山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

高崎線沿線

「富士見温泉・見晴らしの湯・ふれあい館」でひと心地付いたら、往路と同様、タクシーを呼ぶ。路線バスの本数がそれ程多くないせいで、丁度いい便がないのだ。やはり往路の始点だった、新前橋駅まで行ってもらう。
やってきたタクシー運転手曰く、この界隈(富士見)は大した作物が取れない、特に米は不味いと酷評する。赤城山の火山灰のせいかしらんと思ってみる。土地によってどれ程の違いがあるのか分からないが、それにしても随分な云いようである。
訊けば、その運転手の地元は榛東村だそうである。つまり榛名山の山麓。結局、赤城山山麓の富士見辺りと似たような地質ではなかろうか。これはもしかしたら、おらが山の方が上だ、と云いたいだけかも知れないと思ったら、次第に聞いているのが馬鹿々々しくなってきた。
新前橋駅からJR上越線に乗り、高崎駅で途中下車。せっかく高崎に来たのだから、絶メシ食堂に行ってみたい気もするが、もう午後5時なのでどこでも店は開いている。ということで、エキナカにある手近な「群馬の台所」へ入ってみることにした。今回は2回目で、前回はもう4年前のことだ。
コロナ禍直前にも入ろうとしたことがあったが、その時は時間が早くてまだランチタイムメニューだった。而してその時は諦めて、泣く泣く最寄りのキリンシティへ入ったのだった。なかなか絶メシ食堂に入るチャンスはやってこないのだ。
ということで久しぶりの「群馬の台所」。地元上州のもち豚などの料理を注文。ハートランドビールで乾杯した後、日本酒(大盃)を2合頼んだら、見たことがある素焼きの釜に入って出てきた。何だか笑えるが、悲しげな気にもなった。

77 新前橋駅跨線橋から南西の眺め。
78 北東の眺め。群馬県庁ビルの左が赤城山。
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79 高崎駅ナカ「群馬の台所」にて。
80 柴漬けが乗ったポテトサラダ。
81 妙義舞茸の天ぷら。
82 上州もち豚。
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83 日本酒に移行。
84 見たことがある素焼き。
85 モツ焼き。
86 この海老唐揚げ美味かった。
87 座布団油揚げ。DSC_2995

「妙義温泉もみじの湯」は入浴料520円(3時間以内)と、リーズナブル。この手の温泉施設としては最低価格レベルだろう。かといって、見劣りするようなところは全く無い。内湯はやや小さ目かも知れないが、露天風呂は解放感いっぱい。高台にあるので、榛名山、赤城山をはじめとした眺めが良い。ただ、肝心の妙義山が見えないのは少々残念である(建物の反対側なのだ)。
食事処で湯上り生ビールを呑んでまったりした後、往路と同じくタクシーを呼んで松井田駅まで戻る。駅前には何もない寂しい駅である。なので素通り。さっさと横川発上り信越本線に乗り、高崎へ移動したら打ち上げだ。
まだ午後5時前なので、普通の居酒屋の類は開いていないが、駅ビル内の店だったら問題ないだろうと、「高崎モントレー」内にある「田舎料理しおん」という店に入ってみた。ここは居酒屋兼大衆食堂のような便利な店である。入って左手にある小上がりへ通される。
また生ビール(中550円)で乾杯。グビグビやりながらメニューを眺め、店の名前にある「田舎料理」というものを探したが特に見当たらず。とりあえず豆腐野菜サラダ(600円)、イカ一夜干し(580円)、タコ唐揚げ(580円)、小海老天バジル和え(500円)、上州もち豚生姜焼き(760円)を注文。小海老天バジル和えはちょっと変わり種だ。
ビールの後は日本酒に切り替え。「高崎・特別純米」(300mL、1,180円)にしてみた。思ったよりも呑みやすいタイプ。グビグビやってすぐ無くなったので、次は「霧の榛名・本醸造」(300mL、1,000円)、こちらは辛口。そうこうするうちに料理も無くなってきたので、牛すじ煮込み(580円)とカキフライ(700円)を追加。3人とも食が進み、酒も進む。ついでに日本酒も3本目、「赤城山・生貯蔵酒」(300mL、900円)を頼む。いやいや、よく吞んだ。やはり妙義山登頂による高揚(≒紅葉)感のせいだろう。

60 高崎駅ナカのここに寄り道。
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61 奥の小上がりで一杯。
62 山盛り豆腐サラダ。
63 やわらかイカ一夜干し。
64 タコ唐揚げ。
65 珍しい小海老天バジル和え。
66 上州もち豚の生姜焼きもキャベツたっぷり。
67 大盃の特別純米酒は「高崎」という。
68 2本目は「霧の榛名」。
69 トロトロ牛すじ煮込み。
70 皆、カキフライ好き。
71 3本目は赤城山。ちょっと呑み過ぎ?

「アプト道」の散策を終えたあと、打ち上げのため再び信越本線盲腸線に乗って高崎へ出る。目当ては、昨年、西上州の烏帽子岳(山の記録はこちら)に登った帰りに寄った、駅構内にある「群馬の台所」。ここもさっき横川駅前で入った「おぎのや」の支店である。
店に入ると、先客は半分程度。ところが入店時間が前回よりも早かったせいか、ランチメニューしかないとのこと。我々(少なくとも小生)は炭水化物を摂りたいがために店へ入ったわけではないので、それじゃあ困るとせっかく店に入ってテーブルに着いておしぼりまで出して貰ったものの、すみませんがまた来ますと言葉を残しつつ店を出る。あえて苦言を呈するならば、駅構内にある店たるもの、少なくとも土日は昼のメニューと夜のメニューの区別なく料理を出すように願いたい。
さて、どうするか。折角なのでいっそ高崎の「絶メシリスト」の店でも覗いてみるかと一瞬思ったが、ちょっと緊急避難的にはリスキーか。やはりそうなると駅ビル内にある店を探すしかない。丸亀製麺、吉野家、モスバーガー、リンガーハットは何れも炭水化物系なのでNG、そこで目に留まったのはキリンシティだった。
店に入ると、やはり客は少ない。高崎には昼呑みする輩は少ないとみえる。何処でも座れそうだったが、一番奥のテーブル席を確保。早速、皆さんそれぞれ好きなビール(小生はブラウマイスター(600円税別、以下同様))を注文。キリンシティはどの生ビールを頼んでも、3回注ぎして泡を作るので、出て来るまでだいぶ時間が掛かる。キメ細かい泡の存在よりも、この待ち遠しさが、ひと味違うビールにしているのかも知れない。
つまみには、ほうれん草のシーザーサラダ(Small680円)、うす焼きピザ 四種チーズ(850円)、ソーセージ盛り合わせ“全部のせ6種”(2,980円)、じゃがいも麺のガレット(630円)、いいだこと小海老のソテー(880円)を注文。ここはビールに合う料理(但し、餃子以外)が充実している。
キリンシティな全国に40店舗ほどあるが、高崎にもあるとは知らなかった。中途半端な時間帯に高崎へ来た時には、頼りになる存在だと思う。

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今日は久しぶりに秩父の山に登ることにした。個人的には、秩父界隈は里山的な低山を除きほぼ登り尽くした感があるので、降雪時を除きなかなかこちらに足を向ける気にならないが、今回は未だ訪れたことが無い城峯公園の冬桜を愛でてみようかと思い付き、その行き掛けの駄賃に城峯山をチョイスした(そんなことを書くと、平将門の怨霊の怒りに触れるか?)。
城峯山は実に13年ぶり(そのときの山行記録はこちら)。その時は皆野から登って皆野に戻ったので、神流川(神川町)側へ下るのは今回初めて。ガイドブックだけでなくネットで検索しても殆ど見かけないコースだし、先日の台風15号、19号でどうなっているのかやや案じたが、行ってみれば影響は特にみられず。
良い天気にもかかわらず、城峯山山頂には何人かのハイカーがいたものの、その前後は全く我々だけの世界、特に城峯山と城峯公園の間は誰にも遭わず仕舞。城峯神社(秩父側)の紅葉がちょうど見頃だった(今回の山行記録はこちら)。
城峯山から先、問題なく城峯公園に到着すると、そこはかなりの賑わい。駐車場に入れない車の列が、「冬桜の宿神泉」の前を越えて、坂の下の方まで続いている(どこまでなのかは確認できず)。山の上なので、駐車場のキャパは少ないのだろう、マイカー観光の泣き所。我々は山から下りてきたので渋滞とは無縁の世界、ちょっといい気分。
城峯公園の冬桜もまさに見頃。紅葉と桜のコラボを堪能したら、汗を流しに「冬桜の宿神泉」まで渋滞の列に沿って移動する。宿の前には仲居さんがいて何しているのだろうと思ったら、泊まりもしないのに車を駐車しようする輩が現れないよう、目を光らせているだと。渋滞で大変なのは、マイカー観光客だけでなく、宿の仲居さんもそうだった。

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上信電鉄高崎駅には16時12分着。下仁田で打ち上げするとなると、その日のうちに帰るのが怪しくなりそうなので、やっぱり先ずは高崎へ出るしかない。高崎はそれなりに大きな都市なので(群馬県最大で、人口約37万人)、食事処、呑み処も多いはずだが、駅の近くでしかも早い時間帯から開いている、気の利いた店が少ないような気がしている。それに、できたら地元の特色を生かした店に入りたい。そんななかで、目に付いたのが「群馬の台所」だった。ここは、「おぎのや」が経営する食堂。「おぎのや」と云えば、信越本線横川駅の駅弁「峠の釜めし」でつとに有名。
かつて高崎と新潟を結んでいた信越本線は、今や高崎~横川間、篠ノ井~長野間、直江津~新潟間の3つに、文字通り寸断された状態で、もはや「本線」と呼んでいいのか怪しい状況。このうち、群馬県内の高崎~横川間は、完全に盲腸化したローカル線そのものであり、横川駅はそのローカル線の終着駅になってしまったのだが、どっこい「おぎのや」はしぶとく生き抜いていた。
「群馬の台所」は駅構内にあって、我々の様な通りすがりの者にはとても便利な場所にある。さっそく6人で入店。今回、グラスで呑んだ酒は、赤城山(650円税込、以下同様)、水芭蕉(650円)、大盃・特別純米玉苗(760円)、大盃・榛名山本醸造(650円)、巌・純米原酒(650円)と、5種類を賞味。もちろん何れも群馬の酒。
料理は上州ねぎチャーシュー(537円)、座布団お揚げ上州ねぎ盛り(537円)、もち豚のやわらか角煮(645円)、下仁田こんにゃくステーキ(429円)、赤城鶏の石焼き山賊風(1,077円)、酒盗和えポテトサラダ(537円)と、地域色もあって嬉しい。最後は蕎麦でなく、上州名物ざるうどん(753円)を3枚。締めて11,902円と、一人あたま2,000円にもならなかった。こんなに使い勝手がいい店も珍しい。また西上州へやってきたときには是非寄らせてもらおう。

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水澤観音前「清水屋」でうどんを手繰った後、店でタクシーを呼んでもらい、渋川駅に向かう。やってきた電車は高崎駅止まり。ここから新幹線という手もあるが、まだ時間は早いし、車内で呑むことはオヤジ五人衆の目的でもあるので、在来線の選択に誰も異存は無い。こういう話は実に早い。
丁度良いタイミングで、14時14分高崎駅始発の小田原行き湘南新宿ラインがある。これだと大宮着は15時26分。1時間強は、呑み鉄には物足りないぐらいである。
乗り鉄でもある蕎麦好きおやじさんは、ここでグリーン車に乗ることを主張。グリーン券をホームの券売機で買うと、51km以上は(高崎~大宮間は74.7km)、平日だったら980円するが、休日は780円と、200円もお得だ、と仰る(うっかり車内で買うと、休日でも1,040円する)。
さすがは乗り鉄、JRの料金体系を良くご存じだ。つまり、このままもし終点の小田原まで乗っても、グリーン料金は780円のままという訳だ。折角だからこのまま小田原まで行って、ついでに熱海でもう一泊するか、などという軽口も出る。
もう一つ、蕎麦好きおやじさんが主張するのは、2階席は混むので酔っ払いは白い目で見られる、1階と2階に分かれていない部分(平屋階)の席が狙い目だ、と。さもありなん、とこれも意見が一致。目論見通りの席を確保し、残っていた酒やつまみを取り出す。
ふと、ホームの反対側を見ると、なにやら電車に撮り鉄が群がっている。よくよく見れば、今日は奇しくも115系のさよなら運転の日で、その車両が今まさに発車しようとしているところだった(例えば、日経の記事はこちら)。

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高崎駅西口にある「大むら本店」で、思いもよらず蕎麦ではなく饂飩を手繰ってしまった後、駅に向かってほろ酔い加減でぷらぷら歩いて行くと、ちょっと小粋な感じの店が眼に留まった。看板には「高崎ワインバール」と書いてある。もうちょっと呑みたい感じもあったし、饂飩の口直しにワインも悪くないなと入ってみることにした。
入ると左手は半円形のカウンター席、右手と奥はテーブル席だが、ソファーの席があったり、足長のスツールの席があったりと、統一感はあえて無く、好みに合わせてどうぞという感じ。そんなに長居するつもりも無いので、ちょっと背が高いテーブル席につく。
さて、ワインバールならばワイン。メニューを見ると殆どがイタリアワインだが、国産もあった。"YASUMASA 2015"は、勝沼のHUGGY WINE(大和葡萄酒)だ。かつぬまぶどう祭りでも、いつも行列が出来ている人気ワイナリーだが、この"YASUMASA"は祭りでテイスティングできるような、廉価ワインではない。この店ではグラスで1,100円。ちょっと高めかも知れないが、既に酒が入って気が大きくなっているので躊躇いもせずに注文。呑んでみると、なかなか香り高いフルボディー。もう一杯は、"十二原 2015"(800円)にしてみた。これだって悪くない。流石、HUGGY WINE。
つまみはアンチョビ風味のポテトサラダ(380円)、野菜たっぷりのキッシュ(680円)、さくさくカマンベールフライ(580円)を頼んでみた。如何にもワインバーが出す料理という感じ。アンチョビ風味のポテトサラダは、思った通りに美味い。キッシュはまずまずだが、もうちょっとコクが欲しい感じ。きっと、サワークリームは使っていないのだろう。

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前橋駅前温泉に浸かってまったりしたあと、何処かで蕎麦を手繰ろうという話になった。まだ時間は午後4時。ネットで調べた限り、この時間に開いている蕎麦屋は、前橋駅前では見当たらず。高崎駅近くだったらあるようだと判り、両毛線に乗って移動する。
駅から10分程歩いたところに「そば処大むら本店」があった。世の中、「やぶ」程ではないが「大むら」と名が付いた店は結構目に付く。「大むら本店」だって、何軒かあるはず。現に、秩父にある「大むら本店」には、熊倉山に登った帰り路、直ぐ傍の「クラブ湯」で汗を流した後に寄ったことがある。
高崎の「大むら本店」と秩父の「大むら本店」との間には、遡れば何処かで師匠が繋がっている可能性はあるが、それ以外は全く無関係の筈だし、当然、資本関係だって無いだろう。それでも同じ「大むら本店」という看板を互いに掲げているのは、何だか傍目から見て不思議なものだ。
暖簾を潜ると店内に客はおらず、店主と思しき男性がスポーツ新聞を読んでいた。我々の入店はハプニングだったようで、そそくさと厨房へ戻っていった。さっそくビールを注文。メニューを眺めると、つまみは板わさともつ煮込みがあるので、両方とも注文する。
貼り紙に「なべもの各種」とあり、かも鍋やらすきやき鍋、キムチ鍋などがあるようだ。鍋もいいなあ、ということになり、かも鍋を2人前注文した。ところが、出て来た「鍋」を見たらうどんが入っている。そこで漸く気がつく。「鍋」は単に「鍋」ではなく、「鍋焼きうどん」だった。貼り紙を見ただけでは判らないので、甚だ紛らわしい。でも文句を云っても始まらない。図らずも皆で、蕎麦ではなく饂飩を手繰ることとなった。でも味は申し分なし。饂飩を肴に、酒を呑むのも偶にはいいかも知れない。

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「落合簗」で十分満足したあとの帰り路。渋川から乗った18時19分発の普通電車は高崎止まり。湘南新宿ラインに乗る3人の方々と別れ、上野東京ラインに乗り換える。
高崎から大宮までは、普通電車で1時間20分ほどの旅。大宮には20時06分到着の予定。新幹線ならば19時26分着。流石に新幹線は速いが、酒とつまみさえあれば、普通列車でも問題ない。もし酒を切らしたならば、寝て行くしかない。高崎線の景色は、そもそも並んだ家々を眺めるだけなのでちっとも面白くないが、夜ともなれば時折、郊外駅周辺のネオンサインなどが目に入るので、多少はましである。
このE231系は、前後2車両ずつがセミクロスシート車両なので、我々も先頭から2両目に収まる。
今日、リュックサックの中に忍ばせて来た酒は、仙禽酒造(栃木県さくら市)の「かぶとむし」という、一風変わったネーミング。その名の通り、ボトルの表に貼られた透明ラベルには、半透明の七色のかぶとむしが描かれているし、裏ラベルには「あなたの少年時代は、いつでしたか。」と書かれている。つい、ん十年前に思いを馳せる。なかなか心憎い演出である。
口に含むと、酸味とジューシーさを感じるものの、意外に爽やかで余韻がすっきり。これで夏を感じてください、ということだろう。日本酒で、少年時代の夏休みを思い起こさせようと云うのは、考えてみるとすごいことだ。日本酒の可能性を見たような気がする。
この「かぶとむし」も、原料米は地元さくら市で収穫されたものを使っている。ワイナリーのやり方を手本にしたのか、この手の「ドメーヌ化」がこの頃の日本酒造りの流行りとなっているようだ。先日呑んだ「天明BangeYamada」もそうだった。中央線の初狩駅辺りでは、「笹一」の文字を染め抜いた旗が、田圃の畦道に立っているのを見た。今後も益々その傾向は強くなるような気がする。それで酒の旨みがどうなるか、などということはどうでもいいが、酒の品格と云うか、箔がつくような感じはある。

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