山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

駅構内・バス停

「五十沢温泉ゆもとかん」に泊まった翌朝、目覚めと共に窓を開けて外を見ると、やや雲があるが快晴。絶好の八海山アタック日和になった。しっかり朝食を摂り、宿の送迎車で7時50分出発、ロープウェイ駅へ向かう。
駅に着いてみるとかなりの登山者の列が出来ていて、暫し待たされる。しかもコロナの影響で、運転開始が7時30分ではなく8時に遅らせ、さらに、運転終了時間も30分繰り上げて16時までとのこと。かえって「密」になるのでは?と突っ込みたいが止めておく。しかしこれだと時間切れで山頂まで登れずに、帰らざるを得ない者も出てきそう。我々だって他人事ではない。
山頂駅からすぐ歩き出す。若者パーティーや、ツアー団体客が目立つ。白装束の修験者の団体(どこかの会社の社員旅行?)までいる。さすが、修験道の山だ。抜きつ抜かれつで、薬師岳まではなかなか自分たちのペースで登らせてもらえない。
千本檜小屋にも多くの登山客(含、ツアー団体)が屯しているので、とても一緒に休む気は起らず、先へ進む。この辺りから紅葉の色が鮮やかになってきた。丁度見頃に当たったようだ。多くの登山者はこの先、直登コースを選んでいる様だが渋滞は必至。我々は当初の予定通り、巻き道をチョイス(先頭だったWoodyさんは何故かひとり直登コースへ向かった為、渋滞に嵌って途中で引き返したようだった)。
この選択が功を奏したようで、大日岳までは順番待ちに遭遇せず登頂できた。先客は二人パーティーのみ。壮大な眺めを楽しんだらさっさと下ろう。次から次へと鎖で登ってくるので、途中で我々の下降を割り込ませてもらい、何とか下山。もう頭に浮かぶのはビールしかない。下りも巻きルートは空いているので、順調に千本檜小屋まで戻る。相変わらずの人混みなのでスルーし、ロープウェイ山頂駅まで一気に下り、Woodyさんと無事、再会。
山麓駅に着いたら一目散に売店へ駆け込み、ビールをゲット。見れば、八海醸造のライディーンビール。あっという間に吞み干した(山行記録はこちら)。

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077 ロープウェイ山麓駅から見上げる八海山。

078 標高差771mを一気に上がる。

079 巻機山が見えた。

081 ロープウェイ山頂駅からの眺め。

082 昨日登った当間山も微かに見えている。

083 このあたりの紅葉はもうちょっと先。

084 おっ、越後駒ヶ岳。

085 径は濡れているがまあまあ歩き易い。

087 左手(北側)は守門岳。

088 浅草岳はガスが掛かっているようだ。

089 女人堂を通過。

090 段々、色付きが良くなってきた。

091 あの辺りは黄色が主体。

092 癒されながら登る。

094 薬師岳の色付き。

095 あの遠くの山は毛猛山。

096 紅葉の回廊。

098 まだまだ余裕。

100 7年前のGWはここが最高点。

101 いよいよ八ヶ峰が目の前。

104 この先は紅葉真っ盛り。

106 左に見える隣の尾根(入道岳北尾根)の紅葉。

107 右側の尾根も。

110 千本檜小屋を振り返る。

111 これから迂回路をチョイス。

112 迂回路手前を振り返ってみたところ。

113 あっちの尾根が屏風道か。

114 気分は如何?

115 迂回路はこんな調子。

116 高度感はそれなりにある。

117 眼下に南魚沼の穀倉地帯。

118 岩場には大抵、鎖があるので安心。

119 岩そのものもスタンス豊富。

120 しかし見ている方が怖い。

121 周りを見る余裕はないだろうけど。

122 辺りの紅葉は真っ盛り。

123 あのピークは七曜岳あたりか。

124 白河岳と釈迦岳。

125 見えてきたのは摩利支天岳?

126 ここでひと息入れる。

127 真上の白河岳には登山者がいっぱい。

128 摩利支天岳と剣ヶ峰と大日岳が見えている様だ。

129 ここから迂回路を離れ、八ヶ峰稜線へ。

130 入道岳北尾根の紅葉がキレイ。

131 摩利支天岳から白河岳と釈迦岳を望む。

132 摩利支天岳に挑む(手振れでゴメン)。

133 釈迦岳。

134 錦を纏った峰。

135 下に迂回路が見える。

136 摩利支天岳の下り。

137 見た目よりは難しくない。

138 越後駒ヶ岳のガスはなかなか取れない。

139 眼下の紅葉。

140 摩利支天岳に到着。

141 先頭の副隊長は大日岳に到着。

143 このちゃんは摩利支天岳の下り。

144 ひろちゃんは大日岳到着。

145 三人で記念撮影。

146 菊丸のキメポーズ。

147 ひろちゃんのキメ。

148 このちゃん、大日岳の最後の登り。

149 なおちゃんのキメ。

151 何を撮っているの?

152 摩利支天岳の下り待ち。

154 待ち時間に写真撮影。

155 何を撮っているのかといえば・・・

156 こんな眺め。

157 復路も迂回路をチョイス。

159 まさに錦の衣。

160 地蔵岳を巻けば虎口を脱したことになる。

161 千本檜小屋と薬師岳が見えてきた。

162 千本檜小屋には一杯屯していたのでスルー。

163 ここで漸く7人が揃う。

164 お世話になりました。

165 濡れた下りも慎重に。

166 下に見えるのは女人堂。

168 無事、ロープウェイ山麓駅に戻った。

169 もう八海山はガスの中。

172 これは八海醸造のクラフトビール。

170 Woodyさんとも目出度く合流。

171 お疲れさまでした。

「やまと天目山温泉」の食事処でしばしのんびりしてから、14時31分発のバスに乗車。雨は上がったようだ。まだ時間が早いのかバスに乗っていた客はせいぜい10名ほど、「やまと天目山温泉」から乗車したのは我々以外に夫婦一組だけだ。甲斐大和駅には定刻の14時45分よりちょっと早めに到着。
そのまま切り返して駅に横付けするかと思ったら、一旦、中央線を渡る橋を通り、駅の反対側の小さなロータリー(こんなのあった?)を回って戻ってきた。回っている最中にかなり立派な銅像が出来ているのを見た。武田勝頼公だ。やはり終焉の地に相応しいと云うことか。信玄公銅像がある甲府駅北口に較べて、甲斐大和駅はかなり寂しいがそれも致し方あるまい。
駅に入ったら上り電車の時間を見ると、次は15時21分発の高尾行となっている。微妙に時間がある。それならばと、甲州街道沿いにあるセブンイレブンへ行って、ビール等を買出しすることにした。随分久しぶりな気がする。
戻ってきたら改札口を抜け、ホームのベンチに座ってまたグビッと一杯やる。ここは線路の両側が法面に挟まれていることもあって、妙に落ち着ける。勝沼ぶどう郷駅も悪くは無いが、ここ甲斐大和駅に較べると客が多いのと、ホームの東側には民家もあるのでやや人目を憚る感じがないでもない。ここは解放感が半端ない小海線・松原湖駅に次ぐ居心地の良さかも知れない。
さてウィズコロナ時代幕開けの1泊ツアーはこれでおしまい。また次のにんじんを考えなくてはならない。次は7月。梅雨明けとなれば、やはりテント泊のシーズンだ。ウィズコロナ以前からトレンドはソロテントだが、この先はそれが常態化するのは間違いない。小屋泊にも魅力はあるがこの時代、なかなか大変。皆に強要することは出来ないが、ソロテントの計画を増やすこともこの時代に相応しいと感じて貰えるはずだ。

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今回は、日光と足尾の境にある赤倉山が目指す山。タクシーで降りたところからは基本、下りなのでとても楽チンだ。スタートは半月山第2駐車場。今日は空気が済んでいて眺めが良い。目を凝らすと、なんと富士山や南アルプスまで見えるではないか。
後日、地図上で計測してみれば半月山駐車場から富士山まで、直線距離でおよそ160kmもある。関西から富士山が見えるらしいが、その距離は300kmと云われている。それには流石に負けるが、日光から富士山が見える機会はそうそうある訳では無い。少なくとも、小生にとっては高校生の頃、男体山の山頂から見た富士山以来、人生で2回目の眺めだ。
半月山第2駐車場から赤倉山まではしっかり踏み跡があり、迷うようなところはない(山の記録はこちら)。赤倉山直下の草原も、事前の情報通り実にいい感じの場所だった。ぜひ一度、テント泊してみたい。しかし、赤倉山からの下り初めは、まともなルートからちょっと外れていたせいで、暫く気が抜けない急降下が続く。
でもそのおかげで、沢沿いの林道に降り立つのがやけに早かった。あとはぶらぶらと水平移動するだけ。次第に目の前に、荒々しい備前楯山が大きく見えるようになる。思ったよりもあっけなく、上間藤の赤倉BSに到着。期待通り、今日も池口商店は開いていた(前回はこちら)。早速、缶ビールをゲット。
店の女将さんが、今年は桜が早かったとうれしそうだった。また、勘定の計算が出来なくなったら店を閉めると仰ったそうな(だったら、うちの会だって既に店番が出来そうにない者がいそうだ)。
昨年同様、買ったビールを持って、木の下のベンチで乾杯。今日は陽気が良かったので、ビールが一段と美味い。裏の川(渡良瀬川)を見渡してみたが、残念ながらカモシカは見当たらず。でも、ここは居心地がいい。また来年も来られるだろうか。

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日川尾根を登った帰り道、すずらん昆虫館前BSからふたたび栄和交通バスに乗り込み、甲斐大和駅に定刻通り15時45分に到着。次の上り電車は16時15分発なので、丁度30分の待ち時間となる。今日は終始曇りでちょっと肌寒い陽気、せっかく「ペンションすずらん」で温まったのが、このままではまた冷えてしまう。
甲斐大和駅前には「雅」という、一回だけ入ったことがある飲食店があるのだが、さすがに30分だけでは少々短過ぎるので、入るのは見合わせた(開いているかどうかの確認もしていない)。これが立ち呑み屋だったら、きっと躊躇せずに入ったと思う。いっそ、土日限定で甲斐大和駅の待合スペースに、「立ち呑みコーナー」を作ってくれたら、きっと寄ってあげるのに、といつも思う。
店員は、地元のシルバー人材にお願いすればなんとかなるはず。それでも人件費が気になるならば、自動販売機だけでいいから置いて欲しい。なんだったら、ホームに作ってもらってもいい。ただし、一つ注文をつけたいのは、たとえ「立ち呑みコーナー」と云えども雰囲気は大事。インスタ映えはしなくてもいいから、居心地の良さは追求してもらいたい。
でも小生の場合、やってくるのはせいぜい年に2回ぐらいが関の山だから、個人的にあまり売り上げには貢献できない。それを踏まえたうえで、なんとか考えてくれませんかね、JR東日本さん。
ということをちょっとだけ妄想したが、今はとりあえず身体が冷えないうちに一杯やろうと、ホームのベンチを確保し、リュックサックから酒のボトルを取り出す。つまみは、つぶ貝の燻製が現れた(なおちゃん提供)。これだけあれば、電車が30分後だろうが、他の登山客に白い目で見られようが問題ない。備えあれば憂いなし。有り難く、ちびちびやった。

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志賀高原の山歩きは初めてじゃないが、まだ志賀山には登ったことが無かった。今回は、四十八池湿原まで辿りついた後、女子連は「今日はもう山は十分、早いとこ温泉に浸かりたい」というご様子なので、独りで登ることになった。ここから先は、ヒトの気配はぐっと少なくなり、静寂に包まれる。
裏志賀山から見下ろすと、四十八池湿原はまさに箱庭のよう。志賀高原は地形が複雑、山の形も千差万別で様々な火山があり、そのおかげか大小の池がそこかしこに点在している。それが山歩きのいいアクセントになっていて、他では味わえない面白さがある。
めでたく志賀山にも登頂した後は、女子連に遅れること約1時間で、硯川へ下る。次のバスまで、まだ小1時間ある。当てにしていた「横手山レストハウス」は、残念ながら改修工事で休業中だ。「硯川ホテル」を覗いてみても、外来者にビールを呑ませてくれる雰囲気がなかったので、左様ならばと木戸池まで歩いてみることにする。途中、「平床」辺りで雲が切れて日が差すと、黄色く色付いた白樺林が浮かび上がって思わず足を止める。
およそ30分後、木戸池温泉ホテルに到着。フロントに居たオヤジ(もしかして支配人か、それとも宿の主か?)に、缶ビールの所在を聞くと、「あちらにあります」と指を刺す。汚れた靴で絨毯に上がるのは憚れたが、「構いませんよ」と心優しく了解を得たので、首尾よく缶ビール(300円)をゲット。外に出て木戸池を眺めながらグビっとやる。ちょいと肌寒いが、気分は最高。
木戸池温泉ホテルは源泉かけ流しの温泉宿。宿代も極めてリーズナブル。今回、志賀高原での宿を探している際、かなり迷ったのだが、バスの利便性を最優先したため、「ホテル白樺荘」にしたのだった。もし、奥志賀高原行きのバスが木戸池BS始発だったら、迷わずここに決めたと思う。それくらい、ここはいい感じである。

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「大菩薩の湯」内の「大菩薩亭」でまったりしたあと、帰りは「ホリデー快速ビューやまなし」に乗るつもりで、それに丁度具合が良い16時6分発の塩山駅行山梨交通バスに乗る。バスは駅に向かってぐんぐん下る。塩山駅に到着すると、目の前に何やら高級そうなバスが停車している。
降りてみると、バスの乗降口に何人もの係員が取り巻いている。どうやら、これは「四季島」のツアーバスのようだ。ってことは、「四季島」が塩山駅に停まっている!? 階段を急ぎ足で上り、跨線橋の上から見下ろすと、果たしてシャンパンゴールドの車体。うーん、塩山駅には似合わない感じ。それにしても奇遇だ。
ホームに下りてみると、キャビンアテンダントの女性と、真っ白なスーツの駅長(?)と、桃の着ぐるみがお出迎え。これは、JRの山梨キャンペーンキャラクター「モモずきん」ちゃん、だそうだ。
乗車口にはシェフもお出迎え。やっぱり「四季島」は、ホスピタリティが違うようである。調べた範囲では、この1泊ツアーは最低クラスでも30万円するそうである。それでも忽ち予約はいっぱいになってしまうようで、今から申し込めるのは来年の予約。みんな、そんなに列車好きなのか。まあ小生はそんなラグジュアリーな列車じゃなくてもいいけど。
しかし、目にするのは別。新幹線の「ドクターイエロー」に出会うと幸せになれると云うけれど、少なくても「四季島」に出会っても幸せな気分になれるようだ。気さくな車掌さんから栞をもらった。こんな紙っぺらだって、「SHIKI-SHIMA」と書いてあると魔力が生じる。
やがて「四季島」はすべるように出て行った。何となくその余韻に浸ったまま、ホームでちょいと一杯。普段呑んでいる日本酒がひと味違う気がした。

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二日目は日の出直後に庚申山荘を出発し、先ずは庚申山に登る。シャクナゲに覆われた山頂は眺望が利かないが、ちょっと西へ進むと、すっきりした山容の皇海山が望める。元々の山名だった笄(こうがい)山が皇開(こうかい)山となり、皇海山になったとのこと、たしかに笄の感じは伝わってくる。
ここからオロ山を経て沢入山までは、かなりワイルドで面白い。樹林帯は木を掴みながらの登下降があり、一方、笹原が所々現れると、複数のけものみちが入り乱れて我々を惑わせる。ヒトよりも四足動物の方が多い世界。
沢入山を過ぎると、尾根を東側からやってくるハイカーが急に増えてくる。やはり結構、人気なのだ。そのうちに昭文社の地図にも載りそうだ。尾根はすっきりしていて眺望も抜群、思いがけずアルペン的雰囲気も味わえるが、考えてみればこれは足尾銅山の鉱毒が為した結果。山火事の跡地で眺望を有難がるのと同じく皮肉な話、自然回復までの道のりはまだ遠そうである。
「孤高のブナ」の周りには、なんと林野庁による柵が設えてあって近づけない。今日は風が吹かないとジリジリ暑いので、ブナの下の日陰で休んでみたいと思っていたが叶わず。尾根の名前にもなっている中倉山で最後の眺望を楽しんだ後は、樹林帯を急下降。林道に出ても暫くは木々に覆われているが、そのうち炎天下を歩く羽目になる。
ほぼ1時間後、へろへろになりながらなんとか赤倉BSに到着。事前にストリートビューで確認した範囲では、近所には食堂はもちろん、酒屋も見当たらなかったが、どうやらBSの手前にある建物は店のようだ。見上げると遠慮がちに「池口商店」と薄っすら書いてある。
いわゆるよろずやかなと思ったら、店内に酒樽が置いてあるのを発見。おっ、酒屋なんだと思ったら、なおちゃんが「開いているよ」と云いつつ、横倒しになった網戸(店の方曰く、サル除けなのだそうな)をずらして中へ入り、次いで「ビールあるよ!」との報告。やったー!
ストリートビューでは、廃墟にしか見えなかったのかも知れぬ(失礼!)。ともあれ、思いがけずビールにありつくことが出来た。これぞまさに「地獄に仏」。日頃の行いの善さを自ら誉めつつ、缶ビールをグビっとやった。

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週末の朝に大宮駅へ行くとなると、たいてい時間が早過ぎてKIOSKやNEWDAYS以外はまだ何処の店も開いていない場合が多いが、今日は山旅ではないのでゆっくりした時間。全てではないが、多くの駅ナカの店はもう開いている。
まだ列車まで多少時間があるので、ちょっとお茶にしようと、「エキュート」の上(「エキュート」は橋上の、プラットホームから見れば2階にあるので、3階または中3階)にある「パークサイドカフェ」へ入ることにした。
大宮駅の駅ナカ「エキュート」は、和洋菓子や惣菜・弁当の類を売る店についてはかなり充実していると思うが、軽く一杯やれる店となるとここ「パークサイドカフェ」以外には「ウィカフェ」ぐらいしかない。しかも、どちらも女性向けの内装とメニュー。オヤジ同士で入れるような雰囲気ではない。呑んだ呉れオヤジは、ターゲット客層として想定されてないのか。
大宮には日高屋がいっぱいあるのだから(なにせ本社もあるのだから)、「エキュート」にも一軒ぐらいあっても可笑しくない。そうすれば列車の乗り継ぎにオヤジ達が喜んでやってくると思うのだが、エキュートの品格にそぐわないとJRが出店を拒んでいるのかも知れない。
「パークサイドカフェ」に入ったのはまだ午前9時だが、コーヒーを飲むくらいだったら、ビールにしよう。完全オフなので後ろめたいことは全くない。若い女性店員に白い目で見られることも無い。さすがに朝っぱらは身体が乾いていることは無いので、グビグビとはいかず、ちびちびいただく。店の窓からはコンコースを行き交う客の動きが良く見える。何気にそれぞれの立居振舞を見ているだけで、これはこれで、ビールのつまみになるものだ。

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越後ワイナリーから浦佐駅までは、タクシーでワンメーターの距離に過ぎないが、もうしっかり良い気持ちになっているので、やっぱりタクシーを呼ぶ。車窓から、浦佐駅のすぐ手前に、とても立派な田中角栄の銅像が見えた。少々時間もあったので、わざわざ見に行ってみた。
説明によれば、約6.5mの台座に約3.4mの像が立っている。こんなにも台座が高いのは、やはりここが豪雪地帯で、田中角栄センセイの像が雪に埋まってしまうのは忍びないと、後援会の方々が考えたせいかなと邪推する。
しかしこの銅像にはもうひとつ、変わったところがある。屋根がついているのだ。それも、車のガレージのような、如何にも後からとって付けた様な屋根。屋根が付いている銅像は、たぶん初めて見た。少々、異様な光景。調べてみると、銅像が建立された後にかの娘の田中真紀子が、おとうちゃんの頭に雪が積もるのは可哀想だ、とごねたらしい。こうして、かくも珍しい銅像となった訳。
浦佐駅に着いても、まだ少々時間がある。こういうときは、出来れば何処かのカフェでビールぐらい呑みたいところだが、残念ながら駅の外にも中にも何にも無い。
浦佐駅を利用する客は、地元の人以外には、我々のように只見線を利用する観光客ぐらいなのだろう、駅構内はだだっ広さばかりが目立つ。利用客が多ければ、このようなスペースには土産物屋やレストランがあるはずだ。しかし、あるのはちっぽけなコンビニと待合室だけ。
やむを得ず、コンビニで缶ビールを買って、コンビニの裏にあったテーブル(荷物置き場?)で一杯やった。買ったビールは「新潟に乾杯」と書かれたキリン一番絞り。なんだかそのロゴが物悲しい。

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鍋割山で鍋焼きうどんのご相伴に与ったあとは、再び後沢乗越へと戻り、ここからさらに南下、寄BSを目指す。とたんに人影が消え、我々だけの世界となる。道もややワイルド。人気の鍋割山でも、自家用車でやって来て往復する者が殆ど、歩くコースは限られているとみえる。
途中、2つのピークを越えて行く。栗ノ木洞は眺めが無いが、櫟山の山頂はカヤト原(何故か、クヌギは1本も見当たらない)となっていて、南東側の展望が開けている。山の上から海が見えるのは、奥多摩や中央線沿線の山にはない贅沢さである。
ひと月足らずで再び、寄の蝋梅園にやってきた。もう蝋梅まつりは終わっているが、山から下りて来ると、いつのまにか園内。まつり中でも入園料はタダになるのかも知れない。まだ花は多少残っていて、甘酸っぱい香りも漂っている。蝋梅の花の時期は意外に長いと知った。
もうバス停まではあっという間だが、問題はそのあとだ。バス停のすぐ傍にある「大舘酒店」が開いているかどうか。恐る恐る店の扉を開けようとするが、開かない。うへっ。しかし良く見ると貼紙が有り、ご用の方は隣りの「寄自然休養村管理センター」に声掛けして、と書いてある。
ご説に従い、センターの建物に入ると、「大舘酒店」の女将さんと思しき方がいた。センターの嘱託をしているのか、単にお茶飲み友達に呼ばれてやってきていたのかは判らないが、貼紙を作ってあるところからみて、前者かも知れぬ。今度機会があれば訊いてみよう。
ともあれ、首尾よく缶ビールをゲット。センターの庭にある野外テーブルを陣取って乾杯。「大舘酒店」にも乾杯。また、山から下りて直後のビールの美味さを味わうことができた。

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今回は、田代向BSを起点に高松山からシダンゴ山までぐるっとひと巡りし、下りたところの寄(やどろき)では丁度、蝋梅祭り開催中なので、寄り道してみようという魂胆。天気も良く、概ね目論見通りにトレース出来たが(山の記録はこちら)、高松山とシダンゴ山の間は、地図上でイメージする以上にアップダウンが激しく、結構扱かれる。特に、ダルマ沢ノ頭の前後は、丹沢名物の木段があり膝に堪える。辿り着いたシダンゴ山は、多くのハイカーで賑わっていた。
シダンゴを漢字で書くと「震丹郷」とのこと。山頂にある看板には、『シダンゴ山は古来震旦郷と書く。震旦とは中国の旧異称である。一説に欽明天皇の代仏教を寄の地に伝える仙人があり大寺の地、この山上に居住し仏教を宣場したという。当時箱根明神ヶ岳や丹沢の尊仏山(塔ヶ岳)にも同様の仙人がおり盛んに往来した形跡があったという。この仙人をシダゴンと呼んだことから地名が起こったといわれ、シダゴンとは梵言で羅漢(仏教の修行を積みさとりに達した人)を意味し、ジダゴン転じてジダンゴウ(震旦郷)というようになった・・・』とあるが、本来、山名は麓で暮らす民が、生活に密着した呼び方を付けるのが自然(例えば、日向山とか、駒ケ岳とか)。梵語の呼称や、震旦など、ごく一部の専門家が知っている用語などを、おらが山の名前に付けるだろうか。
寄BSまで下りたら、もう対岸の高台にある蝋梅園へ登り返すのが鬱陶しいので、無料シャトルバスに乗せて貰う。「これは8人乗りなんだよね」と運転手が云っているのにも拘らず、聞こえないふりして9人乗り込む。ずうずうしさは年の劫と、ほぼ比例関係にある。
蝋梅園は、入場に300円払う必要があるが、上手い具合にほぼ見頃で満足、辺りは甘酸っぱい香りに包まれていた。蝋梅を堪能した後は、歩いて寄BSまで戻る。バス停傍の酒屋は期待していた通りに開いていて、目出度く缶ビールをゲット。寄自然休養村管理センター前のベンチでグビッと一杯やった。今日もビールが美味い。

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(山の記録はこちら

「百笑の湯」送迎バスに乗ると、直ぐに大きな赤い橋にさしかかり、狩野川を渡る。正面には富士山も見えている。この狩野川は、鮎釣りのメッカとして全国的に有名である。小生は釣りはやらないが、鮎で名を馳せた川は多少知っている。一説によると、鮎独特の漁法である「友釣り」はここ、狩野川が発祥の地らしい。残念ながら今は鮎の季節ではないが、シーズンだったら是非、何処かで鮎を齧り付きたいところだ。 
大仁駅に到着、クラシカルな券売機で三島駅までの切符を購入。この頃、切符を買うと云う行為は、山に来る場合でもだいぶ少なくなってきたが、この伊豆箱根鉄道駿豆線では、PASMO・SUICAは使えない。券売機から出て来た切符も、今どき珍しい厚紙だ。
伊豆箱根鉄道は、ここ駿豆線と大雄山線があるが、何故か後者の方はPASMO・SUICAが導入されている。神奈川と静岡の県民性の違いか、接続するJR東日本とJR東海の経営方針の違いが影響しているのか判らないが、JR東海は自らの御殿場線にも未導入なので、さもありなんという感じがしないでもない。
脱線ついでにもっと云うと、JR東日本やその他の私鉄・第三セクターの、いわゆる「ジョイフルトレイン」の類(JR東日本の「きらきらうえつ」や「越乃Shu*Kura」、しなの鉄道だったら「ろくもん」等)が人気を集めているが、JR東海は全く消極的で、その手の車両は1両も保有していない。持てる資源は全て新幹線(とリニア)に注ぎ込み、在来線にはできるだけ金をかけない、という姿勢がはっきりしている。利用者としては、些か効率重視過ぎるように感じてしまうが如何だろうか。閑話休題。
まだ、電車がやって来るまで少々時間があるので、昨日の呑み残しの酒とつまみを取り出し、駅のホームでちびちびやる。
結局、今回は2日間かけて、沼津駅から百笑の湯まで歩いたことになる。ざっと28kmあまり。もっとも、健脚な昔の人だったら、1日で歩き切る距離かも知れない。バスやタクシーを全然使わなかったことも、かなり珍しい。
やがて、三島行電車がやって来るが、まだ呑み切っていないので、カップを持ったまま乗車。そんなに客は乗っていないので、白い目で見られることも無い。有り難く、呑み残しをいただいた。

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今週末は、「道志の森キャンプ場」を起点に、菰釣山避難小屋から畦ヶ丸を経て西丹沢自然教室まで、かなりマイナーなコースを歩んだ(山の記録はこちら)。マイナーなはずだが、意外に多くのハイカー達と行き交った。さすがは丹沢だ。
これで、個人的には三国山稜の南にある須走温泉から、大山の東麓にある広沢寺温泉まで繋がったことになるが、あまりにブツ切りで歩いているので、さしたる達成感は湧いてこない。通しで歩いたら、いったい何日掛かるのだろうか。
善六のタワまで来れば、あとは真っ直ぐに下るだけ。西沢は丸木橋を何度も渡るが、ちゃんと整備されていて何も心配はいらない。そうなると次なる関心は、西丹沢自然教室に下りた後のビール、となる。もう12月なので、だいぶ気温は下がってきているものの、身体が冷えきって無ければそれなりに美味いはず。前回は、歩いて2、3分ほどにあるウェルキャンプ場の売店で、首尾良く缶ビールをゲットできたが、それ以前の、同じ年の2月には、件の売店が何故か閉まっていて、山北まで我慢しなければならなかった(その時の山行記録はこちら)。冬季は、やっていない可能性があるということか。
それでも、やはり淡い期待を胸に、恐る恐る、ウェルキャンプ場の売店へ行ってみると、果たして店は開いていた。店員の女性が、「今は、缶ビールはスーパードライしかないんですけど・・・」と申し訳なさそうに云っていたが、有ると無いとでは大違い、銘柄の問題など無い。有り難く購入。そもそもこの期に及んで「キリンじゃなければ要らない」なんて輩がいるだろうか。
西丹沢自然教室前のベンチに戻り、乾杯。やっぱり、ひと汗かいた後のビールは、冬でも美味い。欲を云えば、ストーブでもあるところで呑みたい感じはある。たまたま今日は、西丹沢自然教室内の部屋で、どこぞの集団(10人くらい)が飲み食いして盛り上がっていた。初めて見る光景。まさか青少年育成の場で、酒は出ていないと思うけど、何かスライドトークでもやった後なのだろうか。

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今回の山は、小鹿野町から秩父市にかけて連なる低山。標高は、一番高いところでも644m。長若山荘を起点に、釜ノ沢五峰から品刕(しなしゅう)までトレースしてみた(山の記録はこちら)。所々、眺めが良いところもあり、なかなか変化があって面白かったが、全般的には意外にグレードが高いバリエーション。確かに、GPSや地図読みが出来ないと、道迷いの恐れがある。
最後に、白久駅へ下るところで踏み跡をロストしたが、適当に下ったら、ほぼ無駄なく下界へ下りることができた。下りたところがいきなり民家の庭先だったので、そそくさと通過し事無きを得たが、番犬でもいたら間違いなく吠え捲くられたところだった。
車道に出たら、白久駅は橋を渡った先にある。今日は多少風があったものの、気持ちよく晴れていたおかげで、典型的な日溜まりハイク。多少汗もかいたのでやはりビールが呑みたい感じ。白久の駅前には「喜久屋」という店(食料品販売所のような酒屋の様な)が目当て。
勇んで行ってみると、店にはシャッターが下りていた。・・・がっくり。廃業してしまったのか、それとも臨時休業なのか(少なくとも、このときは店が開いていてビールを呑めたので、土曜日は定休日ではないはず)判らないが、少なくとも、今日のビールは望みの綱が断たれてしまった。白久駅界隈には、他にビールを呑めるところは、ネットで調べた範囲では無い。
お年寄りが店を切り盛りしていて、身体が動かなくなったので廃業、という話はときどき聞くが、ここもそうなのか。臨時休業だったらまだしも、完全に廃業したのであれば、もう山から下りて白久駅にやってくることは無いかも知れない。白久駅のホームで、下りて来た山を見上げながら、悄然と電車を待つしかなかった。

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「天空の湯」で再びタクシーを呼んで、ワンメーターで勝沼ぶどう郷駅に到着。ポカポカ陽気だが季節柄、行楽客はさすがに少ないようで、駅前に屯しているタクシー運転手も、車から降りて世間話に興じている。この状態ならば、ワンメーターの距離でも上客のようだ。
「勝沼駅」が「勝沼ぶどう郷駅」に変わったのは、1993年(平成5年)からだそうである。同じタイミングで、「初鹿野駅」が「甲斐大和駅」へと変わったので、何となく覚えている人もいるだろう。ちなみに、「甲斐大和駅」の場合、元々あった初鹿野村が大和村に変わったのが1941年(昭和16年)だから、それから遅れること、50余年で地元の念願が叶って駅名が変わった訳だ。ところが2005年(平成17年)には平成の大合併で、甲州市になってしまったので、またしても旧自治体の名前が駅に残るということになった。いつかまた、甲斐大和駅も別の名前になるのだろうか。まさか、「塩山駅」を差し置いて「甲州駅」にはならないと思うけど。
「勝沼駅」が「勝沼ぶどう郷駅」に変わったときは、何だか客受けを狙った安易なネーミングかと思ったが、もう20年以上も経つといつの間にか慣れてしまった。そう云えば、この頃は「東根さくらんぼ駅」なんてのもあるくらいだから、ご当地特産を駅名に入れてしまうのは、この頃の風潮として受け入れられているのかも知れない。そう云えば、銀行の名前でも、トマト銀行とか、もみじ銀行なんてあったな。閑話休題。
駅舎に入ると、人形が飾られているショーケースの壁に、大日影トンネルの閉鎖を告げる貼紙。前回、勝沼ぶどう郷駅へ来た時に、甲州市のHPに記載されていたの確認していたが、改めて再確認してみると、経年劣化ではなかなか修復は困難だろうと思われ、このまま、未来永劫閉鎖という感じがしてくる。一度も通ったことが無いので残念だが仕方が無さそうだ。市としても無念かもしれないが、勝沼は観光資源がそれなりにあるので、トンネルの一つぐらいダメでも大勢に影響ないと思う。
電車の時間までは少々、間があるので、ホームのベンチで、酒のボトルを取り出し、ちびちびやる。ポカポカで丁度いい。菊丸は、ご子息に、車内や駅構内で呑むのはやめてくれ、と云われているそうだが、そんな目くじらなんて立てなくていいんじゃない、という良い陽気である。

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三斗小屋温泉2日目は、夜半から雨。時々、豪雨の音で目覚める。こんな雨の中を歩くのは気が重いが、まあどうせ小生はロープウェイ山麓駅へ戻るだけ、2時間我慢すればいいのだから、風さえ吹かなければ問題ないと、タカをくくってまた眠りに落ちる。そして朝。依然として雨は降っているが、庇を叩く音はそれ程ではなく、風も無い。下山日和だ。
朝飯を軽く一膳いただき(なにしろ動いていないので・・・)、7時前に出発。結局、三本槍を越えて甲子温泉を目指す、初心貫徹単独行Woodyさん(A班)と別れ、小生(新白河経由で甲子温泉を目指し、Woodyさんと合流予定)を含むB班4人は、水平歩道を辿り峰の茶屋へ向かう。途中、避難小屋で小休止。
峰の茶屋では、まったく風が吹いていなかった。こんなことはかなり珍しい。雨雲がすっぽり、じっとしているのかも知れない。我々以外にお一人だけ、茶屋の前に居て、やがて剣ヶ峰のトラバース径へ向かって行く。朝日岳を見上げると、山頂にシルエットが二人分。我々は峠の茶屋に向かってゆるゆると下る。
峰の茶屋は閉まっていた。こんな天気では仕方が無いだろう。さらに車道をてくてく下れば、やがてガスの中から、ロープウェイ山麓駅がこつぜんと姿を現す。東野バスの社員やロープウェイ駅の警備員の方が、暇そうにしていて、歓迎される。
こんな天気じゃロープウェイも動いてないだろうと思っていたら、ちゃんと運行していた。ただし、山頂駅に上がっても、突然ロープウェイの運行が中止される場合があるので覚悟しろ(そんな乱暴には云っていない)、というアナウンスが流れている。客もちらほらいて、改札を通って駅に入っていく。
そんな観光客を横目で眺めつつ、ビールの自動販売機を探すが見当たらない。半分諦めかけたが、構内の売店「丸喜」の係員に訊くと、ありますよ、と冷蔵庫を示される。土産物と紛れてよく見えなかったが、置いてあってなによりだ。身体が冷えて来ないうちに、さっそくアサヒスーパードライ缶ビール(400円)を4本購入し、みんなで乾杯。
まだ午前9時。今日もわずか2時間しか歩いていないが、まあよしとしよう。この後、今日の予定も確認。9時20分発のバスで那須湯本まで移動し、「鹿の湯」に浸かったら、何処かの店で待ち合わせ(≒風呂上がりのビール)して、11時25分発のバスで「那須観光やな」へ行こうと云うことにする。
ひとごこちついたら雨具を片付け、ふと外を見るともうバスが来ていた。まだ早いかな、と思いながらもひとり乗り込み、念のため発車時刻を訊くと9時10分とのこと。皆には9時20分と伝えていたので、慌てて皆を呼び寄せ(他に客はいないのでさして慌てる必要も無かったが)、無事乗車。さて次は風呂だ。

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雨上がりの2日目は、梅雨の合間にしては予想以上の好天気に恵まれ、両神山の剣ヶ峰からは、奥秩父の端(雲取山)から端(金峰山)まで望むことが出来、間から富士山も顔を覗かせていた。
景色を堪能したあとが今回のメインディッシュ、梵天尾根となる。ネット記録を色々とチェックした限り、ミヨシ岩さえ越えれば大したことは無さそうだと思っていたが、その後も結構、ズッキンバッコンの登り降りの繰り返しが続く(大小合わせて12個のピーク有り)ので楽ではない。さらに、白井差峠に着いたからと云って安心はできない。何故ならば、まだ高度差約800mの下りが待っているのだ。
それでも足を動かし続ける限り、その長丁場も次第に残り少なくなるから不思議だ。中双里には酒屋が無いことは判っていたので、ビールは大滝温泉まで我慢しなくてはならないと覚悟済。余り早くバス停に下っても、暑い処でぼーっと待っているのも辛い。時間調整しながら、ゆっくりと中双里の登山口に降り立った。
偶々傍には、地元のお年寄りの方(後に横山さんと判る)が家の外に出ていて、両神山から下りて来たことや、途中、子熊を見掛けたことなどを話すと、かたやその横山さんが昔、沢から両神山を登ったことなど、暫し世間話をした。小生の場合は、そのくらいでほぼ会話は終了するのだが、げに恐ろしきは、このちゃんのずうずうしさ交渉力。
なんだかんだ話しているうちに(ここから先は、このちゃんだけの独断場、他の者は聞いているだけ)、ビールの話に移り、山から下りて呑むビールは最高だけど、中双里には飲食店がない、自動販売機もない、呑みたいけど残念等々話になる。それを聞いているうちに気の毒に思ったのか、心の優しいその横山さんが「家に缶ビールが有るけど自分は飲まないので持っていくか」と云い出した。どっ、ひゃー。
流石にタダで恵んでもらう訳にもいかないので、幾ばかりかの金と交換と云うことで決着。その後、缶ジュースまでいただくことになった。ビールは(誠に残念だが)冷蔵庫には入っていなかった様子。それはともかく、完全に諦めていたビールが手に入ったことと、そこまで話を持っていった、このちゃんの交渉力に唯々びっくり。もちろん、ありがたく呑ませていただいたのは、云うまでもない(横山さんは空き缶まで引き取ってくれた、誠に感謝感謝)。

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前にも云ったことがあるが(何度だって云うが)、上毛高原駅は立ち喰いそば屋が一軒と、コンビニが一軒だけの寂しい構内である。今では、この界隈の玄関口は水上駅ではなく、ここ上毛高原駅なのに、それにしてはちょっと物足りなさ過ぎないか。電車でやってくる(あるいは、電車で帰る)客を軽く見ているような気がする。みなかみ町も、越後湯沢駅を見習って、思い切って駅ナカに日帰り温泉でも掘ったら如何だろうか。それとも地元の温泉組合に顔向けできなくなるのが怖いのだろうか。
ともあれ、時間があれば、上毛高原駅前に唯一ある蕎麦屋の「天丸」にでも寄りたいところだが、今日は、次の上りまで40分余りしかないため、ちょっと難しい。そうなると、この構内で時間を潰すしかなくなる。そこで、閑散とした駅構内1階の窓際に、白木の無垢材でできたテーブルと椅子が並んだ待合スペースがあったので、切符を買ったら全員そこへ集合。和尚は腹が減ったらしく、駅構内の立ち喰いそば屋で、かけそばを喰ったらしい。さすが、代謝量が違う。あれだけのガタイを維持するには、それなりの食欲なのだ。
テーブルに着いたら、徐にリュックザックから酒ボトルを取り出す。今日、持参したのは「モダン仙禽無垢」という、栃木県さくら市(旧氏家町と旧喜連川町が合併してできた市)にある仙禽酒造のスタンダード。この日本酒のウリは「ドメーヌ化」ということで、仕込み水と同じ水を、稲作に使用した米を原料にしていると云うこだわり。呑んでみると、旨味と酸味のバランスが良く、すっきりした感じ。確かに無垢だ。何杯でもすいすい呑める。
それにしても今日は気温が高かったせいか、白毛門に登っている間で、持って行った飲み物PETボトル4本は、ほぼ全て飲み干した。うち、1本は凍らせて持って行ったのだが、大正解だった。4月頃までは、飲んでもせいぜいボトル1本ぐらいだった。日に日に暑くなる、これから先が思いやられるが、それに比例してビールも美味くなるので、それはそれで仕方が無い。
これからはビールの季節。そうだ、もし、日帰り温泉が難しいのであれば、みなかみ町の地ビール、「月夜野クラフトビール」とコラボして、ビヤホールでも造ってくれれば、それでもいい。ビヤホールこそ、駅ナカに相応しいはず(ドライブインには最も相応しくない)。そうすれば我々も、売り上げに貢献するため、年1回か2回は来るのは間違いない(大した貢献ではないけれど)。是非、一考願いたい。 

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茂来山はスッキリとした良い山だった。昨日に続き、今日も誰にも会わない。下りは霧久保沢か槇沢の何れか。霧久保沢コースは北斜面で雪たっぷり。その雪にはトレースが無い。雪はまだ腐っていないのでチェーンスパイクでも問題なさそうだが、土地勘が無いので沢ルートは少々自重。尾根伝いの槇沢コースをチョイスする。
最初のうちは細い尾根歩きが続くが、途中からやはり沢に下り始めることになる。沢は西を向いているので雪は殆ど無い状態。そのうち車道に出れば、あとは黙々と里に向かって下るだけ。途中、松茸山があって(ちゃんと標識にそう書いてあるのは、果たして泥棒除けになるのか、泥棒を挑発しているのか判らない)、立派な監視小屋まであった。松茸の季節に「相木荘」へ来るのも良さそうだ。里に近付くにつれ、民家や別荘の様なものは現れるものの、目ぼしい建物が無いので、結局、国道299号線まで出て、タクシーを呼ぶこととなった。
羽黒下駅まで行く途中、少々手前に良さそうな外観の蕎麦屋があった。タクシーの運転手も太鼓判を押すが、残念ながら列車の時間まで20分余りしか無いため、諦めて駅へ到着。さて、どうするか。同じタクシーの運転手が、そのまま駅前で客待ちしていたので、酒屋の在処を訊くと「それです」と、指の先に目をやればキリンビールの看板。いいところにあるなぁ。
看板に免じて、そそくさと「キリン一番搾り」を仕入れたら、無人の改札口を通ってホームへ。ビールを呑むには、待合室なんかより、やっぱり明るいホームが良い。今日はだいぶ陽気が良くなってきた。登頂を祝して乾杯。やはりビールは、太陽の下で呑むとひと味違う。

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この季節、勝沼ぶどう郷駅は結構、利用客が多い。ぶどう狩りの客に加え、今日は我々以外にもシャトールミエール帰りの客もいるので、かなりの賑わい。ホームのベンチはもちろん、多くの客が立ったまま上下線の列車を待っている。
まだ日没前、いつもながら、このホームからの眺めはすこぶる良い。ホーム西側の、甲府盆地とその上にそそり立つ南アルプス(残念ながら今日は霞んで見えないが)の大展望は云うに及ばず、東側の甲州高尾山から源次郎岳に連なる峰々も、スケールは小さいながらも味わいある眺めである。
東側に見える山の主役はやっぱり甲州高尾山だろうか。いわゆる「へ」の字を左右反転させたような形に見えるので、一度覚えたら忘れない。実はこの逆「へ」の字の形容は、実業之日本社刊「甲斐の山旅・甲州百山」における蜂谷緑氏の紀行文からの受け売りである。何故か度々、山火事が起る不遇の山だが(最近では2009年)、そのお陰で山頂からの眺めは良い。
この頃は甲州高尾山を差し置いて、その北側にある棚横手が「山梨百名山」に認定されてしまったせいで(何故、棚横手が選ばれたのか解せない。山頂そのものだってぱっとしないし、「県民に親しまれている、全国的な知名度がある、歴史や民俗との関わりがある」との選定基準に相応しいとも思えない)、人気度はいまいちのようで、棚横手まで登る尾根上の通過点にすぎなくなった感がある。時として、山は人間の気紛れに翻弄される。
ともあれ列車が来るまで多少時間があるので、酒を取り出してホームに座り込み、甲州高尾山を眺めつつちびちび呑む。少なくとも、酒の肴には十分なりうる。酒を呑みながら、さて立川に着いたら何処で仕上げるかと考える。それもまた、肴のひとつだ。

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