山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2019年12月

「柳都shu*kura」で上越妙高から新潟まで辿ったあとは、上越新幹線で帰郷。新潟14時19分発の「とき326号」に乗れば、大宮には16時02分に到着。今日1日の走行距離は760km余り。このうち北陸新幹線と上越新幹線で550kmを稼いでいるので、新幹線でなければ叶わない芸当。
その点、新潟県は北陸新幹線と上越新幹線の2本が通っているので、こういった観光列車の楽しみ方が可能と云える。長野県と新潟県の間にはもうひとつ、飯山線を走り長野駅と十日町駅を結ぶ「おいこっと」という観光列車があるので、これにもいつか乗ってみたい。
新潟駅構内の「ちゃぶぜん」でもそれなりに呑んだが、これから大宮まで1時間半以上あるので、手ぶらじゃどうも乗りにくい、やっぱりKIOSKで缶ビールを買うことにした。そうなると、選ぶのはエチゴビール。いくつかの種類が並んでいたので、その中から選んだのはヴァイツェン。
つまみは、新潟なので柿の種にしよう。これも実に様々な種類が並んでいて大いに迷うが、食べたことが無いものがいいと、「タレかつ丼風味」にしてみた。「タレかつ丼」とは我々にとっては、いわゆる普通の「かつ丼」のことだろう、「ソースかつ丼」も同居する地域ならではの表記方法なのだろうと思っていた。
ところがググってみると実態は違っていて(例えばこちらのサイトをご覧あれ)、新潟県でポピュラーな「かつ丼」とは「醤油ダレかつ丼」のことを指すらしい。しかも、群馬県の主流は「ソースかつ丼」、埼玉県と東京都が「玉子とじかつ丼」ということで、上越新幹線は3種類の「かつ丼」文化圏を跨ることになっている。従って、新潟県の「かつ丼」を採用した柿の種をKIOSKで販売する上では、どうしても「タレかつ丼風味」と表記せざるを得なかったのだろう。ひとつ、勉強になった。
ついでにもう一つ。車内の案内図には、日本語、英語、ハングル以外に、2種類の漢字表記がある。ひとつは明らかに中国の簡体字だが、もうひとつは繁体字。何故、旧字体である繁体字表記が必要なのか、俄かに判らなかったが、同じくググってみると、台湾や香港は今でも繁体字表記なのだと知った。今日は2つ、勉強になった次第。

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観光列車「柳都shu*kura」を堪能しているうちにもう新潟、13時06分到着。3時間も乗っていた気がしない。車窓から眺める景色やおしゃべりだけでも楽しめるが、音楽があると更にレベルが上がるとは知らなかった。
こうなったらこの次は、同じく生演奏付きの西武の「52席の至福」(ブランチコースでもひとり20,000円、ディナーコースだと30,000円もするので、ちょっと二の足を踏むが)を是非狙ってみたい。
余韻が醒めないまま新潟駅を出て、上りの新幹線まで何処か時間を潰す場所を探す。うっかり万代口に出てしまったが、こちらには店が少ないことに気が付く。万代橋を渡れば色々あるはずだが、そこまでの時間は無い。南口だったら駅ナカに「ぽんしゅ館」もあったはず。ちょっと「柳都shu*kura」に浮かれていたようだ。
それでも駅構内に何処か無いかと探して、なんとか見つかったのは「ちゃぶぜん」という定食屋。少なくともビールぐらいは呑めそうなので入ってみた。もう午後1時を過ぎているせいか店内に客は疎ら。どこでも好きな席にどうぞ、となる。
「大戸屋」とか「やよい軒」のようなものかと思ったが、メニューを見る限りそれなりに一品料理もあるし、新潟の有名どころの日本酒はいくつか置いてある。これならば、独り呑みでも何とかなりそうである。
とりあえず生ビール(530円税込、以下同様)を注文。腹はそれなりに膨らんでいるが、それでも何かつまもうかと、甘えび刺身(500円)と栃尾油揚げ(400円)を頼んだ。
ビールを呑んでいる客は我々だけだが、居心地が悪いわけではない。小洒落た店には入れなかったが、ターミナル駅新潟の定食屋は、旅の途中の風情は感じられる。「柳都shu*kura」の余韻を忘れないという点では、この店は良かったかも知れない。

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今回の目当ては、観光列車「柳都shu*kura」の乗車。この列車は、日にちによって行先と列車名が変わる。すなわち、十日町行きは「越乃shu*kura」、越後湯沢行きは「ゆざわShu*Kura」、新潟行きは「柳都shu*kura」となるが、車両は全て同じ。今日は偶々「柳都shu*kura」が走る日だったので、新潟まで行くことになった次第。
我々は1号車の指定席で、酒と肴が付いている。座席はペアシートが主体、すべて日本海側を向いている。中間車両の2号車には、イベントスペースとサービスカウンターがあり、中央部にはスタンディングテーブル、窓際にはカウンターテーブルとバーベンチが設置されている。今日はJAZZの生演奏付き。3号車は普通のリクライニングシートの座席指定席で、酒と肴は付いていないが、2号車で酒やつまみは売っているので、それなりに楽しめる。
上越妙高駅まではいい天気だったが、日本海に近づくにつれ天気が悪くなり、信越線を走り出すと外は雨。生憎だが、それほど残念でもない。酒を呑みつつ、雨の日本海を眺めるのもまた一興だ。
生演奏が始まる時間になったら2号車へ移動。かなり客が集まっているが入れない程ではない。フルートとキーボードとエレクトリックベースのトリオ。2号車は窓が大きいので、過ぎ去る景色の中での音楽鑑賞は、異次元の体験。窓の外は結構な嵐状態なのに、車内は全くの別世界という対比が面白い。
はっきり云って、1号車の指定席に座って海を見ながらちびちびやっているよりも、2号車で音楽を聴きながら立ち呑みの方がずっと楽しい。結局、2回あった演奏とも聴き逃すことは無かった。
これで大宮からの周遊でひとり約2万2千円。新幹線代を差し引くと、「柳都shu*kura」の運賃と座席指定券と酒と肴で約7千6百円。これが高いと感じる人は、少なくとも乗り鉄、呑み鉄には向いていないと思います。

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昨日は朝から雨だったので、予定を変更して月夜見山に登ったのだったが、今朝は一転していい天気。今日は日帰りで長野に行ってから新潟へ向かう予定。ほぼ、ずっと列車移動することになるので(何故そんなに移動ばかりするのかは、追って明らかになります)、乗り鉄や呑み鉄じゃないとやってられないが、カミさんにもつきあってもらった。
先ずは大宮駅8時18分発の北陸新幹線「はくたか553号」に乗車。乗り換え予定の上越妙高駅到着は9時54分なので、1時間半強の新幹線旅となる。まだ朝とは云え、シラフで乗っているだけでは詰まらない(でも車内は景気良く一杯やっている輩はおらず、思った以上に静か)、ビールやら酒やら調達したいところだが、この先も長いので自重して缶ビール1本だけにした。
昨今、駅ナカのコンビニであっても様々なビールが置いてあるので目移りするが、今回は「復刻特製エビス」にしてみた。正直云って、普段流通している「エビス」とどう違うのか良く判らない。1時間半強を缶ビール1本で凌ぐため、ちびちび呑む。
天気は良くても、北陸新幹線はトンネルが多いので、車窓の眺めはいまいち冴えない。こういう時こそ読書の出番。いつも何冊かの本を平行して読んでいるが(たぶん、一冊の本を読み続ける根気が無いせいだろう)、いま興味深く読んでいるのは倉本一弘著、講談社現代新書刊「内戦の日本古代史」。
この本の主題は、世界の国々と比べると、日本は対外的な戦争は少なかったし、天下分け目の戦いのような内戦も殆ど無かったという、ちょっと興味深いテーマ。明治維新以前は、対外的に仕掛けた戦争はかの「白村江(我々は教科書で「はくすきえ」と習った覚えがあるが、今は「はくそんこう」と称するらしい)の戦い」ぐらいだという(有名な「蒙古襲来」は戦いを仕掛けられた方なので、対象外)。
内乱も殆ど無いというのは、天皇家を中心とする王権体制に歯向かった戦は殆ど無かったということで、明智光秀と豊臣秀吉との「山崎・天王山の戦い」や、東軍対西軍の「関が原の戦い」は王権を覆すものではなかったので、内戦には当たらないという主張。
なるほど、そう云われればそうだ、では何故、明治以降は対外的に喧嘩を売るようになったのか、はこれからのお楽しみである。そんなことをつらつら考えながら読んでいると、気が付けば上越妙高駅はもう間もなく。缶ビールも未だ飲み干していなかったので少し吃驚した。

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今山行の締めは、(往路の車内で敗退?した)このちゃんが立川にやってくるとの情報を得たので、然らば何処かの店を予約しようと、「天益」でビールをグビグビやりつつ暫しネット検索。偶にはちょっと洒落た店にしてみるかと、見つけ出したのは「ジリオ」なるビストロで、古民家レストランとのこと。
さっそく予約の電話をすると、席は取れるようだったが、電話に出た女性店員が「2時間制です」とピシャリ、問答無用。ウチは人気店です、と云わんばかりだ。どんなもんかと、逆に興味も沸く。
立川駅に着いたら南口へ出て、「だるま」の先を更に線路沿いに進むと、左に入る細い路地。ほんとにここかと恐る恐る入ると、行き止まりに「信助」という古民家風な店がある。あれっ違ったか?と思ったが、その左手の並びに「JLIO」と看板が見えた。なるほど、ここも確かに古民家風だ。しかも隠れ家的。
中へ入ると、店内は既にかなりの客が入っている。女子率がやけに高い。やっぱりビストロとなるとこうなのだ。オヤジ結界が張られているようで、余り居心地がいいとは云えないが、ともかく案内された席は店の一番奥。壁のすぐ外は南武線の線路のようである。
先ずはビール(550円税別、以下同様)で乾杯。付き出しで出てきたのは何やらスープだ。女心を擽りそうなシロモノ。その後はやはり赤ワインにするかと、オチョ・イ・メディオ(4,200円)をチョイス。口に含むと、スペイン・ワインにしては繊細なイメージ。
白身魚のカルパッチョ(900円)、キッシュ(630円)、ミートパイ(680円)、ハモンセラーノとイタリアンサラミの盛り合わせ(980円)、4種のチーズの盛り合わせ(1,180円)、モッツァレラチーズとトマトのサラダ(???円)などを矢継ぎ早に注文。
でもここは、ローストチキンが名物料理なのだと女性店員が宣うので、ならばとロティサリーチキン(2,980円)を頼んでみる。やがて、丸ごとチキンが出てきて、女性店員が目の前で解体するパフォーマンスを見せる。見た目だけでなく味もなかなか、確かにパリッとジューシー。
他にまだ試していない料理もかなりあるし、キッシュやパイは、季節毎に食材が変わるらしいので楽しみ。また来る時にはもっと人数を集めて色々喰ってみたい。

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「もえぎの湯」でさっぱりしたあと、傘を差しながらフラフラと道を戻る。たとえアルコールが入っていなくても、風呂に入って身体が弛緩するとこの距離は意外に長い。いつも目の前を通る「奥多摩ビジターセンター」には入ったことがない。なにか珍しい展示でもあればいいんだけど。興味があるのはツキノワグマ目撃情報くらいか。
HPを見る限り、夏場はほぼ毎日のようにクマ目撃情報が寄せられている。我々の目の前に出て来ないのは何故だろう、と思うくらい多い。目撃情報の数だけツキノワグマがいる訳ではないだろうが、迂闊な奴というか、うっかり何度も人間に遭遇するクマもいるはずだ。出来ればそういうこまったチャンには会いたくない。
最近出来た「氷川食堂」は、外に出ているお品書きを見る限り、ビールと日本酒を置いてあるのはいいとしても、酒の肴になるような一品料理が見当たらない。あるのは甘味か炭水化物系。焼き団子じゃあ酒は呑めないので、暖簾を潜ろうという気にはならない。以前あった蕎麦屋の「寿々㐂家」の方が良かったので残念だ。
駅前に出て、バス発着所の脇を入れば目当ての「天益」に到着。ほぼ1年ぶり。店に着いても雨は止まず。今日も一日雨だった。リュックサックは店の外に置くのがここの流儀なので、女将さんから「これを被せてね」とブルーシートを渡された。
我々は奥の座敷。着いたら間髪を容れず、生ビールと餃子を注文。餃子がやって来るまで、ビールが無くならないように呑むのはややもどかしい。もっと呑んでもいいのだが、今日はこれから立川の店が決まっているので、乗る電車の時間も決まっている。今回の山に参加するはずだったこのちゃん(今朝、カツサンドを齧って差し歯が取れたのでドタ不参加)が治療の後、立川までやって来ることになっているからだ。

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「かたくりの花」でちょっとまったりした後は、奥多摩湖BSからバスに乗り、奥多摩駅に到着。さて、次は汗を流す段、いつものように最寄の「玉翠荘」でもいいが、こんな天気なので「もえぎの湯」に行ってみる手もありそうと、覗いてみることにした。かれこれ3年ぶりになる(前回はこちら)。
普段であれば、たいてい整理券を配るなどという混雑状態になるため、冬以外に来ることは無い。果たして、行ってみると駐車場が随分空いていた。狙い通りだ。カウンターには誰も居らず、850円(あれっ、また値上げした!)を支払ってすんなり受付完了。
半地下階の風呂場へ行ってみると、たしかに客は少ない。脱衣所には数人、洗い場のカランは半分ぐらい埋まった程度で、こんなに空いている風呂場は久しぶりに見た(露天風呂までは確認せず)。合わせて10人くらいいた先客は、若者ばかりだ。どう見ても山帰りではない。
ここはやはり、キャンプ場にやってくる若者達の利用が目立つ。明らかに中高年はマイノリティ、他の日帰り温泉施設とはちょっと違う。それにしても、こんな天気でもキャンプに来る奴がいるんだと、(自分たちのことはさておいて)吃驚する。
風呂から上がってさっぱりしたら、今日は食事処がある半2階へ上がらずにそのまま帰る。このあとは、なおちゃんが予約を入れてくれてある「天益」なのだ。
それにしても利用料は、ここ数年でじわじわ100円値上げしたはず。経営が行き詰っているのか、それとももっと儲けて建て替えようと思っているのか。何れにせよ、これで「玉翠荘」とは100円の差になった。ここまでやってくる足が、更にちょっとだけ遠退きそうな気がする。

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今回は八丁山を経由して鷹ノ巣山に登る山行を計画していたが、天気予報で雨が確実となった時点で、月夜見山へ変更した。月夜見山そのものが雨に相応しい山とは云えないかも知れないが、雨が気にならない山であることは確かだ(山行記録はこちら)。
それにしても歩き始めから本降りで、月夜見山を過ぎてからは叩き付けるような雨。でも風は全く無いので、歩行には支障はない。小河内峠から下るつもりだったが、皆さん惣岳山経由で下る方が安心と云うので、想定以上に長丁場となった。しかし雨の山行に慣れているせいか(雨で中止したことは無い)、憂鬱になることはなく、寧ろ楽しくなってくるから不思議だ。
ソーヤノ丸デッコの登りでは、足元が滑って歩き難かった一方で、惣岳山からの下りは意外に滑るようなところは無く、あっという間に小河内ダムに到着。雨はやや小止みになったものの、さすがに観光客は少ない。
バスの時間まで(上手い具合に)少々あるので、目の前の「水と緑のふれあい館」に入る。もちろん館内展示を見学するわけではなく、我々の目当ては2階にあるパノラマレストラン「かたくりの花」である。ここはいつのまにか5年ぶり(前回はこちら)。
店内は100人ぐらい入れそうなほど広いが、入ってみると先客はスマホに集中している中国人グループ(家族?)1組だけで、女性店員が超暇そうにしていた。ここは小河内ダム周辺では唯一の飲食店なので貴重なはずだが、皆さん知らないのか、それほど今日は観光客が少ないのか判らない。
我々はずぶ濡れ状態でかつ、靴は泥だらけ。ちょっと憚ったものの貴重な客のはずなので、遠慮せずその場で合羽を脱いで荷物整理したら、さっそく券売機で生ビール(500円)を購入、全員が揃うまで待てずに乾杯。ついでに鶏の唐揚げ(400円)も購入。これが意外に(失礼!)美味い。山から下りて汗も引かないうちに、呑んで喰うのはやっぱり最高だ。また寄らせてもらおう。

44 貯水量はまだだいぶ少ない。

45 あの辺りを歩いてきたはず。

46 奥多摩湖畔にある「水と緑のふれあい館」に到着。

47 2階のレストラン「カタクリの花」でお疲れさん。

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青梅線の車内で「立川&餃子」で検索すると、出てくるのは既に殆ど入ったことがある店ばかり。同じ店でもいいけど、折角だから知らない店にしようと更に探せば、「小鉄屋」なる店があった。どうやら居酒屋らしい。餃子をウリにしている居酒屋も面白そうなので、入ってみることにした。
場所は「馬力」の斜向かい。以前はなんだったっけ、と云っても思い出せない(後で調べると、立ち食い蕎麦屋だったらしい)。かなりコンパクトな店で、まだ5時半だがすでにかなり客が入っている。果たして入れるかと危ぶんだが、先客が席を譲ってくれて、有り難く4人テーブル席に座れた。
また喉が渇いたので早速、生ビール(302円税込、以下同様)と餃子3枚(410円×3)を注文。今日3杯目のビールだが、山でしっかり汗を掻いたせいか、不思議と何杯でも美味い。やがて目当ての餃子が出てくる。しっかり焼き目がついていて美味そう。頬張ってみると、野菜が多めなあっさり系。これだったら何個でも喰えそうである。3枚の餃子は忽ちペロリと無くなった。
ビール&餃子の後は、ホッピー黒セット(529円、ナカは270円)にしてみた。料理は、ポテトサラダ(421円)、シロ(173円/本)、(お腹が空いていそうなWoodyさんのために)ソース焼きそば(529円)、水餃子(486円)、梅きゅう(421円)を頼む。
ポテトサラダにはなにやら緑色のソースが掛かっている。恐る恐る食べてみると、居酒屋らしからぬバジルペーストだ。あまりお目にかからないけれど、なかなかイケてる。水餃子は、焼き餃子と違ってもちもち。
締めて6,269円。餃子激戦区の立川に参入した「小鉄屋」、ちょい呑み、ちょい喰いには丁度いい感じの店なので、ひいきにしてみたい。

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奥多摩駅界隈には飲食店が何軒かある。山ばっかりの、人口が5千人に満たない町にしては多いと思う。しかも、ランチタイムとディナータイムの間を休まない店が多いので、我々のような山帰りの者にはとてもフレンドリーである。さすが、「観光立国」ならぬ「観光立町」だ。
このところ、駅前で一寸呑むんだったら大抵「バテレ」か「天益」になる。今回も「天益」に寄ろうかと話していたが既に激混みだったので、じゃあ折角の機会だから入ったことがない店にしてみようとなった。
まだ入ったことがない店も結構ある。西東京バスの案内所と一体化した「氷川サービスステーション」(まるでガソリンスタンドのようなネーミングだが、れっきとした大衆食堂)しかり、「そば処おく」しかり(たいてい閉まっているか、蕎麦が売り切れと云われる)、「こうらく」しかり、「むら㐂」しかり。今回は、その中から「むら㐂」に入ってみることにした(最近、「氷川食堂」なる小洒落た店も出来たが、一杯やれる感じではない)。
暖簾を潜って扉を開けると、カウンターに常連客がお二人。我々4人でカウンターに座ることも出来たが、女将は「奥へどうぞ」と仰る。座敷が有るらしい。それじゃあと裏へ廻って上がり込む。座ってみると、座敷が微妙に傾いているみたいだが、呑んだら気にならないだろう。
メニューを見ると餃子があったので、ビールと一緒に注文。やっぱりビールには餃子だ。ついでに山菜天ぷらと冷奴も頼んでみる。ビールはキンキンに冷えていて美味い。さっきまで寒いと感じていたのに不思議だ。餃子も美味い。するとWoodyさんがぼそっと「餃子は好物」だとカミングアウト。えー、聞いてなかったよと話が盛り上がり、じゃあ、立川へ行って餃子を喰おう、ということになった。さてどこにするか。

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将監小屋テント泊山行2日目は、結局ほぼずっと雨。やっぱり梅雨入りしただけのことはある。歩いているうちはそうでもないが、じっとしていると結構冷えてくる。まさしく梅雨寒。出来れば最寄の「のめこい湯」に入って温まりたいところだが、もう直ぐやってくる13時30分発のバスを逃すと、次は15時47分発まで無い。2時間以上先となると流石に時間を持て余しそうなので、やむなくそのまま丹波山温泉BSからバスに乗り、奥多摩駅まで移動することにした。
時間も早いし天気が天気だけに、途中から乗ってくる登山客も殆ど居らず、まるで平日のような乗車率のまま奥多摩駅に到着。こんな状況であれば「もえぎの湯」だって空いていそうだが、そこまで行くのが億劫なので、手近ないつもの「玉翠荘」に入ることにした。
勝手知ったるところなので、フロントでご主人へ750円を支払ったら、リュックサックを洗面所脇の長椅子に置き(特段、脱衣所が狭いこともないが、わざわざリュックサックを背負って階段を上下することもないだろうという、宿のサービスと理解)、着替えだけを持って地下1階へ降りる。女子風呂は地下4階なので少々お気の毒。まだ午後2時半なので誰も居ないだろうと思っていたら、先客が御一人いた。
湯船に浸かっていると、やはり寒さで多少強張っていたのだろう、じんわりと身体が解れていくのが分かる。ここの湯は40℃に設定されているので(温度計が設置されている)、小生には具合が良い。それでも2、3分浸かっていればもう十分、さっと出る。
このあと、湯上りビールを何処でヤルか決めていなかったので、フロントで全員が揃うのを待つ。待っている間ここでビールを頼んでしまおうか、猛烈に悩んだがなんとか我慢した。

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将監小屋テント泊山行の2日目。意外とぐっすりと寝られたが、目が覚めたらどうも外は小雨の様子。つい先日(7日)梅雨入りしたのでこれは仕方が無い、そもそも覚悟の上の山行だ。雨が本降りだとテントを畳むのはうざいが、このくらいだったら気にならない。でもその後もシトシトと梅雨らしく、結局一日中降り続いた。
朝食は(正直者のWoodyさんが「食べられないこともない」と云った)パスタをいただく(小生は全く美味しくいただいた)。パッキングを終えて、レインウェアを着たらさて出発。当初の計画では忠実に稜線を辿り、竜喰山と大常木山にも登るつもりだったが、この天気ではそんな気分じゃない、またの機会にするとして、ひたすら巻き道を辿ることにした(記録はこちら)。
全く見通しは利かないが、道はちゃんと整備されているしガスに包まれた巻き道も悪くない。飛龍山周辺はちょうど石楠花が見頃で堪能した。目出度く飛龍山に登頂したら、あとはミサカ尾根を淡々と下る。それでも熊倉山から竿裏(サヲウラ)峠までの間は、タワ尾根を彷彿させる広葉樹林がいい感じで、思いの外、癒される。
竿裏峠に着いたあとは、ビールを求めて急な九十九折の道を無心に下るだけ。ところが期待していた丹波BSの隣にあったはずの店(確か、「仲よし食堂」という名前だった)は廃業していた。いつかチャンスがあれば入りたいとずっと思っていたが、まことに残念。
仕方ない、また気持ちを入れ替えて3つ先のバス停まで更に歩く。そこは道の駅「たばやま」。いわゆる「のめこい湯」の対岸にある施設だが、入ってみると食事処(というかビールを呑める店)がない。やむを得ず売店で缶ビールを買って、外のベンチでグビっとやってなんとか溜飲を下げた。

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久しぶりにテントを背負っての山行となった。昨今のソロテント泊トレンドに乗じた訳ではないが、だいぶ前に1人用のテント(ニーモ・ブレイズ1P)を衝動買いした(ってか、山用品は総じて衝動買いだ)のに、なかなか使う機会が無く、ようやく今回となった。目的は奥秩父、将監小屋から唐松尾山と飛龍山の登頂だ。
小生は1人用テント、Woodyさんは2人用テントをそれぞれ背負って、三ノ瀬から将監小屋まで登る。女子2人はシュラフも持たず軽装、小屋泊まりという三者三様のスタイルである。タクシーを降りた三ノ瀬から将監小屋までは約1時間半、意外に近い。塩山駅から大枚叩いてタクシー(料金10,360円)を使っただけのことはある。これならば4人用テントだって持ち上げられそうである。
将監小屋は初めて。テント場は思っていたよりも傾斜地だが、南向きなのでなかなか開放的でいい感じ。水場は目の前だし、トイレもバイオトイレで快適。取りあえずテントを張って荷物をデポしたら、雨の落ちてこないうちに唐松尾山をアタック。
目出度く登頂して帰ってきたら、ビールで乾杯した後、テント内で炊事タイム。今宵のディナーは女子お二人にお任せ。男子はちびちび呑みながら殿様気分で待つ。極楽だ。どこぞの団体ツアーがやってきて、皆、小屋泊まり。それなりに混んでいるようだが、テント場は我々以外、2張のみの状態。昨今はテント場の方が先に埋まると聞いていたが、今日は違うようである。
ニーモ・ブレイズ1Pはフロア面積1.7m2と、ひとりには充分過ぎる大きさ。これで重量約800gは凄いと思う。その代わり生地はペラペラ。外気が氷点下になる季節や、風が強い場合はちょっと厳しそう。それにしてもテント泊の場合、収容人数が多い方が一人当たりの分担重量は小さくなるので有利な筈だが、800gとなるともう一人用でも全然問題ない。シュラフ+シュラフカバーの重量と変わらないのだ。これで活動範囲が広がる気がする。次は独りでどこへ行こうか。

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「山忠」を出た後、麻生十番駅に向かってぶらりと歩く。途中、「浪花屋総本店」なるたいやき専門店が目に入る。ここはなんと「たいやき」発祥の店らしい。明治42年創業というから、既に100年を超えた老舗。たかがたいやき屋などと馬鹿にしていけない。右党でもあるアユラシと和尚はいそいそと店に入り、たいやき一つをゲットしてさっそく齧り付く。小生は左党一筋なので、食指が動かない。
その後、さらに商店街をぶらぶら進むと、立ち呑みバーがあった。でも店の名は「Bistroあわ」と書いてある。立ち呑みのビストロなのだ。なかなか良さそうだと外観だけで決めて入ってみた。結構賑わっているが、一番奥の大型TVモニターの前にあるテーブルを確保。スポーツバーでもあるのだ。
見渡せば、麻布十番らしく外国人の客も多い。皆、大使館職員か何かだろう。さすが麻布十番の立ち呑み屋は、赤羽や上野あたりの立ち呑み屋とはだいぶ違う。
店の名前が「あわ」なので、スパークリングワインをもらう。頼んだのは、デル・スールのスパークリング(1,900円)。たしかマレーシアで呑んで以来、懐かしい。付き出しは、ナッツやらチーズやらが出てきた。これだけでも結構呑めそう。しかしあとでレシートを見たら、しっかりチャージ(300円×3)を取られていた。スパークリングワインの後は、竹鶴のハイボールを呑む(ダブル700円)。
他につまみは、生七味のポテトサラダ(300円)に、スパニッシュオムレツ(300円)、シャルキュトリー3種(900円)、本日のアヒージョ(680円)の4つを頼んだ。生七味が掛かっているポテトサラダは初めてだが、そんなに辛くないのでワインに合わなくもない。でも、どちらかと云えば何も掛かっていないポテトサラダの方が美味いかも知れない。
立ち呑みなので1時間ほどで出たが、なかなか居心地が良かった。独りでも気兼ねなく入れそう。こんな店は何度でも寄ってみたい。

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和尚が、仕事の所用で麻布十番(正確には三田)にいくので、夕方に来ないかと云う。然らばとアユラシと共に集まることにし、店はアユラシに決めてもらった。海浜幕張から麻布十番に行くのは結構大変だ。それだけに様々なルートが考えられ、何れも五十歩百歩。今回は新木場で有楽町線に乗り換えた後、月島から大江戸線で向かうことにした。
麻布十番駅に着いて地上に出たら、Google Mapで店の方角を定める。環状三号線から外れると、路地はどれも狭くてごちゃごちゃしている。飲食店は結構多い。そう云えばそもそも、麻布十番で呑んだことがなかった。なかなか楽しそうな街だ。
目当ての「山忠」に入ると、既に和尚とアユラシは着いていて一杯やっている。やさぐれていない、小粋な店だ。この頃はこういう店が少なくなってきた。新橋や神田辺りの場末な居酒屋とは違って、真っ当な居酒屋という風情である。置いてある料理も正統派だ。
聞けば既に予約客だけでいっぱいだそうで、駆け付け生ビール(中500円税込、以下同様)を呑んでいると、而して予約していない客が後から後からやってきたが、皆悉く断られていた。ここは人気の店のようである。
頼んだのは、ふぐ唐揚げ(850円)と、しゃこ(800円)、谷中しょうが(650円)。値段的にも場末感はない。寿司屋以外で、しゃこはなかなかお目にかかれない。料理からすれば、ビールの次はやっぱ日本酒を呑むしかない。銘柄は分からないが、呑み飽きないタイプの酒が出てきた。灘か伏見か。
とても居心地がいいが、こういう店には、長っ尻して管を巻いてはいけない。さくっと呑んでさっと帰るのがいい。是非、また来たい。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は八重洲にやってきた。酒の肴はイタリアン、而して酒もワインとなる。オヤジ集団には似つかわしく無いが、偶にはいいだろう。この界隈は基本的にさらりーまんかOLの世界。おばさん集団やら学生集団はほぼ見掛けないので、割と静かな繁華街である。
目当ての店はこの頃、すっかりご無沙汰の焼肉屋、昌月苑の直ぐ傍。外観も内装も小洒落た感じの店である。店内を見渡してみてもやはり年齢層は低い感じで、女性が過半数。それに釣られて若い男子さらりーまんがやってくるような構図が透けて見える。我々オヤジ集団は、若者たちの行動とは無関係で明らかに浮いているが、気にしない。
小生が到着した時点で、先行オヤジ4人はガンガン呑んでいる状態で既にだいぶいい調子になっている様子。喰い物も残骸というか切れ端しか残っていないので、勝手に注文させてもらう。ここはグラスから溢れるように注がれたスパークリングワイン(580円税込、以下同様)がウリらしいが、やっぱり先ずは生ビール(エクストラコールド550円)から。ここには各国のビールや日本のクラフトビールなど結構揃えてあるが、生ビールのあとは、ひたすらスパークリングワインばかり呑んだ。
追加の料理は、プロシュート&サラミ盛り合わせ(780円)と燻製ポテトサラダ(500円)、かきフライ(8P、1,480円)、クアトロフォルマッジョのピザ(980円)を注文した。
どれも味はまずまずで、酒(スパークリングワイン)も含め、コスパは良さそうだ。若者人気の店はボリュームはそれなりでも味は雑駁という感じが多いが、この店はそうではない。賑わっている理由は納得できた。

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塩水山・倉沢山の帰り道、塩山駅前の「七福」で呑んで、中央線の上り各駅停車高尾行きでもしっかり呑んだのだが、それで勢いがついてしまったのか、3人揃って高尾駅で下車して駅前の居酒屋蕎麦屋「たまの里」に転がり込んだ。
まだ5時半だが、相変わらず店内は山帰りのハイカーで相当盛り上がっている。ありゃ一杯か、と思ったら上手い具合にテーブルがひとつ空いていた。何はともあれ、今日は(男子3人だけだったので)山の上が一番静かだった。概ね、

山(我々だけ)<花かげの湯(休憩室は他にひとりだけ)<七福(先客が帰ったら我々だけ)<中央線(結構乗っていたが、酒で盛り上がっているのは我々だけ)<たまの里(我々以上に周りが盛り上がっている)

の順に賑やかとなってきた状況と云える。どちらも同じ登山基地なのに、塩山と高尾はハイカーが寄り付く店はケタ違い。今朝はあれだけいたのに、山から下りたら塩山駅前は閑散としていた。皆、我々のように最寄り駅では引っ掛からず、とりあえず東京に近い高尾駅までやってきてから一杯やっているのだろうか。
ともあれ、もうビールはいらない、酒をもらおうと、それぞれ船中八策(760円税込、以下同様)と七賢(950円)を注文し、ちびりとやる。つまみは海鮮サラダ(ハーフ530円)、冷奴(380円)、真鯛刺身(800円)にした。というか、もうこれ以上はいらない。
結局、今日も「たまの里」で蕎麦は手繰らず仕舞い。どうも皆さん(とりあえず自分のことは棚に上げて)、ここが蕎麦屋という認識が薄いようだ。

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塩山駅15時55分発の高尾行き普通電車に乗る。でもその前に、駅のKIOSKで金精軒の「生信玄餅」を土産に購入。そういえばテレビか雑誌だったか、今日6月1日は、金精軒の「水信玄餅」を売り出す日だと聞いた。でも日持ちがしないので(というか、30分程度で美味しさが失われてしまうらしい)、本店か韮崎店しか売らないとのこと。わざわざそこまでして買うかどうか、特段、甘味には疎い小生は「生信玄餅」で十分だ(その後、店の前で辛抱強く待つ人の行列をテレビで見た。気が知れない)。
今回乗った211系は、久しぶりにセミクロスシート車両だ。往路はともかく(往路はシラフなので我慢できる)、帰り道だったらロングシートは勘弁して欲しい。さっそく窓枠に酒のボトルとカップとつまみを並べて「呑み鉄」の準備完了。
度々思うことだが、山屋にとって中央線の車窓からの眺めはとても贅沢である。山を嗜まない輩にとっても、列車旅が好きな「乗り鉄」や「呑み鉄」であれば、少なくとも飽きない眺めであるはず(一方、山屋でも、乗り鉄でも、呑み鉄でもない者にとっては、退屈なだけだろう)。
特に、日野春から小淵沢辺りまでと、この塩山から勝沼ぶどう郷までの眺めは、日本三大車窓にも匹敵すると個人的に確信している。現在はそのひとつ、狩勝峠越えが廃線で無くなってしまった。代わりに中央線を入れるべきと思う。日野春から小淵沢と、塩山から勝沼ぶどう郷間のどちらを挙げるべきかかなり悩ましいが、甲州高尾山の下を抜ける大日影トンネルを出ると、ぱっと広がる南アルプス、特に白根三山の眺めは、他に比類するものが無いと思うので、後者かなと。
今回は復路なので大展望は、列車がトンネルに入り突然、一巻の終わりとなった。

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牧丘の「花かげの湯」でさっぱりしたあと、湯上りビールを呷ってすっかり弛緩したら、次は牧丘タクシーに乗って塩山駅まで移動。道中、ずっと下り坂なので(ガソリン代も節約できるだろうから、タクシー会社にとっては有りがたい客だろう)滑り降りるように塩山駅へ到着。
今朝知ったことだが、今日はたまたま大弛峠への林道が開通する「山開きの日」(金峰山荘のブログにもあったが、今年は雪が消えるのが早かったのに例年通り6月1日なのは、お役所的と云えばそうかも知れない)。ともかくすごい人出だった。従って、塩山駅前は何処の店も混んでいるだろうと推測し、迷わず「七福」へ向かう。2年前以来だが、そのときもアニーと一緒だった。
暖簾を潜ると、ちょうど先客の6人組が出るところで、他に客は無し。相変わらず薄暗い店内、落ち着ける。さっそくテーブルに着いたらキリンハートランドの生(648円税込、以下同様)を注文。ここはいつも、ビールジョッキがキンキンに凍らせてあるのがうれしい。
ぷふぁーっと、ひと息ついたら日本酒(霧筑波・冷酒864円)と一品料理を注文。まいたけ天ぷらを頼んでみると、先客が食べてしまって無くなったとのこと。ついでに山菜天ぷらも無くなった、本店に追加を頼んでいるところだとも。ならば仕方が無い、代わりに馬刺し(1,404円)と鶏もつ煮(864円)、牛もつ煮(864円)、ヤマイモのスライス(???円)を注文。長野や山梨の山に行く機会が多いので、必然的に馬刺しを喰う機会は多いし、山梨の鶏もつ煮もよく食べる。だから云う訳でもないが、この店の馬刺しは上等だし、鶏もつ煮も程よい味付けだと思う。
考えてみれば前回も今回も結局、この店の名物、ほうとうは食わず仕舞い。そもそもここは蕎麦屋のはずだが、その蕎麦は未だ一回も手繰ったことがない。次回は忘れずにどちらかを頼みたいところ。そのためには、もっと参加人数が多い機会を狙うとしよう。

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標高が1,520mもある焼山峠から、倉沢山(1,762m)と塩水山(1,757.9m)を登っただけなので、大して汗をかいた訳ではないが、それでもやはり汗を流してさっぱりしたいと、(栄和交通のバスは満席で予約が出来なかったので)柳平からタクシーに乗って、いつもの「花かげの湯」に寄った。
タクシーの運転手曰く、今はこの界隈のぶどう畑は袋付け作業で繁忙なはず、そうなると仕事が終わったらみんな「花かげの湯」にやってくるはず、と。でもこの時間(13時過ぎ)ならば混んでいることは無かろう、とも。その通りに「花かげの湯」は閑散としていた。
前回も剪定の時期だから、仕事帰りの人達で混むと云われたのだったが、結局空いていた。要するに夕方じゃなけりゃ、繁忙期であっても関係ないということだ。脱衣所のロッカーの数から、繁忙期の混み具合が想像できる。
洗い場も内湯もガラガラ。せっかくなので久しぶりに、開放感に乏しい露天風呂にも入ってみたが、誰もいないまま貸し切り状態だ。恐らくは、近所のはやぶさ温泉などはこんな時間帯でも賑わっていると推測する。マイカーであっても、ここは街道沿いではないのでやってくる客は少ないのだろう。潰れない程度にこの状態が続いて欲しい。
風呂から上がったら、やっぱり休憩所へまっしぐら。生ビール(620円税込、以下同様)を注文し、ついでに鶏皮炒め(500円)も注文。これがなかなか美味くて量も多い。ちっともアニーやとの~が来ないし(外でタクシーを待っていた)、すぐにタクシーがやってきたと聞いたので(何せ牧丘タクシーの営業所は目と鼻の先)、慌てて貪り喰って平らげた。

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