何故かこの頃、レストラン列車が流行りである。昔、長距離特急列車や新幹線には食堂車が付いていたが、いつのまにか無くなってしまった。それなのに別の形で復活したのは何故か。鉄道会社はそれなりに色々分析しているのだろうが、少なくとも昨今、形は変わったものの復活したのは、間違いなくニーズはあると云うことだ。それが多少割高であっても、鉄道好きであればさほど気にならない。
小生も、基本的には鉄道好きなので、車内で呑み喰い出来るのは大歓迎である。土日に走らせる列車は、全てそうして欲しいくらいだ。
今回、5月連休の最終日に乗りに行ったのは、いすみ鉄道の「レストラン・キハ」である。食堂車に改造した気動車の車内で、「伊勢海老特急お箸DEイタリアン」を喰うと云うもの。勿論、だいぶ以前より予約済みである。
集合は大多喜駅。この「レストラン・キハ」は大多喜駅を発車した後、一旦、小湊鉄道と接続している上総中野駅まで向かい、そこで折り返して大多喜駅を通過、外房線と接続している大原駅まで向かう運行となっている。そのくらいでないと、食事時間を確保できないくらい、この線は短いと云うわけ。「特急」と謳っているが、「特に急がない」という意味らしい。
食堂車は、クロスシート席の半分にテーブルを設置したスタイル。食堂車の約1/3が厨房となっているが、実際には調理済みの料理を準備し、皿に盛るぐらいしかしていない。従って火を使わないので、正確には食堂車という定義にはならないようである。シェフ以外に、給仕係の女性が3人乗車。
発車と共に、食事スタート。先ずはシャンパンがグラスへ注がれる。グラスが転倒しないよう、テーブルには工夫がなされている。しかしそれにしても、ローカル線らしく、かなり揺れる。ゆっくり走ってもこの状態。給仕するのもなかなか大変だろう。
料理は前菜から始まり、フルコース。お通し:自家製ピクルスとオリーブ、お造り:房総のお刺身、向付:鮑の柔らか煮・柚子味噌ソース、吸物:地魚と魚介の和風スープ、焼物:大原産伊勢海老の香草焼ワサビクリームソース、
デザート:抹茶のティラミスジェラート添え、コーヒーという内容。飲み物(赤・白ワイン、オレンジジュース、ウーロン茶、炭酸水)は基本フリー(但し、ビールは有料)だった。
途中、再び大多喜駅に戻って、発車する際は、いすみ鉄道社長の見送りもある。
とにかく、あっという間の2時間だった。 

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