山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

メトロ東西線沿線

また和尚が、今度は大手町に所用があるというのでそれとなく呼び出しがあり、店の予約はアユラシに任せて3人で集まることになった。場所は大手センタービルの地下階にある「トリッペリア・モツーダ」というイタリア料理店。
「トリッペリア」も「モツーダ」も一見、駄洒落っぽいが、ここはトリッパ、すなわち内臓が主役のイタリア料理店なので「TRIPPERIA=トリッペリア」はちゃんとしたイタリア語。「モツーダ」は流石にちょっと悪乗りだろうが、「トリッペリア」と語呂が良いのでこれはこれで悪くない感じだ。
大手町にはオフィスビルしか無い割にはそれなりに店はある。大手町は勿論、仕事以外でやってくることは無いので、わざわざ呑みにやってきたのは初めてだし「トリッペリア・モツーダ」に入るのも当然、初めてなので期待していた。
今回はアユラシが席の予約だけでなく、呑み放題付きコースを頼んでいてくれていた。出てきた料理は皆、美味かったしボリュームも十分(育ち盛りだったら足りないかも知れないけど)。個人的には、牛タン入りポテトサラダと羽根付きピザ・アンチョビ&ガーリックが気に入った。
これまで色々なポテトサラダを食べてきたけれど、牛タン入りはたぶん初めて。スモークしてあったようだ。全くポテトサラダのバリエーションは豊富だ。羽根付きピザは生地からはみ出る様にチーズが懸かっていて、それがピザ釜かオーブンの鉄板に焼かれてカリカリになっていて香ばしい。なかなかのアイデア料理だと思う。
これでしめて一人3,762円(税込)とはリーズナブル。店員が店の外まで見送りに出てきてくれたので、ついでに写真も撮って貰った。料理だけでなくサービスも行き届いた良い店である。

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木曜日は適当に効率よく仕事を切り上げて、定時前に逃げるように早退(とは云っても、ちゃんと午後半日年休を取得済)。門前仲町でカミさんと待ち合わせ。今宵の目当ては鮎、である。幸いにも鮎のシーズンが終わる今月末に何とか間に合って帰国することができたが、残念ながら寄居の京亭や何処ぞの簗まで足を延ばすまでの暇がない。そこで都内で鮎料理に舌鼓を打とうと、門前仲町の「山幸」にやってきた次第。他にも鮎をウリにする店はいくつかあるが、ここが最もリーズナブルでかつ交通の利便性も申し分ない。
生憎の本降りの雨だったが、門前仲町は雨でも似合う。17時開店よりも少々早めに到着。それでも既に暖簾は出ていたので早速入店。入って直ぐ左に囲炉裏が切ってあって、椅子が並んでいる。その奥がカウンター席、さらに奥がテーブル席で、詰めれば6人ぐらい座れそうだが、我々二人でそこへ通される。二階には座敷もあるらしい。先客は居なかったが、あとから独り客がカウンター、3人グループが囲炉裏席にやってきただけ。実に静かである。
既に5,400円(税込)の鮎尽しコース料理を予約済み。呑みものは先ず生ビールからだが、そのあと直ぐ日本酒へ移る。ここは日本酒の種類が豊富。折角なので、上越の「鮎正宗」にする。この酒は、基本的に鮎料理店以外でお目にかかることはない。
先付けは甘露煮とうるか。甘露煮は頭まで柔らかい。このうるかは白子がベース。確か、高山の京やでも食べた。これさえあれば、何杯でも酒が進む。次はお作り。美味いのは間違いないが、刺身は鮎らしさが余り感じられずにやや物足りない。その点、やっぱり塩焼きは苦味が利いたワタも一緒に喰えるので、鮎を存分に味わえる。お作りで残った骨は、素揚にしてくれた。心遣いが嬉しいし、香ばしさも格別。天ぷらもほっこり美味い。そして最後は鮎飯とつみれ汁。多少お腹が一杯であっても鮎飯を喰わない選択肢は無い。
この店の鮎尽くしには大満足。何故これほど空いているのか理解できないが、恐らく雨のせいだろう。是非また来たい。

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滅多に高田馬場に来ることはない。たぶん、30数年は来ていないと思うので、かつてこの界隈がどうだったのかなんて、記憶を辿ることすら出来ない。仕事のついでにやってくる場所では無いし、学生の街と云う印象が強いせいで、馬齢を重ねるに伴い益々足が遠ざかる感じだった。
今回、小生の洋行に伴う呑み会に参加する、皆さんの最大公約数的な場所と云うことで、アユラシが高田馬場の店をチョイスして呉れ、図らずもやってくることになった。「カフェ コットンクラブ」という洒落た名前の店で、内装も垢抜けた感じのする、やはり学生好みの店という感じだ。
「コットンクラブ」と云えば、かのデューク・エリントン楽団が演奏していた、ニューヨーク・ハーレム地区の有名ナイトクラブの名前であり、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画にもなっていた。映画そのものは見た覚えがないが、退廃的な印象が強い。ところで東京・丸の内にも同じ名前のライブハウスがあるが、同じ系列だろうか。
高田馬場の店は1階から3階まであり、1階が一番華やかな雰囲気だが、我々は3階の席で、こちらは随分と静かで大人のイメージ。料理はすでにコース予約済み。色々とバリエーション豊富で、やはり洋食系。これも若者好みの品揃えという感じがする。呑み物はビールやワイン。
今回は小生を含め9人が集合。楽しいひとときを過ごさせてもらった。

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アユラシが山形から戻ってきたので、これを機会に久しぶりの古民家シリーズ。目当ての店は、以前から行ってみたかった「カド」。場所が神楽坂と云うだけで、何となくわくわく感がある。メトロ東西線の神楽坂駅から飯田橋寄りの出口を上がれば、ほんの1~2分の距離。
黒板塀に囲まれていて、勝手口の様な門に控えめな看板が掲げられた感じは、ちょっとお忍びの料亭風である。建物は全くのやや古びた民家。玄関で靴を脱いで上がる。右手は立呑みコーナー。我々は正面の廊下を進んで、つき当たりの左手の部屋へ通される。床の間もある八畳間で、二畳分の押入れも襖が取り外されて、客間の一部になっている。照明はかなり抑えめで、昭和の家はこんな感じだったと思い起こさせる。
この部屋だけでテーブル席は16人分。しかし結局、我々以外に客は現れず(他の部屋は判らない)、見掛けた他の客は、立ち呑みコーナーに2、3人いただけ。客がこんなに少なくてやっていけるかと心配になってしまうが、余計なお世話だろうか。
生ビールで乾杯したあとは日本酒。ここは福井の酒が多い。席のみの予約はできないとのことだったので、料理は3,000円のコースにした。前菜、お椀も入れて全6皿。どれも舌だけでなく、目でも楽しめる。がっつり食べる感じではないので、むしろ酒の肴的には丁度良い。ここは、とてもゆったりとした時間が流れる。
これまでビストロアリゴやカギロイなど、夢屋系の古民家風居酒屋には何度か入ったが、何方かと云えば夢屋系の店は古民家を改造しました感が前面に出ているが、ここはだいぶ控えめな雰囲気で、とても居心地が良い。長年ここに住んでいた夫婦が、ご主人の定年を機に自宅を必要最低限だけ改造し店を開いたような錯覚。隠れ家的な店と云えようか。是非また来たい。

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カドのHP: こちら

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