山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

コンビニ

2日目は浜石岳に登り、その後南下して、古来より交通の要衝だった薩埵(さった)峠まで歩くつもり。今日は昨日以上に天気が良くて、気温も上がりそうで心配だ(山行記録はこちら)。「十枚荘温泉」から宿の車で身延線内船駅まで送って貰い、富士駅で東海道本線に乗り換えた後、由比駅で下車。ここまで遮るものが無い富士山がずっと見えっ放しだった。
由比はサクラエビで有名。ここで山はやめて、サクラエビを喰うのも悪くない。でもとりあえず初心貫徹。由比駅から浜石岳登山口までタクシーで上る。山頂の標高が706.8mなのに、タクシーを降りたのは標高550mぐらい。ちょっと楽チン過ぎるか。途中、老若男女の集団を抜いてきたが、登山口の「浜石岳野外センター」では、祭りの準備をしている最中。それで、それ目当てのハイカーだったのかと知る。
出来れば我々もその祭りに参加したいところだったが、道中はまだ先がある。後ろ髪を引かれる思いで浜石岳へ向かった。その浜石岳、噂には聞いていたが、これ程眺めが良い山頂だとは知らなかった。薩埵峠まで行くのはもういいか、という思いが何度も頭をよぎった。今日は何かと誘惑が多い。
でも諦めて辿った浜石岳から薩埵峠までは3時間弱。普段とは違う植生なので多少興味深いところもあるが、全体的には退屈で、思った以上にアップダウンがある。視界がパッと開け、海と富士山が見えた時にはホッとした。古の旅人も似たような思いだったのだろうと推察する。
後は興津駅まで下るだけだったが、コンクリート道に出ると、うだるような暑さ。とても耐えきれず、駅の手間でローソンを見つけたときは、まさに砂漠のオアシスを見つけたアラビアのロレンス状態、汗だくのまま直ぐに店に飛び込んで、キンキンに冷えた缶ビールをゲット。辺りには車やバイクでやってきた客がウロウロしていたが、憚ることなくグビッとやった。こんなに美味いビールは久しぶりだった。

089 身延線から富士山。
090 由比駅からタクシー。
096 今日は暑くなるらしい。
097 この辺りは緑が濃い。
101 この手の標識はひっきりなしにある。
103 や、山頂か。9時42分
104 やや、富士山がチラリ。
105 いやー、眺めが良い山頂だ。
106 恥ずかしいほどよく見える富士。
107 彼方は清水港。
108 記念撮影してください的な場所。
109 愛鷹山と駿河湾。
110 伊豆半島の山々。
111 南アルプスも。
114 この展望案内板はいまいちだと思う。
115 三保の松原と日本平。
117 さて目指すは薩埵峠。黄色いのはニガナ。9時56分
119 それにしてもこんなに緑は久しぶり。
123 寄り道はせずに直進。11時4分
124 ハコネザサは背が高い。
125 展望が利かない径がずっと続く。
126 このハナミョウガは咲き出した。
128 ちょっとだけ視界が開ける。海が近くなった。
129 まだ薩埵峠ではない。12時17分
131 伊豆半島の先端は波勝崎辺りまで見えている。
132 薩埵峠展望台に到着。12時36分
133 これが安藤広重が切り取った眺めか。
134 まだ工事中。
136 これは旧東海道ということ。
137 江戸時代にもこんな四阿があったのかな。
138 ここが薩埵峠!?
140 興津宿側。
142 ここも良い眺め。
144 色々ありすぎ。
143 ここがホントの薩埵峠か!!??
145 ローソンあった!
147 まだ駅まで10分歩く必要があるけど我慢できません。

我々の間で有名と云うか、話題の店がある。それはガソリンスタンドと呼ぶべきか、コンビニと呼ぶべきか悩むところで、とりあえずコンビニとしておくが、たぶんどっちでもいい。アメリカのガソリンスタンドには、常にコンビニが付きものだからだ。何が話題かと云えば、やっぱりアメリカらしいのだが、その大きさ。はっきり云って全米一、おそらく世界一大きいコンビニだと断言しても良いだろう。このコンビニはテキサス発祥らしいが、他の州にもあるらしい。
店の名前はBuc-ee’sと書いて、「バッキーズ」と読むらしい。愛嬌のあるビーバーの顔が目印。この顔がでかでかと描かれたTシャツ(恥かしげも無く着れるのは、せいぜい20代まで)をお土産代わりに買って日本へ帰る輩も多い。アイスクリームやらチキンの唐揚げなどを売っているところは、いかにもコンビニらしいところで、結構、地元の子供たちが群がっている。
しかしこのコンビニ、店舗の大きさが半端じゃない。測った訳ではないがたぶん建物は、長さが100mぐらいあると思う。向こう側は霞んでよく見えない(誇張ではない)。ガソリンスタンドの長さは、その2倍くらいは十分にあるので、給油機は(数えていないけど)100台ぐらいは並んでいるはずだ。そこに車がずらり並んだシーンは壮観と云ってもいい。
個人的にはこの店の存在はどうでもいいのだが、とにかく話題にはなること間違いなし。ここはいかにもアメリカらしい。それにしても何故、こんなにデカくしちゃったのだろうか。それともうひとつ。何故かここの周りには、オナガムクドリモドキがいっぱい集まっている。子供たちが食べこぼすスナック菓子を目当てにしているのだろうか。

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