山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

各国料理

まだ昼食にありつけていないが、もう2時なので先にホテルへチェックイン。われわれが泊まるホテルは「ホリデー・イン・エクスプレス・ダウンタウン」。とりあえず車と荷物を置いたら、いざフレンチ・クォーターへ。3ブロック先、趣きのある路面電車が走るカナル・ストリートを渡れば、もうフレンチ・クォーター。ここは、ニューオーリンズ、つまりルイジアナが、フランスからアメリカ合衆国へ売却される前の建物が並んだ地区。そもそも、「ルイジアナ」という地名はルイ14世に、「ニューオーリンズ」はオルレアン公に因んでいるとのことだ。しかし、実際にはスペイン統治時代の建物が多いらしい。
フレンチ・クォーターに入ったら、有名なバーボン・ストリートを進む。さすがにこの界隈の店は開いているところが多い。偶々工事中で歩道が狭く、ちょっと歩き辛い。アラフィー同行者が、アラサー同行者とアラフォー同行者を引き連れ、脇目も振らずどんどん先へ進んでいく。どうやら食事のことはすっかり忘れて、観光モードになっているようなので呼び止め、今、肝心なのは昼食であることを再認識してもらい、丁度目の前にあった店へ入ることにした。
そこは、レムラード(Remoulade)という名前の店。中へ入るとさして広くはないが、既にかなりの客が入っていて結構な賑わいだ。観光地に来た気がしてきた。メニューを見ると、クレオール風とか書いてある。クレオール料理というものがあるらしい。ググって見ると、ケイジャン料理とはまた違うようだが、ガンボやジャンバラヤなどはどちらにも属しているようなので、その境目はかなり曖昧のようでもある。
先ずはビール。Abita Amber($4.50)を注文。料理は、小生はOysters Arnaud($12.95)にした。5つのカキにそれぞれ種類の異なるソースが掛かってオーブンで焼いたもの。日本人好みの味付けで美味。他に各人が頼んだものは、Fried Seafood Basket Combo($19.00)、Jambalaya($12.50)、Shrimp Bisque($6.00)。それぞれ美味かったが、あれっ、結局、誰もPo Boy、注文しなかったぞ、と食べ終わる頃気がついた。

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RemouladeのHP: こちら

"Domilise's Po-Boy and Bar"という店の前で遭遇した、地元ルイジアナのおばさんの話はまだ続く。なかなか我々を解放してくれない。良い店があるよ、というので聞いているとどうも衣料品店らしい。それはまた明日にするとして、とりあえず今日の昼食をどうにかしたい。しゃべくり絶好調のルイジアナママの話を何とか遮って、俺たちはメシが喰いたいんだが何処かにいい店はないですか?と訊いてみると、やっぱりたいした店はないのよ、日本は良かったわなどと、また話が振り出しに戻ってしまった。
それでもどうにかこうにか聞き出したのは、ここから5分ぐらいのところに、行きつけの地元料理店があるらしい。5分はまさか歩きじゃない、車でだろうと、ようやくルイジアナママの話を振り切って元の駐車場まで戻り、Googleでナビ検索。
その滑舌ママが紹介してくれた"Mahony's Po-Boy Shop"は、たしかに東へ1.6マイルほど行ったところの住宅街。行く途中にもチラホラ店があるが、どれも閉まっている様子。住宅街の店じゃやっぱり無理だろうと諦め半分で着いてみると、怖れたとおり閉まっていた。
しかし、その"Mahony's Po-Boy Shop"だけでなく、並木通りに整然と並んだ辺りの建物は古き佳き時代の雰囲気を醸し出していて、何とも良い感じの場所だった。サンクス・ギヴィング・デーに来たのは不運だったが、もし機会があるならば、一度このようなところの店に入って、(あのルイジアナママは全然ダメと云っていた)アメリカの家庭料理をぜひ堪能してみたいという気になった。

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Mahony's Po-Boy ShopのHP: こちら

バーケリーから更に小1時間ほどで、目的地、ニューオーリンズに到着。途中の寄り道も含め、ベイタウンから約350マイル。キロに直すと約560キロメートル。東京からだったら、神戸を過ぎてしまうほどの距離。単に隣の州と云っても、やっぱりアメリカは広いと実感する。
もう午後1時過ぎなので、ともかく昼飯だ。アラフォー同行者が念入りに口コミサイト等を調べて見つけた店は、いわゆるケイジャン料理の有名店らしい。ヒューストンでも喰ったが、こっちが本場。やはり本場のPo Boyを喰ってみないと如何だろうということで、皆はふたつ返事で同意。
目的の「Domilise's Po-Boy and Bar」はアップタウンのウェストリバーサイドにあって、いわゆるフレンチクオーターなどがあるダウンタウンとはだいぶ離れている。今日泊まるホテルからでも、とても歩ける距離ではない。
辺りは全くの住宅街だ。店には駐車場がないとの情報なので、近所のショッピングモールに置かせて貰う。そのショッピングモールは、一番端っこにあるスーパーマーケット以外、閉まっている状態。駐車場はスッカラカンだ。悪い予感がする。目指す「Domilise's Po-Boy and Bar」も閉まっている恐れが高そうだが、取りあえず行ってみようと徒歩で数分。
やはり店は閉まっていた。こっちに住んでいる者には当たり前かも知れないが、ここは観光地ではないので、閉まっていて当然なのだろう。4人でちょっとしょげていると、何処からともなく地元のおばさんが現れ、如才なく「あんたたち、ジャパニーズ?それともコリアン?」と突然訊いてきた。ジャパニーズですよ、と答えると、なつかしいわ、日本橋室町で8年間働いていたから、だの(その割りには全然日本語を解せない)、日本料理は何を食べても美味しいわ、その点、ルイジアナの料理は全然ダメよ、だの、矢継ぎばやにまくし立てて、将にこれからそのルイジアナの料理を喰おうとしている我々の出鼻を挫いた。

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Domilise's Po-Boy and BarのHP: こちら

今日は休日、偶々、4人の意見がまとまって遠出をすることになった。アラサーとアラフォーとアラフィーとアラカンという、珍しい組み合わせ。出発は朝6時で普段と変らないが、仕事でないと、朝6時は全く憂鬱ではない。
朝食は摂らずに出発して、何処かで喰おうということになった。もう小生は「ワタバーガー」は体験済みだが、まだ喰ったことが無いひとや、このハンバーガーが好みになってしまったひとが偶々いたおかげで、再び「ワタバーガー」へ入ることになった。
これも偶々だが、23日は「サンクス・ギヴィング・デー」ということで、たいていの店は休むという日。日本で云えば元旦ぐらいに店がやっていない感じ。でも昨今の日本は、コンビニやファミレスなどのチェーン店は大抵開いているし、スーパーだってやっているところが増えたから、正月料理を買い溜めしなくても喰うのに困ることはなくなった。それと同じように、「ワタバーガー」も開いているのに違いない、と踏んでやってきたが、やっぱりその狙い通りだった。
ここはテキサス州の東の外れ、オレンジ郡という場所。カリフォルニア州にもオレンジ市があるが、たぶんテキサスの方を知っているものは、アメリカ人でも少ないのではないだろうか。見渡す限りまったく真っ平らで何もない。かつてオレンジの栽培をしていたのがその名の由来らしいが、今は果樹園なんて見当たらない。インターステートハイウェイNo.10(通称:アイ・テン)が通っているだけで、単に通過するか、我々のように喰い物を補給する場所という感じ。Wikipediaによれば、「オレンジ郡最大の建物は、2010年に建設されたウェストオレンジ・スターク小学校」というから、それだけでどんなところか想像が付きそうだ。
「アイ・テン」沿いの「ワタバーガー」に入ると、小生はワタバーガー(単品)とドリンクを注文。$3.59(+tax$0.30)。前回のチャンネルビューの店より$0.49も安い。ここは更に田舎ということだろうか。バンズの大きさも、味もたぶん、同じだったと思う。いずれにせよ、朝からこの大きさのハンバーガーを平らげるのは骨が折れる。
アラフィーはフレンチフライポテト付き、アラフォーはハンバーガーではなくソーセージサンド、アラサーはパンケーキ。何故か、パンケーキの間にもハンバーグが挟まっていた。ハンバーガーにシロップを掛けて喰う気が知れぬ。
我々が、ハンバーガーに格闘していると、身長2メートルぐらいありそうなアラカン・アメリカンが「余ったので、よければ食わないか?」と巨大ビスケットを2個くれた。これにジャムをつけて喰うのが美味いぞ、という。有り難く、アラサーとアラフォーがいただいた。日本の田舎を思い出した。

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オフィスの引越しと送別会を兼ねて、オフィス近くのメキシコ料理店でディナーを喰うことになった。「アニータの家」という名の店で、何度も利用している人の話に寄れば、いつもはガラガラだが、今日はかなり客がいるとのこと。それでもせいぜい4~5割ぐらいだろうか。10人の席が、あっという間に設えられた。
新しいオフィスは、歩いて行ける場所に店が何軒かあるのが有り難い。これで昼食作りから解放されるか、とひと安心していたが、それでも結局はメキシコ料理以外にはハンバーガーとかフライドチキンとかに限定されているので、ひと月もいれば飽きますよ、とは先達のことば。然もありなん。
テーブルに着いたら女性店員(もしかするとこの人が、店主のアニータだろうか?)が早速注文取りにやってくる。小生はメキシコ料理となればドセキにする。皆さんは、結構、フローズンマルガリータを注文する。たぶん甘いので、手は出さない。
乾杯の後、料理を注文。皆、メキシカンと聞けばファジータ(スペイン語的にはファヒータ)を喰おう、と云う。ビーフのファジータと、チキンのファジータを注文しシェアする。当然ながら、メキシコ料理には他にも色々あるのだろうが、皆のおかげで結局、ファジータばかり喰うことになり、ファジータ通になって、何処のファジータは辛みが強いだとか、スパイスが足りないだとか、蘊蓄を垂れるようになるのだろうと思う。小生も、もう2、3軒行けば、ファジータ通、しいてはメキシカン通になったつもりになってしまうかも知れない。

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今週もヒューストンへ買い物がてら、何処かの美味い店でランチをしようということになった。選んで貰った店は"Confucius Seafood Restaurant"という名前。中華料理屋だそうだ。"Confucius"とは、何かの形容詞かなと思ってしまいそうだが、ググってみるとなんと「孔子」のことだ。しかし、店の看板には「悦來」と書かれていて、なんだかよく判らない。
場所はヒューストンに西側にあるチャイナタウンの一角。チャイナタウンと云っても、シンガポールやクアラルンプール、はたまた横浜のようにごちゃごちゃした繁華街という感じではなく、東京の青山通りの両側に中華料理屋が並んでいるような、すっきりした雰囲気だ。
ショッピングモールの一角にある"Confucius Seafood Restaurant"の外観は、まったく普通のレストランだが、中へ入ると突然、中国。本場の北京や四川、広州などは行ったことはないが、香港やシンガポール、クアラルンプールにあるような、こてこての店に入ったようで、思わずここがヒューストンであることを忘れてしまいそう。客はほぼ100%中国系である。
入ったのが12時過ぎだったせいか、既に順番待ちの列ができていたが、覚悟して並ぶと、30分足らずで席へ案内された。まずビール。せっかくなので青島ビールを注文して、中国レストラン気分を味わう。
同行者は、ここでなんとかロブスターのジンジャー炒めと、カニチャーハンを喰ってみたいと宣言、小生も二つ返事で同意。我々は基本的にシーフードに飢えているのだ。メニューを見るとどちらも時価。ウェイターに恐る恐る訊くと、ロブスターは$26、カニチャーハンは$51とのこと。流石だ~と思ったが、せっかくなので喰うことで合意。すると店員は、ロブスターは特別に格安価格にしているので、もう一品注文して欲しいとのこと。ふーむ、なかなか商売上手だ。そう云われれば野菜も喰ったほうがいいので、カイランのオイスター炒め($4.95)を注文した。
ロブスターとカニチャーハンは同時にやってきた。壮観である。量も凄い。さっそく、かぶりつく。ロブスターもカニも、申し訳ないほど美味い。やっぱり日本人には、肉もいいけどシーフードだ。黙々と、喰う。かなりいい腹になるまで一気に喰ったが、チャーハンはまだ半分残ったので、やっぱりお持ち帰り。チャーハンは恐らく4人前ぐらいあっただろう。これで$51は高くないと感じた。

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今週も金曜日になったら、またオヤジばかりでメシを喰いに行こうという話になり、今回は6人でイタリアン。そうなれば店は「アントニオ」にしようという話で落ち着く。滞在が長い皆さん、何かと「アントニオ」を贔屓にしているようである。小生もこれで3回目だ(前回はこちら)。
駐車場にはかなりの車が止まっていたが、入口で待たされることなく、直ちにテーブルへ通される。7割程度の入りか。いつもの中高年ウェイター(フロア係のボスか?)がやってきて呑みものは何かと問われ、またシャイナーボックを注文。ここへ来ると、ついシャイナーボックと云ってしまう。
ところで、初めてこの店に入ったときから、このウェイターが何云っているのか判り難いと思っていたが、同席した常連さん達もそう感じていたようで、うち一人が「あいつはぜったいアメリカ人じゃない」と云い出す。なるほど、そうだったのか。と、何となくホッとする。かと云って、スペイン系でもイタリア人的発音でもないようなので、たぶん、東欧系じゃないか、などといいかげんな発言が出て、皆、そうだそうだと納得。
ムール貝とイカを前菜として頼み、ピザとパスタ(アルデンテでは無い)とビーフステーキを注文してシェアすることにしたら、何故か、全部いっぺんに出てきた。イカとビーフステーキには、結局、ホワイトソース(いわゆるアルフレードソース)がたっぷり掛かって出てきた。ビーフステーキには、サイドとしてショートパスタ(やはり、アルデンテでは無い)も付いてきた。6人で5皿頼んだが、もうこれで十分。我々日本人がこのような店に来るには、大人数で来てシェアするに限るとつくづく思う。

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今日もベイタウンからヒューストンの日本食材店まで、買い物に付いていくことになった。この頃は、「Hマート」という韓国資本の食材店にも、日本食材がそれなりに置いてあることが判り、こちらへ行く機会が増えた。「Hマート」は野菜や肉類、魚介類の売り場がかなり広く、種類も豊富。もちろん調味料のたぐいも同様。
いわゆる韓国風のものは当然ながら、中華風、和風、洋風、東南アジア風のものまで揃っているので、どなたでもどうぞ、という感じ。冷凍ものも、うなぎやあさり、牡蠣など、こちらではなかなか手に入らないものも大量に並んでいる。これら冷凍魚介類の生産国表示を見たら、どれもこれも中国産だった。途端に、購買意欲が減少した。閑話休題。
昼食は、何も云わないと日本料理店ということになりそうだったので、あえて今まで入ったことがないような店に行きたいと申し出、それではケイジャン料理店の店へ行こう、ということになった。ケイジャン料理はこれまで、ガンボしかお目にかかったことが無かったし、それもレッドロブスターだったので、ケイジャン料理専門店となると本格的、興味津々である。
目当ての店は、ヒューストンのダウンタウンにある。ちょっとすさんだ空気が漂う地区。その名も"The Cajun Stop"という店は、雰囲気がいかにもダウンタウン的だし、ある意味、ケイジャン的にも感じられ、かなり敷居が高かったが、入ってみると普通の田舎レストランという内装だ。テーブルは8つほど。先客は3組で何れも男女カップル。皆さん、ガンボとサンドウィッチを喰っている。我々だけオヤジ二人だが、別に不思議に見られることも無く、ひょろっとやけに背が高くて若い男性店員が軽い感じで、"ようこそ"と云う。
席に着いたら、まずビール(ドセキ、$???)を注文して、ラッパ呑みしながらメニューを拝見。"Po Boy"と書いてある欄があり、何種類もある。Sm 8", Reg 11", Lg 16", X-Lg 32"と、大きさによって値段が違うようになっている。さっきのあんちゃんに、”Po Boyって何?”と訊くと、”サンドウィッチだよ!”との回答。何故、"Po Boy"というのかはWikipediaをご覧頂くとして、さてどれを選ぼうかと暫しメニューを睨む。
それにしても、最低サイズでも長さ8インチ(≒20cm)もあるので、他に選択の余地はない。具材はありとあらゆるものがあって目移りするが、さんざん悩んだ挙句にソフトシェルクラブ(11.95$、フレンチフライポテト付)にした。そして勿論、ガンボ(ニューオーリンズ・シーフード・ガンボ、4.89$)も注文。
出てきたのはいわゆるバケットのサンドイッチ。あまり見掛けないが、そもそもケイジャン人はフランス系移民なので、さもありなん。これで20cmもあると、到底食べきれない。挟まっているソフトシェルクラブは唐揚げになっていて、しっかり味が付いている。美味い。ガンボもやさしい味で美味い。それに、フレンチフライドポテトも唐揚げ風で美味い。こりゃ、あとを引きそうだ。それでもやっぱりサンドウィッチは半分しか喰えず、残りは持ち帰る。支払いはチップも入れて25$となったが、大満足だった。

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HPはこちら

何故かオヤジばかり8人でめしを喰いにいこう、ということになった。突然決まったものの、花金(アメリカ風にはTGIFというらしい、曰く"Thanks God, It's Friday!"の頭文字とのこと)なので、たいていの店はそれなりに混んでいる。人気店だと30分ぐらいは待たされる覚悟が必要だ。
日本の都心では、金曜日の夕方となると歓楽街に限らず、呑み屋街も普段以上に人出が増えてなんとなく華やいだ感じなるものだが、こちらベイタウンでは道路の車の通りが増える。歩く人間を見かけることは、何時もと同じくまったくない。唯一のメインストリートであるガース・ロードは、ノロノロ運転状態になる。ヒューストンへ向かうハイウェイは、片側4車線もあるのに合流点では必ず渋滞が発生する。さすが、こちらは車社会である。
或る店が美味くて他に選択の余地がないという訳でもないので、とにかく空いている店にしよう、ならば「Naraは如何?」という話になったので、二つ返事で合意した。1度行ったことがあるタイ料理の店。何故か寿司バーもあるのだが、誰に聞いても食べたことがないとの返事(誰か、怖いもの見たさに注文するかと思ったが、結局誰も云い出さずに終わった。益々、注文し難くなるばかりだ)。
ここが日本で、オヤジばかり集まれば、仕事の話のひとつでも出そうなものだが、ここはアメリカ、テキサス。話題はどうしてもここでの生活、特に食生活の話になりがちだ。様々な国で暮らしてきたつわものばかりなので、ここに較べてあの国は良かったとかいう話になる。なかなか興味深い。酒が御法度のサウジアラビアじゃなくて良かった、という話題も出る。タイ料理は辛いが安くて美味い、と誰かが云い出すと、皆が頷く。それに引き換え、ここは云々・・・、という話でたいてい落ちる。ベイタウンはそのうち、語り草としては有名になるかも知れない。

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最近、日本からベイタウンへやってきたひとたちがいるので、歓迎会として食事に行くことになった。そのようなひとのためには、やはりアメリカらしい料理ということで(それは小生が初めて来たときと同様に)、ステーキを喰える店に行かなくてはならない、というのが暗黙の了解事項となっている。それで選んだのは、ソルトグラス(SALTGRASS)という店。2度目の入店である(前回はこちら)。たしかにここのステーキはまずまず美味かった。
今夜は図らずも、ドジャーズがダルビッシュ予告先発のワールドシリーズ第3戦、ヒューストン・アストロズのホームゲームなので、テキサス人達は気もそぞろ。そのせいか、店はずいぶんと空いている。待ち時間ゼロで直ぐにテーブルへ案内される。
きっとアストロズファンならずとも、今頃、地元民は皆、さっさと家に帰って、巨大ポテトチップスの袋を抱え、コーラをがぶ飲みしながらテレビに齧り付いていることと思われる。おかげでアストロズファンではない我々は、ゆっくりと料理を楽しむことが出来る。
先ずはやはりビールを注文。Silver Star Bockという、ソルトグラスのオリジナルビール。いわゆる黒ビール系の味がする。なかなかだ。ビールのつまみには、これは前回も喰ったSeafood Fondeaux($10.49)。いわゆる、アルフレードソース(≒バター+生クリーム+パルメザンチーズ+チェダーチーズ+卵黄+ナツメグ)味。料理名だけでなく、メニューにもそんなことは書いていない。書いてあったのは、使われている具材(Creamy crawfish, shrimp, spinach, mushrooms, Jack cheese and garlic bread)のみ。これじゃメニューを見ただけでは、出来上がりの姿が想像出来ないはずだ。
メインディッシュはビーフではなくチキンにした。Chicken Laredo($17.49)という料理名。具材は、Jack cheese, avocado, grilled onions, tomatoes, poblano peppers, cilantro, feta cheeseと書いてある。これで出来上がりの姿が想像出来ますかね? 味は普通だったが、ちゃんと食べ切れた。久々の達成感。

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仕事の節目には、何かと皆でランチを喰う機会がある。この4ヶ月ほどで3回目だ。毎回、飽きないようにしているのか、それとも管理チームの人間の趣味なのか、手を変え品を変えている。今回は、PIPELINE GRILLという、以前にもあったアメリカン料理レストランのケイタリングサービス。
ランチボックスは3種類ほどあって、ひとつは定番ハンバーガー、そしてチキンバーガー、もうひとつはチキンパスタだった。どれにもデザートは付いてくるが、それは先ず排除。数秒考えた挙げ句、チキンパスタにした。ハンバーガーの味は判っているし、何度も喰いたい訳では無い。この先も、不本意ながらもハンバーガーを喰うこともあるだろう。その時のためにとっておこう。
その点、パスタは御し易いというか、それ程ヘヴィーではないはず。クリーム系のパスタは大抵の店の定番というか、何を頼んでもだいたいこれになってしまう。飲みものは、コーラかドクターペッパー。日本では廃れたドクターペッパーだが、こちらでは普通なのか。久しぶりに飲んでみると、やはり変らぬ味。こんなのを飲みながら飯なんか喰えるか、って感じだが仕方が無い。
肝心なパスタはどうか。残念ながら味がボケていていまいち。アメリカ人が大好きなアルフレッドソースは濃厚で、たっぷりバターを使っている感じ。しかも、量はたっぷり。半分ぐらい喰ったところで飽きた。さすがにパスタの持ち帰りは困難なので、ゴメンナサイと思いつつ残した。やっぱり、今がハンバーガーを喰うべきタイミングだったのかも知れない。

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ベイタウンに住むようになってからかれこれ5ヶ月近く経つが、実はハンバーガーを喰ったことがなかった。先日のミニッツ・メイド・パークでは喰う機会があったものの、店のショーケースに並んだバンズのあまりの大きさに慄き、やめにした。基本的にファーストフードを喰わざるを得ない場合以外は、あえて食べる気は起こらない。
しかし今回、幸か不幸かまたチャンスが巡ってきた。再びミニッツ・メイド・パークへ行くことになったのだが、同行者の「スタジアム内のハンバーガーショップは高いし、美味くない」とのアドバイスに従い、行く途中のハイウェイ沿いにあった「ワタバーガー(WHATABURGER)」という店に入ることになった。テキサス発祥のハンバーガーショップで、人気のチェーン店であるらしい。
入ったらさっそく注文だ。Whataburger($3.09)と、Soft Drinks & Tea($1.29/16 oz.)にした。店名と同じWhataburgerは、最もシンプルなもの。日本で喰うハンバーガーと、こちらで喰うハンバーガーとの違いは、兎にも角にも大きさ。確実に、2倍以上ある。勢いで喰わないと、途中で息切れするのは間違いない。ハンバーガーに造詣は無いので、味の違いは良く判らない。ただ、美味いかどうかは腹の減り具合に相関があるだろうから、どんなに美味いハンバーグでも、美味いと感じるのはせいぜい半分までで、残りは惰性と意地で喰うので、必然的に美味しいものではなくなる。頼むから、日本サイズのハンバーガーを作って欲しい。
ちなみに、我々が入った店の周囲は、我々が住む、ベイタウンの新興住宅街と較べると、少々物騒な雰囲気。勝手な推測だが、収入レベルがちょっと低い人たちが住む地区なのだろう。他の客の、よそ者に対する目線が気になるが、何となく、目線を避けたくなる感じがする。ひとくちに、ヒューストン郊外と云っても様々な地域がある。

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ベイタウンに戻った翌日は、時差ぼけマックス状態、食事作りに精を出すには気乗りしない感じなので、同居人に奢ると云って誘い出し、夕食は外食にした。仕事帰りの外食は実に2ヶ月ぶりになる。これじゃ、出張費を使わない筈だ。
基本的に腹を満たすだけならば(≓アルコールを呑まないこと、かつ現地の人間が余り行かないような高級店へは行かないこと)、3食すべて外食しても自腹を切らずに済むだけの出張費は貰えることになっている。しかし外食が基本でアルコールも呑むとなれば、とたんに自腹モードに突入する。
その点、外食をしないで自炊が基本だと、買ってきたビールやワインをそれなりに呑んでいても、持ってきたドルはなかなか減らないものだ。我々の中には、「月100ドルぐらいしか使わない」と豪語する猛者もいる(その方はさすがに下戸だけど)。なので、偶に奢るぐらいはへっちゃらである。
アメリカン・レストランはやめて、何処かのイタリアンで知っている店は?と訊くと、「オリーブガーデンでは如何?」となった。いわゆる全国チェーンのファミマ。日本で云えば「サイゼリア」だろう。
注文を取りに来たポチャポチャっとした背の低い女性店員は、まだアルバイトを始めたばかりの女学生のようで、愛嬌はあるがPOS端末の扱い方に難渋している様子。とりあえず、ビール(Blue Moon ブルームーン生22 oz/$6.49)を注文。22オンスというと、約660cc。日本的には中ジョッキよりも少々大きい感じ。それで日本円で714円(110円/ドルで換算)だから、「サイゼリア」よりは高いかも知れないが、ほぼ日本と同じ感覚と云えるだろう。ブルームーンは、いわゆるベルギー・ホワイトビール系で、甘い香りがする。ビールのお供には、Fried Mozzarella($5.99)。独りだったらもう、これだけで十分。そのあと、ワインもボトルで注文。その女学生店員は、やはりソムリエナイフの使い方に慣れておらず、暫し格闘していたが、その後諦めたようで、笑顔を振りまいてから(なんと言い訳したのか聞き取れず)厨房に引っ込んだ。少しするとコルク栓が空いた状態でボトルを持ってきて、再び笑顔を振りまきながらグラスになみなみと注いでくれた。
あとは、Lasagna Classico($13.99)とShrimp Scampi($15.99)を各々注文。どちらも料理の味はまずまず。これにはサイドとしてサラダとスープもついて来た。メインディッシュだけでもとても喰い切れないので、余ったら持ち帰り。何時も思うが、半分の量にしてもらって、それなりに価格も下げてもらうと、我々には大変有り難いが、そんなことを聞き分けてくれる店などあるだろうか。

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10月1日は日曜日、一日、何にもしないことにした。いつのまにかもう10月。今年も残り3ヶ月。ただでさえ季節の巡りを早く感じるようになってきているが、海外出張していると、時が経つのが一層早いような気がする。何かと気忙しいが、帰国した日曜日ぐらい、何もしない贅沢を楽しみたい。
何もしないとは云え、本ぐらいは読む。でも寝転がって読んでいると、その本が詰まらないわけでもないが、大してページを繰らないうちに直ぐに眠たくなり、すとんと意識を失う。この頃読んでいるのは、「月刊現代思想」の臨時増刊号。
昨今、雑誌も、何かそれまでに既定路線からはみ出した内容を訴えるようになっていると感じる。「月刊PEN」然り、この「月刊現代思想」臨時増刊号も然り。この頃は、プラグマチックなテーマを積極的に扱うようになったと思う。
今、読んでいるのは特集が「恐竜」である(尤も、恐竜そのものはちっともプラグマチックではないが)。かつての「月刊現代思想」では絶対扱わなかったようなテーマ。その前に読んだ「月刊現代思想」臨時増刊号のテーマも、「神道を考える」というもの。「神道」を現代思想として捉え直すというだけで、ちょっと興味が湧いてくるではないか。
今日も習い事や趣味で忙しいカミさんが帰ってくるのは夕刻。そのまま、自転車に乗って三郷中央駅近くにある「パスタの家 CIELO」というイタリアンレストランへ。先客無し。我々の後から4人連れ家族が入ってきただけ。決して美味くないとか、料理の種類が少ないとかいうことは無い。個人的には、看板にある「パスタの家」というキャッチフレーズがいただけない気がしている。
ビールとワインを呑みつつ、えびのフリットやバーニャカウダ、魚のカルパッチョ等、前菜的なものを喰っているだけでお腹がいっぱいになってしまい、結局、パスタもピザも喰わなかった。

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今週末の金曜日も「弁当は不要」とのお達しが出ていたが、当日の朝になるとそんな事はすっかり忘れ、能なしロボットの如くテキパキ、ランチボックスを作り上げたものの、出勤後に「お忘れですか」と指摘を受けた。仕方が無い、手製ランチは夕食に回すことした。
会議室へ行くと、ランチボックスが積み上げられてあると思いきや、揃いの帽子を被った数人が並んでいて、給食スタイル。現地会社の社員がBBQをサービスするという話だったが、これはなかなか本格的。副業なのかも知れない。それともこっちが本業か。メニューは、牛肉ステーキとサラミ状のソーセージ、ポークビーンズ、ポテトサラダという構成。何処かで見たような気がするが、結局、これはテキサス定番の組み合わせということなのだろう。良い香りだ。さらに、ケーキとクッキーが付いていたが、そっちは丁重にお断りした。
まず肉に齧り付くと、あれっと思うほど随分柔らかい。BBQと聞いていたが、どうやらローストビーフ的にじっくりと焼かれているようだ。サラミソーセージのようなものも、ソーセージではあるけれどこれも思った以上に柔らかい。なかなかやる。
煮豆もポテトサラダもそこそこ美味い。それにしても、やっぱりテキサス人は、パンなど喰わないということが良く判った。

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仕事を終えた後、ソフトボールをやるという話を聞き、しかも食事が出るとのことだったので、ソフトボールをやるつもりは無いものの、喰い物に興味が湧き、意地汚く付いていってみることにした(残念ながら、法律で野外での飲酒は禁じられているので、観戦しながらのビールは叶わない)。場所はアパートから車で40分くらい。やはり湾の反対側にあるディア・パークという町。
着いたところは整備が行き届いた公園(でも公園の一角には、ハリケーン災害で発生したと思われる瓦礫が、人の背丈の何倍も高く積み上げられていた。ソファーとかテーブル、カーペット等が目立つ)。ソフトボール専用の球場が4つ並んでいる。照明設備も完備しているのでナイトゲームだってへっちゃら。グラウンドはふかふか天然芝。ダグアウトも、小さいながら観客席だって付いている。こんな施設が町で運営されていて、住民に(我々はよそ者だけど)タダで開放されている(夜間照明だけは有料で、1時間100ドルとのこと)。
日本でのソフトボール環境はどうなのか知らないが、おそらくアメリカには遠く及ばない気がする。こんな施設で小さい頃からソフトボールをやっていたら、強くならない筈は無い。戦後70年余経ってもまだ日本は、物理的ディスアドヴァンテージを、根性でカバーしようとしてるのではないだろうかと感じる。
対戦相手は、仕事仲間の現地人。現地人同士ではスペイン語で会話するので、いわゆるヒスパニック系、テキサス州は3割ぐらいがヒスパニックだそうだが、仕事場にはもっと多いような感じがする。細い人もいるがたいていは、そんな腰回りではゴロなんか取れないだろうという感じだが、意外に軽快。それよりもなによりも、やはり肩(というか肘)が強い。ノンステップでも易々と一塁へ送球する。全くの素人でもこんな具合なのだから、このような人々の遙か上にいるメジャーリーガー達に伍して、日本人大リーガーは検討していると思う。
料理の出前があるのかと思っていたら、店が丸ごとやって来ていた。いわゆる露店。夫婦でやっているようだ。照明用の電気は、バックネット裏にちゃんとコンセントがある。全く、アメリカには感心する。訊くところによると露店の出前は50人前で、525ドルとのこと。日本でもイベント向けではあるだろうが、個人的に呼ぶにはなかなか難しいかも知れぬ。料理はメキシコ料理。トルティーヤと豆のスープ。出来たてはやはり美味かった。

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ハリケーン明け2日目も、職場でランチが提供された。少々期待しながらランチボックスを開けてみると、チキンの片足がデ~ンと入っていた。付け合せはソーセージとポークビーンズとポテトサラダ。パン等の炭水化物は無し。グリルされたチキンは見かけほど、味は濃くない。
なかなか潔いランチだ。テキサスでは、こういうランチもアリなのか。日本では、炭水化物(パンやご飯や麺類)も無いランチは、まず見たことが無い。成立しないのだろう。小生に限らず、大方の日本人にとってこれはランチではなく、ビールのおつまみセットに見えてしまうだろう。同僚の中からも「ビールが欲しい」という呟きが聞こえてきた。

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日曜日、近所を散歩がてらドライブするというので、便乗させてもらった。なかなかベイタウンから出ることが無いので、こういう機会を逃すと、職場とアパートとスーパー以外行かないことになってしまう。偶にはリフレッシュも必要だ。
先ず行った所は、サン・ジャキント公園という、湾を挟んで対岸のラ・ポルテにある、とても地味な公園。ここには巨大な記念碑が建っていて、かなり遠くからも見える。比較的有名な「ワシントン記念塔」(169m)よりも高く(174m)、石の塔としてはなんでも世界一らしい。塔の内部は博物館になっているらしいが、それだけで周囲には建造物は一切無い。日本だったら茶店や土産物店の一軒ぐらいありそうだが、ここは全く何も無い。しかし、それでもぽつりぽつり、観光客がやってくる。この塔は、メキシコとのテキサス独立戦争で亡くなった兵士を記念して建てたものとのこと。石の表面には、アンモナイトや三葉虫のような化石を沢山見ることが出来る。
次に向かったのは、戦艦テキサス。第1次世界大戦と第2次世界大戦の両方で使われたシロモノ。ここには土産物店もある。日本で云えば戦艦三笠の如く係留されて中を見学できるようだが、入館料が$12もするのでやめた。
その後、ケマーやシルバン・ビーチ・パークなどビーチリゾート地を回ったら昼食の時間。NASAの宇宙センターを横目に見て辿り着いたところが「Pho21」という店。その名の通り、ベトナム料理のフォーを専門に喰わせるという店である。店員も皆ベトナム系。この辺りはベトナム戦争で、かつてサイゴン、いまのホーチミンシティが陥落する頃、難民がやって来て住んでいるとのこと。実際、この界隈にはベトナム料理店が何軒かある。
店の名前にもなっている、メニューの21番目のフォーを喰うべし、これが絶対お勧め、との仰せに従って注文。ラージとスモールがあるが、スモールでも十分(麺が1.5玉分)。普通、フォーは牛肉や鶏肉、豚肉別にフォーがあるが、この21番は全部入っている。ベトナム野菜もたっぷり。それに、スープが本格的だ。思わずスープを殆ど飲んでしまった。
これで$6.75は、安いと思う(尤も、ベトナムで喰ったら、せいぜい$1ぐらいだろうけど)。それにしてもまさか、テキサスでこれほど美味いフォーが喰えるとは思わなかった。

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「吉田博展」を観に、東郷青児美術館(いつのまにか今は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、などと無闇に長い名前になってしまっている。もっとユーザーフレンドリーにすべきだ。ってか、会社の名前をこれみよがしに美術館名にするのは、どうにも幼稚に感じてしまう。ましてや、粋じゃない。)に行ってみた。旧安田火災ビルに入ること自体、凄く久しぶり。
「吉田博展」は今年1月放送のNHKの日曜日美術館で火がついたようであるが、そもそもの仕掛け人は郡山市美術館が昨年、吉田博展を企画したのがきっかけだったと思う。キュレーター(たしか若い女性学芸員でした)としては埋もれていた芸術家を発掘するのは、してやったりの気持ちだろう。それを日曜美術館で紹介したのが去年の春の番組。偶々それを観て、こっちに巡回してこないものかと思っていたら、それが叶ったのだが、今度はこっちがアメリカへ出張することとなり、ちょっと気を揉んでいた次第。
もう何回も観てしまった気分だったが、やっぱりテレビで見るのと生とはまったく違う。油絵では当時の画壇では受け入れられず挫折したものの、版画の新たな地平を開いたと云っても良さそうだが、その後この版画技法(というか情念のようなものか)を引き継いだ弟子はいるのだろうか、とやや心配になる。来年の日本版院展でも覗いてみて、確かめてみたい。
東郷青児美術館を出たら、喉が渇いた。この辺りの店は全く疎い。そういえば、昔モーベンピックがあったな、と思ってその建物へ行ってみたら全く別の日本料理店になっていた。こうなればどこでもいいやと、適当に入ったのが「西安餃子」という店。
もうランチタイムは終わりの時間だったが、ビールと餃子があれば申し分なし。餃子は、一口タイプの羽根付き餃子。ジューシーさはいまいちだが、もっちりとしていてそれなりに美味い。ちょっと足りなかったので追加でもう一皿と、ついでにエビチリも頼んだ。

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「Nara」と聞くと、奈良?日本料理の店か?と思ってしまうが、歴としたタイ料理店とのこと。しかし、入口に"SUSHI BAR"などと書いてあったりして、訳がわからない。アメリカ人から見れば、タイも日本も違いは大してないということなのか。この姉妹店は、ヒューストンを中心に4店舗あるらしい。
店に入ると、確かに雰囲気はオリエンタル。4人がけの(日本だったら6人がけ相当の)ボックス席が主だが、右手にバーカウンター席、奥に寿司屋のカウンター席がある。先客は一組いただけ。そのうちその客も帰ってしまい、寂しくなる。大丈夫かな、この店。寿司屋のカウンターの内側に居る板前(アメリカ系タイ人か?)も明らかに手持ち無沙汰。
店の古株らしきタイ系中年女性店員が注文を取りにやってくる。一応タイレストランなので、やっぱり気分を出してシンハービールを注文。併せて生春巻(Fresh Roll 2 pcs、$5.95)を注文。もちろん、これはタイ料理というよりもベトナム料理だが、こまかいことは問わないことにしよう。タレはちょっと甘めだ。ついでに揚春巻き(Fried Spring Roll 4 pcs、$4.95)と鉄火巻き(???)も注文。
このタイ系女性は、注文をとるときに必ず「これも美味しいよ」とか「今日のお勧めはあれ」とか、片言の日本語でまくし立て、何とか追加注文させようと粘る。つい、それじゃそれも頼もうか、なんてことにもなる。この日本語のやり取りが、何となくバンコクにいる気分になってくるから不思議だ。
結局、押し切られて、牛肉と野菜の盛り合わせ(Tiger Tear Beef、$8.95)、焼きそば(Pad Thai with Shrimp、$14.95)も注文。何故、Tiger Tear Beefなんて名前が付いているかは、食べてみると判る。虎も泣くほど、辛いのだ。久々、タイらしい料理を味わった。

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Nara Thai DiningのHP: こちら

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