山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

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散歩から帰ったら先ず風呂だ。徳沢で風呂に入れるなんて、全く贅沢なことである(まだ山に登ってもいないうちに、こんなのでいいのだろうか、という気持ちもちょっとだけ擡げる)。多少、カランからのお湯の出が悪くても、そんなのはたいした問題ではない。さっぱりして温まったら、自動販売機で缶ビールを買って部屋呑み開始。
毎度のことながら、ビールをグビっとやって、畳の上で脱力するのはとてもリッチな気分にさせてくれるが、しかもここは徳沢、窓の外を見れば木々の間からまだ残雪の前穂・明神が望める。こんなシチュエーションはとても言葉では表せない。
しかしふと我に返れば、気掛かりなのは明日の天気。天気予報が伝える限り、明日は午後から雨、そしてそれは明後日まで続く見込みとのこと。雨の中、標高2,600mを超える稜線歩きするのは気が進まないし、風に吹かれたらそんな暢気も云っていられない。もし蝶ヶ岳に登らなければどうするか、代わりの山プランは流石に見つからないので、日程を前倒しにするしかないか。そうなると・・・、などと考えているうちに酔いも程よく回ってきたし、もう夕食の時間だ。対策は後回し。
食事はダイニングルーム。メインディッシュはハンバーグだが、イワナの塩焼きも付いている。明神の嘉門次小屋のイワナ塩焼きは有名だし、上高地周辺の店はたいてい、魚の塩焼きはアユでもヤマメでもなく、イワナだ。確かに梓川にはいっぱい泳いでいると思うが、ここは国立公園内、基本的に枯葉の一枚も採ってはいけないのだから魚なんて以ての外。多分、養殖イワナだろうが、何故かイワナが出てくればここで喰うのに相応しいと、客にウケる。不思議だ。
徳沢ロッジは新しくて、シック。部屋の設えも、食事も全く文句ない。接客は洗練されているとは云えないものの、コスパ的に1泊2食付13,500円は、この界隈では一番かも知れない。

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今回の出張では、ホテル・ホリゾンでは泊まった数だけ、朝食は1階のレストランで摂った。ビュッフェ形式のせいもあるかも知れないが、不思議と飽きない。ビュッフェ形式だからこそ、必要な量だけ食べることが出来るにもかかわらず、ついつい意地汚く食べ過ぎてしまう。これもまったく不思議である。
勿論、ホテル住いの日本人や欧米人の中にはインドネシア料理が全然苦手な人もいて、そういう人は自分の部屋で自炊するか(朝はたいていの場合、スーパーマーケットで買ってきたパン食らしいが、パスタを作る人もいるらしい)、限られたウェスタンスタイルの料理(主食になるのはトーストかシリアル+ミルク、副食にはフレンチフライかオムレツかチキンソーセージかビーフソーセージぐらいか)だけで粘り強く食い繋ぐようだ。
やや偏るが、昼食と夕食でなんとかなるので問題は無いのだろう。偏食と云えば、朝食で出てくる野菜はほぼ、パターンが決まっている。ブロッコリー、にんじん、ベビーコーン(日本のよりだいぶ太いので、ベビーよりもヤングという感じ)、ポテトといんげん。年間を通じて、これが全て。
昼食や夕食の場合であっても、これにトマトやきゅうり(日本のよりだいぶ太い)、白菜、青菜が加わるぐらい。季節(乾季か雨季)によって違いがあるとも思えない。赤道直下の国は、意外と野菜のバリエーションが限られているのだろうか。
野菜はこんな感じだし、魚は白身魚のフライぐらい、肉は堅くて不味い牛肉を除けば鶏肉ばかり。そう考えると、果物の種類は例外的に豊富だが、インドネシアの食生活がそれほど豊かだとは感じられない。一方、日本は魚は云うに及ばず(肉類のバリエーションは欧米にはまったく敵わないが、インドネシアよりは遥かにマシだし)、野菜のバリエーションは(もちろん金さえ出せばだが)比較にならないくらい豊富だと改めて感じる。

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今シーズンは、徹底的にスノーシューハイクを楽しもうと画策し今回が第3弾。目指すは信州、高ボッチ山。随分昔に一度、高ボッチ山に登ったことがあった。その時はカミさんを連れて塩尻峠から登り、崖の湯温泉へ下ったはずだ。北アルプスの眺めを求めて登ったつもりが、全く見えず仕舞いだった。
今回はスノーシューハイクが目的で、あわよくば北アルプスの眺望も得られれば、と思っていた。ところが折角スノーシューを担いでいったのに、結局ほぼ雪は無く、結果的にはボッカ訓練をしただけに終わった。それでも山頂から諏訪湖を見下ろすことも出来たし、その奥に微かな富士山が視認できたので、まあまあの成果だろう。
山頂付近は木が全く無いので、空がとても近くて広い。こんな時期だし、雪も無いせいか、見渡す限り誰もいない。人口密度は4人/数平方キロメートル。それにしても、高ボッチ山が鹿のフンだらけで驚いた。牧草は鹿のえさになってしまっているようだ。
今宵の宿は「ブリーズベイリゾート塩尻かたおか」というホテル。かつてはJAが保有していた「アスティかたおか」という、JA共済連長野が運営していた、天然温泉(天徳温泉)を備えた宿泊保養施設だったそうだ。10畳の部屋を独り占め。風呂場も、他に誰も居らずに貸切状態。
食事は夕食、朝食ともビュッフェ形式。品数は決して多くは無いが、我々の基礎代謝にはまったく十分。建物全体としてはやや古びてはいるが、1泊2食呑み放題付で10,630円(税別)はそれなりにお得感はある。
早朝、窓の外を覗いてみれば、モルゲンロートの北アルプス連峰が見えた。これだけでも来た甲斐があったというものだ。

高ボッチ山の中腹にて
高ボッチ牧場にて
高ボッチ山頂にて
ひょうたん池にて
「ブリーズベイリゾート塩尻かたおか」にて

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昨年の12月15日~16日に引き続き、日帰りの山を2日続けて登ろうという企画を立て、1日目は鍋割山稜を登り、松田で打ち上げ。こんなプランは殆どやったことが無かったが、約4か月間のインドネシア滞在の鬱憤が出たかたちである。でも、意外に楽しい。
15日のみの参加の方とは新松田駅で別れ、翌日も登る小生とWoodyさんは、揃って小田原の「ホテルとざんコンフォート」に宿泊するために小田原駅へ移動。ホテルは駅直近の、繁華街の真ん中なので極めて便利である。
料金は1泊朝食付きで8,200円。ちょっと高め。朝食はホテル内ではなく、駅前ビルにある「カフェ・バーPRONTO」のレギュラーモーニングメニューを食べられるプランになっている。
部屋は、直近の12月15日に泊まった「より道の湯」の客室と較べたら段違いに広い。しかし、インドネシア・プカロンガンで、IDR500,000(≒4,000円)で泊まれるホテルと較べるとだいぶ狭い。何を基準にすべきか判らなくなってきているが、日本としてはまあまあの大きさと云えるだろう。
トイレとシャワーは同じユニット内にあるが、洗面所はベッドルームに設えてあって、ちょっと変則的な配置である。さっそく荷物を置いてシャワーを浴びる。
入ってみると、やけに狭いシャワールームだと感じた(腕を水平に伸ばすことができない)のだが、それを皆に云うと、インドネシアのホテルの広いシャワールームに慣れたからじゃないの、とバッサリ。そういうことも踏まえた上での発言だったつもりだが、聞き入れてもらえなかった。
さっぱりしたあとは、Woodyさんと夜の小田原の街に繰り出した。さて何処へ行きましょうかね?

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"Wikipedia"によれば、御坂山塊の東の端は高川山、最西端は四尾連湖畔の大畠山、蛾ヶ岳なのだそうだ。アクセスの点から、日帰りだったらどうしても東側の山ばかり行くことが多くなる。そこで今回は新年会を兼ねて泊りがけで、御坂山塊の西の外れに行ってみようと考えた。ネットを見ると、皆さん、JR市川本町駅から通しで歩く記録が多い。こちとら、そんな気概は無いし、使えるものは使うのが主義。四尾連湖の登山口までタクシーを飛ばした。
四尾連湖から精進湖までは、思ったとおりに長丁場だった。途中、蛾ヶ岳迄に3つのパーティーと遭遇したが(その先でも単独行と遭遇したが、本当に人間だったのか、もしくは尻尾の隠し方が上手だった狢だったかどうかは確信が持てない)、その後は精進湖に着くまでまことに静かな山旅を楽しむことが出来た(山の記録はこちら)。
今宵の宿は、精進湖畔にある「精進レークホテル」。富士山が目の前に見えるはずの、絶好の場所にあるのだが、生憎、富士山は雲の中だった。我々の後から、中国系観光客の団体がやってきていた。我々が風呂に入り、部屋でちょっとまったりした後、午後6時丁度にダイニングルームへ行くと、中国系団体客はもう食事が終わったところだった(その状況はこちら)。
つまり、彼らは宿に着いたら直ちに夕食だったようだ。何故そんなに急いだのか判らない。この後、何かイベントでもあるのだろうか。ともあれ団体旅行は何かと慌しいようである。一方、朝は、我々が出発する頃になっても、中国系団体はまだ朝食時間では無かった様子だった。
宿はやや古びた印象はあるものの、清潔で快適。風呂も開放的でなかなか良い。唯一の難点は(山に登る輩が云うセリフでは無いかも知れないが)、エレベータが無く、階段でしか移動できないことだろうか。

蛾ヶ岳登山口にて
蛾ヶ岳山頂にて
釈迦ヶ岳山頂にて

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3ヶ月ぶりにグマヤホテルに泊まることになった。前回は仕事だったが今回は完全プライベートなので自腹。スマランには、他にも気が利いたホテルはあるのかも知れないが、我々の仲間内ではこのホテルがリーズナブルでしかも設備が充実しているという点で人気が高い。
第一に、設備が新しい。部屋は無駄に広いし、TV画面も部屋の大きさに相応して十分過ぎるサイズ。当然ながら金庫もあるし、クロゼットもたっぷりな大きさ(定宿のホテル・ホリゾンには何れも無い)。1泊ではなんとも勿体無い。切り取って、プカロンガンのホテル・ホリゾンへ持ち帰りたい。日頃、ホテル・ホリゾンではシャワーしかないので、バスタブに浸かるのも楽しみのひとつ。
ここのトイレはウォシュレットが付いている。ホテル・ホリゾンのそれは、インドネシアで一般的なハンディータイプのウォシュレット。これって、使い方にコツが要る(この頃、だいぶ慣れてきて、周りを水浸しにせずに済むようになった)が、日本式ではそんな手間は要らない。
朝食は勿論ビュッフェタイプ、これはホテル・ホリゾンと同様だが、中身はだいぶ異なる。ホリゾンは基本的にローカル料理で、ウェスタンは卵焼きとソーセージ、トーストぐらいだが(日本食は基本的には無し)、グマヤはローカル、チャイニーズ、ウェスタン、ジャパニーズまで、夫々が充実している。とてもじゃないが、全部は味見出来ない。
ということで優れた点が多々あるにもかかわらずこれで1泊朝食付きが、日本円で約7,500円なのだからちょっと驚く。このホテルが東京にあったならば、どう考えても20,000円、いやいや30,000円は下らないはずである。偶にはこのようなホテルに泊って日頃の息抜きをしたくなる、皆の気持ちがとても良く判る。

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夕食後、ベッドに寝転がって本(電子書籍)を読んでいると、ドアフォンが鳴った。時計を見れば午後9時。小生にとってはもうそろそろ寝る時間だ。今頃なんだろうとドアを開けると、ボーイが「ハッピー・サンクスギヴィング!」と云いながら、四角いプレートを差し出した。
なんでサンクスギヴィングなんだろうと思いつつ、とりあえず「ありがとう」と受け取る。プレートには、短冊切りのパンのようなものと、メッセージカードが乗っている。カードには、"Thank you for staying with us. We hope this cake can brighten up your day."などと書いてある。パンじゃなくて、ケーキだ。
サンクスギヴィングはちょっと早過ぎるんじゃないかと調べてみれば、11月の第4木曜日、まだ再来週の話だ。それとも、インドネシアのサンクスギヴィングは今週なのか? まあ、そんなことはどうでもいいか。
日本人的には、イスラム教徒ばかりの国だから、サンクスギヴィングも無いだろうと思ってしまうが、実はインドネシアの祝祭日には、イスラム教由来だけでなく、キリスト教や仏教、ヒンズー教にまつわるものがちゃんと含まれている(但し、サンクスギヴィング・デーは祝祭日ではない)。中国的な春節だって立派に祝祭日だ。これは、イスラム教徒だって他宗教の休みを楽しんじゃおうという、良いとこ取りの如何にもインドネシア的発想である(マレーシアも同様)。日本では、宗教的にニュートラルじゃないと祝祭日になり難いので(右翼も左翼も文句を云うので)、日本人には、インドネシア人やマレーシア人の無邪気さが羨ましい。話が逸れた。
ともかく、たっぷり夕食を摂った後なので、今日はとても無理。翌朝に喰うことにし、ケーキは冷蔵庫へ。翌朝、齧り付いてみると、(インドネシアらしく無く)ちょっとだけ甘くって、中にはチーズも練り込まれていて、生地はしっとり。なんだかんだ、結局全部喰ってしまった。なかなかイケる。なんて云う名前のケーキだろうか。もちろん、朝食はこれでやめにした。

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この頃、夕食は2日に1回はホテルで喰うパターンになっている。選ぶのは、対象がNasi(ご飯)か、Mie(中華麺)か、Udon(うどん)か、Mihun(米粉)か、Kwey Teow(河粉)かは別にして、安易にGoreng(炒め物)ばかり頼んでいた。
Nasiは、たいてい朝飯と昼飯で喰うことになるので、夕食には余り多くはない、というか意識的に外している。そうなると基本的に麺類。その日の気分(寺田寅彦曰く、その日の宇宙線被曝量次第)で決めることが多いが、Udonは必ずしもいつも在庫がある訳ではないので巡り会うことは少なく、残りの3種類を入れ代わり立ち代わりでチョイスしていた。
今日はふと、馬鹿の一つ覚えみたいにGorengではなく、偶には違った料理方法にしてみようと、Siramを選んでみることにした(たぶん、今日の宇宙線被曝量は殊の外、多かったようだ)。
なんちゃらSiramという料理がいくつかあるのは、メニューで見ていて知ってはいたが、どのような料理方法かは聞いたことが無かった。今回改めて聞いてみると、なかなか端的に説明するのは難しそう。喋る方のインドネシアボーイも、聞く方の日本人オヤジも、英語力はほぼ同程度、彼の表現力では、小生の頭の中に確固たるイメージがなかなか浮かんでこなかったが、どうやらなんとなく、あんかけのようなものらしい、というところまで判った。ならば、それにしてみようと、Kwey Teow Siram Ayam Chasio(IDR45,000≒360円税別、サービス料別)を注文。Ayamは鶏肉、Chasioは叉焼である。
部屋で待っていると、ボーイがKwey Teow Siram Ayamを持って登場。あんかけというよりも、炒めた最後に片栗粉でとろみをつけたもので、広東料理でよくある感じ。これならばGorengよりもいいかも知れない。今後は、こっちを主体にすることにした(当然かも知れないが、Nasi Siramという料理はメニューには無い)。

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やや定刻より遅れたが、無事スマラン空港に到着。外を見ると、窓ガラスが濡れている。久しぶりに見た、インドネシアの雨。これから雨季が始まるらしいので、イヤというほど見られるのだろう。バッゲージ・クレームでも滞りなく荷物は出てきた。もうちょっと早い時間に着けば、何処かの店に入って一杯やってみようかとも思ったかも知れないが、すでに午後9時を過ぎ、そんな気持ちにもなれない。ホテルへ行って寝るだけだ。
更には、空港に着くまでは、迎えの運転手に、何処かの「闇の酒屋」に寄ってビールを買いたい、と我が儘を告げようかとも思っていたが、別に一日や二日呑めなくったって、そのストレスで胃に悪いことも無かろう、もう俎板の上に乗った鯉だ、ジタバタしないことにした。
インドネシアのホテルやオフィス・ビルには、ほぼ間違いなく屋根付きの車寄せが付いている。ここ"HOM Hotel"だって、車をぐるりと回せるほどのスペースはないものの、立派な屋根が迫り出している。以前は、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す演出かと思っていたが、実際に東南アジアの国に来てみてみると、これは全く実用的な手段なのだと判る。今夜もこの屋根が無かったら、車から降りた瞬間ずぶ濡れになったはず。日本でも、ゲリラ豪雨が日常化すれば、このようなスタイルを見習う必要があるかも知れない。
翌朝はやっぱり4時ごろ、何処か近くのモスクから流れてくる、大音声のアザーンで叩き起こされる。でもそのままでは起きず、うつらうつらしているうちに、だんだん外が明るくなるので、諦めて起床。カーテンを開いて外を見れば、窓の下には競技場が見えた。なにやらこんな朝から走っている者もいる。ご苦労なことだ。いや違う、こんな時間だからこそ走っている者がいるのだ、と気が付いた。真昼間にトラックを走るなんて、いくらインドネシア人でもしないはずだ。

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2日目は岩菅山に登るため、蓮池BSから一ノ瀬BSまでバス移動。一番バスは思ったとおり、我々の貸切状態。空は、今にも泣き出しそうな雲行きだ。どこまで降られずに登れるか。昨日、右膝脇の筋をちょっと伸ばして痛みは残っているが、まあなんとかなるだろう。
歩き始めから、アライタ沢を渡るまでの用水路沿いの道はほぼ平坦で、丁度紅葉が見頃。那須の、峠の茶屋を越えて三斗小屋温泉までの水平歩道を彷彿させる。途中でちょっと腹ごしらえ。今日は宿の朝食は食べられなかったが、弁当は用意してくれた。それをいただく。
沢から離れ2つ目の急登に掛かった辺りで、とうとう雨が落ち始め、視界もゼロ状態。気温もどんどん下がる感じだ。こうなるとさすがの女子連も黙って登るだけとなる。必ずしも、天候が悪くて残念なことばかりではない。途中、30人余りの学生の集団が下りて来て、我々とすれ違う。彼らは雨でも賑やかだ。
やがて山頂に到着。眺望なし。寒いので山頂直下の避難小屋に這い込んで小休止。先客は1パーティーのみ。証拠写真を撮ったら、長居してもいいことは何も無い、さっさと下山。雨の中、下りも黙々と歩くだけと思ったら、登頂して気分は晴れたと見えて、女子連は忽ち姦しくなる。
あとの楽しみは、一ノ瀬で一杯やれるかどうか、だったが、下りてみるとホテルは数多く立ち並んでいるものの、ひっそり、ひと気が無い。バス停待合所で、各ホテル宛の新聞が並んでいるのを見れば、ホテルには誰かが居るようだとわかるが、営業しているところは見当たらず。バスがやってくるまで、悶々と時を過ごすだけとなった。
ホテルに戻ったら、今日も先ず風呂。今日もやはり貸切。風呂から上ればビールが待っている。ちょっと小腹が空いているので、昼の弁当の残りを摘まむ。しばらくまどろんでいると、もう夕飯の時間なので、食堂へ移動。今日の献立一覧をみると、昨晩と違うメニューになっている。これはありがたい。メインは虹鱒のホイル焼き。こういうので一杯やるのは最高だ。

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木戸池BSにやってきた湯田中行きバスは、小生を含め数人しか乗っていなかったが、下車した蓮池BSからは、入れ替わりに随分多くの中高年(主に女性)が乗り込んできた。何処かで紅葉狩り(というか紅葉を見ながらのおしゃべり)を楽しんで、もうお帰りということかも知れない。
スキーシーズンでないとこんなものかも知れないが、皆、車でやってきて、ちゃちゃっと紅葉を見たらおしまいじゃあ、ちょっと勿体ない。或る瞬間を眺めるだけでなく、夜明けから夕暮れまで移ろい行く光に照らされた紅葉の変化を堪能することこそが、ここへやってくる価値ではなかろうか。
そんな中高年集団を見送った後、宿に戻る。女子達はもう風呂から上がっている頃だろう。こちらも3階の部屋に荷物を置いて、さっそく1階の風呂場に直行。帰りに2階にある自動販売機でビールを買うために、500円硬貨1枚を懐に忍ばせる。思ったとおり、風呂場には誰もいなかった。
窓の外はさして眺めは無いが、視界を遮るのは色付いた葉っぱなので、それなりに風情は良い。ここの源泉は単純硫黄泉(源泉 61.0℃)というが、硫化水素臭は微かに感じられる程度。山の下りでちょっと脛に傷を負ったので(まあ、生傷は絶えないもの)、片足だけ湯船から出してゆったり浸かる。
部屋に戻ったら、さっそくビールをグビっとやる。は~~、いつものことだが堪えられない。窓の外を見ると、目の前に東舘山から赤石山までの稜線を彩る紅葉の或る部分が夕日に照らされて、申し分ない眺めである。そのうち女子達も集まり、ワインやら日本酒やらをいただく。
ここ「ホテル白樺荘」は、大きからず小さからずの、程よい規模である。シーズンオフなので、館内は閑散としている。夕食時になったので食堂へ向かうと、宿泊客は、我々以外に3組ぐらいのようだ。この時期の志賀高原は、紅葉の絶景が見られるのにも拘らず、ホテルは至って静かという、とても贅沢な時間を過ごせる場所である。

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スマランから移動し、スーツケースはタクシーで預かって貰ったまま、暫し仕事に没頭。夕刻、そのタクシーで「ホテル・ホリゾン」へ向かいチェックイン。たかだか2回目とは云え、やっぱり慣れたホテルだと何となくほっとする。ヒトは慣れない環境では無意識のうちに緊張しているらしい。
今回は3階の部屋。眺めは悪いが、窓枠はちゃんと嵌っているので、隙間から蚊が侵入していることはなさそう。せっかく電子蚊取りの詰め替え用まで用意してきたのだが、活躍する機会は無いかも知れない。前回はツインの部屋だったが今回はセミダブル。相変わらず、衣装箪笥が見当たらない。皆さん、どうしているのだろうか。まさか箪笥を持ち込んでいるのかしらん。
今回やって来るに当たって知ったことだが、テレビのローカルのチャンネルながら、日本を紹介する"WAKU WAKU JAPAN"という名のチャンネルがあり、このホテルでも見られる。日本を紹介する番組だけでなく、民放のバラエティやドラマを、インドネシア語字幕で放送している。
NHKワールドプレミアムはもちろんNHKの番組(たぶんEテレ)だけだが、これはこれで見る機会はある。土曜日や日曜日の日中は、何故か子供番組ばかりなので、その間は"WAKU WAKU JAPAN"を見ることになるだろうが、朝や夜は、ニュースを見る機会が多い。別にインドネシアで日本のニュースを見たからと云って、何か役立つことがある訳でもないが、何となく見てしまう。
生活パターンが単調なので、朝ドラや大河ドラマは、ほぼ必然的に毎回見る。インドネシアでも、日本とリアルタイムで放送している。朝ドラなんて見続けるのは、何十年ぶりかも知れない。土曜の朝は、朝ドラの流れで「チコちゃんに叱られる」を見てしまうが、仕事に出かける時間が6時30分なので(日本時間で8時30分)なので、いつも話の途中で部屋を出ざるを得ないのがやや残念である。

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今日はスマラン泊まり。朝、東京を出ても、その日のうちには目的地に着かない。どんだけ遠いの?って感じだが、インドネシアはそれなりに広いということ。まるで最果ての地に住む日本人を千原セイジが訪ねる、某バラエティ番組的である。
ホテルが手配するタクシーで、"Hotel @HOM Semarang"には午後10時頃に到着。見かけは、まあまあのホテル。チェックインしたら8階へ。眺めもまあまあ。もう、外に出かけようなんて気は起こらない。でものどが渇いたので、ルームサービスでビールを頼もうとしたら、素気無く「ノー、ビール、サー」ときた(インドネシア人は、「ビア」とは発音しない。オランダ語の影響だろう)。
人口130万ぐらいある大都市スマランでも、ビールを置いていないホテルがあるとは驚いた。部屋も寝るだけならば仕方が無いか、という程度。テレビ放送も、ローカルかヨーロッパサッカーのチャンネルぐらい。まあ1泊IDR400,000(≒3,200円)じゃあ、文句は云えないか。
これならば、あとは本でも読んでさっさと寝るだけだ。次回は、自腹を切ってIDR1,000,000(≒8,000円)の高級ホテルGUMAYA HOTELにでも泊るか、という気になるかも知れない。GUMAYAならば、レストランでもルームサービスでも、ビールやワインを注文できる。
翌朝は、6時から朝食があるというので行ってみる。もちろんビュッフェ形式だが、料理の品数はナシ・ゴレン、ミー・ゴレンを含め6品程度。他にパンや粥がある。こちらのパンは、見かけは日本のサンドウィッチ用のパンと同じだが、何故だか香りが違う。パン酵母の種類が違うのだろうか。
総じて朝食の味は、プカロンガンのホテル・ホリゾンと同程度で、まあまあというところ。実は、Hotel @HOMグループは、ホテル・ホリゾンと同じ経営者らしい。なので味も近いのかも知れない。もうすっかり、またインドネシアに戻ってきた気分である。

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所用があって、スマランにやってきた。夕食を摂ったあとの帰り道、ホテルに近い"Indomaret"(コンビニ)に入って、ビールが無いかなと物色したが見当たらない。レジのおねえちゃんに「ビール、無い?」と訊いても、ちっとも通じない。インドネシア女性はビールという言葉を知らないのか。それとも知らないふりをしているのか。仕方がないのでC1000タケダ(IDR6,800≒54円)を買って紛らわす。
マレーシアと比較すると随分、アルコール事情が違うようだ。マレーシアだったら、何処のコンビニだって、タイガービールぐらいは普通に手に入る。もちろん、スーパーマーケットに行けば、日本のビールも含め何種類もずらりと並んでいる。ワインだって普通に売っている。
もうこちらに長く居る事情通に訊くところによれば、インドネシアはイスラムに一層厳格な国のようで、大っぴらにアルコールを売ることは基本的にダメ。裏路地の看板がないような店で、こっそりと売っているだけとのこと。つまり事情を知らない者は、そのような事情通に訊くしか買う手立てが無いということになる。スマランは中華系が比較的多いので、アルコール類はマレーシア並みかと期待して、買い物袋まで用意してきたが、あてが外れた。
そうなると、さしあたってビールを呑むには、ローカルフードではない飲食店に入るか、ホテルで呑むか、という選択肢が残る。呑み喰いに無頓着な同行者は、もう店に入るのは億劫そうなので、ホテルに帰ってからルームサービスで部屋呑みすることにした。
ルームサービスのメニューに載っているビール銘柄は、地元ビンタン以外に、ハイネケンとホーガーデン(ヒューガルテン)。流石、旧宗主国オランダの影響は依然として残っている。やっぱりBINTANG BEER(IDR45,000税・サービス料別)にした。もうすっかり呑み慣れたが、この味は悪くないと思っている。少なくとも、タイガーやシンハーなどよりも、上じゃないかな。

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GUMAYA TOWER HOTEL SEMARANGのHP: こちら

喰い気や呑み気よりも、ギャンブルをこよなく愛する同僚を置いてひとり「ホテル・イビス」に戻る。途中、何処かに寄ろうかと一瞬思ったが、やっぱり独りで夜、バーに入るのはちょっと物悲しいし、オープンバーは暑い。
それともうひとつ、スマホが故障しているままなので、「取材」する気力が沸いてこない。ということで、今夜もコンビニでアルコールを調達して、テレビを見ながら部屋呑みすることにした。こんなシンガポールの夜を二晩も続けたのは、これまで記憶が無い。
セブン・イレブンは到るところにあるので、最寄の店に入って一応、店内をぐるっと物色。この店は、昨日の店よりもアルコール類の販売スペースがずいぶん広い。ビールも何種類かある。つい、プカロンガンとシンガポールを比較してしまう。なんてシンガポールはいいところなんだろう。
ふと気が付いたが、「アンカー」とか「ハイネケン」などのロング缶はSGD6~8(≒490円~650円)ぐらいするのに、「キリン一番絞り」はなんとSGD5.8だった。そんなに日本のビールは人気が無いのかね。でもまあ、それはそれ、小生にとっては願ったり叶ったりの状況、有難く一番安い「キリン一番絞り」をゲットする。つまみはなんでもいいが、とりあえず目に留まった"SUN CHIPS French Onions"(SGD1.85)を買ってみた。
当然ながら、久々に呑んだ「キリン一番絞り」はやっぱり美味い。"SUN CHIPS French Onions"を摘んでみた。袋を見ると、アメリカのブランドらしい。味はまあまあだけれど、ポテトチップもやっぱりカルビーか湖池屋の方が上かなと感じた。

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シンガポールには何度も来たことがあるが、ベンクーレン辺りに泊ったこととなると、せいぜい「インターコンチネンタルホテル」ぐらいだろうか。一番多いのはたぶん、チャンギ空港内にある「クラウンプラザ」。シンガポールを経由地にしてクアラルンプールやジャカルタ、ジョグジャカルタなどに行くことが多かったせいだと思う。
我々が今回泊まる「イビス」はいちおう、3つ星ホテル。1泊朝食付きで180SGD(≒14,800円)ぐらいだろうか(会社が直接支払っているので、いくらなのか判らず)。設備はやや古く感じられるかも知れないが、この界隈では標準的なホテルだと思う。
フードコートでチキンライスを喰ったので、取り敢えず腹は満たされたが、気分は満たされず。漸く禁欲の国からパラダイスに遁れてきたのだ、このまま寝るのはちょっと惜しい。かと云って、独り何処かのバーに湿気込む気分にもならない。
そこで折衷案として酒を買いに行くことにした。ここはシンガポール、日本と同様、酒はコンビニでも売っている(ちょっと高いけど)。その当り前さに慣れてしまっているので、アルコールに対して厳格なインドネシアのプカロンガン市からやってくると、ほっとする。ありがたや、ありがたや。
街中にセブンイレブンは、犬も歩けば棒に当たる的にいっぱいある。"The Bencoolen"というショッピングモールの1階にあるセブンイレブンに入り、タイガービール・ロング缶(SGD5.9≒470円)、白ワインボトル(Charmer Sauvignyn Blanc(SGD27.4≒2,200円))、スナック(Lays Baked Tomato&Cheese(SGD2.3≒185円))を購入。店番のお母さんは、「ありがとうございました。またお待ちしております。」と真っ当な日本語で声をかけてくれた。

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今回、日光へやってくるに当たって、泊まってみたい宿があった。それは中禅寺にある「湖上苑」という名のホテル。1泊2食付、「益子焼で生ビール」プランでひとり13,400円(入湯税込、消費税別)。日光は、小学生の修学旅行を皮切りに何度もやってきて、様々な宿に泊まっているが、たいてい湯元に泊まることになるので、中禅寺界隈に泊まったことは無かった。
ここ「湖上苑」はホテルといっても、ペンションよりやや大きめ、プチホテルのような規模である。かつてはここにも某大使館の別荘があったらしい(当時の建物をそのまま使っているか否かは定かではない)。
中禅寺湖の直ぐ脇、中禅寺湖遊覧船発着所のすぐ隣。生憎の天気なので視界は100~200mぐらいだが、我々の部屋の窓の下には、本降りの雨の中、根気よく魚の当たりを待っている釣人が見えている。
白壁に木の柱や梁が剥き出しとなっている外観は、ヨーロッパアルプス的と云えなくもない。内装もどこか山荘風である。ここの風呂はもちろん、日光湯元から引いた温泉。源泉から10km以上も引いているせいか、湯はやわらかい感じで丁度いい具合。硫化水素臭も殆ど感じられない。
そろそろ夕食に時間になったので1階のダイニングルームへ。テーブルはほぼ埋まった感じ。外国人らしきカップルが一組だけいた。このホテルは家族経営のようである。受付に居たのはたぶん、大女将。食事中には、何人も女性が給仕に現れたが、男性は皆無。厨房で料理番なのか。とにかく皆さん、とても物腰が柔らかい。
ここの夕食は、虹鱒のから揚げ・オレンジソース掛けが有名。でもそれだけではなく、前菜の5種盛り(ゆば煮物、ゆば刺身、豚の鶏レバーのパテ、クリームチーズのたまり漬、サラダ)から始まり、きのこの豆乳グラタンまで平らげないと虹鱒は現れず、そのあともご飯とデザートは別にしても、ビーフステーキを喰わねば終わらない。それぞれ美味かったが、もちろん喰っているだけという訳にはいかないので、プランに入っていた益子焼ビアマグでビールを呑み干した後、日本酒も赤ワインもいただいた。腹は必然的にぱんぱんになった。
肝心の虹鱒は、確かにオレンジソースが際立っているものの、甘さは仄かに感じる程度、むしろオレンジの香りが虹鱒と良く合っている様に感じた。虹鱒は頭からしっぽ(尾鰭)まできれいに食べられる。なかなかの一品である。

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今回、幹事を仰せつかって、伊香保温泉の宿を予約することになったのだが、宿を決めるための判定基準があるようなないようなで、これが難しい。各人の希望は微妙に(部分的には大きく)異なり、これらを満足する最大公約数的な宿は、有るようでなかなか無い。
当然、安いのに越したことは無いが、「大江戸温泉物語グループ」や「おおるりグループ」、「伊藤園ホテルズ」等の格安ホテルチェーンの宿にするのも気が進まない。ビュッフェスタイルで、カニとかローストビーフとか人気メニューに大勢群がっているところへ、割って入るほどの気概(≒アドレナリン分泌)は持ち合わせていない。できれば、もうちょっと優雅に夕食を取りたい。
とりあえずつらつら探すと、伊香保には「おおるりグループ」の宿は無いと判り、ひと安心。「伊藤園ホテルズ」は「金太夫」に泊まったことがあるので、ここは外すこととして、それ以外で何処か無いか、予約サイトを検索してみた。すると目に留まったのは、「古久家」のひとり一万円ぽっきり(税別)の期間限定格安プラン。通常期の価格は一万五千円とのこと。これならば苦情も出ないだろうと即、予約した。
ちなみに、途中で宿泊人数変更があったのだが、予約サイトで人数変更する場合、一旦、予約をキャンセルし、新規に予約し直す必要があり、随分厄介だ。しかも、一旦キャンセルした直後に、誰かに割り込まれる可能性だって無きにしも非ず。
「古久家」からは、以前泊まったことがある「金大夫」が目の前だ。反対側(客室)からは、赤城山が良く見える。夕食は食事処「湯山亭」へ。料理は先付からデザートまで全10品。しかし、量は程々だったので、ご飯(釜飯)を含めてもなんとか食べ切れる、基礎代謝が少なくなってきた者に良い具合だ。皆さんにも満足してもらえたと思う。肝心の温泉も、最上階(6階)にあるので眺めは申し分なし。もちろん、湯も如何にも伊香保らしい(尻が真っ赤になる)、いい湯だった。

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日白山に首尾良く登頂を果たし、宿場の湯で温まった後は、路線バスに乗って元橋バス停下車、平標茶屋に移動する。バスには、意外に多くのスキーヤーが乗っている。いまどき、自家用車でやってくるのが普通だろうと思っていたが、聞くところによれば苗場スキー場からかぐらスキー場まで、スキーとゴンドラで移動し、またバスで戻るという客がいるらしい。
昨年、平標山に登った際、平標茶屋に泊まる予定だったのだが、宿泊客が我々だけだったため、同じ系列のホテル・エフに泊まって下さいと宿にお願いされ、宿泊が叶わなかったのだが、今回もしつこく予約を入れたせいで、やはり今年も我々だけだったが、上手い具合に泊まることができた。
1階に薪ストーブの土間と、一段上がったところに食堂、2階に客室という配置。以前は外国人が別荘として所有していたそうである。洋風の飲食店だったこともあるようで、それが証拠に、食堂にはいまでもスポットライトやミラーボール等が設えられているのだが、全体的には落ち着いたログハウス調である。
到着して荷物を整理したら、薪ストーブの周りに集まって夕食前に一杯やることにした。ビールが呑みたいと所望すると、「(ホテル・エフへ)取りに行ってきます」と云って車に乗って走っていった。ここで待たされるとは思わなかったが、まあいいか。薪の火を眺めているとそれだけで和める。外は寒風吹きすさぶ三国街道。
ビールがやってきて、改めて登頂を祝し乾杯。いい気分になっていると、すぐに夕食の準備ができたとのことで、食堂へ移動。今日のディナーはトンカツだった。そう云えば、昨年、ホテル・エフのディナーはカツカレーだった。やはりここは若者向けメニューである。ここ、平標茶屋にはスキー合宿の学生などは来ないだろうと思っていたら、将棋や囲碁サークルの学生がやって来るそうだ。学生のときからこんな宿に来られるとは羨ましい限りだ。

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今回の忘年山行の宿は「アタミ・シーズン・ホテル」。かの「伊藤園ホテルズ」グループの一つで、個人的には伊香保温泉の「金太夫」に次いで2軒目。「金太夫」は大方の「伊藤園グループ」と同様、365日いつでも1泊2食付き7,800円の均一料金だったが、ここ「アタミ・シーズン・ホテル」は違っていて、時期と部屋によって異なるらしく、今回は一人約11,500円と、ワンランク上の料金体系になっている。
「伊藤園グループ」の宿は、熱海には他に5軒もあって、それらのホテルと熱海駅を結ぶ巡回バスが、定期的に走っている。いつの間にか、ここは「伊藤園グループ」の一大拠点になっていた。熱海に泊まるのは、30年ぶりぐらいだろうか。大学の同期生と共にKKRの宿に泊まったのだが、そこは木造2階建ての古風な宿で(宿の名前は忘れた)、また泊まってみたいくらいだが、残念ながら今はもうその建物は残っていないそうである。
我々の部屋は8階のテラス付き和洋室。高台なので、熱海の街が見渡せる。熱海は平地が殆どなく、かなり高い処までホテルやマンションが建っていて、もうちょっとシャレた建物であれば、地中海のリゾート地を彷彿させなくもない。
大浴場は設えはそれなりに充実していて、我々がよく利用する日帰り温泉より明らかにグレードが高いが、「大」というほどの大きさではなく、窓もないのでビジネスホテル的大浴場の印象。さっぱりしたら、自動販売機で缶ビールを買って、部屋に戻る。ビールを呑むにはやはり、テラスがよろしかろう。少々寒いが、この眺めを肴に呑むビールはひと味違う。これだけで、「金太夫」とはだいぶ違う印象だ。

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