山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

もんじゃ、お好み焼き

日曜日の朝、急にカミさんが「もんじゃが喰いたい」と云い出したので、じゃあ月島へ行くか、となった。いつの間にか、もんじゃはもう4年ぶり(前回はこちら)。別に嫌いではないのに、不思議と時間が経っている。つくばエクスプレス、都営大江戸線を乗り継いで、月島駅まで40分弱。
着いたのは11時過ぎ、今日は日曜日とはいえまだ人の出はこれから。メインストリートの「西仲通り商店街」をぶらぶら。どっちを向いてももんじゃの店ばかりだ。こんな時間からもう行列が出来ている店もあれば、ひとっこひとり入っていない店もかなりあって、濃淡がはっきりしている。口コミやグルメ情報サイトでの人気が、色濃く反映されているものと想像する。
そもそも、もんじゃなんて店によってどれ程の味の違いがあるか怪しいもんだが、かといって誰もいない店に入るのも何となく抵抗があるし、行列に並ぶ気も起らないので、いざ入るとなると難しい。そう思いながら、ふと路地裏にある店に目が留まり、ここはどうだろうと「はざま」という店を覗いてみることにした。
店の外には芸能人の写真がやたらに貼られていて、店内も色紙だらけ。これで店の箔を付けようという魂胆だろうが、店内には誰も居らず。先客無しの抵抗感が、芸能人の写真に寄り切られた形で入店。先ずは生ビール(アサヒスーパードライ、600円税別、以下同様)を呑みながら、メニュー選び。牡蠣バター焼き(1,100円)と、もんじゃはもち明太子入り(1,800円)にしてみた。
牡蠣は大ぶりでぷりぷり。焼き過ぎないうちに、あつあつで食べられるのは鉄板焼きの利点。ビールに合う。もちは特に有っても無くても良い感じなれど、明太子は良く合う。かつては明太子が入ったもんじゃなんて無かったが、今はもはや定番。ぺろりと食べた。まだ入る。
考えてみれば原料はしゃばしゃば、炭水化物(小麦粉)は僅かなので簡単には腹に溜まらない。まだまだ食えそうなので、キムチに桜エビをトッピング(1,100円+200円)。それにしてもこの価格、庶民の食い物であるもんじゃが、いつの間にか、高級品になってしまったような気がするが、気のせいだろうか。

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小学生低学年の頃から、「もんじゃ」は駄菓子屋の片隅の焼き台(鉄板が埋め込まれたテーブル)で喰っていたので、それなりに食べ慣れた喰い物だった。ちなみに、生まれも育ちも八王子だが、八王子では「もんじゃ」のことを「おべった」と呼んでいた(聞くところによると、川崎や横浜でもそう呼ぶ処があったようだ)。「おべった」と「もんじゃ」が同類(具の量が、「おべった」<「もんじゃ」)であることを知ったのは、かなり後になってからだ。
「もんじゃ」と云えば、月島が有名だが、実はこれまで、「もんじゃ」を総本山たる月島で喰ったことが無かった。今回、いつもの定期検診のあと、満を持して月島にやってきた。
予約した店は「海鮮もんじゃ もへじ」と云って、「岸田屋」の直ぐ傍。老舗らしいが、かなり和モダンな店内。テーブルに着き、メニューを見る。さっき「岸田屋」で、想定外に喰ってしまったので、なかなか大変なことになりそうだが、先ずは、超強力炭酸角ハイボール(550円)でスタート(「超強力」かどうかが良く判らなかった)。この店は一品料理が豊富のようだが、脇目は振らずもんじゃに集中しよう。明太子シソもんじゃ(1,480円)にしてみた。
やがて、小鉢に入ってきたもんじゃは、崩れ落ちそうなほどうず高くキャベツの千切りが積まれていて、その上にどさっと明太子とシソ。しかし、いくら明太子がたっぷり乗っているとは云え、殆どはキャベツなので、これで1,480円はCP的に如何なものか。これが通り相場なのだろうか。さらに突っ込んで云えば、単なる「もんじゃ」は680円なので、明太子とシソだけで800円することになる。余程高級な明太子なのかも知れない。
ま、とりあえず喰ってみよう。ここでは調理もしてくれるみたいだが、やはりもんじゃは自らが作らないと気分が出ない。それにしてもこうも山盛りなキャベツは調理が大変。この頃、もんじゃを食べていなかったので、通常のキャベツの量がどんなものか忘れてしまったが、少なくとも覚えている限り、ここは最大だと思う。
ちょっと明太子とシソは除けておいて、キャベツを鉄板に落として土手造り。しかし、小麦粉の汁の量は相対的に少ないので、そのまま一気に混ぜても問題なかったかも知れない。汁を真ん中に流したところで、明太子とシソを戻し、程々の粘度になったのを見計らったら全体を混ぜ、そのあとは暫し、ハイボールを呑みながら待つ。
頃合い良しと見て、ヘラを構えて戦闘開始。キャベツと小麦粉のバランスが違うせいで、上手くヘラにくっ付かないが、まあいいだろう。さっぱりした味で、申し分ない。なかなかイケるなと思っているうちに、いつのまにかすっかり食べてしまった。なんだ、じゃあもうひとつ頼もう。

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