山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2020年08月

蔵王山(熊野岳)を敗退した後のこと。ロープウェイを乗り継ぎ、山頂駅から宿に戻ってリュックサックを置いたら、着替えだけを持って風呂へ行くことにした。蔵王温泉郷にはいくつか共同浴場や日帰り温泉、スーパー銭湯などがあるが、最も近くにある「新左衛門の湯」なる日帰り温泉施設へ向かう。
5分足らずで到着。半分が土産物屋になっている。先ず靴を脱いだあと、ここは券売機で入浴券を買って入る方式。Web割引クーポンを持っていたので(750円が700円になる)、券売機の釦に「700円」という文字が見えたのでそれを押すと「会員券」が出てきた。
700円に間違いはないさと、そのまま渡すと係員が「割引券と会員券とは違う」とややキレ気味。文字が読めないのか、と云いたげ。でもここは日本人以外も客もわんさかやってくるようなので(台湾系がかなり多い)、間違える客も多いはず。
小生以外もなぜか皆さん、会員券を買ってしまう。係員はその度に「違う」と連呼し、でもまあいいでしょうと苦々しく云いつつ結局、そのまま皆の券を受け取った。そんなに間違えられるのが嫌であれば(連呼する暇があれば)、「何故、客は間違えるのか」をよく分析して、対策を講じるべきと思うが如何。
風呂場は地下階。若者スキー客が目立つ。ひと風呂浴びてさっぱりしたあと、1階の食事処へ行ってみると(別にある休憩処は駅の待合室的で何となく落ち着かない)、営業開始は17時30分からだと。日帰り温泉の食事処で中休みがあるのは、かなり珍しい(この頃「瀬音の湯」もそうなった)。顧客満足度よりも料理人満足度を重視しているんです、と受け取れる。
休憩処にはビールの自動販売機が無いので、靴を履いて土産物屋の方へ行くと地ビールが置いてあり、やっとこさゲット。でもまた靴を脱いで休み処へ戻る気もしない。ビールを持って宿へ戻った。お湯そのものは良かったが、色々と残念なことが多い日帰り温泉だった。

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今回は、3シーズン前に登頂を果たせなかった蔵王山のリベンジ。ついでにスノーモンスターも見てみようと厳冬期にプランしてみた。ところがところが、今年は希にみる暖冬でスノーモンスターは全く未発達。ロープウェイで乗り合わせたベテランスキーヤー(指導員?)曰く、1月中旬までは順調に育っていたがその後雨(!)が降って全部融けてしまったとのこと。不安定な天気が続いているようだ。
山形駅からバスに乗り、蔵王温泉にある今宵の宿で余計な荷物をデポした後、ロープウェイの山麓駅へ向かう。前回は待ち時間無くロープウェイに乗れたが、今日は行列が出来ていてなかなか動かない。結局、1時間待たされた。行列に並んでいる客は、何だか外国人がいっぱい。ヒジャブを被っている女性もチラホラいる。皆、特にスキーをやる訳でもなく山頂駅まで行って、(残念ながら貧弱な)スノーモンスターを見るのが目的のようだ。
山頂駅は気温は-5℃。外へ出ると、少なくても風速10m/s(瞬間的に20m/s)位はあるので、目出し帽とゴーグル無しには即、撤退する状況。無防備な者は、せいぜい地蔵像まで往復するぐらいしか出来ない。
ほぼホワイトアウト状態だがとりあえず地蔵山へ向かうと(山行記録はこちら)、湿気が高く眼鏡が忽ち曇って前が見えない。湿気がゴーグルに付くと霜になって更に視界を悪化させる(過冷却の水滴が凍り付くような状態)。等間隔に立っている、微かに視認できるポール(何れもミニモンスター化)を辿り、何とか避難小屋(らしき氷の塊)に着き、もう熊野岳山頂は目と鼻の先の筈だが、この先に自信が持てず敗退することにした。今回、スマホのGPSアプリを持参しているものの、素手かタッチペンで操作すること自体、甚だしく難儀なのではっきり云って役立たずだ。
復路も同じくらい時間が掛かり(時々、ポールを見失うので)、何とか山頂駅に戻ると時間は15時30分、スノーシューを外しただけでそのまま「レストラン山頂」へ。店内には所在無さげな客で溢れていて(何せ暖かいのはここだけなので)、雪ダルマになった我々に皆、ギョッとする。
とにかく喉が渇いたのでビールが呑みたいと注文しようとすると、なんと「営業は終了しました」とのこと。マジか! 仕方なく、そのまま悶々としてロープウェイ乗り場へ向かった。

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この頃、地元の情報はネットから得ることが多くなってきた。特に、何処何処に店がオープンするだの、かの店が閉店する等の情報は結構有益だ。「にしだ場」という居酒屋が三郷駅前に出来るという話についても、勿論、ネットでも目にしていたものの、実はそれ以前から駅前を通る度に内装工事の進捗具合を目にしていたので、カミさん共々、開店が楽しみだった。
居酒屋「にしだ屋」チェーンは最近、埼玉県内や東京都下に店を増やしているようで、新秋津駅前にある店に一度入ったことがある。
今回は、仕事帰りにカミさんと待ち合わせて入ってみた。開店してまだ1週間しか経っていないので客の入りはこれからだと思っていたが、入ったのが19時30分を過ぎていたせいかテーブル席はほぼ埋まっている状態。4人掛けテーブルが一つ空いていたが、お二人様はカウンター席でお願いしますと。
厨房がオープンになっているので、誰が何をやっているのかは一目瞭然。オレが頼んだ料理は彼奴がやっている、等と直ぐ分かってしまう。それがこの店の特徴でもあるようだ。従業員に日本人は何人かいるが、半分以上は東南アジア系外国人のようだ。皆、若い。
フィリピン人だろうか、それともミャンマー人か。賑やかなので話し言葉は殆ど聞き取れない。二人いる焼き方は何方も東南アジア系、一人は新人のようで、もう一人が何やら厳しく(?)指導している。彼らはここで得たスキルをどう生かすのだろう。キャリアパスは会社が用意してくれているのだろうか。・・・などと、ビールを呑みながらつい妄想に耽ってしまうのは、料理人の顔が見えるせいだろう。彼らを眺めている分、酒のつまみは少なくて済んでしまうようだ。

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「しんばし和寿」でスッポンを堪能したあと、しかし呑みがやや足らないということで皆の意見が一致したので、新橋の居酒屋街をぶらぶら。流石、高級割烹から場末の居酒屋まで、有象無象の飲食店が犇めき合っているのが新橋、人出も相変わらずである。
アユラシが当てがあるというので付いて行くと、懐かしの「炉ばた武蔵」だ。ここはかれこれ40年前から通い続けている(最近はやや足が遠ざかっているけれど)、馴染みの店である。一時期はそれこそ週に2、3回ぐらいは来ていたし(その頃は金が無くなるまで毎日、新橋の何処かで呑んでいた)、来ると会社の同僚の誰かしらが先に来ていて呑んで居たものだった。
新橋に「武蔵」は2軒あって、烏森神社に近い店が「新橋店」、入ろうとしているこちらは「新橋烏森口店」で、ちょっとややこしい。こちら「新橋烏森口店」は4年ぶりだ。まだ20時過ぎなので最も混んでいる時間帯、空いているとしたら超ラッキーだが、入ってみると丁度帰ろうとしている小上がりの客がいて、ほんの少し待つだけで済んだ。結果オーライな我々。
この店は、囲炉裏形式のコの字カウンターが雰囲気良いし、その分人気も高い。一方、テーブル席も小上がり席も立錐の余地がない程の賑わい。隣や後ろの席の人と、肩や背中が擦れ合うような状況なので、身振り手振りの激しい客が隣り合わせ背中合わせだとトラブルになりかねない。
また生ビール(中ジョッキ540円税込、以下同様)で乾杯して、グビッと呷る。つまみには、出汁巻き卵、さつま揚げ、みょうが梅肉和え、ネギま(2本)を2皿、穴子天ぷらを注文。これらが全て、300円という感激プライス。これで客が入らない訳がない。
新橋の居酒屋も、この39年で随分変わってしまったし、昭和な居酒屋もどんどん消えていったが、ここ「武蔵」は頑張っていてくれて頼もしい。今度は開店直後(開店は16時)にやってきて、「炉ばた」に座りたい。

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この頃、和尚は頻繁に都心にやってくる用事があるようで、その帰りに一杯やろうという誘いのメールがある。今回は何故か「スッポンを喰おう」という話に転んだ。
すっぽんは、アンコウやフグと並んで鍋用の高級食材として確固たる地位を確保しているようだが、そもそも何故すっぽんが高級食材なのかがいまいちよく判らない。供給が需要に追い付かないということも無さそうだし、そもそもそんなに需要があるシロモノなのか。
個人的には、すっぽん鍋を喰った経験は1回しかないが、もうだいぶ昔の話のせいで、美味かったかどうかの記憶も定かでは無い。その頃と舌の嗜好も違ってきているだろうから、多少興味深く思いつつ、また都心に出かけた。
場所は新橋の「しんばし和寿」。駅を出て、レンガ通りに出る直ぐ手前にある雑居ビルの2階。勿論、初めての店。入口が小じんまりとしている分、店内は奥に長い。カウンターと4人掛けテーブル一つ分が店の幅で、奥には小上がりもあるようだ。場所柄、客層はほぼ100%、さらりーまん。
4人揃ったところでコースのスタート。「1匹で15,600円」というちょっと風変わりなコースで、これを2人で喰えば1人7,800円だが、4人で分ければ3,900円になるというスタイル。(和尚と違って小生は)別に量にこだわらないので、これでも十分だ。
生き血、きも等の刺身から始まって、唐揚げ、鍋、雑炊に至るまで、すっぽんのオンパレード。すっぽん好きには堪えられないのだろうけど、小生は、こんなものだったかなぁと、ん十年前の朧げな記憶と比較しながら喰い進める。そして仕上げの雑炊。個人的に、鍋用高級食材が高級である所以は雑炊で判る、と信じているので、そう思いながら喰うと、このあいだのあんこう程ではないが、上品な旨味でまずまず満足できた。これで3,900円ならば又来てもいいが、7,800円だったらちょっとビミョウだ。

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今日の山行には不参加で「一福食堂に行けなくて残念」と云っていたWoodyさんから、演奏会で中野まで来ていて、終わったら立川までやってくると連絡が入ったので、然らばと我々も「一福食堂」を後にして上野原駅に向かう。
既に薄暮も過ぎたようだが、それでも空には微かに明るさが残っていて、鶴島御前山のシルエットが浮かび上がって見える。こんな時間帯が、上野原駅のプラットホームに相応しい感じがして好きである。突然、眩しいヘッドライトを放ちながらE353系が通過していった。
高尾駅で乗り換えて、立川駅で下車。改札口で首尾よくWoodyさんをピックアップ。さて何処へ行きますか、偶には「弁慶」だっていいと思うけれど、Woodyさんは「もう飽きた」と仰るので南口へ向かう。行き当たりばったりでいこうと、先ずは手近な「だるま」を覗いてみると、空いているというので入ることにした。
ここは、いつ来ても変わらぬ雰囲気で、なんとなくホッと出来る。リュックサックを入口付近に山積みしたら、もう競馬中継の時間ではないのでギャンブラーはおらず、一番奥のテーブルへ案内される。駆け付けビール(サッポロ黒ラベル大瓶630円税別、以下同様)で再会を祝して乾杯。
つまみは各自が好きなものを注文。だいぶお腹がいい具合の小生は、鯨ベーコン(580円)にした。でも腹を空かせたWoodyさんの為に、アジフライ(420円)も頼んだ。他にはカツオたたき(???円)、厚揚げ(330円)など。料理はどれも昭和な味。昭和といえば、神田の「大越」も、稲田堤の「たぬきや」も、高尾の「あさかわ食堂」も(最近で云えば所沢「百味」も)無くなってしまった。ここ「だるま」はいつまで残っていてくれるだろうか。

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いつも「秋山温泉」の送迎バスは、我々にとって間の悪い時間帯に発着するので、今日もタクシーを呼んで上野原駅北口の「一福食堂」へ向かう。道中、タクシーの運転手が我々より以前に乗った客のこととして、行先を「上野原駅」と告げた後、暫くして「一福食堂」と付け加えることの善悪についてひとくさり話していたが、何を云っているのか良く判らなかった。
単に「上野原駅」だと南口へ向かうことになるが、「一福食堂」だと北口なので経路が変わるのは確か。「上野原駅南口」へ向かっていたあと、到着直前になってから「一福食堂」と云うと運転手は戸惑うかも知れないが、それでもメーターを倒したままだったらその分余計に料金が掛かる訳で、その分、儲かるだろうし。結局、運転手の云い分は聞き流した形で「一福食堂」に入った。
今回は「一福食堂」がメインディッシュなので、山と温泉は、前菜とかサラダのようなもの。なおちゃんに予約を入れて貰っていたので、今日も2階へ通される(この頃、1階で一杯やることがすっかり無くなった)。他にも予約が入っているようで、若女将に「狭くてすみませんね」と一番手前の部屋に案内される。確かにこじんまりしているが、かえって居心地がいいかも知れない。
先ずは駆け付けビール(大瓶580円)と餃子(440円)を注文。そのあと、メニューをひと通り眺めてから、部屋のインターフォンで牡蠣のソテー(???円)、バジルかつ(700円)、モツ煮(550円)、いか刺(480円)を注文。ここの牡蠣は大ぶりでプリプリ。牡蠣は勿論、生でも蒸しでもフライでも美味いが、ソテーの美味さはこの店で知ったような気がする。バジルかつは初めて。タルタルソースがたっぷりで嬉しい。呑みものは、ビールの後はワインへ。
締めは、牡蠣のカレー焼きめし(970円)と牡蠣のペペロンやきそば(970円)。何方も、有りそうで他所ではなかなかお目に懸かれない一品。どうもこの頃、ここの料理の虜になりつつある。

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今は世界中から輸入されるせいで年中喰えるものの、それでも寒くなると不思議と牡蠣が恋しくなってくる。牡蠣で思い出すのは、「山から下りたら」で云えば「一福食堂」だ。海産物の流通技術は日進月歩なので最早、海に近ければ美味い牡蠣が喰えるとは限らないし、逆のことも云える。
ということで、今回は「一福食堂」に行くためのプランを捻る。上野原駅界隈には風呂が無いから何処か途中で入る必要があり、それに適しているのは「秋山温泉」、というかここ以外の選択肢は電車移動になってしまうので、比較が難しい。
次に「秋山温泉」へ下りて来る山を考えると、これまた選択肢が限られていて、直接歩いてやって来るか、上野原・無生野線の路線バスを使うかだが、後者は本数が少ないので使い勝手が悪い。而して直接の山となると、秋山川右岸の山か左岸の山に絞られる。
右岸の山は阿夫利山ぐらいしか目ぼしい山が無く、それこそ1年前の「秋山温泉」+「一福食堂」パターンそのもの。左岸の山となるとデン笠か。ここもかれこれ14年前の山行で(逆コースながら)トレース済みだったが、小生以外は未経験なのでここを落しどころにした。
デン笠へは、四方津駅から大丸を経由して行ってみた。天気は良いが、日影はしんしんと冷える。新大地峠を越える立派な林道はすっかり出来上がっていたし、デン笠に至る尾根にも新たな林道を敷設中で、景色が変わっていた。
「秋山温泉」に着くと、駐車場はそこそこ車が停まっていたが館内はスカスカだった。程よく温まった後は2階の食事処へ。おつまみセット(700円)を注文。生ビール470円なので、おつまみだけで230円とお値打ちだった。でもそんな恩恵に与っているのは我々だけのようだった。

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塩山から高尾まで戻る途中で雪は霙に、その霙が雨に変わり、高尾ではもう小雨程度。中央線を60km以上も移動すると、景色も天気もそれなりに変わるが、今日は劇的だ。高尾駅を降りて行き着く先はいつもの「たまの里」。ずいぶん暫く来ていないと感じたが、調べてみればたった半年ぶり、錯覚だった(または呆け?)と判る。
暖簾を潜って入ると、相変わらずの賑わいぶり。4人掛けのテーブルは全て塞がっていたが、偶々目の前の4人掛けテーブルに座っていたひとり客が、気を利かせてくれてカウンター席へ移動してくれた。有難くそこに収まらせてもらう。
隣のテーブルも山帰りの集団で、訊けば地元、八王子の山の会とのこと。このグループはもう大分良い調子になっていて、店内で際立って賑やかだ(特に、ひとりの地声がやけにデカい)。釣られてこちらの話し声も自ずからデカくなってしまうが、そのうちその集団も帰っていったので、突然、平常状態に戻った。
こちらも2軒目(電車の中を入れれば3軒目)のはしご酒なので、それなりに良い気分、ビールは止めて最初から日本酒。いつもだったら取り揃えられた中からその日の気分で地酒を選ぶのだが、この陽気では熱燗(小徳利360円)をもらうしかない。グビッとやると、五臓六腑に沁みる~。
熱燗と来れば鍋。そんなに空腹ではないので、ちゃんこ鍋(800円)を1人前だけ頼む。他には、いつもの海鮮サラダ(440円)とカキフライ(5個600円)、揚げ出し豆腐(470円)を頼んでみた。熱燗で温まってきたので、その後は青煌(???円)をひやでやる。
この店のちゃんこ鍋はたぶん、季節限定。初めて食べたが、結構ボリュームもあってコスパが良い。冬は鍋に限る。やはり今宵も蕎麦までは辿り着かなかった。

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「大菩薩の湯」で温まった後は、路線バスに乗って塩山駅へ向かう。地元の方と思しき人が数人、乗っては降りていった。我々以外に山姿はいない。雪がしんしんと降り続けているなかを滑るように走り、あっと云う間に塩山駅南口に到着。
次の列車までちょっとだけ時間があるので、駅構内にあるKIOSK兼甲州市観光案内所(っていうスタイルは珍しくないか)に入って少々物色。「金精軒」の「生信玄餅」を買おうか、「山の湯宿はまやらわ」の「名水わらび餅」を買おうかと暫し迷ったが、やはり何方も買わないことにした。何れにせよ全部カミさんに喰わせるのは身体に毒だ。
ホームに降りると、やたらに冷えてきた。雪は一向に降り止む気配が無い。15時54分発の高尾行に乗車。持参した日本酒を取り出し。チビチビと呑む。つまみはチーズ系が2種類。ワインにも日本酒にも合うせいか(もちろんチーズの種類にもよるが)、我々の山の会では、特に申し合わせが無いとチーズ系つまみがダントツに人気が高い。
塩山駅を出ると直ぐに進行方向を南に取るので、晴れていれば甲府盆地の奥に白根三山が見えるはずだが、今は低い雲で煙って甲府盆地の僅かしか見渡せない。塩ノ山だけがぽっかりと浮き出ている。新大日影トンネルに入るとそれも終わり。
新深沢トンネルを抜けて甲斐大和駅に着くと、心なしか降雪の勢いが増した感じがする。笹子トンネルを抜けると笹子駅。何故か、明らかに笹子駅辺りが一番雪が多い。笹子駅の標高602mは、塩山駅の410mよりも高いので、ある意味当然だが、甲斐大和駅(677.7m)より雪が多いのはやや解せない。とかく、国中と郡内で気候が違うことが間々ある。

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当初の計画では、柳沢峠をスタートし、ハンゼノ頭、藤谷ノ頭を経て、赤岩御殿に登ってみようとしたのだが、タクシーで柳沢峠に降りた段階で思った以上の降雪。ならば無理をせず、是々非々で行けるところまで行ってみようということになった(山行記録はこちら)。何故か、柳沢峠にやって来ると雨か雪のことばかり。今日も、柳沢峠茶屋は開くことはないだろう。
まだ降り始めなのでそれ程積もってはいないが、それでもトレースの無い径を歩くのは気分がいい。いつの間にかもう、柳沢ノ頭に到着。ここから尾根を辿り、ハンゼノ頭までは一投足である。ここも本来は眺めが良いはずなのだが、不思議といつ来ても全く視界が得られない。ここで単独行氏がいたが、今日出会ったハイカーはそれで全て。こんな天候ではこんなもの。
この先を進んでも、何れ戻って来る必要があり余り気が乗らないので、鈴庫山までで止めて、今度は柳沢峠の東側へぶらぶらと歩く。雪は降り続いているので、積雪量も増え続いているようで、段々ラッセルをしながら進むようになってきた。程々楽しんだところで柳沢峠へ引き返し、タクシーを呼ぶ。青梅街道は基本的にいつでも走行可能なので助かる。
「大菩薩の湯」に到着。やってきたのは2年ぶり(前回はこちら)。朝ここを通過した時には雪は降っていなかったが、今は降っていて積もり始めている。そんな天気のおかげで、風呂場も休憩所も客はかなり疎ら。程よく温まったら、食事処に陣取り生ビールを注文。
前回と同じ店員だったが、さしてサービスの良さは感じなかった。気のせいだったか、それとも前回は余ほど資金繰りに瀕していて、地獄に仏、我々が大黒様に見えたのか、あるいは今回は借金取りに追われていて気もそぞろだったのか、は定かではない(単なる妄想です)。

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2年前に引き続き、太田記念美術館へやって来た後は表参道をそぞろ歩き。この通りにやって来ると、東京にあって東京らしくないというか、混沌とした雰囲気が無く、パリの街並のような統一感が感じられる。それは年々強まっているような気もする。
考えるに、恐らくそれは建物の高さが(パリほどではないが)だいたい揃っているように見えることと、通り全体の色のトーンがそれ程ケバケバしくないと感じるせいだろう。何故か、欧米系観光客も目立つ(というか、しっくりくる)ので、さらに統一感も感じる。
しかし実際の建物や看板を見ると、そんなに控えめな色ばかりとは限らない(昔からある中国的アンティークショップしかり)のにそう感じるのは、やはりケヤキ並木の存在なのだろうと思う。今はすっかり葉を落としているので、益々モノトーンさ加減があって落ち着いた雰囲気だ。
雰囲気は良いが、さして小生の物欲を刺激するようなシロモノは見当たらないので(しいて云うと寄ってみたいのは新潟県のアンテナショップ「新潟館ネスパス」ぐらい)、そのまま青山通りまで出る。カミさんが、喉が渇いたのでお茶がしたいというので付いて行く。奇抜な建物の「プラダ」には中国系観光客が群がっている。
目当ては、ヨックモック青山本店にある「ブルー・ブリック・ラウンジ」。入ると、順番待ちの列。恐れていた通りだが、女子率が極めて高い。待ったのは20分ぐらいか。やけに気取った店員がやってきて、店内とテラスと何方が良いかと問われたので、外を所望。
今日は天気が良いので、それほど寒くは無い。それでも輻射式のタワー型ストーブがあると暖かい。コーヒーでも良かったが、メニューを見るとシードルがあったので頼んでみた。北千住や浅草辺りで呑むようなシロモノではないけれど、南青山にはマッチする感じがした。

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葛飾応為の「吉原格子先之図」が2年半ぶりに公開となるとの情報を得たので、成人の日に勇んで「太田記念美術館」へ行ってみた。着いたのはおよそ開館30分前だったが、既に行列には数十人が並んでいるし、我々の後にも見る見るうちに行列が伸びていく。
今回は「肉筆浮世絵名品展」という特別展なのだが、大部分の客が「吉原格子先之図」目当てであるのはほぼ間違いない。この人気ぶりは、TVドラマにもなった朝井まかての「眩」のお陰なのか。開館時間に伴いぞろぞろと列が動き始める。
受付で金を払ったら真っ先に「吉原格子先之図」へ押し寄せる。展示室の正面にあるから間違えようがない。それにしても、なんと小さい絵であることか。二、三人が群がったら、もう他の人間は見ることが出来ない。漸く自分の番になって顔を近づけてみると、やはり普通の浮世絵ではないと判る。
とりあえず「吉原格子先之図」だけ見たら、今日は特別展のスライドトークがあると聞いていたので地下一階の視聴覚室へ向かうと、既にほぼ満席状態で何とかぎりぎり椅子を確保。開館と同時にまっしぐらにここへ来た客ばかりのようだ。我々の後からも続々と客が入ってきて、皆、立ち席。息苦しいほど、文字通り立錐の余地もない状態となって、スライドトークが始まった。講師は、太田記念美術館主幹学芸員の渡邉晃さん。この2年間、度々掛かってくる電話は全て、葛飾応為の「吉原格子先之図」はいつ公開されるかの問い合わせだったそうな。
太田記念美術館を出て、やっと人いきれから解放されたら空腹を感じた。表参道はごった返しているので裏道へ逃げる。以前、若者が群がっていた「THE ALLEY LUJIAOXIANG」は閑古鳥が鳴いていた(閉店は時間の問題か)し、「Zip Zap」は潰れて別の店になっていた。この界隈の時間の進み方は速い。
空いていそうだったので、「穏田一甫」という居酒屋に入ってみた。勿論、ランチタイムなのだが、ビールを頼むついでに、何か一品料理が無いか無理を承知で聞いてみると、刺身と牛すじ煮込みを出してくれた。それならばということで日本酒も注文。気が利いた良い店だ。

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長野からの帰り、大宮に17時46分着。明日も休み(成人の日)だし、小腹も空いてきたし、WoodyさんもOKと云うので、やっぱり大宮駅で下車してちょっと寄り道することにした。「呑み」よりも「喰い」をメインに考えるならば・・・、ということで入ったことが無い中華店をチョイス。
場所は南銀通りから左に入ったところ。店に入るとそれなりに広い。50席ぐらいありそうだが、そのうち半分以上の席は埋まっている状態。広い割に、中国系女性店員(女将?)がたった独りで右往左往している。なので、声を掛けてもなかなかやって来ない。あっちこっちに「順番で」と云うので、新規客の番はだいぶ後のようだ。気長に待つ。
メニューを見る限り、単なる餃子屋ではない。料理の品数は随分と豊富だ。漸く店員がやって来たので、先ず生ビール(480円税別、以下同様)を注文。とくれば、餃子も必要。焼き餃子(680円)とエビ蒸し餃子(480円)とエビ蒸し餃子(480円)を注文してみた。餃子は独特な香り。五香粉か。それともパクチーそのものか。
その後は、メニューにあったので火鍋(スープのみ800円)を頼んでみた。日本で火鍋というと大抵、四川風なものばかりだが、香港やシンガポール、クアラルンプールなどで食べた限りピリ辛は少数派で、白湯や鶏ガラスープ、魚介系スープなど様々。気候が暑くても、火鍋は美味い。
ここには麻辣か、薬膳か、豆乳スープしかないので、薬膳スープをチョイスしてみた。あとは豚肉やら野菜やらを適当にトッピング。薬膳はなかなかいい味出しているが、南の国の火鍋に比べるとやや平板的かな。そう云えば、東南アジアでトッピングというと、湯葉(おそらく由来は中国)が思いの外ポピュラーだが、日本ではまず見掛けないシロモノ。何だかあの、やや分厚くって歯応えもある湯葉が、猛烈に食べたくなってきた。

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蕎麦屋「うずら家」は、今日も相変わらずの人気ぶりだった。こんな季節、こんな天気でもこうなのだから、行楽シーズンはどんな状況なのか、想像するのが怖くなる。ともあれ、今回も存分に美味い酒と美味いつまみ、美味い蕎麦をいただき、大、大満足である。
さて未だ午後1時。次は、今日は思った以上に汗を掻いたので(特に、鏡池からの林道がやや上りでしかもぷちラッセルとなり結構、扱かれたので)、温泉に浸かってさっぱりしたい。最寄りは(というか他に選択の余地が無いので)、やはり2年前に入った「神告げ温泉」となる。
辿る道(たぶん昨日、和尚が飯綱山から下りてきた道)は、車に踏み固められてコチコチ。酒が入って足元がやや覚束ないものの、水平移動なので転ばずに歩くのはそれほど厄介ではない。中社付近は観光客も多いのに、一歩こちらに来ると途端に人影が疎らになる。
建物に入ると、さして広くないところに土産物などが所狭しと並べられているので、何となく雑然としていて公共施設とはちょっと違う雰囲気。受付で入浴料600円を支払ったら、奥の風呂場へ向かう。さして広いわけではないけれど、先客はスキーでやって来たと思しき若者が数人程度だったので、すんなりゆったりと入れた。外が雪景色なのはいい気分。
お食事処へ戻ると、炬燵だけは占拠されていた(残念!)が、テーブル席は何処でもどうぞ状態。さっそく生ビールを注文し、また暫しまったりする。御朱印集めに夢中な女子連は、生ビールには目も呉れずにとっとと出ていき、御朱印には全く興味が無いWoodyさんと男子2名、お休み処でのんびりした。つまみに頼んだ鶏の唐揚げ(山賊焼き?)が、何気に美味かった。

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戸隠2日目は天気予報通り、曇り時々小雪が舞う状況。でも今日はほぼ水平移動なので(というつもりだったが、意外に奥社まで登りでがあった)、天気は問題ない。戸隠神社奥社入口まで、「白樺荘」の若旦那に送ってもらう。
昨日、戸隠スキー場から飯縄山を往復した限りでは感じなかったが、奥社の参道杉並木の雪はだいぶ少ないようで、踏み固められてコチコチ状態。滑って怖いことは無いものの、歩き難いので途中からはアイゼンを履くことにした。客はチラホラやって来るけれど、アイゼン無しに奥社までは難儀そうだ。
戸隠神社奥社は、実際に行ってみると山頂のすぐ直下にある感じ。この時期では難しいけれど、無積雪期であれば大して扱かれずに登れそうに見える。戸隠山は、祭神の天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が投げ飛ばした天の岩戸そのものらしいから、出来るだけ高い処に奥社を建てたかったのも頷ける。
奥社参拝の後は、鏡池へ回ってみた。ここから見上げる西岳はなかなか見事なのに、我々以外ひとっこひとりいない。鏡池から先はスノーシューで峠越え。もうすぐ昼時、蕎麦屋の混み具合が気になりだす。「うずら家」は2年前に寄っていたので、別の候補をいくつか調べてあったが、皆、「うずら家」に行きたそうだったので、ならばとスノーシューを脱いだら一目散に向かう。
今日も変わらぬ繁盛ぶりだったので、8人で纏まって入るのはなかなか難しい状況。しかし、ホスピタリティの高い店員が上手くあしらってくれ、何とか揃って収まった。さっそくビールで乾杯。その後は日本酒、「佐久の花」をいってみる。各自、おもいおもいのつまみを注文。個人的には、岩魚の焼き枯らし(700円)がお気に入りである。そして締めはやっぱりざるそば(つゆそばが好きなWoodyさんは、とり南蛮)。戸隠独特の、ひと口サイズずつ束ねた盛り方は「ぼっち盛り」と云うらしい(長野駅前にあった蕎麦屋「ぼっち」の語源はこれだったのか!?)。やっぱり喉越し抜群なので、残り7人で大ざる2枚はあっと云う間だった。

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1泊2日の戸隠ツアーを計画するに当たり、何処へ泊まるか選択肢はいくつもあったが、結局のところ車で送り迎えしてくれるという点がツアーコンダクターなおちゃんとしてはポイントが高く、今回の宿泊拠点も2年前と同様、ペンション「白樺荘」で決まり。朝、長野駅からバスで到着し、余計な荷物を宿にデポしたら、早速、戸隠スキー場まで送ってもらう。
目出度く飯縄山登頂を果たした後は、「シャルマン戸隠」でお疲れさんビールを呷ってからまた、送迎車で「白樺荘」へ戻る。この時期、宿泊客の大半はスキー目的だが、珍しく我々以外に飯縄山に登るご夫婦もいた。ここ数日間は悪天候だったので(そのお二人はおかげで一週間も滞在したと!)、快晴の今日は満を持して登ったとのことだった。
部屋は、前回は別館だったが今回は本館の2階。荷物を整理したら、2年前の記憶を辿りながら、別館にある風呂場へ向かう。ここはペンションにしては、ゆったり大きい風呂場なので寛げる。ほんのちょっとだけ長風呂。さっぱりしたら、皆が持ち寄ったワイン、日本酒、つまみを並べて、暫し部屋呑みで、うだうだする。ひと仕事(?)終え、さっぱりして呑む酒で、身体も弛緩し頭も空っぽになったこのひと時が気持ちイイ。
夕食時になったので、ゾロゾロと1階の食堂へ移動。さて呑み物は何を頼もうかと考えていた時、なんと、との~からのサプライズ酒の置き土産があって皆、吃驚。とても呑み切れない量だったので、奥のテーブルで盛り上がっていた、某会社のスキー部の集まりにお裾分けした。2年前の料理は和洋折衷だったが、今宵は和食中心だった。その2年前、給仕をしてくれた可愛い娘さんがいたが、既に人見知りする年頃になってしまったようで、最後まで顔を見せなかった。
この宿の裏手には、水芭蕉が咲く湿原があると云う(この宿のポスターにそんな写真がある)。今度は、水芭蕉が咲き乱れる頃に来るのも良さそうだ。

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年明け最初のスノーシューツアーは、戸隠神社奥社。でもそれだけじゃ勿体ないので、ついでに2年前に引き続き飯縄山にも登ってしまおうというテンコ盛りプラン。奥社は天気が悪くても行けるが、飯縄山はそうはいかない。天気がどうなるか注視してみると、どうやら1日目は良い天気になりそうなので奥社は翌日へ回すことにした。
先ずは戸隠スキー場のリフトを乗り継ぎ、瑪瑙山まで一足飛び。積雪はそこそこある。もはや勝手知ったるルートなので、ここからは各人ラッセルを交代しながら着実に進む。途中、雪上訓練中の若者2人組を見かける。こんなところで訓練になるのかしらん。
先行者のトレースはあるものの、本来のルートからずれたりしていて惑わされる。途中で和尚のサプライズ登場があったりして、楽しく登ることができた。やはり軽量級女子のスノーシューと重量級和尚のワカンとでは沈み込みにだいぶ差があるので、女子連(+Woodyさん)はずんずん進み、和尚はどんどん置いて行かれてしまう。
飯縄山の山頂はほぼ360度の大展望。目の前の志賀高原、北アルプスは云うに及ばず、南アルプス、八ヶ岳も、そしてその八ヶ岳の左に富士山(地図を確認した限り、凡そ160km離れている)も視認できる。東は、少なくとも浅草岳、守門岳辺りまでは見えているようで、頗る見通しが良い。
眺望をたっぷり楽しんだ(珍しく30分以上もいた)後は、南峰を経て下るという和尚と別れ、我々は再び瑪瑙山を経由して戸隠スキー場の端っこを淡々と下る。戸隠山と高妻山がどんどん高くなる。概ね平坦になったところがレストハウス「シャルマン戸隠」。早速テーブル席を確保して、ウェアを脱ぐのももどかしくレストランカウンターへ行くと、食事も生ビールも14時で終了だと。まじか!と一瞬目の前が真っ暗、呆然としたが、そういえば入口に何かあったぞと行ってみれば、その記憶通りにクラフトビールスタンドがあった。涙が出そうになる。銘柄はよなよなエールなど数種類。ともかく人数分を買い込んで、汗が引く前に皆で乾杯。一杯では物足りず、ブルックリンIPAをお代わりした。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」はとりあえず新年会でもあるのだが、正月休み呑み疲れのせいもあるのか、集まったのは3人だけ。場所は、有楽町駅前の電気ビル地下街にあるその名も「有楽町ワイン倶楽部」という店にしてみた。
ここは、店に併設されてワイン専門の酒屋があり、ここで気に入ったワインを買えばプラス1,000円で店に持ち込みも出来るというシステムになっている。しかも、19時までだったらプラス500円で持ち込み可だと云うので、これは買わない手は無いと早速、ワインを物色することにした。
かなりのストック量で、フランス、イタリア、スペインを始めとして第三世界、日本産ワインもかなり並んでいる。だったらこの際、日本産ワインで赤と白を買ってみるかと選んだのは、白はKisvin Koshu Reserve 2017(2,870円税別、以下同様)、赤はKizan Wine赤 2017(1,430円)。
キスヴィンはちょっと高めだが(でもこのワイナリーのラインナップの中では最も安い部類なのだ)、以前から気になっていたワインなれど、なかなかお目に懸かれなかったので(直ぐに品切れになってしまう)、チャンスとばかりつい飛び付いてしまった。一方のキザンはこれまで何度も味わっていて、コスパは折り紙付き。図らずも赤白とも、甲州、塩山のワインを味わうことになった。
Kisvin Koshu Reserve 2017は、酸味は抑え目で軽い舌ざわりだが、香りは爽やかなのに芳醇だった。価格的に普段呑みという訳にはいかないが、ちょっとハレの気分にはぴったりくると思う。
合わせた料理は、田舎風お肉のパテ(650円)、大人のポテサラ(500円)、玉ネギとベーコンのタルトフランベ(720円)、牛ハラミステーキ300g(2,045円)、シーフードマリネ(1,280円)、カマンベールチーズのブルーベリー焼き(780円)、リードヴォーのカツレツ・クリームグレイビーソース(1,480円)。何れもちゃんと美味いし、ホスピタリティも十分で居心地良し、次回はもっと大人数でやって来たい。

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今宵の打ち上げは、久しぶりに大月駅前にした。それこそ1年前、「より道の湯」に泊まって以来ということになる。これまで大月は、居酒屋に入ることはそれほど多くなく(そういえば、駅前再開発の前には隊長に連れられて、今は無い居酒屋「かずちゃん」には何度か通った)、食事がメインの店に入ることの方が多かったような気がする。
今回は、くまちゃんに好みの店をチョイスしてもらった。駅前ロータリーに面した「古民家麺処 かつら」、「和DINING濱野屋」そして「月Cafe」の中から選ばれたのは、「かつら」だった。ここも同じく1年ぶり。ここはその名の通りラーメン屋なのだが、つまみと酒の種類が豊富なので、ラーメンだけを喰って帰る客は少ないと思われる。
まだ正月休みみたいな時期だから、客の入りも少ない。我々の後からは中高年の集団(我々よりも多い)が入ってきた。早速、呑み物の注文だが、もうビールは「より道の湯」で済ませてきたので、最初から日本酒。徳利売りもあるが、ここはカップ酒ばかり10数種類も置いてあるところが珍しい。
場所柄、やはり山梨県の酒が多い。その中から先ずは、「谷桜 櫻守」にしてみた。カップ酒で生酛造りも珍しいと思う。甲斐小泉にある「谷桜」は結構贔屓にしている。次に頼んだのは「春鶯囀」。これも好みの銘柄。カップ酒のラベルが葛飾北斎、富嶽三十六景の45番目「甲州石班澤」となっているのがなんとも憎い。この酒蔵は富士川沿いで、まさにこの絵に近い場所にあるのだ。
つまみに頼んだのは、お新香(430円)、餃子(450円)、冷奴(250円)、煮玉子(100円)、トロトロ玉子と豆腐のサラダ(630円)、鶏の唐揚げ(400円)、ごぼう唐揚げ(380円)、ねぎチャーシュー(580円)。これだけあれば居酒屋として十分だ。でもここはラーメン屋、Woodyさんにラーメンとかチャーハンを勧めたが、いらないとのこと。きっと帰る途中、何処かの立ち食い蕎麦屋に寄ろうとしているに違いない。

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