なかなか行けなかった和名倉山に、漸くアタックする機会が巡ってきた。高校の頃からその茫洋とした山容に憧れてきたので、かれこれ五十年近くも掛かってしまったことになる。我ながら呆れるばかりだ。和名倉山に登るのは二日目とし、初日はやはり未踏の竜喰(りゅうばみ)山に登ることにした。
アプローチは三ノ瀬から。塩山駅から乗ったタクシーの運転手曰く、広大な塩山一ノ瀬高橋地区の人口は僅か十人とのこと。ちなみに面積は60km2ぐらいあるから、人口密度は0.16人/km2。鹿は云うに及ばず、猪や熊の方がずっと多いに違いない。
この十人は何れも高齢者とのことで、毎週、市が手配する無料送迎バスがやってきて、スーパー等の買い物を支援しているらしい。まさしくここは限界集落だ。そんな塩山一ノ瀬高橋地区のなかでも更に奥、将監峠登山口がある三ノ瀬で住んでいるのは多分、民宿みはらしの女主だけだろう。
登山口から将監小屋まではゆっくり歩いても二時間で着くから、多少の荷物は苦にならない。しかし昨年に引き続き天気はいまいちで、将監小屋に着く頃に小さな雨雲が通過していった。テントを張ったらとりあえず竜喰山に行ってみる。
メインの縦走路から外れているので篤志家向け、眺望は無く、とても静かな山頂である。でもメマトイとかブユ、アブがしつこいので、長居は出来ない。早々に引き返す。途中、将監小屋が見下ろせるところがあり、小屋のオヤジがやって来たことを視認できた。となれば、ビールが手に入るということ。足取りも軽く小屋へ戻る。
早速、オヤジにご挨拶し、ビールを所望。小屋の外でぐびぐび呑んでいると、目の前にある小屋(別館?)を自由に使っていいよ、とのこと。こんな天気だから、有難く使わせていただいた。
アプローチは三ノ瀬から。塩山駅から乗ったタクシーの運転手曰く、広大な塩山一ノ瀬高橋地区の人口は僅か十人とのこと。ちなみに面積は60km2ぐらいあるから、人口密度は0.16人/km2。鹿は云うに及ばず、猪や熊の方がずっと多いに違いない。
この十人は何れも高齢者とのことで、毎週、市が手配する無料送迎バスがやってきて、スーパー等の買い物を支援しているらしい。まさしくここは限界集落だ。そんな塩山一ノ瀬高橋地区のなかでも更に奥、将監峠登山口がある三ノ瀬で住んでいるのは多分、民宿みはらしの女主だけだろう。
登山口から将監小屋まではゆっくり歩いても二時間で着くから、多少の荷物は苦にならない。しかし昨年に引き続き天気はいまいちで、将監小屋に着く頃に小さな雨雲が通過していった。テントを張ったらとりあえず竜喰山に行ってみる。
メインの縦走路から外れているので篤志家向け、眺望は無く、とても静かな山頂である。でもメマトイとかブユ、アブがしつこいので、長居は出来ない。早々に引き返す。途中、将監小屋が見下ろせるところがあり、小屋のオヤジがやって来たことを視認できた。となれば、ビールが手に入るということ。足取りも軽く小屋へ戻る。
早速、オヤジにご挨拶し、ビールを所望。小屋の外でぐびぐび呑んでいると、目の前にある小屋(別館?)を自由に使っていいよ、とのこと。こんな天気だから、有難く使わせていただいた。