久しぶりに買い物で池袋へやってきたついでに、これまた更に久しぶりに「マレーチャン」へ行ってみることに。東京で、マレーシア料理では有名な店。これまで何度か入ったことがあるが、マレーシア長期出張から帰って来てからは初めての入店となった。
以前、夕食をとりに来た時には、予約をしないと入れないほど人気の店だったと記憶しているが、今日はランチ時で、しかも明け方から低気圧が急速に発達して本州を縦断したため、始発から電車が軒並みストップするような状況であったためか、先客はおらず、我々の後から2組やってきたのみ。
ランチメニューはあるものの、ディナーメニューもオーダーできるとのこと、こういうところはうれしい。小生はチキンライスに少々心が動いたが、結局、焼ききしめん(1,100円)、カミさんはココナッツカレー麺(980円)を注文、他に切り干し大根入り卵焼き(800円)も頼んでみた。もちろん、ビールはタイガービール。カミさんはシンハービール(これはタイのビール)。
焼ききしめんは、むこうではチャークイティャオ(Char Kway Teow)といっていて、出張中はかなりの頻度で食べた。マレーシアでは(たぶんシンガポールでも)国民食のひとつと云える。米粉製平麺に、濃口醤油(日本のたまりよりも更に濃厚でかつ甘い)、唐辛子、シュリンプペースト、エビ 、モヤシ、ニラ、タマゴ、スライスしたフィッシュケーキ(いわゆる魚のすり身を揚げたもの)を加え、炒めたもので、まったく庶民の喰い物。ローカルの店ではだいたいRM3~4(RM1≒27円)で喰えた。ということは、この店は現地のざっと10倍。物価や所得がそんなに差がある訳ではないので、日本で喰うのは経済的に割が合わないと云えよう。でも、少々懐かしいので満足。
切り干し大根入り卵焼きは、基本的に中華料理のひとつなのだが、マレーシアでもごくポピュラーな食べ物。でも、日本の中華料理屋でこれを見ることは少ない気がする。これに限らず、マレーシアで主流の福建料理や客家料理は、何故か日本では食べるチャンスが少なく、やや残念な感じ。日本人の嗜好にも合うと思うのだが。
この店で改めて感じたのは、やはりマレーシア料理のなかでは比較的高級な料理が多いことと、値段が「日本価格」になっていることだろう。でもやはり、懐かしさは感じるので、またきっと来るはずだ。それにしても、マレーシアで喰ったローカルフードを思い出してきた。PuduにあるSek Yuen Restoranで喰った、8 Treasure DuckやPei Pa Duckは本当に美味かったし、Kwai Fa Chiも美味かった(例えば、これとかあれをご覧あれ)。あのような料理は、日本には無いだろう。もう、あの店に行くこともないだろう・・・。

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