山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

各国料理

「正華」の料理が美味かったせいだけでも、久々吞んだ焼酎が美味かったせいだけでもなく、話が随分と盛り上がったので、勘定を済ませて店を出た後、まだ午後7時にもなっていなかったこともあり、「もう一軒いこう!」と5人全員でハシゴすることになった。こんなことは大月に限らず珍しい。
あまりウロウロする気は無いので、手近にある「to-mo.(トーモ)」という店へはいってみることにした。店の中を覗いてみると、丁度、我々が座れるテーブルだけが一つ、空いていた。我々の後からも客が入ってきて、入店を断られていた。ラッキーだった。
この店も大月に限らずちょっと珍しい、メキシカン居酒屋(といっても様々な国の料理があるので、何方かと云えば多国籍料理店的である)。店内は女性が多いし、年齢層も若い。大月にもこんなに若者がいたのか(失礼!)とちょっとだけ吃驚。この店に入るのは2回目で、2013年以来の久しぶりの入店となった。その時は十二ヶ岳の帰り、いつもだったら立川辺りで打ち上げとなる筈が、思ったよりも下山が遅くなったため、大月で一杯やることになった。
その頃の「to-mo.」はまだオープン間もない頃で、料理が限られていた印象だが、今回メニューを見る限り、だいぶ充実しているような気がする。やはり10年近くもやっているとそれなりに成長するのだ。
呑みモノのメニューを見て、やはりこんな店に入ったのだからテキーラにしよう、それをトニックでわってもらおう、ということにした。
もう大して食べられないが、トルティーヤチップス、スパニッシュオムレツ、塩キャベツを注文。あとは、「正華」での話の続きを楽しんだ。

87 鉛筆風箸。
85 メキシコ風居酒屋「to-mo」に、はしご。
88 テキーラで乾杯。
86 ちょっと変わったトルティーヤ。
89 スペイン風オムレツ。
90 塩キャベツはメキシコとは無関係?
91 ずいぶん長居しました。

先日、仕事仲間との呑み会の時、この界隈で昼飯が美味い店の話になった。その際、新参者な小生は、「太常うどん」がお勧めです、と云ったら、じゃあ今度一緒に行ってみようか、そうしよう、ということになりそれが今日となった。
ところが、行ってみるとどうも様子が違う。つい先日まで「太常うどん」があったところが、店はほぼそのままなのに中身はすっかり変わっていて、「UP Noodle STAND」というハイカラな名前になっていた。客層も全然違う。若い女性が多い。店員も女性ばっか。訊けば、偶々今日が開店日だという。そもそもいったい、何の店だ???
チラシのようなメニューを見れば、アジアンミール(アジアの定食)スープ、お惣菜つき、とある。ベトナムやタイなどの東南アジア料理だけでなく中華料理も入っている。欲張りというか節操がないというか、コンセプトがちょっとぼやけている感じがするが大丈夫かな。
ともあれ、「太常うどん」が喰えなくなったのはとても残念だが、折角なので「UP Noodle STAND」で喰ってみることにする。ちょっと迷ってから、青パパイヤのかき揚げフォー(680+大盛110=790円)にしてみた。青パパイヤを喰うのは随分久しぶり。
従業員の手際がいまいちなのか、10分以上は待たされたが、開店日なのでこれも仕方がない。今後に期待するとして、出て来た丼を見る限り、かき揚げが乗っているせいでフォーという感じはしない。完全に「和」な感じだ。でもスープを飲んでみると、しっかりヌクマム効いている。だけどちょっと脂っこいか。不思議な感覚。麺はやっぱりフォー。青パパイヤをかき揚げにすると、東南アジアらしさは感じられない。かき揚げって、やっぱりそれだけで「和」になるようだ。とにかく日本を含め、多国籍アジアンな一品。まあ美味かった。欧米人はこれをどう感じるのだろう。支払いはPaypayでOK。また来ます。

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昨日は虎ノ門方面に行って失敗したので、今日は新橋駅方面へ行ってみた。何となく中華料理気分だったので、柳通りにある「香味」に入ってみた。結構、客が入っていたが何とか入れた。大して広い店ではないけれど(20人ぐらいが良いところか?)、それなりに人気があるようだ。中国系のグループ客もいて、中国語が店内を飛び交っている。リトル台湾な感じ。
当然ながら、店員も中国訛りの日本語で注文を取りに来る。暫しメニューを眺めていると店員に「うちのお勧めはこれです」と云われて、決めたのが魯肉飯・麻油鶏麺セット(900円)。台湾鉄道弁当排骨飯(900円)にも惹かれたが、この頃、新橋で魯肉飯を食う機会が増えたせいか、この店はどうだろう、と気になったせいもあって前者にした。
先ずは麻油鶏麺が出てくる。「麻油」と云うから、胡麻油がたっぷりのスープかと想像していたが、想像と違って、鶏白湯風なスープ。具は鶏肉だけでとてもシンプル。よく見ると、スープ表面に被膜が出来ている程、鶏コラーゲンたっぷり。こんな濃厚なスープは初めてだ。でも塩味はかなり控えめ。麺は細打ちストレート麺。
次に魯肉飯が登場。ご飯の上に乗っているのは、豚角煮、肉そぼろ、煮玉子、高菜炒め。今まで新橋で喰った中で一番ちゃんとした味の魯肉飯、これだこれだ。塩味も丁度良い加減。八角の香りはやや控えめな感じでやや残念だが、これも日本人に合わせた味ということなのだろう。
それでも十分満足した。またここへ喰いに来たいが、その前に次回は、何とか台湾鉄道弁当排骨飯にしてみようと思う。

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ちょっと仕事が昼休み時間に喰い込み、やや遅めに会社を出ることになった。もうランチ時のピークは過ぎただろうから何処でも空いているかも、でも余り時間が無いのでそうもゆっくりは出来ないな、などと思いつつ、とりあえず新橋駅方面に向かう。
何処かのうどん屋かラーメン屋でも入るか、と思いながら路地を出たり入ったり、上下左右をキョロキョロする。そこで見つけたのは「中国家庭料理 春夏冬」という看板。地下にあるらしい。それにしても、何故「秋」が抜けているのかが気になるので入ってみることにした(春夏冬と書いて「あきなし(又はあきない)」と読ませる姓があるらしいが、それと関係があるのか?)。
階段を真っ直ぐに下ると、右手に入口がある。入ってみると意外に明るい感じの中華である。時間が遅いせいもあるだろうが、先客は3組のみ。中国系女性店員が気怠そうに「お好きな席へどうぞ~」と云う。適当に、4人掛けのテーブル席をチョイス。
さっそく、メニューを拝見。ランチは12種類あり、それ以外に日替わり定食が5種類。もちろん、ランチとは無関係に単品もある。どれにしようかかなり迷ったが、ここはやはりスタンダードに日替わり定食にしてみようと思い、5種類に狙いを絞る。何れも麺と炒飯のセット。麺をメインにすれば小炒飯が付いてくるし、逆に炒飯系には小ラーメンが付いてくるという、よくあるパターン。
その中から、ソーセージ炒飯+小ラーメンのセット(680円)にしてみた。ソーセージ炒飯とは随分、珍しいではないか。客がいないので、あっという間に出てくる。見ると、炒飯はまさしく、刻み葱と卵と魚肉ソーセージのみ、小ラーメンもほぼ具無しと、とってもシンプル。でも、どちらも味はなかなか良かった。偶にはこういうシンプルな炒飯とラーメンも悪くない。

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新橋界隈には、韓国料理店は殆ど見当たらない。以前、職場があった川崎駅界隈(特に駅の東側)には、選ぶのに悩むほど店があったし、マレーシアやインドネシアでローカルフード以外となると、何かと韓国焼肉店が多かった。それはテキサス州ヒューストンでも同じ。仕事で行ったところには必ず、韓国焼き肉店が待ち構えているイメージが強い。
それにひきかえ、新橋はだいぶ状況が違う。ネットで検索しても数えるほどしか見つからないし、そこがちゃんとした店かどうかも良く分からないので、何となく行き難い。偶々、いつも通る路にひっそりと韓国料理店があるのは気付いていたので、一念発起して入ってみた。
美味談 (ミミダム)という名のその店に入ると、中はそれなりに広い感じだが客は疎らだった。何故か先客は、ほぼ女性ばかりである。韓流ドラマや韓流ユニットに感化された人たちばかりということなのか(考えてみれば韓流に嵌っている男子ってあまりいない感じだが、その認識は間違いか?)。
店員の勧めに従い、4人掛けのテーブル席に座る。ランチメニューを見ると、6種類あってどれも900円。正直云って、あまり辛い料理は喰いたくない感じだったので、鉄鍋ビビンバ定食(900円)にしてみた。石焼ビビンバというのは良く目にするが、鉄鍋というのは聞いたことが無い。
10分程で鉄鍋ビビンバが到着。見た目は辛そうだが、食べてみるとそうでもない。味は可もなく不可もない感じ。鉄鍋は流石に最初は熱いが、石焼とは違って冷める時間が早いようで、猫舌な小生には丁度良いようだ。でもビビンバ自身、さして特徴が無いのがちょっと残念。次回入るとしたら、サムゲタンを試してみようかと思う。

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2回目のナンディニ。今日は是非、ドーサを喰ってみよう、と思って入ってみた。ドーサとは、インド版のクレープの如き食べ物、原料はダール豆と米を発酵させて作った生地である。主に稲作が行われている南インドで、朝食用として食べられているものらしい。南インドは仕事で一度、チェンナイへ行ったことがあるだけで、そんなシロモノの存在すら気が付かなかった。
前回はガラガラだったのに、今日はかなり混んでいた。コロナ禍の影響だったのかも知れない。一人客はほぼ居らず。なんとか二人掛けのテーブルが一つ空いていた。見渡せば皆、喰っているのはカレーとナンのセットばかりで、ドーサは見当たらない。人気が無いのか。メニューを眺めると、5種類のドーサがあり、良く分からないけれどマサラ・ドーサ(1,000円)にしてみた。スマホを見ながら暫し待つ。
やがて、マサラ・ドーサ登場。ドーサが巻物のようになっていて、広げると直径は40センチメートルぐらい。ステンレスプレートからはみ出す大きさなので見た目、インパクトがある。巻いた中にスパイシーなポテトサラダ(モモの中身のようなやつ)が入っている。
付け合わせに4つのタレが並んでいて、一つはミント入りの甘いチャトニ、スパイシーなラタトゥイユ的チャトニ(野菜カレーのようなもの)、ココナッツのチャトニ、そしてもう一つが辛味ペーストで恐らくこれがサンバル。何故か、これだけ小鉢には入っていない。
さっそくドーサを摘まんでみると、真ん中はパリパリ、周囲は甘くないクレープという感じである。ミント入りのチャトニは味を見ただけでやめた。他はそれぞれ味わいがあるが、サンバルは流石に辛いので残した。スナック的な感覚の割に食べ応え十分、量的には丁度良かった。この次は、別のドーサにもチャレンジしてみたい。

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吉野の桜の余韻に浸ったまま、橿原神宮前駅と大和西大寺駅で乗り換えた後、平城京跡を眺めながら近鉄奈良駅へ移動。個人的に奈良は随分久しぶり。ここへ来たのはランチを喰うため。このところ和食が続いていたので、今日のランチはヨコメシにしようということになった。
ちなみに、ヨコメシと云っても通じない者が結構多い。『三省堂国語辞典』にもあるように「西洋料理。洋食」のことであるが、意外に一般化していないようである。
なおちゃんが選んだ店は、「カフェ・エトランジェ・ナラッド」という名のイタリアンで、近鉄奈良駅からJR奈良駅へ向かう途中にある。その手前に、奈良漬の老舗「今西本店」があったので寄ってみた。ここの奈良漬は一般的な奈良漬と違い、真っ黒である。
「カフェ・エトランジェ・ナラッド」は想像以上に広い店だった。我々は、一番奥の端っこ。賑やかそうだから、他の客の迷惑にならないような配慮がなされた、のかも知れない。メニューを見た限り、ランチタイムでもなかなか一品料理が豊富で良かった。我々は常に、こういう店を探し求めている。
先ずは生ビール(ハートランド生、640円)で、大峯・吉野奥駈道ツアーの無事踏破を祝して乾杯。先ずは生ハムとサラミの盛り合わせ(1,650円)と前菜盛り合わせ(900円)、奈良の旬野菜窯焼き(860円)を頼む。生ビールにタテメシ(和食)も悪くないけど、やはりヨコメシの方がしっくりくる。これは歴史の違いか。
その後は白ワイン(ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ、3,300円)に切り替え、料理はしらすと青のりのオイルパスタ(1,320円)、大和鶏と大葉ジェノベーゼ(1,430円)、ピッツァ・マルゲリータ(1,320円)、ピッツァ・クアトロフォルマッジ(1,760円)と炭水化物系4連発。いやはや皆さん、食欲旺盛。こちらは赤ワイン(ヤンモ・ロッソ、3,650円)に切り替え、そのアテに大和ポークのグリル(1,520円)と海老とマッシュルームのアヒージョ(970円)をいただいた。どれも美味くて大満足だった。

184 これで帰る。
185 特急よりもこちらの方が早いんで。
186 窓の外はどこでも桜。
187 平城京跡。
188 復元された大極殿と南門。
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189 老舗奈良漬店に立ち寄り。
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190 ランチはここにした。
191 モダンなイタリアン。
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192 喉が渇いたよ。
193 シャルキュトリ盛り合わせ。
194 前菜盛り合わせ。
195 焼き野菜盛り合わせ。
196 ビールの後はオーストラリアのシャルドネ。
197 しらすと青のりのパスタ。
198 大和鶏と大葉ジェノベーゼ。
199 マルゲリータピッツァ。
200 クアトロフォルマッジ。
201 大和ポークのグリル。
202 エビとマッシュルームのアヒージョ。
203 満足しました。
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祝日の月曜日。久しぶりにランチを喰いに上野へ出てみることにした。目当ての店は、2年ほど前の年の瀬にも入った、カミさんも小生もお気に入りのフレンチ「コーダリー」。その時は随分寒い日で風が冷たかったが、今日は春分の日なので良い陽気。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく云ったものだ。
不忍池に沿っていくと、「伊豆榮本店」には結構客が群がっている。最近、鰻を喰っていないなと気が付く。「伊豆榮 不忍亭」の方はそうでもない。「コーダリー」に予約を入れていなければ、こっちに入っても良さそうだ。一方、野外ステージは何やら賑やか。AKBとかが居そうな感じだ(たぶんそんなことは無いだろうけど)。旧岩崎邸庭園を掠めて裏通りに入ると、もう「コーダリー」は目の前。
開店時間には若干早かったが入れてくれた。勿論、一番客。静かで良い感じ。食前酒はプレミアム・モルツ。カミさんはシャンパン。小生も直ぐにシャンパンを追従。前回と同様、オーナー・ソムリエのサービスがなんとも小気味イイ。見ているだけでも気持ちイイ。
最初に出て来たのはなんと、ブリオッシュハンバーガー。かなり小さめなので、自然とキムタク風な喰い方(上は人差し指と中指の2本、下は勿論親指1本で、口に対して直角に保持)になる。中身はビーフとフォアグラ。やっぱり、美味い。
二皿目は丸ごとトマトのジュレサラダ。その下と上に乗っているのもあれこれ説明があったが、瞬間、忘れた。今度は音声レコーダーが必要か。でもとにかく、味付けも香り付けも上品で美味い。3皿目はスープ。出て来たのは菊芋のポタージュ。この頃何かと菊芋を食すことが多いので、それ程驚かないが、ともかく滑らかさが凄いのに、香りはしっかり菊芋だ。
メインの魚はスズキのポワレ。皮のカリカリさがイイ感じである。肉は、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。最後のスイーツは2種類出て来たが、しっかり両方とも喰った。ともかく全てクオリティが高いので、4,200円(税別)はお得感たっぷりである。

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常々、西武のレストラン列車「52席の至福」には乗ってみたいと思っていたものの、時々予約サイトを覗いてもいつも満席。大した人気だと感心しつつ、残念な気持ちが続いていた。コロナ禍にあっては運行を中止していた期間もあったようだったので、久しぶりに覗いてみると、なんと僅かながら空席があった。
早速、カミさんの都合を確認し、ランチ(往復乗車券込みで20,000円/2人)の予約を入れることが出来た。やはりコロナ禍で需要が減っているせいだろう。1週間前に送られてきたパンフレットとかチケットを見つつ、当日を待った。
「52席の至福」の終点は西武秩父であることは知っていたが、出発駅は西武池袋ではなく西武新宿だった。ってことは、最初は西武新宿線だが途中で(たぶん所沢で)西武池袋線に入るということだ。それにしても西武新宿発が10時40分で、西武秩父13時57分着。3時間以上も掛かるが、普通に乗って行けばせいぜい2時間。あとの1時間は何処でのんびり停車するのか、ちょっと気になる。
早速乗って、呑みモノを注文しようとするとなんと、アルコールの提供は出来ない!というではないか。確かに今は未だ「まん延防止等重点措置期間」中だが・・・。トホホ。仕方なくノンアルビール!を注文。アルコール抜きで喰うフレンチの、何と味気ないことよ。窓から見える景色(といっても秩父線に入るまでは民家を眺めるばかりで面白くはない)も何やらモノトーンだ。
「まん延防止」の影響はアルコールだけではなく、通常4号車のイベントスペースで行われる演奏会も中止。そのせいか、芦ヶ久保駅で30分以上も停車して、「道の駅」でお買い物をどうぞ、ということになった。別に「52席の至福」でなくても、芦ヶ久保の道の駅には来られる。
せっかく「52席の至福」には乗れたものの、激しく不完全燃焼。いつの日にかリベンジしないと気が済まない。

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いつもこの前を通り過ぎる時に覗くと、大抵の場合は混んでいる。ところが今日は、何故か店員の中国系お姐さんが寒いにもかかわらず外に出ていて、目が合ったら「どうぞ、入れますよ!」というので、有難く入らせてもらうことにした。
丁度、客が入れ替わって空いたため、手が空いたお姐さんが外の空気を吸いに出て来たらしい。入ったら、4人掛けのテーブルへ案内される。ざっと見てテーブルは10個ぐらいあるが、半分はまだ客がいる状態だった。満席だと40人ぐらい入れるのだろうが、今のように10人ぐらいが丁度いい感じ。
早速メニューを眺めてみれば、ランチセットがズラリと10数種類もある。それ以外に麺類やチャーハン類などもある。寒い今日はスープ麺類にしようかと思っていたが、ぱっと見で麻婆豆腐チャーハン(750円)が美味そうだったので気が変わった。
「麻婆豆腐チャーハン」というと、それを聞いた店員はそのまま首だけを捻り、厨房へ中国語で怒鳴る。こういう料理は本場中国には無いと思うが、中国系店員と中国系料理人にはどう感じるのだろうか。日本人の寿司職人が、サンフランシスコ辺りで「カリフォルニアロール」を巻きながら、これは本当は邪道なんだけどなあと呟くようなものか。
程なく麻婆豆腐チャーハンが登場。ネーミングそのままの状態。チャーハンは玉子とネギだけのシンプルやつだ。さっそく頬張ると、麻婆豆腐は、花山椒ではなく唐辛子の辛さ、味付けは(チャーハンもかき玉スープも)意外とマイルドである。
店員、料理人が中国系であっても、出てくる料理は極めて日本的(つまり町中華的)になっていると感じた。

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今日は立春。でもまだまだ春は遠い感じの寒さが続く。このところ、家で夕食となると専ら鍋ばかりだったので、偶には外にしようと、近くにあるベトナム料理店「ひまわり」へ行く。
開店直後の時間のせいか、やはり今日も他に客はいない。っていうか、この店で他の客を見た覚えが無い(店の外を通り過ぎるときに、客が入っているのを見ることはある)。これで商売が成り立っているのかちょっと心配だ。
前回は夏だったので、ほぼ半年ぶりである。やけに寒い日だけど、店内がポカポカだったので、やはりビールを呑むことにする。そもそもベトナムにホットドリンクなんてあったっけ? なんて考えてみた。そう云えば、あの甘ったるい(甘さの元はコンデンスミルク)ベトナムコーヒーがあったか。
頼んだのはサイゴン・ビール(カミさんはビア・ハノイ)。どちらもやはりさっぱりした南国系ビール。何故かこれは、東南アジアで共通したテイスト。いわゆる、これでホップが入っているの?と疑うような喉越しである。マレーシアやシンガポールのタイガービールも、インドネシアのビンタンビールも、タイのシンハービールも、中国のチンタオビールも皆、同じ系統。違いが良く分からない。
この店には、メニューにベトナム式の鍋料理が載っている。ちょっとそそられたが、ここへ来てもまた鍋か、と何となく次の機会にしようということになった。先ず頼んだのは生春巻き(2本690円)とベトナム発酵ソーセージ(800円)。ソーセージが発酵するとどうなのか、と興味があったが食べてみてもよく判らない。ただ食感はちょっと変わっている。何となくもち米が入っている感じ。かなりの量が出たが、ビールとよく合うので忽ちなくなった。
他にレモングラスと鶏肉炒め(1,090円)と肉団子ビーフン(850円)を頼んだ。食べているうちに、俄かにベトナムへ行きたくなってきた。そんな日は来るのか。

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新虎通りを渡ると、店の数がぐっと少なくなるのでなかなかそちらに足を向ける気にならないが、Google Mapを見る限り先日入った「慶珍楼」以外にも何軒か有りそうだったので、ちょっと陽が出ていて温かい今日は渡ってみることにした。
日比谷通りから細い路地を入ったところに「東瀧餃子宴」はあった。典型的な中華料理店という雰囲気を漂わせている。看板には「中華酒場」とある。ってことは、小鉢、小皿料理があるのだろう。一皿喰ったらお腹いっぱいでは酒が進まない。
店内は思ったよりも広かった。この店も店員は中国系。先客は数人程度で、独り客が目立つ。勿論、全て男性さらりーまん。よく見るとここは今どき少ない喫煙可らしい。この手の店は、流石にOLは少ない印象である。おかげで店内は極めて静かである。ザっとメニューを眺めると、定食の種類が豊富である。
20種類ぐらいあるだろうか。ひと通り見た後、牛肉野菜炒めあんかけ定食(半ラーメン付き、800円)を注文した。その後はスマホを開き読書。ふと、つい牛肉野菜炒めあんかけ定食を頼んでしまったが、後になって、ここは店の名前にもなっている通り、餃子を喰うべきだったと気が付いた。
その直後、料理が出てきた。量はかなり多めで、少々気合を入れないと食べ切れそうにない。やはり半ラーメンは余計な感じだが、とりあえずこちらから片付ける。ごく普通なラーメンスープと麺。塩味はちょっと濃いめ。次に牛肉野菜炒めあんかけに取り掛かる。
こちらも塩味は濃い。当然ながら油も多め。さらに、残念ながら牛肉は少々筋っぽい。これぐらいが、路地裏の中華料理店らしいといえばらしい。次回は何としても、肝心の餃子を喰ってみたい。餃子自体の種類も多いのでちょっと楽しみだ。

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ランチで外に出る時には、必ずスマホは持参する(そうしない人も偶にいて、無人の席で大音量の着信音を鳴らしたり、まるで仰向けになって起き上がれない蝉の如く、バイブで机の上を動き回っているスマホを目にすることがごく希にある)。基本的に、手が届く範囲内に常にスマホがあれば当然のことだが、特にランチ時に欠かせないと思うのは(セルフの店は別にしても)、注文してから料理が出て来るまでの時間を、スマホで本(電子書籍)を読んで過ごすためである。
それでも多くの場合、読み始めて本の中に入り込むと(入り込むまでは数行、場合によっては数ページ掛かる)忽ち料理が出てくるので、また思考が中断されるのがちょっと残念な気がしないでもない。今日の「慶珍楼」も、そんな店だった。
西新橋でも御成門寄りにある中華料理屋で、それほど大きい店ではない。が、それでも席は20以上はあって、そのうち半分近くが埋まっている感じ。大半が喰っている最中か喰い終わった感じだが、料理を待っている客も僅かに居る。女性フロア係と厨房との間では、バンバン中国語が飛び交っている。
メニューを見るとランチメニューが随分多く、10種類もある。大いに悩んだが、⑧えび焼きそばと半チャーハン(750円)にしてみた。とりあえずスマホを取り出し、ニュースのタイトルだけを眺めた後、Kindleを読み始めると、直ぐに料理が出て来たので中断。
えび焼きそばと半チャーハンの他に、かきタマスープとデザート(オレンジ)が付いてくる。パッと見は、ボリューム的に半チャーハンは特に不要な感じである。でも丸ごと残すのは憚れるし、誰かにあげる訳にもいかないから、何とか両方喰うことにする。
どちらも油多め、塩味濃いめと感じるが、これはまあ一般的か。焼きそばが具沢山なので、食べるのが大変。味は可もなく不可もない、平面的な感じだった。

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この辺りにカレー屋はそれなりにあるが、インド料理屋も、路地をウロウロ歩いているといくつか見つかる。この「サモサ」もそんな店の一つ。入口の上には「インド本場料理サモサ」と看板にあるが、先日入った「ナンディニ」のような本格派ではなさそうだな、と思いながら入店。
間口は一間半ぐらいしかない。中に入ると奥に長い。テーブル席もカウンター席も、テーブルは幅が狭い。お蔭で席の数は20ぐらいはあるようだ。先客は4、5人しかいない。この店は自販機で食券を買うシステム。いわゆるファストフード風。
これがランチだけなのか判らないけど、たぶん夜もそうなのだろう。だったら休肝日で無い限り、夜は入る気はしないかな。ちょっと考えてから、マトンカレー(780円)をチョイス。インド人店員に食券を渡し、カウンター席に座る。
直ぐにカレーが出てくる。ライスもカレーも陶器の容器なのはちょっと珍しい(普通インドはステンレス容器だよね)。ライスはサフランライス(ちょっと鮮やかさが足りない気がするが?それともターメリックライス?しかし香りはしない)。インド料理屋で、サフランライスが出て来るのも意外と少ない気がする。イメージ的には、欧風カレーだったらありそうだが・・・。
カレーはやはりシャバシャバな状態。ピリ辛さはまあ普通、でも甘さも感じる。やはりインド料理専門店のカレーとはちょっと違う気がするが気のせいか。勿論、日本風のカレーとはだいぶ違う。マトン肉はやや筋っぽい。むしろそれはインド料理っぽい。とかなんとか感じながらも、あっという間に喰い終わった。まあ美味かったけど、何となくスッキリしない。
この店は、日替わりカレーだったら500円。次回はそれを試してみるつもり。

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裏磐梯へ来るまでは、冬は道路が閉鎖されて誰もいない雪の世界になると思い込んでいたが、道(国道459号線。ちなみにこの459号線は日本海側の新潟市と太平洋側の福島県浪江町を結んでいる)は普通に通行可能で、宿もそれなりに営業していると知った。
冬はそれこそ(我々のような数寄者は別として)スキー&スノーボード客ぐらいしか来ないと思うが、その割に営業中の宿が多いような気がした。スキー&スノーボード以外に、何か冬の観光目玉があるのだろうか。
でも流石に開いている飲食店は少ないようで、予め「ペンション蛍」の女将にお勧めの店を聞いておいて良かったようだ。その女将(ペンションを取り仕切る女性のことを、旅館や料亭のように「女将」と称するのが適切かどうか分らない。正解は何?)が教えてくれたのが、「裏磐梯温泉センター」から歩いてすぐの「イル・レガーロ」。ここはいわゆるイタリアンの「オーベルジュ」で、宿泊もできるらしい。営業開始の11時半直前に到着。
いの一番に入店。我々の後からは常連らしい老夫婦がやってきた(お二人が帰るときはシェフ以下、全従業員が総出でお見送りした)ぐらいで、やはり観光客(スキー客はスキー場でランチするだろうから来ない)は限られている。
先ずは(さっき「裏磐梯温泉センター」でビールを呑んだ者は)スパークリングワインと(そうでない者は)イタリアビールで乾杯。料理は基本、ランチセットなので、4種類あるセットをそれぞれ頼んで、皆でシェアし、更に追加でピッツァも2種類頼んだ。
パスタは何れも可もなく不可もない感じだったが、ピッツァは生地がモチモチかつパリッとしていて、何気に美味かった。また裏磐梯へ来るチャンスがあれば、ここは押さえておきたい。

108 ランチはここ。
109 あと2分で開店。
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110 ではいただきます。
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111 前菜。
112 川俣シャモと黒オリーブのマリナーラスパゲッティ。
113 ピッツァマルゲリータ。生地は極薄。
114 ポークソテーバルサミコソース。
115 ベーコンと白菜のスパゲッティ。
116 ベーコンと白菜のフジッリ。
117 追加でアーティーチョークと生ハムのピッツァ。
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118 マスカルポーネとエスプレッソのセミフレッド。
119 ガトーショコラ。
120 パンナコッタのルバーブ添え。
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121 美味しゅうございました。

今日もビリヤニ作りの食材を仕入れに「ボンゴ・バザール」へ行き、そのついでに「ボンゴ・カリー」でランチすることにした。前回は7月だからもう5か月ぶり。とりあえず、買い物の前に腹ごしらえすることにした。これを逆にすると、不思議なことに(っていうか不思議ではないかも知れないが)買う食材の量が自然に増える。
買うものと、その直後に食べるものとは直接リンクしていないのに、明らかに多めに買ってしまう(逆に云えば、腹一杯だと食糧購買意欲が減る)のだ。空腹はかくも、理性を司る前頭葉とは別の運動野に働きかけるものらしい。このメカニズムは生理学的に解明されているのだろうか。閑話休題。
「ボンゴ・カリー」には開店の直前に着いたため、まだ「CLOSED」の札が出たままだ。それでも入ってみると、厨房にいたインド人料理人は「大丈夫です」と。既に何か、一生懸命料理中。フロアと厨房を仕切るカウンターには、タンドリーチキンやチキンティッカなどと共に、ビリヤニも大皿に盛られていた。いくつかはプラスチックパックに取り分けられている。どうやらこの店は、直ぐ傍の「ボンゴ・バザール」の惣菜売り場にも料理を卸しているらしい。
せっかくなので、そのビリヤニを頂くことにした(カミさんはカレー&ナンのランチセット)。出て来たのは皿に山盛り状態。いつも経験することだが、何故かビリヤニは何処の店でも山盛りで出てくる。出て来たのはラムビリヤニ(850円)。パクチー(コリアンダー)とトマトが乗っていた。個人的には、ビリヤニにパクチーは欠かせないと思う。
食べてみると、小生が作るよりずっとマイルド。辛味、塩味も抑えめ。これだったら付け合わせのライタ(ヨーグルトに胡瓜みじん切り、クミン、胡椒、塩等を混ぜたもの)などは不要だが、せっかくなので時々掛けて食べる。これはこれで美味い。何だかんだで、山盛りビリヤニを食べ切った。でも我が家のビリヤニの方が、少し美味いかな。

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西新橋界隈を1ヶ月ほどウロウロして何となく感じたことだが、ラーメン屋とか定食屋とかは少なく、意外とうどん屋が多いような気がする。中華料理は何処でも同じ、この辺りにも普通にある。でも特徴的なのは、この辺りの中華料理店はほぼ皆、中国系の人が店員である(山手線内の他の町中華もそうなのか?)。多分、厨房もそうなのだろう。そんな店の一つに「長安刀削麺」があった。
場所は烏森通りからちょっとだけ北に入ったところ。混んでいたら素通りするところだったが、女性店員が店の外に出ていたので、ならば空いていそうだと入ってみる。ピークが過ぎていたせいもあるだろうが、果たして店内に客は独り客が2人だけだった。
やや薄暗い店内。それほど広くは感じないけど、それでもテーブルは10個ぐらいはある。全部の席に人が座ったら、かなり密な感じ。ともあれ席に着いたら、ランチメニューを拝見。折角なので、店の名前にもなっている刀削麵をいただこう。すると刀削麺だけでも6種類あった。さすがである。
そんな中から辛み系はヤメにして、「肉なしヘルシー一品」とのキャッチコピーが付いた「野菜たっぷり五目刀削麺」にしてみる。普通が880円で小は780円。量の多少が判らないので、普通で注文。間も無く出てきた「五目刀削麺」は器よりもだいぶ野菜が盛り上がっていた。具の種類も豊富。麺は見えない。果たして喰えるか。
スープは魚介系でも肉系でもない感じの旨味。油分は多めだが、塩味はあっさりしている。勿論、ちっとも辛くない。とりあえず麺はさておき、野菜を中心に攻めることにした。見た目は多いが、やはり野菜なので結構喰える。やがてその下から刀削麺が出現。暫く汁に浸っていたせいか、コシはそれ程でもなく、ばくばくイケる。
ともあれ何とか喰い切ることが出来た。これで880円はお値打ちかも知れないが、小生には「小」でもいい感じ。この次は「山椒の効いた麻辣刀削麺」に挑戦してみるか、と思っている。

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伊東駅11時40分発シャボテン公園行バスに乗車し、30分近く乗ったところにある栗の原BSで下車。でもバスの運転手が「次は栗の原です」という車内アナウンスを流すのが遅かったので(多分、こんな所で降りる客なんかいるはずない、と運転手は高を括っていたと思う。田舎のバスには有りがちだ)、だいぶ通り過ぎてから降ろされた。
何れにしても、目当ての「レガーロ・テッラ」は、そこからほんの数分の距離。店の前まで来ると、伊豆大島が見えている。店の庭では2頭の山羊が草を食んでいた。つい最近、生川のカフェでも山羊を見たばかり、何故か山羊づいている。
「レガーロ・テッラ」は建物も眺めも、南イタリアの地中海を見下ろす丘(行ったことないけど)の上に建っているトラットリアを彷彿させる。勿論、窓から見えているのは地中海でもシチリア島でもなく、相模湾と伊豆大島なのだが、ふとそれを忘れてしまうのは、建物の雰囲気がそうさせるのだろうと思う。これだけで、ここまでわざわざやって来ただけのことがある、と感じる。
我々以外に客は、中高年ご夫婦ひと組と、同じく中高年の男性客のみ。何れも馴染みのご近所さんの様である。我が家の近所にもこんな店があればいいと思うが、そのためには自分達がこっちに来るしかなさそうである。
喉が渇いたので、先ずはビール。イタリアのビールとプレモルがあったので後者を選ぶ。気分的にはイタリアのビールだが、個人的には、プレモルの方が美味い。その後は白ワインと赤ワインを続けて頼んだ。やはり、こういう店だったらワインが一番似合う。料理もワインとよく合って申し分なかった。居心地が良かったので、時を忘れて随分長居した。


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102 伊豆高原のイタリアン「レガーロテッラ」。
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103 窓から伊豆大島や利島が見える。
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104 いただきます。
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105 イタリアビールも。
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106 サワラのカルパッチョ。
107 自家製パン。
108 菊芋のポタージュ。
109 牛肉ラグーのペンネ。
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110 白ワインはシシリア産をチョイス。
111 赤ワインはキャンティのリゼルバ。イケます。
112 チーズ盛り合わせ。
113 デザート。
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114 山羊を飼っていた。
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ネットでこの店はどうかなと思い、行ってみるとガラガラだったので入ってみた。「ナンディニ」という南インド料理店。南インド料理だと、ビリヤニが期待できるので気になっていた。実はこの頃、ビリヤニはマイブームなのである。
かなり広い店内なのに先客は独り客が二人だけ、一人は欧米人、もう一人は若い女性だった。この界隈でこれほど空いた店も珍しい。店員は、厨房も含め全てインド人のようである。メニューを見るとビリヤニがあった。日替わりになっているらしく、今日食べられるのはチキンレッグビリヤニの一択、とのこと。でもメニューをよく見ると、ざっと10数種類のビリヤニがリストアップされていて、今日のメニューリストにチキンレッグビリヤニだけに✔が入っている。これだけのビリヤニがラインナップされたメニューは、これまで見たことが無い。
チキンレッグビリヤニは1,300円、でもランチでなければ1,700円するらしい。お得なのは確かだが、1,300円はさすが高級品という印象だ(でもビリヤニは手間がかかる料理なので、高いのは仕方がない)。暫くして出てきたビリヤニは、お盆の様なプレートに山と盛られている。こんなに食べられるのだろうか、とやや狼狽える。付け合わせに小さな容器に入っていたのは3種類。ミルチ・カ・サラーンとライタ、もう一つは何だろう。
食べてみると、スパイシーさはそれ程ではない。日本人向けに食べ易くしているのか。自分で作った方がずっとスパイシーだ。でもこちらも食べ飽きない感じで、美味い。
美味いし食べ易いけど、量が量だけに最後は苦しみながら、何とか食べ切れた。これでもう午後は仕事にならない。次回は違う曜日に来て、量は少なめでお願いしようかと思っている。

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今回のもう一つの目的は、秩父にある「ハイランダーイン」に入ってみることだった。この頃、秩父には良さげな店が増えてきている。先日寄った(≒酔った)「まほろバル」もそうだった。まだ入ったことが無いけど、「じんじんばあ」とか「シュハリ(Shu Ha Li)」、「CAFE&DININGBAR わたげ」なんかも良さそう。秩父市の面積は広い割に、人口がせいぜい6万人しかいないにしては、何だか元気がある。
「ハイランダーイン」はいつも通る東町通り沿い、馴染みの「クラブ湯」の直ぐ傍。外観は古民家カフェ、中に入っても和魂洋才な感じだ。我々の席は予約していた為か、三和土を上がったところの座敷。障子の先は坪庭がある。これだけだと全くの「和」だが、入口を入った目の前はバーカウンターがあって、独り客がちびちびと呑んでいた。神田神保町とか神楽坂で流行った古民家カフェの波は、秩父にもやって来たようだ。
座敷に座っていると(目の前のアクリル衝立はうざいが)、昨今はこういう雰囲気は民家ではなく、店で味わえるようになったなと感じる。そのうち、例えば若者にとってもうノスタルジーは感じず、昔の家ってこうだったのかと、博物館とか民芸館での社会科見学の一環と同じようになるのだろう。
メニューを見ると、呑みモノはビールもあるが、どちらかと云えばここはウィスキー。勿論、スコッチもあるが、折角なので秩父が生んだイチローズモルトにする。それもグレーンが混ざったやつではなく、ブレンデッドモルト(1,300円)がいいだろうと皆で注文し、乾杯した。
料理は、ネットで見た時よりも数を減らしていると見えて(これもコロナ禍のせいか)、その中からとりあえずハギス(1,100円)とフィッシュアンドチップス(800円)とチキンアンドチップス(800円)を注文してみた。
ところが出て来てみて吃驚、フィッシュアンドチップスとチキンアンドチップスの量(特にポテト)が多過ぎて喰い切るのが大変そう。他にも色々食べてみたかったが結局、もうこれだけで打ち止め。独りで来たら、この何方かを頼むとそれだけで轟沈すること間違いなし。出来れば、ハーフサイズのメニューも作って欲しい。ハギスはスパイシーで美味かった。

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52 ところ変わって「ハイランダーイン秩父」。
53 イチローズモルトを呑んだ。
54 ハギス、なかなか美味かった。
55 フィッシュアンドチップス、ボリューム満点。
56 チキンアンドチップスも巨大。
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57 いい雰囲気でした。
58 とっぷり暮れた西武秩父駅前。

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