東京バスのように、客足を見て臨機応変に増発便を出すようなマネはしない)ことが頭に残っていたし、今回は4人なので負担も大したことがないと、新前橋駅からタクシーで行くことにした(山行記録はこちら)。
首尾良く路線バスよりもずっと早く箕輪BSから歩き始めることが出来た。時は秋、天気は上々。紅葉の色付きは最高とはいかなかったかも知れないが、丁度見頃に当たったようで、登るほどに鮮やかさが増していく。やがて見えてきた鍋割山はまさに錦の衣を纏うが如く見えた。
荒山から先、長七郎山の登山口まではほぼ人には会わないマイナーな径だけど、そんな途中に「銚子の伽藍」という奇景がある。地図を見ても明らかだが、この辺りの地形の浸食は著しい。上流にある小沼の水だけでこんな跨げそうなほど幅が狭くて、しかも深く抉れた峡谷が出来たとも思えない。この両側の岩はその上流の地質に比べて硬くてなかなか浸食されなかったのだろうか。想像が膨らむ。
奇景を存分に見物した後は、長七郎山に登る。山頂にはどこかの学校の生徒が数十人、集団で屯していてやたら喧しい。途端に俗界に戻った気分である。下りで彼らを抜き去った後は再び静寂が戻るが、もう鳥居峠は目の前。ここはマイカーでやってくる観光客が多い。
そんな連中を横目に見て、我々は「赤城山頂駅記念館」へ入る。この中には「サントリービア・ハイランドホール」があり生ビールが呑めるのである。実は昨年も鳥居峠へやってきたのだが、また歩いて下山するため、ビールはお預けだった。
ということで、今回はそのリベンジとなった。やはり汗が引かないうちのビールは格別である。辺りにほかの客は結構いるが、ビールを呑んでいるのは我々だけだった。

02 日陰は寒い。
03 径はよく整備されている。
07 紅葉は良い所とイマイチな所がある。
09 空が青い。
10 色とりどりなオオモミジ。
11 右奥に見えるシルエットが荒山らしい。
15 落葉の径。
16 見晴が良い所があった。9時38分
17 関東平野が広い。
18 前橋の街と高崎の街。
19 鍋割山。
20 荒山山頂よりもたぶん、こちらの方が眺めが良い。
21 いつまで見ていても飽きないが、そろそろ先へ向かうか。
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27 山頂に居た方に撮って貰いました・
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28 一転、激下り。
30 目の前は地蔵岳。
31 激下りが醍醐味。
32 ここでひと段落。
33 もうひと頑張り。
34 穏やかな尾根歩き。
35 イイ感じの尾根。
38 更に下る。
40 この先は暫し水平移動。
43 牛石。どの辺りが牛らしさなのか・・・
45 ここから銚子の伽藍へ下る。
47 下は恐ろしくて覗けない。
48 対岸の壁までは100mぐらいしか離れていない。
49 南側の紅葉が見事です。
50 この下が銚子の伽藍。11時10分
51 精一杯覗くとこんな感じ。
52 落ちたら助けに行けませんよ。
53 直ぐ向こう側が落ち口。
56 灌木帯を緩やかに登る。
57 崩壊地の脇が登山道。
58 向こうに見える小さなピークがさっき登った小浅間山。
59 その左奥が荒山。
60 小沼はこのすぐ先。
61 長七郎山へ。
62 長七郎山に到着。12時15分
62 長七郎山に到着。12時15分
63 ここから見える荒山はなかなかカッコいい。
64 安蘇の山々。
66 秩父山地辺りには雲が懸かっている。
67 奥白根山、皇海山、袈裟丸山辺り。
68 中学生の団体がいなくなったところで。
72 ここ。12時54分
73 サントリービールの水源地にあるビアホール。
74 ビアホールからの眺め。
75 ではいただきます!



桐生に着いたら、先ず「東横INN」にチェックインして荷物を降ろす。それにしても何処の「東横INN」も、造りや係員の応対までが金太郎飴的でそっくりだが、唯一個性が感じられるのは、メンバーズカードを作る時の写真の撮り方。今回Woodyさんがカードを作る際、ここのフロント係は、背景に誰も入れようとはしなかった(ちなみに小生のメンバーズカードの写真には、背景になおちゃんとのりちゃんが写り込んでいる。「東横INN松本駅前本町」がざっかけないだけかも知れない)。
今宵の夕食はホテルに近い、昨年も入った「いろは本舗」にしようと6時過ぎに行ってみたが、まさかの満席。だったらここにするかと、更にホテルに近い「ふる川」を覗いてみたら大丈夫だった。ただ、料理が出るのが遅いですと予め釘を刺される。先客が多いのか、それともコロナ禍で厨房の要員が不足しているのかは分からない。
この店は居酒屋というよりはうどん屋らしい。群馬名物の「ひもかわうどん」がウリとのこと。でもメニューを見れば色々な料理や酒があるので、酒吞みにも優しい店である。通されたのは畳敷で、堀炬燵式座卓が二つある個室。混んで来れば他の客と相部屋になるのかも知れないが、結局そうはならなかった。ともかくビール。足利の「花の湯」を出てから漸く経ったので、とっても喉が渇いた。
落ち着いたところで料理を注文。ハムカツ(???円)、若鶏唐揚げ(570円)、冷奴(260円)、手羽先焼(420円)などを頼んだ。時間が掛かるかなと思ったが、意外と直ぐに出て来た。予め、出るのが遅くなると云っておくのは、(それで客が帰ってしまうリスクはあるけれど)店の戦術として有効な手段かも知れない。最後にWoodyさんはカレー南蛮そばを平らげた。「ひもかわうどん」で有名な店なのに。

068 泊り組は桐生の「東横イン」にチェックイン。
069 ここは一杯でした。
070 その代わりにここに入った。
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今回は、2日目に根本山に登ることにしていて、今晩は桐生で泊まることにしている。でもその前に、足利の銭湯に入ることにした。日帰り組と別れた後、タクシーで「花の湯」に横付け。4年前にやってきた前回は、行道山からの帰り道に寄り、風呂に入ってさっぱりしてから「ココ・ファーム・ワイナリー」へ向かったのだった。
変わらぬ佇まいで、ホッとする。かつて日本には、ピーク時(1968年)には17,999軒もの銭湯があったのに、2022年4月時点では1,865軒になっているそうな(日本商工リサーチ調べ)。そんなに減ったのか、と驚く半面、まだそれだけ残っていてくれたのか、という感じもする。そのうち、都内だけでも480軒ほど残っているらしいから、東京は日本一の銭湯街でもある。
流石にこの頃は都内の銭湯は、八王子か立川ぐらいしか入らなくなった。以前は、丹沢から下りてきた後、そのまま小田急線で下北沢まで戻り、そこで銭湯に入ってから呑みに街へ繰り出す、なんてことをやっていたから、都心の銭湯もちょっとだけ知っている。銀座にも銭湯があるくらいだから、使わない手はないとも思う。そのうち、北千住の銭湯に入る機会があるかも知れない。
ここ「花の湯」は足利で唯一の銭湯である。1953年創業ということなので、銭湯の中では新しい方かも知れない。でも外観も内装も、これぞ銭湯、と思うような風格がある。脱衣所と風呂場の位置関係は、何処の銭湯もだいたい似たり寄ったり。男湯女湯が、どちらが左か右かは銭湯によってまちまちだ。
ここは入って右が男湯。いるのは何処でも同じで、大体、後期高齢者の方々がゆったり浸かっていることが多い。ここもご多聞に漏れず同じ状況だ。今日は何故か、湯舟はちっとも熱くなかった(前回は30秒が限界だった)。一緒に浸かっていた常連さんも驚いていたくらいだから、間違いない。そんなこともあるのだ。

067 花の湯で汗を流す。
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久しぶりに足利の「ココ・ファーム・ワイナリー」へ行こうと思い立ち、そのついでにこれまた更に久しぶりに仙人ヶ岳に登ることにした(山行記録はこちら)。6年前の前回は、仙人ヶ岳の南西にある白葉峠から登り、岩切集落に下りたので、今回は猪子峠から上がり、仙人ヶ岳をピストンした後に赤雪山まで巡ってみようという魂胆。
もう一つの狙いはアカヤシオだったが、ほぼ見当たらない状況。咲いているのは主にヤマツツジばかりで、少々時期が遅かったようだった。それでもヤマツツジは丁度見頃だったし、辺りの新緑も良い感じだったので概ね満足できた。
しかし、仙人ヶ岳までが結構歩き出があったせいか、山頂に着く頃には皆の意識は次の赤雪山ではなく、早くも「ココ・ファーム・ワイナリー」へ飛んでいるようだったので、直ぐに松田川ダムへ下るルートに変更した。それにしても仙人ヶ岳は、標高663mの低山にしてはなかなか懐が深い。四季を通じて楽しめそうな山だと思う。
松田川ダムに下りたら、早速タクシーを呼んで「ココ・ファーム・ワイナリー」へ向かう。園内にある「ココ・ファーム・カフェ」に着いてみると、なんと既に満席で順番待ち状態。でもここまで来たら、もう引き下がれない、覚悟して並ぶ。結局、待つことほぼ1時間、漸くテラス席へ案内された。このテラスからブドウ畑を眺めるのが好きである。
当然ながら、ここはワイナリーなのでビールは置いていない。ということで、キンキンに冷えた白ワインで、仙人ヶ岳登頂を祝した。そのあとは、赤ワイン。それと共に、ここのカフェの料理を存分に注文し、たらふく喰って大満足だった。どれも文句なく美味い。出来れば年に1回ぐらいは来たいところ、そして出来れば行列が出来ないタイミングを狙ってみたい。

002 峠への入口が急で滑る。
003 いきなり急登。
008 新緑が眩しい。
010 ヤマツツジのグラデーション。
011 撮影タイム。
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012 6年前にはあの向こうの尾根を辿った。
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024 あれが仙人ヶ岳かな。
027 登ったり下ったり。
030 暑くないですか?
035 知ノ岳に到着。11時4分
041 漸く標高600mを超えた。
042 登ってきた実感を味わう。
043 明るい尾根径。
047 もう一枚。
051 ニリンソウが一輪。
055 松田川ダムに到着。タクシー待ち。13時10分
056 1時間ほど待って漸くココ・ファームのレストランに入店。
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057 ビールは無いので「農民ドライ」で。
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059 ソーセージ盛り合わせ。
060 BLTサンド。
061 カレー&パンはWoodyさん。
062 2本目は「Ashicoco」。
063 スモーク真鯛のカルパッチョ。
064 サーロイン熟成牛のグリル。
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065 3本目は「農民ロッソ」。
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066 満足しました。

わたらせ渓谷鐡道の上り列車ダイヤの都合上、「はやぶさ食堂」での滞在時間は40分ほどしかなかったが、それでもビールを2杯吞むことができたので、まあまあ満足。いつか機会があれば、その時はもっとゆっくりして色々料理も頼んでみたいと思いつつ店を出て、桐生行の列車に乗る。車内は結構、混んでいる。登山姿は無く、主に観光客。乗り鉄も少なからずいると思われた。その乗り鉄の、垂涎の場所である車両先頭の運転手脇は、女子連が占拠し続けた。
いつもだったら、この後は相老駅で乗り換え、東武特急「りょうもう」に乗って帰り、北千住か浅草辺りで腹ごしらえ、というパターンだが、このCOVID-19禍にあってはそれはちょっとリスキー。ということで、今回は趣向を変えて終点の桐生駅まで乗り、そこで何処か店に入ることにした。帰路は、新桐生駅から東武特急に乗れば問題なし。ネットで19時9分発の「りょうもう」指定席券を購入。駅へ行かずに買えるのは便利だ。
今回入った店は「いろは本舗」という、何か薬屋や茶舗のようなネーミングの居酒屋に入った。ここは桐生駅前にあり、しかも16時から開いているので我々には便利。結構、建物が新しい。店内は細かく仕切られていて、店の大きさがどのくらいなのかは外観からしか窺えない。17時ちょっと前に入店すると、チラホラと話し声が聞こえるので、多少は客が入っているようだ。
呑みものは最初から日本酒。地酒の赤城山(一合528円)を呑む。各自が頼んだつまみは、水菜バリバルサラダ(528円)、シーザーサラダ(418円)、ホタルイカ沖漬け(???円)、炙り〆さば(517円)、揚げだしとうふ(462円)、まぐろカルパッチョ(638円)。赤城山は追加を注文。
料理がほぼ無くなった頃、そろそろタクシーを呼ぶ時間だということになって締める。何だか短かったなと思いつつ、でもまた来ればいいかと新桐生駅へ向かった。

85 水沼駅から桐生駅へ。
86 かぶりつきを女子3人が占拠。
87 16時開店の「いろは本舗」に入店。
88 なんとかサラダ。
89 ほたるいかの沖漬け。
90 しめ鯖の炙り。
91 なんとかサラダ。
92 厚揚げ揚げ。
93 まぐろ?のカルパッチョ。

「桐生簗」で鮎を堪能した後は、当初の予定通りに、風呂だ。桐生は古い街の証しとして、銭湯が5つもある。今回はそのうちの一つ、「三吉湯」に寄ってみることにして、呼んだタクシーに乗り込む。道中、広場ではノミの市のようなイベントをやっていた。
タクシーを降りると、「三吉湯」はノスタルジックな木造の洋館だった。我々も銭湯にはだいぶうるさくなってきたが、この手の銭湯は見たことがない。看板の文字が右から書かれているので、戦前の建物なのだろう。道の反対側は屋根がノコギリ式になっている木造の建物。おそらくこれは織物工場だったのだろう。現役だろうか。なんだかタイムスリップしたような場所である。わくわくして暖簾を潜る。
中は意外に現代風。なぜかテーブルがいくつかあるが、よく見ればここは食堂。「桐巨樹」という名前の食堂。つまり、銭湯に食堂がついている。さらに奥に、ちゃんと男湯、女湯の暖簾が下がった扉がある。番台は無いので、食堂のカウンターにいたおばちゃんに400円を支払って(石鹸も買って)男湯へ。
脱衣所はあまり広くない。結構、先客がいて、もう出てくる人もいる。風呂場には数人がいる。ほぼ全員、年金生活者と思われる。湯船の奥には典型的な富士山絵。なんだか新しい(あとで調べてみると、知る人ぞ知る銭湯絵師の中島盛夫氏が、つい4ヶ月前に公開制作したばかりだったようだ)。さっぱり汗を洗い流したら、なにげに湯船に足を突っ込むと、「あちっ!」とうっかり声が出そうになった。猛烈に熱い。とても身体を沈める勇気が起きず、足を突っ込んだだけで諦めた。おじいちゃん達は、顔色も変えず浸かっている。どうなっているのだろう。
さっさと上がり、食堂に戻る。カウンター内のおばちゃんに生ビールを頼む。ついで、料理も頼もうとしたら、おばちゃん曰く、あたしは留守番なのでビールしか出せないの、今日はイベントがあって、息子たちは露店をやっているので未だ帰ってこないの等々、説明を受けた。うー残念!

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七夕は通常、梅雨のさなかだが、今年はもう梅雨明け後の盛夏。しかし、生憎天気はいまいちで、朝からシトシト雨が落ちていた。今日は、桐生の裏山に登って、その足で桐生簗にいってみよう(というよりも桐生簗への行き掛けの駄賃で、桐生の裏山に登っておこう)という趣向。
桐生の裏山とは鳴神山のこと。カッコウソウの群生地として有名であるが、今はもうすっかり季節外れ。この時期、山の中で花といえば、せいぜいリョウブぐらいだろう。でもそんなのはどうでもいい。
鳴神山には、西側に駒形登山口と、東側に大滝登山口があるが、我々は駒形登山口から登る予定。新桐生駅からタクシーに乗った際に、運転手に登山口の説明をしようとするが、運転手はわざわざ説明する必要は無い、地元の人間に任せておけ、的な訳知り顔で「大丈夫です」と云うので「ほんとかよ」と思いつつも任せてみたが、案の定、連れて行かれたのは大滝登山口だった。運転手は、鳴神山に登山口が二つあることを知らなかったようだ。
蒸し暑いが合羽を着て出発。沢沿いの道は意外にも悪路で、歩き難い。下の方は台風のせいだろうか、倒木が多かった。上部は岩ゴロゴロが峠直下まで続く。峠にリュックをデポして山頂を往復。ここも岩っぽい。山頂は予想通り眺めはなく、誰も居なかった。この先、桐生簗に下るまでの間、出遭ったのはトレイルランナーただひとり。それほど人気がない山なのか。
鳴神山から柄杓山(城山)までの間、眺めがいいところは一ヶ所だけだが、濃い緑に包まれてなかなかいい尾根歩きである。大形山の登り以外は、さして扱かれるところもない。主尾根から柄杓山までの間は少々踏み跡が薄いが、迷うほどではない。
柄杓山から下りて車道に出れば、桐生簗はもう指呼の距離。嬉々として勇んで行ってみると、先客はゼロ。いちおう桐生川の河川敷に設えているが、川面はちょっと遠い。我々が予約を入れなければ今日は休みだったのかも知れぬ。
でもそれはそれ。ここまでたっぷり汗を掻いた。汗が引かぬうちにさっそく生ビール(750円税込、以下同様)で乾杯。鮎料理は、背ごし(1,097円)、フライ(2尾1,097円)、塩焼き(1,097円)、田楽(1,097円)、押し寿司(3貫1,501円)にした。やっぱり塩焼き、最高。頭から尾鰭まで余さずいただく。田楽も美味い。押し寿司は簗で見かけるのは初めて。3貫分を4つに切って持ってきてくれた。これも美味い。やっぱり日本の夏は簗だ。何故皆さん、簗に来ないんだろうか。(山の記録はこちら)

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今週は赤城山の一角にある、鍋割山でスノーハイク。朝、前橋駅からバスに乗ろうとすると、バス停には果たして乗り切れるのか心配になる程長い行列。我々は何とか座れたが、車内は立錐の余地無し。この時期が、これほど混むとは思っていなかった。奥多摩駅発東日原行や丹波行の西東京バスだったら、こんなにすし詰めにはしない(増便してくれる)が、関越交通にはそのような流儀は無いようである。
ところが箕輪バス停で下車したのはなんと我々4人だけ。大半の連中は、終点まで行って黒檜山でも登るのかも知れない。駐車場脇から荒山高原まではそこそこ雪があったが、その先、鍋割山までの尾根歩きは日当たりが良いようで、僅かな残雪しか無く、スノーハイクと云うには物足りない。空は快晴でも、春霞で遠目は利かず、関東平野は朦朧としている。もうすっかり春だ。
鍋割山登頂後はそのまま箕輪に引き返す予定だったが、立ち寄るつもりの「富士見温泉」が臨時休業(何でも、風呂場の天井板が落下したらしい)とのこと。代わりに「前橋駅前天然温泉ゆ~ゆ」に行くとすれば、箕輪BSで我慢強くバスを待つこともない(復路のバスも混雑が予想されるし)。南へまっすぐ「赤城青年交流の家」へ下り、タクシーを呼ぶことにした。(山の記録はこちら)
「赤城青年交流の家」バス停まで下りて来たが、呼んだ筈のタクシーが見当たらない。あとでタクシーの運転手に訊けば、我々が山から下りて来る登山者では無く、「赤城青年交流の家」の利用者と思ったらしく、施設の玄関で辛抱強く待っていたらしい。この「赤城青年交流の家」は国立の施設で、誰でも利用可能のようだが(酒だって呑めるようだ)、事前の申し込みと、活動計画書なる書類の提出を求められる。青年ではない我々の様ななんちゃって団体でも大丈夫なのかしらん。
「ゆ~ゆ」はその名の通り、前橋駅のすぐ傍にあるのでなにかと便利だ。外観はまったくの雑居ビル。何故か入口は大通りに面しておらず、裏の駐車場脇から入る。風呂場と休憩処は2階。風呂場には結構人が入っていたが、広々としているので混んでる感じではない。洗い場のカランを数えてみると28もあった。これだけあれば、順番待ちするようなことは無いだろう。
さっぱりしたら、食事処へ。こちらは客はまばら。2方向が全面窓になっている角部屋なので明るく開放的。生ビール中ジョッキ(470円)とワカサギ唐揚げ(???円)を注文する。風呂には入らず、ここだけの利用もOKらしい。そんな客は見当たらないが、駅前だから会社帰りに一杯やりたいというニーズにも応えているのかも知れない。

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